JP6747207B2 - Ni基耐熱合金部材 - Google Patents
Ni基耐熱合金部材 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6747207B2 JP6747207B2 JP2016183734A JP2016183734A JP6747207B2 JP 6747207 B2 JP6747207 B2 JP 6747207B2 JP 2016183734 A JP2016183734 A JP 2016183734A JP 2016183734 A JP2016183734 A JP 2016183734A JP 6747207 B2 JP6747207 B2 JP 6747207B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- content
- less
- creep rupture
- rupture strength
- alloy member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 title claims description 48
- 239000000956 alloy Substances 0.000 title claims description 48
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims description 10
- 239000000126 substance Substances 0.000 claims description 9
- 239000012535 impurity Substances 0.000 claims description 6
- 229910052721 tungsten Inorganic materials 0.000 claims description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 31
- 229910052761 rare earth metal Inorganic materials 0.000 description 17
- 229910001566 austenite Inorganic materials 0.000 description 11
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 9
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 8
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 7
- 229910052749 magnesium Inorganic materials 0.000 description 7
- 150000001247 metal acetylides Chemical class 0.000 description 7
- 229910000765 intermetallic Inorganic materials 0.000 description 6
- 239000000463 material Substances 0.000 description 6
- 229910052791 calcium Inorganic materials 0.000 description 5
- 230000003749 cleanliness Effects 0.000 description 5
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 description 5
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 5
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 5
- 239000002244 precipitate Substances 0.000 description 5
- 238000005728 strengthening Methods 0.000 description 4
- 238000009864 tensile test Methods 0.000 description 4
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 3
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 3
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 3
- 229910052758 niobium Inorganic materials 0.000 description 3
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 description 3
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 description 3
- 238000010248 power generation Methods 0.000 description 3
- 238000001556 precipitation Methods 0.000 description 3
- 239000006104 solid solution Substances 0.000 description 3
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 description 3
- 229910001122 Mischmetal Inorganic materials 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 2
- 229910052748 manganese Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 2
- 229910052720 vanadium Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N atomic oxygen Chemical compound [O] QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052804 chromium Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 1
- 238000005242 forging Methods 0.000 description 1
- 238000001192 hot extrusion Methods 0.000 description 1
- 238000011835 investigation Methods 0.000 description 1
- 229910052747 lanthanoid Inorganic materials 0.000 description 1
- 150000002602 lanthanoids Chemical class 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 229910052750 molybdenum Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052759 nickel Inorganic materials 0.000 description 1
- 150000004767 nitrides Chemical class 0.000 description 1
- 229910052760 oxygen Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000001301 oxygen Substances 0.000 description 1
- 230000001376 precipitating effect Effects 0.000 description 1
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
- 229920006395 saturated elastomer Polymers 0.000 description 1
- 229910052706 scandium Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000006641 stabilisation Effects 0.000 description 1
- 238000011105 stabilization Methods 0.000 description 1
- 125000004434 sulfur atom Chemical group 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052727 yttrium Inorganic materials 0.000 description 1
Landscapes
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
Description
C:0.01〜0.15%、
Si:1.0%以下、
Mn:2.0%以下、
P:0.03%以下、
S:0.0015〜0.0100%、
Ni:48.0〜58.0%、
Cr:18.0〜25.0%、
Co:8.0〜16.0%、
Mo:6.0〜12.0%、
Ti:0.05〜0.8%、
N:0.020%以下、
Al:0.05〜1.60%、
B:0.0001〜0.01%、
O:0.01%以下、
Ca:0〜0.0100%、
Mg:0〜0.0500%、
REM:0〜0.100%、
Cu:0〜1.0%、
V:0〜0.5%、
Nb:0〜0.5%、
W:0〜1.0%、
残部:Feおよび不純物であり、
下記(i)式を満足する、Ni基耐熱合金部材。
0.4(3REM+2Ca+Mg)2+0.0015≦S≦0.03(3REM+2Ca+Mg)+0.0050・・・(i)
但し、式中の各元素記号は、各合金部材中に含まれる各元素の含有量(質量%)を表す。
Ca:0.0001〜0.0100%、
Mg:0.0001〜0.0500%、および
REM:0.0001〜0.100%、
から選択される1種以上を含有する、上記(1)に記載のNi基耐熱合金部材。
Cu:0.01〜1.0%、
V:0.01〜0.5%、
Nb:0.01〜0.5%、および、
W:0.01〜1.0%
から選択される1種以上を含有する、上記(1)または(2)に記載のNi基耐熱合金部材。
各元素の限定理由は下記のとおりである。なお、以下の説明において含有量についての「%」は、「質量%」を意味する。
Cは、オーステナイトを安定にするとともに粒界に微細な炭化物を形成し、高温でのクリープ破断強度を向上させる。この効果を十分に得るためには、C含有量は0.01%以上とする必要がある。しかしながら、Cが過剰に含有された場合には、炭化物が粗大となり、かつ多量に析出するので、粒界の延性が低下し、さらに、靱性およびクリープ破断強度の低下も生じる。したがって、C含有量は0.01〜0.15%とする。C含有量は0.03%以上であるのが好ましく、0.04%以上であるのがより好ましく、0.05%以上であるのがさらに好ましい。また、C含有量は0.12%以下であるのが好ましく、0.10%以下であるのがより好ましい。
Siは、脱酸作用を有するとともに、高温での耐食性および耐酸化性の向上に有効な元素である。しかしながら、Siが過剰に含有された場合にはオーステナイトの安定性が低下して、靱性およびクリープ破断強度の低下を招く。そのため、Si含有量は1.0%以下とする。Si含有量は0.8%以下であるのが好ましく、0.6%以下であるのがより好ましい。
Mnは、Siと同様、脱酸作用を有するだけでなく、オーステナイトの安定化にも寄与する元素である。しかしながら、Mn含有量が過剰になると脆化を招き、さらに、靱性およびクリープ延性の低下も生じる。そのため、Mn含有量は2.0%以下とする。Mn含有量は1.8%以下であるのが好ましく、1.5%以下であるのがより好ましい。
Pは、不純物として合金中に含有され、多量に含まれる場合には、熱間加工性および溶接性を著しく低下させ、さらに、長時間使用後のクリープ延性も低下させる。そのため、P含有量は0.03%以下とする。P含有量は、0.025%以下であるのが好ましく、0.02%以下であるのが好ましい。
Sは、結晶粒内に存在することによって、クリープ破断強度を向上させる効果を有する。この効果を十分に得るためには、S含有量を0.0015%以上とする必要がある。しかしながら、Sが多量に含まれる場合には、熱間加工性および溶接性が著しく低下し、さらに、長時間使用後のクリープ延性も低下する。したがって、S含有量は0.0015〜0.0100%とする。S含有量は0.0018%以上であるのが好ましく、0.0020%以上であるのがより好ましい。また、S含有量は0.0095%以下であるのが好ましく、0.0090%以下であるのがより好ましい。
Niは、オーステナイトを得るために有効な元素であり、長時間使用時の組織安定性を確保するために必須の元素である。さらにNiは、AlまたはTiと結合して微細な金属間化合物相(γ´相)を形成し、クリープ破断強度を高める作用を有する。本発明のCr含有量の範囲で十分な効果を得るためには、Ni含有量は48.0%以上とする必要がある。しかしながら、Niは高価な元素であり、多量に含有させるとコストの増大を招く。したがって、Ni含有量は48.0〜58.0%とする。Ni含有量は49.0%以上であるのが好ましく、50.0%以上であるのがより好ましい。また、Ni含有量は56.0%以下であるのが好ましく、55.0%以下であるのがより好ましい。
Crは、高温での耐酸化性および耐食性の確保のために必須となる元素である。本発明のNi含有量の範囲で、上記の効果を得るためには、Cr含有量を18.0%以上とする必要がある。しかしながら、Cr含有量が25.0%を超えると、高温でのオーステナイトの安定性が劣化してクリープ破断強度の低下を招く。したがって、Cr含有量は18.0〜25.0%とする。Cr含有量は18.5%以上であるのが好ましく、19.0%以上であるのがより好ましい。また、Cr含有量は24.5%以下であるのが好ましく、24.0%以下であるのがより好ましい。
Coは、Niと同様にオーステナイト生成元素であり、相安定性を高めてクリープ破断強度の向上に寄与する。この効果を十分に得るためには、Co含有量は8.0%以上とする必要がある。しかしながら、Coは極めて高価な元素であるため、Coの過剰の含有は大幅なコストの増加を招く。そのため、Co含有量は8.0〜16.0%とする。Co含有量は8.5%以上であるのが好ましく、9.0%以上であるのがより好ましい。また、Co含有量は15.5%以下であるのが好ましく、15.0%以下であるのがより好ましい。
Moは、マトリックスに固溶して高温でのクリープ破断強度および引張強さの向上に大きく寄与する元素である。この効果を十分に発揮させるためには、Mo含有量は6.0%以上とする必要がある。しかしながら、Moを過剰に含有させても上記効果は飽和し、却って粗大な析出相を生成し、クリープ破断強度を低下させる。さらに、Moは高価な元素であるため、過剰に含有させるとコストの増大を招く。そのため、Mo含有量は6.0〜12.0%とする。Mo含有量は6.5%以上であるのが好ましく、7.0%以上であるのがより好ましい。また、Mo含有量は11.5%以下であるのが好ましく、11.0%以下であるのがより好ましい。
Tiは、Niと結合して微細な金属間化合物(γ´相)として粒内に析出し、高温でのクリープ破断強度および引張強さの向上に寄与する。その効果を得るためには、Ti含有量は0.05%以上とする必要がある。しかしながら、Tiの含有量が過剰になると金属間化合物相が多量に析出し、クリープ延性および靱性の低下を招く。そのため、Tiの含有量は0.05〜0.8%とする。Ti含有量は0.07%以上であるのが好ましく、0.1%以上であるのがより好ましい。また、Ti含有量は0.7%以下であるのが好ましく、0.6%以下であるのがより好ましい。
Nは、オーステナイトを安定にするのに有効な元素であるものの、過剰に含有されると、高温での使用中に多量の微細窒化物が粒内に析出してクリープ延性および靱性の低下を招く。そのため、N含有量は0.02%以下とする。N含有量は0.018%以下であるのが好ましく、0.015%以下であるのがより好ましい。
Alは、Tiと同様、Niと結合して微細な金属間化合物(γ´相)として粒内に析出し、高温でのクリープ破断強度および引張強さの向上に寄与する。また、Alは、脱酸作用を有する元素である。その効果を得るためには、Al含有量は0.05%以上とする必要がある。しかしながら、Al含有量が過剰になると金属間化合物相が多量に析出し、クリープ延性および靱性の低下を招くとともに、合金の清浄性が著しく劣化して、熱間加工性および延性が低下する。そのため、Al含有量は0.05〜1.60%とする。Al含有量は0.10%以上であるのが好ましく、0.30%以上であるのがより好ましい。また、Al含有量は1.50%以下であるのが好ましく、1.40%以下であるのがより好ましい。
Bは、粒界炭化物を微細分散させることにより、クリープ破断強度を向上させるとともに、粒界に偏析して粒界を強化するのに有効な元素である。この効果を得るためには、B含有量を0.0001%以上とする必要がある。しかしながら、Bの含有量が過剰になると、溶接性が劣化することに加えて、熱間加工性が劣化する。したがって、B含有量は0.0001〜0.01%とする。B含有量は0.0005%以上であるのが好ましく、0.001%以上であるのが好ましい。また、B含有量は0.008%以下であるのが好ましく、0.006%以下であるのがより好ましい。
O(酸素)は、不純物として合金中に含まれ、その含有量が過剰になると熱間加工性が低下し、さらに靱性および延性の劣化を招く。このため、O含有量は0.01%以下とする。O含有量は0.008%以下であるのが好ましく、0.005%以下であるのがより好ましい。
Caは、Sと化合物を形成してマトリックス中のS量を低減し、熱間加工性を改善する効果を有するため、必要に応じて含有させてもよい。しかしながら、Ca含有量が過剰になると、クリープ破断強度向上に寄与する合金中のS量が低下するとともに、Oと結合して、清浄性を著しく低下させ、かえって熱間加工性を劣化させる。したがって、Ca含有量は0.0100%以下とする。Ca含有量は0.0080%以下であるのが好ましい。なお、上記の効果を得たい場合は、Ca含有量を0.0001%以上とするのが好ましく、0.0002%以上とするのがより好ましく、0.0003%以上とするのがさらに好ましい。
Mgは、Caと同様にSと化合物を形成してマトリックス中のS量を低減し、熱間加工性を改善する効果を有するため、必要に応じて含有させてもよい。しかしながら、Mg含有量が過剰になると、クリープ破断強度向上に寄与する合金中のS量が低下するとともに、Oと結合して、清浄性を著しく低下させ、かえって熱間加工性を劣化させる。したがって、Mg含有量は0.0500%以下とする。Mg含有量は0.0450%以下であるのが好ましい。なお、上記の効果を得たい場合は、Mg含有量を0.0001%以上とするのが好ましく、0.0002%以上とするのがより好ましく、0.0003%以上とするのがさらに好ましい。
REMは、Caと同様にSと化合物を形成してマトリックス中のS量を低減し、熱間加工性を改善する効果を有するため、必要に応じて含有させてもよい。しかしながら、REM含有量が過剰になると、クリープ破断強度向上に寄与する合金中のS量が低下するとともに、Oと結合して、清浄性を著しく低下させ、かえって熱間加工性を劣化させる。したがって、REM含有量は0.100%以下とする。REM含有量は0.080%以下であるのが好ましい。なお、上記の効果を得たい場合は、REM含有量を0.0001%以上とするのが好ましく、0.0002%以上とするのがより好ましく、0.0003%以上とするのがさらに好ましい。
Cuは、クリープ破断強度を向上させる作用を有する。すなわち、Cuは、NiおよびCoと同様オ−ステナイト生成元素であり、相安定性を高めてクリープ破断強度の向上に寄与する。そのため、Cuを含有させてもよい。しかしながら、Cuが過剰に含有された場合には熱間加工性の低下を招く。したがって、Cu含有量は1.0%以下とする。Cu含有量は0.8%以下であるのが好ましい。一方、上記の効果を得たい場合は、Cu含有量を0.01%以上とするのが好ましい。
Vは、クリープ破断強度を向上させる作用を有する。すなわち、Vは、CまたはNと結合して微細な炭化物または炭窒化物を形成し、クリープ破断強度を向上させる作用を有する。そのため、Vを含有させてもよい。しかしながら、Vが過剰に含有された場合、炭化物または炭窒化物として多量に析出し、クリープ延性の低下を招く。したがって、V含有量は0.5%以下とする。V含有量は0.4%以下であるのが好ましい。一方、上記の効果を得たい場合は、V含有量を0.01%以上とするのが好ましい。
Nbは、Vと同様にCまたはNと結合して微細な炭化物または炭窒化物として粒内に析出し、高温でのクリープ破断強度向上に寄与する。そのため、Nbを含有させてもよい。しかしながら、Nbの含有量が過剰になると炭化物または炭窒化物として多量に析出し、クリープ延性および靱性の低下を招く。したがって、Nb含有量は0.5%以下とし、0.4%以下であるのが好ましい。一方、上記の効果を得たい場合は、Nb含有量を0.01%以上とするのが好ましい。
Wは、クリープ強度を向上させる作用を有する。すなわち、Wは、マトリックスに固溶して高温でのクリープ破断強度を向上させる作用を有する。そのため、Wを含有させてもよい。しかしながら、Wが過剰に含有された場合、オーステナイト相の安定性が低下して、却ってクリープ破断強度の低下を招く場合がある。さらに、Wは高価な元素であるため、過剰に含有させるとコストの増大を招く。したがって、W含有量は1.0%以下とする。W含有量は0.8%以下であるのが好ましい。上記効果を得たい場合には、W含有量は0.01%以上であるのが好ましい。
但し、式中の各元素記号は、合金部材中に含まれる各元素の含有量(質量%)を表す。
上述のように、本発明において、当該Ni基耐熱合金部材の熱間加工性および長時間クリープ破断強度の両方を得るためには、S含有量を適切に制御する必要がある。
本発明のNi基耐熱合金部材の製造方法については特に制限はないが、例えば、上述の化学組成を有する鋼塊または鋳片に、熱間加工を施すことによって製造することができる。また、当該熱間加工の後に、必要に応じて熱間押出等の異なる方法の熱間加工をさらに施してもよい。
Claims (2)
- 化学組成が、質量%で、
C:0.01〜0.15%、
Si:1.0%以下、
Mn:2.0%以下、
P:0.03%以下、
S:0.0015〜0.0100%、
Ni:48.0〜58.0%、
Cr:18.0〜25.0%、
Co:8.0〜16.0%、
Mo:6.0〜12.0%、
Ti:0.05〜0.8%、
N:0.020%以下、
Al:0.05〜1.60%、
B:0.0001〜0.01%、
O:0.01%以下、
Cu:0〜1.0%、
V:0〜0.5%、
Nb:0〜0.5%、
W:0〜1.0%、を含み、
Ca:0.0001〜0.0100%、
Mg:0.0001〜0.0500%、および
REM:0.0001〜0.100%、
から選択される1種以上を含有し、
残部:Feおよび不純物であり、
下記(i)式を満足する、Ni基耐熱合金部材。
0.4(3REM+2Ca+Mg)2+0.0015≦S≦0.03(3REM+2Ca+Mg)+0.0050・・・(i)
但し、式中の各元素記号は、各合金部材中に含まれる各元素の含有量(質量%)を表す。 - 前記化学組成が、質量%で、
Cu:0.01〜1.0%、
V:0.01〜0.5%、
Nb:0.01〜0.5%、および
W:0.01〜1.0%
から選択される1種以上を含有する、請求項1に記載のNi基耐熱合金部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016183734A JP6747207B2 (ja) | 2016-09-21 | 2016-09-21 | Ni基耐熱合金部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016183734A JP6747207B2 (ja) | 2016-09-21 | 2016-09-21 | Ni基耐熱合金部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018048367A JP2018048367A (ja) | 2018-03-29 |
JP6747207B2 true JP6747207B2 (ja) | 2020-08-26 |
Family
ID=61767286
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016183734A Active JP6747207B2 (ja) | 2016-09-21 | 2016-09-21 | Ni基耐熱合金部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6747207B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109811243B (zh) * | 2019-04-08 | 2019-12-03 | 大连大学 | 一种高强度、高工作温度阻燃材料的制备方法 |
CN111074101A (zh) * | 2020-01-20 | 2020-04-28 | 北京钢研高纳科技股份有限公司 | 一种高强低比重定向凝固镍基高温合金及其制备方法和应用 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4355224A (en) * | 1980-08-15 | 1982-10-19 | Huntington Alloys, Inc. | Coated electrode |
JP4070695B2 (ja) * | 2003-09-25 | 2008-04-02 | 株式会社東芝 | 耐熱合金部品素材 |
JP4783053B2 (ja) * | 2005-04-28 | 2011-09-28 | 株式会社東芝 | 蒸気タービン発電設備 |
JP5998963B2 (ja) * | 2013-01-31 | 2016-09-28 | 新日鐵住金株式会社 | Ni基耐熱合金部材 |
CN103866163B (zh) * | 2014-03-14 | 2016-03-30 | 钢铁研究总院 | 一种镍铬钴钼耐热合金及其管材制造工艺 |
-
2016
- 2016-09-21 JP JP2016183734A patent/JP6747207B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018048367A (ja) | 2018-03-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4431905B2 (ja) | オーステナイト系耐熱合金ならびにこの合金からなる耐熱耐圧部材とその製造方法 | |
JP4803174B2 (ja) | オーステナイト系ステンレス鋼 | |
WO2018151222A1 (ja) | Ni基耐熱合金およびその製造方法 | |
CN104946932B (zh) | 奥氏体系耐热合金管的制造方法以及利用该制造方法制造的奥氏体系耐热合金管 | |
JP6477252B2 (ja) | オーステナイト系耐熱合金および耐熱耐圧部材 | |
JP5846076B2 (ja) | オーステナイト系耐熱合金 | |
JP6520546B2 (ja) | オーステナイト系耐熱合金部材およびその製造方法 | |
JP6955322B2 (ja) | 加工性、高温強度および時効後の靱性に優れたオーステナイト系耐熱鋼 | |
JP6822563B2 (ja) | 原子力用Ni基合金管 | |
JP6747207B2 (ja) | Ni基耐熱合金部材 | |
WO2019069998A1 (ja) | オーステナイト系ステンレス鋼 | |
JP6848483B2 (ja) | Ni耐熱合金部材 | |
JP6736964B2 (ja) | オーステナイト系耐熱合金部材 | |
JP6690359B2 (ja) | オーステナイト系耐熱合金部材およびその製造方法 | |
JPWO2018066573A1 (ja) | オーステナイト系耐熱合金およびそれを用いた溶接継手 | |
JP5857894B2 (ja) | オーステナイト系耐熱合金 | |
JP2016215228A (ja) | オーステナイト系耐熱合金溶接継手の製造方法およびそれを用いて得られる溶接継手 | |
JP6201731B2 (ja) | オーステナイト系耐熱鋳造合金 | |
JP6825514B2 (ja) | オーステナイト系耐熱合金部材 | |
JP5930635B2 (ja) | 優れた高温強度を有するオーステナイト系耐熱鋼とその製造方法 | |
JP7131332B2 (ja) | オーステナイト系耐熱合金及びオーステナイト系耐熱合金部品 | |
JP7256374B2 (ja) | オーステナイト系耐熱合金部材 | |
JP2018127672A (ja) | オーステナイト系耐熱合金部材 | |
JP2017202495A (ja) | オーステナイト系耐熱鋼用溶接材料 | |
JP7421054B2 (ja) | オーステナイト系耐熱合金部材 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190415 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20191218 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20191224 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200218 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200707 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200720 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6747207 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |