JP6913083B2 - イソシアネートの製造方法 - Google Patents
イソシアネートの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6913083B2 JP6913083B2 JP2018516469A JP2018516469A JP6913083B2 JP 6913083 B2 JP6913083 B2 JP 6913083B2 JP 2018516469 A JP2018516469 A JP 2018516469A JP 2018516469 A JP2018516469 A JP 2018516469A JP 6913083 B2 JP6913083 B2 JP 6913083B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- target
- phosgene
- diisocyanate
- amine
- isocyanate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C263/00—Preparation of derivatives of isocyanic acid
- C07C263/10—Preparation of derivatives of isocyanic acid by reaction of amines with carbonyl halides, e.g. with phosgene
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
・アミン質量流量が変化し始めた際の過渡期の時点での瞬間的なホスゲン過剰分は、過渡期開始前の開始状態における生産能力での生産期間中のホスゲン過剰分と少なくとも同じほど高く、好ましくはそれより高く、かつ
・過渡期中のホスゲン過剰分の平均は、過渡期開始前の開始状態における生産能力での生産期間中のホスゲン過剰分より大きい、方法に関する。
銘板生産能力(「銘板投入量」とも称する)の領域および縮小した生産能力(「部分的投入範囲」とも称する)の領域の両方での生産プラントの運転は各々、反応物(アミン、ホスゲン、場合により、希釈剤)の流量が、一旦設定されると、一定に維持されるという点で定常状態であると考慮すべきである。しかしながら、定常状態(例えば、銘板生産能力での生産)から異なる定常状態(例えば、銘板生産能力の75%での生産)に変更するには、毎回、反応物の流量が絶えず変化する遷移状態を経ることが不可避であり、その終了時には新しい定常状態が確立される。したがって、そのような遷移状態では、流量は連続的にまたは離散間隔内で変化している。WO’918では、そのような遷移状態の構成について詳細に議論されていない。それよりむしろ、WO’918は、単に遷移状態前後の定常状態での方法の最適な運転に関するものである。
(i)アミン(2)が、反応空間へ質量流量m2で、かつホスゲン(3)が反応空間へ質量流量m3で供給され、ここで
(ii)m2およびm3が、アミン(2)の一級アミノ基に対してホスゲン(3)が過剰に存在しているように常に選択され、ここで
(iii)(ii)に関して選択した対応するアミン質量流量m2、目標(A)およびホスゲン質量流量m3、目標(A)で開始状態m1、目標(A)≠0から、(ii)に関して選択した対応するアミン質量流量m2、目標(E)およびホスゲン質量流量m3、目標(E)で最終状態m1、目標(E)≠0へと導かれる目標生産能力m1、目標での少なくとも1回の変化が、アミン(2)m2およびホスゲン(3)m3の質量流量が開始状態と終了状態との間の過渡期の間、以下のように変化する方法を提供する:
(iii−1)m2、目標(A)からm2、目標(E)への質量流量m2の変化が始まる過渡期での時点の瞬間的なホスゲン過剰分が、過渡期開始前の生産能力m1、目標(A)での生産期間中のホスゲン過剰分と少なくとも同じくらい高く、好ましくはそれより多く、かつ
(iii−2)過渡期中の平均ホスゲン過剰分が、過渡期開始前の生産能力m1、目標(A)での生産期間中のホスゲン過剰分より多い。
・生産プラントの銘板生産能力の20%まで下がった生産プラントの銘板生産能力からの範囲、
・好ましくは、生産プラントの銘板生産能力の30%まで下がった生産プラントの銘板生産能力からの範囲、および
・より好ましくは、生産プラントの銘板生産能力の40%まで下がった生産プラントの銘板生産能力からの範囲。
混合物(20)中のアミン(2)の平均濃度が、生産能力m1、目標(A)での生産期間中、混合物(20)中のアミン(2)の平均濃度以下であること、および/または
過渡期中の混合物(30)中のホスゲン(3)の平均濃度が、生産能力m1、目標(A)での生産期間中、混合物(30)中のホスゲン(3)の平均濃度に等しいこと。
I)以下
I.1)アミン(2)またはアミン溶液(20)をホスゲン(3)またはホスゲン溶液(30)および場合によりさらなる溶媒(4)と混合するための混合装置(5−1100)、
I.2)混合装置の流動方向の下流に配置させた反応空間(5−1200−「ホスゲン化塔」)であって、5−1100と5−1200との間にさらなる滞留時間装置(5−1110−「緩衝導管」)があってもよい反応空間、および
I.3)場合により、塩化カルバモイルを分裂させるための装置(5−1300)、
を備えてなる反応域(5−1000)で、液相中で、アミン(2)を、好ましくは溶媒(4)中のアミン溶液(20)の形態で、ホスゲン(3)を、好ましくは溶媒(4)中のホスゲン溶液(30)の形態と反応させる工程であって、
当該アミン(2)が、好ましくはアミン溶液(20)の形態で、質量流量m2で、かつ当該ホスゲン(3)が、好ましくはホスゲン溶液(30)の形態で、質量流量m3で、かつ場合により溶媒(4)が質量流量m4で、混合装置5−1100中に導入され、その中で混合され、かつ得られた混合物が下流の反応空間5−1200で転換されて、粗イソシアネートおよび溶媒(および微量のホスゲンと塩化水素)を含んでなる液体流(61、62)とホスゲンおよび塩化水素(および微量の溶媒)を含んでなる気体流(71、72)とに分離される工程;
II)〜VI)、好ましくはII)〜XII):ワークアップ域(5−2000)で粗イソシアネートのワークアップを行い、所望のイソシアネート最終製品(1)を得る工程であって、個々の工程は以下を含んでなる:
II)蒸留装置(5−2100−「脱ホスゲン化カラム」)で、工程I)からの液体流(61または62)を、溶媒および粗イソシアネート(および微量のホスゲン)を含んでなる液体流(80)と、ホスゲンおよび塩化水素(および微量の溶媒)を含んでなる気体流(90)に分離する工程;
III)蒸留装置(5−2200−「溶媒カラム」)液体流(80)を、溶媒(および微量のホスゲン)を含んでなる気体流(110)と、粗イソシアネート(および微量の溶媒)を含んでなる液体流(100)とに分離する工程;
IV)気体流(110)を、好ましくは凝縮装置(5−2310)中で液化した後に、蒸留装置(5−2300−「溶媒ストリッパー」)で、溶媒を含んでなる液体流(120)とホスゲンを含んでなる気体流(130)とに分離する工程;
V)蒸留装置(5−2400)で、液体流(100)から液体イソシアネート流(140)を得て、これにより二次成分および場合により溶媒を含んでなる気体流(150)を得て、好ましくはポリマーイソシアネート画分(141)を上流のポリマー除去用装置(5−2410−「ポリマー除去」、PMA)で除去することを含んでなる工程;
VI)吸収装置(5−2500−「ホスゲン吸収装置」)で、溶媒(4)中で、気体流(71)、(72)、(90)および(130)を吸収させて、溶媒およびホスゲンを含んでなる液体流(160)ならびに塩化水素を含んでなる気体流(170)を得る工程;
VII)場合により、そして好ましくは、さらなる吸収装置(5−2600−「HCl吸収カラム」)で、水または希釈塩化水素中で、気体流(170)を吸収させる工程;
VIII)場合により、そして好ましくは、オフガスクリーニングのための装置(5−3000)で、少なくともVII)からのオフガス流、好ましくは存在する全てのプラント区域からのオフガス流をクリーニングする工程。
a)工程Iの中核操作:溶媒中でアミンをホスゲンと反応させて対応するイソシアネートを得る。これは混合装置5−1100および反応域5−1200を少なくとも備えてなる反応空間で行われる。得られた粗製方法生成物を、場合により部分的に対応する塩化カルボニルの形態での粗イソシアネートおよび溶媒(およびさらに微量のホスゲンと塩化水素)を含んでなる液体流(61)とホスゲンおよび塩化水素(および微量の溶媒)を含んでなる気体流(71)とに分離する。装置5−1300が存在する場合、液体流62(粗イソシアネートおよび溶媒(およびさらに微量のホスゲンと塩化水素))と、気体流72(主に塩化水素と微量のホスゲンを含んでなる)がその中で得られる。
b)工程IIの中核操作:いわゆる脱ホスゲン化カラム5−2100(図5では図示せず)内で流61から(5−1300が存在する場合、流62から)のホスゲンを転換させながら、反応で形成されたさらなる塩化水素を除去する。
c)工程IIIの中核操作:いわゆる溶媒カラム5−2200(図5では図示せず)と内で、工程II)で得られた液体流80からの溶媒を除去する。
d)工程IVの中核操作:いわゆる溶媒ストリッパー5−2300(図5では図示せず)内で、工程III)から得た気体流110から、好ましくはそれを凝縮装置(5−2310)中で液化した後にホスゲンを除去する。
e)工程V)の中核操作:好ましくはポリマーイソシアネート画分(141)の除去を含んでなり、蒸留(5−2400)によって、工程III)で得られた液体流100からの溶媒の除去を行い、イソシアネート流140(図5では図示せず)を得る。
f)工程VI)の中核操作:いわゆる吸収装置5−2500(図5では図示せず)で、工程I)、II)およびIII)からの気体流を溶媒中で吸収する。
g)(任意)工程VII)の中核操作:いわゆるHCl吸収カラム5−2600(図5では図示せず)で、水または希釈塩酸中で、工程VI)で得た気体流170を吸収する。
h)(任意)工程VIII)の中核操作:オフガスクリーニング装置5−3000(図5では図示せず)で、工程VII)からのオフガス流、好ましくは全ての工程からのオフガス流をクリーニングする。
(i)ホスゲン(3)と同様に場合により不活性物質(4)を含んでなるガス状ホスゲン流を提供するための装置6−1000、
(ii)アミン(2)と同様に場合により不活性物質(4)を含んでなるガス状アミン流を提供するための装置6−2000、
(iii)ガス状アミンおよびガス状ホスゲンの流を混合するための混合域(6−3100)であって、装置(6−1100、6−2100)によってそれぞれ装置6−1000および装置6−2000に接続されている混合域、
(iv)前に混合したガス状アミンおよびガス状ホスゲンの流をさらに転換するための、混合域(6−3100)の下流に設置された反応域(6−3200)、
(v)反応を終了するための、反応域(6−3200)の下流に設置された反応停止域(6−4000)、
そして場合により、
(vi)未転換ホスゲン(3’’)の回収および再循環のための装置(6−5100)および純粋な形態で調製されたイソシアネート(1)を得るための装置(6−5200)を備えてなるワークアップ区域(6−5000)。
(vi)ワークアップ区域(6−5000)。
i)特に反応域および下流のプラント部分のために必要な精製期間がより少ないため、ホスゲン化プラントの生産性がより高い。
ii)反応域の混合装置およびパイプラインに発生する圧力降下がより小さいため、ホスゲン化プラントの生産性がより高い。
iii)装置壁の沈殿物がより少ないことでより良好な熱交換が確保されるため、反応区域のエネルギー効率がより高い。
iv)反応区域および下流のプラント部分を清掃した後では発生する廃棄物の程度が低い(ポリ尿素の形成が最小化されている)。
v)ポンプおよびカラムなどの下流の装置を摩耗により劣化させる固形物または沈殿物の形成が最小化される。
vi)ホスゲン・ホールドアップの顕著性や絶対的可能性がより低い。
vii)液相中の溶媒のワークアップのためのエネルギーの節約。
viii)ホスゲンを再循環させるためのエネルギーの節約。
ix)粗イソシアネートに対する熱応力の低下。
メチレンジフェニルジアミンとポリメチレンポリフェニレンポリアミンとの混合物(以降、総称してMDA;2)4.3t/hを温度110℃で、静的混合機(5−1100)を用いて、溶媒としてのモノクロロベンゼン(MCB;4)11t/hと温度30℃で混合して28%MDA溶液(20)を得た。ホスゲン(3)を、ホスゲン生成装置およびホスゲン凝縮装置で提供した。その後、ホスゲン溶解槽内にて、MCB(4)で、ホスゲン(3)を35%ホスゲン溶液(30)に希釈した。欧州特許第1873142B1号に記載のように、温度0℃での、1時間あたり24トンの35%ホスゲン溶液(30)を、温度45℃での、28%MDA溶液(20)の形態の、1時間あたり4.3トンのMDA(2)と断熱反応で反応させた。混合装置(5−1100)中で2つの原料溶液を混合した後、得られた反応溶液(5)を温度85℃で、緩衝導管(5−1110)に通して加熱したホスゲン化塔(5−1200)へ流した。ホスゲン化塔の上部では、絶対圧は1.6barであり、温度は111℃であった。反応で形成した塩化水素は、ガス流(71)として微量のホスゲンおよびMCBと一緒に除去した。液体反応混合物(61)をホスゲン化塔(5−1200)から引き出し、連続したワークアップ(5−2000)に供給した。この目的のために、それを第一に副流として加熱した脱ホスゲン化カラム(II)に導入した。上部温度116℃および絶対圧1.6barで、微量のMCBおよび塩化水素と一緒にホスゲンを塔頂で除去した。ホスゲンをホスゲン吸収カラムで吸収し、ホスゲン溶解槽(1030)に流し、塩化水素は塩化水素吸収装置へ向かい、次にさらなる使用のために塩酸槽に向かった。イソシアネート含有反応溶液から塩化水素および過剰ホスゲンを除去した後に、粗イソシアネート溶液が得られ、これは脱ホスゲン化カラムの底部から放出され、MCB溶媒を除去するために、温度155℃で第一蒸留段階に流れた。この溶媒蒸留カラムの上部の絶対圧は、底部温度155℃で800mbarであった。MCBは、塔頂からガス状で引き出され、このMCBガス流は、真空導管中にイソシアネートが混入する可能性を一切防止するために、洗浄カラムで冷MCB(30℃)と一緒に噴霧した。反応生成物をカラムの底部から放出し、第二カラムで残留MCBを1%まで取り除いた。その後、向流の蒸発装置では、絶対圧20mbarおよび底部温度210℃で、製品から、フェニルイソシアネートおよび残留MCBなどの二次成分を取り除いた。これにより、底部製品として5.4t/hのMDIが得られ、これをさらなる蒸留によってワークアップし、所望の純度のMDI(1)を得て、次に、さらなる使用のために槽に流した。
この例では、ホスゲンの供給をアミンの供給前に減少させ、その結果、銘板生産能力の定常状態と比較して、過渡期にホスゲン過剰分が減少し、かつ反応混合物中のアミンの濃度が増加した(即ち、反応混合物の合計質量に対して溶媒の質量が減少した)。
この例では、アミン流量を最初に減少させ、遅れてホスゲン流量を減少させ、「半投入量運転」が達成されるまで、ホスゲン過剰分が上昇し、アミン濃度が減少した(即ち、反応混合物の合計質量に対して溶媒の質量が上昇した)。「半投入量」が達成された後では、ホスゲン過剰分およびアミン濃度が、前の銘板生産能力の定常状態でのように同一レベルである。続いて、プラントの運転は、銘板生産能力が達成されるまで、上昇したホスゲン過剰分および減少したアミン濃度(即ち、反応混合物の合計質量に対して溶媒の質量が上昇)での銘板生産能力に戻された。銘板生産能力が達成された後では、ホスゲン過剰分およびアミン濃縮が、前の半投入量運転の定常状態でのように同一レベルである。
TDA(2)を窒素(4)と一緒にアミン蒸発装置(6−2000)中で連続的に蒸発させた。その終わりにアミンノズルが付いた、ホスゲン化反応器(6−3000)へ向かう導管(2100)を介して、ガス状TDA(2)を12t/h含有しているこのように得られたアミンガス流(20)をホスゲン化反応器(6−3000)に連続的に注入した。蒸発装置(6−2000)から出発してアミンノズルから出るまでのTDA流(20)の滞留時間は5秒であった。同時に、欧州特許出願第1362847号に開示されているように使用しているホスゲン整流器を介して、61t/hのガス状ホスゲン流をホスゲン化反応器(6−3000)に連続的に注入した。使用したホスゲンは、新鮮なホスゲン(3’)とワークアップ区域(6−5000)中で回収したホスゲン(3’’)との混合物である。この場合、2つの反応物をよく混合し、逆混合は行われない。ノズルの口でのガス状TDA流(20)の温度は、380℃であった(この温度でTDAの滞留時間は、ノズル口への供給で約1秒であった)。ガス状ホスゲン(30)の温度は、ホスゲン整流器を出る際に320℃であり、最後のホスゲン過熱器とホスゲン整流器との間の熱性ホスゲンの滞留時間は2秒であった。ガス状アミン流およびガス状ホスゲン流の混合物の滞留時間は、気相反応器(6−3000)内で8秒であり、絶対圧1692mbarで反応してガス状反応混合物が形成された。下流の反応停止域(6−4000)は2段階の「クエンチ」を備えてなり、そこでは、ガス状反応混合物が、オルト−ジクロロベンゼン(ODB)を噴霧することで168℃に冷却され、そうするとそれは凝縮され、粗TDIとODBの混合物(60)が容器底部(6−4100)で回収された。内部物によりTDIの混入を減少させながら、過剰ホスゲン、反応で形成された塩化水素および不活性成分をこれらの条件下で容器底部(6−4100)から実質的によく脱気した。国際公開第2011/003532号、11頁、24〜25行目に記載のように、この残留方法気体流(50)のワークアップを行い(6−5100)混入したTDI、ホスゲンおよび塩化水素を回収した。欧州特許第1413571号に記載のように、容器底部(6−4100)からの混合物(60)のワークアップを行い(6−5200)、TDIを質量流量15.6t/hで得た。
この例では、ホスゲンの供給をアミンの供給の前に減少させ、その結果、銘板生産能力の定常状態と比較して、過渡期にホスゲン過剰分が減少し、かつ反応混合物中のアミンの濃度が増加した(即ち、反応混合物の合計質量に対して溶媒の質量が減少した)。
この例では、アミン流量を最初に減少させ、遅れてホスゲン流量を減少させた。この場合では、半投入量モードが達成されるまで、ホスゲン過剰分が上昇し、アミン濃度が減少した(即ち、反応混合物の合計質量に対して溶媒の質量が上昇した)。半投入量が達成された後では、ホスゲン過剰分およびアミン濃度が、前の銘板生産能力の定常状態でのように同一レベルである。続いて、プラントの運転は、銘板生産能力が達成されるまで、上昇したホスゲン過剰分および減少したアミン濃度(即ち、反応混合物の合計質量に対して溶媒の質量が上昇)での銘板生産能力に戻された。銘板生産能力が達成された後では、ホスゲン過剰分およびアミン濃縮が、前の半投入量運転の定常状態でのように同一レベルである。
原料の不足のために、生産計画を修正しなければならなかった。第一に、ホスゲン生成装置の稼働を必要な量のホスゲンまで落とした。1分後にホスゲン化反応器(6−3000)へのTDA供給を減少させ、さらに1分後にホスゲン化反応器へのホスゲン供給を減少させ、次いで2つの流を25分以内に銘板生産能力の50%に連続して下げることで気相プラントの稼働を半投入量まで落とした。これでアミンガス流はガス状TDAを6t/h含有していた。蒸発装置(6−2000)から出発してアミンノズルから出るまでのTDA流(20)の滞留時間は10秒であった。ホスゲン整流器を介して、30.5t/hのガス状ホスゲン流をホスゲン反応器へ連続的に注入し、ここで最後のホスゲン過熱器とホスゲン整流器との間の熱性ホスゲンの滞留時間は4秒であった。粗イソシアネートをワークアップおよび蒸留を行うと純TDIが7.8t/h得られた。気相ホスゲンプラントの稼働は、原料の不足が終了するまでタンク・ファーム内の備蓄原料から行った。7日後にプラントを銘板生産能力に戻すことができた。この目的のために、第一にホスゲン生成装置の稼働を必要な量のホスゲンに上げた。銘板生産能力は、第一にホスゲン整流器を介して30.5t/hのガス状ホスゲン流を半投入量モードから61t/hに増加させることによってホスゲン供給を増加させることで達成された。ホスゲン供給を増加させてから1分後にアミン供給を増加させた。25分後には2つの流が連続的に銘板生産能力となった。続いて、一般条件に記載のようにホスゲン化プラントの運転を数か月間行った。固化または沈殿の問題はなかった。半投入量の前と最中と後の期間中、および2つの過渡期では、規格適合製品が生産された。
Claims (15)
- 反応空間でイソシアネート(1)に対応するアミン(2)を、ホスゲン(3)と反応させることを含んでなる、質量流量m1、目標として表すイソシアネート(1)の目標生産能力で、目標生産能力を少なくとも1回変化させて、イソシアネート(1)を製造するための連続的な方法であって、
(i)アミン(2)が、反応空間へ質量流量m2で、かつホスゲン(3)が反応空間へ質量流量m3で供給され、ここで
(ii)m2およびm3が、アミン(2)の一級アミノ基に対してホスゲン(3)がモル過剰に存在しているように常に選択され、ここで
(iii)(ii)に関して選択した対応するアミン質量流量m2、目標(A)およびホスゲン質量流量m3、目標(A)で開始状態m1、目標(A)≠0から、(ii)に関して選択した対応するアミン質量流量m2、目標(E)およびホスゲン質量流量m3、目標(E)で最終状態m1、目標(E)≠0へと導かれる目標生産能力m1、目標での少なくとも1回の変更が、アミン(2)m2およびホスゲン(3)m3の質量流量が開始状態と終了状態との間の過渡期の間、以下のように変化する(ただし、目標生産能力m 1、目標 の変化の値が、m 1、目標 (A)に対して10%〜90%の範囲であり、かつ開始状態から最終状態までの前記変更が、少なくとも0.5分かつ3時間以下の過渡期の間に渡り行われる):
(iii−1)m2、目標(A)からm2、目標(E)への質量流量m2の変化が始まる過渡期での時点の瞬間的なホスゲン過剰分が、過渡期開始前の生産能力m1、目標(A)での生産期間中のホスゲン過剰分と同じか、又はそれより多く、かつ
(iii−2)過渡期中の平均ホスゲン過剰分が、過渡期開始前の生産量m1、目標(A)での生産期間中のホスゲン過剰分より多い、方法であって、かつ
過渡期開始前の生産能力m 1、目標 (A)での生産中の前記ホスゲン過剰分が、過渡期終了後の生産能力m 1、目標 (E)での生産中のホスゲン過剰分と同じである、方法。 - m1、目標(A)がm1、目標(E)より大きく、反応空間へ供給されるアミン質量流量m2の減少が、反応空間へ供給されるホスゲン質量流量m3の減少の前に開始される、請求項1に記載の方法。
- m2およびm3が、最終状態で望まれるm2、目標(E)およびm3、目標(E)の値に同時に達するように過渡期中に変化する、請求項2に記載の方法。
- m3がm3、目標(E)に達する前にm2が最終状態で望まれるm2、目標(E)の値に達するように、m2およびm3が過渡期中に変化する、請求項2に記載の方法。
- m1、目標(A)がm1、目標(E)より小さく、かつ反応空間へ供給されるアミン質量流量m2の増加が、反応空間へ供給されるホスゲン質量流量m3の増加の後に開始される、請求項1に記載の方法。
- m2およびm3が、最終状態で望まれるm2、目標(E)およびm3、目標(E)の値に同時に達するように過渡期中に変化する、請求項5に記載の方法。
- m3がm3、目標(E)に達した後にm2が最終状態で望まれるm2、目標(E)の値に達するように、m2およびm3が過渡期中に変化する、請求項5に記載の方法。
- 前記反応が、不活性物質(4)の存在下で行われる、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
- アミン(2)が前記不活性物質(4)と一緒に混合物(20)の状態である反応空間へ供給され、および/または
ホスゲン(3)が前記不活性物質(4)と一緒に混合物(30)の状態である反応空間へ供給される、
請求項8に記載の方法。 - 過渡期中の混合物(20)中のアミン(2)の平均濃度が、生産能力m1、目標(A)での生産期間中の混合物(20)中のアミン(2)の平均濃度以下であり、および/または
過渡期中の混合物(30)中のホスゲン(3)の平均濃度が、生産能力m1、目標(A)での生産期間中の混合物(30)中のホスゲン(3)の平均濃度と等しい、
請求項9に記載の方法。 - 前記混合物20中のアミン(2)の濃度および混合物30中のホスゲン(3)の濃度が、過渡期前のそれぞれの場合と同一である、請求項9または10に記載の方法。
- 前記アミン(2)のホスゲン(3)との反応が液相で行われ、かつ不活性物質(4)が不活性溶媒であり、又は
前記アミン(2)のホスゲン(3)との反応が気相で行われ、かつ不活性物質(4)が不活性ガスである、請求項9〜11のいずれか一項に記載の方法。 - 前記アミン(2)のホスゲン(3)との反応が液相で行われ、かつイソシアネートが、以下からなる群から選択される、請求項1〜12のいずれか一項に記載の方法:
ジフェニルメタンシリーズのジイソシアネートおよびポリイソシアネート、トリレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、ジイソシアナートベンゼン、キシレン2,6−イソシアネート、ナフチレン1,5−ジイソシアネート、ブタン1,4−ジイソシアネート、ペンタン1,5−ジイソシアネート、ヘキサン1,6−ジイソシアネート、オクタン1,8−ジイソシアネート、ノナン1,9−ジイソシアネート、デカン1,10−ジイソシアネート、2,2−ジメチルペンタン1,5−ジイソシアネート、2−メチル−1,5−ペンタンジイソシアネート(MPDI)、2,4,4(または2,2,4)−トリメチルヘキサン1,6−ジイソシアネート、シクロヘキサン1,3−および1,4−ジイソシアネート、1−イソシアナート−3,3,5−トリメチル−5−イソシアナートメチルシクロヘキサン、2,4−または2,6−ジイソシアナート−1−メチルシクロヘキサン、1−イソシアナート−1−メチル−4(3)−イソシアナートメチルシクロヘキサン、1,3(および/または1,4)−ビス(イソシアナートメチル)シクロヘキサン、ビス(イソシアナートメチル)ノルボルナン、および4,4’(および/または2,4’)−ジイソシアナートジシクロヘキシルメタン、トリイソシアナートシクロヘキサン、トリス(イソシアナートメチル)シクロヘキサン、トリイソシアナートメチルシクロヘキサン、1,8−ジイソシアナート−4−(イソシアナートメチル)オクタン、ウンデカン1,6,11−トリイソシアネート、1,7−ジイソシアナート−4−(3−イソシアナートプロピル)ヘプタン、1,6−ジイソシアナート−3−(イソシアナートメチル)ヘキサンおよび1,3,5−トリス(イソシアナートメチル)シクロヘキサン。 - 前記アミン(2)のホスゲン(3)との反応が、気相で行われ、かつイソシアネートが、以下からなる群から選択される、請求項1〜12のいずれか一項に記載の方法:
ジフェニルメタンシリーズのジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、ジイソシアナートベンゼン、キシレン2,6−イソシアネート、ナフチレン1,5−ジイソシアネート、ブタン1,4−ジイソシアネート、ペンタン1,5−ジイソシアネート、ヘキサン1,6−ジイソシアネート、オクタン1,8−ジイソシアネート、ノナン1,9−ジイソシアネート、デカン1,10−ジイソシアネート、2,2−ジメチルペンタン1,5−ジイソシアネート、2−メチル−1,5−ペンタンジイソシアネート(MPDI)、2,4,4(または2,2,4)−トリメチルヘキサン1,6−ジイソシアネート、シクロヘキサン1,3−および1,4−ジイソシアネート、1−イソシアナート−3,3,5−トリメチル−5−イソシアナートメチルシクロヘキサン、2,4−または2,6−ジイソシアナート−1−メチルシクロヘキサン、1−イソシアナート−1−メチル−4(3)−イソシアナートメチルシクロヘキサン、1,3(および/または1,4)−ビス(イソシアナートメチル)シクロヘキサン、ビス(イソシアナートメチル)ノルボルナンおよび4,4’(および/または2,4’)−ジイソシアナートジシクロヘキシルメタン、トリイソシアナートシクロヘキサン、トリス(イソシアナートメチル)シクロヘキサン、トリイソシアナートメチルシクロヘキサン、1,8−ジイソシアナート−4−(イソシアナートメチル)オクタン、ウンデカン1,6,11−トリイソシアネート、1,7−ジイソシアナート−4−(3−イソシアナートプロピル)ヘプタン、1,6−ジイソシアナート−3−(イソシアナートメチル)ヘキサンおよび1,3,5−トリス(イソシアナートメチル)シクロヘキサン。 - 目標生産能力m1、目標の変化の値が、m1、目標(A)に対して20%〜80%の範囲である、請求項1〜14のいずれか一項に記載の方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP15187592.9 | 2015-09-30 | ||
EP15187592 | 2015-09-30 | ||
PCT/EP2016/073036 WO2017055311A1 (de) | 2015-09-30 | 2016-09-28 | Verfahren zur herstellung von isocyanaten |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018529722A JP2018529722A (ja) | 2018-10-11 |
JP6913083B2 true JP6913083B2 (ja) | 2021-08-04 |
Family
ID=54252077
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018516469A Active JP6913083B2 (ja) | 2015-09-30 | 2016-09-28 | イソシアネートの製造方法 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US10280135B2 (ja) |
EP (1) | EP3356324B1 (ja) |
JP (1) | JP6913083B2 (ja) |
KR (1) | KR20180059520A (ja) |
CN (1) | CN108137488B (ja) |
HU (1) | HUE060897T2 (ja) |
SA (1) | SA518391224B1 (ja) |
WO (1) | WO2017055311A1 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3524591A1 (en) * | 2018-02-13 | 2019-08-14 | Covestro Deutschland AG | Process for the preparation of isocyanates |
KR102578617B1 (ko) * | 2020-12-03 | 2023-09-13 | 에스케이씨 주식회사 | 자일릴렌디이소시아네이트 조성물 및 이를 포함하는 중합성 조성물 |
WO2022147830A1 (zh) * | 2021-01-11 | 2022-07-14 | 万华化学集团股份有限公司 | 一种制备多异氰酸酯的方法及反应装置 |
WO2023208946A1 (de) | 2022-04-27 | 2023-11-02 | Covestro Deutschland Ag | Verfahren zur wiedergewinnung von rohstoffen aus isocyanurat-haltigen polyurethanprodukten |
WO2025036923A1 (de) | 2023-08-15 | 2025-02-20 | Covestro Deutschland Ag | Herstellung eines isocyanats im wege einer gasphasenreaktion in mehreren parallel betriebenen gasphasenreaktionsanordnungen |
Family Cites Families (34)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4422976A (en) | 1981-04-07 | 1983-12-27 | Mitsui Toatsu Chemicals, Incorporated | Continuous preparation of organic isocyanates |
DE3327274A1 (de) | 1983-07-28 | 1985-02-07 | Bayer Ag, 5090 Leverkusen | Verfahren zur herstellung von phosgen unter gleichzeitiger erzeugung von dampf |
DE3736988C1 (de) | 1987-10-31 | 1989-03-23 | Bayer Ag | Verfahren zur kontinuierlichen Herstellung von organischen Mono- und Polyisocyanaten |
DE4443642A1 (de) | 1994-12-08 | 1996-06-13 | Bayer Ag | Kontinuierliches Verfahren zur Herstellung von organischen Isocyanaten |
DE10158160A1 (de) | 2001-11-28 | 2003-06-12 | Basf Ag | Herstellung von Isocyanaten in der Gasphase |
DE10222023A1 (de) | 2002-05-17 | 2003-11-27 | Bayer Ag | Verfahren zur Herstellung von Isocyanaten in der Gasphase |
EP1371634A1 (en) | 2002-06-14 | 2003-12-17 | Bayer Ag | Process for the purification of mixtures of toluenediisocyanate |
EP1371633A1 (en) | 2002-06-14 | 2003-12-17 | Bayer Ag | Process for the purification of mixtures of toluenediisocyanate incorporating a dividing-wall distillation column |
ATE337297T1 (de) | 2002-10-22 | 2006-09-15 | Bayer Materialscience Ag | Verfahren zur reinigung von diisocyanatotoluol unter verwendung einer destillationskolonne mit trennwand in der endreinigung |
DE10260084A1 (de) | 2002-12-19 | 2004-07-01 | Basf Ag | Auftrennung eines Stoffgemisches aus Clorwasserstoff und Phosgen |
DE10307141A1 (de) | 2003-02-20 | 2004-09-02 | Bayer Ag | Verfahren zur Herstellung von (Poly)isocyanaten in der Gasphase |
DE10333929A1 (de) | 2003-07-25 | 2005-02-24 | Bayer Materialscience Ag | Herstellung von Mischungen von Di- und Polyisocyanaten der Diphenylmethanreihe mit hohen Gehalten an 4,4'-Methylendiphenyldiisocyanat und 2,4'-Methylendiphenyldiisocyanat |
DE10349504A1 (de) | 2003-10-23 | 2005-05-25 | Bayer Technology Services Gmbh | Verfahren zur Herstellung von Isocyanaten in der Gasphase |
DE10359627A1 (de) | 2003-12-18 | 2005-07-21 | Bayer Materialscience Ag | Verfahren zur Herstellung von Diisocyanaten |
DE102004032871A1 (de) | 2004-07-07 | 2006-02-09 | Bayer Materialscience Ag | Verfahren zur Herstellung von Polyisocyanaten durch adiabate Phosgenierung von primären Aminen |
DE102004041777A1 (de) | 2004-08-28 | 2006-03-02 | Bayer Materialscience Ag | Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung von Phosgen |
US8844574B2 (en) | 2005-04-08 | 2014-09-30 | Huntsman International Llc | Spiral mixer nozzle and method for mixing two or more fluids and process for manufacturing isocyanates |
DE102005032663A1 (de) | 2005-07-13 | 2007-01-18 | Bayer Materialscience Ag | Verfahren zur Herstellung von Isocyanaten |
US20070261437A1 (en) | 2006-05-12 | 2007-11-15 | Boonstra Eric F | Enhanced process for the purification of anhydrous hydrogen chloride gas |
DE102006022448A1 (de) | 2006-05-13 | 2007-11-15 | Bayer Materialscience Ag | Verfahren zur Herstellung von Isocyanaten |
US7547801B2 (en) | 2006-06-26 | 2009-06-16 | Bayer Materialscience Llc | Process for the continuous preparation of isocyanates |
DE102006058634A1 (de) | 2006-12-13 | 2008-06-19 | Bayer Materialscience Ag | Verfahren zur Herstellung von Isocyanaten in der Gasphase |
DE102006058633A1 (de) | 2006-12-13 | 2008-06-19 | Bayer Materialscience Ag | Verfahren zur Herstellung von Isocyanaten in der Gasphase |
DE102007061688A1 (de) | 2007-12-19 | 2009-06-25 | Bayer Materialscience Ag | Verfahren und Mischaggregat zur Herstellung von Isocyanaten durch Phosgenierung primärer Amine |
DE102008009761A1 (de) | 2008-02-19 | 2009-08-27 | Bayer Materialscience Ag | Verfahren zur Herstellung von Isocyanaten |
PL2323973T3 (pl) | 2008-08-07 | 2012-08-31 | Basf Se | Sposób wytwarzania aromatycznych izocyjanianów |
DE102008061686A1 (de) | 2008-12-11 | 2010-06-17 | Bayer Materialscience Ag | Verfahren zur Herstellung von Isocyanaten in der Gasphase |
DE102009032413A1 (de) * | 2009-07-09 | 2011-01-13 | Bayer Materialscience Ag | Verfahren zur Herstellung von Isocyanaten |
DE102010029235A1 (de) * | 2010-05-21 | 2011-11-24 | Evonik Degussa Gmbh | Hydrophile Polyisocyanate |
CN102527312B (zh) | 2010-12-29 | 2013-09-04 | 万华化学集团股份有限公司 | 一种快速混合反应器及其应用 |
WO2013029918A1 (de) | 2011-09-02 | 2013-03-07 | Basf Se | Verfahren zur herstellung von isocyanaten |
US8816126B2 (en) * | 2011-09-02 | 2014-08-26 | Basf Se | Process for preparing isocyanates |
US20150018575A1 (en) | 2011-09-30 | 2015-01-15 | Dow Global Technologies Llc | Highly segregated jet mixer for phosgenation of amines |
EP2586770A1 (de) | 2011-10-27 | 2013-05-01 | Basf Se | Verfahren zur Herstellung von Isocyanaten und/oder Polyisocyanaten |
-
2016
- 2016-09-28 WO PCT/EP2016/073036 patent/WO2017055311A1/de active Application Filing
- 2016-09-28 HU HUE16770943A patent/HUE060897T2/hu unknown
- 2016-09-28 JP JP2018516469A patent/JP6913083B2/ja active Active
- 2016-09-28 KR KR1020187011705A patent/KR20180059520A/ko not_active Withdrawn
- 2016-09-28 US US15/762,227 patent/US10280135B2/en active Active
- 2016-09-28 EP EP16770943.5A patent/EP3356324B1/de active Active
- 2016-09-28 CN CN201680058260.1A patent/CN108137488B/zh active Active
-
2018
- 2018-03-28 SA SA518391224A patent/SA518391224B1/ar unknown
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018529722A (ja) | 2018-10-11 |
US20180265457A1 (en) | 2018-09-20 |
WO2017055311A1 (de) | 2017-04-06 |
EP3356324B1 (de) | 2022-10-05 |
CN108137488B (zh) | 2021-02-26 |
EP3356324A1 (de) | 2018-08-08 |
HUE060897T2 (hu) | 2023-04-28 |
US10280135B2 (en) | 2019-05-07 |
KR20180059520A (ko) | 2018-06-04 |
CN108137488A (zh) | 2018-06-08 |
SA518391224B1 (ar) | 2022-08-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6913083B2 (ja) | イソシアネートの製造方法 | |
US10577311B2 (en) | Method for producing isocyanates | |
US9796669B2 (en) | Process for preparing isocyanates | |
JP5699128B2 (ja) | イソシアネートの製造方法 | |
KR20080055661A (ko) | 이소시아네이트의 기상 제조 방법 | |
US9840461B2 (en) | Method for operating a gas-phase phosgenation plant | |
KR20230109176A (ko) | 이소시아네이트의 제조 방법 | |
RU2487115C2 (ru) | Способ получения первичных ароматических диизоцианатов | |
JP5787908B2 (ja) | イソシアネートの生産方法 | |
US9845286B2 (en) | Process for operating a gas phase phosgenation plant | |
JP4833966B2 (ja) | イソシアナートの製造方法 | |
CN111094240B (zh) | 使在二胺的气相光气化中获得的气态反应混合物骤冷的方法 | |
JP6640125B2 (ja) | 運転の中断を伴う化学製品の製造方法 | |
JP7022113B2 (ja) | 統合された製造におけるイソシアネートおよび少なくとも1つの追加の化学製品の製造方法 | |
CN115397808A (zh) | 运行用于连续制备异氰酸酯的装置的方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190927 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200824 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200901 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20201117 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210129 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20210129 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20210208 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210629 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210709 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6913083 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |