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JP6699568B2 - 車両制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、物体位置に基づいて安全装置を作動させる車両制御装置に関する。
従来、自車両と、自車両の進行方向前方に位置する物体(他車両や歩行者、道路構造物等)との衝突被害を軽減または防止する、プリクラッシュセーフティ(PCS)制御が実現されている。PCS制御では、例えば、自車両と物体との距離及び相対速度から自車両と物体との衝突までの時間である衝突予測時間(TTC:Time to Collision)を求め、その衝突予測時間に基づいて、自車両に搭載される警報装置やブレーキ装置等の安全装置を作動させる。
例えば、特許文献1には、自車両の前方に複数の物体が存在する状況下でのPCS制御が記載されている。具体的には、特許文献1の車両制御装置は、複数の物体毎に検出点を取得し、それら検出点毎にTTCを算出する。そして、算出される各TTCに基づいて複数の検出点をその都度順位付けし、その時点において最上位の検出点を安全装置の作動対象として選択し、当該作動対象に対して安全装置の作動の有無を判断している。
特開2010−9232号公報
ところで、自車両の前方において検出対象としている物体が実際には一つの物体であるにもかかわらず、当該物体に対しレーダ等による検出点が複数取得される場合がある。かかる場合、それら複数の検出点の各TTCには大きな差はないと考えられる。そのため、上記車両制御装置では、TTCの算出の度に同一物体上の検出点間で順位が変わることが考えられる。かかる場合には、安全装置の作動対象が頻繁に切り替わることになり、安全装置の作動が不安定になるおそれがある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、作動対象となる検出点を適切に選択し、安全装置を適正に作動させることができる車両制御装置を提供することにある。
第1の手段は、
物体検出センサ(21,22)により自車両の進行方向前方に存在する物体の位置を検出し、その検出結果に基づいて、前記物体に対する前記自車両の衝突の回避又は衝突被害を軽減する装置を安全装置として作動させる車両制御装置(10)であって、
前記物体検出センサにより検出された物体位置を取得する取得部(11,13)と、
前記取得部により前記物体位置が複数取得された場合に、その複数の物体位置が同一物体上のものであることを判定する同一判定部(141)と、
前記同一判定部により前記複数の物体位置が同一物体上のものであると判定された場合において、前記安全装置の作動の対象となる対象位置とした前回の物体位置に基づいて、前記複数の物体位置の中から今回の対象位置を選択する選択部(142)と、
前記今回の対象位置に基づいて、前記安全装置の作動を制御する作動制御部(16,17)と、
を備えることを特徴とする。
物体検出において、実際には一つの物体(同一物体)であるにもかかわらず、同一物体上に複数の物体位置が取得されることがある。かかる場合には、安全装置の作動の対象となる対象位置が頻繁に切り替わることが考えられ、安全装置の作動が不安定になるおそれがある。
この点、上記構成では、物体位置が複数取得された場合に、その複数の物体位置が同一物体上のものであることを判定し、複数の物体位置が同一物体上のものであると判定された場合において、対象位置とした前回の物体位置に基づいて、複数の物体位置の中から今回の対象位置を選択するようにした。この場合、対象位置とした前回の物体位置に基づいて、今回の対象位置を選択することで、対象位置が切り替わることを考慮しつつ今回の対象位置を選択することができる。これにより、同一物体上に物体位置が複数取得される場合であっても、対象位置となる物体位置を安定して選択することができ、ひいては安全装置を適正に作動させることができる。
車両制御装置の概略構成を示すブロック図。 予備判定部により取得される物体位置を説明するための図。 同一物体に対し複数の物体位置が取得される場合を示す図。 複数の物体に対し物体位置がそれぞれ取得される場合を示す図。 対象位置の選択処理を示すフローチャート。
図1は、車両制御装置を適用したプリクラッシュセーフティシステム(以下、PCSS:Pre-crash safety systemと記載する。)を示している。PCSSは、車両に搭載される車両システムの一例であり、自車両の周囲に存在する物体を検出し、検出した物体と自車両とが衝突する可能性がある場合に、物体に対する自車両の衝突の回避動作、又は衝突の緩和動作を実施する。
図1に示す自車両50は、物体検出センサとしてレーダ装置21及び撮像装置22と、アクセルセンサ23、ブレーキセンサ24、ステアセンサ25及び車速センサ26の各種センサと、ECU10と、安全装置として警報装置31、ブレーキ装置32、及び操舵装置33とを備えている。図1に示す実施形態において、ECU10が車両制御装置として機能する。
レーダ装置21は、ミリ波やレーザ等の指向性のある電磁波(探査波)を利用して自車前方の物体を検出するものであり、自車両50の前部においてその光軸が自車前方を向くように取り付けられている。レーダ装置21は、所定時間ごとに自車前方に向かって所定範囲で広がる領域をレーダ信号で走査するとともに、自車前方の物体の表面で反射された電磁波を受信することで各物体の相対位置(物体位置)、相対速度等を物体情報として取得する。物体位置は、自車両50を原点とした場合に、自車両50の車幅方向をX軸とし、自車両50の進行方向をY軸とする相対座標上の位置として取得される。物体位置において、車幅方向(X軸)の成分が自車両50に対する物体の横位置を示し、自車両50の進行方向(Y軸)の成分が前方物体との距離(相対距離)を示す。なお、物体毎に取得された物体情報はECU10に入力される。
撮像装置22は、車載カメラであって、例えばCCDカメラ、CMOSイメージセンサ、近赤外線カメラ等を用いて構成されている。撮像装置22は、自車両50の車幅方向中央の所定高さ(例えば、フロントガラス上端付近)に取り付けられ、自車前方へ向けて所定角度範囲で広がる領域を俯瞰視点から撮像する。撮像された撮像画像は、所定周期毎にECU10に入力される。なお、撮像装置22は、単眼カメラであってもよく、ステレオカメラであってもよい。
その他、自車両50には、アクセルペダルの操作量を検出するアクセルセンサ23や、ブレーキペダルの操作量を検出するブレーキセンサ24、ハンドル(ステアリングホイール)の操舵角を検出するステアセンサ25、自車両50の車速を検出する車速センサ26が設けられている。これら各種センサによる検出結果は、ECU10に入力される。
警報装置31は、ECU10からの制御指令により、ドライバに対して自車前方に物体が存在することを警報する。警報装置31は、例えば、車室内に設けられたスピーカや、画像を表示する表示部により構成されている。
ブレーキ装置32は、自車両50を制動する制動装置である。ブレーキ装置32は、前方物体に衝突する可能性が高まった場合に作動する。具体的には、ドライバによるブレーキ操作に対する制動力をより強くしたり(ブレーキアシスト機能)、ドライバによりブレーキ操作が行われてなければ自動制動を行ったりする(自動ブレーキ機能)。
操舵装置33は、自車両50の進路を制御する装置である。操舵装置33は、前方物体に衝突する可能性が高まった場合に作動する。具体的には、ドライバによる操舵操作を支援したり(操舵回避支援機能)、ドライバにより操舵操作が行われてなければ自動操舵を行ったりする(自動操舵機能)。
ECU10は、CPU、各種メモリ(ROM、RAM)を備える周知のマイクロコンピュータとして構成されており、メモリ内の演算プログラムや制御データを参照して、自車両50における制御を実施する。ECU10は、レーダ装置21から入力される物体情報や、撮像装置22から入力される撮像画像に基づいて物体を検出し、その検出結果に基づいて、安全装置としての警報装置31やブレーキ装置32、操舵装置33を制御対象とするPCSを実施する。
ECU10は、図1に示すように、物体認識部11、操作状況判定部12、予備判定部13、対象選択部14、作動タイミング演算部15、作動判定部16、及び制御部17を備えている。
物体認識部11は、レーダ装置21から物体毎の物体情報を入力する。具体的には、物体毎に相対座標上の位置としてのレーダ位置LT、及び相対速度が認識される。
物体認識部11は、撮像装置22から撮像画像を入力し、その撮像画像に基づいて画像位置CTを認識する。具体的には、入力された撮像画像と予め用意された物体識別用の辞書情報とをパターンマッチングにより照合することで、自車前方に存在する物体の種類を識別する。物体識別用の辞書情報は、例えば自動車、二輪車、歩行者、路上障害物といった物体の種類に応じて個別に用意され、メモリに予め記憶されている。そして、物体認識部11は、撮像画像における物体の上下方向の位置に基づいてY軸の座標を認識し、撮像画像における物体の左右方向の位置に基づいてX軸の座標を認識する。
また、物体認識部11は、レーダ装置21の入力に基づくレーダ位置LTと、撮像装置22の入力に基づく画像位置CTとに基づいて、互いに近傍に位置するものを同じ物体に基づくものとして対応付けを実施する。すなわち、レーダ位置LTと画像位置CTとを融合(フュージョン)してフュージョン位置FTを生成する。具体的には、レーダ位置LTに基づいて設定されるレーダ探索領域と、画像位置CTに基づいて設定される画像探索領域とに重なる領域が存在する場合に、フュージョン位置FTが生成される。この場合、例えばフュージョン位置FTのX座標は画像位置CTのX座標とされ、フュージョン位置FTのY座標はレーダ位置LTのY座標とされる。
一方、フュージョン位置FTが生成されない場合、例えば上記レーダ探索領域と上記画像探索領域とが重ならない場合は、レーダ位置LTと画像位置CTとがそれぞれ認識されることになる。認識された物体位置は、予備判定部13に入力される。
予備判定部13は、物体認識部11から入力される各物体位置に対して自車両50が衝突する可能性があるか否かを判定する。具体的には、予備判定部13は、物体を安全装置の作動対象とする衝突予測領域Sを設定する。衝突予測領域Sは、例えば図2に示すように、車幅方向(X軸)の規制値として設定される右方規制値X及び左方規制値Xと、自車両50の進行方向の規制値として設定される奥行きLとによって区画された領域として設定される。なお、右方規制値X及び左方規制値Xは物体の種類等に応じて変更されてもよい。
そして、予備判定部13は、物体認識部11から入力される各物体位置が衝突予測領域Sに属するか否かを判定する。物体位置が衝突予測領域Sに属する場合には、当該物体位置に対して自車両50が衝突する可能性があると判定して当該物体位置を取得する。
例えば、図2においては、物体認識部11によって自車両50の前方に複数の物体位置(検出点)T1〜T5が認識されており、これら物体位置T1〜T5のうち、予備判定部13において、物体位置T1〜T3が衝突予測領域Sに属すると判定され、物体位置T1〜T3が取得される。取得された物体位置T1〜T3は、対象選択部14に入力される。なお、図2の物体位置T1〜T5は、レーダ位置LT、画像位置CT、フュージョン位置FTのいずれかを示している。なお、本実施形態では、物体認識部11及び予備判定部13が「取得部」に相当する。
対象選択部14は、予備判定部13から入力される物体位置の中から安全装置の作動対象となる対象位置Ttを選択する。具体的には、入力される各物体位置にかかる物体情報に基づいて対象位置Ttを選択する。なお、詳細については後述する。
作動タイミング演算部15は、警報装置31等の安全装置を作動させる作動タイミングを設定する。作動タイミングの設定に際しては、操作状況判定部12の判定結果や、車速センサ26により検出される車速が加味される。
操作状況判定部12は、前方物体と自車両50との衝突を回避するための運転者による衝突回避操作が開始されたか否かを判定する。本実施形態では、運転者のアクセル操作やブレーキ操作、ステア操作に関する判定条件を含む。例えば、ステアセンサ25によって検出される操舵角に基づき、運転者による衝突回避操作が開始されたことを判定する。
例えば、作動タイミング演算部15は、操作状況判定部12により運転者による衝突回避操作が行われていると判定された場合には、作動タイミングの値を基準の作動タイミングよりも小さくする等して作動タイミングを遅らせる処理を行う。
作動判定部16は、自車両50と対象選択部14にて選択された対象位置Ttとが衝突するまでの時間である衝突予測時間(TTC)に基づいて安全装置を作動させるか否かを判定する。具体的には、TTCが作動タイミング演算部15により設定された作動タイミングよりも小さいか否かを判定し、作動タイミングよりも小さい場合に、安全装置を作動させる旨を示す作動信号を制御部17に出力する。
制御部17は、作動判定部16から出力される作動信号を入力すると、警報装置31やブレーキ装置32、操舵装置33に制御指令を送信する。この制御指令に基づき安全装置が作動され、例えば警報装置31による運転者への警報や、ブレーキ装置32によるブレーキ制御、操舵装置33による操舵制御が実施される。なお、本実施形態では、作動判定部16及び制御部17が「作動制御部」に相当する。
ところで、自車両50の前方において検出対象としている物体が実際には一つの物体であるにもかかわらず、当該物体に対し物体位置が複数取得される場合がある。図3には、自車両50の前方に自転車60が存在し、予備判定部13によって自転車60上に物体位置P1,P2が取得される場合を示している。つまりこの場合、自転車60は同一物体であるにもかかわらず、物体位置が2つ(複数)取得される。なお、図3の矢印は、自転車60の移動方向を示しており、この場合自転車60は、自車両50の進行方向左側から進行方向右側に向かって横断している。
このような場合、従来の車両制御装置では、複数の物体位置の中からTTCに基づいて対象位置Ttが選択される。具体的には、対象選択部14において、予備判定部13から入力される物体位置毎にTTCを算出し、算出されたTTCの中でTTCが最も小さい物体位置を対象位置Ttとして選択する。
図3に関して言えば、物体位置P1及びP2はいずれも自転車60にかかる物体位置であるため、物体位置T1に対する相対距離及び相対速度は、物体位置T2に対する相対距離及び相対速度とほぼ等しくなると考えられる。つまりこの場合、物体位置T1にかかるTTCと物体位置T2にかかるTTCはほぼ等しくなる。そうすると、TTCの算出の際の検出誤差などによって、TTC算出の度に物体位置P1及びP2との間でTTCの大小関係が変わりうる。その結果、対象選択部14において選択される対象位置Ttが頻繁に切り替わることになり、安全装置の作動が不安定になるおそれがある。
そこで、本実施形態では、物体位置が複数取得された場合に、その複数の物体位置が同一物体上のものであることを判定する。そして、複数の物体位置が同一物体上のものであると判定された場合において、対象位置Ttとした前回の物体位置に基づいて、複数の物体位置の中から今回の対象位置Ttを選択するようにした。つまり、同一物体上において物体位置が複数取得される場合には、前回の対象位置Ttに基づいて今回の対象位置Ttを選択することで、対象位置Ttを安定して選択できるようにしている。
本実施形態において、対象選択部14は、同一判定部141、選択部142、信頼度算出部143、第1算出部144、第2算出部145を備えている。
同一判定部141は、予備判定部13によって取得された物体位置を入力する。すなわち、同一判定部141には、物体認識部11により認識される物体位置のうち、衝突予測領域Sに属する物体位置が入力される。
また、同一判定部141は、物体位置が複数入力された場合に、その複数の物体位置が同一物体上のものであることを判定する。具体的には、物体位置毎の自車両50との距離(相対距離)、相対速度、及び自車両50の進行方向に直交する方向における横位置に基づいて、その複数の物体位置が同一物体上のものであることを判定する。より詳しくは、一方の物体位置における相対距離と他方の物体位置における相対距離との差が所定以内であること、一方の物体位置における相対速度と他方の物体位置における相対速度との差が所定以内であること、一方の物体位置における横位置と他方の物体位置における横位置との差が所定以内であることが全て満たされる場合に、複数の物体位置が同一物体上のものであると判定する。これにより、例えば図3の自転車60にかかる物体位置P1及びP2は、同一の物体上のものであると判定される。
なお、上記の同一判定として、一方の物体位置における相対距離と他方の物体位置における相対距離との差が所定以内であること、一方の物体位置における相対速度と他方の物体位置における相対速度との差が所定以内であること、及び、一方の物体位置における横位置と他方の物体位置における横位置との差が所定以内であることのいずれか1つ又は2つが満たされる場合に、複数の物体位置が同一物体上のものであると判定するようにしてもよい。
選択部142は、同一判定部141の判定結果に基づいて所定周期で繰り返し今回の対象位置Ttを選択する。選択部142は、同一判定部141により複数の物体位置が同一物体上のものであると判定され、かつ、複数の物体位置の中に前回対象位置Ttとした物体位置が存在する場合には、当該物体位置を今回の対象位置Ttとして優先的に選択する。
一方、選択部142は、同一判定部141により複数の物体位置が同一物体上のものであると判定され、かつ、複数の物体位置の中に前回対象位置Ttとした物体位置が存在しない場合、例えば今回初めて検出される物体において物体位置が複数取得される場合には、その複数の物体位置の中から信頼度算出部143において算出される信頼度がより高い物体位置を選択する。
信頼度算出部143は、同一判定部141により複数の物体位置が同一物体上のものであると判定された場合において、信頼度を算出する。信頼度は、物体位置の位置情報の信頼性(確からしさ)を示す指標であり、信頼度が大きければ物体位置の位置精度が高いことを意味し、信頼度が小さければ物体位置の位置精度が低いことを意味する。この信頼度の算出に際しては、種々の方法を用いることができ、本実施形態では、フュージョンの有無によって信頼度を算出する。すなわち、信頼度算出部143は、物体位置がフュージョン位置FTの場合には、フュージョン位置FTでない場合(レーダ位置LT又は画像位置CTの場合)に比べて信頼度が高くなるように算出する。
図3を用いて説明すると、選択部142は、自転車60にかかる物体位置P1及びP2のうち、例えば前回の対象位置Ttが物体位置P2であれば、今回の対象位置Ttとして物体位置P2を選択する。これにより、予備判定部13により自転車60上に物体位置P1及びP2が取得される場合、物体位置P2が対象位置Ttとして継続して選択される。一方、物体位置P1及びP2が今回初めて取得される場合には、信頼度に基づいて物体位置P1及びP2のいずれかが選択される。例えば、物体位置P2がフュージョン位置FTで、物体位置P1がレーダ位置LTであれば、信頼度が所定以上となる物体位置P2が選択される。
ところで、自車両50の前方に検出対象としている物体が実際に複数存在する場合がある。図4には、衝突予測領域S内に歩行者70と先行車80が属しており、予備判定部13によって歩行者70にかかる物体位置P3と先行車80にかかる物体位置P4が取得され、物体位置P3,P4にかかる物体情報が対象選択部14に入力される。なおこの場合、物体位置P3及びP4は、同一判定部141により同一物体上のものでないと判定される。
このような物体位置が複数取得された状況下において、同一判定部141により複数の物体位置が同一物体上のものでないと判定された場合、選択部142は、第1算出部144により算出されるETTCに基づいて対象位置Ttを選択する。具体的には、複数の物体位置のうちETTCがより小さい方の物体位置を今回の対象位置Ttとして選択する。
さらに、選択部142は、複数の物体位置の各ETTCが互いに等しい場合には、第2算出部145により算出されるTTCに基づいて対象位置Ttを選択する。具体的には、複数の物体位置のうちTTCがより小さい方の物体位置を今回の対象位置Ttとして選択する。
ここで、第1算出部144は、第1衝突予測時間としてETTC(Enhanced TTC)を算出する。ETTCは、自車両50と物体位置との相対加速度Aを考慮して求めた値であり、例えば下記式(1)に示すように、等加速度直線運動の運動方程式を用いて算出される。
ETTC=−V±√(V−2AD)/A … (1)
また、第2算出部145は、第2衝突予測時間としてTTCを算出する。TTCは、自車両50と物体位置との進行方向(Y軸)の相対距離Dを、自車両50と物体位置との相対速度Vで除算して求めた値であり、例えば下記式(2)に示すように、等速直線運動の運動方程式を用いて算出される。
TTC=−D/V … (2)
このように、ETTCは相対加速度Aを用いて算出されるのに対し、TTCは相対加速度Aを用いずに算出される。なお、相対速度Vについては、自車両50と物体とが近づく場合が負値であり、遠ざかる場合が正値である。また、ETTCは、式(1)における平方根号√内部のV−2ADが負値の場合には虚数となる。この場合、自車両50と物体とが遠ざかるような状況を示しており、衝突の可能性がないことを示す。
図4のシーンにおいて相対加速度Aを考慮し、例えば先行車80が加速して自車両50から遠ざかるのに対して、歩行者70が減速して自車両50に近づくとした場合、物体位置P4にかかるETTCが虚数となると、ETTCに基づき物体位置P3が今回の対象位置Ttとして選択される。この場合、TTCについて言えば、物体位置P4にかかるTTCの方が物体位置P3にかかるTTCよりも小さくなる可能性がある。そのため、TTCに基づいて対象位置Ttを選択する従来の車両制御装置では、物体位置P3が対象位置Ttになり得るが、相対加速度Aを考慮したETTCを優先して用いることで、急な加減速を加味して対象位置Ttを選択することができる。
図5のフローチャートを用いて、ECU10の対象選択部14において実施される対象位置Ttの選択処理について説明する。かかる対象位置Ttの選択処理は、所定周期で繰り返し実施される。
ステップS11では、予備判定部13により取得された物体位置を入力する。ステップS12では、入力された物体位置が複数(2つ以上)あるか否かを判定する。ステップS12を否定した場合、つまり予備判定部13から入力された物体位置が1つの場合は、かかる物体位置を対象位置Ttに選択する(ステップS25)。
ステップS12を肯定した場合、つまり予備判定部13から入力された物体位置が複数存在する場合は、ステップS13に進み、複数の物体位置の中から任意に2つの対象(物体位置)を抽出する。なお、ステップS13における物体位置の抽出は特に限定されるものではなく、例えば、物体位置の番号の小さい順に抽出してもよい。
ステップS14では、ステップS13で抽出された2つの物体位置が同一物体上に存在するか否かを判定する。ここでは、一方の相対距離、相対速度、及び横位置が、他方の相対距離、相対速度、及び横位置とそれぞれ互いに近い値となっているか否かを判定する。例えば、2つの物体位置間の相対距離の差が50cm以下で、相対速度の差が2km/h以下で、且つ横位置の差が1m以下である場合に、2つの物体位置は同一物体上に存在すると判定する。ステップS14を肯定した場合は、ステップS15に進む。
そして、ステップS15〜S18は、同一物体上に存在する2つの物体位置の中から、対象位置Ttを選択する処理となっている。すなわち、2つの物体位置のうち、ステップS15では前回対象位置Ttとした物体位置が存在するか否かを判定し、ステップS16では一方の物体位置がフュージョン位置FTであるか否かを判定し、ステップS17ではETTCが異なるか否かを判定し、ステップS18ではTTCが異なるか否かを判定する。すなわち、本実施形態では、同一物体上において複数の物体位置が取得された場合、(1)前回の対象位置Ttとした物体位置、(2)フュージョン位置FT、(3)ETTCが小さい物体位置、(4)TTCが小さい物体位置の順で、対象位置Ttを選択するようにしている。
そして、ステップS15がYESであれば、前回対象位置Ttとした物体位置を候補対象に選択し(ステップS19)、ステップS15がNOで且つステップS16がYESであれば、フュージョン位置FTを候補対象に選択する(ステップS20)。また、ステップS16がNOである場合、つまり、2つの物体位置の両方ともがフュージョン位置FTであるか又は2つの物体位置の両方ともがフュージョン位置FTでない場合は、ステップS17に進む。そして、ステップS17がYESであれば、ETTCが小さい方の物体位置を候補対象に選択し(ステップS21)、ステップS17がNOで且つステップS18がYESであれば、TTCが小さい方の物体位置を候補対象に選択する(ステップS22)。
一方、ステップS18がNOであれば、物体位置の番号が小さい方を候補対象に選択する(ステップS23)。なお、本実施形態では、検出された物体位置が時系列的に古い順に物体位置の番号が付される構成となっている。つまり、ステップS23では、時系列的に、より前に検出された物体位置を候補対象に選択する。
一方で、ステップS14を否定した場合、つまり、ステップS13で抽出された2つの物体位置が同一物体上に存在するものでないと判定された場合は、実際に複数の物体が存在しているとみなし、ステップS17に進む。かかる場合には、(1)ETTCが小さい物体位置、(2)TTCが小さい物体位置の順で、対象位置Ttを選択する。
以上より、ステップS19〜S23において、ステップS13で抽出された2つの物体位置の中から候補対象となる物体位置が選択されると、ステップS24に進む。ステップS24では、ステップS13で抽出された2つの物体位置以外に、他の物体位置が存在しないか否かを判定する。ステップS24を肯定した場合、つまり他の物体位置が存在しない場合は、ステップS25に進み、候補対象を対象位置Ttとして選択する。
一方、ステップS24を否定した場合、つまり他の物体位置が存在する場合は、候補対象を維持するとともに候補対象でない物体位置を変更して(ステップS31)、ステップS14に進む。そしてステップS14において、新たな組み合わせとなった2つの物体位置が同一物体上に存在するか否かを判定し、後続のステップに進む。つまり、ステップS24が肯定され、候補対象が1つに絞られるまでステップS14〜S23の処理が繰り返される。そして最終的に候補対象として選択された物体位置を対象位置Ttとして選択する(ステップS25)。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
上記構成では、物体位置が複数取得された場合に、その複数の物体位置が同一物体上のものであることを判定し、複数の物体位置が同一物体上のものであると判定された場合において、対象位置Ttとした前回の物体位置に基づいて、複数の物体位置の中から今回の対象位置Ttを選択するようにした。この場合、対象位置Ttとした前回の物体位置に基づいて、今回の対象位置Ttを選択することで、対象位置Ttが切り替わることを考慮しつつ今回の対象位置Ttを選択することができる。これにより、同一物体上に物体位置が複数取得される場合であっても、対象位置Ttとなる物体位置を安定して選択することができ、ひいては安全装置を適正に作動させることができる。
具体的には、同一物体上に物体位置が複数取得されている状況下において、複数の物体位置の中に前回対象位置Ttとした物体位置が存在する場合には、前回の対象位置Ttを今回の対象位置Ttとして選択するようにしたため、前回の対象位置Ttから今回の対象位置Ttは変更されない。これにより、安全装置を安定して作動させることができる。
一方、同一物体上に物体位置が複数取得されている状況下において、複数の物体位置の中に前回対象位置Ttとした物体位置が存在しない場合には、フュージョン位置FTを今回の対象位置Ttとして選択するようにしたため、位置精度の高い物体位置を今回の対象位置Ttとして選択することができる。また、例えば今回初めて検出される物体上に物体位置が複数取得される場合には、その複数の物体位置の中からフュージョン位置FTが今回の対象位置Ttとして選択されることになり、この場合フュージョン位置FTが一旦選択されると、その後かかる物体上に物体位置が複数取得される限りにおいては、対象位置Ttとしてフュージョン位置FTが継続して選択されることになるため、安全装置を適正に作動させることができる。
上記構成では、自車両50の前方に物体位置が複数取得され、それらの物体位置が同一物体上のものであると判定された場合において複数の物体位置の中に前回対象位置Ttとした物体位置が存在する場合は、当該物体位置を今回の対象位置Ttとして優先的に選択する一方、複数の物体位置が同一物体上のものでないと判定された場合は、ETTCがより小さい方の物体位置を今回の対象位置Ttとして選択するようにした。この場合、複数の物体位置が同一物体上のものであるのか、又は互いに異なる物体上のものであるのかに応じて、対象位置Ttの選択の態様を異なるものとしたため、各状況によって対象位置Ttの選択にそれぞれ適した指標を優先的に用いることができ、各状況に応じた対象位置Ttを適切に選択することができる。
またこの際、複数の物体位置が互いに異なる物体上のものである場合は、相対加速度Aを考慮したETTCに基づいて対象位置Ttを選択するようにしたため、物体の急な加減速を加味した上で対象位置Ttとする物体位置を選択することができる。
さらに、複数の物体位置が同一物体上のものでないと判定され、かつ、複数の物体位置の第1衝突予測時間が等しい場合には、第2衝突予測時間がより小さい方の物体位置を今回の対象位置Ttとして選択するようにしたため、第1衝突予測時間に基づいて対象位置Ttが選択できない場合であっても、第2衝突予測時間に基づいて対象位置Ttを選択することで、衝突する可能性の高い物体位置を好適に選択することができる。
また、同一物体上に物体位置が複数取得されている場合、それらの物体位置は、各物体位置と自車両との相対距離、各物体位置と自車両との相対速度、及び各物体位置と自車両との横位置は、互いにほぼ等しくなると考えられる。この点を考慮し、一方の物体位置における相対距離と他方の物体位置における相対距離との差が所定以内であること、一方の物体位置における相対速度と他方の物体位置における相対速度との差が所定以内であること、一方の物体位置における横位置と他方の物体位置における横位置との差が所定以内であることが全て満たされる場合に、複数の物体位置が同一物体上のものであると判定するようにしたため、複数の物体位置が同一物体上のものであることを精度よく判定することができる。
(他の実施形態)
・上記実施形態では、同一物体上に物体位置が複数取得されている状況下で、複数の物体位置のうち前回対象位置Ttとした物体位置が存在する場合には、前回の対象位置Ttを今回の対象位置Ttとして選択する構成としたが、これを変更してもよい。例えば、複数の物体位置のうち過去に所定回数以上対象位置Ttとして選択された物体位置を、今回の対象位置Ttとして選択する構成としてもよく、また、複数の物体位置のうち過去に所定回数以上連続して対象位置Ttとして選択された物体位置を、今回の対象位置Ttとして選択する構成としてもよい。なお、所定回数は2以上の値である。
・上記実施形態では、信頼度算出部143は、フュージョンの有無に基づいて信頼度を算出する構成としたが、これに限定されない。例えば、信頼度算出部143は、連続して検出される連続検出時間に基づいて信頼度を算出する構成としてもよい。かかる構成においては、連続検出時間が長いほど信頼度が高く算出される。また、取得された物体位置が、レーダ位置LTか画像位置CTかで信頼度が異なるように算出する構成としてもよい。
・上記実施形態では、ECU10を、物体検出センサとしてレーダ装置21及び撮像装置22を備える車両に適用したが、これを変更し、物体検出センサとしてレーダ装置21のみを備える車両、又は物体検出センサとして撮像装置22のみを備える車両に適用してもよい。なお、かかる場合には、信頼度算出部143は、上述した連続検出時間等を用いて信頼度を算出するとよい。
10…ECU、11…物体認識部、13…予備判定部、141…同一判定部、142…選択部、16…作動判定部、17…制御部、21…レーダ装置、22…撮像装置、31…警報装置、32…ブレーキ装置、33…操舵装置、50…自車両。

Claims (6)

  1. 物体検出センサ(21,22)により自車両の進行方向前方に存在する物体の位置を検出し、その検出結果に基づいて、前記物体に対する前記自車両の衝突の回避又は衝突被害を軽減する装置を安全装置(31,32,33)として作動させる車両制御装置(10)であって、
    前記物体検出センサにより検出された物体位置を取得する取得部(11,13)と、
    前記取得部により前記物体位置が複数取得された場合に、その複数の物体位置が同一物体上のものであることを判定する同一判定部(141)と、
    前記同一判定部により前記複数の物体位置が同一物体上のものであると判定された場合において、前記安全装置の作動の対象となる対象位置とした前回の物体位置に基づいて、前記複数の物体位置の中から今回の対象位置を選択する選択部(142)と、
    前記今回の対象位置に基づいて、前記安全装置の作動を制御する作動制御部(16,17)と、
    を備える車両制御装置。
  2. 前記選択部は、前記同一判定部により前記複数の物体位置が同一物体上のものであると判定された場合において、前記複数の物体位置の中に前回対象位置とした物体位置が存在する場合には、当該物体位置を今回の対象位置として優先的に選択する請求項1に記載の車両制御装置。
  3. 前記同一判定部により前記複数の物体位置が同一物体上のものであると判定された場合において、前記物体位置毎に位置精度に関する信頼度を算出する信頼度算出部(143)を備え、
    前記選択部は、前記複数の物体位置の中に前回対象位置とした物体位置が存在しない場合には、前記信頼度が所定以上の物体位置を今回の対象位置として選択する請求項2に記載の車両制御装置。
  4. 取得された前記物体位置毎に、前記自車両と前記物体位置との距離、相対速度、及び相対加速度に基づいて、前記自車両と前記物体位置とが衝突するまでの時間である衝突予測時間をそれぞれ算出する算出部(144)を備え、
    前記選択部は、前記自車両の進行方向前方において物体位置が複数取得された状況下で、前記同一判定部により前記複数の物体位置が同一物体上のものであると判定され、かつ、前記複数の物体位置の中に前回対象位置とした物体位置が存在する場合に、当該物体位置を今回の対象位置として優先的に選択する一方、前記同一判定部により前記複数の物体位置が同一物体上のものでないと判定された場合に、前記衝突予測時間がより小さい方の物体位置を今回の対象位置として選択する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車両制御装置。
  5. 前記算出部は、前記衝突予測時間として第1衝突予測時間を算出する第1算出部であり、
    取得された前記物体位置毎に、前記自車両と前記物体位置との距離及び相対速度に基づいて、前記自車両と前記物体位置とが衝突するまでの時間である第2衝突予測時間をそれぞれ算出する第2算出部(145)を備え、
    前記選択部は、前記自車両の進行方向前方において物体位置が複数取得された状況下で、前記同一判定部により前記複数の物体位置が同一物体上のものでないと判定され、かつ、前記複数の物体位置の前記第1衝突予測時間が等しい場合には、前記第2衝突予測時間がより小さい方の物体位置を今回の対象位置として選択する請求項4に記載の車両制御装置。
  6. 前記同一判定部は、前記取得部により取得された前記物体位置毎の前記自車両との距離、相対速度、及び前記自車両の進行方向に直交する方向における横位置に基づいて、前記複数の物体位置が同一物体上のものであることを判定する請求項1乃至5のいずれか1項に記載の車両制御装置。
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