JP6660717B2 - 繊維強化複合材、自動車、航空機及び風車ブレード用材料部材 - Google Patents
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Description
強化繊維とマトリックス樹脂とを含み、
前記マトリックス樹脂が、脂肪族ジイソシアネート及び脂環式ジイソシアネートからなる群より選ばれる少なくとも1種類のジイソシアネートから得られ、かつイソシアヌレート構造を単位構造として有するポリイソシアネート樹脂である繊維強化複合材。
前記強化繊維が、炭素繊維及びセルロース繊維からなる群より選択される少なくとも1種である、[1]に記載の繊維強化複合材。
前記強化繊維が、炭素繊維である、[2]に記載の繊維強化複合材。
前記ポリイソシアネート樹脂において、イソシアヌレート基と、ウレタン基及びウレア基の合計とのモル比(イソシアヌレート基/(ウレタン基+ウレア基))が100/0〜95/5である、[1]〜[3]のいずれかに記載の繊維強化複合材。
前記ポリイソシアネート樹脂において、イソシアヌレート基とアロファネート基とのモル比(イソシアヌレート基/アロファネート基)が99/1〜50/50である、[1]〜[4]のいずれかに記載の繊維強化複合材。
[1]〜[5]のいずれかに記載の繊維強化複合材を用いた自動車用材料部材。
[1]〜[5]のいずれかに記載の繊維強化複合材を用いた航空機用材料部材。
[1]〜[5]のいずれかに記載の繊維強化複合材を用いた風車ブレード用材料部材。
本実施形態の繊維強化複合材は、強化繊維とマトリックス樹脂とを含み、前記マトリックス樹脂が、ポリイソシアネート樹脂である。本実施形態の繊維強化複合材とは、プリプレグも含む。
本実施形態に用いるポリイソシアネート樹脂について以下詳細に説明する。
次に、本実施形態に用いるポリイソシアネート樹脂の製造方法について説明する。
(a)脂肪族ジイソシアネート及び脂環式ジイソシアネートからなる群より選ばれる少なくとも1種類のジイソシアネートから得られ、イソシアヌレート基を含むポリイソシアネートと、脂肪族ジイソシアネート及び脂環式ジイソシアネートからなる群より選ばれる少なくとも1種類のジイソシアネートから得られ、アロファネート基を含むポリイソシアネートとを含むポリイソシアネート組成物と、
(b)イソシアヌレート化触媒と、
を原料として用い、
実質的に溶媒を含有しない条件下でポリイソシアネート組成物におけるイソシアネート基(NCO基)の消失率が90%以上となるまでイソシアヌレート化反応を行う工程を有することが好ましい。
本実施形態で用いる強化繊維は特に限定されず、公知の物が使用できる。例えば、炭素繊維、黒鉛繊維、炭化珪素繊維、アルミナ繊維、ガラス繊維、アラミド繊維、ポリアミド繊維、ポリエステル繊維、ポリウレタン繊維、ポリエチレン繊維、セルロース繊維等が挙げられる。中でも本実施形態で用いる強化繊維としては、上述のポリイソシアネート樹脂との相溶性の観点から、炭素繊維、セルロース繊維が好ましく、炭素繊維がより好ましい。このような強化繊維を用いると、上述のポリイソシアネート樹脂との相溶性が向上し、繊維強化複合材の耐熱性及び腐食性ガス透過防止性がより一層向上する。また、これらを二種類以上組み合わせて使うことも出来る。また、公知のフィラーと組み合わせて使う事も出来る。例えば、炭酸カルシウム、シリカ、クレー、酸化チタン、ガラスビーズ、黒鉛、カーボンブラック等である。
本実施形態の繊維強化複合材の製造方法としては、特に限定されないが、例えば、上述のポリイソシアネート樹脂を強化繊維に含浸する方法が挙げられる。
本実施形態の繊維強化複合材は、耐熱性と耐衝撃性とを併せ持ち、更に耐水蒸気透過性が良好であるポリイソシアネート樹脂を含んでいる。従って、本実施形態の繊維強化複合材は、自動車、航空機、風車ブレード等の用途の材料部材に適している。
ポリイソシアネート組成物中のポリイソシアネートにおけるイソシアネート基(NCO基)含有率は、ポリイソシアネート組成物中のポリイソシアネートにおけるイソシアネート基を過剰の2Nアミン(ジ−n−ブチルアミンのトルエン溶液)と反応させた後、得られた反応液を1N塩酸で逆滴定することによって求めた。
粘度は、E型粘度計(株式会社トキメック社)を用いて25℃で測定した。
50r.p.m. (粘度が128mPa.s以上256mPa.s未満の場合)
20r.p.m. (粘度が256mPa.s以上640mPa.s未満の場合)
10r.p.m. (粘度が640mPa.s以上1280mPa.s未満の場合)
5r.p.m. (粘度が1280mPa.s以上2560mPa.s未満の場合)
<数平均官能基数>
ポリイソシアネート組成物中のポリイソシアネートにおけるイソシアネート基(NCO基)の数平均官能基数は、以下の式で求めた。
ポリイソシアネート組成物中のポリイソシアネートにおけるイソシアヌレート基/アロファネート基のモル比は、以下のとおり求めた。まず、ポリイソシアネート組成物を重水素クロロホルムに10質量%の濃度で溶解し(ポリイソシアネート組成物に対して0.03質量%テトラメチルシランを添加)、得られた溶液について1H−NMR(ブルカー・バイオスピン株式会社製 BioSpin Avance500)の測定を行った。化学シフト基準は、テトラメチルシランの水素のシグナルを0ppmとした。1H−NMR測定で得られたスペクトルから、8.5ppm付近のアロファネート基の窒素に結合した水素原子(アロファネート基1molに対して、1molの水素原子)のシグナルと、3.85ppm付近のイソシアヌレート基に隣接したメチレン基の水素原子(イソシアヌレート基1モルに対して、6molの水素原子)のシグナルとの面積を測定した。
FT−IR(日本分光株式会社製 FT/IR−4200)のATR法により、反応前のポリイソシアネート組成物及び反応後のポリイソシアネート樹脂のIRスペクトルを測定した。当該測定結果に基づき以下の式により、イソシアネート基(NCO基)の消失率を求めた。
<ポリイソシアネート樹脂におけるイソシアヌレート基/(ウレタン基+ウレア基)のモル比>
FT−IR(日本分光株式会社製 FT/IR−4200)のATR法により、ポリイソシアネート樹脂のIRスペクトルを測定した。イソシアヌレート基のカルボニル基のピーク(1690cm-1付近)と、ウレタン基、ウレア基のN−Hピーク(3400cm-1付近)とから、イソシアヌレート基/(ウレタン基+ウレア基)のモル比を求めた。
ポリイソシアネート樹脂におけるイソシアヌレート基/アロファネート基のモル比は、以下のとおり求めた。まず、ポリイソシアネート樹脂を凍結粉砕し、得られた粉砕物について13C−NMR DD/MAS(Dipolar Decoupling/Magic Angle Spinning)(ブルカー・バイオスピン株式会社製 BioSpin Avance500)の測定を行った。当該測定で得られたスペクトルから、イソシアヌレート基のカルボニル基シグナル面積(149ppm付近)とアロファネート基のカルボニル基シグナル面積(152〜160ppm領域)とを求めた。当該結果に基づき、イソシアヌレート基/アロファネート基のモル比を、(149ppm付近のシグナル面積/3)/(152〜160ppm領域のシグナル面積/2)で求めた。
熱重量分析は、TG−DTA(セイコーインスツル株式会社製 TG/DTA6200)を用いて、窒素流量100ml/min、昇温速度10℃/minの条件で行った。なお、Td1及びTd5は、それぞれ順に測定サンプルの1%重量減少温度及び5%重量減少温度を示す。
衝撃性試験は、デュポン式耐衝撃性試験機を用いて次の通り行った。厚さ1mmのポリイソシアネート樹脂のサンプルに、1/4インチの撃芯をセットし、1000gの重りを所定の高さから落下させ、塗膜の割れの有無を目視で確認した。塗膜の割れが認められない最大高さ(cm)を耐衝撃性として示した。
水蒸気透過性試験は次の通りに行った。厚さ0.2mmのポリイソシアネート樹脂を用い、JIS Z0208(防湿包装材料の透湿度試験方法)に基づいて、条件B(温度40℃、湿度90RH%)で測定した。
撹拌器、温度計及び冷却管を取り付けた四ツ口フラスコ(反応器)の内部を窒素置換し、該反応器に、HDI 600gとイソブタノール 10gとを仕込み、90℃で1時間ウレタン化を行った。その後、イソシアヌレート化触媒としてテトラメチルアンモニウムカプリエートを0.01g加え、アロファネート化及びイソシアヌレート化反応を行い、反応液の屈折率の変化が0.010になった時点でリン酸85%水溶液を0.03g加え、反応を停止した。反応液を100℃で1時間保持して触媒を完全に失活させた。
合成例1と同様の反応器に、HDI 500gと2−エチル−1−ヘキサノール 2gとを仕込んだ。撹拌下反応器内温度を昇温させ、70℃に到達したら、反応器に、イソシアヌレート化触媒としてテトラメチルアンモニウムカプリエートを0.05g加え、ウレタン化、アロファネート化及びイソシアヌレート化反応を行い、反応液の屈折率の変化が0.02になった時点でリン酸85%水溶液を0.08g加え、反応を停止した。その後、反応液を90℃で1時間保持して触媒を完全に失活させた。
合成例1と同様の反応器に、HDI 500gとイソプロパノール 25gとを仕込み、撹拌下反応器内温度を80℃で10分間保持した。その後、反応器に、テトラブチルアンモニウムカプリエートを0.01g加えて、ウレタン化、アロファネート化及びイソシアヌレート化反応を行い、反応液の屈折率の変化が0.015になった時点でリン酸85%水溶液を0.02g加え、反応を停止した。反応液を80℃で1時間保持して触媒を完全に失活させた。
[合成例4]
合成例1と同様の反応器に、HDI 500gとトリデカノール 70gとを仕込み、撹拌下反応器内温度を80℃で10分間保持した。その後、反応器に、N,N,N−トリメチル−N−ベンジルアンモニウムヒドロキシドを0.01g加えて、ウレタン化、アロファネート化及びイソシアヌレート化反応を行い、反応液の屈折率の変化が0.016になった時点でリン酸85%水溶液を0.02g加え、反応を停止した。反応液を80℃で1時間保持して触媒を完全に失活させた。
[合成例5]
M−2を90質量部、VESTANAT T1890(商品名 エボニック社製 IPDIのイソシアヌレート体)を10質量部混合してポリイソシアネート組成物を得た。得られたポリイソシアネート組成物は透明の液体であり、粘度5000mPa.s、NCO基含有率21.2質量%、数平均官能基数3.3であった。得られたポリイソシアネート組成物について、NMRを測定したところ、イソシアヌレート基/アロファネート基のモル比は96/4であった。得られたポリイソシアネート組成物をM−5とする。
[合成例6]
合成例1と同様の反応器に、HDI 600gと2−エチル−1−ヘキサノール 70gとを仕込み、撹拌下反応器内温度を80℃で10分間保持した。その後、反応器に、テトラメチルアンモニウムカプリエートを0.01g加えて、ウレタン化、アロファネート化及びイソシアヌレート化反応を行い、反応液の屈折率の変化が0.014になった時点でリン酸85%水溶液を0.02g加え、反応を停止した。反応液を80℃で1時間保持して触媒を完全に失活させた。
[合成例7]
合成例1と同様の反応器に、HDI 600gと1,4−ブタンジオール 20gとを仕込み、撹拌下反応器内温度を160℃で1時間保持した。
[合成例8]
M−2を95質量部、M−7を5質量部混合してポリイソシアネート組成物を得た。得られたポリイソシアネート組成物は透明の液体であり、粘度2400mPa.s、NCO基含有率20.3質量%、数平均官能基数3.2であった。得られたポリイソシアネート組成物について、NMRを測定したところ、イソシアヌレート基/アロファネート基のモル比(イソシアヌレート基/アロファネート基)は97/3であった。得られたポリイソシアネート組成物をM−8とする。
合成例1と同様の反応器に、HDI 1000gとヘキサノール 80gとを仕込み、撹拌下反応器内温度を90℃で1時間保持した。その後、反応器内温度を130℃に昇温し、反応器に、2−エチルヘキサン酸ジルコニウムを0.1g加えて、ウレタン化、アロファネート化及びイソシアヌレート化反応を行い、反応液の屈折率の変化が0.005になった時点でピロリン酸10%2−エチル−1−ヘキサノール溶液を4.6g加え、反応を停止した。反応液を130℃で1時間保持して触媒を完全に失活させた。
[合成例10]
M−1を20質量部、M−9を80質量部混合してポリイソシアネート組成物を得た。得られたポリイソシアネート組成物は透明の液体であり、粘度200mPa.s、NCO基含有率21.0質量%、数平均官能基数3.0であった。得られたポリイソシアネート組成物について、NMRを測定したところ、イソシアヌレート基/アロファネート基のモル比(イソシアヌレート基/アロファネート基)は20/80であった。得られたポリイソシアネート組成物をM−10とする。
[合成例11]
合成例1と同様の反応器に、HDI 500gを仕込み、イソシアヌレート化触媒としてテトラメチルアンモニウムカプリエートを0.02g加え、アロファネート化及びイソシアヌレート化反応を行い、反応液の屈折率の変化が0.011になった時点でリン酸85%水溶液を0.06g加え、反応を停止した。反応液を100℃で1時間保持して触媒を完全に失活させた。
ポリイソシアネート組成物としてM−1を20g、イソシアヌレート化触媒としてN,N,N−トリメチル−N−ベンジルアンモニウムヒドロキシドをポリイソシアネート組成物の固形分に対して2000ppm配合し、真空攪拌及び脱泡ミキサー(株式会社EME製 V−mini300)を用いて5分間真空状態で放置し、その後真空を保ったまま1500rpmで5分間攪拌を行うことで反応液を得た。得られた反応液をシャーレに流し込み、150℃で1時間置くことで、所定の厚さのポリイソシアネート樹脂K−1を得た。K−1は、イソシアヌレート/アロファネート基の割合が80/20であり、Td1は290℃、Td5は355℃であった。
原料及び反応条件を表1に示すとおりとした以外は製造例1と同様の方法でポリイソシアネート樹脂K−2〜K−13を得た。得られたポリイソシアネート樹脂K−2〜K−13の各種測定結果を表1に示す。
ポリウレタン樹脂を以下のようにして作製した。
エポキシ樹脂を以下のようにして作製した。
強化繊維としてPAN系炭素繊維であるTENAX HTS40 フィラメント数3000(商品名:東邦テナックス株式会社製)を用い、ポリイソシアネート組成物100質量部に対して30質量部を加え、表2に示すとおり、触媒、添加剤を所定量加えたのちに、真空攪拌及び脱泡ミキサー(株式会社EME製 V−mini300)を用いて5分間真空状態で放置し、その後真空を保ったまま1500rpmで5分間攪拌を行い、強化繊維含有反応液を得た。その後、得られた強化繊維含有反応液をアルミ板上に硬化させ、厚さ0.2mmのサンプル板(繊維強化複合材N−1〜N−13)を作製した。表2に条件を記す。
[比較例1]
主剤ポリオール組成物としてアクリルポリオール(nuplex社の商品名「SETALUX1767」、樹脂分濃度65%、水酸基価150mg/樹脂g)と、硬化剤としてポリイソシアネート組成物M−4とを用い、イソシアネート基/水酸基のモル比が1/1となるように調整した。溶剤として、ウレタンシンナー(トルエン(和光純薬工業株式会社製):酢酸ブチル(和光純薬工業株式会社製):酢酸エチル(和光純薬工業株式会社製):キシレン(和光純薬工業株式会社製):プロピレングリコールメチルエーテルAC(ゴードー溶剤株式会社製)=30:30:20:15:5の質量比で混合)を用いて、固形分が50質量%になるように調整し、反応液を得た。強化繊維としてPAN系炭素繊維であるTENAX HTS40 フィラメント数3000(商品名:東邦テナックス株式会社製)を用い、反応液の固形分100質量部に対して30質量部を加え、撹拌して十分に混合し、強化繊維含有反応液を得た。その後、得られた強化繊維含有反応液をアルミ板上に塗布し、23℃で7日乾燥させ、完全硬化させた。その後、80℃で24時間真空乾燥することで、溶剤を完全に除去して、厚さ0.2mmのサンプル板(繊維強化複合材O−1)を作製した。得られた繊維強化複合材O−1を、上記各実施例と同様に耐熱性評価、腐食性ガス透過性試験を行った。その結果を表2に示す。
[比較例2]
ビスフェノールA型エポキシ樹脂jER827(三菱化学社製)を60質量部、jER1001(三菱化学社製)を40質量部、硬化剤としてDICY−12を4質量部(三菱化学社製)加えて混合し、反応液を得た。強化繊維としてPAN系炭素繊維であるTENAX HTS40 フィラメント数3000(商品名:東邦テナックス株式会社製)を用い、反応液100質量部に対して30質量部を加え、撹拌して十分に混合し、強化繊維含有反応液を得た。その後、得られた強化繊維含有反応液をアルミ板上に塗布し、160℃で2時間加熱する事で厚さ0.2mmのサンプル板(繊維強化複合材O−2)を作製した。得られた繊維強化複合材O−2を、上記各実施例と同様に耐熱性評価、腐食性ガス透過性試験を行った。その結果を表2に示す。
Claims (7)
- 強化繊維とマトリックス樹脂とを含み、
前記マトリックス樹脂が、脂肪族ジイソシアネート及び脂環式ジイソシアネートからなる群より選ばれる少なくとも1種類のジイソシアネートから得られ、かつイソシアヌレート構造を単位構造として有するポリイソシアネート樹脂であり、
前記ポリイソシアネート樹脂において、イソシアヌレート基とアロファネート基とのモル比(イソシアヌレート基/アロファネート基)が99/1〜50/50である、繊維強化複合材。 - 前記強化繊維が、炭素繊維及びセルロース繊維からなる群より選択される少なくとも1種である、請求項1に記載の繊維強化複合材。
- 前記強化繊維が、炭素繊維である、請求項2に記載の繊維強化複合材。
- 前記ポリイソシアネート樹脂において、イソシアヌレート基と、ウレタン基及びウレア基の合計とのモル比(イソシアヌレート基/(ウレタン基+ウレア基))が100/0〜95/5である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の繊維強化複合材。
- 請求項1〜4のいずれか一項に記載の繊維強化複合材を用いた自動車用材料部材。
- 請求項1〜4のいずれか一項に記載の繊維強化複合材を用いた航空機用材料部材。
- 請求項1〜4のいずれか一項に記載の繊維強化複合材を用いた風車ブレード用材料部材。
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