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JP6761038B2 - 独立型無線リソース制御レポートを起動する方法 - Google Patents

独立型無線リソース制御レポートを起動する方法 Download PDF

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Description

本発明の例示的実施形態による教示は、一般的に、無線通信システムにおけるテストについて測定値を収集し報告する(ドライブテストの最小化(Minimization of Drive Test:MDT)と呼ばれる場合がある)ための無線通信のシステム、方法、デバイス、およびコンピュータプログラムに関し、より具体的には、MDTの機能に関する無線リソース制御レポートに関する。
背景
本項は、特許請求の範囲に列挙される本発明の背景または文脈を提供することを目的とする。本項における説明は、追求されうる概念を含む可能性があり、必ずしも過去に着想または追求された概念ではない。したがって、本明細書に別途明示されないかぎり、本項に記載される事項は、本願における発明の説明や特許請求の範囲に対する従来技術ではなく、本項に含まれることによって従来技術であるとされるべきものではない。
本明細書および/または図面に用いられる可能性のある特定の略語を以下に定義する。
3GPP: (3rd Generation Partnership Project)第3世代パートナーシッププロジェクト
ASN.1: (Abstract Syntax Notation One)抽象構文記法1
IE: (Information Element)情報要素
MDT: (Minimization of Drive Tests)ドライブテストの最小化
PDCP: (Packet Data Convergence Protocol)パケットデータ集中プロトコル
QCI: (QoS Class Identifier)QoSクラス識別子
QoS: (Quality of Service)クオリティオブサービス
RRC: (Radio Resource Control)無線リソース制御
RRM: (Radio Resource Management)無線リソース管理
UE: (User Equipment)ユーザ装置
UL: (Uplink)アップリンク
無線リソース制御(Radio Resource Control:RRC)プロトコルは様々な電気通信システムの一部である。RRCプロトコルは、接続の確立とリリース、システム情報のブロードキャスト、無線ベアラの確立、再構成、およびリリース、RRC接続のモビリティ手順、ページングの通知とリリース、および外部ループ電力制御の機能を提供する。RRCプロトコルは、電力消費の少ないRRCアイドルモード(接続なし)や、RRC接続モードなどの様々な状態をとりうる。RRCプロトコルは、電気通信システムのリンクのネットワーク状態に従ってユーザプレーンと制御プレーンを構成するように動作する。
ユーザ装置(User Equipment:UE)が特定のRRC状態にあるときに実行されうる動作は、電気通信システムのリソースの使用に関連する。ネットワーク最適化、すなわち、カバー範囲が提供される領域と、そのカバー範囲によって提供されるサービス品質とを最大にするためのリソースの配置と構成は、リソースの効率的な使用に大きく貢献する。操作者が行うネットワーク最適化の方法の1つに、ドライブテストの最小化(Minimization Drive Test:MDT)がある。MDTでは、特定の測定能力を有するUEが、カバー範囲とQoSの最適化に関する支援情報をネットワークに提供する。ネットワーク全体からサービスを受信するUEは、任意のUEについて行われた測定値を収集し、その測定結果をRRCシグナリングによって当該ネットワークに渡すことができる。サービスプロバイダは、無線測定値などの情報を収集するために、任意のサービスプロバイダについてMDTを(例えば定期的に)実行するようにUEに指示し、この情報を利用してネットワーク最適化を支援することができる。
本明細書に記載する例示的実施形態は、RRCシグナリングの拡張を利用可能な新規なタイプのMDT測定報告に関する。
摘要
本発明の一例示的態様において、方法は、ネットワークノードによって、移動通信デバイスに固有の測定構成を前記移動通信デバイスに対して決定することと、前記ネットワークノードによって、前記移動通信デバイスに報告構成を関連付けることと、前記移動通信デバイスにおいて測定及び報告を起動するために、前記測定構成と前記報告構成を前記移動通信デバイスに送信することと、を含む。
さらなる例示的実施形態は、上記段落の方法を含む方法であり、前記報告構成はパケットデータ集中プロトコル測定構成を含み、前記送信することは、前記移動通信デバイスにおいて前記パケットデータ集中プロトコル測定を定期的に起動する基準を指定する無線リソース制御測定報告オブジェクトを用い、前記パケットデータ集中プロトコル測定構成は、アップリンクパケットデータ集中プロトコルパケット遅延測定を含み、前記アップリンクパケットデータ集中プロトコルパケット遅延測定は、クオリティオブサービス(Quality of Service:QoS)クラス識別子ごとにアップリンクパケットデータ集中プロトコルパケット遅延報告を設定およびリリースするために用いられ、前記アップリンクパケットデータ集中プロトコルパケット遅延測定に基づいて、前記移動通信デバイスはmeasObject構成を無視し、measObject構成に関係なく前記アップリンクパケットデータ集中プロトコルパケット遅延測定を行うように動作させられ、前記測定構成はドライブテストの最小化測定構成を含む。
非一時的コンピュータ可読媒体は、少なくとも上記段落に記載の方法を実行するために少なくとも1つのプロセッサによって実行されるプログラムコードを格納する。
本発明の別の例示的態様において、装置(ネットワーク側装置など)は、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリと、を備え、前記少なくとも1つのメモリおよび前記コンピュータプログラムコードは、前記少なくとも1つのプロセッサによって、少なくとも、移動通信デバイスに固有の測定構成を前記移動通信デバイスに対して決定することと、前記移動通信デバイスに報告構成を関連付けることと、前記移動通信デバイスにおいて測定及び報告を起動するために、前記測定構成と前記報告構成を前記移動通信デバイスに送信することと、を前記装置にさせるように構成される。
別の例示的実施形態において、装置は、移動通信デバイスに固有の測定構成を前記移動通信デバイスに対して決定するための手段を備える。前記移動通信デバイスに報告構成を関連付けるための手段を備える。また、前記移動通信デバイスにおいて測定及び報告を起動するために、前記測定構成と前記報告構成を前記移動通信デバイスに送信するための手段を備える。
上記段落による本発明の例示的態様において、少なくとも前記の決定、関連付け、および送信するための手段は、少なくとも1つのプロセッサによって実行可能なコンピュータプログラムと共にコード化される、非一時的コンピュータ可読媒体を備える。
さらなる例示的実施形態は、上記段落の装置を含む装置であり、前記報告構成はパケットデータ集中プロトコル測定構成を含み、前記送信することは、前記移動通信デバイスにおいて前記パケットデータ集中プロトコル測定を定期的に起動する基準を指定する無線リソース制御測定報告オブジェクトを用い、前記パケットデータ集中プロトコル測定構成は、アップリンクパケットデータ集中プロトコルパケット遅延測定を含み、前記アップリンクパケットデータ集中プロトコルパケット遅延測定は、クオリティオブサービス(Quality of Service:QoS)クラス識別子ごとにアップリンクパケットデータ集中プロトコルパケット遅延報告を設定およびリリースするために用いられ、前記アップリンクパケットデータ集中プロトコルパケット遅延測定に基づいて、前記移動通信デバイスはmeasObject構成を無視し、measObject構成に関係なく前記アップリンクパケットデータ集中プロトコルパケット遅延測定を行うように動作させられ、前記測定構成はドライブテストの最小化測定構成を含む。
本発明の別の例示的態様において、方法は、移動通信デバイスによって、ネットワークノードから測定構成と報告構成を受信することと、前記移動通信デバイスによって、前記ネットワークノードからの前記測定構成と前記報告構成に基づいて測定および測定レポートを起動することと、を含む
さらなる例示的実施形態は、上記段落の方法を含む方法であり、前記報告構成はパケットデータ集中プロトコル測定構成を含み、前記受信することは、前記移動通信デバイスにおいて前記パケットデータ集中プロトコル測定を定期的に起動する基準を指定する無線リソース制御測定報告オブジェクトを用い、前記パケットデータ集中プロトコル測定構成は、アップリンクパケットデータ集中プロトコルパケット遅延測定を含み、前記アップリンクパケットデータ集中プロトコルパケット遅延測定は、クオリティオブサービス(Quality of Service:QoS)クラス識別子ごとに前記アップリンクパケットデータ集中プロトコルパケット遅延測定および報告を設定およびリリースするために用いられ、前記パケットデータ集中プロトコルパケット遅延測定に基づいて、前記移動通信デバイスはmeasObject構成を無視し、measObject構成に関係なく前記アップリンクパケットデータ集中プロトコルパケット遅延測定を行うように動作させられ、前記測定構成はドライブテストの最小化測定構成を含む。
非一時的コンピュータ可読媒体は、少なくとも上記段落に記載の方法を実行するために少なくとも1つのプロセッサによって実行されるプログラムコードを格納する。
本発明のさらに別の例示的態様において、装置(ユーザ装置側装置など)は、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリと、を備え、前記少なくとも1つのメモリおよび前記コンピュータプログラムコードは、前記少なくとも1つのプロセッサによって、少なくとも、ネットワークノードから測定構成と報告構成を受信することと、前記ネットワークノードからの前記測定構成と前記報告構成に基づいて測定および測定レポートを起動することと、を前記装置にさせるように構成される。
前述の本発明の一例示的実施形態によると、装置は、ネットワークノードからの測定構成と報告構成を受信するための手段を備える。また、前記ネットワークノードからの前記測定構成と前記報告構成に基づいて測定と測定レポートを起動するための手段を備える。
上記段落による本発明の例示的態様において、少なくとも前記の受信および起動するための手段は、少なくとも1つのプロセッサによって実行可能なコンピュータプログラムと共にコード化される、非一時的コンピュータ可読媒体を備える。
さらなる例示的実施形態は、上記段落の装置を含む装置であり、前記測定構成はパケットデータ集中プロトコル測定構成を含み、前記受信することは、前記移動通信デバイスにおいて前記パケットデータ集中プロトコル測定を定期的に起動する基準を指定する無線リソース制御測定報告オブジェクトを用い、前記パケットデータ集中プロトコル測定構成は、アップリンクパケットデータ集中プロトコルパケット遅延測定を含み、前記アップリンクパケットデータ集中プロトコルパケット遅延測定は、クオリティオブサービス(Quality of Service:QoS)クラス識別子ごとに前記アップリンクパケットデータ集中プロトコルパケット遅延測定および報告を設定およびリリースするために用いられ、前記パケットデータ集中プロトコルパケット遅延測定に基づいて、前記移動通信デバイスはmeasObject構成を無視し、measObject構成に関係なく前記アップリンクパケットデータ集中プロトコルパケット遅延測定を行うように動作させられ、前記測定構成はドライブテストの最小化測定構成を含む。
通信システムは、前述の動作を実行する前記ネットワーク側装置と前記ユーザ装置側装置とを備える。
本発明の実施形態における前述およびその他の態様は、添付する図面と併せて読むと、以下の詳細な説明においてより明らかになる。
図1は、アップリンク(Uplink:UL)遅延測定結果の識別子が存在しない場合の測定報告手順を示している。
図2は、位置情報によるドライブテストの最小化報告の拡張を示している。
図3は、MDTを目的とする従来の測定オブジェクトおよび変更された測定オブジェクトを示している。
図4は、例示的実施形態によるドライブテストの最小化測定値の報告構成例を示している。
図5は、本発明の様々な例示的実施形態による方法を実行可能な装置の単純なブロック図を示している。
図6aは、任意の装置によって実行してもよい、本発明の例示的実施形態による方法を示している。 図6bは、任意の装置によって実行してもよい、本発明の例示的実施形態による方法を示している。 図6cは、任意の装置によって実行してもよい、本発明の例示的実施形態による方法を示している。
詳細説明
本発明の例示的実施形態は、特にRRCシグナリングの観点から、MDT測定動作を最適化するための方法および装置を提供する。特に、これらの教示は、UE固有の測定オブジェクトを促進するための解決策を提供し、これはRRC構成および報告の拡張として提供されてもよい。
RRCプロトコル層はUEおよび拡張ノードB(enhanced Node B:eNB)に存在する。RRCプロトコルは、LTEエアインタフェースの制御プレーン機能を定義し、UE測定報告制御を含む、RRC接続を確立、維持、および制御する手段を提供する[例えば、3GPP TS 36.331を参照]。eNBは、RRC接続再構成手順によってUEを測定用に構成する。具体的には、RRC接続再構成メッセージによって、測定構成をUEに渡すmeasConfig情報要素を伝達する。measConfigの内容には以下のものが含まれる。これらによって、無線リソース管理(Radio Resource Management:RRM)を目的とする全体的なUE測定構成が達成される。
● 測定オブジェクト(measObjectID)
● 報告構成(reportConfigID)
● 測定識別子(measID)
measObjectIDは、測定された対象セルに関する情報(例えば、該当周波数帯域のすべてのセルを示す、関連する無線アクセスネットワーク(Radio Access Network:RAN)のcarrierFreq)を含む測定オブジェクトを定義し、reportConfigIDは、測定とレポートの基準(例えば測定イベント)を定義する。測定オブジェクトを報告構成とリンクするために、測定識別子measIDが用いられる。measIDは、RRC測定レポートにおいて参照番号として用いられる。
ドライブテストの最小化(Minimization of Drive Test:MDT)は3GPPの標準機能であり、商用UEを利用して測定値を自動収集し、それらの測定値をネットワークに報告する[例えば、3GPP TS 37.320 Universal Terrestrial Radio Access (UTRA) and Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Radio measurement collection for Minimization of Drive Tests (MDT); Overall description; Stage 2を参照]。基本概念は、ネットワーク最適化のために実行される、コストの高い専用のドライブテストを置き換えることである。MDTはセルラーネットワークの一般ユーザを利用し、何らかの方法で収集されたそれらのユーザのデータを(例えばモビリティの目的で)活用する。
MDTの測定設定および関連のシグナリングは、後続の3GPPリリースにおいて継続的に拡張されている。操作者は、基本的な無線測定項目(例えば基準信号受信電力(Reference Signal Received Power:RSRP)、基準信号受信品質(Reference Signal Received Quality:RSRQ))よりさらに多くの情報を収集する能力を促進し、ネットワーク管理の単純化を可能にするさらなる拡張を求めている。様々な新機能やUEの能力が開発されているため、プロトコルの拡張に対する必要性も高まっている。3GPP TS 37.320 Rel−13によると、MDTの拡張は、新たなUEベースの測定基準であるQoSクラス識別子(QoS Class Identifier:QCI)ごとのアップリンク(Uplink:UL)パケットデータ集中プロトコル(Packet Data Convergence Protocol:PDCP)遅延をサポートすることによって達成される予定である。このために、3GPP TS 36.331バージョン12.7.0に含まれるようなRRCシグナリングおよび手順を拡張する必要がある。
UEベースのUL PDCP遅延に関し、図1に示すように、RRCConnectionReconfigurationメッセージによるRRCシグナリングによってUEが構成される。しかしながら、セルまたは周波数を識別する測定オブジェクトに関係する既存のRRC報告方法では、他の目的の構成用に、測定レポートを既存のものから分離することができない。測定を既存のmeasIDおよびmeasObjectIDにリンクすることはできるが、UL PDCP遅延専用の別のmeasIDによって測定結果を取得することはできない。図1はこの問題を示している。
図1に示すように、測定報告手順において、RRC接続再構成メッセージがUEに送信される。その後、通常のRRM目的用に決定された測定報告モデルが、measObject-measID-ReportConfig設定によって確立される。UL-DelayMeasResultの報告は、偶発的に構成されたmeasIDにリンクされると想定される。遅延測定は定期的に行われるため、他の報告基準が満たされない場合があり、必要に応じて報告することはできない。そのため、報告基準およびレポート識別は定義されないままになる。図1に示す結果はアップリンク(UL)遅延測定の結果である。
なお、UL遅延測定構成に関する議論が、文書R2−156513に基づく3GPP RAN WG2ミーティング#92(同ミーティングの議事録案に記載のとおり)に示されているが、RRCシグナリングおよび予想されるUEによる測定値報告の詳細な分析から、実用的な想定事項(例えば、測定レポートを既存の事前構成されたmeasIDにリンクできること)を修正する必要があることが示唆されている。
UEから生成されたMDTレポートは、RRMの目的に利用可能な無線測定結果からなる[例えば、3GPP TS 37.320およびTS 36.331を参照]。MDTは、MDT固有の要件なしで、通常のRRCシグナリングを介して渡される既存の標準的な無線測定の結果を活用することを目的としてきた。したがって、Rel−13前のMDT測定結果の場合、MDTレポートの内容は他の目的のRRC報告と変わらない。図2に示すように、MDTのニーズのために導入された唯一の追加事項は位置情報(すなわちincludeLocationInfo)であり、この情報は利用可能な測定済み無線結果にリンクされると想定されていた。
追加情報(すなわちLocationlnfo)は、その無線測定へのリンクが重要であり、実際の目的(取得した無線測定結果の地理的位置の標示)であったため、この追加情報自体を区別する必要はなかった。したがって、この追加のMDT情報を、(既存の測定されたセルまたは周波数オブジェクトに結合される)measIDによって識別可能なRRCレポートの一部として取得することは道理にかなっていた。
本発明の例示的実施形態は、新たなタイプの測定構成(測定オブジェクトまたは報告構成)と、RRCシグナリングにおける測定報告の拡張モデルを提案している。これは、周波数固有ではなくUE固有の特定の測定構成が存在するようにするものである。このような構成は、特定の周波数に紐付けされず、UEごとに適用される、例えばPDCPパケット遅延用のMDT測定構成を含むであろう。
本発明の例示的実施形態は、新たなタイプの測定構成(測定オブジェクトまたは報告構成)と、RRCシグナリングにおける測定報告の拡張モデルを導入する。この特定の測定構成は、例えばPDCPパケット遅延用に、周波数固有ではなくUE固有であり、または、特定の使用例(例えばMDT)用にUE固有である。本発明の例示的実施形態は以下のように動作する。
● PDCP層においてUEベースの測定を起動するための、MDTを目的とする追加の測定オブジェクトを作成する。
・ UL PDCP遅延測定構成の場合、この測定オブジェクトはUEのPDCP層を参照し、セル/周波数を識別する既存の測定オブジェクトからは独立している。
・ この測定オブジェクト(例えば、MeasObjectForPDCPDelayまたはMeasObjectMDTと命名される)はUEのPDCPにおける仮想ノードを示す。PDCP層の測定の実行に適切な情報を指定してもよい。
・ この測定オブジェクトはUEの他の参照ポイント/層/属性に関連してもよく、主な特徴は、検出可能なネットワーク(Network:NW)のセルおよび周波数より細かな粒度である。この測定オブジェクトは、何らかの成果物をもたらすUEの内部動作(例えば測定の実行)を意味する仮想ノードに関連する。
● あるいは、既存の測定オブジェクトまたはMDT固有の測定オブジェクトの代わりまたは追加として、UE固有(またはUEの属性固有)の測定の報告構成を提供する。
・ この報告構成は、PCellのサービング周波数とリンクされてもよいが、報告パラメータによって指定される構成に従って起動される(例えば図6cを参照)。
・ この報告構成(ReportConfigMDT)に対するRRC IEは、定期的なMDT関連の発展型ユニバーサルモバイル通信システム地上無線アクセス(Evolved Universal Mobile Telecommunications System Terrestrial Radio Access:E−UTRA)測定報告を起動する基準を指定する。報告量はオブジェクト内に示される。
実施形態による測定結果に対する新たな構成のリンクは、measIDによって識別可能である。measIDにより、無線測定項目とは個別のレポート識別が可能になり、測定の起動に対する様々な選択肢が利用可能になる。
RRCレポートの拡張を促進するために、本発明は、例えばMDTの目的で、UEがUE固有の測定オブジェクトによって構成される方法を提案する。この測定オブジェクトの構成は、PDCP層における測定の実行に関するUEの内部動作と、関連する測定報告とを取得する。この測定報告は、それだけで解釈可能な結果として、無線測定結果とは独立して渡すことができる。例示的実施形態による方法の実施には、以下の仕組みまたはそれらの任意の組合せを含めることができる。
● PDCP層においてUEベースの測定を起動するために、追加の測定オブジェクトをRRCシグナリングにおいて作成する。
・ UL PDCP遅延測定構成の場合、この測定オブジェクトはUEのPDCP層を参照する必要があり、セルおよび/または周波数を識別する既存の測定オブジェクトから独立している必要がある。
・ この測定オブジェクト(例えば、MeasObjectForPDCPDelayまたはMeasObjectMDT)は、RRCシグナリングによって構成されUEの構成に追加された場合、UEのPDCP層における仮想ノードを示す。
− この測定オブジェクトは、PDCP層の測定の実行に対する適切な情報を指定することができる。
・ 将来的に有望な手法として、本発明の一実施形態では、UEにおける他の参照ポイントおよび/または層に関連する測定オブジェクトを考慮することができる。主な特徴は、検出可能なNWのセルおよび周波数より細かな粒度となるべきである。
・ この測定オブジェクトは、何らかの成果物をもたらすUEの内部動作(例えば測定の実行)を示す仮想ノードに関連する。
・ この測定オブジェクトは、RRCが前述の成果物を受信する参照ポイントを定義する。
● 前述の成果物の識別(例えば、関連するReportConfigIDによって構成される)を促進するために、measIDによって標準方法の既存のものが再利用される。
・ 報告モデルの拡張の1つとして、新しい測定オブジェクトにも対応する必要がある。
・ UEは、この測定オブジェクトから結果を取得すると、RRC層に対する配信動作を起動する。
・ これらの結果は、この測定オブジェクト(例えばMeasObjectForPDCPDelayまたはMeasObjectMDTと命名される)用に予約または構成されたmeasIDによって識別可能である。
・ 結果の報告方法では、次のことが可能である。
− 無線測定結果からの別々の報告(セル/周波数ごとに定義されたMeasObject、すなわちMeasObjectCDMA2000、MeasObjectEUTRA、MeasObjectUTRAなどから別々)、および/または
− レポート起動条件が一致する場合、既存の測定オブジェクトと一緒(単一のメッセージ)であるが、異なるmeasIDを用いる、および/または
− 別々の測定オブジェクトに別々の報告トリガを採用する場合、中間成果物を受信層に(PDCP層からRRC層に)格納し、次の報告の機会にそれらを報告することができる。
・ RRCシグナリングは、測定オブジェクト(周波数とは異なる)からのレポートをサポートするが、含めるべき正確な情報を指定する必要はない。この情報は実装/ベンダー固有のままであるか、UEがサポートするシグナリングのリリースに従って指定される。
● あるいは、測定オブジェクトの代わりに報告構成がUE固有の測定に対して提供される。このような場合、この報告構成はPCellのサービング周波数にリンクされるが、報告パラメータによって指定される報告構成に従って起動されると想定される。
図3について、例1はMDTを目的とする測定オブジェクトのASN.1を示している。図3の例2はMDTを目的とする報告構成を示している。本発明の一例示的実施形態による測定オブジェクトの変更を図3の例2に示している。
図4は、ReportConfigMDTの情報要素を示している。本発明の一例示的実施形態によるMDT測定のための報告構成の一例を以下に示す。例示的実施形態によると、変更には追加の新しい測定オブジェクト(単数または複数)が含まれ、このレポートは既存の測定オブジェクトにリンクされるが、UEごとに起動される。
通常の特定のRRM測定結果に付加された特定の測定結果では、UL PDCP遅延に関するMDT固有の結果を分離することができない。上記の方法は、可読で識別可能なRRCレポートを提供することを目的としている。MDTの機能により、RRCにも無線測定にも関連しない特定の測定レポートが導入された。そのため、これらのMDTレポートと既存の利用可能なRRC報告モデルとを関連付けると、レポート全体の解釈が困難になる。構成と報告の処理を異なる方法で行うことにより、MDTの効率向上の可能性が得られ、MDT目的の測定報告が可能になる。Rel−13で提案された方法は、他の目的のための測定イベントが、該当情報を起動しかつ含む場合にのみ機能する。本実施形態による拡張されたMDTレポート処理の方法により、どのような種類の支援情報をどのくらいの範囲で収集できるかについて、ある程度自由に選択できるようになるであろう。同時に、全体的なMDTシグナリングによってUL PDCP遅延用の独立型測定オブジェクトをサポートすることにより、データ収集において様々な選択肢を検討することが可能になる。また、この制御を可能にすることにより、レポートのサイズ、オーバヘッド、および優先順位が考慮される。少なくともこれらの特徴により、例えば大量のデータと多くのUEを伴う、MDTの構成と測定に対して統計的な手法が得られる。この追加の区別は、ネットワークのパフォーマンスやUEの経験に関してより高度な成果を達成することに役立つであろう。また、UEレポートをより明確かつ明白に解釈できるようになるであろう。特に、将来のリリースにおいて規定されるであろうMDTデータの増加を鑑みると、区別のための手段を有することはより重要である。
ここで図5を参照し、本発明の例示的実施形態の実行に用いることが適切な、様々な電子デバイスおよび装置の単純なブロック図について説明する。図5において、ワイヤレスネットワーク1は、ネットワークアクセスノードを介して、ワイヤレスリンク11によってある装置と通信するように適用されている。当該装置は移動通信デバイスなどであり、図5ではUE10として示されており、当該ネットワークアクセスノードは基地局、中継局、RRH(Remote Radio Head)などであり、より具体的にはeNodeB12として示されている。ネットワーク1は、ネットワーク制御要素(Network Control Element:NCE)14を備えてもよい。NCE14は、モビリティ管理エンティティ(Mobility Management Entity:MME)として、および/または、例えば公衆交換電話/データネットワークおよび/またはインターネットなどのより広域のネットワークへのサービングゲートウェイ(Serving Gateway:S−GW)として機能する。
UE10は、コンピュータまたはデータプロセッサ(Data Processor:DP)10Aなどのコントローラと、コンピュータ命令(PROG)10Cのプログラムを格納するメモリ(MEM)10Bとして体現されたコンピュータ可読メモリ媒体と、1つ以上のアンテナを介してeNB12と双方向ワイヤレス通信を行うための適切な無線周波数(Radio Frequency:RF)送信機および受信機10Dとを備える。eNodeB12も、コンピュータまたはデータプロセッサ(DP)12Aなどのコントローラと、コンピュータ命令(PROG)12Cのプログラムを格納するメモリ(MEM)12Bとして体現されたコンピュータ可読メモリ媒体と、1つ以上のアンテナを介してUE10と通信を行うための適切なRF送信機および受信機12Dとを備える。eNodeB12はデータ/制御経路13を介してNCE14に結合される。例示的実施形態によると、NCE14はMDT構成エンティティとして体現できる。ネットワーク1がLTEネットワークである場合、経路13はS1インタフェースとして実装してもよい。eNodeB12はデータ/制御経路15を介して別のeNodeBに結合されてもよい。ネットワーク1がLTEネットワークである場合、経路15はX2インタフェースとして実装してもよい。
PROG10Cと12Cの少なくとも一方はプログラム命令を含むと想定される。このプログラム命令は、関連するDPによって実行された場合、少なくとも前述の図3および図4に関連して、前記の非限定的な例によって詳述した本発明の例示的実施形態によりデバイスが動作することを可能にする。すなわち、本発明の例示的実施形態は、UE10のDP10Aおよび/またはeNB12のDP12Aにより実行可能なコンピュータソフトウェア、またはハードウェア、またはソフトウェアとハードウェア(およびファームウェア)の組合せにより、少なくとも部分的に実行されてもよい。
本発明の例示的実施形態を説明するために、UE10は、例示的実施形態により、ネットワーク1とのRRCシグナリングに基づいてMDTオブジェクト構成を適用できる方法を実装するためのプログラムまたはアルゴリズム10Eも含むと想定してもよい。同様に、例示的実施形態により、eNodeB12は、RRC/MDT構成を適用し、UE10に固有の測定値を解析するためのアルゴリズムまたはプログラム12Eを含むことができる。
一般に、UE10の様々な実施形態には、携帯電話、ワイヤレス通信機能を有する携帯情報端末(Personal Digital Assistant:PDA)、ワイヤレス通信機能を有する携帯式コンピュータ、ワイヤレス通信機能を有する画像取得デバイス(デジタルカメラなど)、ワイヤレス通信機能を有するゲームデバイス、ワイヤレス通信機能を有する音楽記憶/再生機器、ワイヤレスインターネットアクセスおよび閲覧が可能なインターネット機器、および上記の機能の組合せを内蔵する携帯ユニットまたは端末を含むが、これらに限らない。
コンピュータ可読MEM10Bおよび12Bは、ローカルの技術環境に適切な任意の種類のものであってよく、半導体ベースのメモリデバイス、フラッシュメモリ、磁気メモリデバイスおよびシステム、光学メモリデバイスおよびシステム、固定メモリおよび着脱可能メモリなどの、任意の適切なデータ格納技術を用いて実装されてもよい。DP10Aおよび12Aは、ローカルの技術環境に適切な任意の種類のものであってよく、非限定的な例として、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor:DSP)、およびマルチコアプロセッサアーキテクチャベースのプロセッサの1つ以上を含んでもよい。
種々のDP10A、12Aは1つ以上のプロセッサ/チップとして実装してもよく、UE10とeNodeB12の一方または両方は、複数の送信機および/または受信機10D、12Dを備えてもよく、特にeNodeB12のアンテナは、eNodeB12の他の構成要素から離れた場所に、例えば塔に取り付けたアンテナとして設けられてもよい。
例示的実施形態による方法を実行する装置は、構成を送信および受信する送信および受信手段と、当該構成に関する決定を行う制御手段とを備えてもよい。特定の一実施形態において、受信手段は少なくとも受信機10D/12Dとして体現されてもよく、制御手段は少なくともプロセッサ10A/12Aとして体現されてもよい。受信機10D/12Dとプロセッサ10A/12Aは両方とも図5に示されている。この装置は、少なくとも1つのプロセッサ10A/12Aと、コンピュータプログラムコード10C/10E/12C/12Eを含む少なくとも1つのメモリ10B/12Bを備える。このメモリとコンピュータプログラムコードは、少なくとも、本明細書に開示する動作を当該装置に実行させる少なくとも1つのプロセッサによって構成される。
図6aは、図5に示すeNB12などのネットワークノード(ただしこの限りではない)のようなネットワークデバイスによって実行されてもよい動作を示している。図6aのステップ610に示すように、ある移動通信デバイスに固有の測定構成をその移動通信デバイスに対して決定する。次に、ステップ620に示すように、その移動通信デバイスに報告構成を関連付ける。次に、ステップ630において、その移動通信デバイスにおいて測定と報告を起動するために、測定構成と報告構成をその移動通信デバイスに送信する。
上記段落で説明した例示的実施形態によると、報告構成はパケットデータ集中プロトコル測定構成を含む。
上記段落で説明した例示的実施形態によると、送信には、移動通信デバイスにおいてパケットデータ集中プロトコル測定を定期的に起動する基準を指定する無線リソース制御測定報告オブジェクトを用いる。
上記段落で説明した例示的実施形態によると、パケットデータ集中プロトコル測定構成は、アップリンクパケットデータ集中プロトコルパケット遅延測定を含む。
上記段落で説明した例示的実施形態によると、アップリンクパケットデータ集中プロトコルパケット遅延測定は、QoSクラス識別子ごとにアップリンクパケットデータ集中プロトコルパケット遅延報告を設定およびリリースするために用いられる。
上記段落で説明した例示的実施形態によると、アップリンクパケットデータ集中プロトコルパケット遅延測定に基づいて、移動通信デバイスはmeasObject構成を無視し、measObject構成に関係なくアップリンクパケットデータ集中プロトコルパケット遅延測定を行うように動作させられる。
上記段落で説明した例示的実施形態によると、測定構成はドライブテストの最小化測定構成を含む。
前述の本発明の一例示的実施形態によると、装置は、移動通信デバイスに固有の測定構成をその移動通信デバイスに対して決定するための手段(図5のDP12A、RRC/MDT構成12E、PROG12C、およびMEM12B)を備える。その移動通信デバイスに報告構成を関連付ける手段(図5のDP12A、RRC/MDT構成12E、PROG12C、および/またはMEM12B)を備える。また、その移動通信デバイスにおいて測定と報告を起動するために、測定構成と報告構成をその移動通信デバイスに送信するための手段(図5の送信機および受信機12D)を備える。
上記段落による本発明の例示的態様において、少なくとも前記の決定、関連付け、および送信するための手段は、少なくとも1つのプロセッサ[DP12A]によって実行可能なコンピュータプログラム[PROG12C]および/または[RRC/MDT構成12E]と共にコード化される、非一時的コンピュータ可読媒体[MEM12B]を備える。
図6bは、デバイス(例えば図5に示すUE10、ただしこの限りではない)などのデバイスによって実行されてもよい動作を示している。図6bのステップ650に示すように、ネットワークノードから測定構成と報告構成を受信する。次に、図6bのステップ660に示すように、ネットワークからの測定構成と報告構成に基づいて、測定と測定レポートを起動する。
上記段落で説明した例示的実施形態によると、報告構成はパケットデータ集中プロトコル測定構成を含む。
上記段落で説明した例示的実施形態によると、受信には、移動通信デバイスにおいてパケットデータ集中プロトコル測定を定期的に起動する基準を指定する無線リソース制御測定報告オブジェクトを用いる。
上記段落で説明した例示的実施形態によると、パケットデータ集中プロトコル測定構成は、アップリンクパケットデータ集中プロトコルパケット遅延測定を含む。
上記段落で説明した例示的実施形態によると、アップリンクパケットデータ集中プロトコルパケット遅延測定は、QoSクラス識別子ごとにアップリンクパケットデータ集中プロトコルパケット遅延測定および報告を設定およびリリースするために用いられる。
上記段落で説明した例示的実施形態によると、パケットデータ集中プロトコルパケット遅延測定に基づいて、移動通信デバイスはmeasObject構成を無視し、measObject構成に関係なくアップリンクパケットデータ集中プロトコルパケット遅延測定を行うように動作させられる。
上記段落で説明した例示的実施形態によると、測定構成はドライブテストの最小化測定構成を含む。
前述の本発明の一例示的実施形態によると、装置は、ネットワークノードから測定構成と報告構成を受信するための手段(図5の送信機および受信機10D)を備える。また、ネットワークからの測定構成と報告構成に基づいて測定と測定レポートを起動するための手段(図5のDP10A、プログラム10E、PROG10C、および/またはMEM10B)を備える。
上記段落による本発明の例示的態様において、少なくとも前記の受信および起動するための手段は、少なくとも1つのプロセッサ[DP10A]によって実行可能なコンピュータプログラム[PROG10Cおよび/または10E]と共にコード化される、非一時的コンピュータ可読媒体[MEM10B]を備える。
図6cは、図5に示すeNB12やUE10などのネットワークノード(ただしこの限りではない)のようなネットワークデバイスによって実行されてもよい、例示的実施形態による動作を示している。図6cのステップ615に示すように、eNB12はRRC接続再構成を信号により送信し、これによって、ステップ625に示すように、measConfigオブジェクトをUE10に渡す。次に、ステップ635において、UEは、PDCPに対する定期報告のトリガとして、UL遅延測定のためのRRC構成をT(時間間隔)と共に渡す。図6cのステップ645において、UEはRRC接続再構成完了をeNB12に信号により送信し、ステップ655において、UE10のPDCP層は遅延を測定し、Tごとに報告を起動し、ステップ665において、UE10は測定レポートをeNB12に送信する。
前述の説明は、非限定的な例によって、本発明を実行するために現時点で発明者らが検討した最良の方法と装置を十分かつ詳細に記述している。しかし、こうした前述の説明を、添付する図面および特許請求の範囲と併せて考慮すれば、種々の変更および適応が可能であることは、本願に関連する技術分野の当業者には明らかであろう。さらに、本発明が教示するこうした事項のすべておよび同様の変形は、そのすべてが本発明の範囲内にある。
なお、「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」、またはそれらのいかなる変形も、2つ以上の要素の直接的または間接的な任意の接続または結合を表し、「接続された」または「結合された」2つの要素間に1つ以上の中間要素が存在する場合を含んでもよいことに留意されたい。これらの要素間の結合または接続は、物理的、論理的、またはそれらの組合せであることができる。本明細書において採用したように、2つの要素は、非限定的かつ非網羅的ないくつかの例として、1つ以上のワイヤ、ケーブル、および/またはプリント電気接続部を用いて、または、無線周波数領域、マイクロ波領域、および光学(可視および不可視の両方)領域の波長を有するものなどの電磁エネルギーを用いて「接続された」または「結合された」とみなしてもよい。
また、本発明の好ましい実施形態の特徴の一部は、他の特徴を用いることなく有利に用いることができるであろう。したがって、前述の記述は単に本発明の原理を説明するのみであり、それを限定するものではないとみなすべきである。

Claims (15)

  1. ネットワークノードによって、移動通信デバイスに固有の測定構成を前記移動通信デバイスに対して決定することと;
    前記ネットワークノードによって、前記移動通信デバイスに報告構成を関連付けることと;
    前記移動通信デバイスにおいて測定及び報告を起動するために、前記測定構成と前記報告構成を前記移動通信デバイスに送信することと;
    を含む方法であって、
    前記報告構成はパケットデータ集中プロトコル測定構成を含み、
    前記パケットデータ集中プロトコル測定構成は、アップリンクパケットデータ集中プロトコルパケット遅延測定を含み、
    前記移動通信デバイスはmeasObject構成を無視し、measObject構成に関係なく前記アップリンクパケットデータ集中プロトコルパケット遅延測定を行うように動作させられる、
    方法。
  2. 前記送信することは、前記移動通信デバイスにおいて前記パケットデータ集中プロトコル測定を定期的に起動する基準を指定する無線リソース制 御測定報告オブジェクトを用いる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記アップリンクパケットデータ集中プロトコルパケット遅延測定は、クオリティオブサービス(Quality of Service:QoS)クラス識別子ごとにアップリンクパケットデータ集中プロトコルパケット遅延報告を設定およびリリースするために用いられる、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記測定構成はドライブテストの最小化測定構成を含む、請求項1からのいずれかに記載の方法。
  5. 装置の処理手段に実行されると、前記装置に、請求項1からのいずれかに記載の方法を遂行させるように構成されるプログラム命令を備える、コンピュータプログラム。
  6. 処理手段及び記憶手段を備える装置であって、前記記憶手段はプログラム命令を格納し、前記プログラム命令は、前記処理手段に実行されると、前記装置に、請求項1からのいずれかに記載の方法を遂行させるように構成される、装置。
  7. 移動通信デバイスによって、ネットワークノードから測定構成と報告構成を受信することと;
    前記移動通信デバイスによって、前記ネットワークノードからの前記測定構成と前記報告構成に基づいて測定および測定レポートを起動することと;
    を含む、方法であって、
    前記報告構成はパケットデータ集中プロトコル測定構成を含み、
    前記パケットデータ集中プロトコル測定構成は、アップリンクパケットデータ集中プロトコルパケット遅延測定を含み、
    前記移動通信デバイスはmeasObject構成を無視し、measObject構成に関係なく前記アップリンクパケットデータ集中プロトコルパケット遅延測定を行うように動作させられる、
    方法。
  8. 前記受信することは、前記移動通信デバイスにおいて前記パケットデータ集中プロトコル測定を定期的に起動する基準を指定する無線リソース制御測定報告オブジェクトを用いる、請求項に記載の方法。
  9. 前記アップリンクパケットデータ集中プロトコルパケット遅延測定は、クオリティオブサービス(Quality of Service:QoS)クラス識別子ごとに前記アップリンクパケットデータ集中プロトコルパケット遅延測定および報告を設定およびリリースするために用いられる、請求項またはに記載の方法。
  10. 前記測定構成はドライブテストの最小化測定構成を含む、請求項からのいずれかに記載の方法。
  11. 装置の処理手段に実行されると、前記装置に、請求項から10のいずれかに記載の方法を遂行させるように構成されるプログラム命令を備える、コンピュータプログラム。
  12. 処理手段及び記憶手段を備える装置であって、前記記憶手段はプログラム命令を格納し、前記プログラム命令は、前記処理手段に実行されると、前記装置に、請求項から10のいずれかに記載の方法を遂行させるように構成される、装置。
  13. 移動通信デバイスに固有の測定構成を前記移動通信デバイスに対して決定する手段と;
    前記移動通信デバイスに報告構成を関連付ける手段と;
    前記移動通信デバイスにおいて測定及び報告を起動するために、前記測定構成と前記報告構成を前記移動通信デバイスに送信する手段と;
    を備える装置であって、
    前記報告構成はパケットデータ集中プロトコル測定構成を含み、
    前記パケットデータ集中プロトコル測定構成は、アップリンクパケットデータ集中プロトコルパケット遅延測定を含み、
    前記移動通信デバイスはmeasObject構成を無視し、measObject構成に関係なく前記アップリンクパケットデータ集中プロトコルパケット遅延測定を行うように動作させられる、
    装置。
  14. ネットワークノードから測定構成と報告構成を受信する手段と;
    前記ネットワークノードからの前記測定構成と前記報告構成に基づいて測定および測定レポートを起動する手段と;
    を備える、装置であって、
    前記報告構成はパケットデータ集中プロトコル測定構成を含み、
    前記パケットデータ集中プロトコル測定構成は、アップリンクパケットデータ集中プロトコルパケット遅延測定を含み、
    measObject構成を無視し、measObject構成に関係なく前記アップリンクパケットデータ集中プロトコルパケット遅延測定を行う手段を更に備える、
    装置。
  15. 請求項6又は13に記載の装置と、請求項12又は14に記載の装置とを備える通信システム。
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