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JP6805803B2 - 車体構造 - Google Patents

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JP6805803B2 JP2016246812A JP2016246812A JP6805803B2 JP 6805803 B2 JP6805803 B2 JP 6805803B2 JP 2016246812 A JP2016246812 A JP 2016246812A JP 2016246812 A JP2016246812 A JP 2016246812A JP 6805803 B2 JP6805803 B2 JP 6805803B2
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  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
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Description

本発明は、車体構造に関する。
ディーゼルエンジンの排気浄化技術の一つに、尿素水を用いた尿素SCR(選択触媒還元)システムが知られている。このシステムは、エンジンからの排気中に尿素水を供給して、排気に含まれる窒素酸化物を、尿素水から生成されるアンモニアにより窒素に還元する。
尿素SCRシステムを備えた車両には、尿素水を貯留する尿素水タンクと、尿素水タンクから排気管に尿素水を送り出す尿素水管とが設けられている。一般に、尿素水タンクと尿素水管は、錆による不具合の発生を回避するため合成樹脂素材で形成されている。そのため尿素水タンクは、排気管を避けて車両に設けられることが多い。
又、尿素水管は、排気管から適度な距離を保って配索すると、排気管から受けた熱により、寒冷期に尿素水の凍結を防止したり、凍結した尿素水を解凍させることができる。
特許第4826612号公報
部品のレイアウトの都合などで、排気管を挟んで尿素水タンクと逆側で尿素水管と排気管とを接続させる場合、尿素水管を配索させる途中で排気管を横切るように尿素水管と排気管とを交差させる必要が生じる。しかし合成樹脂製の尿素水管を、長時間高温の状態にさらすことは好ましくない。そのため尿素水管が排気管と交差する個所では、排気管から放射される熱を遮断し、熱による不具合の発生を防止する必要がある。
本発明は、排気管から還元剤管に放射される熱を、簡易な構成で遮断することができる車体構造を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するために、車体構造を次のように構成した。車体構造は、車両の前後方向に延びる排気管と、内部に還元剤を貯留する還元剤貯留タンクと、還元剤貯留タンクと排気管とを接続して、排気管へ還元剤を供給する還元剤管と、前記車両の前後方向に延設される複数のサイドメンバと、を備えている。
還元剤管は、車両の幅方向に排気管と交差し、排気管を挟んで還元剤貯留タンクと反対側に配索され、還元剤管と排気管とが交差する箇所では、車両の上下方向において還元剤管と排気管との間に、車両の幅方向に延びる横延在部材が配置され、前記還元剤貯留タンクは、前記横延在部材より前記車両の後方に配置され、前記還元剤管と前記排気管とが交差する箇所より前記車両の前方において、前記還元剤管が前記排気管側に配置された前記サイドメンバに取り付けられて配索される
本発明にかかる車体構造は、排気管から還元剤管に放射される熱を、簡易な構成で遮断することができる。
本発明にかかる一実施形態の車体構造を示す底面図。 尿素水タンクの取付状態を示す斜視図。 ブラケットを示す側面図。 同ブラケットを示す底面図。 同ブラケットを示す斜視図。 図1のF6−F6線で破断した尿素水管を示す断面図。
本発明にかかる一実施形態の車体構造について説明する。図1に、車両10のアンダボディ12を下面から示す。
車両10は、アンダボディ12と、エンジン14と、エンジン14から延びる排気管16と、燃料を蓄える燃料タンク20と、還元剤としての尿素水を蓄える尿素水タンク22と、尿素水を排気管16に送る尿素水管24と、リヤサスペンションクロスメンバ26とを備えている。
以下、本実施形態について、車両10の進行方向を前方とし、その逆を後方とし、それを基準に左右を定める。又、車両10を水平に置いた状態での重力の方向を下方、その逆を上方として説明する。
エンジン14は、車両10の前部に据え付けられている。エンジン14は、ディーゼルエンジンである。エンジン14に接続されている排気管16は、エンジン14から車両10の後部の排気口30までアンダボディ12の下面に沿って設けられている。
アンダボディ12は、フロントフロア32と、リヤフロア34と、アンダボディ12の左右両側に前後方向に延びるサイドメンバ36と、アンダボディ12の幅方向ほぼ中央に設けられたフロアトンネル38と、車両10の幅方向に延びるフロントフロアクロスメンバ40と、ミドルクロスメンバ42と、第1のクロスメンバとしてのリヤクロスメンバ44と、第2のクロスメンバとしてのリヤフロアクロスメンバ46とを備えている。更に、アンダボディ12には、サイドメンバ36間を接続する、図示しない複数のクロスメンバが設けられている。
フロントフロア32とリヤフロア34とは一体に連結され、その左右にサイドメンバ36が設けられている。フロントフロア32には、幅方向ほぼ中央に、フロアトンネル38が形成されている。フロアトンネル38は、フロントフロア32を上方に凸状に湾曲させ、フロントフロア32の前端から後端まで連続して下面に凹みを形成している。
リヤフロア34は、フロントフロア32の後方に設けられている。リヤフロア34は、基本的に平坦状で、下方に燃料タンク20が設けられている。燃料タンク20は、底面の幅方向中央に、フロアトンネル38に連続する凹部39が設けられている。燃料タンク20の凹部39とフロアトンネル38とは、アンダボディ12の下面に、車両10の前後方向に連続するトンネル形状を形成している。
フロアトンネル38と燃料タンク20の凹部39には、排気管16、及び後輪駆動や全輪駆動の場合はプロペラシャフトが通される。又、アンダボディ12の左方には、燃料タンク20から延びる燃料パイプ21が二点鎖線で示すように前方のエンジン14に延びている。
アンダボディ12の後部に、リヤサスペンションクロスメンバ26が設けられている。リヤサスペンションクロスメンバ26は、横延在部材としての第1リヤクロスメンバ56と第2リヤクロスメンバ58とを備え、それらを連結させる縦方向の連結部材62で、概ね井形に形成されている。
第1リヤクロスメンバ56は、アンダボディ12に設けられたリヤクロスメンバ44と上下方向にほぼ一致した位置に配置されている。リヤサスペンションクロスメンバ26には、後輪を支持する後輪懸架装置(リヤサスペンション)が組み付けられる。
排気管16は、車両10の縦中央を通るフロアトンネル38に沿って、フロアトンネル38の右方に寄って設けられている。排気管16には、エンジン14側から順に、酸化触媒、尿素SCR(選択触媒還元)触媒66、及び第1消音器68、第2消音器70が設けられている。
酸化触媒は、エンジン14の排気マニフォールドの直後に設けられている。酸化触媒は、排気に含まれる一酸化炭素、炭化水素、一酸化窒素等を酸化させる。尿素SCR触媒66は、アンモニアを用いて窒素酸化物を窒素に還元する。酸化触媒と尿素SCR触媒66との間の排気管16に、尿素水を噴射する噴射器74が設けられている。
第1消音器68は、アンダボディ12の縦中心線Pから、若干右方に寄った位置に取り付けられている。第2消音器70は、車両10の後部の、右端部に近づけて取り付けられている。第1消音器68及び第2消音器70は、排気管16を流れる排気の音量を低減させる。第2消音器70から延びる排気管16の先端に、排気口30が開口されている。
エンジン14から延びる排気管16は、アンダボディ12の下方に取り付けられ、後方に延びている。そして、排気管16は、リヤクロスメンバ44及びリヤサスペンションクロスメンバ26の下方を通り、第2消音器70に接続されている。第2消音器70の左方には、尿素水タンク22が設けられている。
尿素水タンク22は、合成樹脂製で、蓋部と収納部とを液密に一体に接合して形成されている。尿素水タンク22には、取付部として第1取付部80、第2取付部82、第3取付部84、第4取付部86が4か所に設けられている。第1取付部80と第2取付部82は、尿素水タンク22の前方に設けられている。第3取付部84は、尿素水タンク22の後方に設けられている。第4取付部86は、尿素水タンク22の左方に設けられている。第1から第4の各取付部には、ボルトを通すボルト孔が設けられている。
尿素水タンク22の内部には、液量を検出する検出センサが内蔵され、信号線で制御装置に接続されている。又、尿素水タンク22には、尿素水を尿素水タンク22内に注入する注入管88が接続されている。尿素水タンク22は、第1ブラケット90、第2ブラケット92(図5参照)及び第4取付部86によりアンダボディ12に固定されている。
次に、第1ブラケット90について説明する。第1ブラケット90を図2から図5に示す。図2は、斜め前方から尿素水タンク22とともに第1ブラケット90を示す斜視図である。図3は、側方から第1ブラケット90を示す側面図である。図4は、下面から第1ブラケット90を示す底面図である。図5は、斜め前方から第1ブラケット90を示す斜視図である。
第1ブラケット90は、取付基板100と、第1腕部102と、第2腕部104と、フック部106と、尿素水管固定部108とを備えている。第1ブラケット90は、例えば金属板をプレス加工して形成されている。
取付基板100は平板状で、ボルト孔110が2か所設けられている。取付基板100の両端には、第1腕部102と第2腕部104が設けられている。
第1腕部102と第2腕部104は、下端が取付基板100に対してそれぞれほぼ垂直に、かつ互いに平行に設けられている。第1腕部102と第2腕部104の上端は、第1腕部102と第2腕部104の下端から後方斜め上部に位置している。
第1腕部102及び第2腕部104の上端にはそれぞれ、図に示すように、第1取付片120と第2取付片122が設けられている。第1腕部102と第2腕部104のそれぞれの第1取付片120と第2取付片122は、図3に示すようにほぼ直角のL字状を形成している。
第1取付片120は、リヤフロアクロスメンバ46の下壁128に対応して形成されている。第2取付片122は、リヤフロアクロスメンバ46の前壁130に対応して形成されている。第1取付片120と第2取付片122のそれぞれにボルト孔が設けられている。
リヤフロアクロスメンバ46は、車両10の幅方向に延びている。リヤフロアクロスメンバ46には、第1取付片120及び第2取付片122に形成されたボルト孔に対応したねじ孔が設けられている。
第1腕部102と第2腕部104をリヤフロアクロスメンバ46に取り付けると、取付基板100は、図3及び図4に示すように、リヤフロアクロスメンバ46の直下より前方で、リヤフロアクロスメンバ46とほぼ平行に配置される。又、第1腕部102及び第2腕部104は、車両10の前後方向に対してほぼ平行に配置される。
取付基板100のほぼ中央にフック部106が設けられている。フック部106は、取付基板100から下方に湾曲し、先端縁が後方に向いている。フック部106には、尿素水タンク22の前端縁に設けられた係合部23が掛けられる。
尿素水管固定部108は、取付基板100の前方に設けられている。尿素水管固定部108には、ピン124とピン124に取り付けられる固定部材126が取り付けられている。固定部材126には、尿素水管24を貫通させる取付孔が形成されている。
第2ブラケット92は、側面視でほぼZ字状を有し、一端がリヤフロアクロスメンバ46から後方に延びるリヤセンタメンバ54に固定される。そして、第2ブラケット92の他端は、尿素水タンク22の後部に設けられている、第3取付部84にねじ止めされる。尿素水タンク22の左方に設けられている第4取付部86は、サイドメンバ36に設けられた固定部37(図5参照)に固定される。
次に、尿素水管24について説明する。尿素水管24は、樹脂製の管体で、予め図1に示す形状に成形されている。尿素水管24は、尿素水管24の一端部にコネクタ25(図5参照)を備え、コネクタ25が尿素水タンク22に設けられたコネクタに嵌合される。
尿素水管24は、尿素水タンク22の側壁と保護板76との間を通り、図2に示すように、側壁に沿って上方に延びる。尿素水タンク22の側壁に沿って上方に延びた尿素水管24は、斜め前方に屈曲した後、車両10の右方向に屈曲する。
尿素水管24は、第1ブラケット90の前方に取り付けられた固定部材126に固定され、第1ブラケット90の取付基板100に沿って車両10の幅方向に配索される。幅方向に配索された尿素水管24の前方には、フロアトンネル38が設けられている。フロアトンネル38は、車両10の前部から連続して設けられており、車両10が走行するとフロアトンネル38を流通する走行風が尿素水管24に当たり、尿素水管24が適度に冷却される。
第1ブラケット90の固定部材126から右方に出た尿素水管24は、前方斜め上方に屈曲される。そして、アンダボディ12に取り付けられた固定部材126により、フロアトンネル38の直後方において前方に配索される。
第1ブラケット90から前方に延びる尿素水管24は、排気管16から適度な距離を保って、排気管16とほぼ平行に配索されている。排気管16から尿素水管24が適度な距離にあるとは、仮に排気管16の温度が許容される最高温度に達しても、尿素水管24は排気管16から熱的な損傷を受けることがなく、かつ、排気管16から尿素水管24が輻射熱を適度に受け、寒冷期等における尿素水管24内での尿素水の凍結が防止され、あるいは凍結した尿素水が適度に解凍される状態にあることをいう。
尿素水管24は、アンダボディ12とリヤサスペンションクロスメンバ26との間を前方に延びる。リヤサスペンションクロスメンバ26は、排気管16の上方に設けられている。そして尿素水管24は、図1に示すように、底面視で第1リヤクロスメンバ56の上方に重なる位置で右方に屈曲される。
第1リヤクロスメンバ56の上方で屈曲した尿素水管24は、図1に示すように第1リヤクロスメンバ56に沿って右方に延びる。第1リヤクロスメンバ56とアンダボディ12との間を右方に延びた尿素水管24は、リヤサスペンションクロスメンバ26の右取付部27の近傍で前方に屈曲される。
図6に、リヤサスペンションクロスメンバ26の周辺を前方から見た状態を示す。図6は、図1の車両10のアンダボディ12をF6−F6線で破断したときの断面図である。尿素水管24は、リヤクロスメンバ44の下面に取り付けられている。図に示すように、尿素水管24は、リヤクロスメンバ44の下面に沿って右方に延びている。尿素水管24の上部にはリヤクロスメンバ44が配置され、尿素水管24の下方には、リヤサスペンションクロスメンバ26の第1リヤクロスメンバ56を挟んで排気管16が配置されている。
リヤサスペンションクロスメンバ26の右取付部27の近傍で屈曲した尿素水管24は、燃料タンク20の右端縁20aに沿って前方に延びる。燃料タンク20の右端縁20aを通った尿素水管24は、排気管16に近い側のサイドメンバ36に取り付けられ、サイドメンバ36に沿って前方に延びる。
サイドメンバ36に沿って前方に延びる尿素水管24は、SCR触媒66の近傍で、左側方に若干位置をずらし、再び前方に延び、噴射器74に至る。噴射器74は、酸化触媒とSCR触媒66の間の排気管16に連結されている。噴射器74は、制御装置からの指示に従い、尿素水を尿素水タンク22から吸引し排気管16内に噴射する。
次に、車両10における作用、効果について説明する。車両10は、図1に示すように、アンダボディ12の車幅方向中央にフロアトンネル38が形成され、その中を通してプロペラシャフトが、車両10の幅方向の中央に設けられている。そして、車両10の前部にエンジン14が設けられ、エンジン14から延びる排気管16と、尿素水タンク22と、尿素水管24とがアンダボディ12に設けられている。
そして、排気管16は、プロペラシャフト等の駆動系部品を避けるため、車幅方向の一方の側(本件では右側)に、オフセットして取り付けられている。排気管16がプロペラシャフトの側方に配置されているので、尿素水の収納容積を大きく確保する観点から、駆動系部品と同じ側に尿素水タンク22が配置される。
一方、プロペラシャフト等の駆動系部品がある側から、尿素水の噴射器72を排気管16に取り付けることは、駆動系部品が障害となって作業に困難が伴うことが考えられる。そのため、尿素水の噴射器72は、駆動系部品がある側と反対側、すなわち尿素水タンク22と反対側から排気管16に接続される。これにより、尿素水管24は、排気管16を跨ぐ配索となっている。
尚、プロペラシャフト等の駆動系部品を備えない車両においても、次のような理由により、尿素水管24は、排気管16を跨ぐ配索となる。一般に、エンジン14は、エンジンから排気口30までの排気通路長が短く、かつ、屈曲個所が少ない方が高い排気性能が望める。加えて、尿素水タンク22の収納容量を大きくするためには、排気管16(第2消音器70)を車幅方向外側にオフセットして配置して、排気管16と反対側に形成されたスペースに尿素水タンク22を配置して、尿素水タンク22の尿素水の収納容積を大きく確保させることが望まれる。
その場合、サイドメンバ36の一方が排気管16と近づくことになる。尿素水管24を、排気管16に近い側のサイドメンバ36に取り付けることにより、サイドメンバ36等の強度部材に尿素水管24を固定して安定して配索することができる。そのため、尿素水管24は、尿素水タンク22から噴射器72の途中で排気管16を跨ぐ配索となる。
尿素水タンク22は、アンダボディ12の後部に、第1ブラケット90と第2ブラケット92と第4取付部86を介して固定されている。図5に示すように、第1ブラケット90は、リヤフロアクロスメンバ46の下壁128と前壁130にボルトで固定されている。第1ブラケット90により、尿素水タンク22の第1取付部80と第2取付部82が固定される。
第2ブラケット92は、一端をリヤフロアクロスメンバ46から後方に延びるリヤセンタメンバ54に固定する。第2ブラケット92の他端に設けられたねじ孔93に第3取付部84をねじ止めし、第2ブラケット92により、尿素水タンク22の第3取付部84が固定される。
第4取付部86をサイドメンバ36の固定部37にねじ止めし、第4取付部86が固定部37に固定される。こうして、尿素水タンク22がアンダボディ12に固定される。尿素水管24は、尿素水タンク22から噴射器74まで、上述したように、リヤサスペンションクロスメンバ26の第1リヤクロスメンバ56の上方において、底面視で第1リヤクロスメンバ56の上方に重ねられて排気管16の上を横切る形で配索される。
すると、排気管16から放射される熱が第1リヤクロスメンバ56により遮断され、尿素水管24と排気管16とが交差する個所において、尿素水管24は、排気管16からの熱の影響を大きく受けない。したがって尿素水管24は、排気管16の熱によって生じる劣化や損傷の発生を確実に防止できる。
一方尿素水管24は、排気管16と交差する個所の前後において、排気管16から適度な距離を保って配索されている。そのため、尿素水管24は、排気管16からの輻射熱で適度に加温され、尿素水管24内での尿素水の凍結を防止したり、又、凍結した場合でも容易に解凍される。
尿素水管24は、フロアトンネル38及び燃料タンク20に形成された凹部39の後方に配索されている。そのため、尿素水タンク22は、フロアトンネル38と凹部39を流通する走行風で冷却されたり、あるいは排気管16で温められた熱気が燃料タンク20の凹部39内を通過して当接することにより加温され、適度な温度に保持される。
尿素水管24が幅方向に配索されている個所は、尿素水タンク22の直前の位置と、第1リヤクロスメンバ56とアンダボディ12との間に挟まれた個所であるので、路面から巻き上げられる石等が尿素水管24に直接当接することが防止される。
車両10は、噴射器74から排気管16内に噴射される尿素水により、排気に含まれる窒素酸化物がSCR触媒で還元され、排気が浄化される。
尚、本発明は上記実施形態に限るものではなく、適宜変更することができる。エンジン14はディーゼルエンジンに限らず、ガソリンエンジンであってもよい。また、排気管16からの熱を遮断するのは、第1リヤクロスメンバ56でなく、第2リヤクロスメンバ58でもよい。更に、排気管16からの熱を遮断するのはクロスメンバでなく、車両10の横方向に延びる部材であれば他の部材でよい。
本発明は、尿素SCR触媒を備えた車両に利用できる。
10…車両、12…アンダボディ、14…エンジン、16…排気管、20…燃料タンク、20a…右端縁、21…燃料パイプ、22…尿素水タンク、23…係合部、24…尿素水管、25…コネクタ、26…リヤサスペンションクロスメンバ、27…右取付部、30…排気口、32…フロントフロア、34…リヤフロア、36…サイドメンバ、37…固定部、38…フロアトンネル、40…フロントフロアクロスメンバ、42…ミドルクロスメンバ、44…リヤクロスメンバ、46…リヤフロアクロスメンバ、54…リヤセンタメンバ、56…第1リヤクロスメンバ、58…第2リヤクロスメンバ、62…連結部材、66…SCR触媒、68…第1消音器、70…第2消音器、74…噴射器、76…保護板、80…第1取付部、82…第2取付部、84…第3取付部、86…第4取付部、88…注入管、90…第1ブラケット、92…第2ブラケット、93…孔、100…取付基板、102…第1腕部、104…第2腕部、106…フック部、108…尿素水管固定部、110…ボルト孔、120…第1取付片、122…第2取付片、124…ピン、126…固定部材、128…下壁、130…前壁、P…縦中心線。

Claims (7)

  1. 車両の前後方向に延びる排気管と、
    内部に還元剤を貯留する還元剤貯留タンクと、
    前記還元剤貯留タンクと前記排気管とを接続して、前記排気管へ前記還元剤を供給する還元剤管と、
    前記車両の前後方向に延設される複数のサイドメンバと、
    を備え、
    前記還元剤管は、前記車両の幅方向に前記排気管と交差し、前記排気管を挟んで前記還元剤貯留タンクと反対側に配索され、
    前記還元剤管と前記排気管とが交差する箇所では、前記車両の上下方向において前記還元剤管と前記排気管との間に、前記車両の幅方向に延びる横延在部材が配置され
    前記還元剤貯留タンクは、前記横延在部材より前記車両の後方に配置され、
    前記還元剤管と前記排気管とが交差する箇所より前記車両の前方において、前記還元剤管が前記排気管側に配置された前記サイドメンバに取り付けられて配索される
    ことを特徴とする車体構造。
  2. 前記車両の幅方向に延設され、前記サイドメンバを接続する第1のクロスメンバを備え、
    前記横延在部材は、前記第1のクロスメンバの下方に配置されるとともに、
    前記還元剤管は、前記排気管と交差する箇所では、前記車両の上下方向において前記第1のクロスメンバと前記横延在部材との間に配置される
    ことを特徴とする請求項1に記載の車体構造。
  3. 前記還元剤管は、前記排気管と交差する箇所では、前記第1のクロスメンバに取り付けられて前記車両の幅方向に配索される
    ことを特徴とする請求項2に記載の車体構造。
  4. 前記横延在部材は、後輪懸架装置を組み付けるリヤサスペンションクロスメンバである
    ことを特徴とする請求項2から請求項のいずれか一項に記載の車体構造。
  5. 前記車両の前後方向に設けられて、前記車両の下面が上方に凸となるフロアトンネルを備え、
    前記還元剤管は、前記排気管と交差する箇所より前記車両の後方において、前記フロアトンネルの直後方で前記車両の前後方向に配索される
    ことを特徴とする請求項2から請求項のいずれか一項に記載の車体構造。
  6. 前記第1のクロスメンバより前記車両の後方において、前記車両の幅方向に延設されて前記サイドメンバを接続する第2のクロスメンバを備え、
    前記還元剤貯留タンクは、前記第2のクロスメンバの後方に配置されるとともに、前記第2のクロスメンバにブラケットを介して接続し、
    前記還元剤管は、前記還元剤貯留タンクから前記ブラケットに取り付けられて前記フロアトンネルの後方まで前記車両の幅方向に配索される
    ことを特徴とする請求項に記載の車体構造。
  7. 前記還元剤は、尿素水である
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の車体構造。
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