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JP6834359B2 - 画像形成装置、画像形成システム及び画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置、画像形成システム及び画像形成方法 Download PDF

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JP6834359B2
JP6834359B2 JP2016215126A JP2016215126A JP6834359B2 JP 6834359 B2 JP6834359 B2 JP 6834359B2 JP 2016215126 A JP2016215126 A JP 2016215126A JP 2016215126 A JP2016215126 A JP 2016215126A JP 6834359 B2 JP6834359 B2 JP 6834359B2
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Description

本発明は、画像形成装置、画像形成システム及び画像形成方法に関する。
画像形成システムにおいて、製本技術の一つとして、くるみ綴じ製本の技術が知られている。くるみ綴じ製本とは、ある一辺で綴じられた本身ページからなる冊子を、1枚のカバーページでくるむ製本技術である。くるみ綴じ製本は、印刷済み用紙に対して後処理を施す後処理装置の後段で行われる。
具体的には、後処理装置の後段に配される製本装置において、画像形成装置で画像形成され、後処理装置で後処理が施された印刷済み用紙に基づいて、くるみ綴じ製本が実施される。製本装置に入力される印刷済み用紙は、表紙ページ及び本身ページからなる。本身ページは、印刷物の内容を示す本身部分となるページである。
製本装置では、本身ページを束ね、次いで綴じ方向に従って背表紙位置に糊を塗布し、その糊付け部分に表紙ページの背表紙を合わせて接着し、最後に小口側(背表紙位置と反対側)を背表紙面と平行に裁断する一連の処理が行われる。この製本処理において、背表紙面への糊付けの接着力の向上を図るために、本身ページの綴じ部分に付加的にトナー画像を形成するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−122466号公報
ところで、印刷済み用紙に箔を転写(箔押し)したり、画像の立体感を出したりすることなどを目的として、画像形成(印刷)の後処理工程で、ニスや糊などの塗布剤を塗布する場合がある。この場合、印刷済み用紙上に載せられた塗布剤によって本身ページの厚みが変わることで、冊子(即ち、くるみ綴じ製本)の出来上がりに影響が生じる。
しかしながら、上記特許文献1に記載の従来技術では、本身ページの綴じ部分にトナー画像を付加することによって背表紙面への糊付けの接着力の向上を図ることは記載されているものの、塗布剤によって本身ページの厚みが変わることで冊子の出来上がりに影響が生じることについては考慮されていない。
そこで、本発明は、ニスや糊などの塗布剤の塗布状況を考慮しつつくるみ綴じ製本を実施することにより、綴じ部分の厚みを確保し、冊子全体の品質を高めることができる画像形成装置、画像形成システム及び画像形成方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、
入力された原稿データに基づいて印刷物を出力するとともに、後段の後処理装置で印刷物の画像形成領域に塗布する塗布剤の塗布パターンのデータを生成して後処理装置に供給する画像形成装置であって、
後処理装置で塗布剤が塗布された印刷物を本身ページの各ページとしてくるみ綴じ製本を実施するにあたって、画像形成領域への塗布剤の塗布状況に基づいて、本身ページの綴じ部分に塗布剤を塗り足す制御を行う制御部
を備えることを特徴とする。
さらに、本発明の画像形成装置は、次の(1)〜(3)のいずれかの構成を有する。
(1)塗布剤の塗布状況は、印刷物上の各画素位置の塗布剤の厚み量である。
(2)制御部は、くるみ綴じ製本を実施する製本装置の構成に基づいて、本身ページの綴じ部分に塗り足す塗布剤の塗布形状を決定する。
(3)制御部は、くるみ綴じ製本を実施するにあたって、本身ページの綴じ部分への塗布剤の塗り足しによって、くるみ綴じ製本におけるカバーページの背表紙の幅が許容範囲を超えると判断される場合に、画像形成領域及び綴じ部分に塗布する塗布剤の塗布厚を調整する。
また、本発明の画像形成システムは、
入力された原稿データに基づいて印刷物を出力するとともに、印刷物の画像形成領域に塗布する塗布剤の塗布パターンのデータを生成する画像形成装置と、
画像形成装置で生成された塗布剤の塗布パターンのデータに基づいて、画像形成装置から出力される印刷物に塗布剤を塗布する後処理装置と、
後処理装置で画像形成領域に塗布剤された印刷物を本身ページの各ページとしてくるみ綴じ製本する製本装置と、
を備える画像形成システムであって、
画像形成装置は、製本装置でくるみ綴じ製本を実施するにあたって、画像形成領域への塗布剤の塗布状況に基づいて、本身ページの綴じ部分に塗布剤を塗り足す制御を行う
ことを特徴とする。
さらに、本発明の画像形成システムは、次の(1)〜(3)のいずれかの構成を有する。
(1)塗布剤の塗布状況は、印刷物上の各画素位置の塗布剤の厚み量である。
(2)画像形成装置は、製本装置の構成に基づいて、本身ページの綴じ部分に塗り足す塗布剤の塗布形状を決定する。
(3)画像形成装置は、製本装置でくるみ綴じ製本を実施するにあたって、本身ページの綴じ部分への塗布剤の塗り足しによって、くるみ綴じ製本におけるカバーページの背表紙の幅が許容範囲を超えると判断される場合に、画像形成領域及び綴じ部分に塗布する塗布剤の塗布厚を調整する。
また、本発明の画像形成方法は、
入力された原稿データに基づいて印刷物を出力するとともに、印刷物の画像形成領域に塗布する塗布剤の塗布パターンのデータを生成する画像形成装置と、
画像形成装置で生成された塗布剤の塗布パターンのデータに基づいて、画像形成装置から出力される印刷物に塗布剤を塗布する後処理装置と、
後処理装置で画像形成領域に塗布剤された印刷物を本身ページの各ページとしてくるみ綴じ製本する製本装置と、
を備える画像形成システムにおいて、
製本装置でくるみ綴じ製本を実施するにあたって、画像形成領域への塗布剤の塗布状況に基づいて、本身ページの綴じ部分に塗布剤を塗り足す
ことを特徴とする。
さらに、本発明の画像形成方法は、次の(1)〜(3)のいずれかの構成を有する。
(1)塗布剤の塗布状況は、印刷物上の各画素位置の塗布剤の厚み量である。
(2)製本装置の構成に基づいて、本身ページの綴じ部分に塗り足す塗布剤の塗布形状を決定する。
(3)製本装置でくるみ綴じ製本を実施するにあたって、本身ページの綴じ部分への塗布剤の塗り足しによって、くるみ綴じ製本におけるカバーページの背表紙の幅が許容範囲を超えると判断される場合に、画像形成領域及び綴じ部分に塗布する塗布剤の塗布厚を調整する。
上記構成の画像形成装置、画像形成システムあるいは画像形成方法において、くるみ綴じ製本を実施するにあたって、本身ページの各ページの綴じ部分に対し、画像形成領域と同様に、画像形成領域への塗布剤の塗布状況に基づいて塗布剤を塗布する。これにより、綴じ部分の厚みを確保し、本身部分(画像形成領域)の厚みに物理的に合わせることができる。
本発明によれば、ニスや糊などの塗布剤の塗布状況を考慮しつつくるみ綴じ製本を実施することにより、綴じ部分の厚みを確保し、本身部分の厚みに物理的に合わせることができるため、冊子全体の品質を高めることができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成システムの構成の概略を示すシステム構成図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成システムにおける印刷端末及び画像形成装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成システムにおける処理の流れを模式的に示す図である。 本身ページからなる冊子をくるむ、表表紙、裏表紙及び背表紙からなるカバーページについて説明する図である。 冊子がいびつな形になる原因について説明する図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成システムのくるみ綴じ製本による冊子の全体像を概略的に示す斜視図である。 実施例1に係るニス塗布の処理の流れを示すフローチャートである。 ページ内のニスの厚みを検知する例について説明する図である。 綴じ代部分へ塗り足すニスのパターンの一例を示す図である。 背表紙の幅を拡大する処理前及び処理後のカバーページに対する表表紙及び裏表紙に形成される画像の位置関係を示す図である。 実施例2に係るニス塗布の処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」と記述する)について図面を用いて詳細に説明する。本発明は実施形態に限定されるものではなく、実施形態における種々の数値などは例示である。なお、以下の説明や各図において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
<画像形成システム>
[システム構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成システムの構成の概略を示すシステム構成図である。
図1に示すように、本実施形態に係る画像形成システム1は、印刷端末10、画像形成装置20、給紙装置30、後処理装置40及び製本装置50を備え、これら装置(端末)がネットワーク60(図2参照)を介して相互に接続され、原稿データ等のデジタルデータの交換や各種制御が可能な構成となっている。ここで、印刷端末10、画像形成装置20、給紙装置30、後処理装置40及び製本装置50のネットワーク60に対する接続形態は、特に限定されるものではなく、有線接続であってもよいし、無線接続であってもよい。
印刷端末10は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)からなるクライアントPCであり、オペレーティングシステム(Operating System;OS)により制御され、画像形成装置20を印刷機として使用する制御を行ったり、画像形成システム1に投入する原稿データを作成したりする。本実施形態に係る画像形成システム1を司るソフトウェアは、クライアントPCである印刷端末10にインストールされる。
画像形成装置20は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置であり、印刷端末10から受信した原稿データ中で自身の印刷出力部によって出力可能な色空間で定義されたデータをRIP(Raster Image Processor)処理によってラスターイメージへ変換(ビットマップ化)し、当該ラスターイメージを用紙上に印刷する。画像形成装置20は、原稿搬送部201、操作表示部202及び用紙収納部203などを備えている。画像形成装置20としては、印刷機能のみを有する装置であってもよいし、複写機能やファクシミリ機能を有する装置(所謂、複合機)であってもよい。
給紙装置30は、画像形成装置20が内蔵する用紙収納部203とは別に備えられ、様々な種類の記録媒体を画像形成装置20に供給する大容量の給紙装置である。後処理装置40は、前段の画像形成装置20から出力される用紙に対して、様々な形状のニスの塗布や箔押し(以下、「ニス塗布・箔押し」と記述する場合がある)などの後処理を行う装置である。より具体的には、後処理装置40は、画像形成装置20から受信したニス塗布・箔押しパターンのラスターデータに基づいて、セットされた印刷済み用紙(印刷物)上にニスを塗布し、その上に箔を転写(箔押し)する。
製本装置50は、ある一辺で綴じられた本身ページからなる冊子を、1枚のカバーページでくるむくるみ綴じ製本、換言すれば、ニスが塗布された印刷済み用紙(印刷物)を本身ページの各ページとしてくるみ綴じ製本を実施する装置である。製本装置50に入力される印刷済み用紙は、表紙ページ及び本身ページからなる。本身ページは、印刷物の内容を示す本身部分となるページである。製本装置50では、本身ページを束ね、次いで綴じ方向に従って背表紙位置に糊を塗布し、その糊付け部分に表紙ページの背表紙を合わせて接着し、最後に小口側を背表紙面と平行に裁断する一連の処理が行われる。
[ハードウェア構成]
次に、上記構成の本実施形態に係る画像形成システム1における印刷端末10及び画像形成装置20のハードウェア構成(一部ソフトウェアを含む)について、図2を用いて説明する。図2は、印刷端末10及び画像形成装置20のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
(印刷端末)
印刷端末10は、通信部11、CPU(Central Processing Unit)12及びOS(オペレーティングシステム)13等を備える、周知のパーソナルコンピュータ構成となっている。印刷端末10には、ネットワーク60を介して接続された画像形成装置20に対応したプリンタドライバ14や、印刷原稿作成・編集アプリケーション15があらかじめインストールされている。
通信部11は、印刷端末10をネットワーク60に接続するためのインターフェースである。この通信部11に対して、CPU12、OS13、OS14、プリンタドライバ14及び印刷原稿作成・編集アプリケーション15がバスライン16を介して接続されている。CPU12は、画像形成装置20を制御したり、データを処理したりする。OS13は、システム全体を管理するソフトウェアである。
(画像形成装置)
画像形成装置20は、制御部21、操作表示部22、画像読取部23、画像処理部24、印刷処理部25、印刷出力部26及び通信部27を備え、これら構成要素がバスライン28を介して互いに接続されている。
制御部21は、CPU211と、CPU211が実行するプログラム等を記憶するためのROM(Read Only Memory)212と、CPU211の作業領域として使用されるRAM(Random Access Memory)213とを有している。制御部21は、CPU211による制御の下に、画像形成装置20の全体を制御する。
操作表示部22は、図1の操作表示部202に相当し、LCD(Liquid Crystal Display)等からなる表示部、当該表示部を覆うように設けられたタッチパネル、各種スイッチやボタン、テンキー、操作キー群等から構成されている。操作表示部22は、操作者(ユーザ)からの指示を受け付け、その操作信号を制御部21に出力する。また、制御部21から入力される表示信号に従って、各種操作指示や設定情報を入力するための各種設定画面や各種処理結果等を表示する操作画面をディスプレイ上に表示する。
画像読取部23は、ADF(Auto Document Feeder)と称される自動原稿送り部と読取部とを備え、操作表示部22によって受け付けられた設定情報に基づいて複数の原稿の画像を読み取る。自動原稿送り部の原稿トレイに載置された原稿は、読取個所であるコンタクトガラスに搬送され、イメージセンサを含む光学系により、原稿の片面又は両面の画像が読み取られる。
画像処理部24は、通信部27を介して受信した原稿データをRIP処理し、ラスターイメージデータを生成する処理を行う。印刷処理部25は、画像処理部24で生成されたラスターイメージデータを印刷するための処理を行う。印刷出力部26は、印刷出力に係る各機能部、具体的には、用紙搬送部、画像形成部、定着部等によって構成されており、用紙収納部203または給紙装置30から供給される用紙(記録媒体)に画像を形成して出力する。
通信部27は、ネットワーク60を介しての印刷端末10からのページ記述言語(PDL:Page Description Language)の受信や、後処理装置40及び製本装置50との通信を行うためのインターフェースである。この通信部27に対して、制御部21、操作表示部22、画像読取部23、画像処理部24、印刷処理部25及び印刷出力部26が、バスライン28を介して互いに接続されている。
上述したように、本実施形態に係る画像形成システム1は、後処理装置40によって、様々な形状のニス塗布・箔押しの処理を行うことが可能な画像形成システムがある。さらに、本実施形態に係る画像形成システム1は、製本装置50によって、塗布剤の一例であるニスが塗布された印刷物を本身ページの各ページとしてくるみ綴じ製本を実施することが可能な画像形成システムがある。
[原稿データの作成→画像形成→ニス塗布・箔押し→くるみ綴じ製本の流れ]
本実施形態に係る画像形成システム1における、印刷端末10での原稿データの作成→画像形成装置20での画像形成(印刷)→後処理装置40でのニス塗布・箔押し→製本装置50でのくるみ綴じ製本の流れを図3に模式的に示す。
印刷端末10で作成される原稿データは、通常のシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)等の一般的な色空間定義された画像形成装置20によって出力されるべきデータである。このデータに加えて、原稿データには、印刷後の用紙上にニスを塗布し、箔押し(箔を転写)するパターン(以下、「ニス塗布・箔押しパターン」と記述する場合がある)を指示するデータも含まれる。このニス塗布・箔押しパターンのラスターデータには少なくとも、各パターンの形状データと、ニス塗布・箔押しに伴う各ピクセル(画素)のニスの厚み情報が含まれている。これら原稿データは、PDF(登録商標)やPS(登録商標)などのページ記述言語として印刷端末10で生成され、画像形成装置20に送信される。
画像形成装置20は、くるみ綴じ製本を実施するにあたっては、くるみ綴じ製本の表紙ページに対して、原稿データに含まれる表表紙、裏表紙、背表紙用のページを、背表紙幅を基準として、1枚の表紙ページに表表紙、裏表紙、背表紙用の3ページ分を印刷する、所謂「3in1」で印刷する。
加えて、画像形成装置20は、印刷端末10から受信した原稿データ中で、後段の後処理装置40によって、画像形成装置20が出力した印刷済み用紙に対して付加されるニス塗布・箔押しパターンのデータをラスターイメージデータへ変換し、当該データを後処理装置40へ送付する。このラスターイメージデータには、少なくとも、用紙上のどの位置に、どの程度の厚みのニス・箔を付加すべきかを示す情報が含まれる。すなわち、後処理装置40の解像度に応じた画素単位でニスの厚み情報が、ラスターイメージデータに指定されているものとする。
[くるみ綴じ製本について]
ここで、ある一辺で綴じられた本身ページからなる冊子を、1枚のカバーページでくるむ、くるみ綴じ製本について説明する。図4に示すように、本身ページからなる冊子をくるむカバーページには、表表紙、裏表紙に加えて背表紙がある。そして、表表紙、裏表紙及び背表紙にはそれぞれ、ユーザによって個別に印字内容を指定可能である。
くるみ綴じ製本において、ニス塗布・箔押しの処理が施された用紙をくるみ綴じする場合、用紙上に載せられたニスや箔によって本身ページの厚みが変わることによって、冊子(即ち、くるみ綴じ製本)の出来上がりに影響が生じる。例えば、各ページの中央部に一様にニスを塗布するようなパターンの場合、綴じ部分は用紙の束の厚みt1となるが、ニスが塗布されている画像形成領域(以下、綴じ部分に対して「本身部分」と呼ぶこととする)の厚みt2は、厚みt1よりも厚くなる(t2>t1)なる。
より具体的には、ある機種で最大ニス厚が0.2mmであったとすると、例えば100ページからなる冊子であって、各ページに最大の厚みでニスを塗布した場合、ニスが塗布されている本身部分の厚みt2は、綴じ部分の厚みt1に対して2cm(=0.2mm×100)分だけ厚みが増すことになる。そして、綴じ部分の厚みt1が本身部分の厚みt2と比較して小さいことが原因で、図5に示すように、冊子としていびつな形になる。
そこで、本実施形態では、綴じ部分の厚みt1を、本身ページに対して施されるニスの塗布や箔押しによる厚み、即ち本身部分の厚みt2に物理的に合わせるようにする(t1=t2)。より具体的には、図6に示すように、本身ページの各ページの綴じ部分に対しても本身部分と同様に、本身部分のニスの塗布状況を考慮しつつニスを塗布することで、綴じ部分の厚みt1を確保し、本身部分の厚みt2に物理的に合わせる。
このように、本身部分のニスの塗布状況を考慮しつつ、綴じ部分に対してもニスを塗布することにより、綴じ部分と本身部分との厚みの差を小さくすることができるため、冊子としていびつな形になることはなく、冊子全体の品質を高めることができる。以下に、本身部分のニスの塗布状況を考慮しつつ、綴じ部分に対してニスを塗布するための具体的な実施例について説明する。
(実施例1)
ニス塗布・箔押しの処理が後処理装置40で実施されるのに先立って、ニス塗布・箔押しパターンのデータをラスターイメージデータへ変換する処理が画像形成装置20で実施される。実施例1は、本身部分のニスの塗布状況に基づいて、綴じ部分に対してニスを塗り足す例である。本身部分のニスの塗布状況とは、例えばページ内におけるニスの最大厚み量である。
図7は、実施例1に係るニス塗布の処理の流れを示すフローチャートである。この処理は、ユーザによって原稿データとして指定されたオリジナルのニス塗布・箔押しパターンに対応するラスターイメージがRIP処理によって既に生成されており、そのイメージデータを後処理装置40へ送信する前の処理となる。この一連の処理は、画像形成装置20における制御部21のCPU211による制御の下に実行される。以下の実施例においても同様である。
CPU211は、本身ページの各ページごとに、RIP処理によって生成されたニス塗布・箔押しパターンのラスターイメージデータについてそれぞれ処理を実施する(ステップS11)。次に、CPU211は、ある注目ページiについて、ページ内におけるニスの最大厚み量PTmax、具体的には描画領域(画像形成領域)中、ニスの厚みが最大となる箇所(画素位置)及びその箇所K厚み量を検出(取得)する処理を実施する(ステップS12)。
ページ内におけるニスの最大厚み量PTmaxの検出については、例えば次のようにして実施することができる。なお、ステップS11で処理されるラスターイメージデータには、先述したように、用紙上のどの位置(画素位置)に、どの程度の厚みのニス・箔を付加すべきかを示す情報が含まれている。従って、ラスターイメージデータに含まれている情報を基に、ニスの厚み量を確認することができる。
ニスの最大厚み量PTmaxの検出に際して、ユーザは、図8Aに示すように、用紙の搬送方向であるY方向において、ページ内の複数の箇所(1)〜(3)を指定する。なお、図8Aでは、便宜上、網掛けのピッチの粗さでニスの厚みの差を表している。具体的には、網掛けのピッチが粗い文字「A」、「C」〜「E」、「G」〜「I」に塗布されたニスの厚みが相対的に薄く、網掛けのピッチが細かい文字「B」、「F」に塗布されたニスの厚みが相対的に厚いことを表している。
そして、CPU211による制御の下に、この指定箇所(1)〜(3)について、走査方向であるX方向の全ての画素について、図8Bに示すように、ニスの厚み量の確認を実施し、その中から最大値PTmaxを検出(取得)する処理を行う。図8Aの例では、文字「B」、「F」に塗布されたニスの厚みが最大となる。
次に、CPU211は、本身ページの各ページごとに、ステップS12で取得した最大厚み量PTmaxの分だけ綴じ部分(綴じ代部分)へニスを塗り足す処理を実施する(ステップS13)。綴じ部分へ塗り足すニスのパターンの一例を図9に示す。図9Aでは、塗り足すニスのパターンの形状をストライプ状としているが、これに限られるものではなく、くるみ綴じ製本における、綴じ部分への糊付けの手法によって塗り足すニスのパターンの形状及びサイズを変えてもよい。それは、糊付け時の背表紙幅の確保が目的だからである。
くるみ綴じ製本を行う製本装置50の構成、例えば糊付け時の押さえ具の構成が、紙面全部ではなく、一部のみ押える構成の場合、その形状に合わせてニスを、図9Bに示すように、部分的に塗布することも可能である。このように、ニスを部分的に塗布するようにすることで、綴じ部分全体に亘ってストライプ状に塗布する場合に比べて、ニスの塗り足し量を抑えることができる利点がある。
次に、CPU211は、本身ページの全ページについて、ページ内におけるニスの最大厚み量PTmaxの検出(取得)及び綴じ部分へニスを塗り足すための処理が完了したか否かを判断し(ステップS14)、完了していれば(S14のYES)、ニスの最大厚み量PTmaxに基づいて綴じ部分にニスを塗り足す一連の処理を終了する。CPU211は、全ページについて完了していなければ(S14のNO)、ステップS12に戻って上述した一連の処理を、全ページが完了するまで繰り返して実行する。
上述したように、実施例1によれば、本身部分のニスの塗布状況を考慮しつつ、綴じ部分に対してもニスを塗布することにより、綴じ部分の厚みを確保し、綴じ部分と本身部分との厚みの差を小さくすることができるため、冊子全体の品質を高めることができる。
(実施例2)
実施例1では、綴じ部分の厚みを本身ページに対して施されるニスの塗布等による厚みに物理的に合わせるようにしている。その結果、背表紙の幅を拡大することになる。背表紙の幅を拡大することで、製本(冊子)の品質を高めることを目指しているが、一方で、実施例1の手法を用いた場合、カバーページにおける表表紙、裏表紙の領域が相対的に小さくなることが懸念される。そして、場合によっては、表表紙または裏表紙として指定された原稿データが入りきらなくなることが考えられる。
背表紙の幅を拡大する処理前のカバーページに対する表表紙及び裏表紙に形成される画像の位置関係を図10Aに示す。また、背表紙の幅を拡大する処理後のカバーページに対する表表紙及び裏表紙に形成される画像の位置関係を図10Bに示す。背表紙の幅が拡張することで、相対的に表表紙及び裏表紙の領域が減少するために、図10Bの破線Pで囲んで示すように、場合によっては、表表紙及び裏表紙に形成される画像が、表表紙及び裏表紙の領域からはみ出て欠けることがある。図10A及び図10Bおいて、網掛け領域が画像形成領域である。
そこで、実施例2では、綴じ部分へのニスの塗り足しによる背表紙領域の拡張によって、カバーページ内の表表紙・裏表紙の領域の減少が許容範囲を超える場合に、本身ページのニス厚を調整するとともに、本身ページのニス厚に合わせて綴じ部分のニス厚を決定するようにする。これにより、綴じ部分へのニスの塗り足しによる背表紙の拡張を実施した場合であっても、表表紙及び裏表紙の領域幅を許容範囲内に収めることができる。
図11は、実施例2に係るニス塗布の処理の流れを示すフローチャートである。制御部21のCPU211は、まず、表表紙・裏表紙の最小幅、及び、ニスの塗布処理しない場合の背表紙幅、カバーページ幅から、許容できる背表紙幅の増加量AIを算出する(ステップS21)。この許容増加量AIは、表紙最小幅をWPminとし、最小背表紙幅をWBPminとし、カバーページ幅をWCPとするとき、次式(1)から求めることができる。
AI={(WCP−WBPmin)/2}−WPmin ・・・(1)
次に、CPU211は、本身ページの各ページごとに、RIP処理によって生成されたニス塗布・箔押しパターンのラスターイメージデータについてそれぞれ処理を実施する(ステップS22)。続いて、CPU211は、ある注目ページiについて、画像形成領域中、ニスの厚みが最大となる箇所及び、その最大厚み量を取得する(ステップS23)。ここで、注目ページiのニス最大厚み量をPTmax_iとする。
次に、CPU211は、ステップS23で取得した注目ページiの最大厚み量PTmax_iを、全ページのニス最大厚み量の総和VTmaxに加算し(ステップS24)、次いで、本身ページの全ページについて、ニス最大厚み量PTmax_iの取得が完了したか否かを判断する(ステップS25)。CPU211は、全ページについてニス最大厚み量PTmax_iの取得が完了していなければ(S25のNO)、ステップS23に戻ってニス最大厚み量PTmax_iの取得を全ページが完了するまで繰り返して実行する。全ページのニス最大厚み量PTmax_iの取得完了(S25のYES)により、本身ページの全ページのニス最大厚み量の総和VTmaxが保持されることになる。この総和VTmaxは、ニスを塗布しない場合の背表紙幅に対するニス塗布による背表紙増加量ということになる。
次に、CPU211は、背表紙の許容増加量AIと、ニス塗布による背表紙増加量VTmaxとを比較し、ニス塗布による背表紙増加量VTmaxが許容増加量AIよりも大きいか否かを判断する(ステップS26)。そして、CPU211は、ニス塗布による背表紙増加量VTmaxが、許容範囲である許容増加量AIを超える場合(S26のYES)、ニスの塗布量の調整が必要と判断し、背表紙の許容増加量AI及び背表紙増加量VTmaxに基づいて、次式(2)から、ニス塗布量の減少係数Dratioを求める(ステップS27)。
Dratio=AI/VTmax ・・・(2)
次に、CPU211は、ステップS27で求めたニス塗布量の減少係数Dratioに基づいて、本身ページの全ページ、全画素についてニスの塗布量PVTを再計算する(ステップS28)。具体的には、あるページiの第j画素のニスの塗布量をVT_i,jとすると、あるページiの第j画素の再計算後のニスの塗布量PVT_i,jは、次式(3)から求めることができる。
PVT_i,j=VT_i,j×Dratio ・・・(3)
次に、CPU211は、ステップS28で再計算したニスの塗布量PVTの分だけ、綴じ部分へニスを塗り足すための処理を実施し(ステップS29)、次いで、本身ページの全ページについて、綴じ部分へニスを塗り足すための処理が完了したか否かを判断する(ステップS30)。そして、CPU211は、全ページについて、綴じ部分へニスを塗り足す処理が完了していれば(S30のYES)、一連の処理を終了し、完了していなければ(S30のNO)、ステップS29に戻って綴じ部分へニスを塗り足すための処理を、全ページが完了するまで繰り返して実行する。
なお、ステップS26において、ニス塗布による背表紙増加量VTmaxが許容増加量AI以下であると判断した場合(S26のNO)、ニスの塗布量の調整が不要であることから、CPU211は、直接ステップS29へ移行する。この場合、ステップS29では、実施例1のステップS13と同様の処理、即ちステップS23で取得したニス最大厚み量PTmaxの分だけ綴じ部分へニスを塗り足す処理が実施される。
上述したように、実施例2によれば、カバーページ内の表表紙・裏表紙の領域の減少が許容範囲を超える場合に、本身ページのニス厚を調整するようにしているため、綴じ部分へのニスの塗り足しによる背表紙の拡張を実施した場合であっても、表表紙及び裏表紙の領域幅を許容範囲内に収めることができる。
<変形例>
以上、本発明について実施形態を用いて説明したが、本発明は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。すなわち、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で上記実施形態に多様な変更または改良を加えることができ、そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
例えば、上記実施形態では、印刷済み用紙に箔押しを実施するために、ニスを塗布する場合を例に挙げて説明したが、箔押しは必須ではない。すなわち、箔押しを目的としなくても、画像の立体感を出すことを目的として印刷済み用紙の画像等にニスを塗布する場合があり、このような場合にも本発明を適用することができる。
また、上記実施形態では、原稿データが印刷端末10で作成され、当該原稿データにニス塗布・箔押しパターンを指示するデータが含まれることを前提としたが、印刷端末10からの画像形成装置20への原稿データの入力に限られるものではない。例えば、画像形成装置20において、画像読取部23(図2参照)によって原稿画像を読み取ることによって原稿データを入力する一方、ユーザによる操作表示部22(図1、図2参照)からの入力操作によって、ニス塗布・箔押しパターンを指示するデータを入力するような場合にも、本発明を適用することができる。
1…画像形成システム、 10…印刷端末、 20…画像形成装置、 30…給紙装置、 40…後処理装置、 50…製本装置、 60…ネットワーク

Claims (10)

  1. 入力された原稿データに基づいて印刷物を出力するとともに、後段の後処理装置で前記印刷物の画像形成領域に塗布する塗布剤の塗布パターンのデータを生成して前記後処理装置に供給する画像形成装置であって、
    前記後処理装置で前記塗布剤が塗布された前記印刷物を本身ページの各ページとしてくるみ綴じ製本を実施するにあたって、前記画像形成領域への前記塗布剤の塗布状況に基づいて、前記本身ページの綴じ部分に前記塗布剤を塗り足す制御を行う制御部を備え、
    前記塗布剤の塗布状況は、前記印刷物上の各画素位置の前記塗布剤の厚み量である
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記塗布パターンのデータは、前記印刷物上の各画素位置の前記塗布剤の厚み量の情報を含んでおり、
    前記制御部は、前記本身ページの各ページとなる前記印刷物内における最大厚み量を前記塗布パターンのデータから取得し、前記最大厚み量に基づいて、前記本身ページの綴じ部分に前記塗布剤を塗り足す制御を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 入力された原稿データに基づいて印刷物を出力するとともに、後段の後処理装置で前記印刷物の画像形成領域に塗布する塗布剤の塗布パターンのデータを生成して前記後処理装置に供給する画像形成装置であって、
    前記後処理装置で前記塗布剤が塗布された前記印刷物を本身ページの各ページとしてくるみ綴じ製本を実施するにあたって、前記画像形成領域への前記塗布剤の塗布状況に基づいて、前記本身ページの綴じ部分に前記塗布剤を塗り足す制御を行う制御部を備え、
    前記制御部は、前記くるみ綴じ製本を実施する製本装置の構成に基づいて、前記本身ページの綴じ部分に塗り足す前記塗布剤の塗布形状を決定する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 入力された原稿データに基づいて印刷物を出力するとともに、後段の後処理装置で前記印刷物の画像形成領域に塗布する塗布剤の塗布パターンのデータを生成して前記後処理装置に供給する画像形成装置であって、
    前記後処理装置で前記塗布剤が塗布された前記印刷物を本身ページの各ページとしてくるみ綴じ製本を実施するにあたって、前記画像形成領域への前記塗布剤の塗布状況に基づいて、前記本身ページの綴じ部分に前記塗布剤を塗り足す制御を行う制御部を備え、
    前記制御部は、前記くるみ綴じ製本を実施するにあたって、前記本身ページの綴じ部分への前記塗布剤の塗り足しによって、前記くるみ綴じ製本におけるカバーページの背表紙の幅が許容範囲を超えると判断される場合に、前記画像形成領域及び前記綴じ部分に塗布する前記塗布剤の塗布厚を調整する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 入力された原稿データに基づいて印刷物を出力するとともに、前記印刷物の画像形成領域に塗布する塗布剤の塗布パターンのデータを生成する画像形成装置と、
    前記画像形成装置で生成された前記塗布剤の塗布パターンのデータに基づいて、前記画像形成装置から出力される前記印刷物に前記塗布剤を塗布する後処理装置と、
    前記後処理装置で前記画像形成領域に前記塗布剤された前記印刷物を本身ページの各ページとしてくるみ綴じ製本する製本装置と、
    を備える画像形成システムであって、
    前記画像形成装置は、前記製本装置で前記くるみ綴じ製本を実施するにあたって、前記画像形成領域への前記塗布剤の塗布状況である、前記印刷物上の各画素位置の前記塗布剤の厚み量に基づいて、前記本身ページの綴じ部分に前記塗布剤を塗り足す制御を行う
    ことを特徴とする画像形成システム。
  6. 入力された原稿データに基づいて印刷物を出力するとともに、前記印刷物の画像形成領域に塗布する塗布剤の塗布パターンのデータを生成する画像形成装置と、
    前記画像形成装置で生成された前記塗布剤の塗布パターンのデータに基づいて、前記画像形成装置から出力される前記印刷物に前記塗布剤を塗布する後処理装置と、
    前記後処理装置で前記画像形成領域に前記塗布剤された前記印刷物を本身ページの各ページとしてくるみ綴じ製本する製本装置と、
    を備える画像形成システムであって、
    前記画像形成装置は、前記製本装置で前記くるみ綴じ製本を実施するにあたって、前記画像形成領域への前記塗布剤の塗布状況に基づいて、前記本身ページの綴じ部分に前記塗布剤を塗り足す制御を行い、前記製本装置の構成に基づいて、前記本身ページの綴じ部分に塗り足す前記塗布剤の塗布形状を決定する
    ことを特徴とする画像形成システム。
  7. 入力された原稿データに基づいて印刷物を出力するとともに、前記印刷物の画像形成領域に塗布する塗布剤の塗布パターンのデータを生成する画像形成装置と、
    前記画像形成装置で生成された前記塗布剤の塗布パターンのデータに基づいて、前記画像形成装置から出力される前記印刷物に前記塗布剤を塗布する後処理装置と、
    前記後処理装置で前記画像形成領域に前記塗布剤された前記印刷物を本身ページの各ページとしてくるみ綴じ製本する製本装置と、
    を備える画像形成システムであって、
    前記画像形成装置は、前記製本装置で前記くるみ綴じ製本を実施するにあたって、前記画像形成領域への前記塗布剤の塗布状況に基づいて、前記本身ページの綴じ部分に前記塗布剤を塗り足す制御を行い、前記本身ページの綴じ部分への前記塗布剤の塗り足しによって、前記くるみ綴じ製本におけるカバーページの背表紙の幅が許容範囲を超えると判断される場合に、前記画像形成領域及び前記綴じ部分に塗布する前記塗布剤の塗布厚を調整する
    ことを特徴とする画像形成システム。
  8. 入力された原稿データに基づいて印刷物を出力するとともに、前記印刷物の画像形成領域に塗布する塗布剤の塗布パターンのデータを生成する画像形成装置と、
    前記画像形成装置で生成された前記塗布剤の塗布パターンのデータに基づいて、前記画像形成装置から出力される前記印刷物に前記塗布剤を塗布する後処理装置と、
    前記後処理装置で前記画像形成領域に前記塗布剤された前記印刷物を本身ページの各ページとしてくるみ綴じ製本する製本装置と、
    を備える画像形成システムにおいて、
    前記製本装置で前記くるみ綴じ製本を実施するにあたって、前記画像形成領域への前記塗布剤の塗布状況である、前記印刷物上の各画素位置の前記塗布剤の厚み量に基づいて、前記本身ページの綴じ部分に前記塗布剤を塗り足す
    ことを特徴とする画像形成方法。
  9. 入力された原稿データに基づいて印刷物を出力するとともに、前記印刷物の画像形成領域に塗布する塗布剤の塗布パターンのデータを生成する画像形成装置と、
    前記画像形成装置で生成された前記塗布剤の塗布パターンのデータに基づいて、前記画像形成装置から出力される前記印刷物に前記塗布剤を塗布する後処理装置と、
    前記後処理装置で前記画像形成領域に前記塗布剤された前記印刷物を本身ページの各ページとしてくるみ綴じ製本する製本装置と、
    を備える画像形成システムにおいて、
    前記製本装置で前記くるみ綴じ製本を実施するにあたって、前記画像形成領域への前記塗布剤の塗布状況に基づいて、前記本身ページの綴じ部分に前記塗布剤を塗り足し、
    前記製本装置の構成に基づいて、前記本身ページの綴じ部分に塗り足す前記塗布剤の塗布形状を決定する
    ことを特徴とする画像形成方法。
  10. 入力された原稿データに基づいて印刷物を出力するとともに、前記印刷物の画像形成領域に塗布する塗布剤の塗布パターンのデータを生成する画像形成装置と、
    前記画像形成装置で生成された前記塗布剤の塗布パターンのデータに基づいて、前記画像形成装置から出力される前記印刷物に前記塗布剤を塗布する後処理装置と、
    前記後処理装置で前記画像形成領域に前記塗布剤された前記印刷物を本身ページの各ページとしてくるみ綴じ製本する製本装置と、
    を備える画像形成システムにおいて、
    前記製本装置で前記くるみ綴じ製本を実施するにあたって、前記画像形成領域への前記塗布剤の塗布状況に基づいて、前記本身ページの綴じ部分に前記塗布剤を塗り足し、前記本身ページの綴じ部分への前記塗布剤の塗り足しによって、前記くるみ綴じ製本におけるカバーページの背表紙の幅が許容範囲を超えると判断される場合に、前記画像形成領域及び前記綴じ部分に塗布する前記塗布剤の塗布厚を調整する
    ことを特徴とする画像形成方法。
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