JP6814584B2 - 熱分解システム及び熱分解方法 - Google Patents
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Description
他方、かかるリサイクルを行う場合の廃棄物(かかる廃棄物は燃料となる気化成分の原料となるものなので、本願ではこれを「原料」と称する。)としては様々なものが提案されている。
原料としては、例えば、様々な廃棄物としての樹脂、紙おむつ、汚泥等がある。また、原料として、植物由来のバイオマスも存在する。植物由来のバイオマスとしては、例えば、草木がある。草木は大量に生じるが、廃棄されるのが一般的であり、その経済的な価値が殆ど無いと言えるものであるから、そこから経済的な価値のある燃料を得られるのであればそのようなリサイクルは非常に有用なものとなりうる。本願出願人はこのような観点から、リサイクルによる燃料化の原料として植物由来のバイオマスに着目した。
それは気化成分に、チャーとタールとが混入し易いということである。チャーはバイオマス由来の灰であり、非常に細かい固体となって気化成分に混入する。タールは高温では気体となって気化成分に混入しているが、ある程度温度が下がると粘度の高い液状体となる。気化成分から除去しきれなかったチャー及びタールは、気化成分を運ぶ管の内周面等に付着して不具合を生じる原因となるおそれがある。
したがって、原料の燃料化の技術において原料を植物由来のバイオマスとする場合には、後からチャー及びタールを除去する工夫も大切ではあるが、それらのうちの除去するのが比較的難しいタールの発生をなるべく抑制した方が良いのは自明である。
タールの発生を抑制することが可能となれば、気化成分からタールを除去するコストも、どこかの管内に付着したタールを除去するコストも抑制できることになり、植物由来のバイオマスを原料として気化成分を得るというリサイクルの継続性が担保されやすくなる。
本願発明者が提案するのは、植物由来のバイオマスである原料を供給する供給装置と、筒状に構成され、横置きされるものであり、前記供給装置からその内部を介して前記原料を供給する供給管とその長さ方向の一端で接続されているケースと、前記ケースの内部でその一端側から他端側に前記供給装置から供給された前記原料を搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送されている前記原料を加熱する加熱手段と、を備えており、且つ前記加熱手段により加熱されることにより前記原料から発生した気化成分を排出するための気化成分排出管、及び前記原料から発生した固体成分を排出するための固体成分排出管とが前記ケースの他端に接続されている、熱分解装置と、前記気化成分排出管と接続され、前記気化成分排出管を介して前記熱分解装置から排出された前記気化成分を貯留する気化成分貯留タンクと、前記固体成分排出管と接続され、前記固体成分排出管を介して前記熱分解装置から排出された前記固体成分を貯留する固体成分貯留タンクと、を備えている熱分解システムである。かかる熱分解システム自体は、従来の熱分解システムと大きく変わるものではない。
他方、本願の熱分解システムでは、前記熱分解装置には、前記ケース内の温度を計測する温度計が設けられているとともに、前記供給装置は、前記温度計が計測した温度が所定の温度である第1温度よりも下がったときに、前記熱分解装置への前記原料の供給を自動的に停止するようになっている。
従来技術で述べたように、植物由来のバイオマスである原料を加熱して燃料となる気化成分を得ようとした場合には、タールの発生が多くなりやすい。他方、本願出願人の研究によれば、原料が加熱されるケースの内部の温度がある程度以上の温度を保っているのであればタールの発生が過剰となることがないということがわかった。そこで、本願の熱分解システムでは、熱分解装置のケース内の温度を温度計で計測し、その温度が所定の温度である第1温度よりも下がったときには熱分解装置への原料の供給を自動的に停止することにしている。これにより、熱分解装置のケースの中の原料の量を減らすことにより、ケース内の温度を上昇させ、タールが過剰に発生しない程度の高温に保つことができるようになる。それにより、この熱分解システムを用いた場合には、植物由来のバイオマスを原料としてその加熱により燃料となる気化成分を得る際に、タールの発生が抑制されることになる。
ここで、第1温度と第2温度は同じでも良いし、そうでなくても良い。第1温度は、熱分解装置への原料の供給を停止するときの温度、第2温度は、熱分解装置への原料の供給を再開するときの温度であるところ、熱分解装置への原料の供給を停止するタイミングは、その温度よりもケース内の温度が下がったときにはタールが過剰に発生する温度よりも僅かでもケース内の温度が高いタイミングでも良いが、熱分解装置への原料の供給を再開するタイミングは、その温度よりもケース内の温度が下がったときにはタールが過剰に発生する温度よりもわずかでもケース内の温度が高いタイミングでは、原料の供給を再開したとたんにケース内の温度が下がってケース内への原料の供給を再び停止しなければならなくなるおそれが高い。そのような点を考慮すると、熱分解装置への原料の供給を再開する閾値となる第2温度は、その温度よりもケース内の温度が下がったときにはタールが過剰に発生する温度に対して多少の余裕を持つのが好ましい。そのような観点からすれば、前記第1温度は、前記第2温度よりも低くするのが好ましい。
前記第1温度は、650℃〜700℃の中から選択できる。植物由来のバイオマスである原料の温度を650℃、好ましくは700℃より高い温度に保つことにより、チャー及びタールの発生を抑制できることが本願発明者の研究により明らかになっているからである。特に第1温度は690℃〜700℃の範囲から選択するのが好ましく、そうすることで原料からの気化成分の発生を安定して継続的に行えるようになる。
前記第2温度は、700℃〜800℃の間から選択することができる。第2温度が700℃ということは、ケース内の温度が700℃を超えたらすぐにケース内に原料の供給が行われるということを意味するが、ケース内の温度が700℃を超えてすぐにケース内に原料が供給されるとケース内の温度が700℃を下回って、上述の好ましい原料の熱分解温度である650℃〜700℃以上という温度範囲からすぐに外れてしまうということが起こりうる。そのような事態を防ぐためには、第2温度は650℃から多少余裕を持たせて上述の範囲とするのが好ましい。より好ましくは第2温度は750℃±10℃の範囲から選択するのが良い。
なお、案内板は、原料を、ケースの一端側から他端側へ移動させることができるものであればよく、原料を、ケースの一端側と他端側との間で往復させ、循環させることにより、最終的には原料(及びそれから生じたチャーを)ケースの他端側に搬送するようなものであっても良い。
本願における熱分解システムは例えば、前記気化成分貯留タンクに貯留された前記気化成分を燃料として発電を行う発電機を備えていてもよい。このようにすれば、この熱分解システムは、発電を行えるものとなる。
その方法は、植物由来のバイオマスである原料を供給する供給装置と、筒状に構成され、横置きされるものであり、前記供給装置からその内部を介して前記原料を供給する供給管とその長さ方向の一端で接続されているケースと、前記ケースの内部でその一端側から他端側に前記供給装置から供給された前記原料を搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送されている前記原料を加熱する加熱手段と、を備えており、且つ前記加熱手段により加熱されることにより前記原料から発生した気化成分を排出するための気化成分排出管、及び前記原料から発生した固体成分を排出するための固体成分排出管とが前記ケースの他端に接続されている、熱分解装置と、前記気化成分排出管と接続され、前記気化成分排出管を介して前記熱分解装置から排出された前記気化成分を貯留する気化成分貯留タンクと、前記固体成分排出管と接続され、前記固体成分排出管を介して前記熱分解装置から排出された前記固体成分を貯留する固体成分貯留タンクと、を備えている熱分解システムで実行される熱分解方法である。
そしてこの方法は、前記ケース内の温度を温度計で計測する過程、前記温度計が計測した温度が所定の温度である第1温度よりも下がったときに、前記供給装置が、前記熱分解装置への前記原料の供給を自動的に停止する過程、を含む。
この方法は、前記温度計が計測した温度が所定の温度である第2温度よりも上がったときに、前記供給装置が、前記熱分解装置への前記原料の供給を自動的に開始する過程、を更に含んでも良い。
熱分解システムは、熱分解装置1を中心として構成されている。なお、特に断りがない限り、熱分解システムを構成するすべての部品は金属製である。熱分解システムを構成する金属は耐熱性能の高いものであることが好ましい。
熱分解装置1は、より詳しくは図2に示したように構成されており、これには限られないがこの実施形態では、公知のロータリーキルンに倣った構造が採用されている。図2は熱分解装置1の断面図である。
熱分解装置1は、ケース11を備えている。ケース11は、筒状である。ケース11は、その軸が水平か略水平になるように横置きされる。ケース11は、必ずしもこの限りではないが、この実施形態では、その長さ方向に沿う軸を中心として回転可能となっている。ケース11が回転するための仕組みについては追って述べる。
ケース11は、一定の太さのケース本体部11Aと、ケース本体部11Aよりも小径とされ、且つケース11の長さ方向の一端側(図2における左側)に位置するケース小径部11Bとを備えている。ケース本体部11Aと、ケース小径部11Bとはともに筒状、これには限られないが、この実施形態ではともに円筒形状であり、且つ同軸である。また、ケース本体部11Aの長さはケース小径部11Bの長さよりも相対的にかなり長くなっている。後述するように、ケース小径部11Bの内側からケース本体部11Aの内部に原料が供給される。供給された原料は、後述のようにして加熱されるケース本体部11Aの中で加熱され、気化成分を生じるようになっている。
これには限られないが、炉筒12は、ケース11のケース本体部11Aよりもやや大径とされた円筒形状であり、ケース11と同軸とされている。ケース11のケース小径部11Bの一端側と、ケース本体部11Aの他端側とはともに、炉筒12から食み出た状態とされている。
これにより、動力装置が生じる動力により第1ギア11Cが回転し、第1ギア11Cが固定されているケース小径部11Bを備えるケース11全体がその軸を中心として回転するようになっている。
その工夫の1つが、上述したケース11の回転である。その工夫の他の1つが、ケース11のケース本体部11A内に設けられた案内板11Dである。案内板11Dは、ケース本体部11Aの略全長にわたってケース本体部11Aの内周面に沿って設けられた螺旋状の板である。案内板11Dの形状は、ケース11が回転したときに、案内板11Dによって原料が、その一端側から他端側に搬送されるような形状とされている。この実施形態における案内板11Dは、ケース本体部11Aの内周面から所定の高さだけ立ち上がるような形状とされており、ケース本体部11Aの半径方向におけるケース11の軸を含む一定の範囲には案内板11Dが存在しないようになっている。この場合には、ケース11が回転するのに伴って案内板11Dも回転する。それに伴って、原料(及びチャー)は、ケース11の一端側から他端側へ案内板11Dによって押し出されていくことになる。
もっとも、この案内板11Dは、ケース11が回転したときに原料が、ケース11の一端側から他端側に向けて搬送されるような形状となっていればそれで足り、ケースの他端側に至った原料(及びチャー)がケースの一端側に今度は戻り、結果として原料がケースの一端側と他端側との間で循環するようなものとなっていても構わない。
そのような原料の循環を実現するには、図3、図4に示したように、ケース11のケース本体部11A内に、ケース11の軸方向の両端部を除いた所定の範囲にわたる長さを持ち、且つケース11の軸を通り且つケース11の内周の直径に略等しい長さの幅を持つ仕切り板11D1と、この仕切り板11D1の長さ方向の両端部を除く部分に所定の間隔で設けられた、ケース11の軸に対して傾斜した平板である案内板11Dである。案内板11Dの外周は、概ねケース11の内周面に沿うようになっているが、案内板11Dの外周とケース11の内周面の間には適当な隙間が生じるようにされている。そして、かかる仕切り板11D1と、案内板11Dとは、ケース11の外に伸びているその長さ方向の中心を軸として回転できるようにされた棒状体である回転軸11D2に接続されており、図示を省略の動力装置の動力によって回転する回転軸11D2の回転に伴って回転できるようにされている。なお、この例におけるケース11は回転が不要であるため、第1ギア11Cを備えず、またそれと噛みあう第2ギア11C1も省略されている。このような案内板11Dと仕切り板11D1とを持つ熱分解装置1では、案内板11Dと仕切り板11D1とが回転すると、案内板11Dに掬い上げられた原料が、その案内板11Dと外周とケース11の内周面との間の隙間から、ケース11の一端側又は他端側に向かって移動する。かかる移動のケース11の長さ方向における方向は、仕切り板11D1の両側で逆方向になる。それにより、この例の場合においては、原料(及びチャー)はケース11内をその長さ方向に往復するようにして循環することになる。
供給管2Aの下端は曲折し、熱分解装置1のケース小径部11Bの中に挿入されている。なお、図示を省略するが、供給管2Aのケース小径部11Bに挿入されている部分の外側面と、ケース小径部11Bの内側面との間には、ケース本体部11A内で生じた気化成分がその隙間から炉筒12の外へ漏れ出さないようにするための適当な工夫(例えば、耐熱性の素材でできたパッキンを噛ませる)がなされている。
供給管2Aの曲折された部分の内部には動力装置2A2が生じる動力によって回転するスクリューであるスクリューコンベア2A1が設けられている。動力装置2A2が生じる動力にしたがいスクリューコンベア2A1が回転を行うことによって、供給タンク2から供給管2Aの縦の部分を通って落ちてくる原料Mが、供給管2Aの曲折された部分から、ケース11の内部に供給されるようになっている。また、動力装置2A2が動力の発生を停止し、スクリューコンベア2A1が回転を止めると、供給タンク2から熱分解装置1への原料の供給も停止するようになっている。この実施形態では、供給タンク2とスクリューコンベア2A1とを併せたものが、本願発明でいう供給装置に該当する。
より詳しく説明すると、熱分解装置1が備えるケース11におけるケース本体部11Aの他端側のうちの炉筒12から食み出している部分は、ケース本体部11Aの当該部分を外側から包み込む円筒形の管である接続管1Cにより覆われている。そして接続管1Cの上側に、上述した気化成分排出管1Aの下端が、また接続管1Cの下側に、上述した固体成分排出管1Bの上端が、それぞれ接続されている。なお、接続管1Cの内側面と、ケース本体部11Aの外側面との間に、供給管2Aのケース小径部11Bに挿入されている部分の外側面と、ケース小径部11Bの内側面との間に設けられたのと同様の気化成分の炉筒12への外側への漏れ出しを防止するための工夫が設けられて良いのは当然である。
ケース本体部11Aの中で生じた気化成分は、ケース本体部11Aの他端側に設けられた孔11Eから、気化成分排出管1Aに至り、気化成分排出管1Aを介してケース11の外部へ導かれるようになっている。
他方、ケース本体部11Aの中で生じた固体成分は、ケース本体部11Aの他端側のドーナツ形状の縁を乗り越えたものから、固体成分排出管1B内を下方に落下するようになっている。固体成分は、要するに残渣であり、原料が加熱された結果生じたチャーがその主な成分である。また、原料に分解しない金属等が混入している場合には、そのようなものも固体成分に含まれることになる。
なお、かかる固体成分排出管1B内における固体成分の下方への移動をスムーズにするために、固体成分排出管1B内に固体成分を強制的に下方に移動させるためのスクリューコンベアを設ける等の適当な工夫を行って良いことは当然である。固体成分排出管1Bの下方には、固体成分を貯めるタンクである固体成分貯留タンク3が設けられており、固体成分排出管1B内を落下した固体成分は、固体成分貯留タンク3に貯留されるようになっている。
それを可能にするために、温度計で計測された温度の情報は例えば、略実時間で、或いは所定の時間毎(例えば1分毎に)に、動力装置2A2へと送られる。その情報を、動力装置2A2が有する図示を省略のコンピュータで受取った動力装置2A2は、受取った情報に基づく制御により、動力を発生させ、或いは動力を発生させるのを停止し、それに伴い、上述したスクリューコンベア2A1を回転させ、或いはその回転を停止させる。上述したように、スクリューコンベア2A1が駆動すれば、熱分解装置1への原料の供給が行われ、スクリューコンベア2A1が停止すれば熱分解装置1への原料の供給が停止されるから、温度の情報は事実上、原料の熱分解装置1への供給を行うか停止するかの制御に用いられると言える。動力装置2A2がどのような条件でスクリューコンベア2A1を回転させ、或いはその回転を停止させるかについては後述する。
他方、気化成分排出管1Aの途中には、湿式スクラバ5が設けられている。湿式スクラバ5は公知或いは周知のもので構わず、市販のものでも構わない。例えば、株式会社ThyssenKrupp Ottoが製造する、Hタール液分離スクラバー及び乾ガス洗浄スクラバー(商標)をこの湿式スクラバ5として用いることができる。
湿式スクラバ5は循環系を構成する管である循環管5Aの中を循環する液体と気化成分とを接触させることにより、気化成分の中に混入したチャー及びタールを気化成分から分離するためのものである。液体は、例えば水である。
上述したようにチャーの大半は固体成分として固体成分排出管1Bから固体成分貯留タンク3へと向かうが、その一部は気化成分に混入する。また、原料を加熱すると特に原料に草が入っている場合には、微粉状のチャーのみならずタールの発生が不可避であるので、高温では気体の状態ではあるがタールが気化成分に混入する。それらを、気化成分から分離するのが湿式スクラバ5の役割である。
液体は例えば、湿式スクラバ5の上部から湿式スクラバ5の中にシャワー状に散布される。それにより気化成分と液体が接触し、気化成分に混入していたチャー及びタールは液体に移るので、それらが気化成分から分離されることになる。熱分解装置1から出たばかりの気化成分は高温であり、それに含まれているタールも気体であるが、液体と接触することで気化成分の温度が下がることにより粘度の高い液体となる。そのような状態となったタールは液体に捕らえられ、気化成分から分離される。
よく知られているように、遠心分離器は、その比重の差により、液体と、それに含まれているチャー及びタールを分離することができる。遠心分離器は、公知或いは周知のもので構わず、市販のものでも構わない。例えば、巴工業株式会社が製造するトモイー・デカンタ、PTM−300(商標)をこの除去装置6として用いることができる。除去装置6で互いに分離された液体と、チャー及びタールとのうちの前者は循環管5Aに戻され、循環管5Aの中を再び循環し、それらのうちの後者は循環管5Aに戻されず遠心分離器6から排出される。
また、図示を省略するが、循環管5Aには開閉自在の蓋付きの孔が穿たれている。その孔を開けることにより循環管5A内の液体は入れ替えが可能とされている。
気化成分貯留タンク4に貯留−される気化成分は上述したように、チャー及びタールが除去されたものとなっている。気化成分貯留タンクに貯留される気化成分は燃料として利用可能な気体であり、例えば、水素、一酸化炭素、メタン、エチレン、エタン等或いはそれらの混合物である。
気化成分貯留タンク4に貯留された気化成分は、可搬の容器に入れて持ち出すことによりこの熱分解システム外で用いることも可能であるが、この実施形態ではこの熱分解システム内で使用されることとなっている。これには限られないが、この熱分解システムは、気化成分貯留タンク4と接続管4Aで接続された発電機7を備えている。発電機7は、接続管4Aを介して気化成分貯留タンク4から送られてきた気化成分を用いて発電を行うものである。それが可能な限り発電機は公知或いは周知のものでよく、市販のものでも良い。
発電機7は例えば、ボイラ及びタービンを備えており、そのボイラ内の水を、上述の気化成分を燃料として燃焼させたことにより得た熱により沸騰させることによって水蒸気を発生させ、ボイラから発生した水蒸気によりタービンを回すことにより発電を行うようなものとなっている。なを、燃料として用いられる上述の気化成分は、例えばA重油等の他の燃料と組合せて(混合する等して)用いられても良い。そのような発電機7の例は、公知のデュアルフーエルディーゼルエンジン発電機である。
なお、気化成分貯留タンク4内の気化成分は、例えば炉筒12内に供給される熱風を生成するためのバーナの燃料として利用することも可能である。
この熱分解システムを使用して原料から燃料となる気化成分を得て、そして発電を行うにあたっては、まず熱分解システムにおける熱分解装置1の予備加熱を行う。具体的には、第1開口12Aから炉筒12の内側の空間に熱風を供給する。なお、この実施形態では、予備加熱が始まって以降、熱分解システムが駆動している間は、炉筒12内の空間に熱風により供給される熱量は概ね一定である。
炉筒12内の空間に熱風が供給されると、炉筒12の空間の内部の温度が上昇し、それに伴いケース11の主にケース本体部11A内の温度が上昇する。そのときのケース本体部11A内の温度は、温度計にて測定されている。これには限られないが、この実施形態では、ケース本体部11A内の温度の情報は、温度計から動力装置2A2に対して1分毎に送られる。
動力装置2A2は、ケース本体部11A内の温度が所定の温度である第2温度を超えたことを条件に動力を生じさせ、スクリューコンベア2A1を回転させ始める。この場合における動力装置2A2に動力を生じさせるための基準となる第2温度は、原料を加熱した場合においてタールの発生が抑制されるような温度か、それよりも高い温度とする。図5に示したように、原料の加熱温度が概ね650℃〜700℃よりも高い温度を保つのであれば、特に700℃よりも高い温度を保つのであれば、タール及びチャーの発生が明らかに抑制されるので、この第2温度は、700℃よりも高い温度から選択されるのが良い。とはいえ、第2温度をあまりにも高くすると原料の供給の開始(或いは再開)がなかなかなされないことになり、また、ケース11等の耐熱性能にも限界があるので、第2温度は700℃〜800℃の間から選択するのがよい。また、例えば第2温度が700℃ちょうどであれば、原料の供給によってケース本体部11A内の温度が700℃或いは場合によっては650℃をすぐに下回るという事態が生じうるので、第2温度は多少の余裕をもって例えば750℃±10℃とすることができ、これには限られないがこの実施形態では750℃とされている。
なお、この実施形態における動力装置2A2は、後述するようにケース本体部11A内の温度が所定の温度である第1温度を下回ったことを条件に動力の発生を停止させる。この場合の第1温度は、第2温度と同じでも良いが、この実施形態では第2温度よりも低い温度とされている。第1温度は、上述のように、原料の加熱温度が概ね650℃〜700℃よりも高い温度を保つのであれば、特に700℃よりも高い温度を保つのであれば、タール及びチャーの発生が明らかに抑制されるので、650℃から700℃の間から選択するのが良い。必ずしもこの限りではないが、この実施形態では、第1温度は、690℃〜700℃の範囲から選択されており、具体的にはこれには限られないがこの実施形態では、750℃とされている。なお、スクリューコンベア2A1の回転の開始と停止を司る動力装置2A2の動力の発生と停止の処理は、この実施形態ではケース本体部11A内の温度の情報に基づいて自動的に行われる。
いずれにせよ、動力装置2A2は、ケース本体部11A内の温度が第2温度を超えた場合に動力を生じさせ始める。これによりスクリューコンベア2A1は回転を始める。供給管2Aの縦方向の部分には、図2に示したように供給タンク2から原料Mが落ちてきている。供給管2Aの曲折された部分に位置するスクリューコンベア2A1が回転を始めると、スクリューコンベア2A1によって原料Mが、ケース本体部11A内に供給され始める。
ケース本体部11Aに供給された原料Mは、回転するケース本体部11Aの中で、ケース本体部11Aの一端側から他端側へと移動しながら加熱される。かかる原料Mの移動は、図2に示した熱分解装置1の場合であれば、案内板11Dがケース11とともに回転することによって実現される。この例の場合には、上述したように、原料Mは、ケース11の回転にしたがってケース本体部11Aの一端側から他端側に向けて徐々に移動することになる。
他方、図3、図4に示した熱分解装置1の場合であれば、回転軸11D2の回転に伴い、原料Mは、ケース11の一端側から他端側との間を循環することになる。なお、図3、図4に示した熱分解装置1の場合では特に、ケース11に入った原料Mは、既に高熱となっている循環している原料Mに分散して巻き込まれので、固塊化しにくく、また、瞬時に高温になるので、気化成分を生じる過程において液化している時間が短いので、ケース11の内面にかかる液化した物質が付着するおそれも小さい。
いずれにせよ、かかる移動の最中に原料Mは加熱される。加熱された原料Mは、気化成分を生じる。かかる気化成分は燃料となる可燃性の気体を含んでおり、また、気体の状態となっているタールを含んでいる。また、加熱された原料Mは固体成分を生じる。固体成分の大半はチャーである。チャーの一部は気化成分に混入する。
原料Mの供給が停止されている間も、炉筒12内の空間への熱風の供給は継続されるので、ケース本体部11A内の温度は徐々に上昇していく。ケース本体部11A内の温度が第2温度よりも上がると、動力装置2A2は再び動力を発生させる。これにより、ケース本体部11Aへの原料Mの供給が再開される。
なお、最初のケース本体部11Aへの原料Mの供給開始のときも含めて、原料Mの供給再開のときも、原料Mの供給停止のときも、動力装置2A2、スクリューコンベア2A1の慣性等に基づき、ケース本体部11A内の温度が第1温度又は第2温度を跨いだタイミングと完全に同時というわけにはいかないことも考えられるが、その2つのタイミングに多少のズレが存在したとしても、そのズレが例えば1分程度、好ましくは30秒以内であればタールの発生量が過剰となることはない。
湿式スクラバ5の中で、気化成分は、循環管5内を循環し湿式スクラバ5の上方からシャワー状に降り注ぐ液体と接触する。そもそも固体であるチャーは、これにより液体に移り、気化成分から分離される。また、湿式スクラバ5に至った状態では気体であるタールは、液体と接触し冷やされることにより粘度の高い液体となり、液体に移ることにより気化成分から分離される。
これにより気化成分から、チャー及びタールが除去される。
ここで、チャー及びタールと液体とは、遠心分離器である除去装置6内で、その比重の差に基づいて分離される。分離された液体は、循環管5に戻され再び循環管5の中を循環して湿式スクラバ5に再び至る。他方、液体から分離されたチャー及びタールは、循環管5に戻されることなく除去装置6から外部へ排出され廃棄される。
気化成分貯留タンク4に貯留された気化成分は、適当なタイミングで接続管4Aによって発電機7に送られ発電に用いられる。発電機7で作られた電力は、熱分解システムの内外で適当に利用される。
1A 気化成分排出管
1B 固体成分排出管
1C 接続管
2 供給タンク
2A1 スクリューコンベア
2A2 動力装置
3 固体成分貯留タンク
4 気化成分貯留タンク
5 湿式スクラバ
5A 循環管
6 除去装置
7 発電機
11 ケース
11A ケース本体部
11B ケース小径部
11D 案内板
11D1 仕切り板
11D2 回転軸
11E 孔
Claims (9)
- 植物由来のバイオマスである原料を供給する供給装置と、
筒状に構成され、横置きされるものであり、前記供給装置からその内部を介して前記原料を供給する供給管とその長さ方向の一端で接続されているケースと、前記ケースの内部でその一端側から他端側に前記供給装置から供給された前記原料を搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送されている前記原料を加熱する加熱手段と、を備えており、且つ前記加熱手段により加熱されることにより前記原料から発生した気化成分を排出するための気化成分排出管、及び前記原料から発生した固体成分を排出するための固体成分排出管が前記ケースの他端に接続されている、熱分解装置と、
前記気化成分排出管と接続され、前記気化成分排出管を介して前記熱分解装置から排出された前記気化成分を貯留する気化成分貯留タンクと、
前記固体成分排出管と接続され、前記固体成分排出管を介して前記熱分解装置から排出された前記固体成分を貯留する固体成分貯留タンクと、
を備えている熱分解システムであって、
前記熱分解装置には、前記ケース内の温度を計測する温度計が設けられているとともに、
前記供給装置は、前記温度計が計測した温度が所定の温度である第1温度よりも下がったときに、前記熱分解装置への前記原料の供給を自動的に停止するようになっているとともに、
前記第1温度は、650℃〜750℃の範囲から選択されるようになっている、
熱分解システム。 - 前記供給装置は、前記温度計が計測した温度が所定の温度である第2温度よりも上がったときに、前記熱分解装置への前記原料の供給を自動的に開始するようになっている、
請求項1記載の熱分解システム。 - 前記第2温度は、700℃〜800℃の範囲から選択される、
請求項2記載の熱分解システム。 - 前記第1温度は、前記第2温度よりも低い、
請求項2〜3のいずれかに記載の熱分解システム。 - 前記ケースは略水平方向を軸とする円筒形であり、その軸周りに回転可能となっているとともに、前記ケースの内側の空間には、前記ケースが回転した場合に前記原料を前記ケースの一端側から他端側に搬送するような形状とされた、螺旋状のスパイラル板が前記ケースに対して固定した状態で取付けられており、
回転可能な前記ケースと、前記スパイラル板との協働により前記搬送手段を構成するようになっている、
請求項1記載の熱分解システム。 - 前記気化成分貯留タンクに貯留された前記気化成分を燃料として発電を行う発電機を備えている、
請求項1記載の熱分解システム。 - 植物由来のバイオマスである原料を供給する供給装置と、
筒状に構成され、横置きされるものであり、前記供給装置からその内部を介して前記原料を供給する供給管とその長さ方向の一端で接続されているケースと、前記ケースの内部でその一端側から他端側に前記供給装置から供給された前記原料を搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送されている前記原料を加熱する加熱手段と、を備えており、且つ前記加熱手段により加熱されることにより前記原料から発生した気化成分を排出するための気化成分排出管、及び前記原料から発生した固体成分を排出するための固体成分排出管が前記ケースの他端に接続されている、熱分解装置と、
前記気化成分排出管と接続され、前記気化成分排出管を介して前記熱分解装置から排出された前記気化成分を貯留する気化成分貯留タンクと、
前記固体成分排出管と接続され、前記固体成分排出管を介して前記熱分解装置から排出された前記固体成分を貯留する固体成分貯留タンクと、
を備えている熱分解システムで実行される方法であって、
前記ケース内の温度を温度計で計測する過程、
前記温度計が計測した温度が所定の温度である第1温度よりも下がったときに、前記供給装置が、前記熱分解装置への前記原料の供給を自動的に停止する過程、
を含むとともに、
前記第1温度を、650℃〜750℃の範囲から選択する、
熱分解方法。 - 前記温度計が計測した温度が所定の温度である第2温度よりも上がったときに、前記供給装置が、前記熱分解装置への前記原料の供給を自動的に開始する過程、
を更に含む、
請求項7記載の熱分解方法。 - 前記原料が草を含む、
請求項7記載の熱分解方法。
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