JP6823036B2 - 建設機械の表示システムおよびその制御方法 - Google Patents
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Description
さらに、運転室のモニタ装置に、作業対象の設計面やバケットの刃先の位置を示す画像を表示するものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
従って、操作作業中の視点の移動が大きくなり作業効率が向上しないという課題がある。
その上、表示制御部は、作業機の位置情報に基づいて、前記虚像の位置を制御する。このため、前記運転室のオペレータが知覚する前記虚像を、前記作業機の位置に基づいて表示することができ、オペレータの視線の動きと焦点調節とを最小限に抑えることができる。このため、オペレータが作業機および虚像を認識する場合の負荷も低減できる。
[1.油圧ショベルの全体構成]
以下、図面を参照して、本発明の建設機械の表示システムの一実施形態に係る油圧ショベルの表示システムについて説明する。
図1は、表示システムが搭載される油圧ショベル100の斜視図である。油圧ショベル100は、車体1と作業機2とを有する。車体1は、本発明の本体部に相当する。車体1は、旋回体3と運転室4と走行装置5とを有する。旋回体3は、走行装置5に旋回可能に取り付けられている。旋回体3は、図示しないエンジンや油圧ポンプなどの装置を収容している。運転室4は旋回体3の前部に載置されている。運転室4内には、後述する表示装置38および操作装置25が配置される(図3参照)。走行装置5は左右の履帯5a,5bを有しており、履帯5a,5bが回転することにより油圧ショベル100が走行する。
ブーム6の基端部は、ブームピン13を介して車体1の前部に揺動可能に取り付けられている。すなわち、ブームピン13は、ブーム6の旋回体3に対する揺動中心に相当する。
アーム7の基端部は、アームピン14を介してブーム6の先端部に揺動可能に取り付けられている。すなわち、アームピン14は、アーム7のブーム6に対する揺動中心に相当する。
アーム7の先端部には、バケットピン15を介してバケット8が揺動可能に取り付けられている。すなわち、バケットピン15は、バケット8のアーム7に対する揺動中心に相当する。
アームシリンダ11の基端部は、アームシリンダフートピン11aを介してブーム6に揺動可能に取り付けられている。また、アームシリンダ11の先端部は、アームシリンダトップピン11bを介してアーム7に揺動可能に取り付けられている。アームシリンダ11は、油圧によって伸縮することによって、アーム7を駆動する。
バケットシリンダ12の基端部は、バケットシリンダフートピン12aを介してアーム7に揺動可能に取り付けられている。また、バケットシリンダ12の先端部は、バケットシリンダトップピン12bを介して第1リンク部材47の一端および第2リンク部材48の一端に揺動可能に取り付けられている。第1リンク部材47の他端は、第1リンクピン47aを介してアーム7の先端部に揺動可能に取り付けられている。第2リンク部材48の他端は、第2リンクピン48aを介してバケット8に揺動可能に取り付けられている。
バケットシリンダ12は、油圧によって伸縮することによって、バケット8を駆動する。
第1ストロークセンサ16は、ブームシリンダ10のストローク長さを検出する。後述する表示コントローラ39(図3参照)は、第1ストロークセンサ16が検出したブームシリンダ10のストローク長さから、後述する車体座標系のzm軸に対するブーム6の揺動角αを算出する。
第2ストロークセンサ17は、アームシリンダ11のストローク長さを検出する。表示コントローラ39は、第2ストロークセンサ17が検出したアームシリンダ11のストローク長さから、ブーム6に対するアーム7の揺動角βを算出する。
第3ストロークセンサ18は、バケットシリンダ12のストローク長さを検出する。表示コントローラ39は、第3ストロークセンサ18が検出したバケットシリンダ12のストローク長さから、アーム7に対するバケット8の揺動角γを算出する。
後述するように、第1〜第3ストロークセンサ16〜18によって、車体1に対する作業機2のバケット8の刃先Pの位置情報を検出できる。従って、第1〜第3ストロークセンサ16〜18は、本発明の作業機位置検出部に相当する。
アンテナ21,22は、後述する車体座標系xm−ym−zmのym軸に沿って一定距離だけ離間して配置されている。アンテナ21、22で受信されたGNSS電波に応じた信号は3次元位置センサ23に入力される。3次元位置センサ23は、アンテナ21、22のグローバル座標系における設置位置を検出する。
なお、グローバル座標系は、GNSSによって計測される座標系であり、地球に固定された原点を基準とした座標系である。これに対して、後述する車体座標系は、車体1(具体的には旋回体3)に固定された原点を基準とする座標系である。2つのアンテナ21、22は、車体1の現在位置および車体1(具体的には旋回体3)の向きを検出するためのアンテナである。位置検出部19は、2つのアンテナ21、22の位置によって、後述する車体座標系のxm軸のグローバル座標系での方向角(方位角)を検出する。
なお、本実施形態において、車体1の幅方向とは、バケット8の幅方向を意味しており、車幅方向と一致している。ただし、作業機2がチルトバケットを備える場合には、バケット8の幅方向と車幅方向とが一致しないことがあり得る。
位置検出部19は、アンテナ21、22、3次元位置センサ23、傾斜角センサ24を備えるため、車体1のグローバル座標上の現在位置、向き、傾斜角度を有する本体部の三次元位置情報を検出する。車体1のグローバル座標上の現在位置は、緯度、経度、標高のデータで表される。グローバル座標上の車体1の向きは、方位角で表される。傾斜角度は、前記ロール角θ1、ピッチ角θ2、ヨー角θ3で表される。
操作装置25は、作業機2および旋回体3を操作する操作部材31L、31Rと、操作部材31L、31Rの操作を検出する操作検出部32と、走行操作部材33と、走行操作検出部34とを有する。操作部材31L、31Rは、オペレータが作業機2および旋回体3を操作するための部材であり、例えば操作レバーである。
操作部材31Rは作業機2におけるブーム6とバケット8の操作を行い、操作部材31Rの前後方向の操作はブームの上げ下げの動作に対応し、左右方向の操作はバケットの掘削、開放の動作に対応する。
操作部材31Lは旋回体3とアーム7の操作を行い、操作部材31Lの前後方向の操作はアームの掘削、開放の動作に対応し、左右方向の操作は旋回体3の左右方向の旋回動作に対応する。
操作検出部32は、操作部材31Lの操作を検出する操作検出部32Lと、操作部材31Rの操作を検出する操作検出部32Rとを備える。操作検出部32L、32Rは、例えば操作部材31L、31Rに設けられた図示しない検出角を検出するポテンショメータ等を用いる。操作部材31L、31Rの操作内容に対応し、操作検出部32L、32Rは傾倒角を電気信号として検出して、検出信号として作業機コントローラ26へ送る。操作部材31L、31Rでは操作信号に応じパイロット流量を発生させ、操作検出部32L、32Rではパイロット圧を検出し、検出信号としてもよい。
走行操作部材33は、オペレータが油圧ショベル100の走行を操作するための部材であり、例えば操作レバーである。走行操作検出部34は、走行操作部材33の操作内容に応じパイロット流量を発生する。パイロット圧に応じて走行モータに供給する流量が決定し、走行装置5が駆動される。
作業機制御装置27は比例制御弁37を有しており、作業機コントローラ26からの制御信号に基づいて比例制御弁37が制御される。作業機コントローラ26からの制御信号に応じた流量の作動油が比例制御弁37から流出され、油圧シリンダ10〜12や図示しない旋回モータに供給される。油圧シリンダ10〜12や旋回モータは、比例制御弁37から供給された作動油に応じて駆動される。これにより、作業機2が動作し、旋回体3が旋回する。
表示システム28は、警告情報、操作ガイダンス、施工設計面情報、車体情報などの各種情報をオペレータに提供するためのシステムである。表示システム28は、表示装置38と、表示コントローラ39と、前記各種のセンサ16、17、18、23、24と、後述する監視装置60とを有している。
レンズ光学系41は、実像表示部40とコンバイナ42との間に配置され、複数枚のレンズを備える。そして、レンズ光学系41のレンズの一部は光軸方向に移動可能に構成されている。レンズの駆動機構は、カメラのズームレンズなどで利用されている駆動機構が利用できる。
このため、オペレータの視点からは、前記実像表示部40に表示された実像を、コンバイナ42から透過して視認できる運転室4の前方景色に重ねて表示される虚像70として捉えることができる。このため、表示装置38は、オペレータの視野に直接映像を映し出すいわゆるヘッドアップディスプレイとして機能する。
さらに、虚像70の大きさはレンズ光学系41の射出窓の大きさに依存するため、虚像70の奥行き表示位置が変わっても、オペレータの視野角上の虚像70の大きさは一定に保つことができる。
表示コントローラ39は、RAMやROMなどの記憶部43や、CPUなどの演算部44を有している。
記憶部43には、3次元の目標地形情報が記憶されている。目標地形情報は、作業対象となる地面の施工後の地形(設計地形)の形状および位置に関する情報であり、三角形や四角形などのポリゴンによって表現される。
演算部44は、記憶部43に記憶されている目標地形情報や、位置検出部19で検出される車体1の三次元位置情報、作業機位置検出部である第1〜第3ストロークセンサ16〜18で検出されるバケット8の刃先の位置情報に基づいて、作業支援情報を作成するための各種の演算を実行する。表示コントローラ39は、実像表示部40にオペレータに対する作業支援情報を表示する。このため、表示コントローラ39は、本発明の表示制御部に相当する。
以下、表示装置38に表示される案内画面について詳細に説明する。案内画面は、図6に示すように、操作支援情報82を作業支援情報として表示し、さらに、車体情報83や施工設計面情報84を表示する。また、警告情報(コーション情報)81を表示する場合は、図7に示すように、作業支援情報として警告情報81も表示する。
監視装置60は、これらのセンサのデータに基づいて、オペレータに警告を伝えるための警告情報81を作成し、表示コントローラ39に出力する。表示コントローラ39は、監視装置60から警告情報81を受信すると、直ちに実像表示部40に表示する。すなわち、警告情報81は最優先で表示する。
図7の警告情報81は、油圧ショベル100の左方向に人などの障害物を検出した場合の警告情報の例である。
例えば、図6の操作支援情報82は、図8に示す油圧ショベル100において、バケット8がバケット8Aの位置にある場合に表示される情報である。図6の操作支援情報82では、バケット8が目標地形から4m上方に配置されているため、4m下方に移動させる必要があることを示している。図7の操作支援情報82は、バケット8がバケット8Bの位置にある場合に表示される情報である。図7の操作支援情報82では、バケット8の残りの移動量を示している。
なお、操作支援情報82は、バケット8の移動方向を示す矢印と、移動距離を示す数字とで表示するタイプでもよいし、移動目標位置(高さレベル)を示す三角マークと現在のバケット8の位置を示すバーとで表示するタイプでもよい。図6,7にはこれら2つの表示タイプを併記しているが、通常は、いずれか一方のみを表示すればよい。
また、表示コントローラ39は、施工途中や施工後には、前記目標地形情報に加えてバケット8の刃先の軌跡情報を重ねて施工設計面情報84を作成し、出来形の情報も表示する。
表示コントローラ39は、警告情報81、操作支援情報82を、作業機2のバケット8の位置に合わせて表示する。このため、警告情報81および操作支援情報82は、バケット8の移動に伴い、コンバイナ42の表面に沿った表示位置および奥行き表示位置が変化する。
表示コントローラ39は、車体情報83を、実像表示部40の決められた位置に固定して表示する。ただし、警告情報81、操作支援情報82と同様に、車体情報83をバケット8の位置に合わせて表示してもよい。
表示コントローラ39は、施工設計面情報84を、作業対象となる地面に合わせて表示する。
次に、上述した案内画面の表示制御方法について図9のフローチャートに基づいて説明する。表示コントローラ39は、油圧ショベル100による施工作業中、図9に示す案内画面の表示制御を、一定時間間隔、例えば0.1秒間隔で繰り返し実行し、例えば1秒程度の間隔で表示を変更する。
案内画面の表示制御を開始すると、表示コントローラ39の演算部44は、監視装置60から警告情報81が出力されているか(警告情報81が有るか)を判定する(ステップS1)。警告情報81が有る場合、演算部44は警告情報81を表示する(ステップS2)。表示制御の最初に警告情報81の表示処理を行うことで、警告情報81を最優先で表示でき、オペレータに迅速に警告情報を伝えることができる。警告情報の表示処理の詳細は後述する。なお、他の情報の表示処理時に、監視装置60から警告情報81が出力された場合は、警告情報81の表示処理(ステップS2)を割り込みで実行すればよい。
演算部44は、ステップS2の警告情報81の表示処理後、または、警告情報81が無いためにステップS1でNoと判定された場合、施工設計面情報84が記憶部43に記憶されているかを判定する(ステップS3)。施工現場によっては施工設計面情報84が存在しない場合もあるため、その有無を判定している。
施工設計面情報84が有る場合、演算部44は、施工設計面情報84の表示処理を行う(ステップS4)。
演算部44は、ステップS4の施工設計面情報84の表示処理後、または、施工設計面情報84が無いためにステップS3でNoと判定された場合、操作支援情報82の表示設定の有無を判定する(ステップS5)。
操作支援情報82の表示設定が有る場合、演算部44は、操作支援情報82の表示処理を行う(ステップS6)。
なお、ステップS2、S4、S6の各表示処理の詳細は後述する。
演算部44は、ステップS5でNoと判定された場合、またはステップS6の表示処理の後、車体情報83を表示する設定になっているかを判定する(ステップS7)。
そして、演算部44は、車体情報83の表示設定有りと判定された場合、車体情報83の表示処理を行う(ステップS8)。この場合、演算部44は実像表示部40を制御し、図6、7に示すように、燃料計のデータや、現在時刻等の車体情報を、決められた表示位置に表示する。
そして、演算部44は、前述のとおり、施工作業が継続している間は、前記ステップS1からステップS8までの処理を所定時間間隔で繰り返すため、ステップS1に戻り、表示処理を続行する。
次に、ステップS2の警告情報81の表示処理について、図10のフローチャートに基づいて説明する。なお、警告情報表示処理S2では、油圧ショベル100の車体座標系を利用して刃先位置を算出するため、まず、車体座標系に関して説明する。
油圧ショベル100では、図2に示すように、前記傾斜角センサ24の検出値を参照して、ブームピン13の軸と作業機2の動作平面との交点を原点として車体座標系xm−ym−zmを設定している。ここで作業機2の動作平面はxm−zmとなる。また、車体座標系は、各アンテナ21、22の位置データを用いても設定できる。なお、以下の説明においてブームピン13の位置は、ブームピン13の車幅方向における中点の位置を意味するものとする。
アンテナ21,22と車体座標系の原点との位置関係、すなわち、アンテナ21,22とブームピン13の車幅方向における中点との位置関係は予め設定される。具体的には、図2(B)及び図2(C)に示すように、ブームピン13とアンテナ21との間の車体座標系のxm軸方向の距離Lbbxと、ブームピン13とアンテナ21との間の車体座標系のym軸方向の距離Lbbyと、ブームピン13とアンテナ21との間の車体座標系のzm軸方向の距離Lbbzとで、車体座標系の原点とアンテナ21との位置関係が決まる。
また、ブームピン13とアンテナ22との間の車体座標系のxm軸方向の距離Lbdxと、ブームピン13とアンテナ22との間の車体座標系のym軸方向の距離Lbdyと、ブームピン13とアンテナ22との間の車体座標系のzm軸方向の距離Lbdzとで、車体座標系の原点とアンテナ22との位置関係が決まる。
演算部44は、車体座標系上のバケット8の刃先位置を算出する(ステップS11)。演算部44は、第1〜第3ストロークセンサ16〜18の検出結果から、上述したブーム6、アーム7、バケット8の現在の揺動角α、β、γを算出する。
演算部44は、ブーム6、アーム7、バケット8の揺動角α、β、γと、ブーム6、アーム7、バケット8の長さL1、L2、L3とを用いて、以下の数1の式により、車体座標系でのバケット8の刃先の座標(x、y、z)を演算する。
次に、演算部44は、監視装置60から出力される警告情報81の表示内容を生成する(S12)。例えば、監視装置60の近接センサが左方向に障害物があることを検出し、その検出情報を出力すると、演算部44は、警告情報81の表示内容(表示画像)として、左方向の矢印と、エクスクラメーションマークとを生成する。なお、警告情報81の表示内容(表示画像)は、警告情報の種類に応じて設定される。すなわち、オペレータの注意喚起が必要な場合にエクスクラメーションマークを生成する。そして、前記障害物の検出のように注意すべき方向を指示する必要がある場合に、その方向の矢印を生成する。また、油圧ポンプの吐出圧や、エンジン冷却水の水温の異常を警告する場合には、それらの警告対象を示すアイコンや文字などの画像を生成する。
次に、演算部44は、バケット8の刃先の現在位置に合わせて警告情報81の表示位置を算出する(ステップS13)。コンバイナ42の表示面における警告情報81の表示位置は、バケット8や操作支援情報82に重ならない位置であり、かつ、バケット8に近接した位置に設定される。また、警告情報81の内容に合わせて表示位置を調整する。このため、図7に示すように、左方向の障害物を警告する警告情報81は、バケット8の斜め左上方位置などに表示される。右方向の障害物を警告する警告情報であれば、バケット8の斜め右上方位置などに表示される。
また、虚像として表示される警告情報81のオペレータから見て奥行き方向になる座標(x)に相当する奥行き表示位置は、バケット8の刃先のコンバイナ42からの距離つまりオペレータの視点からの距離に合わせて設定される。
次に、演算部44は、レンズ光学系41および実像表示部40を制御し、ステップS13で算出した表示位置に、警告情報81を表示する(ステップS14)。以上のS11〜S14の処理により、警告情報表示処理S2が終了する。
次に、ステップS4の施工設計面情報84の表示処理について、図11のフローチャートに基づいて説明する。
施工設計面情報84を表示する場合、演算部44は、グローバル座標系上の車体1の三次元位置情報を算出する(ステップS21)。
具体的に、演算部44は、3次元位置センサ23および傾斜角センサ24の検出値を用いて、グローバル座標系上の車体1の三次元位置情報(緯度、経度、高度、方位角、ロール角、ピッチ角、ヨー角)を算出する(ステップS21)。
すなわち、3次元位置センサ23は、アンテナ21、22のグローバル座標上の位置(緯度、経度、高度)を検出する。そして、演算部44は、前述した車体座標系の原点と各アンテナ21、22との位置関係と、3次元位置センサ23が検出したグローバル座標系におけるアンテナ21,22の座標から、車体座標系の原点位置のグローバル座標(A,B,C)を演算する。
さらに、アンテナ21,22は、車体座標系のym軸に沿って配置されるため、演算部44は、グローバル座標系におけるアンテナ21,22の座標から車体1(旋回体3)の向き(方位角)を演算する。
次に、演算部44は、車体座標系上のバケット8の刃先の位置を算出する(ステップS22)。この車体座標系上のバケット8の刃先位置の具体的な算出方法は、前記警告情報81の表示処理におけるステップS11と同じであるため、説明を省略する。
次に、演算部44は、グローバル座標系上のバケット8の刃先位置を算出する(ステップS23)。演算部44は、数1から求められた車体座標系でのバケット8の刃先の座標(x、y、z)を、以下の数2の式により、グローバル座標系での座標(X,Y,Z)に変換する。
次に、演算部44は、ステップS23で算出された刃先位置を記憶部43に記憶することで、刃先の軌跡情報を記憶する(ステップS24)。
この際、施工後の出来形を計算・表示するためには、バケット8の刃先をバケット8の刃先の両端により形成する線として捉え、その軌跡を計算する必要がある。このため、図12に示すように、車体1と施工面200が並行でない時には、バケット8の刃先の中で地形に最も近い点と地形との距離d1に加え、グローバル座標系における車体1の傾斜角度と施工面200の傾斜角度の情報を用いてバケット8の刃先の線201が移動した時の軌跡情報を取得する。
次に、演算部44は、記憶部43に記憶したバケット8の刃先の軌跡情報と、記憶部43に記憶されている目標地形情報とに基づいて、目標地形に対する作業進度情報を算出する(ステップS25)。
次に、演算部44は、前記目標地形情報および作業進度情報に基づいて施工設計面情報84の表示内容を生成する(ステップS26)。また、車体1の三次元位置情報に基づいて、施工設計面情報84を表示する位置を算出する(ステップS26)。
そして、演算部44は、レンズ光学系41および実像表示部40を制御し、ステップS26で算出した表示位置に、施工設計面情報84を表示する(ステップS27)。
また、作業中であれば、施工設計面情報84は作業進度情報も含んでいるため、オペレータは、実際に視認できるバケット8の刃先位置と、掘削等の作業の目標面の位置関係を視点および焦点を変更することなく容易に把握でき、かつ、目標通りに施工できているかも容易に確認できる。
また、バケット8の刃先位置に合わせて表示位置を変更する作業支援情報である警告情報81や操作支援情報82を表示する実像表示部40およびレンズ光学系41と、バケット8の刃先位置に合わせて表示位置を変更しない情報である車体情報83や施工設計面情報84を表示する実像表示部40およびレンズ光学系41を別々に設けてもよい。
次に、ステップS6の施工設計面情報84を利用した操作支援情報82の表示処理について図13のフローチャートに基づいて説明する。
操作支援情報82を表示する場合も、演算部44は、グローバル座標系上の車体1の三次元位置情報を算出する(ステップS31)。次に、演算部44は、車体座標系上の刃先の位置を算出する(ステップS32)。次に、演算部44は、グローバル座標上の刃先位置を算出する(ステップS33)。これらのステップS31〜S33の具体的な算出方法は、前記施工設計面情報84の表示処理におけるステップS21〜S23と同じであるため、説明を省略する。なお、ステップS6の操作支援情報82の表示処理が、ステップS4の施工設計面情報84の表示処理に続いて行われた場合、ステップS31〜S33を省略し、ステップS21〜S23で算出したデータを利用してもよい。
次に、演算部44は、ステップS34で算出した移動量情報に基づいて操作支援情報82の表示内容を生成し、バケット8の刃先の現在位置に合わせて表示位置を算出する(ステップS35)。コンバイナ42の表示面における操作支援情報82の表示位置は、バケット8や警告情報81に重ならない位置であり、かつ、バケット8に近接した位置に設定される。このため、図6,7では、バケット8の側方位置に表示される。また、虚像として表示される操作支援情報82のオペレータから見て奥行き方向となる座標(x)に相当する奥行き表示位置は、バケット8の刃先の位置に合わせて設定される。
表示コントローラ39は、バケット8の位置情報に基づいて、警告情報81、操作支援情報82のコンバイナ42の表面に沿った表示位置および奥行き表示位置を制御する。このため、オペレータが知覚する警告情報81や操作支援情報82の投影像を、バケット8の周囲に表示でき、オペレータの視線の動きと焦点調節とを最小限に抑えることができる。このため、オペレータがバケット8および作業支援情報を認識する場合の負荷を低減できる。
コンバイナ42は、フロントグラス4Aの大きさに合わせて設定できるため、従来のモニタ装置に比べて各種情報の表示領域を大きくできる。このため、従来は、モニタ装置の画面を切り替えなければ表示できない複数の情報を、コンバイナ42の領域内に継ぎ目なく表示できる。さらに、情報化による様々な作業支援情報を提供する場合に、運転室4内のモニタ装置を増やす必要がなく、運転室4内のスペースを確保でき、オペレータの作業性や視界性を維持できる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
上記の実施形態では、第1〜第3ストロークセンサ16〜18によって、ブーム6、アーム7、バケット8の傾斜角を検出しているが、傾斜角の検出手段はこれらに限られない。例えば、ブーム6、アーム7、バケット8の傾斜角を検出する角度センサが備えられてもよい。
また、作業機2は、バケット8を有するものに限らない。例えば、作業機2としては、油圧ブレーカ等のバケット8以外のアタッチメントを装着したものでもよい。
さらに、建設機械としては、油圧ショベル100に限らず、ブルドーザ、ホイールローダー、モーターグレーダー等の作業機を有する各種の建設機械でもよい。
操作支援情報82としては、目標地点までの移動量情報に限らない。例えば、掘削後にバケット8を上方に移動する場合は、バケット8の上方への移動量を操作支援情報82として表示してもよい。操作支援情報82の内容は、作業機の種類や、オペレータの操作に応じて設定すればよい。
また、作業機2の位置に合わせて表示する作業支援情報の奥行き表示位置は、レンズ光学系41のレンズを移動したり、実像表示部40を移動するものに限定されない。例えば、作業支援情報の表示画像を処理して、オペレータが知覚する投影像の奥行き表示位置を調整してもよい。
Claims (8)
- 作業機と、前記作業機が取り付けられかつ運転室を有する本体部とを有する建設機械の表示システムであって、
前記作業機の位置情報を検出する作業機位置検出部と、
実像を表示する実像表示部と、
前記実像を運転室内に反射することで前記運転室の外部に虚像を形成するとともに、前記運転室の外部からの光を透過する凹面ハーフミラーによって構成されるコンバイナと、 前記虚像の第1部分の表示位置を固定しながら、前記作業機の位置情報に基づいて前記虚像の第2部分の表示位置を変更する制御を行う表示制御部と
を備え、
前記虚像の第2部分には少なくとも警告情報が表示される
建設機械の表示システム。 - 前記表示制御部は、作業機の位置情報に基づいて、前記虚像の前記第2部分の前記コンバイナの表面に沿った表示位置および前記運転室の前方への奥行き表示位置を変更する制御を行う
請求項1に記載の建設機械の表示システム。 - 請求項1または請求項2に記載の建設機械の表示システムにおいて、
前記虚像の前記第2部分は、前記作業機の位置情報と、作業対象の目標地形情報とに基づいて作成される前記作業機の操作情報を含む
建設機械の表示システム。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載の建設機械の表示システムにおいて、
前記本体部の現在位置、向き、傾斜角度を有する三次元位置情報を検出する位置検出部と、
作業対象の目標地形情報を記憶する記憶部と、を備え、
前記表示制御部は、施工後の出来形を表す施工設計面情報を表す前記虚像の前記第2部分が、前記作業対象の地形位置に表示されるように制御を行い、
前記施工設計面情報は、前記本体部の三次元位置情報と、前記目標地形情報とに基づいて作成される
建設機械の表示システム。 - 作業機と、前記作業機が取り付けられかつ運転室を有する本体部とを有する建設機械の表示システムであって、
前記作業機の位置情報を検出する作業機位置検出部と、
実像を表示する実像表示部と、
前記実像を運転室内に反射することで前記運転室の外部に虚像を形成するとともに、前記運転室の外部からの光を透過する凹面ハーフミラーによって構成されるコンバイナと、 前記虚像の第1部分の表示位置を固定しながら、前記作業機の位置情報に基づいて前記虚像の第2部分の表示位置を変更する制御を行う表示制御部と、
前記本体部の現在位置、向き、傾斜角度を有する三次元位置情報を検出する位置検出部と、
作業対象の目標地形情報および前記作業機の軌跡情報を記憶する記憶部と、を備え、
前記表示制御部は、施工後の出来形を表す施工設計面情報を表す前記虚像の前記第2部分が、前記作業対象の地形位置に表示されるように制御を行い、
前記施工設計面情報は、前記本体部の三次元位置情報と、前記目標地形情報と、前記作業機の軌跡情報に基づく作業進度情報とに基づいて作成される
建設機械の表示システム。 - 作業機と、前記作業機が取り付けられかつ運転室を有する本体部とを有する建設機械の表示システムであって、
前記作業機の位置情報を検出する作業機位置検出部と、
実像を表示する実像表示部と、
前記実像を運転室内に反射することで前記運転室の外部に虚像を形成するとともに、前記運転室の外部からの光を透過する凹面ハーフミラーによって構成されるコンバイナと、 前記虚像の第1部分の表示位置を固定しながら、前記作業機の位置情報に基づいて前記虚像の第2部分の表示位置を変更する制御を行う表示制御部と、
前記実像表示部と前記コンバイナとの間に配置される第1レンズ光学系および第2レンズ光学系と、
を備え、
前記第1レンズ光学系は、前記実像の前記第1部分に対応して設けられ、
前記第2レンズ光学系は、前記実像の前記第2部分に対応して設けられ、複数のレンズを備え、かつ、少なくとも一部のレンズは光軸方向に移動可能に設けられ、
前記表示制御部は、前記第2レンズ光学系の少なくとも一部のレンズを光軸方向に移動させて前記虚像の第2部分の奥行き表示位置を制御する
建設機械の表示システム。 - 請求項1から請求項5のいずれかに記載の建設機械の表示システムにおいて、
前記実像表示部は、前記コンバイナとの距離を変更可能に設けられ、
前記表示制御部は、前記実像表示部と前記コンバイナとの距離を変更して前記虚像の第2部分の奥行き表示位置を制御する
建設機械の表示システム。 - 作業機と、前記作業機が取り付けられかつ運転室を有する本体部とを有する建設機械において、実像を表示する実像表示部と、前記実像を運転室内に反射することで前記運転室の外部に虚像を形成するとともに、前記運転室の外部からの光を透過する凹面ハーフミラーによって構成されるコンバイナとを備えた表示システムの制御方法であって、
前記作業機の位置情報を検出するステップと、
前記虚像の第1部分の表示位置を固定しながら、前記作業機の位置情報に基づいて前記コンバイナによる前記虚像の第2部分の表示位置を変更する制御を行うステップと、
を備え、
前記虚像の第2部分には少なくとも警告情報が表示される
建設機械の表示システムの制御方法。
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