本発明は、アリールジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジンスルホンアミド及び関連化合物、医薬組成物、RORγ活性を増進し、且つ/又は対象中のIL−17の量を増加させる方法、並びにアリールジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジンスルホンアミド及び関連化合物の治療用途を提供する。本発明の実施は、特記されない限り、有機化学、薬理学、分子生物学(組換え技法を含む)、細胞生物学、生化学、及び免疫学の従来の技法を利用する。そのような技法は、“Comprehensive Organic Synthesis”(B.M.Trost & I.Fleming,eds.,1991−1992);“Handbook of experimental immunology”(D.M.Weir & C.C.Blackwell,eds.);“Current protocols in molecular biology”(F.M.Ausubel et al.,eds.,1987、及び定期的更新);及び“Current protocols in immunology”(J.E.Coligan et al.,eds.,1991)などの文献に説明されており、そのそれぞれは、全体として参照により本明細書に組み込まれる。
本発明の種々の態様は、項目に分けて以下に述べられている;しかし、ある特定の項目に記載される本発明の態様は、いかなる特定の項目にも限定されないものとする。さらに、変数が定義を伴わない場合、変数の先の定義が優先する。
用語「ヘテロアルキレン」は、1つ以上の炭素原子がヘテロ原子(例えば、N、O、又はS)に置き換えられているアルキレン基を指す。例示的なヘテロアルキレン基には、−CH2O−、−CH2OCH2−、及び−CH2CH2O−がある。ヘテロアルキレン基は、例えば、炭素及びヘテロ原子(例えば、N、O、又はS)からなる群から選択される2〜4、2〜6、又は2〜8つの原子を含み得る。
用語「ヒドロキシハロアルキル」は、(i)少なくとも1つのヒドロキシル、及び(ii)少なくとも1つのハロゲンにより置換されているアルキル基を指す。例示的なヒドロキシアルキル基には、−C(H)(F)CH2OH及び−C(H)(OH)C(F)H2などがある。
用語「アルケニル」及び「アルキニル」は、当技術分野で認められており、長さ及び可能な置換の点で本明細書に記載されるアルキルに類似であるが、それぞれ、少なくとも1つの二重結合又は三重結合を含む不飽和脂肪族基を指す。
用語「シクロアルケニル」は、少なくとも1つのC−C二重結合を含む、一価の不飽和環式、二環式、又は架橋式(例えば、アダマンチル)炭素環式炭化水素を指す。特定の実施形態において、シクロアルケニルは、5〜10、5〜8、又は5〜6つの炭素を含み、例えば、本明細書で「C5〜C6シクロアルケニル」と称される。例示的なシクロアルケニル基には、シクロヘキセニル及びシクロペンテニルがある。用語「シクロアルケニレン」は、シクロアルケニル基の二端基を指す。
用語「カルボシクリレン」は、飽和又は不飽和の環式、二環式、又は架橋式(例えば、アダマンチル)炭素環式炭化水素であるカルボシクリル基の二端基を指す。特定の実施形態において、カルボシクリレンは、4〜10、5〜8、又は5〜6つの炭素を含み、例えば、本明細書で「C5〜C6カルボシクリレン」と称される。
用語「アリール」は当技術分野で認められており、炭素環式芳香族基を指す。代表的なアリール基には、フェニル、ナフチル、アントラセニルなどがある。特記されない限り、芳香環は、1つ以上の環位置で、例えば、ハロゲン、アジド、アルキル、アラルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヒドロキシル、アルコキシル、アミノ、ニトロ、スルフヒドリル、イミノ、アミド、カルボン酸、−C(O)アルキル、−CO2アルキル、カルボニル、カルボキシル、アルキルチオ、スルホニル、スルホンアミド(sulfonamido)、スルホンアミド(sulfonamide)、ケトン、アルデヒド、エステル、ヘテロシクリル、アリール又はヘテロアリール部分、−CF3、−CNなどにより置換されていてよい。用語「アリール」は、例えば、ナフチル基など、2つ以上の炭素環式環を有する多環式芳香環系であって、2つ以上の炭素が2つの隣接する環で共有されており(環は「縮合環」である)、縮合環の全てが芳香環である多環式芳香環系も含む。
用語「ヘテロアリール」は当技術分野で認められており、少なくとも1つの環ヘテロ原子を含む芳香族基を指す。特定の場合に、ヘテロアリール基は、1、2、3、又は4つの環ヘテロ原子(例えば、O、N、及びS)を含む。ヘテロアリール基の代表例には、ピロリル、フラニル、チオフェニル、イミダゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、トリアゾリル、ピラゾリル、ピリジニル、ピラジニル、ピリダジニル、及びピリミジニルなどがある。特記されない限り、ヘテロアリール環は、1つ以上の環位置で、例えば、ハロゲン、アジド、アルキル、アラルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヒドロキシル、アルコキシル、アミノ、ニトロ、スルフヒドリル、イミノ、アミド、カルボン酸、−C(O)アルキル、−CO2アルキル、カルボニル、カルボキシル、アルキルチオ、スルホニル、スルホンアミド(sulfonamido)、スルホンアミド(sulfonamide)、ケトン、アルデヒド、エステル、ヘテロシクリル、アリール又はヘテロアリール部分、−CF3、−CNなどにより置換され得る。用語「ヘテロアリール」は、例えば、ナフチリジニル基など、2つ以上の環を有する多環式芳香環系であって、2つ以上の環原子が2つの隣接する環に共有されており(環は「縮合環」である)、縮合環の全てがヘテロ芳香族である多環式芳香環系も含む。特定の実施形態において、ヘテロアリールは、5〜6員のモノシリック(monocylic)環又は9〜10員の二環式環である。
用語オルト、メタ、及びパラは当技術分野で認められており、それぞれ、1,2−、1,3−、及び1,4−二置換ベンゼンを指す。例えば、名称1,2−ジメチルベンゼンとオルト−ジメチルベンゼンは同義である。
本明細書では、用語「複素環式」及び「ヘテロシクリル」は、例えば、1つ以上のヘテロ原子を含む芳香族又は非芳香族の環(例えば、単環式又は二環式環)を表す。ヘテロ原子は、同じでも、互いに異なっていてもよい。ヘテロ原子の例には、窒素、酸素、及び硫黄があるが、これらに限定されない。芳香族及び非芳香族複素環式環は当技術分野に周知である。芳香族複素環式環のいくつかの非限定的な例には、ピリジン、ピリミジン、インドール、プリン、キノリン、及びイソキノリンがあるが、これらに限定されない。非芳香族複素環式化合物の非限定的な例には、ピペリジン、ピペラジン、モルホリン、ピロリジン、及びピラゾリジンがあるが、これらに限定されない。酸素含有複素環式環の例には、フラン、オキシラン、2H−ピラン、4H−ピラン、2H−クロメン、ベンゾフラン、及び2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシンがあるが、これらに限定されない。硫黄含有複素環式環の例には、チオフェン、ベンゾチオフェン、及びパラチアジンがあるが、これらに限定されない。窒素含有環の例には、ピロール、ピロリジン、ピラゾール、ピラゾリジン、イミダゾール、イミダゾリン、イミダゾリジン、ピリジン、ピペリジン、ピラジン、ピペラジン、ピリミジン、インドール、プリン、ベンゾイミダゾール、キノリン、イソキノリン、トリアゾール、及びトリアジンがあるが、これらに限定されない。2つの異なるヘテロ原子を含む複素環式環の例には、フェノチアジン、モルホリン、パラチアジン、オキサジン、オキサゾール、チアジン、及びチアゾールがあるが、これらに限定されない。複素環式環は、任意選択で、1つ以上の環位置で、例えば、ハロゲン、アジド、アルキル、アラルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヒドロキシル、アルコキシル、アミノ、ニトロ、スルフヒドリル、イミノ、アミド、カルボン酸、−C(O)アルキル、−CO2アルキル、カルボニル、カルボキシル、アルキルチオ、スルホニル、スルホンアミド(sulfonamido)、スルホンアミド(sulfonamide)、ケトン、アルデヒド、エステル、ヘテロシクリル、アリール又はヘテロアリール部分、−CF3、−CNなどによりさらに置換されている。特定の実施形態において、ヘテロシクリル基は、特記されない限り、置換又は非置換である3〜7員環である。
用語「ヘテロシクロアルキレン」は、例えば、3〜7つの環原子を有する多価(例えば、二価又は三価)飽和ヘテロシクリル基を指す。例示的な「ヘテロシクロアルキレン」は、ピペリジンの多価ラジカルであるピペリジニレンである。特定の実施形態において、「ヘテロシクロアルキレン」は、1又は2つの環ヘテロ原子(例えば、O、N、又はS)を含む二価(divalant)の5〜6員飽和ヘテロシクリルである。
用語「アルコキシル」又は「アルコキシ」は当技術分野で認められており、酸素ラジカルが結合している、先に定義されたアルキル基を指す。代表的なアルコキシル基には、メトキシ、エトキシ、プロピルオキシ、tert−ブトキシなどがある。「エーテル」は、酸素により共有結合されている2つの炭化水素である。したがって、アルキルをエーテルにするそのアルキルの置換基は、−O−アルキル、−O−アルケニル、−O−アルキニル、及び−O−(CH2)m−R61(m及びR61は先に記載されている)の1つにより表され得るなど、アルコキシルであるか、或いはアルコキシルに似ている。
用語「置換された」は、現在の状況下での原子の通常の原子価を超過せず、置換により安定な化合物が生じることを条件として、指定された基の原子上の1つ以上の水素が、示された基からの選択物により置き換えられることを意味する。置換基及び/又は変数の組み合わせは、そのような組み合わせが安定な化合物を生み出す場合にのみ許される。用語「安定な化合物」又は「安定な構造」は、反応混合物からの有用な程度の純度への単離及び効能のある治療剤への製剤を耐え抜くのに充分頑強である化合物を指す。
置換基又は変数が、いずれかの構成要素又は本発明の化合物に2回以上現れる場合、各出現でのその定義は、特記されない限り、その他すべての出現でのその定義とは無関係である。
本明細書の本文、スキーム、実施例、及び表中の満たされていない原子価を有するあらゆる炭素並びにヘテロ原子が、その原子価を満たすのに充分な数の水素原子を有するとみなされることにも留意されたい。
1種以上の本発明の化合物は、溶媒和されていない形態でも、水、エタノールなどの薬学的に許容できる溶媒と溶媒和された形態でも存在することがあり、本発明が、溶媒和された形態と溶媒和されていない形態の両方を包含することが意図される。「溶媒和物」は、本発明の化合物と1つ以上の溶媒分子との物理的会合を意味する。この物理的会合には、水素結合を含む種々の程度のイオン及び共有結合がある。特定の場合において、溶媒和物は単離でき、例えば、1つ以上の溶媒分子が結晶性固体の結晶格子に組み込まれている。「溶媒和物」は、溶液相と単離可能な溶媒和物の両方を包含する。好適な溶媒和物の非限定的な例には、エタノラート、メタノラートなどがある。「水和物」は、溶媒分子がH2Oである溶媒和物である。
本発明の組成物に含まれる特定の化合物は、特定の幾何学的形態又は立体異性形態で存在し得る。さらに、本明細書に記載される特定の化合物は、光学活性であり得る。本発明は、シス−及びトランス−異性体、R−及びS−エナンチオマー、ジアステレオマー、(D)−異性体、(L)−異性体、そのラセミ混合物、並びにそれらの他の混合物を含むそのような化合物の全てを、本発明の範囲内にあるとして企図する。化合物は、立体異性を生じさせる中心を1つ以上含み得る。例えば、不斉炭素原子は、アルキル基などの置換基に存在し得る。例えば、ラセミ混合物、単一のエナンチオマー、ジアステレオマー混合物、及び個別のジアステレオマーなど、そのような異性体の全て並びにそれらの混合物は、本発明に含まれるものとする。分子上の種々の置換基の性質によっては、追加の不斉中心が存在し得る。そのようなそれぞれの不斉中心は、独立に、2つの光学異性体を生み出し、可能性のある光学異性体、混合物中のジアステレオマー、及び純粋又は部分的に精製された化合物の全てが、本発明の範囲内に含まれることが意図される。
ジアステレオマー混合物は、それらの物理的化学的な差異に基づいて、例えば、クロマトグラフィー及び/又は分別結晶化によるなど、当業者に公知である方法によりその個別のジアステレオマーに分離できる。エナンチオマーは、適切な光学活性な化合物(例えば、キラルアルコール又はモッシャー酸クロリドなどのキラル補助剤)との反応によりエナンチオマー混合物をジアステレオマー混合物に変換し、ジアステレオマーを分離し、個別のジアステレオマーを対応する純粋なエナンチオマーに変換(例えば、加水分解)することにより分離できる。或いは、本発明の化合物の特定のエナンチオマーは、不斉合成により調製できる。なおさらに、分子が塩基性官能基(アミノなど)又は酸性官能基(カルボン酸など)を含む場合、ジアステレオマー塩が、適切な光学活性な酸又は塩基により形成され、それに続いて、そのように形成されたジアステレオマーが、当技術分野に公知である分別結晶化又はクロマトグラフィー手段により分割され、その後に純粋なエナンチオマーが回収される。
本発明の化合物の個別の立体異性体は、例えば、他の異性体を実質的に含まないことがあり、或いは、例えば、ラセミ体として、又は他の全ての立体異性体、若しくは他の選択された立体異性体と混合されていることもある。本発明の化合物中のキラル中心は、IUPAC 1974 Recommendationsにより定義されるS又はR配置を有し得る。さらに、本明細書に記載される化合物がアトロプ異性体(例えば、置換されたビアリール)として存在し得る限り、そのようなアトロプ異性体の全形態が本発明の一部であるとみなされる。
本明細書では、用語「対象」及び「患者」は交換可能に使用され、本発明の方法により治療すべき生物を指す。そのような生物には、好ましくは哺乳動物(例えば、ネズミ、サル、ウマ、ウシ、ブタ、イヌ、ネコなど)があるが、これらに限定されず、最も好ましくはヒトがある。
本明細書では、用語「有効量」は、有益な又は所望の結果(例えば、治療的、改善的、阻害性、又は予防的な結果)をもたらすのに充分な化合物の量を指す。有効量は、1つ以上の投与、適用、又は用量で投与でき、特定の製剤又は投与経路に限定されないものとする。本明細書では、用語「治療すること」は、病態、疾病、障害などの改善をもたらすあらゆる効果、例えば、低下、減少、調節、改善、若しくは除去、又はその症状の改善を含む。
本明細書では、用語「医薬組成物」は、活性薬剤と、組成物をインビボ又はエクスビボでの診断用又は治療的な使用に特に好適にする不活性又は活性な担体との組み合わせを指す。
本明細書では、用語「薬学的に許容できる担体」は、リン酸緩衝生理食塩水、水、乳液(例えば、油/水乳液又は水/油乳液など)、及び様々な種類の湿潤剤など、標準的な医薬担体のいずれも指す。組成物は、安定剤及び保存剤も含み得る。担体、安定剤、及び補助剤の例に関しては、例えば、Martin,Remington’s Pharmaceutical Sciences,15th Ed.,Mack Publ.Co.,Easton,PA[1975]を参照されたい。
本明細書では、用語「薬学的に許容できる塩」は、対象への投与と同時に、本発明の化合物又はその活性代謝物若しくは残基を提供できる、本発明の化合物のあらゆる薬学的に許容できる塩(例えば、酸又は塩基)を指す。当業者に公知である通り、本発明の化合物の「塩」は、無機又は有機の酸及び塩基から誘導できる。酸の例には、塩化水素酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、過塩素酸、フマル酸、マレイン酸、リン酸、グリコール酸、乳酸、サリチル酸、コハク酸、トルエン−p−スルホン酸、酒石酸、酢酸、クエン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ギ酸、安息香酸、マロン酸、ナフタレン−2−スルホン酸、ベンゼンスルホン酸などがあるが、これらに限定されない。シュウ酸などの他の酸は、それ自体は薬学的に許容できるものではないが、本発明の化合物及びそれらの薬学的に許容できる酸付加塩を得る際に、中間体として有用な塩の調製に利用できる。
塩の例には、下記があるが、これらに限定されない:酢酸塩、アジピン酸塩、アルギン酸塩、アスパラギン酸塩、安息香酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、硫酸水素塩、酪酸塩、クエン酸塩、ショウノウ酸塩、カンファースルホン酸塩、シクロペンタンプロピオン酸塩、ジグルコン酸塩、ドデシル硫酸塩、エタンスルホン酸塩、フマル酸塩、フルコヘプタン酸塩(flucoheptanoate)、グリセロリン酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、2−ヒドロキシエタンスルホン酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、メタンスルホン酸塩、2−ナフタレンスルホン酸塩、ニコチン酸塩、シュウ酸塩、パルモ酸塩(palmoate)、ペクチン酸塩、過硫酸塩、フェニルプロピオン酸、ピクリン酸塩、ピバル酸塩、プロピオン酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、チオシアン酸塩、トシル酸塩(別名トルエンスルホン酸塩)、ウンデカン酸塩など。他の塩の例には、Na+、NH4 +、及びNW4 +(式中、WはC1〜4アルキル基である)などの好適なカチオンと混合された本発明の化合物のアニオンがある。さらなる塩の例には、下記があるが、これらに限定されない:アスコルビン酸塩、ホウ酸塩、硝酸塩、リン酸塩、サリチル酸塩、及び硫酸塩。さらに、塩基性医薬化合物からの薬学的に有用な塩の形成に好適であると一般に考えられている酸が、例えば、P.Stahl et al.,Camille G.(eds.)Handbook of Pharmaceutical Salts.Properties,Selection and Use.(2002)Zurich:Wiley−VCH;S.Berge et al.,Journal of Pharmaceutical Sciences(1977)66(1)1−19;P.Gould,International J.of Pharmaceutics(1986)33 201−217;Anderson et al.,The Practice of Medicinal Chemistry(1996),Academic Press,New Yorkにより;及びThe Orange Book(Food & Drug Administration,Washington,D.C.そのウェブサイトで)において議論されている。これらの開示は参照により本明細書に組み込まれる。
追加の例示的な塩基性塩には、下記があるが、これらに限定されない:アンモニウム塩、ナトリウム、リチウム、及びカリウム塩などのアルカリ金属塩、カルシウム及びマグネシウム塩などのアルカリ土類金属塩、ジシクロヘキシルアミン、t−ブチルアミンなどの有機塩基(例えば、有機アミン)との塩、並びにアルギニン、リジンなどのアミノ酸との塩など。塩基性窒素含有基は、低級アルキルハライド(例えば、塩化メチル、塩化エチル、及び塩化ブチル、臭化メチル、臭化エチル、及び臭化ブチル、並びにヨウ化メチル、ヨウ化エチル、及びヨウ化ブチル)、硫酸ジアルキル(例えば、硫酸ジメチル、硫酸ジエチル、及び硫酸ジブチル)、長鎖ハライド(例えば、塩化デシル、臭化デシル、及びヨウ化デシル、塩化ラウリル、臭化ラウリル、及びヨウ化ラウリル、並びに塩化ステアリル、臭化ステアリル、及びヨウ化ステアリル)、アラルキルハライド(例えば、臭化ベンジル及び臭化フェネチル)などの作用物質により四級化され得る。
治療的使用のために、本発明の化合物の塩は、薬学的に許容できることが企図される。しかし、薬学的に許容できない酸及び塩基の塩も、例えば、薬学的に許容できる化合物の調製又は精製において、有用であり得る。
さらに、本発明の化合物が、塩基性部分(非限定的に、ピリジン又はイミダゾールなど)と酸性部分(非限定的に、カルボン酸など)の両方を含む場合、双極性イオン(「分子内塩」)が形成され得る。本発明の範囲内で使用されるそのような酸性及び塩基性塩は、薬学的に許容できる(すなわち非毒性の、生理的に許容できる)塩である。本発明の化合物のそのような塩は、例えば、塩が沈殿するものなどの媒体又は水性媒体において、本発明の化合物を、当量などのある量の酸又は塩基と反応させ、それに続いて凍結乾燥させることにより形成できる。
本発明は、単離された全形態(あらゆる溶媒和物、水和物、立体異性体、及び互変異性体など)の本発明の化合物を含む。さらに、本発明は、1つ以上の原子が、原子番号は同じだが、原子質量又は質量数が天然に主に見られる原子質量又は質量数とは異なる特定の同位元素で人工的に濃縮され得る化合物を含む。本発明は、本発明の化合物の好適な同位体の変形体の全てを含むことを意図する。例えば、水素(H)の異なる同位体形態には、プロチウム(1H)及び重水素(2H)がある。プロチウムは、天然にみられる、最も重要な水素同位元素である。重水素の濃縮は、インビボ半減期の増加又は用量要件の減少など、特定の治療的な利点を与えることがあり、或いは、生体試料の特性化の標準として有用な化合物を提供し得る。同位体濃縮された化合物は、過度の実験をせずに、当業者に公知である従来の技法により、又は本明細書中のスキーム及び実施例に記載されるものに類似のプロセスにより、適切な同位体濃縮された試薬及び/又は中間体を使用して調製できる。
本明細書全体で、組成物が、特定の成分を有する、含む、若しくは含んでなると記載される場合、又はプロセス及び方法が、特定の工程を有する、含む、若しくは含んでなると記載される場合、さらに、列挙された成分から基本的になる、又はそれからなる本発明の組成物があり、列挙された処理工程から基本的になる、又はそれからなる本発明によるプロセス及び方法があることが企図される。
略語「THF」は当技術分野で認められており、テトラヒドロフランを指す。略語「DCM」は当技術分野で認められており、ジクロロメタンを指す。略語「DMF」は当技術分野で認められており、ジメチルホルムアミドを指す。略語「DMA」は当技術分野で認められており、ジメチルアセトアミドを指す。略語「EDTA」は当技術分野で認められており、エチレンジアミン四酢酸を指す。略語「TFA」は当技術分野で認められており、トリフルオロ酢酸を指す。略語「Ts」は当技術分野で認められており、トシラートを指す。略語「TBS」は当技術分野で認められており、tert−ブチルジメチルシリルを指す。略語「DMSO」は当技術分野で認められており、ジメチルスルホキシドを指す。略語「Tf」は当技術分野で認められており、トリフラート、又はトリフルオロメチルスルホナートを指す。略語「Pin」は当技術分野で認められており、ピナコラトを指す。
特定の実施形態において、Yは−O−である。特定の実施形態において、Yは−O−であり、Xは、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジニル環の6位で結合している。特定の実施形態において、Yは−C(R8)(R9)−である。特定の実施形態において、R8及びR9は、独立に、水素又はメチルである。特定の実施形態において、Yは−C(R8)(R9)−であり、R8及びR9は、独立に、水素又はメチルであり、Xは、1,2,3,4−テトラヒドロキノリニル環の7位で結合している。
上記式I中の変数の定義は、多数の化学基を包含する。本願は、例えば、i)変数の定義が、上述の化学基から選択される単一の化学基である実施形態、ii)変数の定義が、上述のものから選択される化学基の2つ以上の集合である実施形態、及びiii)例えば、Aがフェニレンであり、R3が、C1〜6ハロアルキル、ハロゲン、ヒドロキシル、及びC1〜6アルキルからなる群から選択される場合など、化合物が、(i)又は(ii)により定義される変数の組み合わせにより定義される実施形態を企図する。
特定の実施形態において、Yは−O−である。特定の実施形態において、Yは−O−であり、Xは、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジニル環の6位で結合している。特定の実施形態において、Yは−C(R8)(R9)−である。特定の実施形態において、R8及びR9は、独立に、水素又はメチルである。特定の実施形態において、Yは−C(R8)(R9)−であり、R8及びR9は、独立に、水素又はメチルであり、Xは、1,2,3,4−テトラヒドロキノリニル環の7位で結合している。
上記式I−1中の変数の定義は多数の化学基を包含する。本願は、例えば、i)変数の定義が、上述の化学基から選択される単一の化学基である実施形態、ii)変数の定義が、上述のものから選択される化学基の2つ以上の集合である実施形態、及びiii)例えば、Aがフェニレンであり、R3が、C1〜6ハロアルキル、ハロゲン、ヒドロキシル、及びC1〜6アルキルからなる群から選択される場合など、化合物が、(i)又は(ii)により定義される変数の組み合わせにより定義される実施形態を企図する。
上記式I−A中の変数の定義は、多数の化学基を包含する。本願は、例えば、i)変数の定義が、上述の化学基から選択される単一の化学基である実施形態、ii)変数の定義が、上述のものから選択される化学基の2つ以上の集合である実施形態、及びiii)例えば、Aがフェニレンであり、R3が、C1〜6ハロアルキル、ハロゲン、ヒドロキシル、及びC1〜6アルキルからなる群から選択される場合など、化合物が、(i)又は(ii)により定義される変数の組み合わせにより定義される実施形態を企図する。
上記式I−B中の変数の定義は、多数の化学基を包含する。本願は、例えば、i)変数の定義が、上述の化学基から選択される単一の化学基である実施形態、ii)変数の定義が、上述のものから選択される化学基の2つ以上の集合である実施形態、及びiii)化合物が、(i)又は(ii)により定義される変数の組み合わせにより定義される実施形態を企図する。
上記式I−C中の変数の定義は、多数の化学基を包含する。本願は、例えば、i)変数の定義が、上述の化学基から選択される単一の化学基である実施形態、ii)変数の定義が、上述のものから選択される化学基の2つ以上の集合である実施形態、及びiii)化合物が、(i)又は(ii)により定義される変数の組み合わせにより定義される実施形態を企図する。
上記式II中の変数の定義は、多数の化学基を包含する。本願は、例えば、i)変数の定義が、上述の化学基から選択される単一の化学基である実施形態、ii)変数の定義が、上述のものから選択される化学基の2つ以上の集合である実施形態、及びiii)例えば、Aがフェニレンであり、R3が、C1〜6ハロアルキル、ハロゲン、ヒドロキシル、及びC1〜6アルキルからなる群から選択される場合など、化合物が、(i)又は(ii)により定義される変数の組み合わせにより定義される実施形態を企図する。
本明細書に記載される化合物を調製する方法が、以下の合成スキームに説明される。スキームは本発明を説明するためにだけ与えられ、本発明の範囲又は趣旨を限定しないものとする。スキームに示される出発物質は、商業的供給源から得ることも、文献に記載の手順に基づいて調製することもできる。
スキーム1に示される合成経路は、置換1,2,3,4−テトラヒドロキノリン化合物F及びGを調製する一般的な方法である。アニリンAをジエチル2−(エトキシメチレン)マロナートBと反応させ、それに続いて、酸により熱誘導環化を起こすと、置換エチル4−オキソ−1,4−ジヒドロキノリン−3−カルボキシラートCを与える。化合物Cを三塩化ホスホリルで処理すると、エチル4−クロロキノリン−3−カルボキシラートDを与える。ピリジン中のボラン又は遷移金属により媒介される水素化により還元すると、エチル1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−3−カルボキシラートEを与え、それをスルホニルクロリド又はスルファモイルクロリドと反応させると、置換スルホンアミド−テトラヒドロキノリンFを与えることができる。Fのエステル基を加水分解すると、置換1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−3−カルボン酸Gを与えることができる。化合物Gは、カルボン酸に関する文献に記載のキラル分離技法により、鏡像異性体的に濃縮された形態で得ることができる。
特定の実施形態において、疾患は癌である。特定の実施形態において、癌は固形腫瘍又は白血病である。特定の他の実施形態において、癌は、結腸癌、膵臓癌、乳癌、卵巣癌、前立腺癌、扁平上皮癌、基底細胞癌、腺癌、汗腺癌、皮脂腺癌、肺癌、白血病、膀胱癌、胃癌、子宮頸癌、精巣癌、皮膚癌、直腸癌、甲状腺癌、腎臓癌、子宮癌、食道(espophagus)癌、肝臓癌、聴神経腫、乏突起膠腫、髄膜腫、神経芽細胞腫、又は網膜芽細胞腫である。特定の他の実施形態において、癌は、小細胞肺癌、非小細胞肺癌、メラノーマ、中枢神経系組織の癌、脳癌、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、皮膚T細胞リンパ腫、皮膚B細胞リンパ腫、又はびまん性大細胞型B細胞リンパ腫である。特定の他の実施形態において、癌は、乳癌、結腸癌、小細胞肺癌、非小細胞肺癌、前立腺癌、腎臓癌、卵巣癌、白血病、メラノーマ、又は中枢神経系組織の癌である。特定の他の実施形態において、癌は、結腸癌、小細胞肺癌、非小細胞肺癌、腎臓癌、卵巣癌、腎臓癌、又はメラノーマである。
追加の例示的な癌には、線維肉腫、粘液肉腫、脂肪肉腫、軟骨肉腫、骨原性肉腫、脊索腫、血管肉腫、内皮肉腫(endotheliosarcoma)、リンパ管肉腫、リンパ管内皮肉腫、ユーイング腫瘍、平滑筋肉腫、横紋筋肉腫、扁平上皮癌、基底細胞癌、腺癌、汗腺癌、皮脂腺癌、乳頭癌、乳頭腺癌、嚢胞腺癌、髄様癌、気管支原性癌、腎細胞癌、肝癌、胆管癌腫、絨毛癌、精上皮腫、胎生期癌、ウィルムス腫、上皮癌、グリオーマ、星状細胞腫、髄芽細胞腫、及び血管芽腫がある。
特定の実施形態において、癌は、神経芽細胞腫、髄膜腫、血管外皮細胞腫、多発性脳転移、多形膠芽細胞腫、膠芽腫、脳幹グリオーマ、予後不良悪性脳腫瘍、悪性グリオーマ、未分化星状細胞腫、退形成性乏突起膠腫、神経内分泌腫瘍、直腸腺癌、デュークス分類C及びD大腸癌、切除不能大腸癌、転移性肝細胞癌、カポジ肉腫、カロタイプ(karotype)急性骨髄芽球性白血病、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、皮膚T細胞リンパ腫、皮膚B細胞リンパ腫、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、低悪性度濾胞性リンパ腫、転移性メラノーマ、限局性メラノーマ、悪性中皮腫、悪性胸水中皮腫症候群、腹膜癌、漿液性乳頭状癌、婦人科の肉腫、軟部組織肉腫、強皮症(scelroderma)、皮膚血管炎、ランゲルハンス細胞組織球症、平滑筋肉腫、進行性骨化性線維異形成症、ホルモン不応性前立腺癌、切除された高リスク(resected high-risk)軟部組織肉腫、切除不能(unrescectable)肝細胞癌、ワイデンストレーム(Waidenstrom’s)マクログロブリン血症、くすぶり型骨髄腫、無症候性骨髄腫、卵管癌、アンドロゲン非依存性前立腺癌、アンドロゲン依存性ステージIV非転移性前立腺癌、ホルモン不応性前立腺癌、化学療法不応性前立腺癌、甲状腺乳頭癌、甲状腺濾胞癌、甲状腺髄様癌、又は平滑筋腫である。
特定の実施形態において、疾患は細菌感染症である。細菌感染症は、当技術分野に公知である分類により特性化できる。例えば、特定の実施形態において、細菌感染症は、グラム陽性球菌感染症又はグラム陽性桿菌感染症などのグラム陽性細菌感染症である。他の実施形態において、細菌感染症は、グラム陰性球菌感染症又はグラム陰性桿菌感染症などのグラム陰性細菌感染症である。細菌感染症は、嫌気性細菌により起こるか、又は好気性細菌により起こるかによっても特性化できる。したがって、特定の実施形態において、細菌感染症は嫌気性細菌感染症である。特定の他の実施形態において、細菌感染症は好気性細菌感染症である。
種々の細菌が、テトラヒドロキノリン化合物に対して感受性があることが企図される。代表的な細菌には、ブドウ球菌属菌(Staphylococci species)、例えば、S.アウレウス(S.aureus);腸球菌属菌(Enterococci species)、例えば、E.フェカリス(E.faecalis)及びE.フェシウム(E.faecium);連鎖球菌属菌(Streptococci species)、例えば、S.ピオゲネス(S.pyogenes)及びS.ニューモニエ(S.pneumoniae);大腸菌属菌(Escherichia species)、例えば、腸管毒素原性、腸管病原性、腸管侵入性、腸管出血性、及び腸管凝集性E.コリ(E.coli)株を含むE.コリ(E.coli);ヘモフィルス属菌(Haemophilus species)、例えば、H.インフルエンザ(H.influenza);及びモラクセラ属菌(Moraxella species)、例えば、M.カタラーリス(M.catarrhalis)がある。他の例には、マイコバクテリウム属菌(Mycobacteria species)、例えば、M.ツベルクローシス(M.tuberculosis)、M.アビアン・イントラセルラーレ(M.avian−intracellulare)、M.カンサシ(M.kansasii)、M.ボビス(M.bovis)、M.アフリカナム(M.africanum)、M.ゲナベンス(M.genavense)、M.レプラエ(M.leprae)、M.ゼノピ(M.xenopi)、M.シミアエ(M.simiae)、M.スクロフラセウム(M.scrofulaceum)、M.マルモエンセ(M.malmoense)、M.セラタム(M.celatum)、M.アブセサス(M.abscessus)、M.ケロネー(M.chelonae)、M.ツルガイ(M.szulgai)、M.ゴルドネ(M.gordonae)、M.ヘモフィルム(M.haemophilum)、M.フォルツニ(M.fortuni)、及びM.マリヌム(M.marinum);コリネバクテリウム属菌(Corynebacteria species)、例えば、C.ジフテリエ(C.diphtheriae);ビブリオ属菌(Vibrio species)、例えば、V.コレラエ(V.cholerae);カンピロバクター属菌(Campylobacter species)、例えば、C.ジェジュニ(C.jejuni);ヘリコバクター属菌(Helicobacter species)、例えば、H.ピロリ(H.pylori);シュードモナス属菌(Pseudomonas species)、例えば、P.アエルギノーサ(P.aeruginosa);レジオネラ属菌(Legionella species)、例えば、L.ニューモフィラ(L.pneumophila);トレポネーマ属菌(Treponema species)、例えば、T.パリズム(T.pallidum);ボレリア属菌(Borrelia species)、例えば、B.ブルグドルフェリ(B.burgdorferi);リステリア属菌(Listeria species)、例えば、L.モノサイトゲネス(L.monocytogenes);バチルス属菌(Bacillus species)、例えば、B.セレウス(B.cereus);ボルダテラ属菌(Bordatella species)、例えば、B.パーツシス(B.pertussis);クロストリジウム属菌(Clostridium species)、例えば、C.ペルフリンゲンス(C.perfringens)、C.テタニ(C.tetani)、C.ディフィシル(C.difficile)、及びC.ボツリヌム(C.botulinum);ナイセリア属菌(Neisseria species)、例えば、N.メニンジチディス(N.meningitidis)及びN.ゴノローエ(N.gonorrhoeae);クラミジア属菌(Chlamydia species)、例えば、C.シタッチ(C.psittaci)、C.ニューモニエ(C.pneumoniae)、及びC.トラコマチス(C.trachomatis);リケッチア属菌(Rickettsia species)、例えば、R.リケッチ(R.rickettsii)及びR.プロワツェキイ(R.prowazekii);シゲラ属菌(Shigella species)、例えば、S.ソンネイ(S.sonnei);サルモネラ属菌(Salmonella species)、例えば、S.ティフィムリウム(S.typhimurium);エルシニア属菌(Yersinia species)、例えば、Y.エンテロコリチカ(Y.enterocolitica)及びY.シュードツベルクロシス(Y.pseudotuberculosis);クレブシエラ属菌(Klebsiella species)、例えば、K.ニューモニエ(K.pneumoniae);マイコプラズマ属菌(Mycoplasma species)、例えば、M.ニューモニエ(M.pneumoniae);並びにトリパノソーマ・ブルセイ(Trypanosoma brucei)がある。特定の実施形態において、本明細書に記載される化合物は、S.アウレウス(S.aureus)、E.フェカリス(E.faecalis)、E.フェシウム(E.faecium)、S.ピオゲネス(S.pyogenes)、S.ニューモニア(S.pneumonia)、及びP.アエルギノーサ(P.aeruginosa)からなる群から選択される細菌感染症を患っている対象の治療に使用される。
本明細書に記載される化合物の抗菌活性は、米国臨床検査標準委員会(National Committee for Clinical Laboratory Standards)抗菌薬感受性検査のための標準法−第14版(Performance Standards for Antimicrobial Susceptibility Testing;Fourteenth Informational Supplement.)NCCLS document M100−S14{ISBN 1−56238−516−X}にさらに記載されている微量液体希釈最小発育阻止濃度(MIC)アッセイなど当技術分野に公知であるアッセイを利用して評価できる。このアッセイを利用して、溶液中の眼に見える細菌の増殖を防ぐのに必要な化合物の最低濃度を決定できる。一般に、試験すべき薬物はウェル中に段階希釈され、液体細菌培養物のアリコートが加えられる。この混合物は適切な条件下でインキュベートされ、次いで、細菌の増殖に関して試験される。抗生物質活性が低い又は全く無い化合物(高いMIC)は、化合物の高濃度で増殖を可能とするが、抗生物質活性の高い化合物は、低濃度でのみ細菌増殖を可能とする(低いMIC)。
アッセイは、選択された細菌株に適切な保存細菌培養条件を利用する。永久保存培養コレクションからの保存培養物を、−70℃で凍結された懸濁液として保存できる。培養物を、ドライアイス/エタノール中での急速凍結の前に10%スキムミルク(BD)に懸濁させ、次いで、−70℃冷凍庫に配置できる。培養物を、5%ヒツジ血液を含むトリプチックソイ寒天上で、室温で(20℃)で維持でき、各培養物を凍結形態から復元し、MIC試験の前にもう一度移す(transferred)ことができる。試験の前日に、新たなプレートに接種し、一晩インキュベートし、純度及び正体を確認した。
保存培養物から復元した培養物の正体及び純度を確認して、細菌混入の可能性を除外できる。株の正体は、標準的な微生物学的方法により確認できる(例えば、Murray et al.,Manual of Clinical Microbiology,Eighth Edition.ASM Press{ISBN 1−55581−255−4}参照)。一般に、培養物は、純度、予測されるコロニーのモルホロジー、及び溶血パターンの可視化のために、適切な寒天プレート上で画線される。グラム染色も利用できる。MicroScan WalkAway 40 SI Instrument(Dade Behring,West Sacramento,California)を利用して正体が確認される。この装置は、自動化されたインキュベーター、リーダー、及びコンピューターを利用して、各生物により行われる生化学的反応を、同定目的で推定する。MicroScan WalkAwayを利用して、予備的なMICを決定することもできるか、それは以下に記載される方法を利用して確認できる。
凍結保存培養物を、微量液体希釈最小発育阻止濃度(MIC)試験を実施するための生物の初期の源として使用できる。保存培養物を、その使用前に、その標準的な増殖培地上で、少なくとも1増殖サイクル(18〜24時間)過ごさせる。ほとんどの細菌を、適切な肉汁培地の10mLアリコートで寒天プレートから直接調製できる。細菌培養物を、0.5マクファーランド濁度標準液の不透明度に調整する(600nmの波長で設定したPerkin−Elmer Lambda EZ150分光光度計(Wellesley,Massachusetts)で0.28〜0.33の光学濃度値)。次いで、調整された培養物を、増殖培地で400倍に希釈し(0.25mL接種物+100mLブロス)、およそ5×105コロニー形成単位(CFU)/mLの出発懸濁液が製造される。ほとんどの細菌株を、カチオン調整ミューラーヒントンブロス(CAMHB)で試験できる。
試験化合物(「薬物」)を、DMSOなどアッセイに好適な溶媒中に可溶化させる。薬物ストック溶液を、試験の日に調製できる。微量液体希釈ストックプレートを、2つの希釈系列、64〜0.06μg薬物/mL及び0.25〜0.00025μg薬物/mLで調製できる。高濃度系列では、200μLのストック溶液(2mg/mL)を、96ウェルマイクロタイタープレートの二連の列に加える。これを、希釈系列の最初のウェルとして使用する。段階二倍希釈物を、BioMek FXロボット(Beckman Coulter Inc.,Fullerton,CA)を利用して、残り11ウェルのうちの10で作成するが、そのそれぞれは、100μLの適切な溶媒/希釈液を含む。第12列は溶媒/希釈液のみを含み、対照として作用する。低濃度系列の最初の列では、200μLの8μg/mLストックを、96−ウェルプレートの二連の列に加える。段階二倍希釈液を上述の通り作成する。
娘96−ウェルプレートを、BioMek FXロボットを使用して先に列記されたストックプレートからスポッティング(3.2μL/ウェル)することができ、直接使用することも、使用まで−70℃で凍結することもできる。BioMek FXロボットを使用して、好気性生物が解凍されたプレートに接種される(100μL体積)。接種されたプレートを積み重ね、空のプレートで覆う。次いで、これらのプレートは、CLSIガイドライン(米国臨床検査標準委員会(National Committee for Clinical Laboratory Standards)、好気性菌の抗菌薬感受性測定のための希釈検査法第6版(Methods for Dilution,Antimicrobial Tests for Bacteria that Grow Aerobically;Approved Standard−Sixth Edition).NCCLS document M7−A6{ISBN 1−56238−486−4})に従い、周囲雰囲気中で16〜24時間インキュベートされる。
接種及びインキュベーションの後、細菌増殖の程度を、暗い部屋で、試験読取り鏡(Test Reading Mirror)(Dynex Technologies 220 16)を利用して、1つの照明がマイクロブロストレイの上面を通って直接照らす状態で目視で評価できる。MICは、試験の条件下で肉眼で見える増殖を防ぐ薬物の最低濃度である。
特定の実施形態において、疾患は真菌感染症である。治療され得る例示的な真菌には、例えば、アクレモニウム(Acremonium)、アブシジア(Absidia)(例えば、アブシジア・コリムビフェラ(Absidia corymbifera))、アルテルナリア(Alternaria)、アスペルギルス(Aspergillus)(例えば、アスペルギルス・クラバタス(Aspergillus clavatus)、アスペルギルス・フラブス(Aspergillus flavus)、アスペルギルス・フミガタス(Aspergillus fumigatus)、アスペルギルス・ニデュランス(Aspergillus nidulans)、アスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)、アスペルギルス・テレウス(Aspergillus terreus)、及びアスペルギルス・ベルシコロル(Aspergillus versicolor))、アウレオバシジウム(Aureobasidium)、バシディオボルス(Basidiobolus)、ブラストマイセス(Blastomyces)(例えば、ブラストマイセス・デルマチチジス(Blastomyces dermatitidis))、カンジダ(例えば、カンジダ・アルビカンス(Candida albicans)、カンジダ・グラブラータ(Candida glabrata)、カンジダ・ギリエルモンディ(Candida guilliermondii)、カンジダ・ケフィア(Candida kefyr)、カンジダ・クルセイ(Candida krusei)、カンジダ・ルシタニエ(Candida lusitaniae)、カンジダ・パラプシローシス(Candida parapsilosis)、カンジダ・シュードトロピカリス(Candida pseudotropicalis)、カンジダ・ステラトイデア(Candida stellatoidea)、カンジダ・トロピカリス(Candida tropicalis)、カンジダ・ウチリス(Candida utilis)、カンジダ・リポリティカ(Candida lipolytica)、カンジダ・ファマータ(Candida famata)及びカンジダ・ルゴサ(Candida rugosa))、セファロスポリウム(Cephalosporium)、ケトミウム(Chaetomium)、クリソスポリウム(Chrysosporium)、クラドスポリウム(Cladosporium)(例えば、クラドスポリウム・カリオニイ(Cladosporium carrionii)及びクラドスポリウム・トリクロイデス(Cladosporium trichloides))、コクシディオイデス(Coccidioides)(例えば、コクシディオイデス・イミティス(Coccidioides immitis))、コニディオボルス(Conidiobolus)、コプリヌス(Coprinus)、コリネスポラ(Corynespora)、クリプトコッカス(Cryptococcus)(例えば、クリプトコッカス・ネオフォルマンス(Cryptococcus neoformans))、カーブラリア(Curvularia)、クニンガメラ(Cunninghamella)(例えば、クニンガメラ・エレガンス(Cunninghamella elegans))、エクソフィアラ(Exophiala)(例えば、エクソフィアラ・デルマチチジス(Exophiala dermatitidis)及びエクソフィアラ・スピニフェラ(Exophiala spinifera))、エピデルモフィトン(Epidermophyton)(例えば、エピデルモフィトン・フロッコスム(Epidermophyton floccosum))、ホンセケア(Fonsecaea)(例えば、ホンセケア・ペドロソイ(Fonsecaea pedrosoi))、フザリウム(Fusarium)(例えば、フザリウム・ソラニ(Fusarium solani))、ゲオトリクム(Geotrichum)(例えば、ゲオトリクム・カンジデュム(Geotrichum candiddum)及びゲオトリクム・クラバタム(Geotrichum clavatum))、Hendersonula(ヘンデルソヌラ)、ヒストプラズマ(Histoplasma)、レプトスフェリア(Leptosphaeria)、ロボア(Loboa)、マズレラ(Madurella)、マラセジア(Malassezia)(例えば、マラセジア・フルフル(Malassezia furfur))、ミクロスポルム(Microsporum)(例えば、ミクロスポルム・カニス(Microsporum canis)及びミクロスポルム・ジプセウム(Microsporum gypseum))、マイコセントロスポラ(Mycocentrospora)、ムコール(Mucor)、ネオテスツジナ(Neotestudina)、ペシロマイセス(Paecilomyces)、パラコクシジオイデス(Paracoccidioides)(例えば、パラコクシジオイデス・ブラジリエンシス(Paracoccidioides brasiliensis))、ペニシリウム(Penicillium)(例えば、ペニシリウム・マルネフェイ(Penicillium marneffei))、フィアロフォラ(Phialophora)、ニューモシスチス(Pneumocystis)(例えば、ニューモシスチス・カリニ(Pneumocystis carinii))、シュードアレシェリア(Pseudallescheria)(例えば、シュードアレシェリア・ボイジイ(Pseudallescheria boydii))、リノスポリジウム(Rhinosporidium)、リゾムコール(Rhizomucor)、リゾプス(Rhizopus)(例えば、リゾプス・ミクロスポラス・バリアント・リゾポジフォルミス(Rhizopus microsporus var.rhizopodiformis)及びリゾプス・オリザエ(Rhizopus oryzae))、サッカロマイセス(Saccharomyces)(例えば、サッカロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae))、スコプラリオプシス(Scopulariopsis)、スポロトリクス(Sporothrix)(例えば、スポロトリクス・シェンキィ(Sporothrix schenckii))、トリコフィトン(Trichophyton)(例えば、トリコフィトン・メンタグロフィテス(Trichophyton mentagrophytes)及びトリコフィトン・ルブルム(Trichophyton rubrum)、トリコスポロン(Trichosporon)(例えば、トリコスポロン・アサヒ(Trichosporon asahii)、トリコスポロン・ベイゲリ(Trichosporon beigelii)及びトリコスポロン・クタネウム(Trichosporon cutaneum))、及びワンギエラ(Wangiella)がある。
特定の実施形態において、疾患は免疫不全疾患である。例示的な免疫不全疾患には、例えば、ヒト免疫不全ウイルス感染、化学療法のため免疫系が不完全な患者、又は不完全な免疫系を有する手術から回復している患者がある。
本発明の別の態様は、医薬品の製造における、本明細書に記載される化合物(式I、I−A、IIの化合物又はI項中の他の化合物など)の使用を提供する。特定の実施形態において、医薬品は、癌などの本明細書に記載される疾患を治療するためのものである。
本発明の別の態様は、本明細書に記載される医学的障害(例えば、癌)などの医学的障害を治療するための、本明細書に記載される化合物(式I、I−A、IIの化合物又はI項中の他の化合物など)の使用を提供する。
さらに、式I、I−A、IIの化合物又はI項中の他の化合物などの本明細書に記載されるアリールジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジンスルホンアミド及び関連化合物が、RORγの活性を増進させ得ることが企図される。したがって、本発明の別の態様は、RORγの活性を増進させる方法を提供する。方法は、RORγを、式I、I−A、IIの化合物又はI項中の他の化合物などの、有効量の本明細書に記載されるアリールジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジンスルホンアミド又は関連化合物に曝露させて、RORγ活性を増進させることを含む。特定の実施形態において、式I、I−A、又はIIの特定の化合物は、上述の実施形態の1つにより定義される化合物である。RORγの活性を増進させることは、RORγの活性を増加させることを意味する。特定の実施形態において、RORγを、有効量の本明細書に記載されるアリールジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジンスルホンアミド又は関連化合物(式I、I−A、IIの化合物又はI項中の他の化合物など)に曝露させることは、実質的に同じ条件下だがアリールジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジンスルホンアミド又は関連化合物の存在のない状態でのRORγの活性に対して少なくとも5%、10%、20%、又は50%のRORγ活性の増加をもたらす。
さらに、式I、I−A、IIの化合物又はI項中の他の化合物などの、本明細書に記載されるアリールジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジンスルホンアミド及び関連化合物が、対象中のインターロイキン−17(IL−17)の量を増加させ得ることが企図される。IL−17は、多くの生物学的機能に影響を与えるサイトカインである。したがって、本発明の別の態様は、対象中のIL−17の量を増加させる方法を提供する。方法は、式I、I−A、IIの化合物又はI項中の他の化合物などの、有効量の本明細書に記載されるアリールジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジンスルホンアミド又は関連化合物を対象に投与して、対象中のIL−17の量を増加させることを含む。特定の実施形態において、式I、I−A、又はIIの特定の化合物は、上述の実施形態の1つにより定義される化合物である。
特定の実施形態において、対象はヒトである。特定の実施形態において、化合物を投与することは、対象中のTh−17細胞により産生されるIL−17の量を増加させる。例えば、Th−17細胞により産生されるIL−17の量の変化は、ELISAアッセイ又は細胞内染色アッセイなど、文献に記載される手順を利用して測定できる。
さらに、式I、I−A、IIの化合物又はI項中の他の化合物など、本明細書に記載されるアリールジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジンスルホンアミド及び関連化合物は、対象中のIL−17の合成を増加させ得ることが企図される。したがって、本発明の別の態様は、対象中のIL−17の合成を増加させる方法を提供する。方法は、有効量の本明細書に記載される化合物、例えば、式I、I−A、IIの化合物又はI項中の他の化合物を対象に投与して、対象中のIL−17の合成を増加させることを含む。特定の実施形態において、式I、I−A、又はIIの特定の化合物は、上述の実施形態の1つにより定義される化合物である。
したがって、本発明の一態様は、患者に、リンパ球細胞及び樹状細胞からなる群から選択される、RORγアゴニストにより処理された細胞を送達する方法を提供する。方法は、エクスビボで、式I、I−A、又はIIの化合物などの本明細書に記載されるRORγのアゴニストに曝露された前記細胞を含む医薬組成物を、それを必要とする患者に投与することを含む。方法は、培養工程をさらに含み得る。そのような実施形態において、方法は、細胞(すなわち、リンパ球細胞又は樹状細胞)を、RORγのアゴニストと共に培養して、エクスビボでRORγのアゴニストに曝露された細胞を与えることをさらに含む。培養は、細胞を、サイトカイン(例えば、IL−1β、IL−2、IL−6、IL−7、IL−10、IL−12、IL−15、IL−18、IL−21、IL−23、又はトランスフォーミング成長因子β)に曝露させることを含み得る。培養工程の間、細胞は、医学的障害と関連する抗原に曝露され得る。理論には拘束されないが、医学的障害と関連する抗原に特異的な受容体を有する細胞は、そのような受容体を欠く細胞よりも効果的な療法を提供できる。したがって、特定の実施形態において、培養工程は、細胞を、医学的障害と関連する抗原に曝露させる工程を含む。抗原は、抗原提示細胞であり得る。或いは、抗原は、癌組織を含み得る。さらに、以下に記載される通り、細胞は遺伝子改変されて、医学的障害と関連する抗原に特異的な受容体を発現し得る。
細胞は、自己由来でも、同種異系でもよい。自己由来細胞は、RORγのアゴニストにエクスビボで曝露された細胞を受け取るだろう患者から得られた細胞である。したがって、特定の実施形態において、方法は、培養工程に使用するために、前記患者から細胞を得ることをさらに含み得る。或いは、細胞は、同種異系でもよく、すなわち、患者の細胞と同種異系である細胞を生み出す対象から得られる。そのような実施形態において、方法は、培養工程に使用するために、患者のリンパ球細胞と同種異系である細胞を生み出す対象から細胞を得ることをさらに含み得る。
特定の実施形態において、細胞は、リンパ球細胞である。リンパ球細胞は、文献に記載の手順に従って、ヒト又は動物の組織から得ることができる。特定の実施形態において、リンパ球細胞は、血液、癌組織、骨髄、脾臓、リンパ節、又は胸腺から得られる。特定の他の実施形態において、リンパ球細胞は、ヒト末梢血単核細胞などの末梢血単核細胞の集団から得られる。特定の他の実施形態において、リンパ球細胞は、腫瘍又は感染部位の近傍のリンパ節から得られる。特定の他の実施形態において、リンパ球細胞は癌組織から得られる。さらに他の実施形態において、リンパ球細胞は腫瘍浸潤リンパ球細胞である。
細胞は、医学的障害に特異的な抗原の受容体の存在によって特性化できる。特定の実施形態において、細胞は、医学的障害に特異的な抗原の受容体を発現する。先に示された通り、そのような細胞は、治療すべき疾病に特異的な組織を標的にする可能性が高いので、疾病治療のより効果的な療法を提供し得る。特定の実施形態において、医学的障害は、癌、細菌感染症、真菌感染症、又は免疫疾患である。さらに他の実施形態において、細胞は、医学的障害に特異的ではないが疾患の治療において細胞の有効性を増大させるのに有用性を有する受容体を発現し得る。
様々な種類のリンパ球細胞が、養子細胞移入における使用について文献に記載されてきた。特定の実施形態において、リンパ球細胞はT細胞である。特定の他の実施形態において、リンパ球細胞は、CD8+T細胞、CD4+T細胞、又はTH17細胞である。特定の他の実施形態において、リンパ球細胞は、CD8+T細胞、CD4+T細胞、又はそれらの組み合わせである。特定の他の実施形態において、リンパ球細胞は、ナチュラルキラー細胞である。特定の他の実施形態において、リンパ球細胞は、Tc17細胞、ナチュラルキラーT細胞、又はγδT細胞である。さらに他の実施形態において、リンパ球細胞は、遺伝子改変されたリンパ球細胞である。
細胞は、文献に記載の手順に従って、患者に投与できる。特定の実施形態において、投与は、患者に医薬組成物を注射することを含む。注射は、静脈内注射でも、腫瘍などの患部組織への直接の注射でもよい。さらに他の実施形態において、注射は、患者への皮下注射でもよい。
治療方法は、(i)RORγのアゴニストに曝露された細胞の有効性を増大させる作用物質及び/又は(ii)標的医学的障害の治療において独立した有効性を有する作用物質を投与することなどの併用療法を包含する。
本発明の別の態様は、エクスビボで本明細書に記載のRORγのアゴニストに曝露された、リンパ球細胞又は樹状細胞である細胞の集団を調製する方法を提供する。方法は、リンパ球細胞及び/又は樹状細胞からなる群から選択される細胞の集団を、エクスビボで本明細書に記載のRORγのアゴニストに曝露させて、それによりエクスビボでRORγのアゴニストに曝露された細胞の前記集団を与えることを含む。細胞の集団を、本明細書に記載される治療方法に使用できる。曝露工程は、細胞の集団を、RORγのアゴニストと共に、集団中の細胞の数を増加させるのに充分な期間培養することを含み得る。培養は、細胞を、サイトカイン(例えば、IL−1β、IL−2、IL−6、IL−7、IL−10、IL−12、IL−15、IL−18、IL−21、IL−23、又はトランスフォーミング成長因子β)に曝露させることを含み得る。さらに、培養工程の間、細胞を、任意選択で、医学的障害と関連する抗原に曝露させてもよい。したがって、特定の実施形態において、培養工程は、細胞を、医学的障害と関連する抗原に曝露させることを含む。抗原は抗原提示細胞であり得る。或いは、抗原は癌組織を含み得る。細胞は、自己由来でも、同種異系でもよい。自己由来細胞は、エクスビボでRORγのアゴニストに曝露された細胞を受け取るだろう患者から得られる細胞である。したがって、特定の実施形態において、方法は、培養工程に使用するために、細胞(すなわち、リンパ球又は樹状細胞)を前記患者から得ることをさらに含み得る。或いは、細胞は同種異系でもよく、すなわち、患者の細胞と同種異系である細胞を生み出す対象から得られる。そのような実施形態において、方法は、培養工程に使用するために、患者の細胞と同種異系である細胞を生み出す対象から細胞を得ることをさらに含み得る。特定の実施形態において、細胞はリンパ球細胞である。リンパ球細胞は、文献に記載の手順に従って、ヒト又は動物組織から得ることができる。特定の実施形態において、リンパ球細胞は、血液、癌組織、骨髄、脾臓、リンパ節、又は胸腺から得られる。特定の他の実施形態において、リンパ球細胞は、ヒト末梢血単核細胞などの末梢血単核細胞の集団から得られる。特定の他の実施形態において、リンパ球細胞は、腫瘍又は感染の部位の近傍のリンパ節から得られる。特定の他の実施形態において、リンパ球細胞は癌組織から得られる。さらに他の実施形態において、リンパ球細胞は腫瘍浸潤リンパ球細胞である。
細胞は、医学的障害に特異的な抗原の受容体の存在によって特性化できる。特定の実施形態において、細胞は、医学的障害に特異的な抗原の受容体を発現する。先に示された通り、そのような細胞は、治療すべき疾病に特異的な組織を標的にする可能性が高いので、疾病を治療するより効果的な療法を提供し得る。特定の実施形態において、医学的障害は、癌、細菌感染症、真菌感染症、又は免疫疾患である。さらに他の実施形態において、細胞は、医学的障害に特異的ではないが、疾患の治療において細胞の有効性を増大させるのに有用性を有する受容体を発現し得る。
上述の通り、様々な種類のリンパ球細胞が、養子細胞移入における使用について文献に記載されてきた。特定の実施形態において、リンパ球細胞はT細胞である。特定の他の実施形態において、リンパ球細胞は、CD8+T細胞、CD4+T細胞、又はTH17細胞である。特定の他の実施形態において、リンパ球細胞は、CD8+T細胞、CD4+T細胞、又はそれらの組み合わせである。特定の他の実施形態において、リンパ球細胞は、ナチュラルキラー細胞である。特定の他の実施形態において、リンパ球細胞は、Tc17細胞、ナチュラルキラーT細胞、又はγδT細胞である。さらに他の実施形態において、リンパ球細胞は、遺伝子改変されたリンパ球細胞である。
本発明の別の態様は、医学的障害を治療する方法を提供する。方法は、それを必要とする患者に、エクスビボで本明細書に記載されるRORγのアゴニストに曝露された、リンパ球細胞又は樹状細胞である細胞を投与して、医学的障害を治療することを含む。医学的障害は、例えば、癌、細菌感染症、真菌感染症、又は免疫疾患であり得る。追加の例示的な医学的障害は先に記載され、特定の実施形態において、医学的障害は、固形腫瘍、リンパ腫、及び白血病からなる群から選択される癌である。特定の他の実施形態において、医学的障害は、卵巣癌、メラノーマ、大腸癌、肺癌、乳癌、前立腺癌、膵臓癌、腎細胞癌、白血病、B細胞リンパ腫、及び非ホジキンリンパ腫からなる群から選択される癌である。
本発明の別の態様は、エクスビボで本明細書に記載のRORγのアゴニストに曝露されたリンパ球細胞の集団を提供する。集団は、集団中の特定の種類の細胞の存在及び/又は量により特徴づけられ得る。例えば、特定の実施形態において、集団は、下記の1種以上を含む:T細胞及びナチュラルキラー細胞。特定の他の実施形態において、集団中の大多数のリンパ球細胞がT細胞である。さらに他の実施形態において、集団中の大多数のリンパ球細胞が、CD8+T細胞、CD4+T細胞、TH17細胞、若しくはこれらの組み合わせである。さらに他の実施形態において、集団中の大多数のリンパ球細胞がナチュラルキラー細胞であることにより特徴づけられる。さらに他の実施形態において、単一の種類のリンパ球細胞(例えば、T細胞、CD8+T細胞、CD4+T細胞、TH17細胞、Tc17細胞、ナチュラルキラーT細胞、又はγδT細胞)は、集団中の少なくとも60%、70%80%、90%又は95%の細胞を構成する。さらに他の実施形態において、集団は、(i)集団中の大多数のリンパ球細胞がT細胞である、(ii)集団中の大多数のリンパ球細胞が、CD8+T細胞、CD4+T細胞、TH17細胞、若しくはこれらの組み合わせである、(iii)集団中の大多数のリンパ球細胞がTc17細胞である、(iv)集団中の大多数のリンパ球細胞がナチュラルキラー細胞である、又は(v)集団中の大多数のリンパ球細胞が、ナチュラルキラーT細胞、γδT細胞、若しくはこれらの組み合わせであることにより特徴づけられる。さらに他の実施形態において、集団中の大多数のリンパ球細胞は、CD8+T細胞、CD4+T細胞、又はそれらの組み合わせである。さらに他の実施形態において、集団は、集団中の大多数のリンパ球細胞が、Tc17細胞、CD4+ Th0 Tリンパ球細胞、Th17分極化CD4+Tリンパ球細胞、CD8+ Tc17 Tリンパ球細胞、又はこれらの組み合わせであることにより特徴づけられる。
上記の態様及び実施形態のそれぞれにおいて、リンパ球細胞は、それらが、腫瘍浸潤リンパ球か、ナイーブTリンパ球か、メモリーTリンパ球か、エフェクターTリンパ球か、CD8+T細胞か、CD4+T細胞か、CD4+/CD8+ダブルポジティブTリンパ球か、CD28+CD8+T細胞か、TH17細胞かに従って特徴づけることができる。CD8+T細胞は、各種類の細胞に特徴的な細胞表面抗原に従って、ナイーブCD8+T細胞、メモリーCD8+T細胞、及びエフェクターCD8+T細胞に分離され得る。細胞又は細胞集団が特定の細胞表面マーカーに陽性であるかどうかは、表面マーカーの特異的抗体及びアイソタイプ適合対照抗体による染色を利用してフローサイトメトリーにより決定できる。マーカーに対して陰性である細胞集団は、アイソタイプ対照を超える、特異的抗体による細胞集団の著しい染色がないことを指し、陽性は、アイソタイプ対照を超える細胞集団の均一な染色を指す。例えば、CD4+Tヘルパー細胞は、細胞表面抗原を有する細胞集団を特定することにより、ナイーブ、セントラルメモリー、及びエフェクター細胞に選別できる。特定の実施形態において、セントラルメモリーCD4+T細胞は、CD62L陽性且つCD45RO陽性である。特定の実施形態において、エフェクターCD4+T細胞は、CD62LとCD45ROに陰性である。さらに他の実施形態において、リンパ球細胞は、Th1細胞、Tc1細胞、Th0細胞、又はTc0細胞である。特定の実施形態において、リンパ球細胞はCD8+T細胞であり、それは、CD8+T細胞が、ナイーブCD8+T細胞か、メモリーCD8+T細胞か、エフェクターCD8+T細胞かに従って、任意選択でさらに特徴づけられる。特定の実施形態において、リンパ球細胞はメモリーCD8+T細胞であり、それは、細胞が、CD62L陽性か、CD45RO陽性かに従ってさらに特徴づけられ得る。特定の他の実施形態において、リンパ球細胞はエフェクターCD8+T細胞であり、それは、細胞が、CD62L陰性か、CD45RO陰性かに従ってさらに特徴づけられ得る。さらに他の実施形態において、リンパ球細胞は、CD4+ Th0 Tリンパ球、Th17分極化CD4+ Tリンパ球、又はCD8+ Tc17 Tリンパ球である。さらに他の実施形態において、リンパ球細胞は、CD8+末梢血リンパ球のCD62L+又はCD62L−サブセットに存在するメモリーT細胞である。特定の実施形態において、セントラルメモリーT細胞は、CD45RO+、CD62L+、CD8+T細胞であり得る。特定の実施形態において、エフェクターT細胞は、CD62L、CCR7、CD28、及びCD127に陰性であり、グランザイムB及びパーフォリンに陽性である。
T細胞は、T細胞の表面に位置するT細胞受容体の正体に従っても特徴づけられ得る。T細胞受容体は、不可変なCD3鎖分子との複合体の一部として発現される高度可変アルファ(α)及びベータ(β)鎖から通常なる、ジスルフィドで連結した膜に固定されたヘテロダイマーである。この受容体を発現するT細胞は、α:β(又はαβ)T細胞と呼ばれる。T細胞の少数は、可変ガンマ(γ)及びデルタ(δ)鎖により形成される別な受容体を発現し、そのようなT細胞はγδT細胞と呼ばれる。T細胞の1サブセットはナチュラルキラーT(NKT)細胞である。NKT細胞は、T細胞とナチュラルキラーNK細胞のどちらの性質も有する不均一なT細胞の群である。多くのNKT細胞は、非多型のCD1d分子、自己及び他家の脂質及び糖脂質と結合する抗原提示分子を認識する。T細胞の他のサブタイプには、例えば、CD8+T細胞、CD4+T細胞、Tc17細胞、ナチュラルキラーT細胞、及びγδT細胞がある。T細胞のさらに他のサブタイプには、例えば、CD4−CD8−T細胞及びCD28+CD8+T細胞がある。
好ましくは、リンパ球細胞は、病状の抗原に特異的な受容体を含む。受容体は、内因性リンパ球細胞受容体、すなわち、リンパ球に内因性である(すなわち、本来の)抗原特異的リンパ球細胞受容体であり得る。そのような場合に、内因性リンパ球細胞受容体を含むリンパ球は、特定の病状に特異的な抗原を発現することが知られている、患者から単離されたリンパ球細胞であり得る。或いは、内因性リンパ球細胞受容体を含むリンパ球は、同種異系リンパ球細胞(すなわち、リンパ球細胞を受け取る患者と組織適合性があるリンパ球細胞)を産生する対象から単離されたリンパ球細胞であり得る。特定の実施形態において、リンパ球細胞が得られる元の対象は、患者に投与すべきリンパ球細胞が治療すべき医学的障害に対して特異性を有するように、リンパ球細胞が得られる前に免疫され得る。
内因性リンパ球細胞受容体により認識される疾患の抗原は、疾患に特徴的などの抗原でもよい。例えば、抗原は、例えば、gp100、MART−1、TRP−1、TRP−2、チロシナーゼ、NY−ESO−1、MAGE−1、又はMAGE−3などの腫瘍抗原でよい。
リンパ球細胞は、4−1BBLの存在など、腫瘍活性の活性化の表現型マーカーの存在に従っても特徴づけられ得る。そのような表現型マーカーに関して富化されたリンパ球細胞の集団は、治療上の利益を与え得る。リンパ球細胞は、RORγの発現レベルに従っても特徴づけられ得る。特定の実施形態において、リンパ球細胞は、RORγを発現するように誘導されることも、RORγを発現するように操作されることもあり、それによりRORγの量が増加する。
リンパ球細胞は、例えば、引用により本明細書に組み込まれる国際特許出願公開国際公開第2012/129514号に記載の遺伝子操作されたリンパ球細胞などの遺伝子操作されたリンパ球細胞であり得る。リンパ球の遺伝子操作は、移入されたリンパ球細胞の生存能力及び/又は機能を促進することにより療法の効能を向上させることも、インビボの生存又は移動の選択及び/又は評価を可能にする遺伝標識を与えることも、例えば、細胞をインビボで負の選択を受けやすくすることにより免疫療法の安全性を高める機能を組み込むこともできる。リンパ球は、リンパ球細胞が、生存サイトカイン(例えば、顆粒球マクロファージコロニー刺激因子)などの特定のタンパク質及び/又は抗原(例えば、腫瘍抗原)の受容体を発現するように、遺伝子操作され得る。
癌を治療する際の併用療法の一部として使用され得る典型的な治療剤には、例えば、マイトマイシン、トレチノイン、リボムスチン、ゲムシタビン、ビンクリスチン、エトポシド、クラドリビン、ミトブロニトール、メトトレキサート、ドキソルビシン、カルボクオン、ペントスタチン、ニトラクリン、ジノスタチン、セトロレリクス、レトロゾール、ラルチトレキセド、ダウノルビシン、ファドロゾール、フォテムスチン、チマルファシン、ソブゾキサン、ネダプラチン、シタラビン、ビカルタミド、ビノレルビン、ベスナリノン、アミノグルテチミド、アムサクリン、プログルミド、エリプチニウム酢酸塩、ケタンセリン、ドキシフルリジン、エトレチナート、イソトレチノイン、ストレプトゾシン、ニムスチン、ビンデシン、フルタミド、ドロゲニル、ブトシン、カルモフール、ラゾキサン、シゾフィラン、カルボプラチン、ミトラクトール、テガフール、イホスファミド、プレドニムスチン、ピシバニール、レバミゾール、テニポシド、インプロスルファン、エノシタビン、リスリド、オキシメトロン、タモキシフェン、プロゲステロン、メピチオスタン、エピチオスタノール、ホルメスタン、インターフェロン−アルファ、インターフェロン−2アルファ、インターフェロン−ベータ、インターフェロン−ガンマ、コロニー刺激因子−1、コロニー刺激因子−2、デニロイキンジフチトクス、インターロイキン−2、及び黄体形成(leutinizing)ホルモン放出因子がある。
癌を治療する際の併用療法の一部として使用され得る追加のクラスの薬剤は、免疫チェックポイント阻害剤(免疫チェックポイント遮断剤とも称される)である。免疫チェックポイント阻害剤は、免疫チェックポイントを遮断する作用を有するクラスの治療剤である。例えば、PardollのNature Reviews Cancer(2012)vol.12,pages252−264を参照されたい。典型的な免疫チェックポイント阻害剤には、(i)細胞傷害性T−リンパ球関連抗原4(CTLA4)、(ii)プログラム細胞死タンパク質1(PD1)、(iii)PDL1、(iv)LAB3、(v)B7−H3、(vi)B7−H4、及び(vii)TIM3の1つ以上を阻害する薬剤がある。CTLA4阻害剤イピルムマブ(Ipilumumab)は、アメリカ食品医薬品局により、メラノーマの治療用に認可された。
癌を治療する際の併用療法の一部として使用され得るさらに他の薬剤は、非チェックポイント標的を標的とするモノクローナル抗体剤(例えば、ハーセプチン)及び非細胞傷害性(non-cytoxic)薬剤(例えば、チロシン−キナーゼ阻害剤)である。
したがって、本発明の別の態様は、患者の癌を治療する方法であって、癌を治療するために、(i)治療上有効な量の本明細書に記載されるRORγアゴニスト化合物及び(ii)第2の抗癌剤を、それを必要とする患者に投与することを含み、第2の治療剤が、上述の追加の治療剤の1つでも(例えば、マイトマイシン、トレチノイン、リボムスチン、ゲムシタビン、免疫チェックポイント阻害剤、又は非チェックポイント標的を標的とするモノクローナル抗体剤)、下記の1つでもよい方法を提供する:
・ALK阻害剤、ATR阻害剤、A2A拮抗剤、塩基除去修復阻害剤、Bcr−Ablチロシンキナーゼ阻害剤、ブルトン型チロシンキナーゼ阻害剤、CDC7阻害剤、CHK1阻害剤、サイクリン依存性キナーゼ阻害剤、DNA−PK阻害剤、DNA−PKとmTORの両方の阻害剤、DNMT1阻害剤、DNMT1阻害剤プラス2−クロロ−デオキシアデノシン、HDAC阻害剤、ヘッジホッグシグナル伝達経路阻害剤、IDO阻害剤、JAK阻害剤、mTOR阻害剤、MEK阻害剤、MELK阻害剤、MTH1阻害剤、PARP阻害剤、ホスホイノシチド3−キナーゼ阻害剤、PARP1とDHODHの両方の阻害剤、プロテアソーム阻害剤、トポイソメラーゼ−II阻害剤、チロシンキナーゼ阻害剤、VEGFR阻害剤、及びWEE1阻害剤から選択される阻害剤;
・OX40、CD137、CD40、GITR、CD27、HVEM、TNFRSF25、若しくはICOSのアゴニスト;
・下記の1つを標的とする治療用抗体:CD20、CD30、CD33、CD52、EpCAM、CEA、gpA33、ムチン、TAG−72、CAIX、PSMA、葉酸結合タンパク質、ガングリオシド、Le、VEGF、VEGFR、VEGFR2、インテグリンαVβ3、インテグリンα5β1、EGFR、ERBB2、ERBB3、MET、IGF1R、EPHA3、TRAILR1、TRAILR2、RANKL、FAP、テネイシン、CD19、KIR、NKG2A、CD47、CEACAM1、c−MET、VISTA、CD73、CD38、BAFF、インターロイキン−1β、B4GALNT1、インターロイキン−6、及びインターロイキン−6受容体;
・IL−12、IL−15、GM−CSF、及びG−CSFから選択されるサイトカイン;
・シプリューセル−T、アルデスロイキン(化学名デス−アラニル−1,セリン−125ヒトインターロイキン−2を有するヒト組換え型インターロイキン−2製品)、ダブラフェニブ(化学名N−{3−[5−(2−アミノピリミジン−4−イル)−2−tert−ブチル−1,3−チアゾール−4−イル]−2−フルオロフェニル}−2,6−ジフルオロベンゼンスルホンアミドを有するキナーゼ阻害剤)、ベムラフェニブ(化学名プロパン−1−スルホン酸{3−[5−(4−クロロフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−カルボニル]−2,4−ジフルオロ−フェニル}−アミドを有するキナーゼ阻害剤)、及び2−クロロ−デオキシアデノシンから選択される治療剤;又は
・胎盤成長因子、抗体−薬物複合体、腫瘍溶解性ウイルス、若しくは抗癌ワクチン。
特定の実施形態において、第2の抗癌剤はALK阻害剤である。特定の実施形態において、第2の抗癌剤は、セリチニブ又はクリゾチニブを含むALK阻害剤である。特定の実施形態において、第2の抗癌剤はATR阻害剤である。特定の実施形態において、第2の抗癌剤は、AZD6738又はVX−970を含むATR阻害剤である。特定の実施形態において、第2の抗癌剤はA2A拮抗剤である。特定の実施形態において、第2の抗癌剤は、メトキシアミンを含む塩基除去修復阻害剤である。特定の実施形態において、第2の抗癌剤は、メトキシアミンなどの塩基除去修復阻害剤である。特定の実施形態において、第2の抗癌剤はBcr−Ablチロシンキナーゼ阻害剤である。特定の実施形態において、第2の抗癌剤は、ダサチニブ又はニロチニブを含むBcr−Ablチロシンキナーゼ阻害剤である。特定の実施形態において、第2の抗癌剤はブルトン型チロシンキナーゼ阻害剤である。特定の実施形態において、第2の抗癌剤は、イブルチニブを含むブルトン型チロシンキナーゼ阻害剤である。特定の実施形態において、第2の抗癌剤はCDC7阻害剤である。特定の実施形態において、第2の抗癌剤は、RXDX−103又はAS−141を含むCDC7阻害剤である。
特定の実施形態において、第2の抗癌剤はCHK1阻害剤である。特定の実施形態において、第2の抗癌剤は、MK−8776、ARRY−575、又はSAR−020106を含むCHK1阻害剤である。特定の実施形態において、第2の抗癌剤はサイクリン依存性キナーゼ阻害剤である。特定の実施形態において、第2の抗癌剤は、パルボシクリブを含むサイクリン依存性キナーゼ阻害剤である。特定の実施形態において、第2の抗癌剤はDNA−PK阻害剤である。特定の実施形態において、第2の抗癌剤は、MSC2490484Aを含むDNA−PK阻害剤である。特定の実施形態において、第2の抗癌剤は、DNA−PKとmTORの両方の阻害剤である。特定の実施形態において、第2の抗癌剤はCC−115を含む。
特定の実施形態において、第2の抗癌剤はDNMT1阻害剤である。特定の実施形態において、第2の抗癌剤は、デシタビン、RX−3117、グアデシタビン、NUC−8000、又はアザシチジンを含むDNMT1阻害剤である。特定の実施形態において、第2の抗癌剤は、DNMT1阻害剤及び2−クロロ−デオキシアデノシンを含む。特定の実施形態において、第2の抗癌剤はASTX−727を含む。
特定の実施形態において、第2の抗癌剤はHDAC阻害剤である。特定の実施形態において、第2の抗癌剤は、OBP−801、CHR−3996、エチノステート(etinostate)、レスミノステート(resminostate)、プラシノスタット、CG−200745、パノビノスタット、ロミデプシン、モセチノスタット、ベリノスタット、AR−42、リコリノスタット、KA−3000、又はACY−241を含むHDAC阻害剤である。
特定の実施形態において、第2の抗癌剤はヘッジホッグシグナル伝達経路阻害剤である。特定の実施形態において、第2の抗癌剤は、ソニデジブ又はビスモデギブを含むヘッジホッグシグナル伝達経路阻害剤である。特定の実施形態において、第2の抗癌剤はIDO阻害剤である。特定の実施形態において、第2の抗癌剤は、INCB024360を含むIDO阻害剤である。特定の実施形態において、第2の抗癌剤はJAK阻害剤である。特定の実施形態において、第2の抗癌剤は、ルキソリチニブ又はトファシチニブを含むJAK阻害剤である。特定の実施形態において、第2の抗癌剤はmTOR阻害剤である。特定の実施形態において、第2の抗癌剤は、エベロリムス又はテンシロリムスを含むmTOR阻害剤である。特定の実施形態において、第2の抗癌剤はMEK阻害剤である。特定の実施形態において、第2の抗癌剤は、コビメチニブ又はトラメチニブを含むMEK阻害剤である。特定の実施形態において、第2の抗癌剤はMELK阻害剤である。特定の実施形態において、第2の抗癌剤は、ARN−7016、APTO−500、又はOTS−167を含むMELK阻害剤である。特定の実施形態において、第2の抗癌剤はMTH1阻害剤である。特定の実施形態において、第2の抗癌剤は、(S)−クリゾチニブ、TH287、又はTH588を含むMTH1阻害剤である。
特定の実施形態において、第2の抗癌剤はPARP阻害剤である。特定の実施形態において、第2の抗癌剤は、MP−124、オラパリブ、BGB−290、タラゾパリブ、ベリパリブ、ニラパリブ、E7449、ルカパーブ(rucaparb)、又はABT−767を含むPARP阻害剤である。特定の実施形態において、第2の抗癌剤はホスホイノシチド3−キナーゼ阻害剤である。特定の実施形態において、第2の抗癌剤は、イデラリシブを含むホスホイノシチド3−キナーゼ阻害剤である。特定の実施形態において、第2の抗癌剤は、PARP1とDHODHの両方の阻害剤(すなわち、ポリADPリボースポリメラーゼ1とジヒドロオロト酸デヒドロゲナーゼの両方を阻害する薬剤)である。
特定の実施形態において、第2の抗癌剤はプロテアソーム阻害薬である。特定の実施形態において、第2の抗癌剤は、ボルテゾミブ又はカーフィルゾミブを含むプロテアソーム阻害薬である。特定の実施形態において、第2の抗癌剤はトポイソメラーゼ−II阻害剤である。特定の実施形態において、第2の抗癌剤は、ボサロキシンを含むトポイソメラーゼ−II阻害剤である。
特定の実施形態において、第2の抗癌剤はチロシンキナーゼ阻害剤である。特定の実施形態において、第2の抗癌剤は、ボスチニブ、カボザンチニブ、イマチニブ又はポナチニブを含むチロシンキナーゼ阻害剤である。特定の実施形態において、第2の抗癌剤はVEGFR阻害剤である。特定の実施形態において、第2の抗癌剤は、レゴラフェニブを含むVEGFR阻害剤である。特定の実施形態において、第2の抗癌剤はWEE1阻害剤である。特定の実施形態において、第2の抗癌剤は、AZD1775を含むWEE1阻害剤である。
特定の実施形態において、第2の抗癌剤は、OX40、CD137、CD40、GITR、CD27、HVEM、TNFRSF25、又はICOSのアゴニストである。特定の実施形態において、第2の抗癌剤は、リツキシマブ、イブリツモマブチウキセタン、トシツモマブ、オビヌツズマブ、オファツムマブ、ブレンツキシマブベドチン、ゲムツズマブオゾガマイシン、アレムツズマブ、IGN101、アデカツムマブ、ラベツズマブ、huA33、ペムツモマブ(pemtumomab)、オレゴボマブ、ミネツモマブ(minetumomab)、cG250、J591、Mov18、ファルレツズマブ、3F8、ch14.18、KW−2871、hu3S193、lgN311、ベバシズマブ、IM−2C6、パゾパニブ、ソラフェニブ、アキシチニブ、CDP791、レンバチニブ、ラムシルマブ、エタラシズマブ、ボロシキシマブ、セツキシマブ、パニツムマブ、ニモツズマブ、806、アファチニブ、エルロチニブ、ゲフィチニブ、オシメルチニブ、バンデタニブ、トラスツズマブ、ペルツズマブ、MM−121、AMG 102、METMAB、SCH 900105、AVE1642、IMC−A12、MK−0646、R1507、CP 751871、KB004、IIIA−4、マパツムマブ、HGS−ETR2、CS−1008、デノスマブ、シブロツズマブ(sibrotuzumab)、F19、81C6、MEDI551、リリルマブ、MEDI9447、ダラツムマブ、ベリムマブ、カナキヌマブ、ジヌツキシマブ、シルツキシマブ、及びトシリズマブからなる群から選択される治療用抗体である。
特定の実施形態において、第2の抗癌剤は胎盤成長因子である。特定の実施形態において、第2の抗癌剤は、ジヴ−アフリベルセプトを含む胎盤成長因子である。特定の実施形態において、第2の抗癌剤は抗体−薬物複合体である。特定の実施形態において、第2の抗癌剤は、ブレントクスマブ(brentoxumab)ベドチン及びトラスツズマブエムトランシン(emtransine)からなる群から選択される抗体−薬物複合体である。
特定の実施形態において、第2の抗癌剤は腫瘍溶解性ウイルスである。特定の実施形態において、第2の抗癌剤は、腫瘍溶解性ウイルス、タリモゲンラヘルパレプベックである。特定の実施形態において、第2の抗癌剤は抗癌ワクチンである。特定の実施形態において、第2の抗癌剤は、GM−CSF腫瘍ワクチン、STING/GM−CSF腫瘍ワクチン、及びNY−ESO−1からなる(consistint of)群から選択される抗癌ワクチンである。特定の実施形態において、第2の抗癌剤は、IL−12、IL−15、GM−CSF、及びG−CSFから選択されるサイトカインである。
特定の実施形態において、第2の抗癌剤は、シプリューセル−T、アルデスロイキン(化学名デス−アラニル−1,セリン−125ヒトインターロイキン−2を有するヒト組換え型インターロイキン−2製品)、ダブラフェニブ(化学名N−{3−[5−(2−アミノピリミジン−4−イル)−2−tert−ブチル−1,3−チアゾール−4−イル]−2−フルオロフェニル}−2,6−ジフルオロベンゼンスルホンアミドを有するキナーゼ阻害剤)、ベムラフェニブ(化学名プロパン−1−スルホン酸{3−[5−(4−クロロフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−カルボニル]−2,4−ジフルオロ−フェニル}−アミドを有するキナーゼ阻害剤)、及び2−クロロ−デオキシアデノシンから選択される治療剤である。
細菌感染症を治療する際の併用療法の一部として使用され得る典型的な治療剤には、例えば、アモキシシリン、アジスロマイシン、セファゾリン、セフトリアキソン、セフロキシム、セファレキシン、シプロフロキサシン、クリンダマイシン、ドキシサイクリン、レボフロキサシン、リネゾリド、メトロニダゾール、モキシフロキサシン、及びペニシリンがある。
真菌感染症を治療する際の併用療法の一部として使用され得る典型的な治療剤には、例えば、2−フェニルフェノール;8−ヒドロキシキノリンスルファート;アシベンゾラル−S−メチル;アルジモルフ;アミドフルメト;アンプロピルフォス;アンプロピルフォス−カリウム;アンドプリム;アニラジン;アザコナゾール;アゾキシストロビン;ベナラキシル;ベノダニル;ベノミル;ベンチアバリカルブ−イソプロピル;ベンザマクリル;ベンザマクリル−イソブチル;ビラナホス;ビナパクリル;ビフェニル;ビテルタノール;ブラストサイジン−S;ブロムコナゾール;ブチルアミン;多硫化カルシウム;カプシマイシン;カプタホール;キャプタン;カルベンダジム;カルボキシン;カルプロパミド;カルボン;キノメチオナート;クロベンチアゾン;クロルフェナゾール;クロロネブ;クロロタロニル;クロゾリネート;クロジラコン;シアゾファミド;シフルフェナミド;シモキサニル;シプロコナゾール;シプロジニル;シプロフラム;ダガー(Dagger)G;ダバカルブ;ジクロフルアニド;ジクロン;ジクロロフェン;ジクロシメット;ジクロメジン;ジクロラン;ジエトフェンカルブ;ジフェノコナゾール;ジフルメトリム;ジメチリモール;ジメトモルフ;ジモキシストロビン;ジニコナゾール;ジニコナゾール−M;ジノカップ;ジフェニルアミン;ジピリチオン;ジタリムホス;ジチアノン;ドジン;ドラゾキソロン;エジフェンホス;エポキシコナゾール;エタボキサム;エチリモール;エトリジアゾール;ファモキサドン;フェンアミドン;フェナパニル;フェナリモル;フェンブコナゾル;フェンフラム;フェンヘキサミド;フェニトロパン;フェノキサニル;フェンピクロニル;フェンプロピジン;フェンプロピモルフ;フェルバム;フルアジナム;フルベンジミン;フルジオキソニル;フルメトベル;フルモルフ;フルオロミド;フルオキサストロビン;フルキンコナゾール;フルルプリミドール;フルシラゾール;フルスルファミド、ヘキサコナゾール;ヒメキサゾール;イミザリル;イミベンコナゾール;イミノクタジン三酢酸塩;イミノクタジントリス(アルベシル);アイオドカルブ;イプコナゾール;イプロベンホス;イプロジオン;イプロバリカルブ;イルママイシン;イソプロチオラン;イソバレジオン;カスガマイシン;クレソキシム−メチル;オキシフェンチイン;パクロブトラゾール;ペフラゾエート;ペンコナゾール;ペンシクロン;ホスダイフェン;フタリド;ピコキシストロビン;ピペラリン;ポリオキシン;ポリオキソリム;プロベナゾール;プロクロラズ;プロシミドン;プロパモカルブ;プロパノシン−ナトリウム;プロピコナゾール;プロピネブ;プロキナジド;プロチオコナゾール;ピラクロストロビン;ピラゾホス;ピリフェノックス;ピリメタニル;ピロキロン;ピロキシフル;ピロールニトリン(pyrrolenitrine);テトラコナゾール;チアベンダゾール;チシオフェン;チフルザミド;チオファネート−メチル;チラム;チオキシミド;トリシクラゾール;トリデモルフ;トリフロキシストロビン;トリフルミゾール;トリホリン;トリチコナゾル;ウニコナゾール;バリダマイシンA;ビンクロゾリン;ジネブ;ジラム;及びゾキサミドがある。
アリールジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジンスルホンアミド又は関連化合物(例えば、式I、I−A、IIの化合物、又はI項中の他の化合物)及び追加の治療剤の量並びに投与の相対的なタイミングは、所望の併用治療効果を達成するために選択され得る。例えば、そのような投与を必要とする患者に併用療法を投与する場合、組み合わせた治療剤又は治療剤を含む医薬組成物若しくは複数の組成物は、例えば、連続的に、並行して、共に、同時になど、どのような順序でも投与できる。さらに、例えば、アリールジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジンスルホンアミド又は関連化合物(例えば、式I、I−A、IIのいずれか1つの化合物、又はI項中の他の化合物)を、追加の治療剤がその予防効果又は治療効果を発揮している間に投与でき、逆も同様である。
併用療法に使用される有効成分の投与量及び用量レジメンは、担当の臨床医により決定できる。特定の実施形態において、アリールジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジンスルホンアミド又は関連化合物(例えば、式I、I−A、IIのいずれか1つの化合物、又はI項中の他の化合物)及び追加の治療剤は、そのような薬剤が疾患の治療のための単独療法に使用される場合に通常利用される投与量で投与される。他の実施形態において、アリールジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジンスルホンアミド又は関連化合物(例えば、式I、I−A、IIのいずれか1つの化合物、又はI項中の他の化合物)及び追加の治療剤は、そのような薬剤が疾患の治療のための単独療法に使用される場合に通常利用される投与量より低い投与量で投与される。特定の実施形態において、アリールジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジンスルホンアミド又は関連化合物(例えば、式I、I−A、IIのいずれか1つの化合物、又はI項中の他の化合物)及び追加の治療剤は、経口投与に好適な同じ組成物中に存在する。
特定の実施形態において、アリールジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジンスルホンアミド又は関連化合物(例えば、式I、I−A、IIのいずれか1つの化合物、又はI項中の他の化合物)及び追加の治療剤は、相加的にも、相乗的にも作用し得る。相乗的な組み合わせは、併用療法の1種以上の薬剤のより低い用量の利用及び/又は1種以上の薬剤の頻度の低い投与を可能にし得る。1種以上の薬剤のより低い用量又はより頻度の低い投与は、療法の効能を低下させずに、療法の毒性を低下させ得る。
本発明の別の態様は、治療上有効な量のアリールジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジンスルホンアミド又は関連化合物(例えば、式I、I−A、IIのいずれか1つの化合物、又はI項中の他の化合物)、薬学的に許容できる担体、ビヒクル、又は希釈剤、及び任意選択で少なくとも1種の先に列記された追加治療剤を含むキットである。
本明細書での句「治療上有効量」は、あらゆる医療に適用可能な妥当なベネフィット/リスク比で、動物における少なくとも細胞の亜集団にいくらかの所望の治療効果を生み出すのに有効な化合物、物質、又は本発明の化合物を含む組成物の量を意味する。
句「薬学的に許容できる」は、健全な医学的判断の範囲内で、過度な毒性、刺激、アレルギー反応、又は他の問題若しくは合併症なしに、ヒト及び動物の組織と接触して使用するのに好適であり、妥当なベネフィット/リスク比に釣り合う化合物、物質、組成物、及び/又は剤形を指すように本明細書で使用される。
ラウリル硫酸ナトリウム及びステアリン酸マグネシウムなどの湿潤剤、乳化剤、及び滑沢剤、並びに着色剤、離型剤、コーティング剤、甘味剤、着香剤及び芳香剤、保存剤、並びに酸化防止剤も、組成物に存在してよい。
薬学的に許容できる酸化防止剤の例には、(1)水溶性酸化防止剤、例えば、アスコルビン酸、システイン塩酸塩、硫酸水素ナトリウム、ピロ亜硫酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウムなど;(2)油溶性酸化防止剤、例えば、パルミチン酸アスコルビル、ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)、ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)、レシチン、没食子酸プロピル、α−トコフェロールなど;及び(3)金属キレート剤、例えば、クエン酸、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ソルビトール、酒石酸、リン酸などがある。
本発明の製剤には、経口、鼻腔内、局所(頬側及び舌下を含む)、直腸、膣内及び/又は非経口投与に好適なものがある。製剤は、簡便には、単位剤形に呈されることができ、調剤の技術分野に周知であるあらゆる方法により調製できる。担体材料と組み合わせて単一の剤形を生み出し得る有効成分の量は、治療される宿主、特定の投与様式によりさまざまである。担体材料と組み合わせて単一の剤形を生み出し得る有効成分の量は、一般的に治療効果を生み出す化合物の量である。一般的に、100パーセントのうち、この量は、約0.1パーセントから約99パーセントの有効成分、好ましくは約5パーセントから約70パーセント、最も好ましくは約10パーセントから約30パーセントの範囲である。
特定の実施形態において、本発明の製剤は、シクロデキストリン、セルロース、リポソーム、ミセル形成剤、例えば胆汁酸、及びポリマー性担体、例えば、ポリエステル及びポリ無水物からなる群から選択される賦形剤;並びに本発明の化合物を含む。特定の実施形態において、上述の製剤は、本発明の化合物を経口投与可能にする。
これらの製剤又は組成物を調製する方法は、本発明の化合物と、担体、及び、任意選択で、1種以上の副成分とを混合させる工程を含む。一般的に、製剤は、本発明の化合物と、液体担体、若しくは微粉砕された固体担体、又は両方とを均一且つ完全に混合し、次いで、必要な場合、生成物を付形することにより調製される。
経口投与に好適な本発明の製剤は、それぞれ所定の量の本発明の化合物を有効成分として含む、カプセル剤、カシェ剤、丸剤、錠剤、ロゼンジ剤(香味の付いた基剤、通常スクロース及びアラビアゴム又はトラガカントを使用)、散剤、顆粒剤の形態で、又は、水性又は非水性液体中の液剤若しくは懸濁剤として、又は水中油型若しくは油中水型液体乳剤として、又はエリキシル剤若しくはシロップ剤として、又は香錠として(不活性な基剤、ゼラチン及びグリセリン、又はスクロース及びアラビアゴムなどを使用)、及び/又は洗口剤としてあり得る。本発明の化合物は、ボーラス剤、舐剤、又はペースト剤としても投与できる。
経口投与用の本発明の固体剤形において(カプセル剤、錠剤、丸剤、糖衣錠剤、散剤、顆粒剤、トローチ剤など)、有効成分は、クエン酸ナトリウム若しくはリン酸二カルシウムなどの1種以上の薬学的に許容できる担体及び/又は下記のいずれとも混合される:(1)スターチ、ラクトース、スクロース、グルコース、マンニトール、及び/又はケイ酸などの充填剤又は増量剤;(2)例えば、カルボキシメチルセルロース、アルギナート、ゼラチン、ポリビニルピロリドン、スクロース、及び/又はアラビアゴムなどの結合剤;(3)グリセロールなどの保水剤;(4)寒天、炭酸カルシウム、ポテトスターチ又はタピオカスターチ、アルギン酸、特定のケイ酸塩、及び炭酸ナトリウムなどの崩壊剤;(5)パラフィンなどの溶解遅延剤;(6)四級アンモニウム化合物などの吸収促進剤、並びにポロキサマー及びラウリル硫酸ナトリウムなどの界面活性剤;(7)例えば、セチルアルコール、グリセロールモノステアラート、及び非イオン性界面活性剤などの湿潤剤;(8)カオリン及びベントナイト粘土などの吸収剤;(9)タルク、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、固形のポリエチレングリコール、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸、及びこれらの混合物などの滑沢剤;(10)着色剤;並びに(11)クロスポビドン又はエチルセルロースなどの制御放出作用物質。カプセル剤、錠剤及び丸剤の場合、医薬組成物は、緩衝剤を含み得る。類似の種類の固体組成物は、軟質及び硬質ゼラチンカプセルにおいて、ラクトース又は乳糖などの賦形剤、並びに高分子量ポリエチレングリコールなどを使用して充填剤としても利用され得る。
錠剤は、任意選択で1種以上の副成分と共に圧縮又は成形することにより製剤できる。打錠剤は、結合剤(例えば、ゼラチン又はヒドロキシプロピルメチルセルロース)、滑沢剤、不活性な希釈剤、保存剤、崩壊剤(例えば、デンプングリコール酸ナトリウム又は架橋カルボキシメチルセルロースナトリウム)、界面活性剤又は分散化剤を使用して調製できる。湿製錠は、好適な機械中で、不活性な液体希釈剤により湿らされた粉末化された化合物の混合物を成形することにより製造できる。
糖衣錠剤、カプセル、丸剤、及び顆粒剤など、本発明の医薬組成物の錠剤及び他の固体剤形は任意選択で、割線を入れても、腸溶性コーティング及び医薬製剤分野に周知である他のコーティングなどのコーティング及びシェルと共に調製してもよい。それらは、例えば、所望の放出プロファイルを与える種々の比率のヒドロキシプロピルメチルセルロース、他のポリマーマトリックス、リポソーム、及び/又はミクロスフィアを使用して、その中の有効成分の緩徐放出又は制御放出を与えるように製剤され得る。それは、迅速な放出のために製剤してもよく、例えば凍結乾燥してもよい。それらは、例えば、細菌捕捉フィルターに通す濾過により、又は滅菌された固体組成物の形態の滅菌剤を組み込むことにより滅菌することができ、それを、使用直前に、滅菌された水、又はなんらかの他の滅菌された注射媒体に溶かすことができる。これらの組成物は、任意選択で乳白剤も含んでよく、消化管の特定の部分のみで、又は優先的に、有効成分を任意選択で遅延して放出する組成であり得る。使用できる埋め込み組成物の例には、ポリマー性物質及び蝋がある。有効成分は、適切な場合、上述の賦形剤の1つ以上と共にマイクロカプセル化された形態であってもよい。
本発明の化合物の経口投与用の液体剤形には、薬学的に許容できるエマルション、マイクロエマルション、液剤、懸濁剤、シロップ剤、及びエリキシル剤がある。有効成分の他に、液体剤形は、当技術分野に通常使用される不活性な希釈剤、例えば、水又は他の溶媒、可溶化剤、及び乳化剤、例えば、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、炭酸エチル、酢酸エチル、ベンジルアルコール、安息香酸ベンジル、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、油(とりわけ、綿実油、落花生油、トウモロコシ油、胚芽油、オリーブ油、ヒマシ油、及びゴマ油)、グリセロール、テトラヒドロフリルアルコール、ポリエチレングリコール、及びソルビタンの脂肪酸エステル、並びにこれらの混合物などを含み得る。
懸濁剤は、活性化合物の他に、例えば、エトキシ化イソステアリルアルコール、ポリオキシエチレンソルビトール及びソルビタンエステル、微結晶性セルロース、アルミニウムメタヒドロキシド、ベントナイト、寒天及びトラガカント、並びにこれらの混合物などの懸濁化剤を含み得る。
直腸又は膣内投与用の本発明の医薬組成物の製剤は、坐剤として呈することができ、それは、1種以上の本発明の化合物を、例えば、ココアバター、ポリエチレングリコール、坐剤ワックス又はサリチラートを含む1種以上の好適な非刺激性の賦形剤又は担体と混合することにより調製でき、それは、室温で固体であるが、体温で液体であり、したがって直腸又は膣内で融けて活性化合物を放出する。
膣内投与に好適な本発明の製剤は、当技術分野に適切であると知られている担体を含むペッサリー、タンポン、クリーム剤、ゲル剤、ペースト剤、フォーム剤又はスプレー製剤も含む。
本発明の化合物の局所又は経皮投与用の剤形には、散剤、スプレー剤、軟膏剤、ペースト剤、クリーム剤、ローション剤、ゲル剤、液剤、パッチ剤、及び吸入剤がある。活性化合物を、滅菌条件下で、薬学的に許容できる担体と、及び必要となり得る保存剤、緩衝剤、又は噴射剤と混合できる。
軟膏剤、ペースト剤、クリーム剤、及びゲル剤は、本発明の活性化合物の他に、動物性及び植物性の脂肪、脂、蝋、パラフィン、スターチ、トラガカント、セルロース誘導体、ポリエチレングリコール、シリコーン、ベントナイト、ケイ酸、タルク、及び酸化亜鉛、又はこれらの混合物などの賦形剤を含み得る。
散剤及びスプレーは、本発明の化合物の他に、ラクトース、タルク、ケイ酸、水酸化アルミニウム、カルシウムシリケート及びポリアミドパウダー、又はこれらの物質の混合物などの賦形剤を含み得る。スプレーは、クロロフルオロハイドロカーボン並びにブタン及びプロパンなどの揮発性の非置換の炭化水素などの通常の噴射剤をさらに含み得る。
経皮パッチは、本発明の化合物の体への制御された送達を与える付加的な利点を有する。そのような剤形は、化合物を適切な媒体に溶解又は分散させることにより製造できる。吸収促進剤を使用して、皮膚を越えた化合物の流れを増加させることができる。そのような流れの速度は、速度制御膜を提供することにより、又は化合物をポリマーマトリックス若しくはゲルに分散させることにより制御できる。
非経口投与に好適な本発明の医薬組成物は、1種以上の本発明の化合物を、1種以上の薬学的に許容できる滅菌の等張性水溶液又は非水溶液、分散液、懸濁液、又は乳液、又は使用直前に滅菌の注射剤溶液若しくは分散液に再構成できる滅菌散剤と組み合わされて含むが、それらは、糖類、アルコール類、酸化防止剤、緩衝剤、静菌剤、意図される受容者の血液と製剤を等張性にする溶質、又は懸濁化剤若しくは増粘剤を含み得る。
本発明の医薬組成物に利用され得る好適な水性及び非水性の担体の例には、水、エタノール、ポリオール(グリセロール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコールなど)、及びこれらの好適な混合物、オリーブ油などの植物油、並びにオレイン酸エチルなどの注射用の有機エステルがある。例えば、レシチンなどのコーティング材料の使用により、分散剤の場合に要求される粒径の維持により、及び界面活性剤の使用により、適正な流動性を維持できる。
これらの組成物は、保存剤、湿潤剤、乳化剤、及び分散化剤などの補助剤も含み得る。対象化合物上の微生物の作用の予防は、種々の抗菌剤及び抗真菌剤、例えば、パラベン、クロロブタノール、フェノールソルビン酸などの包含により確保され得る。糖類、塩化ナトリウムなどの等張剤を組成物に含むことが望ましいこともある。さらに、注射用医薬形態の延長された吸収は、モノステアリン酸アルミニウム及びゼラチンなど、吸収を遅らせる作用物質の包含によりもたらされ得る。
いくつかの場合では、薬物の作用を延長させるため、皮下注射又は筋肉内注射からの薬物の吸収を遅くすることが望ましい。これは、水溶性に乏しい結晶性又は非晶質の物質の液体懸濁剤の使用により達成できる。その場合、薬物の吸収速度は、その溶解速度に依存し、それは、結晶の大きさ及び結晶形に依存し得る。或いは、非経口投与された薬物形態の遅延された吸収は、薬物を油性ビヒクルに溶解又は懸濁させることにより達成される。
注射可能なデポ形態は、対象化合物のポリラクチド−ポリグリコリドなどの生分解性ポリマー中のマイクロカプセルマトリックスを形成することにより製造される。薬物とポリマーの比率及び利用される特定のポリマーの性質によって、薬物放出の速度を制御できる。他の生分解性ポリマーの例には、ポリ(オルトエステル)及びポリ(無水物)がある。デポ注射用製剤は、体組織と適合性があるリポソーム又はマイクロエマルションに薬物を捕捉することによっても調製される。
本発明の化合物が医薬としてヒト及び動物に投与される場合、それらは、それ自体でも、例えば、0.1〜99%(より好ましくは、10〜30%)の有効成分を薬学的に許容できる担体と組み合わせて含む医薬組成物としても与えることができる。
本発明の調合物は、経口的に、非経口的に、局所的に、又は直腸内に与えることができる。それらは、もちろん、各投与経路に好適な形態で与えられる。例えば、それらは、錠剤又はカプセル形態で、注射により、吸入、洗眼液、軟膏、坐剤など、注射、注入、又は吸入による投与;ローション又は軟膏による局所;及び坐剤による直腸内に投与される。経口投与が好ましい。
本明細書での句「非経口投与」及び「非経口投与された」は、腸内及び局所投与以外の、通常注射による投与様式を意味し、非限定的に、静脈内、筋肉内、動脈内、髄腔内、嚢内、眼窩内、心臓内、皮内、腹腔内、経気管、皮下、表皮下、関節内、被膜下、くも膜下、髄腔内、及び胸骨内の注射及び注入を含む。
本明細書での句「全身投与」、「全身投与された」、「末梢投与」、及び「末梢投与された」は、患者の系に入り、そのため、代謝及び他の同様なプロセスを受けるような、例えば、皮下投与などの、化合物、薬物、又は他の物質の、直接中枢神経系に入る以外の投与を意味する。
これらの化合物を、経口的、例えばスプレーによる鼻腔内、直腸内、膣内、非経口的、大槽内、及び散剤、軟膏剤、又は点眼剤による、頬側及び舌下を含む局所的を含むあらゆる好適な投与経路により、療法のためにヒト及び他の動物に投与できる。
選択された投与経路にかかわらず、本発明の化合物は、好適な水和形態及び/又は本発明の医薬組成物で使用でき、当業者に公知である従来の方法により薬学的に許容できる剤形に製剤される。
本発明の医薬組成物中の有効成分の実際の用量段階は、患者にとって毒性ではなく、特定の患者、組成物、及び投与様式に、所望の治療応答を達成するのに有効な有効成分の量を得るために様々になり得る。
選択された用量レベルは、利用される本発明の特定の化合物、又はそのエステル、塩、若しくはアミドの活性、投与経路、投与の時間、利用されている特定の化合物の排泄又は代謝の速度、吸収の速度及び程度、治療期間、利用されている特定の化合物と組み合わせて使用される他の薬物、化合物、及び/又は物質、治療されている患者の年齢、性別、体重、状態、全身の健康、及び以前の病歴、並びに医療技術分野に周知である同様の因子を含む種々の因子に依存する。
当技術分野の通常の技量を有する医師又は獣医は、要求される医薬組成物の有効量を容易に決定し、処方することができる。例えば、医師又は獣医であれば、医薬組成物に使用される本発明の化合物の投与量を、所望の治療効果を得るために要求されるレベルより低いレベルで開始し、所望の効果が得られるまで徐々に用量を増加させることができるだろう。
一般に、本発明の化合物の好適な1日量は、治療効果を生み出すのに有効な最低投与量である化合物の量である。そのような有効な投与量は、一般的に上述の因子に依存する。好ましくは、化合物は、約0.01mg/kgから約200mg/kg、より好ましくは約0.1mg/kgから約100mg/kg、さらにより好ましくは約0.5mg/kgから約50mg/kgで投与される。本明細書に記載される化合物が別の薬剤(例えば、増感剤)と共投与される場合、有効量は、薬剤が単独使用される場合よりも少なくなり得る。
所望の場合、活性化合物の有効な1日量を、1日の間に適切な間隔で別々に投与される2、3、4、5、6以上の副用量として、任意選択で単位剤形で投与できる。好ましい投薬は、1日1回の投与である。
本発明は、本明細書に記載される医学的障害の治療のための、本明細書に記載されるアリールジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジンスルホンアミド又は関連化合物を治療上有効な量で含む単位剤形(錠剤又はカプセルなど)をさらに提供する。
現在全般的に説明されている本発明は、以下の実施例を参照してより容易に理解されるが、それらは、本発明の特定の態様及び実施形態の説明のためにのみ含められ、本発明を限定することが意図されない。本明細書に記載される出発物質は、商業的供給源から得ることも、当業者に公知である変換を利用して市販の物質から容易に調製することもできる。
実施例1−(S)−3−(6−(2,3−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパン酸の合成
パートI−ジメチル(R)−2−ヒドロキシペンタンジオアートの合成
(2R)−5−オキソテトラヒドロ−2−フランカルボン酸(25g、192mmol)のメタノール(300mL)中の混合物に、濃塩化水素(0.5mL)を加え、混合物を一晩還流した。反応混合物を周囲温度に冷却し、固体の炭酸水素ナトリウムを加え、生じた混合物を20分間スラリー化した。次に、混合物を濾過し、濃縮すると、ジメチル(R)−2−ヒドロキシペンタンジオアート(34.7g、100%)を得た。
パートII−ジメチル(S)−2−(4−ブロモ−2−ニトロフェノキシ)ペンタンジオアートの合成
ジメチル(R)−2−ヒドロキシペンタンジオアート(33.8g、192mmol)、4−ブロモ−2−ニトロフェノール(50.2g、230mmol)、及びトリフェニルホスフィン(60.4g、230mmol)の、活性化されたモレキュラーシーブを含む0℃のジクロロメタン(300mL)中の溶液に、ジイソプロピルアゾジカルボキシラート(45.4mL、230mmol)のジクロロメタン(50mL)溶液を滴加した。反応混合物を0℃で20分間撹拌し、次いで、周囲温度で一晩撹拌した。次に、反応混合物を濃縮し、残渣をシリカの大きいパッドに通して流し、ジクロロメタン(約6L)により溶離させることによりトリフェニルホスフィンオキシドを除去した。溶離した物質は、標記化合物と少量の残存フェノールとの混合物であった。溶離した物質を酢酸エチルに再溶解させ、1M水酸化ナトリウムで4回洗浄し、ブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮すると、ジメチル(S)−2−(4−ブロモ−2−ニトロフェノキシ)ペンタンジオアート(62.84g、87%)を透明な油として与えた。
パートIII−メチル(S)−3−(6−ブロモ−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパノアートの合成
メカニカルスターラーを備えたフラスコに、ジメチル(S)−2−(4−ブロモ−2−ニトロフェノキシ)ペンタンジオアート(62.84g、167mmol)及び酢酸(500mL)を入れ、それに続いて鉄粉(46.7g、835mmol)を周囲温度で入れた。2時間60℃に加熱した。熱いままセライトのパッドに通して濾過し、酢酸エチル(900mL)で洗浄した。濾液を水で3回洗浄し、ブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮すると、メチル(S)−3−(6−ブロモ−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパノアート(48.06g、92%)を白色の固体として与えた。
パートIV−メチル(S)−3−(6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパノアートの合成
0℃の無水テトラヒドロフラン(200mL)中のメチル(S)−3−(6−ブロモ−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパノアート(24.46g、77.9mmol)に、ボラン−メチルスルフィド錯体(19.5mL、195mmol)を滴加した。反応混合物を1時間50℃に加熱した。次いで、反応混合物を0℃に冷却し、次に、メタノール(150mL)を加えることにより注意深くクエンチした。生じた混合物を1時間60℃に加熱し、次いで濃縮すると残渣を与えた。残渣を、水と酢酸エチルとの間で分配した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮し、混合物に提供した。混合物を、ヘキサン中5−50%酢酸エチルの勾配により溶離するカラムクロマトグラフィーにより精製すると、メチル(S)−3−(6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパノアート(17.97g、77%)を白色の固体として与えた。
パートV−(S)−メチル3−(6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパノアートの合成
メチル(S)−3−(6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパノアート(10.0g、33.3mmol)のピリジン(60mL)溶液に、3−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホニルクロリド(8.96g、36.6mmol)を加えた。混合物を50℃で4時間加熱し、次いで冷却し、次に濃縮すると残渣を与えた。残渣を、酢酸エチルと1NのHClとの間で分配した。有機層を、1NのHCl、ブラインで2回洗浄し、乾燥させた(Na
2SO
4)。溶液に活性炭を加え、次いで混合物をスラリー化し、次に、セライトに通して濾過した。濾液を、少量のシリカ上に濃縮し、残渣を、ヘキサン中の酢酸エチルの勾配により溶離するMPLCにより精製した。主なUV成分を濃縮すると、(S)−メチル3−(6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパノアート(14.75g、87%)を与えた。
パートVI−メチル(S)−3−(6−(2,3−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパノアートの合成
(S)−メチル3−(6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)−スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパノアート(200mg、0.39mmol)、トルエン(5mL)、炭酸ナトリウム(125mg、1.17mmol)、エタノール(1mL)、水(1mL)、(2,3−ジフルオロ−フェニル)ボロン酸(124.7mg、0.79mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(46mg、0.04mmol)の撹拌されている混合物を、90℃で3時間加熱した。次いで、混合物を冷却し、酢酸エチルと水との間で分配した。有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮すると残渣を与えた。残渣を、石油エーテル中25%酢酸エチルにより溶離するMPLCにより精製すると、メチル(S)−3−(6−(2,3−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパノアート(185mg、87%)を黄色の油として与えた。
パートVII−(S)−3−(6−(2,3−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパン酸の合成
メチル(S)−3−(6−(2,3−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパノアート(185mg、0.34mmol)、テトラヒドロフラン(6mL)、水酸化リチウム(86mg、2.05mmol)、及び水(2mL)の混合物を室温で4時間撹拌した。次いで、混合物を濃縮し、生じた残渣を水(5mL)に溶解させた。水性混合物に、1M塩化水素を加えてpHを1に調整した。次いで、混合物を、ジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。生じた残渣を、0.05%トリフルオロ酢酸を含む水中の56〜70%アセトニトリルの勾配により溶離する分取HPLCにより精製すると、(S)−3−(6−(2,3−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパン酸(56.4mg、31%)を白色の固体として与えた。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3)δ 7.97(s,2H),7.81−7.90(m,2H),7.61(m,1H),7.29(m,1H),7.02−7.20(m,3H),6.92(d,J=8.4Hz,1H),4.39(dd,J=2.4Hz,14.4Hz,1H),3.67(m,1H),3.30(m,1H),2.54−2.65(m,2H),1.85−2.02(m,2H).(ES,m/z):(M+H)
+528.
実施例2−追加のアリールスルホニル−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパン酸の調製
表2及び2A中の化合物を、実施例1及び発明を実施するための形態に記載の実験手順に基づいて調製した。例示的な化合物の1H NMRデータを表2Bに与える。
実施例3−(S)−3−(4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−6−(4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパン酸の合成
パートI−メチル(S)−3−(6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパノアートの合成
メチル(S)−3−(6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパノアート(5g、16.7mmol)、エチレングリコールジメチルエーテル(50mL)、酢酸カリウム(6.55g、66.7mmol)、4,4,5,5−テトラメチル−2−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,3,2−ジオキサボロラン(8.5g、33.5mmol)、及びジクロロメタンとの[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)錯体(1.22g、1.67mmol)の混合物を、90℃で3時間撹拌した。次いで、混合物を濃縮し、生じた残渣を、石油エーテル中の16%酢酸エチルの勾配により溶離してMPLCにより精製すると、メチル(S)−3−(6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパノアート(7.0g)を黄色の油として与えた。
パートII−メチル(S)−3−(6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパノアートの合成
メチル(S)−3−(6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパノアート(1g、2.88mmol)、ピリジン(10mL)、3−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1−スルホニルクロリド(1.05g、4.29mmol)、及び4−ジメチルアミノピリジン(170mg、1.39mmol)の混合物を室温で一晩撹拌した。次いで、混合物を濃縮し、生じた残渣を、石油エーテル中の33%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、メチル(S)−3−(6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパノアート(1.2g、75%)を黄色の油として与えた。
パートIII−メチル(S)−3−(4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−6−(4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパノアートの合成
メチル(S)−3−(6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパノアート(150mg、0.27mmol)、2−クロロ−4−(トリフルオロメチル)ピリジン(73.4mg、0.40mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(15.6mg、0.01mmol)、炭酸ナトリウム(85.9mg)、トルエン(3mL)、エタノール(1mL)、及び水(1mL)の混合物を90℃で2時間撹拌した。次いで、混合物を酢酸エチルと水との間で分配した。有機層を濃縮し、生じた残渣を、石油エーテル中の33%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、メチル(S)−3−(4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−6−(4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパノアート(130mg、84%)を白色の固体として与えた。
パートIV−(S)−3−(4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−6−(4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパン酸の合成
実施例1、パートVIIの手順に基づき、(S)−3−(4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−6−(4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパン酸を調製した。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.89(d,J=5.1Hz,1H),8.59(d,J=2.2Hz,1H),8.08−7.95(m,4H),7.88−7.74(m,2H),7.61(dd,J=5.0,1.3Hz,1H),7.00(d,J=8.6Hz,1H),4.48(dd,J=14.4,2.4Hz,1H),3.57(m,1H),3.36(m,1H),2.54−2.38(m,2H),2.01−1.78(m,2H).(ES,m/z):(M+H)
+561.
実施例4−追加のアリールスルホニル−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパン酸の調製
表3及び3A中の化合物を、実施例3及び発明を実施するための形態に記載の実験手順に基づいて調製した。例示的な化合物の1H NMRデータを表3Bに与える。
実施例5−(S)−3−(6−(3−クロロフェニル)−4−((4−フルオロ−3−メトキシフェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパン酸の合成
パートI−メチル(S)−3−(6−(3−クロロフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパノアートの合成
(3−クロロフェニル)ボロン酸(4.99g、31.91mmol)、メチル(S)−3−(6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパノアート(4.8g、15.99mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(1.8g、1.56mmol)、炭酸ナトリウム(5.1g、48.12mmol)、トルエン(100mL)、メタノール(10mL)、及び水(10mL)の混合物を80℃で一晩撹拌した。次いで、混合物を酢酸エチルと水との間で分配した。有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。生じた残渣を、石油エーテル中10〜20%酢酸エチルの勾配により溶離してMPLCにより精製すると、メチル(S)−3−(6−(3−クロロフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパノアート(2.2g、41%)を白色の固体として与えた。
パートII−メチル(S)−3−(6−(3−クロロフェニル)−4−((4−フルオロ−3−メトキシフェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパノアートの合成
メチル(S)−3−(6−(3−クロロフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパノアート(200mg、0.60mmol)、4−フルオロ−3−メトキシベンゼン−1−スルホニルクロリド(406mg、1.81mmol)、ピリジン(237mg、3.00mmol)、及びジクロロメタン(20mL)の混合物を、室温で一晩撹拌した。次いで、溶液のpH値を、1M塩化水素により3〜4に調整した。次に、生じた溶液をジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。生じた残渣を、石油エーテル中10〜20%酢酸エチルの勾配により溶離してMPLCにより精製すると、メチル(S)−3−(6−(3−クロロフェニル)−4−((4−フルオロ−3−メトキシフェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパノアート(250mg、80%)を薄黄色の油として与えた。
パートIII−(S)−3−(6−(3−クロロフェニル)−4−((4−フルオロ−3−メトキシフェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパン酸の合成
実施例1、パートVIIの手順に基づき、(S)−3−(6−(3−クロロフェニル)−4−((4−フルオロ−3−メトキシフェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパン酸を調製した。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.10(s,1H),7.60(m,1H),7.56(d,J=8.0Hz,1H),7.47−7.41(m,2H),7.37−7.26(m,3H),7.21(d,J=8.0Hz,1H),6.96(d,J=8.0Hz,1H),4.42(dd,J=14.4Hz,2.4Hz,1H),3.72(s,3H),3.43(m,1H),3.23(dd,J=14.4Hz,2.4Hz,1H),2.46(t,J=7.2Hz,2H),1.95−1.75(m,2H).(ES,m/z):(M+Na)
+527.95.
実施例6−追加のアリール及びヘテロアリールスルホニル−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパン酸の調製
表4中の化合物を、実施例5及び24並びに発明を実施するための形態に記載の実験手順に基づいて調製した。表4の例示的な化合物の1H NMRデータを表4Aに与える。
実施例7−(S)−3−(7−クロロ−6−(3−クロロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパン酸の合成
パートI−4−ブロモ−5−クロロ−2−ニトロフェノールの合成
65%硝酸(3.6mL、52mmol)の酢酸(9.8mL)溶液を、4−ブロモ−3−クロロフェノール(10.13g、48.83mmol)の酢酸(16.3mL)中の撹拌されている溶液に滴加し、混合物を室温で1時間撹拌した。次に、氷水を反応混合物に加え、生じた混合物をジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機層を濃縮し、生じた残渣を、石油エーテル中10〜33%酢酸エチルの勾配により溶離してMPLCにより精製すると、4−ブロモ−5−クロロ−2−ニトロフェノール(10.58g、86%)を赤色の固体として与えた。
パートII−(S)−ジメチル2−(4−ブロモ−5−クロロ−2−ニトロフェノキシ)ペンタンジオアートの合成
1,5−ジメチル(2R)−2−ヒドロキシペンタンジオアート(5.80g、32.9mmol)、4−ブロモ−5−クロロ−2−ニトロフェノール(9.97g、39.5mmol)、ジクロロメタン(160mL)、及びトリフェニルホスフィン(12.9g、49.2mmol)の0℃の撹拌されている溶液に、ジイソプロピルアゾジカルボキシラート(7.4mL、39mmol)を滴加した。混合物を室温で一晩撹拌し、次いで、飽和炭酸水素ナトリウム(500mL)で希釈した。混合物をジクロロメタンで3回抽出した。有機層を合わせて、濃縮した。生じた残渣を、石油エーテル中10〜66%酢酸エチルの勾配により溶離してMPLCにより精製すると、(S)−ジメチル2−(4−ブロモ−5−クロロ−2−ニトロフェノキシ)ペンタンジオアート(20.06g)を黄色の固体として与えた。
パートIII−(S)−メチル3−(6−ブロモ−7−クロロ−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパノアートの合成
(S)−ジメチル2−(4−ブロモ−5−クロロ−2−ニトロフェノキシ)ペンタンジオアート(13.5g、32.9mmol)、酢酸(100mL)、及び鉄粉(15.0g、0.27mol)の混合物を100℃で1時間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を濃縮した。生じた残渣を飽和炭酸水素ナトリウムにより希釈し、ジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機層を濃縮し、生じた残渣を、石油エーテル中20〜50%酢酸エチルの勾配により溶離してMPLCにより精製すると、(S)−メチル3−(6−ブロモ−7−クロロ−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパノアート(11.5g)を薄茶色の固体として与えた。
パートIV−メチル(S)−3−(6−ブロモ−7−クロロ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパノアートの合成
10MのボランジメチルスルフィドのTHF溶液(4.3mL、43mmol)を、(S)−メチル3−(6−ブロモ−7−クロロ−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパノアート(11.5g、33mmol)のテトラヒドロフラン(100mL)溶液に滴加した。溶液を室温で一晩撹拌し、次いで、メタノール(100mL)をゆっくり添加してクエンチした。生じた混合物を濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウムにより希釈し、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を濃縮し、生じた残渣を、石油エーテル中20〜50%酢酸エチルの勾配により溶離してMPLCにより精製すると、(S)−メチル3−(6−ブロモ−7−クロロ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]−オキサジン−2−イル)プロパノアート(15.0g)を桃色の固体として与えた。
パートV−メチル(S)−3−(6−ブロモ−7−クロロ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパノアートの合成
メチル(S)−3−(6−ブロモ−7−クロロ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパノアート(1g、2.99mmol)、ジクロロメタン(15mL)、ピリジン(1.2g、15.2mmol)、3−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1−スルホニルクロリド(880mg、3.60mmol)、及び4−ジメチルアミノピリジン(0.18g)の混合物を室温で一晩撹拌した。次いで、混合物をジクロロメタンにより希釈し、1M塩化水素で2回洗浄した。有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。生じた残渣を、石油エーテル中20%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、メチル(S)−3−(6−ブロモ−7−クロロ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパノアート(1.0g、62%)を固体として与えた。
パートVI−メチル(S)−3−(7−クロロ−6−(3−クロロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパノアートの合成
メチル(S)−3−(6−ブロモ−7−クロロ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパノアート(150mg、0.28mmol)、(3−クロロフェニル)ボロン酸(65mg、0.42mmol)、炭酸ナトリウム(88mg、0.83mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(32mg、0.03mmol)、トルエン(6mL)、メタノール(2mL)、及び水(2mL)の混合物を90℃で3時間撹拌した。次いで、混合物を水により希釈し、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。生じた残渣を、石油エーテル中25%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、メチル(S)−3−(7−クロロ−6−(3−クロロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパノアート(100mg、63%)を無色の油として与えた。
パートVII−(S)−3−(7−クロロ−6−(3−クロロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパン酸の合成
実施例1、パートVIIの手順に基づき、(S)−3−(7−クロロ−6−(3−クロロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパン酸を調製した。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.01(dd,J=7.5,1.7Hz,2H),7.93(s,1H),7.74−7.87(m,2H),7.37−7.48(m,3H),7.32(m,1H),7.02(s,1H),4.44(dd,J=14.5,2.3Hz,1H),3.56−3.42(m,1H),3.26(m,1H),2.34−2.53(m,2H),1.71−1.98(m,2H).(ES,m/z):(M+H)
+560.
実施例8−(S)−3−(6−(3−クロロフェニル)−8−フルオロ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパン酸の合成
実施例7の手順に基づき、4−ブロモ−2−フルオロ−6−ニトロフェノールをフェノール出発物質として使用して、(S)−3−(6−(3−クロロフェニル)−8−フルオロ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパン酸を調製した。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.02(m,3H),7.85−7.80(m,2H),7.58(s,1H),7.52(d,J=8.0Hz,1H),7.45(d,J=24.0Hz,1H),7.39(d,J=8.0Hz,1H),7.29(d,J=12.0Hz,1H),4.51(dd,J=14.6,2.3Hz,1H),3.56(m,1H),3.35(m,1H),2.48(td,J=7.2,5.4Hz,2H),1.96(m,1H),1.85(m,1H).(ES,m/z):(M+H)
+544.
実施例9−(S)−1−(3−(6−(3−クロロフェニル)−8−フルオロ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパノイル)ピペリジン−4−カルボン酸の合成
パートI−メチル(S)−1−(3−(6−(3−クロロフェニル)−8−フルオロ−4−((3−(トリフルオロメチル)−フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパノイル)ピペリジン−4−カルボキシラートの合成
(S)−3−(6−(3−クロロフェニル)−8−フルオロ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパン酸(200mg、0.37mmol)、DMF(3mL)、メチルピペリジン−4−カルボキシラート(79mg、0.55mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(71.2mg、0.55mmol)、及びHATU(210mg、0.55mmol)の混合物を、室温で2時間撹拌した。生じた混合物を濃縮し、残渣を、石油エーテル中50%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、メチル(S)−1−(3−(6−(3−クロロフェニル)−8−フルオロ−4−((3−(トリフルオロメチル)−フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパノイル)ピペリジン−4−カルボキシラート(200mg、81%)を油として与えた。
パートII−(S)−1−(3−(6−(3−クロロフェニル)−8−フルオロ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパノイル)ピペリジン−4−カルボン酸の合成
実施例1、パートVIIの手順に基づき、(S)−1−(3−(6−(3−クロロフェニル)−8−フルオロ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパノイル)ピペリジン−4−カルボン酸を調製した。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.04(m,3H),7.84−7.80(m,2H),7.58(s,1H),7.53−7.40(m,3H),7.33(m,1H),4.53(dd,J=14.6,2.4Hz,1H),4.36(dd,J=13.1,5.3Hz,1H),3.93(dd,J=13.9,4.9Hz,1H),3.59(d,J=9.8Hz,1H),3.39(m,1H),3.19(m,1H),2.90(m,1H),2.60(qd,J=11.4,10.2,4.5Hz,3H),2.08−1.79(m,4H),1.72−1.48(m,2H).(ES,m/z):(M+Na)
+655.
実施例10−(S)−4−(6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2−メチルブタン−2−オールの合成
1MのメチルマグネシウムブロミドのTHF溶液(1.8mL、1.8mmol)を、メチル(S)−3−(6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパノアート(100mg、0.18mmol)の0℃のテトラヒドロフラン(10mL)中の撹拌されている溶液に滴加した。混合物を室温で一晩撹拌し、次いで濃縮した。生じた残渣を、0.05%トリフルオロ酢酸を含む水中の53〜83%アセトニトリルの勾配により溶離して分取HPLCにより精製すると、(S)−4−(6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2−メチルブタン−2−オール(27.1mg、27%)を白色の固体として与えた。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.03−7.92(m,4H),7.76(t,J=8.0Hz,1H),7.31−7.14(m,3H),7.08(ddt,J=9.0,7.1,3.4Hz,1H),6.90(d,J=8.5Hz,1H),4.43(dd,J=13.9,1.9Hz,1H),3.34(ddd,J=9.9,5.6,2.1Hz,1H),3.28−3.18(m,1H),1.69−1.52(m,3H),1.42(m,1H),1.18(s,6H).(ES,m/z):(M+H)
+542.
実施例11−(S)−5−(2−(6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)エチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オンの合成
パートI−(S)−3−(6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパンヒドラジドの合成
メチル(S)−3−(6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパノアート(150mg、0.28mmol)、抱水ヒドラジン(280mg)、及びメタノール(10mL)の混合物を50℃で一晩撹拌した。次いで、混合物を濃縮し、残渣を、石油エーテル中25%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、(S)−3−(6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパンヒドラジド(130mg、87%)を油として与えた。
パートII−(S)−5−(2−(6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)エチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オンの合成
(S)−3−(6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパンヒドラジド(130mg、0.24mmol)、テトラヒドロフラン(10mL)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(6mg、0.05mmol)の溶液に、トリホスゲン(35mg)のテトラヒドロフラン(1mL)溶液を0℃で滴加した。混合物を室温で2時間撹拌し、次いで濃縮した。生じた残渣を、0.05%トリフルオロ酢酸を含む水中の49〜79%アセトニトリルの勾配により溶離して分取HPLCにより精製すると、(S)−5−(2−(6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)エチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン(19.8mg、15%)を固体として与えた。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.06−7.98(m,2H),7.97(d,J=8.1Hz,1H),7.91(s,1H),7.78(t,J=7.9Hz,1H),7.29(m,1H),7.25−7.16(m,2H),7.11(td,J=8.7,4.2Hz,1H),6.92(d,J=8.5Hz,1H),4.47(dd,J=14.4,2.4Hz,1H),3.51(s,1H),3.35(m,1H),2.73(t,J=7.2Hz,2H),2.02(m,1H),1.90(m,1H).(ES,m/z):(M+H)
+568.
実施例12−tert−ブチル(S)−(2−(6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)エチル)カルバマートの合成
(S)−3−(6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)−フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパン酸(150mg、0.28mmol)、トルエン(10mL)、tert−ブタノール(5mL)、トリエチルアミン(43mg、0.42mmol)、及びジフェニルホスホリルアジド(102mg、0.37mmol)の混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、混合物をさらに1時間60℃に温め、次いで100℃で一晩加熱した。次に、混合物を冷却し、次いで、飽和炭酸水素ナトリウムにより希釈した。生じた混合物を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。生じた残渣を、石油エーテル中の33%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、tert−ブチル(S)−(2−(6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)エチル)カルバマート(54.9mg、32%)を白色の固体として与えた。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.06(d,J=8.0Hz,1H),8.04−7.97(m,3H),7.80(t,J=7.9Hz,1H),7.33−7.16(m,3H),7.12(m,1H),6.94(d,J=8.5Hz,1H),4.46(dd,J=14.2,2.5Hz,1H),3.59(m,1H),3.37(m,1H),3.29−3.11(m,2H),1.86−1.69(m,2H),1.47(s,9H).(ES,m/z):(M+H)
+599.
実施例13−(S)−N−(2−(6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)エチル)アセトアミドの合成
(S)−2−(6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)エタン−1−アミン(100mg、0.20mmol)、ジクロロメタン(5mL)、アセチルクロリド(23mg、0.3mmol)、及びトリエチルアミン(61mg、0.60mmol)の混合物を室温で30分間撹拌した。次いで、混合物をブラインとジクロロメタンとの間で分配した。有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。生じた残渣を、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中の58〜88%アセトニトリルの勾配により溶離して分取HPLCにより精製すると、(S)−N−(2−(6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)エチル)アセトアミド(80mg、74%)を白色の固体として与えた。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.10−7.97(m,4H),7.80(t,J=8.1Hz,1H),7.36−7.19(m,3H),7.10(m,1H),6.96(d,J=8.6Hz,1H),4.47(dd,J=14.4,2.5Hz,1H),3.59(m,1H),3.40−3.34(m,2H),3.27(m,1H),1.95(s,3H),1.86(m,1H),1.75(m,1H).(ES,m/z):(M+H)
+541.
実施例14−(S)−2−((6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオンの合成
パートI−メチル(2S)−2−(4−ブロモ−2−ニトロ−フェノキシ)−3−[tert−ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ−プロパノアートの合成
(2R)−3−[tert−ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ−2−ヒドロキシ−プロパノアート(28.6g、79.8mmol)[例えば、Goubert,Marlene et al.,Tetrahedron,63(34),8255−8266;2007参照]、4−ブロモ−2−ニトロフェノール(22.5g、103mmol)、及びトリフェニルホスフィン(27.1g、103mmol)の0℃のTHF(400mL)溶液に、ジイソプロピルアゾジカルボキシラート(20.5mL、104mmol)を加えた。反応混合物を放置して室温に温め、一晩撹拌した。次いで、反応混合物を濃縮し、生じた残渣をメチルtert−ブチルエーテル(400mL)に溶解させた。この溶液に、ヘキサン(500mL)をゆっくりと加えると、溶液は濁った。次に、溶液を一晩結晶化させ、混合物を濾過した。濾液を濃縮し、生じた残渣を、ヘキサン中の25%酢酸エチルにより溶離してシリカゲルのパッドに通す濾過により精製すると、メチル(2S)−2−(4−ブロモ−2−ニトロ−フェノキシ)−3−[tert−ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ−プロパノアート(47.5g、91%)を与えた。
パートII−(2S)−6−ブロモ−2−[[tert−ブチル(ジフェニル)シリル]オキシメチル]−4H−1,4−ベンゾオキサジン−3−オンの合成
メチル(2S)−2−(4−ブロモ−2−ニトロ−フェノキシ)−3−[tert−ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ−プロパノアート(44.6g、79.8mmol)を酢酸(300mL)に溶解させ、鉄粉(22.55g、404mmol)を加えた。混合物を一晩70℃に加熱した。次いで、混合物をセライトのパッドに通して濾過し、物質を酢酸エチルですすいだ。次いで、合わせた濾液を、酢酸エチルと水との間で分配し、有機相を、もう一度水で、次いでブラインで洗浄し、濃縮すると、(2S)−6−ブロモ−2−[[tert−ブチル(ジフェニル)シリル]オキシメチル]−4H−1,4−ベンゾオキサジン−3−オンを与えた。
パートIII−[(2R)−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−2−イル]メトキシ−tert−ブチル−ジフェニル−シランの合成
10Mのボラン−メチルスルフィド錯体のTHF溶液(32mL、320mmol)を、(2S)−6−ブロモ−2−[[tert−ブチル(ジフェニル)シリル]オキシメチル]−4H−1,4−ベンゾオキサジン−3−オン(39.62g、79.8mmol)の0℃のTHF(350mL)溶液に滴加した。次いで、混合物を60℃で2.5時間撹拌し、その後にメタノール(1mL)を加えてクエンチした。生じた混合物を10分間還流した。次いで、混合物を濃縮し、生じた残渣を、50%メチルtert−ブチルエーテル及びヘキサンによりシリカゲルのプラグに通して濾過することにより精製すると、[(2R)−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−2−イル]メトキシ−tert−ブチル−ジフェニル−シラン(33.0g、73%)を橙色の油として与えた。
パートIV−(R)−(6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メタノールの合成
[(2R)−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−2−イル]メトキシ−tert−ブチル−ジフェニル−シラン(12.9g、26.7mmol)、テトラブチルアンモニウムフルオリド(7.84g、30mmol)、メチルtert−ブチルエーテル(200mL)、及びTHF(50mL)の溶液を室温で一晩撹拌した。次に、飽和塩化アンモニウムを加え、生じた混合物をメチルtert−ブチルエーテルで2回抽出した。合わせた有機層を、水、ブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。生じた残渣を、ヘキサン中0〜100%酢酸エチルの勾配により溶離してMPLCにより精製すると、(R)−(6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メタノール(3.99g、56%)を固体として与えた。
パートV−(R)−2−((6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオンの合成
ジイソプロピルアゾジカルボキシラート(4.11g、20.3mmol)を、(R)−(6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メタノール(3.99g、16.4mmol)、フタルイミド(3.00g、20.4mmol)、トリフェニルホスフィン(200mL)、及びTHF(50mL)の撹拌されている溶液に0℃で加えた。混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、混合物を濃縮し、生じた残渣を、0−20%のメチルtert−ブチルエーテルをヘキサンとジクロロメタンの1:1混合物に加える勾配により溶離してMPLCにより精製すると、(R)−2−((6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(5.08g、83%)を固体として与えた。
パートVI−(S)−2−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオンの合成
(R)−2−((6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(1.29g、3.46mmol)、3−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホニルクロリド(1.01g、4.15mmol)のピリジン(10mL)中の混合物を60℃で加熱した。次いで、混合物を濃縮し、生じた物質を、ヘキサン中の0〜100%勾配の酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、(S)−2−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(2.0g)を油として与えた。
パートVII−(S)−2−((6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオンの合成
(S)−2−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(2.0g、3.44mmol)、(2,5−ジフルオロフェニル)ボロン酸(0.81g、5.16mmol)、炭酸カリウム(0.95g、6.88mmol)、ジオキサン(2mL)、水(0.5mL)、及びジクロロメタンとの[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)錯体(0.26g、0.34mmol)の混合物を80℃で一晩加熱した。次いで、混合物を酢酸エチルとブラインとの間で分配した。有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。生じた残渣を、ヘキサン中の0〜50%酢酸エチルの勾配により溶離してMPLCにより精製すると、(S)−2−((6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(1.43g、68%)を与えた。
実施例15−((S)−(6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メタンアミンの合成
(S)−2−((6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(1.43g、2.33mmol)、ヒドラジン(0.73mL、23.2mmol)、及びエタノール(30mL)の混合物を80℃で3時間加熱した。次いで、混合物を冷却し、濾過した。濾液を濃縮し、残渣を、ジクロロメタン中の0〜5%メタノールの勾配により溶離してMPLCにより精製すると、((S)−(6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メタンアミンを与えた。
実施例16−(S)−N−((6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)モルホリン−4−カルボキサミドの合成
((S)−(6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メタンアミン(50mg、0.10mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(30mg、0.21mmol)、及びモルホリン−4−カルボニルクロリド(20mg、0.12mmol)のTHF(0.5mL)中の混合物を室温で一晩撹拌した。次いで、混合物を濃縮し、0.05%トリフルオロ酢酸を含む水中のアセトニトリルの勾配により溶離して分取HPLCにより精製すると、(S)−N−((6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)モルホリン−4−カルボキサミド(16mg、26%)を白色の固体として与えた。
実施例17−(S)−N−((6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパンアミドの合成
((S)−(6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メタンアミン(100mg、0.21mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(80mg、0.62mmol)、2−ヒドロキシ−2−メチル−プロパン酸(30mg、0.31mmol)、及びベンゾトリアゾール−1−イル−オキシトリピロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(160mg、0.31mmol)のDMF(1.0mL)中の混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、混合物を濃縮し、0.05%トリフルオロ酢酸を含む水中のアセトニトリルの勾配により溶離して分取HPLCにより精製すると、(S)−N−((6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパンアミド(55mg、47%)を白色の固体として与えた。
実施例18−1−(((S)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−5−オキソピロリジン−3−カルボン酸の合成
((S)−(6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メタンアミン(100mg、0.21mmol)、イタコン酸ジメチル(33mg、0.21mmol)、及びメタノール(1mL)の混合物を70℃で2日間加熱した。混合物を冷却し、2M水酸化ナトリウム(0.5mL、1.0mmol)を加え、混合物をさらに3時間撹拌した。混合物を濃縮し、0.05%トリフルオロ酢酸を含む水中のアセトニトリルの勾配により溶離して分取HPLCにより精製すると、1−(((S)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−5−オキソピロリジン−3−カルボン酸(40mg、34%)を白色の固体として与えた。
実施例19及び20−(R)−3−((S)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2−メチルプロパン酸及び(S)−3−((S)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2−メチルプロパン酸の合成
2Mのナトリウムヘキサメチルジシラジドのジオキサン溶液(0.56mL、1.12mmol)を、メチル(S)−3−(6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパノアート(150mg、0.28mmol)の−78℃のジオキサン(5.0mL)中の撹拌されている溶液に加えた。混合物を−78℃で1時間撹拌し、次いで、ヨードメタン(0.18mL)を反応混合物に滴加した。次に、反応混合物を−78℃で2.5時間撹拌し、次いで、放置して−20℃に温めた。次いで、飽和塩化アンモニウム溶液を反応混合物に加え、生じた混合物をジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。生じた残渣を、石油エーテル中0〜25%酢酸エチルの勾配により溶離してMPLCにより精製すると、標記化合物のメチルエステルのジアステレオマーのそれぞれを与えた。2つのメチルエステルを、実施例1、パートVII内の手順によりそれぞれ別に加水分解して、標記化合物を与えた。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.08−7.95(m,3H),7.89(s,1H),7.80(t,J=15.6Hz,1H),7.31(d,J=12Hz,1H),7.28−7.20(m,2H),7.11(m,1H),6.93(d,J=8.8Hz,1H),4.44(d,J=17.2Hz,1H),3.49−3.40(m,1H),3.27(m,1H),2.68(m,1H),1.91(m,1H),1.60(m,1H),1.19(d,J=7.2Hz,3H).(ES,m/z):(M+H)
+542及び
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.05−7.95(m,4H),7.81(t,J=12Hz,1H),7.34(d,J=12Hz,1H),7.27−7.23(m,2H),7.13(m,1H),6.93(d,J=8.8Hz,1H),4.48(d,J=16.8Hz,1H),3.50(m,1H),3.31(m,1H),2.64(m,1H),1.97(m,1H),1.65(m,1H),1.10(d,J=6.8Hz,3H).(ES,m/z):(M+H)
+542.
実施例21−追加の置換4−(アリールスルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)化合物の調製
表5中の化合物を、実施例1、3、及び24並びに発明を実施するための形態に記載の実験手順に基づいて、(R)−6−オキソテトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボン酸を出発ラクトンとして使用して調製した。表5の化合物の1H NMRデータを表5Aに与える。
実施例22−追加の置換4−(アリールスルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)化合物の調製
表6及び6A中の化合物を、実施例1、3、7、8、及び24並びに発明を実施するための形態に記載の実験手順に基づいて調製した。例示的な化合物の1H NMRデータを、表6Bに与える。
実施例23−追加の置換4−(アリールスルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)化合物の調製
以下の表7中の化合物を、実施例1、3、7、8、及び9並びに発明を実施するための形態に記載の実験手順に基づいて調製した。表7の例示的な化合物の1H NMRデータを表7Aに与える。
実施例24−(S)−3−(6−(2−クロロ−3,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパン酸の合成
パートI−2−クロロ−3,5−ジフルオロフェニルトリフルオロメタンスルホナートの合成
トリフルオロメタンスルホン酸無水物(570mg、2.02mmol)のジクロロメタン(5mL)溶液を、クロロ−3,5−ジフルオロフェノール(300mg、1.82mmol)の0℃のジクロロメタン(10mL)中の撹拌されている混合物に滴加した。混合物を室温でさらに3時間撹拌した。次いで、1N塩化水素酸を反応混合物に加え、生じた混合物をジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。生じた残渣を、石油エーテル中25%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、2−クロロ−3,5−ジフルオロフェニルトリフルオロメタンスルホナート(270mg、50%)を黄色の油として与えた。
パートII−メチル(S)−3−(6−(2−クロロ−3,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパノアートの合成
メチル(S)−3−(6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパノアート(703mg、1.27mmol)、2−クロロ−3,5−ジフルオロフェニルトリフルオロメタンスルホナート(250mg、0.84mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(146mg、0.13mmol)、炭酸ナトリウム(290mg、2.7mmol)、トルエン(9mL)、エタノール(3mL)、及び水(3mL)の混合物を90℃で3時間撹拌した。次いで、生じた混合物を濃縮し、生じた残渣を、石油エーテル中の33%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、メチル(S)−3−(6−(2−クロロ−3,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパノアート(150mg、31%)を黄色の油として与えた。
パートIII−(S)−3−(6−(2−クロロ−3,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパン酸の合成
実施例1、パートVIIの手順に基づき、(S)−3−(6−(2−クロロ−3,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパン酸を調製した。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.02(d,J=7.8Hz,1H),7.97(m,1H),7.85−7.92(m,2H),7.79(t,J=7.9Hz,1H),7.18(m,2H),7.03(dt,J=9.0,2.3Hz,1H),6.93(d,J=8.5Hz,1H),4.46(dd,J=14.5,2.4Hz,1H),3.46(m,1H),3.27(m,1H),2.32−2.54(m,2H),1.74−1.97(m,2H).(ES,m/z):(M+H)
+562.
実施例25−(S)−3−(6−(4−メチルオキサゾール−2−イル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパン酸の合成
パートI−4−メチル−2−(トリブチルスタンニル)オキサゾールの合成
2.5Mのn−ブチルリチウムのTHF溶液(0.96mL)を、4−メチル−1,3−オキサゾール(200mg、2.41mmol)の−78℃のエーテル(4mL)溶液に滴加した。混合物を−78℃で1時間撹拌し、トリブチルクロロスタンナン(510.8mg、2.41mmol)のエーテル(2mL)溶液を加えた。混合物を−78℃で1時間撹拌し、次いで放置して室温に温めた。次いで、混合物を濾過し、濾液を濃縮すると、4−メチル−2−(トリブチルスタンニル)オキサゾール(550mg、61%)を黄色の油として与えた。
パートII−メチル(S)−3−(6−(4−メチルオキサゾール−2−イル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパノアートの合成
4−メチル−2−(トリブチルスタンニル)オキサゾール(588.6mg、1.58mmol)、ジオキサン(5mL)、(S)−メチル3−(6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパノアート(200mg、0.39mmol)、及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(22.8mg、0.02mmol)の混合物を120℃で一晩撹拌した。次いで、混合物を濃縮し、残渣を、石油エーテル中の33%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、メチル(S)−3−(6−(4−メチルオキサゾール−2−イル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパノアート(100mg、50%)を黄色の油として与えた。
パートIII−(S)−3−(6−(4−メチルオキサゾール−2−イル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパン酸の合成
実施例1、パートVIIの手順に基づき、(S)−3−(6−(4−メチルオキサゾール−2−イル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパン酸を調製した。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.43(t,J=2.1Hz,1H),8.06−7.92(m,3H),7.83−7.62(m,3H),6.94(dd,J=8.7,2.1Hz,1H),4.44(dt,J=14.5,2.0Hz,1H),3.51(m,1H),3.27(m,1H),2.43(td,J=7.2,3.4Hz,2H),2.23(t,J=1.5Hz,3H),2.00−1.70(m,2H).(ES,m/z):(M+H)
+497.
実施例26−(S)−3−(6−(5−メチルオキサゾール−2−イル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパン酸の合成
実施例25の手順に基づき、4−メチル−1,3−オキサゾールを出発物質として使用して、(S)−3−(6−(5−メチルオキサゾール−2−イル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパン酸を調製した。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.40(s,1H),8.02(d,1H),7.98(d,1H),7.97(s,1H),7.78(t,1H),7.68(d,1H),6.94(d,1H),6.88(s,1H),4.44(dd,1H),3.52(m,1H),3.30(m,1H),2.43(s,3H),2.42(m,2H),1.82−1.95(m,2H).(ES,m/z):(M+H)
+497.
実施例27−(S)−2−(6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)エタン−1−アミンの合成
tert−ブチル(S)−(2−(6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)エチル)カルバマート(80mg、0.13mmol)、ジクロロメタン(3mL)、及びトリフルオロ酢酸(0.5mL)の溶液を室温で1時間撹拌した。次いで、混合物を飽和炭酸水素ナトリウムにより希釈し、次に、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。生じた残渣を、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中の50〜80%アセトニトリルの勾配により溶離して分取HPLCにより精製すると、(S)−2−(6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)エタン−1−アミン(21.4mg、32%)を白色の固体として与えた。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.10−7.98(m,2H),7.95(d,J=7.9Hz,1H),7.91(s,1H),7.80(t,J=7.9Hz,1H),7.27(m,1H),7.23−7.05(m,3H),6.92(d,J=8.5Hz,1H),4.45(dd,J=14.4,2.4Hz,1H),3.84(m,1H),3.57(m,1H),3.26−3.14(m,2H),1.88−1.62(m,2H).(ES,m/z):(M+H)
+449.
実施例28−追加の置換4−(アリールスルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)化合物の調製
表8中の化合物を、実施例1、3、5、11、及び24並びに発明を実施するための形態に記載の実験手順に基づいて調製した。表8の例示的な化合物の1H NMRデータを表8Aに与える。
実施例29−(S)−N−(2−(6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)エチル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパンアミドの合成
(S)−2−(6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)エタン−1−アミン(100mg、0.20mmol)、2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン酸(30mg、0.29mmol)、1−[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]−1H−1,2,3−トリアゾロ[4,5−b]ピリジニウム3−オキシドヘキサフルオロホスフェート(150mg、0.39mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(50mg、0.39mmol)、及びジクロロメタン(15mL)の溶液を室温で3時間撹拌した。次いで、混合物を濃縮し、残渣を、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中の50〜80%アセトニトリルの勾配により溶離して分取HPLCにより精製すると、(S)−N−(2−(6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)エチル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパンアミド(56mg、48%)を白色の固体として与えた。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.09(dd,J=7.8,1.5Hz,1H),8.04−7.96(m,3H),7.82(t,J=8.1Hz,1H),7.34−7.17(m,3H),7.12(m,1H),6.98(d,J=8.5Hz,1H),4.48(dd,J=14.3,2.5Hz,1H),3.65(tdd,J=8.0,4.3,2.4Hz,1H),3.41−3.32(m,3H),1.96−1.73(m,2H),1.37(d,J=4.9Hz,6H).(ES,m/z):(M+H)
+585.
実施例30−追加の置換4−((アリール又はヘテロアリール)−スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)化合物の調製
表9及び9A中の化合物を、実施例12、13、17、及び29並びに発明を実施するための形態に記載の実験手順に基づいて調製した。
実施例31−(S)−3−(6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸の合成
パートI−メチル(S)−3−(6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノアートの合成
ナトリウムビス(トリメチシリル(trimethysilyl)アミド(747mg、4.08mmol)のTHF(1.5mL)溶液を、メチル3−((S)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2−メチルプロパノアート(286mg、0.51mmol)の−78℃のTHF(20mL)中の撹拌されている溶液に加えた。混合物を−78℃で1時間撹拌し、次いで、ヨードメタン(1.14mL)を−78℃で加えた。生じた混合物を放置して、2.5時間の間に−20℃にゆっくりと温めた。次いで、混合物を一晩室温で撹拌した。次に、反応物を、飽和塩化アンモニウムの反応混合物への添加によりクエンチし、次いで、生じた混合物をジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。生じた残渣を、石油エーテル中0〜25%酢酸エチルの勾配により溶離してMPLCにより精製すると、メチル(S)−3−(6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2,2−ジメチルプロパノアート(150mg、51%)を薄黄色の油として与えた。
パートII−(S)−3−(6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸の合成
実施例1、パートVIIの手順に基づき、(S)−3−(6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸を調製した。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.07(m,1H),8.02(d,J=16.0Hz,2H),7.92(s,1H),7.80(t,J=6.1Hz,1H),7.32−7.21(m,3H),7.12(m,1H),6.88(d,J=8.4Hz,1H),4.45(d,J=16.8Hz,1H),3.52(m,1H),3.28(m,1H),1.87−1.77(m,2H),1.32(d,J=9.2Hz,6H).(ES,m/z):(M+H)
+556.
実施例32−追加の置換4−(アリールスルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)化合物の調製
表10及び10A中の化合物を、実施例1、3、5、21、24、31、及び52、並びに発明を実施するための形態に記載の実験手順に基づいて調製した。例示的な化合物の1H NMRデータを表10Bに与える。
実施例33−(S)−3−(6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパン−1−オールの合成
1MボランのTHF溶液(12.2mL、12.2mmol)を、(S)−3−(6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパン酸(2.2g、4.06mmol)のテトラヒドロフラン(18mL)溶液に加え、混合物を室温で一晩撹拌した。次いで、混合物を濃縮し、石油エーテル中50〜100%酢酸エチルの勾配により溶離してMPLCにより精製すると、(S)−3−(6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパン−1−オール(1.6g、77%)を白色の固体として与えた。
実施例34−追加の置換4−(アリールスルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)化合物の調製
表11中の化合物を、実施例33及び発明を実施するための形態に記載の実験手順に基づいて調製した。表11の例示的な化合物の1H NMRデータを表11Aに与える。
実施例35−(S)−3−(3−(6−(6−(ジメチルアミノ)ピリジン−2−イル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロポキシ)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オンの合成
パートI−エチルN−([3−[(2S)−6−[6−(ジメチルアミノ)ピリジン−2−イル]−4−([オキソ[3−(トリフルオロメチル)フェニル]−^[6]−スルファニリデン]オキソ)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−2−イル]プロポキシ]メタンチオイル)カルバマートの合成
(S)−3−(6−(6−(ジメチルアミノ)ピリジン−2−イル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパン−1−オール(221mg、0.42mmol)の酢酸エチル(3mL)溶液を、酢酸エチル(3mL)中のエチルN−カルボチオイルカルバマート(56mg、0.43mmol)の撹拌されている溶液に滴加した。混合物を80℃で一晩撹拌した。次いで、混合物を濃縮し、生じた残渣を、石油エーテル中25%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、エチルN−([3−[(2S)−6−[6−(ジメチルアミノ)ピリジン−2−イル]−4−([オキソ[3−(トリフルオロメチル)フェニル]−^[6]−スルファニリデン]オキソ)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−2−イル]プロポキシ]メタンチオイル)カルバマート(132mg、48%)を黄色の油として与えた。
パートII−(S)−3−(3−(6−(6−(ジメチルアミノ)ピリジン−2−イル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロポキシ)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オンの合成
エチルN−([3−[(2S)−6−[6−(ジメチルアミノ)ピリジン−2−イル]−4−([オキソ[3−(トリフルオロメチル)フェニル]−^[6]−スルファニリデン]オキソ)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−2−イル]プロポキシ]メタンチオイル)カルバマート(132mg、0.20mmol)、エタノール(5mL)、及びヒドロキシルアミン塩酸塩(21mg)の混合物を10分間撹拌した。次に、水素化ナトリウム(13mg)を加え、混合物を室温で1時間撹拌し、次いで80℃で一晩撹拌した。次に、混合物を濃縮し;生じた残渣を水に溶解させ、次いで、ジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機層を、水、ブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。生じた残渣を、0.05%トリフルオロ酢酸を含む水中の32〜56%アセトニトリルの勾配により溶離して分取HPLCにより精製すると、(S)−3−(3−(6−(6−(ジメチルアミノ)ピリジン−2−イル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロポキシ)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(44.2mg、36%)を白色の固体として与えた。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.31(s,1H),8.09−7.99(m,3H),7.93(t,J=8.2Hz,1H),7.80(t,J=8.1Hz,1H),7.62(dd,J=8.6,2.2Hz,1H),7.06(dd,J=20.0,8.1Hz,3H),4.44(dd,J=14.3,2.3Hz,1H),4.29(t,J=6.4Hz,2H),3.73−3.46(m,1H),3.36(m,1H),3.15(m,6H),2.00−1.90(m,2H),1.78−1.72(m,2H).(ES,m/z):(M+H)
+606.
実施例36−追加の置換4−(アリールスルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)化合物の調製
表12中の化合物を、実施例1、3、5、21、24、及び31、並びに発明を実施するための形態に記載の実験手順に基づいて調製した。表12の例示的な化合物の1H NMRデータを表12Aに与える。
実施例37及び38−(S)−4−((S)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2−ヒドロキシブタン酸及び(R)−4−((S)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2−ヒドロキシブタン酸の合成
パートI−(S)−3−(6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパナールの合成
(S)−3−(6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパン−1−オール(1.6g、3.12mmol)及び1,1,1−トリス(アセチルオキシ)−1,1−ジヒドロ−1,2−ベンゾヨードキソール−3−(1H)−オン(3.96g、8.98mmol)のジクロロメタン(50mL)溶液を室温で4時間撹拌した。次いで、水酸化ナトリウム水溶液を反応混合物に加え、生じた混合物をジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。生じた残渣を、石油エーテル中20〜50%酢酸エチルの勾配により溶離してMPLCにより精製すると、(S)−3−(6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパナール(1.4g、88%)を薄黄色の油として与えた。
パートII−4−((S)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2−ヒドロキシブタンニトリルの合成
(S)−3−(6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパナール(280mg、0.55mmol)、メタノール(15mL)、水(2mL)、酢酸(1mL)、及びシアン化ナトリウム(80mg)の溶液を室温で1時間撹拌した。次いで、混合物を濃縮し、酢酸エチルと硫酸鉄水溶液との間で分配した。次に、有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。生じた残渣を、石油エーテル中20〜50%酢酸エチルの勾配により溶離してMPLCにより精製すると、4−((S)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2−ヒドロキシブタンニトリル(240mg、81%)を薄黄色の油として与えた。
パートIII−(S)−4−((S)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2−ヒドロキシブタン酸及び(R)−4−((S)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2−ヒドロキシブタン酸の合成
4−((S)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2−ヒドロキシブタンニトリル(200mg、0.37mmol)、12M塩化水素(5mL)、1,4−ジオキサン(30mL)の混合物を50℃で一晩撹拌した。次いで、混合物を濃縮し、生じた残渣をキラル分取HPLCにより精製すると、(R)−4−((S)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2−ヒドロキシブタン酸(35.3mg、17%)及び(S)−4−((S)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2−ヒドロキシブタン酸(64.6mg、31%)を白色の固体として与えた。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.03−7.99(m,4H),7.82−7.78(m,1H),7.32−7.20(m,3H),7.15−7.10(m,1H),6.94(d,J=8.4Hz,1H),4.47(dd,J=14.4Hz,2.4Hz,1H),4.15−4.11(m,1H),3.71−3.64(m,1H),3.50−3.48(m,1H),3.30−3.28(m,1H),1.88−1.68(m,4H).(ES,m/z):(M+Na)
+580及び
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.02−7.99(m,4H),7.80(t,J=7.6Hz,1H),7.32−7.20(m,3H),7.15−7.10(m,1H),6.94(d,J=8.4Hz,1H),4.47(dd,J=14.4Hz,2.4Hz,1H),4.14−4.10(m,1H),3.80−3.62(m,1H),3.50−3.48(m,1H),3.30−3.27(m,1H),1.88−1.68(m,4H).(ES,m/z):(M+Na)
+580.
実施例39及び40−(S)−4−((S)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2−ヒドロキシ−2−メチルブタン酸及び(R)−4−((S)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2−ヒドロキシ−2−メチルブタン酸の合成
パートI−メチル4−((S)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2−ヒドロキシブタノアートの合成
4−((S)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2−ヒドロキシブタンニトリル(240mg、0.45mmol)、メタノール(30mL)、及び濃塩化水素(5mL)の混合物を50℃で一晩撹拌した。次いで、混合物を濃縮し、生じた残渣を、20〜50%酢酸エチルの勾配により溶離してMPLCにより精製すると、メチル4−((S)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2−ヒドロキシブタノアート(200mg、79%)を薄黄色の油として与えた。
パートII−メチル(S)−4−(6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2−オキソブタノアートの合成
メチル4−((S)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2−ヒドロキシブタノアート(180mg、0.31mmol)、1,1,1−トリス(アセチルオキシ)−1,1−ジヒドロ−1,2−ベンゾヨードキソール−3−(1H)−オン(407mg、0.93mmol)、及びジクロロメタン(30mL)の溶液を室温で4時間撹拌した。次いで、混合物を2N水酸化ナトリウムにより希釈し、ジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。生じた残渣を、石油エーテル中20〜50%酢酸エチルの勾配により溶離してMPLCにより精製すると、メチル(S)−4−(6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2−オキソブタノアート(150mg、84%)を薄黄色の油として与えた。
パートIII−メチル4−((S)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2−ヒドロキシ−2−メチルブタノアートの合成
THF中のメチルマグネシウムブロミド(0.46mmol)を、0℃のテトラヒドロフラン(10mL)中のメチル(S)−4−(6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2−オキソブタノアート(130mg、0.23mmol)の撹拌されている溶液に加えた。混合物を、この温度で30分間撹拌し、次いでさらに2時間室温で撹拌した。次に、水(1mL)を反応混合物に加え、生じた混合物を濃縮した。生じた残渣を、石油エーテル中20〜50%酢酸エチルの勾配により溶離してMPLCにより精製すると、メチル4−((S)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2−ヒドロキシ−2−メチルブタノアート(130mg、97%)を薄黄色の油として与えた。
パートIV−(S)−4−((S)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2−ヒドロキシ−2−メチルブタン酸及び(R)−4−((S)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2−ヒドロキシ−2−メチルブタン酸の合成
実施例1、パートVIIの手順に基づき;キラルHPLCカラムでの分離後に、2つの化合物を単離した。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.02−7.99(m,4H),7.82−7.78(m,1H),7.32−7.20(m,3H),7.15−7.10(m,1H),6.94(d,J=8.4Hz,1H),4.47(dd,J=14.4Hz,2.4Hz,1H),3.47−3.44(m,1H),3.33−3.29(m,1H),1.99−1.95(m,1H),1.82−1.78(m,1H),1.66−1.52(m,2H),1.43(s,3H).(ES,m/z):(M+Na)
+594及び
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.02−7.99(m,4H),7.82−7.78(m,1H),7.32−7.20(m,3H),7.15−7.10(m,1H),6.94(d,J=8.8Hz,1H),4.47(dd,J=14.4Hz,2.4Hz,1H),3.50−3.40(m,1H),3.33−3.25(m,1H),1.83−1.77(m,3H),1.61−1.55(m,1H),1.42(s,3H).(ES,m/z):(M+Na)
+594.
実施例41−(R)−1−((R)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)エタン−1,2−ジオールの合成
パートI−ジイソプロピル(2S,3S)−2−ヒドロキシ−3−((トリイソプロピルシリル)オキシ)スクシナートの合成
2,6−ジメチルピリジン(11g、102.66mmol)を、ジイソプロピル(2S,3S)−2,3−ジヒドロキシスクシナート(20g、85.38mmol)及びトリイソプロピルシリルトリフルオロメタンスルホナート(31g、102mmol)のジクロロメタン(400mL)中の撹拌されている溶液に滴加した。混合物を室温で一晩撹拌した。次いで、混合物を飽和塩化アンモニウムで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。生じた残渣を、石油エーテル中10%酢酸エチルにより溶離して(cluting)MPLCにより精製すると、ジイソプロピル(2S,3S)−2−ヒドロキシ−3−((トリイソプロピルシリル)オキシ)スクシナート(20g、55%)を無色の油として与えた。
パートII−イソプロピル(2S,3R)−3,4−ジヒドロキシ−2−((トリイソプロピルシリル)オキシ)ブタノアートの合成
10MのボランジメチルスルフィドのTHF溶液(5.3mL、53mmol)を、ジイソプロピル(2S,3S)−2−ヒドロキシ−3−((トリイソプロピルシリル)オキシ)スクシナート(20g、51.2mmol)の0℃のテトラヒドロフラン(200mL)溶液に滴加した。これに、水素化ホウ素ナトリウム(95mg、2.51mmol)を加え、生じた溶液を室温で一晩撹拌した。次に、エタノール(40mL)を反応混合物に加え、生じた溶液を室温で30分間撹拌した。次いで、混合物を濃縮し、生じた残渣を、石油エーテル中12%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、イソプロピル(2S,3R)−3,4−ジヒドロキシ−2−((トリイソプロピルシリル)オキシ)ブタノアートを無色の油として与えた。
パートIII−イソプロピル(S)−2−((R)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)−2−((トリイソプロピルシリル)オキシ)アセタートの合成
イソプロピル(2S,3R)−3,4−ジヒドロキシ−2−((トリイソプロピルシリル)オキシ)ブタノアート(1.5g、4.48mmol)、2,2−ジメトキシプロパン(2.6mL)、p−トルエンスルホン酸(700mg、4.07mmol)、及びアセトン(15mL)の溶液を室温で一晩撹拌した。次いで、反応溶液を水により希釈し、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。生じた残渣を、石油エーテル中10%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、イソプロピル(S)−2−((R)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)−2−((トリイソプロピルシリル)オキシ)アセタート(1g、60%)を無色の油として与えた。
パートIV−イソプロピル(S)−2−((R)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)−2−ヒドロキシアセタートの合成
1MのテトラブチルアンモニウムフルオリドのTHF溶液(2.7mL)を、イソプロピル(S)−2−((R)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)−2−((トリイソプロピルシリル)オキシ)アセタート(1g、2.67mmol)のTHF(10mL)溶液に加えた。溶液を室温で3時間撹拌した。次いで、反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウムにより希釈し、ジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。生じた残渣を、石油エーテル中12%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、イソプロピル(S)−2−((R)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)−2−ヒドロキシアセタート(500mg、86%)を無色の油として与えた。
パートV−2,4’,5−トリフルオロ−3’−ニトロ−1,1’−ビフェニルの合成
4−ブロモ−1−フルオロ−2−ニトロベンゼン(2g、9.09mmol)、(2,5−ジフルオロフェニル)ボロン酸(1.7g、10.77mmol)、炭酸ナトリウム(2.9g)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(1g、0.87mmol)、トルエン(20mL)、メタノール(5mL)、及び水(5mL)の混合物を90℃で一晩撹拌した。次いで、混合物を水と酢酸エチルとの間で分配し、有機層を濃縮した。生じた残渣を、石油エーテル中10%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、2,4’,5−トリフルオロ−3’−ニトロ−1,1’−ビフェニル(2g、87%)を灰白色の固体として与えた。
パートVI−イソプロピル(S)−2−((2’,5’−ジフルオロ−3−ニトロ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)オキシ)−2−((R)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)アセタートの合成
イソプロピル(S)−2−((R)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)−2−ヒドロキシアセタート(500mg、2.29mmol)を、0℃のテトラヒドロフラン(15mL)中の水素化ナトリウム(100mg、4.17mmol)の撹拌されている混合物に10分で加えた。これに、4−(2,5−ジフルオロフェニル)−1−フルオロ−2−ニトロベンゼン(580mg、2.29mmol)を加え、混合物を室温で一晩撹拌した。メタノール(0.5mL)を加え、混合物を酢酸エチルと水との間で分配した。有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、石油エーテル中25%酢酸エチルに溶離させるMPLCにより精製すると、イソプロピル(S)−2−((2’,5’−ジフルオロ−3−ニトロ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)オキシ)−2−((R)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)アセタート(300mg、29%)を無色の油として与えた。
パートVII−(S)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−((R)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−3(4H)−オンの合成
イソプロピル(S)−2−((2’,5’−ジフルオロ−3−ニトロ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)オキシ)−2−((R)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)アセタート(200mg、0.44mmol)、酢酸(5mL)、及び鉄粉(199mg)の混合物を80℃で1時間撹拌した。次いで、混合物を冷却し、酢酸エチルにより希釈し、濾過した。濾液を濃縮した。生じた残渣を酢酸エチルにより希釈し、飽和炭酸水素ナトリウムで2回洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。生じた残渣を、石油エーテル中25%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、(S)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−((R)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン(130mg、81%)を白色の固体として与えた。
パートVIII−(R)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−((R)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジンの合成
(S)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−((R)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン(100mg、0.28mmol)、テトラヒドロフラン(5mL)、及びTHF中の10Mボランジメチルスルフィド(0.8mL)を、反応容器に加えた。反応混合物を室温で3時間撹拌した。次いで、メタノール(1mL)を反応混合物に加え、次いで、生じた混合物を水により希釈し、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。生じた残渣を、石油エーテル中25%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、(R)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−((R)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン(80mg、83%)を白色の固体として与えた。
パートIX−(R)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−((R)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジンの合成
ジクロロメタン(5mL)中の(R)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−((R)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン(80mg、0.23mmol)、3−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1−スルホニルクロリド(84mg、0.34mmol)、ピリジン(91mg、1.15mmol)、及び4−ジメチルアミノピリジン(19mg、0.16mmol)の溶液を室温で一晩撹拌した。次いで、混合物をジクロロメタンにより希釈し、1M塩化水素で2回洗浄した。有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。生じた残渣を、石油エーテル中25%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、(R)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−((R)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン(100mg、78%)を薄黄色の固体として与えた。
パートX−(R)−1−((R)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)エタン−1,2−ジオールの合成
(R)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−((R)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン(100mg、0.18mmol)酢酸(2mL)、及び水(0.5mL)の溶液を、室温で一晩撹拌した。次いで、混合物を濃縮した。生じた残渣を酢酸エチルにより希釈し、飽和炭酸水素ナトリウムで2回洗浄した。有機層を濃縮し、残渣を、0.05%トリフルオロ酢酸を含む水中の42〜66%アセトニトリルの勾配により溶離して分取HPLCにより精製すると、(R)−1−((R)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)エタン−1,2−ジオール(57.3mg、62%)を白色の固体として与えた。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 9.07(d,J=2.1Hz,1H),8.89(m,1H),8.31(d,J=2.2Hz,1H),8.14−8.06(m,2H),8.05−7.98(m,2H),7.83(t,J=7.7Hz,1H),7.53(dd,J=8.5,2.2Hz,1H),7.07(d,J=8.5Hz,1H),4.47(dd,J=14.4,2.5Hz,1H),3.67−3.56(m,1H),3.46−3.35(m,2H),3.28(m,1H),1.96−1.73(m,2H),1.37(d,J=5.0Hz,6H).(ES,m/z):(M+Na)
+516.
実施例42−(S)−3−(6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−N−(メチルスルホニル)プロパンアミドの合成
(S)−3−(6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)−フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパン酸(150mg、0.28mmol)、ジクロロメタン(5mL)、メタンスルホンアミド(19mg、0.20mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(45mg、0.23mmol)、及び4−ジメチルアミノピリジン(5mg、0.04mmol)の溶液を室温で一晩撹拌し、濃縮した。生じた残渣を水に溶解させ、生じた混合物をジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機層を、水、ブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。生じた残渣を、0.05%トリフルオロ酢酸を含む水中の54〜72%アセトニトリルの勾配により溶離して分取HPLCにより精製すると、(S)−3−(6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−N−(メチルスルホニル)プロパンアミド(18.5mg、11%)を白色の固体として与えた。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.06−8.03(m,2H),7.99−7.93(m,2H),7.82(m,1H),7.30−7.24(m,3H),7.14(m,1H),6.96(d,J=8.5Hz,1H),4.50(dd,J=14.5,2.4Hz,1H), 3.57(m,1H),3.33(m,1H),3.25(s,3H),2.50(td,J=7.0,2.4Hz,2H),2.01(m,1H),1.85(m,1H).(ES,m/z):(M+H)
+605.
実施例43−追加の置換4−(アリールスルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)化合物の調製
表13中の化合物を、実施例42及び発明を実施するための形態に記載の実験手順に基づいて調製した。表13の例示的な化合物の1H NMRデータを表13Aに与える。
実施例44−([[(2S)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−[[3−(トリフルオロメチル)ベンゼン]スルホニル]−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−2−イル]メチル]スルファモイル)(メチル)アミンの合成
N−メチルスルファモイルクロリド(64mg、0.49mmol)を、ジクロロメタン(5mL)及びトリエチルアミン(75mg、0.74mmol)中の((S)−(6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メタンアミン(120mg、0.25mmol)の撹拌されている溶液に滴加した。混合物を室温で2時間撹拌し、次いで、ジクロロメタンにより希釈し、水で洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。生じた残渣を、0.05%トリフルオロ酢酸を含む水中の30〜60%アセトニトリルの勾配により溶離して分取HPLCにより精製すると、([[(2S)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−[[3−(トリフルオロメチル)ベンゼン]スルホニル]−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−2−イル]メチル]スルファモイル)(メチル)アミン(35mg、24%)を白色の固体として与えた。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.08−7.99(m,2H),7.95(d,J=7.9Hz,1H),7.90(m,1H),7.78(t,J=7.9Hz,1H),7.29(m,1H),7.26−7.16(m,2H),7.10(m,1H),6.95(d,J=8.6Hz,1H),4.60(dd,J=14.6,2.6Hz,1H),3.65(m,1H),3.33(m,1H),3.23−3.06(m,2H),2.58(s,3H).(ES,m/z):(M+H)
+578.
実施例45−追加の置換4−(アリールスルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)化合物の調製
表14及び14A中の化合物を、実施例44及び発明を実施するための形態に記載の実験手順に基づいて調製した。例示的な化合物の1H NMRデータを表14Bに与える。
実施例46−追加の置換4−(アリールスルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)化合物の調製
表15及び15A中の化合物を、実施例19及び20並びに発明を実施するための形態に記載の実験手順に基づいて調製した。例示的な化合物の1H NMRを表15Bに与える。
実施例47−(S)−(3−((6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)オキセタン−3−イル)メタノールの合成
パートI−ジメチル(S)−2−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)マロナートの合成
1M LiHMDSの溶液(88.8mL、88.8mmol)を、(S)−メチル3−(6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパノアート(3g、5.90mmol)の−65℃のテトラヒドロフラン(30mL)中の撹拌されている溶液に滴加した。混合物を1時間撹拌し、次いで、炭酸ジメチル(10.65g、118mmol)を、撹拌しながら−65℃で滴加した。混合物(mixutre)を室温に温め、2時間撹拌した。反応物を、飽和塩化アンモニウム(30mL)の添加によりクエンチし、ジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮した。残渣を、石油エーテル中12%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、ジメチル(S)−2−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)マロナート(3.0g、90%)を固体として与えた。
パートII−ジメチル(S)−2−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−2−(ヒドロキシメチル)マロナートの合成
ジメチル(S)−2−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)マロナート(3.0g、5.30mmol)、アセトニトリル(30mL)、水(15mL)、炭酸水素ナトリウム(446mg、5.31mmol)、37%ホルムアルデヒド水溶液(3mL)の混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を濃縮して揮発性有機成分を除去し、溶液をジクロロメタンで3回抽出した。合わせて、乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、石油エーテル中16%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、ジメチル(S)−2−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−2−(ヒドロキシメチル)マロナート(2.7g、85%)を黄色の固体として与えた。
パートIII−(S)−2−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−2−(ヒドロキシメチル)プロパン−1,3−ジオールの合成
水素化ホウ素リチウム(325.4mg、14.79mmol)を、ジメチル(S)−2−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−2−(ヒドロキシメチル)マロナート(2.2g、3.69mmol)の0℃のテトラヒドロフラン(40mL)溶液に、撹拌しながら加えた。混合物を温め、室温で3時間撹拌した。メタノール(1mL)を加えて水素化物をクエンチし、混合物を濃縮した。残渣を水により希釈し、ジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、ジクロロメタン中の10%メタノールにより溶離してMPLCにより精製すると、(S)−2−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−2−(ヒドロキシメチル)プロパン−1,3−ジオール(1.1g、55%)を白色の固体として与えた。
パートIV−(S)−3−(6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2,2−ビス(ヒドロキシメチル)プロピル4−メチルベンゼンスルホナートの合成
パラ−トルエンスルホニルクロリド(1.13g、5.93mmol)のジクロロメタン(2mL)溶液を、(S)−2−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−2−(ヒドロキシメチル)プロパン−1,3−ジオール(800mg、1.48mmol)、ジクロロメタン(10mL)、及びトリエチルアミン(600mg、5.93mmol)の撹拌されている溶液に0℃で滴加した。混合物を室温で一晩撹拌した。メタノール(1mL)を加え、混合物を濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール中の5%メタノールにより溶離してMPLCにより精製すると、(S)−3−(6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2,2−ビス(ヒドロキシメチル)プロピル4−メチルベンゼンスルホナート(400mg、39%)を黄色の油として与えた。
パートV−(S)−(3−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)オキセタン−3−イル)メタノールの合成
水素化ナトリウム(231mg、9.62mmol)を、(S)−3−(6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2,2−ビス(ヒドロキシメチル)プロピル4−メチルベンゼンスルホナート(1g、1.44mmol)の0℃のテトラヒドロフラン(10mL)溶液に少量ずつ加えた。混合物を室温で一晩撹拌し、飽和塩化アンモニウム(10mL)の添加によりクエンチした。混合物をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、ジクロロメタン中5%メタノールにより溶離してMPLCにより精製すると、(S)−(3−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)オキセタン−3−イル)メタノール(540mg、72%)を黄色の油として与えた。
パートVI−(S)−(3−((6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)−スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)オキセタン−3−イル)メタノールの合成
(S)−(3−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)オキセタン−3−イル)メタノール(100mg、0.19mmol)、炭酸ナトリウム(61mg、0.58mmol)、トルエン(1.5mL)、エタノール(0.5mL)、水(0.5mL)、(2,5−ジフルオロフェニル)ボロン酸(45.5mg、0.29mmol)、及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(11.1mg、0.01mmol)の混合物を90℃で一晩撹拌した。生じた混合物を濃縮し、残渣を、石油エーテル中50%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、(S)−(3−((6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)−スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)オキセタン−3−イル)メタノール(80mg、75%)を黄色の油として与えた。
実施例48−(S)−3−((6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)−スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)オキセタン−3−カルボン酸の合成
(S)−(3−((6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)−スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)オキセタン−3−イル)メタノール(100mg、0.18mmol)、2,2,6,6−テトラメチル−1−ピペリジニルオキシ(3.9mg、0.02mmol)、アセトニトリル(2mL)、水(0.5mL)、NaClO(10.7mg、0.14mmol)、NaClO
2(64.9mg、0.72mmol)の混合物を室温で2時間撹拌した。混合物を濃縮して揮発性の有機溶媒を除去し、水性混合物をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、0.05%トリフルオロ酢酸を含む水中の48〜72%アセトニトリルの勾配により溶離して分取HPLCにより精製すると、(S)−3−((6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)−スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)オキセタン−3−カルボン酸(42.2mg、41%)を白色の固体として与えた。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.05−7.93(m,3H),7.89(s,1H),7.77(t,J=7.9Hz,1H),7.32−7.16(m,3H),7.10(ddt,J=7.7,5.4,3.5Hz,1H),6.85(d,J=8.6Hz,1H),4.91(d,J=6.2Hz,1H),4.82(d,J=6.1Hz,1H),4.58(d,J=6.3Hz,1H),4.49(d,J=6.1Hz,1H),4.43(dd,J=14.5,2.5Hz,1H),3.54(dddd,J=10.2,7.5,4.6,2.4Hz,1H),3.36(dd,J=14.5,9.8Hz,1H),2.35−2.22(m,2H).(ES,m/z):(M−H)
−567.95.
実施例49−(S)−(3−((6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)オキセタン−3−イル)メタノールの合成
パートI−(S)−(3−((6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)オキセタン−3−イル)メタノールの合成
配置された(placed)(S)−(3−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)オキセタン−3−イル)メタノール(400mg、0.77mmol)、酢酸カリウム(301mg、3.07mmol)、エチレングリコールジメチルエーテル(4mL)、4,4,5,5−テトラメチル−2−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,3,2−ジオキサボロラン(390mg、1.54mmol)、及びジクロロメタンとの[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)錯体(56.2mg、0.08mmol)の混合物を、80℃で2時間撹拌した。混合物を濃縮し、残渣を、石油エーテル中50%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、(S)−(3−((6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)オキセタン−3−イル)メタノール(400mg、92%)を茶色の油として与えた。
パートII−(S)−(3−((6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)オキセタン−3−イル)メタノールの合成
(S)−(3−((6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)オキセタン−3−イル)メタノール(150mg、0.26mmol)、1−ブロモ−3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロベンゼン(95mg、0.39mmol)、炭酸ナトリウム(83.8mg、0.79mmol)、トルエン(1.5mL)、エタノール(0.5mL)、水(0.5mL)、及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(15.2mg、0.01mmol)の混合物を90℃で2時間撹拌した。混合物を濃縮し、残渣を、0.05%トリフルオロ酢酸を含む水中の50〜80%アセトニトリルの勾配により溶離して分取HPLCにより精製すると、(S)−(3−((6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)オキセタン−3−イル)メタノールを白色の固体として与えた。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.10−7.93(m,4H),7.80(t,J=7.9Hz,1H),7.42(dd,J=8.6,2.3Hz,1H),7.26−7.18(m,2H),7.17−6.78(m,3H),4.72−4.31(m,5H),3.82(d,J=11.2Hz,1H),3.72−3.35(m,3H),2.11−1.90(m,2H).(ES,m/z):(M+H)
+602.
実施例50−(S)−3−((6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)オキセタン−3−カルボン酸の合成
(S)−(3−((6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)オキセタン−3−イル)メタノール(80mg、0.13mmol)、2,2,6,6−テトラメチル−1−ピペリジニルオキシ(2.9mg、0.02mmol)、アセトニトリル(4mL)、水(1mL)、NaClO(7.9mg、0.11mmol)、NaClO
2(48mg、0.53mmol)の混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を濃縮して揮発性の有機溶媒を除去し、水性混合物をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、0.05%トリフルオロ酢酸を含む水中の64%アセトニトリルにより溶離して分取HPLCにより精製すると、(S)−3−((6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)オキセタン−3−カルボン酸(13.6mg、17%)を白色の固体として与えた。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.08−7.95(m,3H),7.89(s,1H),7.78(t,J=7.9Hz,1H),7.41(dd,J=8.5,2.2Hz,1H),7.27−6.69(m,5H),4.95−4.90(m,1H),4.82(d,J=6.1Hz,1H),4.58(d,J=6.3Hz,1H),4.49(d,J=6.2Hz,1H),4.41(dd,J=14.3,2.3Hz,1H),3.56−3.45(m,1H),3.42−3.35(m,1H),2.28(dd,J=6.2,3.7Hz,2H).(ES,m/z):(M−H)
−616.
実施例51−追加の置換4−(アリールスルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)化合物の調製
表16中の化合物を、実施例47、48、49、及び50、並びに発明を実施するための形態に記載の実験手順に基づいて調製した。表16の例示的な化合物の1H NMRデータを表16Aに与える。
実施例52−(R)−3−(6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸の合成
パートI−N−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−3−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミドの合成
5−ブロモ−2−フルオロアニリン(10g、52.6mmol)、3−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1−スルホニルクロリド(12.9g、52.6mmol)及びピリジン(30mL)の混合物を60℃で一晩撹拌した。1M塩酸により、溶液のpH値を3〜4に調整した。混合物をジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、石油エーテル中10%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、N−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−3−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド(19.3g、92%)を薄黄色の固体として与えた。
パートII−(R)−2,2−ジメチル−3−(オキシラン−2−イル)プロパンニトリルの合成
2.5M n−ブチルリチウム溶液(78mL)を、(R)−2−(クロロメチル)オキシラン(15g、162mmol)、2−メチルプロパンニトリル(33.6g、486mmol)、及びテトラヒドロフラン(150mL)の−78℃の撹拌されている溶液に滴加した。混合物を−78℃で2時間撹拌し、室温でさらに36時間撹拌した。混合物を飽和塩化アンモニウムの添加によりクエンチし、酢酸エチルで5回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、石油エーテル中10〜20%酢酸エチルの勾配により溶離してMPLCにより精製すると、(R)−2,2−ジメチル−3−(オキシラン−2−イル)プロパンニトリル(18g、89%)を薄黄色の油として与えた。
パートIII−(R)−3−(6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2,2−ジメチルプロパンニトリルの合成
(R)−2,2−ジメチル−3−(オキシラン−2−イル)プロパンニトリル(2.5g、19.97mmol)、N−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−3−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド(3.2g、8.04mmol)、テトラ−n−ブチルアンモニウムブロミド(210mg、0.65mmol)、炭酸カリウム(110mg、0.80mmol)の混合物を60℃で12時間撹拌した。次いで、テトラヒドロフラン(30mL)及び水酸化ナトリウム(1.28g、32.00mmol)を加え、混合物を60℃でさらに2時間撹拌した。反応物を冷却し、水の添加によりクエンチした。混合物を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、石油エーテル中5〜10%酢酸エチルの勾配により溶離してMPLCにより精製すると、(R)−3−(6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2,2−ジメチルプロパンニトリル(2.4g、59%)を薄黄色の油として与えた。
パートIV−(R)−3−(6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸の合成
(R)−3−(6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2,2−ジメチルプロパンニトリル(2.4g、4.77mmol)、1,4−ジオキサン(20mL)、塩化水素(6mL)、硫酸(2mL)、及び酢酸(2mL)の混合物を100℃で3日間撹拌した。反応物を冷却し、水により希釈した。混合物を酢酸エチルで3回抽出し、合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、石油エーテル中50〜100%酢酸エチルの勾配により溶離してMPLCにより精製すると、(R)−3−(6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸(2.2g、88%)を薄黄色の油として与えた。
パートV−(R)−3−(6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸の合成
(R)−3−(6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸(522mg、1.00mmol)、(2,5−ジフルオロフェニル)ボロン酸(190mg、1.20mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(115mg、0.10mmol)、炭酸ナトリウム(318mg、3.0mmol)、トルエン(10mL)、メタノール(2mL)、及び水(2mL)の混合物を80℃で4時間撹拌した。混合物を濃縮し、残渣を、ジクロロメタン中5〜10%メタノールの勾配により溶離してMPLCにより精製すると、500mgの目標化合物を与えた。生成物の一部を、0.05%トリフルオロ酢酸を含む水中の57−85%アセトニトリルの勾配により溶離して分取HPLCによりさらに精製すると、(R)−3−(6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸(20mg)を白色の固体として与えた。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.04(s,1H),7.98(m,2H),7.90(s,1H),7.78(m,1H),7.31−7.07(m,4H),6.87(d,J=8.4Hz,1H),4.43(dd,J=14Hz,2.4Hz,1H), 3.52(m,1H),3.22(dd,J=14Hz,9.6Hz,1H),1.82−1.76(m,2H),1.16−1.14(m,6H).(ES,m/z):(M−H)
−554.
実施例53及び54−(1R,2R)−2−((S)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)シクロプロパン−1−カルボン酸及び(1S,2S)−2−((S)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)シクロプロパン−1−カルボン酸の合成
パートI−tert−ブチル(S,E)−3−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)アクリラートの合成
tert−ブチル2−(ジエトキシホスホリル)アセタート(21.3g、84.44mmol)の溶液を、鉱油中60%水素化ナトリウム(3.1g、77.5mmol)の−15℃のテトラヒドロフラン(150mL)中の撹拌されている懸濁液に滴加した。混合物を室温でさらに30分間撹拌し;−15℃に冷却し、(R)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−カルボアルデヒド(22.9g、76.72mmol)を滴加した。混合物を、さらに1時間−15℃で反応させた。飽和塩化アンモニウムを加え、混合物を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、石油エーテル中10%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、tert−ブチル(S,E)−3−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)アクリラート(17g、97%)を透明な油として与えた。
パートII−tert−ブチル(1R,2R)−2−((S)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)シクロプロパン−1−カルボキシラート及びtert−ブチル(1S,2S)−2−((S)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)シクロプロパン−1−カルボキシラートの合成
水素化ナトリウム(4.2g、175mmol)を、トリメチルスルホキソニウムヨージド(16.4g、80mmol)の0℃のDMSO(20mL)中の撹拌されている溶液に少量ずつ加えた。混合物を10分間撹拌し、tert−ブチル(S,E)−3−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)アクリラート(17g、74.47mmol)のテトラヒドロフラン(150ml)溶液を、撹拌しながら0℃で滴加した。混合物を放置して室温に温め、一晩撹拌した。飽和塩化アンモニウムを加え、混合物を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、石油エーテル中10%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、tert−ブチル(1R,2R)−2−((S)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)シクロプロパン−1−カルボキシラート及びtert−ブチル(1S,2S)−2−((S)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)シクロプロパン−1−カルボキシラート(11.7g、65%)を白色の固体として与えた。
パートIII−tert−ブチル(1R,2R)−2−((S)−1,2−ジヒドロキシエチル)シクロプロパン−1−カルボキシラート及びtert−ブチル(1S,2S)−2−((S)−1,2−ジヒドロキシエチル)シクロプロパン−1−カルボキシラートの合成
tert−ブチル(1R,2R)−2−((S)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)シクロプロパン−1−カルボキシラート及びtert−ブチル(1S,2S)−2−((S)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)シクロプロパン−1−カルボキシラート(300mg、1.24mmol)、2−メチルプロパン−2−オール(10mL)、ピリジニウムパラ−トルエンスルホナート(62mg、0.25mmol)の混合物を60℃で一晩撹拌した。飽和炭酸水素ナトリウムを加え、混合物を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、石油エーテル中50%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、tert−ブチル(1R,2R)−2−((S)−1,2−ジヒドロキシエチル)シクロプロパン−1−カルボキシラート及びtert−ブチル(1S,2S)−2−((S)−1,2−ジヒドロキシエチル)シクロプロパン−1−カルボキシラート(150mg、60%)を白色の固体として与えた。
パートIV−tert−ブチル(1R,2R)−2−((S)−1−ヒドロキシ−2−(トシルオキシ)エチル)シクロプロパン−1−カルボキシラート及びtert−ブチル(1R,2R)−2−((S)−1−ヒドロキシ−2−(トシルオキシ)エチル)シクロプロパン−1−カルボキシラートの合成
tert−ブチル(1R,2R)−2−((S)−1,2−ジヒドロキシエチル)シクロプロパン−1−カルボキシラート及びtert−ブチル(1S,2S)−2−((S)−1,2−ジヒドロキシエチル)シクロプロパン−1−カルボキシラート(3.4g、16.81mmol)、ジクロロメタン(25mL)、並びにトリエチルアミン(2.6g、25.69mmol)の撹拌されている混合物に、ジクロロメタン(10mL)中にパラ−トルエンスルホニルクロリド(3.2g、16.78mmol)を0℃で滴加した。混合物を放置して室温に温め、一晩撹拌した。飽和塩化アンモニウムを加え、混合物をジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮すると、tert−ブチル(1R,2R)−2−((S)−1−ヒドロキシ−2−(トシルオキシ)エチル)シクロプロパン−1−カルボキシラート及びtert−ブチル(1R,2R)−2−((S)−1−ヒドロキシ−2−(トシルオキシ)エチル)シクロプロパン−1−カルボキシラート(2g、33%)を白色の固体として与えた。
パートV−tert−ブチル(1R,2R)−2−((S)−オキシラン−2−イル)シクロプロパン−1−カルボキシラート及びtert−ブチル(1S,2S)−2−((S)−オキシラン−2−イル)シクロプロパン−1−カルボキシラートの合成
tert−ブチル(1R,2R)−2−((S)−1−ヒドロキシ−2−(トシルオキシ)エチル)シクロプロパン−1−カルボキシラート及びtert−ブチル(1R,2R)−2−((S)−1−ヒドロキシ−2−(トシルオキシ)エチル)シクロプロパン−1−カルボキシラート(1.9g、5.33mmol)並びに炭酸カリウム(883mg、6.39mmol)のメタノール(15mL)中の混合物を室温で1時間撹拌した。混合物を濃縮し、残渣を、石油エーテル中20%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、tert−ブチル(1R,2R)−2−((S)−オキシラン−2−イル)シクロプロパン−1−カルボキシラート及びtert−ブチル(1S,2S)−2−((S)−オキシラン−2−イル)シクロプロパン−1−カルボキシラート(800mg、81%)を白色の固体として与えた。
パートVI−tert−ブチル(1R,2R)−2−((S)−6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)シクロプロパン−1−カルボキシラート及びtert−ブチル(1S,2S)−2−((S)−6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)シクロプロパン−1−カルボキシラートの合成
tert−ブチル(1R,2R)−2−((S)−オキシラン−2−イル)シクロプロパン−1−カルボキシラート及びtert−ブチル(1S,2S)−2−((S)−オキシラン−2−イル)シクロプロパン−1−カルボキシラート(750mg、4.07mmol)、N−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−3−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1−スルホンアミド(1.6g、4.02mmol)、炭酸カリウム(56mg、0.41mmol)、テトラ−n−ブチルアンモニウムブロミド(131mg、0.41mmol)の混合物を60℃で一晩撹拌した。次いで、テトラヒドロフラン(10mL)及び水酸化ナトリウム(652mg、16.30mmol)を加え、温度を60℃に保ちながら、撹拌してさらに3時間反応させた。混合物を冷却し、水を加え、混合物を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、33%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、tert−ブチル(1R,2R)−2−((S)−6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)シクロプロパン−1−カルボキシラート及びtert−ブチル(1S,2S)−2−((S)−6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)シクロプロパン−1−カルボキシラート(400mg、17%)を黄色の油として与えた。
パートVII−tert−ブチル(1R,2R)−2−((S)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)シクロプロパン−1−カルボキシラート及びtert−ブチル(1S,2S)−2−((S)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)シクロプロパン−1−カルボキシラートの合成
tert−ブチル(1R,2R)−2−((S)−6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)シクロプロパン−1−カルボキシラート及びtert−ブチル(1S,2S)−2−((S)−6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)シクロプロパン−1−カルボキシラート(455mg、0.81mmol)、(2,5−ジフルオロフェニル)ボロン酸(192mg、1.22mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(140mg、0.12mmol)、炭酸ナトリウム(257mg、2.42mmol)、トルエン(6mL)、エタノール(2mL)、水(2mL)の混合物を90℃で3時間撹拌した。混合物を濃縮し、残渣を、石油エーテル中の33%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、tert−ブチル(1R,2R)−2−((S)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)シクロプロパン−1−カルボキシラート及びtert−ブチル(1S,2S)−2−((S)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)シクロプロパン−1−カルボキシラート(240mg、50%)を黄色の油として与えた。
パートVIII−(1R,2R)−2−((S)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)シクロプロパン−1−カルボン酸及び(1S,2S)−2−((S)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)シクロプロパン−1−カルボン酸の合成
tert−ブチル(1R,2R)−2−((S)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)シクロプロパン−1−カルボキシラート及びtert−ブチル(1S,2S)−2−((S)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)シクロプロパン−1−カルボキシラート(100mg、0.17mmol)、トリフルオロ酢酸(75mg、0.66mmol)、並びにジクロロメタン(5mL)の混合物を室温で2時間撹拌した。混合物を濃縮し、残渣を、分取HPLCにより精製すると、(1R,2R)−2−((S)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)シクロプロパン−1−カルボン酸(25mg);
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.04−7.95(m,4H),7.78(t,J=8.0Hz,1H),7.29(m,1H),7.25−7.16(m,2H),7.13−7.05(m,1H),6.93(d,J=8.6Hz,1H),4.50(dd,J=14.5,2.6Hz,1H),3.44(m,1H),3.13(m,1H),1.68−1.53(m,2H),1.16(dt,J=9.0,4.7Hz,1H),0.93(ddd,J=8.5,6.2,4.4Hz,1H).(ES,m/z):(M−H)
−538;及び(1S,2S)−2−((S)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)シクロプロパン−1−カルボン酸(12mg)を与えた。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.03−7.93(m,4H),7.77(t,J=7.9Hz,1H),7.30(dt,J=8.5,1.6Hz,1H),7.26−7.16(m,2H),7.14−7.04(m,1H),6.95(d,J=8.6Hz,1H),4.50(dd,J=14.5,2.5Hz,1H),3.46(dd,J=14.5,9.9Hz,1H),2.91(t,J=8.6Hz,1H),1.54(s,2H),1.19(dt,J=9.2,4.7Hz,1H),0.92(t,J=9.1Hz,1H).(ES,m/z):(M−H)
−538.
実施例55及び56−(1R,2R)−2−((S)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)シクロプロパン−1−カルボン酸及び(1S,2S)−2−((S)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)シクロプロパン−1−カルボン酸の合成
実施例53及び54の手順に基づき、(1R,2R)−2−((S)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)シクロプロパン−1−カルボン酸:
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.01(dd,J=6.6,3.2Hz,4H),7.81(t,J=8.2Hz,1H),7.43(dd,J=8.6,2.2Hz,1H),7.24−6.77(m,5H),4.50(dd,J=14.5,2.6Hz,1H),3.47(dd,J=14.5,9.8Hz,1H),3.13(ddd,J=9.5,6.6,2.6Hz,1H),1.63(tdd,J=10.4,7.7,4.3Hz,2H),1.19(dt,J=9.1,4.8Hz,1H),1.07−0.89(m,1H).(ES,m/z):(M+H)
+586;及び(1S,2S)−2−((S)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)シクロプロパン−1−カルボン酸
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.05−7.95(m,4H),7.80(t,J=8.1Hz,1H),7.43(dd,J=8.6,2.3Hz,1H),7.25−6.77(m,5H),4.50(dd,J=14.6,2.6Hz,1H),3.57−3.43(m,1H),2.91(td,J=7.9,7.2,4.4Hz,1H),1.57(q,J=6.8Hz,2H),1.22(dt,J=9.5,4.8Hz,1H),0.98−0.91(m,1H).(ES,m/z):(M+H)
+586を調製した。
実施例57−(S)−4−((6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボン酸の合成
パートI−(S)−4−(オキシラン−2−イルメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボニトリルの合成
2.46Mのn−ブチルリチウムのヘキサン溶液(29mL、71mmol)を、(S)−2−(クロロメチル)オキシラン(6.0g、64.8mmol)及びオキサン−4−カルボニトリル(8.4g、75.6mmol)の−78℃のTHF(70mL)中の撹拌されている溶液に滴加した。混合物を−78℃で2時間撹拌し、次いで、室温で一晩撹拌した。混合物を飽和塩化アンモニウムの添加によりクエンチし、ジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、石油エーテル中20%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、(S)−4−(オキシラン−2−イルメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボニトリル(4.5g、42%)を無色の液体として与えた。
パートII−(S)−4−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボニトリルの合成
(S)−4−(オキシラン−2−イルメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボニトリル(2.5g、14.9mmol)、N−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−3−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド(5.9g、14.8mmol)、テトラ−n−ブチルアンモニウムブロミド(500mg、1.55mmol)、及び炭酸カリウム(200mg、1.45mmol)の混合物を60℃で12時間撹拌した。次いで、テトラヒドロフラン(30mL)及び水酸化ナトリウム(2.4g、60mmol)を加え;混合物を60℃でさらに3時間撹拌した。反応物を冷却し、水を加えた。混合物を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、石油エーテル中の33%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、(S)−4−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボニトリル(6.0g、74%)を無色の油として与えた。
パートIII−(S)−4−((6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボン酸の合成
(S)−4−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボニトリル(3.0g、5.5mmol)、硫酸(20mL)、酢酸(20mL)、及び水(20mL)の混合物を100℃で1日撹拌した。溶液を水により希釈し、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、ジクロロメタン中の10%メタノールにより溶離してMPLCにより精製すると、(S)−4−((6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボン酸(1.6g、82%)を無色の油として与えた。
パートIV−メチル(S)−4−((6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボキシラートの合成
メタノール(20mL)中の(S)−4−((6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボン酸(2g、5.61mmol)及び塩化チオニル(1.5mL)の混合物を、60℃で2日間撹拌した。溶液のpH値を、炭酸水素ナトリウムにより、9に調整した。混合物を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、石油エーテル中50%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、メチル(S)−4−((6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボキシラート(1.8g、87%)を無色の油として与えた。
パートV−メチル(S)−4−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボキシラートの合成
メチル(S)−4−((6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボキシラート(1.8g、4.86mmol)、ジクロロメタン(20mL)、ピリジン(10mL)、及び3−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1−スルホニルクロリド(1.5g、6.13mmol)の混合物を室温で一晩撹拌した。溶液をジクロロメタンにより希釈して、1M塩化水素で3回洗浄した。有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、石油エーテル中の33%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、メチル(S)−4−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボキシラート(2.4g、85%)を白色の固体として与えた。
パートVI−メチル(S)−4−((6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボキシラートの合成
メチル(S)−4−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボキシラート(500mg、0.86mmol)、(2,5−ジフルオロフェニル)ボロン酸(205mg、1.30mmol)、炭酸ナトリウム(277mg、3.30mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(100mg、0.09mmol)、トルエン(10mL)、メタノール(3mL)、及び水(3mL)の混合物を90℃で2時間撹拌した。混合物を水により希釈し、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、石油エーテル中の33%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、メチル(S)−4−((6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボキシラート(500mg、95%)を無色の油として与えた。
パートVII−(S)−4−((6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボン酸の合成
メチル(S)−4−((6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボキシラート(70mg、0.11mmol)、テトラヒドロフラン(3mL)、水(1mL)、及び水酸化ナトリウム(46mg、1.15mmol)の混合物を、60℃で3日間撹拌した。溶液のpH値を、1M HClにより5に調整した。混合物を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、0.05%トリフルオロ酢酸を含む水中の58〜67%アセトニトリルの勾配により溶離して分取HPLCにより精製すると、(S)−4−((6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボン酸(14.9mg、22%)を白色固体として与えた。
1H−NMR(300MHz,CD
3OD)δ 8.09−7.95(m,4H),7.80(t,J=8.0Hz,1H),7.36−7.19(m,3H),7.13(td,J=8.7,8.2,3.6Hz,1H),6.90(d,J=8.5Hz,1H),4.41(dd,J=14.5,2.5Hz,1H),3.89−3.73(m,2H),3.68−3.44(m,3H),2.09−1.76(m,4H),1.61−1.41(m,2H),1.32(s,1H).(ES,m/z):(M+H)
+598.
実施例58−(S)−4−((6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボン酸の合成
パートI−メチル(S)−4−((6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボキシラートの合成
メチル(S)−4−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボキシラート(1.0g、1.73mmol)、4,4,5,5−テトラメチル−2−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,3,2−ジオキサボロラン(900mg、3.54mmol)、酢酸カリウム(800mg、8.15mmol)、ジクロロメタンとの[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)の錯体(150mg、0.21mmol)、及びエチレングリコールジメチルエーテル(10mL)の混合物を、80℃で2時間撹拌した。混合物を濃縮し、残渣を、石油エーテル中の33%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、メチル(S)−4−((6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボキシラート(1.0g、92%)を無色の油として与えた。
パートII−メチル(S)−4−((6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボキシラートの合成
メチル(S)−4−((6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボキシラート(700mg、1.12mmol)、1−ブロモ−3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロベンゼン(403mg、1.67mmol)、炭酸ナトリウム(356mg、4.24mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(130mg、0.11mmol)、トルエン(10mL)、メタノール(3mL)及び水(3mL)の混合物を、90℃で3時間撹拌した。混合物を水により希釈し、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、石油エーテル中の33%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、メチル(S)−4−((6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボキシラート(700mg、95%)を無色の油として与えた。
パートIII−(S)−4−((6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボン酸の合成
実施例57、パートVIIの手順に基づき、(S)−4−((6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボン酸を調製した。
1H−NMR(300MHz,CD
3OD)δ 8.07(d,J=2.2Hz,1H),8.01(d,J=7.8Hz,1H),7.95(d,J=9.8Hz,2H),7.80(t,J=7.8Hz,1H),7.43(dd,J=8.6,2.3Hz,1H),7.27−7.19(m,2H),7.01−6.72(m,3H),4.39(dd,J=14.5,2.5Hz,1H),3.80(dq,J=11.7,3.9Hz,2H),3.67−3.43(m,3H),3.32−3.26(m,1H),2.08−1.88(m,3H),1.80(dd,J=14.7,3.7Hz,1H),1.61−1.29(m,2H).(ES,m/z):(M+H)
+646.
実施例59−(1S,3r)−3−(((S)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)シクロブタン−1−カルボン酸の合成
パートI−(S)−2−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)プロパン−1,3−ジオールの合成
ジメチル(S)−2−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)マロナート(2.2g、3.88mmol)、テトラヒドロフラン(50mL)、及び水素化ホウ素リチウム(343mg)の混合物を室温で3時間撹拌した。メタノールを加え、混合物を水と酢酸エチルとの間で分配した。有機層を水で2回洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮すると、(S)−2−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)プロパン−1,3−ジオール(2g)を無色の油として与えた。
パートII−(S)−2−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)プロパン−1,3−ジイルジメタンスルホナートの合成
(S)−2−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)プロパン−1,3−ジオール(2.1g、4.12mmol)、ジクロロメタン(20mL)、トリエチルアミン(2.0g、19.8mmol)、及びメタンスルホニルクロリド(1.28g)の溶液を室温で1時間撹拌した。混合物を水により希釈し、ジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、石油エーテル中50%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、(S)−2−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)プロパン−1,3−ジイルジメタンスルホナート(2.0g、73%)を白色の固体として与えた。
パートIII−ジメチル(S)−3−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)シクロブタン−1,1−ジカルボキシラートの合成
水素化ナトリウム(180mg)を、(S)−2−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)プロパン−1,3−ジイルジメタンスルホナート(1.5g、2.25mmol)及び1,3−ジメチルプロパンジオアート(540mg、4.09mmol)のジオキサン(20mL)溶液に加えた。混合物を105℃で一晩撹拌した。メタノール(2mL)を加え、混合物を酢酸エチルにより希釈した。混合物を、水及びブラインで2回洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、石油エーテル中25%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、ジメチル(S)−3−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)シクロブタン−1,1−ジカルボキシラート(700mg、51%)を白色の固体として与えた。
パートIV−(S)−3−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)シクロブタン−1,1−ジカルボン酸の合成
ジメチル(S)−3−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)シクロブタン−1,1−ジカルボキシラート(820mg、1.35mmol)、テトラヒドロフラン(10mL)、水(3mL)、及び水酸化リチウム(325mg、13.6mmol)の混合物を室温で3時間撹拌した。1N HClを加え、混合物を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮すると、(S)−3−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)シクロブタン−1,1−ジカルボン酸(750mg、96%)を無色の油として与えた。
パートV−(1S,3r)−3−(((S)−6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)シクロブタン−1−カルボン酸の合成
(S)−3−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)シクロブタン−1,1−ジカルボン酸(700mg、1.21mmol)及びピリジン(5mL)の混合物を120℃で一晩撹拌した。混合物を酢酸エチルにより希釈し、1M塩化水素で3回洗浄した。有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、石油エーテル中50%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、(1S,3r)−3−(((S)−6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)シクロブタン−1−カルボン酸(400mg、62%)を無色の油として与えた。
パートVI−(1S,3r)−3−(((S)−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)シクロブタン−1−カルボン酸の合成
(1S,3r)−3−(((S)−6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)シクロブタン−1−カルボン酸(300mg、0.56mmol)、4,4,5,5−テトラメチル−2−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,3,2−ジオキサボロラン(286mg)、酢酸カリウム(221mg、2.25mmol)、ジクロロメタンとの[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)の錯体(65mg、0.09mmol)、及びエチレングリコールジメチルエーテル(10mL)の混合物を80℃で4時間撹拌した。混合物を水により希釈し、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、石油エーテル中の33%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、(1S,3r)−3−(((S)−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)シクロブタン−1−カルボン酸(300mg、92%)を無色の油として与えた。
パートVII−(1S,3r)−3−(((S)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)シクロブタン−1−カルボン酸の合成
(1S,3r)−3−(((S)−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)シクロブタン−1−カルボン酸(100mg、0.17mmol)、1−ブロモ−3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロベンゼン(66mg、0.27mmol)、炭酸ナトリウム(55mg、0.52mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(20mg、0.02mmol)、トルエン(6mL)、メタノール(2mL)、及び水(2mL)の混合物を90℃で2時間撹拌した。混合物を水により希釈し、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、0.05%トリフルオロ酢酸を含む水中の60−80%アセトニトリルの勾配により溶離して分取HPLCにより精製すると、(1S,3r)−3−(((S)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)シクロブタン−1−カルボン酸(20.3mg、19%)を白色の固体として与えた。
1H−NMR(300MHz,CD
3OD)δ 8.12−7.89(m,4H),7.78(t,J=7.9Hz,1H),7.41(dd,J=8.6,2.3Hz,1H),7.27−7.14(m,2H),7.02−6.66(m,3H),4.43−4.26(m,1H),3.29−3.19(m,2H),3.12−2.95(m,1H),2.64−2.17(m,3H),2.01−1.76(m,2H),1.75−1.56(m,2H).(ES,m/z):(M+H)
+616.
実施例60−追加の置換4−(アリールスルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)化合物の調製
表17中の化合物を、実施例12、13、59、69、70、71、及び72、並びに発明を実施するための形態に記載の実験手順に基づいて調製した。表17の例示的な化合物の1H NMRデータを表17Aに与える。
実施例61−(S)−1−(3−((6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)アゼチジン−1−イル)エタン−1−オンの合成
パートI−(S)−2−((1−ベンジルアゼチジン−3−イル)メチル)−6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジンの合成
(S)−2−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)プロパン−1,3−ジイルジメタンスルホナート(2.1g、3.15mmol)、トルエン(20mL)、及びベンジルアミン(1.1g、10.3mmol)の混合物を110℃で一晩撹拌した。混合物を濃縮し、水により希釈し、ジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、ヘキサン中50%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、(S)−2−((1−ベンジルアゼチジン−3−イル)メチル)−6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン(1.12g、61%)を黄色の油として与えた。
パートII−(S)−2−((1−ベンジルアゼチジン−3−イル)メチル)−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジンの合成
(S)−2−((1−ベンジルアゼチジン−3−イル)メチル)−6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン(800mg、1.38mmol)、エチレングリコールジメチルエーテル(10mL)、4,4,5,5−テトラメチル−2−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,3,2−ジオキサボロラン(700mg)、酢酸カリウム(540mg、5.50mmol)、ジクロロメタンとの[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)の錯体(100mg、0.14mmol)の混合物を90℃で3時間撹拌した。混合物を水により希釈し、ジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、5%メタノールにより溶離してMPLCにより精製すると、(S)−2−((1−ベンジルアゼチジン−3−イル)メチル)−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン(530mg、61%)を黄色の油として与えた。
パートIII−(S)−2−((1−ベンジルアゼチジン−3−イル)メチル)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジンの合成
(S)−2−((1−ベンジルアゼチジン−3−イル)メチル)−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン(300mg、0.48mmol)、トルエン(3mL)、エタノール(0.4mL)、水(1.6mL)、1−ブロモ−3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロベンゼン(115.1mg、0.48mmol)、炭酸ナトリウム(405mg、3.82mmol)、及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(55mg、0.05mmol)の混合物を、95℃で5時間撹拌した。混合物を水により希釈し、ジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、ジクロロメタン中5%メタノールにより溶離してMPLCにより精製すると、(S)−2−((1−ベンジルアゼチジン−3−イル)メチル)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン(210mg、66%)を黄色の油として与えた。
パートIV−(S)−2−(アゼチジン−3−イルメチル)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジンの合成
(S)−2−((1−ベンジルアゼチジン−3−イル)メチル)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン(180mg、0.27mmol)、酢酸(5mL)、及び10%水酸化パラジウム/炭素(180mg)の混合物を、水素の雰囲気下で、60℃で一晩撹拌した。混合物を冷却し、セライトに通して濾過した。濾液を濃縮すると、(S)−2−(アゼチジン−3−イルメチル)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン(150mg、96%)を黄色の固体として与えた。
パートV−(S)−1−(3−((6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)アゼチジン−1−イル)エタン−1−オンの合成
(S)−2−(アゼチジン−3−イルメチル)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン(150mg、0.26mmol)、ピリジン(6mL)、及び無水酢酸(3mL)の混合物を室温で一晩撹拌し、濃縮した。残渣を、0.05%トリフルオロ酢酸を含む水中の55〜72%アセトニトリルの勾配により溶離して分取HPLCにより精製すると、(S)−1−(3−((6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)アゼチジン−1−イル)エタン−1−オン(48.5mg、30%)を白色の固体として与えた:
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.04−7.93(m,4H),7.84−7.74(m,1H),7.41(dd,J=8.6,2.2Hz,1H),7.26−6.74(m,5H),4.45−4.18(m,2H),4.05(dt,J=31.6,9.3Hz,1H),3.83(ddd,J=34.6,8.8,5.9Hz,1H),3.59(ddd,J=28.0,10.0,5.9Hz,1H),3.42−3.31(m,2H),2.86−2.78(m,1H),1.99−1.81(m,5H).(ES,m/z):(M+H)
+615.
実施例62−(S)−1−(3−((6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)アゼチジン−1−イル)エタン−1−オンの合成
パートI−(S)−2−((1−ベンジルアゼチジン−3−イル)メチル)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジンの合成
(S)−2−((1−ベンジルアゼチジン−3−イル)メチル)−6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン(300mg、0.52mmol)、トルエン(4.5mL)、エタノール(0.6mL)、水(2.4mL)、(2,5−ジフルオロフェニル)ボロン酸(98mg、0.62mmol)、炭酸ナトリウム(438mg、4.13mmol)、及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(59.7mg、0.05mmol)の混合物を、95℃で3時間撹拌した。混合物を水により希釈し、ジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、ジクロロメタン中5%メタノールにより溶離してMPLCにより精製すると、(S)−2−((1−ベンジルアゼチジン−3−イル)メチル)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン(180mg、57%)を黄色の油として与えた。
パートII−(S)−2−(アゼチジン−3−イルメチル)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジンの合成
(S)−2−((1−ベンジルアゼチジン−3−イル)メチル)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン(100mg、0.16mmol)、酢酸(10mL)、及び10%水酸化パラジウム/炭素(100mg)の混合物を、水素の雰囲気下で、60℃で一晩撹拌した。混合物を冷却し、セライトに通して濾過した。濾液を濃縮すると、(S)−2−(アゼチジン−3−イルメチル)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン(80mg、94%)を黄色の油として与えた。
パートIII−(S)−1−(3−((6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)アゼチジン−1−イル)エタン−1−オンの合成
(S)−2−(アゼチジン−3−イルメチル)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン(100mg、0.19mmol)、ピリジン(6mL)、及び無水酢酸(3mL)の混合物を室温で一晩撹拌し、濃縮した。残渣を、0.05%トリフルオロ酢酸を含む水中の50〜72%アセトニトリルの勾配により溶離して分取HPLCにより精製すると、(S)−1−(3−((6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)アゼチジン−1−イル)エタン−1−オン(31.9mg、30%)を白色の固体として与えた。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.02(d,J=8.3Hz,4H),7.81(q,J=7.3,6.3Hz,1H),7.35−7.18(m,3H),7.14(d,J=8.7Hz,1H),6.93(d,J=8.5Hz,1H),4.49−4.41(m,1H),4.31(dt,J=32.8,8.6Hz,1H),4.09(dt,J=30.5,9.3Hz,1H),3.87(dt,J=29.7,7.1Hz,1H),3.64(dt,J=24.0,8.5Hz,1H),3.48(s,1H),3.39(d,J=2.3Hz,1H),2.90−2.82(m,1H),2.02−1.84(m,5H).(ES,m/z):(M+H)
+567.
実施例63−(S)−1−((6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)シクロペンタ−3−エン−1−カルボン酸の合成
パートI−(S)−1−(オキシラン−2−イルメチル)シクロペンタ−3−エン−1−カルボニトリルの合成
2.5Mのn−ブチルリチウム溶液(2.8mL)を、シクロペンタ−3−エン−1−カルボニトリル(600mg、6.44mmol)、及び(S)−2−(クロロメチル)オキシラン(594mg、6.42mmol)の−78℃のテトラヒドロフラン(6mL)中の撹拌されている溶液に滴加した。混合物を−78℃で1時間撹拌し、一晩室温に温めた。飽和塩化アンモニウムを加え、混合物を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、石油エーテル中10%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、(S)−1−(オキシラン−2−イルメチル)シクロペンタ−3−エン−1−カルボニトリル(500mg、52%)を与えた。
パートII−(S)−1−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)シクロペンタ−3−エン−1−カルボニトリルの合成
(S)−1−(オキシラン−2−イルメチル)シクロペンタ−3−エン−1−カルボニトリル(500mg、3.35mmol)、テトラ−n−ブチルアンモニウムブロミド(108mg、0.34mmol)、炭酸カリウム(46.3mg、0.33mmol)、及びN−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−3−(トリフルオロメチル)ベンゼン−スルホンアミド(1.3g、3.26mmol)の混合物を60℃で一晩撹拌した。次いで、水酸化ナトリウム(537mg、13.43mmol)及びテトラヒドロフラン(5mL)を加えた。混合物を60℃でさらに2時間撹拌し、水により希釈し、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、石油エーテル中12%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、(S)−1−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)シクロペンタ−3−エン−1−カルボニトリルを黄色の固体として与えた。
パートIII−(S)−1−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)シクロペンタ−3−エン−1−カルボン酸の合成
(S)−1−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)シクロペンタ−3−エン−1−カルボニトリル(700mg、1.33mmol)、ジオキサン(7mL)、濃塩化水素(2mL)、硫酸(1mL)、及び酢酸(1mL)の混合物を100℃で2日間撹拌した。混合物を水により希釈し、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、石油エーテル中の33%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、(S)−1−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)シクロペンタ−3−エン−1−カルボン酸(460mg、63%)を黄色の油として与えた。
パートIV−(S)−1−((6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)シクロペンタ−3−エン−1−カルボン酸の合成
(S)−1−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)シクロペンタ−3−エン−1−カルボン酸(50mg、0.09mmol)、トルエン(2mL)、エタノール(0.5mL)、水(0.5mL)、2−[3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル]−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(39.6mg、0.14mmol)、炭酸ナトリウム(29.2mg、0.28mmol)、及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(10.6mg、0.01mmol)の混合物を90℃で2時間撹拌した。生じた混合物を濃縮し、残渣を、0.05%トリフルオロ酢酸を含む水中の57〜78%アセトニトリルの勾配により溶離して分取HPLCにより精製すると、(S)−1−((6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)シクロペンタ−3−エン−1−カルボン酸(24.3mg、42%)を白色の固体として与えた。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.08(d,J=2.3Hz,1H),7.99(dd,J=17.8,7.9Hz,2H),7.89(s,1H),7.80(t,J=7.9Hz,1H),7.43(dd,J=8.6,2.3Hz,1H),7.27−7.19(m,2H),7.17−6.78(m,3H),5.60(tdd,J=7.9,5.9,2.0Hz,2H),4.46(dd,J=14.5,2.5Hz,1H),3.52−3.40(m,1H),3.31−3.26(m,1H),2.90−2.79(m,2H),2.26(dd,J=24.3,16.8Hz,2H),1.95(d,J=5.4Hz,2H).(ES,m/z):(M+NH
4)
+645.
実施例64及び65−(1s,3R,4S)−1−(((S)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−3,4−ジヒドロキシシクロペンタン−1−カルボン酸及び(1r,3R,4S)−1−(((S)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−3,4−ジヒドロキシシクロペンタン−1−カルボン酸の合成
酸化オスミウム(8.1mg、0.03mmol)のtert−ブタノール(1mL)溶液を、(S)−1−((6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)シクロペンタ−3−エン−1−カルボン酸(200mg、0.32mmol)、アセトン(4mL)、水(1mL)、及びN−メチルモルホリンオキシド(112mg、0.96mmol)の混合物に加えた。混合物を室温で一晩撹拌した。次いで、反応物を、NaHSO
3の飽和溶液の添加によりクエンチした。混合物を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、0.05%トリフルオロ酢酸を含む水中の55〜68%アセトニトリルの勾配により溶離して分取HPLCにより精製すると、(1s,3R,4S)−1−(((S)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−3,4−ジヒドロキシシクロペンタン−1−カルボン酸(50.4mg、24%):
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.09−7.98(m,3H),7.89−7.79(m,2H),7.42(dd,J=8.6,2.3Hz,1H),7.25−6.78(m,5H),4.43(dd,J=14.5,2.5Hz,1H),4.10−3.92(m,2H),3.53−3.41(m,1H),3.31−3.24(m,1H),2.29(ddd,J=18.0,13.9,5.0Hz,2H),1.94−1.87(m,2H),1.83(dd,J=13.9,5.8Hz,1H),1.73(dd,J=13.9,5.8Hz,1H);(ES,m/z):(M+NH
4)
+679;及び(1r,3R,4S)−1−(((S)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−3,4−ジヒドロキシシクロペンタン−1−カルボン酸(56.2mg、27%):
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.08−7.97(m,3H),7.86−7.78(m,2H),7.42(dd,J=8.6,2.3Hz,1H),7.25−6.78(m,5H),4.44(dd,J=14.5,2.5Hz,1H),4.04(td,J=6.1,3.1Hz,2H),3.54−3.43(m,1H),3.28(dd,J=14.6,10.0Hz,1H),2.39−2.24(m,2H),2.15−2.00(m,2H),1.80−1.70(m,1H),1.62(dd,J=13.5,5.7Hz,1H);(ES,m/z):(M+NH
4)
+679;を白色の固体として与えた。
実施例66−(S)−1−((6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−3−オキソシクロブタン−1−カルボン酸の合成
パートI−(S)−3−メチレン−1−(オキシラン−2−イルメチル)シクロブタン−1−カルボニトリルの合成
2.5Mのn−ブチルリチウム溶液(10mL)を、3−メチリデンシクロブタン−1−カルボニトリル(2.6g、27.92mmol)、及び(S)−2−(クロロメチル)オキシラン(2.1g、22.7mmol)の−78℃のテトラヒドロフラン(30mL)中の撹拌されている溶液に滴加した。混合物を−78℃で2時間撹拌し、一晩室温に温めた。飽和塩化アンモニウムを加え、混合物をジクロロメタンで抽出した。有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、石油エーテル中の15%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、(S)−3−メチレン−1−(オキシラン−2−イルメチル)シクロブタン−1−カルボニトリル(1.5g、44%)を無色の液体として与えた。
パートII−(S)−1−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−3−メチレンシクロブタン−1−カルボニトリルの合成
(S)−3−メチレン−1−(オキシラン−2−イルメチル)シクロブタン−1−カルボニトリル(1.1g、7.37mmol)、テトラ−n−ブチルアンモニウムブロミド(238mg)、炭酸カリウム(102mg)、及びN−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−3−(トリフルオロメチル)ベンゼン−スルホンアミド(2.9g、7.28mmol)の混合物を60℃で4時間撹拌した。次いで、水酸化ナトリウム(1.2g、30.00mmol)及びテトラヒドロフラン(20mL)を加えた。混合物を60℃でさらに3時間撹拌し、水により希釈し、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、石油エーテル中の33%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、(S)−1−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−3−メチレンシクロブタン−1−カルボニトリル(1.8g、46%)を白色の固体として与えた。
パートIII−(S)−1−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−3−オキソシクロブタン−1−カルボニトリルの合成
酸化オスミウム(0.09g)のtert−ブタノール(2mL)溶液を、(S)−1−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−3−メチレンシクロブタン−1−カルボニトリル(3.7g、7.02mmol)、ジオキサン(60mL)、及び水(20mL)の混合物に加えた。混合物を室温で10分間撹拌した。これに、過ヨウ素酸ナトリウム(3.00g)を少量ずつ加えた。生じた混合物を室温で一晩撹拌した。混合物をジクロロメタンにより希釈し、飽和炭酸水素ナトリウムで2回洗浄した。有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、石油エーテル中25%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、(S)−1−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−3−オキソシクロブタン−1−カルボニトリル(2.6g、70%)を無色の油として与えた。
パートIV−(S)−1−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−3−オキソシクロブタン−1−カルボン酸の合成
(S)−1−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−3−オキソシクロブタン−1−カルボニトリル(2.0g、3.78mmol)、ジオキサン(20mL)、塩化水素(8mL)、硫酸(4mL)、及び酢酸(4mL)の混合物を100℃で一晩撹拌した。混合物を酢酸エチルにより希釈し、水で2回洗浄した。有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、石油エーテル中10%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、(S)−1−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−3−オキソシクロブタン−1−カルボン酸(1.6g、77%)を無色の油として与えた。
パートV−(S)−3−オキソ−1−((6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)シクロブタン−1−カルボン酸の合成
(S)−1−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−3−オキソシクロブタン−1−カルボン酸(500mg、0.91mmol)、4,4,5,5−テトラメチル−2−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,3,2−ジオキサボロラン(464mg)、酢酸カリウム(358mg、3.65mmol)、ジクロロメタンとの[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)の錯体(67mg、0.09mmol)、及びエチレングリコールジメチルエーテル(10mL)の混合物を80℃で一晩撹拌した。混合物を濃縮し、残渣を、ジクロロメタン中の10%メタノールにより溶離してMPLCにより精製すると、(S)−3−オキソ−1−((6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)シクロブタン−1−カルボン酸(400mg、74%)を無色の油として与えた。
パートVI−(S)−1−((6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−3−オキソシクロブタン−1−カルボン酸の合成
(S)−3−オキソ−1−((6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)シクロブタン−1−カルボン酸(400mg、0.67mmol)、1−ブロモ−3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロベンゼン(222mg、0.92mmol)、炭酸ナトリウム(214mg、2.02mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(77mg、0.07mmol)、トルエン(10mL)、エタノール(3mL)、及び水(3mL)の混合物を、90℃で一晩撹拌した。混合物を濃縮し、残渣を、ジクロロメタン中の10%メタノールにより溶離してMPLCにより精製すると、(S)−1−((6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−3−オキソシクロブタン−1−カルボン酸(350mg、83%)を無色の油として与えた。
実施例67及び68−(1s,3S)−1−(((S)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−3−ヒドロキシシクロブタン−1−カルボン酸及び(1r,3R)−1−(((S)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−3−ヒドロキシシクロブタン−1−カルボン酸の合成
(S)−1−((6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−3−オキソシクロブタン−1−カルボン酸(150mg、0.24mmol)、テトラヒドロフラン(3mL)、メタノール(3mL)、及び水素化ホウ素ナトリウム(18mg、0.48mmol)の混合物を室温で1時間撹拌した。混合物を濃縮し、残渣を、0.05%トリフルオロ酢酸を含む水中の52〜75%アセトニトリルの勾配により溶離して分取HPLCにより精製すると、(1s,3S)−1−(((S)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−3−ヒドロキシシクロブタン−1−カルボン酸(27.5mg、18%):
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.09−7.97(m,3H),7.88−7.77(m,2H),7.42(dd,J=8.6,2.2Hz,1H),7.25−6.78(m,5H),4.40(dd,J=14.5,2.4Hz,1H),4.30(p,J=7.4Hz,1H),3.53−3.42(m,1H),3.29(d,J=10.1Hz,1H),2.77−2.67(m,2H),2.05(d,J=6.0Hz,2H),1.96(dd,J=12.2,7.7Hz,1H),1.84(dd,J=12.0,7.7Hz,1H);(ES,m/z):(M+H)
+632;及び(1r,3R)−1−(((S)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−3−ヒドロキシシクロブタン−1−カルボン酸(52.9mg、39%):
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.07(d,J=2.2Hz,1H),7.98(dd,J=12.3,8.0Hz,2H),7.90(s,1H),7.79(t,J=7.9Hz,1H),7.42(dd,J=8.6,2.3Hz,1H),7.26−6.79(m,5H),4.44(dd,J=14.3,2.2Hz,1H),4.21(p,J=7.4Hz,1H),3.41(ddd,J=8.6,5.5,2.6Hz,1H),3.32(m,1H),2.39−2.25(m,3H),2.19(ddd,J=11.6,7.2,3.9Hz,1H),2.06−1.98(m,2H);(ES,m/z):(M+H)
+632;を白色の固体として与えた。
実施例69及び70−(1S,3r)−3−(((S)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−1−メチルシクロブタン−1−カルボン酸及び(1R,3s)−3−(((S)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−1−メチルシクロブタン−1−カルボン酸の合成
パートI−メチル(S)−3−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−1−シアノシクロブタン−1−カルボキシラートの合成
水素化ナトリウム(450mg、18.7mmol)を、(S)−2−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)プロパン−1,3−ジイルジメタンスルホナート(3.0g、4.5mmol)、メチル2−シアノアセタート(900mg、9.1mmol)、及びジオキサン(50mL)の撹拌されている混合物に加えた。混合物を105℃に温め、一晩撹拌した。メタノールを、冷却された混合物に加え、混合物を濃縮した。残渣を酢酸エチルに溶解させ、水、ブラインで2回洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、石油エーテル中の33%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、メチル(S)−3−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−1−シアノシクロブタン−1−カルボキシラート(1.0g、39%)を無色の油として与えた。
パートII−(S)−3−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−1−(ヒドロキシメチル)シクロブタン−1−カルボニトリルの合成
メチル(S)−3−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−1−シアノシクロブタン−1−カルボキシラート(1.0g、1.74mmol)、テトラヒドロフラン(20mL)、水(2mL)、及び水素化ホウ素ナトリウム(200mg、5.29mmol)の混合物を室温で2時間撹拌した。メタノール(2mL)を加え、混合物を濃縮した。残渣を、石油エーテル中50%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、(S)−3−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−1−(ヒドロキシメチル)シクロブタン−1−カルボニトリル(0.7g、74%)を無色の油として与えた。
パートIII−(S)−3−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−1−(ヨードメチル)シクロブタン−1−カルボニトリルの合成
(S)−3−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−1−(ヒドロキシメチル)シクロブタン−1−カルボニトリル(700mg、1.28mmol)、トリフェニルホスフィン(405mg、1.54mmol)、イミダゾール(263mg)、ヨウ素(490mg)、及びトルエン(10mL)の混合物を室温で2時間撹拌した。混合物を濃縮し、石油エーテル中20%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、(S)−3−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−1−(ヨードメチル)シクロブタン−1−カルボニトリル(600mg、71%)を油として与えた。
パートIV−(S)−3−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−1−メチルシクロブタン−1−カルボニトリルの合成
(S)−3−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−1−(ヨードメチル)シクロブタン−1−カルボニトリル(300mg、0.46mmol)、テトラヒドロフラン(10mL)、及びラネーニッケル(0.3g)の混合物を室温で3時間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を濃縮すると、(S)−3−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−1−メチルシクロブタン−1−カルボニトリル(150mg、62%)を無色の油として与えた。
パートV−(S)−3−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−1−メチルシクロブタン−1−カルボン酸の合成
(S)−3−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−1−メチルシクロブタン−1−カルボニトリル(250mg、0.47mmol)、ジオキサン(5mL)、塩化水素(1mL)、硫酸(0.5mL)、及び酢酸(0.5mL)の混合物を100℃で一晩撹拌した。混合物を酢酸エチルに希釈し、水で2回洗浄した。有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、石油エーテル中10%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、(S)−3−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−1−メチルシクロブタン−1−カルボン酸(220mg、85%)を無色の油として与えた。
パートVI−(S)−1−メチル−3−((6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)シクロブタン−1−カルボン酸の合成
(S)−3−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−1−メチルシクロブタン−1−カルボン酸(400mg、0.73mmol)、エチレングリコールジメチルエーテル(10mL)、4,4,5,5−テトラメチル−2−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,3,2−ジオキサボロラン(371mg)、酢酸カリウム(287mg、2.92mmol)、及びジクロロメタンとの[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)の錯体(53mg、0.07mmol)の混合物を80℃で一晩撹拌した。混合物を濃縮し、残渣を、ジクロロメタン中の10%メタノールにより溶離してMPLCにより精製すると、(S)−1−メチル−3−((6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)シクロブタン−1−カルボン酸(350mg、81%)を無色の固体として与えた。
パートVII−(1S,3r)−3−(((S)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−1−メチルシクロブタン−1−カルボン酸及び(1R,3s)−3−(((S)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−1−メチルシクロブタン−1−カルボン酸の合成
(S)−1−メチル−3−((6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)シクロブタン−1−カルボン酸(100mg、0.17mmol)、1−ブロモ−3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロベンゼン(61mg、0.25mmol)、トルエン(3mL)、エタノール(2mL)、水(1mL)、炭酸ナトリウム(54mg、0.51mmol)、及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(19mg、0.02mmol)の混合物を90℃で一晩撹拌した。混合物を水に希釈し、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、0.05%トリフルオロ酢酸を含む水中の62〜82%アセトニトリルの勾配により分取HPLCにより精製すると、(1S,3r)−3−(((S)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−1−メチルシクロブタン−1−カルボン酸(27.9mg、26%):
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.10−7.87(m,4H),7.78(t,J=7.8Hz,1H),7.42(dd,J=8.6,2.3Hz,1H),7.27−6.69(m,5H),4.33(d,J=12.6Hz,1H),3.29−3.16(m,2H),2.64−2.38(m,3H),1.77−1.43(m,4H),1.32(s,3H);(ES,m/z):(M+H)
+630;及び(1R,3s)−3−(((S)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−1−メチルシクロブタン−1−カルボン酸(52.9mg、39%):
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.08−7.89(m,4H),7.78(t,J=7.9Hz,1H),7.42(dd,J=8.6,2.3Hz,1H),7.26−6.70(m,5H),4.34(d,J=12.1Hz,1H),3.24(d,J=12.0Hz,2H),2.54−2.41(m,1H),2.13−1.80(m,4H),1.71−1.55(m,2H),1.41(s,3H);(ES,m/z):(M+H)
+630;を白色の固体として与えた。
実施例71及び72−(1R,3s)−3−((S)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)シクロブタン−1−カルボン酸及び(1S,3r)−3−((S)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)シクロブタン−1−カルボン酸の合成
パートI−(3R,4R)−4−((ベンジルオキシ)メチル)−3−ヒドロキシジヒドロフラン−2(3H)−オンの合成
(S)−3−(ベンジルオキシ)−2−((R)−2,2−ジメチル−5−オキソ−1,3−ジオキソラン−4−イル)プロパン酸(1.1g、3.74mmol)、テトラヒドロフラン(20mL)、及びTHF中の1Mボラン(4.12mL)の混合物を室温で一晩撹拌した。溶液のpH値を、塩化水素(1.0M)により1.0に調整し、室温で一晩撹拌した。混合物を水により希釈し、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、石油エーテル中0〜50%酢酸エチルの勾配により溶離してMPLCにより精製すると、(3R,4R)−4−((ベンジルオキシ)メチル)−3−ヒドロキシジヒドロフラン−2(3H)−オン(400mg、48%)を油として与えた。
パートII−(3S,4R)−4−((ベンジルオキシ)メチル)−3−(4−ブロモ−2−ニトロフェノキシ)ジヒドロフラン−2(3H)−オンの合成
ジイソプロピルアゾジカルボキシラート(660mg、5.0mmol)を、(3R,4R)−4−((ベンジルオキシ)メチル)−3−ヒドロキシジヒドロフラン−2(3H)−オン(600mg、2.70mmol)、THF(20mL)、4−ブロモ−2−ニトロフェノール(710mg、3.26mmol)、及びトリフェニルホスファン(850mg、3.24mmol)の0℃の撹拌されている溶液に滴加した。混合物を30℃で一晩撹拌し、濃縮した。残渣を、石油エーテル中0〜20%酢酸エチルの勾配により溶離してMPLCにより精製すると、(3S,4R)−4−((ベンジルオキシ)メチル)−3−(4−ブロモ−2−ニトロフェノキシ)ジヒドロフラン−2(3H)−オン(800mg、70%)を薄黄色の油として与えた。
パートIII−(S)−2−((S)−1−(ベンジルオキシ)−3−ヒドロキシプロパン−2−イル)−6−ブロモ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−3(4H)−オンの合成
(3S,4R)−4−((ベンジルオキシ)メチル)−3−(4−ブロモ−2−ニトロフェノキシ)ジヒドロフラン−2(3H)−オン(2.5g、5.92mmol)、酢酸(50mL)、及び鉄(5.0g、90mmol)の混合物を、90℃で2時間半撹拌した。混合物を濾過し、濾液を濃縮した。残渣を、石油エーテル中0〜50%酢酸エチルの勾配により溶離してMPLCにより精製すると、(S)−2−((S)−1−(ベンジルオキシ)−3−ヒドロキシプロパン−2−イル)−6−ブロモ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン(1.5g、65%)を薄黄色の油として与えた。
パートIV−(S)−3−(ベンジルオキシ)−2−((S)−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパン−1−オールの合成
10Mの(メチルスルファニル)メタンボランのTHF溶液(1.15mL)を、(S)−2−((S)−1−(ベンジルオキシ)−3−ヒドロキシプロパン−2−イル)−6−ブロモ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン(1.5g、3.82mmol)の0℃のテトラヒドロフラン(10mL)中の撹拌されている溶液に滴加した。混合物を室温でさらに4時間撹拌した。メタノールを加え、混合物を濃縮した。残渣を、石油エーテル中0〜50%酢酸エチルの勾配により溶離してMPLCにより精製すると、(S)−3−(ベンジルオキシ)−2−((S)−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパン−1−オール(1.0g、69%)を薄黄色の油として与えた。
パートV−(R)−3−(ベンジルオキシ)−2−((S)−6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロピル3−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホナートの合成
ピリジン(7.8g、98.61mmol)を、(S)−3−(ベンジルオキシ)−2−((S)−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロパン−1−オール(2.3g、6.08mmol)、ジクロロメタン(40mL)、3−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1−スルホニルクロリド(8.9g、36.38mmol)の0℃の撹拌されている溶液に滴加した。混合物を室温で一晩撹拌し、濃縮した。残渣を酢酸エチルに希釈し、1N塩化水素で洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、石油エーテル中0〜33%酢酸エチルの勾配により溶離してMPLCにより精製すると、(R)−3−(ベンジルオキシ)−2−((S)−6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロピル3−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホナート(2.8g、58%)を薄黄色の油として与えた。
パートVI−(R)−2−((S)−6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−3−ヒドロキシプロピル3−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホナートの合成
1Mのトリクロロボランのジクロロメタン溶液(3.7mL)を、(R)−3−(ベンジルオキシ)−2−((S)−6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)プロピル3−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホナート(1.0g、1.26mmol)、ジクロロメタン(20mL)の撹拌されている溶液に0℃で加えた。混合物を室温でさらに2時間半撹拌し、濃縮した。残渣を、石油エーテル中0〜50%酢酸エチルの勾配により溶離してMPLCにより精製すると、(R)−2−((S)−6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−3−ヒドロキシプロピル3−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホナート(0.8g、90%)を薄黄色の油として与えた。
パートVII−(R)−2−((S)−6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−3−(トシルオキシ)プロピル3−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホナートの合成
トリエチルアミン(910mg、8.99mmol)を、(R)−2−((S)−6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−3−ヒドロキシプロピル3−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホナート(1.0g、1.42mmol)、ジクロロメタン(20mL)、及び4−メチルベンゼン−1−スルホニルクロリド(1.35g、7.08mmol)の撹拌されている溶液に0℃で滴加した。溶液を室温で一晩撹拌し、濃縮した。残渣を、石油エーテル中0〜33%酢酸エチルの勾配により溶離してMPLCにより精製すると、(R)−2−((S)−6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−3−(トシルオキシ)プロピル3−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホナート(800mg、66%)を薄黄色の油として与えた。
パートVIII−ジメチル(S)−3−(6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)シクロブタン−1,1−ジカルボキシラートの合成
水素化ナトリウム(84mg)を、(R)−2−((S)−6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−3−(トシルオキシ)プロピル3−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホナート(900mg、1.05mmol)、1,3−ジメチルプロパンジオアート(310mg、2.35mmol)、及び1,4−ジオキサン(10mL)の混合物に加えた。混合物を105℃に温め、一晩撹拌した。水を加え、混合物を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、石油エーテル中0〜33%酢酸エチルの勾配により溶離してMPLCにより精製すると、ジメチル(S)−3−(6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)シクロブタン−1,1−ジカルボキシラート(0.45g、73%)を薄黄色の油として与えた。
パートIX−(S)−3−(6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)シクロブタン−1,1−ジカルボン酸の合成
ジメチル(S)−3−(6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)シクロブタン−1,1−ジカルボキシラート(650mg、1.10mmol)、水酸化リチウム一水和物(0.25g)、テトラヒドロフラン(10mL)、及び水(3mL)の混合物を室温で一晩撹拌した。溶液のpH値を、塩酸(1.0M)により1.0に調整し、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮すると、(S)−3−(6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)シクロブタン−1,1−ジカルボン酸(0.5g、81%)を薄黄色の油として与えた。
パートX−(S)−3−(6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)シクロブタン−1−カルボン酸の合成
(S)−3−(6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)シクロブタン−1,1−ジカルボン酸(500mg、0.89mmol)及びピリジン(10mL)の混合物を120℃で一晩撹拌し、濃縮した。残渣を酢酸エチルに希釈し、1N塩化水素で2回洗浄した。有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、石油エーテル中0〜66%酢酸エチルの勾配により溶離してMPLCにより精製すると、(S)−3−(6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)シクロブタン−1−カルボン酸(0.35g、76%)を薄黄色の油として与えた。
パートXI−(S)−3−(6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)シクロブタン−1−カルボン酸の合成
(S)−3−(6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)シクロブタン−1−カルボン酸(400mg、0.77mmol)、4,4,5,5−テトラメチル−2−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,3,2−ジオキサボロラン(390mg、1.54mmol)、ジクロロメタンとの[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)の錯体(57mg)、酢酸カリウム(300mg、3.06mmol)、及びエチレングリコールジメチルエーテル(10mL)の混合物を、90℃で4時間撹拌した。混合物を濃縮し、残渣を、石油エーテル中0〜66%酢酸エチルの勾配により溶離してMPLCにより精製すると、(S)−3−(6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)シクロブタン−1−カルボン酸(400mg、92%)を黄色の油として与えた。
パートXII−(1R,3s)−3−((S)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)シクロブタン−1−カルボン酸及び(1S,3r)−3−((S)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)シクロブタン−1−カルボン酸の合成
(S)−3−(6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)シクロブタン−1−カルボン酸(250mg、0.44mmol)、2−クロロ−6−(トリフルオロメチル)ピリジン(163mg、0.90mmol)、炭酸ナトリウム(150mg、1.42mmol)、テトラキス(トリフェニルホスファン)パラジウム(63mg、0.05mmol)、トルエン(10mL)、エタノール(2.0mL)、水(2.0mL)の混合物を、90℃で一晩撹拌した。溶液のpH値を塩酸(1.0M)により1.0に調整した。混合物を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、0.05%トリフルオロ酢酸を含む水中の61〜64%アセトニトリルの勾配により溶離して分取HPLCにより精製すると、(1R,3s)−3−((S)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)シクロブタン−1−カルボン酸(21.8mg、8%)を、白色の固体として:
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.58(s,1H),8.12−7.98(m,5H),7.88(d,J=7.8Hz,1H),7.80(t,J=8.2Hz,1H),7.70(t,J=6.8Hz,1H),7.00(d,J=8.8Hz,1H),4.32(d,J=14.0Hz,1H),3.43−3.40(m,1H),3.27−3.20(m,1H),3.12−3.07(m,1H),2.52−2.46(m,1H),2.36−2.28(m,2H),2.19−2.05(m,2H);(ES,m/z):(M+H)
+587;及び(1S,3r)−3−((S)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−6−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)シクロブタン−1−カルボン酸を与えた。(:
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.59(s,1H),8.15−8.02(m,5H),7.98(d,J=7.8Hz,1H),7.80(t,J=8.2Hz,1H),7.70(t,J=6.8Hz,1H),7.02(d,J=8.4Hz,1H),4.36(d,J=14.0Hz,1H),3.55−3.50(m,1H),3.31−3.25(m,1H),3.10−3.02(m,1H),2.60−2.25(m,1H),2.45−2.35(m,2H),2.28−2.15(m,2H);(ES,m/z):(M+H)
+587.
実施例73及び74−(S)−3−(((S)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−2−オキソピロリジン−3−カルボン酸及び(R)−3−(((S)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−2−オキソピロリジン−3−カルボン酸の合成
パートI−ジメチル(S)−2−(2−アジドエチル)−2−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)マロナートの合成
ジメチル(S)−2−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)マロナート(2.0g、3.53mmol)、テトラヒドロフラン(10mL)、1−アジド−2−ヨードエタン(1.39g)、及び水素化ナトリウム(130mg、5.42mmol)の混合物を、室温で15分間撹拌し、次いで、70℃で一晩撹拌した。混合物を水により希釈し、ジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、石油エーテル中25%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、ジメチル(S)−2−(2−アジドエチル)−2−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)マロナート(1.0g、45%)を黄色の油として与えた。
パートII−メチル3−(((S)−6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−2−オキソピロリジン−3−カルボキシラートの合成
ジメチル(S)−2−(2−アジドエチル)−2−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)マロナート(450mg、0.71mmol)、酢酸(10mL)、及び鉄粉(595mg)の混合物を90℃で一晩撹拌した。混合物を濾過し、濾液を濃縮した。残渣を、石油中66%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、メチル3−(((S)−6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−2−オキソピロリジン−3−カルボキシラート(157mg、38%)を黄色の固体として与えた。
パートIII−メチル3−(((S)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−2−オキソピロリジン−3−カルボキシラートの合成
メチル3−(((S)−6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−2−オキソピロリジン−3−カルボキシラート(100mg、0.17mmol)、トルエン(1.5mL)、エタノール(0.2mL)、水(0.8mL)、2−[3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル]−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(75mg、0.26mmol)、炭酸ナトリウム(150mg、1.42mmol)、及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(20mg、0.02mmol)の混合物を95℃で3時間撹拌した。混合物を水により希釈し、ジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、石油エーテル中75%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、メチル3−(((S)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−2−オキソピロリジン−3−カルボキシラート(91mg、80%)を黄色の油として与えた。
パートIV−(S)−3−(((S)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−2−オキソピロリジン−3−カルボン酸及び(R)−3−(((S)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−2−オキソピロリジン−3−カルボン酸の合成
メチル3−(((S)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−2−オキソピロリジン−3−カルボキシラート(91mg、0.14mmol)、水(0.5mL)、テトラヒドロフラン(2mL)、及び水酸化リチウム(17mg、0.71mmol)の混合物を室温で2時間撹拌した。溶液のpH値を、1N塩化水素により3未満に調整した。混合物を水により希釈し、ジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、0.05%トリフルオロ酢酸を含む水中の48〜70%アセトニトリルの勾配により溶離して分取HPLCにより精製すると、(S)−3−(((S)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−2−オキソピロリジン−3−カルボン酸(13.8mg、15%):
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.05−7.90(m,3H),7.79(d,J=7.8Hz,2H),7.38(dd,J=8.6,2.2Hz,1H),7.24−6.66(m,5H),4.43(dd,J=14.4,2.4Hz,1H),3.52−3.31(m,3H),3.22(dd,J=9.6,2.8Hz,1H),2.49(dq,J=10.2,4.0,2.8Hz,1H),2.25−1.95(m,3H);(ES,m/z):(M+H)
+645;及び(R)−3−(((S)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−2−オキソピロリジン−3−カルボン酸(8.9mg、10%):
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.09−7.92(m,3H),7.89−7.72(m,2H),7.41(dd,J=8.5,2.2Hz,1H),7.28−6.69(m,5H),4.56(d,J=14.0Hz,1H),3.68(s,1H),3.55(s,3H),2.54(s,1H),2.32(s,1H),2.18(s,1H),1.79(s,1H),1.30(s,1H);(ES,m/z):(M+H)
+645;を白色の固体として与えた。
実施例75及び76−(R)−2−(((S)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−5−オキソピロリジン−2−カルボン酸及び(S)−2−(((S)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−5−オキソピロリジン−2−カルボン酸の合成
パートI−エチル2−(((S)−オキシラン−2−イル)メチル)−5−オキソピロリジン−2−カルボキシラートの合成
1MのリチウムヘキサメチルジシラジドのTHF溶液(39.7mL、39.7mmol)を、エチル(2S)−5−オキソピロリジン−2−カルボキシラート(2.97g、18.90mmol)及び(S)−2−(クロロメチル)オキシラン(6mL)の−40℃のTHF(24mL)中の撹拌されている溶液に滴加した。混合物をさらに2時間室温で撹拌した。飽和塩化アンモニウムを加え、混合物をジクロロメタンで3回抽出し、濃縮した。残渣を、ジクロロメタン中の10%メタノールにより溶離してMPLCにより精製すると、エチル2−(((S)−オキシラン−2−イル)メチル)−5−オキソピロリジン−2−カルボキシラート(1.5g、37%)を透明な油として与えた。
パートII−2−(((S)−6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−5−オキソピロリジン−2−カルボン酸の合成
エチル2−(((S)−オキシラン−2−イル)メチル)−5−オキソピロリジン−2−カルボキシラート(100mg、0.47mmol)、N−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−3−(トリフルオロメチル)ベンゼン−スルホンアミド(186mg、0.47mmol)、テトラ−n−ブチルアンモニウムブロミド(15mg、0.05mmol)、及び炭酸カリウム(6.5mg)の混合物を60℃で一晩撹拌した。水酸化ナトリウム(75mg、1.88mmol)及びテトラヒドロフラン(5mL)を加え、混合物をさらに5時間60℃で撹拌した。混合物を水に希釈し、混合物のpH値を1N塩化水素酸により3未満に調整し、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、ジクロロメタン中20%メタノールにより溶離してMPLCにより精製すると、2−(((S)−6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−5−オキソピロリジン−2−カルボン酸(120mg、45%)を黄色の油として与えた。
パートIII−(R)−2−(((S)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−5−オキソピロリジン−2−カルボン酸及び(S)−2−(((S)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−5−オキソピロリジン−2−カルボン酸の合成
2−(((S)−6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−5−オキソピロリジン−2−カルボン酸(200mg、0.36mmol)、トルエン(5mL)、炭酸ナトリウム(110mg、1.04mmol)、メタノール(1mL)、水(1mL)、(2,5−ジフルオロフェニル)ボロン酸(110mg、0.70mmol)、及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(40mg、0.03mmol)の混合物を90℃で一晩撹拌した。混合物を濃縮した。粗製残渣を、0.05%トリフルオロ酢酸を含む水中の46〜65%アセトニトリルの勾配により溶離して分取HPLCにより精製すると、(R)−2−(((S)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−5−オキソピロリジン−2−カルボン酸(5.5mg、3%):
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.08−8.00(m,4H),7.79−7.83(m,1H),7.30−7.20(m,3H),7.19−7.10(m,1H),6.92(d,J=8.4Hz,1H),4.44(dd,J=14.3,2.4Hz,1H),3.83−3.80(m,1H),3.48−3.43(m,1H),2.39−2.33(m,3H),2.23−2.20(m,3H);(ES,m/z):(M+H)
+597;及び(S)−2−(((S)−6−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−5−オキソピロリジン−2−カルボン酸(7.2mg、3%):
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.08−8.05(m,2H),8.05−7.97(m,1H),7.85−7.81(m,2H),7.34−7.32(m,1H),7.28−7.20(m,2H),7.20−7.10(m,1H),7.03−7.01(d,J=8.8Hz,1H),4.44(dd,J=14.3,2.4Hz,1H),3.69−3.65(m,1H),3.42−3.39(m,1H),2.44−2.23(m,3H),2.23−2.17(m,2H),2.10−2.04(m,1H);(ES,m/z):(M+H)
+597;を白色の固体として与えた。
実施例77−追加の置換4−(アリールスルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)化合物の調製
表18中の化合物を、実施例73、74、75、及び76、並びに発明を実施するための形態に記載の実験手順に基づいて調製した。表18の化合物の1H NMRデータを表18Aに与える。
実施例78−追加の置換4−(アリールスルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)化合物の調製
表19中の化合物を、実施例12、13、57、及び58、並びに発明を実施するための形態に記載の実験手順に基づいて調製した。表19の例示的な化合物の1H NMRデータを表19Aに与える。
実施例79−(R)−3−((S)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)ブタン酸の合成
パートI−(R)−3−((S)−6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)ブタン酸の合成
メチル(R)−3−((S)−オキシラン−2−イル)ブタノアート(362mg、2.51mmol)[Org.Biomolecular Chemistry(2013)vol.11(8),pages 1280−1285に記載の加水分解による速度論的分割により調製]、N−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−3−(トリフルオロメチル)ベンゼン−スルホンアミド(1.0g、2.51mmol)、テトラ−n−ブチルアンモニウムブロミド(80.8mg、0.25mmol)、及び炭酸カリウム(36.2mg、0.26mmol)の混合物を60℃で一晩撹拌した。水酸化ナトリウム(402mg、10.05mmol)及びテトラヒドロフラン(5.0mL)を加え、混合物をさらに4時間60℃で撹拌した。水を加え、混合物のpH値を1N塩化水素により1.0に調整した。混合物を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、石油エーテル中0〜66%酢酸エチルの勾配により溶離してMPLCにより精製すると、(R)−3−((S)−6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)ブタン酸(700mg、55%)を薄黄色の油として与えた。
パートII−(R)−3−((S)−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)ブタン酸の合成
(R)−3−((S)−6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)ブタン酸(740mg、1.46mmol)、4,4,5,5−テトラメチル−2−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,3,2−ジオキサボロラン(740mg、2.91mmol)、酢酸カリウム(570mg、5.81mmol)、ジクロロメタンとの[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)の錯体(105mg)、及びエチレングリコールジメチルエーテル(10mL)の混合物を90℃で一晩撹拌した。水を加え、混合物のpH値を、1N HClにより1.0に調整した。混合物を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、石油エーテル中0〜50%酢酸エチルの勾配により溶離してMPLCにより精製すると、(R)−3−((S)−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)ブタン酸(750mg、93%)を固体として与えた。
パートIII−(R)−3−((S)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)ブタン酸の合成
(R)−3−((S)−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)ブタン酸(110mg、0.20mmol)、1−ブロモ−3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロベンゼン(127mg、0.53mmol)、炭酸ナトリウム(76.2mg、0.72mmol)、テトラキス(トリフェニルホスファン)パラジウム(25.4mg、0.02mmol)、トルエン(5.0mL)、エタノール(1.0mL)、及び水(1.0mL)の混合物を90℃で一晩撹拌した。水を加え、溶液のpH値を、1M塩化水素により1.0に調整した。混合物を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、0.05%トリフルオロ酢酸を含む水中の61%アセトニトリルにより溶離して分取HPLCにより精製すると、(R)−3−((S)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)ブタン酸(6.7mg、6%)を白色の固体として与えた。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.01−7.88(m,4H),7.75(t,J=11.55Hz ,1H),7.38(d,J=10.2Hz,1H),7.20−6.69(m,5H),4.46−4.37(m,1H),3.36−3.32(m,2H),2.40−2.34(m,1H),2.21−2.14(m,1H),0.95(d,J=15.6Hz,3H).(ES,m/z):(M+H)
+590.
実施例80−追加の置換4−(アリールスルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)化合物の調製
表20中の化合物を、実施例79及び発明を実施するための形態に記載の実験手順に基づいて、適切なCoサレン錯体を使用して調製した。表20の化合物の1H NMRデータを表20Aに与える。
実施例81−(R)−7−(2,5−ジフルオロフェニル)−1−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−3−オールの合成
パートI−(E)−エチル3−(4−メトキシ−2−ニトロフェニル)アクリラートの合成
1−ヨード−4−メトキシ−2−ニトロベンゼン(279mg、1.00mmol)、酢酸パラジウム(11.2mg、0.05mmol)、トリエチルアミン(202mg、2.00mmol)、及びエチルアクリラート(110mg、1.10mmol)の混合物を、5時間還流加熱した。次いで、混合物を冷却し、濃縮し、酢酸エチルにより希釈した。生じた有機混合物を、水で洗浄し、次いでブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。生じた残渣を、3:1のヘキサン:酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、(E)−エチル3−(4−メトキシ−2−ニトロフェニル)アクリラート(201mg、80%)を黄色の固体として与えた。
パートII−(2R,3S)−エチル2,3−ジヒドロキシ−3−(4−メトキシ−2−ニトロフェニル)プロパノアートの合成
(E)−エチル3−(4−メトキシ−2−ニトロフェニル)アクリラート(5g、19.90mmol)のtert−ブタノール/水(1:1)(150mL)中の溶液に、メタンスルホンアミド(2g、21.03mmol)を加え、それに続いて、AD−mix−α(16.4g、21.05mmol)を数回に分けて0℃で加えた。反応混合物を室温で一晩撹拌し、次いで飽和NaHSO
3水溶液(200mL)の添加によりクエンチした。生じた混合物を酢酸エチルで3回抽出し、合わせた有機層を濃縮した。生じた残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(4:1)により溶離してMPLCにより精製した。主要なUV活性成分を濃縮すると、(2R,3S)−エチル2,3−ジヒドロキシ−3−(4−メトキシ−2−ニトロフェニル)プロパノアート(4.95g、87%)を黄色の固体として与えた。
パートIII−(4R,5S)−エチル5−(4−メトキシ−2−ニトロフェニル)−1,3,2−ジオキサチオラン−4−カルボキシラート2−オキシドの合成
エチル(2R,3S)−2,3−ジヒドロキシ−3−(4−メトキシ−2−ニトロフェニル)プロパノアート(5g、17.53mmol)及びトリエチルアミン(5.3g、52.38mmol)の0℃のジクロロメタン(150mL)中の撹拌されている溶液に、塩化チオニル(2.7g、22.69mmol)を滴加した。混合物を1時間撹拌し、次いで、水の添加によりクエンチした。生じた混合物をジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。生じた残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1:10−1:2)の勾配により溶離してMPLCにより精製した。主要なUV活性成分を濃縮すると、(4R,5S)−エチル5−(4−メトキシ−2−ニトロフェニル)−1,3,2−ジオキサチオラン−4−カルボキシラート2−オキシド(5.2g、90%)を黄色の油として与えた。
パートIV−(R)−7−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−3−オールの合成
(4R,5S)−エチル5−(4−メトキシ−2−ニトロフェニル)−1,3,2−ジオキサチオラン−4−カルボキシラート2−オキシド(1.5g、4.53mmol)の0℃の190プルーフのエタノール(60mL)中の溶液に、塩化コバルト(II)六水和物(213mg、0.90mmol)を加え、それに続いて、水素化ホウ素ナトリウム(1.33g、36.1mmol)を加えた。混合物を室温で一晩撹拌した。次いで、混合物を氷水(100mL)に注ぎ、酢酸エチルで4回抽出した。合わせた有機層を濃縮し、生じた残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1:1)により溶離してMPLCにより精製すると、(R)−7−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−3−オール(550mg、68%)を黄色の固体として与えた。
パートV−(R)−7−メトキシ−1−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−3−オールの合成
(R)−7−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−3−オール(400mg、2.23mmol)のジクロロメタン(12mL)及びピリジン(12mL)中の室温の溶液に、3−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1−スルホニルクロリド(600mg、2.45mmol)を加えた。この混合物を2時間撹拌し、ジクロロメタンにより希釈し、1M塩化水素で2回洗浄した。有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮すると、(R)−7−メトキシ−1−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−3−オール(650mg、75%)を無色の油として与えた。
パートVI−(R)−1−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−3,7−ジオールの合成
(R)−7−メトキシ−1−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−3−オール(1.1g、2.84mmol)の−78℃のジクロロメタン(20mL)溶液に、三臭化ホウ素(11.2g、44.7mmol)を滴加した。反応混合物を放置して室温に温め、2時間撹拌した。次いで、水を反応混合物に加えることにより反応物をクエンチし、生じた混合物をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。生じた残渣を、石油エーテル:酢酸エチル(1:1)により溶離してMPLCにより精製した。主要なUV活性成分を濃縮すると、(R)−1−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−3,7−ジオール(900mg、85%)を無色の油として与えた。
パートVII−(R)−3−ヒドロキシ−1−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イルトリフルオロメタンスルホナートの合成
(R)−1−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−3,7−ジオール(800mg、2.14mmol)及びピリジン(676mg、8.55mmol)のジクロロメタン(70mL)中の撹拌されている溶液に、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(847mg、3.00mmol)のジクロロメタン(5mL)溶液を滴加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、反応混合物を水により希釈した。生じた混合物をジクロロメタンで抽出した。有機層を水で洗浄し、次いでブラインで洗浄し、濃縮した。生じた残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1:10−1:3)により溶離してMPLCにより精製すると、(R)−3−ヒドロキシ−1−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イルトリフルオロメタンスルホナート(950mg、88%)を黄色の油として与えた。
パートVIII−(R)−7−(2,5−ジフルオロフェニル)−1−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−3−オールの合成
(R)−3−ヒドロキシ−1−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イルトリフルオロメタンスルホナート(500mg、0.99mmol)、(2,5−ジフルオロフェニル)ボロン酸(312.9mg、1.98mmol)、テトラキス(トリフェニルホスファン)パラジウム(57.2mg、0.05mmol)、炭酸ナトリウム(314.9mg、2.97mmol)、トルエン(10mL)、エタノール(3mL)及び水(3mL)の混合物を90℃で2時間撹拌した。混合物を濃縮し、残渣を、石油エーテル中の33%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、(R)−7−(2,5−ジフルオロフェニル)−1−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−3−オール(360mg、77%)を与えた。
実施例82−(R)−2−((7−(2,5−ジフルオロフェニル)−1−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−3−イル)オキシ)酢酸の合成
パートI−メチル(R)−2−((7−(2,5−ジフルオロフェニル)−1−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−3−イル)オキシ)アセタートの合成
水素化ナトリウムの鉱油中の60%懸濁液(17.1mg、0.43mmol)を、(R)−7−(2,5−ジフルオロフェニル)−1−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−3−オール(100mg、0.21mmol)の0℃のN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)中の撹拌されている溶液に少量ずつ加えた。メチル2−ブロモアセタート(64.8mg、0.42mmol)を加え、混合物を室温で2時間撹拌した。水を加え、混合物を酢酸エチルで2回抽出した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、石油エーテル中の33%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、メチル(R)−2−((7−(2,5−ジフルオロフェニル)−1−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−3−イル)オキシ)アセタート(20mg、17%)を黄色の油として与えた。
パートII−(R)−2−((7−(2,5−ジフルオロフェニル)−1−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−3−イル)オキシ)酢酸の合成
メチル(R)−2−((7−(2,5−ジフルオロフェニル)−1−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−3−イル)オキシ)アセタート(80mg、0.15mmol)、テトラヒドロフラン(2mL)、水(0.5mL)、及び水酸化リチウム(12.4mg、0.30mmol)の混合物を室温で2時間撹拌した。混合物を1N HClにより希釈し、酢酸エチルで2回抽出した。有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、0.05%トリフルオロ酢酸を含む水中の56〜75%アセトニトリルの勾配により溶離して分取HPLCにより精製すると、(R)−2−((7−(2,5−ジフルオロフェニル)−1−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−3−イル)オキシ)酢酸(10.5mg、13%)を白色の固体として与えた。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.05(d,J=8.0Hz,1H),8.00−7.89(m,3H),7.70(t,J=7.9Hz,1H),7.34−7.09(m,5H),4.22−4.00(m,4H),3.92−3.81(m,1H),2.87(dd,J=17.0,5.4Hz,1H),2.65(dd,J=17.0,5.8Hz,1H).(ES,m/z):(M+H)
+528.
実施例83−追加の置換4−(アリールスルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)化合物の調製
表21中の化合物を、実施例81及び82並びに発明を実施するための形態に記載の実験手順に基づいて調製した。表21の例示的な化合物の1H NMRデータを表21Aに与える。
実施例84及び85−(1s,3R)−3−アセトアミド−1−(((S)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)シクロブタン−1−カルボン酸及び(1r,3S)−3−アセトアミド−1−(((S)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)シクロブタン−1−カルボン酸の合成
パートI−(S)−1−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−3−((4−メトキシベンジル)アミノ)シクロブタン−1−カルボン酸の合成
(S)−1−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−3−オキソシクロブタン−1−カルボン酸(1.0g、1.82mmol)、ジクロロエタン(15mL)、(4−メトキシフェニル)メタンアミン(0.30g)、及びナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(1.6g)の混合物を室温で4時間撹拌した。混合物を飽和炭酸水素ナトリウムにより希釈し、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮すると、(S)−1−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−3−((4−メトキシベンジル)アミノ)シクロブタン−1−カルボン酸(1g、82%)を無色の油として与えた。
パートII−(S)−1−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−3−(N−(4−メトキシベンジル)アセトアミド)シクロブタン−1−カルボン酸の合成
(S)−1−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−3−((4−メトキシベンジル)アミノ)シクロブタン−1−カルボン酸(1g、1.49mmol)、ジクロロメタン(15mL)、トリエチルアミン(450mg、4.45mmol)、及びアセチルクロリド(230mg、2.93mmol)の混合物を室温で2時間撹拌した。混合物をジクロロメタンにより希釈し、水で2回洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。テトラヒドロフラン(10mL)、水(3mL)、及び水酸化リチウム(200mg、8.35mmol)を残渣に加え、混合物を室温で4時間撹拌した。混合物を1N HClにより希釈し、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、ジクロロメタン中の10%メタノールにより溶離してMPLCにより精製すると、(S)−1−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−3−(N−(4−メトキシベンジル)アセトアミド)シクロブタン−1−カルボン酸(800mg、85%)を無色の油として与えた。
パートIII−(S)−1−((6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−3−(N−(4−メトキシベンジル)アセトアミド)シクロブタン−1−カルボン酸の合成
(S)−1−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−3−(N−(4−メトキシベンジル)アセトアミド)シクロブタン−1−カルボン酸(400mg、0.56mmol)、2−[3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル]−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(252mg、0.87mmol)、炭酸ナトリウム(179mg、1.69mmol)、テトラキス(トリフェニルホスファン)パラジウム(65mg、0.06mmol)、トルエン(10mL)、メタノール(3mL)、及び水(3mL)の混合物を90℃で3時間撹拌した。混合物は水と共にあり、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、ジクロロメタン中の10%メタノールにより溶離してMPLCにより精製すると、(S)−1−((6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−3−(N−(4−メトキシベンジル)アセトアミド)シクロブタン−1−カルボン酸(300mg、67%)を無色の油として与えた。
パートIV−(1s,3R)−3−アセトアミド−1−(((S)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)シクロブタン−1−カルボン酸及び(1r,3S)−3−アセトアミド−1−(((S)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)シクロブタン−1−カルボン酸の合成
(S)−1−((6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−3−(N−(4−メトキシベンジル)アセトアミド)シクロブタン−1−カルボン酸(150mg、0.19mmol)、ジクロロメタン(3mL)、及びトリフルオロ酢酸(3mL)の混合物を50℃で一晩撹拌した。混合物を濃縮し、残渣を飽和炭酸水素ナトリウムにより希釈し、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、0.05%トリフルオロ酢酸を含む水中の52〜70%アセトニトリルの勾配により溶離して分取HPLCにより精製すると、(1s,3R)−3−アセトアミド−1−(((S)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)シクロブタン−1−カルボン酸(48.1mg、38%):
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.04−7.93(m,3H),7.85−7.74(m,2H),7.40(dd,J=8.6,2.2Hz,1H),7.27−6.75(m,5H),4.43−4.30(m,2H),3.52−3.41(m,1H),3.36−3.31(m,7H),2.79−2.67(m,2H),2.10−1.94(m,3H),1.90(s,4H);(ES,m/z):(M+H)
+672;及び(1r,3S)−3−アセトアミド−1−(((S)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)シクロブタン−1−カルボン酸(13.6mg、11%):
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.04(d,J=2.2Hz,1H),7.97(dd,J=7.7,1.7Hz,2H),7.88(s,1H),7.77(t,J=7.9Hz,1H),7.44−7.36(m,1H),7.25−7.12(m,2H),7.01−6.68(m,3H),4.44(dd,J=14.5,2.3Hz,1H),4.34−4.21(m,1H),3.48−3.39(m,1H),3.36(s,1H),2.46−2.26(m,3H),2.24−2.16(m,1H),2.12−2.01(m,2H),1.91(s,3H).;(ES,m/z):(M+H)
+672;を白色の固体として与えた。
実施例86−(S)−1−((6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−3−メチレンシクロブタン−1−カルボン酸の合成
パートI−(S)−1−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−3−メチレンシクロブタン−1−カルボン酸の合成
(S)−1−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−3−メチレンシクロブタン−1−カルボニトリル(1.0g、1.90mmol)、エタノール(15mL)、水(15mL)、及び水酸化カリウム(1g)の混合物を、90℃で2日間撹拌した。混合物を1N HClにより希釈し、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、石油エーテル中の33%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、(S)−1−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−3−メチレンシクロブタン−1−カルボン酸(700mg、68%)を無色の油として与えた。
パートII−(S)−1−((6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−3−メチレンシクロブタン−1−カルボン酸の合成
(S)−1−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−3−メチレンシクロブタン−1−カルボン酸(400mg、0.73mmol)、2−[3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル]−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(326mg、1.13mmol)、炭酸ナトリウム(233mg、2.20mmol)、テトラキス(トリフェニルホスファン)パラジウム(85mg、0.07mmol)、トルエン(10mL)、メタノール(3mL)、及び水(3mL)の混合物を、90℃で3時間撹拌した。混合物を水により希釈し、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、ジクロロメタン中の10%メタノールにより溶離してMPLCにより精製すると、(S)−1−((6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−3−メチレンシクロブタン−1−カルボン酸(300mg、65%)を与えた。
実施例87及び88−(1r,3R)−1−(((S)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−3−ヒドロキシ−3−(ヒドロキシメチル)シクロブタン−1−カルボン酸及び(1s,3S)−1−(((S)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−3−ヒドロキシ−3−(ヒドロキシメチル)シクロブタン−1−カルボン酸の合成
(S)−1−((6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−3−メチレンシクロブタン−1−カルボン酸(120mg、0.19mmol)、アセトン(5mL)、水(1mL)、N−メチルモルホリンオキシド(67mg、0.57mmol)、四酸化オスミウム(5mg、0.02mmol)、及びtert−ブチルアルコール(1mL)の混合物を一晩撹拌した。亜硫酸水素ナトリウムの溶液を加え、混合物を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、0.05%トリフルオロ酢酸を含む水中の53〜75%アセトニトリルの勾配により溶離して分取HPLCにより精製すると、(1r,3R)−1−(((S)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−3−ヒドロキシ−3−(ヒドロキシメチル)シクロブタン−1−カルボン酸(10.9mg、9%):
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.10−7.91(m,3H),7.80(dd,J=15.2,7.4Hz,2H),7.39(dd,J=8.6,2.2Hz,1H),7.24−6.74(m,5H),4.40(dd,J=14.5,2.5Hz,1H),3.54−3.40(m,3H),3.39−3.33(m,1H),2.68−2.58(m,2H),2.26−2.07(m,2H),1.97(d,J=12.9Hz,1H),1.86(d,J=12.8Hz,1H)(ES,m/z):(M−H)
−;660及び(1s,3S)−1−(((S)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−3−ヒドロキシ−3−(ヒドロキシメチル)シクロブタン−1−カルボン酸(13.3、11%):
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.06−7.93(m,3H),7.87−7.74(m,2H),7.43−7.35(m,1H),7.26−6.74(m,5H),4.40(dd,J=14.3,2.4Hz,1H),3.44−3.37(m,3H),3.28−3.23(m,1H),2.42(t,J=14.7Hz,2H),2.23(d,J=13.2Hz,1H),2.15−1.97(m,3H);(ES,m/z):(M−H)
−;660を白色の固体として与えた。
実施例89−追加の置換4−(アリールスルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)化合物の調製
表22中の化合物を、実施例84、85、86、87、及び88、並びに発明を実施するための形態に記載の実験手順に基づいて調製した。表22の例示的な化合物の1H NMRデータを表22Aに与える。
実施例90及び91−(R)−3−((S)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2−(メトキシメチル)−2−メチルプロパン酸及び(S)−3−((S)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2−(メトキシメチル)−2−メチルプロパン酸の合成
パートI−ジメチル(S)−2−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−2−メチルマロナートの合成
ヨウ化メチル(2.01g、14.15mmol)を、ジメチル(S)−2−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)マロナート(4.0g、7.06mmol)、アセトン(40mL)、炭酸カリウム(3.9mg、28.3mmol)、18−クラウン−6エーテル(373.8mg、1.42mmol)の撹拌されている混合物に室温で加え、一晩撹拌した。混合物を酢酸エチルと水との間で分配した。水層を酢酸エチルで再抽出した。合わせた有機層を濃縮した。残渣を、石油エーテル中20%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製し、酢酸エチル/石油エーテル(1:4)によりシリカゲルカラム上に与えると、ジメチル(S)−2−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−2−メチルマロナート(3.15g、77%)を黄色の油として与えた。
パートII−2−(((S)−6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−3−メトキシ−2−メチル−3−オキソプロパン酸の合成
ジメチル(S)−2−((6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−2−メチルマロナート(3.15g、5.43mmol)、メタノール(300mL)、水(150mL)、及び水酸化カリウム(3.05g、54mmol)の混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を濃縮し、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、ジクロロメタン中の10%メタノールにより溶離してMPLCにより精製すると、2−(((S)−6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−3−メトキシ−2−メチル−3−オキソプロパン酸(2.9g、94%)を黄色の油として与えた。
パートIII−メチル3−((S)−6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2Hベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2−(ヒドロキシメチル)−2−メチルプロパノアートの合成
2−(((S)−6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)−3−メトキシ−2−メチル−3−オキソプロパン酸(3.3g、5.83mmol)、テトラヒドロフラン(33mL)、トリエチルアミン(649mg、6.41mmol)、及び2−メチルプロピルクロロホルマート(874mg、6.40mmol)の混合物を、0℃で10分間撹拌し、室温に温め、さらに45分間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を濃縮した。残渣の0℃のメタノール(33mL)中の撹拌されている溶液に、水素化ホウ素ナトリウム(444mg、11.74mmol)を少量ずつ加え、さらに1時間室温で撹拌した。反応物を飽和塩化アンモニウムによりクエンチし、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、ジクロロメタン中1〜10%メタノールの勾配により溶離してMPLCにより精製すると、メチル3−((S)−6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2−(ヒドロキシメチル)−2−メチルプロパノアート(2.9g、90%)を黄色の油として与えた。
パートIV−(メチル3−((S)−6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2−(メトキシメチル)−2−メチルプロパノアートの合成
水素化ナトリウム(632mg、26.33mmol)を、メチル3−((S)−6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2−(ヒドロキシメチル)−2−メチルプロパノアート(2.9g、5.25mmol)の0℃のテトラヒドロフラン(29mL)中の撹拌されている溶液に少量ずつ加えた。混合物を室温でさらに1時間撹拌した。ヨウ化メチル(3.74g、26.34mmol)を加え、混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を水により希釈し、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、石油エーテル中の33%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、(メチル3−((S)−6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2−(メトキシメチル)−2−メチルプロパノアート(2.1g、71%)を黄色の油として与えた。
パートV−メチル3−((S)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2−(メトキシメチル)−2−メチルプロパノアートの合成
(メチル3−((S)−6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2−(メトキシメチル)−2−メチルプロパノアート(700mg、1.24mmol)、トルエン(6mL)、メタノール(2mL)、水(2mL)、2−[3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル]−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(535.2mg、1.86mmol)、炭酸ナトリウム(394mg、3.72mmol)、及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(143.2mg、0.12mmol)の混合物を90℃で2時間撹拌した。混合物を酢酸エチルと水との間で分配した。有機層を濃縮した。残渣を、石油エーテル中20%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、メチル3−((S)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2−(メトキシメチル)−2−メチルプロパノアート(600mg、75%)を黄色の油として与えた。
パートVI−(R)−3−((S)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2−(メトキシメチル)−2−メチルプロパン酸及び(S)−3−((S)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2−(メトキシメチル)−2−メチルプロパン酸の合成
メチル3−((S)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2−(メトキシメチル)−2−メチルプロパノアート(350mg、0.54mmol)、テトラヒドロフラン(4mL)、水(1mL)、及び水酸化リチウム(204mg、4.87mmol)の混合物を70℃で一晩撹拌した。混合物を酢酸エチルと1N HClとの間で分配した。有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、0.05%トリフルオロ酢酸を含む水中の65−85%アセトニトリルの勾配により溶離して分取HPLCにより精製すると、(R)−3−((S)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2−(メトキシメチル)−2−メチルプロパン酸(266mg、78%):
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.05(d,J=2.2Hz,1H),8.03−7.94(m,2H),7.92(t,J=1.7Hz,1H),7.79(t,J=7.9Hz,1H),7.42(dd,J=8.6,2.3Hz,1H),7.26−7.17(m,2H),7.17−6.78(m,3H),4.39(dd,J=14.6,2.6Hz,1H),3.59(ddt,J=11.2,8.5,3.1Hz,1H),3.42(d,J=8.8Hz,1H),3.34−3.30(m,5H),1.90(dd,J=14.5,8.4Hz,1H),1.73(dd,J=14.6,3.4Hz,1H),1.10(s,3H)(ES,m/z):(M+Na)
+656;及び(S)−3−((S)−6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2−(メトキシメチル)−2−メチルプロパン酸(58mg、17%):
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.07(d,J=2.2Hz,1H),8.01−7.97(m,2H),7.86(s,1H),7.79(t,J=7.9Hz,1H),7.43(dd,J=8.6,2.3Hz,1H),7.26−7.19(m,2H),7.17−6.79(m,3H),4.47(dd,J=14.6,2.6Hz,1H),3.56(ddt,J=10.0,6.7,3.3Hz,1H),3.46(d,J=9.0Hz,1H),3.37(d,J=9.0Hz,1H),3.33(s,3H),3.29−3.24(m,1H),1.95(dd,J=14.7,4.0Hz,1H),1.76(dd,J=14.7,6.9Hz,1H),1.13(s,3H);(ES,m/z):(M−H)
−632;を白色の固体として与えた。
実施例92及び93−(R)−3−((S)−6−(3−クロロ−2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2−(メトキシメチル)−2−メチルプロパン酸及び(S)−3−((S)−6−(3−クロロ−2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2−(メトキシメチル)−2−メチルプロパン酸の合成
パートI−3−メトキシ−2−メチル−2−(((S)−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)プロパン酸の合成
(メチル3−((S)−6−ブロモ−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2−(メトキシメチル)−2−メチルプロパノアート(800mg、1.41mmol)、エチレングリコールジメチルエーテル(8mL)、4,4,5,5−テトラメチル−2−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,3,2−ジオキサボロラン(540mg、2.13mmol)、酢酸カリウム(555mg、5.66mmol)、及び[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(103.6mg、0.14mmol)の混合物を、80℃で2時間撹拌した。混合物を濃縮し、残渣を、石油エーテル中20%酢酸エチルにより溶離してMPLCにより精製すると、3−メトキシ−2−メチル−2−(((S)−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)プロパン酸(800mg、92%)を黄色の油として与えた。
パートII−メチル3−((S)−6−(3−クロロ−2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2−(メトキシメチル)−2−メチルプロパノアートの合成
3−メトキシ−2−メチル−2−(((S)−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)メチル)プロパン酸(500mg、0.82mmol)、トルエン(6mL)、メタノール(2mL)、水(2mL)、1−ブロモ−3−クロロ−2,5−ジフルオロベンゼン(368.7mg、1.62mmol)、炭酸ナトリウム(259mg、2.45mmol)、及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(94.3mg、0.08mmol)の混合物を、90℃で2時間撹拌した。混合物を水と酢酸エチルとの間で分配した。有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。残渣を、石油エーテル中25%酢酸エチル(ethyl 25% acetate)により溶離してMPLCにより精製すると、メチル3−((S)−6−(3−クロロ−2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2−(メトキシメチル)−2−メチルプロパノアート(400mg、77%)を黄色の油として与えた。
パートIII−(R)−3−((S)−6−(3−クロロ−2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2−(メトキシメチル)−2−メチルプロパン酸及び(S)−3−((S)−6−(3−クロロ−2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2−(メトキシメチル)−2−メチルプロパン酸の合成
実施例90及び91、パートVIの手順により、メチル3−((S)−6−(3−クロロ−2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2−(メトキシメチル)−2−メチルプロパノアート(350mg、0.55mmol)を使用して、(R)−3−((S)−6−(3−クロロ−2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2−(メトキシメチル)−2−メチルプロパン酸(148mg、43%):
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.06−7.92(m,4H),7.80(t,J=7.9Hz,1H),7.37−7.28(m,2H),7.22(ddd,J=8.8,5.6,3.1Hz,1H),6.90(d,J=8.5Hz,1H),4.42(dd,J=14.6,2.6Hz,1H),3.65(ddt,J=11.1,8.4,3.0Hz,1H),3.43(d,J=8.8Hz,1H),3.36−3.30(m,5H),1.90(dd,J=14.5,8.3Hz,1H),1.75(dd,J=14.6,3.4Hz,1H),1.12(s,3H);(ES,m/z):(M−H)
−618;及び(S)−3−((S)−6−(3−クロロ−2,5−ジフルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2−(メトキシメチル)−2−メチルプロパン酸(45mg、13%):
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.09−7.96(m,3H),7.89(s,1H),7.80(t,J=7.9Hz,1H),7.39−7.28(m,2H),7.22(ddd,J=8.8,5.6,3.1Hz,1H),6.91(d,J=8.5Hz,1H),4.51(dd,J=14.6,2.6Hz,1H),3.65−3.57(m,1H),3.47(d,J=9.0Hz,1H),3.38(d,J=9.0Hz,1H),3.34(s,3H),3.31−3.24(m,1H),1.96(dd,J=14.7,4.0Hz,1H),1.76(dd,J=14.7,6.9Hz,1H),1.15(s,3H).;(ES,m/z):(M−H)
−618;を白色の固体として与えた。
実施例94−(S)−3−(6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸ナトリウムの合成
パートI−(S)−2,2−ジメチル−3−(オキシラン−2−イル)プロパンニトリルの合成
n−ブチルリチウムの2.5M溶液(40mL、100mmol)を、ジイソプロピルアミン(14.1mL、100mmol)の0℃のTHF(200mL)中の撹拌されている溶液に滴加した。溶液を0℃で30分間撹拌した。冷溶液を、(S)−2−(クロロメチル)オキシラン(9.3g、100mmol)、2−メチルプロパンニトリル(6.9g、100mmol)、及びテトラヒドロフラン(200mL)の溶液に−45℃で滴加した。混合物を−45℃で撹拌し、次いで、一晩放置して室温まで温めた。混合物を、飽和塩化アンモニウム(100mL)の添加によりクエンチし、酢酸エチル(100mL)で抽出した。有機層を水(100mL)で洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮すると、(S)−2,2−ジメチル−3−(オキシラン−2−イル)プロパンニトリル(10.1g、81%)を薄黄色の油として与えた。
パートII−(S)−5−(クロロメチル)−3,3−ジメチル−テトラヒドロフラン−2−オンの合成
(S)−2,2−ジメチル−3−(オキシラン−2−イル)プロパンニトリル(10.1g、80.7mmol)を、濃塩化水素(20mL)に溶解させ、室温で10分間撹拌した。溶液を酢酸(40mL)により希釈し、次いで、一晩50℃に加熱した。反応混合物を水(50mL)と酢酸エチル(50mL)との間で分配した。有機層を、水(50mL)、飽和重炭酸ナトリウム(sodium bicarbonte)水溶液(50mL)、飽和塩化ナトリウム水溶液(50mL)で洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮すると、(S)−5−(クロロメチル)−3,3−ジメチル−テトラヒドロフラン−2−オン(9.8g、75%)を薄黄色の油として与えた。
パートIII−メチル(S)−2,2−ジメチル−3−(オキシラン−2−イル)プロパノアートの合成
ナトリウムメトキシド溶液(25%w/w)(37mL、135mmol)を、(S)−5−(クロロメチル)−3,3−ジメチル−テトラヒドロフラン−2−オン(22.3g、137mmol)のメタノール(37mL)溶液に加えた。溶液を室温で2時間撹拌した。反応混合物を濾過し、濾液を濃縮した。残渣を酢酸エチル(100mL)と水(100mL)との間で分配した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液(100mL)で洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮した。残渣を蒸留すると、メチル(S)−2,2−ジメチル−3−(オキシラン−2−イル)プロパノアート(12.3g、57%)を、透明無色の油として与えた(1.5トルでBP=50〜53℃)。
パートIV−N−(3’−(ジフルオロメトキシ)−4,5’−ジフルオロ−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミドの合成
(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)ボロン酸(20.0g、97.1mmol)、N−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−3−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド(38.7g、97.1mmol)、及び炭酸カリウム(20.1g、146mmol、1.5当量)の1,4−ジオキサン(243ml)/水(60mL)中の溶液に、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)ジクロリド、トルエン(1.6g、1.94mmol、0.02当量)を加えた。混合物を一晩80℃に加熱した。次いで、反応混合物を水(250mL)でクエンチし、tert−ブチルメチルエーテル(250mL)により希釈した。二相の混合物をセライトに通して濾過し、相を分離し、水相をtert−ブチルメチルエーテル(250mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を飽和塩化ナトリウム水溶液(250mL)で洗浄した。有機抽出物を木炭で処理し、セライトに通して濾過し、tert−ブチルメチルエーテルですすいだ。濾液を濃縮し、次いで、残渣をtert−ブチルメチルエーテル(100mL)に溶解させ、次いで、ヘキサン(500mL)により希釈した。生じた混合物を室温で2時間撹拌し、生じた懸濁液をヘキサン(200mL)により希釈し、濾過し、ヘキサン(100mL)ですすぎ、乾燥させると、N−(3’−(ジフルオロメトキシ)−4,5’−ジフルオロ−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド(31.5g、68%)を与えた。
パートV−(S)−N−(3’−(ジフルオロメトキシ)−4,5’−ジフルオロ−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−N−((4,4−ジメチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル)メチル)−3−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミドの合成
メチル(S)−2,2−ジメチル−3−(オキシラン−2−イル)プロパノアート(11.1g、70.5mmol)、N−(3’−(ジフルオロメトキシ)−4,5’−ジフルオロ−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド(26.0g、54.2mmol)、テトラ−n−ブチルアンモニウムブロミド(1.75g、5.42mmol)、及び炭酸カリウム(750mg、5.42mmol)の混合物を、90℃で一晩撹拌した。次いで、反応混合物を飽和塩化ナトリウム水溶液(250mL)でクエンチし、酢酸エチル(250mL)で抽出した。有機抽出物を飽和塩化ナトリウム水溶液(250mL)で洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮した。生じた残渣をメタノール(150mL)に溶解させ、15分間40℃に加熱した。混合物を室温に放冷し、次いで、0℃にさらに冷却し、30分間撹拌した。懸濁液を濾過し、メタノール(30mL)ですすぎ、乾燥させると、(S)−N−(3’−(ジフルオロメトキシ)−4,5’−ジフルオロ−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−N−((4,4−ジメチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル)メチル)−3−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド(16.0g、49%)を与えた。
パートVI−(S)−3−(6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸ナトリウムの合成
(S)−N−(3’−(ジフルオロメトキシ)−4,5’−ジフルオロ−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−N−((4,4−ジメチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル)メチル)−3−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド(23.6g、39.0mmol)、テトラ−n−ブチルアンモニウムブロミド(2.26g、3.90mmol)、及び水酸化ナトリウム(6.24g、156mmol)のTHF(39mL)溶液を23時間65℃に加熱した。次いで、反応混合物を水でクエンチし、酢酸エチルで抽出し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮した。生じた残渣をイソプロピルアルコール(23mL)に溶解させ、固体が生じるまで撹拌した。濃い懸濁液をイソプロピルアルコール(46mL)により希釈し、室温で一晩撹拌した。次に、懸濁液を濾過し、イソプロピルアルコール(46mL)によりすすぎ、乾燥させると、(S)−3−(6−(3−(ジフルオロメトキシ)−5−フルオロフェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン酸ナトリウム(18.3g、78%)を与えた。
1H−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 8.18(d,J=8.0Hz,1H),8.07(d,J=8.0Hz,1H),7.95(d,J=2Hz,1H),7.89−7.85(m,2H),7.47(dd,J=8.4Hz,2.4Hz,1H),7.41(t,J=74Hz,1H),7.31(m,1H),7.22(m,1H),7.12(m,1H),6.89(d,J=8.8Hz,1H),4.61(dd,1H),3.58(m,1H),3.23(m,1H),1.82(dd,1H),1.43(dd,1H),0.99(s,3H),0.90(s,3H).
13C−NMR(400MHz,CD
3OD)δ 180.7,163.9(d,J=245Hz),152.4(dt,J=12.4,3.4Hz),147.6,143.0(d,J=9.6Hz),138.8,131.8,131.6,130.4(q,J=3.3Hz),129.9(q,J=32.9Hz),130.2(d,2.3Hz),123.0(q,J=273Hz),125.1,123.5(q,J=3.7Hz),123.1,121.7,116.2(t,J=258Hz),118.2,112.2(d,J=2.5Hz),109.6(d,J=22.4Hz),104.8(d,J=25.7Hz),71.4,48.8,43.7,40.7,28.5,25.4.
19F−NMR(400MHz,CD
3OD)δ −61.2,−82.6(d,J=73.6Hz),−109.5(t,dd,J=9.7Hz,9.7Hz).(ES,m/z):(M−H)
−602.
実施例95−RORγに対するアゴニスト活性の生物学的アッセイ
上記の実施例から典型的な化合物を、(i)RORγ−リガンド結合ドメイン(LBD)TR−FRETアッセイ、及び(ii)HEK−293T細胞中でのGal4−RORγルシフェラーゼレポーターアッセイを使用して、RORγ活性を増加させる能力に関して試験した。アッセイ手順及び結果を以下に記載する。
パートI−RORγ−リガンド結合ドメインTR−FRETアッセイの手順
HIS−タグ付きRORγ−LBDタンパク質を、バキュロウイルス発現システムを利用してSF9細胞中に発現させた。溶解物をアッセイ緩衝液(50mMトリスpH 7.0、50mM KCl、1mM EDTA、0.1mM DTT、0.01% BSA)中に希釈して、384ウェルのアッセイプレート中で約3nMのRORγ−LBD最終濃度を得た(各バッチのタンパク質に対して調整(titrate)する必要がある)。
コアクチベーターSRC1(ビオチン−CPSSHSSLTERHKILHRLLQEGSPS)から得たビオチン化−LXXLLペプチドのストックをアッセイ緩衝液中に調製し、各ウェルに加えた(200nM最終濃度)。ユウロピウムタグ付き抗HIS抗体(0.6nM最終濃度)の溶液とAPC結合ストレプトアビジン(30nM最終濃度)も各ウェルに加えた。RORγアンタゴニスト、ウルソール酸も、2μMの最終濃度で含めた。化合物をDMSOに希釈し、アッセイ緩衝液中に、最終DMSO濃度1%でさらに希釈した。分析した試験化合物の最高濃度は10μMであった。
最終アッセイ混合物を、一晩4℃で、又は2時間室温でインキュベートし、蛍光シグナルを、Envisionプレートリーダーで測定した:(励起フィルター=340nm;APC発光=665nm;ユウロピウム発光=615nm;ダイクロイックミラー=D400/D630;遅延時間=100μs、積分時間=200μs)。試験化合物の50%効果濃度(EC50)値を、665nmでの蛍光シグナルを615nmでの蛍光シグナルで割った商から計算した。ウルソール酸又は試験化合物の非存在下での蛍光シグナルの商を100と設定する。最大応答を、PRISM(GraphPad)における4パラメーターロジスティックモデルを利用するラインフィットにより決定されたシグナルにおける上部の水平域と定義する。
パートII−HEK−293T細胞中でのGal4−RORγルシフェラーゼレポーターアッセイの手順
HEK−293細胞のトランスフェクション
以下のプロトコルにおいて、HEK−293細胞を、pcDNA3.1neoプラスミド中にRORγのリガンド結合ドメインに融合したGal4 DNA結合ドメイン(Gal4−RORγ−LBD)を含むコンストラクトによりトランスフェクトし、pGL4.31 Gal4−ルシフェラーゼ(Promega)を含むレポーターコンストラクトによってもトランスフェクトした。対照細胞を、空のpcDNA3.1neo及びpGL4.31ベクターを使用して同様に調製した。
室温のTrans−IT試薬(Mirus、60μL)を、OptiMEM(Invitrogen、1.5ml)に滴加した。この試薬混合物を反転させて混合し、次いで、5から30分間室温でインキュベートした。次いで、それを、両発現ベクター(それぞれ5μg)の溶液に加え、混合し、室温で約20分間インキュベートした。培地を除去し、TrypLE Express(Invitrogen)により処理し、細胞がフラスコの底から離れるまで(およそ2〜5分)インキュベートすることにより、HEK−293細胞をインキュベーションフラスコから収集した。1000万の細胞を遠心分離により回収し、10%ウシ胎児血清及びそれぞれ100IUのペニシリンとストレプトマイシンを含む10mLのダルベッコ改変イーグル培地、高グルコース(DMEM、Invitrogen)に再懸濁させた。再懸濁させた細胞及びトランスフェクション混合物をT75フラスコに加え、混合し、37℃及び5%CO2で一晩インキュベートした。
RORγ活性のアッセイ
細胞を上述の通り収集し、計数し、遠心分離し、所望の数の細胞を得て、次いで、完全増殖培地中に、0.75×106細胞/mLで再懸濁させた。RORγアンタゴニスト、ウルソール酸を、2μMの最終濃度で細胞に加えた。細胞を、20μLの細胞懸濁液/ウェル(10,000〜15,000細胞/ウェル)で白色組織培養処理済み384ウェルプレート中に播種した。試験化合物を、10mMでDMSOに溶解させ、次いで完全増殖培地に、最終の意図される試験濃度の5倍に希釈した。これらの薬物ストック溶液、5μL/ウェルを組織培養プレートに加えた。最終DMSO濃度は0.2%であった。プレートを短時間遠心分離し、次いで、37℃及び5%CO2で一晩インキュベートした。アッセイを実施するために、組織培養プレートを、室温に平衡化させ、One−Gloルシフェラーゼ試薬(Promega、25μL/ウェル)を加えた。プレートを短時間遠心分離し、室温で10分間インキュベートした。ルシフェラーゼ強度をEnvisionプレートリーダー(Perkin Elmer)で読み取った。RORγ活性を、対照に対して決定し、PRISM(GraphPad)を利用して試験化合物濃度の関数としてプロットして、50%効果濃度(EC50)を決定した。ウルソール酸又は試験化合物の非存在下でのルシフェラーゼシグナルを100と設定する。最大応答は、PRISM(GraphPad)において4パラメーターロジスティックモデルを利用したラインフィットにより決定されるシグナル中の上部の水平域である。
パートIII−結果
実験結果を以下の表23及び23Aに与える。記号「++++」は、0.5μM未満のEC50を示す。記号「+++」は、0.5μMから5μMの範囲のEC50を示す。記号「++」は、5μMを越え10μMまでの範囲のEC50を示す。記号「+」は、10μMを超えるEC50を示す。記号「N/A」はデータが利用可能でないことを示す。記号「****」は、200を超える値を示す。記号「***」は、150を超え200までの範囲の値を示す。記号「**」は、90を超え150までの範囲の値を示す。記号「*」は、25から90の範囲の値を示す。
引用による組込み
本明細書に言及された特許文書及び科学記事のそれぞれの開示全体は、全目的のために、引用により組み込まれる。
均等物
本発明は、その趣旨及び基本的な特性から逸脱せずに、他の具体的な形態で具現化され得る。したがって、前記実施形態は、本明細書に記載される本発明を、限定するのではなくあらゆる点で説明するものと考えられるべきである。そのため、本発明の範囲は、前記説明よりも添付される特許請求の範囲により示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が包含されるものとする。