JP6845403B2 - ポリアリーレンスルフィド樹脂及びその製造方法、並びに、ポリ(アリーレンスルホニウム塩)及びその製造方法 - Google Patents
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Description
ただし、一般式(1−1)において、Ar1、Ar2及びAr3bが1,4−フェニレン基で、R2bが直接結合であるとき、Zは、直接結合、−CO−、−SO2−又は−C(CF3)2−であり、Ar1、Ar2及びAr3bが1,4−フェニレン基、R2bが−Ar4b−で、Ar4bが1,4−フェニレン基であるとき、Zは、−S−、−O−、−CO−、−SO2−又は−C(CF3)2−である。
(a)カルボキシ基、ヒドロキシ基及びアミノ基からなる群から選択される少なくとも一種の官能基、を有する芳香族化合物の存在下で、下記一般式(1−3)で表されるスルホキシドと下記一般式(1−4)で表される芳香族化合物とを反応させること、
又は、
(b)カルボキシ基、ヒドロキシ基及びアミノ基からなる群から選択される少なくとも一種の官能基を有する芳香族化合物の存在下で、下記一般式(2−3)で表されるスルホキシドを重合(反応)させること、を含む、ポリ(アリーレンスルホニウム塩)の製造方法に関する。
一般式(3−1b)、(3−2b)、(3−3b)、(3−4b)、(3−5b)又は(3−6b)中、R3は、直接結合又は炭素原子数1〜10のアルキレン基を表し、Ar5bは、アリール基を表す。
一般式(4−1b)、(4−2b)、(4−3b)又は(4−4b)中、R4は直接結合又は炭素原子数1〜10のアルキレン基を表し、Ar6bはアリール基を表す。
一般式(3−1b)、(3−2b)、(3−3b)、(3−4b)、(3−5b)又は(3−6b)中、R3は、直接結合又は炭素原子数1〜10のアルキレン基を表し、Ar5bは、アリール基を表す。
一般式(5−2)中、R1は、炭素原子数1〜10のアルキル基又は炭素原子数1〜10のアルキル基を有していてもよいアリール基を表し、Ar7、Ar8及びAr9bは、それぞれ独立に、置換基を有していてもよいフェニレン基を表し、X−は、アニオンを表し、
一般式(4−1b)、(4−2b)、(4−3b)、又は(4−4b)中、R4は、直接結合又は炭素原子数1〜10のアルキレン基を表し、Ar6bはアリール基を表す。
一実施形態に係るポリ(アリーレンスルホニウム塩)は、下記一般式(1−2)で表される構成単位を含む主鎖、又は一般式(2−2)で表される構成単位を含む主鎖と、主鎖の末端に結合した特定官能基を含む末端基、を有する。ポリ(アリーレンスルホニウム塩)の主鎖は、実質的に、下記一般式(1−2)で表される構成単位又は一般式(2−2)で表される構成単位のみから構成されていてもよい。特定官能基を含む末端基は、式(1−2)又は(2−2)で表される構成単位に直接結合していることが多い。
(a)特定官能基を有する芳香族化合物の存在下で、下記一般式(1−3)で表されるスルホキシドと下記一般式(1−4)で表される芳香族化合物とを反応させる工程(以下、工程(a)という)、
又は、
(b)特定官能基を有する芳香族化合物の存在下で、下記一般式(2−3)で表される芳香族スルホキシドを(単独)重合させる工程(以下、工程(b)という)、を有する製造方法により得られる。
一般式(5−3)中、R1は、式(2-3)と同様に定義される。Ar7及びAr8は、式(5−2)と同様に定義される。Ar9aは、置換基を有していてもよいフェニル基を表す。
式中、R3は直接結合又は炭素原子数1〜10のアルキレン基を表し、Ar5aは、アリール基を表す。
式中、R4は、直接結合又は炭素原子数1〜10のアルキレン基を表し、Ar6aは、アリール基を表す。
式中、R4は、直接結合又は炭素原子数1〜10のアルキレン基を表し、Ar6bは、アリール基を表す。
一実施形態に係るポリアリーレンスルフィド樹脂は、前記一般式(1−1)で表される構成単位又は前記一般式(2−1)で表される構成単位を含む主鎖と、主鎖の末端に結合した、カルボキシ基、ヒドロキシ基及びアミノ基からなる群から選択される少なくとも一種の官能基(特定官能基)を含む末端基と、を有する。
式中、Ar7、Ar8及びAr9bは、それぞれ独立に、置換基を有していてもよいフェニレン基を表す。すなわち、式(5−1)においてAr7、Ar8及びAr9bがそれぞれ1,4−フェニレン基であるとき、式(2−1)において、Ar1が4,4’−ビフェニレン基で、R2bが−S−Ar4b−で、Ar4bが1,4−フェニレン基に相当する。
式中、R3は直接結合又は炭素原子数1〜10のアルキレン基を表し、Ar5bは、アリール基を表す。
式中、R4は、直接結合又は炭素原子数1〜10のアルキレン基を表し、Ar6bは、アリール基を表す。
上記ポリアリーレンスルフィド樹脂は、他の成分と組み合わせて、ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物として利用することができる。他の成分としては、例えば、無機質充填剤を使用することができ、熱可塑性樹脂、エラストマー及び架橋性樹脂から選ばれる、ポリアリーレンスルフィド樹脂以外の樹脂等も使用することができる。
1−1.同定方法(各種NMR)
BRUKER製DPX−400の装置にて、化合物を各種重溶媒に溶解させて、各種NMRを測定した。
1−2.同定方法(GC−MS)
島津製作所製GCMS−QP2010を用いて、化合物の分子量を測定した。
1−3.融点
パーキンエルマー製DSC装置 Pyris Diamondを用いて、50mL/minの窒素流下、20℃/minの昇温条件で40〜350℃まで測定を行い、融点を求めた。実施例34、35、36、及び参考例2で得られた樹脂に関しては、50mL/minの窒素流下、20℃/minの昇温条件で40〜400℃まで測定を行い、融点を求めた。
1−4.重量平均分子量
センシュー科学製高温ゲルパーミエーションクロマトグラフ(GPC)SSC−7000を用いて、重量平均分子量を測定した。平均分子量は標準ポリスチレン換算で算出した。
溶媒:1−クロロナフタレン
投入口:250℃
温度:210℃
検出器:UV検出器(360nm)
サンプル濃度:1g/L
流速:0.7mL/min
1−5.赤外吸収スペクトル測定
日本分光株式会社製「FT/IR−6100」を用いて、赤外吸収スペクトル測定を測定した。合成した樹脂を330℃のホットプレートで加熱して溶融させ、急冷することで作製した非晶フィルムを測定サンプルとして用いた。実施例34、35、36、及び参考例2で得られた樹脂に関しては、400℃のホットプレートで加熱して溶融させ、急冷することで作製した非晶フィルムを測定サンプルとして用いた。
1−6.粘度測定(V6)
フローテスター(島津製作所製CFT−500C)を用いて、温度300℃、荷重1.96MPa、オリフィス長とオリフィス径との比(オリフィス長/オリフィス径)が10/1であるオリフィスを使用して6分間保持した後の溶融粘度(以下、溶融粘度(V6))を測定した。
1−7.溶融安定性
加工時の熱安定性について評価するため、フローテスター(島津製作所製CFT−500C)を用いて、荷重1.96MPa、オリフィス長とオリフィス径との比(オリフィス長/オリフィス径)が10/1であるオリフィスを使用して、温度300℃で30分間保持した後の溶融粘度(以下、溶融粘度(V30))及びゲル化の有無を調べた。
1−8.反応性評価
ポリ(p−フェニレンスルフィド)樹脂を、フローテスター(島津製作所製CFT−500C)を用いて、温度300℃、荷重1.96MPa、オリフィス長とオリフィス径との比(オリフィス長/オリフィス径)が10/1であるオリフィスを使用して15分間保持した後の溶融粘度(以下、「溶融粘度(V15)」という)を測定した(以下、「添加前の溶融粘度(V15)」又は「エポキシ樹脂を添加していないPPS樹脂の溶融粘度(V15)」という)。
次に、ポリ(p−フェニレンスルフィド)樹脂100質量部に対し、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂(DIC製N−695P)を3質量部配合し、均一に混合した。その後、フローテスター(島津製作所製CFT−500C)を用いて、上記と同じ条件で、溶融粘度(V15)を測定した(以下、「添加後の溶融粘度(V15)」又は「エポキシ樹脂を添加したPPS樹脂の溶融粘度(V15)」という)。
(添加後の溶融粘度(V15))/(添加前の溶融粘度(V15))の比から粘度上昇度を倍率として算出した。粘度上昇度が大きいほどエポキシ樹脂との反応性が高く、優れていることを示す。
以下に示す実施例では、下記の試薬を使用した。
メチルフェニルスルホキシド:和光純薬工業株式会社
チオアニソール:和光純薬工業株式会社、純度99%
メタンスルホン酸:和光純薬工業株式会社、和光特級
60%過塩素酸:和光純薬工業株式会社、試薬特級
ピリジン:和光純薬工業株式会社、試薬特級
炭酸水素カリウム:和光純薬工業株式会社、試薬特級
臭素:和光純薬工業株式会社、試薬特級
ビス[4−(メチルチオ)フェニル]スルフィド:シグマアルドリッチ製 製
品番号S203815−25MG
硝酸(1.38):和光純薬工業(株)製、試薬特級、含量60〜61%、密度
1.38g/mL
酸化リン(V)(5酸化2リン):和光純薬工業株式会社、和光特級
N−メチル−2−ピロリドン(NMP):関東化学株式会社、特級
安息香酸:東京化成工業株式会社
フェニルプロピオン酸:東京化成工業株式会社、純度>98%
フェニルヘキサン酸:東京化成工業株式会社、純度>98%
フェニルイソ酪酸:東京化成工業株式会社、純度>98%
フェニルマロン酸:東京化成工業株式会社、純度>98%
フェノール:東京化成工業株式会社、純度>98%
N−フェニルグリシン:東京化成工業株式会社、純度>98%
N−ベンジルイミノ二酢酸:東京化成工業株式会社、純度>98%
アニリン:東京化成工業株式会社、純度>98%
ジフェニルスルフィド:和光純薬工業(株)製、和光特級
ジフェニルエーテル:和光純薬工業(株)製、和光特級
水酸化ナトリウム:関東化学工業株式会社、特級
過塩素酸メチルフェニル[4−(メチルチオ)フェニル]スルホニウムの合成
1H−NMR(溶媒CDCl3):2.49,3.63,7.40,7.65,7.78,7.85[ppm]
メチル4−(フェニルチオ)フェニルスルフィドの合成
1H−NMR(溶媒CDCl3):2.48,7.18〜7.23,7.28〜7.31[ppm]
メチル4−(フェニルチオ)フェニルスルホキシドの合成
1H−NMR(溶媒CDCl3):2.71,7.34,7.39,7.46,7.52[ppm]
13C−NMR(溶媒CDCl3):46.0,124.5,128.5,129.7,133.0,133.5,141.5,144.3[ppm]
ビス[4−(メチルスルフィニル)フェニル]スルフィドの合成
1H−NMR(溶媒CDCl3):2.75,7.49,7.61[ppm]
(実施例1)
1H−NMR(溶媒DMSO−d6):3.77,7.59,8.03[ppm]
13C−NMR(溶媒DMSO−d6):27.1,127.1,131.7,132.9,140.8[ppm]
赤外吸収スペクトルを測定したところ、図1に示すように、1681cm−1の位置にカルボキシ基のC=O伸縮振動の吸収ピークの存在が認められた。
実施例1において、安息香酸の代わりにフェニルプロピオン酸3質量部を用いたこと以外は実施例1と同様の操作を行って、ポリ[メタンスルホン酸メチル(4−フェニルチオフェニル)スルホニウム]を収率97%にて得た。その後、実施例2と同様の操作を行ってポリ(p−フェニレンスルフィド)を収率72%にて得た。
実施例1において、安息香酸の代わりにフェニルヘキサン酸4質量部を用いたこと以外は実施例1と同様の操作を行って、ポリ[メタンスルホン酸メチル(4−フェニルチオフェニル)スルホニウム]を収率100%にて得た。その後、実施例2と同様の操作を行ってポリ(p−フェニレンスルフィド)を収率50%にて得た。
赤外吸収スペクトルを測定したところ、図3に示すように、1706cm−1の位置にカルボキシ基のC=O伸縮振動の吸収ピークの存在が認められた。
実施例1において、安息香酸の代わりにフェニルイソ酪酸3質量部を用いたこと以外は実施例1と同様の操作を行って、ポリ[メタンスルホン酸メチル(4−フェニルチオフェニル)スルホニウム]を収率100%にて得た。その後、実施例2と同様の操作を行ってポリ(p−フェニレンスルフィド)を収率51%にて得た。
赤外吸収スペクトルを測定したところ、図4に示すように、1695cm−1の位置にカルボキシ基のC=O伸縮振動の吸収ピークの存在が認められた。
実施例1において、安息香酸の代わりにフェニルマロン酸4質量部を用いたこと以外は実施例1と同様の操作を行って、ポリ[メタンスルホン酸メチル(4−フェニルチオフェニル)スルホニウム]を収率99%にて得た。その後、実施例2と同様の操作を行ってポリ(p−フェニレンスルフィド)を収率47%にて得た。
赤外吸収スペクトルを測定したところ、図5に示すように、1687cm−1の位置にカルボキシ基のC=O伸縮振動の吸収ピークの存在が認められた。
実施例1において、安息香酸の代わりにフェノール2質量部を用いたこと以外は実施例1と同様の操作を行って、ポリ[メタンスルホン酸メチル(4−フェニルチオフェニル)スルホニウム]を収率100%にて得た。その後、実施例2と同様の操作を行ってポリ(p−フェニレンスルフィド)を収率47%にて得た。
赤外吸収スペクトルを測定したところ、図6に示すように、3551cm−1及び3500〜3300cm−1位置にヒドロキシ基の遊離O−H伸縮振動の吸収ピークの存在が認められた。
実施例1において、安息香酸の代わりにN−フェニルグリシン3質量部を用いたこと以外は実施例1と同様の操作を行って、ポリ[メタンスルホン酸メチル(4−フェニルチオフェニル)スルホニウム]を収率100%にて得た。その後、実施例2と同様の操作を行ってポリ(p−フェニレンスルフィド)を収率48%にて得た。
赤外吸収スペクトルを測定したところ、図7に示すように、3379cm−1の位置にアミノ基のN−H伸縮振動の吸収ピークが認められ、図8に示すように、1692cm−1の位置にカルボキシ基のC=O伸縮振動の吸収ピークの存在が認められた。
実施例1において、安息香酸の代わりにN−ベンジルイミノ二酢酸4質量部を用いたこと以外は実施例1と同様の操作を行って、ポリ[メタンスルホン酸メチル(4−フェニルチオフェニル)スルホニウム]を収率98%にて得た。その後、実施例2と同様の操作を行ってポリ(p−フェニレンスルフィド)を収率51%にて得た。
赤外吸収スペクトルを測定したところ、図9に示すように、1695cm−1の位置にカルボキシ基のC=O伸縮振動の吸収ピークの存在が認められた。
実施例1において、安息香酸の代わりにアニリン2質量部を用いたこと以外は実施例1と同様の操作を行って、ポリ[メタンスルホン酸メチル(4−フェニルチオフェニル)スルホニウム]を収率100%にて得た。その後、実施例2と同様の操作を行ってポリ(p−フェニレンスルフィド)を収率48%にて得た。
赤外吸収スペクトルを測定したところ、図10に示すように、3365cm−1の位置にアミノ基のN−H伸縮振動の吸収ピークの存在が認められた。
セパラブルフラスコに、メチル4−(フェニルチオ)フェニルスルホキシド100質量部に対し、メタンスルホン酸800質量部及び五酸化二リン70質量部を10℃以下に冷却しながら加え、20時間攪拌した。反応溶液をアセトン10,000質量部に投入し、析出した固体をろ過にて回収し、これをアセトン600質量部にて2回洗浄した。得られた固体を減圧乾燥することで、ポリ[メタンスルホン酸メチル(4−フェニルチオフェニル)スルホニウム]を収率99%にて得た。
実施例1において、安息香酸の代わりにフェニルプロピオン酸0.03質量部を用いたこと以外は実施例1と同様の操作を行って、ポリ[メタンスルホン酸メチル(4−フェニルチオフェニル)スルホニウム]を収率99%にて得た。その後、実施例2と同様の操作を行ってポリ(p−フェニレンスルフィド)を収率83%にて得た。
赤外吸収スペクトルを測定したところ、図13に示すように、1706cm−1の位置にカルボキシ基のC=O伸縮振動の吸収ピークの存在が認められた。
実施例1において、安息香酸の代わりにフェニルプロピオン酸300質量部を用いたこと以外は実施例1と同様の操作を行ってポリ[メタンスルホン酸メチル(4−フェニルチオフェニル)スルホニウム]を収率95%にて得た。その後、実施例2と同様の操作を行ってポリ(p−フェニレンスルフィド)を収率45%にて得た。
赤外吸収スペクトルを測定したところ、図14に示すように、1708cm−1の位置にカルボキシ基のC=O伸縮振動の吸収ピークの存在が認められた。
実施例1において、安息香酸を添加せず20時間重合し、その後フェニルプロピオン酸3質量部加えた後、更に10時間重合したこと以外は実施例1と同様の操作を行って、ポリ[メタンスルホン酸メチル(4−フェニルチオフェニル)スルホニウム]を収率100%にて得た。その後、実施例2と同様の操作を行ってポリ(p−フェニレンスルフィド)を収率68%にて得た。
赤外吸収スペクトルを測定したところ、図15に示すように、1707cm−1の位置にカルボキシ基のC=O伸縮振動の吸収ピークの存在が認められた。
実施例3と同様の操作を120℃乾燥の前まで行い、得られたスラリー100質量部に対し1000質量部の温水と、水酸化ナトリウムを加え、pH8.0に調整し、末端のカルボキシ基をカルボン酸ナトリウム型にイオン交換した。その後、反応溶液を1時間攪拌し、析出した固体をろ過した後に1000質量部の温水で洗浄した。この固体を再び1000質量部の温水で1時間攪拌し、ろ過した後に1000質量部の温水で洗浄した。この操作を2回繰り返した。その後、洗浄した固体を120℃にて4時間乾燥して、ポリ(p−フェニレンスルフィド)を得た。
赤外吸収スペクトルを測定したところ、塩基処理工程前は図18のように、1708cm−1の位置のカルボキシ基の吸収ピークが認められたが、塩基処理工程後は図19のようにピーク強度の低減が認められ、末端のカルボキシ基がカルボン酸ナトリウム塩に変換されたことを確認した。また溶融粘度は27Pa・sであった。
実施例3及び参考例1で得られたポリ(p−フェニレンスルフィド)について、溶融安定性を調べた。その結果を表4に示した。
実施例3にて得られたPPS樹脂を反応性評価したところ、エポキシ樹脂を添加したPPS樹脂の溶融粘度(V15)は100Pa・sであり、エポキシ樹脂を添加していないPPS樹脂の溶融粘度(V15)に比べて4倍の粘度上昇度が認められた。また実施例16にて得られたPPS樹脂を同様に反応性評価したところ、エポキシ樹脂を添加したPPS樹脂の溶融粘度(V15)は108Pa・sであり、エポキシ樹脂を添加していないPPS樹脂の溶融粘度(V15)に比べて4倍の粘度上昇度が認められた。
1H−NMR(溶媒DMSO−d6):3.77,7.59,8.03[ppm]
13C−NMR(溶媒DMSO−d6):27.1,127.1,131.7,132.9,140.8[ppm]
赤外吸収スペクトルを測定したところ、図20に示すように、3552cm−1の位置にヒドロキシ基の遊離O−H伸縮振動の吸収ピークが認められ、図21に示すように、1687cm−1の位置にカルボキシ基のC=O伸縮振動の吸収ピークの存在が認められた。
実施例19において、サリチル酸の代わりに2−ヒドロキシフェニル酢酸3質量部を用いたこと以外は実施例19と同様の操作を行って、ポリ[メタンスルホン酸メチル(4−フェニルチオフェニル)スルホニウム]を収率97%にて得た。その後、実施例20と同様の操作を行ってポリ(p−フェニレンスルフィド)を収率72%にて得た。
赤外吸収スペクトルを測定したところ、図22に示すように、3555cm−1の位置にヒドロキシ基の遊離O−H伸縮振動の吸収ピークが認められ、図23に示すように、1690cm−1の位置にカルボキシ基のC=O伸縮振動の吸収ピークの存在が認められた。
実施例19において、サリチル酸の代わりにハイドロキノン2質量部を用いたこと以外は実施例19と同様の操作を行って、ポリ[メタンスルホン酸メチル(4−フェニルチオフェニル)スルホニウム]を収率97%にて得た。その後、実施例20と同様の操作を行ってポリ(p−フェニレンスルフィド)を収率72%にて得た。
赤外吸収スペクトルを測定したところ、図24に示すように、3555cm−1の位置にヒドロキシ基の遊離O−H伸縮振動の吸収ピークの存在が認められた。
実施例19において、サリチル酸の代わりにカテコール2質量部を用いたこと以外は実施例19と同様の操作を行ってポリ[メタンスルホン酸メチル(4−フェニルチオフェニル)スルホニウム]を収率97%にて得た。その後、実施例20と同様の操作を行ってポリ(p−フェニレンスルフィド)を収率72%にて得た。
赤外吸収スペクトルを測定したところ、図25に示すように、3524cm−1の位置にヒドロキシ基の遊離O−H伸縮振動の吸収ピークの存在が認められた。
実施例19において、サリチル酸の代わりにアミノフェノール2質量部を用いたこと以外は実施例19と同様の操作を行って、ポリ[メタンスルホン酸メチル(4−フェニルチオフェニル)スルホニウム]を収率97%にて得た。その後、実施例20と同様の操作を行ってポリ(p−フェニレンスルフィド)を収率72%にて得た。
赤外吸収スペクトルを測定したところ、図26に示すように、3555cm−1の位置にヒドロキシ基の遊離O−H伸縮振動の吸収ピークが認められ、図27に示すように、3433cm−1及び3377cm−1の位置にアミノ基のN−H伸縮振動の吸収ピークの存在が認められた。
実施例19において、サリチル酸の代わりに4−アミノ安息香酸3質量部を用いたこと以外は実施例19と同様の操作を行って、ポリ[メタンスルホン酸メチル(4−フェニルチオフェニル)スルホニウム]を収率97%にて得た。その後、実施例20と同様の操作を行ってポリ(p−フェニレンスルフィド)を収率72%にて得た。
赤外吸収スペクトルを測定したところ、図28に示すように、3433cm−1及び3377cm−1の位置にアミノ基のN−H伸縮振動の吸収ピークが認められ、図29に示すように、1689cm−1の位置にカルボキシ基のC=O伸縮振動の吸収ピークの存在が認められた。
実施例19において、0.15質量部のサリチル酸を用いたこと以外は実施例19と同様の操作を行って、ポリ[メタンスルホン酸メチル(4−フェニルチオフェニル)スルホニウム]を収率97%にて得た。その後、実施例20と同様の操作を行ってポリ(p−フェニレンスルフィド)を収率65%にて得た。
赤外吸収スペクトルを測定したところ、図30に示すように、3555cm−1の位置にヒドロキシ基の遊離O−H伸縮振動の吸収ピークが認められ、図31に示すように、1691cm−1の位置にカルボキシ基のC=O伸縮振動の吸収ピークの存在が認められた。
実施例19において、30質量部のサリチル酸を用いたこと以外は実施例19と同様の操作を行って、ポリ[メタンスルホン酸メチル(4−フェニルチオフェニル)スルホニウム]を収率97%にて得た。その後、実施例20と同様の操作を行ってポリ(p−フェニレンスルフィド)を収率48%にて得た。
赤外吸収スペクトルを測定したところ、図32に示すように、3554cm−1の位置にヒドロキシ基の遊離O−H伸縮振動の吸収ピークが認められ、図33に示すように、1692cm−1の位置にカルボキシ基のC=O伸縮振動の吸収ピークの存在が認められた。
実施例19において、サリチル酸を添加せず20時間重合し、その後サリチル酸3質量部加えた後、更に10時間重合したこと以外は実施例19と同様の操作を行って、ポリ[メタンスルホン酸メチル(4−フェニルチオフェニル)スルホニウム]を収率100%にて得た。その後、実施例20と同様の操作を行ってポリ(p−フェニレンスルフィド)を収率58%にて得た。
赤外吸収スペクトルを測定したところ、図34に示すように、3552cm−1の位置にヒドロキシ基の遊離O−H伸縮振動の吸収ピークが認められ、図35に示すように、1692cm−1の位置にカルボキシ基のC=O伸縮振動の吸収ピークの存在が認められた。
実施例20と同様の操作を120℃で乾燥する前まで行い、得られたスラリー100質量部に対し、1000質量部の温水と、水酸化ナトリウムを加え、pH8.0に調整することで、末端のカルボキシ基をカルボン酸ナトリウム型にイオン交換した。反応溶液を1時間攪拌し、これをろ過して固体を回収した後、1000質量部の温水で洗浄した。回収した固体を再び1000質量部の温水に加え、1時間攪拌し、これをろ過した後に1000質量部の温水で洗浄した。この洗浄操作を2回繰り返した。その後120℃にて4時間乾燥してポリ(p−フェニレンスルフィド)を得た。
赤外吸収スペクトルを測定したところ、塩基処理工程前は、図21に示すように、1687cm−1の位置のカルボキシ基の吸収ピークが認められた。一方、塩基処理工程後は、図36に示すように、カルボキシ基の吸収ピークのピーク強度の低減が認められ、カルボキシ基がカルボン酸ナトリウム塩に変換されたことを確認した。溶融粘度は9Pa・sであった。
実施例20及び参考例1で得られたポリ(p−フェニレンスルフィド)について、溶融安定性を調べた。その結果を表7に示す。
実施例20にて得られたPPS樹脂を反応性評価したところ、エポキシ樹脂を添加したPPS樹脂の溶融粘度(V15)は69Pa・sであり、エポキシ樹脂を添加していないPPS樹脂の溶融粘度(V15)に比べて9倍の粘度上昇度が認められた。実施例26にて得られたPPS樹脂を同様に反応性評価したところ、エポキシ樹脂を添加したPPS樹脂の溶融粘度(V15)は72Pa・sであり、エポキシ樹脂を添加していないPPS樹脂の溶融粘度(V15)に比べて9倍の粘度上昇度が認められた。
セパラブルフラスコに、4−メチルスルフィニル−4’−(フェニルチオ)ビフェニル100質量部に対し、フェニルプロピオン酸3質量部を入れ、10℃以下に冷却しながらメタンスルホン酸500質量部及び五酸化二リン50質量部を加え20時間攪拌した。反応溶液をアセトン10000質量部に投入し、析出した固体をろ過にて回収し、これをアセトン600質量部にて2回洗浄した。得られた固体を減圧乾燥することで、ポリ{メタンスルホン酸メチル4−[4−(フェニルチオ)フェニル]フェニルスルホニウム}を収率98%にて得た。
1H−NMR(溶媒DMSO−d6):3.84、7.63、7.86、8.04、8.14[ppm]
赤外吸収スペクトルを測定したところ、図39に示すように、1708cm−1の位置にカルボキシ基のC=O伸縮振動の吸収ピークの存在が認められた。
実施例33において、フェニルプロピオン酸の代わりにサリチル酸3質量部を用いたこと以外は実施例33と同様の操作を行って、ポリ{メタンスルホン酸メチル4−[4−(フェニルチオ)フェニル]フェニルスルホニウム}を収率95%にて得た。その後、実施例34と同様の操作を行い、ポリ(p−フェニレンチオ−p,p’−ビフェニリレンスルフィド)を収率45%にて得た。
赤外吸収スペクトルを測定したところ、図40に示すように、3567cm−1の位置にヒドロキシ基の遊離O−H伸縮振動の吸収ピークが認められ、図41に示すように、1681cm−1の位置にカルボキシ基のC=O伸縮振動の吸収ピークの存在が認められた。
実施例33において、フェニルプロピオン酸の代わりにフェノール2質量部を用いたこと以外は実施例33と同様の操作を行って、ポリ{メタンスルホン酸メチル4−[4−(フェニルチオ)フェニル]フェニルスルホニウム}を収率96%にて得た。その後、実施例34と同様の操作を行い、ポリ(p−フェニレンチオ−p,p’−ビフェニリレンスルフィド)を収率42%にて得た。
赤外吸収スペクトルを測定したところ、図42に示すように、3567cm−1の位置にヒドロキシ基の遊離O−H伸縮振動の吸収ピークが認められた。
セパラブルフラスコに、4−メチルスルフィニル−4’−(フェニルチオ)ビフェニル100質量部に対し、五酸化二リン50質量部を加え、更にメタンスルホン酸500質量部を0℃で滴下した。反応溶液を25℃で20時間攪拌し、これをアセトンに注いで反応を停止した。析出した固体をろ過にて取り出し、アセトンにて洗浄した。洗浄した固体を減圧乾燥することでポリ{メタンスルホン酸メチル4−[4−(フェニルチオ)フェニル]フェニルスルホニウム}を収率93%にて得た。生成物は1H−NMRにより生成を確認した。
1H−NMR(溶媒DMSO−d6):3.84、7.63、7.87、8.04、8.15[ppm]
Claims (4)
- 下記一般式(1−1)又は下記一般式(2−1)で表される構成単位を含む主鎖と、前記主鎖の末端に結合した、カルボキシ基、ヒドロキシ基及びアミノ基からなる群から選択される少なくとも一種の官能基を含む末端基と、を有する、ポリアリーレンスルフィド樹脂の製造方法であって、
下記一般式(1−2)で表される構成単位又は下記一般式(2−2)で表される構成単位を含む主鎖と、前記主鎖の末端に結合した、カルボキシ基、ヒドロキシ基及びアミノ基からなる群から選択される少なくとも一種の特定官能基を含む末端基と、を有するポリ(アリーレンスルホニウム塩)を脱アルキル化又は脱アリール化する工程を有し、
当該製造方法が、
(a)下記一般式(1−3)で表されるスルホキシドと下記一般式(1−4)で表される芳香族化合物とを反応させてポリ(アリーレンスルホニウム塩)を得た後、前記特定官能基を有する芳香族化合物を反応系に加えて反応させること、若しくは前記特定官能基を有する芳香族化合物の存在下で、下記一般式(1−3)で表されるスルホキシドと下記一般式(1−4)で表される芳香族化合物とを反応させること、
又は、
(b)下記一般式(2−3)で表される芳香族スルホキシドを重合させてポリ(アリーレンスルホニウム塩)を得た後、前記特定官能基を有する芳香族化合物を反応系に加えて反応させること、若しくは前記特定官能基を有する芳香族化合物の存在下で、下記一般式(2−3)で表される芳香族スルホキシドを重合させること、
を含む方法によって前記ポリ(アリーレンスルホニウム塩)を得る工程を更に有し、
〔一般式(1−1)、(1−2)、(2−1)、(2−2)、(1−3)、(1−4)及び(2−3)中、R1は、炭素原子数1〜10のアルキル基又は炭素原子数1〜10のアルキル基を有していてもよいアリール基を表し、R2bは、直接結合、−Ar4b−、−S−Ar4b−、−O−Ar4b−、−CO−Ar4b−、−SO2−Ar4b−又は−C(CF3)2−Ar4b−を表し、Ar1、Ar2、Ar3b及びAr4bは、それぞれ独立に、置換基を有していてもよいアリーレン基を表し、Zは、直接結合、−S−、−O−、−CO−、−SO2−又は−C(CF3)2−を表し、X−は、アニオンを表し、R2aは、水素原子、−Ar4a、−S−Ar4a、−O−Ar4a、−CO−Ar4a、−SO2−Ar4a又は−C(CF3)2−Ar4aを表し、Ar3a及びAr4aは、それぞれ独立に、置換基を有していてもよいアリール基を表す。〕
前記特定官能基を有する芳香族化合物が、下記一般式(3−1a)、(3−2a)、(3−3a)、(3−4a)、(3−5a)又は(3−6a)で表される芳香族化合物である、
ポリアリーレンスルフィド樹脂の製造方法。
〔一般式(3−1a)、(3−2a)、(3−3a)、(3−4a)、(3−5a)及び(3−6a)中、R3は直接結合又は炭素原子数1〜10のアルキレン基を表し、Ar5aは、アリール基を表す。〕 - 下記一般式(1−1)又は下記一般式(2−1)で表される構成単位を含む主鎖と、前記主鎖の末端に結合した、カルボキシ基、ヒドロキシ基及びアミノ基からなる群から選択される少なくとも一種の官能基を含む末端基と、を有する、ポリアリーレンスルフィド樹脂の製造方法であって、
下記一般式(1−2)で表される構成単位又は下記一般式(2−2)で表される構成単位を含む主鎖と、前記主鎖の末端に結合した、カルボキシ基、ヒドロキシ基及びアミノ基からなる群から選択される少なくとも一種の特定官能基を含む末端基と、を有するポリ(アリーレンスルホニウム塩)を脱アルキル化又は脱アリール化する工程を有し、
当該製造方法が、
(a)下記一般式(1−3)で表されるスルホキシドと下記一般式(1−4)で表される芳香族化合物とを反応させてポリ(アリーレンスルホニウム塩)を得た後、前記特定官能基を有する芳香族化合物を反応系に加えて反応させること、若しくは前記特定官能基を有する芳香族化合物の存在下で、下記一般式(1−3)で表されるスルホキシドと下記一般式(1−4)で表される芳香族化合物とを反応させること、
又は、
(b)下記一般式(2−3)で表される芳香族スルホキシドを重合させてポリ(アリーレンスルホニウム塩)を得た後、前記特定官能基を有する芳香族化合物を反応系に加えて反応させること、若しくは前記特定官能基を有する芳香族化合物の存在下で、下記一般式(2−3)で表される芳香族スルホキシドを重合させること、
を含む方法によって前記ポリ(アリーレンスルホニウム塩)を得る工程を更に有し、
〔一般式(1−1)、(1−2)、(2−1)、(2−2)、(1−3)、(1−4)及び(2−3)中、R1は、炭素原子数1〜10のアルキル基又は炭素原子数1〜10のアルキル基を有していてもよいアリール基を表し、R2bは、直接結合、−Ar4b−、−S−Ar4b−、−O−Ar4b−、−CO−Ar4b−、−SO2−Ar4b−又は−C(CF3)2−Ar4b−を表し、Ar1、Ar2、Ar3b及びAr4bは、それぞれ独立に、置換基を有していてもよいアリーレン基を表し、Zは、直接結合、−S−、−O−、−CO−、−SO2−又は−C(CF3)2−を表し、X−は、アニオンを表し、R2aは、水素原子、−Ar4a、−S−Ar4a、−O−Ar4a、−CO−Ar4a、−SO2−Ar4a又は−C(CF3)2−Ar4aを表し、Ar3a及びAr4aは、それぞれ独立に、置換基を有していてもよいアリール基を表す。〕
前記特定官能基を有する芳香族化合物が、下記一般式(4−1a)、(4−2a)、(4−3a)又は(4−4a)で表される芳香族化合物である、
ポリアリーレンスルフィド樹脂の製造方法。
〔一般式(4−1a)、(4−2a)、(4−3a)及び(4−4a)中、R4は、直接結合又は炭素原子数1〜10のアルキレン基を表し、Ar6aは、2価の芳香族環を表す。〕 - 下記一般式(1−2)で表される構成単位又は下記一般式(2−2)で表される構成単位を含む主鎖と、前記主鎖の末端に結合した、カルボキシ基、ヒドロキシ基及びアミノ基からなる群から選択される少なくとも一種の特定官能基を含む末端基と、を有するポリ(アリーレンスルホニウム塩)の製造方法であって、
(a)下記一般式(1−3)で表されるスルホキシドと下記一般式(1−4)で表される芳香族化合物とを反応させてポリ(アリーレンスルホニウム塩)を得た後、前記特定官能基を有する芳香族化合物を反応系に加えて反応させること、若しくは前記特定官能基を有する芳香族化合物の存在下で、下記一般式(1−3)で表されるスルホキシドと下記一般式(1−4)で表される芳香族化合物とを反応させること、
又は、
(b)下記一般式(2−3)で表される芳香族スルホキシドを重合させてポリ(アリーレンスルホニウム塩)を得た後、前記特定官能基を有する芳香族化合物を反応系に加えて反応させること、若しくは前記特定官能基を有する芳香族化合物の存在下で、下記一般式(2−3)で表される芳香族スルホキシドを重合させること、
を含み、
〔式中、R1は、炭素原子数1〜10のアルキル基又は炭素原子数1〜10のアルキル基を有していてもよいアリール基を表し、
R2aは、水素原子、−Ar4a、−S−Ar4a、−O−Ar4a、−CO−Ar4a、−SO2−Ar4a又は−C(CF3)2−Ar4aを表し、Ar3a及びAr4aは、それぞれ独立に、置換基を有していてもよいアリール基を表し、
R2bは、直接結合、−Ar4b−、−S−Ar4b−、−O−Ar4b−、−CO−Ar4b−、−SO2−Ar4b−又は−C(CF3)2−Ar4b−を表し、Ar1、Ar2、Ar3b及びAr4bは、それぞれ独立に、置換基を有していてもよいアリーレン基を表し、Zは、直接結合、−S−、−O−、−CO−、−SO2−又は−C(CF3)2−を表し、X−は、アニオンを表す。〕
前記特定官能基を有する芳香族化合物が、下記一般式(3−1a)、(3−2a)、(3−3a)、(3−4a)、(3−5a)又は(3−6a)で表される芳香族化合物である、
ポリ(アリーレンスルホニウム塩)の製造方法。
〔一般式(3−1a)、(3−2a)、(3−3a)、(3−4a)、(3−5a)及び(3−6a)中、R3は、直接結合又は炭素原子数1〜10のアルキレン基を表し、Ar5aは、アリール基を表す。〕 - 下記一般式(1−2)で表される構成単位又は下記一般式(2−2)で表される構成単位を含む主鎖と、前記主鎖の末端に結合した、カルボキシ基、ヒドロキシ基及びアミノ基からなる群から選択される少なくとも一種の特定官能基を含む末端基と、を有するポリ(アリーレンスルホニウム塩)の製造方法であって、
(a)下記一般式(1−3)で表されるスルホキシドと下記一般式(1−4)で表される芳香族化合物とを反応させてポリ(アリーレンスルホニウム塩)を得た後、前記特定官能基を有する芳香族化合物を反応系に加えて反応させること、若しくは前記特定官能基を有する芳香族化合物の存在下で、下記一般式(1−3)で表されるスルホキシドと下記一般式(1−4)で表される芳香族化合物とを反応させること、
又は、
(b)下記一般式(2−3)で表される芳香族スルホキシドを重合させてポリ(アリーレンスルホニウム塩)を得た後、前記特定官能基を有する芳香族化合物を反応系に加えて反応させること、若しくは前記特定官能基を有する芳香族化合物の存在下で、下記一般式(2−3)で表される芳香族スルホキシドを重合させること、
を含み、
〔一般式(1−2)、(2−2)、(1−3)、(1−4)及び(2−3)中、R1は、炭素原子数1〜10のアルキル基又は炭素原子数1〜10のアルキル基を有していてもよいアリール基を表し、
R2aは、水素原子、−Ar4a、−S−Ar4a、−O−Ar4a、−CO−Ar4a、−SO2−Ar4a又は−C(CF3)2−Ar4aを表し、Ar3a及びAr4aは、それぞれ独立に、置換基を有していてもよいアリール基を表し、
R2bは、直接結合、−Ar4b−、−S−Ar4b−、−O−Ar4b−、−CO−Ar4b−、−SO2−Ar4b−又は−C(CF3)2−Ar4b−を表し、Ar1、Ar2、Ar3b及びAr4bは、それぞれ独立に、置換基を有していてもよいアリーレン基を表し、Zは、直接結合、−S−、−O−、−CO−、−SO2−又は−C(CF3)2−を表し、X−は、アニオンを表す。〕
前記特定官能基を有する芳香族化合物が、下記一般式(4−1a)、(4−2a)、(4−3a)又は(4−4a)で表される芳香族化合物である、
ポリ(アリーレンスルホニウム塩)の製造方法。
〔一般式(4−1a)、(4−2a)、(4−3a)及び(4−4a)中、R4は、直接結合又は炭素原子数1〜10のアルキレン基を表し、Ar6aは、2価の芳香族環を表す。〕
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