JP6712697B2 - 姿勢変更装置 - Google Patents
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Description
また、一方では、各搬送物の姿勢(向き)を揃えたいという要望がある。
具体的には、各搬送物が直方体である場合に、各搬送物の長手方向と短手方向とが不一致であると、荷積みの際に適宜向きを変える必要があり、作業が繁雑になる。
また、搬送物の搬送先等の情報が記憶された部位が、搬送物の特定の側面に設けられている場合には、当該部位がセンサで読み取りできるように、各搬送物の姿勢を揃える必要がある。
各搬送物の向きを揃えるためにコンベヤ装置を停止させると、搬送物の速やかな搬送が妨げられる。よって、搬送しながら各搬送物の向き(姿勢)を揃える必要がある。
特許文献1に開示されている姿勢変更装置では、搬送経路上にアームを突出させ、コンベヤラインに沿って搬送される被搬送物(搬送物)を当該アームに当接させ、被搬送物がコンベヤラインの搬送方向の下流側へ移動するにつれてアームの向きを変更することによって被搬送物の姿勢を変更させている。
傾斜方向搬送体は、搬送物の底面と接して搬送物を斜め方向に付勢することができる。また、本発明の姿勢変更装置は、抵抗部材を有し、搬送物の一部と接して搬送物の当該部分の移動に抗する。
そのため抵抗部材を搬送物の一部と接触させた状態で傾斜方向搬送体を駆動すると、搬送物の抵抗部材が当接する部分と、傾斜方向搬送体が接する部分で速度差が生じ、且つ傾斜方向搬送体は、搬送物を斜め方向に付勢するから、搬送物に回転モーメントが生じ、搬送物は抵抗部材を起点として旋回する。その際、搬送物は、傾斜方向搬送体の斜め方向の付勢によって円滑に旋回する。
換言すると、傾斜方向搬送体同士の間に直進方向搬送体の平行なローラ又はコロを配置することができる。
傾斜方向搬送体は直進方向付勢部材同士の間にあるので、直進方向搬送体と傾斜方向搬送体が交互に配置されており、直進方向搬送体又は傾斜方向搬送体による搬送物の支持が安定する。
傾斜方向搬送体は動力によって回転されるコロであり、長さが短い。よってコロを直進搬送路に対して傾斜した状態で配置することができる。コロである傾斜方向搬送体は、直進搬送路に対して傾斜した姿勢で配置されているので、傾斜方向搬送体が搬送物の底面に接すると、搬送物を斜め方向に付勢することができる。
また本発明では、直進搬送路の幅方向の一方の端部に前記抵抗部材が設けられているので、抵抗部材には直進する搬送物の端部が当接する。その結果、搬送物には端部を中心とする回転モーメントが生じ、搬送物は回動する。また、傾斜方向搬送体は抵抗部材から離れた位置に分布しているので、搬送物には回転モーメントが生じ易く、搬送物は回動し易い。
ここで、「一部又は全部」とは、直進搬送路の幅の一部又は全部を意味している。
「抵抗部材から離れた位置」とは、抵抗部材から直進搬送路の幅方向に離れた位置、及び、抵抗部材よりも搬送方向下流側に離れた位置を意味している。
また、各搬送物は、ガイド部材に沿っており、直進搬送路の幅方向の抵抗部材が設けられた側の端部側に揃って搬送される。
図1に示す様に、姿勢変更装置1は直線状の搬送ラインLの一部を構成している。姿勢変更装置1の上流側には上流側コンベヤ装置100が配置されており、下流側には下流側コンベヤ装置101が配置されている。すなわち、上流側から順に、上流側コンベヤ装置100,姿勢変更装置1,下流側コンベヤ装置101が直線状に配置されて搬送ラインLが構成されている。
駆動ローラ28aは、図7に示す様に、ローラ本体60内にモータ61と減速機62が内蔵されたものが採用されている。そして、減速機62の出力軸63が、ローラ本体60の内面と係合しており、モータ61の回転力が減速機62で減速されてローラ本体60を回転させる。また、ローラ本体60の両端からは、支持軸71、72が突出している。
上部支持部材95a,下部支持部材95bは、直線状にのびる剛性を有するフレーム部材であり、上下に配置されて複数の軸部材96の両端を固定している。
各ガイドコロ97の一部は、下流側コンベヤ装置101の搬送路上に突出している。
また、姿勢転換装置55は、図2の様に、直進方向搬送部2,傾斜方向搬送部3,昇降機構部5,及び抵抗部材6を有している。そして姿勢転換装置55を構成する直進方向搬送部2,傾斜方向搬送部3,昇降機構部5,及び抵抗部材6は、図2の様に、一つのユニットとして組み付けられており、同一の領域に配置されている。
これに対して幅寄せ機構部4(幅寄せ手段)は、図2の様に、姿勢転換装置55から独立した装置であり、姿勢転換装置55の上流側の領域に配置されている。
直進方向搬送部2は、概ね下流側コンベヤ装置101と同様の構成を有している。
すなわち、直進方向搬送部2は、図3に示す様に、対向する一対の側方フレーム部材30,31、搬送ローラ28(駆動ローラ28a,従動ローラ28b)、ガイド部材12,13(図2)を有している。
すなわち、直進方向搬送部2の搬送ローラ28の姿勢は、その軸が側方フレーム部材30,31に対して垂直姿勢であり、各搬送ローラ28の長手方向の中心を繋ぐ直線は、側方フレーム部材30,31に対して平行である。
図5に示す様に、抵抗部材6は、固定部27aと可動部27bとで構成されている。
基台33は、平面視して長方形形状の板状の部材である。基台33には孔33aが設けられている。
支持部34aは、基台固定部42aと起立部42bを有している。基台固定部42aと起立部42bは直交していてL字形を呈している。
起立部42bにはコイルばねからなる緩衝部34bが固定されている。すなわち、緩衝部34bの一端が起立部42bに固定されており、緩衝部34bの他端は自由端となっている。
可動部27bは、図5に示す様に、可動台35,支持部材37,受け部材38,回動部材39,駆動部41等を有している。
孔35bは、後述の支持部材37の上面部37aの孔43aと中心が一致している。
孔35aは、後述の支持部材37の下面部37cの孔43bと中心が一致している。
上面部37aには孔43aが設けられており、下面部37cには孔43bが設けられている。孔43bは、可動台35の孔35a(図5)と一致している。また、孔43aは、可動台35の孔35b(図5)と中心線が一致している。
上面部37aは、後述の駆動部41が設置される部位である。
下面部37cは、可動台35に固定される部位である。
鉛直部37bは、上面部37aと下面部37cとをつないでおり、後述の受け部材38を固定する部位である。
例えば搬送物Wが段ボール箱やパレットの様な四角形であれば、搬送物Wは、概ね搬送方向の前方に向く前方面と、後方を向く後方面がある。そして両者を結ぶ側方面がある。
回動部材39は、L字形状を呈した部材であり、その一方の辺(当接辺部39a)は搬送物Wの前方面に当接させる辺である。また他方の辺(保持辺部39b)は、搬送物Wの側方面を保持する面である。
本実施形態では、抵抗部材6の回動部材39は、搬送物Wの前方面と側方面によって構成される角を保持する保持部として機能する。
係合部材46は、シャフト状の部材である。
モータ45の出力軸45aと係合部材46は、ベルト51によって動力伝達可能に接続されている。
モータ45の出力軸45aと係合部材46は、ベルト51を介して動力伝達可能に接続されている。よって、モータ45を駆動すると、係合部材46と一体に回動部材39が回動する。すなわち、回動部材39は、図26(a)に示す状態から図26(b)〜図26(d)に示す状態を順に経て図26(a)に示す状態に戻る様に一方方向に回転し、一回転して元の位置に戻ることができる。モータ45は、回動部材39を一方方向に何回でも回転させることができる。
具体的には、受け部材38の受け部38aにストッパ部材34の緩衝部34bの自由端側が当接しており、受け部材38(可動部27b)がストッパ50側へ押圧付勢されている。そのため、ストッパ50とストッパ部材34によって、可動部27bの固定部27aに対する揺動が規制されている。
また、モータ45は、回動部材39を一方方向のみならず、逆方向に回転させてもよい。
傾斜方向搬送部3は、ベース部材8、付勢部材9、コロ駆動用ローラ10(回転体)を有し、これらが一体化されたものである。
縦部材8aは、細長い板状の部材であり、長手方向に沿って複数の孔14が等間隔に設けられている。また、縦部材8aの両端付近には受動部材(カムフォロア)32が設けられている。受動部材32は、縦部材8aから突出する部材である。受動部材32は、ベース部材8と共に昇降移動する。
端部材15aは、板状の部材で形成されており、横断面形状が略コの字形を呈する様に折り曲げられた様に構成されている。すなわち、端部材15aは、上面部19a,鉛直部19b,下面部19cを有し、鉛直部19bの上端が上面部19aと連続しており、鉛直部19bの下端が下面部19cと連続している。
端部材15aの下面部19cには、図12に示す様に、後述の板ばね21a,21bの一端がねじ止めされている。
端部材15bは、端部材15aと同じ構造を有しており、端部材15bの下面部19cには、後述の板ばね21c,21dの一端がねじ止めされている。
端部材15a,15bは、互いの鉛直部19b同士が対面する様に配置されている。
端部材15a,15bの横断面形状が略コの字形であり、さらに端部材15a,15bは一対の縦部材8aの両端を接続する様に配置されているため、傾斜方向搬送部3の剛性は高い。
各コロ駆動用ローラ10は、抵抗部材6から遠いコロ17ほど回転速度(周速)が速くなるように、溝18aが抵抗部材6に近い側に配置されており、溝18dが抵抗部材6から遠くなるように配置されている。
以上説明したベース部材8、各付勢部材9、各コロ駆動用ローラ10は一体化されており、傾斜方向搬送部3を構成している。
昇降機構部5は、図10,図13に示すように、複数(本実施形態では2本)の昇降ローラ22と、それらの昇降ローラ22に取り付けられた昇降カム24を有し、それらを一対の昇降フレーム25、26間に取り付けて形成される昇降ユニットである。そして、本実施形態では、これらの昇降ローラ22のうち、1つの昇降ローラ22aにモータが内蔵されたモータ内蔵ローラが採用され、その他の昇降ローラ22bに従動ローラが採用されている。
なお、これらの昇降ローラ22に採用されたモータ内蔵ローラと従動ローラは、前記した直進方向搬送部2のものとほぼ同一の構造を有しているため、説明を省略する。
また、底壁48には、側壁47の長手方向端部からさらに外側に張り出した張出連結部79が設けられている。
すなわち、昇降カム24は、昇降ローラ22(22a,22b)と昇降フレーム25の間、及び、昇降ローラ22(22a,22b)と昇降フレーム26の間に位置する。
すなわち、本実施形態では、図13に示すように、昇降機構部5に動力伝達部材たるリンク部材88が備えられており、図16に示すように、当該リンク部材88を介して、接続ピン87との接続を可能にしている。したがって、2つの昇降ローラ22a、22bは、リンク部材88を接続ピン87に接続することによって連結される。これにより、2つの昇降ローラ22a、22bは、連動的に駆動する構造となる。その結果、昇降機構部5では、一方の昇降ローラ22a(あるいは昇降ローラ22b)が回転すれば、他方の昇降ローラ22b(あるいは昇降ローラ22a)も同時且つ同一方向に回転する。
本実施形態の姿勢転換装置55は、図2に示すように、最下部に土台となる昇降機構部5が配され、その上方に傾斜方向搬送部3、直進方向搬送部2の順で重ねて配されている。具体的には、傾斜方向搬送部3及び直進方向搬送部2は、昇降機構部5の上部に重ね合わせた配置にされ、且つ、直進方向搬送部2の高さ位置は固定されており、傾斜方向搬送部3は、昇降機構部5に対して上下方向の一定範囲内で相対移動できるような状態で配されている。
傾斜方向搬送部3は、図3に示すように、その大半の部分を、昇降機構部5の一対の昇降フレーム25、26の内側に位置するように配されて、昇降機構部5によって支持されている。具体的には、傾斜方向搬送部3は、昇降機構部5の4つの昇降カム24を介して支持されている。より詳細には、傾斜方向搬送部3は、受動部材32を昇降カム24上に載置して支持されている。つまり、傾斜方向搬送部3は、受動部材32を介して、昇降カム24からの動力が入力され得る配置である。なお、受動部材32が、昇降カム24の弦部v上に載置されている場合(図17(a))は、傾斜方向搬送部3の頂面側が低位状態にあり、昇降カム24の円弧部s上に載置されている場合は(図17(b))、傾斜方向搬送部3の頂面側が高位状態にある。
また板ばね21a〜21dは極めて薄く、本実施形態の姿勢変更装置1の全高は低い。
すなわち、傾斜方向搬送部3の受動部材32が昇降カム24の円弧部s上から弦部v上に移動すると、傾斜方向搬送部3は板ばね21a〜21dによって鉛直方向にガイドされながら下降する。
直進方向搬送部2と傾斜方向搬送部3は、図1に示す様に、搬送ローラ28とコロ列20a〜20eが交互に並ぶような配置となっている。換言すれば、直進方向搬送部2の搬送ローラ28間に、傾斜方向搬送部3のコロ列20a〜20eが並べられた配置となっている。また同時に、コロ列20a〜20eは、各コロ17の軸17aの軸線を、搬送ローラ28の軸線に交差させている。つまり、コロ列20a〜20eの各コロ17は、直進方向搬送部2の搬送ローラ28に対して、所定の角度(例えば30〜45度)傾いた姿勢になっており、互いに外周面の回転方向が異なる。
次に、幅寄せ機構部4(幅寄せ手段)について説明する。
幅寄せ機構部4は、搬送ローラ29(駆動ローラ29a,従動ローラ29b)を有する。各搬送ローラ29は、ベルト65で互いに動力伝達可能に連結されている。また、各搬送ローラ29は、図1に示す様に、搬送方向Aと交差しているが直交していない。すなわち、各搬送ローラ29の側方フレーム部材30側の端部が、側方フレーム部材31側の端部よりも搬送方向Aの上流側となる様に、各搬送ローラ29の軸が側方フレーム部材30,31に固定されている。
各搬送ローラ29同士の間隔は、上流側コンベヤ装置100や下流側コンベヤ装置101の搬送ローラ93同士の間隔と同様であり、各搬送ローラ28(直進方向搬送体)同士の間隔よりも狭い。
図1に示す様に、側方フレーム部材30における各搬送ローラ29の固定部位付近には、ガイド部材13が設置されている。搬送ローラ29によって側方フレーム部材30側に幅寄せされた搬送物Wは、ガイド部材13と接触し、ガイド部材13に沿って下流側へ搬送される。
次に、本実施形態の姿勢変更装置1の動作について説明する。
例えば、搬送方向に対して搬送物Wの歪んだ姿勢を真っ直ぐに正すことができる。
さらに本実施形態の姿勢変更装置1では、搬送物Wを旋回させて姿勢を変更することができる。例えば短辺側を先頭に搬送されてきた搬送物Wを旋回させて長辺側を先頭に搬送ることができる。
本実施形態の姿勢変更装置1は、搬送物Wの姿勢を正しただけの状態で下流側に搬送する直線搬送と、搬送物Wの姿勢を正した上で、搬送物Wを旋回させて搬送する姿勢変更搬送を実施することができる。
例えば、直線搬送では、短辺側を斜め前に向けて先頭に搬送されてきた搬送物Wの姿勢を正し、短辺側を正面に向ける。そして短辺側を正面に向けたままの状態で下流側に搬送する。
また、例えば姿勢変更搬送では、短辺側を斜め前に向けて先頭に搬送されてきた搬送物Wの姿勢を正し、短辺側を正面に向ける。そしてその後に、搬送物Wを旋回させて長辺側を先頭に向け、長辺側を正面に向けた姿勢で下流側に搬送する。
すなわち、昇降カム24が初期姿勢をとっている間は、傾斜方向搬送部3の受動部材32は、図17(b)に示す様に、昇降カム24の円弧部sによって支持されている。
受動部材32が昇降カム24の円弧部s上によって支持されているとき、コロ17の上部は、図19(c)に示す様に、搬送面7よりも上に突出している。
また、抵抗部材6の回動部材39は、当接辺部39aが搬送路上に突出した姿勢(回転位置)で停止している。
以下、直線搬送における動作と、姿勢変更搬送における動作を個別に説明する。
なお、直線搬送と姿勢変更搬送のいずれの場合においても、直進方向搬送部2の搬送ローラ28は、回転駆動されている。
上流側コンベヤ装置100(図1)から姿勢変更装置1に搬送された搬送物Wは、下流側へ搬送されながら幅寄せ機構部4の各搬送ローラ29によって側方フレーム部材30側に幅寄せされる。すなわち、搬送物Wは、側方フレーム部材30側へ移動し、図22(a),図22(b)に示す様に、ガイド部材13に当接する。搬送物Wは、ガイド部材13に支持されながらガイド部材13に沿って下流側へ搬送される。このとき、搬送物Wは搬送方向に対して斜め方向にガイド部材13に向かって進み、ガイド部材13に当接し、ガイド部材13に沿って搬送方向に流れる。そのため、搬送物Wの向きが歪んでいたとしてもガイド部材13によって矯正され、向きが統一される。
搬送物Wは、幅寄せ機構部4を通過すると、側方フレーム部材30側への付勢がなくなり、そのまま下流側へ直進する。
すなわち、昇降カム24を時計回り方向に回転させ、図17(a)に示す様に受動部材32を弦部v上で支持し、図18(b)に示す様にコロ17(付勢部材9)を搬送面7よりも下方に退避させる。
また、図示しない制御装置は、モータ45を駆動して抵抗部材6の回動部材39の当接辺部39aを、図24(a),図26(d)に示す様に、搬送路上から退避させる。
すなわち、図26(a)〜図26(d)に示す様に、回動部材39は一方方向に回転可能であり、直線搬送する場合には、図26(c)又は図26(d)の状態とし、回動部材39の当接辺部39aと保持辺部39bが搬送路上に配置されていないようにする。すなわち、モータ45によって係合部材46が回動し、回動部材39が図26(c)又は図26(d)の姿勢となるようにする。
次に姿勢変更搬送について説明する。
また、傾斜方向搬送部3の付勢部材9は、図18(a)に示す様に、コロ17の上部を搬送面7よりも高位置に配置した初期状態とする。
この衝撃は、図23(b)に示す様な抵抗部材6における固定部27aに対する可動部27bの支持ボルト36aを中心とした回動と、ストッパ部材34の緩衝部34bが可動部27bを回動方向と逆方向に付勢することによって概ね吸収される。
緩衝部34bは、衝撃を吸収した後、図23(c)に示す様に元通りの状態に復元し、可動部27bを前記した回動方向とは逆方向に回動させる。逆方向に回動した可動部27bはストッパ50に当接して停止し、可動部27bは固定部27aに対して初期の状態に戻る。
これにより、搬送物Wにかかる衝撃が緩和される。
搬送物Wが衝突した当接辺部39a(回動部材39)は、図21(a)〜図21(c)に示す様に、係合部材46(図4)を中心に回動する。
すなわち、回動部材39は、モータ45によって、搬送物Wの下流側への移動速度に応じた回転速度(角速度)で回転駆動される。これにより搬送物Wが旋回し易くなる。
そして搬送物Wはその角の部分(端の部分)が、回動部材39の当接辺部39aと保持辺部39bが交差する部位に係合して保持されている。そのため搬送物Wの角の部分は、回動部材39と接して進行方向下流側への移動が阻止される。
その一方で、搬送物Wの底部が傾斜方向搬送部3の回転する付勢部材9と接触し、付勢力が付与される。付勢部材9は、搬送物Wを斜め方向に付勢する。付勢部材9による付勢方向は、搬送物Wの旋回を助長する方向である。
抵抗部材6の当接辺部39aを搬送物Wの角(端)に接触させた状態で、傾斜方向搬送部3の付勢部材9(コロ17)が駆動されると、搬送物Wにおける当接辺部39aが当接する部位と、搬送物Wにおける付勢部材9(コロ17)が接触する部位とで速度差が生じる。そのため搬送物Wに回転モーメントが生じ、搬送物Wは回動部材39と付勢部材9から同時に外力が付与されて旋回する。
すなわち、図18(a)、図19(c)に示すように、傾斜方向搬送部3を搬送面7より上方に突出させておく。図17(a)を基準に、昇降ローラ22を逆回転方向(反時計回り方向)に回転させる。すると、これに連動して、昇降カム24も逆回転する。これにより、昇降カム24は、円弧部sによって、傾斜方向搬送部3の受動部材32を支持する状態になる。また同時に、傾斜方向搬送部3は、板ばね21a〜21dによって鉛直方向にガイドされ、鉛直方向に真っ直ぐ上昇し、図17(b)に示す様に傾斜方向搬送部3が高位置に移動する。
本実施形態では、抵抗部材6(当接辺部39a)は回転によって搬送路上に突出するが、昇降によって突出させてもよい。すなわち、抵抗部材6の回動部材39の当接辺部39aの代わりに、直進方向搬送部2の搬送面7から上方に突出したり、搬送面7から下方に退避する構成を採用してもよい。
また、抵抗部材6は、側方フレーム部材30側から真っ直ぐ水平に突出する構成を有していてもよい。
2 直進方向搬送部
3 傾斜方向搬送部
4 幅寄せ機構部
5 昇降機構部(昇降手段)
6 抵抗部材
10 コロ駆動用ローラ(長尺の回転体)
11a〜11d ベルト
12 ガイド部材
17 コロ(傾斜方向搬送体)
18a〜18d ベルトを懸架するコロ駆動用ローラの溝
28 搬送ローラ(直進方向搬送体)
39 回動部材(保持部)
W 搬送物
Claims (10)
- 搬送物の底面と接して搬送物を直進方向に付勢する直進方向搬送体と、搬送物の底面と接して搬送物を斜め方向に付勢する傾斜方向搬送体と、前記直進方向搬送体及び傾斜方向搬送体の少なくとも一方を昇降させる昇降手段と、搬送物の一部と接して搬送物の当該部分の移動に抗する抵抗部材を有し、
前記昇降手段によって、傾斜方向搬送体の搬送物と接する部位の高さを直進方向搬送体の搬送物と接する部位の高さ以上とし、
抵抗部材を搬送物の一部と接触させた状態で傾斜方向搬送体を駆動し、搬送物を抵抗部材を起点として旋回させて姿勢変更することを特徴とする姿勢変更装置。 - 抵抗部材は回転可能であることを特徴とする請求項1に記載の姿勢変更装置。
- 抵抗部材は動力によって回転することを特徴とする請求項1又は2に記載の姿勢変更装置。
- 抵抗部材は、搬送物の角を保持する保持部を有し、搬送物の旋回とともに前記保持部が回動することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の姿勢変更装置。
- 直進方向搬送体及び傾斜方向搬送体を複数有し、
前記直進方向搬送体は動力によって回転するローラ又はコロであって平行に配置されており、
傾斜方向搬送体は動力によって回転されるコロであり、傾斜方向搬送体は直進方向搬送体同士の間にあって直進方向搬送体の搬送方向に対して傾斜した姿勢で配置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の姿勢変更装置。 - 一部又は全部に直進方向搬送体が配置されていて搬送物を直進方向に移動させる直進搬送路が構成されており、直進搬送路の幅方向の一方の端部に前記抵抗部材が設けられており、傾斜方向搬送体は前記抵抗部材から離れた位置に分布していることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の姿勢変更装置。
- 抵抗部材が設けられている側の端部に搬送物の回動を阻止すると共に、搬送物が直進方向に移動する様に導くガイド部材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の姿勢変更装置。
- 傾斜方向搬送体は動力によって回転されるコロであり、抵抗部材から離れた位置にある傾斜方向搬送体の周速は、抵抗部材から近い位置にある傾斜方向搬送体の周速よりも速いことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の姿勢変更装置。
- 傾斜方向搬送体はコロであり、長尺の回転体と、回転体に設けられた複数のプーリとを有し、傾斜方向搬送体と対応するプーリとの間にそれぞれベルトが架け渡されて複数の傾斜方向搬送体が一つの回転体によって回転されることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の姿勢変更装置。
- 直進方向搬送体によって搬送物を一方方向に搬送可能であり、傾斜方向搬送体が分布する領域の上流側に、搬送物を幅方向の抵抗部材が設けられている側の端部に向かって寄せる幅寄せ手段が配されていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の姿勢変更装置。
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