JP6667730B1 - オゾン供給装置およびオゾン供給方法 - Google Patents
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Abstract
Description
一方、オゾンを利用する側(需要側)、例えば廃水処置においては、一般的に、流入する廃水の流入量および水質が時々刻々と変化する。そのため、廃水処理に必要なオゾンの最適な供給量も時々刻々と変化する。したがって、一定量のオゾンが供給される場合には、廃水処理量に対してオゾン供給量が過剰又は過小となる状態が生じ得る。オゾンの供給量が過剰であれば不経済であり、オゾンの供給量が過小であれば、処理が不十分になる恐れが生じる。そのため、オゾン供給装置においては、オゾンの需要の変動に応じた供給量とする制御が求められる。
図1は本願の実施の形態1のオゾン供給装置を示す構成図である。
この実施の形態1のオゾン供給装置100は、原料ガス源1、オゾン発生部2、第1吸脱着塔3a、第2吸脱着塔3bを備えている。第1吸脱着塔3aおよび第2吸脱着塔3bの内部には、吸着剤4a、4bが充填されている。オゾン発生部2と第1吸脱着塔3aとの間、オゾン発生部2と第2吸脱着塔3bとの間、第1吸脱着塔3aと第2吸脱着塔3bとの間には、それぞれガスを流通させるガス回路が設けられている。それぞれのガス回路には回路切替器5が設けられている。この回路切替器5は、制御部6によって開閉が制御されている。制御部6は、第1濃度計測部7aによって計測された測定値と第2濃度計測部7bによって計測された測定値に基づいて制御操作を行う。なお、図において、制御部6から回路切替器5への信号線の表示は、省略されている。
ここでは、オゾン発生部2と第1吸脱着塔3aの第1入出口3a1とを接続するガス回路の途中に設置されたものを第1回路切替器5a1、オゾン発生部2と第2吸脱着塔3bの第1入出口3b1とを接続するガス回路の途中に設置されたものを第5回路切替器5b1、第1濃度計測部7aから外部に開口されたガス回路の途中に設置されたものを第2回路切替器5a2、第2濃度計測部7bから外部に開口されたガス回路の途中に設置されたものを第6回路切替器5b2、第1濃度計測部7aから第2吸脱着塔3bとを接続するガス回路の途中に設置されたものを第3回路切替器5a3、第2濃度計測部7bから第1吸脱着塔3aとを接続するガス回路の途中に設置されたものを第7回路切替器5b3、第1吸脱着塔3aの第1入出口3a1から外部に開口されたガス回路の途中に設置されたものを第4回路切替器5a4、第2吸脱着塔3bの第1入出口3b1から外部に開口されたガス回路の途中に設置されたものを第8回路切替器5b4、とそれぞれ称するものとする。
なお、ここで、第1〜第4回路切替器5a1〜5a4、第5〜第8回路切替器5b1〜5b4を総称するときには単に回路切替器と称して符号5を用いている。
また、以下において、酸素、窒素、窒素酸化物等のオゾン以外のガスを原料ガスと称するものとし、また、原料ガスとオゾンガスとの混合体をオゾン化ガスと称するものとする。
第1吸脱着塔3aの第2入出口3a2から外部に開口されたガス回路の途中には、第1濃度計測部7aと第2回路切替器5a2が配置され、第2吸脱着塔3bの第2入出口3b2から外部に開口されたガス回路の途中には、第2濃度計測部7bと第6回路切替器5b2が配置されている。すなわち、第1濃度計測部7aは、吸着回収用ガス回路R1と排気用ガス回路R0との分岐点と第1吸脱着塔3aとの間に設置され、第2濃度計測部7bは、吸着回収用ガス回路R1と排気用ガス回路R0との分岐点と第2吸脱着塔3bとの間に設置されている。第1濃度計測部7aおよび第2濃度計測部7bは、第1吸脱着塔3aおよび第2吸脱着塔3bから排出されるオゾンもしくは酸素の濃度を計測するもので、計測の方式および構成は問わない。
この実施の形態1のオゾン供給装置100は、制御部6からの制御指令により、回路切替器5を開閉動作させることにより、排気用ガス回路R0、吸着回収用ガス回路R1、および供給用ガス回路R2を選択的に形成する。
以下、排気用ガス回路R0、吸着回収用ガス回路R1、および供給用ガス回路R2の構成およびその作用について、図2から図7を用いてさらに詳述する。なお、ここでは排気用ガス回路R0および吸着回収用ガス回路R1におけるガス処理工程を吸着工程と称し、供給用ガス回路R2におけるガス処理工程を供給工程と称する。
第1排気用ガス回路R0aは、図2に示すように、制御部6からの制御指令により、第1回路切替器5a1および第2回路切替器5a2を共に開状態、第3回路切替器5a3、第4回路切替器5a4、第5回路切替器5b1、第6回路切替器5b2、第7回路切替器5b3、および第8回路切替器5b4がいずれも閉状態にすることにより形成される。
第1吸脱着塔3a内で吸着されなかったオゾン化ガスは、第1濃度計測部7a、第2回路切替器5a2を通じて外部に排出される。
第1供給用ガス回路R2aは、図4に示すように、制御部6からの制御指令により、第4回路切替器5a4が開状態にされ、第1回路切替器5a1、第2回路切替器5a2、第3回路切替器5a3、第5回路切替器5b1、第6回路切替器5b2、第7回路切替器5b3、および第8回路切替器5b4がいずれも閉状態にされることにより形成される。
制御部6は、オゾンガスの需要先から、オゾンガスの必要量の要求が寄せられた場合、定常的な要求との差を変化量として把握して、定常的に脱着しているオゾン量を変化量に応じて、回路切替器5の切り替えの時間を変更することによって、最適なオゾン量を供給することができる。制御部6は、算出された切り替えの時間に到達した際に、回路切替器5を制御することにより、第2吸着工程に移行する。需要先から要求されたオゾンガスの必要量が最大値以外である場合、第1吸脱着塔3aの内に収容されている吸着剤4aには一部のオゾンガスが残留した状態で、第2吸着工程に移行することになる。
第2吸脱着塔3b内で吸着されなかったオゾン化ガスは、第2濃度計測部7b、第6回路切替器5b2を通じて外部に排出される。
吸着工程中のガス回路は、制御部6が、制御部6に入力された第1濃度計測部7aの測定値および第2濃度計測部7bの測定値を参照し、以下の条件で決定する。
第2供給用ガス回路R2bは、図7に示すように、制御部6からの制御指令により、第8回路切替器5b4が開状態にされ、第1回路切替器5a1、第2回路切替器5a2、第3回路切替器5a3、第4回路切替器5a4、第5回路切替器5b1、第6回路切替器5b2、および第7回路切替器5b3がいずれも閉状態にされることにより形成される。
この第2供給用ガス回路R2bでは、第2吸脱着塔3bの第1入出口3b1から第8回路切替器5b4を通じて外部の供給対象すなわちオゾンを必要とする需要先に向けて送出される。
制御部6は、第2吸脱着塔3bの内に収容されている吸着剤4bから脱着したオゾンの割合が吸着したオゾン量の95%以下の領域において、必要注入量の変動に応じて発令される動作移行信号が外部より入力されたと判断すると、回路切替器5を制御することにより、再度、第1吸着工程に移行する。
比較例1は、吸着用の吸脱着塔3から直接外部に排出されるガス回路である第1排気用ガス回路R0aおよび第2排気用ガス回路R0bが設けられていない場合を取り上げている。すなわち、吸着工程におけるガス回路を第1吸着回収用ガス回路R1aおよび第2吸着回収用ガス回路R1bのみとした場合の事例である。
次に、実施の形態1のオゾン供給装置100と比較例1のオゾン供給装置とのオゾンの吸着工程におけるガス回路切替に伴う作用効果の相違点について、さら詳しく説明する。
図8において、縦軸は、排出オゾン濃度を表し、横軸は経過時間を表している。この図中、実線Aは、実施の形態1による排出オゾン濃度の時間経過による変化を表している。そして、点線の曲線Bは、比較例1による排出オゾン濃度の時間経過による変化を表している。また、図中の矢印のうち、上段の矢印は比較例1による、ガス回路R1のみの状態を表し、下段の矢印は、実施の形態1による、ガス回路R0とガス回路R1の切替の状態を表している。
以上説明したように、この実施の形態1のオゾン供給装置100は、比較例1に比べて、装置外部に排出されるオゾンガス濃度を低く維持できるため、高いオゾン利用率を実現することができる。
比較例2のオゾン供給装置は、吸着工程におけるガス回路の切替において、吸着回収用ガス回路R1から排気用ガス回路R0に切り替える制御が設けられていない場合を想定する。すなわち、吸着工程におけるガス回路切替は、排気用ガス回路R0から吸着回収用ガス回路R1のみである場合である。
この比較例2においても、実施の形態1の場合と同様に、制御部6からの制御指令により、回路切替器5を開閉制御することにより、第1排気用ガス回路R0aおよび第2排気用ガス回路R0b、第1吸着回収用ガス回路R1aおよび第2吸着回収用ガス回路R1b、第1供給用ガス回路R2aおよび第2供給用ガス回路R2bが形成される。
次に、実施の形態1のオゾン供給装置100と比較例2とのオゾンの吸着工程におけるガス回路切替に伴う作用効果の相違点について、さら詳しく説明する。
図9において、縦軸は、排出オゾン濃度を表し、横軸は経過時間を表している。この図中、実線Aは、実施の形態1による排出オゾン濃度の時間経過による変化を表している。そして、点線の曲線Cは、比較例2による排出オゾン濃度の時間経過による変化を表している。また、図中の矢印のうち、上段の矢印は比較例2による、ガス回路R0とガス回路R1の切替の状態を表し、下段の矢印は、実施の形態1による、ガス回路R0からガス回路R1への切替と、更にガス回路R1からガス回路R0への切替の状態を表している。
吸着工程の序盤から中盤における排気用ガス回路R0から吸着回収用ガス回路R1に切り替えるまでの運転においては、実施の形態1と比較例2とは、外部に排出されるオゾン濃度の時間依存性については同様の傾向を示すため、ここでの詳しい説明は省略する。
これに対して、実施の形態1のオゾン供給装置100では、吸着工程中においては吸着用吸脱着塔および吸着回収用吸脱着塔から排出されるガスの濃度により、排気用ガス回路R0もしくは吸着回収用ガス回路R1が選択される。吸着工程の終盤においても、前サイクルの供給工程終了時において残留した高濃度オゾンが、ガス置換によって吸脱着塔の第2入出口に向けて押し出されることにより装置外部に排出されそうな場合、ガス回路を吸着回収用ガス回路R1から排気用ガス回路R0に切り替えるため、実線で示すように、吸着工程の終盤においても外部に排出されるオゾンガス濃度が低い状態を維持できる。そのため、製造したオゾンの多くを吸脱着塔に貯蔵することができるため、オゾン利用率を高く維持することができる。
この改良例は、実施の形態1のオゾン供給装置100の吸着工程において、あらかじめ設定した時間、もしくは吸着用吸脱着塔から排出されるガス濃度があらかじめ設定した濃度に達するまでの時間は排気用ガス回路R0を選択し、その後に吸着用吸脱着塔および吸着回収用吸脱着塔から排出されるガス濃度に応じたガス回路切替に移行させるというものである。したがってオゾン供給装置の構成は実施の形態1の構成と同じである。
この改良例のオゾン供給装置においても、実施の形態1の場合と同様に、制御部6からの制御指令により、回路切替器5を開閉制御することにより、第1排気用ガス回路R0aおよび第2排気用ガス回路R0b、第1吸着回収用ガス回路R1aおよび第2吸着回収用ガス回路R1b、第1供給用ガス回路R2aおよび第2供給用ガス回路R2bが形成される。
以下、この改良例のオゾン供給装置の第1排気用ガス回路R0aおよび第2排気用ガス回路R0b、第1吸着回収用ガス回路R1aおよび第2吸着回収用ガス回路R1b、第1供給用ガス回路R2aおよび第2供給用ガス回路R2bの切替動作について説明する。
オゾン供給装置においては、制御部6にあらかじめ設定した時間、もしくは吸着用吸脱着塔から排出されるガス濃度が制御部6にあらかじめ設定した濃度に達するまでの時間が経過するまでは、第1排気用ガス回路R0aを形成し続ける。時間または濃度についての条件のいずれかを満たした際に、吸着用吸脱着塔から排出されるガス濃度と吸着回収用吸脱着塔から排出されるガス濃度の関係により、第1排気用ガス回路R0aと吸着回収用ガス回路R1aのガス回路を切り替える制御を制御部6が開始する。
第1供給工程においては、制御部6からの制御指令により回路切替器5を開閉制御することで、図4で示す第1供給用ガス回路R2aを形成する。この場合に形成される第1供給用ガス回路R2aの動作および作用効果は、実施の形態1の場合(図4)と同じである。
この改良例においては、制御部6にあらかじめ設定した時間、もしくは吸着用吸脱着塔から排出されるガス濃度が制御部6にあらかじめ設定した濃度に達するまでの時間が経過するまでは、第2排気用ガス回路R0bを形成し続ける。時間または濃度についての条件のいずれかを満たした際に、吸着用吸脱着塔から排出されるガス濃度と吸着回収用吸脱着塔から排出されるガス濃度の関係により、第2排気用ガス回路R0bと第2吸着回収用ガス回路R1bのガス回路を切り替える制御を制御部6が開始する。
第2吸着工程の中盤においては、制御部6からの制御指令により回路切替器5を開閉制御することで、図6で示す第2吸着回収用ガス回路R1bを形成する。この場合に形成される第2吸着回収用ガス回路R1bの動作および作用効果は、実施の形態1の場合(図6)と同じである。
第2供給工程においては、制御部6からの制御指令により回路切替器5を開閉制御することで、図7で示す第2供給用ガス回路R2bを形成する。この場合に形成される第2供給用ガス回路R2bの動作および作用効果は、実施の形態1の場合と同じである。
図10は、実施の形態1のオゾン供給装置100および改良例において形成される排気用ガス回路R0と吸着回収用ガス回路R1を双方向に切り替えた運転を実施した場合の吸脱着塔3から外部に排出されるオゾン化ガスに含まれるオゾンの濃度の、経過時間に伴う変化を示す特性図である。
図10において、縦軸は、排出オゾン濃度を表し、横軸は経過時間を表している。この図中、実線Aは、実施の形態1による排出オゾン濃度の時間経過による変化を表している。そして、点線の曲線Dは、改良例による排出オゾン濃度の時間経過による変化を表している。また、図中の矢印のうち、上段の矢印は改良例による、ガス回路R0とガス回路R1の切替の状態を表し、下段の矢印は、実施の形態1による、ガス回路R0からガス回路R1への切替と、更にガス回路R1からガス回路R0への切替の状態を表している。
吸着工程の序盤から中盤における排気用ガス回路R0から吸着回収用ガス回路R1に切り替えるまでの運転においては、実施の形態1のオゾン供給装置100と改良例とは、外部に排出されるオゾン濃度の時間依存性は同様の傾向を示す。
以上説明したように、この実施の形態1のオゾン供給装置100においては、装置外部に排出されるオゾンガス濃度を低く維持できるため、高いオゾン利用率を実現することができる。
実施の形態2のオゾン供給装置200を図11に基づいて説明する。
実施の形態2のオゾン供給装置200と実施の形態1のオゾン供給装置100との差異は、吸着工程におけるガス回路切替の参照値として、実施の形態1では第1濃度計測部7aおよび第2濃度計測部7bで計測されるオゾン濃度および酸素濃度であったのに対して、実施の形態2では、第1吸脱着塔3a内の第1吸着剤4a上部に設置された第1温度計測部8aおよび第2吸脱着塔3b内の第2吸着剤4b上部に設置された第2温度計測部8bで計測された温度を参照する点である。
その他の構成は実施の形態1の場合と同じであるので、図1に示した実施の形態1と対応もしくは相当する構成部分には、同一の符号を付してここでは詳しい説明は省略する。
次にオゾン供給装置200の動作に関して説明する。
この実施の形態2のオゾン供給装置200においては、実施の形態1の場合と同様に、制御部6からの制御指令により、回路切替器5を開閉制御することにより、第1排気用ガス回路R0aおよび第2排気用ガス回路R0b、第1吸着回収用ガス回路R1aおよび第2吸着回収用ガス回路R1b、第1供給用ガス回路R2aおよび第2供給用ガス回路R2bが形成される。
第1吸着工程においては、制御部6からの制御指令により回路切替器5を開閉制御することで、図2で示す第1排気用ガス回路R0aおよび図3で示す第1吸着回収用ガス回路R1aを形成する。この場合に形成される第1排気用ガス回路R0aおよび第1吸着回収用ガス回路R1aの動作および作用効果は、実施の形態1の場合(図2および図3)と同じである。
オゾン供給装置200においては、吸着工程中のガス回路は、制御部6が、制御部6に入力された第1温度計測部8aおよび第2温度計測部8bの測定値を参照し、第1温度計測部8aの測定値が、第2温度計測部8bの測定値以下である場合は、第1排気用ガス回路R0aを選択する。また、第1温度計測部8aの測定値が第2温度計測部8bの測定値よりも高い場合は、第1吸着回収用ガス回路R1aを選択するように制御する。
制御部6は、第1吸脱着塔3aに収容されている吸着剤4aへのオゾンの吸着量が一定量に達した場合、または吸着に係る時間が所定時間を経過した場合、あるいは動作移行信号が外部より入力される場合など、予め設定した条件を満たしたと判断すると、回路切替器5を制御することにより、第1供給工程に移行する。
第2吸着工程においては、制御部6からの制御指令により回路切替器5を開閉制御することで、図5で示す第2排気用ガス回路R0bを形成する。この場合に形成される第2排気用ガス回路R0bの動作および作用効果は、実施の形態1と同じである。
第2吸着工程の中盤においては、制御部6からの制御指令により回路切替器5を開閉制御することで、図6で示す第2吸着回収用ガス回路R1bを形成する。この場合に形成される第2吸着回収用ガス回路R1bの動作および作用効果は、実施の形態1と同じである。
第2供給工程においては、制御部6からの制御指令により回路切替器5を開閉制御することで、図7で示す第2供給用ガス回路R2bを形成する。この場合に形成される第2供給用ガス回路R2bの動作および作用効果は、実施の形態1の場合と同じである。
以上説明したように、この実施の形態2のオゾン供給装置200は、温度計測部8を備え、計測される温度を参照したガス回路切替を行うことにより、濃度計測部7が無い構成においても、実施の形態1のオゾン供給装置100と同様に高いオゾン利用率を実現することができる。
実施の形態3のオゾン供給装置300について図12に基づいて説明する。
この実施の形態3のオゾン供給装置300と実施の形態1のオゾン供給装置100との差異は、吸脱着塔3から排出されたオゾンガスを分解するオゾン分解設備9およびオゾン分解設備9から排出されるガス温度を計測する第3温度計測部8cを備え、吸着工程におけるガス回路切替の参照値として、第3温度計測部8cで計測される温度を参照するところにある。
第3温度計測部8cは、オゾン分解設備9にてオゾンが分解された後のガス温度を計測する。オゾン分解設備9に導入されたオゾン量に応じて、オゾンの分解熱が発生し、ガス温度が上昇するため、オゾン分解設備9の出口ガス温度を計測することで、導入されるオゾンガス量を推定することができる。したがって、ガスの温度が所定値になったことを検出して、制御を行うことができる。
次にオゾン供給装置300の動作に関して説明する。
この実施の形態3のオゾン供給装置300においても、実施の形態1の場合と同様に、制御部6からの制御指令により、回路切替器5を開閉制御することにより、第1排気用ガス回路R0aおよび第2排気用ガス回路R0b、第1吸着回収用ガス回路R1aおよび第2吸着回収用ガス回路R1b、第1供給用ガス回路R2aおよび第2供給用ガス回路R2bが形成される。
第1吸着工程においては、制御部6からの制御指令により回路切替器5を開閉制御することで、図2に示した第1排気用ガス回路R0aおよび図3に示した第1吸着回収用ガス回路R1aを形成する。この場合に形成される第1排気用ガス回路R0aおよび第1吸着回収用ガス回路R1aの動作および作用効果は、実施の形態1の場合(図2および図3)と同じである。
すなわち、第3温度計測部8cの測定値が、第1温度設定値A以下の場合には、第1排気用ガス回路R0aを選択し、第3温度計測部8cの測定値が、第1温度設定値Aと第2温度設定値Bの間の値である場合には、第1吸着回収用ガス回路R1aを選択し、第3温度計測部8cの測定値が第2温度設定値B以上の場合には、第1排気用ガス回路R0aを選択するというものである。
制御部6は、第1吸脱着塔3aの内に収容されている吸着剤4aへのオゾンの吸着量が所定量に達した場合、または吸着に係る時間が所定時間を経過した場合、あるいは動作移行信号が外部より入力される場合など、予め設定した条件を満たしたと判断すると、回路切替器5を制御することにより、第1供給工程に移行する。
第2吸着工程においては、制御部6からの制御指令により回路切替器5を開閉制御することで、図5で示す第2排気用ガス回路R0bを形成する。この場合に形成される第2排気用ガス回路R0bの動作および作用効果は、実施の形態1の場合と同じである。
第2吸着工程においては、制御部6からの制御指令により回路切替器5を開閉制御することで、図6で示す第2吸着回収用ガス回路R1bを形成する。この場合に形成される第2吸着回収用ガス回路R1bの動作および作用効果は、実施の形態1の場合と同じである。
すなわち、第3温度計測部8cの測定値が、第1温度設定値A以下の場合には、第2排気用ガス回路R0bを選択し、第3温度計測部8cの測定値が、第1温度設定値Aと第2温度設定値Bの間の値である場合には、第2吸着回収用ガス回路R1bを選択し、第3温度計測部8cの測定値が第2温度設定値B以上の場合には、第2排気用ガス回路R0bを選択するものである。
第2供給工程においては、制御部6からの制御指令により回路切替器5を開閉制御することで、図7で示す第2供給用ガス回路R2bを形成する。この場合に形成される第2供給用ガス回路R2bの動作および作用効果は、実施の形態1の場合と同じである。
以上説明したように、この実施の形態3のオゾン供給装置300は、オゾン分解設備9および第3温度計測部8cを備え、計測される温度を参照したガス回路切替を行うことにより、濃度計測部7が無い構成においても、実施の形態1のオゾン供給装置100と同様に高いオゾン利用率を実現することができる。
実施の形態4のオゾン供給装置400について図13に基づいて説明する。
実施の形態4のオゾン供給装置400と実施の形態1のオゾン供給装置100との差異は、吸脱着塔3から供給対象にオゾンガスを供給する流路上のガス回路に供給されるオゾンガスの濃度を計測する第3濃度計測部7cおよび流量を計測する流量計測部10を備え、吸着工程におけるガス回路切替の参照値として、第3濃度計測部7cで計測されるオゾン濃度および流量計測部10で計測されるオゾン流量から制御部6にて算出されるオゾン供給量を参照する点である。
オゾン供給量Qi=Σ(オゾン濃度Ci×オゾン流量Fi) (i=0〜T1)
上式で算出されるオゾン供給量Q1をあらかじめ設定されたオゾン吸着量Q2から差し引くことにより、供給工程終了後の吸脱着塔内のオゾンの残留量Q3を推定することができる。
その他の構成は実施の形態1の場合と同じであるので、図1に示した実施の形態1と対応もしくは相当する構成部分には、同一の符号を付してここでは詳しい説明は省略する。
この実施の形態4のオゾン供給装置400においても、実施の形態1の場合と同様に、制御部6からの制御指令により、回路切替器5を開閉制御することにより、第1排気用ガス回路R0aおよび第2排気用ガス回路R0b、第1吸着回収用ガス回路R1aおよび第2吸着回収用ガス回路R1b、第1供給用ガス回路R2aおよび第2供給用ガス回路R2bが形成される。
第1吸着工程においては、制御部6からの制御指令により回路切替器5を開閉制御することで、図2で示す第1排気用ガス回路R0aおよび図3で示す第1吸着回収用ガス回路R1aを形成する。この場合に形成される第1排気用ガス回路R0aおよび第1吸着回収用ガス回路R1aの動作および作用効果は、実施の形態1の場合(図2および図3)と同じである。
先ずは、オゾン残留量Q3が、第1オゾン残留設定値A以下の場合は、第1吸着回収用ガス回路R1aを選択し、ガス回路切替を行わない。
次に、オゾン残留量Q3が、第1オゾン残留設定値Aと第2オゾン残留設定値Bとの間の状態の場合には、あらかじめ制御部6に設定される切替時間が経過した後、第1排気用ガス回路R0aから第1吸着回収用ガス回路R1aにガス回路を切り替える。
さらに、オゾン残留量Q3が、第2オゾン残留設定値B以上の場合は、第1排気用ガス回路R0aを選択し、ガス回路切替を行わない。
制御部6は、第1吸脱着塔3aの内に収容されている吸着剤4aへのオゾンの吸着量が一定量に達した場合、または吸着に係る時間が所定時間を経過した場合、あるいは動作移行信号が外部より入力される場合など、予め設定した条件を満たしたと判断すると、回路切替器5を制御することにより、第1供給工程に移行する。
第2吸着工程においては、制御部6からの制御指令により回路切替器5を開閉制御することで、図5で示す第2排気用ガス回路R0bを形成する。この場合に形成される第2排気用ガス回路R0bの動作および作用効果は、実施の形態1の場合(図5)と同じであるから、ここでは詳しい説明は省略する。
第2吸着工程においては、制御部6からの制御指令により回路切替器5を開閉制御することで、図6で示す第2吸着回収用ガス回路R1bを形成する。この場合に形成される第2吸着回収用ガス回路R1bの動作および作用効果は、実施の形態1の場合(図6)と同じであるから、ここでは詳しい説明は省略する。
先ずは、オゾン残留量Q3が、第1オゾン残留設定値A以下の場合は、第2吸着回収用ガス回路R1bを選択し、ガス回路切替を行わない。
次に、オゾン残留量Q3が、第1オゾン残留設定値Aと第2オゾン残留設定値Bとの間の状態の場合には、あらかじめ制御部6に設定される切替時間が経過した後、第2排気用ガス回路R0bから第2吸着回収用ガス回路R1bにガス回路を切り替える。
さらに、オゾン残留量Q3が、第2オゾン残留設定値B以上の場合は、第2排気用ガス回路R0bを選択し、ガス回路切替を行わない。
第2供給工程においては、制御部6からの制御指令により回路切替器5を開閉制御することで、図7で示す第2供給用ガス回路R2bを形成する。この場合に形成される第2供給用ガス回路R2bの動作および作用効果は、実施の形態1の場合と同じである。
従って、例示されていない無数の改良例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
Claims (19)
- 吸着剤が収容された第1吸脱着塔、吸着剤が収容された第2吸脱着塔、前記第1吸脱着塔から排出されるガスを装置外へ排出する第1排気用ガス回路、前記第1吸脱着塔から排出したガスを前記第2吸脱着塔に通してから装置外部へ排出する第1吸着回収用ガス回路、前記第1排気用ガス回路と前記第1吸着回収用ガス回路との流路を切り替える回路切替器、およびオゾン吸着工程において前記第1吸脱着塔の状態と前記第2吸脱着塔の状態とに応じて前記回路切替器の開閉を制御する制御部を備えたオゾン供給装置。
- 前記第1吸脱着塔の内の状態を計測する第1濃度計測部と、前記第2吸脱着塔の内の状態を計測する第2濃度計測部とを備えオゾン濃度または酸素濃度に応じて前記回路切替器が制御される請求項1に記載のオゾン供給装置。
- 前記第1吸脱着塔の内の吸着剤上部の温度の状態を計測する第1温度計測部と、前記第2吸脱着塔の内の吸着剤上部の温度の状態を計測する第2温度計測部とを備え、温度状態に応じて前記回路切替器が制御される請求項1に記載のオゾン供給装置。
- 前記制御部は、オゾン吸着工程において、前記第1吸脱着塔から排出されるオゾンのオゾン濃度が、前記第2吸脱着塔のオゾン濃度よりも高い場合に、前記第1吸脱着塔の前記第1排気用ガス回路を前記第1吸着回収用ガス回路に流路を切り替え、前記第1吸脱着塔から排出されるオゾンのオゾン濃度が、前記第2吸脱着塔のオゾン濃度よりも低い場合に、前記第1吸脱着塔の前記第1吸着回収用ガス回路から前記第1排気用ガス回路に流路を切り替えるように制御する請求項1または2に記載のオゾン供給装置。
- 前記制御部は、オゾン吸着工程において、前記第1吸脱着塔から排出されるオゾンの酸素濃度が、前記第2吸脱着塔のオゾンの酸素濃度よりも高い場合に、前記第1吸脱着塔の前記第1排気用ガス回路から前記第1吸着回収用ガス回路に流路を切り替え、前記第1吸脱着塔から排出されるオゾンの酸素濃度が、前記第2吸脱着塔のオゾンの酸素濃度よりも低い場合に、前記第1吸脱着塔の前記第1吸着回収用ガス回路から前記第1排気用ガス回路に流路を切り替えるように制御する請求項1または2に記載のオゾン供給装置。
- 前記制御部は、オゾン吸着工程において、前記第1吸脱着塔から漏出するオゾン濃度もしくは酸素濃度があらかじめ設定した値に達する、もしくは吸着に係る時間があらかじめ設定した時間を経過した後に前記回路切替器の開閉の制御を開始する請求項1または2に記載のオゾン供給装置。
- 前記第2吸脱着塔から排出されるガスを装置外へ排出する第2排気用ガス回路と、前記第2吸脱着塔から排出したガスを前記第1吸脱着塔に通してから装置外部へ排出する第2吸着回収用ガス回路とを備え、前記回路切替器は、前記第1排気用ガス回路、前記第2排気用ガス回路、前記第1吸着回収用ガス回路および前記第2吸着回収用ガス回路の流路を切り替え、前記第1濃度計測部は、前記第1吸着回収用ガス回路と前記第1排気用ガス回路との分岐点と前記第1吸脱着塔との間に設置され、前記第2濃度計測部は、前記第2吸着回収用ガス回路と前記第2排気用ガス回路との分岐点と前記第2吸脱着塔との間に設置される請求項2に記載のオゾン供給装置。
- オゾン脱着終了時に、吸着したオゾンを吸脱着塔の内に残留させることによって供給するオゾン量を変動させ得る請求項1に記載のオゾン供給装置。
- 前記第2吸脱着塔から排出されるガスを装置外へ排出する第2排気用ガス回路と、前記第2吸脱着塔から排出したガスを前記第1吸脱着塔に通してから装置外部へ排出する第2吸着回収用ガス回路とを備え、前記回路切替器は、前記第2吸着回収用ガス回路、前記第1排気用ガス回路、前記第2排気用ガス回路、前記第1吸着回収用ガス回路および前記第2吸着回収用ガス回路の流路を切り替え、前記第1吸脱着塔の状態および前記第2吸脱着塔の状態が、前記第1吸脱着塔の内の温度状態と前記第2吸脱着塔の内の温度状態であって、前記第1吸脱着塔の内の温度が、前記第2吸脱着塔の内の温度よりも低い場合に、前記第2排気用ガス回路から前記第2吸着回収用ガス回路に流路を切り替え、前記第1吸脱着塔の内の温度が、前記第2吸脱着塔の内の温度よりも高い場合に、前記第2吸着回収用ガス回路から前記第2排気用ガス回路に流路を切り替える請求項3に記載のオゾン供給装置。
- 前記第1吸脱着塔の内の温度があらかじめ設定した値に達した後に前記回路切替器の開閉の制御を開始する請求項3に記載のオゾン供給装置。
- 前記第1吸脱着塔および前記第2吸脱着塔から排出されるオゾンガスを分解処理するオゾン分解設備と、前記オゾン分解設備から排出されるガスの温度を計測する温度計測部を備え、前記温度計測部でのガス温度が第1所定値に達した際に、前記第1排気用ガス回路から前記第1吸着回収用ガス回路に流路を切り替え、前記温度計測部でのガス温度が第2所定値に達した際に、前記第1吸着回収用ガス回路から前記第1排気用ガス回路に流路を切り替える請求項1に記載のオゾン供給装置。
- オゾン脱着時において、脱着オゾンの流量を計測する流量計測部と、脱着オゾンのオゾン濃度を計測する濃度計測部とを備え、前記制御部は、前記流量計測部と前記濃度計測部により計測された脱着オゾンの流量および濃度から算出されたオゾン脱着量に応じて、オゾン吸着工程における、前記第1排気用ガス回路から前記第1吸着回収用ガス回路に流路を切り替えるタイミングおよび前記第1吸着回収用ガス回路から前記第1排気用ガス回路に流路を切り替えるタイミングを決定する請求項1に記載のオゾン供給装置。
- 吸着剤を内部に収容した第1吸脱着塔および吸着剤を内部に収容した第2吸脱着塔によってオゾンガスを濃縮して供給するオゾン供給装置を使用して、前記第1吸脱着塔から排出するオゾン濃度が前記第2吸脱着塔から排出するオゾン濃度よりも高い場合には前記第1吸脱着塔から排出されるガスを装置外へ排出し、前記第1吸脱着塔から排出するオゾン濃度が前記第2吸脱着塔から排出するオゾン濃度よりも低い場合に、前記第1吸脱着塔から排出したガスを前記第2吸脱着塔に通してから装置外部へ排出する制御を行うオゾン供給方法。
- 吸着剤を内部に収容した第1吸脱着塔および吸着剤を内部に収容した第2吸脱着塔によってオゾンガスを濃縮して供給するオゾン供給装置を使用して、前記第1吸脱着塔から排出する酸素濃度が前記第2吸脱着塔から排出する酸素濃度よりも高い場合に、前記第1吸脱着塔から排出されるガスを装置外へ排出し、前記第1吸脱着塔から排出する酸素濃度が前記第2吸脱着塔から排出する酸素濃度よりも低い場合に、前記第1吸脱着塔から排出したガスを前記第2吸脱着塔に通してから装置外部へ排出する制御を行うオゾン供給方法。
- オゾン脱着終了時に、吸着したオゾンを前記第2吸脱着塔の内に残留させ、供給するオゾンの量を制御するようにした請求項13または14に記載のオゾン供給方法。
- 吸着剤が収容された第1吸脱着塔と、吸着剤が収容された第2吸脱着塔と、前記第1吸脱着塔から排出されるガスを装置外へ排出する排気用ガス回路と、前記排気用ガス回路とは異なり前記第1吸脱着塔から排出したガスを前記第2吸脱着塔に通してから装置外部へ排出する吸着回収用ガス回路と、前記排気用ガス回路と前記吸着回収用ガス回路の流路を切り替える回路切替器と、前記第1吸脱着塔の状態と前記第2吸脱着塔の状態とに応じて前記回路切替器の開閉を制御する制御部と、前記第1吸脱着塔の内の吸着剤上部の温度の状態を計測する第1温度計測部と、前記第2吸脱着塔の内の吸着剤上部の温度の状態を計測する第2温度計測部とを備え、温度状態に応じて前記回路切替器が制御されるオゾン供給装置。
- 吸着剤が収容された第1吸脱着塔と、吸着剤が収容された第2吸脱着塔と、前記第1吸脱着塔から排出されるガスを装置外へ排出する排気用ガス回路と、前記排気用ガス回路とは異なり前記第1吸脱着塔から排出したガスを前記第2吸脱着塔に通してから装置外部へ排出する吸着回収用ガス回路と、前記排気用ガス回路と前記吸着回収用ガス回路の流路を切り替える回路切替器と、前記第1吸脱着塔の状態と前記第2吸脱着塔の状態とに応じて前記回路切替器の開閉を制御する制御部と、前記第1吸脱着塔の内の吸着剤上部の温度の状態を計測する第1温度計測部と、前記第2吸脱着塔の内の吸着剤上部の温度の状態を計測する第2温度計測部とを備え、前記制御部は、前記第1吸脱着塔の内の温度があらかじめ設定した値に達した後に前記回路切替器の開閉の制御を開始し、オゾン脱着終了時に、吸着したオゾンを前記第2吸脱着塔の内に残留させることによって供給するオゾン量を変動させ得るオゾン供給装置。
- 吸着剤が収容された第1吸脱着塔と、吸着剤が収容された第2吸脱着塔と、前記第1吸脱着塔から排出されるガスを装置外へ排出する排気用ガス回路と、前記排気用ガス回路とは異なり前記第1吸脱着塔から排出したガスを前記第2吸脱着塔に通してから装置外部へ排出する吸着回収用ガス回路と、前記排気用ガス回路と前記吸着回収用ガス回路の流路を切り替える回路切替器と、前記第1吸脱着塔の状態と前記第2吸脱着塔の状態とに応じて前記回路切替器の開閉を制御する制御部と、前記第1吸脱着塔および前記第2吸脱着塔から排出されるオゾンガスを分解処理するオゾン分解設備と、前記オゾン分解設備から排出されるガスの温度を計測する温度計測部とを備え、前記温度計測部でのガス温度が第1所定値に達した際に、前記排気用ガス回路から前記吸着回収用ガス回路に流路を切り替え、前記温度計測部でのガス温度が第2所定値に達した際に、前記吸着回収用ガス回路から前記排気用ガス回路に流路を切り替えるオゾン供給装置。
- 吸着剤が収容された第1吸脱着塔と、吸着剤が収容された第2吸脱着塔と、前記第1吸脱着塔から排出されるガスを装置外へ排出する第1排気用ガス回路と、前記第2吸脱着塔から排出されるガスを装置外へ排出する第2排気用ガス回路と、前記第1排気用ガス回路とは異なり前記第1吸脱着塔から排出したガスを前記第2吸脱着塔に通してから装置外部へ排出する第1吸着回収用ガス回路と、前記第2排気用ガス回路とは異なり前記第2吸脱着塔から排出したガスを前記第1吸脱着塔に通してから装置外部へ排出する第2吸着回収用ガス回路と、前記第1排気用ガス回路と前記第1吸着回収用ガス回路の流路を切り替える回路切替器と、前記第1吸脱着塔の状態と前記第2吸脱着塔の状態とに応じて前記回路切替器の開閉を制御する制御部と、前記第1吸着回収用ガス回路と前記第1排気用ガス回路との分岐点と前記第1吸脱着塔との間に設置され、前記第1吸脱着塔の内の状態を計測する第1濃度計測部と、前記第2吸着回収用ガス回路と前記第2排気用ガス回路との分岐点と前記第2吸脱着塔との間に設置され前記第2吸脱着塔の内の状態を計測する第2濃度計測部とを備え、オゾン濃度または酸素濃度に応じて前記回路切替器が制御されるオゾン供給装置。
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