JP6677005B2 - バルブステムシール及び密封構造 - Google Patents
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Description
バルブステムを案内するバルブステムガイドに固定されるバルブステムシールにおいて、
円筒状の胴体部を有する補強環と、
該補強環に一体的に設けられるゴム状弾性体製のシール本体と、
を備え、
前記シール本体は、
前記バルブステムに摺動自在なシール部と、
前記胴体部の内周面側に設けられ、かつ前記バルブステムガイドに嵌合固定される嵌合部と、
を備えるバルブステムシールであって、
前記嵌合部は、
前記シール部と一体であるゴム状弾性体製の嵌合部本体部と、
前記バルブステムガイドへの嵌合方向の先端側に設けられ、かつ前記嵌合部本体部の内周面に接合されると共に、前記嵌合部本体部よりも前記バルブステムガイドに対する摩擦抵抗が低く、前記嵌合部本体部よりも強度が高い樹脂製の嵌合部補強部と、
を備えることを特徴とする。
バルブステムと、該バルブステムを案内するバルブステムガイドと、該バルブステムガイドに固定されるバルブステムシールと、を備える密封構造において、
前記バルブステムシールは、
円筒状の胴体部を有する補強環と、
該補強環に一体的に設けられるゴム状弾性体製のシール本体と、
を備え、
前記シール本体は、
前記バルブステムに摺動自在なシール部と、
前記胴体部の内周面側に設けられ、かつ前記バルブステムガイドに嵌合固定される嵌合部と、
を備え、
前記嵌合部は、
前記シール部と一体であるゴム状弾性体製の嵌合部本体部と、
前記バルブステムガイドへの嵌合方向の先端側に設けられ、かつ前記嵌合部本体部の内周面に接合されると共に、前記嵌合部本体部よりも前記バルブステムガイドに対する摩擦抵抗が低く、前記嵌合部本体部よりも強度が高い樹脂製の嵌合部補強部と、
を備えることを特徴とする。
補強部が設けられている領域においては、バルブステムシールがバルブステムガイドに対してはめ込まれる際に、嵌合部の内周面付近が、嵌合方向とは反対側に引っ張られることが抑制される。従って、嵌合部の一部が毟れてしまうことが抑制される。
前記嵌合部の内周面には、前記環状凹部内に嵌る環状突起が設けられており、該環状突起は前記嵌合部補強部に形成されているとよい。
図1及び図2を参照して、本発明の実施例に係るバルブステムシール及び密封構造について説明する。図1は本発明の実施例に係るバルブステムシールの模式的断面図である。図2は本発明の実施例に係る密封構造の模式的断面図である。なお、図1及び図2は、いずれもバルブステムシールの中心軸線(バルブステム及びバルブステムガイドの中心軸線に一致する)を含む面で切断した断面図である。
特に、図2を参照して、本実施例に係るバルブステムシールを備える密封構造全体の構成について説明する。バルブステム200は、金属等の硬質材料で構成されたバルブステムガイド300に設けられた挿通孔に挿通され、この挿通孔の内周面により案内されるように構成されている。図中(O)は潤滑油室側であり、(P)はポート(吸気用のポートまたは排気用のポート)側である。そして、バルブステムガイド300に設けられた挿通孔とバルブステム200との間の環状隙間に油膜を形成させる程度に適度な量の潤滑油を供給しつつ、潤滑油室内の潤滑油をシールするために、バルブステムシール100が設けられている。
本実施例に係るバルブステムシール100について詳細に説明する。バルブステムシール100は、円筒状の胴体部111を有する補強環110と、補強環110に一体的に設けられるゴム状弾性体製のシール本体120とを備えている。一体成形により、補強環110とシール本体120を一体にすることが可能である。例えば、この補強環110をインサート部品としてシール本体120をインサート成形することにより、補強環110に
対して一体的にシール本体120を設けることができる。補強環110は、金属などにより構成されており、胴体部111の先端側(潤滑油室側(O))には内向きフランジ部112が設けられている。
本実施例に係るバルブステムシール100は、嵌合部122において、バルブステムガイド300への嵌合方向の先端側には、ゴム状弾性体製の嵌合部本体部122aよりもバルブステムガイド300に対する摩擦抵抗が低く、嵌合部本体部122aよりも強度が高い樹脂製の嵌合部補強部122bが備えられている。従って、嵌合部補強部122bが設けられている領域においては、バルブステムシール100がバルブステムガイド300に対してはめ込まれる際に、嵌合部122の内周面付近が、嵌合方向とは反対側に引っ張られることが抑制される。従って、嵌合部122の一部が毟れてしまうことが抑制される。
くする対策を採用しても、嵌合部122(特に、環状突起122b1)の一部が毟れてしまうことを抑制することができる。なお、「締め代」とは、バルブステムガイド300の外径の半分の長さと嵌合部122の内径の半分の長さとの差である。
110 補強環
111 胴体部
112 内向きフランジ部
120 シール本体
121 シール部
121a 第1シール部
121b 第2シール部
121c 第3シール部
122 嵌合部
122a 嵌合部本体部
122b 嵌合部補強部
122b1 環状突起
130 ガータスプリング
200 バルブステム
300 バルブステムガイド
310 環状凹部
Claims (4)
- バルブステムを案内するバルブステムガイドに固定されるバルブステムシールにおいて、
円筒状の胴体部を有する補強環と、
該補強環に一体的に設けられるゴム状弾性体製のシール本体と、
を備え、
前記シール本体は、
前記バルブステムに摺動自在なシール部と、
前記胴体部の内周面側に設けられ、かつ前記バルブステムガイドに嵌合固定される嵌合部と、
を備えるバルブステムシールであって、
前記嵌合部は、
前記シール部と一体であるゴム状弾性体製の嵌合部本体部と、
前記バルブステムガイドへの嵌合方向の先端側に設けられ、かつ前記嵌合部本体部の内周面に接合されると共に、前記嵌合部本体部よりも前記バルブステムガイドに対する摩擦抵抗が低く、前記嵌合部本体部よりも強度が高い樹脂製の嵌合部補強部と、
を備えることを特徴とするバルブステムシール。 - 前記嵌合部の内周面には、前記バルブステムガイドの外周面に設けられた環状凹部内に嵌る環状突起が設けられており、該環状突起は前記嵌合部補強部に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のバルブステムシール。
- バルブステムと、該バルブステムを案内するバルブステムガイドと、該バルブステムガイドに固定されるバルブステムシールと、を備える密封構造において、
前記バルブステムシールは、
円筒状の胴体部を有する補強環と、
該補強環に一体的に設けられるゴム状弾性体製のシール本体と、
を備え、
前記シール本体は、
前記バルブステムに摺動自在なシール部と、
前記胴体部の内周面側に設けられ、かつ前記バルブステムガイドに嵌合固定される嵌合部と、
を備え、
前記嵌合部は、
前記シール部と一体であるゴム状弾性体製の嵌合部本体部と、
前記バルブステムガイドへの嵌合方向の先端側に設けられ、かつ前記嵌合部本体部の内周面に接合されると共に、前記嵌合部本体部よりも前記バルブステムガイドに対する摩擦抵抗が低く、前記嵌合部本体部よりも強度が高い樹脂製の嵌合部補強部と、
を備えることを特徴とする密封構造。 - 前記バルブステムガイドの外周面には環状凹部が設けられており、
前記嵌合部の内周面には、前記環状凹部内に嵌る環状突起が設けられており、該環状突起は前記嵌合部補強部に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の密封構造。
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JP2016028868A JP6677005B2 (ja) | 2016-02-18 | 2016-02-18 | バルブステムシール及び密封構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2016028868A JP6677005B2 (ja) | 2016-02-18 | 2016-02-18 | バルブステムシール及び密封構造 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP6677005B2 true JP6677005B2 (ja) | 2020-04-08 |
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Family Applications (1)
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JP2016028868A Active JP6677005B2 (ja) | 2016-02-18 | 2016-02-18 | バルブステムシール及び密封構造 |
Country Status (1)
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-
2016
- 2016-02-18 JP JP2016028868A patent/JP6677005B2/ja active Active
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