JP6837724B2 - 車両構造 - Google Patents
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Description
スペアタイヤを車体の下方から支持する棒状のキャリアと、
前記車体に備わる中空のフレーム材を上下に貫通し、前記キャリアを前記車体に吊り下げるボルト部材とを備え、
前記キャリアは、前記車体に回動可能に支持される回動端と、フックを有する係止端とを備え、
前記ボルト部材は、前記フックが引っ掛けられる係止孔を備える車両構造であって、
前記フレーム材の下面において前記ボルト部材の軸部が貫通される孔であり、かつ前記ボルト部材の揺動を所定範囲に規制する規制孔と、
前記フレーム材の下面から前記ボルト部材の近傍に延びるフランジ部とを備え、
前記ボルト部材の最大揺動範囲は、前記ボルト部材と前記規制孔の縁部との当接、及び前記ボルト部材と前記フランジ部との当接によって規制され、
前記最大揺動範囲は、前記フックがどのような状態に曲がっても前記フックと前記係止孔の係合が維持されるように規定されている。
≪全体構成≫
図1には、車両のリアトランクの下にスペアタイヤ10を取り付けた車両構造1が示されている。図1は、リアトランクの斜め上方側からスペアタイヤ10の係止状態を見た図である。図1ではフロアパネルは省略されている。図1に示される本例の車両構造1は、スペアタイヤ10を車体2の下方から支持する棒状のキャリア3と、キャリア3を車体2に吊り下げるボルト部材4とを備える。以下、本例の車両構造1に関連する各構成を説明する。
車体2のうち、スペアタイヤ10の係止に関わる部分は、サイドメンバ20とクロスメンバ21とロアバックメンバ5である。サイドメンバ20は、車幅方向の両側に設けられるフレーム材である。クロスメンバ21は、両サイドメンバ20とを繋ぐフレーム材である。ロアバックメンバ5は、車両の後端において両サイドメンバ20を繋ぐフレーム材である。ロアバックメンバ5は、図3に示されるように、アウタパネル50とインナパネル55とが接合された中空のフレーム材である。ロアバックメンバ5の後方にはバンパ8が設けられる。
キャリア3は、棒状のキャリア本体31と、棒状の補助材32とを備える。キャリア本体31は、車両の左前方から右後方に向って延びるように配置されている。キャリア本体31の一端は、クロスメンバ21に回動自在に支持される回動端31Aである。キャリア本体31の他端は、フック31Fを有する係止端31Bである。フック31Fは、後述するボルト部材4の係止孔4hに引っ掛けられる。
ボルト部材4は、フレーム材の一種である中空のロアバックメンバ5を貫通し、キャリア3を車体2に吊り下げる。本例のボルト部材4は、図2に示されるように、頭部40、軸部41、U字部42、ナット部43、及び留めリング44を備える。U字部42の開口部近傍にはナット部43が不動に固定されており、そのナット部43には軸部41がねじ込まれている。そのため、軸部41が回転させられると、軸部41に対してU字部42が進退する。軸部41の先端は、U字部42の屈曲部分の内周に対向する位置に配置される。留めリング44は、軸部41の先端寄りの位置でU字部42の外周を覆うように設けられている。この留めリング44によって、U字部42の進出範囲が規制される。U字部42が進出されたときに、軸部41の先端のワッシャが留めリング44に当たるからである。
ロアバックメンバ5に対するボルト部材4の取付状態を図3に基づいて説明する。図3に示されるように、本例のロアバックメンバ5は、車両外方に配置されるアウタパネル50と、車両内方に配置されるインナパネル55とを備える。車両下方側においてアウタパネル50の下端部とインナパネル55の下端部とを重ね合わせた部分は、車両下方に延びるフランジ部53を形成している。
フック31Fの先端は、スペアタイヤ10を正規に使用する際のスペアタイヤ10の利便性を悪化させない程度に長くすることが好ましい。例えば、二点鎖線で示されるようにフック31Fを真っ直ぐに伸ばしたとき、フック31Fの先端が図中の一点鎖線の近傍に配置されるように、フック31Fの先端長さを調整することが挙げられる。ここで、図3の一点鎖線は、点Aと点Bとを繋ぐ直線である。点Aは、フランジ部53のうち、揺動したボルト部材4が最初に接触する点である。点Bは、規制孔55hのうち、揺動したボルト部材4が最初に接触する点である。このような先端長さのフック31Fであれば、正規の手順を踏んでキャリア3を外す際は、ボルト部材4の係止孔4hからフック31Fを外し易い。一方、不測の事態によってフック31Fが曲がり真っ直ぐに伸びても、係止孔4hからフック31Fは外れない。二点鎖線で示される真っ直ぐに伸びたフック31Fの先端は、二点鎖線で示すボルト部材4の最大揺動位置よりも後方に位置するからである。
10 スペアタイヤ
2 車体
20 サイドメンバ、21 クロスメンバ
3 キャリア
31 キャリア本体、32 補助材
31A 回動端、31B 係止端、31F フック
4 ボルト部材
4h 係止孔
40 頭部、41 軸部、42 U字部、43 ナット部、44 留めリング
5 ロアバックメンバ(フレーム材)
5L 下面、5U 上面
50 アウタパネル、50h 上部貫通孔
53 フランジ部
55 インナパネル、55h 規制孔
8 バンパ
9 バックドア
Claims (1)
- スペアタイヤを車体の下方から支持する棒状のキャリアと、
前記車体に備わる中空のフレーム材を上下に貫通し、前記キャリアを前記車体に吊り下げるボルト部材とを備え、
前記キャリアは、前記車体に回動可能に支持される回動端と、フックを有する係止端とを備え、
前記ボルト部材は、前記フックが引っ掛けられる係止孔を備える車両構造であって、
前記フレーム材の下面において前記ボルト部材の軸部が貫通される孔であり、かつ前記ボルト部材の揺動を所定範囲に規制する規制孔と、
前記フレーム材の下面から前記ボルト部材の近傍に延びるフランジ部とを備え、
前記ボルト部材の最大揺動範囲は、前記ボルト部材と前記規制孔の縁部との当接、及び前記ボルト部材と前記フランジ部との当接によって規制され、
前記最大揺動範囲は、前記フックがどのような状態に曲がっても前記フックと前記係止孔の係合が維持されるように規定されている車両構造。
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JP2019063457A JP6837724B2 (ja) | 2019-03-28 | 2019-03-28 | 車両構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019063457A JP6837724B2 (ja) | 2019-03-28 | 2019-03-28 | 車両構造 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2020163878A JP2020163878A (ja) | 2020-10-08 |
JP6837724B2 true JP6837724B2 (ja) | 2021-03-03 |
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ID=72715528
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019063457A Active JP6837724B2 (ja) | 2019-03-28 | 2019-03-28 | 車両構造 |
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2019
- 2019-03-28 JP JP2019063457A patent/JP6837724B2/ja active Active
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JP2020163878A (ja) | 2020-10-08 |
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