JP6911674B2 - 時間測定装置、測距装置、移動体装置、時間測定方法及び測距方法 - Google Patents
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Description
図7において、信号源1、2でそれぞれ生成された信号がTDC装置に入力されるタイミングの時間差が測定対象の時間である。ここでは、信号源2で生成される信号を測定開始信号とし該測定開始信号がTDC装置に入力されてから、信号源1で生成された測定対象信号1がTDC装置に入力されるまでの時間差(以下では「測定対象時間」とも呼ぶ)を測定する例について説明する。すなわち、図7では、信号源1での信号の生成タイミングが信号源2での信号の生成タイミングよりも遅くなっている。
ここで、立ち上がりエッジとは信号レベルがLow(0)からHigh(1)になる時刻若しくは現象であり、立下りエッジとは信号レベルがHigh(1)からLow(0)になる時刻若しくは現象のことを意味する。
演算手段1は、TDC装置に対して測定対象信号1が入力されていると判断した時点で基準クロックのカウント値のアップを停止し、その時点でのカウント値Cclkを保持する。基準クロックの周期をTとすると、T×Cclkが測定対象時間を粗く見積もったもの(概算したもの)である。
一般にインバータやバッファで構成される遅延素子(以下では単に「素子」とも呼ぶ)が多数配列された遅延素子列では、各素子が数〜数百ピコ秒の遅延時間を有し、入力された信号に対して該信号が通過した素子数分だけ遅延を与える。
例えば測定対象信号が矩形の正のパルス信号である場合、該パルス信号が通過中の素子の端子電圧レベルはHigh(1)になり、それ以外の素子ではLow(0)になる。端子電圧レベルが同時にHigh(1)になる素子の数は生成されたパルス信号の時間幅(パルス幅)に依存する。
時間差測定においては、信号のエッジ(詳しくは、立ち上がり若しくは立ち下がりのエッジ)が遅延素子列中のどの素子を通過中であるかが重要であり、そのため、信号レベルがLow(0)からHigh(1)に切り替わる素子、若しくはHigh(1)からLow(0)に切り替わる素子を見つける必要がある。そこで、TDC装置に信号のエッジを検出するエッジ検出手段を設けることが好ましい。
エッジ検出手段は基準クロック生成手段で生成された基準クロックに同期して動作する。エッジ検出手段として、例えば各遅延素子の端子にフリップフロップ回路を取り付け、該遅延素子の端子電圧レベルを基準クロックに同期してモニタする手法を用いることが望ましい。
ここで、例えばJ番目の素子で立ち上がりエッジが検出された場合に、エッジ検出手段は、エッジが検出された素子がJ番目の素子であることを演算手段1へ伝える。演算手段1は、既知である素子1つ分の遅延時間とJ番目という情報から、遅延素子列の1番目の素子からJ番目の素子までの総遅延時間Tdelay(J)算出し、保持する。以上より、測定対象時間はT×Cclk−Tdelay(J)として、演算手段1から出力される。
一般には、パルスのエッジの検出回数と遅延素子の持つ遅延時間は比例関係にあることが知られている。その原理は、遅延時間の長い素子ではパルスが滞在する時間が長くエッジを検出する機会が多くなり、反対に遅延時間の短い素子ではパルスの滞在時間が短くなりエッジを検出する機会が少なくなることである。
続いて、図10(A)において1番目〜10番目の遅延素子では合計100回のエッジが検出されていることから、遅延素子毎に100回中何回のエッジが検出されているかを抽出する。この抽出されたものが1クロックに占める遅延素子毎の遅延時間の割合となる。そこで、この遅延時間の割合に、既知の時間である基準クロックの周期Tを掛けたものが、各遅延素子の遅延時間となる。
実施例1の時間測定装置は、図11に示されるように、投光手段、受光手段、制御手段、ノイズ取得手段、基準クロック生成手段、第1時間計測手段、第2時間計測手段、演算手段2、遅延時間算出手段などを含む。
ここでは、ノイズ制御手段は、閾値制御手段を有しているが、必ずしも有していなくても良い。遅延時間算出手段は、ヒストグラム生成手段を有する。
投光手段は、投光光学系20、LD、LD駆動部12を含んで構成されている。受光手段は、時間計測用PD42、電流電圧変換器44aを含んで構成されている。制御手段は、測定制御部46を含んで構成されている。
実施例1の時間測定装置は、測定開始信号(例えば投光手段の光源を駆動するためのトリガ信号であるLD駆動信号)が入力されてから、測定対象信号1(例えば受光手段の出力信号である受光信号)が入力されるまでの経過時間を算出する機能を持つ。
ここで、各遅延素子の持つ遅延時間は基準クロックの周期よりも短く設定されている。また、各遅延素子は、ゲート素子や、抵抗、コンデンサ、コイルなどの組み合わせにより構成されている。
遅延素子間の信号レベルの変化(遅延素子の端子電圧レベルの変化)の検出には、例えばフリップフロップを多数配列したものを用い、基準クロックに同期して動作させることとしている。
そして、図8(B)を用いて説明した場合と同様に、遅延素子列において最初に信号レベルがHighからLowへ切り替わる箇所(遅延素子番号1)が基準クロックに同期して読み取られたとき、すなわち測定対象信号1の立ち下がりエッジが遅延素子列へ進入したことが検出された(ステップS11でYES)とき、該箇所に同期する基準クロックの次の基準クロックの立ち下がりのエッジ位置に対して信号入力端側の直近に位置する遅延素子の番号として遅延素子番号Jが出力される(ステップS12)。例えば図8(A)ではJ=3となる。
測定対象信号2は、例えば、抵抗端に現れる熱雑音や、光由来のショット雑音などである。このように測定対象信号2は厳密には「信号」ではなく「ノイズ」であるが、ここでは、便宜上、「信号」の文言を用いて表記している。
遅延時間算出手段は、各遅延素子の遅延時間を算出する。具体的な算出方法は、図9、図10(A)、図10(B)を用いて説明した内容と同様である。
次に、実施例2について説明する。実施例1において測定対象信号1、2は同一の信号源である受光素子に由来する。そこで、実施例2では、測定対象信号1、2に対して、二値化回路での閾値を制御することで、信号の発生頻度の制御や、所望の信号のみの抽出を行う。
二値化回路は、入力されたアナログ信号に対し、任意の閾値を超えたものについては「1」を、それ以外のものについては「0」を出力する。
二値化回路は、図11のように受光手段の直後に接続されるのが望ましく、前述のPDやAPDの電流に基づく電圧信号(受光信号)を入力しても良いし、受光信号のうち所望の周波数帯域のものだけを通過させるようなフィルタ回路を通過したものを用いても良い。
そこで、実施例3では、信号の効率的な取得方法について説明する。ヒストグラム生成シーケンスにおける閾値制御方法の一例が図14に示されている。
ここでは、ヒストグラム生成時間を6分割している。分割時間1〜5の間は、ノイズ検出回数を増大させるために閾値を段階的に低くなるように制御している。分割時間6では、分割時間5までの間に所定数のノイズを取得(検出)できたため、分割時間5に対して閾値を下げていない。
実施例4では、モード切り替えを含んだ閾値制御について図15等を参照して説明する。ここでは、ヒストグラムを生成し遅延時間を算出する第2のモードと、経過時間を概算するための時間情報を取得する第1のモードとの間に、モード切り替え時間を設けている。
この場合、図11のように測定対象信号1と測定対象信号2が同一の信号源から出力される構成で実施されることが望ましい。閾値を上下させることで、各モードにおいて所望の信号のみを効率的に取得することができる。
モード切り替え時間の少なくとも最終分割時間では閾値を超えるノイズ成分が無いように閾値を制御することが好ましい。モード切り替え時間内での閾値制御は、図15に示されるように離散的に行っても良いし、連続的に変化させても良い。変化のさせ方は、分割時間毎に等しくしても良いし、不均一にしても良い。連続変化は線形的でも良いし、非線形的であっても良い。閾値をモード切り替え時間内で変化させずに一定としても良い。
実施例5では、図11に示されるような、測定対象信号1及び測定対象信号2の信号源を受光手段の受光素子とする。受光素子としてはPD(Photo−Diode)やAPD(Avalanche Photo−Diode)を用いることが望ましい。受光手段は、所望の周波数帯域を通過させるようなフィルタ回路を含んでも良い。受光手段は、受光感度(光を電気信号に変換する割合)を変化させる手段を有し、第1のモードと第2のモードで感度が異なるように制御しても良い。
投光手段の光源としてはLDやVCSEL、LED等が挙げられる。投光手段では光源からの光をレンズ等を用いて集光、拡散、コリメートさせても良いし、ミラー等の偏向手段を用いて偏向させたものを用いても良い。
このとき、偏向手段の回転範囲が走査範囲から外れるときでも受光手段が光を受光できるような構成が好ましい。ヒストグラム生成に用いるショットノイズを取得できるからである。
偏向手段が回転することにより、経過時間の概算を行う走査時間と、遅延時間算出のためのヒストグラム生成時間とが交互に切り替わるような構成が可能となる。
ここで、ヒストグラムのデータはメモリに蓄え、ヒストグラム生成時間になるたびに、前データに積算していくことが望ましい。積算回数が多いほど、遅延時間算出の精度は高くなると考えられるためである。
また、メモリに保存可能なデータサイズには限界があるため、エッジの検出回数Ctotalの上限はメモリに保存可能な値に設けておくことが好ましい。
測定(ステップT1〜T12のループ)を複数回行う場合に、ステップT1でのモード選択方法として、例えば、第1のモードと第2のモードを交互に選択しても良いし、第1のモードを複数回連続して選択することと第2のモードを少なくとも1回選択することを交互に行っても良い。なお、第2のモードを少なくとも1回選択しCtotalが規定数に達した(ステップT8でYES)後は、有効走査領域を走査しないとき(偏向手段の回転範囲が有効走査領域から外れるとき)に第2のモードを行わなくても良い、すなわちステップT1で第2のモードを選択しなくても良い。
この場合、二値化回路からのノイズの出力頻度を制御することができる。
その技術的意義について考察する。
まず、信号レベルの異なる2つの信号(測定対象信号と雑音信号)が混在している場合、それぞれを分離することができる。すなわち、閾値を設けることにより、例えば雑音信号と、測定対象信号を切り分けて出力することが可能である。
また、ヒストグラム生成のために閾値を下げたままにしていては、第1のモードで所望の測定対象信号以外のノイズも取得してしまう可能性がある。そこで、モード切り替えの間に緩衝時間を設け、第2のモードから第1のモードに移行する前にノイズを1度も取得しないよう閾値を制御する。例えば、分割時間毎に徐々に閾値を上げていった場合、ノイズを取得しないが測定対象信号を取得できる最低のレベルに閾値を設定することができる。これにより、TOF法を用いる測距装置においては、より長い距離を測定することが可能になる。これは長距離ほど、物体での反射光が弱くなるため、測定対象信号とノイズを区別することが難しくなるためである。
この場合、構成の煩雑化を抑制しつつ測距精度を向上させることができる。
一般に、2つの信号の時間差を高精度に計測するためには、クロックによる粗い測定と、遅延素子列を用いた微細な測定を組み合わせて行われる。
遅延素子列は、クロックの周期よりも短い基準時間(遅延時間)を持つ遅延素子を複数配列したもので構成され、IC内のゲート素子や、抵抗、コンデンサ、コイルなどを組み合わせたものが用いられることが多い。
遅延素子の遅延時間は、温度や電圧の不均一さ、プロセスばらつき、素子間の配線の長さの違い等によって素子間でばらつきがあることが知られている。
上記時間差の測定において、遅延素子の遅延時間は時間分解能に相当するため、これらがばらつくことで測定精度が低下することが懸念される。
一般には、測定対象信号とは別に、周期性を持つ信号を入力し、遅延素子毎に該信号のエッジが検出された回数を積算、ヒストグラム化する。このとき、遅延時間が長い素子ほどエッジの検出回数が多くなるような傾向がある。
すなわち、エッジの検出回数から遅延時間のばらつきを把握することが可能である。
この技術は、一般に”code density test”と呼ばれることもある。
また、遅延素子に対し確率的に等しく分配されるような周期信号を生成する場合、分周器や、遅延生成器を用いる必要があるが、周波数ジッタや、環境温度による周波数変化によって所望の特性を持たなくなる可能性があり、構成が煩雑化する懸念もある。
Claims (18)
- 入力信号を遅延する複数の遅延素子が配列された遅延素子列と、前記遅延素子列における各遅延素子の遅延時間よりも長い一定の周期Tの基準クロックを用いて、測定開始時刻から測定対象信号が入力されるまでの時間を測定する時間測定装置であって、
当該時間測定装置内外で発生したノイズを前記遅延素子列に入力して前記遅延素子毎の遅延時間を取得する時間測定装置。 - 前記基準クロックに同期して、前記遅延素子列に入力された前記測定対象信号又は前記ノイズの立ち上がり若しくは立ち下りのエッジが検出された前記遅延素子を特定するエッジ検出手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の時間測定装置。
- 前記遅延素子列の総遅延時間は前記周期Tよりも長く、
前記エッジ検出手段により、周期Tに相当するK個の遅延素子で前記エッジを検出した総数をCk、前記遅延素子列における入力端側から数えてL番目の前記遅延素子で前記エッジを検出した回数をCLとすると、前記L番目の遅延素子の遅延時間は、T×CL÷Ckとなることを特徴とする請求項2に記載の時間測定装置。 - 前記エッジ検出手段により前記遅延素子毎の前記エッジが検出された回数を表すヒストグラムを生成するヒストグラム生成手段と、
前記ヒストグラムに基づいて該遅延素子の遅延時間を算出する遅延時間算出手段と、を含むことを特徴とする請求項2又は3に記載の時間測定装置。 - 前記ヒストグラム生成手段は、少なくとも前記ノイズのアナログ値を閾値で二値化し、得られたデジタル信号を前記遅延素子列へ出力する二値化回路から1組の立ち上がりエッジ及び立ち下りエッジを持つデジタル信号が出力された回数Ctotalをカウントし、
前記ヒストグラムの生成時に、Ctotalが1以上カウントアップするように前記閾値を制御する閾値制御手段を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の時間測定装置。 - 前記閾値制御手段は、前記ヒストグラムの生成時間を複数の時間帯に分割し、最も早い時間帯を1番目の時間帯としたときに1番目の時間帯からM番目の時間帯までのCtotalが所定値を超えていない場合、M+1番目の時間帯の閾値をM番目の時間帯の閾値よりも低くすること特徴とする請求項5に記載の時間測定装置。
- 前記測定開始時刻から前記測定対象信号が入力されるまでの時間を取得する第1のモードと、前記遅延時間を取得する第2のモードのいずれかを選択するモード選択系を備え、
前記モード選択系は、前記第2のモードから前記第1のモードへの切り替えの際に任意の長さのモード切り替え時間を設定し、
前記閾値制御手段は、前記モード切り替え時間を複数の時間帯に分割し、該複数の時間帯のうち少なくとも最後の時間帯においてはCtotalが変化しないように前記閾値を制御することを特徴とする請求項5又は6に記載の時間測定装置。 - 光源を含む投光手段と、
前記投光手段から投光され物体で反射された光を受光する受光手段と、
前記測定開始時刻が前記光源の発光タイミングと一致し、前記測定対象信号が前記受光手段の出力信号である請求項1〜7のいずれか一項に記載の時間測定装置と、
前記時間測定装置での測定結果及び光速を用いて前記物体までの距離を算出する距離算出手段と、を備える測距装置。 - 光源及び該光源からの光を走査する走査部を含む投光手段と、
前記投光手段から投光され物体で反射された光を受光する受光手段と、
前記測定開始時刻が前記光源の発光タイミングと一致し、前記測定対象信号が前記受光手段の出力信号である請求項7に記載の時間測定装置と、
前記時間測定装置での測定結果及び光速を用いて前記物体までの距離を算出する距離算出手段と、を備え、
前記時間測定装置のモード選択系は、前記光が走査されている時間は前記第1のモードを選択し、Ctotalが所定値に達しない場合は、前記光が走査されていない時間に前記第2のモードを選択することを特徴とする測距装置。 - 請求項8又は9に記載の測距装置と、
前記測距装置が搭載される移動体と、を備える移動体装置。 - 入力信号を遅延する複数の遅延素子が配列された遅延素子列と、前記遅延素子列における各遅延素子の遅延時間よりも長い一定の周期Tの基準クロックを用いて、測定開始時刻から測定対象信号が入力されるまでの時間を測定する時間測定方法であって、
ノイズを前記遅延素子列に入力して前記遅延素子毎の遅延時間を取得する工程を含む時間測定方法。 - 前記遅延時間を取得する工程では、前記基準クロックに同期して、前記遅延素子列に入力された前記ノイズの立ち上がり又は立ち下りのエッジが検出された前記遅延素子を特定することを特徴とする請求項11に記載の時間測定方法。
- 前記遅延素子列の総遅延時間は前記基準クロックの周期Tよりも長く、
周期Tに相当するK個の前記遅延素子で前記エッジを検出した総数をCk、L番目の前記遅延素子で前記エッジを検出した回数をCLとすると、前記遅延素子列における入力端側から数えてL番目の前記遅延素子の遅延時間は、T×CL÷Ckとなることを特徴とする請求項12に記載の時間測定方法。 - 前記遅延時間を取得する工程では、前記遅延素子毎の前記エッジが検出された回数を表すヒストグラムを生成し、前記ヒストグラムに基づいて該遅延素子の遅延時間を算出することを特徴とする請求項12又は13に記載の時間測定方法。
- 前記遅延時間を取得する工程は、
前記ノイズを閾値で二値化し、二値のデジタル信号を出力するサブ工程と、
前記出力するサブ工程で1組の立ち上がりエッジ及び立ち下りエッジを持つデジタル信号が出力された回数Ctotalをカウントするサブ工程と、
前記ヒストグラムの生成時に、Ctotalが1以上カウントアップするように前記閾値を制御するサブ工程と、を含むことを特徴とする請求項14に記載の時間測定方法。 - 前記制御するサブ工程では、前記ヒストグラムの生成時間を複数の時間帯に分割し、最も早い時間帯を1番目の時間帯としたときに1番目の時間帯からM番目の時間帯までのCtotalが所定値を超えていない場合、M+1番目の時間帯の閾値をM番目の時間帯の閾値よりも低くすることを特徴とする請求項15に記載の時間測定方法。
- 前記測定開始時刻から前記測定対象信号が入力されるまでの時間を取得する工程を実行する第1のモードと、前記遅延時間を取得する工程を実行する第2のモードのいずれかを選択する工程を更に含み、
前記選択する工程では、前記第2のモードから前記第1のモードへの切り替えの際に任意の長さのモード切り替え時間を設定し、
前記制御するサブ工程では、前記モード切り替え時間を複数の時間帯に分割し、該複数の時間帯のうち少なくとも最後の時間帯においてはCtotalが変化しないように前記閾値を制御することを特徴とする請求項15又は16に記載の時間測定方法。 - 一定の周期の基準クロックを生成する工程と、
前記基準クロックに同期して光源を発光させて投光する工程と、
前記投光する工程で投光され物体で反射された光を受光し光電変換する工程と、
前記光源の発光タイミングと一致する測定開始時刻から、入力信号を遅延する複数の遅延素子が配列された遅延素子列に前記光電変換により生じた信号が入力されるまでの前記基準クロックのカウント値を取得する工程と、
ノイズを取得し、該ノイズを前記遅延素子列に入力し前記遅延素子毎の遅延時間を算出する工程と、
前記遅延時間、前記カウント値及び前記周期から、前記物体までの光の往復時間を算出する工程と、
前記往復時間及び光速から、前記物体までの距離を算出する工程と、を含む測距方法。
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