JP6657926B2 - 温度測定装置 - Google Patents
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Description
特に、回転部分を有する竪型粉砕機等の工業装置は、回転部分近傍の温度を監視することが重要になる。例えば、回転部の温度が急激に変化すれば、回転部を支持するベアリングの損傷や潤滑不良等の異常が疑われる。温度の異常は、機器の異常を検知する目安でもある。又、アナログ式の電気信号(アナログ電気信号と称することもある)を長期的にロギングし、温度の傾向(トレンド)を監視することで設備の寿命を予測することもできる。
また、それ以外の温度測定方法として、例えば、液体充満圧力式の温度計により、工業装置の温度を測定する方法が知られている。液体充満圧力式の温度計は、電気信号等を出力できないというデメリットを有するが、電源が必要なく、温度計の針の表示によって現場で容易に温度を確認できるという優れたメリットを有する。
この感温筒部の中の液体の圧力変化は、導管を通じて、温度表示部の中に配したブルドン管に伝えられる。ブルドン管には、温度表示針を回転させるための回転軸が取り付けられているので、温度計の針(温度表示針と称することもある)に伝えられて温度を表示する。
特に、回転部分近傍の温度を、熱電対で測定するケースでは、センサとなる熱電対が常時振動に曝されることになる。そのため、センサとなる熱電対の素線が切れやすく、温度測定装置の寿命が短かくなるという問題を生じる可能性があった。
同様に、回転部分近傍の温度を測温抵抗体で測定するケースにおいても、センサとなる測温抵抗体が常時振動に曝されて損傷しやすいので、寿命が短かくなるという問題を生じる可能性があった。
(1) 感温筒内の封入物の温度による圧力変化を検出して温度を計測する液体充満圧力式の温度計とロータリ式のポテンションメータを備えて、
ポテンションメータで、温度計の計測値出力軸の回転角度を検出し、電気信号で出力することにより、回転テーブル上に供給した原料を粉砕ローラで粉砕する竪型粉砕機に配されたセパレータの回転軸を軸支するベアリングの温度を測定する温度測定装置であって、感温筒とベアリングの間の隙間にグリスを充填する。
図1から図5は本発明の実施形態を説明するための図に係わり、その好ましい例を示したものである。図1は振動体温度測定装置の取り付け状況を説明する図であり、図2は振動体温度測定装置の構成を説明する図である。図3は竪型粉砕機に振動体温度測定装置を取り付けた際の状況を説明する図である。図4は振動体温度測定装置の本体部を説明する図であり、図5は振動体温度測定装置の他の実施形態を説明する図である。図6は、ポテンションメータと温度表示計の構成を説明する参考図である。
温度測定装置10は、本体部1及びセンサ部2を備えており、本体部1とセンサ部2は導管部8Cで連結されている。
そして、液圧式温度計8の表示部8D側にある計測値出力軸8A(出力軸8Aと称することもある)と、ポテンションメータ5の入力軸5Aを、回転軸連結部11で連結する。
液圧式温度計8は、感温筒部8E、導管部8C、及び、温度表示ケース部8B等を備えている。そして、温度表示ケース部8Bの内部には図示しないブルドン管が配されており、ブルドン管には導管部8Cが連結されている。
また、温度表示部8D側には、ブルドン管に連結された出力軸8A、並びに、出力軸8Aに取り付けられた温度表示針8Fを備えている。
しかし、本発明に適応できる液圧式温度計8の構成はこれに限らないことは勿論であり、本発明の技術思想を逸脱しない範囲で変更が可能である。
例えば、温度表示ケース部8Bの内部に伸縮可能なベローズを配して、液体の圧力変化によるベローズの伸縮量の変化により、温度を表示する方式であっても良い。
本実施形態に使用したポテンションメータ5は、その内部に抵抗部等を備えており、入力軸5Aの回転に対する抵抗値変化によって、入力軸5Aの回転角度の変化を検出する、所謂、ロータリタイプのポテンションメータ5である。
本実施形態に使用したポテンションメータ5は、液圧式温度計8の温度表示部8D側にある出力軸8Aの回転角度を検出するとともに、出力コード10Cを介して、外部に配した図示しない制御装置に電気信号を出力する。
図3に示した竪型粉砕機70は、上部ケーシング81B、下部ケーシング81A、下部に設置された減速機82B、駆動モータ82Mによって駆動される回転テーブル72、コニカル型の粉砕ローラ73等を備えている。
なお、粉砕ローラ73は、回転テーブル72上において、その外周部分に対向するように2個配される構造となっている。
ベルトプーリ27にかけられた前述のベルトは竪型粉砕機70の上部に設置された図示しない駆動モータにより駆動されて、自在に回転する構成となっており、ベルトが回転することによりセパレータ回転筒21が回転して、回転式分級羽根74が回転する。
なお、この際に、下部ベアリング23と感温筒部8Eの間には、グリスGを充填する。
下部ベアリング23に当接させた感温筒部8Eの中に充填された液体は、下部ベアリングの温度変化で膨張或いは収縮する。
感温筒部8Eの中に充填された液体の容積変化は、導管8Cを介して、温度表示ケース部8Bの内部に配したブルドン管内に充填した液体に影響を与え、ブルドン管内に充填した液体の圧力が変化する。その結果、ブルドン管の管先が変位し、ブルドン管に連結された出力軸8Aが回動する。
前述したように、ポテンションメータ5は、その内部に抵抗部等を備えており、入力軸5Aの回転に対する抵抗値変化によって、入力軸5Aの回転角度の変化を検出する。
そして、出力軸8Aの回転角度を検出したポテンションメータ5は、出力コード10Cを介して、外部に配した図示しない制御装置にアナログ電気信号を出力する。
又、前述したように、アナログ電気信号を長期的にロギングして温度の傾向を監視すれば下部ベアリング23等の寿命を予測することも可能である。
セパレータ回転筒21のベアリングの温度を測定する際に、感温筒部8Eを下部ベアリング23の側面に、直接、当接させた場合には、振動周期の違いにより、感温筒部8Eが下部ベアリング23に想定外に強く押し付けられる可能性がある。
しかし、感温筒部8Eを下部ベアリング23の側面に直接当接させずに、わずかに隙間を形成して近接させた実施形態は、隙間の距離だけ振動に対して余裕があり、強く押し付けられる可能性が低くなるので、特に好ましい構成である。
本実施形態による温度測定装置10は、温度変化を液体の圧力変化としてセンサ部2から本体部1に伝達するので、迷走電流による悪影響を受けにくい。
本体部1aは、ポテンションメータ5の入力軸5Aに、液圧式温度計8の反温度表示部側にある出力軸8Hを回転軸連結部11Bにより連結する。ブルドン管内に充填した液体の圧力が変化し出力軸8Hが回動すると、回転軸連結部11Bを介して入力軸5Aが回動し、温度を表示する。
1a 本体部
2 センサ部
5 ポテンションメータ
5A 入力軸
5B ポテンションメータ本体部
5C 出力コード
8 液体充満圧力式温度計(液圧式温度計)
8A 計測値出力軸(出力軸)
8B 温度表示ケース部
8C 導管部
8D 温度表示面
8E 感温筒部
8F 温度表示針
8H 出力軸(背面側)
10 振動体温度測定装置
11 回転軸連結部
11B 回転軸連結部(背面側)
13 連結ケース
13B 背面連結ケース
21 セパレータ回転筒
23 下部ベアリング
25 上部ベアリング
27 ベルトプーリ
72 回転テーブル
73 粉砕ローラ
85 原料供給口
83 ガス導入口
70 竪型粉砕機
Claims (4)
- 感温筒内の封入物の温度による圧力変化を検出して温度を計測する液体充満圧力式の温度計とロータリ式のポテンションメータを備えて、
ポテンションメータで、温度計の計測値出力軸の回転角度を検出し、電気信号で出力することにより、回転テーブル上に供給した原料を粉砕ローラで粉砕する竪型粉砕機に配されたセパレータの回転軸を軸支するベアリングの温度を測定する温度測定装置であって、感温筒とベアリングの間の隙間にグリスを充填することを特徴とした温度測定装置。 - 前記温度計の計測値出力軸と、ポテンションメータの入力軸を連結することにより、計測値出力軸の回転角度をポテンションメータで検出する請求項1に記載の温度測定装置。
- 前記温度計の計測値出力軸と温度表示針が内装された空間に液体を充填し、温度表示針の急激な回転を緩和させる請求項1又は請求項2に記載の温度測定装置。
- 前記電気信号をアナログ信号として電気フィルタ処理をする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の温度測定装置。
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JP2015251196A JP6657926B2 (ja) | 2015-12-24 | 2015-12-24 | 温度測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015251196A JP6657926B2 (ja) | 2015-12-24 | 2015-12-24 | 温度測定装置 |
Publications (2)
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JP2017116374A JP2017116374A (ja) | 2017-06-29 |
JP6657926B2 true JP6657926B2 (ja) | 2020-03-04 |
Family
ID=59233959
Family Applications (1)
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JP2015251196A Active JP6657926B2 (ja) | 2015-12-24 | 2015-12-24 | 温度測定装置 |
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