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JP6790352B2 - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

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JP6790352B2
JP6790352B2 JP2015240037A JP2015240037A JP6790352B2 JP 6790352 B2 JP6790352 B2 JP 6790352B2 JP 2015240037 A JP2015240037 A JP 2015240037A JP 2015240037 A JP2015240037 A JP 2015240037A JP 6790352 B2 JP6790352 B2 JP 6790352B2
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Description

本発明は、ゴルフクラブヘッドに関する。
クラウン又はソールに溝を有するウッド型ゴルフクラブヘッドが知られている。米国特許第8241144号公報、米国特許第8821312号公報及び米国特許第8591351号公報は、溝としての応力減少部(stress reducing feature)を有するヘッドを開示する。米国特許第8834289号公報は、溝としての屈曲部(flexure)を有するヘッドを開示する。特開2015−54241号公報は、クラウン部分、ソール部分およびスカート部分の少なくとも1つが凹部遷移領域を有するゴルフクラブヘッドを開示する。
米国特許第8241144号公報 米国特許第8821312号公報 米国特許第8591351号公報 米国特許第8834289号公報 特開2015−54241号公報
様々な観点から、より改良されたヘッドが望まれている。本発明者は、新たな観点から、クラウンの新規構造の有効性を見いだした。
本発明の目的は、クラウンの構造に基づき諸性能を改善しうるゴルフクラブヘッドの提供にある。
好ましいゴルフクラブヘッドは、クラウン、ソール、フェース及びホーゼルを有している。上記クラウンは、凹部と、上記凹部の後方に位置するバック部と、上記バック部よりも前方に位置し、且つ、上記バック部の仮想延長面よりも上方に位置する段差面とを有している。上記凹部の少なくとも一部が、トウ−ヒール方向に延在している。上記段差面の少なくとも一部が、トウ−ヒール方向に延在している。
好ましくは、上記凹部が、フェース側に位置する第1サイド面と、バック側に位置する第2サイド面とを有している。好ましくは、上記段差面が、上記第1サイド面に連続している。
好ましくは、上記段差面と上記フェースとの距離Tが5mm以上である。
好ましくは、上記凹部の内側に充てん材が配置されている。
好ましいゴルフクラブは、上述のヘッドを備える。このゴルフクラブが、Lインチの長さとR度のリアルロフトとを有する。上記凹部は、深さDmmを有する。上記段差面は、高さHmmを有する。R/LがXとされ、D×HがYとされるとき、このゴルフクラブは、以下を満たす。
(1)Xが0.1以上0.9以下である。
(2)Yが0より大きく25以下である。
他の好ましいゴルフクラブヘッドは、クラウン、ソール、フェース及びホーゼルを有している。上記クラウンは、バック部と、このバック部の前方に位置し、且つこのバック部の仮想延長面よりも上方に位置する段差面と、前後方向に延在する凹部とを有している。上記凹部は、上記段差面に交わっている。
クラウンの構造に基づき諸性能が改善されたゴルフクラブヘッドが得られうる。
図1は、第1実施形態に係るゴルフクラブヘッドの斜視図である。 図2は、図1のヘッドの平面図である。 図3は、図1のヘッドの正面図である。 図4は、図1のヘッドのトウ側面図である。 図5は、図1のヘッドをヒール側面図である。 図6は、図2のF6−F6線に沿った断面図である。図6は、クラウンの部分断面図である。 図7は、第2実施形態に係るヘッドの斜視図である。 図8は、図7のヘッドの平面図である。 図9は、図7のヘッドのトウ側面図である。 図10は、図7のヘッドのヒール側面図である。 図11(a)は、図8のF11−F11線に沿った断面図である。図11(a)は、クラウンの部分断面図である。図11(b)は、図11(a)の変形例を示す断面図である。 図12は、第3実施形態に係るヘッドの平面図である。 図13は、図12のF13−F13線に沿った断面図である。図13は、クラウンのみの断面を示す。 図14は、第4実施形態に係るヘッドの断面図である。図14は、クラウンの部分断面図である。 図15は、第5実施形態に係るヘッドの断面図である。図15は、クラウンの部分断面図である。 図16は、第6実施形態に係るヘッドの断面図である。図16は、クラウンの部分断面図である。 図17は、第7実施形態に係るヘッドの断面図である。図17は、クラウンの部分断面図である。 図18(a)は、第8実施形態に係るヘッドの平面図である。図18(b)は、第9実施形態に係るヘッドの平面図である。図18(c)は、第10実施形態に係るヘッドの平面図である。 図19(a)は、第11実施形態に係るヘッドの平面図である。図19(b)は、第12実施形態に係るヘッドの平面図である。図19(c)は、第13実施形態に係るヘッドの平面図である。 図20(a)は、第14実施形態に係るヘッドの平面図である。図20(b)は、第15実施形態に係るヘッドの平面図である。図20(c)は、第16実施形態に係るヘッドの平面図である。 図21(a)は、第17実施形態に係るヘッドの平面図である。図21(b)は、第18実施形態に係るヘッドの平面図である。図21(c)は、第19実施形態に係るヘッドの平面図である。 図22(a)は、第20実施形態に係るヘッドの平面図である。図22(b)は、第21実施形態に係るヘッドの平面図である。図22(c)は、第22実施形態に係るヘッドの平面図である。 図23(a)は、第23実施形態に係るヘッドの平面図である。図23(b)は、第24実施形態に係るヘッドの平面図である。図23(c)は、第25実施形態に係るヘッドの平面図である。 図24(a)は、第26実施形態に係るヘッドの平面図である。図24(b)は、第27実施形態に係るヘッドの平面図である。図24(c)は、第28実施形態に係るヘッドの平面図である。 図25は、第29実施形態に係るヘッドの斜視図である。 図26は、図25のヘッドの平面図である。 図27は、図26のF27−F27線に沿った断面図である。図27は、クラウンの部分断面図である。 図28は、第30実施形態に係るヘッドの斜視図である。 図29は、図28のヘッドの平面図である。 図30は、図28のヘッドの正面図である。 図31は、図28のヘッドのトウ側面図である。 図32は、図29のF32−F32線に沿った断面図である。図32は、クラウンの部分断面図である。図32は、前後方向に延在する凹部RE1の断面図を含む。 図33は、本発明の実施形態に係るクラブを示す。 図34は、本発明の実施形態に係るクラブセットを示す。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、ヘッドh1の斜視図である。図2は、ヘッドh1の平面図である。この平面図は、クラウン側から見た図である。図3は、ヘッドh1の正面図である。この正面図は、フェース側から見た図である。図4は、ヘッドh1のトウ側の側面図である。図5は、ヘッドh1のヒール側の側面図である。図6は、図2のF6−F6線に沿った断面図である。
ヘッドh1は、ウッド型ヘッドである。ヘッドh1は、いわゆるフェアウェイウッド型である。ヘッドh1の内部は、空洞である。換言すれば、ヘッドh1は中空構造を有する。
ヘッドh1は、クラウンc1、ソールs1、ホーゼルz1及びフェースf1を有する。クラウンc1は、フェースf1の上縁からバック側に向かって延びている。ソールs1は、フェースf1の下縁からバック側に向かって延びている。フェースf1の外面は、打球面である。この打球面は、フェース面とも称される。
更に、ヘッドh1は、サイド部d1を有する。サイド部d1は、クラウンc1とソールs1との間に延びている。サイド部d1は、スカートとも称される。
[用語の定義]
本願では、以下の用語が定義される。
[基準状態、基準垂直面]
規定のライ角及びリアルロフト角で水平面H上にヘッドが載置された状態が、基準状態と定義される(図示省略)。この基準状態では、シャフト孔の中心軸線が、上記水平面Hに垂直な平面に含まれている。この垂直な平面が、基準垂直面と定義される。規定のライ角及びリアルロフト角は、例えば、製品のカタログに掲載されている。
[トウ−ヒール基準方向]
トウ−ヒール基準方向とは、上記基準垂直面と上記水平面Hとの交線の方向である。
[トウ−ヒール方向]
トウ−ヒール方向とは、上記トウ−ヒール基準方向に対する角度が±20°以下である方向を意味する。好ましいトウ−ヒール方向は、上記トウ−ヒール基準方向に対する角度が±10°以下である。これらの角度は、上方からの平面視において測定される。図2は、この平面視の一例である。
[前後基準方向]
前後基準方向とは、上記トウ−ヒール基準方向に対して垂直であり且つ上記水平面Hに対して平行な方向である。
[前後方向]
前後方向とは、上記前後基準方向に対する角度が±20°以下である方向を意味する。好ましい前後方向は、上記前後基準方向に対する角度が±10°以下である。これらの角度は、上方からの上記平面視において測定される。
[上下方向]
上下方向とは、上記水平面Hに対して垂直な方向である。
[平面視]
上記基準状態において、上記水平面Hに平行な平面への投影像が、上記平面視である。この投影の方向は、上記水平面Hに対して垂直な方向である。
[フェースセンターfc]
フェースセンターfcは、フェース面の輪郭形状の図心と定義される。この輪郭形状は、フェース面の輪郭線を平面に投影した投影像である。この投影される平面は、ヘッド重心とスイートスポットとを結ぶ直線に対して垂直な平面である。スイートスポットは、ヘッド重心からフェース面に下ろした垂線とフェース面との交点である。この垂線は、フェース面の法線である。
[FWカテゴリー]
本願独自の用語として、「FWカテゴリー」が定義される。このFWカテゴリーに属するクラブは、以下の仕様(1a)から(1e)を満たす。
(1a)ヘッドが、曲面のフェース面を有する。
(1b)ヘッドが、中空部を有する。
(1c)ヘッド体積が、130cc以上300cc以下である。
(1d)ヘッドのリアルロフトが、14度以上33度以下である。
(1e)クラブ長さが、39.0インチ以上43.5インチ以下である。
FWカテゴリーにおける上記仕様は、いわゆるフェアウェイウッドの典型的な仕様である。
[HBカテゴリー]
本願独自の用語として、「HBカテゴリー」が定義される。このHBカテゴリーに属するクラブは、以下の仕様(2a)から(2e)を満たす。
(2a)ヘッドが、曲面のフェース面を有する。
(2b)ヘッドが、中空部を有する。
(2c)ヘッド体積が、90cc以上130cc未満である。
(2d)ヘッドのリアルロフトが、15度以上33度以下である。
(2e)クラブ長さが、37.0インチ以上41.5インチ以下である。
HBカテゴリーにおける上記仕様は、いわゆるハイブリッド型クラブの典型的な仕様である。
[クラブ長さ]
クラブ長さは、R&A(Royal and Ancient Golf Club of Saint Andrews;全英ゴルフ協会)が定めるゴルフ規則「付属規則II クラブのデザイン」の「1 クラブ」における「1c 長さ」の記載に準拠して測定される。このクラブ長さの測定では、クラブを水平面に置き、この水平面に対する角度が60度である平面にソールを当てて行われる。この測定法は、60度法と称されている。
クラウンc1は、凹部RE1を有する。凹部RE1は、溝を形成している。図2が示すように、凹部RE1は、トウ−ヒール方向に延在するトウ−ヒール延在部RE11と、トウ側にいくにつれてバック側となるように傾斜して延在する傾斜部RE12と、ヒール側にいくにつれてバック側となるように傾斜して延在する傾斜部RE13とを有する。傾斜部RE12は、トウ−ヒール延在部RE11のトウ側に繋がっている。傾斜部RE13は、トウ−ヒール延在部RE11のヒール側に繋がっている。
傾斜部RE12の傾斜角度θ12は、トウ−ヒール方向の許容範囲(±20°)を超えている。図2の例では、θ12は45°である。傾斜部RE13の傾斜角度θ13は、トウ−ヒール方向の許容範囲(±20°)を超えている。図2の例では、θ13は45°である。角度θ12及び角度θ13は、例えば、20°より大きいのが好ましく、25°以上がより好ましい。角度θ12及び角度θ13は、例えば、65°以下が好ましく、60°以下がより好ましい。これらの角度θ12及びθ13は、上記トウ−ヒール基準方向に対する角度である。これらの角度は、上記平面視において測定される。
この凹部RE1は、クラウンc1を区画している。クラウンc1は、凹部RE1の後方に位置するバック部100と、凹部RE1の前方に位置するフロント部102とを有する。
図6は、図2のF2−F2線に沿った断面図である。上述の通り、ヘッドh1の内部は空洞であり、図6はクラウンc1のみの断面を示す。
図6が示すように、凹部RE1は、フェース側に位置する第1サイド面104と、バック側に位置する第2サイド面106とを有する。更に、凹部RE1は、底面108を有する。なお、底面108は、無くても良い。
図6において二点鎖線で示されるのは、仮想延長線HL1である。この仮想延長線HL1は、バック部100の延長線である。仮想延長線HL1は、前後方向に沿った断面のぞれぞれにおいて定まる。
この仮想延長線HL1は、次のように定義される。前後方向に沿った断面でのクラウン表面の輪郭線において、凹部RE1の後方側の角の頂点が点Paとされ、この点Paから後方に0.5mm隔てた点を点P1とされ、この点P1から後方に0.5mm隔てた点が点P2とされ、この点P2から後方に0.5mm隔てた点が点P3とされる(図6参照)。仮想延長線HL1は、点P1、点P2及び点P3を通る円である。点P1、点P2及び点P3が一つの直線上にある場合、仮想延長線HL1は、点P1、点P2及び点P3を通る直線である。これらの「0.5mm」は、前後基準方向に沿って測定される。
なお、凹部RE1が存在しない場合、点Paは、バック部100の前端とされる。この場合、点Paは、段差面ST1の下端である。凹部RE1と段差面ST1とが分離している場合、点Paは、段差面ST1の下端である。
丸みに起因して点Paが不明確である場合、点Paは、曲率半径が最も小さい部分の中央点とされる。
この仮想延長線HL1に基づき、本願では、仮想延長面HF1が定義される。この仮想延長面HF1は、仮想延長線HL1の集合により形成される面である。
図6が示すように、クラウンc1は、段差面ST1を有している。段差面ST1は、バック部100よりも前方に位置する。段差面ST1は、仮想延長線HL1(仮想延長面HF1)よりも上方に位置する。
図6が示すように、段差面ST1は、第1サイド面104に連続している。段差面ST1と第1サイド面104とで、連続面SR1が形成されている。第1サイド面104と段差面ST1との境界は、上記仮想延長面HF1である。
トウ−ヒール方向のあらゆる位置で、第1サイド面104は、連続面SR1を形成している。段差面ST1は、凹部RE1の全体に沿って設けられている。連続面SR1は、凹部RE1の全体に沿って設けられている。
フロント部102の表面(外面)は、段差面ST1(連続面SR1)の上端とフェースf1の上端とを繋いでいる。フロント部102の表面は、段差面ST1の上端とフェース面f1の上端との間に延びる滑らかな曲面を形成している。
バック部100の表面(外面)は、第2サイド面106の上端とクラウンc1の後端とを繋いでいる。バック部100の表面は、第2サイド面106の上端とクラウンc1の後端との間に延びる滑らかな曲面を形成している。
本実施形態では、段差面ST1は凹部RE1に沿って延在している。結果として、連続面SR1は、凹部RE1の全体に沿って延在している。図2が示すように、凹部RE1の一部(中央部)はトウ−ヒール方向に延在しており、段差面ST1の一部もトウ−ヒール方向に延在している。
なお、本実施形態とは相違するが、凹部RE1が段差面ST1とは分離していてもよい。凹部RE1よりも前方に段差面ST1が設けられていても良い。
このヘッドh1では、凹部RE1により、打撃時におけるクラウンc1の変形が促進される(変形促進効果)。この変形は、ロフト角を増加させる。よって、打ち出し角が増大し、且つ、バックスピンが増大する。加えて、変形の促進に起因して、反発性能が向上する。
打点がフェースf1の上側であることを、以下において、「上打ち」とも称する。上打ちの場合、縦のギア効果に起因して、バックスピンが減少しやすい。この場合、ターゲット(ピン)に近くにボールを止めにくくなる。ターゲットを狙うショットでは、バックスピンの増大が望まれる。上打ちの場合、クラウンc1に大きな力が作用する。よって、上述した変形促進効果は、打点が上打ちである場合に特に効果的である。凹部RE1は、上打ちにおけるバックスピンの減少を効果的に抑制する。
段差面ST1は、後方に開放された面である。段差面ST1の後方には、バックアップが無い。よって、打撃時において、段差面ST1は、後方に倒れるように変形しうる。この変形(倒れ変形)は、上述した変形促進効果を高めうる(段差面効果)。
上記仮想延長面HF1は、フェースf1の表面に交差していてもよい。この交差線よりも上で打撃した場合、上記倒れ変形が起こりやすい。よって、上記段差面効果が更に高まる。
段差面ST1の存在に起因して、バック部100は、フロント部102よりも下側に配置される。この低いバック部100に起因して、ヘッド重心が低くされうる。凹部RE1の存在に起因してヘッド重心が高くなるというデメリットが生じうるが、低いバック部100は、このデメリットを相殺しうる(相殺効果)。低い重心は、高い打ち出し角に寄与し、ターゲットを狙うショットを容易とする。
アドレスの際、凹部RE1はゴルファーに視認される。トウ−ヒール方向に延在する凹部RE1は、フェース面にほぼ平行である。この凹部RE1により、フェース面を目標方向に向けることが容易とされうる。換言すれば、凹部RE1は、アラインメント性を向上させうる(アラインメント効果)。この凹部RE1に沿って延びる段差面ST1は、このアラインメント性を更に高めうる。
図6の実施形態では、連続面SR1が形成されている。この連続面SR1は、段差面ST1に比べて高いため、打撃時に変形しやすい。段差面ST1のみならず、連続面SR1の全体が、後方に倒れるように変形しうる(倒れ変形増大効果)。このため、上記段差面効果が更に高まる。連続面SR1に起因して、上記凹部効果と上記段差面効果との相乗効果が高まる。
図3において2点鎖線で示されるのは、ヒール区画平面PL1である。この平面PL1は、シャフトの軸線に平行である。この平面PL1は、ホーゼルz1の外周面に接している。上記基準状態において、この平面PL1と上記水平面Hとの交線は、前後基準方向に平行である。
ホーゼルz1の存在に起因して、クラウンc1のうちホーゼルz1の後方部分は、変形しにくい。ヘッドh1では、凹部RE1のヒール端が、ヒール区画平面PL1よりもヒール側に位置する。また、段差面ST1のヒール端が、ヒール区画平面PL1よりもヒール側に位置する。よって、ホーゼルz1の存在にも関わらず、クラウンc1のヒール側が変形しやすい。
図2が示すように、凹部RE1は、クラウンc1を横断している。図4が示すように、凹部RE1のトウ側の端Etは、クラウンc1の輪郭線Lcを分断している。端Etは、サイド部d1に位置している。図5が示すように、凹部RE1のヒール側の端Ehは、クラウンc1の輪郭線Lcを分断している。端Ehは、サイド部d1に位置している。
図2が示すように、凹部RE1は、その第1端Etから第2端Ehまで連続的に延びている。第1端Etは輪郭線Lcの第1位置を分断しており、第2端Ehは輪郭線Lcの第2位置を分断している。凹部RE1は、クラウンc1の表面を分断している。このクラウンc1では、上記凹部効果が、フェースf1の全体に波及しうる。このため、クラウンc1の変形が更に容易とされうる。この凹部RE1により、上記凹部効果が高められている。
凹部RE1の長さは、フェース長よりも長い。よって、上記凹部効果が高められている。凹部RE1の長さは、上記点Paの集合である線の長さとされうる。この長さは、三次元的な長さである。フェース長は、トウ−ヒール基準方向におけるフェース面の最大幅である。
なお、凹部RE1の延在方向が不明確である場合、上記点Paの集合である線の延在方向が、凹部RE1の延在方向とみなされうる。また、段差面ST1の延在方向が不明確である場合、この段差面ST1の上端の延在方向が、段差面ST1の延在方向とみなされうる。
段差面ST1のトウ側の端は、サイド部d1に位置する。段差面ST1のヒール側の端は、サイド部d1に位置する。段差面ST1は、クラウンc1を横断している。この段差面ST1により、上記段差面効果が向上しうる。
連続面SR1のトウ側の端は、サイド部d1に位置する。連続面SR1のヒール側の端は、サイド部d1に位置する。連続面SR1は、クラウンc1を横断している。この連続面SR1により、凹部RE1と段差面ST1との上記相乗効果が更に高まる。
図2において両矢印Tで示されるのは、フェースf1の上端と段差面ST1との距離である。この距離Tは、前後基準方向に沿って測定される。この距離Tは、トウ−ヒール基準方向における各位置のそれぞれで定まる。
距離Tが小さいほど、段差面ST1と打球面との距離が近い。打球面から近いほど、高い応力が作用すると考えられる。よって、距離Tが小さいほど変形促進効果が高いと考えられる。しかし本発明者は、距離Tに最適値があることを見いだした。後述の実施例(表6)が示すように、Tが5mm以上の場合に、変形促進効果が高い。距離Tは、5mm以上が好ましく、7mm以上がより好ましく、9mm以上がより好ましい。変形促進効果の観点から、距離Tは、25mm以下が好ましく、20mm以下がより好ましい。
図6が示すように、第1サイド面104は、上方にいくにつれて前方となるように傾斜している。第2サイド面106は、上方にいくにつれて後方となるように傾斜している。段差面ST1は、上方にいくにつれて前方となるように傾斜している。第1サイド面104の傾斜方向は、段差面ST1の傾斜方向と同じである。第1サイド面104と第2サイド面106との間隔は、上側にいくほど広くなっている。よって、抜け勾配が確保されている。このため、クラウンc1の成形は容易である。
図7は、ヘッドh2の斜視図である。図8は、ヘッドh2の平面図である。図8は、クラウン側から見た図である。図9は、ヘッドh2のトウ側の側面図である。図10は、ヘッドh2のヒール側の側面図である。図11(a)は、図8のF11−F11線に沿った断面図である。
ヘッドh2は、ウッド型ヘッドである。ヘッドh2は、いわゆるフェアウェイウッド型である。ヘッドh2の内部は、空洞である。換言すれば、ヘッドh2は中空構造を有する。
ヘッドh2は、クラウンc2、ソールs2、ホーゼルz2及びフェースf2を有する。クラウンc2は、フェースf2の上縁からバック側に向かって延びている。ソールs2は、フェースf2の下縁からバック側に向かって延びている。フェースf2の外面は、打球面である。この打球面は、フェース面とも称される。
更に、ヘッドh2は、サイド部d2を有する。サイド部d2は、クラウンc2とソールs2との間に延びている。サイド部d2は、スカートとも称される。
クラウンc2は、凹部RE1を有する。凹部RE1は、溝を形成している。図8が示すように、凹部RE1は、トウ−ヒール方向に延在するトウ−ヒール延在部RE11と、ヒール側に行くにつれてバック側となるように傾斜して延在する傾斜部RE13とを有する。傾斜部RE13は、トウ−ヒール延在部RE11のヒール側に繋がっている。
この凹部RE1は、クラウンc1を区画している。クラウンc1は、凹部RE1の後方に位置するバック部110と、凹部RE1の前方に位置するフロント部112とを有する。
図11(a)は、図8のF11−F11線に沿った断面図である。ヘッドh2の内部は空洞であり、図11(a)はクラウンc2のみの断面を示す。
図11(a)が示すように、凹部RE1は、フェース側に位置する第1サイド面114と、バック側に位置する第2サイド面116とを有する。更に、凹部RE1は、底面118を有する。
図11(a)が示すように、クラウンc2は、段差面ST1を有している。段差面ST1は、バック部110よりも前方に位置する。段差面ST1は、仮想延長線HL1(仮想延長面HF1)よりも上方に位置する。
図11(a)が示すように、段差面ST1は、第1サイド面114に連続している。段差面ST1と第1サイド面114とで、連続面SR1が形成されている。第1サイド面114と段差面ST1との境界は、上記仮想延長面HF1である。
フロント部112の表面(外面)は、段差面ST1(連続面SR1)の上端とフェースf2の上端とを繋いでいる。フロント部112の表面は、段差面ST1の上端とフェースf2の上端との間に延びる滑らかな曲面を形成している。
バック部110の表面(外面)は、第2サイド面116の上端とクラウンc2の後端とを繋いでいる。バック部110の表面は、第2サイド面116の上端とクラウンc2の後端との間に延びる滑らかな曲面を形成している。
本実施形態では、連続面SR1が形成されている。段差面ST1は凹部RE1に沿って延在している。図8が示すように、凹部RE1の一部(ヒール部分以外)はトウ−ヒール方向に延在しており、段差面ST1の一部もトウ−ヒール方向に延在している。
このヘッドh2でも、上記凹部効果、上記段差面効果及び上記相殺効果が奏される。
図11(a)の実施形態でも、連続面SR1が形成されている。上述の通り、段差面ST1のみならず、連続面SR1の全体が、後方に倒れるように変形しうる。このため、上記段差面効果が更に高まる。連続面SR1に起因して、上記凹部効果と上記段差面効果との上記相乗効果が高まる。
図8が示すように、凹部RE1は、クラウンc2を横断している。図9が示すように、凹部RE1のトウ側の端Etは、クラウンc2の輪郭線Lcを分断している。端Etは、サイド部d2に位置している。図10が示すように、凹部RE1のヒール側の端Ehは、クラウンc1の輪郭線Lcを分断している。端Ehは、サイド部d2に位置している。
このような構成の凹部RE1は、クラウンc2の変形を更に容易とする。この凹部RE1により、上記凹部効果が高められている。
上述の通り、凹部RE1と段差面ST1とは一体的である。段差面ST1のトウ側の端は、サイド部d2に位置する。段差面ST1のヒール側の端は、サイド部d2に位置する。段差面ST1は、クラウンc2を横断している。この段差面ST1により、上記段差面効果が向上しうる。
連続面SR1のトウ側の端は、サイド部d2に位置する。連続面SR1のヒール側の端は、サイド部d2に位置する。連続面SR1は、クラウンc2を横断している。この連続面SR1により、上記相乗効果が更に高まる。
図8が示すように、ヘッドh2は、リブrb1を有している。リブrb1は、クラウンc2の内面に設けられている。リブrb1は、単数であってもよいし、複数であってもよい。ヘッドh2では、複数(2本)のリブrb1が設けられている。
リブrb1は、凹部RE1に繋がっている。リブrb1は、凹部RE1に交差している(図8及び図11(a)参照)。リブrb1の前端は、凹部RE1の前方に位置する。リブrb1の後端は、凹部RE1の後方に位置する。
図11(b)は、変形例のリブrb2を示す。リブrb2は、凹部RE1に繋がっている。リブrb2は、凹部RE1の幅方向中間位置から後方に延びている。
上述の通り、リブrb1、rb2は、凹部RE1に繋がっている。リブrb1、rb2は、凹部RE1に起因する変形促進効果を抑制しうる。リブの配置及び剛性により、変形促進効果が制御されうる。例えば、トウ−ヒール方向中央領域Rcのみにリブを設けてもよい。この構成は、例えば、フェースセンターfcでの反発係数(COR)が過大である場合に有効である。リブは、クラウンc2の変形を局所的に抑制しうる。
図12は、ヘッドh3の平面図である。図13は、図12のF13−F13線に沿った断面図である。
ヘッドh3は、ウッド型ヘッドである。ヘッドh3は、いわゆるハイブリッド型である。ヘッドh3の内部は、空洞である。換言すれば、ヘッドh3は中空構造を有する。
ヘッドh3は、クラウンc3、ソール(図示されず)、ホーゼルz3及びフェースf3を有する。クラウンc3は、フェースf3の上縁からバック側に向かって延びている。ソールは、フェースf3の下縁からバック側に向かって延びている。フェースf3の外面は、打球面である。更に、ヘッドh3は、サイド部(図示されず)を有する。サイド部は、クラウンc3とソールとの間に延びている。
クラウンc3は、凹部RE1を有する。凹部RE1は、溝を形成している。図12が示すように、凹部RE1は、トウ−ヒール方向に延在するトウ−ヒール延在部RE11と、トウ側に行くにつれてバック側となるように傾斜して延在する傾斜部RE12と、ヒール側に行くにつれてバック側となるように傾斜して延在する傾斜部RE13とを有する。傾斜部RE12は、トウ−ヒール延在部RE11のトウ側に繋がっている。傾斜部RE13は、トウ−ヒール延在部RE11のヒール側に繋がっている。
この凹部RE1は、クラウンc3を区画している。クラウンc3は、凹部RE1の後方に位置するバック部120と、凹部RE1の前方に位置するフロント部122とを有する。
図13は、図12のF13−F13線に沿った断面図である。ヘッドh3の内部は空洞であり、図13はクラウンc3のみの断面を示す。
図13が示すように、凹部RE1は、フェース側に位置する第1サイド面124と、バック側に位置する第2サイド面126とを有する。更に、凹部RE1は、底面128を有する。
図13が示すように、クラウンc3は、段差面ST1を有している。段差面ST1は、バック部120よりも前方に位置する。段差面ST1は、仮想延長線HL1(仮想延長面HF1)よりも上方に位置する。
図13が示すように、段差面ST1は、第1サイド面124に連続している。段差面ST1と第1サイド面124とで、連続面SR1が形成されている。第1サイド面124と段差面ST1との境界は、上記仮想延長面HF1である。
このヘッドh3でも、上記凹部効果、上記段差面効果及び上記相殺効果が奏される。また、連続面SR1に起因して、上記凹部効果と上記段差面効果との相乗効果が高まる。
図14は、変形例に係るヘッドh4のクラウンc4の断面図である。クラウンc4は、凹部RE1及び段差面ST1を有する。凹部RE1は、第1サイド面134、第2サイド面136及び底面138を有する。段差面ST1は第1サイド面134に連続しており、連続面SR1が形成されている。
図14が示すように、第1サイド面134は、上方にいくにつれて後方となるように傾斜している。第2サイド面136は、上方にいくにつれて後方となるように傾斜している。段差面ST1は、上方にいくにつれて後方となるように傾斜している。第1サイド面134の傾斜方向は、段差面ST1の傾斜方向と同じである。第1サイド面134の傾斜方向は、第2サイド面136の傾斜方向と同じである。第1サイド面134と第2サイド面136との間隔は、上下方向位置に関わらず一定である。よって、金型を抜くことは可能である。
図14において両矢印V1で示されるのは、凹部RE1の見かけ幅である。幅V1は、アドレスの際に視認される凹部RE1の幅を示す。第1サイド面134が後方に傾斜しているため、凹部RE1の一部が第1サイド面134によって隠される。加えて、段差面ST1が後方に傾斜しているため、凹部RE1の一部が段差面ST1によって隠される。結果として、見かけ幅V1が小さくされている。凹部RE1の容積は確保されつつ、見かけ幅V1が抑制されている。小さな見かけ幅V1により、凹部RE1が目立たなくなる。
上述の通り、凹部RE1はアラインメント効果を生じうる。しかし、ゴルファーによっては、凹部RE1の視認に起因して、違和感が生じうる。また、凹部RE1の延在方向等によっても、違和感が生じうる。凹部RE1が目立たないことで、凹部RE1に起因する上記違和感が抑制されうる。
第1サイド面134が後方に傾斜しているため、第1サイド面134は後方に倒れやすい。よって、上記倒れ変形が容易に生じうる。加えて、段差面ST1を含む連続面SR1が後方に傾斜しているため、倒れ変形増大効果が高まる。これらに起因して、クラウンc4の変形が更に促進される。
図15は、他の変形例に係るヘッドh5のクラウンc5の断面図である。クラウンc5は、凹部RE1及び段差面ST1を有する。凹部RE1は、第1サイド面144、第2サイド面146及び底面148を有する。段差面ST1は第1サイド面144に連続しており、連続面SR1が形成されている。
凹部RE1は、第1サイド部150、第2サイド部152及び底面部154を有する。第1サイド部150は、第1サイド面144を表面とする部分である。第2サイド部152は、第2サイド面146を表面とする部分である。底面部154は、底面148を表面とする部分である。段差部156は、段差面ST1を表面とする部分である。
底面部154の厚みは、第1サイド部150の厚みよりも大きい。底面部154の厚みは、第2サイド部152の厚みよりも大きい。底面部154の厚みは、段差部156の厚みよりも大きい。底面部154のみが厚くされることで、変形促進効果の低下を抑制しつつ、耐久性が向上しうる。このように、凹部RE1の厚みが、底面部154において最大であるのが好ましい。
凹部RE1の少なくとも一部の厚みは、クラウンの最小厚みよりも大きいのが好ましい。この場合、クラウンの重量を抑制しつつ、凹部RE1の耐久性が向上しうる。
図16は、他の変形例に係るヘッドh6のクラウンc6の断面図である。クラウンc6は、凹部RE1及び段差面ST1を有する。凹部RE1は、第1サイド面156、第2サイド面158及び底面160を有する。段差面ST1は第1サイド面156に連続しており、連続面SR1が形成されている。
クラウンc6は、充てん材162を有する。凹部RE1の内側に、充てん材162が配置されている。充てん材162は、凹部RE1の少なくとも一部を埋めている。本実施形態では、充てん材162は、凹部RE1の全部を埋めている。充てん材162は、第1サイド面156の全部を覆っている。充てん材162は、第2サイド面158の全部を覆っている。充てん材162は、底面160の全部を覆っている。充てん材162の上面は、仮想延長面HF1に実質的に等しい。ここで実質的に等しいとは、上下方向の差が0.2mm以下であることを意味する。
充てん材162により、凹部RE1が目立たなくなる。よって、凹部RE1に起因するアドレス時の違和感が抑制されうる。
充てん材162の材質を適切に選択することで、充てん材162は、凹部RE1の変形を阻害しない。加えて、充てん材162は、振動吸収効果を奏しうる。この振動吸収効果は、凹部RE1の耐久性を高めうる。
クラウンの変形を阻害しない観点、及び、振動吸収の観点から、充てん材162の材質として、ポリマーが好ましい。このポリマーとして、エラストマー(ゴムを含む)及び樹脂が例示される。
より詳細には、上記ポリマーとして、熱硬化性ポリマー及び熱可塑性ポリマーが例示される。熱硬化性ポリマーとして、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、ユリア樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、熱硬化性ポリウレタン、熱硬化性ポリイミド及び熱硬化性エラストマーが例示される。熱可塑性ポリマーとして、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリテトラフルオロエチレン、ABS樹脂(アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂)、アクリル樹脂、ポリアミド、ポリアセタール、ポリカーボネート、変性ポリフェニレンエーテル、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリフェニレンスルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、熱可塑性ポリイミド、ポリアミドイミド及び熱可塑性エラストマーが例示される。
熱可塑性エラストマーとして、熱可塑性ポリアミドエラストマー、熱可塑性ポリエステルエラストマー、熱可塑性ポリスチレンエラストマー、熱可塑性ポリエステルエラストマー及び熱可塑性ポリウレタンエラストマーが例示される。
耐久性の観点からは、ウレタン系ポリマー及びポリアミドが好ましく、ウレタン系ポリマーがより好ましい。ウレタン系ポリマーとして、ポリウレタン及び熱可塑性ポリウレタンエラストマーが例示される。ウレタン系ポリマーは、熱可塑性であってもよく、熱硬化性であってもよい。
成形性の観点からは、熱可塑性ポリマーが好ましい。硬度及び耐久性の観点から、この熱可塑性ポリマーの中では、ポリアミド及び熱可塑性ポリウレタンエラストマーが好ましく、熱可塑性ポリウレタンエラストマーがより好ましい。
ポリアミドとして、ナイロン6、ナイロン11、ナイロン12及びナイロン66が例示される。
好ましい熱可塑性ポリウレタンエラストマーは、ハードセグメントとしてのポリウレタン成分と、ソフトセグメントとしてのポリエステル成分又はポリエーテル成分とを含む。即ち、好ましい熱可塑性ポリウレタンエラストマー(TPU)として、ポリエステル系TPUと、ポリエーテル系TPUとが挙げられる。ポリウレタン成分の硬化剤としては、脂環式ジイソシアネート、芳香族ジイソシアネート及び脂肪族ジイソシアネートが例示される。
市販されている熱可塑性ポリウレタンエラストマー(TPU)として、BASFジャパン社の商品名「エラストラン」が例示される。
図17は、他の変形例に係るヘッドh7のクラウンc7の断面図である。クラウンc7は、凹部RE1及び段差面ST1を有する。凹部RE1は、第1サイド面164、第2サイド面166及び底面168を有する。段差面ST1は第1サイド面164に連続しており、連続面SR1が形成されている。
クラウンc7は、蓋部材170を有する。蓋部材170は、凹部RE1の開口を塞いでいる。蓋部材170により、凹部RE1が目立たなくなる。よって、凹部RE1に起因するアドレス時の違和感が抑制されうる。
図18(a)から図24(c)は、変形例に係るヘッドを示す。
図18(a)のヘッドh8において、クラウンc8は、段差面ST1と凹部RE1とを有する。段差面ST1は、上下方向に対して傾斜した傾斜面である。この段差面ST1は、平面視において明瞭に視認される(図18(a)参照)。段差面ST1は、第1部分180と、上記第1部分180のトウ端に繋がり後方に延在する第2部分182と、上記第1部分180のヒール端に繋がり後方に延在する第3部分184とを有する。凹部RE1は、第1部分180の後方に配置されている。凹部RE1は、トウ−ヒール方向に延在している。
なお、段差面ST1と上下方向との成す角度は、好ましくは60°以下であり、より好ましくは45°以下であり、より好ましくは30°以下である。
図18(b)のヘッドh9において、クラウンc9は、段差面ST1及び凹部RE1を有している。凹部RE1及び段差面ST1は、連続面SR1を形成している。連続面SR1及び凹部RE1は、トウ−ヒール方向に延びる第1部分186と、この第1部分186のヒール端に繋がる第2部分188と、この第2部分188の後端に繋がる第3部分190とを有する。第1部分186のトウ端は、サイド部まで延びている。第2部分188は、後方にいくほどヒール側となるように傾斜して延在している。第3部分190は、第2部分188の後端からトウ側に向かって延びている。第3部分190のトウ端は、サイド部まで延びている。
図18(c)のヘッドh10において、クラウンc10は、段差面ST1及び凹部RE1を有している。凹部RE1及び段差面ST1は、連続面SR1を形成している。連続面SR1及び凹部RE1は、トウ−ヒール方向に延びる第1部分192と、この第1部分192のトウ端に繋がる第2部分194と、この第1部分192のヒール端に繋がる第3部分196とを有する。第2部分194のトウ端は、サイド部まで延びている。第2部分194は、後方にいくほどトウ側となるように傾斜して延在している。第3部分196のヒール端は、サイド部まで延びている。第3部分196は、後方にいくほどヒール側となるように傾斜して延在している。第3部分196のヒール端は、第2部分194のトウ端よりも後方に位置する。
図19(a)のヘッドh11において、クラウンc11は、段差面ST1及び凹部RE1を有している。クラウンc11は、上述した連続面SR1を有する。連続面SR1及び凹部RE1は、トウ−ヒール方向に延びる第1部分198と、この第1部分198のトウ端に繋がる第2部分200と、この第1部分198のヒール端に繋がる第3部分202とを有する。第2部分200は、前後方向に延在する部分を有している。第2部分200の後端は、サイド部まで延びている。第3部分202のヒール端は、サイド部まで延びている。第3部分202は、後方にいくほどヒール側となるように傾斜して延在している。第2部分200の後端は、第3部分202の後端よりも後方に位置する。
図19(b)のヘッドh12において、クラウンc12は、段差面ST1及び凹部RE1を有している。凹部RE1及び段差面ST1は、連続面SR1を形成している。連続面SR1は、トウ−ヒール方向中央領域Rcで途切れている。凹部RE1は、トウ−ヒール方向中央領域Rcで途切れている。段差面ST1は、トウ−ヒール方向中央領域Rcで途切れている。
なお、トウ−ヒール方向中央領域Rcとは次の通りである。フェースセンターfcからトウ側に10mm隔てた位置がPtとされ、フェースセンターfcからヒール側に10mm隔てた位置がPhとされるとき、トウ−ヒール方向中央領域とは、位置Ptと位置Phとの間を意味する。これらの「10mm」は、トウ−ヒール基準方向い沿って測定される。
凹部RE1及び段差面ST1は、トウ−ヒール方向中央領域からトウ側に延びサイド部に至る第1部分204と、トウ−ヒール方向中央領域からヒール側に延びサイド部に至る第2部分206とを有する。第1部分204と第2部分206との間には、凹部RE1が形成されておらず、且つ、段差面ST1も形成されていない。クラウンc12のトウ−ヒール方向中央領域Rcは、凹部RE1及び段差面ST1が存在しないトウ−ヒール基準方向領域を有する。この構成は、例えば、フェースセンターfc付近での反発係数(COR)が過大であるときに有効である。この構成では、フェースセンターfc付近のCORを抑制しつつ、フェースの周囲におけるCORを高めることができる。よって、CORの分布の平準化が達成される。
図19(c)のヘッドh13において、クラウンc13は、トウ−ヒール方向に延在する段差面ST1と、この段差面ST1に沿って延在する凹部RE1を有する。凹部RE1は、段差面ST1よりも短い。凹部RE1は、段差面ST1の中央部に沿って設けられている。凹部RE1は、トウ−ヒール方向中央領域Rcに設けられている。この構成では、フェースセンターfc付近のCORを特に高めることができる。この構成は、フェースセンターfc付近におけるクラウンc13の変形を選択的に高めうる。
図20(a)のヘッドh14において、クラウンc14は、凹部RE1及び段差面ST1を有している。凹部RE1及び段差面ST1は、連続面SR1を形成している。凹部RE1及び段差面ST1は、クラウンc14を横断していない。凹部RE1及び段差面ST1のトウ端は、サイド部に至っていない。凹部RE1及び段差面ST1のヒール端は、サイド部に至っていない。この凹部RE1は、フェース長よりも短い。この段差面ST1は、フェース長よりも短い。このような凹部RE1及び段差面ST1は、クラウンc14の変形を部分的に促進しうる。
凹部RE1及び段差面ST1は、トウ−ヒール方向中央領域Rcに設けられている。この構成は、トウ−ヒール方向中央領域RcにおけるCORを選択的に高めうる。この構成は、フェースセンターfc付近におけるクラウンc14の変形を選択的に高めうる。
平面視において、段差面ST1及び凹部RE1は、フェース側に凸となるように曲がっている。このため、上記距離T(図2参照)が徐々に変化している。距離Tを変えることで、トウ−ヒール基準方向の各位置ごとに、クラウンc14の変形が制御されている。
図20(b)のヘッドh15において、クラウンc15は、凹部RE1及び段差面ST1を有している。凹部RE1及び段差面ST1は、連続面SR1を形成している。凹部RE1及び段差面ST1は、第1部分208と、この第1部分208のトウ側に繋がる第2部分210と、この第1部分208のヒール側に繋がる第3部分212とを有する。第2部分210は、後方にいくにつれてトウ側となるように傾斜して延在している。第3部分212は、後方にいくにつれてヒール側となるように傾斜して延在している。上記距離T(図2参照)を比較すると、第1部分208の距離Tは、第2部分210の距離Tよりも小さい。第1部分208の距離Tは、第3部分212の距離Tよりも小さい。第2部分210において、距離Tは、トウ側にいくにつれて増加している。第3部分212において、距離Tは、ヒール側にいくにつれて増加している。このような距離Tの分布により、トウ−ヒール基準方向の各位置ごとに、クラウンc15の変形が制御されている。第1部分208のトウ−ヒール方向領域は、フェースセンターfcを含む。この構成では、フェースセンターfcにおけるクラウンc15の変形が大きい。
図20(c)のヘッドh16において、クラウンc16は、凹部RE1及び段差面ST1を有している。凹部RE1及び段差面ST1は、連続面SR1を形成している。凹部RE1及び段差面ST1は、第1部分216と、この第1部分216のトウ側に繋がる第2部分218と、この第1部分216のヒール側に繋がる第3部分220とを有する。上記距離T(図2参照)を比較すると、第1部分216の距離Tは、第2部分218の距離Tよりも小さい。第1部分216の距離Tは、第3部分220の距離Tよりも小さい。このような距離Tの分布により、トウ−ヒール基準方向の各位置ごとに、クラウンc16の変形が制御されている。第1部分216は、フェースセンターfcに位置している。この構成では、フェースセンターfcにおけるクラウンc16の変形が特に大きい。
図21(a)のヘッドh17において、クラウンc17は、凹部RE1及び段差面ST1を有している。凹部RE1及び段差面ST1は、連続面SR1を形成している。凹部RE1及び段差面ST1は、第1部分222と、この第1部分222のトウ側に繋がる第2部分224と、この第1部分222のヒール側に繋がる第3部分226とを有する。更に、凹部RE1及び段差面ST1は、この第1部分222のトウ側に繋がる第4部分228と、この第1部分222のヒール側に繋がる第5部分230とを有する。第4部分228は、第2部分224の後方に設けられている。第5部分230は、第3部分226の後方に設けられている。
第4部分228は、後方にいくにつれてトウ側となるように傾斜して延在している。第5部分230は、後方にいくにつれてヒール側となるように傾斜して延在している。
第1部分222は、トウ−ヒール方向中央領域Rcに設けられている。第1部分222における凹部幅は、他の部分の凹部幅よりも大きい。大きな凹部幅より、クラウンc17の変形が促進されている。
図21(b)のヘッドh18において、クラウンc18は、凹部RE1及び段差面ST1(第1の段差面)を有している。更に、クラウンc18は、第2の段差面232を有する。この段差面232は、段差面ST1の後方に設けられている。段差面232は、第1部分234と、この第1部分234のトウ端に繋がる第2部分236と、この第1部分234のヒール端に繋がる第3部分238とを有する。
第1部分234は、トウ−ヒール方向中央領域Rcに設けられている。第1部分234は、第2部分236よりも、第1の段差面ST1に近い。第1部分234は、第3部分238よりも、第1の段差面ST1に近い。よって、第1部分234の存在領域では、クラウンc18の変形が増大しやすい。2つの段差面の相乗効果により、トウ−ヒール基準方向の各位置ごとに、クラウンc18の変形が制御されうる。
段差面232の後方に位置する部分では、クラウンc18の高さが抑制されている。この低い部分は、ヘッド重心を下げるのに寄与している。
図21(c)のヘッドh19において、クラウンc19は、凹部RE1及び段差面ST1を有している。段差面ST1は、第1部分240と、この第1部分240のトウ側に繋がる第2部分242と、この第1部分240のヒール側に繋がる第3部分244とを有する。凹部RE1は、上記第2部分242に沿って設けられたトウ部分246と、上記第3部分244に沿って設けられたヒール部分248とを有する。第1部分240に沿った凹部RE1は設けられていない。
このように、段差面ST1は、凹部RE1が付随する部分242,244と、凹部RE1が付随しない部分240とを有する。凹部RE1の不存在に起因して、第1部分240の存在領域では、クラウンc19の変形が相対的に抑制される。この構成は、CORの平準化に寄与しうる。
図22(a)のヘッドh20において、クラウンc20は、凹部RE1及び段差面ST1を有している。凹部RE1及び段差面ST1は、後方側に凹むように曲げられている屈曲部250を有する。屈曲部250は、トウ−ヒール方向中央領域Rcに設けられている。この屈曲部250は、頂点252からトウ側に延びる第1部分254と、頂点252からヒール側に延びる第2部分256とを有する。屈曲部250に起因して、凹部RE1及び段差面ST1は長い。この長い凹部RE1及び段差面ST1は、クラウンc19の変形を促進しうる。
図22(b)のヘッドh21において、クラウンc21は、凹部RE1及び段差面ST1を有している。凹部RE1及び段差面ST1は、第1部分258と、この第1部分258のトウ端に繋がる第2部分260と、この第1部分258のヒール端に繋がる第3部分262とを有する。第2部分260は、前後方向に延在する部分を有する。第2部分260の後端は、サイド部に至っている。第3部分262は、前後方向に延在する部分を有する。第3部分262の後端は、サイド部に至っている。このヘッドでは、凹部RE1の幅が広いため、クラウンc21の変形が促進されている。
図22(c)のヘッドh22において、クラウンc22は、凹部RE1及び段差面ST1を有している。凹部RE1は、トウ側にいくほど凹部幅が増える幅変化部264を有している。この凹部幅は、凹部の開口幅であり、前後基準方向に沿って測定される。この構成は、トウ側における変形を促進しうる。
図23(a)のヘッドh23において、クラウンc23は、凹部RE1及び段差面ST1を有している。凹部RE1及び段差面ST1は、第1部分266と、この第1部分266のトウ側に繋がる第2部分268と、この第1部分266のヒール側に繋がる第3部分270とを有する。第1部分266の距離T(図2参照)は、第2部分268の距離Tよりも大きい。第1部分266の距離Tは、第3部分270の距離Tよりも大きい。第1部分266は、トウ−ヒール方向中央領域Rcに位置している。大きな距離Tに起因して、トウ−ヒール方向中央領域Rcにおける変形が抑制されている。
図23(b)のヘッドh24において、クラウンc24は、凹部RE1及び段差面ST1を有している。凹部RE1及び段差面ST1のトウ端は、サイド部に至っている。凹部RE1及び段差面ST1のヒール端は、サイド部に至っている。平面視において、段差面ST1及び凹部RE1は、全体として、フェース側に凸となるように曲がっている。このため、上記距離T(図2参照)が徐々に変化している。距離Tを変えることで、トウ−ヒール基準方向の各位置ごとに、クラウンc24の変形が制御されている。
図23(c)のヘッドh25において、クラウンc25は、凹部RE1及び段差面ST1を有している。凹部RE1及び段差面ST1のトウ端は、サイド部に至っている。凹部RE1及び段差面ST1のヒール端は、サイド部に至っている。凹部RE1は、第1部分272と、第2部分274とを有する。第1部分272は、第2部分274のトウ端に繋がっている。第1部分272の凹部幅は、第2部分274の凹部幅よりも大きい。第1部分272の存在領域において、クラウンc25の変形が更に促進されている。
図24(a)のヘッドh26において、クラウンc26は、凹部RE1及び段差面ST1を有している。凹部RE1及び段差面ST1は、第1部分276と、この第1部分276のトウ側に繋がる第2部分278と、この第1部分276のヒール側に繋がる第3部分280とを有する。第1部分276の距離T(図2参照)は、第2部分278の距離Tよりも大きい。第1部分276の距離Tは、第3部分280の距離Tよりも大きい。第1部分276は、トウ−ヒール方向中央領域Rcに位置している。また、平面視において、第1部分276は後方に向かって凸となるように曲がっている。距離Tの変化に基づき、トウ−ヒール基準方向の各位置ごとに変形が制御されている。
図24(b)のヘッドh27において、クラウンc27は、凹部RE1及び段差面ST1を有している。凹部RE1及び段差面ST1は、第1部分282と、この第1部分282のトウ側に繋がる第2部分284と、この第1部分282のヒール側に繋がる第3部分286とを有する。第1部分282の凹部幅は、第2部分284の凹部幅よりも大きい。第1部分282の凹部幅は、第3部分286の凹部幅よりも大きい。大きな凹部幅に起因して、第1部分の存在領域では、クラウンc27の変形が大きい。
凹部RE1及び段差面ST1のトウ端はサイド部に至っている。凹部RE1及び段差面ST1のヒール端はサイド部に至っていない。よって、ヒール側に比較して、トウ側の変形が大きい。
図24(c)のヘッドh28において、クラウンc28は、凹部RE1及び段差面ST1(第1の段差面)を有している。更に、クラウンc28は、第2の段差面288、第3の段差面290及び、第4の段差面292を有している。複数の段差面により、クラウンc28の上下方向位置が段階的に下げられている。ヘッドh28のヘッド重心は低い。
図25は、ヘッドh29の斜視図である。図26は、ヘッドh29の平面図である。図27は、図26のF27−F27線に沿った断面図である。
ヘッドh29は、凹部RE1を有していない。ヘッドh29は、段差面ST1を有する。図27が示すように、段差面ST1は傾斜面である。段差面ST1は、上方にいくほどフェース側となるように傾斜している。後述されるように、セットに係る本発明では、凹部RE1を有さないヘッドが用いられうる。
図28は、ヘッドh30の斜視図である。図29は、ヘッドh30の平面図である。図30は、ヘッドh30の正面図である。図31は、ヘッドh30のトウ側面図である。図32は、図29のF32−F32線に沿った断面図である。
ヘッドh30は、クラウンc30、ソールs30、フェースf30及びホーゼルz30を有している。
クラウンc30は、バック部300と、このバック部300の前方に位置し、且つこのバック部300の仮想延長面よりも上方に位置する段差面ST1と、前後方向に延在する凹部RE1とを有している。更に、クラウンc30は、段差面ST1の前方に位置するフロント部304を有する。
なお、凹部RE1の延在方向が不明確である場合、凹部RE1の幅方向中心線の延在方向が、凹部RE1の延在方向とみなされうる。この幅方向中心線は、トウ−ヒール基準方向中心点の集合である。
仮想延長面の定義は、上述の通りである。本実施形態において、上記点Paは、バック部300の前端302である。この前端302は、バック部300と段差面ST1との境界である。この境界は、前後基準方向に沿った断面において判断されうる。この境界が不明確である場合、当該断面において曲率半径が最も小さい部分の中心点が、前端302とされる。
複数の凹部RE1が設けられている。複数のトウ−ヒール基準方向位置のそれぞれに、凹部RE1が設けられている。
複数の凹部RE1は、トウ−ヒール方向中央領域Rc(図19(b)参照)に位置する凹部RE1を含む。複数の凹部RE1は、トウ−ヒール方向中央領域Rcのトウ側に位置する凹部RE1を含む。複数の凹部RE1は、トウ−ヒール方向中央領域Rcのヒール側に位置する凹部RE1を含む。
凹部RE1は、段差面ST1に交わっている。換言すれば、凹部RE1の前端306は段差面ST1の前方又は段差面ST1上に位置し、凹部RE1の後端308は段差面ST1の後方に位置する。
凹部RE1は、後方に行くほど深さDが小さくなる深さ変化部310を有する。なお、前後方向に延在する凹部RE1の深さDは、トウ−ヒール基準方向に沿った断面において測定される。この断面(図示省略)において、凹部RE1の開口を塞ぐ直線に基づき、深さDが決定される。この深さ変化部310は、後端308まで延在している。この後端308において、深さDはゼロである。この深さ変化部310は、クラウンc30が変形した際に段差面ST1に作用する応力を分散しうる。よって段差面ST1の耐久性が向上しうる。
前後方向に延在する凹部RE1は、クラウンc30の変形を促進する。インパクトにおいて、クラウンc30は前後方向に圧縮される。この圧縮変形に連動して、クラウンc30は、その頂部が上側に膨らむように変形する。この変形が、膨らみ変形とも称される。この膨らみ変形は、クラウンc30がトウ−ヒール方向に伸ばされる伸び変形を含む。前後方向に延在する凹部RE1は、この伸び変形の伸びしろとして機能しうる。結果として、前後方向に延在する凹部RE1は、インパクトにおけるクラウンc30の変形を促進する。よって、このクラウンc30でも、上述の変形促進効果が奏される。加えて、段差面ST1に起因して、前述の段差面効果が奏される。
ヘッドの材質は限定されない。ヘッドの材質として、金属、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)等が例示される。この金属として、軟鉄、純チタン、チタン合金、ステンレス鋼、マレージング鋼、アルミニウム合金、マグネシウム合金及びタングステン−ニッケル合金から選ばれる一種以上が例示される。ステンレス鋼として、SUS630及びSUS304が例示される。チタン合金として、6−4チタン(Ti−6Al−4V)、Ti−15V−3Cr−3Sn−3Al、Ti−6−22−22S等が例示される。なお、軟鉄とは、炭素含有率が0.3wt%未満の低炭素鋼を意味する。
ヘッドの体積は限定されない。小さなヘッドでは、クラウンが変形しにくい。よって本発明は、体積の小さいヘッドで効果的である。この観点から、ヘッド体積は、470cc以下が好ましく、300cc以下がより好ましい。スイートエリアを考慮すると、ヘッド体積は、90cc以上が好ましい。
スイートスポットの高さ(SS高さ)は限定されない。低重心のヘッドでは、上打ちにおいてバックスピンが不足し、ドロップが生じやすい。よって、本発明は、低重心のヘッドで効果的である。この観点から、SS高さがHs(mm)とされ、フェースセンターfcの高さがHc(mm)とされるとき、差(Hs−Hc)は8mm以下であるのが好ましく、6mm以下がより好ましい。高さHsは、上記基準状態のヘッドにおいて上下方向に沿って測定される。高さHcは、上記基準状態のヘッドにおいて上下方向に沿って測定される。差(Hs−Hc)は、4mm以上が好ましい。
上述の通り、本発明は、低重心のヘッドで効果的である。この観点から、SS高さHsは、26mm以下が好ましく、25mm以下がより好ましい。SS高さHsは、24mm以上が好ましい。
凹部RE1が、クラウンの他の部分と同じ色で塗装されてもよい。この場合、凹部RE1が目立たなくなる。凹部RE1の存在に起因して、アドレス時に視覚的な違和感が生じる場合がある。上記塗装により、この視覚的な違和感が抑制されうる。
凹部RE1が、クラウンの他の部分と同じ色で塗装され、且つ、凹部RE1のみにつや消し塗装がなされてもよい。つや消し塗装では光沢が抑制される。よって、上述の視覚的な違和感が更に抑制されうる。
[ゴルフクラブセットの実施形態]
本願は、ゴルフクラブセットの発明を含む。上述したヘッドは、このゴルフクラブセットに用いられ得る。このセットは、少なくとも1つの上記ヘッドを含む。
図33は、ゴルフクラブ4を示す。ゴルフクラブ4は、ヘッド6と、シャフト8と、グリップ10とを有する。ヘッド6は、シャフト8のチップ部に取り付けられている。グリップ10は、シャフト8のバット部に取り付けられている。
図34は、ゴルフクラブセット2を示す。セット2は、複数のゴルフクラブ4を含む。本実施形態のセット2は、4本のゴルフクラブ4を有する。ゴルフクラブ4のそれぞれは、ヘッド6と、シャフト8と、グリップ10とを有する。
セット2におけるクラブ4の本数は、2以上である。ルールにおけるクラブ本数の制約を考慮すると、セット2におけるクラブ4の本数は、8以下が好ましく、7以下がより好ましく、6以下がより好ましい。セット2は、ドライバー(1番ウッド)を含まなくてもよい。セット2は、FWカテゴリーのクラブのみから構成されていてもよい。セット2は、HBカテゴリーのクラブのみから構成されていてもよい。セット2は、FWカテゴリーのクラブ及びHBカテゴリーのクラブのみから構成されていてもよい。セット2は、ドライバーを含んでいても良い。後述のセットでは、クラブの本数は、整数N、整数M又は整数Qとされている。
セット2において、ヘッド6のタイプは限定されない。例えばヘッド6は、ウッド型であってもよいし、ハイブリッド型であってもよい。ウッド型とハイブリッド型とが混ざっていても良い。
本実施形態において、セット2は、ロフト角が小さい順に、クラブ41、クラブ42、クラブ43及びクラブ44を有する。クラブ41は、ヘッド61を有する。クラブ42は、ヘッド62を有する。クラブ43は、ヘッド63を有する。クラブ44は、ヘッド64を有する。クラブ41は、シャフト81を有する。クラブ42は、シャフト82を有する。クラブ43は、シャフト83を有する。クラブ44は、シャフト84を有する。
図34が示すように、クラブ41のリアルロフトRが両矢印La1で示されている。クラブ42のリアルロフトRが両矢印La2で示されている。クラブ43のリアルロフトRが両矢印La3で示されている。クラブ44のリアルロフトRが両矢印La4で示されている。これらのリアルロフトRの大小関係は、La1<La2<La3<La4である。このセット2は、次の関係Aを満たす。
・[関係A]:クラブ長さが短いほど、リアルロフトRが大きい。
本発明に係るセットは、上記関係Aを満たさなくてもよい。例えば、HBカテゴリーのクラブとFWカテゴリーのクラブとが混合されたセットでは、上記関係Aを満たさないのが普通である。
セット2を構成するヘッド61から64の少なくとも一部は、前述の凹部RE1及び段差面ST1を有する。セット2を構成するヘッド61から64の全てが、凹部RE1及び段差面ST1を有していてもよい。
セット2は、凹部RE1を有さず且つ段差面ST1を有するヘッドを含んでいてもよい。このヘッドの一例は、前述のヘッドh29(図25)である。
セット2において、各番手の上記深さD及び上記高さHが変化していてもよい。この変化は、番手ごとの機能を最適化するのに役立つ。
下記の表1は、第1実施形態であるクラブセットAの仕様を示す。このセットAは、FWカテゴリーのクラブとHBカテゴリーのクラブとを含む。セットAは、深さDがゼロのクラブを含む。
Figure 0006790352

セットAは、FWカテゴリーのクラブセットA1を含む。セットA1は、FWカテゴリーに属する複数のクラブを含む。具体的には、セットA1は、FWカテゴリーに属する4本のクラブを含む。セットA1に用いられるヘッドは、前述のヘッドh1と同様の構成を有する。ただし後述の通り、このセットA1は、凹部深さDがゼロのクラブを含む。
セットA1では、リアルロフトRが大きいほど、クラブ長さLが短い。セットA1では、上記高さHが一定である。セットA1では、上記深さDが変化している。セットA1では、クラブ長さLが短いほど、深さDが大きくなる傾向にある。
なお、トウ−ヒール方向に延在する凹部RE1において、凹部深さDとは、前述した仮想延長線HL1からの深さを意味する。この凹部深さDは、上下方向に沿って測定される。
上記高さHも、上下方向に沿って測定される。この高さHは、上記仮想延長線HL1からの高さである。
セットA1のクラブがN本(Nは2以上の整数)であり、これらのクラブの凹部深さDが長さLの大きいクラブから順にD1、D2、・・・、Dnとされるとき、セットA1は、次の関係F1を満たす。
・[関係F1]:D1≦D2≦・・・≦Dn、且つ、D1<Dn
ロフトR(degree)を長さL(インチ)で除した値(R/L)がXとされる。深さD(mm)と高さH(mm)との積がYとされる。長さLが小さいクラブほど、Xは大きい。
セットA1のクラブがN本(Nは2以上の整数)であり、これらのクラブのYが、Xの小さいクラブから順にY1、Y2、・・・、Ynとされるとき、セットA1は、次の関係F2を満たす。
・[関係F2]:Y1≦Y2≦・・・≦Yn、且つ、Y1<Yn
セットAは、HBカテゴリーのクラブセットA2を含む。セットA2は、HBカテゴリーに属する複数のクラブを含む。具体的には、セットA2は、HBカテゴリーに属する4本のクラブを含む。
セットA2では、リアルロフトRが大きいほど、クラブ長さLが短い。セットA2では、上記高さHが一定である。セットA2では、上記深さDが変化している。セットA2では、クラブ長さLが小さいほど、深さDが大きくなる傾向にある。
セットA2のクラブがM本(Mは2以上の整数)であり、これらのクラブの凹部深さDが長さLの大きいクラブから順にD1、D2、・・・、Dmとされるとき、セットA2は、次の関係H1を満たす。
・[関係H1]:D1≦D2≦・・・≦Dm、且つ、D1<Dm
セットA2のクラブがM本(Mは2以上の整数)であり、これらのクラブのYが、Xの小さいクラブから順にY1、Y2、・・・、Ymとされるとき、セットA2は、次の関係H2を満たす。
・[関係H2]:Y1≦Y2≦・・・≦Ym、且つ、Y1<Ym
このように、実施形態1では、少なくとも1本のFWカテゴリーのクラブと、少なくとも1本のHBカテゴリーのクラブとを含むゴルフクラブセットAが開示されている。このセットAは、複数のFWカテゴリーのクラブを含む。このセットAは、複数のHBカテゴリーのクラブを含む。なお、セットAのうちの少なくとも2本が、本願にいうゴルフクラブセットとなりうる。例えば、上記セットA1は、本願にいうゴルフクラブセットである。セットA2も、本願にいうゴルフクラブセットである。セットA1のうちの少なくとも2本が、本願にいうゴルフクラブセットとなりうる。セットA2のうちの少なくとも2本が、本願にいうゴルフクラブセットとなりうる。
実施形態1では、上記関係F1を満たすFWカテゴリーのセットA1が開示されている。実施形態1では、上記関係F2を満たすFWカテゴリーのセットA1が開示されている。実施形態1では、上記関係H1を満たすHBカテゴリーのセットA2が開示されている。実施形態1では、上記関係H2を満たすHBカテゴリーのセットA2が開示されている。
下記の表2は、第2実施形態であるクラブセットBの仕様を示す。このセットBは、FWカテゴリーのクラブとHBカテゴリーのクラブとを含む。セットBは、深さDがゼロのクラブを含む。
Figure 0006790352

セットBは、FWカテゴリーのクラブセットB1を含む。セットB1は、FWカテゴリーに属する複数のクラブを含む。具体的には、セットB1は、FWカテゴリーに属する4本のクラブを含む。
セットB1では、リアルロフトRが大きいほど、クラブ長さLが短い。セットB1では、上記高さHが変化している。
セットB1のクラブがN本(Nは2以上の整数)であり、これらのクラブの高さHが長さLの大きいクラブから順にH1、H2、・・・、Hnとされるとき、セットB1は、次の関係F3を満たす。
・[関係F3]:H1≦H2≦・・・≦Hn、且つ、H1<Hn
セットB1では、上記深さDが変化している。セットB1は、上記関係F1を満たす。セットB1は、上記関係F2を満たす。
セットBは、HBカテゴリーのクラブセットB2を含む。セットB2は、HBカテゴリーに属する複数のクラブを含む。具体的には、セットB2は、HBカテゴリーに属する4本のクラブを含む。
セットB2では、リアルロフトRが大きいほど、クラブ長さLが短い。セットB2では、上記高さHが一定である。セットB2では、上記深さDが変化している。セットB2は、上記関係H1を満たしている。セットB2は、上記関係H2を満たしている。
このように、実施形態2では、少なくとも1本のFWカテゴリーのクラブと、少なくとも1本のHBカテゴリーのクラブとを含むゴルフクラブセットBが開示されている。このセットBは、複数のFWカテゴリーのクラブを含む。このセットBは、複数のHBカテゴリーのクラブを含む。なお、セットBのうちの少なくとも2本が、本願にいうゴルフクラブセットとなりうる。例えば、セットB1は、本願にいうゴルフクラブセットである。セットB2は、本願にいうゴルフクラブセットである。セットB1のうちの少なくとも2本が、本願にいうゴルフクラブセットとなりうる。セットB2のうちの少なくとも2本が、本願にいうゴルフクラブセットとなりうる。
セットBのクラブがQ本(Qは2以上の整数)であり、これらのクラブの深さDが、長さLの大きいクラブから順にD1、D2、・・・、Dqとされるとき、セットBは、次の関係FH1を満たす。
・[関係FH1]:D1≦D2≦・・・≦Dq、且つ、D1<Dq
セットBのクラブがQ本(Qは2以上の整数)であり、これらのクラブのYが、長さLの大きいクラブから順にY1、Y2、・・・、Yqとされるとき、セットBは、次の関係FH2を満たす。
・[関係FH2]:Y1≦Y2≦・・・≦Yq、且つ、Y1<Yq
実施形態2では、上記関係F1を満たすFWカテゴリーのセットB1が開示されている。実施形態2では、上記関係F2を満たすFWカテゴリーのセットB1が開示されている。実施形態2では、上記関係F3を満たすFWカテゴリーのセットB1が開示されている。実施形態2では、上記関係H1を満たすHBカテゴリーのセットB2が開示されている。実施形態2では、上記関係H2を満たすHBカテゴリーのセットB2が開示されている。
下記の表3は、第3実施形態であるクラブセットCの仕様を示す。このセットCは、ドライバーと、FWカテゴリーのクラブとHBカテゴリーのクラブとを含む。
Figure 0006790352

セットCは、ドライバーを含む。典型的なドライバーは、以下の仕様(3a)から(3e)を満たす。
(3a)ヘッドが、曲面のフェース面を有する。
(3b)ヘッドが、中空部を有する。
(3c)ヘッド体積が、300ccより大きく470cc以下である。
(3d)ヘッドのリアルロフトが、6度以上15度以下である。
(3e)クラブ長さが、43.5インチ以上48インチ以下である。
セットCは、FWカテゴリーのクラブセットC1を含む。セットC1は、FWカテゴリーに属する複数のクラブを含む。具体的には、セットC1は、FWカテゴリーに属する4本のクラブを含む。
セットC1では、リアルロフトRが大きいほど、クラブ長さLが短い。セットC1では、上記高さHが変化している。セットC1は、上記関係F3を満たす。
セットC1では、上記深さDが変化している。セットC1は、上記関係F1を満たす。セットC1は、上記関係F2を満たす。
セットCは、HBカテゴリーのクラブセットC2を含む。セットC2は、HBカテゴリーに属する複数のクラブを含む。具体的には、セットC2は、HBカテゴリーに属する4本のクラブを含む。
セットC2では、リアルロフトRが大きいほど、クラブ長さLが短い。セットC2では、上記高さHが変化している。
セットC2のクラブがM本(Mは2以上の整数)であり、これらのクラブの高さHが、長さLの大きいクラブから順にH1、H2、・・・、Hmとされるとき、セットC2は、次の関係H3を満たす。
・[関係H3]:H1≦H2≦・・・≦Hm、且つ、H1<Hm
セットC2では、上記深さDが変化している。セットC2は、上記関係H1を満たしている。セットC2は、上記関係H2を満たしている。
このように、実施形態3では、ドライバーと、少なくとも1本のFWカテゴリーのクラブと、少なくとも1本のHBカテゴリーのクラブとを含むゴルフクラブセットCが開示されている。このセットCは、1本のドライバーを含む。このセットCは、複数のFWカテゴリーのクラブを含む。このセットCは、複数のHBカテゴリーのクラブを含む。なお、セットCのうちの少なくとも2本が、本願にいうゴルフクラブセットとなりうる。セットC1のうちの少なくとも2本が、本願にいうゴルフクラブセットとなりうる。セットC2のうちの少なくとも2本が、本願にいうゴルフクラブセットとなりうる。FWカテゴリー又はHBカテゴリーに属する少なくとも1本とドライバーとを含む少なくとも2本が、本願にいうゴルフクラブセットとなりうる。
セットCは、上記関係FH1を満たしている。セットCは、上記関係FH2を満たしている。
実施形態3では、FWカテゴリー及び/又はHBカテゴリーのクラブとドライバーとを含むセットCが開示されている。このセットCでは、セット内における高さHの対比において、ドライバーの高さHが最小である。このセットCでは、セット内における深さDの対比において、ドライバーの深さDが最小である。
実施形態3では、上記関係F1を満たすFWカテゴリーのセットC1が開示されている。実施形態3では、上記関係F2を満たすFWカテゴリーのセットC1が開示されている。実施形態3では、上記関係F3を満たすFWカテゴリーのセットC1が開示されている。実施形態3では、上記関係H1を満たすHBカテゴリーのセットC2が開示されている。実施形態3では、上記関係H2を満たすHBカテゴリーのセットC2が開示されている。実施形態3では、上記関係H3を満たすHBカテゴリーのセットC2が開示されている。
クラブ長さLが短いクラブほど、ターゲット(ピン)をダイレクトに狙う性能への要求が高い。よって、クラブ長さが短くなるにつれて、より高い打ち出し角とより多いバックスピンとが達成されるのが好ましい。深さD、高さH又はYが大きくされることで、クラウンの変形が促進され、ロフト角が増大するような変形が起こりやすい。この変形が、高い打ち出し角と多いバックスピンとを実現しうる。これらの観点から、FWカテゴリーのセットでは、上記関係F1を満たすセットが好ましく、上記関係F2を満たすセットが好ましく、上記関係F3を満たすセットが好ましい。同様の観点から、HBカテゴリーのセットでは、上記関係H1を満たすセットが好ましく、上記関係H2を満たすセットが好ましく、上記関係H3を満たすセットが好ましい。同様の観点から、上記関係FH1を満たすセットが好ましく、上記関係FH2を満たすセットが好ましい。
なお、セットを構成するクラブが1本ごとに購入可能な場合がある。しかし、番手が異なる同品種のクラブ群は、セットと見なされる。また、このクラブ群のうちの2本以上が同時に購入されることが多い。よって、このセットを構成するクラブが1本ごとに購入可能な場合でも、実質的には、この販売は、セットとしての販売とみなされる。
前述の通り、本願では、指標X及び指標Yが考慮される。指標Xは、ロフトR(degree)を長さL(インチ)で除した値である。換言すれば、X=R/Lである。指標Yは、深さD(mm)と高さH(mm)との積である。換言すれば、Y=D×Hである。
上述の通り、各クラブには、クラブ長さL(ロフト角R)に応じた要求性能がある。各番手に応じて、ターゲットをダイレクトに狙う性能と飛距離性能とのバランスが要求される。この観点から、ロフトRが大きく且つ長さLが小さい場合に、指標Yが大きいのが好ましい。すなわち、指標Xが増加するにつれて、指標Yも増加するのが好ましい。この観点から、以下の[仕様1]が好ましく、[仕様2]がより好ましい。
・[仕様1]:Xが0.1以上0.9以下であり、Yが0より大きく25以下であるゴルフクラブ。
・[仕様2]:Xが0.25以上0.8以下であり、Yが0より大きく25以下であるゴルフクラブ。
FWカテゴリーのクラブに比較して、HBカテゴリーのクラブでは、ターゲットをダイレクトに狙う要求が更に強い。この観点から、両カテゴリー間で、異なる仕様が採用されうる。FWカテゴリーのクラブを考慮すると、以下の[仕様3]がより好ましい。HBカテゴリーのクラブを考慮すると、以下の[仕様4]がより好ましい。
・[仕様3]:Xが0.25以上0.7以下であり、Yが0より大きく10以下であるゴルフクラブ。
・[仕様4]:Xが0.3以上0.8以下であり、Yが4以上10以下であるゴルフクラブ。
番手ごとの最適化を考慮すると、深さDは下記が好ましい。
(1)FWカテゴリーで且つリアルロフトRが17°以下である場合、深さDは、好ましくは0mm以上、更には1mm以上であり、好ましくは3mm以下、更には2mm以下である。
(2)FWカテゴリーで且つリアルロフトRが17°より大きい場合、深さDは、好ましくは1mm以上、更には2mm以上であり、好ましくは4mm以下、更には3mm以下である。
(3)HBカテゴリーで且つリアルロフトRが19°以下である場合、深さDは、好ましくは1mm以上、更には2mm以上、更には3mm以上であり、好ましくは5mm以下、更には4mm以下である。
(4)HBカテゴリーで且つリアルロフトRが19°より大きい場合、深さDは、好ましくは2mm以上、更には3mm以上であり、好ましくは6mm以下、更には5mm以下である。
番手ごとの最適化を考慮すると、指標Yは下記が好ましい。
(1)FWカテゴリーで且つリアルロフトRが17°以下である場合、Yは、好ましくは0以上、更には1以上であり、好ましくは4以下、更には3以下である。
(2)FWカテゴリーで且つリアルロフトRが17°より大きい場合、Yは、好ましくは1以上、更には1.5以上であり、好ましくは6以下、更には5以下である。
(3)HBカテゴリーで且つリアルロフトRが19°以下である場合、Yは、好ましくは1以上、更には1.5以上、更には2以上であり、好ましくは7以下、更には6以下である。
(4)HBカテゴリーで且つリアルロフトRが19°より大きい場合、Yは、好ましくは2以上、更には3以上、更には4以上であり、好ましくは17以下、更には15以下である。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例1:前後方向の凹部]
図28から図32に記載されたヘッドと同じヘッドが作製された。ヘッドの材質は、チタン合金とされた。フェース部を除くヘッド本体は、ロストワックス精密鋳造により作製された。フェース部材は、鍛造により作製された。得られたヘッド本体とフェース部材とを溶接して、実施例1のヘッドを得た。
[実施例2:トウ−ヒール方向の凹部]
図1から図6に記載されたヘッドと同じヘッドが作製された。ヘッドの材質は、チタン合金とされた。フェース部を除くヘッド本体は、ロストワックス精密鋳造により作製された。フェース部材は、鍛造により作製された。得られたヘッド本体とフェース部材とを溶接して、実施例2のヘッドを得た。
[実施例3から5]
上記高さHが変更された他は実施例2と同様にして、実施例3から5のヘッドを得た。
[比較例]
凹部及び段差面が設けられなかった他は実施例2と同様にして、比較例のヘッドを得た。
[実施例6]
上記高さH及び深さDが変更された他は実施例2と同様にして、実施例6のヘッドを得た。
[実施例7から11]
上記深さDが変更された他は実施例6と同様にして、実施例7から11のヘッドを得た。
[実施例12から16]
上記距離Tが変更された他は実施例7と同様にして、実施例12から16のヘッドを得た。
これら実施例及び比較例の仕様と評価結果が、下記の表4から6に示される。評価結果は、比較例との差で示されている。なお、比較例との差が微少である場合、評価値の記載が省略されている。
Figure 0006790352

Figure 0006790352

Figure 0006790352

評価方法は、次の通りである。
[打ち出し角及びバックスピン]
スイングロボットでボールを打撃させ、打ち出し角及びバックスピンを測定した。各クラブで5回ずつ打撃がなされた。打点は、フェースセンターに設定された。全てのデータの平均値が算出された。比較例との差が、上記表4から6に示される。
[反発係数(COR)]
U.S.G.A.の Procedure for Measuring the Velocity Ratio of a Club Head for Conformance to Rule 4-1e, Revision 2 (February 8, 1999) に基づき、各ヘッドの反発係数を測定した。スイートスポットにおける反発係数が測定された。比較例との差が、上記表4から6に示される。
これらの表が示すように、実施例は、比較例よりも評価が高い。実施例では、バックスピンが多く、打ち出し角が大きく、且つ、反発係数が大きい。実施例は、ターゲットを直接狙うクラブとしての機能に優れる。この結果から、本発明の優位性は明らかである。
本発明は、ウッド型、ハイブリッド型、アイアン型など、あらゆるゴルフクラブヘッドに適用されうる。好ましくは、本発明は、ウッド型及びハイブリッド型のヘッドに適用されうる。
2・・・ゴルフクラブセット
4・・・ゴルフクラブ
41〜44・・・ゴルフクラブ(セットを構成する各クラブ)
6・・・ヘッド
61〜64・・・ヘッド(セットを構成する各ヘッド)
8・・・シャフト
81〜84・・・シャフト(セットを構成する各シャフト)
10・・・グリップ
100・・・バック部
102・・・フロント部
162・・・充てん材
170・・・蓋部材
h1〜h30・・・ヘッド
c1〜c30・・・クラウン
ST1・・・段差面
RE1・・・凹部
SR1・・・凹部の第1サイド面と段差面とが連続して形成された連続面
HL1・・・仮想延長線
HF1・・・仮想延長面
PL1・・・ヒール区画平面

Claims (7)

  1. クラウン、ソール、フェース及びホーゼルを有しており、
    上記クラウンが、
    凹部と、
    上記凹部の後方に位置するバック部と、
    上記バック部よりも前方に位置し、且つ、上記バック部の仮想延長面よりも上方に位置する段差面とを有しており、
    上記凹部の少なくとも一部が、トウ−ヒール方向に延在しており、
    上記段差面の少なくとも一部が、トウ−ヒール方向に延在しており、
    上記凹部が、フェース側に位置する第1サイド面と、バック側に位置する第2サイド面とを有しており、
    上記段差面が、上記第1サイド面に連続しており、
    上記第1サイド面と上記段差面との境界が、上記仮想延長面であるゴルフクラブヘッド。
  2. 上記段差面が上記凹部に沿って延在している請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
  3. 上記段差面と上記フェースとの距離Tが5mm以上である請求項1又は2に記載のゴルフクラブヘッド。
  4. 上記凹部の内側に充てん材が配置されている請求項1から3のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載のヘッドを備えたゴルフクラブであって、
    このゴルフクラブが、Lインチの長さとR度のリアルロフトとを有し、
    上記凹部が、深さDmmを有し、
    上記段差面が、高さHmmを有し、
    R/LがXとされ、
    D×HがYとされるとき、
    Xが0.1以上0.9以下であり、
    Yが0より大きく25以下であるゴルフクラブ。
  6. クラウン、ソール、フェース及びホーゼルを有しており、
    上記クラウンが、
    バック部と、
    このバック部の前方に位置し、且つこのバック部の仮想延長面よりも上方に位置する段差面と、
    その長手方向が前後方向に延在する凹部とを有しており、
    上記凹部が上記段差面に交わり、上記凹部の前端が上記段差面よりも前方に位置しているゴルフクラブヘッド。
    ただし、規定のライ角及びリアルロフト角で水平面上にヘッドが載置された基準状態において、上記ホーゼルのシャフト孔の中心軸線を含み上記水平面に垂直な平面が基準垂直面され、上記基準垂直面と上記水平面との交線の方向がトウ−ヒール基準方向とされ、上記トウ−ヒール基準方向に対して垂直であり且つ上記水平面に対して平行な方向が前後基準方向とされるとき、平面視における上記前後基準方向に対する角度が±20°以下である方向が上記前後方向である。
  7. 上記段差面が、上記クラウンを横断している請求項1から6のいずれかに記載のゴルフクラブ。
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