JP6859118B2 - 扉装置の枠体 - Google Patents
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Description
また、接続片として、第1枠材又は第2枠材のいずれか一方の側部のうち見込み方向側の側部の一方に固定された第1接続片と、第1枠材又は第2枠材のいずれか一方の側部のうち見込み方向側の側部の他方に固定された接続片であり、第1接続片とは別体に形成された接続片である第2接続片と、を設けたので、第1接続片及び第2接続片を一体に形成した場合に比べて、第1枠材又は第2枠材のいずれか一方の形状又は大きさが異なる様々な枠体に対して接続でき、第1接続片及び第2接続片の設置性を向上させることが可能となる。
また、中空状の接続片が、くつずり横枠材の内部に充填される充填材料が接続片の内部に流入することを抑制するための第1側部と、第1側部とは異なる位置に設けられた第2側部であり、連結部として機能する第2側部と、を備えたので、くつずり横枠材の内部に充填材料が充填されている場合に、接続片の内部に充填材料が流入することを回避しながら、接続部品を用いて第2側部と第1枠材又は第2枠材のいずれか他方とを確実に連結することができ、枠体の設置性を維持できる。
また、戸尻側縦枠材及び戸先側縦枠材の各々の取付用挿通孔を、設置状態において建物の床面よりも下方側に位置するように配置したので、設置状態において戸尻側縦枠材及び戸先側縦枠材の各々の取付用挿通孔が外部に露出することを回避できるので、枠体の意匠性をさらに一層維持できる。
まず、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、建物の開口部に設けられた扉装置を構成する枠体であり、接続部品を用いて複数の枠材を組み合わせることにより形成された枠体に関するものである。
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。
まず、実施の形態1に係る扉装置の枠体について説明する。この実施の形態1は、後述する扉装置の扉体が、後述するヒンジ部を介して後述する枠体の戸尻側縦枠材に対して固定された形態である。
最初に、実施の形態1に係る枠体を備える扉装置の構成について説明する。以下の説明では、図1のX方向を扉装置の左右方向又は見付け方向(−X方向を扉装置の左方向、+X方向を扉装置の右方向)、図3のY方向を扉装置の前後方向又は見込み方向(+Y方向を扉装置の前方向(建物の屋外側の方向)、−Y方向を扉装置の後方向(建物の屋内側の方向))、図1のZ方向を扉装置の上下方向又は見付け方向(+Z方向を扉装置の上方向、−Z方向を扉装置の下方向)と称する。
枠体10は、建物の躯体2に形成された開口部3の周縁に設置されるものであり、鋼製(一例として、スチール、ステンレス等)の左右一対の縦枠材11、12及び上下一対の横枠材13、14(すなわち、複数の枠材)を備えている。これら縦枠材11、12及び横枠材13、14は、それぞれ開口部3の周縁における建物の躯体2に対して公知の方法で直接的に固定されており、相互に組み合わせられることによって、正面形状が略矩形環状となるように形成されている。以下では、必要に応じて、左右一対の縦枠材11、12のうち、開口部3の戸尻側に位置する縦枠材11を「戸尻側縦枠材11」と称し、開口部3の戸先側に位置する縦枠材12を「戸先側縦枠材12」と称する。また、上下一対の横枠材13、14のうち、開口部3の上方側に位置する横枠材13を「上側横枠材13」と称し、開口部3の下方側に位置する横枠材14を「くつずり横枠材14」と称する。なお、上述した「上側横枠材13」、「くつずり横枠材14」は、特許請求の範囲における「第1枠材」に対応し、上述した「戸尻側縦枠材11」、「戸先側縦枠材12」は、特許請求の範囲における「第2枠材」に対応する。
扉体20は、建物の開口部3を開閉するための平板状の開閉体であり、図1、図2に示すように、扉フレーム(図示省略)及び表面材41、42を備えている。
扉フレームは、扉体20の剛性を主として担うものである。この扉フレームは、鋼製(一例として、スチール、ステンレス等)の左右一対の縦力骨(図示省略)及び上下一対の横力骨(図示省略)を組み合わせることによって、正面形状が略矩形環状となるように形成されている。
表面材41は、扉体20の2つの主側面(扉体20の側面のうち、面積が最も大きな側面)のいずれか一方を構成するものであって、少なくとも扉フレームにおける見込み方向(前後方向)の一方側の側面(例えば、建物の屋外側の側面)の略全体を覆うものであり、表面材42は、扉体20の2つの主側面のいずれか他方を構成するものであって、少なくとも扉フレームにおける見込み方向の他方側の側面(例えば、建物の屋内側の側面)の略全体を覆うものである。また、これら表面材41、42は、例えば薄厚な鋼材(具体的には、スチール、ステンレス)等を用いて構成されており、扉フレームを建物の屋外側及び屋内側から覆うように設けられ、扉フレームに対して溶接又は固定具等によって固定されている。
また、図1、図2に示すように、扉体20の戸先側には、ユーザが扉体20の開閉操作を行うための把手21と、扉体20を施錠するための施錠装置(図示省略)と、施錠装置による施錠の有無に関わらず、全閉状態の位置に扉体20を維持するためのラッチ(図示省略)とが設けられている。また、図2に示すように、扉体20における建物の屋内側の上方には、扉体20が開かれた場合に、扉体20を安全な速度で自動的に閉じるためのものであると共に、扉体20の回動状態が扉体20によって開口部3全体が開放された状態(以下、「全開状態」と称する)以上の状態になることを規制するためのドアクローザ22が設けられている。
ヒンジ部50は、扉体20を戸尻側縦枠材11に対して回動自在に軸支するためのものである。このヒンジ部50は、公知の旗蝶番等を用いて構成されており、戸尻側の端部において、相互に間隔を隔てて上下方向に沿って複数並設されている。また、このヒンジ部50の固定方法については任意であるが、例えば、まず、ヒンジ部50の上支持片(図示省略)、表面材41、及び戸尻側の縦力骨の各々に形成された取付孔(図示省略)を介して、上支持片を戸尻側の縦力骨に対して固定具により固定する。次に、下支持片に形成された取付孔(図示省略)、戸尻側縦枠材11に形成された図6の複数の取付孔11a、及び戸尻側縦枠材11の内部に設けられた図6の第1ライナ11bに形成された取付孔11fを介して、ヒンジ部50の下支持片(図示省略)を戸尻側縦枠材11に対して固定具により固定する。そして、この下支持片と接続された下軸52を、この上支持片と接続された上軸受51に差し込むことにより、このヒンジ部50を介して扉体20と戸尻側縦枠材11とを接続する。
次に、枠体10の戸尻側縦枠材11及び戸先側縦枠材12の構成の詳細について説明する。ただし、戸尻側縦枠材11及び戸先側縦枠材12は、特記する場合を除いて、任意の形状、方法、及び材質で製造することができる。実施の形態1において、図3、図6、図7に示すように、戸尻側縦枠材11及び戸先側縦枠材12の各々は、縦枠材本体15及び固定材16を備えている。
図3に戻り、次に、枠体10の上側横枠材13及びくつずり横枠材14の構成の詳細について説明する。ただし、上側横枠材13及びくつずり横枠材14は、特記する場合を除いて、任意の形状、方法、及び材質で製造することができる。実施の形態1において、図3、図8、図9に示すように、上側横枠材13及びくつずり横枠材14の各々は、横枠材本体17及び固定材18を備えている。
図3に戻り、次に、枠体10の接続構造について説明する。この枠体10は、接続部品68(例えば、ネジやビス等の着脱自在な接続手段等)を用いて枠体10の各種枠材同士を接続するための接続構造を備えており、この接続構造は、第1戸尻側接続構造、第1戸先側接続構造、第2戸尻側接続構造、及び第2戸先側接続構造を備えている。以下では、これら各種の接続構造について順次説明する。
まず、第1戸尻側接続構造について説明する。第1戸尻側接続構造は、戸尻側縦枠材11と上側横枠材13とを接続するための接続構造であり、図3、図4、図6、図8に示すように、第1上側接続片61(第1接続片)と、第2上側接続片62(第2接続片)と、第1上側切込部71(第1切込部)と、第2上側切込部72(第2切込部)とを備えている。
第1上側接続片61及び第2上側接続片62は、戸尻側縦枠材11と上側横枠材13とを接続するための接続片である。これら第1上側接続片61及び第2上側接続片62は、図3、図8、図10、図11に示すように、相互に異なる形状であり、且つそれぞれ別体に形成されており、上側横枠材13の戸尻側の端部に設けられている。具体的には、図3、図8に示すように、第1上側接続片61の略全体及び第2上側接続片62の略全体(ただし、後述する位置決め部65を除く)が上側横枠材13の内部に収容されており、第1上側接続片61は、上側横枠材13の側部のうち見込み方向側の側部の一方(図3、図4、図8では、上側横枠材13の上側側部13fの前方部分13c)に設けられており、第2上側接続片62は、上側横枠材13の側部のうち見込み方向側の側部の他方(図3、図4、図8では、上側横枠材13の上側側部13fの後方部分13d)に設けられている(なお、実施の形態1では、これら前方部分13c及び後方部分13dが略同一の高さとなるように、上側横枠材13が形成されている)。また、これら第1上側接続片61及び第2上側接続片62の各々は、図8、図10、図11に示すように、接続片本体63、固定部64、位置決め部65、及び連結部66を備えている。
図3に戻り、第1上側切込部71は、組立状態において第1上側接続片61の位置決め部65を挿通させるための切込部であり、第2上側切込部72は、組立状態において第2上側接続片62の位置決め部65を挿通させるための切込部である。これら第1上側切込部71及び第2上側切込部72は、戸尻側縦枠材11の一部を切り欠くことにより形成されている。具体的には、第1上側切込部71については、戸尻側縦枠材11における左右方向の内側の側部(図3、図4では、戸尻側縦枠材11の左側側部11d)のうち、組立状態において第1上側接続片61の位置決め部65と対応する部分を切り欠くことにより形成されている。また、第2上側切込部72については、戸尻側縦枠材11における左右方向の内側の側部(図3、図4では、戸尻側縦枠材11の左側側部11d)のうち、組立状態において第2上側接続片62の位置決め部65と対応する部分を切り欠くことにより形成されている。
図3に戻り、次に、第1戸先側接続構造について説明する。第1戸先側接続構造は、戸先側縦枠材12と上側横枠材13とを接続するための接続構造であり、図3、図7、図8に示すように、上側横枠材13の戸先側の端部に設けられた第1上側接続片61及び第2上側接続片62と、戸先側縦枠材12に形成された第1上側切込部71及び第2上側切込部72とを備えている。なお、この第1戸先側接続構造は、第1戸尻側接続構造と略同一に構成されているので、その詳細な説明を省略する。なお、実施の形態1においては、第1戸先側接続構造の第1上側接続片61の形状及び大きさは、第1戸尻側接続構造の第2上側接続片62の形状及び大きさと略同一に設定されているが、これに限られず、例えば、第1戸尻側接続構造の第2上側接続片62の形状及び大きさと異なるように設定されてもよい。また、第1戸先側接続構造の第2上側接続片62の形状及び大きさは、第1戸尻側接続構造の第1上側接続片61の形状及び大きさと略同一に設定されているが、これに限られず、例えば、第1戸尻側接続構造の第1上側接続片61の形状及び大きさと異なるように設定されてもよい。
図3に戻り、次いで、第2戸尻側接続構造について説明する。第2戸尻側接続構造は、戸尻側縦枠材11とくつずり横枠材14とを接続するための接続構造であり、図3、図5、図6、図9に示すように、下側接続片80と、下側切込部90とを備えている。
下側接続片80は、戸尻側縦枠材11とくつずり横枠材14とを接続するための接続片である。この下側接続片80は、くつずり横枠材14の戸尻側の端部に設けられており、具体的には、図3、図9に示すように、下側接続片80の略全体(ただし、後述する位置決め部86を除く)がくつずり横枠材14の内部に収容されるように設けられている。また、この下側接続片80は、中空状に形成されており、図9、図12に示すように、第1側部81、第2側部82、第3側部83、第4側部84、及び第5側部85を備えている。
図3に戻り、下側切込部90は、組立状態において下側接続片80の位置決め部86を挿通させるための切込部である。この下側切込部90は、戸尻側縦枠材11の一部を切り欠くことにより形成されており、具体的には、戸尻側縦枠材11における左右方向の内側の側部(図3、図5では、戸尻側縦枠材11の左側側部11d)のうち、組立状態において下側接続片80の位置決め部86と対応する部分を切り欠くことにより形成されている。
図3に戻り、次に、第2戸先側接続構造について説明する。第2戸先側接続構造は、戸先側縦枠材12とくつずり横枠材14とを接続するための接続構造であり、図3、図7、図9に示すように、くつずり横枠材14の戸先側の端部に設けられた下側接続片80と、戸先側縦枠材12に形成された下側切込部90とを備えている。なお、この第2戸先側接続構造は、第2戸尻側接続構造と略同一に構成されているので、その詳細な説明を省略する。
続いて、このように構成された扉装置1の設置方法について説明する。
また、この他にも、枠体10の各種接続構造は、できる限りにおいて任意の構造にて構成可能である。
このように実施の形態1によれば、設置状態において、開口部3の中央側から見て戸尻側縦枠材11、戸先側縦枠材12、上側横枠材13、又はくつずり横枠材14によって、第1上側切込部71、第2上側切込部72、及び下側切込部90が覆われる位置に、第1上側切込部71、第2上側切込部72、及び下側切込部90を設けたので、従来技術(枠体10が設置された状態において、上側横枠に形成されたスリットを外部に露出するように設けた技術)とは異なり、設置状態において第1上側切込部71、第2上側切込部72、及び下側切込部90が外部に露出することを回避でき、枠体10の意匠性を維持することが可能となる。
次に、実施の形態2に係る扉装置の枠体について説明する。この実施の形態2は、扉体がヒンジ部を介して枠体の上側横枠材に対して固定された形態である。ただし、この実施の形態2の構成は、特記する場合を除いて、実施の形態1の構成と略同一であり、実施の形態1の構成と略同一の構成についてはこの実施の形態1で用いたものと同一の符号及び/又は名称を必要に応じて付して、その説明を省略する。
最初に、実施の形態2に係る枠体を備える扉装置の構成について説明する。実施の形態2に係る扉装置については、実施の形態1に係る扉装置1とほぼ同様に構成されている。ただし、ヒンジ部50の構成の詳細については、下記に示す工夫が施されている。
次いで、ヒンジ部50の構成の詳細について説明する。実施の形態2において、ヒンジ部50は、扉体20を上側横枠材13及び戸尻側縦枠材11に対して回動自在に軸支するためのものである。図19、図20に示すように、例えばピボットヒンジ等を用いて構成されており、扉体20の戸尻側における上方及び下方の各々に設けられている。ここで、上方側に位置するヒンジ部50を介して扉体20を上側横枠材13に対して固定する方法については任意であるが、例えば、ヒンジ部50の扉体側取付片(図示省略)を固定具等によって接続すると共に、ヒンジ部50の枠体側取付片(図示省略)を図18の第2ライナ13eを介して上側横枠材13に対して固定具等によって接続する。また、下方側に位置するヒンジ部50を介して扉体20を上側横枠材13に対して固定する方法については任意であるが、例えば、ヒンジ部50の扉体側取付片(図示省略)を固定具等によって接続すると共に、ヒンジ部50の枠体側取付片(図示省略)を図19の第3ライナ11eを介して戸尻側縦枠材11に対して固定具等によって接続する。
このように実施の形態2によれば、固定用挿通孔64aに挿通される固定部品67を、ヒンジ部50が設置される領域53以外に配置したので、ヒンジ部50を上側横枠材13に対して取り付けた場合でも、固定部品67によって扉体20の回動が阻害されることを回避でき、扉装置の使用性を確保できる。
次に、実施の形態3に係る扉装置の枠体について説明する。この実施の形態3は、枠体が後述する捨て横枠材を備える形態である。ただし、この実施の形態3の構成は、特記する場合を除いて、実施の形態1の構成と略同一であり、実施の形態1の構成と略同一の構成についてはこの実施の形態1で用いたものと同一の符号及び/又は名称を必要に応じて付して、その説明を省略する。
最初に、実施の形態3に係る枠体を備える扉装置の構成について説明する。実施の形態3に係る扉装置については、実施の形態1に係る扉装置1とほぼ同様に構成されている。ただし、枠体の構成の詳細、及び枠体の接続構造の構成の詳細については、下記に示す工夫が施されている。
次に、枠体10の構成の詳細について説明する。実施の形態3においては、枠体10は、図21に示すように、戸尻側縦枠材11、戸先側縦枠材12、上側横枠材13、及び捨て横枠材19を備えている。このうち、捨て横枠材19は、当該枠体10を組み立てる際にのみ用いられる横枠材であり、図21に示すように、開口部3の下方側に設けられている。また、図21、図22に示すように、この捨て横枠材19は、Y−Z平面に沿った断面形状が建物の屋外側に向けて開放された略コ字状となるように形成された板状体であり、開口部3の左右方向の略全長にわたって形成されている。
次いで、枠体10の接続構造の構成の詳細について説明する。実施の形態3においては、上述したように、枠体10がくつずり横枠材14に代えて捨て横枠材19を備えていることから、枠体10の接続構造は、第1戸尻側接続構造及び第1戸先側接続構造のみを備えている。なお、これら第1戸尻側接続構造及び第1戸先側接続構造は、実施の形態1の第1戸尻側接続構造及び第1戸先側接続構造と略同一に構成されているので、その詳細な説明を省略する。
続いて、このように構成された扉装置の設置方法について説明する。
このように実施の形態3によれば、戸尻側縦枠材11及び戸先側縦枠材12の各々の取付用挿通孔19aを、設置状態において建物の床面よりも下方側に位置するように配置したので、設置状態において戸尻側縦枠材11及び戸先側縦枠材12の各々の取付用挿通孔19aが外部に露出することを回避でき、枠体10の意匠性をさらに一層維持できる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
実施の形態や図面において例示した構成要素に関して、形状、数値、又は複数の構成要素の構造若しくは時系列の相互関係については、本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。
上記実施の形態1、2では、枠体10の戸尻側縦枠材11及び戸先側縦枠材12の各々が縦枠材本体15及び固定材16を備えていると共に、枠体10の上側横枠材13及びくつずり横枠材14の各々が横枠材本体17及び固定材18を備えていると説明したが、これに限られない。例えば、戸尻側縦枠材11、戸先側縦枠材12、上側横枠材13、及びくつずり横枠材14の各々は、縦枠材本体15(又は横枠材本体17)及び固定材16(又は固定材18)に加えて、全閉状態において、扉体20に密接することにより、戸尻側縦枠材11(あるいは、戸先側縦枠材12、上側横枠材13、又はくつずり横枠材14)と扉体20との相互間の気密性を高めるための気密部を備えてもよい。この場合において、戸尻側縦枠材11、戸先側縦枠材12、上側横枠材13、及びくつずり横枠材14の具体的な構成については任意であるが、例えば、図23に示すように、戸尻側縦枠材11、戸先側縦枠材12、上側横枠材13、及びくつずり横枠材14の各々に、気密部の一部を収容するための凹部を設けてもよい。この凹部の形成方法については任意であるが、例えば、戸尻側縦枠材11、戸先側縦枠材12、上側横枠材13、及びくつずり横枠材14の各々における扉体20における建物の屋内側の側部と対応する部分を建物の屋内側に向けて凹ませることにより形成する。
上記実施の形態1から3では、第1戸尻側接続構造において、第1上側接続片61及び第2上側接続片62が上側横枠材13に設けられ、第1上側切込部71及び第2上側切込部72が戸尻側縦枠材11に形成されていると説明したが、これに限られない。例えば、第1上側接続片61及び第2上側接続片62が戸尻側縦枠材11に設けられ、第1上側切込部71及び第2上側切込部72が上側横枠材13に形成されてもよい(なお、第1戸先側接続構造、第2戸尻側接続構造、及び第2戸先側接続構造についても同様とする)。
上記実施の形態1から3では、各種の接続片が、上側横枠材13又はくつずり横枠材14と別体に形成されていると説明したが、これに限られず、例えば、上側横枠材13又はくつずり横枠材14と一体に形成されてもよい。この場合には、各種の接続片は、固定部64(又は第3側部83及び第4側部84)を省略できる。
上記実施の形態1から3では、各種の切込部が、戸尻側縦枠材11(又は戸先側縦枠材12)の端部及びその近傍部分を切り欠くことにより形成されている(すなわち、スリット状に形成されている)と説明したが、これに限られない。例えば、戸尻側縦枠材11(又は戸先側縦枠材12)の端部以外の部分を切り欠くことにより形成されてもよい(すなわち、貫通孔状に形成されている)。
付記1の扉装置の枠体は、建物の開口部に設けられた扉装置を構成する枠体であり、接続部品を用いて複数の枠材を組み合わせることにより形成された枠体であって、前記複数の枠材は、第1枠材と、前記第1枠材に対して略直交するように設けられた第2枠材と、を含み、前記第1枠材又は前記第2枠材のいずれか一方に設けられた接続片であり、前記第1枠材と前記第2枠材とを接続するための接続片と、前記第1枠材又は前記第2枠材のいずれか他方に形成された切込部と、を備え、前記接続片は、当該枠体が組み立てられた組立状態において前記第1枠材又は前記第2枠材のいずれか他方に向けて突出するように設けられた位置決め部であり、当該位置決め部を前記切込部に挿通させることにより、前記第1枠材又は前記第2枠材のいずれか他方を前記第1枠材又は前記第2枠材のいずれか一方に対して位置決めをするための位置決め部と、前記接続部品を介して前記接続片と前記第1枠材又は前記第2枠材のいずれか他方とを連結するための連結部と、を備え、当該枠体が前記開口部に設置された設置状態において、前記開口部の中央側から見て前記第1枠材又は前記第2枠材によって前記切込部が覆われる位置に、当該切込部を設けた。
付記1に記載の扉装置の枠体によれば、設置状態において、開口部の中央側から見て第1枠材又は第2枠材によって切込部が覆われる位置に、当該切込部を設けたので、従来技術(枠体が設置された状態において、上側横枠に形成されたスリットを外部に露出するように設けた技術)とは異なり、設置状態において切込部が外部に露出することを回避でき、枠体の意匠性を維持することが可能となる。
2 躯体
3 開口部
10 枠体
11 縦枠材、戸尻側縦枠材
11a 取付孔
11b 第1ライナ
11c 左側側部の上端部
11d 左側側部
11e 第3ライナ
11f 取付孔
11g 左側側部の下端部
12 縦枠材、戸先側縦枠材
13 横枠材、上側横枠材
13a ダボ用挿通孔
13b 下側側部
13c 上側側部の前方部分
13d 上側側部の後方部分
13e 第2ライナ
13f 上側側部
14 横枠材、くつずり横枠材
14a 上側側部
14b 前側側部
14c 後側側部
15 縦枠材本体
16 固定材
17 横枠材本体
18 固定材
19 捨て横枠材
19a 取付用挿通孔
20 扉体
21 把手
22 ドアクローザ
41 表面材
42 表面材
50 ヒンジ部
51 上軸受
52 下軸
53 ヒンジ部が設置される領域
61 第1上側接続片
62 第2上側接続片
63 接続片本体
64 固定部
64a 固定用挿通孔
64b ダボ部
65 位置決め部
66 連結部
66a 接続用挿通孔
67 固定部品
68 接続部品
71 第1上側切込部
72 第2上側切込部
80 下側接続片
81 第1側部
82 第2側部
82a 接続用挿通孔
83 第3側部
83a 固定用挿通孔
84 第4側部
85 第5側部
86 位置決め部
90 下側切込部
91 取付部品
92 充填空間
Claims (8)
- 建物の開口部に設けられた扉装置を構成する枠体であり、接続部品を用いて複数の枠材を組み合わせることにより形成された枠体であって、
前記複数の枠材は、第1枠材と、前記第1枠材に対して略直交するように設けられた第2枠材と、を含み、
前記第1枠材又は前記第2枠材のいずれか一方に設けられた接続片であり、前記第1枠材と前記第2枠材とを接続するための接続片と、
前記第1枠材又は前記第2枠材のいずれか他方に形成された切込部と、を備え、
前記接続片は、
当該枠体が組み立てられた組立状態において前記第1枠材又は前記第2枠材のいずれか他方に向けて突出するように設けられた位置決め部であり、当該位置決め部を前記切込部に挿通させることにより、前記第1枠材又は前記第2枠材のいずれか他方を前記第1枠材又は前記第2枠材のいずれか一方に対して位置決めをするための位置決め部と、
前記接続部品を介して前記接続片と前記第1枠材又は前記第2枠材のいずれか他方とを連結するための連結部と、を備え、
当該枠体が前記開口部に設置された設置状態において、前記開口部の中央側から見て前記第1枠材又は前記第2枠材によって前記切込部が覆われる位置に、当該切込部を設け、
前記接続片として、
前記第1枠材又は前記第2枠材のいずれか一方の側部のうち見込み方向側の側部の一方に固定された接続片である第1接続片と、
前記第1枠材又は前記第2枠材のいずれか一方の側部のうち見込み方向側の側部の他方に固定された接続片であり、前記第1接続片とは別体に形成された接続片である第2接続片と、を設けた、
扉装置の枠体。 - 前記切込部として、
前記第1枠材又は前記第2枠材のいずれか他方の部分のうち、前記組立状態において前記第1接続片の前記位置決め部と対応する部分に形成された第1切込部であり、当該位置決め部を挿通させることが可能な第1切込部と、
前記第1枠材又は前記第2枠材のいずれか他方の部分のうち、前記組立状態において前記第2接続片の前記位置決め部と対応する部分に形成された第2切込部であり、当該位置決め部を挿通させることが可能な第2切込部と、を設け、
前記第1切込部及び前記第2切込部を一体に形成した、
請求項1に記載の扉装置の枠体。 - 前記第1接続片及び前記第2接続片を、相互に同一の形状に形成した、
請求項1又は2に記載の扉装置の枠体。 - 前記建物の壁に設けられた前記扉装置を構成する当該枠体であって、
前記第1枠材は、前記開口部の上方側に位置する横枠材である上側横枠材を含み、
前記第2枠材は、前記開口部の戸尻側に位置する縦枠材である戸尻側縦枠材を含み、
前記上側横枠材における戸尻側の端部に、前記上側横枠材と前記戸尻側縦枠材とを接続するための前記接続片を設け、
前記上側横枠材に対して取り付けられたヒンジ部であって、当該ヒンジ部を介して前記扉装置を構成する扉体を回動自在に軸支するためのヒンジ部を備え、
前記接続片は、当該接続片を前記第1枠材又は前記第2枠材のいずれか一方に対して固定するための固定部を備え、
前記接続片の前記固定部及び前記上側横枠材の各々に、前記接続片を前記上側横枠材に対して固定するための固定部品を挿通する固定用挿通孔を形成し、
前記固定用挿通孔に挿通される前記固定部品を、前記ヒンジ部が設置される領域以外に配置した、
請求項1から3のいずれか一項に記載の扉装置の枠体。 - 建物の開口部に設けられた扉装置を構成する枠体であり、接続部品を用いて複数の枠材を組み合わせることにより形成された枠体であって、
前記複数の枠材は、第1枠材と、前記第1枠材に対して略直交するように設けられた第2枠材と、を含み、
前記第1枠材又は前記第2枠材のいずれか一方に設けられた接続片であり、前記第1枠材と前記第2枠材とを接続するための接続片と、
前記第1枠材又は前記第2枠材のいずれか他方に形成された切込部と、を備え、
前記接続片は、
当該枠体が組み立てられた組立状態において前記第1枠材又は前記第2枠材のいずれか他方に向けて突出するように設けられた位置決め部であり、当該位置決め部を前記切込部に挿通させることにより、前記第1枠材又は前記第2枠材のいずれか他方を前記第1枠材又は前記第2枠材のいずれか一方に対して位置決めをするための位置決め部と、
前記接続部品を介して前記接続片と前記第1枠材又は前記第2枠材のいずれか他方とを連結するための連結部と、を備え、
当該枠体が前記開口部に設置された設置状態において、前記開口部の中央側から見て前記第1枠材又は前記第2枠材によって前記切込部が覆われる位置に、当該切込部を設け、
前記建物の壁に設けられた前記扉装置を構成する当該枠体であって、
前記第1枠材は、前記開口部の下方側に位置する横枠材であるくつずり横枠材を含み、
前記第2枠材は、前記開口部の戸尻側に位置する縦枠材である戸尻側縦枠材と、前記開口部の戸先側に位置する縦枠材である戸先側縦枠材と、を含み、
前記くつずり横枠材における戸尻側の端部に、前記くつずり横枠材と前記戸尻側縦枠材とを接続するための前記接続片であり、中空状に形成された前記接続片を設けると共に、前記くつずり横枠材における戸先側の端部に、前記くつずり横枠材と前記戸先側縦枠材とを接続するための前記接続片であり、中空状に形成された前記接続片を設け、
前記中空状の接続片は、
前記くつずり横枠材の内部に充填される充填材料が前記接続片の内部に流入することを抑制するための第1側部と、
前記第1側部とは異なる位置に設けられた第2側部であり、前記連結部として機能する第2側部と、を備えた、
扉装置の枠体。 - 建物の開口部に設けられた扉装置を構成する枠体であり、接続部品を用いて複数の枠材を組み合わせることにより形成された枠体であって、
前記複数の枠材は、第1枠材と、前記第1枠材に対して略直交するように設けられた第2枠材と、を含み、
前記第1枠材又は前記第2枠材のいずれか一方に設けられた接続片であり、前記第1枠材と前記第2枠材とを接続するための接続片と、
前記第1枠材又は前記第2枠材のいずれか他方に形成された切込部と、を備え、
前記接続片は、
当該枠体が組み立てられた組立状態において前記第1枠材又は前記第2枠材のいずれか他方に向けて突出するように設けられた位置決め部であり、当該位置決め部を前記切込部に挿通させることにより、前記第1枠材又は前記第2枠材のいずれか他方を前記第1枠材又は前記第2枠材のいずれか一方に対して位置決めをするための位置決め部と、
前記接続部品を介して前記接続片と前記第1枠材又は前記第2枠材のいずれか他方とを連結するための連結部と、を備え、
当該枠体が前記開口部に設置された設置状態において、前記開口部の中央側から見て前記第1枠材又は前記第2枠材によって前記切込部が覆われる位置に、当該切込部を設け、
前記建物の壁に設けられた前記扉装置を構成する当該枠体であって、
前記第1枠材は、前記開口部の上方側に位置する横枠材である上側横枠材と、前記開口部の下方側に位置する横枠材であり、当該枠体を組み立てる際にのみ用いられる横枠材である捨て横枠材と、を含み、
前記第2枠材は、前記開口部の戸尻側に位置する縦枠材である戸尻側縦枠材と、前記開口部の戸先側に位置する縦枠材である戸先側縦枠材と、を含み、
前記上側横枠材における戸尻側の端部に、前記上側横枠材と前記戸尻側縦枠材とを接続するための前記接続片を設けると共に、前記上側横枠材における戸先側の端部に、前記上側横枠材と前記戸先側縦枠材とを接続するための前記接続片を設け、
前記捨て横枠材、前記戸尻側縦枠材、及び前記戸先側縦枠材の各々に、前記捨て横枠材を前記戸尻側縦枠材又は前記戸先側縦枠材に対して取り付けるための取付部品を挿通する取付用挿通孔を形成し、
前記戸尻側縦枠材及び前記戸先側縦枠材の各々の前記取付用挿通孔を、前記設置状態において前記建物の床面よりも下方側に位置するように配置した、
扉装置の枠体。 - 前記設置状態において前記第1枠材又は前記第2枠材のいずれか他方に対して突き当てられる前記第1枠材又は前記第2枠材のいずれか一方の側部のうち、前記開口部の中央側に位置する中央側側部よりも前記開口部の中央側とは反対側の位置に、前記切込部及び前記位置決め部を設けた、
請求項1から6のいずれか一項に記載の扉装置の枠体。 - 前記第1枠材又は前記第2枠材のいずれか他方及び前記連結部の各々に、前記接続部品を挿通する接続用挿通孔を形成し、
前記組立状態において、前記接続用挿通孔が、前記第1枠材又は前記第2枠材のいずれか一方の側部のうち、前記開口部の中央側に位置する中央側側部よりも前記開口部の中央側とは反対側の位置であり、且つ、当該中央側側部の近傍に位置するように、当該接続用挿通孔を配置した、
請求項1から7のいずれか一項に記載の扉装置の枠体。
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