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JP6688844B2 - 敷き布団の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、特に、必要に応じて表裏面の一方側を選択して使用可能にした敷き布団の製造方法に関する。
敷き布団には、袋内に収納封止された緩衝保持用詰め物が上下側で異なる材料により構成され、使用時に表裏反転して保持面を選択可能にしたものがある。図8(a),(b)は、その一例として、特許文献1の夏冬兼用両面敷き布団を示している。同図の敷き布団1は、側生地5の袋内に収納された緩衝保持用の詰め物が上下側で異なる材料で構成され、使用時に表裏反転して保持面を選択することにより、冬の寒い時期には保温性に優れた敷き布団として機能し、夏の暑い時期には通気性、吸湿性、吸汗性に優れた敷き布団として機能するようにしたものである。
詰め物は、比較的堅い敷き布団生地材でなる第1の敷布団生地層2、第1の敷布団生地層の一方の面2aに重ね合わせ状に積層される比較的高い保温性を有する敷布団生地材でなる第2の敷布団生地層3、第1の敷布団生地層の他方の面2bに積層される比較的高い通気性並びに吸湿性を有する敷布団生地材でなる第3の敷布団生地層4からなる。また、形態例において、第1の敷布団生地層2にはポリエステルあるいはポリウレタンが用いられ、第2の敷布団生地層3には珪酸ジルコニウム系セラミックスを含む遠赤外線処理したものが用いられ、第3の敷布団生地層には麻綿あるいは吸汗性ポリエステルが用いられると説明されている。符号7はキルト処理ラインを示している。
特開平10−75852号公報
ところで、介護の現場や一般家庭使用では、例えば、腰痛等の体調不良や正しい就寝姿勢を保つなどの目的で、敷き布団の詰め物として比較的硬めのマットレス系から柔らかめの繊維クッション系に取り換えたり、逆に、繊維クッション系からマットレス系に取り換えることもよく行われる。そのような背景に鑑み、本発明者らは、表裏面の保持特性及び外観特性に加え、腰痛等の体調に応じて保持面を選択して最適態様にて使用可能な敷き布団を得るため検討を重ねてきた結果、本発明に至った。
本発明の目的は、表裏面を選択して使用可能にした敷き布団の製造方法として、保持特性及び外観特性に優れると共に、表裏面のどちらの面を選ぶべきかの選択容易性(判断の容易性)、蒸れ防止や防ダニ対策などにも優れたものを提供することにある。他の目的は以下の内容説明のなかで明らかにする。
上記目的を達成するため請求項1の発明は、図面を参照し特定すると、袋の内部に収納封止された緩衝保持用の詰め物(5)が上下側で異なる材料により構成され、使用時に表裏反転して保持面を選択可能にした敷き布団の製造方法において、前記詰め物(5)を、綿繊維により敷き布団と略同じ広さの外面被覆用綿繊維部(8a)を作る外面側繊維部形成工程と、前記外面側綿繊維部(8a)の上面に該綿繊維部より一回り小さいフォームマットレス(6)を配置するマットレス配置工程と、前記外面側綿繊維部(8a)と前記フォームマットレス(6)の間にできる段差(S)を埋めるよう周囲被覆用綿繊維部(8c)を作る周囲側繊維部形成工程と、綿繊維に化学繊維を混入した混合繊維により、前記フォームマットレス(6)の内外面うち、前記外面側綿繊維部を配置している外面と対向している内面側に繊維クッション体(7)を積層形成する繊維クッション体形成工程とを少なくとも経て作製することを特徴としている。
以上の発明において、『綿繊維』とは純綿ないしは綿100%の繊維のことである。『繊維クッション体』は、天然繊維である綿繊維にポリエステル等の化学繊維を混ぜた混合繊維により形成されたクッション体である。
混合繊維としては、綿繊維にポリエステル等の化学繊維を約30%程度配合したものが好ましい。つまり、綿繊維は、特に通気性ないしは放湿性と吸水性に優れ、また静電気の影響を受け難い点で優れている。化学繊維は、特にコストが安く、軽量であるが、通気性ないしは放湿性が綿よりも劣り、また静電気が起き易いため埃やダニ抗原を吸い寄せ易い。混合比はこれらの性質を検討し設定されることになる。また、本発明の側生地は、防ダニ対策の点から綿100%ないしはそれと同等か類似の素材からなる。
また、『フォームマットレス』は、ウレタンフォーム又はそれに類似の発泡成形体のことである。この名称は、マットレス中、スプリングマットレスやロックマットレスと称されているタイプを除く意味で使用している。また、『フォームマットレスの・・・外面』とは、例えば図1及び図2の敷き布団の状態で下側に配される面、つまり繊維クッション体から離れる側の面のことである。『フォームマットレスの内面』とは、例えば図1及び図2の敷き布団の状態で上側に配される面、つまり繊維クッション体に近い側の面のことである。なお、中袋や外袋を構成している上布や下布は、敷き布団が表裏反転すると上下が逆になるので、あくまでも図面上に描かれた状態での名称である。
以上の発明は、更に以下のように具体化されることがより好ましい。
(ア)、請求項1において、前記繊維クッション体形成工程の次に、前記繊維クッション体の外面及び周囲側面を覆うよう外面被覆用綿繊維部と周囲被覆用綿繊維部とを形成する外面・周囲側繊維部形成工程を経る構成である(請求項2)
(イ)、請求項1又は2において、前記詰め物を中袋に収納した状態で、キルティング処理として前記詰め物及び前記中袋に対し敷き布団を三つ折り状態に畳む際の折り曲げ部に対応した二箇所に位置して、それぞれが幅方向に延びる直線状縫製ラインからなるキルティング部を設け、その後、前記中袋を外袋に対し該中袋の外側周囲接続部を該外袋の内側周囲接続部に縫製により連結した状態で収納する構成である(請求項3)
請求項1の発明では、緩衝保持用の詰め物が上下側で異なる材料で構成され、使用時に表裏反転し保持面を選択可能にした敷き布団の製造方法として、以下のような点で優れている。
この発明では、敷き布団の詰め物を、外面側繊維部形成工程、マットレス配置工程、周囲側繊維部形成工程、繊維クッション体形成工程を経て作製するため、通常の布団製造設備にて製造可能となる。また、請求項2の発明では、繊維クッション体形成工程の次に、外面・周囲側繊維部形成工程を経る。
請求項3の発明では、請求項1又は2において、詰め物を中袋に収納した状態で折り曲げ部に対応した二箇所に直線状の縫製ラインからなるキルティング部を設けた後、外袋に対し中袋を中袋の外側周囲接続部と外袋の内側周囲接続部を縫製することにより、特に外観特性及び防ダニに優れた敷き布団として作製できる。
なお、請求項1の製造方法で作製される敷き布団では、詰め物が上側及び下側の一方がポリウレタン等のフォームマットレス、他方が繊維クッション体からなるため、敷き布団の保持及び感触特性が表裏で明確に異なり、その結果、使用者は好みの保持面を迷うことなく即決し易くなる。
また、製作される敷き布団では、繊維クッション体が綿繊維にポリエステル等の化学繊維を混入しているため、詰め物として材料費を低減でき、軽量化を図り易く、しかも良好な通気性もそれなりに維持されて、蒸れ防止、引いては汗が原因で起こるカビ、ダニ、シミなどの発生を抑制できる。この点は、後述するフォームマットレスが外面被覆用綿繊維部と周囲被覆用綿繊維部により覆われていることからより確実なものとなる。
更に、製作される敷き布団では、フォームマットレスの内外面及び周囲側面のうち、少なくとも外面被覆用綿繊維部によりマットレス外面を覆い、周囲被覆用綿繊維部によりマットレス周囲側面を覆っている。この構成では、上記した利点に加え、まず、中袋に詰め物を収納した状態において、図5(b)から推察されるごとく敷き布団の周囲側の形状が周囲被覆用綿繊維部の存在により繊維クッション体と同程度に弾性縮小し、それにより詰め物が上下側で異なる材料であっても外観特性を良好に維持できる。また、フォームマットレスが外面被覆用綿繊維部及び周囲被覆用綿繊維部を介して中袋に接するため、静電気の発生とそれに伴うダニ抗原(ダニの糞、死骸、脱皮殻、卵等)の進入を抑えたり、結露の水滴を蒸発し易い綿により遮断したり吸収可能にする。
請求項2の製造方法で作製される敷き布団では、図6に例示されるごとく繊維クッション体の外面を覆っている外面被覆用綿繊維部及び周囲側面を覆っている周囲被覆用綿繊維部を有しているため、繊維クッション体が綿繊維に混ぜた化学繊維に起因する静電気の発生及びそれに伴うダニ抗原の吸引進入をより確実に抑えたり、結露の水滴を蒸発し易い綿により遮断したり吸収可能にする。
請求項3の製造方法で作製される敷き布団では、図2(c)のごとく、詰め物が図2(a)のごとく中袋及び外袋の二重構造で覆われる点、キルティング部の直線状縫製ラインが同(b)のごとく外袋を除く詰め物及び中袋に施される点、中袋及び外袋が同(c)のごとく一体化される点から防ダニ対策として優れたものとなる。すなわち、この構造では、ダニ抗原の出入りを二重袋により防ぐ。同時に、キルティング部の縫製ラインが外袋を除いて施される関係で外袋にキルト用針穴や縫い目の穴がなくそれに起因したダニ抗原の袋内外の出入りを防ぐ。同時に、中袋及び外袋が中袋の外側周囲接続部を外袋の内側周囲接続部に縫製しているため、例えば、中袋(詰め物)のズレ防止及び構成部材の一体化により各面側の保持特性及び感触特性を確実に維持できる。更に、敷き布団を折り畳むときの応力が袋内を区画している縫製ラインに加わらないようにして当該縫製ラインの針穴や縫い目の穴の拡大を阻止し、それに起因したダニ抗原の袋内外の出入りを防ぐことができる(この点は特許第3844131号公報を参照)。
また、本発明では、キルティング部の縫製ラインが外袋の外側から直に目視不能であるが、実際は図1(a)のごとく外袋から薄く透けて見えたり、図2(b)のごとく敷き布団を複数回折り畳むと外袋の対応部に筋押ししたような跡ができ、それにより使い勝手と共に斬新な外観が得られる。介護施設の使用では、例えば脳に発達障害がある者でも折り畳み可能な点と折り畳み位置とを容易に認識できる。また、中袋及び外袋は、中袋の外側周囲接続部を外袋の内側周囲接続部に縫製した状態で一体化されている。このため、敷き布団としては、縫製部が外袋の外面側に一切現れず、その点からシンプルで斬新な外観となる。
本発明形態の敷き布団を模式的に示し、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は敷き布団を3つ折りに折り畳んだ状態で示す側面図である。 図1(a)の要部断面を示し、(a)はA−A線拡大模式断面図、(b)はX部の拡大模式図、(c)はB−B線模式拡大断面図である。 上記敷き布団の詰め物を示し、(a)は詰め物の一部を破断した上面図、(b)は同(a)のC−C線拡大模式断面図、(c)は同(a)のC−C線拡大模式断面図である。 上記詰め物を中袋に収納する途中の状態で示す模式上面図、(b)は詰め物を中袋に収納した後、キルティング処理した状態で示す模式上面図である。 (a)は 図4(b)のE−E線拡大模式断面図、(b)は 図4(b)のF−F線拡大模式断面図である。 上記形態の変形例1であり、(a)は図4(a)と同じ態様で示す模式上面図、(b)は同(a)のE1−E1線拡大模式断面図、(c)は図3(c)に対応する模式断面図である。 上記形態の変形例2であり、(a)は図4(a)と同じ態様で示す模式上面図、(b)は同(a)のE2−E2線拡大模式断面図、(c)は図3(c)に対応する模式断面図である。 (a)及び(b)は特許文献1の図1と図2に対応した図である。
以下、本発明の形態例を図面を参照して説明する。この説明では、形態例である図1〜図5に示した敷き布団の構造、変形例1、変形例2を詳述した後、敷き布団の製造方法に言及する。
(構造)図1〜図5において、この敷き布団1は、袋(2,3)内に収納封止された緩衝保持用詰め物5が上下側で異なる材料で構成されて、使用時に表裏反転して保持面を選択可能になっている点、不使用時に三つ折り状態に畳むことを前提としている点で従来と同じ。工夫点として、詰め物5は、上側及び下側の一方がポリウレタン等のフォームマットレス6、他方が繊維クッション体7であり、また、フォームマットレス6が内外面及び周囲側面のうち少なくとも外面を覆っている外面被覆用綿繊維部8a及び周囲側面6aを覆っている周囲被覆用綿繊維部8cを有している。側生地ないしは袋構成は、詰め物5が中袋2に対し収納され、中袋2が外袋3に対し中袋の外側周囲接続部20を外袋の内側周囲接続部30に連結した状態で収納されており、また、詰め物5及び中袋2が敷き布団1を三つ折り状態に畳む際の二箇所の折り曲げ部に対応して設けられたキルティング9を有している。以下、これらの細部を明らかにする。
まず、詰め物5の基本は、ウレタンフォーム等のフォームマットレス6と綿繊維に化学繊維を混ぜた繊維クッション体7との二層積層体となっている。フォームマットレス6は、例えば、ポリウレタンないしはウレタンフォームである。このウレタンフォームは、ポリオールとポリイソシアネートとを主成分として、発泡剤、整泡剤、触媒、着色剤などを混合し発泡成形させたもので、気泡が連通し柔らかくて復元性のある軟質ポリウレタンフォームが好適である。
使用されるフォームマットレス6は、物性値として、例えば、密度が約16.5〜24kg/m 、硬さ(25%)が約100〜125N、硬さ(40%)が約105〜140N、引張強さが約65〜80kPa、反発弾性が約33〜39%、伸びが約120〜150%のものが好適である。体感試験の一例としては、密度が約16.5kg/m だと柔らかめに好適であり、密度が約24kg/m だと硬めに好適であり、密度が約20kg/m だとその中間ないしはスタンダード品として好適であった。
また、フォームマットレス6の厚さL1は敷き布団の総重量を考慮すると、10〜25mm程度が好ましい。敷き布団の総重量としては大人用、子供用でかなり異なる。大人用の場合は、市販品の敷き布団では約7kg前後であるが、本発明の敷き布団ではそれよりも軽い約6kg前後となるよう設計されている。
また、フォームマットレス6は、内外面及び周囲側面のうち、外面が外面被覆用綿繊維部8aにより覆われ、内面が内面被覆用綿繊維部8bにより覆われ、周囲側面6aが綿繊維により周囲被覆用綿繊維部8cにて覆われている。このうち、外面被覆用綿繊維部8a及び内面被覆用綿繊維部8bは、フォームマットレス6の厚さL1よりかなり薄く(例えばL1の半分以下に)形成されていると共に、フォームマットレス6より一回り広く形成されている。周囲被覆用綿繊維部8cは、外面被覆用綿繊維部8aとフォームマットレス6の間にできる段差Sを埋める厚さとなっている。綿繊維は綿100%のものであり、繊維クッション体7に比べ通気性ないしは放湿性と吸水性に優れ、しかも静電気が発生し難い。
繊維クッション体7は、綿繊維にポリエステル等の化学繊維を混ぜた混合繊維により、外面被覆用綿繊維部8aや内面被覆用綿繊維部8bと同じ広さに形成される。ここで、繊維クッション体7に用いられる混合繊維としては、綿繊維にポリエステル等の化学繊維を約30%程度配合したものが好ましい。理由は、上述したように綿繊維の利点と化学繊維の利点を兼ね備えるためである。厚さは敷き布団1の総重量を考慮すると、15〜30mm程度が好ましい。
まず、中袋2は、図4に示されるごとく所定大の矩形状(敷き布団より一回り広く)に裁断された上布2a及び下布2bを重ねた状態で長手方向の両側及び左右端の一方が縫製ライン10により接続され袋状に形成されており、縫製ライン10と布端末との間に形成された外側の周囲接続部2aを有している。上下布2a,2bの生地は綿100%の織物である。周囲接続部2aの幅寸法は10〜25mm程度となっている。また、中袋2には、前記詰め物5が一端側開口より挿入され収納された後、一端側開口が縫製ライン10により封止される。
また、詰め物5及び中袋2はキルティング処理により一体化される。この処理では、図4(b)に示されるごとく敷き布団を三つ折り状態に畳む際の折り曲げ部に対応した二箇所に設けられて、それぞれが幅方向に延びる2本の直線状縫製ライン9a,9aからなるキルティング部9と共に、複数箇所に刺し子縫いにより設けられた十字形のキルティング部9bを有している。キルティング部9bは、キルティング部9同士の間と、キルティング部9と長手方向の一方端側及び他方端側との間との間に二カ所づつ設けられている。同(b)はこの様にして完成された中袋2である。なお、各縫製ライン10は、縫い目間隔を小さくしたり返し縫い等によりダニ抗原を通さないよう処理される。この点は、後述する縫製ライン11〜13も同じである。
外袋3は、上布3a及び下布3bを袋状にする際に形成されて中袋2を袋内に収納する際に周囲接続部2aに接続固定する内側の周囲接続部30とを有している。上下布3a,3bの生地は綿100%の織物である。この織り方は、平織が一般的であるが、滑らかな肌触り感を付与したい場合は朱子織が好ましい。上布3a及び下布3bは、縁部分が第1縫製ライン11で合わせ縫いされ、かつ、第1縫製ライン11で互いに外側へ折返された状態となっている。その折返しにより4枚重ねとなった折返部に沿って第2縫製ライン12により縫製したものである。従って、この折返部は、第2縫製ライン12で縫製された状態で4枚重ねの比較的厚い平坦状となっており、第1縫製ライン11を内側に目視不能に隠蔽している。これに対し、周囲接続部30は、縁部分の端末側で構成されていて、4枚重ねした箇所より袋内に突出された状態となっている。また、周囲接続部30は、基部が第2縫製ライン12で位置規制され、先端が縁部分の端末側であることから揺動自在となっている。
以上の構造では、詰め物5を収納した中袋2が外袋6内に収納配置されると共に、中袋の外側周囲接続部20が外袋の内側周囲接続部30に縫製ライン13により一体化されている。このため、周囲接続部20及び周囲接続部30は、第3縫製ライン13により連結されており、外袋3の袋内にあって中袋2の対応部との間に収まっている。以上の構造では、中袋2と外袋3とを周囲部で固定する場合にも専用部材を必用とせず、また、敷き布団1を繰り返し折り畳んでも、応力が周囲接続部20,30の揺動変位により吸収され、縫製ライン10,11,12に過剰な負荷が加わらない。
(変形例)図6及び図7は以上の敷き布団の構造を一部変更した2つの変形例1,2を示し、各(a)は図4(a)と同じ態様で示す模式上面図、各(b)は(a)のE1−E1線又はE2−E2線拡大模式断面図、各(c)は図3(c)に対応する模式断面図である。変形例1,2では、形態例に比べ詰め物5及びキルティング部9を変形している。各変形例の説明では、形態例と同一箇所ないしは部位に同じ符号を付けて、重複した記載を極力避けて変更点について詳述する。
変形例1では、図6に示されるごとく、上記詰め物5を構成していたフォームマットレス6の内面被覆用綿繊維部8bを省略している点と、繊維クッション体7が外面を覆っている外面被覆用綿繊維部8d及び周囲側面を覆っている周囲被覆用綿繊維部8eを有している点で変更されている。この構成では、外面被覆用綿繊維部8d及び周囲被覆用綿繊維部8eが繊維クッション体7を構成している綿繊維に混ぜた化学繊維に起因する静電気の発生及びそれに伴うダニ抗原の吸引進入をより確実に抑えたり、結露の水滴を蒸発し易い綿により遮断したり吸収可能にする。また、キルト処理では、幅方向のキルティング部9が3本の縫製ライン9aを組として構成されている点で変更されている。このキルティング部9では、敷き布団の折り畳み操作において3本の縫製ライン9aを組として構成しているため、多少なりとも折り畳みし易くなるよう機能する。
変形例2では、図7に示されるごとく、上記詰め物5を構成していたフォームマットレス6の内面被覆用綿繊維部8bを省略している。また、変形例2のキルティング部9は、単一の縫製ライン9aで構成している。つまり、変形例2の敷き布団は、形態例及び変形例1に比べ簡略化されている。
(製造方法)次に、以上の詰め物が上下側で異なる材料により構成され、使用時に表裏反転して保持面を選択可能にした敷き布団の製造方法の一例として、図面を参照しながら説明する。この製造方法では、詰め物製作ラインと、詰め物を中袋に収納封止たり外袋に収納封止する袋組込ラインとにより、図6の敷き布団を製造する例で述べる。
詰め物製作ラインでは、外面被覆用綿繊維部8aを作る外面側繊維部形成工程と、フォームマットレス6を外面側綿繊維部8aに配置するマットレス配置工程と、上記段差Sを埋めるよう周囲被覆用綿繊維部8cを作る周囲側繊維部形成工程と、混合繊維により繊維クッション体7を積層形成する繊維クッション体形成工程と、繊維クッション体7の外面・周囲側繊維部形成工程を経て詰め物5を作製する。
ここで、外面側繊維部形成工程では、予め用意された綿繊維により敷き布団と略同じ広さで矩形板状の外面被覆用綿繊維部8aを作製する。マットレス配置工程では、綿繊維部8aに比べ一回り小さく裁断された軟質ウレタンフォームであるフォームマットレス6を綿繊維部8aの上面に位置決め配置する。周囲側繊維部形成工程では、綿繊維により綿繊維部8aとフォームマットレス6の間にできる段差Sを埋めるよう周囲被覆用綿繊維部8cを作製する。なお、図3の詰め物の場合は、綿繊維部8a及び綿繊維部8cの上面に綿繊維により上面被覆用綿繊維部8bを作製する。
続いて、繊維クッション体形成工程では、綿繊維にポリエステル等の化学繊維を混入した混合繊維により、フォームマットレス6の内面(図3の詰め物の場合は綿繊維部8b及び綿繊維部8cの上)に繊維クッション体7を積層形成する。外面・周囲側繊維部形成工程では、繊維クッション体7の外面及び周囲側面を覆うよう外面被覆用綿繊維部8dと周囲被覆用綿繊維部8eとを作製する。
袋組込ラインでは、中袋作製工程と、詰め物収納工程と、キルティング工程と、外袋作製工程、キルティングされた中袋を外袋に固定する一体化工程、中袋を外袋で被覆して入口を封止する袋詰め工程を経て敷き布団1を完成させる。
ここで、中袋作製工程では、設計大に裁断された側生地つまり中袋用上下布2a,2bを縫製により中綿挿入用入口を残して袋状に形成する。この縫製では、上下布2a,2bの周囲縁部分を重ね、縫製ライン10を端末よりも内側にすることで上記した外側の周囲接続部20を形成する。詰め物収納工程では、図4(a)のごとく詰め物5が前記入口から中袋2に挿入される。その後、前記入口は、縫製ライン10と同様な合わせ縫いによって閉じられる。キルティング工程では、図6(a)に示されるごとく専用機のミシンにより幅方向に延びる直線状の複数本の縫製ライン9aからなるキルティング部9と、刺し子縫いにより複数箇所に十字形のキルティング部9bとが設けられ、詰め物5と中袋2とを一体化して相対的なずれを防ぐ。
外袋作製工程では、設計大に裁断された側生地つまり上下布3a,3bを縫製により入口を開放した袋状に縫製する。この縫製では、図2(c)から推察されるごとく、上下布3a,3bが裏返しされた状態(内側を敷き布団の使用時の外面にした状態)で周囲縁部分を重ね、第1縫製ライン11が端末よりも内側に位置するようにして合わせ縫いされる。縫製後は、前記入口を利用して袋状の内外面を逆にし(外側を敷き布団使用時の外面にし)、4枚重ねになった周囲部を縫製する。この縫製では、入口を除いて合わせ縫いした第2縫製ライン12により袋内に突出した縁部分の端末側である周囲接続部30が区画形成される。
一体化工程では、上下布3a,3bが入口を利用して袋状の内外面を逆つまり再び裏返しの状態にされる。この状態では周囲接続部30が袋内の周囲に突出されている。次に、前記完成された中袋2が裏返しされた外袋3の上に位置決め配置つまり周囲接続部30の上に周囲接続部20が重ねられる。その後、周囲接続部20と周囲接続部30とは、入口を除いて合わせ縫いした第3縫製ライン13により一体化される。
袋詰め工程では、一体化された中袋2を外袋3の内側に入れるよう袋状の内外面を前記入口を利用して逆にし(外側が敷き布団使用時の外面となる)、外袋3で中袋2を被覆する。その後、入口を閉じるよう対応部を縫製して封止処理する。この縫製では、外観見栄え上、入口対応部を第2縫製ライン12に沿って合わせ縫いし、該縫製ラインが第2縫製ライン12と区別不能にすることが好ましい。上記敷き布団1は、以上のようにして既存の縫製設備によって比較的簡単に製造できる。なお、袋組込ラインの細部は特許第3844131号公報を参照されたい。
なお、本発明は以上の形態及び変形例に何ら制約されないものであり、請求項で特定した要件を備えておればよく、細部はこれをベースにして種々変更可能なものである。その一例としては、十字形のキルティング部を全部又は一部を省略したり、キルティング部に沿って塗布される接着剤により中袋と外袋とを接合一体化(特公平7−32735号)することである。また、製造方法としては、例えば、詰め物収納工程において詰め物を中袋に収納する際に詰め物を熱処理したり、袋詰め工程で作製された敷き布団を乾燥処理する等、必要に応じて追加されるものである。
1・・・・・・・敷き布団(1A,1Cは片側部分、1Bは中間部分)
2・・・・・・・中袋(2aは上布、2bは下布、20は外側周囲接続部)
3・・・・・・・外袋(3aは上布、3bは下布、30は内側周囲接続部)
5・・・・・・・詰め物
6・・・・・・・フォームマットレス(6aは周囲側面)
7・・・・・・・繊維クッション体(7aは周囲側面)
8a・・・・・・外面被覆用綿繊維部
8b・・・・・・内面被覆用綿繊維部
8c・・・・・・周囲被覆用綿繊維部
9・・・・・・・キルティング部(9aは直線状縫製ライン)
10〜13・・・縫製ライン(縫製部)
S・・・・・・・段差

Claims (3)

  1. 袋の内部に収納封止された緩衝保持用の詰め物が上下側で異なる材料により構成され、使用時に表裏反転して保持面を選択可能にした敷き布団の製造方法において、
    前記詰め物を、
    敷き布団と略同じ広さの外面被覆用綿繊維部を作る外面側繊維部形成工程と、
    前記外面被覆用綿繊維部の上面に該綿繊維部より一回り小さいフォームマットレスを配置するマットレス配置工程と、
    前記外面被覆用綿繊維部と前記フォームマットレスの間にできる段差を埋めるよう周囲被覆用綿繊維部を作る周囲側繊維部形成工程と、
    綿繊維に化学繊維を混ぜた混合繊維により、前記フォームマットレスの内外面うち、前記外面被覆用綿繊維部を配置している外面と対向している内面側に繊維クッション体を積層形成する繊維クッション体形成工程とを少なくとも経て作製することを特徴とする敷き布団の製造方法。
  2. 前記繊維クッション体形成工程の次に、前記繊維クッション体の外面及び周囲側面を覆うよう外面被覆用綿繊維部と周囲被覆用綿繊維部とを形成する外面・周囲側繊維部形成工程を経ることを特徴とする請求項1に記載の敷き布団の製造方法。
  3. 前記詰め物を中袋に収納した状態で、前記詰め物及び前記中袋に対し敷き布団を三つ折り状態に畳む際の折り曲げ部に対応した二箇所に位置して、それぞれが幅方向に延びる直線状縫製ラインからなるキルティング部を設け、その後、前記中袋を外袋に対し該中袋の外側周囲接続部を該外袋の内側周囲接続部に縫製により連結した状態で収納することを特徴とする請求項1又は2に記載の敷き布団の製造方法。
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