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JP6820718B2 - 照明装置および反射板 - Google Patents

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JP6820718B2
JP6820718B2 JP2016212142A JP2016212142A JP6820718B2 JP 6820718 B2 JP6820718 B2 JP 6820718B2 JP 2016212142 A JP2016212142 A JP 2016212142A JP 2016212142 A JP2016212142 A JP 2016212142A JP 6820718 B2 JP6820718 B2 JP 6820718B2
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Description

本発明は、照明装置および照明装置用の反射板に関するものである。
特許文献1に記載されている天井用照明器具は、着脱自在に装着される蛍光ランプと、下面側に装着される反射板とを備える。反射板は、蛍光ランプの側面部を覆う主板部と、蛍光ランプの上面部を覆う副板部とを有する。主板部と副板部との間には、空調リターン穴が形成されている。
特開2004−134349号公報
特許文献1に記載されている天井用照明器具は、上面側に安定器を格納する安定器ボックスを備える。そのため、安定器ボックス分器具高さが高くなってしまい、天井裏のスペースが狭い場合には器具を設置できないおそれがある。
本発明は、空気が通り抜ける通路を照明装置内に確保しつつ、照明装置の高さを低く抑えることを目的とする。
本発明の一態様に係る照明装置は、
空気が通り抜ける通路を有する照明装置であり、
1対の側面部と、当該側面部同士をつなぐ底面部と、当該底面部に対向し、開口された開口面部とを有するケースと、
1対の側面部を有し、前記ケースの開口面部に取り付けられ、前記ケースに収納された端子台を介して給電されて点灯する光源ユニットと、
前記ケースの側面部および前記光源ユニットの側面部から離れた位置に設置され、前記ケースの側面部との隙間および前記光源ユニットの側面部との隙間が前記通路の少なくとも一部を形成する反射板とを備える。
本発明では、光源ユニットが取り付けられるケースに端子台が収納される。よって、ケースとは別のボックスを用意する必要がなく、照明装置の高さを低く抑えることができる。また、ケースの側面部および光源ユニットの側面部から離れた位置に反射板が設置され、ケースの側面部と反射板との隙間および光源ユニットの側面部と反射板との隙間が、空気が通り抜ける通路の少なくとも一部を形成する。よって、空気が通り抜ける通路を照明装置内に確保することができる。
実施の形態1に係る照明装置の斜視図。 実施の形態1に係る照明装置の斜視図。 実施の形態1に係る照明装置の分解斜視図。 実施の形態1に係る照明装置の断面図。 実施の形態1に係る照明装置の分解断面図。 実施の形態1に係る光源ユニットの斜視図。 実施の形態2に係る照明装置の斜視図。 実施の形態2に係る照明装置の斜視図。 実施の形態2に係る照明装置の分解斜視図。 実施の形態2に係る照明装置の断面図。 実施の形態2に係る照明装置の分解断面図。 実施の形態3に係る照明装置の斜視図。 実施の形態3に係る照明装置の斜視図。 実施の形態3に係る照明装置の分解斜視図。 実施の形態3に係る照明装置の断面図。 実施の形態3に係る照明装置の分解断面図。 実施の形態4に係る照明装置の斜視図。 実施の形態4に係る照明装置の斜視図。 実施の形態4に係る照明装置の分解斜視図。 実施の形態4に係る照明装置の断面図。 実施の形態4に係る照明装置の分解断面図。 実施の形態5に係る照明装置の斜視図。 実施の形態5に係る照明装置の斜視図。 実施の形態5に係る照明装置の分解斜視図。 実施の形態5に係る照明装置の断面図。 実施の形態5に係る照明装置の分解断面図。
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。各図中、同一または相当する部分には、同一符号を付している。実施の形態の説明において、同一または相当する部分については、説明を適宜省略または簡略化する。なお、本発明は、以下に説明する実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。例えば、以下に説明する実施の形態のうち、2つ以上の実施の形態が組み合わせられて実施されても構わない。あるいは、以下に説明する実施の形態のうち、1つの実施の形態または2つ以上の実施の形態の組み合わせが部分的に実施されても構わない。
実施の形態1.
本実施の形態について、図1から図6を用いて説明する。
***構成の説明***
図1から図5を参照して、本実施の形態に係る照明装置10の構成を説明する。
図1は、照明装置10を斜め下方から見た図である。図2は、照明装置10を斜め上方から見た図である。図3は、図1に対応する、照明装置10を分解した図である。図4は、照明装置10の縦断面を示した図である。図5は、図4に対応する、照明装置10を分解した図である。なお、本実施の形態の説明において、「上方」、「下方」、「側方」、「前方」、「後方」、「斜め上方」および「斜め下方」といった方向は、照明装置10が天井に取り付けられているときの方向を示している。照明装置10は、本実施の形態では、システム天井に取り付けられるが、システム天井以外の天井に取り付けられてもよいし、壁等、天井以外の被取付部に取り付けられてもよい。
照明装置10は、空気が通り抜ける通路11を有する。この通路11を介して、室内と空気調和機が設置される天井裏との間で空気を流通させることができる。
照明装置10は、照明器具12と、取付具13と、光源ユニット14と、補強具20とを備える。照明器具12は、ケース21と、反射板22と、端板23とを有する。すなわち、照明装置10は、ケース21と、反射板22と、端板23と、取付具13と、光源ユニット14と、補強具20とを備える。
ケース21は、幅寸法よりも長さ寸法が大きい長尺状である。ケース21の高さ寸法は、任意の寸法でよいが、本実施の形態では、ケース21の幅寸法よりも小さい。幅寸法とは、幅方向Xの寸法のことである。長さ寸法とは、長さ方向Yの寸法のことである。高さ寸法とは、高さ方向Zの寸法のことである。なお、ケース21の長さ寸法は、ケース21の幅寸法と同じでもよいし、ケース21の幅寸法よりも小さくてもよい。
反射板22は、幅方向Xに並ぶようにケース21の両側に1つずつ取り付けられている。それぞれの反射板22は、ケース21の形状にあわせて、幅寸法よりも長さ寸法が大きい長尺状になっている。2つの反射板22は、幅方向Xにおいて互いに線対称な形状である。なお、反射板22の長さ寸法は、反射板22の幅寸法と同じでもよいし、反射板22の幅寸法よりも小さくてもよいが、ケース21の長さ寸法と同じであることが望ましい。
端板23は、ケース21の短手方向に延びるように、ケース21の長手方向の両端に1つずつ取り付けられている。2つの端板23は、ケース21の長手方向の両端部に形成される開口を塞いでいる。2つの端板23は、ケース21の長手方向の両端部だけでなく、反射板22の長手方向の両端部とも連結されている。なお、2つの端板23は、ケース21または反射板22に一体形成されていてもよい。端板23は、ケース21と反射板22を連結している。
取付具13は、幅方向Xに沿って照明器具12の上を跨ぐように取り付けられている。取付具13の数は、任意の数でよいが、本実施の形態では、2つである。それぞれの取付具13は、幅方向Xの両端がシステム天井の天井枠に引っ掛けられるように下向きに折れ曲がっている。照明装置10は、本実施の形態では、取付具13をシステム天井の天井枠に引っ掛けることで、システム天井に取り付けられるが、ボルト等の固定具によりシステム天井以外の被取付部に取り付けられてもよい。
補強具20は、2つの取付具13の間に位置するように照明器具12の外側に取り付けられている。
光源ユニット14は、2つの反射板22の間に位置するようにケース21に取り付けられている。光源ユニット14は、着脱できないようにケース21に固定されていてもよいが、本実施の形態では、ケース21に着脱自在に取り付けられている。光源ユニット14は、ケース21に取付可能な形状であればよいが、本実施の形態では、ケース21の形状にあわせて、幅寸法よりも長さ寸法が大きい長尺状になっている。なお、光源ユニット14の長さ寸法は、光源ユニット14の幅寸法と同じでもよいし、光源ユニット14の幅寸法よりも小さくてもよいが、ケース21の長さ寸法と同じであることが望ましい。
図4から図6を参照して、光源ユニット14の構成を説明する。
図6は、光源ユニット14を斜め上方から見た図である。
光源ユニット14は、光源部30と、保持部31と、カバー部32と、光源蓋部33と、連結部34と、点灯装置35とを有する。
光源部30は、光を照射する。本実施の形態において、光源部30は、複数のLED18と、これら複数のLED18が実装された基板19とからなる。基板19は、光源ユニット14がケース21に装着された状態で長尺方向がケース21の長尺方向とほぼ一致するように長尺状に形成されている。LED18は、基板19の長尺方向に沿って直線状に並ぶように基板19に配置されている。なお、LED18に代えて、有機EL、レーザダイオード等、他の種類の固体発光素子が用いられてもよい。固体発光素子の数は、複数に限らず、1つであってもよい。
保持部31は、光源部30を片面である光源設置面15で保持し、点灯装置35を別の片面である保持部背面16で保持している。本実施の形態において、保持部31は、長手状である。保持部31は、光源部30が取り付けられる矩形板状の底壁部36と、底壁部36の長手方向の両側辺から垂直に突出した側壁部37とからなる。すなわち、保持部31は、片面が光源設置面15であり、別の片面が保持部背面16である底壁部36と、この別の片面の両側から立ち上がる側壁部37とを有する。底壁部36の、光源部30が取り付けられる面である光源設置面15の反対側の保持部背面16には、点灯装置35だけでなく、連結部34も配置されている。
カバー部32は、保持部31の光源設置面15がある側に取り付けられ、光源部30を覆っている。カバー部32は、光源部30から照射される光を、外側に露出している発光面17から出射する。本実施の形態において、カバー部32は、長手状である。カバー部32は、光源部30の光軸方向に配置されて光源部30から遠ざかる方向に張り出す第一湾曲部38と、第一湾曲部38の両側に形成されて光源部30に近づく方向に凹む第二湾曲部39とを有する。第一湾曲部38は、断面が円弧状に形成されている。第一湾曲部38は、光源部30から照射される光を拡散させることで配光を制御する。第二湾曲部39は、光源ユニット14の着脱時に作業者によってつまんで保持される。カバー部32は、さらに、断面がコ字状であり、第二湾曲部39の端部に形成され、保持部31を側壁部37側より挟み込むように保持部31に固定される接続部40を有する。カバー部32は、押出成形が可能な樹脂材料で形成されている。樹脂材料としては、ポリカーボネート等が使用される。カバー部32には、光の波長変換の機能が付加されていてもよい。
光源蓋部33は、保持部31およびカバー部32の長手方向の両端部に形成される開口を塞いでいる。
連結部34は、光源ユニット14をケース21に固定するための金具である。連結部34には、穴が開けられている。連結部34は、保持部31の底壁部36の2箇所にネジで固定されている。
点灯装置35は、光源部30に電力を供給する。これにより、点灯装置35は、光源部30を点灯させる。具体的には、点灯装置35は、商用電源からの交流電力を直流電力に変換し、この直流電力を光源部30に供給することで、光源部30を点灯させる。図示していないが、点灯装置35は、交流電力を直流電力に変換する点灯回路部を有する。点灯回路部は、点灯装置35の箱形状の筐体に収容されている。
光源ユニット14は、1対の側面部41を有する。一方の側面部41は、カバー部32の一方の第二湾曲部39に相当する。他方の側面部41は、カバー部32の他方の第二湾曲部39に相当する。
図1から図3を参照して、照明器具12の構成を説明する。
前述したように、照明器具12は、ケース21と、反射板22と、端板23とを有する。
ケース21は、1対の側面部51と、側面部51同士をつなぐ底面部52と、底面部52に対向し、開口された開口面部53とを有する。
反射板22は、ケース21の長手方向に延びるように1対設けられている。端板23は、ケース21の短手方向に延びるように1対設けられている。1対の反射板22と1対の端板23とに囲まれた空間は、光源ユニット14とケース21とを収納するための空間になっている。
ケース21の底面部52の片面には、バネ部25と端子台26とが取り付けられている。底面部52の片面の、短手方向の両端からは、側面部51が立ち上がっている。1対の側面部51と底面部52とに囲まれた空間は、点灯装置35を収納するための空間になる。すなわち、1対の側面部51および底面部52は、光源ユニット14の、点灯装置35を含む一部分が挿入される凹部を形成している。底面部52の別の片面には、取付具13が取り付けられる。底面部52には、ボルト等の固定具により照明器具12を被取付部へ固定するための固定孔28と、商用電源に接続された電線を引き込むための引込孔27とが設けられている。なお、本実施の形態では、照明装置10が取付具13によりシステム天井に固定されるため、固定孔28はなくてもよい。
端子台26は、引込孔27から引き込まれる電線と接続され、商用電源から供給される電力を点灯装置35に供給する。そのために、端子台26は、給電用の電線を介して点灯装置35に接続される。
バネ部25は、ケース21の底面部52において、ケース21の長手方向の両端付近に1つずつ配置されている。バネ部25は、先端部分が折れ曲がっており、中間部分が湾曲している。底面部52におけるバネ部25の設置箇所は、光源ユニット14の保持部31の底壁部36における連結部34の設置箇所と対応している。
ケース21の開口面部53には、光源ユニット14が取り付けられる。光源ユニット14が開口面部53に取り付けられた状態において、商用電源からの電力が、ケース21の底面部52の片面に取り付けられた端子台26を介して点灯装置35に供給され、さらに、点灯装置35から光源ユニット14に供給されることにより、光源ユニット14が点灯する。すなわち、光源ユニット14は、ケース21に収納された端子台26を介して給電されて点灯する。
ここで、光源ユニット14のケース21への装着方法を説明する。
まず、ケース21のバネ部25の先端部分が、光源ユニット14の連結部34の穴に引っ掛けられる。
次に、光源ユニット14がケース21側へ押し込まれることで、光源ユニット14の一部がケース21の開口面部53よりも内側に挿入される。このとき、バネ部25の中間部分が連結部34の穴の縁部で摺動しながら、連結部34の先端部分がケース21の底面部52に当たるまで、光源ユニット14が押し込まれる。これにより、光源ユニット14がケース21に固定される。
図1から図5を参照して、照明装置10の構成をさらに説明する。
それぞれの反射板22は、ケース21の側面部51および光源ユニット14の側面部41から離れた位置に設置されている。ケース21の側面部51と反射板22との隙間72および光源ユニット14の側面部41と反射板22との隙間73は、空気が通り抜ける通路11の少なくとも一部を形成している。
具体的には、図4において、左側の反射板22は、左側の通路11の一部となる隙間72が空くようにケース21の左側の側面部51から左方向に離して設置され、左側の通路11の別の一部となる隙間73が空くように光源ユニット14の左側の側面部41からも左方向に離して設置されている。同じように、図4において、右側の反射板22は、右側の通路11の一部となる隙間72が空くようにケース21の右側の側面部51から右方向に離して設置され、右側の通路11の別の一部となる隙間73が空くように光源ユニット14の右側の側面部41からも右方向に離して設置されている。
それぞれの反射板22は、第一面部61と、第二面部62と、第三面部63とを有する。
第一面部61は、ケース21の開口面部53から底面部52に向かう方向においてケース21の底面部52と同じ位置に設置されている。すなわち、第一面部61は、高さ方向Zにおいてケース21の底面部52と同じ位置に設置されている。ケース21の側面部51と第一面部61との隙間71は、空気が通り抜ける通路11の出口を形成している。
具体的には、図4において、左側の反射板22の第一面部61は、ケース21の底面部52と同じ高さで、ケース21の底面部52と平行に延びている。この第一面部61は、左側の通路11の出口となる隙間71が空くようにケース21の底面部52と左側の側面部51とがつながっている箇所から左方向に離して設置されている。同じように、図4において、右側の反射板22の第一面部61は、ケース21の底面部52と同じ高さで、ケース21の底面部52と平行に延びている。この第一面部61は、ケース21の底面部52と同じ高さで、右側の通路11の出口となる隙間71が空くようにケース21の底面部52と右側の側面部51とがつながっている箇所から右方向に離して設置されている。
第二面部62は、第一面部61につながっている。少なくともケース21の側面部51と第二面部62との隙間72は、空気が通り抜ける通路11の一部を形成している。
具体的には、図4において、左側の反射板22の第二面部62は、左側の反射板22の第一面部61の左端から斜め左下方向に延びている。この第二面部62は、左側の通路11の一部となる隙間72が空くようにケース21の左側の側面部51から左方向に離して設置され、左側の通路11の別の一部となる隙間73が空くように光源ユニット14の左側の側面部41からも左方向に離して設置されている。同じように、図4において、右側の反射板22の第二面部62は、右側の反射板22の第一面部61の右端から斜め右下方向に延びている。この第二面部62は、右側の通路11の一部となる隙間72が空くようにケース21の右側の側面部51から右方向に離して設置され、右側の通路11の別の一部となる隙間73が空くように光源ユニット14の右側の側面部41からも右方向に離して設置されている。
第三面部63は、第二面部62につながっている。少なくとも光源ユニット14の側面部41と第三面部63との隙間73は、空気が通り抜ける通路11の別の一部を形成している。
具体的には、図4において、左側の反射板22の第三面部63は、左側の反射板22の第二面部62の下端から斜め左下方向に、その第二面部62よりも緩い傾斜で延びている。この第三面部63は、左側の通路11の入口を含む隙間73が空くように光源ユニット14の左側の側面部41から左方向に離して設置されている。同じように、図4において、右側の反射板22の第三面部63は、右側の反射板22の第二面部62の下端から斜め右下方向に、その第二面部62よりも緩い傾斜で延びている。この第三面部63は、右側の通路11の入口を含む隙間73が空くように光源ユニット14の右側の側面部41から右方向に離して設置されている。
第一面部61、第二面部62および第三面部63の、少なくとも光源ユニット14がある側には、光を反射する材質が使用されているか、あるいは、光を反射するための加工または塗装が施されている。
ケース21および反射板22の少なくともいずれかは、ケース21の側面部51と反射板22の第一面部61との隙間71を遮蔽して、通路11の出口が通路11を通して視認されることを防いでいる。本実施の形態では、ケース21が、ケース21の一方の側面部51から他方の側面部51に向かう幅方向Xにおいてケース21の外側に突出する突出部54を有しており、この突出部54がケース21の側面部51と反射板22の第一面部61との隙間71を遮蔽している。
具体的には、図4において、ケース21の左側の突出部54は、左側の通路11の出口となる隙間71が下から見えないように、ケース21の左側の側面部51の下端から左方向に延びて、ケース21の左側の側面部51と左側の反射板22の第二面部62との隙間72の一部を塞いでいる。同じように、ケース21の右側の突出部54は、右側の通路11の出口となる隙間71が下から見えないように、ケース21の右側の側面部51の下端から右方向に延びて、ケース21の右側の側面部51と右側の反射板22の第二面部62との隙間72の一部を塞いでいる。
本実施の形態において、突出部54は、光源ユニット14の、光源部30と点灯装置35との間の部分に接している。具体的には、突出部54は、光源ユニット14のカバー部32の接続部40に接している。これにより、突出部54は、発光面17を形成しているカバー部32の第一湾曲部38と第二湾曲部39とから出射される光を遮ることなく、隙間71を隠すことができる。
また、本実施の形態において、突出部54は、光源ユニット14の着脱時に光源ユニット14を掴みやすくなるように、少なくとも光源ユニット14に隣接する箇所が平坦になっている。
突出部54の、少なくとも光源ユニット14がある側には、光を反射する材質が使用されているか、あるいは、光を反射するための加工または塗装が施されている。
それぞれの反射板22は、さらに、補強部65を有する。
補強部65は、反射板22の第一面部61の、反射板22の第二面部62につながっている側とは反対側の端66から立ち上がっている。
具体的には、図4において、左側の反射板22の補強部65は、左側の反射板22の第一面部61の、ケース21の側面部51に近い側の端66から下方に延びている。同じように、図4において、右側の反射板22の補強部65は、右側の反射板22の第一面部61の、ケース21の側面部51に近い側の端66から下方に延びている。このように、反射板22に補強部65を設けることで、反射板22の剛性を高めることができる。
***実施の形態の効果の説明***
本実施の形態では、光源ユニット14が取り付けられるケース21に端子台26が収納される。よって、ケース21とは別のボックスを用意する必要がなく、照明装置10の高さを低く抑えることができる。また、ケース21の側面部51および光源ユニット14の側面部41から離れた位置に反射板22が設置され、ケース21の側面部51と反射板22との隙間72および光源ユニット14の側面部41と反射板22との隙間73が、空気が通り抜ける通路11の少なくとも一部を形成する。よって、空気が通り抜ける通路11を照明装置10内に確保することができる。
本実施の形態では、ケース21、反射板22および端板23によって形成されるスリット状の隙間71を空調リターン穴とし、ケース21の両側の突出部54と反射板22の第二面部62、第三面部63および補強部65により隙間71を器具下方からの視線に対し隠している。
本実施の形態では、ケース21が、光源ユニット14からの光を反射する機能と、光源ユニット14を保持する機能との両方を兼ね備えている。ケース21の内部には、光源ユニット14に一体化されている点灯装置35のほか、端子台26等の、点灯に必要な部材をすべて格納できることから、従来器具に必要であった安定器ボックスが不要となり、器具の薄型化が可能となる。また、安定器ボックスを省略し、器具高さを低く抑えることができるとともに、材料の削減にも寄与することができる。
本実施の形態では、反射板22が、ほぼZ字状につながっている第一面部61と、第二面部62と、第三面部63とを有する。第一面部61は、天井面に対して水平に設けられており、ケース21および端板23とともに空調リターン穴を形成している。第二面部62および第三面部63は、器具下方から空調リターン穴への視線を遮る機能を有している。第二面部62および第三面部63の互いにつながっている箇所は、光源部30よりも下側に位置している。第三面部63は、そのつながっている箇所から器具最外殻および天井切込穴までを覆う。本実施の形態によれば、要求される大きさの空調リターン穴を照明装置10に設けつつ、器具下方から空調リターン穴を通して天井裏が目視されることを防いで、照明装置10の意匠性を維持することが可能となる。
***他の構成***
図示していないが、本実施の形態の変形例として、空気が通り抜ける通路11の、隙間71とは別の出口を形成する貫通孔が、反射板22の第二面部62に設けられていてもよい。そのような貫通孔を設けることで、空気の流通量を増加させることができる。
照明装置10は、システム天井に取り付けられる代わりに、天井に埋め込まれてもよいし、天井から吊り下げられてもよい。
実施の形態2.
本実施の形態について、主に実施の形態1との差異を、図7から図11を用いて説明する。
***構成の説明***
図7から図11を参照して、本実施の形態に係る照明装置10の構成を説明する。
図7は、照明装置10を斜め下方から見た図である。図8は、照明装置10を斜め上方から見た図である。図9は、図7に対応する、照明装置10を分解した図である。図10は、照明装置10の縦断面を示した図である。図11は、図10に対応する、照明装置10を分解した図である。
それぞれの反射板22は、実施の形態1と同じように、第一面部61と、第二面部62と、第三面部63とを有する。
実施の形態1では、2つの反射板22の第二面部62が、下方に向かって開くハの字状に形成されている。これに対し、本実施の形態では、2つの反射板22の第二面部62が、上方に向かって開く逆ハの字状に形成されている。
具体的には、図10において、左側の反射板22の第二面部62は、左側の反射板22の第一面部61の左端から斜め右下方向に延びている。この第二面部62は、左側の通路11の一部となる隙間72が空くようにケース21の左側の側面部51から左方向に離して設置され、左側の通路11の別の一部となる隙間73が空くように光源ユニット14の左側の側面部41からも左方向に離して設置されている。同じように、図10において、右側の反射板22の第二面部62は、右側の反射板22の第一面部61の右端から斜め左下方向に延びている。この第二面部62は、右側の通路11の一部となる隙間72が空くようにケース21の右側の側面部51から右方向に離して設置され、右側の通路11の別の一部となる隙間73が空くように光源ユニット14の右側の側面部41からも右方向に離して設置されている。
図10において、左側の反射板22の第三面部63は、左側の反射板22の第二面部62の下端から斜め左下方向に、その第二面部62よりも緩い傾斜で延びている。この第三面部63は、左側の通路11の入口を含む隙間73が空くように光源ユニット14の左側の側面部41から左方向に離して設置されている。同じように、図10において、右側の反射板22の第三面部63は、右側の反射板22の第二面部62の下端から斜め右下方向に、その第二面部62よりも緩い傾斜で延びている。この第三面部63は、右側の通路11の入口を含む隙間73が空くように光源ユニット14の右側の側面部41から右方向に離して設置されている。
ケース21および反射板22の少なくともいずれかは、ケース21の側面部51と反射板22の第一面部61との隙間71を遮蔽して、通路11の出口が通路11を通して視認されることを防いでいる。本実施の形態では、実施の形態1と同じように、ケース21が、ケース21の一方の側面部51から他方の側面部51に向かう幅方向Xにおいてケース21の外側に突出する突出部54を有しており、この突出部54がケース21の側面部51と反射板22の第一面部61との隙間71を遮蔽している。
本実施の形態において、反射板22の第一面部61は、ケース21の突出部54の突出している端55と、反射板22の第二面部62の、反射板22の第三面部63につながっている端64とを結ぶ直線の延長線L1に対して、ケース21の底面部52に近い側S1aまで延びている。このような構成によって、通路11の出口となる隙間71が、照明装置10の真下からだけでなく、斜め下からも見えないようになる。
***実施の形態の効果の説明***
本実施の形態では、上記の点を除き、実施の形態1と同等の効果が得られる。
***他の構成***
図示していないが、本実施の形態の変形例として、空気が通り抜ける通路11の、隙間71とは別の出口を形成する貫通孔が、反射板22の第二面部62に設けられていてもよい。そのような貫通孔を設けることで、空気の流通量を増加させることができる。本実施の形態では、2つの反射板22の第二面部62が逆ハの字状に形成されているため、実施の形態1の変形例で設けられる貫通孔よりも大きな貫通孔を設けることができる。
実施の形態3.
本実施の形態について、主に実施の形態1との差異を、図12から図16を用いて説明する。
***構成の説明***
図12から図16を参照して、本実施の形態に係る照明装置10の構成を説明する。
図12は、照明装置10を斜め下方から見た図である。図13は、照明装置10を斜め上方から見た図である。図14は、図12に対応する、照明装置10を分解した図である。図15は、照明装置10の縦断面を示した図である。図16は、図15に対応する、照明装置10を分解した図である。
実施の形態1では、反射板22の第一面部61が、ケース21の開口面部53から底面部52に向かう方向においてケース21の底面部52と同じ位置に設置されている。これに対し、本実施の形態では、反射板22の第一面部61が、ケース21の開口面部53から底面部52に向かう方向においてケース21の底面部52から開口面部53のある側にずれた位置に設置されている。すなわち、反射板22の第一面部61が、高さ方向Zにおいてケース21の底面部52よりも低い位置に設置されている。
また、実施の形態1では、端子台26に接続される電線を引き込むための引込孔27が、ケース21の底面部52に設けられている。これに対し、本実施の形態では、端子台26に接続される電線を引き込むための引込孔27が、ケース21の側面部51に設けられている。この引込孔27は、具体的には、ケース21の側面部51の、ケース21の開口面部53から底面部52に向かう方向において反射板22の第一面部61からケース21の底面部52のある側にずれた位置に設けられている。すなわち、引込孔27は、ケース21の側面部51の、高さ方向Zにおいて反射板22の第一面部61よりも高い位置に設けられている。そのため、器具外側から行われる結線の作業が容易になる。
***実施の形態の効果の説明***
本実施の形態では、上記の点を除き、実施の形態1と同等の効果が得られる。
実施の形態4.
本実施の形態について、主に実施の形態1との差異を、図17から図21を用いて説明する。
***構成の説明***
図17から図21を参照して、本実施の形態に係る照明装置10の構成を説明する。
図17は、照明装置10を斜め下方から見た図である。図18は、照明装置10を斜め上方から見た図である。図19は、図17に対応する、照明装置10を分解した図である。図20は、照明装置10の縦断面を示した図である。図21は、図20に対応する、照明装置10を分解した図である。
照明装置10は、照明器具12と、取付具13と、光源ユニット14と、反射板22と、端板23と、枠部材80とを備える。照明器具12は、ケース21を有する。すなわち、照明装置10は、ケース21と、反射板22と、端板23と、補助部材24と、取付具13と、光源ユニット14と、枠部材80とを備える。
枠部材80は、長方形状であるが、正方形状でもよい。
取付具13は、枠部材80の長辺に相当する部分に取り付けられている。取付具13の数は、任意の数でよいが、本実施の形態では、4つである。それぞれの取付具13は、下端がシステム天井の天井枠に引っ掛けられるように高さ方向Zに延びている。枠部材80は、本実施の形態では、取付具13をシステム天井の天井枠に引っ掛けることで、システム天井に取り付けられるが、ボルト等の固定具によりシステム天井以外の被取付部に取り付けられてもよい。
反射板22は、枠部材80の形状にあわせて、幅寸法よりも長さ寸法が大きい長尺状になっている。反射板22は、長手方向の両端部が枠部材80に締結されることで、枠部材80に取り付けられている。
端板23は、反射板22の短手方向に延びるように、反射板22の長手方向の両端に1つずつ取り付けられている。2つの端板23は、反射板22の長手方向の両端部に形成される開口を塞いでいる。なお、2つの端板23は、反射板22に一体形成されていてもよい。端板23は、ケース21と反射板22を連結している。
ケース21は、反射板22の形状にあわせて、幅寸法よりも長さ寸法が大きい長尺状になっている。ケース21の高さ寸法は、任意の寸法でよいが、本実施の形態では、ケース21の幅寸法よりも小さい。本実施の形態では、ケース21の長手方向の両端部が閉塞されているが、実施の形態1と同じように、ケース21の長手方向の両端部が開口されていてもよい。ケース21は、補助部材24を介して反射板22に取り付けられている。
補助部材24は、金属板を折曲加工した部材である。反射板22に対して照明器具12が取り付けられる高さは、補助部材24の高さ寸法によって決まる。よって、反射板22に対して照明器具12が取り付けられる高さを変更したい場合は、補助部材24を高さ寸法の異なるものに変更すればよい。なお、補助部材24は省略してもよい。すなわち、ケース21は、反射板22に直接取り付けられてもよい。
光源ユニット14は、ケース21が反射板22に連結された状態で、ケース21に取り付けられている。光源ユニット14は、着脱できないようにケース21に固定されていてもよいが、本実施の形態では、ケース21に着脱自在に取り付けられている。光源ユニット14は、ケース21に取付可能な形状であればよいが、本実施の形態では、ケース21の形状にあわせて、幅寸法よりも長さ寸法が大きい長尺状になっている。なお、光源ユニット14の長さ寸法は、光源ユニット14の幅寸法と同じでもよいし、光源ユニット14の幅寸法よりも小さくてもよいが、ケース21の長さ寸法と同じであることが望ましい。
光源ユニット14の構成については、実施の形態1と同じであるため、説明を省略する。
図17から図19を参照して、照明装置10の構成を説明する。
前述したように、照明装置10は、ケース21と、反射板22と、端板23と、補助部材24とを有する。
ケース21は、実施の形態1と同じように、1対の側面部51と、側面部51同士をつなぐ底面部52と、底面部52に対向し、開口された開口面部53とを有する。
反射板22は、ケース21の長手方向に延びるように1つ設けられている。反射板22には、商用電源に接続された電線を引き込むための引込孔29と、空気が通り抜ける通路11の出口を形成する貫通孔74とが設けられている。端板23は、ケース21の短手方向に延びるように1対設けられている。反射板22と1対の端板23とに囲まれた空間は、光源ユニット14とケース21とを収納するための空間になっている。
ケース21の底面部52の片面には、バネ部25と端子台26とが取り付けられている。底面部52の片面の、短手方向の両端からは、側面部51が立ち上がっている。1対の側面部51と底面部52とに囲まれた空間は、点灯装置35を収納するための空間になる。すなわち、1対の側面部51および底面部52は、光源ユニット14の、点灯装置35を含む一部分が挿入される凹部を形成している。底面部52の別の片面は、補助部材24に接している。底面部52には、実施の形態1における固定孔28のような穴は設けられていないが、実施の形態1における引込孔27と同等の、図示していない穴が設けられている。この穴は、反射板22の引込孔29に対応する位置に配置されている。
光源ユニット14のケース21への装着方法については、実施の形態1と同じであるため、説明を省略する。
図17から図21を参照して、照明装置10の構成をさらに説明する。
反射板22は、ケース21の側面部51および光源ユニット14の側面部41から離れた位置に設置されている。ケース21の側面部51と反射板22との隙間72および光源ユニット14の側面部41と反射板22との隙間73は、空気が通り抜ける通路11の少なくとも一部を形成している。
具体的には、図20において、反射板22の左側の部分は、左側の通路11の一部となる隙間72が空くようにケース21の左側の側面部51から左方向に離して設置され、左側の通路11の別の一部となる隙間73が空くように光源ユニット14の左側の側面部41からも左方向に離して設置されている。同じように、図20において、反射板22の右側の部分は、右側の通路11の一部となる隙間72が空くようにケース21の右側の側面部51から右方向に離して設置され、右側の通路11の別の一部となる隙間73が空くように光源ユニット14の右側の側面部41からも右方向に離して設置されている。
反射板22は、第一面部61と、第二面部62と、第三面部63とを2つずつ有する。
第一面部61は、補助部材24を介してケース21の底面部52と連結されている。前述した貫通孔74は、第一面部61の、ケース21の底面部52と重なっている位置に設けられている。
具体的には、図20において、反射板22の中央の第一面部61は、ケース21の底面部52よりも高い位置で、ケース21の底面部52と平行に延びている。図18に示すように、この第一面部61には、左右両側の通路11の出口となる貫通孔74が長さ方向Yに沿って複数設けられている。長さ方向Yの一端から1つ目の貫通孔74と2つ目の貫通孔74との間には、補助部材24を介してケース21の底面部52と連結される領域が設けられている。同じように、長さ方向Yの他端から1つ目の貫通孔74と2つ目の貫通孔74との間には、補助部材24を介してケース21の底面部52と締結される領域が設けられている。長さ方向Yの一端から7つ目の貫通孔74と長さ方向Yの他端から7つ目の貫通孔74との間には、前述した引込孔29が設けられている。なお、貫通孔74の数および配置は、適宜変更することができる。
実施の形態1と同じように、第二面部62は、第一面部61につながっている。少なくともケース21の側面部51と第二面部62との隙間72は、空気が通り抜ける通路11の一部を形成している。
具体的には、図20において、反射板22の左側の第二面部62は、反射板22の第一面部61の左端から真下方向に延びている。この第二面部62は、左側の通路11の一部となる隙間72が空くようにケース21の左側の側面部51から左方向に離して設置されている。同じように、図20において、反射板22の右側の第二面部62は、反射板22の第一面部61の右端から真下方向に延びている。この第二面部62は、右側の通路11の一部となる隙間72が空くようにケース21の右側の側面部51から右方向に離して設置されている。
実施の形態1と同じように、第三面部63は、第二面部62につながっている。少なくとも光源ユニット14の側面部41と第三面部63との隙間73は、空気が通り抜ける通路11の別の一部を形成している。
具体的には、図20において、反射板22の左側の第三面部63は、反射板22の左側の第二面部62の下端から斜め左下方向に延びている。この第三面部63は、左側の通路11の入口を含む隙間73が空くように光源ユニット14の左側の側面部41から左方向に離して設置されている。同じように、図20において、反射板22の右側の第三面部63は、反射板22の右側の第二面部62の下端から斜め右下方向に延びている。この第三面部63は、右側の通路11の入口を含む隙間73が空くように光源ユニット14の右側の側面部41から右方向に離して設置されている。
ケース21、光源ユニット14および反射板22の少なくともいずれかは、反射板22の貫通孔74を遮蔽して、通路11の出口が通路11を通して視認されることを防いでいる。本実施の形態では、ケース21が、反射板22の第一面部61と連結されて第一面部61の一部と重なる底面部52を有しており、この底面部52が第一面部61の当該一部に設けられた貫通孔74を遮蔽している。
***実施の形態の効果の説明***
本実施の形態では、実施の形態1と同じように、光源ユニット14が取り付けられるケース21に端子台26が収納される。よって、ケース21とは別のボックスを用意する必要がなく、照明装置10の高さを低く抑えることができる。また、ケース21の側面部51および光源ユニット14の側面部41から離れた位置に反射板22が設置され、ケース21の側面部51と反射板22との隙間72および光源ユニット14の側面部41と反射板22との隙間73が、空気が通り抜ける通路11の少なくとも一部を形成する。よって、空気が通り抜ける通路11を照明装置10内に確保することができる。
本実施の形態では、反射板22が、照明器具12を取付可能な、空調リターン穴を有した目隠しプレートになっている。この目隠しプレートは、安価な直付け用の照明器具12および光源ユニット14に対して下面を開放し、下面以外の面で照明器具12および光源ユニット14を覆うように設けられている。目隠しプレートには、照明器具12を取り付けるための補助部材24が備え付けられている。目隠しプレートの天井面側には、空調リターン穴となる貫通孔74が設けられているが、下方からは貫通孔74が見えないようになっている。
既設の天井にあわせて新規の器具を設計することは時間を要するが、本実施の形態では、既存の安価な直付け用の照明器具12を活用し、目隠しプレートのみを既設の天井にあわせて設計および提供することができるため、短い納期への対応が可能となる。また、十分な空調リターン面積を確保することができる。
***他の構成***
枠部材80は、システム天井に取り付けられる代わりに、天井に埋め込まれてもよいし、天井から吊り下げられてもよい。すなわち、本実施の形態においても、照明装置10は、システム天井に取り付けられる代わりに、天井に埋め込まれてもよいし、天井から吊り下げられてもよい。いずれの場合も、既存の安価な直付け用の照明器具12を活用し、目隠しプレートのみを既設の天井切り込み穴、既設のシステム天井の埋め込みサイズ、もしくは、異なるTバー芯間隔にあわせて設計および提供することができる。
実施の形態5.
本実施の形態について、主に実施の形態1との差異を、図22から図26を用いて説明する。
***構成の説明***
図22から図26を参照して、本実施の形態に係る照明装置10の構成を説明する。
図22は、照明装置10を斜め下方から見た図である。図23は、照明装置10を斜め上方から見た図である。図24は、図22に対応する、照明装置10を分解した図である。図25は、照明装置10の縦断面を示した図である。図26は、図25に対応する、照明装置10を分解した図である。
反射板22は、実施の形態1と同じように、第一面部61と、第二面部62と、第三面部63とを2つずつ有する。
実施の形態4では、第一面部61が、補助部材24を介してケース21の底面部52と連結されている。これに対し、本実施の形態では、第一面部61が、ケース21の底面部52と直接連結されている。
また、実施の形態4では、空気が通り抜ける通路11の出口を形成する貫通孔74が、第一面部61の、ケース21の底面部52と重なっている位置に設けられている。これに対し、本実施の形態では、空気が通り抜ける通路11の出口を形成する貫通孔74が、第二面部62に設けられている。
また、実施の形態4では、反射板22の2つの第二面部62が、下方に向かって垂直に延びるように形成されている。これに対し、本実施の形態では、反射板22の2つの第二面部62が、上方に向かって開く逆ハの字状に形成されている。
具体的には、図25において、反射板22の中央の第一面部61は、ケース21の底面部52よりも高い位置で、ケース21の底面部52と平行に延びている。図23に示すように、この第一面部61には、商用電源に接続された電線を引き込むための引込孔29が長さ方向Yの中央に設けられているが、貫通孔74は1つも設けられていない。
図25において、反射板22の左側の第二面部62は、反射板22の第一面部61の左端から斜め右下方向に延びている。この第二面部62は、左側の通路11の一部となる隙間72が空くようにケース21の左側の側面部51から左方向に離して設置されている。また、図24に示すように、この第二面部62には、左側の通路11の出口となる貫通孔74が長さ方向Yに沿って複数設けられている。同じように、図25において、反射板22の右側の第二面部62は、反射板22の第一面部61の右端から斜め左下方向に延びている。この第二面部62は、右側の通路11の一部となる隙間72が空くようにケース21の右側の側面部51から右方向に離して設置されている。また、図24に示すように、この第二面部62には、右側の通路11の出口となる貫通孔74が長さ方向Yに沿って複数設けられている。なお、貫通孔74の数および配置は、適宜変更することができる。
図25において、反射板22の左側の第三面部63は、反射板22の左側の第二面部62の下端から斜め左下方向に延びている。この第三面部63は、左側の通路11の入口を含む隙間73が空くように光源ユニット14の左側の側面部41から左方向に離して設置されている。同じように、図25において、反射板22の右側の第三面部63は、反射板22の右側の第二面部62の下端から斜め右下方向に延びている。この第三面部63は、右側の通路11の入口を含む隙間73が空くように光源ユニット14の右側の側面部41から右方向に離して設置されている。
ケース21、光源ユニット14および反射板22の少なくともいずれかは、反射板22の貫通孔74を遮蔽して、通路11の出口が通路11を通して視認されることを防いでいる。本実施の形態では、反射板22の2つの第二面部62が逆ハの字状に形成されていることで、光源ユニット14および反射板22そのものが第二面部62に設けられた貫通孔74を遮蔽できるようになっている。
本実施の形態において、反射板22の第二面部62は、光源ユニット14の側面部41の、ケース21から遠い側の端42と、反射板22の第二面部62の、反射板22の第一面部61につながっている端67とを結ぶ直線L2に対して、ケース21の底面部52に近い側S2aに設けられている。このような構成によって、通路11の出口となる貫通孔74が、照明装置10の真下からだけでなく、斜め下からも見えないようになる。
***実施の形態の効果の説明***
本実施の形態では、上記の点を除き、実施の形態4と同等の効果が得られる。
10 照明装置、11 通路、12 照明器具、13 取付具、14 光源ユニット、15 光源設置面、16 保持部背面、17 発光面、18 LED、19 基板、20
補強具、21 ケース、22 反射板、23 端板、24 補助部材、25 バネ部、26 端子台、27 引込孔、28 固定孔、29 引込孔、30 光源部、31 保持部、32 カバー部、33 光源蓋部、34 連結部、35 点灯装置、36 底壁部、37 側壁部、38 第一湾曲部、39 第二湾曲部、40 接続部、41 側面部、42 端、51 側面部、52 底面部、53 開口面部、54 突出部、55 端、61 第一面部、62 第二面部、63 第三面部、64 端、65 補強部、66 端、67 端、71 隙間、72 隙間、73 隙間、74 貫通孔、80 枠部材。

Claims (11)

  1. 空気が通り抜ける通路を有する照明装置において、
    1対の側面部と、当該側面部同士をつなぐ底面部と、当該底面部に対向し、開口された開口面部とを有するケースと、
    1対の側面部を有し、前記ケースの開口面部に取り付けられ、前記ケースに収納された端子台を介して給電されて点灯する光源ユニットと、
    前記ケースの側面部および前記光源ユニットの側面部から離れた位置に設置され、前記ケースの側面部との隙間および前記光源ユニットの側面部との隙間が前記通路の少なくとも一部を形成する反射板と
    を備え
    前記反射板は、前記ケースの開口面部から底面部に向かう方向において前記ケースの底面部と同じか前記ケースの底面部から開口面部のある側にずれた位置に設置され、前記ケースの側面部との隙間が前記通路の出口を形成する第一面部と、当該第一面部につながり、少なくとも前記ケースの側面部との隙間が前記通路の一部を形成する第二面部と、当該第二面部につながり、少なくとも前記光源ユニットの側面部との隙間が前記通路の別の一部を形成する第三面部とを有する照明装置。
  2. 記ケースおよび前記反射板の少なくともいずれかは、前記ケースの側面部と前記反射板の第一面部との隙間を遮蔽して、前記通路の出口が前記通路を通して視認されることを防いでいる請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記ケースは、前記ケースの一方の側面部から他方の側面部に向かう幅方向において前記ケースの外側に突出し、前記ケースの側面部と前記反射板の第一面部との隙間を遮蔽する突出部を有する請求項2に記載の照明装置。
  4. 前記反射板の第一面部は、前記ケースの突出部の突出している端と、前記反射板の第二面部の、前記反射板の第三面部につながっている端とを結ぶ直線の延長線に対して、前記ケースの底面部に近い側まで延びている請求項3に記載の照明装置。
  5. 前記反射板は、前記反射板の第一面部の、前記反射板の第二面部につながっている側とは反対側の端から立ち上がる補強部を有する請求項2から4のいずれか1項に記載の照明装置。
  6. 前記反射板の第二面部には、前記通路の別の出口を形成する貫通孔が設けられている請求項2から5のいずれか1項に記載の照明装置。
  7. 前記反射板の第一面部は、前記ケースの開口面部から底面部に向かう方向において前記ケースの底面部から開口面部のある側にずれた位置に設置され、
    前記ケースの側面部の、前記ケースの開口面部から底面部に向かう方向において前記反射板の第一面部から前記ケースの底面部のある側にずれた位置には、前記端子台に接続される電線を引き込むための引込孔が設けられている請求項2から6のいずれか1項に記載の照明装置。
  8. 前記反射板は、前記ケースに取り付けられ、
    前記反射板には、前記通路の出口を形成する貫通孔が設けられ、
    前記ケース、前記光源ユニットおよび前記反射板の少なくともいずれかは、前記反射板の貫通孔を遮蔽して、前記通路の出口が前記通路を通して視認されることを防いでいる請求項1に記載の照明装置。
  9. 記反射板の貫通孔は、前記反射板の第一面部の、前記ケースの底面部と重なっている位置に設けられている請求項8に記載の照明装置。
  10. 記反射板の貫通孔は、前記反射板の第二面部に設けられ、
    前記反射板の第二面部は、前記光源ユニットの側面部の、前記ケースから遠い側の端と、前記反射板の第二面部の、前記反射板の第一面部につながっている端とを結ぶ直線に対して、前記ケースの底面部に近い側に設けられている請求項8に記載の照明装置。
  11. 空気が通り抜ける通路を有する照明装置用の反射板において、
    前記照明装置は、
    1対の側面部と、当該側面部同士をつなぐ底面部と、当該底面部に対向し、開口された開口面部とを有するケースと、
    1対の側面部を有し、前記ケースの開口面部に取り付けられ、前記ケースに収納された端子台を介して給電されて点灯する光源ユニットと
    を備え、
    前記反射板は、
    前記ケースの底面部と連結された第一面部と、
    前記第一面部につながり、少なくとも前記ケースの側面部との隙間が前記通路の一部を形成する第二面部と、
    前記第二面部につながり、少なくとも前記光源ユニットの側面部との隙間が前記通路の別の一部を形成する第三面部と
    を有する反射板。
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