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JP6894406B2 - タンクピットの雨仕舞、及びタンクピットの雨仕舞の設置方法 - Google Patents

タンクピットの雨仕舞、及びタンクピットの雨仕舞の設置方法 Download PDF

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本発明は、タンクピットの雨仕舞、及びタンクピットの雨仕舞の設置方法に関する。
大容量のタンクは、腐食等によりタンクの底部または底部側周壁部から貯蔵される液体の漏えいを考慮して、タンクピットの中に設置される。この種のタンクピットが屋外に設置されると、タンクピットの内部に雨水が進入し、タンクピットが本来の機能を発揮することができなくなる。
タンクピットへの雨水の侵入を防止するために、タンクピット全体をタンクとともに屋根等で覆う方法が考えられる。しかし、タンクピット全体を収容する建造物を設置するには巨額の費用と多くの時間が必要になる。そこで、タンクの周りに簡易的な屋根等を設置して、タンクピットを覆う対策が考えられている。しかし、円形を主形状とするタンクに対し、屋根等をタンクの周囲に隙間なく設置するのは困難である。そこで、屋根とタンクの隙間を水密するための雨仕舞が種々検討されている。
実開平3−17596号公報
しかしながら、タンクピットに設置されている複数のタンクは、高さ及び外形が同一形状でない場合もある。このため、タンクの高さや外径に関わらず、容易に設置が可能な雨仕舞が要求されている。
本発明は、上述の事情の下になされたもので、雨仕舞の設置を容易に行うことを課題とする。
上記課題を解決するため、実施形態に係るタンクピットの雨仕舞は、タンクから漏れ出た液体が外部に流出しないよう周囲にせきを備えたタンクピット内のタンクの周囲に設置され雨水をせきを越してタンクピットの外側に導く雨除けとタンクの側面との間の隙間を塞ぐタンクピットの雨仕舞であって、上端部がタンクピットに設置されているタンクの側面に取り付けられ、タンクの側面と雨除けとの間の隙間を覆うように配置される防水シートを有する。
タンクピットについて説明するための平面図である。 第1の実施形態に係るタンクピットの部分側面図である。 第1の実施形態に係る防水シートについて説明するための図である。 第1の実施形態に係る防水シートについて説明するための図である。 第1の実施形態に係る防水シートの設置方法について説明するための図である。 第2の実施形態に係るタンクピットの雨仕舞について説明するための図である。 第3の実施形態に係るタンクピットの雨仕舞について説明するための図である。 第4の実施形態に係るタンクピットの雨仕舞の防水シートについて説明するための図である。 第4の実施形態に係るタンクピットの雨仕舞の防水シートについて説明するための図である。
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態に係るタンクピットの雨仕舞について、図を参照して説明する。図1は、タンクピット2の平面図である。ただし、後述する雨除けや防水シート等の雨仕舞は記載されていない。図2は、タンクピットの部分側面図である。
タンクピット2は、タンク1が破損した場合に、タンク1から漏れ出た液体をタンクピット2内に溜めることにより、液体が施設の外部に流出しないようにするための設備である。タンクピット2は、地面Gを掘って基礎4を形成し、基礎4の周囲にせき3を形成して設置されている。せき3の高さは、例えば、1mである。基礎4の広さは、設置されるタンク1の数及びタンク1の大きさによって決まる。タンクピット2には、複数のタンク1が設置されている。タンク1の高さ及び形状は様々である。例えば、タンク1の高さは12m程度であり、タンク1の外周の長さは36m程度である。
図2に示されるように、タンクピットに設置されているタンク1の周囲には、柱5、雨除け6が設置されている。
雨除け6は、タンクピット2の上に降った雨水をタンクピット2の外側に導く。雨除け6は、例えば、トタン、テント生地、塩化ビニール系の樹脂等で形成された簡易的な屋根である。柱5は、雨除け6を支える柱である。柱5は、鉄パイプ等の鋼材で形成されている。柱5は、基礎4及びせき3の外側の地面Gに立設される。せき3の高さが1mである場合、柱5の長さは、例えば、0.7mから3m程度である。柱5それぞれの長さは、雨除け6が適度の傾きを有することができるような長さに形成されている。柱5と雨除け6とは、取付金具、ボルト、ナット等を使用して結合されている。つまり、柱5と雨除け6は、短時間で設置可能な構造になっている。なお、強度を増すために、鉄パイプ等を使用して柱5相互間を適宜接続するようにしてもよい。また、柱5をせき3に固定するようにしてもよい。また、柱5は、木材で形成されていてもよい。さらに、柱5は、タンクピット2内にのみ設けるようにしてもよい。
複数のタンク1は円柱形状であり、タンク1それぞれの高さ及び形状は異なっている。雨除け6をタンク1の周囲に隙間なく設けることは困難である。特に、タンク1が円柱形状である場合には一層困難である。したがって、タンク1の側面と雨除け6との間に隙間7ができてしまう。隙間7の幅は、例えば、10cm〜30cm程度である。なお、雨除け6は図1における各タンク1の周囲に設けられ、前記隙間7を除いて、タンクピット2全体を覆っている。
実施形態に係るタンクピットの雨仕舞100は、タンク1の側面と雨除け6との間にできた隙間7を覆い、タンクピット2内に雨水が流入しないようにするための設備である。実施形態に係るタンクピットの雨仕舞100は、防水シート10と取付具20とを有する。
防水シート10は、タンク1の側面に取り付けられ、タンク1の側面と雨除け6との間の隙間7に降り込む雨水およびタンク1の表面を伝って流れる雨水を雨除け6の上に導く。図2に示されるように、防水シート10の一端(上端側)は、後述する取付具20でタンク1の側面に固定される。防水シート10の他端(下端側)は、雨除け6の上面に配置される。防水シート10の他端(下端側)を雨除け6にボルト等で固定してもよい。
図3に、防水シート10の構成図を示す。図3に示されるように、防水シート10は、タンク1の周囲に巻回して配置される複数のシート10aと、シート10aそれぞれの間の隙間を塞ぐパッチシート10bから構成されている。ここでは、防水シート10が4枚のシート10aで構成されている場合について説明する。各シート10aは、矩形に形成されている。各シート10aの短手方向の長さL2は、例えば1mである。シート10aの厚さは、例えば、0.5cm〜5cm程度である。4枚のシート10aの長手方向の長さを足した長さL1は、タンク1の外周と同じ長さである。なお、4枚のシート10aの長手方向の長さが同じ長さである必要はない。各シート10aの下端部近傍には、シート10aと雨除け6とを固定する際に使用する複数の穴10cが設けられている。パッチシート10bは、シート10aとシート10aとの間にできる隙間を塞いで水密性を高めるために使用するシートである。
シート10aは、柔軟性、弾力性、水密性、耐久性が高く、軽量な素材で形成されている。例えば、シート10aは、ゴム製のシートで形成されている。好ましくは、シート10aは、軽量で水密性の高い発砲ゴムで形成されている。パッチシート10bは、例えばシート10aと同じ素材で形成されているが、異なる素材で形成されていてもよい。
取付具20は、タンク1の側面に配置された防水シート10(4枚のシート10a)を介してタンク1に巻回され、防水シート10をタンク1の側面に固定する取付具である。例えば、取付具20はバンドであり、好ましくはラチェット式ポールバンドである。具体的には、取付具20は、ステンレス製の帯状のバンドと、締め付け金具から構成されている。バンドの長さは、タンク1の外周の長さL1よりも長い。
(取付手順)
次に、タンク1の側面に防水シート10を取り付ける作業手順の一例について説明する。柱5及び雨除け6は既に設置されていることとする。ここでは、防水シート10にドラムに巻かれた幅1mの市販されているゴムシートを使用し、取付具20に市販されているラチェット式ポールバンドを使用する場合について説明する。
最初に、対象とするタンク1の外周の長さL1を測定する。ここでは、外周の長さL1が約36mであるとする。次に、ドラムに巻かれたゴムシートを9mの長さごとに切断し、4枚のシート10aを作成する。シート10aの寸法は、縦1m、横9mである。ここでは、防水シート10を4枚のシート10aで構成する場合について説明するが、シート10aの枚数は、ゴムシートの重さ、弾力性、隙間7の幅等によって決める。枚数を増やすと1枚のシート10aの重量が軽くなり、シート10aを雨除け6に固定する作業が容易になる。一方、シート10a間を接続するパッチシート10bの枚数が増え、接続作業時間等が増える。
次に、各シート10aの上端が同一円周上に揃うように、4枚のシート10aをタンク1の周りに配置する。具体的には、雨除け6のタンク1に近接する端部から基礎4の表面までの高さが3m、隙間7の幅が約30cm、防水シート10の短手方向の長さL2が1m、雨除け6の上面に配置するシート10aの長さを約30cmとした場合、基礎4の表面から約3.4mの位置にシート10aの上端が揃うように配置する。このとき、接着剤を使用してシート10aの上端部をタンク1の側面に固定してもよい。接着剤を使用してシート10aの上端部をタンク1の側面に固定することにより、タンク1とシート10a間の水密性を高めることができる。
次に、自重でシート10aの位置がずれないように、各シート10aを穴10cを使用して雨除け6に固定する。これにより、取付具20を用いて防水シート10をタンク1に取り付ける際、複数のシート10aを抑えながら作業する必要がなくなり、作業効率を上げることができる。
タンク1と雨除け6との間には隙間7があるので、タンク1の側面と雨除け6に固定された防水シート10は、上辺の長さL1より下辺の長さを長くする必要がある。例えば、タンク1の半径が6mであり、隙間7の幅が10cmである場合、上辺の長さL1は約37.7m(2π×6m)となる。下辺の長さは約38.3m(2π×6.1m)となる。したがって、下辺の長さを上辺の長さL1よりも約60cm長くする必要がある。シート10aは、弾力性があるので伸ばすことができる。例えば、シート10a間に隙間を生じないようにシート10aの下端側を伸ばした状態で、穴10cを使用してシート10aを雨除け6に固定する。
次に、シート10a間をパッチシート10bで接続する。シート10aとシート10aの間に雨水が流れ込むことを防止するためである。耐候性、耐久性に優れた接着剤を使用してシート10aとパッチシート10bとを接続する。図4に示されるように、シート10a間に隙間がある場合でも、パッチシート10bにより隙間を無くすことができ、水密性を確保することができる。
次に、タンク1の周囲に配置した防水シート10の上から取付具20のステンレス製の帯状のバンドを巻き付ける。バンドを巻き付ける位置は、防水シート10の上端近傍(例えば、1cm〜5cm)が望ましい。バンドの一端には締め付け金具が設けられており、巻き付けたバンドの他端を締め付け金具に通し、所定の長さでバンドを切断する。
次に、締め付け金具を操作して、バンドを締め付ける。防水シート10は弾力性があるので、帯状のバンドは防水シート10に食い込み、防水シート10は、タンク1に密着して固定される。
図5に、周囲に防水シート10及び取付具20を取り付けらてたタンク1の平面図を示す。取付具20を示す部分に斜線を施してある。防水シート10の周囲は、雨除け6である。シート10aそれぞれは、取付具20によりタンク1の周囲に密着して固定されている。シート10a間はパッチシート10bにより水密に接続されている。4枚のシート10aにより、タンク1と雨除け6の間の隙間7は塞がれている。
以上の作業を複数のタンク1それぞれに対して行う。タンク1それぞれの形状が異なっている場合でもシート10aの長手方向の寸法を変えるだけで対応できる。また、タンク1の側面に防水シート10を取り付けるので、タンク1の高さが異なっている場合でもシート10aの寸法を変える必要はない。したがって、タンク1の形状が様々である場合でも、現地で対応可能であり、また現地での作業が容易である。
(作用)
次に、タンクピットの雨仕舞100によって、タンクピット2の上に降った雨水がタンクピット2の外側に導かれる仕組みについて説明する。
図2を参照してわかるように、タンク1に降りかかった雨水は、タンク1の側面を伝って流れ落ちる。タンク1の側面には、防水シート10が密着して取り付けられている。したがって、タンク1の側面を伝って流れ落ちた雨水は、タンク1の側面と防水シート10との間に流れ込むことはない。雨水は、防水シート10を伝って、雨除け6の上に流れ、雨除け6を伝ってタンクピット2(せき3)の外側に導かれる。タンク1と雨除け6との間の隙間7の上に降った雨水は、防水シート10を伝って、雨除け6の上に流れ、雨除けを伝ってタンクピット2(せき3)の外側に導かれる。したがって、タンクピット2内に雨水が流入することを防止でき、タンクピット2本来の機能を維持することができる。
なお、上記の説明では、シート10aの形状が矩形である場合について説明したが、シート10aの形状を台形にしてもよい。
(第2の実施形態)
第1の実施形態の説明では、防水シート10を1個の取付具20でタンク1に固定する場合について説明した。しかし、図6に示されるように、複数の取付具20を使用して、防水シート10をタンク1に固定してもよい。防水シート10の重さ、防水シート10に加わる風力、防水シート10の強度、取付具20の強度等を考慮して、使用する取付具20の個数を決めればよい。
また、タンク1の側面の適度な位置に凹部がある場合、その凹部を利用して取付具20を取り付けると、取付具20が下方にずれにくくすることができる。また、タンク1と防水シート10との水密性を高めることができる。
また、図6に示されるように、タンク1の側面にコーキング材21を施し、コーキング材21を利用して取付具20を取り付けるようにしても同様の効果を得ることができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態では、図7に示されるように、雨除け6が無い場合について説明する。この場合、防水シート10のタンク1の側面に固定されていない下端側がせき3の外側に垂れさがるように防水シート10を配置する。
タンク1の側面を伝って落ちてくる雨水及び隙間7の上に降った雨水は、防水シート10によってタンクピット2(せき3)の外側に導かれる。したがって、タンクピット2内に雨水が流入することを防止でき、タンクピット2本来の機能を維持することができる。
(第4の実施形態)
第1の実施形態では、矩形の4枚のシート10aで防水シート10を構成する説明をしたが、シート10aの形状を矩形に限定する必要はない。例えば、図8に示されるように、シート10aの形状を扇型にしてもよい。
シート10aの形状を扇型にすることにより、シート10aを雨除け6に固定する際、シート10aを伸ばして固定する必要がなくなる。一方、タンク1の半径が6m近くあるので、扇型のシート10aを作成するためには6m四方のゴムシートが必要となり、市販のゴムシートでシート10aを作成することが困難になる。したがって、製造コストが高くなるというデメリットがある。
シート10aの形状を扇型にする場合、図9に示されるように、必要に応じでスリット10dを設けてもよい。図9に示す点線付近でシート10aを折り曲げることにより、シート10aを雨除け6に密着して固定しやすくなる。
以上に説明したように、本実施形態に係るタンクピットの雨仕舞100は、タンクピット2に設置されているタンク1の側面に取り付けられ、タンクピット2の上に降った雨水をタンクピット2の外側に導く防水シート10を有する。これにより、タンクピットの雨仕舞100は、雨水がタンクピット2に流入することを防止することができる。
また、防水シート10をタンク1の側面に取り付けるので、タンク1の高さが高い場合でも、防水シート10の大きさを変える必要がない。また、タンク1の高さが例えば12mと高い場合であっても、防水シート10の取付は例えば3.4m程度の低い箇所で行うことができる。このように、タンク1の高さの1/4ないし1/3の箇所で取付け作業を行えるので、作業の安全化、簡単化を図ることができる。したがって、タンクピットの雨仕舞100を安価に製造することができるとともに、雨仕舞の設置を容易に行うことをができ、現地での設置時間を短縮することができる。
防水シート10は、複数のシート10aと、シート10aそれぞれの間の隙間を塞ぐパッチシート10bから構成されている。これにより、シート10a相互間の水密度を高めることができる。また、シート10aを矩形にした場合、市販のゴム製のシートでシート10aを形成することができるので、タンクピットの雨仕舞100を安価に製造することができる。
防水シート10は、ゴム製のシートで形成されているので、防水効果が高い。
防水シート10の素材として発泡ゴムを使用した場合、防水シート10を軽量化することができる。これにより、タンクピットの雨仕舞100は、取付具20に加わる負荷を軽減することができる。また、防水シート10が軽くなるので雨仕舞の設置を容易に行うことができ、作業時間を短縮することができる。
取付具20を使用して、タンク1の側面に配置された防水シート10を周囲から締め付けることにより防水シート10をタンク1の側面に固定する。これにより、タンク1の側面に防水シート10を密着した状態で固定することができる。
取付具20としてバンド好ましくはラチェット式ポールバンドを使用した場合、バンドの締め付けが容易である。したがって、タンク1の側面に防水シート10を取り付ける作業時間を短縮することができる。また、ラチェット式ポールバンドは市販されているので、タンクピットの雨仕舞100の製造費用を低減することができる。
なお、上述したタンク1に防水シート10を取り付ける作業手順は一例であり、これに限定する必要はない。例えば、タンク1の周囲に4枚のシート10aを配置し、シート10aをタンク1の側面に垂れ下げた状態でシート10aの上端部をタンク1の側面に接着剤で固定する。取付具20で防水シート10をタンク1の側面に固定する。シート10aのタンク1に固定されていない側の端をまくり上げて雨除け6の上面に配置し、穴10cを利用してシート10aを雨除け6に固定する。4枚のシート10aを固定した後、シート10a間をパッチシート10bで接続する。このような作業手順としてもよい。
また、上記では、取付具20を用いて防水シート10をタンク1に固定する説明をしたが、取付具20を使用しなくてもよい場合もある。例えば、防水シート10が軽量である場合、接着剤で防水シート10をタンク1の側面に張り付けるだけでよい場合もある。また、防水シート10の強度が高い場合、雨除け6に防水シート10を固定するだけで、防水シート10を安定した状態で設置することができる場合もある。ただし、この場合でも、水密性を確保するために、防水シート10の上端部とタンク1の側面とをコーキング材等で接着することが望ましい。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施しうるものであり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…タンク
2…タンクピット
3…せき
4…基礎
5…柱
6…雨除け
7…隙間
10…防水シート
10a…シート
10b…パッチシート
10c…穴
10d…スリット
20…取付具
21…コーキング材
100…タンクピットの雨仕舞

Claims (9)

  1. タンクから漏れ出た液体が外部に流出しないよう周囲にせきを備えたタンクピット内の前記タンクの周囲に設置され雨水を前記せきを越して前記タンクピットの外側に導く雨除けと前記タンクの側面との間の隙間を塞ぐ前記タンクピットの雨仕舞であって、
    上端部が前記タンクピットに設置されている前記タンクの側面に取り付けられ、前記タンクの側面と前記雨除けとの間の隙間を覆うように配置される防水シートを有する
    タンクピットの雨仕舞。
  2. タンクから漏れ出た液体が外部に流出しないよう周囲にせきを備えたタンクピットに設置されている前記タンクの前記せきより上部の側面に上端部が取り付けられ、前記タンクの側面と前記タンクピットの前記せきとの間の隙間を覆うように配置される防水シートを有する、
    タンクピットの雨仕舞。
  3. 前記防水シートは、前記タンクの周囲に巻回して配置された複数のシートと、前記シートそれぞれの間の隙間を塞ぐパッチシートから構成されている、
    請求項1または2に記載のタンクピットの雨仕舞。
  4. 複数の前記シートの形状が矩形である、
    請求項3に記載のタンクピットの雨仕舞。
  5. 前記シートは、ゴムを使用した素材で形成されている、
    請求項3または4に記載のタンクピットの雨仕舞。
  6. 前記シートは、発砲ゴムで形成されている、
    請求項3から5の何れか一項に記載のタンクピットの雨仕舞。
  7. 前記タンクの側面に配置された前記防水シートを介して前記タンクに巻回され、前記防水シートを前記タンクの側面に固定する取付具を有する、
    請求項1から6の何れか一項に記載のタンクピットの雨仕舞。
  8. 前記取付具は、バンドである、
    請求項7に記載のタンクピットの雨仕舞。
  9. タンクから漏れ出た液体が外部に流出しないよう周囲にせきを備えたタンクピットに設置されている前記タンクの側面に、雨水を前記せきを越して前記タンクピットの外側に導く防水シートを配置する工程と、
    取付具を使用して、前記タンクの側面に配置された前記防水シートを前記防水シートの周囲から締め付けることにより前記防水シートを前記タンクの側面に固定する工程と、
    を含むタンクピットの雨仕舞の設置方法。
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