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JP6809024B2 - 柔軟性粘着シートの台紙からの剥離方法 - Google Patents

柔軟性粘着シートの台紙からの剥離方法 Download PDF

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Description

本出願は柔軟性粘着シートの台紙からの剥離方法に関する。
近年、ノート型パソコン等の電子機器の軽小薄型化が進み、部品間の締結に両面テープが多用されるようになっている。一方、電子機器の搬送時に外部から加わる衝撃を吸収するために、部品間の締結に両面テープを備える柔軟部材(柔軟性シート)が用いられることも多くなってきた。例えば、電子機器の筐体の底面に物品を締結する場合には、物品と筐体の底面との間に柔軟性シートが設置され、柔軟性シートは両面テープで筐体の底面に貼り付けられる。
ところで、物品を柔軟性シートを用いて締結する場合、物品の系列や形式が異なると高さが異なることがあり、他の物品を配置するに当たって支障をきたすことがある。このため、例えば、物品の筐体底面への設置に際しては、筐体からの振動の伝達防止や物品設置時のガタツキの防止を兼ねて、物品と筐体との間に柔軟性シートを配置し、柔軟性シートの厚さを変えて物品の筐体底面からの高さを均一にすることが行われる。このような柔軟性シートは筐体底面に貼り付けるために柔軟性粘着シートであることが多く、この場合、シートの片面又は両面に両面テープ等の粘着材が設けられている。この用途に使用する柔軟性粘着シートとしては、例えばゴムシートがある。
一方、柔軟性粘着シートが両面テープ付ゴムシートである場合、両面テープ付ゴムシートは、ゴムシートの厚さ及びゴムの硬さの制約からリール状にして納品する形態が困難である。また、両面テープ付ゴムシートを使用する需要側の要求に答えるために、両面テープ付ゴムシートは、部材搭載率を高めるために、台紙上に余白無く両面テープ付ゴムシートを貼り付けたシート納品が一般的である。
図1(a)は電子機器の下部筐体1の平面図であり、柔軟性粘着シートであるゴムシート2を貼り付ける貼付位置3の一例を示すものである。また、図1(b)は図1(a)に示した電子機器の下部筐体1の斜視図であって、図1(a)に示した貼付位置3にゴムシート2を貼り付け、その上に物品4を載置する状態を示している。物品4の高さが異っても、ゴムシート2の厚さを変更することにより、物品4の下部筐体1の底面からの高さを揃えることができる。本例では、ゴムシート2は所定の厚さを備えた短冊状をしており、ゴムシート2の下部筐体1側の面(下面)には、粘着材或いは粘着シートの一例である両面テープが貼付されている。
図2(a)は台紙5にゴムシート2が複数枚、剥離可能に貼り付けられたゴムシートの集合体2Aの斜視図である。また、図2(b)は図2(a)に示したゴムシートの集合体2Aの側面図である。これらの図から分かるように、ゴムシートの集合体2Aには複数のゴムシート2が余白無く並べられており、個々のゴムシート2は粘着材である両面テープ6を介して台紙5に貼り付けられている。柔軟性シートがゴムシート2の場合、台紙5は剥離紙である。
図1に示した電子機器の下部筐体1にゴムシート2を貼り付ける場合は、比較技術では、図2(c)に示すように、ステージ7の上に置かれたゴムシートの集合体2Aから、ロボットハンド8の把持爪8Fが1つずつゴムシート2の端部2Eを把持する。そして、把持したゴムシート2を上方に引っ張り上げることにより、台紙5からゴムシート2が1つずつロボットによって剥離されて取り出される。ゴムシートの集合体2Aから取り出されたゴムシート2は、図示を省略した搬送ロボットによって電子機器の下部筐体1にある貼付位置3に運ばれて下部筐体1に貼り付けられる。
図3は、図2(c)に示したロボットハンド8の一例の構造を示すものであり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。ロボットハンド8はロボットへの取付部8Aが、図示を省略したロボットに取り付けられて動作する。ロボットハンド8には、取付部8Aの下に開閉シリンダ8Cが設けられており、開閉シリンダ8Cの先に把持爪8Fを備えるハンド部8Hがある。開閉シリンダ8Cにはバルブ8Vがあり、バルブ8Vに供給される圧縮空気によって把持爪8Fを開閉動作させて、物品を把持したり、物品を放したりするクランプ動作を把持爪8Fに行わせることができる。把持爪8Fは先細の先端部8Tを備えており、先端部8Tの内面には両面テープが接着しないような加工が施されている。また、ハンド部8Hには、物品の位置や把持爪8Fのクランプ状態を検出するセンサ8Sが設けられている。
ところが、図2(c)に示した比較技術のように、ロボットハンド8の把持爪8Fでゴムシート2の端部2Eを把持して台紙5から剥離する場合、ゴムシート2の弾性によって把持爪8Fからゴムシート2が落下することがあるという課題があった。
特開2014−108878号公報
特開2002−274516号公報
1つの側面では、本出願は、台紙に柔軟性粘着シートが余白無く複数貼り付けられた集合体から、ロボットハンドで1つずつ柔軟性粘着シートを剥離して取り出す場合に、柔軟性粘着シートを落下させない柔軟性粘着シートの台紙からの剥離方法を提供することを目的とする。
1つの形態によれば、台紙に余白無く複数貼着された柔軟性粘着シートを1つずつロボットハンドで剥がす方法であって、ロボットハンドで前記柔軟性粘着シートの端部を把持し、把持した端部において、柔軟性粘着シートの粘着材が台紙に対して僅かに浮き上がるように、ロボットハンドを上昇させて粘着材の一部を台紙から剥離する第1の剥離を行い、次に、ロボットハンドを回転させて、把持した端部が台紙に戻らなくなる状態まで端部を折り曲げる第2の剥離を行い、端部が台紙に戻らず、粘着材と台紙との間に隙間ができた状態で、ロボットハンドによる端部の把持を一旦解除し、ロボットハンドにある把持爪の先端部の一方を隙間に差し込み、他方を柔軟性粘着シートの頂面に位置させ、把持爪の両方の先端部で、粘着材と頂面とを把持し、最後に、ロボットハンドを斜め上方に移動させて、把持した端部を引き上げる第3の剥離を行うことにより、柔軟性粘着シートを1つずつロボットハンドで台紙から剥がすようにした柔軟性粘着シートの台紙からの剥離方法が提供される。
開示の柔軟性粘着シートの台紙からの剥離方法によれば、台紙に柔軟性粘着シートが余白無く複数貼り付けられた集合体から、ロボットハンドで1つずつ柔軟性粘着シートを剥離して取り出す場合に、柔軟性粘着シートが落下し難いという効果がある。
(a)はゴムシートを貼り付け位置の一例を示す電子機器の下部筐体の平面図、(b)は(a)に示した電子機器の下部筐体にゴムシートを介して物品を取り付ける様子を示す組立斜視図である。 (a)は台紙に複数貼り付けられたゴムシート集合体の斜視図、(b)は(a)に示したゴムシート集合体の側面図、(c)は(a)に示したゴムシート集合体からロボットハンドが1枚のゴムシートを取り出す比較技術の方法を示す図である。 図2(c)に示したロボットハンドの構造を示すものであり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。 開示のゴムシートの台紙からの剥離方法を説明するものであり、(a)、(b)は、ゴムシート集合体にあるゴムシートの1つにロボットハンドの把持爪が接近する状態を示す平面図と側面図、(c)、(d)は、(a)、(b)に示したゴムシートの1つに把持爪の一方が押し込まれる状態を示す平面図と側面図、(e)、(f)は、(c)、(d)に示した状態から把持爪がゴムシートの一端を把持した状態を示す平面図と側面図、(g)、(h)は、(e)、(f)に示した状態から把持爪が引き上げられ、ゴムシートの端部が台紙から浮き上がった状態を示す平面図と側面図である。 (a)、(b)は、図4(g)、(h)に示した第2の剥離により端部が台紙から浮き上がった状態のゴムシートの端部に把持爪が接近する状態を示す平面図と側面図、(c)、(d)は、(a)、(b)に示したゴムシートの浮き上がり部に把持爪が差し込まれてゴムシートが把持され、台紙からゴムシートが剥がされる状態を示す平面図と側面図である。 (a)は把持爪を備えた部材把持用ロボットハンドと部材搬送用ロボットハンドを備えるロボットにより、台紙から剥離されたゴムシートが搬送される状態を示すロボットの正面図、(b)は(a)に示したロボットの斜視図である。 (a)はゴムシートの端部に把持爪がゴムシートを把持するための突起を設けたゴムシートの側面図、(b)はゴムシートの端部に把持爪がゴムシートを把持するための凹部を設けたゴムシートの側面図、(c)はゴムシートの端部を把持爪がゴムシートを把持し易くするためにテーパー状に形成したゴムシートの側面図である。
以下、添付図面を用いて本出願の実施の形態を、具体的な実施例に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施の形態においては、同一または類似の要素には共通の参照符号を付し、理解を容易にするために、図面の縮尺を適宜変更している。
図4は、開示の柔軟性粘着シートであるゴムシート2を台紙5から剥離する方法を説明するものである。まず、図4(a)は、ステージ7の上に載置された複数のゴムシート2が貼り付けられたゴムシートの集合体2Aの、端部にあるゴムシート2にロボットハンド8の把持爪8Fが接近する状態を示す平面図であり、図4(b)は図4(a)の側面図である。ゴムシートの集合体2Aには図2(a)で説明したように、複数のゴムシート2が余白無く貼り付けられているが、図4(a)にはゴムシートの集合体2Aの一部しか示していない。また、複数のゴムシート2は台紙5の上に両面テープ6で貼り付けられているが、ロボットハンド8で台紙5からゴムシート2を剥離する時に、ゴムシートの集合体2Aが持ち上がらないように、ステージ7の下側には吸着装置9が設けられている。吸着装置9は、ゴムシートの集合体2Aを吸引してステージ7に固定する。
図4(c)、(d)は、図4(a)、(b)に示したゴムシート2に把持爪8Fの一方の先端部8Tが押し込まれる状態を示す平面図と側面図である。この場合、ロボットハンド8はゴムシート2の端面2Fに垂直な方向からゴムシート2に接近し、先細の把持爪8Fの先端部8Tの一方で、矢印で示すようにゴムシート2の端面2Fを押して、先端部8Tをゴムシート2内に押し込み、変形部2Hを作る。
図4(e)、(f)は、図4(c)、(d)に示した状態から把持爪8Fがゴムシート2の変形部2Hを把持した状態を示す平面図と側面図である。ロボットハンド8の先端部8Tがゴムシート2内に押し込まれ、ゴムシート2の端部2Eに変形部2Hができたら、ロボットハンド8の先端部8Tで変形部2Hを把持する。そして、変形部2Hが把持された端部2Eにおいて、ゴムシート2の両面テープ6が台紙5に対して僅かに浮き上がるように、ロボットハンド8を垂直方向に上昇させる。ここでは、両面テープ6の一部を台紙5から剥離することを第1の剥離と呼ぶ。第1の剥離を行うと、ゴムシート2の端部2Eにおいて、両面テープ6と台紙5の間に隙間Sができる。
図4(g)、(h)は、図4(e)、(f)に示した状態からロボットハンド8の把持爪8Fが回転してゴムシート2の端部2Eが折り曲げられるように引き上げられ、ゴムシート2に折り目が付けられた状態を示す平面図と側面図である。ロボットハンド8の回転は、例えば、第1の剥離によって両面テープ6と台紙5の間にできた隙間Sの最も奥の部分、即ち、ゴムシート2の端部2Eから所定距離離れた位置を中心にして行うことができる。ロボットハンド8の回転により、把持爪8Fが把持した端部2Eが台紙5に戻らなくなる状態までゴムシート2を折り曲げる。
この状態では、ロボットハンド8はゴムシート2の端部2Eから所定距離離れた位置を中心にして70°程度回転しており、ゴムシート2に折り目が付くことがある。ここでは、ゴムシート2が台紙5に戻らなくなる状態までゴムシートを折り曲げて剥離することを第2の剥離と呼ぶ。第2の剥離が終了したら、ロボットハンド8によるゴムシート2の端部2Eの変形部2Hの把持を一旦解除する。
図5(a)、(b)は、図4(g)、(h)に示した第2の剥離によりゴムシート2の端部2Eが台紙5から浮き上がり、両面テープ6と台紙5の間の隙間Sに把持爪8Fが接近する状態を示す平面図と側面図である。この後、ロボットハンド8にある把持爪8Fの先端部8Tの一方が隙間Sに差し込まれ、先端部8Tの他方がゴムシート2の頂面2Tに位置する。そして、把持爪8Fの両方の先端部8Tで、両面テープ6と頂面2Tとが把持される。このように、把持爪8Fの先端部8Tにより把持されるゴムシート2の部位は、比較技術に比べてゴムシート2の部材中央に近づいている。
図5(c)、(d)は、図5(a)、(b)に示したゴムシート2の隙間Sに把持爪8Fが差し込まれてゴムシート2の端部2Eが把持爪8Fの両方の先端部8Tで把持され、台紙5からゴムシート2が剥離される状態を示す平面図と側面図である。この後、ロボットハンド8を矢印Uで示すように斜め上方に移動させれば、把持爪8Fの両方の先端部8Tで把持した端部2Eが引き上げられ、ゴムシート2が台紙5から剥離されていく。ここでは、ゴムシート2を台紙5から完全に剥離することを第3の剥離と呼ぶ。第3の剥離では、ゴムシート2の端部2Eが把持爪8Fによってしっかりと把持されているので、第3の剥離の途中で、ゴムシート2が把持爪8Fから落下するおそれはない。
このように、ゴムシートの集合体2Aからゴムシート2を1つずつ剥離する場合に、前述の第1と第2の剥離によってゴムシート2の端部2Eと台紙5の間に隙間Sを形成すれば、把持爪8Fによる持ち直し時にゴムシート2を強く把持することができる。この結果、ゴムシート2を台紙5から完全に剥離する第3の剥離において、ゴムシート2が把持爪8Fから落下を防止することができ、ゴムシートの集合体2Aからゴムシート2を1つずつ確実に剥離することができる。また、ゴムシートを把持爪で把持する際のゴムシートの滑りも防止できるので、ゴムシートを筐体に貼付する際の位置決め精度が向上する。
図6(a)は、把持爪8Fを備えた部材把持用ロボットハンド8と部材搬送用ロボットハンド18を備えるロボット30を示すものであり、図6(b)は図6(a)に示したロボット30の斜視図である。部材把持用ロボットハンド8はロボット30の第1のアーム31の先端部に取り付けられており、部材搬送用ロボットハンド18はロボット30の第2のアーム32の先端部に取り付けられている。
把持爪8Fを備えた部材把持用ロボットハンド8により、前述の第1の剥離から第3の剥離が行われて、把持爪8Fが1つのゴムシート2の端部を把持すると、部材搬送用ロボットハンド18がゴムシート2の他方の端部を保持する。部材搬送用ロボットハンド18によるゴムシート2の他方の端部の保持は、吸引による保持である。そして、部材把持用ロボットハンド8がゴムシート2の一端を把持し、部材搬送用ロボットハンド18がゴムシート2の他端を保持した状態で、ロボット30によりゴムシート2がこれを貼り付ける電子機器の筐体まで搬送されて筐体に貼付される。
図7は、前述の第1の剥離において、ロボットハンド8の把持爪8Fがゴムシート2の端部2Eを把持し易くするための、ゴムシートの端部2Eの変形実施例を示す、ゴムシート2の側面図である。図7(a)に示す変形実施例では、ゴムシート2の端部2Eに、把持爪8Fがゴムシート2を把持し易い形状の突起21が設けられている。突起21の形状は特に限定されるものではない。把持爪8Fは、突起21を把持して第1の剥離と第2の剥離を行うことができる。
図7(b)に示す変形実施例では、ゴムシート2の端部2Eに、把持爪8Fの先端部8Tが挿入できる穴22が設けられている。把持爪8Fは、先端部8Tの一方を穴22に挿入し、他方をゴムシート2の頂面2Tに位置させてゴムシート2の端部2Eを把持して第1の剥離と第2の剥離を行うことができる。
図7(c)はゴムシート2の端部2Eを把持爪8Fがゴムシート2を把持し易くするためにテーパー状に形成して斜面23を形成したものである。把持爪8Fは、ゴムシート2の頂面2Tと斜面23を把持して第1の剥離と第2の剥離を行うことができる。
以上、本出願を特にその好ましい実施の形態を参照して詳細に説明した。本出願の容易な理解のために、本出願の具体的な形態を以下に付記する。
(付記1) 台紙に余白無く複数貼着された柔軟性粘着シートを1つずつロボットハンドで剥がす方法であって、
前記ロボットハンドで前記柔軟性粘着シートの端部を把持し、
把持した前記端部において、前記柔軟性粘着シートの粘着材が前記台紙に対して僅かに浮き上がるように、前記ロボットハンドを上昇させて前記粘着材の一部を前記台紙から剥離する第1の剥離を行い、
次に、前記ロボットハンドを回転させて、把持した前記端部が前記台紙に戻らなくなる状態まで前記端部を折り曲げる第2の剥離を行い、
前記端部が前記台紙に戻らず、前記粘着材と前記台紙との間に隙間ができた状態で、前記ロボットハンドによる前記端部の把持を一旦解除し、
前記ロボットハンドにある把持爪の先端部の一方を前記隙間に差し込み、他方を前記柔軟性粘着シートの頂面に位置させ、
前記把持爪の両方の先端部で、前記粘着材と前記頂面とを把持し、
最後に、前記ロボットハンドを斜め上方に移動させて、把持した前記端部を引き上げる第3の剥離を行うことにより、前記柔軟性粘着シートを1つずつロボットハンドで前記台紙から剥がすようにした柔軟性粘着シートの台紙からの剥離方法。
(付記2) 把持した前記端部が前記台紙に戻らなくなる状態が、把持した前記柔軟性粘着シートの端部から所定距離離れた位置に折り目が付く状態であることを特徴とする付記1に記載の柔軟性粘着シートの台紙からの剥離方法。
(付記3) 前記第2の剥離は、前記端部から前記所定距離離れた位置を中心にして、前記ロボットハンドを70°以上の角度まで回転させることによって行うことを特徴とする付記2に記載の柔軟性粘着シートの台紙からの剥離方法。
(付記4) 前記第1の剥離で、前記ロボットハンドで前記柔軟性粘着シートの前記端部を把持する際には、前記把持爪で前記柔軟性粘着シートの前記頂面と端面とが交わる角部を把持することを特徴とする付記1から3の何れかに記載の柔軟性粘着シートの台紙からの剥離方法。
(付記5) 前記前記柔軟性粘着シートの端面に突起が設けられており、
前記第1の剥離で、前記ロボットハンドで前記柔軟性粘着シートの端部を把持する際には、把持爪で前記突起を把持することを特徴とする付記1から3の何れかに記載の柔軟性粘着シートの台紙からの剥離方法。
(付記6) 前記前記柔軟性粘着シートの端面に、前記把持爪の先端部が挿入できる穴が設けられており、
前記第1の剥離で、前記ロボットハンドで前記柔軟性粘着シートの端部を把持する際には、把持爪で前記柔軟性粘着シートの前記頂面と前記穴とを把持することを特徴とする付記1から3の何れかに記載の柔軟性粘着シートの台紙からの剥離方法。
(付記7) 前記前記柔軟性粘着シートの端面が前記柔軟性粘着シートの前記頂面に対して鋭角をなす斜面に形成されており、
前記第1の剥離で、前記ロボットハンドで前記柔軟性粘着シートの端部を把持する際には、把持爪で前記柔軟性粘着シートの前記頂面と前記斜面とを把持することを特徴とする付記1から3の何れかに記載の柔軟性粘着シートの台紙からの剥離方法。
1 下部筐体
2 ゴムシート(柔軟性粘着シート)
2A ゴムシートの集合体
2H 変形部
5 台紙
6 両面テープ(粘着材)
8 ロボットハンド
8F 把持爪
8H ハンド部
8T 先端部
S 隙間

Claims (5)

  1. 台紙に余白無く複数貼着された柔軟性粘着シートを1つずつロボットハンドで剥がす方法であって、
    前記ロボットハンドで前記柔軟性粘着シートの端部を把持し、
    把持した前記端部において、前記柔軟性粘着シートの粘着材が前記台紙に対して僅かに浮き上がるように、前記ロボットハンドを上昇させて前記粘着材の一部を前記台紙から剥離する第1の剥離を行い、
    次に、前記端部から所定距離離れた前記柔軟性粘着シート上の位置を中心にして前記ロボットハンドを前記端部と平行な軸の回りに回転させて、前記端部の把持を解除しても前記端部において前記粘着材と前記台紙との間に隙間ができるように前記端部を折り曲げる第2の剥離を行い、
    前記粘着材と前記台紙との間に前記隙間ができた状態で、前記ロボットハンドによる前記端部の把持を一旦解除し、
    前記ロボットハンドにある把持爪の先端部の一方を前記隙間に差し込み、他方を前記柔軟性粘着シートの頂面に位置させ、
    前記把持爪の両方の先端部で、前記粘着材と前記頂面とを把持し、
    最後に、前記ロボットハンドを斜め上方に移動させて、把持した前記端部を引き上げる第3の剥離を行うことにより、前記柔軟性粘着シートを1つずつロボットハンドで前記台紙から剥がすようにした柔軟性粘着シートの台紙からの剥離方法。
  2. 前記端部を折り曲げる第2の剥離を行うことによって、前記端部から所定距離離れた前記柔軟性粘着シート上の位置に折り目が付くことを特徴とする請求項1に記載の柔軟性粘着シートの台紙からの剥離方法。
  3. 前記第2の剥離は、前記隙間の最も奥の位置を中心にして、前記ロボットハンドを70°以上の角度まで回転させることによって行うことを特徴とする請求項2に記載の柔軟性粘着シートの台紙からの剥離方法。
  4. 前記第1の剥離で、前記ロボットハンドで前記柔軟性粘着シートの前記端部を把持する際には、前記把持爪で前記柔軟性粘着シートの前記頂面と端面とが交わる角部を把持することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の柔軟性粘着シートの台紙からの剥離方法。
  5. 記柔軟性粘着シートの端面に突起が設けられており、
    前記第1の剥離で、前記ロボットハンドで前記柔軟性粘着シートの端部を把持する際には、把持爪で前記突起を把持することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の柔軟性粘着シートの台紙からの剥離方法。
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