JP6861459B1 - 食鳥屠体上半部の胸肉剥がし装置 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1には明示されていないが、特許文献1の装置は、前記左右一対の回転刃の間に配設されて揺動し、左右一対の手羽付き胸肉の胸肉に当接して左右一対の回転刃へ向けて押すと共に手羽が切断分離された左右胸肉を回転刃の径方向外方へ且つ斜め上方へ放出する揺動腕を備えている。
第1コンベヤベルト上の左右の手羽と第2コンベヤベルト上の左右の胸肉は、商品価値を高めるべく後工程でトリミング処理される。
特許文献1の食鳥屠体上半部の胸肉剥がし装置には、第2コンベヤベルト上に左右の胸肉が混在しているので、胸肉のトリミング処理の作業効率が悪いといを問題があった。
従って本発明は、左右の胸肉を分別して後工程へ送ることができる食鳥屠体上半部の胸肉剥がし装置を提供することを目的とする。
本発明においては、回転刃から放出された左右の胸肉を回転刃からの距離が異なる一対の受部材で受け止めるので、左右の胸肉を分別することができる。
回転刃の回転軸に並行に且つ上下に延在する板部材は、回転刃から放物線を描いて放出された胸肉を効果的に受け止めることができる。
本発明の好ましい態様においては、支持腕は前記回転刃の回転軸と直交して延在する板部材であり、前記左右一対の回転刃の間の隙間から第2受部材まで左右の胸肉の飛行域を区画する。
左右一対の回転刃の間の隙間から第2受部材まで左右の胸肉の飛行域を区画することにより、左右の胸肉が確実に分別される。
本発明の好ましい態様においては、前記左右一対の回転刃間の隙間の中央に先端を差し向けた楔形断面部材が前記回転刃と第1受部材の間に位置決めされて支持腕に固定されている。
楔形断面部材により回転刃から放出された左右の胸肉が効果的に分別される。
本発明の好ましい態様においては、楔形断面部材の先端に固定されて前記回転刃の回転軸に直交して延在する板部材が、前記左右一対の回転刃の間に介在している。
楔形断面部材の先端に固定されて前記回転刃の回転軸に直交して延在する板部材が、前記左右一対の回転刃の間に介在することにより、左右の胸肉が確実に分別される。
本発明の好ましい態様においては、第1受部材と第2受部材は、水平に延在する退避位置と上下に延在する稼働位置との間で揺動可能である。
第1受部材と第2受部材の下方には胸肉搬送装置が配設される。胸肉搬送装置の清掃時に、第1受部材と第2受部材が揺動して水平に延在すれば、清掃作業空間が広がって清掃作業効率が向上する。
本発明の好ましい態様においては、第1受部材は、第2受部材に近接した退避位置と回転刃に接近した稼働位置との間で往復動可能である。
第1受部材と第2受部材の下方には胸肉搬送装置が配設される。胸肉搬送装置の清掃時に、第1受部材が第2受部材位置まで移動すれば、清掃作業空間が広がって清掃作業効率が向上する。
回転刃から放出された胸肉は、閉鎖端を上方へ差し向けると共に所定角度で下方へ差し向けられた溝形断面部材の閉鎖端に衝突して当該溝形断面部材によって受け止められる。急角度で下方へ差し向けられた溝形断面部材と緩角度で下方へ差し向けられた溝形断面部材を並設することにより、左右の胸肉を分別することができる。
本発明の好ましい態様においては、第1受部材は急角度で下方へ差し向けられた筒体であり、第2受部材は緩角度で下方へ差し向けられた筒体である。
急角度で下方へ差し向けられた筒体と緩角度で下方へ差し向けられた筒体を並設することにより、左右の胸肉を分別することができる。
本発明の好ましい態様においては、第1受部材は閉鎖端を下方へ差し向けると共に急角度で下方へ差し向けられた溝形断面部材であり、第2受部材は閉鎖端を下方へ差し向けると共に緩角度で下方へ差し向けられた溝形断面部材である。
回転刃から放出された胸肉は、閉鎖端を下方へ差し向けると共に所定角度で下方へ差し向けられた溝形断面部材の閉鎖端に衝突して当該溝形断面部材によって受け止められる。急角度で下方へ差し向けられた溝形断面部材と緩角度で下方へ差し向けられた溝形断面部材を並設することにより、左右の胸肉を分別することができる。
本発明の好ましい態様においては、食鳥屠体上半部の胸肉剥がし装置は、第1受部材と第2受部材の直下に配設されて前記回転刃の回転軸線と並行に延在するコンベヤベルトを備える。
単一のコンベヤベルト上に、右胸肉の列と左胸肉の列とが分別されて形成される。後工程のトリミング作業者は、単一のコンベヤベルトの両側に分かれて作業をする。単一のコンベヤベルトで右胸肉と左胸肉を分別して搬送するので、処理場面積の節約になる。
本発明の好ましい態様においては、食鳥屠体上半部の胸肉剥がし装置は、第1受部材の直下に配設されて前記回転刃の回転軸線と並行に延在する第1コンベヤベルトと、第2受部材の直下に配設されて前記回転刃の回転軸線と並行に延在する第2コンベヤベルトとを備える。
右胸肉と左胸肉とが別個のコンベヤベルトで搬送される。後工程のトリミング作業者は、別個のコンベヤベルトに分かれて作業をする。単一のコンベヤベルトに右胸肉の列と左胸肉の列とが分別されて形成される場合に比べて作業エリアが広がるので、トリミング作業の効率が向上する。
図1、2に示すように、食鳥屠体上半部の胸肉剥がし装置Aは、胸部側の叉骨から背部側の肩甲骨まで肩関節を通る切り込みが入れられると共に胸骨稜に沿って一対の切り込みが入れられた食鳥屠体上半部100の胸腔に下方から内勘合して食鳥屠体上半部100を保持すると共に、図1、2に白抜き矢印で示す前方へ、すなわち食鳥屠体上半部100の背側の方向へ移動する保持部材1と、保持部材1を案内するガイド2a、2bと、前方へ移動する食鳥屠体上半部100の左右肩関節101を、より具体的には肩関節の手羽102側の卵形関節球103と肩関節の胸郭側の関節窩104の間の部位を、上下に挟持する左右の上下一対の挟持部材3、4と、左右の上下一対の挟持部材3、4に左右肩関節101を挟持され、左右手羽102が左右の挟持部材3、4の外側へ突出した状態で前方へ移動する食鳥屠体上半部100の左右手羽102の基部に前方から、すなわち背側から当接して、左右手羽102の前方への移動を阻止する手羽移動阻止部材5と、保持部材1を回動させて左右手羽102の基部が手羽阻移動止部材5に当接した食鳥屠体上半部100を前方へ、すなわち背側へ倒すカム6と、左右の上下一対の挟持部材3、4の外側で手羽移動阻止部材5の近傍且つ干渉しない位置に配設されて左右方向回転軸回りに回転する左右一対の押上げ部材7と、左右の上下一対の挟持部材3、4の前端部である終端部に配設されて左右方向回転軸回りに回転する左右一対の回転刃8と、左右一対の回転刃8の間に配設され左右方向回転軸回りに揺動する左右一対の揺動腕9を備えている。
左右の上下一対の挟持部材3、4間の上下隙間は、図1に示すように、後端部である始端部から前端部である終端部へ向けて順次、水平部、上に凸の湾曲部、下に凸の湾曲部、水平部を形成して延在している。
保持部材1はガイド2a、2bに係合する従動部1aを下端部に備えており、また左右方向回転軸1b回りに回動可能である。
回転刃8の前方に、下記の左右胸肉分別機構が配設されている。
図3に示すように、食鳥屠体上半部の胸肉剥がし装置Aの前記構成部材を支える構造部材10から前方へ支持腕11が延びている。支持腕11は左右一対の回転刃8の間の隙間の中間位置上方を通過して且つ回転刃8の回転軸に直交して回転刃8の前方へ延びる板部材である。支持腕11の右側部に且つ回転刃8に近接して第1受部材12aが、左側部に且つ第1受部材12aよりも回転刃8から離隔して第2受部材12bが取り付けられている。第1受部材12a、第2受部材12bは、回転刃8の回転軸に並行に且つ上下に延在する矩形板部材である。第1受部材12a、第2受部材12bの下半部は回転刃8へ向けて下方へ傾斜している。
第1受部材12a、第2受部材12bの直下に配設されたコンベヤベルトBが、回転刃8の回転軸と並行に延在している。
食鳥屠体上半部100が図1に白抜き矢印で示す前方へ移動する際、保持部材1の従動部1aがガイド2a、2bに係合すると共に、左右肩関節101が左右の上下一対の挟持部材3、4間の上下隙間に係合することにより、前方への移動に連動して保持部材1は前方又は後方に傾斜し、食鳥屠体上半部100も前方又は後方に傾斜する。
食鳥屠体上半部100が挟持部材3、4の後端部である始端部に接近すると、食鳥屠体上半部100が後方へ、すなわち胸側へ傾斜し、左右肩関節101が下降する。この結果、左右肩関節101、より具体的には肩関節101の手羽側の卵形関節球103と肩関節の胸郭側の関節窩104の間の部位が、左右の挟持部材の上部材3と下部材4との間の上下隙間の水平部に進入し、前記部材によって挟持される。
図2(a)、(b)に示すように、肩関節101が上下の挟持部材3、4間の上下隙間の上に凸の湾曲部の頂部を通過して、前記隙間の下り傾斜の部位に到達した時点で、支持部材1の下端部前縁がカム6に当接する。この結果、支持部材1の前方への移動に伴って、支持部材1ひいては食鳥屠体上半部100は前方へ、すなわち背側へ倒れる。図2(c)に示すように、支持部材1ひいては食鳥屠体上半部100は略水平になるまで倒れる。食鳥屠体上半部100が前方へ移動しつつ前方へ略水平位置まで倒れる際に、左右手羽102の基部の背側の部位が、左右の手羽移動阻止部材5に当接して前方への移動を規制される。食鳥屠体上半部100の胴部は前方への移動を継続しつつ前方、すなわち背側へ倒れる。胸部側の叉骨から背部側の肩甲骨まで肩関節を通る切り込みが入れられると共に胸骨稜に沿って一対の切り込みが入れられた食鳥屠体上半部100の胴部が、左右手羽102が移動を規制された状態で背側へ移動しつつ背側へ倒れることにより、左右の手羽102と胸肉とが、すなわち左右の手羽付き胸肉が、食鳥屠体上半部100の胴部から引き剥がされる。
揺動腕9が図1に一点鎖線で示す退避位置から実線で示す稼働位置へ揺動し、左右の手羽102と胸肉の胸肉に当接して、左右の手羽102と胸肉を前方へ押し出す。左右の回転刃8が左右の胸肉から左右の手羽102を切り離す。左右の手羽は回転刃8から落下し、図示しないコンベヤベルトによって回収される。
回転刃8の回転軸に並行に且つ上下に延在する板部材である第1受部材12a、第2受部材12bは、回転刃8から放物線を描いて放出された胸肉105a、105bを効果的に受け止めることができる。
後工程であるトリミング作業は、コンベヤベルト13を間に挟んで対峙する作業者の一方が右胸肉105aを処理し、他方が左胸肉105bを処理する。各作業者は、右胸肉105a又は左胸肉105bのみを処理すれば良いので、作業効率が向上する。単一のコンベヤベルト13で右胸肉105aと左胸肉105bを分別して搬送するので、処理場面積の節約になる。
図4に示すように、支持腕11を幅広の板部材とし、左右の揺動腕9との干渉を回避しつつ、左右の回転刃8の間の隙間から第2受部材12bまで左右の胸肉105b、105aの飛行域を区画しても良い。
左右の回転刃8の間の隙間から第2受部材12bまで左右の胸肉105b、105aの飛行域を区画することにより、左右の胸肉105b、105aが確実に分別される。
図5に示すように、左右一対の回転刃8間の隙間の中央に先端を差し向けた楔形断面部材13を回転刃8と第1受部材12aの間に位置決めして支持腕11に固定しても良い。
楔形断面部材13により回転刃8から放出された左右の胸肉105b、105aが効果的に分別される。
図6に示すように、楔形断面部材13の先端に固定した回転刃8の回転軸に直交して延在する板部材14を、揺動腕9との干渉を回避しつつ左右一対の回転刃8の間に介在させても良い。
板部材14と楔形断面部材13とにより、左右の胸肉105b、105aが確実に分別される。
第1受部材12aと第2受部材12bの下方にはコンベヤベルトBが配設される。コンベヤベルトBの清掃時に、第1受部材12aと第2受部材12bが揺動して水平に延在すれば、清掃作業空間が広がって清掃作業効率が向上する。
図8に白抜両矢印で示すように、第1受部材12aを、第2受部材12bに近接した退避位置と回転刃8に接近した稼働位置との間で往復動可能としても良い。
第1受部材12aと第2受部材12bの下方にはコンベヤベルトBが配設される。コンベヤベルトBの清掃時に、第1受部材12aが第2受部材12bの位置まで移動すれば、清掃作業空間が広がって清掃作業効率が向上する。
回転刃8から放出された胸肉105a、105bは、閉鎖端を上方へ差し向けると共に所定角度で下方へ差し向けられた溝形断面部材である第1受部材12a、第2受部材12bの閉鎖端に衝突して第1受部材12a、第2受部材12bによって受け止められる。急角度で下方へ差し向けられた溝形断面部材である第1受部材12aと緩角度で下方へ差し向けられた溝形断面部材である第2受部材12bを並設することにより、左右の胸肉105b、105aを分別することができる。
図9において、第1受部材12aを急角度で下方へ差し向けられた筒体とし、第2受部材12bを緩角度で下方へ差し向けられた筒体としても良い。
急角度で下方へ差し向けられた筒体である第1受部材12aと緩角度で下方へ差し向けられた筒体である第2受部材12bを並設することにより、左右の胸肉105b、105aを分別することができる。
図10に示すように、第1受部材12aを、閉鎖端を下方へ差し向けると共に急角度で下方へ差し向けられた溝形断面部材とし、第2受部材12bを、閉鎖端を下方へ差し向けると共に緩角度で下方へ差し向けられた溝形断面部材としても良い。
回転刃8から放出された胸肉は、閉鎖端を下方へ差し向けると共に所定角度で下方へ差し向けられた溝形断面部材である第1受部材12a、第2受部材12bの閉鎖端に衝突して第1受部材12a、第2受部材12bによって受け止められる。急角度で下方へ差し向けられた第1受部材12aと緩角度で下方へ差し向けられた第2受部材12bを並設することにより、左右の胸肉105b、105aを分別することができる。
右胸肉105aと左胸肉105bとが別個のコンベヤベルトB1とB2で搬送され、後工程のトリミング作業者は、別個のコンベヤベルトに分かれて作業をする。単一のコンベヤベルトB上に右胸肉105aの列と左胸肉105bの列とが分別されて形成される場合に比べて作業エリアが広がるので、トリミング作業の効率が向上する。
図12に示すように、回転刃8から放出された右胸肉105aを受け止めて回転刃8に近接する第1所定位置まで搬送する第1コンベヤベルト15aと、第1コンベヤベルト15aと並行に延在し回転刃8から放出された左胸肉105bを受け止めて回転刃8から離隔する第2所定位置まで搬送する第2コンベヤベルト15bとを配設し、第1コンベヤベルト15aの終端と第2コンベヤベルト15bの終端の直下に第1コンベヤベルト15a及び第2コンベヤベルト15bと直交してコンベヤベルトBを配設しても良い。
第1コンベヤベルト15aの終端を回転刃8に近接させ、第2コンベヤベルト15bの終端を回転8から離隔させることにより、コンベヤベルトB上に右胸肉105aの列と左胸肉105bの列とを分別して形成することができる。
図13に示すように、回転刃8から放出された右胸肉105aを受け止める第1受部材12aと、回転刃8から放出された左胸肉105bを受け止める第2受部材12bと、第1受部材12aの直下近傍を始端として回転刃8の回転軸線と並行に且つ右方向へ右胸肉105aを搬送する第1コンベヤベルト16aと、第2受部材12bの直下近傍を始端として回転刃8の回転軸線と並行に且つ左方向へ左胸肉105bを搬送する第2コンベヤベルト16bとを配設しても良い。
第1コンベヤベルト16aと第2コンベヤベルト16bを逆方向へ作動させることにより、右胸肉105aと左胸肉105bを分別することができる。
B、B1、B2 コンベヤベルト
1 支持部材
1a 従動部
1b 回転軸
2a、2b ガイド
3 上下一対の挟持部材中の上部材
4 上下一対の挟持部材中の下部材
5 手羽移動阻止部材
6 カム
7 押上げ部材
8 回転刃
9 揺動腕
10 構造部材
11 支持腕
12a 第1受部材
12b 第2受部材
13 楔形断面部材
14 板部材
B1、15a、16a 第1コンベヤベルト
B2、15b、16b 第2コンベヤベルト
100 食鳥屠体上半部
101 肩関節
102 手羽
103 肩関節の手羽側の卵形関節球
104 肩関節の胸郭側の関節窩
105a 右胸肉
105b 左胸肉
Claims (12)
- 胸部側の叉骨から背部側の肩甲骨まで肩関節を通る切り込みが入れられると共に胸骨稜に沿って一対の切り込みが入れられた食鳥屠体上半部の胸腔に下方から内勘合して食鳥屠体上半部を保持すると共に、食鳥屠体上半部の背側の方向へ移動する保持部材と、食鳥屠体上半部の左右肩関節を、より具体的には肩関節の手羽側の卵形関節球と肩関節の胸郭側の関節窩の間の部位を、上下に挟持する左右の上下一対の挟持部材と、左右の上下一対の挟持部材に左右肩関節を挟持され左右手羽が左右の挟持部材の外側へ突出した状態で背側の方向へ移動する食鳥屠体上半部の左右手羽の基部に背側から当接して左右手羽の移動を阻止する左右の手羽移動阻止部材と、保持部材を回動させて左右手羽の基部が手羽移動阻止部材に当接した食鳥屠体上半部を背側へ倒す保持部材回動機構と、食鳥屠体上半部から引き剥がされた左右一対の手羽付き胸肉の肩関節を切断する左右一対の回転刃と、前記左右一対の回転刃の間に配設されて揺動し、左右一対の手羽付き胸肉の胸肉に当接して左右一対の回転刃へ向けて押すと共に手羽が切断分離された左右胸肉を回転刃の径方向外方へ且つ斜め上方へ放出する揺動腕と、回転刃から放出された左右胸肉の何れか一方を回転刃に近接した位置で受け止める第1受部材と、回転刃から放出された左右胸肉の何れか他方を第1受部材よりも回転刃から離隔した位置で受け止める第2受部材とを備えることを特徴とする食鳥屠体上半部の胸肉剥がし装置。
- 第1受部材と第2受部材は、食鳥屠体上半部の胸肉剥がし装置の構成部材を支える構造部材から延びる支持腕に取り付けられて前記回転刃の回転軸に並行に且つ上下に延在する板部材であることを特徴とする請求項1に記載の食鳥屠体上半部の胸肉剥がし装置。
- 支持腕は前記回転刃の回転軸と直交して延在する板部材であり、前記左右一対の回転刃の間の隙間から第2受部材まで左右の胸肉の飛行域を区画することを特徴とする請求項2に記載の食鳥屠体上半部の胸肉剥がし装置。
- 前記左右一対の回転刃間の隙間の中央に先端を差し向けた楔形断面部材が前記回転刃と第1受部材の間に位置決めされて支持腕に固定されていることを特徴とする請求項2に記載の食鳥屠体上半部の胸肉剥がし装置。
- 楔形断面部材の先端に固定されて前記回転刃の回転軸に直交して延在する板部材が、前記左右一対の回転刃の間に介在していることを特徴とする請求項4に記載の食鳥屠体上半部の胸肉剥がし装置。
- 第1受部材と第2受部材は、水平に延在する退避位置と上下に延在する稼働位置との間で揺動可能であることを特徴とする請求項2に記載の食鳥屠体上半部の胸肉剥がし装置。
- 第1受部材は、第2受部材に近接した退避位置と回転刃に接近した稼働位置との間で往復動可能であることを特徴とする請求項2に記載の食鳥屠体上半部の胸肉剥がし装置。
- 第1受部材は閉鎖端を上方へ差し向けると共に急角度で下方へ差し向けられた溝形断面部材であり、第2受部材は閉鎖端を上方へ差し向けると共に緩角度で下方へ差し向けられた溝形断面部材であることを特徴とする請求項1に記載の食鳥屠体上半部の胸肉剥がし装置。
- 第1受部材は急角度で下方へ差し向けられた筒体であり、第2受部材は緩角度で下方へ差し向けられた筒体であることを特徴とする請求項1に記載の食鳥屠体上半部の胸肉剥がし装置。
- 第1受部材は閉鎖端を下方へ差し向けると共に急角度で下方へ差し向けられた溝形断面部材であり、第2受部材は閉鎖端を下方へ差し向けると共に緩角度で下方へ差し向けられた溝形断面部材であることを特徴とする請求項1に記載の食鳥屠体上半部の胸肉剥がし装置。
- 第1受部材と第2受部材の直下に配設されて前記回転刃の回転軸線と並行に延在するコンベヤベルトを備えることを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載の食鳥屠体上半部の胸肉剥がし装置。
- 第1受部材の直下に配設されて前記回転刃の回転軸線と並行に延在する第1コンベヤベルトと、第2受部材の直下に配設されて前記回転刃の回転軸線と並行に延在する第2コンベヤベルトとを備えることを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載の食鳥屠体上半部の胸肉剥がし装置。
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JP7626579B2 (ja) | 2021-06-16 | 2025-02-04 | プライフーズ株式会社 | 食鳥屠体上半部から剥ぎ取られた胸肉をトリミング作業場へ搬送する搬送システム |
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JP7626579B2 (ja) | 2021-06-16 | 2025-02-04 | プライフーズ株式会社 | 食鳥屠体上半部から剥ぎ取られた胸肉をトリミング作業場へ搬送する搬送システム |
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