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JP6781070B2 - 電磁波検出装置 - Google Patents

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JP6781070B2
JP6781070B2 JP2017032088A JP2017032088A JP6781070B2 JP 6781070 B2 JP6781070 B2 JP 6781070B2 JP 2017032088 A JP2017032088 A JP 2017032088A JP 2017032088 A JP2017032088 A JP 2017032088A JP 6781070 B2 JP6781070 B2 JP 6781070B2
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Description

本発明は、X線等の電磁波を電気信号に変換し、その電気信号に基づいて人等の被写体の画像を形成し診断するための医療用画像診断装置等に用いられる電磁波検出装置に関するものである。
X線等の電磁波を直接的に電荷変換する従来の直接変換型の電磁波検出装置の1例のブロック回路図を図6に示す。電磁波検出装置は、ガラス基板等から成る基板1と、基板1上の第1の方向(例えば、行方向)に配置された複数のゲート信号線11(GL1,GL2,GL3〜GLm)と、第1の方向と交差する第2の方向(例えば、列方向)に配置された複数の読み取り信号線12(RL1,RL2,RL3〜RLm)と、ゲート信号線11と読み取り信号線12の交差部に対応して配置された検出部としての画素部13と、を有している。画素部13は、ゲート信号線11によってオンされ、読み取り信号をドレイン電極から読み取り信号線12へ出力する薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor:TFT)と、X線等の電磁波を電荷変換するアモルファスセレン(aSe)等から成る電荷変換部15と、電荷変換部15により変換された電荷を蓄積する電荷蓄積部16と、を有している。また、電荷変換部15に正電位のバイアス電圧(Anode Bias)を供給する、タンタル(Ta),ネオ
ジウム(Nd),タングステン(W),チタン(Ti),モリブデン(Mo),アルミニウム(Al),クロム(Cr),銀(Ag)等の金属またはそれらの合金から成るバイアス電圧線17がある。
また、基板1上のゲート信号線11の入力端側には、ゲート信号線駆動回路18が配置されており、読み取り信号線12の出力端側には、読み取り信号を増幅等して外部の画像処理システム等へ出力する読み出し回路19が配置されている。
図7(a)は、図6の電磁波検出装置について電磁波の検出原理を説明するための断面図、図7(b)は、(a)のA部を拡大して示す拡大断面図である。電荷変換部15は、aSe層20の一方の面側に配置されたインジウム錫酸化物(Indium Tin Oxide :ITO)等の透明電極、金(Au)等から成り、正電位のバイアス電圧が印加される第1の
電極21と、aSe層20の他方の面側に配置されたITO等の透明電極から成り、画素電極としての第2の電極22と、を有している。図7(a)に示すように、外部からaSe層20に入射したX線は電子と正孔とに変換され、電子は第1の電極21側に移動し、正孔は第2の電極22側に移動する。また、電荷蓄積部16は、第2の電極22と図7(b)に示す容量電極16aとの間で電荷を蓄積する容量部(コンデンサ部)を構成している
。TFT14は、電荷蓄積部16に蓄積された電荷を、その電荷量に応じた電気信号(読み取り信号)として読み取り信号線12へ出力する。すなわち、TFT14は、オン状態においてソース電極−ドレイン電極間電流(読み取り信号)を、読み取り信号線12へ出力する。
図8は、TFT14の詳細な構造を示す断面図である。TFT14は、基板1上に配置されたゲート電極40と、ゲート電極40を覆う酸化シリコン(SiO2),窒化シリコ
ン(SiNx)等から成るゲート絶縁層30と、ゲート絶縁層30上に配置された低温焼
成多結晶シリコン(Low-Temperature Poly Silicon:LTPS)から成る半導体層41と、半導体層41のチャネル部41c上に配置された不純物のドーピングを阻止するチャネル阻止部(チャネルストップ部)42と、半導体層41およびチャネル阻止部42を覆う、酸化シリコン(SiO2),窒化シリコン(SiNx)等から成る層間絶縁層31と、を有している。
また、層間絶縁層31における半導体層41のソース部41sに対応する部位にはソース電極33sがあり、ソース電極33sはコンタクトホールを介して第2の電極22に接続されている。半導体層41のドレイン部41dに対応する部位にはドレイン電極33dがある。層間絶縁層31とソース電極33sとドレイン電極33dを覆って、アクリル樹脂等から成る平坦化層32が配置されており、平坦化層32上に第2の電極22が配置されている。ソース電極33sおよびドレイン電極33dは、タンタル(Ta),ネオジウム(Nd),タングステン(W),チタン(Ti),モリブデン(Mo),アルミニウム(Al),クロム(Cr),銀(Ag)等の金属またはそれらの合金から成る。
TFT14を構成する半導体層41は、真性(intrinsic)Si(i型Si)から成る
ノンドープのチャネル部41cと、リン(P)等のn型の不純物が高濃度にドープされたソース部41sおよびドレイン部41dと、リン(P)等のn型の不純物が低濃度にドープされたLDD(Lightly Doped Drain)部41sl,41dlと、を有している。ソ
ース部41s側のLDD部41slは、チャネル部41cとソース部41sとの間に配置され、ドレイン部41d側のLDD部41dlは、チャネル部41cとドレイン部41dとの間に配置されている。ソース部41sおよびドレイン部41dはそれぞれ、例えばリンが1×1020〜1×1021atoms/cm3(原子数/cm3)の濃度となるようにイオンドー
ピング法によってドープされている。LDD部41slおよびLDD部41dlは、例えばリンが1×1016〜5×1018atoms/cm3の濃度となるようにイオンドーピング法によってドープされている。
また、他の従来例として、2方向から読み出すことができるX線平面検出器において、同時刻にONされる補正用画素を用いて、原画像からオフセット画像を引くことで時間依存性ノイズの抽出を行うに際して、重み付け平均を行い、より正確な時間依存性ノイズの抽出を行うことによって、ランダムノイズの影響を1/(2の平方根)に低減することが可能となるX線画像診断装置が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2003−87656号公報
しかしながら、上記従来の電磁波検出装置においては、以下の問題点があった。図9は、TFT14がnチャネル型TFTであって半導体層41がLTPSから成る場合の、ゲート電圧(Vg)の変化に対するソース−ドレイン間電流(Id)の変化を示す特性曲線51と、半導体層41がアモルファスシリコン(aSi)から成る場合の、ゲート電圧(Vg)の変化に対するソース−ドレイン間電流(Id)の変化を示す特性曲線52と、を示すグラフである。図9に示すように、TFT14がオン状態となる領域(Vgが1〜2V程度以上)では、半導体層41がLTPSから成る場合が半導体層41がaSiから成る場合よりもオン電流としてのIdが大きくなる。一方、TFT14がオフ状態となる領域(Vgが−1V程度以下)では、半導体層41がLTPSから成る場合が半導体層41がaSiから成る場合よりもオフ電流としてのIdが小さくなる。このように、LTPSから成る半導体層41は、aSiから成る半導体層41よりも、優れたオン電流特性およびオフ電流特性を有している。しかしながら、LTPSから成る半導体層41は、TFT14がオフ状態となる領域において、オフ電流のレベルがランダムノイズのレベル53よりも小さいために、結果的にランダムノイズがX線画像診断装置等において目立ちやすくなるという問題点があった。
ランダムノイズの詳細な発生メカニズムは不明であるが、例えば、熱的励起によってゲート電極40からゲート絶縁層30に電荷(例えば、正電荷)が移動しゲート絶縁層30によって捕捉され、その電荷による電界によってチャネル部41cが一時的に導通することが原因の一つと考えられる。
従って、本発明は上記問題点に鑑みて完成されたものであり、その目的は、電磁波検出装置から出力された読み取り信号を用いるX線画像診断装置等においてランダムノイズが観測されることを抑えることである。
本発明の電磁波検出装置は、基板と、前記基板上の所定方向に配置されたゲート信号線と、前記ゲート信号線と交差させて配置された読み取り信号線と、前記ゲート信号線と前記読み取り信号線の交差部に対応して配置された電磁波の検出部と、を有しており、前記検出部は、入射した電磁波を電荷に変換する電荷変換部と、前記電荷を蓄積する電荷蓄積部と、前記電荷蓄積部に蓄積された前記電荷を前記読み取り信号線に出力する薄膜トランジスタと、を有しており、前記薄膜トランジスタのオフ時に前記薄膜トランジスタのチャネル部に常時流れるオフ電流である第1ノイズと、前記薄膜トランジスタのオフ時に一時的に発生する第2ノイズと、が生ずる電磁波検出装置であって、前記薄膜トランジスタは、多結晶半導体層を有しており、前記第1ノイズの値が前記第2ノイズの値以上に設定されている構成である。
本発明の電磁波検出装置は、好ましくは、前記薄膜トランジスタは、nチャネル型薄膜トランジスタであり、前記薄膜トランジスタに入力されるゲート信号は、正電位のピーク電位とそれよりも低電位のボトム電位とから成るパルス信号であり、前記オフ時のソース−ゲート間の電位差で決定される前記ボトム電位が0V以上閾値電圧未満の範囲内にある。
本発明の電磁波検出装置は、好ましくは、前記第1ノイズを増幅し、そのレベルを高くする増幅器を備えている。
本発明の電磁波検出装置は、好ましくは、前記第2ノイズから前記第1ノイズを減算し前記第2ノイズを消去する減算器を備えている。
本発明の電磁波検出装置は、基板と、前記基板上の所定方向に配置されたゲート信号線と、前記ゲート信号線と交差させて配置された読み取り信号線と、前記ゲート信号線と前記読み取り信号線の交差部に対応して配置された電磁波の検出部と、を有しており、前記検出部は、入射した電磁波を電荷に変換する電荷変換部と、前記電荷を蓄積する電荷蓄積部と、前記電荷蓄積部に蓄積された前記電荷を前記読み取り信号線に出力する薄膜トランジスタと、を有している電磁波検出装置であって、前記薄膜トランジスタは、多結晶半導体層を有しており、前記薄膜トランジスタのチャネル部に光を入射する照明部を有している構成である。
本発明の電磁波検出装置は、好ましくは、前記薄膜トランジスタのオフ時に前記チャネル部に常時流れるオフ電流である第1ノイズと、前記オフ時に一時的に発生する第2ノイズと、が生じており、前記第1ノイズの値が前記第2ノイズの値以上に設定されている。
本発明の電磁波検出装置は、好ましくは、前記薄膜トランジスタのオフ時に前記チャネル部に照射する光量を、前記第1ノイズの値が前記第2ノイズの値以上となるように制御する光量制御部を備えている。
本発明の電磁波検出装置は、基板と、前記基板上の所定方向に配置されたゲート信号線と、前記ゲート信号線と交差させて配置された読み取り信号線と、前記ゲート信号線と前記読み取り信号線の交差部に対応して配置された電磁波の検出部と、を有しており、前記検出部は、入射した電磁波を電荷に変換する電荷変換部と、前記電荷を蓄積する電荷蓄積部と、前記電荷蓄積部に蓄積された前記電荷を前記読み取り信号線に出力する薄膜トランジスタと、を有しており、前記薄膜トランジスタのオフ時に前記薄膜トランジスタのチャネル部に常時流れるオフ電流である第1ノイズと、前記薄膜トランジスタのオフ時に一時的に発生する第2ノイズと、が生ずる電磁波検出装置であって、前記薄膜トランジスタは、多結晶半導体層を有しており、前記第1ノイズの値が前記第2ノイズの値以上に設定されている構成であることから、以下の効果を奏する。すなわち、ランダムノイズとしての第2ノイズが一定レベルノイズとしての第1ノイズに埋もれることとなる。その結果、電磁波検出装置から出力された読み取り信号を用いるX線画像診断装置等において第2ノイズが観測されることを防ぐことができる。
このように、本発明は、ランダムノイズを目立たなくするため、さらにはランダムノイズが観測されなくするために、オフ電流値を意図的に高くするものである。これは、ランダムノイズの一因と想定される多結晶シリコンの欠陥を完全に無くすことが難しいために、ランダムノイズを小さくすることが困難であることに基づく。
本発明の電磁波検出装置は、前記薄膜トランジスタは、nチャネル型薄膜トランジスタであり、前記薄膜トランジスタに入力されるゲート信号は、正電位のピーク電位とそれよりも低電位のボトム電位とから成るパルス信号であり、前記オフ時のソース−ゲート間の電位差で決定される前記ボトム電位が0V以上閾値電圧未満の範囲内にある場合、薄膜トランジスタの動作電圧範囲における最低電位が、オフ電流がランダムノイズレベルよりも小さくなるゲート電圧領域よりも高いものとなる。その結果、ランダムノイズがオフ電流に埋もれた状態とすることができ、電磁波検出装置から出力された読み取り信号を用いるX線画像診断装置等においてランダムノイズが観測されることを防ぐことができる。
本発明の電磁波検出装置は、前記第1ノイズを増幅し、そのレベルを高くする増幅器を備えている場合、ランダムノイズがオフ電流に埋もれた状態とすることが容易になる。
本発明の電磁波検出装置は、前記第2ノイズから前記第1ノイズを減算し前記第2ノイズを消去する減算器を備えている場合、ランダムノイズがオフ電流に埋もれた状態とすることが容易になる。
本発明の電磁波検出装置は、基板と、前記基板上の所定方向に配置されたゲート信号線と、前記ゲート信号線と交差させて配置された読み取り信号線と、前記ゲート信号線と前記読み取り信号線の交差部に対応して配置された電磁波の検出部と、を有しており、前記検出部は、入射した電磁波を電荷に変換する電荷変換部と、前記電荷を蓄積する電荷蓄積部と、前記電荷蓄積部に蓄積された前記電荷を前記読み取り信号線に出力する薄膜トランジスタと、を有している電磁波検出装置であって、前記薄膜トランジスタは、多結晶半導体層を有しており、前記薄膜トランジスタのチャネル部に光を入射する照明部を有している構成であることから、薄膜トランジスタのチャネル部において光リーク電流が発生するために、オフ電流値が増加する。その結果、ランダムノイズがオフ電流に埋もれやすくなり、電磁波検出装置から出力された読み取り信号を用いるX線画像診断装置等においてランダムノイズが観測されることを抑えることができる。また、照明部の光量を調整することによって、ランダムノイズがオフ電流に埋もれた状態とすることを確実にすることが容易になる。
また本発明の電磁波検出装置は、好ましくは、前記薄膜トランジスタのオフ時に前記チャネル部に常時流れるオフ電流である第1ノイズと、前記オフ時に一時的に発生する第2ノイズと、が生じており、前記第1ノイズの値が前記第2ノイズの値以上に設定されている場合、第2ノイズとしてのランダムノイズが第1ノイズとしてのオフ電流に埋もれた状態とすることができ、電磁波検出装置から出力された読み取り信号を用いるX線画像診断装置等においてランダムノイズが観測されることを確実に抑えることができる。
本発明の電磁波検出装置は、好ましくは、前記薄膜トランジスタのオフ時に前記チャネル部に照射する光量を、前記第1ノイズの値が前記第2ノイズの値以上となるように制御する光量制御部を備えている場合、第2ノイズとしてのランダムノイズが第1ノイズとしてのオフ電流に埋もれた状態とすることが容易になる。
図1(a),(b)はそれぞれ、本発明の電磁波検出装置について実施の形態の1例を示す図であり、検出部に含まれる薄膜トランジスタの断面図である。 図2は、本発明の電磁波検出装置についてオフ電流レベルがランダムノイズレベルよりも高くなることを説明するための、ゲート電圧(Vg)とソース−ドレイン間電流(Id)の相関を示すグラフである。 図3は、本発明の電磁波検出装置について実施の形態の他例を示す図であり、2つの薄膜トランジスタを直列接続したダブルゲート構造を有する一つの検出部の回路図である。 図4は、本発明の電磁波検出装置について実施の形態の他例を示す図であり、ゲート信号線から薄膜トランジスタに入力するゲート信号としてのパルス信号の波形図である。 図5は、本発明の電磁波検出装置について実施の形態の他例を示す図であり、薄膜トランジスタのチャネル部に光を入射する照明部を有している電磁波検出装置における薄膜トランジスタの部位の断面図である。 図6は、従来の直接変換型の電磁波検出装置の1例を示すブロック回路図である。 図7の(a)は、図6の電磁波検出装置について電磁波の検出原理を説明するための断面図、(b)は、(a)のA部を拡大して示す拡大断面図である。 図8は、従来の電磁波検出装置の検出部に含まれる薄膜トランジスタの詳細な構造を示す断面図である。 図9は、従来の電磁波検出装置について、薄膜トランジスタがnチャネル型TFTであって半導体層がLTPSから成る場合の、ゲート電圧(Vg)の変化に対するソース−ドレイン間電流(Id)の変化を示す特性曲線と、半導体層がアモルファスシリコン(aSi)から成る場合の、Vgの変化に対するIdの変化を示す特性曲線と、を示すグラフである。
以下、本発明の電磁波検出装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。但し、以下で参照する各図は、本発明の電磁波検出装置の主要な構成部材等を示している。従って、本発明の電磁波検出装置は、図に示されていない回路基板、配線導体、制御IC,LSI等の周知の構成部材を備えていてもよい。また、本発明の実施の形態を示す図1〜図5において、図6〜図9に示す従来例と同じ部位には同じ符号を付しており、それらの詳細な説明は省略する。
本発明の電磁波検出装置は、図1(a)に示すように、ガラス基板等から成る基板1と、基板1上の所定方向(例えば、行方向)に配置されたゲート信号線と、ゲート信号線と交差させて配置された読み取り信号線と、ゲート信号線と読み取り信号線の交差部に対応して配置された電磁波の検出部と、を有しており、検出部は、入射した電磁波を電荷に変換する電荷変換部と、電荷を蓄積する電荷蓄積部と、電荷蓄積部に蓄積された電荷を読み取り信号線に出力するTFT14と、を有している電磁波検出装置であって、TFT14は、LTPS等の多結晶シリコンなどから成る多結晶半導体層41を有しており、多結晶半導体層41は、チャネル部41cと、高濃度の不純物を含有する、ソース部41sおよびドレイン部41dと、チャネル部41cとソース部41sとの間およびチャネル部41cとドレイン部41dとの間にそれぞれ配置され、低濃度の不純物を含有する低濃度不純物部(LDD部)41sl,41dlと、を有しており、低濃度不純物部41sl,41dlは、ソース部41sの電流が流れる経路の長さである電流経路長およびドレイン部41dの電流経路長のいずれよりも電流経路長が短い構成である。
上記の構成により、以下の効果を奏する。すなわち、ソース部41sおよびドレイン部41dよりも抵抗が高いLDD部41sl,41dlの電流経路長が短いので、TFT14のオフ電流値が高くなる。その結果、ランダムノイズが一定レベルノイズとしてのオフ電流に埋もれやすくなり、電磁波検出装置から出力された読み取り信号を用いるX線画像診断装置等においてランダムノイズが観測されることを抑えることができる。
LDD部41sl,41dlは、それぞれの電流経路長が、ソース部41sの電流経路長およびドレイン部41dの電流経路長のうち短い方よりも短い構成である。例えば、LDD部41sl,41dl、ソース部41s、ドレイン部41dのそれぞれの幅および厚みが同じであり、その幅が2μm〜5μm程度である場合、LDD部41sl,41dlのそれぞれの電流経路長は1μm〜3μm程度であり、ソース部41sおよびドレイン部41dのそれぞれの電流経路長は5μm〜8μm程度である。すなわち、LDD部41sl,41dlのそれぞれの電流経路長は、ソース部41sおよびドレイン部41dのそれぞれの電流経路長の10%〜60%程度となる。なお、電流経路長は、平面視である幅をもって直線状に形成されている半導体層である場合、その長さに相当する。平面視である幅をもって曲線部、屈曲部を有する形状に形成されている半導体層である場合、上記幅の中心を通る、電流方向に平行な軸線(中心軸)の長さに相当する。
本発明の電磁波検出装置は、図1(b)に示すように、TFT14は、多結晶シリコン等の多結晶半導体層41を有しており、多結晶半導体層41は、チャネル部41cとソース部41sとドレイン部41dとのみから構成されている構成である。
上記の構成により、以下の効果を奏する。すなわち、ソース部41sおよびドレイン部41dよりも抵抗が高いLDD部41sl,41dlがなくなるので、TFT14のオフ電流値が高くなる。その結果、ランダムノイズがオフ電流により埋もれやすくなり、電磁波検出装置から出力された読み取り信号を用いるX線画像診断装置等においてランダムノイズが観測されることを抑えることができる。
図2は、本発明の電磁波検出装置についてオフ電流値がランダムノイズ値よりも高くなることを説明するための、ゲート電圧(Vg)とソース−ドレイン間電流(Id)の相関を示すグラフである。なお、Vgは、詳細にはゲート電圧とソース電圧との電位差である。図1(a),(b)の構成とすることによって、TFT14の特性曲線51は、符号51aを付した破線で示すものとなる。特性曲線51aに示すように、半導体層がaSiから成るTFTの特性曲線52と比較して、図1(a),(b)の構成のTFT14は、そのオフ電流値が、半導体層がaSiから成るTFTのオフ電流値よりも高くなる。その結果、図1(a),(b)の構成のTFT14のオフ電流値が、ランダムノイズ53のレベルよりも高くなる。また、図1(a),(b)の構成のTFT14のオン電流値は、図1(a),(b)の構成を採用しない場合(特性曲線51の場合)よりも高くなる。その結果、図1(a),(b)の構成のTFT14は、オン/オフ比の低下を抑えることもできる。
本発明の電磁波検出装置は、図3に示すように、多結晶半導体層41がチャネル部41cとソース部41sとドレイン部41dとのみから構成されているTFT14が、複数個が直列接続されていることが好ましい。この場合、読み取り信号のオン/オフ比を向上させることができる。すなわち、一つの検出部13において一つのTFT14を有するシングルゲート構造では、オフ電流値が大きくなりすぎて読み取り信号のオン/オフ比が小さくなる傾向がある。そこで、ダブルゲート構造等の所謂マルチゲート構造とした場合、シングルゲート構造でチャネル部41cの長さを長くする場合と比較して、オン電流値は低下せず、かつオフ電流値が低下し大きくなりすぎることを抑えることができる。従って、ランダムノイズがオフ電流に埋もれた状態とするとともに、読み取り信号のオン/オフ比を向上させることができる。
上記のLDD部を有していないTFT14をマルチゲート構造とする場合、TFT14は2個〜4個程度を直列接続させることがよい。4個を超えると、マルチゲート構造のTFT14の部位のサイズが画素部13のサイズを超えるおそれがある。
本発明の電磁波検出装置は、基板1と、基板1上の所定方向に配置されたゲート信号線と、ゲート信号線と交差させて配置された読み取り信号線と、ゲート信号線と読み取り信号線の交差部に対応して配置された電磁波の検出部13と、を有しており、検出部13は、入射した電磁波を電荷に変換する電荷変換部と、電荷を蓄積する電荷蓄積部と、電荷蓄積部に蓄積された電荷を読み取り信号線に出力するTFT14と、を有しており、TFT14のオフ時にTFT14のチャネル部に常時流れるオフ電流である第1ノイズと、TFT14のオフ時に一時的に発生する第2ノイズと、が生ずる電磁波検出装置であって、TFT14は、多結晶半導体層41cを有しており、第1ノイズの値が第2ノイズの値以上に設定されている構成である。
上記の構成により、以下の効果を奏する。ランダムノイズとしての第2ノイズが一定レベルノイズとしての第1ノイズに埋もれることとなる。その結果、電磁波検出装置から出力された読み取り信号を用いるX線画像診断装置等において第2ノイズが観測されることを防ぐことができる。
第1ノイズの値を第2ノイズの値以上に設定する手段として、例えば、第1ノイズを増幅し、そのレベルを高くする増幅器、増幅した第1ノイズを記憶する記憶装置等があり、これにより第1ノイズの値が第2ノイズの値以上となるように制御することができる。上記の増幅器、記憶装置等は、例えば図6に示す読み出し回路19に内蔵させて設けることができる。さらに、第2ノイズから第1ノイズを減算し第2ノイズを消去する減算器等を備えていてもよい。
本発明の電磁波検出装置は、図4に示すように、TFT14は、nチャネル型TFTであり、TFT14に入力されるゲート信号は、正電位のピーク電位(ハイ(H)レベル)とそれよりも低電位のボトム電位(ロー(L)レベル)から成るパルス信号40pであり、そのパルス信号40pは、TFT14のオフ時のソース−ゲート間の電位差で決定されるボトム電位が0V以上閾値電圧(0.8V〜1.5V程度)未満の範囲内にあることが好ましい。この場合、図9のグラフに示すように、TFT14の動作電圧範囲における最低電位(Vg=0V)が、オフ電流値がランダムノイズ値よりも小さくなるゲート電圧領域よりも高いものとなる。その結果、ランダムノイズがオフ電流に埋もれた状態とすることができ、電磁波検出装置から出力された読み取り信号を用いるX線画像診断装置等においてランダムノイズが観測されることをより防ぐことができる。
また本発明の電磁波検出装置は、図5示すように、TFT14のチャネル部41cに光を入射する照明部60を有している。この構成により、TFT14のチャネル部41cにおいて光リーク電流が発生するために、オフ電流値が増加する。その結果、ランダムノイズがオフ電流により埋もれやすくなり、電磁波検出装置から出力された読み取り信号を用いるX線画像診断装置等においてランダムノイズが観測されることを抑えることができる。また、照明部60の光量(照度)を調整することによって、ランダムノイズがオフ電流に埋もれた状態とすることを確実にすることが容易になる。なお、照明部60は、図5に示すように、基板1のTFT14形成面と反対側の面(裏面)の側に配置されていることがよい。この場合、TFT14のチャネル部41cに光を入射させることが容易になる。
照明部60としては、蛍光管、LED、有機EL装置、無機EL装置、半導体レーザ、基板1に成膜して構成された膜状の有機EL膜、無機EL膜などの種々の照明手段が採用し得る。
本発明の電磁波検出装置は、TFT14のオフ時にチャネル部41cに常時流れるオフ電流である第1ノイズと、上記オフ時に一時的に発生するランダムノイズである第2ノイズと、が生じており、第1ノイズの値が第2ノイズの値以上に設定されていることが好ましい。この場合、第2ノイズとしてのランダムノイズが第1ノイズとしてのオフ電流に埋もれた状態とすることができ、電磁波検出装置から出力された読み取り信号を用いるX線画像診断装置等においてランダムノイズが観測されることを防ぐことができる。
またこの場合、照明部60の光量(照度)を制御する光量制御部を設け、TFT14のオフ時にチャネル部41cに照射する光量を、第1ノイズの値が第2ノイズの値以上となるように、光量制御部によって制御することができる。さらに光量制御部は、第1ノイズの値が第2ノイズの値以上となる光量を記憶しておく記憶部を有していることがよく、例えば温度によって第1ノイズの値および第2ノイズの値が変動する場合であれば、温度とそれに依存して変動する好適な光量を記憶しておくこともできる。
本発明の電磁波検出装置は、直接変換型であれば、電荷変換部として、aSe,CdTe等が採用し得る。また間接変換型の電磁波検出装置であってもよく、その場合、X線等の放射線を光に波長変換するシンチレータと、電荷変換部としてのpinフォトダイオード等を有する構成となる。
シンチレータは、CsI:Tl,GOS(Gd22S:Tb)等から成り、例えば被写体に照射されたX線、γ線、α線等の放射線を光に波長変換する。そして、シンチレータから放出された光を、本発明の電磁波検出装置によって電荷へ光電変換して画像情報を得る間接変換方式の放射線画像形成装置に適用される。CsI:Tl等から成るシンチレータは、Al(アルミニウム)等から成る金属基板に放射線感応層(シンチレーション層)を蒸着することによって形成される。そして、例えば本発明の電磁波検出装置の光源側にシンチレータを配置し、それらを接着材等の接合手段によって貼り合わせることにより、放射線画像形成装置が構成される。
pinフォトダイオードは、Ta,Nd,W,Ti,Mo,Al,Cr,Ag等の金属またはそれらの合金から成る第1の電極層、n+aSi等から成る第1の不純物半導体層、真性(intrinsic)Si(i型Si)等から成る真性半導体層、p+aSi等から成る
第2の不純物半導体層、ITO等の透明電極から成る第2の電極層が積層されている。第1の電極層、第1の不純物半導体層、真性半導体層、第2の不純物半導体層及び第2の電極層によって、光電変換部としてのpinフォトダイオードが構成される。このpinフォトダイオードは、第2の不純物半導体層及び第2の電極層の側から真性半導体層に入射した光を光電変換する。
さらに、放射線画像形成装置によって得られた電気的な画像情報は、A−D(Analog to Digital)変換によりデジタルデータに変換され、イメージプロセッサによりデジタ
ル画像に変換され、それが液晶表示装置(Liquid Crystal Display :LCD)等の表示手段に表示されて、画像診断、画像分析等に用いられる。
なお、本発明の電磁波検出装置は、上記実施の形態に限定されるものではなく、適宜の設計的な変更、改良を含んでいてもよい。
1 基板
11 ゲート線
12 読み取り信号線
13 検出部
14 TFT
15 電荷変換部
16 電荷蓄積部
33s ソース電極
33d ドレイン電極
40 ゲート電極
41 多結晶半導体層
41c チャネル部
41s ソース部
41d ドレイン部
41sl,41dl LDD部
60 照明部

Claims (7)

  1. 基板と、
    前記基板上の所定方向に配置されたゲート信号線と、
    前記ゲート信号線と交差させて配置された読み取り信号線と、
    前記ゲート信号線と前記読み取り信号線の交差部に対応して配置された電磁波の検出部と、を有しており、
    前記検出部は、入射した電磁波を電荷に変換する電荷変換部と、前記電荷を蓄積する電荷蓄積部と、前記電荷蓄積部に蓄積された前記電荷を前記読み取り信号線に出力する薄膜トランジスタと、を有しており、
    前記薄膜トランジスタのオフ時に前記薄膜トランジスタのチャネル部に常時流れるオフ電流である第1ノイズと、前記薄膜トランジスタのオフ時に一時的に発生する第2ノイズと、が生ずる電磁波検出装置であって、
    前記薄膜トランジスタは、多結晶半導体層を有しており、
    前記第1ノイズの値が前記第2ノイズの値以上に設定されている電磁波検出装置。
  2. 前記薄膜トランジスタは、nチャネル型薄膜トランジスタであり、
    前記薄膜トランジスタに入力されるゲート信号は、正電位のピーク電位とそれよりも低電位のボトム電位とから成るパルス信号であり、
    前記オフ時のソース−ゲート間の電位差で決定される前記ボトム電位が0V以上閾値電圧未満の範囲内にある請求項に記載の電磁波検出装置。
  3. 前記第1ノイズを増幅し、そのレベルを高くする増幅器を備えている請求項1に記載の電磁波検出装置。
  4. 前記第2ノイズから前記第1ノイズを減算し前記第2ノイズを消去する減算器を備えている請求項3に記載の電磁波検出装置。
  5. 基板と、
    前記基板上の所定方向に配置されたゲート信号線と、
    前記ゲート信号線と交差させて配置された読み取り信号線と、
    前記ゲート信号線と前記読み取り信号線の交差部に対応して配置された電磁波の検出部と、を有しており、
    前記検出部は、入射した電磁波を電荷に変換する電荷変換部と、前記電荷を蓄積する電荷蓄積部と、前記電荷蓄積部に蓄積された前記電荷を前記読み取り信号線に出力する薄膜
    トランジスタと、を有している電磁波検出装置であって、
    前記薄膜トランジスタは、多結晶半導体層を有しており、
    前記薄膜トランジスタのチャネル部に光を入射する照明部を有している電磁波検出装置。
  6. 前記薄膜トランジスタのオフ時に前記チャネル部に常時流れるオフ電流である第1ノイズと、前記オフ時に一時的に発生する第2ノイズと、が生じており、前記第1ノイズの値が前記第2ノイズの値以上に設定されている請求項に記載の電磁波検出装置。
  7. 前記薄膜トランジスタのオフ時にチャネル部に照射する光量を、前記第1ノイズの値が前記第2ノイズの値以上となるように制御する光量制御部を備えている請求項6に記載の電磁波検出装置。
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