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JP6920625B1 - 制御装置、無線通信システム、通信制御方法及びプログラム - Google Patents

制御装置、無線通信システム、通信制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

制御装置は、論理スロット割当部と、論理スロット通知部とを備える。論理スロット割当部は、1以上の端末からなる組を、同一の組に含まれる端末それぞれが当該端末から送信された無線通信を受信する基地局である受信基地局を少なくとも一つ持つように生成し、生成された組をそれぞれ、チャネル及び送信順序番号の組み合わせが異なる論理スロットに割り当てる。論理スロット通知部は、端末に、当該端末に割り当てられた論理スロットを通知する。

Description

本発明は、制御装置、無線通信システム、通信制御方法及びプログラムに関する。
LPWA(Low Power, Wide Area)は、低消費電力で広範な領域を通信の対象とすることが可能な無線通信技術である。LPWAの通信方式の一つとして、LoRa(登録商標)がある(非特許文献1参照)。LoRa(登録商標)では、LPWAに対応した各端末(以下、「LPWA端末」という。)が、複数の基地局を介して、例えば制御装置と通信する。
LPWA端末は、センサーやメータといった機器において異常が生じているかを示す端末データを保持する機能を備えることがある。例えば、地震等の大規模な災害が発生した場合には、制御装置において、全てのLPWA端末が保持している端末データを迅速に収集し、収集したそれら端末データを確認したい場合がある。
"LoRaWAN(登録商標) 1.1 Specification",[online],the LoRa Alliance Technical Committee,October 11,2017,[平成31年3月11日検索],インターネット<URL:https://lora-alliance.org/sites/default/files/2018-04/lorawantm_specification_-v1.1.pdf>
各LPWA端末が、異常検出による自律的な判定により、もしくは、マルチキャストを用いた指示により制御装置へ一斉に通信すると、地理的に近接したLPWA端末同士の通信が互いに干渉し合うために、ほとんどの通信が失敗することがある。このような場合に、例えば、通信に失敗した各端末がランダムにタイミングをずらして無制限に再送を繰り返すことで、いずれは端末データを収集したい対象の全てのLPWA端末から端末データを収集することができる。しかし、これには、非常に長い時間を要する。
上記事情に鑑み、本発明は、無線通信する多数の端末から一斉に情報を収集する際に要する時間を短縮することができる制御装置、無線通信システム、通信制御方法及びプログラムを提供することを目的としている。
本発明の一態様は、複数の端末それぞれから送信された無線通信の複数の基地局それぞれにおける受信電力の強さを示すデータに基づいて、1以上の前記端末からなる組を、同一の前記組に含まれる前記端末それぞれから送信された無線通信を異なる前記基地局が正常に受信可能であるように生成し、生成された1以上の前記組に対して、チャネル及び送信順序番号の組み合わせがそれぞれ異なる論理スロット割り当てる論理スロット割当部と、前記端末に、当該端末を含む前記組に割り当てられた前記論理スロットを通知する論理スロット通知部と、を備える制御装置である。
本発明の一態様は、端末と、上記の制御装置と、を備える無線通信システムであって、前記制御装置は、データの送信要求を前記端末にマルチキャストにより送信する送信要求部を更に備え、前記端末は、前記制御装置からの前記論理スロットの通知を取得する論理スロット通知取得部と、前記制御装置からの前記送信要求を受信する送信要求取得部と、前記送信要求取得部が前記送信要求を受信した場合に、前記論理スロット通知取得部が取得した論理スロットが示す送信順序番号を用いて算出される送信タイミングまで送信を待機し、前記送信タイミングにおいて、当該論理スロットが示すチャネル番号を用いてデータを送信するデータ送信部と、を備える、無線通信システムである。
本発明の一態様は、複数の端末それぞれから送信された無線通信の複数の基地局それぞれにおける受信電力の強さを示すデータに基づいて、1以上の前記端末からなる組を、同一の前記組に含まれる前記端末それぞれから送信された無線通信を異なる前記基地局が正常に受信可能であるように生成し、生成された1以上の前記組に対して、チャネル及び送信順序番号の組み合わせがそれぞれ異なる論理スロット割り当てる論理スロット割当ステップと、前記端末に、当該端末を含む前記組に割り当てられた前記論理スロットを通知する論理スロット通知ステップと、を有する通信制御方法である。
本発明の一態様は、コンピュータを、上記の制御装置として機能させるプログラムである。
本発明によれば、無線通信する多数の端末から一斉に情報を収集する際に要する時間を短縮することができる。
本発明の第1の実施形態に係る無線通信システム1の全体構成の一例を示す図である。 送信タイミングを制御しない場合の課題の例示について説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係る制御装置10の機能構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る制御装置10において用いられる受信電力値保持表D1の構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る制御装置10において用いられる送信順序計算表D2の構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る制御装置10において用いられる論理スロット保持表D3の構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る端末20の機能構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る無線通信システム1の動作を示すシーケンス図である。 本発明の第1の実施形態係る制御装置10による論理スロット算出の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態係る制御装置10による論理スロット算出の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る制御装置10aの機能構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る端末20aの機能構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る無線通信システム1aの動作を示すシーケンス図である。 本発明の第1の実施形態に係る制御装置10のハードウェア構成を示す図である。
<第1の実施形態>
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施形態について説明する。
[無線通信システムの構成]
以下、無線通信システム1の構成について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る無線通信システム1の全体構成の一例を示す図である。図1に示すように、無線通信システム1は、制御装置10と、複数の端末20と、複数の基地局30と、を含んで構成される。図1では、複数の端末20として、端末20r、20g、20b、20rg、20rb、20gb、20gr、20br、20bgが記載されている。また、図1では、複数の基地局30として、基地局30r、30g、30bが記載されている。端末20r、20g、20b、20rg、20rb、20gb、20gr、20br、20bgを特に区別する必要がない場合には端末20と記載し、基地局30r、30g、30bを特に区別する必要がない場合には基地局30と記載する。端末20から制御装置10の方向の通信は上り通信である。制御装置10から端末20の方向の通信は下り通信である。複数の端末20は、以下のように分類される。
端末20rは、当該端末からのパケットを送信したときの通信、すなわち、当該端末からの上り通信を基地局30rのみで受信可能な端末20である。端末20rは、基地局30rが構成するセルのみの範囲内に位置する。
端末20gは、当該端末からの上り通信を基地局30gのみで受信可能な端末20である。端末20gは、基地局30gが構成するセルのみの範囲内に位置する。
端末20bは、当該端末からの上り通信を基地局30bのみで受信可能な端末20である。端末20bは、基地局30bが構成するセルのみの範囲内に位置する。
端末20rgは、当該端末からの上り通信を基地局30r及び基地局30gで受信可能な端末20である。端末20rgは、基地局30rが構成するセルの範囲と、基地局30gが構成するセルの範囲と、が重複する範囲に位置する。
端末20rbは、当該端末からの上り通信を基地局30r及び基地局30bで受信可能な端末20である。端末20rbは、基地局30rが構成するセルの範囲と、基地局30bが構成するセルの範囲と、が重複する範囲に位置する。
端末20gbは、当該端末からの上り通信を基地局30g及び基地局30bで受信可能な端末20である。端末20gbは、基地局30gが構成するセルの範囲と、基地局30bが構成するセルの範囲と、が重複する範囲に位置する。
端末20grは、当該端末からの上り通信を基地局30g及び基地局30rで受信可能な端末20である。端末20grは、基地局30gが構成するセルの範囲と、基地局30rが構成するセルの範囲と、が重複する範囲に位置する。
端末20brは、当該端末からの上り通信を基地局30b及び基地局30rで受信可能な端末20である。端末20brは、基地局30bが構成するセルの範囲と、基地局30rが構成するセルの範囲と、が重複する範囲に位置する。
端末20bgは、当該端末からの上り通信を基地局30b及び基地局30gで受信可能な端末20である。端末20bgは、基地局30bが構成するセルの範囲と、基地局30gが構成するセルの範囲と、が重複する範囲に位置する。
一つの基地局30が構成するセルの範囲に位置する端末20同士の例えば重複する周波数等を使用する上り通信は、当該基地局30において互いに干渉する。
制御装置10は、例えば、汎用コンピュータ等の情報処理装置である。制御装置10は、基地局30を介して各端末20と通信接続し、端末20とデータの送受信を行う送受信機能を有する。さらに、制御装置10は、各端末20が基地局30を介して制御装置10へ送信するデータの送信タイミングを制御する通信制御機能を有する。なお、データの送受信機能と通信制御機能とをそれぞれ別々の情報処理装置が備える構成としてもよい。また、通信制御機能は、各端末20が基地局30を介して任意の宛先へ送信するデータの送信タイミングを制御する場合にも適用可能である。
基地局30は、制御装置10と各端末20との間の通信を中継する。基地局30と各端末20とは、無線通信によって通信接続される。無線通信には、例えば、LoRa(登録商標)等のLPWAによる通信方式が用いられる。なお、制御装置10と基地局30との間は、無線通信によって通信接続されてもよいし、有線通信によって通信接続されてもよい。
端末20は、例えば、汎用コンピュータ等の情報処理装置である。端末20は、基地局30を介して制御装置10と通信接続し、制御装置10とデータの送受信を行う。端末20は、制御装置10からの制御に従って送信タイミングまで送信を待機し、送信タイミングにおいて基地局30を介して制御装置10へパケットを送信するデータ送信機能を有する。
[送信タイミングを制御しない場合の課題の例示]
以下、各端末20が、基地局30を介して制御装置10へ送信するデータの送信タイミングを制御しない場合に、電波の干渉、及びパケットの再送が発生する一例について図2を参照しながら説明する。
図2は、送信タイミングを制御しない場合の課題の例示を説明するための図である。図2において、「RBO」は、送信タイミングのランダム化により基地局30と各端末20との間の通信が停止している期間を表す。端末20gr、端末20bg及び端末20rbはそれぞれ1台とする。
端末20grは端末データdata1を、端末20bgは端末データdata2を、端末20rbは端末データdata3を、上り通信により送信する。図2に示すように、時刻t1において、端末20gr、端末20bg、端末20rbの上り通信のタイミングが重なっている。そのため、基地局30r、基地局30g及び基地局30bのそれぞれにおいて、2つ以上の上り通信、すなわち、端末20gr、端末20bg及び端末20rbの上り通信の電波が互いに干渉する。これら2つ以上の上り通信のいずれも同程度の強さで基地局30r、基地局30g及び基地局30bのそれぞれに到達した場合、基地局30r、基地局30g及び基地局30bはいずれの上り通信も受信できない。すなわち、時刻t1において、基地局30r、基地局30g及び基地局30bは、受信エラーとなる。
時刻t2において、通信に失敗した端末20gr、端末20bg及び端末20rbの各端末20は、「RBO」の期間通信を休止することにより、ランダムにタイミングをずらして再送を行う。しかし、時刻t3において、端末20grから再送された端末データdata1、端末20bgから再送された端末データdata2、及び、端末20rbから再送された端末データdata3の上り通信が互いに干渉した場合、基地局30r、基地局30g及び基地局30bはそれらいずれの上り通信も受信できない。この場合、端末20gr、端末20bg及び端末20rbはそれぞれ、再びランダムにタイミングをずらして再送を行う動作を、上り通信が成功するまで繰り返す。
時刻t4と時刻t5のように、通信に失敗した端末20gr及び端末20bgが他の端末20と干渉しないタイミングにおいて端末データdata1の上り通信及び端末データdata2の上り通信を送信できた場合、基地局30gは、それら上り通信を受信する。基地局30gは、受信した上り通信を制御装置10に送信する。
一方、時刻t4と時刻t5のように、通信に失敗した端末20rbの上り通信は、基地局30r及び基地局30bのいずれにおいても、他の端末20の上り通信と干渉するため、受信エラーとなる。端末20rbは、再びランダムにタイミングをずらして再送を行う動作を、上り通信が成功するまで繰り返す。
上記は、干渉するタイミングにおいて上り通信を行う端末20の数が3つの例であるが、干渉するタイミングにおいて上り通信する端末20の数が増えるにつれて、通信が成功するまでに必要な再送回数は非常に大きくなる。
[制御装置の機能構成]
以下、制御装置10の機能構成について説明する。図3は、本発明の第1の実施形態に係る制御装置10の機能構成を示すブロック図である。図3では、本実施形態と関係する機能ブロックのみを抽出して示してある。制御装置10は、各端末20における上り通信の送信タイミングを制御する通信制御装置である。この送信タイミングは、例えば、端末20が基地局30を介して制御装置10へ送信するデータの送信タイミングである。制御装置10は、上述したように、例えば汎用コンピュータ等の情報処理装置である。図3に示すように、制御装置10は、制御部100と、シミュレーション部101と、受信電力取得部102と、論理スロット割当部103と、記憶部104と、論理スロット通知部105と、送信要求部106と、データ受信部107と、再送処理部108と、を含んで構成される。
制御部100は、制御装置10が備える各機能部の動作を制御する。例えば、制御部100は、CPU(Central Processing Unit;中央演算処理装置)等のプロセッサを含んで構成される。なお、制御装置10が備える各機能部は、例えば、制御部100のプロセッサが、記憶部104に記憶されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することにより実現される。
シミュレーション部101は、各端末20が上り通信を行った際に各基地局30に到達する受信電力の強さを示す値を、電波伝搬シミュレーションによって算出する。シミュレーション部101は、算出された結果を、後述する図4に示す受信電力値保持表D1に記録する。受信電力値保持表D1は、各端末20が上り通信を行った際に各基地局30に到達する受信電力の強さを示す値を記録したデータである。
受信電力取得部102は、端末20が上り通信を行った際に各基地局30において測定される受信電力の強さを示す値を当該上り通信を受信した各基地局30から取得し、取得した値を受信電力値保持表D1に記録する。受信電力取得部102が取得した値は、シミュレーション部101が算出した値よりも優先される。
論理スロット割当部103は、各端末20が少なくとも一つの受信基地局を持つような端末20の組を一つの論理スロットに割り当てる。受信基地局とは、端末20からの上り通信を受信する基地局30である。端末20の受信基地局は、当該端末20からの上り通信を正常に受信可能である。論理スロット割当部103は、この割り当てを行う際に、後述する図5に示す送信順序計算表D2を用いる。送信順序計算表D2は、一つの論理スロットを割り当てる対象として選択済の端末20及び選択候補の端末20と、それら端末20からの上り通信の各基地局30における受信電力の強さを記録したデータである。さらに、論理スロット割当部103は、各論理スロットを一つのチャネルの一つの送信順序番号に対応付けることで、後述する図6に示す論理スロット保持表D3を作成する。論理スロット保持表D3は、各論理スロットに割り当てられた送信順序番号及びチャネル番号の組と端末20のリストとを示す。送信順序番号は、送信タイミングに変換される。チャネル番号は、無線通信において用いるチャネルの周波数に変換される。論理スロットは、チャネルと送信順序番号の組に対して一対一の対応付けがなされればどのように対応付けを行ってもよい。つまり、論理スロットは、チャネルと送信順序番号との組に対してユニークである。例えば、使用可能な全チャネル数をNとしたとき、論理スロット番号をNで割った余りをチャネル番号、Nで割った商を送信順序番号とするような対応付けを行ってもよい。
記憶部104は、受信電力値保持表D1と、送信順序計算表D2と、論理スロット保持表D3と、を記憶する。論理スロット通知部105は、各端末20に対して、当該端末20に割り当てられた論理スロット(チャネルと送信順序番号の組)とマルチキャストアドレスとを通知する。送信要求部106は、マルチキャストアドレス宛にパケット送信要求をマルチキャストする。データ受信部107は、パケット送信要求の応答として、各端末20から送信されたパケットを受信し、受信したパケットに含まれるデータを取得する。再送処理部108は、パケット送信要求に対する応答がない端末20の集合に対して、送信順序の算出を行う。再送処理部108は、算出された送信順序に従って、各端末20に即時応答要求通知をユニキャストで送信する。
[受信電力値保持表の構成]
以下、受信電力値保持表D1の構成の一例について説明する。図4は、本発明の第1の実施形態に係る制御装置10の記憶部104に記憶される受信電力値保持表D1の構成を示す図である。図4に示すように、受信電力値保持表D1は、基地局列と端末行からなる表形式のデータ構造である。
基地局列の列名である基地局列名には、例えば、初期設定時に、各基地局30の識別子が登録される。端末行の行名である端末行名には、後述する端末登録ステップにおいて、各端末20の識別子が登録される。各セルには、当該セルの行に対応する端末行名により示される端末20が上り通信を送信する場合に、その上り通信が当該セルの列に対応する基地局列名により示される基地局30に到達した際の電波の強さを表す値が記録される。電波の強さを表す値として、受信電力値が用いられる。例えば、セルの値は、dBm単位の受信電力値である。
[送信順序計算表の構成]
以下、送信順序計算表D2の構成の一例について説明する。図5は、本発明の第1の実施形態に係る制御装置10の記憶部104に記憶される送信順序計算表D2の構成を示す図である。図5に示すように、送信順序計算表D2は、基地局列と、選択済み端末リスト行と、追加候補行と、通信端末行と、からなる表形式のデータ構造である。図5では、送信順序計算表D2の3つの設定例を送信順序計算表D2−1、D2−2、D2−3と記載している。
基地局列の列名である基地局列名には、例えば、初期設定時に、各基地局30の識別子が登録される。選択済み端末リスト行の各行の行名には、後述する論理スロット算出処理において、同じ論理スロットを割り当てる対象として選択されることが確定した各端末20の識別子が登録される。追加候補行の行名には、後述する論理スロット算出処理において、同じ論理スロットを割り当てる端末20の組への追加候補として一時保存された端末20の識別子が登録される。
選択済み端末リスト行の各セルには、当該セルの行に対応する端末行名により示される端末20が上り通信を行う場合に、その上り通信が当該セルの列に対応する基地局列名により示される基地局30に到達した際の電波の強さを表す値が記録される。電波の強さを表す値として、受信電力値が用いられる。例えば、セルの値は、dBm単位の受信電力値である。なお、選択済み端末リスト行の各セルに設定される受信電力値は、図4に示す受信電力値保持表D1の対応するセルと同じ値を参照している。
追加候補行の各セルの値は、当該セルの行に対応する端末行名により示される端末20が上り通信を行う場合に、その上り通信が当該セルの列に対応する基地局列名により示される基地局30に到達した際の電波の強さを表す値が記録される。電波の強さを表す値として、受信電力値が用いられる。例えば、セルの値は、dBm単位の受信電力値である。なお、追加候補行のセルに設定される受信電力値は、図4に示す受信電力値保持表D1の対応するセルと同じ値を参照している。
通信端末行の各セルには、当該セルの列に対応する基地局列名により示される基地局30において上り通信を受信する端末20の端末名が記録される。なお、当該セルの列に対応する基地局列名により示される基地局30において上り通信を受信する端末20がない場合には、その旨を示す特殊値「NA」が記述される。
[論理スロット保持表の構成]
以下、論理スロット保持表D3の構成の一例について説明する。図6は、本発明の第1の実施形態に係る制御装置10の記憶部104に記憶される論理スロット保持表D3の構成を示す図である。図6に示すように、論理スロット保持表D3は、論理スロット番号列と、送信順序番号列と、チャネル番号列と、端末リスト列と、からなる表形式のデータ構造である。
論理スロット番号列の各セルには、論理スロット番号が記録される。論理スロット番号は、例えば、1から順に採番される序数である。送信順序番号列の各セルには、送信順序番号が記録される。送信順序番号は、例えば、1から順に採番される序数である。各端末20は、この送信順序番号を、送信順序に基づく送信タイミングを定めるために用いる。チャネル番号列の各セルには、チャネル番号が記録される。チャネル番号は、例えば、1から順に採番される序数である。端末20は、このチャネル番号を実際の無線で用いるチャネルの周波数等に置き換える。端末リストの各セルには、論理スロット番号が割り当てられた端末20の識別子のリストが登録される。
[端末の機能構成]
以下、端末20の機能構成について説明する。図7は、本発明の第1の実施形態に係る端末20の機能構成を示すブロック図である。図7では、本実施形態と関係する機能ブロックのみを抽出して示してある。端末20は、制御装置10からの制御に従って送信タイミングまで送信を待機し、送信タイミングにおいて基地局30を介して制御装置10へパケットを送信するデータ送信装置である。端末20は、上述したように、例えば汎用コンピュータ等の情報処理装置である。
図7に示すように、端末20は、論理スロット通知取得部200と、記憶部201と、送信要求取得部202と、データ送信部203と、即時応答要求取得部204と、を含んで構成される。
論理スロット通知取得部200は、当該端末20に割り当てられた論理スロット(チャネルと送信順序番号の組)とマルチキャストアドレスとの通知を制御装置10から取得する。論理スロット通知取得部200は、取得した論理スロット及びマルチキャストアドレスを記憶部201に記録する。記憶部201は、論理スロット及びマルチキャストアドレスを記憶する。
送信要求取得部202は、マルチキャストアドレス宛にマルチキャストされたパケット送信要求を取得する。データ送信部203は、送信要求取得部202がパケット送信要求を取得すると、記憶部201に記録された送信順序番号から算出される送信タイミングまで待機する。データ送信部203は、送信タイミングになると、記憶部201に記録されたチャネルを用いて制御装置10へ端末データが設定されたパケットを送信する。端末データは、端末20が制御装置10へ通知する対象として保持している情報である。端末データは、端末20から他の装置へ送信するデータの一例である。即時応答要求取得部204は、即時応答要求通知を受信すると、後述する即時応答ステップによって、端末データが設定されたパケットを即時に送信する。
[無線通信システムの動作の流れ]
以下、無線通信システム1の動作の流れの一例について説明する。図8は、本発明の第1の実施形態に係る無線通信システム1の動作の流れを示すシーケンス図である。図8に示すように、まず、制御装置10の制御部100は、端末登録ステップを実行する(ステップS105)。端末登録ステップにおいて、制御部100は、端末20の集合を受信電力値保持表D1の端末行名に登録する。このとき、制御部100は、各基地局列のセルの値に、初期値を記録する。初期値は、例えば、「−999」や「−∞」を示す値である。
次に、制御装置10のシミュレーション部101は、電波伝搬シミュレーションステップを実行する(ステップS110)。電波伝搬シミュレーションステップにおいて、シミュレーション部101は、ステップS105の端末登録ステップにおいて登録された端末20の集合について電波伝搬シミュレーションを行う。この電波伝搬シミュレーションにより、シミュレーション部101は、各端末20と各基地局30との設置箇所の地理的な関係に基づいて、各端末20が上り通信を行った場合に各基地局30が受信する電波の受信電力を算出する。シミュレーション部101は、算出された受信電力値を受信電力値保持表D1に記録する。電波伝搬シミュレーションステップは、既存技術を用いて行われる。例えば、既存の電波伝搬シミュレーションツールを利用することができる。例えば、基地局30の設置位置情報、端末20の設置位置情報及び送信電力のリストを予め作成しておき、このリストを電波伝搬シミュレーションツール(DB(データベース)等)に投入すればよい。
次に、制御装置10の論理スロット割当部103は、論理スロット算出ステップを実行する(ステップS115)。論理スロット算出ステップにおいて、論理スロット割当部103は、送信順序計算表D2を用いて論理スロットを算出し、算出された論理スロットの集合を論理スロット保持表D3に記録する。なお、論理スロットの算出方法は、後述の図9を用いて詳細に説明する。
その後、端末20は、初回起動を行う(ステップS120)。初回起動の後、端末20は、論理スロット通知取得ステップを実行する(ステップS125)。論理スロット通知取得ステップにおいて、端末20の論理スロット通知取得部200は、基地局30(不図示)を介して制御装置10から当該端末20に関する論理スロット情報の取得を試みる。例えば、論理スロット通知取得部200は、論理スロット通知を要求する信号を上り通信により制御装置10に送信する。
制御装置10の制御部100は、端末20から論理スロット通知取得ステップにおいて送信された上り通信を受信すると、受信電力記録ステップを実行する(ステップS130)。受信電力記録ステップにおいて、制御部100は、ステップS125の論理スロット通知取得ステップにおいて端末20が送信した上り通信を受信した基地局30の情報と、当該基地局30における当該上り通信の受信電力値とを受信し、受信電力値保持表D1に記録する。なお、制御装置10の受信電力取得部102が、基地局30から上り通信とともに通知された受信電力値を取り出し、制御部100は、受信電力取得部102により取り出された受信電力値を取得する。
続いて、制御装置10の論理スロット通知部105は、論理スロット通知ステップを実行する(ステップS135)。論理スロット通知ステップにおいて、論理スロット通知部105は、マルチキャストアドレスと、送信順序番号と、チャネル番号と、送信間隔と、を情報要素として含む論理スロット通知を端末20に送信する。端末20の論理スロット通知取得部200は、制御装置10から送信された論理スロット通知を受信し、受信した論理スロット通知を記憶部201に記録する。
この後、制御装置10に、何かしらの送信要求契機が発生する(ステップS140)。当該契機は、例えば、地震速報の受信や人為的な操作などである。これにより、制御装置10の送信要求部106は、送信要求通知ステップを行う(ステップS145)。送信要求通知ステップにおいて、送信要求部106は、送信要求通知をマルチキャストアドレス宛にマルチキャストする。なお、当該マルチキャストアドレスは、ステップS135の論理スロット通知ステップにおいて論理スロット通知により端末20へ通知されたものと同一である。
端末20の送信要求取得部202は、ステップS145の送信要求通知ステップにおいて送信された送信要求通知を、記憶部201に記憶されるマルチキャストアドレスにより受信すると、送信待機ステップを実行する(ステップS150)。送信待機ステップにおいて、送信要求取得部202は、論理スロット通知から取得した送信順序番号が示す送信タイミングの時刻まで送信待機を行う。送信順序番号が示す時刻は、例えば、端末20が送信要求通知を受信した時刻を起点とし、当該起点の時刻に、送信順序番号と送信間隔との積を加えた時刻である。
端末20のデータ送信部203は、送信待機が完了すると、論理スロット通知から取得された送信順序番号に基づく送信要求応答ステップを実行する(ステップS155)。送信要求応答ステップにおいて、データ送信部203は、送信順序番号が示す送信タイミングの時刻に、当該端末20が保持する端末データを上り通信により制御装置10に送信する。制御装置10のデータ受信部107は、送信要求通知に対する送信要求応答として端末20が送信した端末データを受信する。
この後、制御装置10の再送処理部108は、送信順序算出ステップを行う(ステップS160)。送信順序算出ステップにおいて、再送処理部108は、送信要求に対してデータ受信部107が送信要求応答を受信していない端末20を抽出する。再送処理部108は、抽出した端末20それぞれに割り当てる送信順序を算出する。
制御装置10の再送処理部108は、即時応答要求通知ステップを実行する(ステップS165)。即時応答要求通知ステップにおいて、再送処理部108は、ステップS160において算出した送信順序に従って、データ受信部107が送信要求応答を受信していない端末20のそれぞれに即時応答要求通知をユニキャストで送信する。端末20の即時応答要求取得部204は、即時応答要求通知を受信すると、即時応答ステップを実行する(ステップS170)。即時応答ステップにおいて、即時応答要求取得部204は、即時に上り通信により端末データを制御装置10に送信する。
[制御装置の論理スロット算出処理の流れ]
以下、制御装置10の論理スロット算出ステップの詳細な処理の流れの一例について説明する。図9及び図10は、本発明の第1の実施形態に係る制御装置10の論理スロット割当部103が行う論理スロット算出ステップの詳細な処理の動作を示すフローチャートである。
図9に示すように、論理スロット算出ステップが開始されると、論理スロット割当部103は、ステップS205に進む。ステップS205において、論理スロット割当部103は、送信順序を定める対象となる端末群の集合を取り出して候補端末リストを作成する。ここでは、論理スロット割当部103は、受信電力値保持表D1の端末行に記録されている全端末行名の複製を、候補端末リストとして得る。
なお、ステップS205において、論理スロット割当部103は、端末群の部分集合を取り出してもよく、上記のように、受信電力値保持表D1に記録された全端末20の全集合を取り出してもよい。また、論理スロット割当部103は、端末群の部分集合として、例えば、受信電力値保持表D1に記録された全端末20からランダムに一定数を選出してもよい。なお、この一定数は、例えば、無線通信システム1に含まれる基地局数の定数倍(例えば2倍)の値である。また、例えば、論理スロット割当部103は、受信電力値保持表D1に記録された全端末20を受信電力最大の基地局30が互いに異なる端末20の組に振り分けて、これら振り分けた各組から一定数以内(例えば2つ以内)ずつ選出して、端末群の部分集合としてもよい。論理スロット割当部103は、候補端末リストの作成後、ステップS210に進む。
ステップS210において、論理スロット割当部103は、ステップS205において作成した候補端末リストから端末20を一つ取り出す。論理スロット割当部103は、取り出した端末20の識別子を送信順序計算表D2の選択済み端末リスト行の行名に追加する。さらに、論理スロット割当部103は、取り出した端末20の識別子を行名に追加した選択済み端末リスト行の各セルに、取り出した端末20からの上り通信を各基地局30が受信した際の受信電力値を設定する。論理スロット割当部103は、受信電力値を受信電力値保持表D1から読み出す。論理スロット割当部103は、ステップS215に進む。
ステップS215において、論理スロット割当部103は、ステップS205において作成した候補端末リストから端末20を一つ取り出す。論理スロット割当部103は、取り出した端末20の識別子を送信順序計算表D2の追加候補行の行名に設定する。さらに、論理スロット割当部103は、追加候補行の各セルに、取り出した端末20からの上り通信を各基地局30が受信した際の受信電力値を設定する。論理スロット割当部103は、受信電力値を受信電力値保持表D1から読み出す。論理スロット割当部103は、送信順序計算表D2の基地局列を全て未選択にクリアする。論理スロット割当部103は、ステップS220に進む。
ステップS220において、論理スロット割当部103は、送信順序計算表D2の未選択の基地局列を任意に一つ選択する。選択された基地局列を、選択基地局列と記載する。論理スロット割当部103は、ステップS225に進む。
ステップS225において、論理スロット割当部103は、選択基地局列において受信電力が最大の端末20を選択する。選択された端末20を選択端末と記載する。論理スロット割当部103は、ステップS230に進む。
ステップS230において、論理スロット割当部103は、ステップS225において選択された選択端末の受信電力が、受信感度の既定値より大きいか否かを判定する。受信感度の既定値には、無線の変調方式などによって予め定めた値が設定される。例えば、この既定値には、−131.5という値が設定される。論理スロット割当部103は、判定の結果が真(ステップS230:YES)であれば、ステップS235に進み、判定の結果が偽(ステップS230:NO)であれば、ステップS245に進む。
ステップS235において、論理スロット割当部103は、送信順序計算表D2の選択基地局列から選択端末以外の全ての端末20の受信電力強度を読み出し、読み出した受信電力強度の和を算出する。本実施形態では、受信電力強度として、受信電力値が用いられる。論理スロット割当部103は、算出した受信電力強度の和に対する選択端末の受信電力の比が、規定の閾値よりも大きいか否かを判定する。判定に用いる閾値は、基地局30の受信性能等によって予め定めた値が設定され、例えば10という値である。論理スロット割当部103は、判定の結果が真(ステップS235:YES)であれば、ステップS240に進み、判定の結果が偽(ステップS235:NO)であれば、ステップS245に進む。
ステップS240において、論理スロット割当部103は、送信順序計算表D2の通信端末行、かつ、選択基地局列のセルに、選択端末を記録する。論理スロット割当部103は、ステップS250に進む。
ステップS245において、論理スロット割当部103は、送信順序計算表D2の通信端末行、かつ、選択基地局列のセルに、「NA」を記録する。論理スロット割当部103は、ステップS250に進む。
ステップS250において、論理スロット割当部103は、送信順序計算表D2に未選択の基地局列があるか否かを判定する。論理スロット割当部103は、判定の結果が真(ステップS250:YES)であれば、ステップS220に進み、判定の結果が偽(ステップS250:NO)であれば、図10のステップS255に進む。
図10のステップS255において、論理スロット割当部103は、送信順序計算表D2を参照し、通信端末行に、選択済み端末リスト行の端末20と追加候補行の端末20とが全て含まれているか否かを判定する。論理スロット割当部103は、判定の結果が真(ステップS255:YES)であれば、ステップS260に進み、判定の結果が偽(ステップS255:NO)であれば、ステップS265に進む。
ステップS260において、論理スロット割当部103は、送信順序計算表D2の追加候補行の端末20を選択済み端末リスト行に移動する。論理スロット割当部103は、ステップS270に進む。
ステップS265において、論理スロット割当部103は、送信順序計算表D2の追加候補行の端末20を、送信順序を定める対象となる端末群に戻す。論理スロット割当部103は、ステップS270に進む。
ステップS270において、論理スロット割当部103は、候補端末リストが空であるか否かを判定する。論理スロット割当部103は、判定の結果が真(ステップS270:YES)であれば、ステップS275に進み、判定の結果が偽(ステップS270:NO)であれば、図9のステップS215に進む。
ステップS275において、論理スロット割当部103は、送信順序計算表D2の選択済み端末リストの端末20の組を、新規の論理スロットに割り当て、さらに、いずれか一つのチャネル番号のいずれか一つの送信順序番号に割り当てる。ステップS280において、論理スロット割当部103は、論理スロット保持表D3に新規の論理スロットの論理スロット番号、送信順序番号、チャネル番号及び端末リストを記録する。ステップS285において、論理スロット割当部103は、送信順序計算表D2の選択済み端末リストを削除する。論理スロット割当部103は、ステップS290に進む。
なお、ステップS275において、論理スロット割当部103は、選択済み端末リストの全ての端末20に同一の論理スロットを割り当てる。論理スロット割当部103は、同一の論理スロットを割り当てた端末20には、ステップS280において、同一のチャネル番号及び同一の送信順序番号を割り当てる。すなわち、チャネル番号及び送信番号の組と論理スロットとは一対一の関係である。
ステップS290において、論理スロット割当部103は、送信順序を定める対象となる端末群が空であるか否かを判定する。論理スロット割当部103は、判定の結果が真(ステップS290:YES)であれば、終了に進み、判定の結果が偽(ステップS290:NO)であれば、図9のステップS205に進む。
図5を用いて、図9及び図10の処理を説明する。以下では、識別子がUT1、UT2、UT3、UT4、…の端末20をそれぞれ、端末UT1、端末UT2、端末UT3、端末UT4、…と記載する。また、識別子がBS1、BS2、BS3、BS4の基地局30をそれぞれ、基地局BS1、基地局BS2、基地局BS3、基地局BS4と記載する。ステップS205において作成又は更新された候補端末リストには、端末UT1、端末UT2、端末UT3、端末UT4、端末UT5、…が含まれる。初期状態において、送信順序計算表D2の選択済み端末リストには端末20が設定されていない。図5に示す送信順序計算表D2−1においては、選択済み端末リストの行名に、ステップS210において選択され、記録された端末UT1と、ステップS215において選択され、ステップS240において記録された端末UT2とが設定されている。選択済み端末リストの各行には、各基地局BS1〜BS4における端末UT1、端末UT2それぞれからの上り通信の受信電力値が設定されている。
論理スロット割当部103は、送信順序計算表D2−1に追加候補行を追加し、候補端末リストから選択した端末UT3を追加候補行の行名に設定する。論理スロット割当部103は、各基地局BS1〜BS4における端末UT3からの上り通信の受信電力値を追加候補行の各セルに設定する(ステップS215)。
論理スロット割当部103は、まず、基地局BS1の列を選択する(ステップS220)。論理スロット割当部103は、端末UT1、端末UT2、端末UT3のうち、基地局BS1において受信電力値が最大の端末UT1を選択する(ステップS225)。論理スロット割当部103は、基地局BS1における端末UT1の受信電力値が受信感度の規定値以上であると判定する(ステップS230:YES)。さらに、論理スロット割当部103は、(基地局BS1における端末UT1からの上り通信の受信電力値)/(基地局BS1における端末UT2からの上り通信の受信電力値+基地局BS1における端末UT2からの上り通信の受信電力値)が規定の閾値以上と判定する(ステップS235:YES)。よって、論理スロット割当部103は、基地局BS1の列の通信端末に端末UT1を設定する(ステップS240)。
次に、論理スロット割当部103は、基地局BS2の列を選択する(ステップS250:YES、ステップS220)。論理スロット割当部103は、端末UT1、端末UT2、端末UT3のうち、基地局BS2において受信電力値が最大の端末UT2を選択する(ステップS225)。論理スロット割当部103は、基地局BS2における端末UT2の受信電力値が受信感度の規定値以上であると判定する(ステップS230:YES)。さらに、論理スロット割当部103は、(基地局BS2における端末UT2からの上り通信の受信電力値)/(基地局BS2における端末UT1からの上り通信の受信電力値+基地局BS2における端末UT3からの上り通信の受信電力値)が規定の閾値以上であると判定する(ステップS235:YES)。よって、論理スロット割当部103は、基地局BS2の列の通信端末に端末UT2を設定する(ステップS240)。
次に、論理スロット割当部103は、基地局BS3の列を選択する(ステップS250:YES、ステップS220)。論理スロット割当部103は、端末UT1、端末UT2、端末UT3のうち、基地局BS3において受信電力値が最大の端末UT3を選択する(ステップS225)。論理スロット割当部103は、基地局BS3における端末UT3の受信電力値が受信感度の規定値以上であると判定する(ステップS230:YES)。さらに、論理スロット割当部103は、(基地局BS3における端末UT3からの上り通信の受信電力値)/(基地局BS3における端末UT1からの上り通信の受信電力値+基地局BS3における端末UT2からの上り通信の受信電力値)が規定の閾値以上であると判定する(ステップS235:YES)。よって、論理スロット割当部103は、基地局BS3の列の通信端末に端末UT3を設定する(ステップS240)。
次に、論理スロット割当部103は、基地局BS4の列を選択する(ステップS250:YES、ステップS220)。論理スロット割当部103は、端末UT1、端末UT2、端末UT3のうち、基地局BS4において受信電力値が最大の端末UT1を選択する(ステップS225)。論理スロット割当部103は、基地局BS4における端末UT1の受信電力値が受信感度の規定値以上であると判定する(ステップS230:YES)。さらに、論理スロット割当部103は、(基地局BS4における端末UT1からの上り通信の受信電力値)/(基地局BS4における端末UT2からの上り通信の受信電力値+基地局BS4における端末UT3からの上り通信の受信電力値)が規定の閾値以上であると判定する(ステップS235:YES)。よって、論理スロット割当部103は、基地局BS4の列の通信端末に端末UT1を設定する(ステップS240)。
全ての基地局列が選択されると(ステップS250:NO)、送信順序計算表D2−2に示す設定内容となる。論理スロット割当部103は、送信順序計算表D2−2の通信端末行に、選択済み端末リスト行の端末UT1及び端末UT2と、追加候補行の端末UT3とが含まれているため(ステップS255:YES)、選択済み端末リスト行に追加候補行を移動する(ステップS260)。
論理スロット割当部103は、候補端末リストから選択した端末UT4を追加候補行の行名に設定する。論理スロット割当部103は、各基地局BS1〜BS4における端末UT4からの上り通信の受信電力値を追加候補行の各セルに設定する(ステップS270:NO、ステップS215)。
論理スロット割当部103は、基地局BS1の列を選択する(ステップS220)。論理スロット割当部103は、基地局BS1において受信電力値が最大の端末UT1を選択する(ステップS225)。論理スロット割当部103は、ステップS230及びステップS235においてYESと判断し、基地局BS1の列の通信端末に端末UT1を設定する(ステップS240)。
次に、論理スロット割当部103は、基地局BS2の列を選択する(ステップS220)。論理スロット割当部103は、基地局BS2において受信電力値が最大の端末UT4を選択する(ステップS225)。論理スロット割当部103は、ステップS230及びステップS235においてYESと判断し、基地局BS2の列の通信端末に端末UT4を設定する(ステップS240)。
次に、論理スロット割当部103は、基地局BS3の列、基地局BS4の列を選択して同様の処理を行い、基地局BS3の列の通信端末に端末UT3を設定し、基地局BS4の列の通信端末に端末UT1を設定する(ステップS250:YES、ステップS220〜ステップS240)。論理スロット割当部103は、通信端末行に、選択済み端末リスト行の端末UT1、端末UT2及び端末UT3と、追加候補行の端末UT4とのうち、端末UT2が含まれていないため(ステップS250:NO、ステップS255:NO)、追加候補行の端末UT4を、送信順序を定める対象となる端末群に戻す(ステップS265)。論理スロット割当部103は、候補端末リストから端末UT5を選択し、処理を継続する(ステップS270:NO、ステップS215)。
論理スロット割当部103は、全ての候補端末リストについて処理を終了したときに送信順序計算表D2の選択済み端末リスト行に設定されている端末20の組に対して、論理スロットを割り当て、さらに、いずれか一つのチャネル番号のいずれか一つの送信順序番号に割り当てる(ステップS270:YES、ステップS275)。送信順序計算表D2の通信端末行のセルが示す端末20の受信基地局は、当該セルの列に対応した基地局列名が示す基地局30である。
第1の実施形態に係る制御装置10は、上記のような構成を備えることにより、図2に示したような、複数の基地局30において発生する端末20からの上り通信の干渉を回避することが可能である。従って、制御装置10は、多数の端末20から端末データを一斉に収集する際に要する時間を短縮することができる。
<第2の実施形態>
以下、図面を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。上述した第1の実施形態を運用すると、端末の追加などによって送信順序の再構成が要求されることがある。しかし、送信順序を再構成し、端末に更新された送信順序を通知している最中に送信要求の契機が発生すると、更新がなされていない端末の群と更新がなされた端末の群とが異なる送信順序番号の系となる。従って、互いの系で同じ送信順序番号の端末同士に干渉が頻発する。第2の実施形態はそのような事情を考慮してなされたものであり、第1の実施形態を補うものである。以下では、第1の実施形態との差分を中心に第2の実施形態を説明する。
[無線通信システムの構成]
以下、無線通信システム1aの構成について説明する。本発明の第2の実施形態に係る無線通信システム1aは、図1に示す第1の実施形態の無線通信システム1の制御装置10に代えて図11に示す制御装置10aを有し、端末20に代えて図12に示す端末20aを有する点を除いて、第1の実施形態の無線通信システム1と同様の構成である。
[制御装置10aの機能構成]
以下、制御装置10aの機能構成について説明する。図11は、本発明の第2の実施形態に係る制御装置10aの機能構成を示すブロック図である。図11に示す制御装置10aにおいて、図3に示す第1の実施形態による制御装置10と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。図11に示す制御装置10aが、図3に示す第1の実施形態の制御装置10と異なる点は、制御装置10の機能ブロックに加えて、第二の論理スロット割当部103aと、第二の記憶部104aと、第二の論理スロット通知部105aと、第二の送信要求部106aと、切替部109と、を更に備える点である。
第二の論理スロット割当部103aは、論理スロット割当部103と同等の機能を有する機能ブロックである。第二の論理スロット割当部103aが用いる送信順序計算表D2を第二の送信順序計算表D2aと記載し、第二の論理スロット割当部103aが生成する論理スロット保持表D3を第二の論理スロット保持表D3aと記載する。また、第二の論理スロット割当部103aが端末20aの組を割り当てる論理スロットを第二の論理スロットと記載し、第二の論理スロットに対応付けられるチャネル及び送信順序番号をそれぞれ、第二のチャネル及び第二の送信順序番号と記載する。
第二の記憶部104aは、記憶部104と同等の機能を有する機能ブロックである。第二の記憶部104aは、第二の受信電力値保持表D1aと、第二の送信順序計算表D2aと、第二の論理スロット保持表D3aと、を記憶する。第二の受信電力値保持表D1a、第二の送信順序計算表D2a、及び、第二の論理スロット保持表D3aはそれぞれ、受信電力値保持表D1、送信順序計算表D2、論理スロット保持表D3とそれぞれ同様のデータ構造である。
第二の論理スロット通知部105aは、論理スロット通知部105と同等の機能を有する機能ブロックである。論理スロット通知部105は、各端末20aに対して、当該端末20aに割り当てられた第二の論理スロット(第二のチャネルと第二の送信順序番号の組)と第二のマルチキャストアドレスとを通知する。第二の送信要求部106aは、送信要求部106と同等の機能を有する機能ブロックである。第二の送信要求部106aは、第二のマルチキャストアドレス宛にパケット送信要求をマルチキャストする。切替部109は、パケット送信要求を送信する機能ブロックを、送信要求部106と、第二の送信要求部106aとの間で切り替える機能を有する。
[端末の機能構成]
以下、端末20aの機能構成について説明する。図12は、本発明の第2の実施形態に係る端末20aの機能構成を示すブロック図である。図12に示す端末20aにおいて、図7に示す第1の実施形態による端末20と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。図11に示す端末20aが、図7に示す第1の実施形態の端末20と異なる点は、端末20の機能ブロックに加えて、第二の論理スロット通知取得部200aと、第二の記憶部201aと、第二の送信要求取得部202aと、を更に備える点である。
第二の論理スロット通知取得部200aは、論理スロット通知取得部200と同等の機能を有する機能ブロックである。第二の論理スロット通知取得部200aは、当該端末20aに割り当てられた第二の論理スロット(第二のチャネルと第二の送信順序番号の組)と第二のマルチキャストアドレスとの通知を制御装置10aから取得する。第二の記憶部201aは、記憶部201と同等の機能を有する機能ブロックである。第二の記憶部201aは、第二の論理スロット及び第二マルチキャストアドレスを記憶する。第二の送信要求取得部202aは、送信要求取得部202と同等の機能を有する機能ブロックである。第二の送信要求取得部202aは、第二のマルチキャストアドレス宛にマルチキャストされたパケット送信要求を取得する。
[無線通信システムの動作の流れ]
以下、無線通信システム1aの動作の流れの一例について説明する。図13は、本発明の第2の実施形態に係る無線通信システム1aの動作の流れを示すシーケンス図である。なお、無線通信システム1と共通の動作については記載を省略する。
図13のシーケンスの開始前に、制御装置10aと端末20aとの間で、図8におけるステップS105の端末登録ステップからステップS135の論理スロット通知ステップまでを実施したものとする。図13のシーケンスの開始前に、ステップS135の論理スロット通知ステップによって論理スロット情報を取得した端末20aを端末20a−1とし、その後に、追加登録される端末20aを端末20a−2とする。
図13に示すように、まず、制御装置10aは、端末追加登録ステップを行う(ステップS305)。端末追加登録ステップにおいて、制御装置10aの制御部100は、第二の受信電力値保持表D1aに端末20a−2の追加を行う。さらに、シミュレーション部101は、追加登録される端末20aが上り通信を行った際に各基地局30に到達する受信電力の強さを示す値を、電波伝搬シミュレーションによって算出し、受信電力値保持表D1に記録する。
論理スロット割当部103は、端末20a−2を既存の論理スロットのいずれかに追加できるか判定する(ステップS310)。論理スロット割当部103は、端末20a−2を既存の論理スロットの一つに追加できるかの判定を以下のように行う。すなわち、論理スロット割当部103は、判定対象の論理スロットに割り当てられている端末20aの全てを送信順序計算表D2の選択済み端末リスト行に記録し、端末20a−2を送信順序計算表D2の追加候補行に記録する。記録後、論理スロット割当部103は、図9のステップS220〜図10のステップS255と同様の処理を実行する。論理スロット割当部103は、ステップS255の判定結果が真(ステップS255:YES)であれば、端末20a−2を判定対象の論理スロットに追加できると判定する。一方、論理スロット割当部103は、ステップS255の判定結果が偽(ステップS255:NO)であれば、端末20a−2を判定対象の論理スロットに追加できないと判定する。
論理スロット割当部103は、この判定結果に基づき、既存の論理スロットのいずれにも追加できない端末20a−2に対して論理スロットを新規に割り当てる(ステップS315)。なお、既存の論理スロットのいずれにも追加できない端末20a−2が複数ある場合、論理スロット割当部103は、以下の処理を行う。すなわち、論理スロット割当部103は、既存の論理スロットのいずれにも追加できない複数の端末20a−2からなる端末群を、送信順序を定める対象となる端末群の部分集合として候補端末リストを作成する。論理スロット割当部103は、作成した候補端末リストに対して、図9のステップS205〜図10のS290を実行する。これにより、論理スロット割当部103は、既存の論理スロットのいずれにも追加できない複数の端末20a−2からなる端末群に対して、新規論理スロットといずれか一つのチャネル番号のいずれか一つの送信順序番号を新規に割り当てる。一方、既存の論理スロットのいずれにも追加できない端末20a−2が唯一つだけある場合には、論理スロット割当部103は、当該一つの端末20a−2に対して、一つの新規論理スロットといずれか一つのチャネル番号のいずれか一つの送信順序番号を新規に割り当てる。
この後であって、かつ、第二の論理スロットの算出が行われる前に、端末20a−2が初回起動した場合(ステップS320)、端末20a−2は、論理スロット通知取得ステップを実行する(ステップS325)。論理スロット通知取得ステップにおいて、端末20a−2の論理スロット通知取得部200は、基地局30(不図示)を介して制御装置10aから当該端末20a−2に関する論理スロット情報の取得を試みる。例えば、端末20a−2の第二の論理スロット通知取得部200aは、論理スロット通知を要求する信号を上り通信により制御装置10aに送信する。
制御装置10aは、端末20a−2から論理スロット通知取得ステップにおいて送信された上り通信を受信すると、図8に示すステップS130の受信電力記録ステップと同様の処理を行う。すなわち、制御装置10aの制御部100は、当該上り通信を受信した基地局30と、当該基地局30における当該上り通信の受信電力値とを受信し、記憶部104に記憶される受信電力値保持表D1に記録する。
続いて、制御装置10aの論理スロット通知部105は、論理スロット通知ステップを実行する(ステップS330)。論理スロット通知ステップにおいて、論理スロット通知部105は、マルチキャストアドレス、送信順序番号、チャネル番号及び送信間隔を構成要素として含む論理スロット通知を端末20a−2に送信する。端末20a−2の論理スロット通知取得部200は、制御装置10aから送信された論理スロット通知を受信し、受信した論理スロット通知を記憶部201に記録する。
この後、制御装置10aにおいて、第二の論理スロット算出要求が発生する(ステップS335)。第二の論理スロット算出要求は、例えば、人為的な操作などによって発生する。制御装置10aの制御部100は、ここまでのステップにおいて論理スロットに新規に追加されたものがないと判断した場合は処理を終了し、以降のステップは実行しない(ステップS340)。
一方、制御部100は、論理スロットに新規に追加されたものがあると判断した場合には、記憶部104に記憶されていた受信電力値保持表D1をコピーして第二の受信電力値保持表D1aとして第二の記憶部104aに記憶する。制御部100は、論理スロット算出ステップの実行を第二の論理スロット割当部103aに指示する。第二の論理スロット割当部103aは、受信電力値保持表D1及び送信順序計算表D2に代えて、第二の受信電力値保持表D1a及び第二の送信順序計算表D2aを用いて、図8のステップS115と同様の論理スロット算出ステップを実行する。第二の論理スロット割当部103aは、算出された第二の論理スロットの集合を第二の論理スロット保持表D3aに記録する。第二の記憶部201aは、第二の論理スロット保持表D3aを記憶する(ステップS345)。
次に、制御装置10aは、ユニキャストを用いた第二の論理スロット通知ステップを実行する(ステップS350)。第二の論理スロット通知ステップにおいて、制御装置10aの第二の論理スロット通知部105aは、第二の論理スロット保持表D3aに記録された第二の論理スロット(第二の送信順序番号及び第二のチャネル番号)と、第二のマルチキャストアドレスと、第二の送信間隔と、を情報要素として含む第二の論理スロット通知を端末20a−1と端末20a−2とのそれぞれに対してユニキャストにより通知する。端末20a−1及び端末20a−2のそれぞれにおいて、第二の論理スロット通知取得部200aは制御装置10aから送信された第二の論理スロット通知を受信し、受信した第二の論理スロット通知を第二の記憶部201aに記録する。端末20a−1及び端末20a−2それぞれの第二の論理スロット通知取得部200aは、制御装置10aに上り通信により応答を返送する(ステップS355)。
そして、制御装置10aの第二の論理スロット通知部105aが、全ての端末20a−1と全ての端末20a−2とから応答を受信すると、切替部109は、送信要求切替ステップを実行する(ステップS360)。切替部109は、送信要求を送信する機能ブロックを送信要求部106から第二の送信要求部106aに切り替える。
なお、制御装置10aにおいてステップS360の送信要求切替ステップが完了する前に送信要求契機が発生した場合には、送信要求部106は、図8に示すステップS145の送信要求通知ステップを行い、送信要求通知をマルチキャストアドレス宛にマルチキャストする。なお、当該マルチキャストアドレスは、ステップS135の論理スロット通知ステップで端末20a−1に通知されたもの、及び、ステップS330の論理スロット通知ステップで端末20a−2に通知されたものと同一である。端末20a−1もしくは端末20a−2の送信要求取得部202は、このマルチキャストアドレスにより送信要求通知を受信すると、図8に示すステップS150の送信待機ステップを行い、論理スロット通知から取得した送信順序番号が示す送信タイミングの時刻まで送信待機を行う。なお、送信順序番号が示す時刻は、例えば、端末20aが送信要求通知を受信した時刻を起点とし、当該起点の時刻に、送信順序番号と送信間隔との積を加えた時刻である。端末20a−1、20a−2のデータ送信部203は、送信待機が完了すると、図8に示すステップS155の送信要求応答ステップを行い、端末データを上り通信により制御装置10aに送信する。
一方、制御装置10aにおいてステップS360の送信要求切替ステップが完了した後に送信要求契機が発生した場合には、第二の送信要求部106aは、図8に示すステップS145の送信要求通知ステップを行い、第二の送信要求通知を第二のマルチキャストアドレス宛にマルチキャストする。なお、この第二のマルチキャストアドレスは、ステップS350の第二の論理スロット通知ステップにおいて端末20a−1及び端末20a−2に通知されたものと同一である。端末20a−1もしくは端末20a−2の第二の送信要求取得部202aは、この第二のマルチキャストアドレスにより第二の送信要求通知を受信すると、図8に示すステップS150の送信待機ステップを行い、第二の論理スロット通知から取得した第二の送信順序番号が示す送信タイミングの時刻まで送信待機を行う。なお、第二の送信順序番号が示す時刻は、例えば、端末20aが第二の送信要求通知を受信した時刻を起点とし、当該起点の時刻に、第二の送信順序番号と第二の送信間隔との積を加えた時刻である。端末20a−1、20a−2のデータ送信部203は、送信待機が完了すると、図8に示すステップS155の送信要求応答ステップを行い、端末データを上り通信により制御装置10aに送信する。
上記のような構成を備えることにより、第2の実施形態に係る制御装置10aは、送信順序番号の更新がなされていない端末20aの群と送信順序番号の更新がなされた端末20aの群とが混在することで同じ送信順序番号の端末同士で干渉が頻発することを防止できる。
本実施形態によれば、LPWA端末等の多数の無線端末から端末データを一斉に収集する際に要する時間を短縮することが可能となる。
[制御装置のハードウェア構成]
制御装置10及び制御装置10aのハードウェア構成例を説明する。図14は、制御装置10のハードウェア構成例を示す装置構成図である。制御装置10は、プロセッサ51、記憶部52、通信インタフェース53、及び、ユーザインタフェース54を備える。
プロセッサ51は、演算や制御を行う中央演算装置である。プロセッサ51は、例えば、CPUである。プロセッサ51は、記憶部52からプログラムを読み出して実行することにより、図3の制御部100と、シミュレーション部101と、受信電力取得部102と、論理スロット割当部103と、論理スロット通知部105と、送信要求部106と、データ受信部107と、再送処理部108とを実現する。記憶部52は、各種メモリや記憶装置などの記録媒体である。記憶部52は、シミュレーション部101と、受信電力取得部102と、論理スロット割当部103と、論理スロット通知部105と、送信要求部106と、データ受信部107と、再送処理部108との処理を実行するためのプログラムなどを記憶するとともに、記憶部104を実現する。記憶部52は、さらに、プロセッサ51が各種プログラムを実行する際のワークエリアなどを有する。通信インタフェース53は、他装置と通信可能に接続するものであり、図3の受信電力取得部102と、論理スロット通知部105と、送信要求部106と、データ受信部107と、再送処理部108とを実現する。ユーザインタフェース54は、キーボード、マウスなどのポインティングデバイスなどの入力装置やディスプレイなどの表示装置である。ユーザインタフェース54により、人為的な操作が入力される。なお、上記のプログラムを記録媒体に記録することも、ネットワークを通して提供することも可能である。
制御装置10aのハードウェア構成も、図14に示す制御装置10のハードウェア構成と同様である。但し、制御装置10aの場合、プロセッサ51は、制御部100と、シミュレーション部101と、受信電力取得部102と、論理スロット割当部103と、論理スロット通知部105と、送信要求部106と、データ受信部107と、再送処理部108と、第二の論理スロット割当部103aと、第二の記憶部104aと、第二の論理スロット通知部105aと、第二の送信要求部106aと、切替部109とを実現する。記憶部52は、シミュレーション部101と、受信電力取得部102と、論理スロット割当部103と、論理スロット通知部105と、送信要求部106と、データ受信部107と、再送処理部108と、第二の論理スロット割当部103aと、第二の記憶部104aと、第二の論理スロット通知部105aと、第二の送信要求部106aと、切替部109との処理を実行するためのプログラムなどを記憶するとともに、記憶部104と第二の記憶部104aを実現する。通信インタフェース53は、受信電力取得部102と、論理スロット通知部105と、送信要求部106と、データ受信部107と、再送処理部108と、第二の論理スロット通知部105aと、第二の送信要求部106aとを実現する。
上述のように、制御装置10及び制御装置10aの機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現することができる。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、プロセッサ、OS、周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。更に「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、更に上述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、PLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されるものであってもよい。
[その他]
以上説明した実施形態によれば、無線通信システムは、端末と、制御装置とを備える。制御装置は、端末から送信されるパケットの送信順序を制御する。制御装置は、論理スロット割当部と、論理スロット通知部とを備える。論理スロット割当部は、1以上の端末からなる組を、同一の組に含まれる端末それぞれが当該端末から送信された無線通信を受信する基地局である受信基地局を少なくとも一つ持つように生成する。論理スロット割当部は、生成された端末の組それぞれを異なる論理スロットに割り当てる。論理スロットは、チャネル及び送信順序番号の組み合わせである。論理スロット通知部は、端末に、割り当てられた論理スロットを通知する。
なお、論理スロット割当部は、複数の基地局のうち、端末からの無線通信の受信電力の、当該端末とは異なる他の端末からの無線通信の受信電力の和に対する比が閾値以上である基地局を受信基地局とする。また、論理スロット割当部は、同一の論理スロットを割り当てる候補となる端末のリストを、送信順序を定める対象の全ての端末の部分集合としてもよい。論理スロット割当部は、その部分集合を、ランダムに選出する、あるいは、受信電力が最大の基地局が互いに異なる端末の組のそれぞれから選出する。
また、論理スロット割当部が端末の受信基地局を判定するために用いる受信電力の値は、基地局で実測された各端末からの上り通信の受信電力の値でもよく、電波伝搬シミュレーションにより算出された各端末から各基地局への上り通信の受信電力の値でもよい。
また、制御装置は、データの送信要求を前記端末にマルチキャストにより送信する送信要求部を更に備える。端末は、論理スロット通知取得部と、送信要求取得部と、データ送信部とを備える。論理スロット通知取得部は、制御装置からの論理スロットの通知を取得する。送信要求取得部は、制御装置から送信要求を受信する。データ送信部は、送信要求取得部が送信要求を受信した場合に、論理スロットが示す送信順序番号を用いて算出される送信タイミングまで送信を待機し、送信タイミングにおいて、論理スロットが示すチャネル番号を用いてデータが設定されたパケットを送信する。
制御装置は、第二の論理スロット割当部と、第二の論理スロット通知部と、第二の送信要求部とを更に備えてもよい。第二の論理スロット割当部は、論理スロットに割り当て済みの端末と追加された端末とを用いて、1以上の端末からなる組を、同一の組に含まれる端末それぞれが当該端末から送信された無線通信を受信する基地局である受信基地局を少なくとも一つ持つように生成する。第二の論理スロット割当部は、生成された端末の組をそれぞれ、第二のチャネル及び第二の送信順序番号の組み合わせが異なる第二の論理スロットに割り当てる。第二の論理スロット通知部は、端末に割り当てられた第二の論理スロットを通知する。第二の送信要求部は、第二の論理スロット通知部による通知に対して応答を受信した場合に、第二のマルチキャストアドレスを用いて端末にマルチキャストにより第二の送信要求を送信する。
そして、端末は、第二の論理スロット通知取得部と、第二の送信要求取得部と、第二のデータ送信部とを更に備えてもよい。第二の論理スロット通知取得部は、制御装置からの第二の論理スロットの通知を取得する。第二の送信要求取得部は、制御装置から第二の送信要求を受信する。第二のデータ送信部は、第二の送信要求取得部が第二の送信要求を受信した場合に、第二の論理スロットが示す第二の送信順序番号を用いて算出される第二の送信タイミングまで送信を待機し、第二の論理スロットが示す第二の送信タイミングにおいて、第二の論理スロットに含まれる第二のチャネル番号を用いてデータを送信する。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1…無線通信システム, 1a…無線通信システム, 10…制御装置, 10a…制御装置, 20…端末, 20a…端末, 30r…基地局,30g…基地局, 30g…基地局, 51…プロセッサ, 52…記憶部, 53…通信インタフェース, 54…ユーザインタフェース, 100…制御部, 101…シミュレーション部, 102…受信電力取得部, 103…論理スロット割当部, 103a…第二の論理スロット割当部, 104…記憶部, 104a…第二の記憶部, 105…論理スロット通知部, 105a…第二の論理スロット通知部, 106…送信要求部, 106a…第二の送信要求部, 107…データ受信部, 108…再送処理部, 109…切替部, 200…論理スロット通知取得部, 200a…第二の論理スロット通知取得部, 201…記憶部, 201a…第二の記憶部, 202…送信要求取得部, 202a…第二の送信要求取得部, 203…データ送信部, 204…即時応答要求取得部

Claims (7)

  1. 複数の端末それぞれから送信された無線通信の複数の基地局それぞれにおける受信電力の強さを示すデータに基づいて、1以上の前記端末からなる組を、同一の前記組に含まれる前記端末それぞれから送信された無線通信を異なる前記基地局が正常に受信可能であるように生成し、生成された1以上の前記組に対して、チャネル及び送信順序番号の組み合わせがそれぞれ異なる論理スロット割り当てる論理スロット割当部と、
    前記端末に、当該端末を含む前記組に割り当てられた前記論理スロットを通知する論理スロット通知部と、
    を備える制御装置。
  2. 前記論理スロット割当部は前記端末から送信された無線通信の前記基地局における受信電力の、当該端末とは異なる他の端末から送信された無線通信の当該基地局における受信電力の和に対する比が閾値以上である場合に、当該端末から送信された無線通信を当該基地局が正常に受信可能であるとする、
    請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記論理スロット割当部は、同一の前記論理スロットを割り当てる候補となる前記端末のリストを、送信順序を定める対象の全ての前記端末の部分集合とし、前記部分集合を、前記端末からの無線通信の受信電力が最大の前記基地局が互いに異なる前記端末の組のそれぞれから選出する、
    請求項1または請求項2に記載の制御装置。
  4. 端末と、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の制御装置と、を備える無線通信システムであって、
    前記制御装置は、
    データの送信要求を前記端末にマルチキャストにより送信する送信要求部を更に備え、
    前記端末は、
    前記制御装置からの前記論理スロットの通知を取得する論理スロット通知取得部と、
    前記制御装置からの前記送信要求を受信する送信要求取得部と、
    前記送信要求取得部が前記送信要求を受信した場合に、前記論理スロット通知取得部が取得した論理スロットが示す送信順序番号を用いて算出される送信タイミングまで送信を待機し、前記送信タイミングにおいて、当該論理スロットが示すチャネル番号を用いてデータを送信するデータ送信部と、を備える、
    無線通信システム。
  5. 前記制御装置は、
    前記論理スロットに割り当て済みの前記端末と追加された端末とを用いて、1以上の前記端末からなる組を、同一の前記組に含まれる前記端末それぞれから送信された無線通信を異なる前記基地局が正常に受信可能であるように生成し、生成された1以上の前記組に対して、第二のチャネル及び第二の送信順序番号の組み合わせがそれぞれ異なる第二の論理スロット割り当てる第二の論理スロット割当部と、
    前記端末に、当該端末を含む前記組に割り当てられた前記第二の論理スロットを通知する第二の論理スロット通知部と、
    前記第二の論理スロット通知部による前記通知に対して応答を受信した場合に、第二のマルチキャストアドレスを用いて前記端末にマルチキャストにより第二の送信要求を送信する第二の送信要求部と、を更に備え、
    前記端末は、
    前記制御装置からの前記第二の論理スロットの通知を取得する第二の論理スロット通知取得部と、
    前記制御装置からの前記第二の送信要求を受信する第二の送信要求取得部と、
    前記第二の送信要求取得部が前記第二の送信要求を受信した場合に、前記第二の論理スロット通知取得部が取得した第二の論理スロットが示す第二の送信順序番号を用いて算出される第二の送信タイミングまで送信を待機し、前記第二の送信タイミングにおいて、当該第二の論理スロットが示す第二のチャネル番号を用いてデータを送信する第二のデータ送信部と、をさらに備える、
    請求項4に記載の無線通信システム。
  6. 複数の端末それぞれから送信された無線通信の複数の基地局それぞれにおける受信電力の強さを示すデータに基づいて、1以上の前記端末からなる組を、同一の前記組に含まれる前記端末それぞれから送信された無線通信を異なる前記基地局が正常に受信可能であるように生成し、生成された1以上の前記組に対して、チャネル及び送信順序番号の組み合わせがそれぞれ異なる論理スロット割り当てる論理スロット割当ステップと、
    前記端末に、当該端末を含む前記組に割り当てられた前記論理スロットを通知する論理スロット通知ステップと、
    を有する通信制御方法。
  7. コンピュータを、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の制御装置として機能させるプログラム。
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