JP5896347B2 - オーバーフロー方式による波浪中抵抗増加低減を図った船体構造および船舶 - Google Patents
オーバーフロー方式による波浪中抵抗増加低減を図った船体構造および船舶 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5896347B2 JP5896347B2 JP2011079382A JP2011079382A JP5896347B2 JP 5896347 B2 JP5896347 B2 JP 5896347B2 JP 2011079382 A JP2011079382 A JP 2011079382A JP 2011079382 A JP2011079382 A JP 2011079382A JP 5896347 B2 JP5896347 B2 JP 5896347B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- overflow
- hull
- resistance
- waves
- increase
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T70/00—Maritime or waterways transport
- Y02T70/10—Measures concerning design or construction of watercraft hulls
Landscapes
- Other Liquid Machine Or Engine Such As Wave Power Use (AREA)
Description
特許文献1には、波浪中における船体のピッチング運動低減を目的として、船側外板のリセスに揚力板を設け、その上端または下端を外方に突出可能とした構成が開示されている。また、特許文献2には、船体表面に作用する粘性摩擦抵抗を低減するマイクロバブル推進法の微小気泡として、船が航行するときに船首部前面に発生する首砕波を利用することを目的として、船首部水面下に首砕波導通路を形成した構成が開示されている。
そこで本発明は、平水中抵抗を増加させることなく、波浪中の抵抗増加を低減できる船体構造および船舶を提供することを目的とする。
この構成により、船体の静的水位上昇位置より上方に達した波浪をオーバーフロー入口から取り込んで、オーバーフロー出口から排出することができる。また、入口中心を出口中心よりも前側に位置させる構成により、波浪として取り込んだ水をスムーズに排出することができる。また、少なくともオーバーフロー入口の一部を静的水位上昇位置の頂点よりも前方に設けることにより、波浪中における水位上昇位置が頂点に達する前にオーバーフロー入口から波浪を取り込むことができる。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載のオーバーフロー方式による波浪中抵抗増加低減を図った船体構造において、前記オーバーフロー入口からの水の流入抵抗を前記オーバーフロー出口からの水の逆流抵抗よりも小さく設定したことを特徴とする。
この構成により、オーバーフロー入口から取り込んだ水の排出が、オーバーフロー出口からの水の逆流によって妨げられることを抑制できる。
請求項3に記載の本発明は、請求項2に記載のオーバーフロー方式による波浪中抵抗増加低減を図った船体構造において、前記オーバーフロー経路に水の逆流防止手段を設けたことを特徴とする。
この構成により、オーバーフロー経路における水の逆流を防止できる。
請求項4に記載の本発明は、請求項1から請求項3のうちの1項に記載のオーバーフロー方式による波浪中抵抗増加低減を図った船体構造において、前記オーバーフロー出口を前記オーバーフロー入口よりも細長い形状に形成し、その長手方向を前記船体の前後方向に設置したことを特徴とする。
この構成により、オーバーフロー出口から排出される水が船底の水の流れから受ける影響を抑制することができる。
請求項5に記載の本発明は、請求項1から請求項4のうちの1項に記載のオーバーフロー方式による波浪中抵抗増加低減を図った船体構造において、前記オーバーフロー入口の近傍に前記波浪の上昇波を前記オーバーフロー入口内に取り込む上昇波取込手段をさらに備えたことを特徴とする。
この構成により、上昇波が上昇波取込手段の上方の船体にまで達することによる抵抗の増加を低減できる。また、上昇波が衝突する力を上昇波取込手段により船舶の推力として利用することもできる。ここで、「近傍」とは、想定される波浪の上昇波の少なくとも一部を上昇波取込手段によりオーバーフロー入口内に取り込むことができる位置をいう。
請求項6に記載の本発明は、請求項1から請求項5のうちの1項に記載のオーバーフロー方式による波浪中抵抗増加低減を図った船体構造において、前記オーバーフロー入口を前記船体の船首部に設けたことを特徴とする
波浪の影響を最も受けやすいのは船首部であるため、オーバーフロー入口を船首部に設けることにより、波浪による抵抗増加の低減を効果的に実現することができる。
請求項7に記載の本発明は、請求項1から請求項6のうちの1項に記載のオーバーフロー方式による波浪中抵抗増加低減を図った船体構造において、前記オーバーフロー経路に気体の供給または気体の供給および制御をする給気手段をさらに備えたことを特徴とする。
この構成により、給気手段から供給された気体をオーバーフロー出口から排出して船底に供給することができる。
請求項8に記載の本発明は、請求項1から請求項7のうちの1項に記載のオーバーフロー方式による波浪中抵抗増加低減を図った船体構造において、前記オーバーフロー経路を通過する水のエネルギーを回収するエネルギー回収手段をさらに備えたことを特徴とする。
この構成により、オーバーフロー経路を通過する水のエネルギーを回収することができる。
請求項9に記載の本発明は、請求項1から請求項8のうちの1項に記載のオーバーフロー方式による波浪中抵抗増加低減を図った船体構造において、前記オーバーフロー経路を通過する水に高分子ポリマーを供給する高分子供給手段をさらに備えたことを特徴とする。
この構成により、高分子ポリマーを含む水を供給することができるから、オーバーフロー経路の抵抗を低減して水の流れをスムーズにすることができる。
本発明の波浪中抵抗増加低減を図った船体構造を、既存の船舶に付加することにより、既存の船舶の波浪中抵抗の増加を低減することができる。
請求項11に記載の本発明は、請求項10に記載のオーバーフロー方式による波浪中抵抗増加低減を図った船舶において、前記船体の向波に対するブラントネス係数Bfが0.12〜0.32の範囲内あるいは前記船体付加物を付加した状態での向波に対するブラントネス係数Bfが0.12〜0.32の範囲内であることを特徴とする。
本発明の船体付加物は、船体の船首部形状を肥大させることなく既存の船舶に取り付けること、および取り付けにより船体の船首部形状を肥大させることができる。このため、ブラントネス係数Bfが0.12〜0.32の範囲内である船体には、船首部形状がこの範囲内となるように船体付加物を取り付けることができる。また、ブラントネス係数Bfが0.12未満である船体には、船首部形状を肥大させて、0.12〜0.32の範囲内となるように船体付加物を取り付けることができる。
また、例えば、既存の船舶のブラントネス係数Bfが0.12〜0.17程度の形状の場合、船体付加物を付加して、船体の船首部形状を肥大させてブラントネス係数を少し大きくすれば、最適な0.18〜0.20程度とすることができる。これにより、既存の船舶のブラントネス係数に起因する抵抗および、波浪中抵抗の増加を低減することができる。また、既存の船舶のブラントネス係数Bfが0.18以上である場合、船首部形状が肥大化しないように、船体付加物を付加することにより、既存の船舶の波浪中抵抗の増加を低減することができる。
向波に対するブラントネス係数Bfを上記の範囲とすることにより、抵抗増加を伴うことなく船舶の輸送能力を向上させることができる。
本発明は、オーバーフロー入口からの水の流入抵抗をオーバーフロー出口からの水の逆流抵抗よりも小さく設定してもよい。また、前記オーバーフロー経路に水の逆流防止手段を設けた構成としてもよい。この構成により、オーバーフロー入口からの波浪の取り込みを円滑に行い、また船体が沈み込むような運動時におけるオーバーフロー出口からの水の逆流を抑制し、波浪の影響による抵抗増加を低減することが可能となる。
本発明は、オーバーフロー出口をオーバーフロー入口よりも細長い形状に形成し、その長手方向を前記船体の前後方向に設置してもよい。この構成により、オーバーフロー出口による抵抗増加を抑制し、またオーバーフロー出口からの排水量変化を抑制し、波浪による抵抗増加低減効果を安定化することが可能となる。
本発明は、上昇波取込手段をさらに備えた構成としてもよい。この構成により、波浪中における抵抗の増加を低減すると共に、上昇波が衝突する力を上昇波取込手段により船舶の推力として利用することも可能となる。
本発明は、オーバーフロー入口を船首部に設けてもよい。この構成により、波浪による抵抗増加の低減を効果的に実現すること、および取り込んだ水の排出をスムーズに行うことや船体表面の流れを整流することが可能となる。
本発明は、給気手段を備えていてもよい。この構成により、オーバーフロー経路を用いてオーバーフロー経路自身や船体あるいは双方の、空気潤滑による抵抗低減をも実現することが可能となる。
本発明は、エネルギー回収手段を備えていてもよい。この構成により、例えば、回収したエネルギーにより発電した電気を用いて、オーバーフロー出口の逆流防止手段を制御することが可能となる。
本発明は、高分子供給手段を備えていてもよい。この構成により、オーバーフロー経路や船体あるいは双方の抵抗を低減し、オーバーフロー入口からの波浪の取り込みをスムーズに行い、高分子ポリマーによる抵抗低減をも実現することが可能となる。
本発明の第1の実施形態によるオーバーフロー方式による波浪中抵抗増加低減を図った船体構造について、以下に説明する。
図1は本実施形態による船体構造(例その1)の要部を概念的に示したものであり、(a)は要部概念側面図であり、(b)は中心線Aの左側が(a)のB−B’矢視部分断面図であり、右側が要部正面図である。
本実施形態による船体構造1は、船体2の静的水位上昇位置Cより上方に設けたオーバーフロー入口3と、船体2の喫水線D以下の喫水に設けたオーバーフロー出口4と、オーバーフロー入口3とオーバーフロー出口4との間に設けたオーバーフロー経路5を備え、波浪6としてオーバーフロー入口3から取り込んだ水を、オーバーフロー経路5を介してオーバーフロー出口4より排出する。
オーバーフロー入口3を静的水位上昇位置Cよりも下方に設けると、平水中においても、常時水が取り込まれることとなる。このため、オーバーフロー経路5内が常に満水となり、抵抗が増加する原因となる。
したがって、オーバーフロー入口3を静的水位上昇位置Cよりも上方に設けることにより、平水中での抵抗を増加させることなく、波浪中における抵抗を低減させることが可能となる。また、本実施形態の船体構造1は、向波中のみでなく斜波中においても、抵抗を低減させる効果がある。
静的水位上昇位置Cは、特に船首部10において喫水線Dよりも上方に盛り上がり、滑らかに下降して喫水線Dに近づくような状態となる。より正確には、静的水位上昇位置Cは、船首部10において上昇し、その後、喫水線Dよりも下となり、また喫水線Dに近づく。この変化の程度の大小は、船舶の船型により異なる。図1は、静的水位上昇位置Cが喫水線D付近に近づき、喫水線Dと略整合するまでの途中の段階を示している。
本実施形態のオーバーフロー入口3およびオーバーフロー出口4はいずれも、船首部10に設けられている。しかし、これらを設ける位置は船首部10に限られるものではなく、船側9、船尾部11、船首7、あるいは船尾8に設けることもできる。
また、例えば、オーバーフロー入口3を船首部10に設け、オーバーフロー出口4を船側あるいは船首部10から船側9にかけて設けることとしてもよい。このように、オーバーフロー入口3および/またはオーバーフロー出口4を、船体2の複数の部位に関連して設けた構成としてもよい。
図3は本実施形態による船体構造(例その2)の要部を概念的に示したものであり、(a)は要部概念側面図であり、(b)は中心線Aの左側が(a)のB−B’矢視部分断面図であり、右側が要部正面図である。
同図に示すように、逆流防止手段として、オーバーフロー経路5中に位相変更板17を設けることとしてもよい。この構成により、オーバーフロー経路5内における水の流れを、オーバーフロー入口3からオーバーフロー出口4方向には流れやすく、オーバーフロー出口4からオーバーフロー入口3方向には流れにくくすることができる。位相変更板17は、固定式あるいは可動式の何れの構成としてもよい。
同図(a)では、Cが静的水位上昇位置を示し、Fが波浪中における水位上昇位置を示し、F’がオーバーフロー入口を設けない場合の水位上昇位置を示している。そして、一点鎖線CPは、静的水位上昇位置Cの頂点の船体2の前後方向における位置を示している。同図に示すように、波浪中における水位上昇位置F’のピークは、静的水位上昇位置Cの頂点CPと略同様の位置に位置する。
オーバーフロー入口13を頂点CPよりも前方に設けることにより、水位上昇位置F’が頂点に達する前にオーバーフロー入口13から波浪を取り込むことができる。この結果として、同図(a)に模式的に示すように、破線で示した水位上昇位置F’が低下して実線で示した水位上昇位置Fとなる。すなわち、オーバーフロー経路15内のオーバーフロー入口13からオーバーフロー出口14への水の流れ(下方流)により、波浪中における船体2周囲の水位上昇量を低下させることができる。これにより、波浪中において船体2が受ける圧力を減少させて、抵抗低下を実現することが可能となる。
また、オーバーフロー出口14が、その長手方向が船体2の前後方向となるように設置されていることにより、横方向に設置される場合と比較して、オーバーフロー出口14自身による抵抗増加を抑制できる。
KAW=Bf・α1・(1+α2) ……(1)
Bf :ブラントネス係数
α1 :喫水影響項
(1+α2):速度影響項
本発明の第2の実施形態について、図7および図8を参酌して、以下に説明する。本実施形態の船体構造は、オーバーフロー入口がステム部に設けられている点において、上述した実施形態と異なっている。上述した実施形態において説明した部材と機能が同じ部材には同じ符号を付し、説明を省略する。
上昇波取込手段24を設けることにより、上昇波が上昇波取込手段の上方の船体にまで達することによる抵抗の増加を低減できる。これに加えて、上昇波がぶつかるときに上昇波取込手段24に加えられる力を、推力として用いることもできる。
本発明の第3の実施形態について、図9を参酌して、以下に説明する。本実施形態の船体構造は、オーバーフロー経路に気体の供給または気体の供給および制御をする給気手段が設けられている点において、上述した実施形態と異なっている。上述した実施形態において説明した部材と機能が同じ部材には同じ符号を付し、説明を省略する。
オーバーフロー経路5に気泡流吹出口33および/または気泡発生装置34を設けることにより、水の流れを用いて船底のオーバーフロー出口4まで気泡を到達させることができる。このように、オーバーフロー経路5の下方流を用いることにより、気泡流を船底まで送る動力を節約して、気体潤滑による抵抗低減を実現することができる。
本発明の第4の実施形態について、図10を参酌して、以下に説明する。本実施形態の船体構造は、オーバーフロー経路を通過する水に高分子ポリマーを供給する高分子供給手段が設けられている点において、上述した実施形態と異なっている。上述した実施形態において説明した部材と機能が同じ部材には同じ符号を付し、説明を省略する。
トムズ効果により、最大70%もの摩擦抵抗を減少させることができる。このため、オーバーフロー入口3からオーバーフロー出口4への水の流れをスムーズにして、オーバーフロー入口3から波浪6(図1参照)を取り込む効率が向上する。
2、22、42 船体
3、13、23 オーバーフロー入口
3C 入口中心
4、14 オーバーフロー出口
4C 出口中心
5、15 オーバーフロー経路
6 波浪
10 船首部
12 逆流防止弁(逆流防止手段)
16 エネルギー回収手段
17 位相変更板(逆流防止手段)
24 上昇波取込手段
33 気泡流吹出口(給気手段)
34 気泡発生装置(給気手段)
43 高分子供給手段
C 静的水位上昇位置
CP 頂点(静的水位上昇位置の頂点)
D 喫水線
W 船幅
Claims (12)
- 船舶毎の代表的な速度として設計時に設定されている航海速力によって波のない状態である平水中を走行する時に船体に生じる水面の盛り上がり位置である静的水位上昇位置の頂点より上方のみに設けたオーバーフロー入口と、
前記船体の喫水以下に設けたオーバーフロー出口と、
前記オーバーフロー入口と前記オーバーフロー出口との間に設けたオーバーフロー経路を備え、少なくとも前記オーバーフロー入口の一部が前記静的水位上昇位置の前記頂点よりも前方に臨むように、かつ前記オーバーフロー入口の前記船体の前後方向の入口中心を前記オーバーフロー出口の前記船体の前後方向の出口中心よりも前方に設定し、波浪を前記オーバーフロー入口から取り込み前記オーバーフロー経路を経て前記オーバーフロー出口より排出したことを特徴とするオーバーフロー方式による波浪中抵抗増加低減を図った船体構造。 - 前記オーバーフロー入口からの水の流入抵抗を前記オーバーフロー出口からの水の逆流抵抗よりも小さく設定したことを特徴とする請求項1に記載のオーバーフロー方式による波浪中抵抗増加低減を図った船体構造。
- 前記オーバーフロー経路に水の逆流防止手段を設けたことを特徴とする請求項2に記載のオーバーフロー方式による波浪中抵抗増加低減を図った船体構造。
- 前記オーバーフロー出口を前記オーバーフロー入口よりも細長い形状に形成し、その長手方向を前記船体の前後方向に設置したことを特徴とする請求項1から請求項3のうちの1項に記載のオーバーフロー方式による波浪中抵抗増加低減を図った船体構造。
- 前記オーバーフロー入口の近傍に前記波浪の上昇波を前記オーバーフロー入口内に取り込む上昇波取込手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1から請求項4のうちの1項に記載のオーバーフロー方式による波浪中抵抗増加低減を図った船体構造。
- 前記オーバーフロー入口を前記船体の船首部に設けたことを特徴とする請求項1から請求項5のうちの1項に記載のオーバーフロー方式による波浪中抵抗増加低減を図った船体構造。
- 前記オーバーフロー経路に気体の供給または気体の供給および制御をする給気手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1から請求項6のうちの1項に記載のオーバーフロー方式による波浪中抵抗増加低減を図った船体構造。
- 前記オーバーフロー経路を通過する水のエネルギーを回収するエネルギー回収手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1から請求項7のうちの1項に記載のオーバーフロー方式による波浪中抵抗増加低減を図った船体構造。
- 前記オーバーフロー経路を通過する水に高分子ポリマーを供給する高分子供給手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1から請求項8のうちの1項に記載のオーバーフロー方式による波浪中抵抗増加低減を図った船体構造。
- 請求項1から請求項9のうちの1項に記載のオーバーフロー方式による波浪中抵抗増加低減を図った船体構造を船体付加物として実現し船体に付加したことを特徴とするオーバーフロー方式による波浪中抵抗増加低減を図った船舶。
- 前記船体の向波に対するブラントネス係数Bfが0.12〜0.32の範囲内あるいは前記船体付加物を付加した状態での向波に対するブラントネス係数Bfが0.12〜0.32の範囲内であることを特徴とする請求項10に記載のオーバーフロー方式による波浪中抵抗増加低減を図った船舶。
- 請求項1から請求項9のうちの1項に記載のオーバーフロー方式による波浪中抵抗増加低減を図った船体構造を備えており、
向波に対するブラントネス係数Bfが0.12〜0.32の範囲内の船体を備えていることを特徴とするオーバーフロー方式による波浪中抵抗増加低減を図った船舶。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011079382A JP5896347B2 (ja) | 2011-03-31 | 2011-03-31 | オーバーフロー方式による波浪中抵抗増加低減を図った船体構造および船舶 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011079382A JP5896347B2 (ja) | 2011-03-31 | 2011-03-31 | オーバーフロー方式による波浪中抵抗増加低減を図った船体構造および船舶 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012214075A JP2012214075A (ja) | 2012-11-08 |
JP5896347B2 true JP5896347B2 (ja) | 2016-03-30 |
Family
ID=47267345
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011079382A Expired - Fee Related JP5896347B2 (ja) | 2011-03-31 | 2011-03-31 | オーバーフロー方式による波浪中抵抗増加低減を図った船体構造および船舶 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5896347B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5563701B1 (ja) * | 2013-02-28 | 2014-07-30 | 東京日進ジャバラ株式会社 | 発電装置及び船舶 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5967191A (ja) * | 1982-10-09 | 1984-04-16 | Murakami Sosenjo:Kk | 船舶 |
JPS6096196U (ja) * | 1983-12-09 | 1985-07-01 | 三菱重工業株式会社 | 波衝撃軽減装置を備えた船舶 |
JPS62286886A (ja) * | 1986-06-04 | 1987-12-12 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | 船舶の摩擦抵抗低減装置 |
JPH0370593U (ja) * | 1989-11-15 | 1991-07-16 | ||
JPH09156575A (ja) * | 1995-12-04 | 1997-06-17 | Yoji Kato | 摩擦抵抗低減船 |
US6135043A (en) * | 1999-08-24 | 2000-10-24 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy | Silicon MEMS-based polymer ejector for drag reduction of undersea vehicles |
KR100628525B1 (ko) * | 2003-09-15 | 2006-09-26 | 정경균 | 풍력, 수력 및 태양열을 이용한 전기발생장치가 구비된 선박 |
JP5540303B2 (ja) * | 2008-05-27 | 2014-07-02 | 独立行政法人海上技術安全研究所 | 波浪中抵抗増加低減を図った船舶の形状設計方法及び船舶並びにプログラム |
KR20100076439A (ko) * | 2008-12-26 | 2010-07-06 | 부산대학교 산학협력단 | 고체표면에 마이크로 기포 형성방법 |
-
2011
- 2011-03-31 JP JP2011079382A patent/JP5896347B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012214075A (ja) | 2012-11-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5986856B2 (ja) | 商用貨物船 | |
KR101348081B1 (ko) | 추진기 주변에 계단형식을 갖춘 선미형상을 한 에어 캐비티 및 공기윤활 방식 선박 | |
US10457354B2 (en) | Vessel having an improved hull shape | |
JP6541575B2 (ja) | 水流偏向用流体力学的船首フィン配置を有する船 | |
KR101094539B1 (ko) | 배수량형 선박의 선미 형상 | |
JP3469197B2 (ja) | 単一・三・双胴構造を有した船舶用船体 | |
KR20080043357A (ko) | 수중익선 | |
JP2018501150A (ja) | 船舶の前側部の設計 | |
KR20030042415A (ko) | 배의 선수형상 | |
JP2009541117A (ja) | 喫水線下にフォイルを備えた船舶 | |
CN102770339B (zh) | 具备减少波浪中阻力增加阶梯部的船体结构 | |
KR20110076946A (ko) | 공기 공동이 제공되는 선박들을 위한 선형 | |
JP5896347B2 (ja) | オーバーフロー方式による波浪中抵抗増加低減を図った船体構造および船舶 | |
CN111836758B (zh) | 充气机动船 | |
JP2011057052A (ja) | 風圧抵抗の少ない船舶 | |
JP4889238B2 (ja) | 船首フィン付き船舶 | |
JP2009119934A (ja) | 船舵 | |
RU2527244C1 (ru) | Кормовая оконечность двухвального судна | |
KR20150016642A (ko) | 선박 | |
JP6198232B1 (ja) | 船体形状と推進装置 | |
JP2023067297A (ja) | 航走体の推進力発生システム、航走体及び航走体の抵抗低減方法 | |
JP2008149819A (ja) | 船舶 | |
JP2001106171A (ja) | 摩擦抵抗低減船及び船体の摩擦抵抗低減方法 | |
JP5896598B2 (ja) | 船舶 | |
Baniela | The performance of a tunnel bow thruster with slow speed ahead: A revisited issue |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140318 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20141205 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20141216 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150216 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20150804 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20151102 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20151111 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160126 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160222 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5896347 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |