JP6778432B2 - ワインかすおよび/またはブドウジュース絞りかす懸濁液を含有するノンアルコール飲料およびその製造法 - Google Patents
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一方で、赤ワインを醸造する際、ブドウの果肉や果皮種子の混ざったままの果汁をアルコール発酵させた後、圧搾して果皮種子を取り除く。通常ではこの発酵果皮種子は利用されることもなくワインかす、またはブドウジュース絞りかすとして廃棄されるか、肥料、家畜飼料として使われる。発酵果皮種子を飲料に利用することも提案されているが、赤ワイン様の色彩と風味を楽しめる発酵ブドウ果皮種子混合茶のティーバッグとしてである(特許文献1)。ティーバッグは使用された後廃棄される。
ブドウ果汁、紅茶抽出物、ブドウ種子抽出物およびブドウ果実搾汁カス抽出物を含有する、アルコール濃度0.00%のワイン風飲料が特許文献2に記載されている。抽出物がブドウ果汁の風味にワインの渋み、香りを補うことにより、ワイン風味を実現しようとしているのであって、ブドウ種子およびブドウ果実搾汁カスを全部利用するものではない。また、各種果汁の風味にカテキンに含まれているタンニンの渋み、苦味、酸味をブレンドすることにより、ワイン風味を実現しようとして、主原料として緑茶の水出し抽出液を用い、この抽出液に対し、ブドウや桃、キウイ、メロンその他の果汁を加えることにより、アルコール濃度0%のノンアルコールワインが製造されることが特許文献3に記載されている。これも抽出液や果汁のみの利用である。
アルコールを含有しないノンアルコール飲料は、アルコールを使用することなくアルコール飲料と同様の風味を呈する必要があり、配合する成分の種類および量を選択することが困難である。
(1)ブドウ果汁に、ワインかすおよび/またはブドウジュース絞りかすと水を加え、ワイン酵母で発酵して、ノンアルコール飲料を製造する方法において、
(a)ワインかすおよび/またはブドウジュース絞りかすを加えることにより、ブドウ果汁の風味にワインかすおよび/またはブドウジュース絞りかすの香りを補うこと、
(b)ワインかすおよび/またはブドウジュース絞りかすのナノサイズの微細化により、有効成分やうまみを取り出し、ブドウ果汁にワインらしいコク感と複雑味のあるバランスのよい味わいを付与すること、および
(c)加水をすることで糖濃度を低くし、糖の消費に合わせて果汁を少量ずつ加えることで低い濃度のまま発酵を継続し、製造の全過程を通してアルコール濃度を低く抑えることを特徴とする方法。
(2)ワインかすおよび/またはブドウジュース絞りかすの他に、桑の葉および/またはオリーブの葉を加える、上記(1)に記載の方法。
すなわち、本発明により、アルコール飲料らしいコク感と複雑味のあるバランスのよい味わいを呈するノンアルコール飲料を提供することができる。本発明のノンアルコール飲料は、アルコール飲料らしいコク感と複雑味のあるバランスのよい味わいを呈する。本発明のノンアルコール飲料は味のまとまりに優れている。また、本発明のノンアルコール飲料はアルコール濃度1容量%未満である。従って、本発明のノンアルコール飲料を飲用しても、酔うことがなく、アルコールまたはカフェインを摂取することによる人体に対する悪影響が発生しない。
原料液の使用量は、使用する原料の種類および目的とするノンアルコール飲料の風味に依存して大きく変化する。一般には、原料液の使用量は、非濃縮および非希釈状態におけるノンアルコール飲料中の重量/体積濃度として、1〜20g/リットル、好ましくは1.5〜10g/リットルである。
ワインかすは、赤ワインの場合は、果皮や果肉の混ざったままの状態で醗酵させ、約20〜30℃に保ち、数日から数十日かけて発酵させ、目的の発酵度合いになったところで、圧縮し液体と固形分を分離することで得た発酵ブドウ果皮種子である。
懸濁液の製造について、数ミクロン以下の加工は食品部門では量と価格の問題からあまりされていないが、練りゴマなどにはすでに採用されている。ワインかすおよび/またはブドウジュース絞りかすを微粒子化およびコロイド化するためには転動ボールミル、振動ミル、塔式ミル、媒体撹拌ミル、ローラーミル、高速回転ミル、ジェットミル、遊星ミル、アトリッター等の物理的粉砕手段が有効である。例えば、遊星ミルの場合、粒径が0.1μm以下の微粒子を多量に含むワインかすおよび/またはブドウジュース絞りかすコロイド溶液を得ることができる。微粒子化、あるいは、コロイド化することによって、原液を金網により濾過し、残渣を取り除く濾過工程が不要となる。また、前記濾過工程が不要となるため、製造工程においてワインかすおよび/またはブドウジュース絞りかす残渣を廃棄する必要がない。本発明による方法でコロイド状に形成されたワインかすおよび/またはブドウジュース絞りかすは、広い活性界面を有するので、例えば、ワインかすおよび/またはブドウジュース絞りかすは液体の中に平均に拡散され、安定に存在するようになる。本発明のナノサイズへの破砕には実際には湿式の破砕装置(http://www.yoshidakikai.co.jp/nano/prodct/takujou.html)を使っている。旋回気流式の粉砕器でもサブミクロンは実現できる。
ワインかすおよび/またはブドウジュース絞りかすあるいはその発酵物の使用量は、ノンアルコール飲料中のワインかすおよび/またはブドウジュース絞りかすあるいはその発酵物の懸濁液の濃度がBrix0.0002〜Brix0.024、好ましくはBrix0.002〜0.02になる量である。ワインかすおよび/またはブドウジュース絞りかすあるいはその発酵物の懸濁液の濃度がBrix0.002未満であると、風味の改善効果が得られず、Brix0.02を越えると味が重く感じられるようになる。最近はワインも含め濁度が高いものが好まれる傾向にある。
桑の葉は、甘みを抑える効果(酸味をたたせる)のために使用する。桑の葉を乾燥し粉末(30μm以上)にしてワインかすおよび/またはブドウジュース絞りかすに加え発酵した実験はしているが、発酵の代わりに桑の葉の超微細化懸濁液を入れて同様の効果があったということで、ワインかすおよび/またはブドウジュース絞りかすに加え発酵する際の桑の葉の大きさには制限がない。桑の葉の粉末を加えて酵母で発酵した(図1の(2))。発酵により桑の葉の中の成分が溶出したと考えられる。沈殿として残るためろ過する必要があるが、これは超微細化によって沈殿が出なくなった。桑の葉とワインかすおよび/またはブドウジュース絞りかす両方が小さくなったためである。別に粉末だけを粉砕したものでも甘さを抑える効果があり、発酵する場合と同様の効果があるため、図1の(2)の過程を省略できる可能性がある。桑の葉乾燥粉末は、1μm以下まで破砕すると沈殿が出なくなり、甘さを抑える効果も強くなった。桑の葉を破砕したもの1μm以下を加えても同様の効果がある。
また、オリーブの葉は渋みを付与するために添加する。同様に、オリーブ葉を乾燥し、粉末化(数十μm以上)したものをワインかすおよび/またはブドウジュース絞りかす懸濁液あるいはその発酵物に加える。オリーブ葉の粉末を加えて酵母で発酵した(図1の(3))。これを加えるとワインに近い渋みが付与される。これは発酵によりオリーブの葉の中の成分が溶出したと考えられる。これも沈殿が見られたが1μm以下まで粉砕すると沈殿はなくなった。すなわち、オリーブ葉乾燥粉末は、1μm以下まで破砕すると沈殿が出なくなる。桑の葉は甘さを抑える効果も強くなったが、オリーブの葉を破砕したもの(1μm以下)も、発酵した場合と同様の効果がある。
桑の葉の懸濁液および/またはオリーブの懸濁液の使用量は、風味の改善効果が得られる量以上、味が重く感じられるようになる量以下である。
発酵の過程では、糖としては、酵母が資化しうる糖類として果汁が用いられる。アルコール濃度を上げないために果汁濃度を1%から培養を始めて発酵の進行にともなって果汁を加える。例えばぶどう糖、果糖、麦芽糖、およびこれらの混合物などを用いることができ、好ましくはぶどう糖と果糖の混合物が用いられる。
なお、培養過程において糖が消費されるに伴って果汁あるいは糖を含む混合物を加える培養は、流加培養あるいは半回分培養ともよばれ、培養系に培地成分を供給しながら細胞を培養することをいう。培養温度は、好ましくは20℃〜30℃である。少なくとも3×108細胞/ml以上の細胞濃度において、より好ましくは9×108細胞/ml以上の細胞濃度において、醸造酵母細胞液の細胞濃度を設定することが好ましい。培養中に必要とされる培地成分は、培養中に培地に供給することができる。
三種類の発酵を個別に行い、それぞれと果汁を混合するというノンアルコールワインの作成の概略を図1に示す。
(1)ブドウ果汁+ワインかす(皮と種をミルでつぶしたもの)+水を加えてワイン酵母で発酵(通常のワイン発酵通りに)した。ノンアルコールワイン(1)が得られた。
加水により糖度が下がりアルコール濃度が下がる→低アルコール(0.5%未満)を実現できる。糖濃度を低く保つことにより製造の全過程を通してアルコール濃度を低く抑えることができる。過程でアルコールが生産されることがないので清涼飲料水といえる。
(2)さらに桑粉末またはオリーブ粉末を加えたものも発酵した。
甘みを抑えるために桑の葉を、渋みを添加するためにオリーブの葉を使い、上記の(1)と同様に発酵した。
(2−1)桑の葉を粉末化したものを(1)と同じ原料に加えて発酵した。ノンアルコールワイン(2)が得られた。
(2−2)オリーブの葉を粉末化したものを(1)と同じ原料に加えて発酵した。ノンアルコールワイン(3)が得られた。
(3)上記3種類のノンアルコールワイン(1)、(2)、(3)と原液のワインジュースを加えて、本発明のノンアルコール飲料1、2、3を得た。このワインジュースが飲みやすさを与えることができた。
ノンアルコール飲料1は、上記(1)工程のワインかすの微細化と発酵により、ワインかすのうまみと香り(アルコール臭)を取り出すことができた。
ノンアルコール飲料2は、上記の(2−1)の工程により、桑の葉の微細化と発酵により、甘みを抑え酸味が立ちキレを良くすることができた。
また、ノンアルコール飲料3は、上記の(2−2)の工程により、オリーブの葉の微細化と発酵により、渋みを出し酸味を抑えることができた。次のような改良すべき点が見つかった。
(ア)加水によって水くさくなる。
(イ) 濾過が難しく不十分な濾過では沈殿が生じる。
(ウ)製法が難しく大量生産に向かない。
(4)通常ワインは10%以上の糖濃度の果汁に酵母を加えて発酵を行う。1%未満(通常0.5%程度)の糖濃度であればほとんどアルコールを製造しない。果汁などを水で10〜20倍に希釈にすればアルコールをほとんど造らない。最初1%程度の糖を酵母が取り込んで生育する(発酵する)。酵母が増殖すれば糖濃度は低下する(0.5%〜0%)。
低下した分ブドウ果汁を添加する。
100mlの果汁に900mlの水を加えて培養を開始した場合、糖濃度が低下した後(2日目)110ml、三日目に120mlと徐々に果汁を足すと、8日目には水と果汁の液量はおよそ同じになる。13日目には1:2になる。
(5)ワインかす、ブドウジュース絞りかす、桑の葉、オリーブの葉の沈殿物の改良。
粒子径を1μm以下にすることによって水溶液化することができた。
アルコール濃度を上げないために果汁濃度を5%から培養を初めて発酵の進行にともなって果汁を加えた。10リットルのビーカーで培養した結果、表1に示す通り発酵を通してエタノールの濃度はあがらなかった。
ノンアルコールワイン(市販品)にブドウジュースをブレンドすると、ブドウジュースよりおいしくなることについて、ノンアルコールワイン試飲会で調査した。
中身を告げずにどれがおいしいかを教えてもう方式で調査した。
5種類の資料を用意した。
1)ブドウジュース100%
2)ノンアルコールワイン(ドイツ製)100%
上記の1)と2)とをブレンドする。
3)1:4
4)1:2
5)1:1
調査対象は大人から子供まで。
大人に聞いた場合、2)をおいしいと答える人は、ほとんどいなかった。これは予想通りであった。ワイン通という方も含め大半が3)か4)を美味しいと答えた。ワインっぽいのはと問えば、2)という回答もあった。
子供たちに飲んでもらうと、1)よりも、3)や4)がおいしいとほとんどの子供たちが答えた。ジュースにはないうま味がやはり含まれていると確信した。この結果は予想外であった。
図1の個別に発酵したものの原液(1)、(2)、(3)をろ過せずに(実験は、あらく沈殿したものは除いているが、それに限定されない。)超微細化したもの1*、2*、3*のうち、2*、または3*を市販のジュースに加え、2%程度添加したもの(A)、さらにこのAに1*を加えたもの(B)を作成したことを図2で説明する。
また、図1の個別に発酵したものの原液1をろ過せずに(実験は、あらく沈殿したものは除いているが、それに限定されない。)超微細化したもの1*に桑、オリーブのナノ粒子を加えたものに市販のジュースを加えると図2の(A)と同様の効果(発酵ではなく微細化でも同様の効果)を発揮することを図3で説明する。
エタノールを造らない製法を開発した。ブドウ糖からエタノールができる。糖濃度を下げれば精製するエタノール濃度※は下がる( ※アルコール濃度のこと)。本実施例で、エタノールも十分低く基準を満たし、かつ、ジュースよりおいしいという目標にも達した。
プロジェクトチームでの試飲会で用いたものは、R−1果汁にワインかすを微粉砕化したものと水を加えて実施例1と同様に発酵した。得られた発酵液をR−1果汁とブレンドした。しかし、酸味が強すぎる、甘みが強すぎる、渋みが少ないという結果だった。副原料なしでやって来た結果は、ここが限界であった。
そこで、R−1ジュース、ワインかす、種、皮に水を加え、さらに桑の葉を使って発酵した。桑の葉は、香川県さぬき市の特産で、血糖値を下げる効果があると知られている。DNJ(デオキシノジリマイシン)というグルコースアナログの効果ともいわれている。粉末が抹茶に似た風味で、ワインに合うと思い、これを採用した。
また、オリーブの葉を使った発酵も行った。オリーブは、香川県小豆島の特産で、近年、葉はオリーブハマチなどに使われている。非常にポリフェノールが多く、とても渋いことが分かっていた。
これらを組み合わせることで、ジュースの美味しさ、甘さに、発酵のうまみと種・皮のうまみとを加え、甘みを消し、味わい、コクを加え、酸味を減らし、渋味を加えることとした。これらのブレンド比によってワインに近くなること、飲みやすくなるなど、バリエーションがあることが判明した。
また、新たな課題も生じた。製造過程でアルコール濃度が上がってしまった。そこで、果汁の添加方法を変えることで解決した。また、ワインかすや粉末の除去が難しいことも問題となった。そこで、超微細加工技術を取り入れることにして解決した。超微細化技術によってナノ粒子を作ることで、ワインかすおよび/またはブドウジュース絞りかすや粉末の除去が必要でなく、全部を利用することができた。
得られた飲料は、ワインの風味、香り(イソブタノール・2-3メチルブタノール・フェニルアルコール)を有し、ワインの皮、カスに含まれる栄養源、発酵によって生じた栄養素が付加され、おいしい、さっぱりしている、飲みやすい、ブドウの味がストレートに分かるものであった。桑の葉の粉末を加えて作ったノンアルコールワインをほんの少し加えると甘みが抑えられ酸味がたつという効果が発揮される。
甘みが抑えられ酸味がたつという効果は、桑葉を乾燥し粉末化(数十μm以上)したものを発酵したもの(例、実施例1のノンアルコールワイン1)に加えたものについて、香川県の企業や職員100名以上に官能テスト済みである。1μmまで破砕したものを加えたものについては東京のイベントで450人中これも9割を超える人が納得してくれた。
オリーブの葉の粉末を加えて作ったノンアルコールワインをほんの少し加えると、酸味が抑えられ、渋みが加わるという効果が発揮される。オリーブに関しては、上記好みが分かれ、嫌いという人、たくさん入れた方がよいという人に分かれた。ワインのプロジェクトチーム(中小機構基盤機構、商工会、ワイナリー工場長、レストラン関係者、ソムリエ)およびその他のイベントでワイン好きという人など20名以上には、自分の好みのブレンドを作ってもらい 今までにないワインに近いものという評価を得ている。面と向かって、1〜2%くらいの人(10名以下)は ワインではないと厳しい評価をした。
桑の葉、オリーブの葉は、吉田機械興業の湿式破砕機NVL-ES008-D10で破砕すると水溶化される。葉を水溶化したものを仕様しても同様の効果は得られる。
桑の葉は、数ミクロンまでつぶすと水に溶ける。凝集したものが大きなサイズに表れるが少し振ると消える。
以上により、酸味が強すぎる、甘みが強すぎる、渋みが少ない、沈殿が残る(飲みにくい、残渣となる)、などの問題点をが解決することができた。ブドウ果汁に、ワインかすおよび/またはブドウジュース絞りかすおよび桑の葉および/またはオリーブの葉のナノサイズの微細化により有効成分やうまみを取り出す工程を包含する、ブドウ果汁の風味に、ワインかすおよび/またはブドウジュース絞りかすの香りと桑の葉および/またはオリーブの葉の渋味を補うことにより、ブドウ果汁にワインらしいコク感と複雑味のあるバランスのよい味わいを付与することができることが分かった。
Claims (2)
- ブドウ果汁に、ワインかすおよび/またはブドウジュース絞りかすと水を加え、ワイン酵母で発酵して、ノンアルコール飲料を製造する方法において、
(1)ワインかすおよび/またはブドウジュース絞りかすを加えることにより、ブドウ果汁の風味にワインかすおよび/またはブドウジュース絞りかすの香りを補うこと、
(2)ワインかすおよび/またはブドウジュース絞りかすのナノサイズの微細化により、有効成分やうまみを取り出し、ブドウ果汁にワインらしいコク感と複雑味のあるバランスのよい味わいを付与すること、および
(3)加水をすることで糖濃度を低くし、糖の消費に合わせて果汁を少量ずつ加えることで低い濃度のまま発酵を継続し、製造の全過程を通してアルコール濃度を低く抑えることを特徴とする方法。 - ワインかすおよび/またはブドウジュース絞りかすの他に、桑の葉および/またはオリーブの葉を加える、請求項1に記載の方法。
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