JP6662432B2 - 電界効果型トランジスタ、表示素子、画像表示装置及びシステム - Google Patents
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Description
しかし、いずれの方法とも、安定性が不十分であったり、移動度の低下を招いたりするなど、なお問題があった。
本発明の電界効果型トランジスタは、
ゲート電圧を印加するためのゲート電極と、
電流を取り出すためのソース電極及びドレイン電極と、
前記ソース電極及びドレイン電極に隣接して設けられ、n型酸化物半導体からなる活性層と、
前記ゲート電極と前記活性層との間に設けられたゲート絶縁層と、
を備える電界効果型トランジスタであって、
前記n型酸化物半導体が、2価のカチオン、3価のカチオン、4価のカチオン、5価のカチオン、及び6価のカチオンの少なくともいずれかのドーパントで置換ドーピングされた、三斜晶組成化合物、単斜晶組成化合物、及び三方晶組成化合物のいずれかであり、
前記ドーパントの価数が、前記n型酸化物半導体を構成する金属イオン(ただし、前記ドーパントを除く)の価数よりも大きいことを特徴とする。
本発明の電界効果型トランジスタは、ゲート電極と、ソース電極と、ドレイン電極と、活性層と、ゲート絶縁層とを少なくとも有し、更に必要に応じて、その他の部材を有する。
前記ゲート電極としては、ゲート電圧を印加するための電極であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記ゲート電極の材質としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、Mo、Al、Ag、Cu等の金属乃至合金、ITO、ATO等の透明導電性酸化物、ポリエチレンジオキシチオフェン(PEDOT)、ポリアニリン(PANI)等の有機導電体などが挙げられる。
前記ソース電極、及び前記ドレイン電極としては、電流を取り出すための電極であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記ソース電極、及び前記ドレイン電極の材質としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、前記ゲート電極の説明において記載した材質と同じ材質が挙げられる。
前記活性層は、前記ソース電極及びドレイン電極に隣接して設けられた層である。
ここで、前記ドーパントの価数は、前記n型酸化物半導体を構成する金属イオン(ただし、前記ドーパントを除く)の価数よりも大きい。
なお、前記置換ドーピングは、n型ドーピングともいう。
前記活性層の第一の候補は、本発明によれば、n型酸化物半導体であって、2価のカチオン、3価のカチオン、4価のカチオン、5価のカチオン、及び6価のカチオンの少なくともいずれかのドーパントで置換ドーピングされた三斜晶組成化合物である。
また、n型ドーピングである前記置換ドーピングとしては、例えば、2価カチオンであるCd2+、Hg2+に対しては、より価数の大きいドーパント、即ち3価のAl3+、Ga3+、In3+、Tl3+、Y3+、La3+、4価のGe4+、Sn4+、Pb4+、Ti4+、Zr4+、Hf4+、Ce4+、5価のV5+、Nb5+、Ta5+、As5+、Sb5+、Bi5+、及び6価のMo6+、W6+、Te6+が利用できる。或いはこれらの複数種をドーピングしてもよい。
また、n型ドーピングである前記置換ドーピングとしては、例えば、4価カチオンであるGe4+、Te4+対しては、より価数の大きいドーパント、即ち5価のV5+、Nb5+、Ta5+、As5+、Sb5+、Bi5+、及び6価のMo6+、W6+、Te6+が利用できる。或いはこれらの複数種をドーピングしてもよい。
X線回折(XRD)等で回折線が観測されず長距離秩序が存在しない場合(一般にはこれをアモルファス状態と呼んでいる。)であっても、リジッドな構造を有する酸化物の場合、酸素配位多面体(例えばCdO6八面体)やその連結様式(例えばCdO6稜共有鎖)は維持されているので、置換ドーピングが有効に作用する。このような構造においてはアモルファス状態特有の裾状態(Tail States)の状態密度は小さいため、サブギャップ吸収は少なく光劣化特性はアモルファス性の高い材料よりも優れる。一方、結晶状態であれば勿論ドーピングは有効であって、重金属イオンの4s、5s、6sバンドから構成される伝導帯に対しては粒界の影響も少ない。但し、ドープ量が過多でドーパントが粒界に偏析するような場合には、ドーパント濃度を下げることが好ましい。また、ソース・ドレイン電極と活性層との界面の密着性や電気的な接触を良好にするために、200℃〜300℃でポストアニールすることも好ましい。また、より高温でアニールして結晶性を高めてもよい。
前記活性層の第二の候補は、本発明によれば、n型酸化物半導体であって、2価のカチオン、3価のカチオン、4価のカチオン、5価のカチオン、及び6価のカチオンの少なくともいずれかのドーパントで置換ドーピングされた単斜晶組成化合物である。
また、n型ドーピングである前記置換ドーピングとしては、例えば、3価カチオンであるGa3+、In3+に対しては、より価数の大きいドーパント、即ち4価のGe4+、Sn4+、Pb4+、Ti4+、Zr4+、Hf4+、Ce4+、5価のV5+、Nb5+、Ta5+、As5+、Sb5+、Bi5+、及び6価のMo6+、W6+、Te6+が利用できる。或いはこれらの複数種をドーピングしてもよい。
また、n型ドーピングである前記置換ドーピングとしては、例えば、4価カチオンであるGe4+に対しては、より価数の大きいドーパント、即ち5価のV5+、Nb5+、Ta5+、As5+、Sb5+、Bi5+、及び6価のMo6+、W6+、Te6+が利用できる。或いはこれらの複数種をドーピングしてもよい。
前記活性層の第三の候補は、本発明によれば、n型酸化物半導体であって、2価のカチオン、3価のカチオン、4価のカチオン、5価のカチオン、及び6価のカチオンの少なくともいずれかのドーパントで置換ドーピングされた三方晶組成化合物である。
また、n型ドーピングである前記置換ドーピングとしては、例えば、3価カチオンであるIn3+、Tl3+に対してはより価数の大きいドーパント、即ち4価のGe4+、Sn4+、Pb4+、Ti4+、Zr4+、Hf4+、Ce4+、5価のV5+、Nb5+、Ta5+、As5+、Sb5+、Bi5+、及び6価のMo6+、W6+、Te6+が利用できる。或いはこれらの複数種をドーピングしてもよい。
また、n型ドーピングである前記置換ドーピングとしては、例えば、4価カチオンであるGe4+、Ti4+に対しては、より価数の大きいドーパント、即ち5価のV5+、Nb5+、Ta5+、As5+、Sb5+、Bi5+、及び6価のMo6+、W6+、Te6+が利用できる。或いはこれらの複数種をドーピングしてもよい。
前記ゲート絶縁層としては、前記ゲート電極と前記活性層との間に設けられた絶縁層であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記ゲート絶縁層の材質としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、SiO2、SiNx等の既に広く量産に利用されている材料や、La2O3、HfO2等の高誘電率材料、ポリイミド(PI)やフッ素系樹脂等の有機材料などが挙げられる。
なお、図1〜図4中、21は基材、22は活性層、23はソース電極、24はドレイン電極、25はゲート絶縁層、26はゲート電極を表す。
前記電界効果型トランジスタの製造方法の一例を説明する。
前記基材の形状、構造、及び大きさとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記基材の材質としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ガラス基材、プラスチック基材などが挙げられる。
前記ガラス基材としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、無アルカリガラス、シリカガラスなどが挙げられる。
前記プラスチック基材としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ポリカーボネート(PC)、ポリイミド(PI)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)などが挙げられる。
なお、前記基材は、表面の清浄化及び密着性向上の点で、酸素プラズマ、UVオゾン、UV照射洗浄等の前処理が行われることが好ましい。
続いて、チャネル領域であって前記ゲート絶縁層上に、n型酸化物半導体からなる活性層を形成する。
続いて、前記ゲート絶縁層上に、前記活性層を跨ぐようにソース電極及びドレイン電極を離間して形成する。
以上により、電界効果型トランジスタが製造される。この製造方法では、例えば、図1に示すようなトップコンタクト・ボトムゲート型の電界効果型トランジスタが製造される。
本発明の表示素子は、少なくとも、光制御素子と、前記光制御素子を駆動する駆動回路とを有し、更に必要に応じて、その他の部材を有する。
前記光制御素子としては、駆動信号に応じて光出力を制御する素子である限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、エレクトロルミネッセンス(EL)素子、エレクトロクロミック(EC)素子、液晶素子、電気泳動素子、エレクトロウェッティング素子などが挙げられる。
前記駆動回路としては、本発明の前記電界効果型トランジスタを有する限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記その他の部材としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
本発明の画像表示装置は、少なくとも、複数の表示素子と、複数の配線と、表示制御装置とを有し、更に必要に応じて、その他の部材を有する。
前記複数の表示素子としては、マトリックス状に配置された複数の本発明の前記表示素子である限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記複数の配線は、前記複数の表示素子における各電界効果型トランジスタにゲート電圧と画像データ信号とを個別に印加可能である限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記表示制御装置としては、画像データに応じて、各電界効果型トランジスタのゲート電圧と信号電圧とを前記複数の配線を介して個別に制御可能である限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記その他の部材としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
本発明のシステムは、少なくとも、本発明の前記画像表示装置と、画像データ作成装置とを有する。
前記画像データ作成装置は、表示する画像情報に基づいて画像データを作成し、該画像データを前記画像表示装置に出力する。
まず、本発明のシステムとしてのテレビジョン装置を、図5を用いて説明する。
映像デコーダ121と、映像・OSD合成回路122と、映像出力回路123と、OSD描画回路125とが、画像データ作成装置を構成する。
前記フラッシュROMには、前記CPUにて解読可能なコードで記述されたプログラム、及び前記CPUでの処理に用いられる各種データなどが格納されている。
また、RAMは、作業用のメモリである。
図6において、画像表示装置124は、表示器300と、表示制御装置400とを有する。
表示器300は、図7に示されるように、複数(ここでは、n×m個)の表示素子302がマトリックス状に配置されたディスプレイ310を有する。
また、ディスプレイ310は、図8に示されるように、X軸方向に沿って等間隔に配置されているn本の走査線(X0、X1、X2、X3、・・・、Xn−2、Xn−1)と、Y軸方向に沿って等間隔に配置されているm本のデータ線(Y0、Y1、Y2、Y3、・・・、Ym−1)、Y軸方向に沿って等間隔に配置されているm本の電流供給線(Y0i、Y1i、Y2i、Y3i、・・・・・、Ym−1i)とを有する。
よって、走査線とデータ線とによって、表示素子を特定することができる。
図9は、本発明の表示素子の一例を示す概略構成図である。
前記表示素子は、一例として図9に示されるように、有機EL(エレクトロルミネッセンス)素子350と、該有機EL素子350を発光させるためのドライブ回路320とを有している。即ち、ディスプレイ310は、いわゆるアクティブマトリックス方式の有機ELディスプレイである。また、ディスプレイ310は、カラー対応の32インチ型のディスプレイである。なお、大きさは、これに限定されるものではない。
図12において、有機EL素子350は、陰極312と、陽極314と、有機EL薄膜層340とを有する。
ドライブ回路320は、2つの電界効果型トランジスタ10及び20と、キャパシタ30を有する。
図13において、画像表示装置は、表示素子302と、配線(走査線、データ線、電流供給線)と、表示制御装置400とを有する。
表示制御装置400は、画像データ処理回路402と、走査線駆動回路404と、データ線駆動回路406とを有する。
画像データ処理回路402は、映像出力回路123の出力信号に基づいて、ディスプレイにおける複数の表示素子302の輝度を判断する。
走査線駆動回路404は、画像データ処理回路402の指示に応じてn本の走査線に個別に電圧を印加する。
データ線駆動回路406は、画像データ処理回路402の指示に応じてm本のデータ線に個別に電圧を印加する。
無アルカリガラス基板を、中性洗剤、純水、及びイソプロピルアルコールを用いて超音波洗浄した。この基板を乾燥後、さらにUV−オゾン処理を90℃で10分間行った。
前記基板にDCマグネトロンスパッタリング法でMoを100nm成膜し、フォトリソグラフィー法によりパターニングし、ゲート電極を形成した。次に、RFマグネトロンスパッタリング法でSiO2を200nm成膜してゲート絶縁層とした。次に、BaIn1.98Sn0.02O4焼結体ターゲットを用い、RFマグネトロンスパッタリング法でSnをドーピングしたBaIn2O4を50nm成膜した。スパッタガスとしてアルゴンガスと酸素ガスを導入した。全圧を1.1Paに固定し、酸素濃度をパラメータとして4%〜60%の範囲で変化させ、活性層を作製した。パターニングはメタルマスクを介して成膜することで行った。次にソース・ドレイン電極として、メタルマスクを介してAlを100nm蒸着した。チャネル長は50μm、チャネル幅は400μmとした。最後に、大気中で300℃で1時間のアニールを行い、電界効果型トランジスタを作製した。なお、活性層である、SnをドーピングしたBaIn2O4は、点群C2h及び空間群No.14の対称性を有する。
上述した実施例1の電界効果型トランジスタ作製手順において、活性層作製時の焼結体ターゲットを下記表1に示すようにBaIn2O4に変えて活性層を成膜したこと以外は、実施例1と同様にして、電界効果型トランジスタを作製した。
上述した実施例1の電界効果型トランジスタ作製手順において、活性層作製プロセスの焼結体ターゲットを下記表2及び表3に示すように変えて活性層を成膜したこと以外は、実施例1と同様にして、電界効果型トランジスタを作製した。
表1に、実施例1と比較例1における活性層成膜時の酸素濃度が4%と40%の時の電界効果型トランジスタの移動度の評価結果を示す。
なお、移動度は、トランスファー特性により算出した。
なお、図16において、「E」は「10のべき乗」を表す。例えば、「E−04」は、「0.0001」である。
<1> ゲート電圧を印加するためのゲート電極と、
電流を取り出すためのソース電極及びドレイン電極と、
前記ソース電極及びドレイン電極に隣接して設けられ、n型酸化物半導体からなる活性層と、
前記ゲート電極と前記活性層との間に設けられたゲート絶縁層と、
を備える電界効果型トランジスタであって、
前記n型酸化物半導体が、2価のカチオン、3価のカチオン、4価のカチオン、5価のカチオン、及び6価のカチオンの少なくともいずれかのドーパントで置換ドーピングされた、三斜晶組成化合物、単斜晶組成化合物、及び三方晶組成化合物のいずれかであり、
前記ドーパントの価数が、前記n型酸化物半導体を構成する金属イオン(ただし、前記ドーパントを除く)の価数よりも大きいことを特徴とする電界効果型トランジスタである。
<2> 前記n型酸化物半導体が、2価のカチオン、3価のカチオン、4価のカチオン、5価のカチオン、及び6価のカチオンの少なくともいずれかのドーパントで置換ドーピングされた三斜晶組成化合物である前記<1>に記載の電界効果型トランジスタである。
<3> 前記三斜晶組成化合物が、点群C1及びCiのいずれかに属し、
前記置換ドーピングが、Mg、Ca、Sr、Ba、Zn、Cd、Hg、Al、Ga、In、Tl、Ge、Sn、Pb、Ti、Zr、Hf、Ce、V、Nb、Ta、As、Sb、Bi、Mo、W、及びTeの少なくともいずれかのカチオンの導入による前記<2>に記載の電界効果型トランジスタである。
<4> 前記三斜晶組成化合物が、空間群No.1〜2のいずれかに属し、Li、Cu、Ag、Au、Mg、Ca、Sr、Ba、Zn、Cd、Hg、La、Ga、In、Tl、Ge、Sn、Pb、Ti、As、Sb、Bi、V、Nb、Ta、Te、Mo、及びWの少なくともいずれかのカチオンを含む前記<3>に記載の電界効果型トランジスタである。
<5> 前記n型酸化物半導体が、2価のカチオン、3価のカチオン、4価のカチオン、5価のカチオン、及び6価のカチオンの少なくともいずれかのドーパントで置換ドーピングされた単斜晶組成化合物である前記<1>に記載の電界効果型トランジスタである。
<6> 前記単斜晶組成化合物が、点群C2、Cs、及びC2hのいずれかに属し、
前記置換ドーピングが、Mg、Ca、Sr、Ba、Zn、Cd、Hg、Al、Ga、In、Tl、Ge、Sn、Pb、Ti、Zr、Hf、Ce、V、Nb、Ta、As、Sb、Bi、Mo、W、及びTeの少なくともいずれかのカチオンの導入による前記<5>に記載の電界効果型トランジスタである。
<7> 前記単斜晶組成化合物が、空間群No.3〜15のいずれかに属し、Li、Cu、Ag、Au、Mg、Ca、Sr、Ba、Zn、Cd、Hg、La、Ga、In、Tl、Ge、Sn、Pb、Ti、As、Sb、Bi、V、Nb、Ta、Te、Mo、及びWの少なくともいずれかのカチオンを含む前記<6>に記載の電界効果型トランジスタである。
<8> 前記n型酸化物半導体が、2価のカチオン、3価のカチオン、4価のカチオン、5価のカチオン、及び6価のカチオンの少なくともいずれかのドーパントで置換ドーピングされた三方晶組成化合物である前記<1>に記載の電界効果型トランジスタである。
<9> 前記三方晶組成化合物が、点群C3、C3i、D3、C3v及びD3dのいずれかに属し、
前記置換ドーピングが、Mg、Ca、Sr、Ba、Zn、Cd、Hg、Al、Ga、In、Tl、Ge、Sn、Pb、Ti、Zr、Hf、Ce、V、Nb、Ta、As、Sb、Bi、Mo、W、及びTeの少なくともいずれかのカチオンの導入による前記<8>に記載の電界効果型トランジスタである。
<10> 前記三方晶組成化合物が、空間群No.143〜167のいずれかに属し、Li、Cu、Ag、Au、Mg、Ca、Sr、Ba、Zn、Cd、Hg、La、Ga、In、Tl、Ge、Sn、Pb、Ti、As、Sb、Bi、V、Nb、Ta、Te、Mo、及びWの少なくともいずれかのカチオンを含む前記<9>に記載の電界効果型トランジスタである。
<11> 駆動信号に応じて光出力が制御される光制御素子と、
前記<1>から<10>のいずれかに記載の電界効果型トランジスタを含み、前記光制御素子を駆動する駆動回路と、
を備えることを特徴とする表示素子である。
<12> 前記光制御素子が、エレクトロルミネッセンス素子及びエレクトロクロミック素子のいずれかを含む前記<11>に記載の表示素子である。
<13> 前記光制御素子が、液晶素子及び電気泳動素子のいずれかを含む前記<11>に記載の表示素子である。
<14> 画像データに応じた画像を表示する画像表示装置であって、
マトリックス状に配置された複数の前記<11>から<13>のいずれかに記載の表示素子と、
前記複数の表示素子における各電界効果型トランジスタにゲート電圧を個別に印加するための複数の配線と、
前記画像データに応じて、前記各電界効果型トランジスタのゲート電圧を前記複数の配線を介して個別に制御する表示制御装置と、
を備えることを特徴とする画像表示装置である。
<15> 前記<14>に記載の画像表示装置と、
表示する画像情報に基づいて画像データを作成し、該画像データを前記画像表示装置に出力する画像データ作成装置と、
を備えることを特徴とするシステムである。
20 電界効果型トランジスタ
21 基材
22 活性層
23 ソース電極
24 ドレイン電極
25 ゲート絶縁層
26 ゲート電極
30 キャパシタ
40 電界効果型トランジスタ
100 テレビジョン装置
101 主制御装置
103 チューナ
104 ADコンバータ(ADC)
105 復調回路
106 TS(Transport Stream)デコーダ
111 音声デコーダ
112 DAコンバータ(DAC)
113 音声出力回路
114 スピーカ
121 映像デコーダ
122 映像・OSD合成回路
123 映像出力回路
124 画像表示装置
125 OSD描画回路
131 メモリ
132 操作装置
141 ドライブインターフェース(ドライブIF)
142 ハードディスク装置
143 光ディスク装置
151 IR受光器
152 通信制御装置
210 アンテナ
220 リモコン送信機
300 表示器
302、302’ 表示素子
310 ディスプレイ
312 陰極
314 陽極
320、320’ ドライブ回路(駆動回路)
340 有機EL薄膜層
342 電子輸送層
344 発光層
346 正孔輸送層
350 有機EL素子
360 層間絶縁膜
361 キャパシタ
370 液晶素子
400 表示制御装置
402 画像データ処理回路
404 走査線駆動回路
406 データ線駆動回路
Claims (6)
- ゲート電極と、
ソース電極及びドレイン電極と、
前記ソース電極及びドレイン電極に隣接して設けられたn型酸化物半導体層と、
前記ゲート電極と前記n型酸化物半導体層との間に設けられたゲート絶縁層と、
を備える電界効果型トランジスタであって、
前記n型酸化物半導体層は、2価のカチオン、3価のカチオン、4価のカチオン、5価のカチオン、及び6価のカチオンの少なくともいずれかのドーパントで置換ドーピングされた化合物を有し、
前記ドーパントの価数が、前記化合物を構成する被置換金属カチオン(ただし、前記ドーパントを除く)の価数よりも大きく、
前記被置換金属カチオンと、前記ドーパントのカチオンとの組み合わせ(被置換金属:ドーパント)が、(Cu:Zn)、(Ge:Sb)、(Hg:Tl)、(Ga:Zr)、(Pb:Bi)、(Nb:Mo)、(Bi:Te)(Li:Mg)、(Cd:In)、(V:Mo)、(Ti:V)、(As:Mo)、(La:Hf)、(Tl:Pb)、(Ta:W)、(Sb:W)、(Ge:As)、(Ag:Cd)、及び(Ba:La)のいずれかである、
ことを特徴とする電界効果型トランジスタ。 - 駆動信号に応じて光出力が制御される光制御素子と、
請求項1に記載の電界効果型トランジスタを含み、前記光制御素子を駆動する駆動回路と、
を備えることを特徴とする表示素子。 - 前記光制御素子が、エレクトロルミネッセンス素子及びエレクトロクロミック素子のいずれかを含む請求項2に記載の表示素子。
- 前記光制御素子が、液晶素子及び電気泳動素子のいずれかを含む請求項2に記載の表示素子。
- 画像データに応じた画像を表示する画像表示装置であって、
マトリックス状に配置された複数の請求項2から4のいずれかに記載の表示素子と、
前記複数の表示素子における各電界効果型トランジスタにゲート電圧を個別に印加するための複数の配線と、
前記画像データに応じて、前記各電界効果型トランジスタのゲート電圧を前記複数の配線を介して個別に制御する表示制御装置と、
を備えることを特徴とする画像表示装置。 - 請求項5に記載の画像表示装置と、
表示する画像情報に基づいて画像データを作成し、該画像データを前記画像表示装置に出力する画像データ作成装置と、
を備えることを特徴とするシステム。
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