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JP6664907B2 - 空気発生装置 - Google Patents

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Description

本発明は、空気潤滑システムの空気発生装置に関する。
従来、船舶の空気潤滑システムに関する技術として、船上で大気開放された大気導入口と、水に浸漬するように船底に設けられた流出口と、大気導入口から流出口に向かう方向に空気を圧送する送気手段と、を備えるものが知られている(例えば特許文献1参照)。この従来技術では、送気手段で圧送した空気を流出口から流出させることで、船体を空気潤滑し摩擦抵抗を低減することが図られている。
特開2012−214113号公報
上記従来技術では、船体を空気潤滑する空気を発生させるために、送気手段の動力(エネルギー)が必要とされる。近年、空気潤滑システムでは、船体を空気潤滑する空気を発生させるためのエネルギーを低減することが望まれている。
本発明は、船体を空気潤滑する空気を発生させるためのエネルギーを省くこと又は低減することが可能となる空気潤滑システムの空気発生装置を提供することを目的とする。
本発明に係る空気潤滑システムの空気発生装置は、船体周りの水が進入可能な流入口と、大気開放された大気導入口と、大気導入口と流入口とを接続する第1流路と、水に浸漬するように船体に設けられた流出口と、第1流路の途中から分岐部を介して分岐し、流出口に接続される第2流路と、大気導入口から分岐部に向かう方向に空気を流通させる逆止弁と、を備える。
この空気潤滑システムの空気発生装置では、例えば船体に対する波面の位置の上昇又は船体運動に伴い、第1流路の内部の水面が上昇して第1流路の内部の領域が小さくなる。このとき、逆止弁は、流入口から大気導入口に向かう方向には第1流路の内部の空気を流通させない。そのため、第1流路の内部の加圧された空気は、分岐部から第2流路へ流れ、第2流路に沿って流出口に向かい、流出口から流出することとなる。このように波のエネルギー若しくは船体運動、又は波のエネルギー及び船体運動の双方を利用することで、例えば空気を圧送するための動力を省くことができる。その結果、船体を空気潤滑する空気を発生させるためのエネルギーを省くことができる。
また、空気潤滑システムの空気発生装置は、分岐部から流出口に向かう方向に空気を圧送する空気圧送装置を第2流路に備えてもよい。この場合、例えば船体に対する波面の位置の下降により、波のエネルギー若しくは船体運動、又は波のエネルギー及び船体運動の双方を利用できない場合であっても、空気圧送装置によって空気を流出口から流出させることができる。また、例えば船体に対する波面の位置の上昇に伴い、第1流路の内部の加圧された空気が分岐部から第2流路へ流れる。この空気の流れによって、例えば空気を一定流量圧送する場合の空気圧送装置の動力が低減される。このように波のエネルギー若しくは船体運動、又は波のエネルギー及び船体運動の双方を利用することで、空気圧送装置の動力を低減することができる。
また、流入口は、船体の底部に設けられていてもよい。船体の底部は、通常、水に浸漬しているため、船体周りの水が流入口に進入し易い。よって、波のエネルギー若しくは船体運動、又は波のエネルギー及び船体運動の双方を容易に利用することができる。
また、流入口は、船体の船首部において水に浸漬している第1領域に設けられていてもよい。流入口を船体の底部に設けると、例えば水が流入口に進入したときに、船体と水との相対速度に起因して船体の推進エネルギーの損失が生じる。この第1領域では、水をせき止めるように船体の船首部が機能しているため、船体の進行方向における船体と水との相対速度が低減されている。よって、流入口を第1領域に設けることで、船体と水との相対速度に起因して生じる推進エネルギーの損失を低減することができる。
また、流入口は、船体の船首部における喫水線付近の第2領域に設けられていてもよい。例えば波面が流入口よりも下方に位置している場合、水が流入口に進入しないため、水が流入口に進入するときに生じる推進エネルギーの損失が生じない。よって、流入口を第2領域に設けることで、推進エネルギーの損失を一層低減することができる。
本発明によれば、船体を空気潤滑する空気を発生させるためのエネルギーを省くこと又は低減することが可能となる。
本発明の第1実施形態に係る空気発生装置を示す概略側面図である。 本発明の第2実施形態に係る空気発生装置を示す概略側面図である。 本発明の第3実施形態に係る空気発生装置を示す概略側面図である。 本発明の第4実施形態に係る空気発生装置を示す概略側面図である。 船舶の一例を示す概略図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。なお、以下の説明において、「前」「後」「上」「下」の語は、船体の船長(前後)方向及び上下方向にそれぞれ対応するものである。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る空気発生装置を示す概略側面図である。本発明の第1実施形態に係る空気発生装置2が適用された空気潤滑システム1は、船舶10に搭載され、船舶10の船体11の底部12を気泡(空気)Bで覆うことで船体11を空気潤滑する。空気発生装置2は、船体11を空気潤滑するための気泡Bを発生させる装置である。
図5は、船舶の一例を示す概略図である。船舶50は、船首部53と船尾部54とを有する船体51を備える。船首部53は、船体51の前方側に位置している。船尾部54は、船体51の後方側に位置している。船首部53は、例えば満載喫水状態における造波抵抗の低減が図られた形状を有する。船首部53は、推進される船体51から見て前方から船体51に向かって来る水Wをせき止めるように機能する。船尾部54には、喫水線SLよりも下方に推進器55と舵56が設置されている。
図1に戻って、船舶10は、船首部13を有する船体11を備えている。ここでの船舶10は、船体11の上下方向において喫水線SLが比較的低く、いわゆる喫水が浅い船である。なお、喫水線SLは、波が生じていない場合の水面に相当する。波が生じている場合には、例えば波面WFで示されるように、水面が喫水線SLに対して上下方向に変動する。
船舶10には、船体11の船首部13に空気発生装置2が設けられている。空気発生装置2は、流入口3と、流出口4と、大気導入口5と、分岐部6と、逆止弁7と、第1流路L1と、第2流路L2と、を備える。
流入口3は、船体11の周りの水Wが進入可能とされている。ここでの流入口3は、船首部13の底部12において下方に開口するように設けられている。底部12は、船体11の底(最下部)に限られず、水Wに常に浸漬している船体11の下側の領域を含む。流入口3は、底部12において下方以外の方向(例えば側方)に開口していてもよい。
流出口4は、水Wに浸漬するように船体11に設けられている。ここでの流出口4は、船首部13の底部12において下方に開口するように設けられ、船首部13の底部12において流入口3よりも後方側に設けられている。流出口4は、底部12において下方以外の方向(例えば側方)に開口していてもよい。
大気導入口5は、大気開放された開口である。大気導入口5は、例えば船体11の上端部に設けられている。
第1流路L1は、大気導入口5と流入口3とを接続する流路である。第1流路L1は、船首部13を上下方向に横切るように延在している。より詳しくは、第1流路L1は、船首部13において流入口3から上方に延び、第1の屈曲部C1で後方に向かうように屈曲されて後方に延び、更に第2の屈曲部で上方に向かうように屈曲されて上方に延びて大気導入口5に至る。第1流路L1は、例えばパイプ等で構成されている。
第1流路L1には、流入口3から進入した水Wと、大気導入口5から導入された空気が満ちた領域Sと、が存在する。第1流路L1における波面WFの位置には、水面WSが位置している。よって、第1流路L1の内部は、水面WSによって、空気が満たされた領域Sと水Wとに区画されている。
第2流路L2は、第1流路L1の第2の屈曲部で分岐されて流出口4に接続される。具体的には、第2流路L2は、第1流路L1の第2の屈曲部が分岐部6とされて分岐され、下方に延びている。すなわち、第2流路L2は、第1流路L1の途中から分岐部6を介して分岐し、流出口4に接続されている。第2流路L2は、例えばパイプ等で直線状に構成されている。第2流路L2の流路断面積は、例えば第1流路L1の流路断面積と略同等とされている。ここでの分岐部6は、三方継手により構成されている。
逆止弁7は、第1流路L1の大気導入口5側の端部、又は、第1流路L1における大気導入口5と分岐部6との間に設けられている。ここでの逆止弁7は、第1流路L1の大気導入口5側の端部に設けられている。逆止弁7は、大気導入口5から分岐部6に向かう方向には空気を流通させる一方で、分岐部6から大気導入口5に向かう方向には空気を流通させない。
以上のように構成された空気発生装置2では、例えば船体11に対する波面WFの位置の上昇に伴って水Wが流入口3から進入し、第1流路L1の内部の水面WSが上昇して第1流路L1の内部の領域Sが小さくなる。第1流路L1の内部の領域Sが小さくなることに伴い、領域Sに満たされている空気が加圧される。このとき、逆止弁7は、大気導入口5に向かう方向には領域S(第1流路L1の内部)の空気を流通させない。そのため、領域Sの加圧された空気は、分岐部6から第2流路L2へ流れ、第2流路L2に沿って流出口4に向かい、流出口4から気泡Bとして流出することとなる。
一方、船体11に対して波面WFの位置が下降すると、第1流路L1に進入していた水Wが流入口3側に戻るため、第1流路L1の内部の水面WSが下降して第1流路L1の内部の領域Sが大きくなる。第1流路L1の内部の領域Sが大きくなることに伴い、領域Sに満たされている空気が膨張して領域Sの気圧が低下される。このとき、逆止弁7は、大気導入口5から分岐部6に向かう方向に空気(大気)を流通させる。よって、次に波面WFの位置が上昇する際に、領域Sに満たされている空気を再び加圧することが可能となり、領域Sの加圧された空気を流出口4から気泡Bとして流出させることが可能となる。
このように、波面WFの位置が船体11に対する上昇及び下降を繰り返すことを利用して、空気発生装置2は、船体11を空気潤滑する気泡Bを発生させる。このような波面WFの位置の船体11に対する上昇及び下降は、船体11と、波面WFの位置との相対的な位置関係に応じて生じる。つまり、当該上昇及び下降が生じる場合としては、波自体のエネルギーによって生じる場合と、船体11の上下方向の船体運動によって生じる場合と、これらの双方によって生じる場合と、が含まれる。すなわち、波のエネルギー若しくは船体運動、又は波のエネルギー及び船体運動の双方を利用することで、例えば空気を流出口4に向けて圧送するためのブロワ又はコンプレッサ等が不要となり、空気を圧送するための動力を省くことができる。その結果、船体11を空気潤滑する気泡Bを発生させるためのエネルギーを省くことができる。
また、流入口3は、船体11の底部12に設けられている。船体11の底部12は、通常、水Wに浸漬しているため、船体11周りの水Wが流入口3に進入し易い。よって、波のエネルギー若しくは船体運動、又は波のエネルギー及び船体運動の双方を容易に利用することができる。
なお、空気発生装置2が適用されている船舶10は、前述したように、船体11の上下方向において喫水線SLが比較的低い。そのため、例えば、第1流路L1における喫水線SLから水面WSまでの長さが、第2流路L2における喫水線SLから流出口4までの長さよりも大きくなる状況が生じ易い。この場合、水面WSが上昇することで加圧された領域Sの空気が、流出口4から流出し易くなる。つまり、波のエネルギー若しくは船体運動、又は波のエネルギー及び船体運動の双方を利用することでブロワ又はコンプレッサ等を容易に省くことができる。このように、空気発生装置2は、船体11の上下方向において喫水線SLが比較的低い船舶10に好適に適用することができる。
[第2実施形態]
図2は、本発明の第2実施形態に係る空気発生装置を示す概略側面図である。本発明の第2実施形態に係る空気発生装置2Aが適用された空気潤滑システム1は、船舶20に搭載されている。この船舶20は、船体21の上下方向における喫水線SLの位置が第1実施形態の船体11の上下方向における喫水線SLの位置よりも上方に位置している(喫水が深い)、例えばタンカー等の大型船である。
そして、この船舶20の空気発生装置2Aが第1実施形態の船舶10の空気発生装置2と特に異なっている点は、第2流路L2に空気圧送装置8を備える点である。また、船舶20が船舶10よりも喫水が深いことに伴って、第1流路L1の長さが流入口3側において延長されていると共に、第2流路L2の長さが流出口4側において延長されている。従って、本実施形態の船体21は、第1実施形態の船体11に比して、上下方向に長い底部22及び船首部23を備えている。
空気圧送装置8は、分岐部6から流出口4に向かう方向に領域Sの空気を圧送する。空気圧送装置8は、波面WFの変動によって上昇した第2流路L2の内部の水に浸ることを抑制するため、例えば第2流路L2の上部である分岐部6側に設けられている。空気圧送装置8としては、例えばブロワ又はコンプレッサを用いることができる。空気圧送装置8は、例えば、分岐部6から流出口4に向かう方向に圧送する空気の流量が所定流量となるように所定動力で駆動される。
空気発生装置2Aでは、船体21に対する波面WFの位置の上昇に伴い、領域Sの加圧された空気が分岐部6を介して第2流路L2の空気圧送装置8へ流れる。この空気の流れによって、空気の流量が所定流量となるための空気圧送装置8の動力が少なくて済み、空気圧送装置8の動力が低減される。このように波のエネルギー若しくは船体運動、又は波のエネルギー及び船体運動の双方を利用することで、空気圧送装置8の動力を低減することができる。
一方、船体21に対して波面WFの位置が下降すると、第1流路L1に進入していた水Wが流入口3側に戻るため、領域Sに満たされている空気は加圧されない。空気発生装置2Aでは、このように領域Sに満たされている空気を加圧できない場合であっても、空気圧送装置8によって空気を圧送することで、空気を流出口4から気泡Bとして流出させることができる。すなわち、空気発生装置2Aは、常時、船体21を空気潤滑するための気泡Bを発生させることが可能である。
[第3実施形態]
図3は、本発明の第3実施形態に係る空気発生装置を示す概略側面図である。本発明の第3実施形態に係る空気発生装置2Bでは、流入口3が船体21の船首部23において水Wに浸漬している第1領域23aに設けられている点で、第2実施形態の空気発生装置2Aと異なっている。
この変更に伴い、空気発生装置2Bの第1流路L1は、第1の屈曲部C1の下方に位置する第3の屈曲部C2において更に屈曲され、前方に延びて流入口3に至る。第3の屈曲部C2は、喫水線SLよりも下方に位置している。
第1領域23aは、船首部23における喫水線SLよりも下方の領域である。第1領域23aでは、水Wをせき止めるように船体21の船首部23が機能している。すなわち、船体21の船首部23は、船体21の進行方向において水Wをせき止めて、船体21の進行方向における船体21と水Wとの相対速度を低減する。
一般的に、流入口を船体に設けると、例えば水が流入口に進入したときに、船体と水との相対速度に起因して船体の推進エネルギーの損失が生じる。ここで、船体の底部は、船体の進行方向において水をせき止めるようには機能していない。そのため、船体の底部では、船体の進行方向における船体と水との相対速度が、船体の船首部ほど低減されていない(船体の底部における船体と水との相対速度は、船体の船首部における船体と水との相対速度に比べて大きくなる)。
前述のように、空気発生装置2Bでは、流入口3は、船体21の船首部23において水Wに浸漬している第1領域23aに設けられ、この第1領域23aでは、水Wをせき止めるように船体21の船首部23が機能しているため、船体21の進行方向における船体21と水Wとの相対速度が低減されている。ここで、本実施形態においては、流入口3を第1領域23aに設けている。このため、本実施形態では、船体21と水Wとの相対速度に起因して生じる推進エネルギーの損失を低減することができる。
また、本実施形態では、空気発生装置2Bは、第2実施形態の空気発生装置2Aと同様、分岐部6から流出口4に向かう方向に空気を圧送する空気圧送装置8を第2流路L2に備えている。よって、空気発生装置2Bは、第2実施形態の空気発生装置2Aと同様にして、波のエネルギー若しくは船体運動、又は波のエネルギー及び船体運動の双方を利用することで空気圧送装置8の動力を低減することができるという作用及び効果を奏する。
[第4実施形態]
図4は、本発明の第4実施形態に係る空気発生装置を示す概略側面図である。本発明の第4実施形態に係る空気発生装置2Cでは、流入口3が船体21の船首部23における喫水線SL付近の第2領域23bに設けられている点で、第3実施形態の空気発生装置2Bと異なっている。
第2領域23bは、一例として、船首部23における喫水線SLよりも上方の領域であって、船体21周りの水Wが進入可能となるように流入口3を配置することができる領域である。
空気発生装置2Cでは、船体21に対する波面WFの位置が流入口3の位置よりも上昇した場合には、第3実施形態の空気発生装置2Bにおいて流入口3が第1領域23aに設けられている場合と同様、流入口3に水Wが進入してくる。この場合には、空気発生装置2Cは、第3実施形態の空気発生装置2Bと同様にして、波のエネルギー若しくは船体運動、又は波のエネルギー及び船体運動の双方を利用することで空気圧送装置8の動力を低減することができるという作用及び効果を奏する。
一方、空気発生装置2Cでは、船体21に対する波面WFの位置が流入口3の位置よりも下降した場合には、流入口3に水Wが進入して来ない。このように波面WFが流入口3よりも下方に位置している場合、水Wが流入口3に進入しないため、水Wが流入口3に進入するときに生じる推進エネルギーの損失が生じない。よって、空気発生装置2Cでは、流入口3を第2領域23bに設けることで、推進エネルギー損失を一層低減することができる。
以上、本発明の第1〜第4実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、空気発生装置2,2A,2B,2Cでは、第1流路L1が第1の屈曲部C1で屈曲されており第2流路L2が直線状とされていたが、第2流路L2が屈曲されており第1流路L1が直線状とされていてもよい。
また、第2〜第4実施形態に係る空気発生装置2A,2B,2Cでは、エアタンクが分岐部6と空気圧送装置8との間に設けられていてもよい。この場合、加圧された空気を一時的に貯留するバッファとしてエアタンクを利用することができる。
1…空気潤滑システム、2,2A,2B,2C……空気発生装置、3…流入口、4…流出口、5…大気導入口、6…分岐部、7…逆止弁、8…空気圧送装置、10,20…船舶、11,21…船体、12,22…底部、13,23…船首部、23a…第1領域、23b…第2領域、L1…第1流路、L2…第2流路、SL…喫水線、W…水。

Claims (7)

  1. 船体周りの水が進入可能な流入口と、
    水に浸漬するように前記船体に設けられた流出口と、
    前記流入口と前記流出口の間に形成された内部領域と、
    前記内部領域に空気を導入する導入口と、
    を備え、
    前記内部領域は、水面によって空気が満たされた領域と水が満たされた領域とに区画され、
    前記船体に対する波面の上昇によって、前記流入口から水が進入し、進入した水によって前記内部領域の水面が上昇することで空気が加圧されて、前記流出口から空気が流出する、空気発生装置。
  2. 前記流入口と前記導入口とを接続する第1流路と、
    前記第1流路の途中から分岐し、前記流出口に接続される第2流路と、を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の空気発生装置。
  3. 前記導入口から前記内部領域に向かう方向に空気を流通させる逆止弁を更に備えることを特徴とする請求項2に記載の空気発生装置。
  4. 空気を圧送する空気圧送装置を前記第2流路に備え、
    前記第2流路は、前記第1流路の途中から分岐部を介して分岐し、
    前記空気圧送装置は、前記分岐部から前記流出口に向かう方向に空気を圧送する、請求項2又は3記載の空気発生装置。
  5. 前記流入口は、前記船体の底部に設けられている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の空気発生装置。
  6. 前記流入口は、前記船体の船首部において前記水に浸漬している第1領域に設けられている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の空気発生装置。
  7. 前記流入口は、前記船体の船首部における喫水線付近の第2領域に設けられている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の空気発生装置。
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