JP6805054B2 - 水蒸気電解セル - Google Patents
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Description
アノード: 2O2- → O2 + 4e-
カソード: 2H2O + 4e- → 2H2 + 2O2-
上記式のとおり、この場合には、水素はカソード側で発生し、共存する水蒸気と分離する工程が別途必要になるという問題がある。
アノード: 2H2O → O2 + 4H+ + 4e-
カソード: 4H+ + 4e- → 2H2
上記式のとおり、この場合には、酸化物イオン伝導性電解質を用いた場合と同様に水素はカソード側で発生するものの、水蒸気はアノード側に供給されるため、水素を水蒸気から分離する必要がないという利点がある。なお、酸化物イオン伝導性の固体電解質とプロトン伝導性の固体電解質とでは組成が全く異なる。また、例えば、酸化物イオン伝導性電解質を用いた水蒸気電解セルでは水蒸気はカソードに供給され、カソードを多孔質にしなければならないのに対して、プロトン伝導性電解質を用いた水蒸気電解セルでは水蒸気はアノードに供給され、カソードは緻密質であるなど、供給ガス条件などが大きく異なる。
そこで本発明は、低いセル端子電圧で高い電流効率が得られ、長期間安定して水素ガスを効率的に製造することができる水蒸気電解セルを提供することを課題として掲げた。
以下、本発明を示す。
上記固体電解質層がプロトン伝導性であり、
上記カソード層が二層構造を有し、
上記カソード層の各層が、Ni、CoおよびFeからなる群より選択される少なくとも1種の金属の酸化物と、プロトン伝導性を有するペロブスカイト型酸化物とを含み、
上記カソード層のうち上記固体電解質層に接しない側の第1層における上記金属酸化物の平均粒子径が7μm以上、16μm以下であり、上記固体電解質層に接する側の第2層における上記金属酸化物の平均粒子径が1μm以上、4μm以下であることを特徴とする水蒸気電解セル。
本発明に係るセルのカソード層は、4H+ + 4e- → 2H2の反応を促進する触媒作用を示すと共に、電子伝導性を有する必要がある。このような特性を有する材料としては、還元性雰囲気下で電子伝導性を示す、Ni、CoおよびFeからなる群より選択される少なくとも1種の金属の酸化物と、プロトン伝導性を有するペロブスカイト型酸化物との混合物を挙げることができる。
SrZrb1Cec1Yd1Ox (1)
[式中、b1、c1、d1およびxはそれぞれ、Zr、Ce、YおよびOの原子比を表し、0.3≦b1≦0.7、0.1≦c1≦0.6、0.1≦d1≦0.3であり、xは各々の元素の酸化状態によって定まる数値である。]
b1としては、好ましくは0.35以上、より好ましくは0.40以上、また、好ましくは0.65以下、より好ましくは0.60以下であり、
c1としては、好ましくは0.15以上、より好ましくは0.20以上、また、好ましくは0.55以下、より好ましくは0.50以下であり、
d1としては、好ましくは0.10以上、また、好ましくは0.25以下、より好ましくは0.20以下である。
気孔率(%)=1−[嵩密度(g/cm3)/理論密度(g/cm3)]×100
水蒸気電解セルは、アノード層とカソード層を有し、当該アノード層と当該カソード層との間にプロトン伝導性固体電解質層を有する。本発明で用いることができるプロトン伝導性固体電解質の材料としては、プロトン伝導性を示す金属酸化物を挙げることができ、かかるプロトン伝導性金属酸化物としては、例えば、ABO3型の構造を有するペロブスカイト型酸化物やA2B2O7型の構造を有するパイロクロア型酸化物、セリア−希土類酸化物固溶体あるいはセリア−アルカリ土類金属酸化物固溶体、ブラウンミラライト型構造を有する金属酸化物などを挙げることができる。プロトン伝導性固体電解質の材料としては、アノード層が主成分としてペロブスカイト型酸化物を含有することから、好ましくはABO3型の構造を有するペロブスカイト型金属酸化物を用いる。
SrZra2Ceb2Yc2M1 d2Ox (2)
[式中、Srはストロンチウム、Zrはジルコニウム、Ceはセリウム、Yはイットリウム、M1はスカンジウム、ネオジム、サマリウム、ガドリニウム、イッテルビウムから選ばれる少なくとも1種の元素、Oは酸素であり、a2、b2、c2、d2およびxはそれぞれ、Zr、Ce、Y、M1およびOの原子比を表し、0.3≦a2≦0.7、0.1≦b2≦0.6、0.01≦c2≦0.2、0≦d2≦0.1であり、xは各々の元素の酸化状態によって定まる数値である]で表されるペロブスカイト型金属酸化物が望ましい。
b2は、好ましくは0.2≦b2≦0.5、より好ましくは0.3≦b2≦0.45、更に好ましくは0.3≦b2≦0.4である。
c2は、好ましくは0.05≦c2≦0.2、より好ましくは0.07≦c2≦0.15、更に好ましくは0.09≦c2≦0.11である。
d2は、好ましくは0≦d2≦0.05、より好ましくは0である。
Ba1-eSreZrfCegM2 hOx (3)
[式中、Baはバリウム、Srはストロンチウム、Zrはジルコニウム、Ceはセリウム、M2はスカンジウム、イットリウム、ネオジム、サマリウム、ガドリニウム、イッテルビウムから選ばれる少なくとも1種の元素、Oは酸素であり、e、f、g、hおよびxはそれぞれ、Sr、Zr、Ce、M2およびOの原子比を表し、0.01≦e≦0.3、0.1≦f≦0.8、0.1≦g≦0.8、0≦h≦0.2であり、xは各々の元素の酸化状態によって定まる数値である]で表されるABO3型の構造を有するペロブスカイト型金属酸化物を好適に用いることもできる。前記M2としてより好ましくはイットリウムである。
fは、好ましくは0.20≦f≦0.75、より好ましくは0.30≦f≦0.65、更に好ましくは0.40≦f≦0.55である。
gは、好ましくは0.1≦g≦0.6、より好ましくは0.1≦g≦0.5、更に好ましくは0.1≦g≦0.4である。
hは、好ましくは0.01≦h≦0.2、より好ましくは0.1≦h≦0.2である。
本発明に係る水蒸気電解セルのアノード層は、2H2O → O2 + 4H+ + 4e-の反応を促進する触媒作用を示すと共に、電子伝導性を有する必要がある。このような材料としては、上記反応を促進する触媒成分である遷移金属元素を含むペロブスカイト型金属酸化物を用いることができ、本発明では、ペロブスカイト型金属酸化物を主成分として用いることが好ましい。
本発明に係る水蒸気電解セルは、常法により製造することができる。以下、製造方法につき簡単に説明する。
水蒸気電解セルの各層は、各層用のスラリーを調製し、スクリーン印刷法などの常法により基材に塗布した後に乾燥し、さらに焼成することにより形成することができる。本工程では、少なくとも各層の原料粉末、固体電解質材料、溶媒およびバインダーを混合することによりスラリーを得る。当該スラリーには、その他に、例えば可塑剤、分散剤、消泡剤などを添加してもよい。上記原料粉末は、カソード層用スラリーでは上記金属酸化物とプロトン伝導性ペロブスカイト型酸化物の粉末、プロトン伝導性固体電解質層用スラリーでは上記プロトン伝導性ペロブスカイト型酸化物の粉末、アノード層用スラリーでは上記ペロブスカイト型酸化物と任意成分である電子伝導性成分の粉末をいうものとする。
本工程では、各層用のスラリーを基材に塗布した後に乾燥して溶媒を除去することにより、各層の前駆体を形成する。
次に、各層の前駆体を焼成することにより、各層を形成する。但し、本工程は各層の前駆体を形成するごとに行う必要は必ずしもなく、各層の前駆体を2層以上形成してからまとめて焼成してもよい。例えば、各層の中ではプロトン伝導性固体電解質層の焼成温度が一般的には最も高いことから、電解質支持型セルの場合には、先ず固体電解質層の前駆体のみを焼成して固体電解質シートを得た後に、その各面にカソード層および/またはアノード層の前駆体を形成し、焼成することができる。また、カソード支持型セルの場合には、カソード第1層の前駆体の上にカソード第2層の前駆体と固体電解質層の前駆体を順次形成した後に、まとめて焼成することによりハーフセルとしてもよい。
(1)電解質粉体の調製
市販の純度99.9質量%のBaCO3、SrCO3、ZrO2、CeO2およびY2O3の粉末を、SrZr0.5Ce0.4Y0.1O3-δまたはBa0.9Sr0.1Zr0.44Ce0.36Y0.2O3-δの組成となるように混合した。得られた各混合物にエタノールを加え、遊星ボールミルで2時間湿式粉砕した後、120℃で10時間乾燥した。次いで、空気雰囲気下、1200℃で10時間焼成することにより、電解質粉体を得た。さらに得られた電解質粉体にエタノールを加え、遊星ボールミルで3時間湿式粉砕した後、120℃で10時間乾燥することにより、電解質層材料として使用できる電解質粉末を得た。得られた電解質粉末の組成は、それぞれSrZr0.5Ce0.4Y0.1O3-δとBa0.9Sr0.1Zr0.44Ce0.36Y0.2O3-δであり、X線回折により、共にペロブスカイトからなる単一相であることを確認した。
市販の酸化ニッケル粉末(正同化学工業社製,製品名「Green」、BET比表面積:3.6m2/g、D50:0.6μm)と上記(1)で作製した電解質粉末SrZr0.5Ce0.4Y0.1O0.1粉体とを、当該酸化ニッケル粉末72vol%、電解質粉末28vol%となるように秤量し、混合物1とした。得られた混合物1に、バインダーとして市販のアクリル樹脂、および溶剤としてトルエンと酢酸エチルを添加し、さらに可塑剤としてαオレフィン・無水マレイン酸共重合物、分散剤としてカルボキシ基含有ポリマー変性物を添加し、混合物2を得た。得られた混合物2をボールミルにより40時間湿式粉砕混合することによりスラリーを調製した。得られたスラリーを、テープキャスト法によりシート状に成形した後、100℃で1時間乾燥し、カソード第1層(支持体)前駆体を調製した。
市販の酸化ニッケル粉末(正同化学工業社製,製品名「Green」、BET比表面積:3.6m2/g、D50:0.6μm)と電解質粉末としてSrZr0.5Ce0.4Y0.1O3-δ粉体とを、当該酸化ニッケル粉末50vol%、電解質粉末50vol%となるように秤量し、混合物3とした。得られた混合物3にバインダーとして市販のメタクリル樹脂、可塑剤として市販のジブチルフタレート、分散剤として市販のソルビタン脂肪酸エステル系界面活性剤および溶剤としてα−テルピネオールを添加した後、3本ロールミル(EXAK technologies社製,型式「M−80S」,ロール材質:アルミナ)を用いて解砕し、カソード第2層ペーストを調製した。
上記(1)で得られたSrZr0.5Ce0.4Y0.1O3-δとバインダーとして市販のエチルセルロース、溶剤として市販のα−テルピネオール、可塑剤として市販のジブチルフタレートおよび分散剤として市販のソルビタン酸エステル系界面活性剤とを予備混合した後、3本ロールミル(EXAKT technologies社製,型式「M−80S」,ロール材質:アルミナ)を用いて解砕し、電解質用ペーストIを調製した。Ba0.9Sr0.1Zr0.44Ce0.36Y0.2O3-δも、プロトン伝導性固体電解質用ペーストIと同様にバインダー、溶剤、可塑剤および分散剤と予備混合した後、3本ロールミル(EXAKT technologies社製,型式「M−80S」,ロール材質:アルミナ)を用いて解砕し、プロトン伝導性固体電解質用ペーストIIを調製した。
上記(2)で作製したカソード第1層(支持体)前駆体上に、上記(3)で作製したカソード第2層ペーストをクリーン印刷法で塗布し、80℃で30分間乾燥することによりカソード第2層前駆体層を形成した。次に、上記(4)で作製したプロトン伝導性固体電解質前駆体Iのペーストをスクリーン印刷法で塗布し、80℃で30分間乾燥することにより電解質前駆体層Iを形成した。さらに、その上にプロトン伝導性固体電解質前駆体IIのペーストをスクリーン印刷法で塗布し80℃で30分間乾燥することにより電解質前駆体層IIを形成した。その後、1375℃、空気雰囲気下で6時間焼成し、ハーフセルを作製した。各層の厚みは、走査型電子顕微鏡(SEM)の写真から求め、プロトン伝導性固体電解質の厚さが15μm、カソード第2層の厚さが8μm、カソード第1層の厚さが350μmであった。また、カソード第1層とカソード第2層の気孔率は、それぞれ6%と5%であった。
市販の純度99.9質量%のLa2O3、BaCO3およびCo3O4の粉末を、La0.5Ba0.5CoO3-δの組成となるように混合した。得られた混合物にエタノールを加え、ボールミルで60時間湿式粉砕した後、120℃で10時間乾燥した。次いで、1100℃で10時間熱処理することにより粉末を得た。さらに、得られた粉末にエタノールを加え、ボールミルで100時間湿式粉砕した後、120℃で10時間乾燥することにより、水蒸気電解用アノード層材料とすることができる原料粉末とした。得られたアノード層原料粉末の組成はLa0.5Ba0.5CoO3-δであり、X線回折により、ペロブスカイトからなる単一相であることを確認した。
上記アノード層原料粉末に、バインダーとしてエチルセルロース、溶媒としてα−テルピネオール、および気孔形成材として市販のグラファイトを加え、予備混合した。次いで、3本ロールミル(EXAKT technologies社製,型式「M−80S」)を用いて混練し、アノード用ペーストを得た。
上記(5)で得たハーフセルのプロトン伝導性固体電解質におけるカソード支持体の反対側に、上記アノード用ペーストをスクリーンプリント法により塗布した後、空気雰囲気下、850℃で1時間焼成することにより、厚さ30μmのアノード層を形成した。
ハーフセルの焼成時間を12時間にした以外は実施例1と同様の条件で、水蒸気電解セルを作製した。当該水蒸気電解セルにおいて、プロトン伝導性固体電解質の厚さが15μm、カソード第2層の厚さが7μm、カソード第1層(支持体)の厚さが350μmであった。また、カソード第1層とカソード第2層の気孔率は、それぞれ3%と3%であった。
カソード第2層の酸化ニッケル粉末としてBET比表面積が7.0m2/gでD50が0.3μmである小粒径タイプの酸化ニッケル(日下レアメタル社製)を用い、ハーフセルの焼成時間を3時間にした以外は実施例1と同様の条件で水蒸気電解セルを作製した。当該水蒸気電解セルにおいて、プロトン伝導性固体電解質の厚さが15μm、カソード第2層の厚さが13μm、カソード第1層(支持体)の厚さが350μmであった。また、カソード第1層とカソード第2層の気孔率は、それぞれ7%と6%であった。
ハーフセルの焼成時間を12時間にした以外は実施例3と同様の条件で水蒸気電解セルを作製した。当該水蒸気電解セルにおいて、プロトン伝導性固体電解質の厚さが15μm、カソード第2層の厚さが23μm、カソード第1層(支持体)の厚さが350μmであった。また、カソード第1層とカソード第2層の気孔率は、それぞれ3%と3%であった。
カソード第2層を形成しなかったこと以外は実施例2と同様の条件で水蒸気電解セルを作製した。当該水蒸気電解セルにおいて、プロトン伝導性固体電解質の厚さが15μm、カソード層の厚さが350μmであった。また、カソード層の気孔率は2%であった。
カソード第2層の酸化ニッケル粉末としてBET比表面積が1.4m2/gでD50が1.5μmである大粒径タイプの酸化ニッケル(日下レアメタル社製)を用い、ハーフセルの焼成時間を3時間にした以外は、実施例2と同様の条件で水蒸気電解セルを作製した。当該水蒸気電解セルにおいて、プロトン伝導性固体電解質の厚さが15μm、カソード第2層の厚さが14μm、カソード第1層(支持体)の厚さが350μmであった。また、カソード第1層とカソード第2層の気孔率は、それぞれ2%と2%であった。
実施例1〜4および比較例1で作製した各セルを切断し、樹脂埋め及び研磨した後、カーボン蒸着を行い測定サンプルとした。走査型電子顕微鏡(SEM)にて、2000倍でカソード第1層およびカソード第2層を観察し、EDSにて元素マッピッグを行い、各層の酸化ニッケル粒子を特定した。画像処理ソフト(Media Cybernetics社製「Image−Pro Plus Version4.0」)を用いてNiO粒子の面積を円換算して求め、写真5枚分(無作為の5ヵ所)の粒子径、平均粒子径および標準偏差を求めた。結果を表1に示す。
実施例1〜4および比較例1で作製したセルに、そのアノードに接触しないようガラスリングを挟み、800℃で軟化させることによりガスシールした。次いで、作動温度である600℃まで降温した後、10v/v%H2ガスを含むN2ガスを導入してカソード支持体中のNiOを還元した。アノード側に、水蒸気20v/v%と酸素1v/v%を含むアルゴンガスを流量100NmL/分で導入し、カソード側に、水蒸気2v/v%と水素1v/v%を含むアルゴンガスを流量100NmL/分で導入した。ポテンショガルバノスタットを用い、セルに電流密度0.5A/cm2の電流を印加し、定電流による連続試験を実施した。
水素生成速度(μmol/h・cm2)=[{(Qv0×Hc0/100)−(Qv1×Hc1/100)}×60×106]/(22400×S)
Qv0: 非通電時のカソード出口ガス流量(NmL/分)
Hc0: 非通電時のカソード出口ガス中の水素濃度(v/v%)
Qv1: 通電時のカソード出口ガス流量(NmL/分)
Hc1: 通電時のカソード出口ガス中の水素濃度(v/v%)
S: アノードの電極面積(cm2)
また、下記式により理論水素生成速度を算出した。
理論水素生成速度(μmol/h・cm2)={通電した電流(A)×3600(s)×106}/{2×F×電流面積(cm2)}
F: ファラデー定数
電流効率(%)=(水素生成速度/理論水素生成速度)×100
そして、各セルの初期電流効率(0時間)、および、100時間と1000時間経過時の電流効率から、下記式により低下率を算出した。
電流効率の低下率(%)={(初期(0時間)の電流効率)−(各時間での電流効率)}×100/初期(0時間)の電流効率
結果を表2に示す。
Claims (3)
- アノード層、カソード層、および、当該アノード層と当該カソード層との間に固体電解質層を有する水蒸気電解セルであって、
上記固体電解質層がプロトン伝導性であり、
上記カソード層が二層構造を有し、
上記カソード層の各層が、Ni、CoおよびFeからなる群より選択される少なくとも1種の金属の酸化物と、プロトン伝導性を有するペロブスカイト型酸化物とを含み、
上記カソード層のうち上記固体電解質層に接しない側の第1層における上記金属酸化物の平均粒子径が7μm以上、16μm以下であり、上記固体電解質層に接する側の第2層における上記金属酸化物の平均粒子径が1μm以上、4μm以下であり、
上記第1層における上記金属酸化物と上記ペロブスカイト型酸化物との合計に対する上記金属酸化物の割合が60vol%以上、75vol%以下であり、
上記第2層における上記金属酸化物と上記ペロブスカイト型酸化物との合計に対する上記金属酸化物の割合が45vol%以上、60vol%以下であり、
上記第1層と上記第2層の酸化状態における気孔率が20%以下であることを特徴とする水蒸気電解セル。 - 上記カソード第2層の厚みが5μm以上、20μm以下である請求項1に記載の水蒸気電解セル。
- 上記カソード第1層の厚みが100μm以上、1000μm以下である請求項1または2に記載の水蒸気電解セル。
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