JP6716181B2 - 液体柔軟剤組成物 - Google Patents
液体柔軟剤組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6716181B2 JP6716181B2 JP2019021319A JP2019021319A JP6716181B2 JP 6716181 B2 JP6716181 B2 JP 6716181B2 JP 2019021319 A JP2019021319 A JP 2019021319A JP 2019021319 A JP2019021319 A JP 2019021319A JP 6716181 B2 JP6716181 B2 JP 6716181B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- component
- less
- mass
- carbon atoms
- group
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06M—TREATMENT, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE IN CLASS D06, OF FIBRES, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR FIBROUS GOODS MADE FROM SUCH MATERIALS
- D06M13/00—Treating fibres, threads, yarns, fabrics or fibrous goods made from such materials, with non-macromolecular organic compounds; Such treatment combined with mechanical treatment
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06M—TREATMENT, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE IN CLASS D06, OF FIBRES, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR FIBROUS GOODS MADE FROM SUCH MATERIALS
- D06M13/00—Treating fibres, threads, yarns, fabrics or fibrous goods made from such materials, with non-macromolecular organic compounds; Such treatment combined with mechanical treatment
- D06M13/10—Treating fibres, threads, yarns, fabrics or fibrous goods made from such materials, with non-macromolecular organic compounds; Such treatment combined with mechanical treatment with compounds containing oxygen
- D06M13/184—Carboxylic acids; Anhydrides, halides or salts thereof
- D06M13/192—Polycarboxylic acids; Anhydrides, halides or salts thereof
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06M—TREATMENT, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE IN CLASS D06, OF FIBRES, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR FIBROUS GOODS MADE FROM SUCH MATERIALS
- D06M13/00—Treating fibres, threads, yarns, fabrics or fibrous goods made from such materials, with non-macromolecular organic compounds; Such treatment combined with mechanical treatment
- D06M13/10—Treating fibres, threads, yarns, fabrics or fibrous goods made from such materials, with non-macromolecular organic compounds; Such treatment combined with mechanical treatment with compounds containing oxygen
- D06M13/224—Esters of carboxylic acids; Esters of carbonic acid
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06M—TREATMENT, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE IN CLASS D06, OF FIBRES, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR FIBROUS GOODS MADE FROM SUCH MATERIALS
- D06M13/00—Treating fibres, threads, yarns, fabrics or fibrous goods made from such materials, with non-macromolecular organic compounds; Such treatment combined with mechanical treatment
- D06M13/322—Treating fibres, threads, yarns, fabrics or fibrous goods made from such materials, with non-macromolecular organic compounds; Such treatment combined with mechanical treatment with compounds containing nitrogen
- D06M13/325—Amines
- D06M13/328—Amines the amino group being bound to an acyclic or cycloaliphatic carbon atom
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06M—TREATMENT, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE IN CLASS D06, OF FIBRES, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR FIBROUS GOODS MADE FROM SUCH MATERIALS
- D06M13/00—Treating fibres, threads, yarns, fabrics or fibrous goods made from such materials, with non-macromolecular organic compounds; Such treatment combined with mechanical treatment
- D06M13/322—Treating fibres, threads, yarns, fabrics or fibrous goods made from such materials, with non-macromolecular organic compounds; Such treatment combined with mechanical treatment with compounds containing nitrogen
- D06M13/46—Compounds containing quaternary nitrogen atoms
- D06M13/463—Compounds containing quaternary nitrogen atoms derived from monoamines
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Description
(B)炭素数12以上22以下の脂肪酸と炭素数3以上22以下の脂肪族アルコールとのエステル〔以下、(B)成分という〕、
(C)下記一般式(c1)で示される第4級アンモニウム化合物〔以下、(C)成分という〕を0.1質量%以上8質量%以下、及び
水
を含有し、
(A)成分/(B)成分の質量比が2以上200以下である、
液体柔軟剤組成物に関する。
[(A)成分]
(A)成分は、エステル基を含有し、炭素数9以上23以下の炭化水素基を分子内に1つ以上有する第3級アミン、該第3級アミンの中和物、及び該第3級アミンの4級化物から選ばれる1種以上の化合物である。
(A)成分が有する炭化水素基は、好ましくは炭素数11以上、より好ましくは13以上であり、そして、好ましくは炭素数21以下である。
〔R1a−C(=O)−O−(CpH2pO)r−CqH2q〕mN(R2a)3−m (a1)
〔式中、R1aは炭素数11以上23以下の炭化水素基であり、R2aは炭素数1以上3以下の炭化水素基及びHO−(CpH2pO)r−CqH2q基から選ばれる基であり、mは1以上3以下の数であり、p及びqは2又は3の数であり、rは0以上5以下の数である。同一分子内にR1a、R2a、HO−(CpH2pO)r−CqH2q基、p、q、rが複数存在する場合、それらは同一でも異なっていても良い。〕
R1aの炭化水素基の具体例は、炭素数11以上、更に13以上、そして、21以下のアルキル基及び炭素数11以上、更に13以上、そして、21以下のアルケニル基から選ばれる基である。液体柔軟剤組成物の製造容易性の観点から、R1aは炭素数11以上23以下のアルキル基及び炭素数11以上23以下のアルケニル基から選ばれる基が好ましい。より好ましくは、R1aは炭素数13以上21以下のアルキル基及び炭素数13以上21以下のアルケニル基から選ばれる基である。
rは、繊維製品の柔軟化の点から、0以上2以下の数が好ましく、0がより好ましい。
第3級アミン化合物の酸塩で存在する場合の酸としては、無機酸又は有機酸が挙げられる。無機酸の具体例としては、塩酸、硫酸が使用できる。有機酸の具体例としては、炭素数1以上10以下の1価又は多価のカルボン酸、又は炭素数1以上20以下の1価又は多価のスルホン酸が挙げられる。より具体的にはメチル硫酸、エチル硫酸、p−トルエンスルホン酸、(o−、m−、p−)キシレンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、グリコール酸、クエン酸、安息香酸、サリチル酸が挙げられる。
(HO−CqH2q)m’N(R2a’)3−m’ (a2)
〔式中、R2a’は炭素数1以上3以下の炭化水素基、好ましくはメチル基であり、m’は1以上3以下の数、好ましくは2又は3の数、より好ましくは3の数であり、qは、前記一般式(a1)と同じ意味を表す。〕
一般式(a2)の好ましい具体的な化合物としては、トリエタノールアミン又はジエタノールメチルアミンである。
(B)成分は、炭素数12以上22以下の脂肪酸と炭素数3以上22以下の脂肪族アルコールから構成されるエステルが用いられる。前記脂肪酸としては、炭素数12以上18以下の飽和又は不飽和脂肪酸が好ましい。前記脂肪族アルコールとしては、炭素数3以上18以下の分岐鎖型アルコールが好ましい。前記脂肪族アルコールは、1級アルコールが好ましい。
(C)成分は、前記一般式(c1)で表される第4級アンモニウム化合物である。(C)成分は殺菌剤として知られているが、本発明では(B)成分と併用することにより、液体柔軟剤組成物の長期保存後の粘度の増加を抑制することができる。
式(c1)中、R1cは、炭素数8以上16以下の炭化水素基である。R1cの炭化水素基は、アルキル基又はアルケニル基が好ましく、アルキル基がより好ましい。R1cの炭素数は8以上、好ましくは10以上、より好ましくは12以上であり、そして、16以下、好ましくは14以下である。R1cの炭素数は12以上16以下が好ましい。R1cは、炭素数12以上14以下のアルキル基がより好ましく、炭素数12のアルキル基及び炭素数14のアルキル基から選ばれる1種以上のアルキル基が更に好ましく、炭素数12の直鎖アルキル基及び炭素数14の直鎖アルキル基から選ばれる1種以上の直鎖のアルキル基が更により好ましい。
また、式(1)中、R2c、R3cは、それぞれ、炭素数1以上3以下のアルキル基又は炭素数1以上3以下のヒドロキシアルキル基であり、好ましくはメチル基である。R4cは、炭素数1以上3以下のアルキレン基又は炭素数1以上3以下のヒドロキシアルキレン基であり、好ましくはメチレン基である。
(C)成分中、R1cが炭素数12の炭化水素基である化合物及びR1cが炭素数14の炭化水素基である化合物の合計の割合は、好ましくは80質量%以上、より好ましくは85質量%以上、更に好ましくは90質量%以上、そして、好ましくは99質量%以下、より好ましくは98質量%以下、更に好ましくは97質量%以下である。
また、(C)成分中、R1cが炭素数12の炭化水素基である化合物の割合は、好ましくは40質量%以上、より好ましくは45質量%以上、更に好ましくは50質量%以上、そして、好ましくは85質量%以下、より好ましくは80質量%以下、更に好ましくは75質量%以下である。
本発明の液体柔軟剤組成物中の(A)成分の含有量は3質量%以上20質量%以下である。洗濯1回当たりの使用量を少なくできる点から、本発明の液体柔軟剤組成物中の(A)成分の含有量は、好ましくは5質量%以上、より好ましく8質量%以上であり、そして、好ましくは18質量%以下、より好ましくは15質量%以下である。
本発明の液体柔軟剤組成物は、任意成分として、(A)成分以外の界面活性剤〔以下、(D)成分という〕、キレート剤〔以下、(E)成分という〕、香料組成物〔以下、(F)成分という〕、及び水溶性有機溶剤〔以下、(G)成分という〕から選ばれる1種以上の成分を含有することが好ましい。
また、本発明の液体柔軟剤組成物は、任意成分として、無機電解質、(B)成分以外の油剤、酸化防止剤、染料、防腐剤、シリコーン化合物、ポリマー化合物(シリコーン化合物以外のポリマー化合物)、(A)成分の安定化に好適なpHに調整するためのpH調整剤を含有することが出来る。
本発明の液体柔軟剤組成物は、(D)成分として、(A)成分以外の界面活性剤を含有することが好ましく、非イオン界面活性剤〔以下、(D1)成分という〕及び(A)成分以外の陽イオン界面活性剤(D2)〔以下、(D2)成分という〕から選ばれる1種以上の界面活性剤を含有することがより好ましい。
(D11):下記一般式(d1)で表される非イオン界面活性剤
R1d−O−[(C2H4O)s(C3H6O)t]−H (d1)
〔式中、R1dは、炭素数8以上、好ましくは10以上、そして、18以下、好ましくは16以下のアルキル基又はアルケニル基である。s及びtは、それぞれ平均付加モル数であって、sは2以上、好ましくは10以上、そして、50以下、好ましくは40以下の数、tは0以上、好ましくは1以上、そして、5以下、好ましくは3以下の数である。(C2H4O)と(C3H6O)は、ランダム重合体、ブロック重合体のいずれであってもよい。〕
(D12):下記一般式(d2)で表される非イオン界面活性剤
(D21):アルキル基又はアルケニル基の炭素数が10以上22以下のジ長鎖アルキル又はアルケニルジメチルアンモニウム塩
(D22):アルキル基又はアルケニル基の炭素数が10以上22以下のモノ長鎖アルキル又はアルケニルトリメチルアンモニウム塩
本発明の液体柔軟剤組成物は、水中の銅や鉄などの金属イオンやアルカリ土類金属イオンを捕捉するために、(E)成分として、キレート剤を含有することが好ましい。
本発明の液体柔軟剤組成物は、組成物自体の賦香のためのみならず、繊維製品への賦香目的のために香料組成物を含有することが好ましい。
本発明において用いられる香料組成物は、柔軟剤組成物に対して消費者に高い嗜好性を与えるために用いられる。嗜好性とは、高揚感や鎮静感、爽快感など、単に心地良い感情を与える効果だけではなく、汗臭やタバコ臭、生乾き臭など不快な臭いを防臭する効果、冷涼作用や温熱作用、催眠作用、催淫作用、抗うつ作用、抗菌作用、ダイエット作用など機能的な効果についても含み得る。香料成分としては、例えば「香料と調香の基礎知識、中島基貴 編著、産業図書株式会社発行、2005年4月20日 第4刷」に記載の香料、特表平10−507793号公報記載の香料を使用することができる。
具体的には、シス−3−へキセノール(1.4)、ゲラニオール(2.8)、ネロール(2.8)、2,6−ジメチル−2−ヘプタノール(3.0)、メントール(3.2)、シトロネロール(3.3)、ロジノール(3.3)、9−デセノール(3.5)、テトラヒドロリナロール(3.5)、テトラヒドロゲラニオール(3.7)、4−メチル−3−デセン−5−オール(3.7)、テトラヒドロゲラニオール(3.7)等が挙げられる。ここで、( )内は、logP値〔以下のii)とiii)についても同様〕である。
具体的には、アニスアルコール(1.0)、ラズベリーケトン(1.1)、フェニルエチルアルコール(1.2)、オイゲノール(2.4)、イソオイゲノール(2.6)、ジメチルベンジルカルビノール(3.0)、フェニルエチルメチルエチルカルビノール(3.0)、3−メチル−5−フェニルペンタノール(3.2)、チモール(3.4)等が挙げられる。
具体的には、p−tert−ブチルシクロヘキサノール(3.1)、o−tert−ブチルシクロヘキサノール(3.1)、l−メントール(3.2)、4−イソプロピルシクロヘキシルメタノール(3.3)、1−(4−イソプロピルシクロヘキシル)エタノール(3.6)、サンタロール(3.9)、2−メチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−2−ブテン−1−オール(3.9)、ベチベロール(4.2)等が挙げられる。
本発明の液体柔軟剤組成物は、組成物の安定性や粘度の観点から、(G)成分として、水溶性有機溶剤を含有することが好ましい。(G)成分としては、柔軟剤に配合することが知られている水溶性の有機溶剤が挙げられる。(G)成分について「水溶性有機溶剤」とは100gの20℃の脱イオン水に対して20g以上溶解することをいう。(G)成分としては、具体的には、プロピレングリコール、エチレングリコール、グリセリン、ジエチレングリコール、モノエチレングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレングリコールモノフェニルエーテル、トリエチレングリコールモノフェニルエーテル、イソプロパノール、エタノール等を挙げることができる。好ましくはエチレングリコール及びエタノールから選ばれる1種以上の水溶性有機溶剤である。液体柔軟剤組成物の粘度が高い場合や相安定性を調整したいときは水溶性有機溶剤を用いることが好ましい。エタノール等の有機溶剤は(A)成分合成時のキャリーオーバーとして含まれる場合がある。本発明の液体柔軟剤組成物が(G)成分を含有する場合、該組成物中の(G)成分の含有量は、好ましくは1.0質量%以上、そして、好ましくは10質量%以下である。
本発明の液体柔軟剤組成物は、無機電解質を含有してもよい。無機電解質は、20℃の水100gに5g以上溶解するものが好ましい。
無機電解質は、柔軟剤組成物を使用に適した粘度に調整するのに好ましく用いられる。例えば、陽イオンが、アルカリ金属及びアルカリ土類金属から選ばれる物質のイオンであり、陰イオンが、ハロゲン化合物及び硫酸塩から選ばれる物質のイオンである無機塩が挙げられる。アルカリ金属としては、リチウム、ナトリウム、カリウム等が挙げられる。アルカリ土類金属としては、マグネシウム、カルシウム等が挙げられる。ハロゲン化合物としては、塩化物、臭化物、ヨウ化物が挙げられる。
無機電解質は、具体的には、塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム、塩化カルシウム、硫酸カルシウム、塩化マグネシウム、及び硫酸マグネシウムから選ばれる1種以上の無機電解質が挙げられる。
入手の容易性の点から、分子内にフェノール基を有する酸化防止剤としては、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール、2,6−ジ−tert−ブチル−4−エチルフェノール及びブチルヒドロキシアニソールから選ばれる1種又は2種以上の酸化防止剤が好ましい。変色抑制の点から、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール及び2,6−ジ−tert−ブチル−4−エチルフェノールから選ばれる1種又は2種以上の酸化防止剤が好ましい。
酸化防止剤は(A)成分などの他の基剤の保存安定性のために配合されていることがあり(A)成分を配合することで、本発明の液体柔軟剤組成物に混入することもある。
カラーインデックス酸性赤色染料の具体例としては、C.I.Acid Red 18C.I.Acid Red 27、C.I.Acid Red 52、C.I.Acid Red 82、C.I.Acid Red 114、C.I.AcidRed 138、C.I.Acid Red 186が挙げられる。
カラーインデックス酸性黄色染料の具体例としては、C.I.Acid Yellow 1 、C.I.Acid Yellow 7、C.I.Acid Yellow 23、C.I.Acid Yellow 141が挙げられる。
カラーインデックス酸性青色染料の具体例としては、C.I.Acid Blue 5、C.I.Acid Blue 9、C.I.Acid Blue 74が挙げられる。
カチオン性ポリマーの4級化剤としては、特に制限されるものではないが、塩化メチル、塩化エチル、臭化メチル、ヨウ化メチル等のハロゲン化アルキル、硫酸ジメチル、硫酸ジエチル、硫酸ジ−n−プロピル等のアルキル硫酸、などの一般的なアルキル化剤が挙げられる。
ポリマーとしては、ホモポリマー、コポリマー、ブロックポリマー等、制限されるものではない。
<保存後の粘度>
液体柔軟剤組成物30gを充填した容器(ガラス製広口規格ビンNo.6)を50±2℃で10週間静置保存し、次いで、前記容器を25±2℃で24時間静置する。前記容器に入ったままの状態で、液体柔軟剤組成物の粘度を、B型粘度計(型番;TVB−10東機産業株式会社製、No.2のローターを使用、60r/min)を用いて測定する。粘度は、液体柔軟剤組成物の撹拌開始から1分後の値を採用する。
<1>
(A)エステル基を含有し、炭素数9以上23以下の炭化水素基を分子内に1つ以上有する、第3級アミン又はその中和物もしくは4級化物〔以下、(A)成分という〕を3質量%以上20質量%以下、
(B)炭素数12以上22以下の脂肪酸と炭素数3以上22以下の脂肪族アルコールとのエステル〔以下、(B)成分という〕、
(C)下記一般式(c1)で示される第4級アンモニウム化合物〔以下、(C)成分という〕を0.1質量%以上8質量%以下、及び
水
を含有し、
(A)成分/(B)成分の質量比が2以上200以下である、
液体柔軟剤組成物。
(A)成分が、(A1)下記一般式(a1)で表される第3級アミン化合物及びその酸塩〔以下、(A1)成分という〕、並びに(A2)下記一般式(a1)で表される第3級アミン化合物の4級化物〔以下、(A2)成分という〕から選ばれる1種以上の化合物である、<1>記載の液体柔軟剤組成物。
〔R1a−C(=O)−O−(CpH2pO)r−CqH2q〕mN(R2a)3−m (a1)
〔式中、R1aは炭素数11以上23以下の炭化水素基であり、R2aは炭素数1以上3以下の炭化水素基及びHO−(CpH2pO)r−CqH2q基から選ばれる基であり、mは1以上3以下の数であり、p及びqは2又は3の数であり、rは0以上5以下の数である。同一分子内にR1a、R2a、HO−(CpH2pO)r−CqH2q基、p、q、rが複数存在する場合、それらは同一でも異なっていても良い。〕
(A)成分が、(A1)成分と(A2)成分とを含む、<2>記載の液体柔軟剤組成物。
(A)成分が、(A1)成分と(A2)成分を含み、(A1)成分と(A2)成分の質量比が(A1)成分/(A2)成分=1/99以上、更に3/97以上、更に5/95以上、そして、50/50以下、更に40/60以下、更に35/65以下である、<2>又は<3>に記載の液体柔軟剤組成物。
一般式(a1)中、R1aの炭化水素基が、炭素数11以上、更に13以上、そして、21以下のアルキル基及び炭素数11以上、更に13以上、そして、21以下のアルケニル基から選ばれる基である、<2>〜<4>の何れかに記載の液体柔軟剤組成物。
(A)成分の前記炭化水素基がアルケニル基を含み、当該アルケニル基におけるシス体とトランス体のモル比が、シス体/トランス体=30/70以上、更に50/50以上、そして、99/1以下、更に97/3以下である、<1>〜<5>の何れかに記載の液体柔軟剤組成物。
(B)成分を構成する脂肪酸が、炭素数12以上18以下の飽和又は不飽和脂肪酸である、<1>〜<6>の何れかに記載の液体柔軟剤組成物。
(B)成分を構成する脂肪族アルコールが、炭素数3以上18以下の分岐鎖型アルコールである、<1>〜<7>の何れかに記載の液体柔軟剤組成物。
(B)成分を構成する脂肪族アルコールが、1級アルコールである、<1>〜<8>の何れかに記載の液体柔軟剤組成物。
(B)成分が、ラウリン酸2−エチルヘキシル、ラウリン酸ラウリル、ラウリン酸2−オクチルドデシル、ミリスチン酸2−エチルヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸2−オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、パルミチン酸パルミチル、パルミチン酸2−オクチルドデシル、ステアリン酸2−エチルヘキシル、ステアリン酸ステアリル、及びステアリン酸2−オクチルドデシルから選ばれる1種以上の脂肪酸エステルである、好ましくは、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸2−オクチルドデシル、ステアリン酸2−エチルヘキシル、及びステアリン酸ステアリルから選ばれる1種以上の脂肪酸エステルである、より好ましくは、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸2−オクチルドデシル、及びステアリン酸2−エチルヘキシルから選ばれる1種以上の脂肪酸エステルである、<1>〜<9>の何れかに記載の液体柔軟剤組成物。
(C)成分の一般式(c1)中、R1cが炭素数12以上16以下のアルキル基である、<1>〜<10>の何れかに記載の液体柔軟剤組成物。
(C)成分の一般式(c1)中、R2c、R3cが、それぞれ、メチル基である、<1>〜<11>の何れかに記載の液体柔軟剤組成物。
液体柔軟剤組成物中の(A)成分の含有量が、好ましくは5質量%以上、より好ましく8質量%以上であり、そして、好ましくは28質量%以下、より好ましくは25質量%以下である、<1>〜<12>の何れかに記載の液体柔軟剤組成物。
液体柔軟剤組成物中の(B)成分の含有量が、好ましくは0.01質量%以上、より好ましくは0.05質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上であり、そして、好ましくは15質量%以下、より好ましくは10質量%以下、より好ましくは5質量%以下である、<1>〜<13>の何れかに記載の液体柔軟剤組成物。
液体柔軟剤組成物中の(C)成分の含有量が、好ましくは0.5質量%以上、より好ましくは1.0質量%以上であり、そして、好ましくは5質量%以下、より好ましくは2質量%以下である、<1>〜<14>の何れかに記載の液体柔軟剤組成物。
(A)成分/(B)成分の質量比が、好ましくは3以上、より好ましくは5以上であり、そして、好ましくは100以下、より好ましくは80以下、より好ましくは50以下、より好ましくは40以下、更により好ましくは30以下である、<1>〜<15>の何れかに記載の液体柔軟剤組成物。
(A)成分以外の界面活性剤〔以下、(D)成分という〕、キレート剤〔以下、(E)成分という〕、香料組成物〔以下、(F)成分という〕、及び水溶性有機溶剤〔以下、(G)成分という〕から選ばれる1種以上の成分を含有する、<1>〜<16>の何れかに記載の液体柔軟剤組成物。
(D)成分が、非イオン界面活性剤〔以下、(D1)成分という〕及び(A)成分以外の陽イオン界面活性剤(D2)〔以下、(D2)成分という〕から選ばれる1種以上の界面活性剤である、<17>に記載の液体柔軟剤組成物。
液体柔軟剤組成物中の(D)成分の含有量が、好ましくは0.5質量%以上、より好ましくは1質量%以上、そして、好ましくは10質量%以下、より好ましくは8質量%以下である、<17>又は<18>に記載の液体柔軟剤組成物。
更に(E)成分のキレート剤を含有する、<17>〜<19>の何れかに記載の液体柔軟剤組成物。
(E)成分が、エタン−1−ヒドロキシ−1,1−ジホスホン酸、エチレンジアミン四酢酸、メチルグリシン二酢酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、エチレンジアミン二コハク酸、L−グルタミン酸−N,N−二酢酸、N−2−ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、クエン酸、コハク酸及びそれらの塩から選ばれる1種以上である、更にエチレンジアミン四酢酸、メチルグリシン二酢酸、クエン酸及びそれらの塩から選ばれる1種以上である、更にメチルグリシン二酢酸及びその塩から選ばれる1種以上である、<20>に記載の液体柔軟剤組成物。
液体柔軟剤組成物中の(E)成分の含有量が、酸型に換算して、好ましくは0.005質量%以上、より好ましくは0.01質量%以上、そして、好ましくは5質量%以下、より好ましくは1質量%以下である、<20>又は<21>に記載の液体柔軟剤組成物。
更に(F)成分の香料組成物を含有し、香料組成物中のエステル化合物系香料成分の含有量が30質量%以上、更に40質量%以上である、<17>〜<22>の何れかに記載の液体柔軟剤組成物。
pHが、25℃で、好ましくは2以上であり、そして、好ましくは7以下、より好ましくは5以下、より好ましくは4以下である、<1>〜<23>の何れかに記載の液体柔軟剤組成物。
繊維製品用である、<1>〜<24>の何れかに記載の液体柔軟剤組成物。
30℃での粘度が、250mPa・s以下、好ましくは200mPa・s以下、更に好ましくは150mPa・s以下である、<1>〜<24>の何れかに記載の液体柔軟剤組成物。
下記の方法による保存後の粘度が、好ましくは500mPa・s以下、より好ましくは250mPa・s以下、より好ましくは150mPa・s以下である、<1>〜<24>の何れかに記載の液体柔軟剤組成物。
<保存後の粘度>
液体柔軟剤組成物30gを充填した容器(ガラス製広口規格ビンNo.6)を50±2℃で10週間静置保存し、次いで、前記容器を25±2℃で24時間静置する。前記容器に入ったままの状態で、液体柔軟剤組成物の粘度を、B型粘度計(型番;TVB−10東機産業株式会社製、No.2のローターを使用、60r/min)を用いて測定する。粘度は、液体柔軟剤組成物の撹拌開始から1分後の値を採用する。
<1>〜<27>の何れかに記載の組成物の液体柔軟剤組成物としての使用。
〔(A)成分〕
(a−1):下記合成例1で得られた第4級アンモニウム塩混合物
<合成例1:(a−1)の合成>
下記の組成からなる脂肪酸混合物と、トリエタノールアミンとを、反応モル比1.65/1(脂肪酸/トリエタノールアミン)で、脱水縮合反応させて、N,N−ジアルカノイルオキシエチル−N−ヒドロキシエチルアミンを主成分とする縮合物を得た。
次に、この縮合物のアミン価を測定し、該縮合物に対してジメチル硫酸を0.96当量用い、水分量を極限まで低下させたエタノール溶媒下で4級化を行ない、N,N−ジアルカノイルオキシエチル−N−ヒドロキシエチル−N−メチルアンモニウムメチルサルフェートを主成分とし、エタノールを10質量%含有する第4級アンモニウム塩混合物を得た(以下、(a−1)という。)。前記調製手順や反応条件は、特開2010−209493号公報の合成例2に従って行った。
パルミチン酸:45質量%
ステアリン酸:25質量%
炭素数18で、不飽和基を1つ有する脂肪酸:27質量%
炭素数18で、不飽和基を2つ有する脂肪酸:3質量%
前記組成は、原料に使用した脂肪酸をガスクロマトグラフィーで組成分析し、各脂肪酸の面積%を質量%とみなした。前記不飽和基のシス/トランス体の質量比は85/15(1H-NMRによる、積分比)である。
カラム:Inertsil NH2 5μm(4.6×250mm) 室温(25℃)
移動相:0.05%TFA(トリフルオロ酢酸)のヘキサン溶液:メタノール:THF(テトラヒドロフラン)=85:10:5
流速:0.8mL(0−10分)−1.2mL(10−55分)−0.8mL(55−60分)
注入:20μL
検出:CAD
(b−1):パルミチン酸イソプロピル
(b−2):ミリスチン酸2−オクチルドデシル
(b−3):ステアリン酸2−エチルヘキシル
(c−1):塩化ベンザルコニウム〔アルキル(C12−16)ベンジルジメチルアンモニウムクロライド(サニゾールB−50(花王(株))〕
(d−1):非イオン界面活性剤(オキシエチレン基の平均付加モル数が21モルであるポリオキシエチレンラウリルエーテル)
(e−1):メチルグリシン二酢酸3Na(トリロンMリキッド(登録商標)、BASFジャパン(株))(有効分のメチルグリシン二酢酸3Naが表2の値となるように用いた。)
(f−1):表1に示される香料組成物f1
(f−2):表1に示される香料組成物f2
防腐剤:1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン(プロキセルBDN(登録商標)(アーチ・ケミカル・ジャパン(株)製))
表2に示す配合組成となるように各成分を混合することにより、乳濁状態の液体柔軟剤組成物を調製した。具体的には、以下の通りである。
300mLビーカーに、乳濁状態の液体柔軟剤組成物のでき上がり質量が200gとなるのに必要な量の90質量%相当量のイオン交換水と、(C)成分、(D)成分、(E)成分、防腐剤を入れ、ウォーターバスを用いてイオン交換水の温度を60±2℃に調温した。これらの成分がイオン交換水中に均一に溶解するように、必要に応じて下記の攪拌羽根を用いて攪拌した。
60±2℃の温度に調温した上記成分を含むイオン交換水を、直径が5mmの攪拌棒の回転中心軸を基準として、長辺が90度方向になるように配置された撹拌羽根(羽根の数:3枚、羽根の長辺/短辺:3cm/1.5cm、羽根の設置:回転面に対して45度の角度)で撹拌(300r/m)しながら、65℃で(B)成分とともに加熱溶解させた(A)成分を3分間掛けて投入した。投入終了後に15分間撹拌した。
その後撹拌しながら5℃のウォーターバスを用いて、内容物の温度が30±2℃になるまで冷却した。
(F)成分を投入し5分間攪拌した。出来上がり質量(200g)となるようにイオン交換水を加え、5分間攪拌した。塩酸水溶液でpHを最終調整した。
(1)粘度
表2に示す液体柔軟剤組成物30gを、容器(ガラス製広口規格ビンNo.6)に充填し、組成物の温度を30℃に調整した。B型粘度計(型番;TVB−10東機産業株式会社製、No.2のローターを使用、60r/min)を用いて、前記温度で液体柔軟剤組成物の粘度測定を開始し、1分後の値を読み取った(粘度の単位は「mPa・s」)。これを初期粘度とした。また、表2に示す液体柔軟剤組成物30gを、保存容器(ガラス製広口規格ビンNo.6)に充填した。液体柔軟剤組成物を充填した保存容器を、50±2℃で10週間静置保存した。次いで、25±2℃で24時間静置した液体柔軟剤組成物について、同様に粘度を測定した。これを保存後粘度とした。結果を表2に示す。この評価では、初期粘度は250mPa・s以下が好ましい。また、保存後粘度は500mPa・s以下が好ましい。
液体柔軟剤組成物の保存安定性は、下記所定条件で保存後の(A)成分残存率で評価した。
〔液体柔軟剤組成物の保存方法〕
表2に示す液体柔軟剤組成物30gを、保存容器(ガラス製広口規格ビンNo.6)に充填した。液体柔軟剤組成物を充填した保存容器を、50±2℃で10週間静置保存した。次いで、25±2℃の部屋で24時間静置したサンプルを評価用サンプルとした。
(A)成分の経時的な加水分解率を評価するために、液体柔軟剤組成物中のカチオン残存率を下記の方法で測定した。
上記に記した保存容器にて、−5℃で2ヶ月静置保存したサンプルを参照用のサンプルとした。これらのサンプル中の(A)成分(モノエステル体、ジエステル体、トリエステル体)の残存率を測定した。測定は、島津製作所LCMS−2010EVを用いて行った。測定条件は以下の通りである。
*測定条件
カラム:島津製作所製Shim-pack XR-ODS 2.2μm、50mm×2.0mm
溶離液:
A;10mM酢酸アンモニウム添加メタノール
B;10mM酢酸アンモニウム添加メタノール(50%)エタノール(50%)
グラジエント条件:A/B=50/50(0min)−A/B=0/100(3−10min)−A/B=50/50(10−15min)
流量:0.4ml/min
注入量:5μL
カラム温度:40℃
検出器:MS
(I)評価タオルの前処理方法
あらかじめ市販の粉末洗剤(花王株式会社製、「アタック」2017年11月生産品)を用いて、市販の木綿タオル(武井タオル製、「TW−220」)24枚をPanasonic全自動洗濯機NA−F60PB3を用いて一連の洗濯工程を5回繰り返した(アタック使用量40.5g、水量51L、水温20℃、洗浄時間10分、ため濯ぎ2回、脱水9分)。その後、20℃、45%RHの条件下で乾燥した。
パナソニック株式会社製電気バケツN−BK2−Aに、20℃の水を4L注水し、前記(I)の方法で前処理した木綿タオル2枚を投入し、1分間攪拌した。攪拌後、前記(2)の条件で50℃/10週間保存した後の液体柔軟剤組成物を、木綿タオル1.5kg当たり10mlとなる量にて投入し、攪拌しながら5分間処理した。処理後、2層式洗濯機の脱水槽で2分間脱水し、20℃、45%RHの条件下で乾燥した。
パネラー10人が、表2に記載の組成の液体柔軟剤組成物で処理・乾燥した木綿タオルで、柔らかさを評価した。評価は比較例4で処理・乾燥した木綿タオルの柔らかさ感を基準とした。
表2中の柔らかさの数値は、10人のパネラーの平均値を表している。この評価では、柔らかさは平均の点数が1.5以上であることが好ましい。結果を表2に合わせて示す。
柔軟性の評価基準:
0:比較例4よりも柔らかくない
1:比較例4と同等の柔らかさ
2:比較例4より柔らかい
(I)臭い評価用肌着
一般家庭から回収した、半年から1年間使用した洗濯済の中古肌着(Tシャツ)を使用した。その回収した中古肌着(Tシャツ)を右身頃、左身頃と半裁した。
パナソニック株式会社製電気バケツN−BK2−Aに、20℃の水を4L注水し、前記(I)の左身頃を投入し、1分間攪拌した。攪拌後、前記(1)の条件で50℃/10週間保存した後の液体柔軟剤組成物を、肌着1.5kg当たり10mlとなる量にて投入し、攪拌しながら5分間処理した。処理後、2層式洗濯機の脱水槽で2分間脱水し、脱水直後の肌着をラップフィルムで包み、チャック式プラスチック製袋に密封し、30℃の恒温槽に5時間保存し、生乾き臭を発生させた。右身頃は液体柔軟剤組成物なしで左身頃と同様な処理をした。
パネラー10人が、処理後の中古肌着の臭いを評価した。同じ肌着から採取した右身頃(液体柔軟剤組成物なし)と左身頃(液体柔軟剤組成物あり)を一対として、それぞれの臭いを評価した。表2中の臭いの数値は、10人のパネラーの平均値を表している。この評価では、臭いの平均の点数が1.0以下であることが好ましい。結果を表2に合わせて示す。
ほとんど臭いを感じない……0
かすかに臭いを感じるが気にならない程度である……1
臭いがする……2
顕著に臭いがする……3
Claims (7)
- (A)エステル基を含有し、炭素数9以上23以下の炭化水素基を分子内に1つ以上有する、第3級アミン又はその中和物もしくは4級化物〔以下、(A)成分という〕を3質量%以上20質量%以下、
(B)炭素数12以上22以下の脂肪酸と炭素数3以上22以下の脂肪族アルコールとのエステル〔以下、(B)成分という〕、
(C)下記一般式(c1)で示される第4級アンモニウム化合物を0.1質量%以上8質量%以下、及び
水
を含有し、
(A)成分/(B)成分の質量比が2以上200以下である、
液体柔軟剤組成物。
(式中、R1cは、炭素数8以上16以下の炭化水素基であり、R2c、R3cは、それぞれ、炭素数1以上3以下のアルキル基又はヒドロキシアルキル基であり、R4cは、炭素数1以上3以下のアルキレン基又はヒドロキシアルキレン基である。) - (A)成分が、(A1)下記一般式(a1)で表される第3級アミン化合物及びその酸塩、並びに(A2)下記一般式(a1)で表される第3級アミン化合物の4級化物から選ばれる1種以上の化合物である、請求項1記載の液体柔軟剤組成物。
〔R1a−C(=O)−O−(CpH2pO)r−CqH2q〕mN(R2a)3−m (a1)
〔式中、R1aは炭素数11以上23以下の炭化水素基であり、R2aは炭素数1以上3以下の炭化水素基及びHO−(CpH2pO)r−CqH2q基から選ばれる基であり、mは1以上3以下の数であり、p及びqは2又は3の数であり、rは0以上5以下の数である。同一分子内にR1a、R2a、HO−(CpH2pO)r−CqH2q基、p、q、rが複数存在する場合、それらは同一でも異なっていても良い。〕 - 更にキレート剤を含有する、請求項1又は2に記載の液体柔軟剤組成物。
- 更に香料組成物を含有し、香料組成物中のエステル化合物系香料成分の含有量が30質量%以上である、請求項1〜3の何れかに記載の液体柔軟剤組成物。
- 30℃での粘度が250mPa・s以下である、請求項1〜4の何れかに記載の液体柔軟剤組成物。
- 下記の方法による保存後の粘度が500mPa・s以下である、請求項1〜5の何れかに記載の液体柔軟剤組成物。
<保存後の粘度>
液体柔軟剤組成物30gを充填した容器(ガラス製広口規格ビンNo.6)を50±2℃で10週間静置保存し、次いで、前記容器を25±2℃で24時間静置する。前記容器に入ったままの状態で、液体柔軟剤組成物の粘度を、B型粘度計(型番;TVB−10東機産業株式会社製、No.2のローターを使用、60r/min)を用いて測定する。粘度は、液体柔軟剤組成物の撹拌開始から1分後の値を採用する。 - (A)エステル基を含有し、炭素数9以上23以下の炭化水素基を分子内に1つ以上有する、第3級アミン又はその中和物もしくは4級化物〔以下、(A)成分という〕と、
(B)炭素数12以上22以下の脂肪酸と炭素数3以上22以下の脂肪族アルコールとのエステル〔以下、(B)成分という〕と、
(C)下記一般式(c1)で示される第4級アンモニウム化合物と、
水と、
を混合して液体柔軟剤組成物を製造する、液体柔軟剤組成物の製造方法であって、
混合する成分中、(A)成分を3質量%以上20質量%以下の割合で混合し、
混合する成分中、(C)成分を0.1質量%以上8質量%以下の割合で混合し、
(A)成分と(B)成分とを、(A)成分/(B)成分の質量比が2以上200以下で混合し、
30℃での粘度が、250mPa・s以下の組成物を製造する、
液体柔軟剤組成物の製造方法。
(式中、R 1c は、炭素数8以上16以下の炭化水素基であり、R 2c 、R 3c は、それぞれ、炭素数1以上3以下のアルキル基又はヒドロキシアルキル基であり、R 4c は、炭素数1以上3以下のアルキレン基又はヒドロキシアルキレン基である。)
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018048150 | 2018-03-15 | ||
JP2018048150 | 2018-03-15 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019163579A JP2019163579A (ja) | 2019-09-26 |
JP2019163579A5 JP2019163579A5 (ja) | 2020-06-11 |
JP6716181B2 true JP6716181B2 (ja) | 2020-07-01 |
Family
ID=67907805
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019021319A Active JP6716181B2 (ja) | 2018-03-15 | 2019-02-08 | 液体柔軟剤組成物 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6716181B2 (ja) |
WO (1) | WO2019176430A1 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3916848B2 (ja) * | 2000-05-31 | 2007-05-23 | 花王株式会社 | 柔軟剤組成物 |
JP6018734B2 (ja) * | 2011-05-02 | 2016-11-02 | ライオン株式会社 | 液体柔軟剤組成物 |
JP6178720B2 (ja) * | 2013-12-25 | 2017-08-09 | 花王株式会社 | 液体柔軟剤組成物 |
JP6668125B2 (ja) * | 2016-03-18 | 2020-03-18 | 花王株式会社 | 液体柔軟剤組成物 |
-
2019
- 2019-02-08 JP JP2019021319A patent/JP6716181B2/ja active Active
- 2019-02-14 WO PCT/JP2019/005186 patent/WO2019176430A1/ja active Application Filing
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2019176430A1 (ja) | 2019-09-19 |
JP2019163579A (ja) | 2019-09-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4740801B2 (ja) | 繊維製品用液体仕上げ剤組成物 | |
JP6053503B2 (ja) | 液体柔軟剤組成物 | |
JP6320905B2 (ja) | 液体柔軟剤組成物 | |
JP2018003187A (ja) | 液体柔軟剤組成物 | |
JP6178720B2 (ja) | 液体柔軟剤組成物 | |
JP6460759B2 (ja) | 液体柔軟剤組成物 | |
JP4388456B2 (ja) | 柔軟剤用香料組成物 | |
JP6716181B2 (ja) | 液体柔軟剤組成物 | |
JP2004143638A (ja) | 柔軟剤組成物 | |
JP2009150036A (ja) | 液体柔軟剤組成物 | |
JP6668125B2 (ja) | 液体柔軟剤組成物 | |
JP6053507B2 (ja) | 柔軟剤組成物 | |
JP5725662B2 (ja) | 柔軟剤組成物 | |
JP2016084556A (ja) | 液体柔軟剤組成物 | |
JP6488518B2 (ja) | 液体柔軟剤組成物 | |
JP6567206B2 (ja) | 液体柔軟剤組成物 | |
JP5792487B2 (ja) | 液体柔軟剤組成物の増粘抑制方法 | |
JP2004131680A (ja) | 透明又は半透明柔軟剤用香料組成物、及び柔軟剤組成物 | |
JP5218719B2 (ja) | 柔軟剤用香料組成物 | |
JP6575981B2 (ja) | 柔軟剤組成物 | |
JP7477986B2 (ja) | 繊維製品処理剤組成物 | |
JP7604133B2 (ja) | 繊維製品の賦香方法 | |
JP2024030254A (ja) | 繊維製品処理剤組成物 | |
JP7055597B2 (ja) | 柔軟剤組成物 | |
JP2024030253A (ja) | 繊維製品処理剤組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200423 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200423 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20200423 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20200602 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200609 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200609 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6716181 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |