JP6882733B2 - 戸装置及びこれを用いた戸装置の施工方法 - Google Patents
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Description
例えば、下記特許文献1には、開口部にはめ込まれて固着される枠体に、はめ殺し障子と開き障子とを取り付ける構造が開示されている。この取り付け構造は、枠体の上枠のはめ込み凹部に、はめ殺し障子の上部のはめ込み部をはめ込み、はめ殺し障子の下部を、下枠の立ち上がり片に設けられたナット部にねじ具を螺合させて取り付けた構成とされている。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る戸装置は、上枠及びこの上枠の両端に接合される一対の縦枠を有した三方枠と、透光板の四周を囲むように固定されたフレームの下部フレームが床に当接されて設置される透光壁パネルと、該透光壁パネルのパネル幅方向一方側の第1側部フレームに沿うように設置される中間縦枠と、該中間縦枠の反透光壁パネル側の前記上枠と前記床との間に建て付けられる戸パネルと、を備えており、前記透光壁パネルの上部フレームには、前記上枠の下面側に設けられた凹部に嵌め入れられる突部が設けられ、該透光壁パネルの第1側部フレームには、前記中間縦枠の透光壁パネル側に設けられた凹部に嵌め入れられる突部が設けられ、該透光壁パネルのパネル幅方向他方側の第2側部フレームには、前記三方枠の一方の縦枠に設けられた凹部に嵌め入れられる突部が設けられており、前記透光壁パネルの下部フレームには、床に止着される止具の止着部と、該止着部に止着された止具の頭部を収容する頭部収容凹所と、該頭部収容凹所の開口を覆うカバーと、が設けられていることを特徴とする。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
また、以下の実施形態では、本実施形態に係る戸装置を設置した状態を基準として上下方向等の方向を説明する。
図1〜図6は、本実施形態に係る戸装置の一例及びこれを用いた戸装置の施工方法の一例を模式的に示す図である。
戸パネル28は、図3に示すように、一方向(上下方向)に長尺な略矩形平板状とされている。この戸パネル28は、図2(b)に示すように、出入口8を開閉する構成とされている。出入口8は、下側が床2によって区画され、上側が上枠12(本実施形態では、後記するように上枠12の下面に貼着された化粧シート7)によって区画され、開口幅方向両側が第2縦枠14及び中間縦枠15によって区画されている。本実施形態では、この出入口8の開口高を、床2から天井までの高さとしている。つまり、出入口8の下方側に向く天面と天井面とが面一状とされている。
また、戸パネル28の戸幅寸法は、出入口8の開口幅に応じた寸法であればよく、600mm〜1200mm程度でもよい。また、戸パネル28の戸厚寸法は、20mm〜40mm程度でもよい。
なお、回転連結部材19,19は、図例のような戸パネル28の上下端部の凹所に収容される構成とされたものに限られない。このような回転連結部材19,19としては、例えば、第2縦枠14及び戸パネル28の吊元側端部の上下方向途中部位に埋込状に設けられる隠し蝶番や、二枚の取付羽根を備えた羽根蝶番等でもよい。
また、図例では、戸パネル28を、その戸厚方向両面が全面に亘って平坦面状とされたものとしているが、このような態様に限られない。例えば、戸パネル28を、両側の縦框間に透光板や鏡板状板材を設けたいわゆる二方框状パネルとしたり、さらに上下の横框を設けた四方框状パネルとしたり、透光部(透光窓)やガラリ等が設けられたものとしてもよく、その他、種々の変形が可能である。
また、透光壁パネル20のパネル幅寸法は、当該戸装置1が設置される開口部4の開口幅や戸パネル28の戸幅寸法に応じて適宜の寸法としてもよい。図例では、この透光壁パネル20のパネル幅寸法を、戸パネル28の戸幅寸法よりも小としているが、戸幅寸法よりも大としたり、戸幅寸法と略同寸法としたりしてもよい。
透光板26は、アクリルやポリカーボネート等の合成樹脂系材料や、ガラス等の透光性材料から形成されている。例えば、この透光板26を、二枚のガラス板を厚さ方向に接合した合わせガラスとしてもよい。
また、この透光板26は、全体に亘って略一様な厚さとされている。また、この透光板26の厚さ寸法は、図例では、戸パネル28の戸厚寸法よりも小とされている。この透光板26の厚さ寸法は、強度上の観点等から適宜の厚さとしてもよく、例えば、3mm〜15mm程度としてもよい。
また、上部フレーム21の受入溝21aのパネル厚さ方向両側には、全長に亘って貫通するように中空部が設けられている。換言すれば、上部フレーム21の受入溝21aのパネル厚さ方向両側部位を、中空筒状としている。なお、上部フレーム21の受入溝21aのパネル厚さ方向両側部位をこのような中空筒状とした態様に代えて、中実状としてもよい。
この突部21bは、上部フレーム21の上面から上方側に向けて突出するように設けられている。この突部21bの上下方向に沿う突出寸法及びパネル厚さ方向に沿う幅寸法は、上枠12の凹部12aに嵌入可能なように適宜の寸法とすればよい。また、突部21bは、上部フレーム21の上面側のパネル厚さ方向略中央部に設けられている。また、突部21bは、幅寸法が突出方向先端側となる上方側に向かうに従い小さくなるように長手方向に見て先細り状に形成されている。
また、下部フレーム22は、上部フレーム21と同様、本実施形態では、当該透光壁パネル20のパネル幅方向の略全体に亘って設けられている。つまり、下部フレーム22の長手方向両端部の上面側に、パネル幅方向両側の第1側部フレーム24及び第2側部フレーム25の下端部が接合されている。換言すれば、下部フレーム22と第1側部フレーム24及び第2側部フレーム25とは、いわゆる横勝ち状に接合されている。
また、この下部フレーム22のパネル厚さ方向に沿う寸法は、上部フレーム21のパネル厚さ方向に沿う寸法と略同寸法とされている。また、この下部フレーム22の上下方向に沿う寸法は、上部フレーム21の突部21bを除いた部位の上下方向に沿う寸法と略同寸法とされている。
また、本実施形態では、この下部フレーム22に、床2に止着される止具9の止着部22bと、この止着部22bに止着された止具9の頭部を収容する頭部収容凹所22cと、を設けた構成としている。また、下部フレーム22に、頭部収容凹所22cの開口(凹所開口)22dを覆うカバー23を設けた構成としている。
また、下部フレーム22は、この止着部22bに、下端側に向かうに従いパネル厚さ方向中心側に向けて傾斜状に止着された止具9によって床2に固定される構成とされている。図例では、この止着部22bが設けられた下側片部の上面を、パネル厚さ方向中央側からパネル幅方向外側に向かうに従い下るように傾斜する傾斜面状とした例を示している。このように傾斜面状とされた下側片部の上面に対して軸方向が略直交方向となるように止具9を止着した例を示している。
また、頭部収容凹所22cの凹所開口22dは、上方側に向けて開口するように設けられている。頭部収容凹所22cの凹所開口22d側部位には、互いに対向する方向に向けて突出し、カバー23を保持する係合部が設けられている。
また、下部フレーム22の受入溝22aのパネル厚さ方向他方側には、上部フレーム21と同様、全長に亘って貫通するように中空部が設けられている。なお、下部フレーム22の受入溝22aのパネル厚さ方向他方側部位をこのような中空筒状とした態様に代えて、中実状としてもよい。
これら両側の第1側部フレーム24及び第2側部フレーム25の長さ寸法は、上部フレーム21の下面から下部フレーム22の上面までの上下方向に沿う寸法に応じた寸法とされている。また、これら両側の第1側部フレーム24及び第2側部フレーム25のパネル厚さ方向に沿う寸法は、上部フレーム21及び下部フレーム22のパネル厚さ方向に沿う寸法よりも僅かに小さい寸法とされている。なお、このような態様に代えて、これら両側の第1側部フレーム24及び第2側部フレーム25のパネル厚さ方向に沿う寸法を、上部フレーム21及び下部フレーム22のパネル厚さ方向に沿う寸法と略同寸法としてもよい。また、これら両側の第1側部フレーム24及び第2側部フレーム25の後記する突部24b,25bを除いた部位のパネル幅方向に沿う寸法は、下部フレーム22の上下方向に沿う寸法と概ね同寸法とされている。つまり、本実施形態では、設置された透光壁パネル20をパネル厚さ方向に見た際に見える部位の各フレーム21,22,24,25の見付寸法を比較的に小さい寸法としている。
第1側部フレーム24の突部24bは、中間縦枠15の透光壁パネル20側に設けられた凹部15aに嵌め入れられる。この突部24bは、第1側部フレーム24の中間縦枠15側に向くパネル幅方向外側面からパネル幅方向外側に向けて突出するように設けられている。
第2側部フレーム25の突部25bは、第1縦枠13の反枠下地側となる内側面側に設けられた凹部13aに嵌め入れられる。この突部25bは、第2側部フレーム25の第1縦枠13側に向くパネル幅方向外側面からパネル幅方向外側に向けて突出するように設けられている。
また、これら突部24b,25bは、第1側部フレーム24及び第2側部フレーム25のそれぞれのパネル厚さ方向略中央部に設けられている。また、これら突部24b,25bは、幅寸法が突出方向先端側となるパネル幅方向外側に向かうに従い小さくなるように長手方向に見て先細り状に形成されている。
また、第1側部フレーム24及び第2側部フレーム25のパネル厚さ方向両側には、パネル幅方向外側に向けて開口する凹溝がそれぞれに設けられている。なお、このような態様に代えて、第1側部フレーム24及び第2側部フレーム25のパネル厚さ方向両側部位を中空筒状としたり、中実状としたりしてもよい。
また、これら四周フレーム21,22,24,25は、押出成形等によってそれぞれ全長に亘って略一様な断面形状とされたものでもよい。
また、この上枠12には、透光壁パネル20の上部フレーム21の突部21bを受け入れる凹部12aが設けられている。この凹部12aは、上枠12の下方側に向く下面(見込面)において開口するように、かつ上枠12の長手方向に延びるように溝状に設けられている。また、溝状とされた凹部12aは、溝長手方向に見て略方形溝状とされている。また、図例では、この凹部12aを、上枠12の見込方向(壁厚方向に沿う方向)略中央部に設けた例を示しているが、壁体3の壁厚や透光壁パネル20を設けたい位置等に応じて、見込方向一方側に片寄った位置に設けられたものでもよい。
また、この凹部12aのパネル厚さ方向に沿う溝幅寸法は、上部フレーム21の突部21bの挿入が可能なように、この突部21bの壁厚方向に沿う寸法に応じた寸法とされている。また、この凹部12aの上下方向に沿う溝深さ寸法は、上部フレーム21の突部21bの挿入が可能なように、突部21bの上下方向に沿う寸法に応じた寸法とされている。本実施形態では、透光壁パネル20が建て付けられた状態で突部21bの先端と凹部12aの溝底との間に隙間が形成される構成としている。この隙間は、上記同様、透光壁パネル20を斜め状にして上部フレーム21の突部21bを上枠12の凹部12aに嵌め入れて設置する際に、下部フレーム22によって床2に凹み等が形成され難いように適宜の寸法としてもよい。
また、三方枠11を構成する上枠12と両側の第1縦枠13及び第2縦枠14とは、止具やダボ等の接合部、接着剤等によって接合されるものでもよい。これら上枠12と両側の第1縦枠13及び第2縦枠14とは、図4(a)に示すように、縦勝状に接合されるものでもよい。つまり、第1縦枠13及び第2縦枠14の上端部の互いに向き合う各内側面と上枠12の長手方向の各端面とを当接させて接合されるものでもよい。
また、本実施形態では、図4(b)に示すように、三方枠11は、上枠12の下面が上枠12の見込方向両側に設けられる天井パネル6,6の下方側に向く表面と略面一状となるように設置される構成とされている。
また、これら第1縦枠13及び第2縦枠14は、開口幅方向に厚さ方向を沿わせて配される帯板状とされている。また、これら第1縦枠13及び第2縦枠14は、開口部4の開口幅方向中央側に向く適宜の枠下地に固定されるものでもよい。
また、本実施形態では、図2(b)に示すように、これら第1縦枠13及び第2縦枠14の見込方向両端部に、額縁部材17,17,17,17の係合片部を受け入れる受入溝13b,13b,14b,14bを設けた構成としている。つまり、本実施形態では、これら第1縦枠13及び第2縦枠14を、ケーシング枠状としている。これら受入溝13b,13b,14b,14bは、見込方向外側に向けて開口し、各縦枠13,14の長手方向に延びるように全長に亘って設けられている。
額縁部材17は、壁厚方向に厚さ方向を沿わせて配される平板状部の壁幅方向(開口部4の開口幅方向に沿う方向)両側の各端部から壁芯に向けて突出するように係合片部及び当接片部を設けた構成とされたものでもよい。また、この額縁部材17は、係合片部が受入溝13b,13b,14b,14bに受け入れられ、当接片部が壁体3の壁面に当接されて設置されるものでもよい。また、この額縁部材17は、止具や接着剤等によって固定されるものでもよい。
なお、額縁部材17,17,17,17は、互いに同様の構成とされたものに限られず、例えば、壁厚等に応じて、壁厚方向一方側の額縁部材17,17の係合片部の壁厚方向に沿う寸法が他方側よりも大とされたようなものでもよい。また、第1縦枠13及び第2縦枠14を、このような額縁部材17が設けられるケーシング枠状とした態様に代えて、固定枠状とした態様としてもよい。さらには、これら第1縦枠13及び第2縦枠14が壁体3の壁面を構成する壁クロス(壁紙)等の化粧シートによって一連状に覆われる構成とされたものでもよい。
また、この凹部13aは、上枠12の凹部12aと同様、溝長手方向に見て略方形溝状とされ、溝幅寸法及び溝深さ寸法が第2側部フレーム25の突部25bの嵌め入れが可能なように、この突部25bの壁厚方向に沿う寸法及び開口幅方向に沿う寸法に応じた寸法とされている。
また、この取付溝14aは、溝長手方向に見て略方形溝状とされ、戸当たり部材18の基部の嵌め入れが可能な溝幅寸法及び溝深さ寸法とされている。本実施形態では、この取付溝14aの溝幅寸法及び溝深さ寸法を、上枠12の凹部12aの溝幅寸法及び溝深さ寸法と略同寸法としている。
また、この中間縦枠15は、開口幅方向に厚さ方向を沿わせて配される帯板状とされている。この中間縦枠15の壁厚方向に沿う見込寸法は、図2(b)に示すように、第1縦枠13及び第2縦枠14の見込寸法よりも小とされている。図例では、中間縦枠15を、その見込方向一方側面が第1縦枠13及び第2縦枠14の見込方向一方側面と略同一平面状となるように、見込方向一方側に位置させた例を示している。なお、このような態様に代えて、中間縦枠15の見込寸法を、第1縦枠13及び第2縦枠14の見込寸法または壁厚寸法と略同寸法等としてもよい。
また、この中間縦枠15の開口幅方向に沿う見付寸法は、第1縦枠13及び第2縦枠14の見付寸法よりも大とされている。この中間縦枠15の見付寸法は、例えば、20mm〜30mm程度とされた標準的な枠部材の見付寸法よりも大としてもよく、例えば、35mm〜60mm程度としてもよい。
また、この凹部15aは、中間縦枠15の全長に亘って設けられている。また、この凹部15aは、上記同様、溝長手方向に見て略方形溝状とされ、溝幅寸法及び溝深さ寸法が第1側部フレーム24の突部24bの嵌め入れが可能なように、この突部24bの壁厚方向に沿う寸法及び開口幅方向に沿う寸法に応じた寸法とされている。
また、この取付溝15bは、見込方向で上枠12の凹部12aに略一致した位置となるように設けられている。また、この取付溝15bは、中間縦枠15の全長に亘って設けられている。また、この取付溝15bは、溝長手方向に見て略方形溝状とされ、戸当たり部材18の基部の嵌め入れが可能な溝幅寸法及び溝深さ寸法とされている。本実施形態では、この取付溝15bの溝幅寸法及び溝深さ寸法を、中間縦枠15の凹部15aの溝幅寸法及び溝深さ寸法と略同寸法としている。
また、本実施形態では、図6に示すように、中間縦枠15の上端部及び下端部に、上枠12及び床2に止着される止具9,9の挿通孔15c,15cと、止具9,9を覆うように取り付けられる止具キャップ16,16と、を設けた構成としている。
上端部の挿通孔15cは、中間縦枠15の一方の側面から上枠12に向けて斜め状に止具9の止着(捩じ込み)が可能なように、斜め下方側に向けて開口するように斜め状に設けられている。下端部の挿通孔15cは、中間縦枠15の一方の側面から床2に向けて斜め状に止具9の止着(捩じ込み)が可能なように、斜め上方側に向けて開口するように斜め状に設けられている。
止具キャップ16,16は、挿通孔15c,15cに挿通された止具9,9の頭部を覆うように中間縦枠15の上端部及び下端部に取り付けられる。これら止具キャップ16,16は、開口幅方向に厚さ方向を沿わせて配される薄板状とされ、中間縦枠15の上端部及び下端部に設けられた受入凹所に嵌め入れられる。また、これら止具キャップ16,16は、第2縦枠14側に向く表面が中間縦枠15の側面と略同一平面状となるように中間縦枠15に取り付けられるものでもよい。また、これら止具キャップ16,16は、粘着材や接着剤等によって取り付けられるものでもよい。なお、上下の挿通孔15c,15c及び止具キャップ16,16を、中間縦枠15の厚さ方向両側のそれぞれに設けた構成としてもよい。
本実施形態に係る戸装置1の施工方法は、図4(a)に示すように、上枠12の両端に第1縦枠13及び第2縦枠14が接合された三方枠11を開口部4に設置する工程を備えている。この三方枠11は、上枠12、第1縦枠13及び第2縦枠14に設けられた凹部12a,13a及び取付溝14aの溝底を介して枠下地に止具を止着して開口部4に固定するようにしてもよい。また、この三方枠11は、上記のように、上枠12の下面が上枠12の見込方向両側に設けられる天井パネル6,6の表面と略面一状となるように設置される(図4(b)参照)。
また、図4(b)に示すように、上枠12の下面と略面一状に設けられた上枠12の見込方向両側の天井パネル6,6の表面及び上枠12の下面に、天井面を構成する化粧シート7,7を一連状に貼着する。この化粧シート7,7は、合成樹脂シートや、壁クロス等としてもよい。なお、化粧シート7,7の貼着は、透光壁パネル20を建て付けた後や、戸当たり部材18を上枠12に取り付けた後に行うようにしてもよい。また、上枠12の見込方向両側の天井パネル6,6の上枠側端部は、上枠12の枠下地の見込方向両側に設けられた野縁等の天井下地5,5に固定するようにしてもよい(図1参照)。また、図2(b)に示すように、両側の第1縦枠13及び第2縦枠14に、額縁部材17,17,17,17を取り付けるようにしてもよい。
この際、図4(b)に示すように、透光壁パネル20を、下端側が上端側よりもパネル厚さ方向一方側となるように斜め状にして上部フレーム21の突部21bを上枠12の凹部12aに嵌め入れ、起立させる。そして、図5(a)に示すように、上部フレーム21の突部21bを上枠12の凹部12aに仮保持させた状態で、透光壁パネル20を第1縦枠13側にスライドさせるように移動させ、第2側部フレーム25の突部25bを、第1縦枠13の凹部13aに嵌め入れる。これにより、透光壁パネル20は、図5(b)に示すように、上端側の上部フレーム21が上枠12に仮保持され、第2側部フレーム25が第1縦枠13に仮保持された状態となる。
そして、図6に示すように、中間縦枠15の上端部を上枠12に固定し、中間縦枠15の下端部を床2に固定する。この際、上記した中間縦枠15の上下の挿通孔15c,15cを介して止具9,9を上枠12及び床2のそれぞれに止着する。また、これら上下の挿通孔15c,15cに挿通された止具9,9の頭部を覆うように止具キャップ16,16を取り付ける。
また、図1に示すように、透光壁パネル20の下部フレーム22を、止着部22bを介して床2に止着させた止具9によって床2に固定する。また、下部フレーム22の頭部収容凹所22cの凹所開口22dにカバー23を取り付ける。なお、透光壁パネル20の下部フレーム22に代えて、または加えて、他のフレーム21,24,25のうちの少なくとも一つを、当接対象(上枠、第1縦枠及び中間縦枠)12,13,15に対して止具によって固定するようにしてもよい。
上記のような構成により、開口部4に設置された三方枠11内の開口幅方向一方側には透光壁パネル20が設置され、三方枠11内の開口幅方向他方側には戸パネル28によって開閉される出入口8が区画形成される。
また、上記施工手順は、一例に過ぎず、各部材の機能を阻害しない限りにおいて別手順で行うようにしてもよく、その他、種々の変形が可能である。
つまり、戸パネル28と、閉鎖位置の戸パネル28の側方に配される透光壁パネル20と、を備えた構成としている。従って、戸パネル28の側方における採光性や空間演出性を向上させることができる。また、透光壁パネル20が下部フレーム22を床2に当接させて設置され、戸パネル28が上枠12と床2との間に設置される構成とされている。従って、透光壁パネル20を下枠に固定したり、戸パネル28の下方側に下枠が設けられるものと比べて、戸パネル28及び透光壁パネル20の下方側の見栄えを向上させることができる。
また、三方枠11の一方の縦枠(第1縦枠)13の凹部13aに透光壁パネル20の第2側部フレーム25の突部25bを嵌め入れて透光壁パネル20を設置することができ、透光壁パネル20の施工性を向上させることができる。
また、中間縦枠15の凹部15aに透光壁パネル20の第1側部フレーム24の突部24bを嵌め入れて中間縦枠15を設置することができ、中間縦枠15の施工性を向上させることができる。
本実施形態に係る戸装置1の各部の具体的な構成は、上記したような構成に限られず、その他、種々の変形が可能である。
11 三方枠
12 上枠
12a 凹部
13 第1縦枠(一方の縦枠)
13a 凹部
14 第2縦枠(縦枠)
15 中間縦枠
15a 凹部
20 透光壁パネル
21 上部フレーム
21b 突部
22 下部フレーム
22b 止着部
22c 頭部収容凹所
22d 凹所開口(頭部収容凹所の開口)
23 カバー
24 第1側部フレーム
24b 突部
25 第2側部フレーム
25b 突部
26 透光板
28 戸パネル
2 床
4 開口部
9 止具
Claims (6)
- 上枠及びこの上枠の両端に接合される一対の縦枠を有した三方枠と、透光板の四周を囲むように固定されたフレームの下部フレームが床に当接されて設置される透光壁パネルと、該透光壁パネルのパネル幅方向一方側の第1側部フレームに沿うように設置される中間縦枠と、該中間縦枠の反透光壁パネル側の前記上枠と前記床との間に建て付けられる戸パネルと、を備えており、
前記透光壁パネルの上部フレームには、前記上枠の下面側に設けられた凹部に嵌め入れられる突部が、上面におけるパネル厚さ方向略中央部から上方側に向けて突出するように設けられ、該透光壁パネルの第1側部フレームには、前記中間縦枠の透光壁パネル側に設けられた凹部に嵌め入れられる突部が、パネル幅方向外側に向く外側面におけるパネル厚さ方向略中央部からパネル幅方向外側に向けて突出するように設けられ、該透光壁パネルのパネル幅方向他方側の第2側部フレームには、前記三方枠の一方の縦枠に設けられた凹部に嵌め入れられる突部が、パネル幅方向外側に向く外側面におけるパネル厚さ方向略中央部からパネル幅方向外側に向けて突出するように設けられていることを特徴とする戸装置。 - 上枠及びこの上枠の両端に接合される一対の縦枠を有した三方枠と、透光板の四周を囲むように固定されたフレームの下部フレームが床に当接されて設置される透光壁パネルと、該透光壁パネルのパネル幅方向一方側の第1側部フレームに沿うように設置される中間縦枠と、該中間縦枠の反透光壁パネル側の前記上枠と前記床との間に建て付けられる戸パネルと、を備えており、
前記透光壁パネルの上部フレームには、前記上枠の下面側に設けられた凹部に嵌め入れられる突部が設けられ、該透光壁パネルの第1側部フレームには、前記中間縦枠の透光壁パネル側に設けられた凹部に嵌め入れられる突部が設けられ、該透光壁パネルのパネル幅方向他方側の第2側部フレームには、前記三方枠の一方の縦枠に設けられた凹部に嵌め入れられる突部が設けられており、
前記透光壁パネルの下部フレームには、床に止着される止具の止着部と、該止着部に止着された止具の頭部を収容する頭部収容凹所と、該頭部収容凹所の開口を覆うカバーと、が設けられていることを特徴とする戸装置。 - 請求項1において、
前記透光壁パネルの下部フレームには、床に止着される止具の止着部と、該止着部に止着された止具の頭部を収容する頭部収容凹所と、該頭部収容凹所の開口を覆うカバーと、が設けられていることを特徴とする戸装置。 - 請求項1乃至3のいずれか1項において、
前記透光壁パネルの上部フレームは、当該透光壁パネルのパネル幅方向の略全体に亘って設けられ、かつ前記突部を全長に亘って延びるように設けた構成とされていることを特徴とする戸装置。 - 請求項1乃至4のいずれか1項において、
前記中間縦枠の反透光壁パネル側には、見込方向で前記凹部と一致する位置となるように、戸当たり部材の取付溝が設けられていることを特徴とする戸装置。 - 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の戸装置を用いた戸装置の施工方法であって、
前記三方枠を開口部に設置する工程と、前記透光壁パネルの上部フレームの突部を前記上枠の凹部に嵌め入れ、該透光壁パネルの下部フレームを床に当接させ、該透光壁パネルの第2側部フレームの突部を前記一方の縦枠の凹部に嵌め入れ、該透光壁パネルを設置する工程と、前記透光壁パネルの第1側部フレームの突部を前記中間縦枠の凹部に嵌め入れ、該中間縦枠を設置する工程と、前記中間縦枠の反透光壁パネル側の前記上枠と前記床との間に前記戸パネルを建て付ける工程と、を備えていることを特徴とする戸装置の施工方法。
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