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JP6770355B2 - ステアリングホイール用加飾部材 - Google Patents

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Description

本発明は、ステアリングホイールの表面の美観を向上させるステアリングホイール用加飾部材に係り、特に、リング部に取り付けられるステアリングホイール用加飾部材に関する。
ステアリングホイールの外観の向上を図ったステアリングホイールの一例として、本出願人が先に提案したステアリングホイールがある(例えば、特許文献1参照。)。
上記特許文献1に記載されたステアリングホイールは、硬質のウレタンフォームからなる樹脂成形体により被覆された円環状のリム芯金部を備えている。リム芯金部の表面は、断面略半円弧状の薄板からなる一対の木部材により被覆された部分と、外革部により被覆された部分とを有している。
外革部の端部は、リム芯金部側に略直角に折り曲げられた折曲げ端部とされており、木部材と外革部との対向面には、外革部の折曲げ端部を木目込むための隙間が設けられている。
木部材の内面にはヒータが接着されており、ヒータの延在方向の両端部には互いに極性が異なる電極端子が設けられている。ヒータの電極端子には、木部材と外革部との対向面に設けられた隙間を通る配線の端部が接続されている。配線は、リム芯金部の芯金に固定された絶縁性の配線カバー内に挿通され、車両側へ延びてコントローラと電気的に接続されている。
特開2010−36840号公報
木部材と外革部(以下、「皮革」という。)との対向面に設けられた隙間に皮革の折曲げ端部を木目込む際に、配線が邪魔になって皮革にシワが寄ってしまいやすい。皮革の折曲げ端部を木目込む作業では、皮革のシワを回避することは難しく、外観的に製品価値を低下させる原因ともなっている。
従って、本発明の目的は、製品価値の高いステアリングホイール用加飾部材を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、ステアリングホイールのリング芯金の周囲を覆う樹脂部材に対応して取り付けられる加飾部材であって、前記樹脂部材に取り付けられる基材と、前記基材に設けられる意匠材と、前記意匠材及び前記基材の間に設けられるヒータとを有し、前記基材の中間部は、前記ヒータと接続されるリード線を取り出す取出部を有してなることを特徴としている。
本発明に係るステアリングホイール用加飾部材において、前記取出部は、前記基材の中間部に形成された開口である構成とすることができる。
更に、本発明に係るステアリングホイール用加飾部材において、前記取出部は、前記ヒータのヒータ線と前記リード線とを接続するための配線収容部である構成とすることができる。
更にまた、本発明に係るステアリングホイール用加飾部材において、前記意匠材は、突板からなる構成とすることができる。
本発明によれば、製品価値を低下させることなく、製品品質を高めることができる。
本発明に好適な実施の形態に係る加飾部材を備えたステアリングホイールの一例を説明するための平面模式図である。 図1のII−II線に沿って切欠したステアリングホイールを模式的に示す要部断面拡大図である。 実施の形態に係る加飾部材の一例を説明するための部分斜視模式図である。 実施の形態に係る加飾部材を延伸方向に沿って切欠して模式的に示す要部断面拡大図である。 加飾部材の他の一例を模式的に示す図4に相当する要部断面拡大図である。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて具体的に説明する。
(ステアリングホイールの構成)
図1において、全体を示す符号1は、本実施の形態に係る典型的な加飾部材20を備えた自動車用のステアリングホイールを模式的に示している。なお、以下の説明において、ステアリングホイール1の表面を前部ともいい、ステアリングホイール1の裏面を後部ともいい、ステアリングホイール1を表面からみて上下左右という。
図示例によるステアリングホイール1は、ステアリングシャフト2の先端に嵌着固定される円筒状のボス部3と、ボス部3の上部に取り付けられるパッド部4と、リング芯金5を被包するリング部6と、リング部6のリング芯金5及びボス部3を互いに連結する3本のスポーク芯金7の一部を被包するスポーク部8とを備えている。
図1及び図2に示すように、リング部6の外周部とスポーク部8の外周部とには、ポリウレタン等の樹脂部材からなる被覆部9が被覆されている。被覆部9の表面には、皮革からなる表皮部10と、ステアリングホイール1の外観意匠性を向上させる意匠面を有する加飾部材20とが取り付けられている。
(加飾部材の構成)
図示例による加飾部材20は、運転者が把持する把持部であるリング部6の上側の加飾部材20、左斜め下側の加飾部材20、及び右斜め下側の加飾部材20を有する3つの部材からなる。これらの加飾部材20は、図1に示すように、ステアリングホイール1のリング部6の内周側に装着されるが、リング部6の外周側に装着される構成も可能である。
以下、リング部6の上側の加飾部材20について説明するが、左斜め下側及び右斜め下側の加飾部材20は、上側の加飾部材20と同様の形状及び構造からなる。従って、左斜め下側及び右斜め下側の加飾部材20に関する詳細な説明は省略する。
図2、図3、及び図4に示すように、加飾部材20は、意匠部を構成する突板21と、リング部6に対する固定部となる基材22との間にヒータ23が挟まれるサンドウィッチ構造を有している。
突板21は、天然木材を所要の厚さに削り取った単板からなり、曲面形状に形成されている。突板21は、リング部6の延伸方向に沿って延伸して湾曲されるとともに、リング部6の運転者側対向面の略四分円部分を被覆している。突板21の材料としては、例えばウオールナット材、メイプル材、又は竹材などが挙げられる。
突板21の表面にカラークリア塗料及びクリア塗料を塗装することでクリアコート層24を形成することができる。突板21の裏面には、接着部材25によりヒータ23が接着されている。接着部材25としては、例えばホットメルトシート等が用いられる。
ヒータ23は、例えば繊維シート基材からなる熱伝導性の補強材23aにヒータ線23bを縫い込むことで構成されている。補強材23aとしては、例えば不織布、織布や編布などが好適に用いられる。ヒータ線23bとしては、通電することによって発熱する各種のヒータ線が用いられるが、例えばニクロム線の芯線の表面に絶縁膜を被覆したものなどが挙げられる。
ヒータ23の裏面側には、接着部材25によって基材22が接着されている。基材22の材質としては、例えばポリアミド樹脂などの樹脂材や木質材などを用いることができる。突板21の裏面は、接着部材25により基材22とヒータ23とが接着された積層構造とされている。この積層構造は、薄い突板21の補強材としての機能を有する。基材22は、リング部6にスナップフィットあるいは接着などの固定手段により固定される。
ヒータ線23bは、補強材23aの突板21の裏面寄りに配置されることが好ましく、リング部6の延伸方向に沿って交互に交差する波形状に延びている。ヒータ線23bの中間部には、互いに極性が異なる端子部23c,23cが電気的に接続されている。ヒータ線23bは、各端子部23cと接続されたリード線23dを介して図示しない制御回路と電気的に接続されており、制御回路を介して通電されることで発熱するように構成されている。
基材22は、ヒータ線23bの端子部23cと接続されたリード線23dを取り出す取出部26を備えている。この取出部26は、基材22の中間部に貫通して形成された開口からなり、この開口には、リード線23dが挿通されている。かかる構成により、表皮部10と突板21との間の見切り部11にリード線23dを挿通する必要がなくなり、皮革からなる表皮部10の折曲げ端部を木目込む際に、リード線23dが邪魔にならない。
[加飾部材の変形例]
ステアリングホイール用加飾部材20の代表的な構成例を実施の形態、及び図示例を挙げて説明したが、次に示すような変形例も可能である。
図5を参照すると、同図には、取出部26の他の一例が示されている。図5に示すように、基材22の中間部に筒状の取出筒部27を備えることができる。取出筒部27は、ヒータ線23bの端子部23cと接続されたリード線23dの取出孔とされている。取出筒部27の取出孔の外周面は、基材22の内周面に接着されており、取出筒部27の内周面には、リード線23dが挿通されている。
この取出部26の作用効果を顕著に現出するには、形状や構造等を適宜に選択することが好ましい。取出部26の更に他の一例としては、取出部26をヒータ線23bとリード線23dとを接続するための配線収容部として構成することもできる。取出筒部27の取出孔の内周面又は外周面に挿入される図示しない被接着部であるコネクタの外周面又は内周面を嵌合固定するコネクタ接続部とすることも可能である。
突板21及びヒータ23を予め射出成形金型内にインサートし、金型内に基材22となる樹脂及び取出筒部27となる樹脂を二色成形することで、取出部26及び取出筒部27が基材22に一体化された成形体として構成することができる。
一方、突板21、ヒータ23、及び取出筒部27を予め射出成形金型内にインサートし、金型内に基材22となる樹脂を射出成形することで、突板21、ヒータ23、及び取出筒部27が基材22に一体化された成形体として構成することもできる。
(効果)
以上のように構成されたステアリングホイール用加飾部材20によると、上記効果に加えて、以下の効果が得られる。
表皮部10と突板21との間の見切り部11を除いて、基材22の中間部に形成された取出部26にリード線23dを挿通することとなるので、表皮部10の折曲げ端部は確実に固定され、表皮部10と突板21との間の見切りを見栄えよく仕上げることができる。
表皮部10の折曲げ端部を木目込む作業が容易となり、作業能率を向上させることができる。
表皮部10や補強材23aのシワによってヒータ線23bが折れ曲がったり、断線したりすることを防止することができるようになり、ヒータ23の耐久性を高くすることができる。
なお、本発明に係るステアリングホイール用加飾部材20の代表的な構成例では、自動車に適用する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば建設機械や農業機械などの各種の作業用車両に効果的に適用することができることは勿論である。
以上の説明からも明らかなように、本発明における代表的な実施の形態、変形例、及び図示例は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。従って、上記実施の形態、変形例、及び図示例の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
1…ステアリングホイール、2…ステアリングシャフト、3…ボス部、4…パッド部、5…リング芯金、6…リング部、7…スポーク芯金、8…スポーク部、9…被覆部、10…表皮部、11…見切り部、20…加飾部材、21…突板、22…基材、23…ヒータ、23a…補強材、23b…ヒータ線、23c…端子部、23d…リード線、24…クリアコート層、25…接着部材、26…取出部、27…取出筒部

Claims (3)

  1. ステアリングホイールのリング芯金の周囲を覆う樹脂部材に対応して取り付けられる加飾部材であって、
    前記樹脂部材に取り付けられる基材と、前記基材に設けられる意匠材と、前記意匠材及び前記基材の間に設けられるシート状のヒータとの積層構造を構成し、
    前記基材の中間部は、前記ヒータと接続されるリード線を取り出す取出部を有し
    前記ヒータのヒータ線の両端部が隣接して配置されており、
    前記取出部は、前記基材の前記ヒータ線の両端部と対応する中間部に形成され、前記ヒータ線の両端部と接続された一対のリード線を取り出す1つの開口であることを特徴とするステアリングホイール用加飾部材。
  2. 前記取出部は、前記ヒータのヒータ線と前記リード線とを接続するための配線収容部である請求項1に記載のステアリングホイール用加飾部材。
  3. 前記意匠材は、突板からなる請求項1に記載のステアリングホイール用加飾部材。
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