JP6701032B2 - 操舵制御装置 - Google Patents
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Description
1.操舵制御装置は、車両の転舵輪を転舵させる転舵アクチュエータを備え、ステアリングの操舵に応じて前記転舵輪の転舵をアシストする操舵装置を制御対象とし、前記転舵アクチュエータは、電動機を備え、前記電動機の電流を電流指令値にフィードバック制御するフィードバック処理部と、前記転舵輪の転舵角が前記操舵装置の構造によって定まる限界角に到達したか否かを判定するエンド判定処理部と、前記エンド判定処理部によって前記限界角に到達したと判定される場合、前記電動機の電流指令値の大きさを、前記電動機の回転速度の大きさの減少量に基づき設定した制限電流値の大きさ以下に制限するエンド時制限処理部と、を備える。
以下、操舵制御装置にかかる第1の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、本実施形態にかかる操舵装置10においては、ステアリングホイール(ステアリング12)が、ステアリングシャフト14を介して転舵アクチュエータPSAのピニオン軸22に連結可能とされている。転舵アクチュエータPSAは、第1ラックアンドピニオン機構20、第2ラックアンドピニオン機構40、表面磁石同期電動機(SPM:電動機50)及びインバータ60を備えている。
アシストトルク設定処理部M10は、操舵トルクTrqと車速Vとに基づき、アシストトルクの指令値(アシスト指令値Trqa*)を設定する。アシストトルク設定処理部M10は、アシスト指令値Trqa*の大きさ(絶対値)を、操舵トルクTrqの大きさ(絶対値)が大きいほど大きい値に設定する。アシストトルク設定処理部M10は、アシスト指令値Trqa*の絶対値を、操舵トルクTrqが同一であっても、車速Vが低い場合には高い場合よりも大きい値に設定する。なお、以下では、操舵トルクTrqの符号を、右旋回側の値である場合に正、左旋回側の値である場合に負と定義する。
エンド当て直前においては、q軸フィードバック処理部M22の積分要素によって、q軸の電圧指令値vq*は、そのときの回転速度ωに応じた誘起電圧「ω・φ」にとって、q軸の電流iqを電流指令値iq*に制御する上で適切な値となっている傾向がある。エンド当てに伴って回転速度ωの大きさが急激に低下し、誘起電圧「ω・φ」の大きさが急激に低下すると、電動機50に印加される電圧vqの大きさが過剰となるため、q軸の電流iqの大きさが増加する。この増加度合いは、回転速度ωの大きさの低下度合いに依存する。このため、エンド当てに伴うq軸の電流iqの大きさの増加量は、角加速度dω(n)の絶対値と正の相関を有する。そこで、定数Kie(>0)を用いて、q軸電流の増加量を「(−1)・Kie・dω(n)」と推定し、エンド当て直前のq軸の電流iqを「iq+Kie・dω(n)」と推定する。ただし、定数Kieは、「iq+Kie・dω(n)」の大きさがエンド当て直前のq軸の電流iqの大きさよりも小さくなることがないように、マージンを持たせて小さめの値に設定する。
図4は、時刻t1にエンド当てが生じた場合のq軸の電流iqおよび電流指令値iq1*の推移を示すものであり、特に図4(a)は、車両の走行路面であって且つ摩擦係数が小さい路面である、いわゆる低μ路における推移を示し、図4(b)は、車両の走行路面であって且つ摩擦係数が大きい路面である、いわゆる高μ路における推移を示す。
(b2)ステップS10の処理において取得された角加速度dω(n)が、「(−1)・dωth1」よりも大きい旨の条件。
上記(a2),(b2),(c2)の条件は、上記(a1),(b1),(c1)の条件に対応するものである。
図5に、エンド当ての本判定処理の手順を示す。図5に示す処理は、メモリ74に記憶されたプログラムをCPU72が実行することによりエンド当て処理部M36による処理として実現される。図5に示す処理は、たとえば所定周期で繰り返し実行される。
一方、CPU72は、上記(d1),(e1),(f1),(g1)の条件の論理積が偽であると判定する場合(S32:NO)、下記の(d2),(e2),(f2),(g2)の条件の論理積が真であるか否かを判定する(S46)。この処理は、ステアリング12が左旋回側に切られることによってエンド当てが生じたか否かを判定する処理である。
(e2)回転速度ωが、「(−1)・ωth2」よりも小さい旨の条件。
(f2)操舵トルクTrqが、「(−1)・Trqth」よりも小さい旨の条件。
CPU72は、上記(d2),(e2),(f2),(g2)の条件の論理積が真であると判定する場合(S46:YES)、右旋回カウンタCpを初期化し(S48)、左旋回カウンタCnをインクリメントする(S50)。そして、CPU72は、左旋回カウンタCnが閾値Cth以上であるか否かを判定する(S52)。そしてCPU72は、閾値Cth以上であると判定する場合(S52:YES)、左旋回カウンタCnを初期化し(S54)、エンド当て判定フラグFを「2」とする(S56)。
次に、エンド当て判定フラグFの初期化処理について説明する。
ここで、本実施形態の作用を説明する。
(1)電流指令値iq1*と、電流iqが、「Kic・dω」によって減少補正された値とのうちの大きさが小さい方を、エンド当て直前の電動機50の電流として推定した。これにより、低μ路であるか高μ路であるかにかかわらず、エンド当て直前の電流を精度よく把握することができる。
以下、第2の実施形態について、第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
ここで、本実施形態の作用を説明する。
以下、第3の実施形態について、第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
図9に、フィードバックゲインの可変設定処理の手順を示す。図9に示す処理は、メモリ74に記憶されたプログラムをCPU72が実行することにより、q軸フィードバック処理部M22の処理として実現される。なお、図9に示す処理は、たとえば所定周期で繰り返し実行される。
このように、本実施形態では、エンド当て判定フラグFが「1」または「2」である場合に、フィードバックゲインを大きくすることにより、q軸の電圧指令値vq*を迅速に減少させることができる。しかも、エンド当て判定フラグFが「0」である場合には、「1」または「2」である場合よりもフィードバックゲインを小さい値とすることにより、制御を安定させることができる。
上記「課題を解決するための手段」の欄に記載した事項と、実施形態における事項との対応関係は、次の通りである。以下では、「課題を解決するための手段」の欄に記載した解決手段の番号毎に、対応関係を示している。なお、以下において、「メモリ74に記憶されたプログラムに従って所定の処理を実行するCPU72」のことを、記載を簡素化するために、「所定の処理を実行するCPU72」と記載する。
4.仮判定処理部は、ステップS12,S20の処理を実行するCPU72に対応し、本判定処理部は、ステップS32〜S42,S46〜S56の処理を実行するCPU72に対応する。
6.フィードバック処理部によるゲインの可変設定は、図9に示した処理を実行するCPU72に対応する。
なお、上記実施形態の各事項の少なくとも1つを、以下のように変更してもよい。
・「仮判定処理部について」
上記(a1)〜(c1)の条件の論理積が真である場合や、上記(a2)〜(c2)の条件の論理積が真である場合にエンド当てが生じた旨の仮判定をするものに限らない。たとえば、上記(c1)の条件や上記(c2)の条件を除き、上記(a1)の条件および(b1)の条件の論理積が真である場合や、上記(a2)の条件および(b2)の条件の論理積が真である場合にエンド当てが生じた旨の仮判定をするものであってもよい。
上記(d1)〜(g1)の条件の論理積が真であることや、上記(d2)〜(g2)の条件の論理積が真であることに基づき、エンド当てが生じた旨の本判定をするものに限らない。たとえば、上記(d1)〜(f1)の条件の論理積が真であることや、上記(d2)〜(f2)の条件の論理積が真であることに基づき、エンド当てが生じた旨の本判定をするものであってもよい。また、たとえば、上記(d1),(e1)および(g1)の条件の論理積が真であることや、上記(d2),(e2)および(g2)の条件の論理積が真であることに基づき、エンド当てが生じた旨の本判定をするものであってもよい。またたとえば、上記(d1)および(e1)の条件の論理積が真であることや、上記(d2)および(e2)の条件の論理積が真であることに基づき、エンド当てが生じた旨の本判定をするものであってもよい。
回転速度ωの絶対値の減少に基づきエンド当てを判定するものに限らない。たとえば、操舵トルクTrqと、その変化速度とに基づき、エンド当てを判定するものであってもよい。具体的には、たとえば、操舵トルクの大きさが所定値以上であって且つ、操舵トルクの変化速度の大きさが規定値以上であることを条件に、エンド当てと判定すればよい。
たとえば図9の処理のように、q軸フィードバック処理部M22が、積分要素以外に比例要素等を備える場合であっても、エンド当て時におけるゲインの変更を、積分ゲインKiに限って行ってもよい。
・「推定処理部について」
上記実施形態では、エンド当て時に電動機50のアシストトルクを適切な値とする上で適切な電流としてのエンド当て直前の電流として、特に、エンド当て直前のq軸の電流を推定したがこれに限らない。たとえば「電流の制御について」の欄に記載したように、dq軸に対して所定角度だけずれた回転座標系の電流成分をその指令値に制御するものである場合、その成分であってもよい。この場合、一対の成分のそれぞれを、「Kie・dω」にて減少補正したものと、対応する電流指令値とのうちの大きさが小さい方をエンド当て時の電流の推定値とすればよい。
「iq+Kie・dω」と電流指令値iq*とのうちの小さい方を、エンド当て直前の電流として推定するものに限らない。たとえば、「iq+Kie・dω」を、エンド当て直前の電流として推定するものであってもよい。エンド当ての本判定がなされることによってこの推定値を用いる場合であっても、エンド当ての仮判定時における電流iqを用いる場合と比較して、電流指令値iq*をエンド当て時の値に近づけることができる。
上記実施形態では、上限ガード処理部M14による上限ガード値Ithの更新周期を、電流iqのサンプリング周期や、アシスト指令値Trqa*の更新周期、q軸フィードバック処理部M22の制御周期等よりも長い値に設定したが、これに限らない。上限ガード値Ithの更新周期を短くしたとしても、エンド当てが生じることによって誘起電圧の大きさが急激に低下することに起因してq軸の電流iqの大きさが急激に上昇することに鑑みれば、高μ路においてはエンド当ての仮判定がなされた時点における電流iqと比較して電流指令値iq1*の方が絶対値が小さくなりうる。そして、電流指令値iq1*の方がエンド当て直前の電動機50のq軸の電流iqにより近いと考えられる。このため、CPU72がステップS14〜S18,S22〜S26の処理を実行することは有効である。
q軸の電流iqと電流指令値iq*との差を入力とする比例要素および積分要素の各出力値の和を電圧指令値vq*とするものに限らず、たとえば、積分要素の出力値を電圧指令値vq*とするものであってもよい。また、微分要素の出力値を加味して電圧指令値vq*を設定するものであってもよい。この場合、微分要素によって、誘起電圧の大きさの急激な低下に起因して電圧指令値vq*が電流iqを電流指令値iq*に制御する上で適切な値よりも絶対値が過度に大きくなることを抑制することが可能となる。なお、この場合であっても、第2,第3の実施形態の処理を実行してもよい。
回転2次元座標系の電流成分をその指令値に制御するものとしては、dq軸上の電流成分を制御するものに限らず、たとえば、dq軸に対して所定角度だけずれた回転座標系の電流成分をその指令値に制御するものであってもよい。
上限ガード処理部M14を備えることは必須ではない。これを備えない場合であっても、高μ路においては、要求される操舵トルクの大きさが大きいため、限界角に到達する前から、操舵トルクやアシストトルクの大きさが大きくなり、限界角に到達した際のアシストトルクの指令値の大きさの増加量は、低μ路と比較すると小さくなる傾向がある。このため、限界角に到達する際、電流の検出値の大きさよりも電流指令値の大きさの方が小さい値となることがあるため、ステップS14〜S18,S22〜S26の処理等は有効である。
図8の処理においては、所定時間TにわたってKicをゼロよりも大きい一定値とした後、漸減させてゼロとし、所定時間Tを、図7のステップS72,S78の所定時間Tと一致させたが、これに限らない。換言すれば、図8の処理における所定時間Tと、図7のステップS72,S78の所定時間Tとが一致している必要はない。
たとえば、上記第2の実施形態において、エンド時電流指令値iqthを用いた電流指令値iq*の制限処理の終了条件を、以下のように変更してもよい。すなわち、図7のステップS72の処理に代えて、電流指令値iq1*がエンド時電流指令値iqth以下である旨の条件のみとし、ステップS78の処理に代えて、電流指令値iq1*がエンド時電流指令値iqth以上である旨の条件のみとしてもよい。
操舵装置10の構造によって定まる転舵輪34の転舵角の絶対値の上限値である限界角としては、ラック軸30がラックハウジング38に接触する際の転舵角に限らない。たとえば、ステアリング12にスパイラルケーブルが取り付けられている場合において、ステアリング12の操舵角の絶対値がスパイラルケーブルによって定まる上限値となるときにラック軸30がラックハウジング38に接触しない場合には、スパイラルケーブルによって定まる転舵角の最大値であってもよい。ただし、「操舵装置について」の欄に記載したように、操舵装置が舵角比を可変とするアクチュエータを備える場合、限界角は、舵角比に応じて変化する値となる。
永久磁石同期電動機としては、SPMに限らず、たとえば埋込磁石同期電動機(IPMSM)であってもよい。また、永久磁石同期電動機に限らない。たとえば、直流電動機であってもよい。また永久磁石を備えない巻線界磁型同期電動機であってもよい。このように、ロータが永久磁石を備えないものであっても、回転速度の大きさが急激に低下する場合には、誘起電圧の大きさの急激な低下に伴ってステータコイルを流れる電流の大きさが急激に上昇するおそれがある。このため、ステップS14〜S18,S22〜S26の処理を実行したり、第2、第3の実施形態の処理を実行したりそれらの変形例を実行したりすることが有効である。
制御装置70が、CPU72およびメモリ74を備えて、上述した各種処理を全てソフトウェア処理するものに限らない。たとえば、図3に示した処理を、専用のハードウェア(特定用途向け集積回路:ASIC)にて処理するなど、少なくとも一部の処理を実行するASICを備えたものであってもよい。
ステアリング12の回転角(操舵角)と転舵輪34の転舵角とが1対1に対応するものに限らず、たとえば、舵角比可変アクチュエータを備えて操舵角と転舵角との比である舵角比を電子制御によって変更可能なものであってもよい。
転舵アクチュエータPSAとしては、ラックアンドピニオン型のものに限らない。たとえば、ラッククロス型のものや、ラックパラレル(登録商標)、ラック同軸型のものなどを採用してもよい。
Claims (6)
- 車両の転舵輪を転舵させる転舵アクチュエータを備え、ステアリングの操舵に応じて前記転舵輪の転舵をアシストする操舵装置を制御対象とし、
前記転舵アクチュエータは、電動機を備え、
前記電動機の電流を電流指令値にフィードバック制御するフィードバック処理部と、
前記転舵輪の転舵角が前記操舵装置の構造によって定まる限界角に到達したか否かを判定するエンド判定処理部と、
前記エンド判定処理部によって前記限界角に到達したと判定される場合、前記電動機の電流指令値の大きさを、制限電流値の大きさ以下に制限するエンド時制限処理部と、を備え、
前記制限電流値は、前記エンド判定処理部によって前記限界角に到達したと判定されるときの前記電動機を流れる電流の検出値の大きさを、前記電動機の回転速度の大きさの低下度合いに基づき減少補正した値である操舵制御装置。 - 操舵トルクの検出値に基づき、前記電流指令値を設定する指令値設定処理部を備え、
前記指令値設定処理部は、前記操舵トルクの検出値の大きさが大きい場合に小さい場合よりも前記電流指令値の大きさを大きい値に設定し、
前記エンド判定処理部によって前記限界角に到達したと判定される場合、前記指令値設定処理部により設定された前記電流指令値と、前記制限電流値とのうちの大きさが小さい方を、前記限界角に到達する直前の前記電動機の電流として推定する推定処理部を備え、
前記エンド時制限処理部は、前記電流指令値を、前記推定処理部によって推定された電流の大きさ以下の値とする請求項1記載の操舵制御装置。 - 前記指令値設定処理部は、前記電流指令値の大きさに上限ガード処理を施す上限ガード処理部を備え、
前記上限ガード処理部は、前記電流指令値の上限ガード値を、前記電動機の回転速度の大きさが大きい場合に小さい場合よりも小さい値に設定し、
前記推定処理部は、前記上限ガード処理が施された前記電流指令値と、前記制限電流値とのうちの大きさが小さい方を、前記限界角に到達する直前の前記電動機の電流として推定する請求項2記載の操舵制御装置。 - 前記エンド判定処理部は、前記限界角に到達した旨の仮判定を実行する仮判定処理部と、前記限界角に到達した旨の本判定を実行する本判定処理部とを備え、
前記本判定処理部が前記限界角に到達した旨判定する条件は、前記仮判定処理部が前記限界角に到達した旨判定する条件よりも厳しい条件であり、
前記推定処理部は、前記仮判定処理部によって前記限界角に到達したと判定されるときの前記電動機を流れる電流の検出値の大きさを、前記電動機の回転速度の大きさの低下度合いに基づき減少補正した値である前記制限電流値と、前記仮判定処理部によって前記限界角に到達した旨の判定がなされるときの前記電流指令値との大きさが小さい方を前記限界角に到達する直前の前記電動機の電流として推定するものであり、
前記エンド時制限処理部は、前記本判定処理部によって前記限界角に到達した旨の判定がなされる場合に、前記電動機の電流指令値の大きさを、前記制限電流値の大きさ以下に制限する請求項2または3記載の操舵制御装置。 - 前記フィードバック処理部は、前記電動機を流れる電流と前記電流指令値との差を入力とする積分要素の出力値に基づき前記電動機に印加する電圧を操作するものであり、
前記エンド時制限処理部は、前記推定処理部によって推定された電流の大きさを前記電動機の回転速度の大きさの減少度合いに基づき減少補正した値を、前記電流指令値とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の操舵制御装置。 - 前記フィードバック処理部は、前記電動機を流れる電流と前記電流指令値との差を入力とする積分要素の出力値に基づき前記電動機に印加する電圧を操作するものであって、前記エンド時制限処理部が前記電動機の前記電流指令値の大きさを前記制限電流値の大きさ以下に制限する処理を実行している場合、実行していない場合と比較して前記積分要素のゲインを大きくする請求項1〜5のいずれか1項に記載の操舵制御装置。
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