JP6795182B2 - 運動アドバイザシステム - Google Patents
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Description
上記運動解析装置において、左右判定部は、使用者の進行方向と上下方向にともに直交する方向の加速度に基づいて、判定処理を行ってもよいとしている。
しかし、特許文献2の発明は、走行データと基準データとの差異を数値や音によって示すのみであり、走行中のユーザが示された数値や音に基づいて運動を改善させるという発想自体がなく、アルゴリズムも開示されていない。
要するに、特許文献2の発明は、走行データと基準データとの差異を数値や音によって示すのみであるため、ユーザは走行の改善のためのアドバイス等を受け取ることはできず、示された数値や音に基づいて、ユーザ自身で改善方法を考えなければならないという問題がある。
さらに、特許文献2の発明は、第三者(例えばコーチや監督等)がデスクトップPC等により、リアルタイムで走行データと基準データとの差異を数値や音によって確認しながら、ユーザに指示するという発想がなく、アルゴリズムも開示されていない。
ユーザに装着されるセンサモジュールと、
通信可能な情報配信端末と
を備える運動アドバイザシステムであって、
前記センサモジュールは、
該センサモジュールを前記ユーザに固定するための取付部と、
前記ユーザの少なくとも上下方向及び進行方向の加速度を検出する加速度センサと、
前記ユーザの体の向き及び傾きを検出するジャイロセンサと、
前記加速度センサ及び前記ジャイロセンサが検出した前記ユーザの運動の情報を記憶する記憶部と、
前記情報配信端末と通信可能な通信モジュールと
を備え、
前記情報配信端末は、情報解析手段を含み、
前記情報解析手段は、前記情報配信端末が受信した前記ユーザの運動の情報に係るユーザデータと予め定められた基準データとの第1差分、及び該ユーザデータと前記ユーザの過去の累積データの平均値との第2差分を算出し、該第1差分、第2差分の少なくとも一方に基づいて解析情報を生成する
ことを特徴とする運動アドバイザシステムに関する。
さらに前記センサモジュールおよび前記情報配信端末と通信可能な端末装置を備えており、
前記解析情報からアドバイス情報を作成し、
前記情報配信端末は、前記端末装置に前記アドバイス情報を送信し、
前記端末装置は、前記情報配信端末から受信した前記アドバイス情報を、該ユーザに通知手段を介して可視化及び/又は可聴化して通知する
ことを特徴とする、請求項1に記載の運動アドバイザシステムに関する。
ことを特徴とする請求項2に記載の運動アドバイザシステムに関する。
通信可能な情報配信端末と
を備える運動アドバイザシステムであって、
前記センサモジュールは、
該センサモジュールを前記ユーザの身体又は衣服に固定するための取付部と、
前記ユーザの少なくとも上下方向及び進行方向の加速度を検出する加速度センサと、
前記ユーザの体の向き及び傾きを検出するジャイロセンサと、
前記加速度センサ及び前記ジャイロセンサが検出した前記ユーザの運動の情報を記憶する記憶部と、
前記情報配信端末と通信可能な通信モジュールとを備えているため、ユーザの運動動作を阻害することなく、ユーザの運動情報をリアルタイムで取得することができる。
前記情報解析手段は、前記情報配信端末が受信した前記ユーザの運動の情報に係るユーザデータと予め定められた基準データとの第1差分、及び該ユーザデータと前記ユーザの過去の累積データの平均値との第2差分を算出し、該第1差分、第2差分の少なくとも一方に基づいて解析情報を生成するので、基準データとしてユーザの目標とすべきデータ(例えば、身長及び体重別に、かつ出場しようとする競技会別に、目標とすべき選手のデータ)及び/又はユーザ自身の過去の累積データと、出場した競技会で採取されたデータとを比較した解析情報に基づいてアドバイス情報を作成することができる。
前記情報配信端末は、前記端末装置に前記アドバイス情報を送信し、
前記端末装置は、前記情報配信端末から受信した前記アドバイス情報を、該ユーザに通知手段を介して可視化及び/又は可聴化して通知するため、ユーザは、第1差分から生成された理想の運動のフォームやレベルに到達するためのアドバイス情報、及び/又は第2差分から生成されたユーザ自身の習熟度やコンディションに関するアドバイス情報を確認できる。これにより、ユーザは運動中にリアルタイムでアドバイス情報を確認し、運動の修正とユーザの故障或は体調不良について適切なアドバイスを実施することができる。
加えて、請求項8に係る発明によれば、取得した気圧データにより心肺機能の負荷状況を把握することができる(気圧が低下すると酸素の圧力も低下し、赤血球の酸素結合力が弱まって、血中の酸素が不足するため)。
さらに、請求項10に係る発明によれば、ピッチだけ出なく、ユーザのその他の運動情報やアドバイス情報を圧電サウンダにより通知することができる。
例えば、目標とする運動選手のデータを基準データとしてその選手の運動のフォーム等に修正する、ユーザ自身の過去の運動情報を基準データとしてケガ・故障がないか確認する、あるいはユーザ自身の癖を直す等といった目的が考えられる。
以下、本発明に係る運動アドバイザシステムの好適な実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図4は本発明に係る運動アドバイザシステムの構成例を示す図、図5は本発明に係る運動アドバイザシステムの概要についての説明図、図6は本発明に係る運動アドバイザシステムの構成例を示す機能ブロック図である。
また、センサモジュール(2)はユーザ(U)の背中側や腹側の正中近傍に装着・固定することが望ましい。この位置にセンサモジュール(2)を装着・固定することによって、ユーザ(U)の左右の運動動作の情報を正確に取得することができる。しかしながら、目的に応じて、あるいはセンサモジュール(2)によるデータ取得に関する設定を変更することで、センサモジュール(2)はユーザ(U)の身体又は衣服のいかなる場所にでも装着・固定することができる。
加速度センサ(7)が、ユーザ(U)の運動時の上下方向及び進行方向の加速度を検出することで、運動時のユーザ(U)の動きと加速度の瞬時値を結びつけて解析することができ、接地、足の蹴り上げ、等速移動のタイミング、蹴りあげの加速度、等速移動状態等を把握することができる。
本発明に係る運動アドバイザシステム(1)に用いる加速度センサ(7)は、センサモジュール(2)内に設けることができ、ユーザ(U)の少なくとも上下方向及び進行方向の加速度を検出することができるものであり、当業者に自明のものであれば、いかなるものでも用いることができる。
ジャイロセンサ(8)が、ユーザ(U)の体の向き及び傾きを検出することで、加速度センサ(7)の動きと併せて、左右のどちらの足が着地したのか判定することができる。さらに、運動時のユーザ(U)の骨盤前傾、後傾を検出するための判定を下すことができる。加えて、運動時(例えばランニング)において、ユーザ(U)が直線を走行しているのかカーブを走行しているのかを判定し、カーブを走行している際の左右バランスのずれを運動の判定から除外することができる。
本発明に係る運動アドバイザシステム(1)に用いるジャイロセンサ(8)は、センサモジュール(2)内に設けることができ、ユーザ(U)の体の向き及び傾きを検出することができるものであり、当業者に自明のものであれば、いかなるものでも用いることができる。
GPSモジュール(12)は、センサモジュール(2)内に設けられ、ユーザ(U)の位置情報、高度情報、及び移動速度を検出する。
GPSモジュール(12)が、ユーザ(U)の位置情報、高度情報、及び移動速度を検出することで、運動時のユーザ(U)の位置把握、距離把握により、体力負荷状況、走行時間配分のフィードバック、移動速度と移動方向を把握することができる。さらに、高度(標高)、水平データから上り坂、下り坂、地面の平坦度が分かり体力負荷状況に反映することができる。
本発明に係る運動アドバイザシステム(1)に用いるGPSモジュール(12)は、センサモジュール(2)内に設けることができ、ユーザ(U)の位置情報、高度情報、及び移動速度を検出することができるものであり、当業者に自明のものであれば、いかなるものでも用いることができる。
記憶部(16)は、例えば、ROM(Read Only Memory)やフラッシュROM、ハードディスクやメモリーカード等のプログラムやデータを記憶する記録媒体や、RAM(Random Access Memory)等により構成される。また、記憶部(16)は、USBやマイクロSDなどのSDカード等の外部メモリに記憶するものであってもよい。
尚、本実施形態において、記憶部(16)は、各種センサ及びモジュールが検出したユーザ(U)の運動の情報を記録することを主たる目的としている。例えば、実業団に所属する陸上選手が本実施形態にかかる運動アドバイザシステムを使用する際、長時間に及ぶ運動情報を記憶部(16)に記録するため、膨大な量のデータを記憶部(16)に記録する必要がある。そのため、記憶部(16)には、容量を確保するために、情報解析手段(6)等の各種処理を実施するためのプログラムは記録していないことが望ましい。
通信モジュール(15)は、各種センサ及びモジュールが検出したユーザ(U)の運動情報を、ネットワーク(4)を介して又は介さずに情報配信端末(5)にリアルタイムで送信することで、後述する情報解析手段(6)によって解析されたデータに基づくアドバイス情報を端末装置(3)に提供することができる。
通信モジュール(15)は、後述する情報解析手段(6)によって解析されたデータに基づくアドバイス情報を情報配信端末(5)から受信することもできる。これにより、アドバイス情報が記憶部(16)に記録され、USBやマイクロSDなどの記憶部(16)を所望の端末に繋ぎ、アドバイス情報を所望の端末に記録することができる。加えて、後述する圧電サウンダ(13)がセンサモジュール(2)内に設けられている場合、受信したアドバイス情報を、圧電サウンダ(13)を介してリアルタイムでユーザ(U)に音や音声によって通知することができる。
尚、通信モジュール(15)の通信手段は特に限定されず、Wi−Fiの無線LANやLTE・3Gのモバイル通信等の無線(ワイヤレス)通信であればいかなる通信手段を用いても良い。
本発明に係る運動アドバイザシステム(1)に用いる通信モジュール(15)は、センサモジュール(2)内に設けることができ、ネットワーク(4)を介して情報配信端末(5)と通信することができるものであり、当業者に自明のものであれば、いかなるものでも用いることができる。
温湿度センサ(9)が、ユーザ(U)の周囲の温度及び湿度を検出することで、ユーザ(U)の運動時の温度、湿度、気圧条件を把握し、走行距離把握、体力負荷状況と合わせて、アラームを発信することができる。さらに、温度、湿度データにより体感温度(無風状態:ミスナール式体感温度、風速下状態:リンケ式体感温度等)を把握することができる。
本発明に係る運動アドバイザシステム(1)に用いる温湿度センサ(9)は、センサモジュール(2)内に設けることができ、ユーザ(U)の周囲の温度及び湿度を検出することができるものであり、当業者に自明のものであれば、いかなるものでも用いることができる。
気圧センサ(10)が、ユーザ(U)の運動時の周囲の気圧を検出することで、気圧データに基づき、運動時のユーザ(U)の心肺機能の負荷状況を把握することができる(気圧が低下すると酸素の圧力も低下し、赤血球の酸素結合力が弱まって、血中の酸素が不足してくるため)。
本発明に係る運動アドバイザシステム(1)に用いる気圧センサ(10)は、センサモジュール(2)内に設けることができ、ユーザ(U)の周囲の気圧を検出することができるものであり、当業者に自明のものであれば、いかなるものでも用いることができる。
地磁気センサ(11)が、ユーザ(U)の運動時の周囲の磁気及び地磁気の大きさや向きを検出することで、より容易且つ正確にユーザ(U)の運動情報や位置情報を取得することができる。
本発明に係る運動アドバイザシステム(1)に用いる地磁気センサ(11)は、センサモジュール(2)内に設けることができ、ユーザ(U)の周囲の磁気及び地磁気の大きさや向きを検出することができるものであり、当業者に自明のものであれば、いかなるものでも用いることができる。
圧電サウンダ(13)は、センサモジュール(2)の記憶部(16)に記録された解析データやアドバイス情報を含む情報を音や音声によりリアルタイムでユーザ(U)に通知することができる。これにより、例えばランニング中のユーザ(U)に走行ピッチに合わせてペースメーカとなるように信号音や音声を発信する、あるいは走行ピッチの異常をアラームや音声によって発信すること等ができる。
本発明に係る運動アドバイザシステム(1)に用いる圧電サウンダ(13)は、センサモジュール(2)内に設けることができ、ユーザ(U)にアドバイス情報を音や音声によって通知することができるものであり、当業者に自明のものであれば、いかなるものでも用いることができる。
情報配信端末(5)は、ユーザ(U)の運動情報を通信モジュール(15)から受信し、情報配信端末(5)に備えられた情報解析手段(6)によって作成された運動情報の解析データ及びアドバイス情報を通信モジュール(15)や端末装置(3)に無線(ワイヤレス)通信によって送信する。
情報配信端末(5)の通信手段は特に限定されず、Wi−Fiの無線LANやLTE・3Gのモバイル通信等の無線(ワイヤレス)通信であればいかなる通信手段を用いても良い。
尚、情報配信端末(5)の種類は特に限定されず、例えばクラウドサーバ等の仮想サーバ、専用サーバ等の物理サーバ等、ネットワークを介してセンサモジュール(2)に設けられた通信モジュール(15)及び端末装置(3)と無線(ワイヤレス)通信によって通信可能であり、当業者に自明のものであれば、いかなるサーバを用いても良い。
また、情報配信端末(5)は、センサモジュール(2)や端末装置(3)であってもよい。
また、上記第1差分と第2差分だけでなく、予め定められた基準データとユーザ(U)の過去の累積データの平均値との第3差分を算出することで、例えば、ユーザ(U)の運動フォームの改善が一時的なもの(偶然も含む)でなく、持続的に改善しているか否かを判断することができる。
尚、ユーザ(U)の過去の累積データの平均値は、目的に応じて短期的な累積データ(例えば、1乃至3ヶ月間の累積データ)や長期的な累積データ(例えば1年間の累積データ)等、任意の期間の累積データを用いることができる。
端末装置(3)は、ウェアラブル端末として、リスト型(腕時計型)の携帯情報機器やヘッドマウントディスプレイ(HMD:Head Mount Display)等が使用され得、その他にもスマートフォンやタブレット等の携帯情報端末やデスクトップPC等の据置情報端末等、センサモジュール(2)及び情報配信端末(5)とネットワーク(4)を介して又は介さずに通信可能であり、情報配信端末(5)から受信したアドバイス情報を、通知手段を介して可視化及び/又は可聴化して通知することができる端末装置であれば、いかなるものでも用いることができる。
また、ユーザ(U)の運動情報の解析データやアドバイス情報は、予め登録した機器に転送できるように設定することができる。それ故に、ユーザ(U)の運動情報をリアルタイムで複数台の端末装置(3)に転送することができ、ユーザ(U)と、ユーザ(U)の監督やコーチ等の第三者に同時に情報を提供することができ、ユーザ(U)自身による情報の確認及び改善だけでなく、第三者が得られた情報に基づき、リアルタイムでユーザ(U)に各種指示を出すことができる。
尚、この通知手段は、端末装置(3)と一体的に形成されたものでも、外付けされたものであってもよい。
(基準データ)
アドバイス情報を生成するためには、ユーザ(U)の運動時の実測データと比較するための予め定められた基準データが必要となる。基準データは、例えばマラソンを例にとると、ユーザの身長、体重、目標タイムからオリンピックをはじめとする競技会に出場しているようなトッププロなどの選手のデータから選択される。
図7Aに基準データを示す。図7Aによれば、縦軸の加速度が零G近辺の時間が他の動作と比べて長いことが見てとれるが、これは両足が空中に浮遊している時間が長いことを示している。
また、ジャイロ値のグラフから、上下方向のジャイロ値(GY)の波形が丸い山状の時は、ユーザ(U)の右足が後ろから前へ動いていることがわかり、上下方向のジャイロ値(GY)の波形が丸い谷状の時は、ユーザ(U)の左足が後ろから前へ動いていることがわかる。
本発明に係る運動アドバイザシステム(1)に用いる予め定められた基準データは、目標とすべき理想的な運動情報のデータ(例えば、トッププロや実業団の選手等)、ユーザ自身の過去の運動情報のデータ、ユーザ以外の他のユーザの運動情報のデータ(例えば、クラブ活動におけるコーチや上級者等)、あるいはそれらの組み合わせ等が挙げられるが、これに限定されず、ユーザ毎のレベルや目標に合わせた基準データを定めることができる。
尚、基準データは一度に複数設定することができる。そのため、例えば、目標とすべき理想的な運動情報のデータとの差異から理想的な運動に近づくためのアドバイス情報を取得し、ユーザ自身の過去の運動情報のデータとの差異からユーザ自身の習熟度やコンディションに関するアドバイス情報を取得することができる。
ユーザ(U)は端末装置(3)等を用いて、予め所望の基準データを設定しておくことで、この基準データと実測データの差異に基づいて、情報解析手段(6)によりアドバイス情報が生成される。
上記所望の基準データとユーザ(U)の運動によって得られた実測値の差異を演算によって求める。これにより、基準データと比較して、実測値がどれだけ優れているあるいは劣っているかを数値で示すことができる。これに対し図7Bのユーザデータによれば、前述の図7Aのグラフと比較すると、両足が空中に浮遊している時間が短いことを示している。
図7A及び図7Bは、本発明に係る運動アドバイザシステムを用いて測定した運動情報の解析データの一例を示す図である。以下、基準データと実測データの差異に基づくデータ解析について詳述する。
図7Bを参照すると、図中の波形(1)は足裏の接地タイミングを示しており、このユーザの場合、進行方向に急減速が始まる。
図中の波形(2)は接地している足が体の中心であることを示しており、進行方向に加速し始めるが、腰には上下方向で最大重力がかかる。
図中の波形(3)は接地している足を蹴り上げる直前であることを示しており、腰に上下方向でもう一度重力がかかる。
図中の波形(4)は足が地面から離れる直前を示しており、ここから等速移動が始まる。
図中の波形(5)は空中浮遊中にあることを示しており、等速移動状態のため、加速度はほぼ一定状態で移動する。
上記波形(1)〜(5)から、左足接地の衝撃、推進力変化レベルが少ないことが分かり、このことから左右の足の筋力に差があるか、故障の存在が推測される。
さらに、着地衝撃をみると、左足が5Gであるのに対し、右足は6〜8Gであり、左右のバランスが崩れている。
このように、解析データから左右のバランスが崩れていることが推測された場合、端末装置からユーザに左右のバランスに関するアドバイス情報が提供される。
ユーザの運動が完了した場合、スコア付けによる運動の総合評価が生成される。例えば、評価方法の一例として、上下方向の加速度(AY)及び進行方向の加速度(AZ)の値からスコア付けすることができる。
体感温度や周囲の気温、湿度を把握し、運動中のユーザの疲労の程度や水分補給の要否を推測するために、温湿度センサを用いる。
医学的知見から、気圧が10hPa下がると血中の酸素濃度が1%下がるとされており、血中酸素濃度の変化に起因した体調の変化(例えば、脱水等)を把握するために、気圧センサを用いる。
球体としての地球の三軸(XYZ軸)のうち、Z軸に対するユーザの傾きを把握するために、地磁気センサを用いる。
地磁気センサを用いることにより、より正確に運動中のユーザの姿勢を把握することができる。
このアドバイス情報は機械的な指示であっても、予め登録しておいたトレーナーの指示(ユーザによるマニュアルでの指示の登録も含む)であってもよい。
機械的な指示の例として、データの解析によって、左右のバランスが左に傾いていると判定された場合、右側に重心を持ってくるようにとの指示が考えられる。
トレーナーの指示の例として、データの解析によって、左右のバランスが左に傾いていると判定された場合、右手をより強く振って走るようにとの指示が考えられる。
このように、ユーザ(U)は機械的な修正の指示や、予め登録されたトレーナーの指示の両方或いは一方の指示をリアルタイムで確認することができ、ユーザ毎に適した修正指示を選択することができる。
ユーザ(U)は、図9の表示を見ることにより、背筋を伸ばすことで姿勢が改善されることを瞬時に把握することができ、容易に運動のフォーム等を改善することができる。このように、着地及び蹴り出し時の加速度信号、ジャイロ信号から運動時の姿勢を把握し、走行効率等の改善を達成することができる。
図10に示すように、この表示方法を用いることで、前後左右のバランスの崩れをユーザ(U)が容易に視覚的に確認することができ、容易に運動のフォーム等を改善することができる。このように、加速度信号及びジャイロ信号から早期に前後左右のバランスの崩れを検知・警告し、対処方法を表示することで、走行効率の改善を達成することができる。
図11の(a)では上部に、走行距離ごとの、進行方向加速度、上下方向加速度、ジャイロ値から算出したフォームに係る評価値を棒グラフで示している。図11の(c)に示すように、着地、蹴り出し時の加速度信号、ジャイロ信号から不要なモーメントの有無を把握し走行効率を改善(走行時において重心によるモーメントが発生しない姿勢を意識させる)させることができる。この評価値について、過去の累積データや基準データから求められた閾値と比較することでフォームの乱れの検知や、時間や走行距離による評価値の変化から疲労の検知が可能になる。さらに、画面下部に運動のフォーム等の修正のためのアドバイス情報も表示することで、ユーザ(U)は容易に運動のフォーム等を改善することができる。
また、上部に左右方向のジャイロ値を元に走行時の左右バランスをアドバイス情報として表示することもできる(図11(b))。ジャイロ値は過去の累積データや基準データから求められた閾値と比較することでフォームの乱れに対して警告を行うことができる。この表示方法を用いることで、ユーザ(U)はリアルタイムで走行時の左右バランスを視覚的に確認することができる。さらに、画面下部にフォーム修正のためのアドバイス情報も表示されるため、ユーザ(U)は容易に運動のフォーム等を改善することができる。
図12の上部は、ユーザ(U)の運動時のストライド/ピッチの関係のグラフであり、縦軸がストライド(cm)、横軸にピッチ(歩数/分)となっている。時間、あるいは走行距離ごとのストライド/ピッチをポイントすることで、ストライド/ピッチの関係の変化をみることができる。実際の走行時のストライド/ピッチのデータは、ユーザ(U)の少なくとも身長、体重から求められる基準値、あるいはストライド/ピッチの累積データと比較することで、フォームの修正のアドバイスを行うことができる。下部は修正のアドバイスの表示方法の一例を示す図である。
運動時の重心の変化に関しては、上下方向の加速度から求めることができる。重心の変化については、なるべく少ない方が望ましい。
図13に示すように、この表示方法を用いることで、走行位置と重心の実測値を図示し、運動時の重心の上下動の程度をユーザ(U)が容易に視覚的に確認することができる。
さらに、画面下部に運動のフォーム等の修正のためのアドバイス情報も表示されるため、ユーザ(U)は容易に運動のフォーム等を改善することができる。
実際に運動情報の取得を開始する前に、ユーザ(U)の所望の基準データを設定する。
ユーザ(U)の身体又は衣服にセンサモジュール(2)を取り付け、センサモジュール(2)の外部に設けられた電源スイッチをオンにし、各種センサ及びモジュールによる情報の取得が開始されたことを確認した後、運動を開始する。
運動中に取得された各種センサ及びモジュールの運動情報は、センサモジュール(2)内に設けられたマイクロコンピュータ(14)に送られ、適切な形式に変換処理された後、記憶部(16)に記録される。
記録された運動情報は、通信モジュール(15)からネットワーク(クラウドを含む)を介して又は介さずに情報配信端末(5)に送信され、サーバ内に運動情報が記録される。
情報配信端末(5)に記録された運動情報を基に、情報解析手段(6)を用いてマイクロコンピュータによって解析データ及びアドバイス情報が生成され、情報配信端末(5)に記録される。
端末装置(3)は受信したアドバイス情報を通知手段に表示する。表示されるアドバイス情報はリアルタイムで更新されるものであってもよく、例えば5分、10分毎など、予め設定した間隔で更新されるものであってもよい。また、通信モジュール(15)に受信されたアドバイス情報は、記憶部(16)に記録され、センサモジュールに圧電サウンダ(13)が設けられている場合は、圧電サウンダ(13)からアドバイス情報に基づくアラームや音声等が発信される。
センサモジュール(2)の電源スイッチを操作してオフにするまで、上記解析データ及びアドバイス情報の生成は繰り返される。
情報取得が完了する、あるいはユーザ(U)が予め定めた任意の期間における情報取得が完了すると、運動フォームの総合評価が上記解析データに基づいて点数化されて表示される。
本実施形態に係る運動アドバイザシステム(1)は、センサモジュール(2)に設けられた記憶部(16)に情報解析手段(6)が記録されている。
情報解析手段(6)が記憶部(16)に記録されていることによって、マイクロコンピュータ(14)が情報解析手段(6)を読み出し、各種センサ及びモジュールが検出したユーザ(U)の運動情報を、情報配信端末(5)を介さずにマイクロコンピュータ(14)で解析することができる。
これにより、たとえ通信モジュール(15)と情報配信端末(5)がオフラインの状態であっても、運動情報に基づいたアドバイス情報を端末装置(3)にリアルタイムで表示することができる。
本実施形態に係る運動アドバイザシステム(1)は、記憶部(16)の記憶容量が減少するので、例えば初級市民ランナーなど、運動情報の取得時間や頻度が短いユーザに適している。
尚、本実施形態に係る運動アドバイザシステム(1)において、上記した特徴以外の構成及び特徴は実施形態1に係る運動アドバイザシステム(1)と同一である。
2 センサモジュール
3 端末装置
4 ネットワーク(クラウド)
5 情報配信端末
6 情報解析手段
7 加速度センサ
8 ジャイロセンサ
9 温湿度センサ
10 気圧センサ
11 地磁気センサ
12 GPSモジュール
13 圧電サウンダ
14 マイクロコンピュータ(センサモジュール内)
15 通信モジュール
16 記憶部
AX 左右方向の加速度
AY 上下方向の加速度
AZ 進行方向の加速度
GY 上下方向のジャイロ値
U ユーザ
Claims (11)
- ユーザに装着されるセンサモジュールと、
通信可能な情報配信端末と
を備える運動アドバイザシステムであって、
前記センサモジュールは、
該センサモジュールを前記ユーザに固定するための取付部と、
前記ユーザの少なくとも上下方向及び進行方向の加速度を検出する加速度センサと、
前記ユーザの体の向き及び傾きを検出するジャイロセンサと、
前記加速度センサ及び前記ジャイロセンサが検出した前記ユーザの運動の情報を記憶する記憶部と、
前記情報配信端末と通信可能な通信モジュールと
を備え、
前記情報配信端末は、情報解析手段を含み、
前記情報解析手段は、前記情報配信端末が受信した前記ユーザの運動の情報に係るユーザデータとあらかじめ定められた基準データとの第1差分、及び該ユーザデータと前記ユーザの過去の累積データの平均値との第2差分を算出し、該第1差分、第2差分の少なくとも一方に基づいて解析情報を生成し、前記解析情報からアドバイス情報を作成し、
前記アドバイス情報は、前記ユーザの運動の姿勢、左右バランス、前後バランス、モーメント、ストライド/ピッチ、重心の上下動の警告及び修正、及びスコア付けによる運動の総合評価からなる群から選択される1種以上である
ことを特徴とする運動アドバイザシステム。 - さらに前記センサモジュールおよび前記情報配信端末と通信可能な端末装置を備えており、
前記情報配信端末は、前記端末装置に前記アドバイス情報を送信し、
前記端末装置は、前記情報配信端末から受信した前記アドバイス情報を、該ユーザに通知手段を介して可視化及び/又は可聴化して通知する
ことを特徴とする、請求項1に記載の運動アドバイザシステム。 - 前記ユーザの運動の継続時間によって前記アドバイス情報の内容が変化することを特徴とする、請求項1又は2に記載の運動アドバイザシステム。
- 前記加速度センサが、さらに左右方向の加速度も検出することを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の運動アドバイザシステム。
- 前記センサモジュールがGPSモジュールをさらに備えることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の運動アドバイザシステム。
- 前記センサモジュールが温湿度センサをさらに備えることを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の運動アドバイザシステム。
- 前記センサモジュールが気圧センサをさらに備えることを特徴とする、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の運動アドバイザシステム。
- 前記センサモジュールが地磁気センサをさらに備えることを特徴とする、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の運動アドバイザシステム。
- 前記センサモジュールが圧電サウンダをさらに備えることを特徴とする、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の運動アドバイザシステム。
- 前記通知手段が、ディスプレイ、音声、ブザー、光、又はこれらの組み合わせであることを特徴とする、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の運動アドバイザシステム。
- 前記あらかじめ定められた基準データが、目標とすべき理想的な運動のデータ、前記ユーザ自身の過去の運動のデータ、前記ユーザ以外の他のユーザの運動のデータ、あるいはそれらの組み合わせであることを特徴とする、請求項1乃至10のいずれか1項に記載の運動アドバイザシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016212362A JP6795182B2 (ja) | 2016-10-28 | 2016-10-28 | 運動アドバイザシステム |
Applications Claiming Priority (1)
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