JP6656513B2 - 生体情報監視システム - Google Patents
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Description
上記特許文献1に記載された「就寝状態監視装置」であるが、まず、寝台の上に硬質シートが設置されており、この硬質シートの上に弾性を有するクッションシートが設置されている。上記硬質シートと上記クッションシートの間に圧力検出チューブと離床センサが設置されている。上記クッションシートの上には被験者が横たわっている。
上記信号整形部には自動利得制御部が接続されている。この自動利得制御部によって、上記信号整形部から出力された信号を所定の信号レベルの範囲になるように調整するゲイン制御が行われる。
また、被験者の死亡、発作等の重要事象の有無については、上記生体信号を演算処理して得られた演算処理信号に基づいて判断している。
また、上記第1のBPF(バンドパスフィルタ)回路には、離床等判断回路が接続されており、これにより、上記被験者の体動や上記ベッドから離床したか否かの判別が行われる。
また、特許文献2に記載された発明の場合も、被験者の死亡、発作等の重要事象の有無については、上記生体信号を演算処理して得られた演算処理信号に基づいて判断している。
まず、特許文献1に記載された「就寝状態監視装置」では、死亡、発作等の重要事象の判定を、微差圧センサから出力された信号を信号整形部等で処理した後行っているため、死亡、発作等の重要事象の発見が遅れてしまうという問題があった。
このことは、特許文献2に記載された「生体情報を収集し伝達する装置」の場合も同様である。
なお、死亡、発作が重要事象であることは誰の目にも明らかであるが、離床/在床を検知することも、使用者の状態によっては、それらに劣らず重要な事象となる。例えば、足腰の弱った使用者がベッドから離れようとした場合には、その後の転倒事故による骨折等が危惧され、介護士は直ちに駆け付ける必要があるが、その一方で、安全サイドでの甘い報知が行えるようであると、誤報知も多くなって介護士への負担は多大なものとなってしまう。他方、呼吸数・脈拍数は現在の状態をより良く知る上では正確であるに越したことはないが、それが平常値以内であれば、実は、それら数値の多少の誤差・変動は、上記重要事象に比べて問題は少ない。
又、請求項2に記載された生体情報監視システムは、請求項1記載の生体情報監視システムにおいて、上記離床/在床の警報に際しては、それより下位の警報を抑制する処理を行なうことにより、上位の警報を出力した場合には下位の警報を出力しないようにしたことを特徴とするものである。
又、請求項3に記載された生体情報監視システムは、請求項2記載の生体情報監視システムにおいて、上記心肺停止、体動、呼吸、脈拍の警報に際しては、それぞれ処理時間を所定値に設定することにより、上位の警報を出力した場合には下位の警報を出力しないようにしたことを特徴とするものである。
又、請求項4に記載された生体情報監視システムは、使用者が横たわるマットレスの下に設置される離床センサと、上記マットレスの下に設置される生体情報収集シートと、上記離床センサからの信号及び上記生体情報収集シートからの信号に基づいて上記使用者の離床/在床と生体情報を監視する監視装置と、からなる生体情報監視システムにおいて、上記監視装置は、上記離床センサからの信号に基づいて上記使用者の離床/在床を判定すると共に、上記生体情報収集シートからの混在信号に基づいて重要事象の有無を判定し、在床且つ重要事象無しと判定した場合に上記生体情報収集シートからの混在信号を演算処理して得られた各種生体情報を報知するものであり、上記生体情報収集シートは、複数の空気室が設けられ内部が連通していて全体としてシート状に設けられた袋体と、上記空気室に設けられたセンサ及び該センサからの信号を増幅する回路を基板上に設けてなるセンサモジュールとから構成されていて、上記生体情報収集シートの使用者側の面には板状の押圧部材が設置されていることを特徴とするものである。
又、請求項5に記載された生体情報監視システムは、請求項1〜請求項4の何れかに記載の生体情報監視システムにおいて、上記監視装置は、更に無呼吸判別を行うものであることを特徴とするものである。
又、請求項6に記載された生体情報監視システムは、請求項5記載の生体情報監視システムにおいて、上記無呼吸判定は所定の時間内において上記混在信号に所定の閾値以上の振幅を有する信号が出現する頻度に基づいて行われるものであることを特徴とするものである。
又、請求項7に記載された生体情報監視システムは、請求項1〜請求項6の何れかに記載の生体情報監視システムにおいて、上記離床/在床の判定は、上記離床センサのオン/オフ信号の内、オフ信号を検出している離床検出時間が所定の誤検知防止時間を超えた場合でも離床判定せずに、オフ信号を検出している離床検出時間が所定の連続離床時間を超えた場合に連続離床異常と判定するものであることを特徴とするものである。
又、請求項8に記載された生体情報監視システムは、請求項1〜請求項6の何れかに記載の生体情報監視システムにおいて、上記離床/在床の判定は、上記離床センサのオン/オフ信号の内、オフ信号を検出している離床検出時間が所定の誤検知防止時間を超えた場合に離床判定するものであると共に、上記離床センサのオン/オフ信号のオン信号を検出している在床検出時間が所定の連続在床時間を超えた場合に連続在床異常と判定するものであることを特徴とするものである。
又、請求項9に記載された生体情報監視システムは、請求項1〜請求項6の何れかに記載の生体情報監視システムにおいて、上記離床/在床の判定は、上記離床センサのオン/オフ信号の内、オフ信号を検出している離床検出時間が所定の誤検知防止時間を超えた場合でも離床判定せずに、オフ信号を検出している離床検出時間が所定の連続離床時間を超えた場合に連続離床異常と判定するものであるとともに、上記離床センサのオン/オフ信号のオン信号を検出している在床検出時間が所定の連続在床時間を超えた場合に連続在床異常と判定するものであることを特徴とするものである。
又、請求項10に記載された生体情報監視システムは、請求項8記載の生体情報監視システムにおいて、上記離床判定に関して報知の有無を選択可能に構成したことを特徴とするものである。
又、請求項11に記載された生体情報監視システムは、請求項1〜請求項10の何れかに記載の生体情報監視システムにおいて、上記監視装置は上記マットレスの近傍に設置されたコントロール装置及び又は遠隔配置されたホストコンピュータであることを特徴とするものである。
又、請求項12に記載された生体情報監視システムは、請求項11記載の生体情報監視システムにおいて、上記マットレスは複数あって、上記コントロール装置も各マットレスに対応して各設置されており、それら全てのコントロール装置が遠隔配置された1台のホストコンピュータにつながっていることを特徴とするものである。
又、請求項13に記載された生体情報監視システムは、請求項12記載の生体情報監視システムにおいて、上記コントロール装置により上記生体情報を得て報知するとともに、上記遠隔配置された1台のホストコンピュータによって、上記各コントロール装置における各種生体情報の概要の一覧表示と特定の1台のコントロール装置における各種生体情報の詳細表示とを切替表示することを特徴とするものである。
又、請求項14に記載された生体情報監視システムは、請求項1〜請求項13の何れかに記載の生体情報監視システムにおいて、上記離床センサは、平行に設置された一対の板状部材と、上記一対の板状部材の間に設けられた弾性支持部材と、上記一対の板状部材の間に設置され該一対の板状部材を介して選択的に押圧される離床検出スイッチと、から構成されることを特徴とするものである。
又、請求項15に記載された生体情報監視システムは、請求項14記載の生体情報監視システムにおいて、上記離床検出スイッチには、上記板状部材と当接される突起が設けられていることを特徴とするものである。
又、請求項16に記載された生体情報監視システムは、請求項14記載の生体情報監視システムにおいて、上記離床検出スイッチの突起と上記板状部材との間には所定の隙間が設けられていることを特徴とするものである。
使用者が横たわるマットレスの下に設置される離床センサと、上記マットレスの下に設置される生体情報収集シートと、上記離床センサからの信号及び上記生体情報収集シートからの信号に基づいて上記使用者の離床/在床と生体情報を監視する監視装置と、からなる生体情報監視システムにおいて、上記監視装置は、上記離床センサからの信号に基づいて上記使用者の離床/在床を判定すると共に、上記生体情報収集シートからの混在信号に基づいて重要事象の有無を判定し、在床且つ重要事象無しと判定した場合に上記生体情報収集シートからの混在信号を演算処理して得られた各種生体情報を報知するものであり、上記監視装置は、離床/在床、心肺停止、体動、呼吸、脈拍の各判定に基づき、離床/在床、心肺停止、体動、呼吸、脈拍の順に異常の警報を出力し、上位の警報を出力した場合には下位の警報を出力しない構成になっているので、心肺停止、体動異常といった重要事象を迅速に判定して警報することができる。
又、請求項2に記載された生体情報監視システムによると、請求項1記載の生体情報監視システムにおいて、上記離床/在床の警報に際しては、それより下位の警報を抑制する処理を行なうことにより、上位の警報を出力した場合には下位の警報を出力しないようにしたので、上記効果を確実なものとすることができる。
又、請求項3に記載された生体情報監視システムによると、請求項2記載の生体情報監視システムにおいて、上記重要事象、生体情報の警報に際しては、それぞれ処理時間を所定値に設定することにより、上位の警報を出力した場合には下位の警報を出力しないようにしたので、上記効果を確実なものとすることができる。
又、請求項4に記載された生体情報監視システムによると、使用者が横たわるマットレスの下に設置される離床センサと、上記マットレスの下に設置される生体情報収集シートと、上記離床センサからの信号及び上記生体情報収集シートからの信号に基づいて上記使用者の離床/在床と生体情報を監視する監視装置と、からなる生体情報監視システムにおいて、上記監視装置は、上記離床センサからの信号に基づいて上記使用者の離床/在床を判定すると共に、上記生体情報収集シートからの混在信号に基づいて重要事象の有無を判定し、在床且つ重要事象無しと判定した場合に上記生体情報収集シートからの混在信号を演算処理して得られた各種生体情報を報知するものであり、上記生体情報収集シートは、複数の空気室が設けられ内部が連通していて全体としてシート状に設けられた袋体と、上記空気室に設けられたセンサ及び該センサからの信号を増幅する回路を基板上に設けてなるセンサモジュールとから構成されていて、上記生体情報収集シートの使用者側の面には板状の押圧部材が設置されているので、高い精度で生体情報を収集することができ、検出感度を高めることができる。
又、請求項5に記載された生体情報監視システムによると、請求項1〜請求項3の何れかに記載の生体情報監視システムにおいて、上記監視装置は、更に無呼吸判別を行うものであるので、呼吸異常をより高い精度で判定して警報することができる。
又、請求項6に記載された生体情報監視システムによると、請求項5記載の生体情報監視システムにおいて、上記無呼吸判定は所定の時間内において上記混在信号に所定の閾値以上の振幅を有する信号が出現する頻度に基づいて行われるものであるので、上記効果をより確実なものとすることができる。
又、請求項7に記載された生体情報監視システムによると、請求項1〜請求項6の何れかに記載の生体情報監視システムにおいて、上記離床/在床の判定は、上記離床センサのオン/オフ信号の内、オフ信号を検出している離床検出時間が所定の誤検知防止時間を超えた場合でも離床判定せずに、オフ信号を検出している離床検出時間が所定の連続離床時間を超えた場合に連続離床異常と判定するものであるので、連続離床異常を確実に判定して警報することができる。
又、請求項8に記載された生体情報監視システムによると、請求項1〜請求項6の何れかに記載の生体情報監視システムにおいて、上記離床/在床の判定は、上記離床センサのオン/オフ信号の内、オフ信号を検出している離床検出時間が所定の誤検知防止時間を超えた場合に離床判定するものであると共に、上記離床センサのオン/オフ信号のオン信号を検出している在床検出時間が所定の連続在床時間を超えた場合に連続在床異常と判定するものであるので、離床と連続在床異常を確実に判定して警報することができる。
又、請求項9に記載された生体情報監視システムによると、請求項1〜請求項6の何れかに記載の生体情報監視システムにおいて、上記離床/在床の判定は、上記離床センサのオン/オフ信号の内、オフ信号を検出している離床検出時間が所定の誤検知防止時間を超えた場合でも離床判定せずに、オフ信号を検出している離床検出時間が所定の連続離床時間を超えた場合に連続離床異常と判定するものであるとともに、上記離床センサのオン/オフ信号のオン信号を検出している在床検出時間が所定の連続在床時間を超えた場合に連続在床異常と判定するものであるので、連続離床異常と連続在床異常を確実に判定して警報することができる。
又、請求項10に記載された生体情報監視システムによると、請求項8記載の生体情報監視システムにおいて、上記離床判定に関して報知の有無を選択可能に構成したので、離床時報知を無しとした場合には、連続在床異常のみ警報を発し、離床しただけでは警報を発しないことも可能となる。
又、請求項11に記載された生体情報監視システムによると、請求項1〜請求項10の何れかに記載の生体情報監視システムにおいて、上記監視装置は上記マットレスの近傍に設置されたコントロール装置及び又は遠隔配置されたホストコンピュータであるので、システム構成に裕度が生まれ使い勝手の良いシステムを提供することができる。
又、請求項12に記載された生体情報監視システムによると、請求項11記載の生体情報監視システムにおいて、上記マットレスは複数あって、上記コントロール装置も各マットレスに対応して各設置されており、それら全てのコントロール装置が遠隔配置された1台のホストコンピュータにつながっているので、1台のホストコンピュータによって集中管理することができる。
又、請求項13に記載された生体情報監視システムによると、請求項12記載の生体情報監視システムにおいて、上記コントロール装置により上記生体情報を得て報知するとともに、上記遠隔配置された1台のホストコンピュータによって、上記各コントロール装置における各種生体情報の概要の一覧表示と特定の1台のコントロール装置における各種生体情報の詳細表示とを切替表示する構成になっているので、監視漏れが少ない高い精度の監視が可能になる。
又、請求項14に記載された生体情報監視システムによると、請求項1〜請求項13の何れかに記載の生体情報監視システムにおいて、上記離床センサは、平行に設置された一対の板状部材と、上記一対の板状部材の間に設けられた弾性支持部材と、上記一対の板状部材の間に設置され該一対の板状部材を介して選択的に押圧される離床検出スイッチと、から構成されているので、離床検出スイッチ自体を大型化させることなく検知範囲の拡大を図ることができる。
又、請求項15に記載された生体情報監視システムによると、請求項14記載の生体情報監視システムにおいて、上記離床検出スイッチには、上記板状部材と当接される突起が設けられているので、それによって、検出感度を高めることができる。
又、請求項16に記載された生体情報監視システムは、請求項14記載の生体情報監視システムにおいて、上記離床検出スイッチの突起と上記板状部材との間には所定の隙間が設けられているので、突起を介して上記離床検出スイッチが不用意に押圧されることはなく、それによって、誤検知防止や耐久性向上を図ることができる。
まず、複数のベッド31〜3nがある。これら複数のベッド31〜3nには、マットレス51〜5nがそれぞれ設置されている。また、上記ベッド31〜3nのマットレス51〜5n上には、使用者71〜7nがそれぞれ横たわっている。
上記ベッド31〜3nの近傍には、コントロール装置151〜15nがそれぞれ設置されている。これらコントロール装置151〜15nには、ナースコール用押釦装置171〜17nがそれぞれ接続されている。
また、ホストコンピュータ19が設置されており、このホストコンピュータ19によって、上記コントロール装置151〜15nの制御や上記コントロール装置151〜15nから送られてくる生体情報を、例えば、無線通信を介して収集・管理する。
尚、本実施の形態の場合には、一例として、n=5の場合を例に挙げて説明する。
まず、上記コントロール装置151〜15nの構成について、コントロール装置151を例に挙げて説明する。
上記コントロール装置151は、図2に示すような外観をなしている。まず、筐体21があり、その正面(図2(a)中左下側の面)にはタッチパネル付ディスプレイ23が設置されている。また、このタッチパネル付ディスプレイ23の図2(a)中下側には、電源/中断用押釦25が設置されている。この電源/中断用押釦25の操作によって、コントロール装置151の電源のオン/オフや、処理の中断/再開を行う。
なお、この実施の形態の場合には、上記コントロール装置151とホストコンピュータ19の間は無線でデータの送受信を行う構成になっているので、上記生体情報データ出力端子27と離床センサデータ出力端子29を使用することはない。
上記コントロール装置151には、信号処理手段43があり、この信号処理手段43によって、上記混在信号にフィルタ処理等の演算処理が施されて、呼吸による波形のみが抽出された信号、脈拍による波形のみが抽出された信号が生成される。
なお、前記タッチパネル付ディスプレイ23は上記表示手段49の表面側に上記タッチパネル51を重ねて設置したものである。
なお、本願発明における報知は、既に説明した表示手段49とこの報知手段53の両方を含んだ概念である。
また、上記コントロール装置151には、無線通信手段55がある。上記計測手段41を介して得られた離床センサ111からの信号、生体情報収集シート131からの混在信号、上記報知手段による報知は、この無線通信手段55を介して上記ホストコンピュータ19に送信される。逆に、上記ホストコンピュータ19からの信号がこの無線通信手段55を介してコントロール装置151に受信される。
なお、他のコントロール装置152〜15nの構成、他のコントロール装置152〜15nとホストコンピュータ19との関係も同様の構成になっている。
上記ホストコンピュータ19には異常判別手段65がある。この異常判別手段65には、無線通信手段61を介して離床センサ111〜11nからの信号、生体情報収集シート131〜13nからの混在信号が入力されるとともに、上記信号処理手段63を介して呼吸による波形信号、脈拍による波形信号が入力される。この異常判別手段65は、上記受信した離床センサ111〜11nからの信号、生体情報収集シート131〜13nからの混在信号に基づいて、離床/在床の異常(離床、連続離床異常、連続在床異常)、心拍の異常、体動の異常、呼吸の異常、脈拍の異常を検出する。
上記ホストコンピュータ19には、設定管理手段67がある。この設定管理手段67によって、上記異常判別手段65の設定が行われる。
なお、ホストコンピュータ19側で、上記設定管理手段67を介して上記異常判別手段65の設定を行うことにより、その情報は各コントロール装置51〜5nに送信される。逆に、各コントロール装置51〜5nにおいて、それぞれの設定管理手段47によって異常判別手段45の設定を行なえば、その情報はホストコンピュータ19にも送信される。つまり、ホストコンピュータ19、各コントロール装置51〜5nの何れで設定を行ってもその情報は両方で共有される。
また、入力手段71がある。この入力手段は、例えば、キーボードやマウスであり、上記設定管理手段67等の操作を行うことができる。
なお、本願発明における報知は、既に説明した表示手段69とこの報知手段73の両方を含んだ概念である。
まず、平行に設置された板状部材81a、81bがある。これら板状部材81a、81bは、例えば、ポリカーボネート製である。上記板状部材81a、81bの間であって四隅及び中間の二箇所には、弾性部材からなる支持部材83a〜83fが設置されている。これら支持部材83a〜83fは、例えば、ウレタン製である。
上記離床検出スイッチ85は、例えば、ゴム製のスイッチ筐体91と、このスイッチ筐体91の内部に設置された2枚の電極93a、93bと、これら2枚の電極93a、93bの間であった幅方向(図5(a)中左右方向)両端側に設置された絶縁支持部材95、95と、から構成されている。また、上記スイッチ筐体91の板状部材81a側(図5(a)中上側)には、突起97が形成されている。この突起97は、上記板状部材81aに当接されている。
なお、上記突起97と上記板状部材81aの間に僅かな隙間を積極的に設け、それによって、誤検知防止及び耐久性向上を図ることも考えられる。
また、上記離床センサ111からは既に述べたケーブル1361が引き出されている。
なお、その他の離床センサ112〜11nも同様の構成になっている。
上記生体情報収集シート131には、まず、図6、図7に示すように、袋体101がある。この袋体101は、図7に示すように、2枚のシート部材103a、103bを貼り合わせて、全体としてシート状に構成されている。
また、図6に示すように、上記袋体101には、複数(この第1の実施の形態の場合は2つ)の空気室105、105が設けられていて、これら空気室105、105は、複数(この第1の実施の形態の場合は6つ)の連絡路107、107、107、107、107、107によって互いに連通されている。また、上記袋体101には、逆止弁付空気注入ポート109が設置されている。
なお、上記ケーブル1351としては、例えば、市販のモジュラーケーブルが使用される。
ところが、それでも空気漏れの発生を完全に防ぐことはできなかった。
そこで、本件特許出願人はさらなる実験を繰り返し、ケーブル1351の被覆チューブ133、及び、リード線127の被覆チューブ131の端の隙間を介しての空気漏れを確認するに到った。そこで、それらケーブル1351の被覆チューブ133、及び、リード線127の被覆チューブ131の端の隙間に対しても所定の封止処理を施したものである。
以下、ケーブル1351の袋体101の貫通部に施された封止処理から順次説明していく。
また、この実施の形態の場合には、図8(c)に示すように、この熱収縮チューブ139は、補強シート141a、141b間に介挿されている。さらに、上記補強シート141aの反熱収縮チューブ139側(図8(c)中上側)に上記シート材103aがあり、上記補強シート141bの反熱収縮チューブ139側(図8(c)中下側)に上記シート材103bがある。
そして、これら上記シート材103a、103b、上記補強シート141a、141b、上記熱収縮チューブ139、接着剤層、上記ケーブル1351をまとめて熱溶着することで、上記袋体101の上記ケーブル1351によって貫通される部分が封止されている。
なお、上記補強シート141a、141bは上記シート材103a、103bと同じ構造・材質のものである。
また、上記袋体101の上記ケーブル1351によって貫通される部分の封止には、熱溶着の他にヒートボンド等の接着剤を使用する場合もある。
なお、上記接着剤143は、ヒートボンド、樹脂、シリコン等のガスバリア性が高いものである。
なお、生体情報収集シート132〜13nも同様の構成になっている。
因みに、生体情報収集シートに関する発明を開示したものとして、本件特許出願人による特開2014−64714号公報がある。
まず、離床センサ111〜11nの作用について説明する。
使用者71〜7nがベッド31〜3nのマットレス51〜5n上に横たわっている場合は、上記離床センサ111〜11nが図5(a)中上側から押圧される。このとき、板状部材81aを介して離床検出スイッチ85が押圧され、上記スイッチ筐体91とともに上記電極93aが押圧・変形されて、上記電極93aと上記電極93bとが接触して「オン」となる。これにより、上記電極93a、93b間が通電され、使用者71〜7nの在床を検出する。
使用者71〜7nがベッド31〜3nのマットレス51〜5n上に横たわっていない場合は、上記電極93aが弾性復帰し、上記電極93a、93bが平行になって非接触の状態となり「オフ」となる。このとき、上記電極93a、93b間は非通電状態となり、使用者71〜7nの離床を検出する。その検出信号はケーブル1361〜136nを介してコントロール装置151〜15nに入力される。
使用者71〜7nの呼吸等の僅かな動作に起因して、袋体101が押圧され、それによって、袋体101内に空気の流れが発生する。その結果、センサモジュール111周辺にも空気の流れが発生し、この空気の流れによってセンサモジュール111周辺の空気の温度が変化する。この温度変化によって発生する赤外線の量が変化し、この赤外線の量の変化が上記センサモジュール111によって検出される。それによって、使用者71〜7nの心拍、体動、呼吸、脈拍、等の生体情報が検出されることになる。上記センサモジュール111からの出力信号はケーブル1351〜135nを介してコントロール装置151〜15nに入力される。
上記袋体101の上記ケーブル1351〜135nによって貫通される部分においては、シート材103a、103b、補強シート141a、141b、上記熱収縮チューブ139、接着剤層、上記ケーブル135がまとめて熱溶着によって接着・封止されているため、ケーブル1351〜135nとシート材103a、103bとの間からの空気漏れが効果的に防止される。
特に、上記ケーブル1351〜135nには内側に接着剤層を備えた熱収縮チューブ139が被覆されているため、上記接着剤層により上記ケーブル1351〜135nと上記熱収縮チューブ139との間の隙間も確実に塞がれ、この隙間を介した空気漏れが確実に防止される。
また、上記ケーブル1351〜135nの上記基板125に対する接続部、すなわち、各リード線127の露出された導体129の部分から上記被覆チューブ133に至る範囲が接着剤143によって固められているため、上記ケーブル1351〜135nの被覆チューブ133、及び、リード線127の被覆チューブ131の端の隙間を介しての上記袋体101からの空気漏れを確実に防止している。
まず、上記コントロール装置151〜15nの設定管理手段47の作用について説明する。上記設定管理手段47は、タッチパネル51を介して、図9(a)、図9(b)、及び、図10に示すような設定画面を介して操作される。これら図9(a)、図9(b)、及び、図10に示す設定画面は、切換釦151を操作することで順に切り換わるようになっている。
なお、タッチパネル51の装置番号欄153部分を操作すると、表示手段49に図示しないソフトウェアキーボードが表示され、そのソフトウェアキーボードを介して数字や文字を入力する。以下の各種設定欄も、同様のソフトウェアキーボードを介して数字や文字を入力する。
また、離床モード釦157a、見守りモード釦157b、離床・見守りモード釦157cによって、コントロール装置151〜15nの動作モードを、「離床モード」、「見守りモード」、及び、「離床・見守りモード」に切り替えることができる。これらの動作モードの詳細については後述する。
なお、「見守りモード」の時には動作モード表示部207の「見守り」が点灯され、「離床モード」の時には動作モード表示部207の「離床」が点灯され、「見守り・離床モード」の時には動作モード表示部207の「見守り」、「離床」の両方が点灯される。
なお、図12(a)は横軸に時間(秒)をとり縦軸にセンサ出力(mV、混在信号)をとり、センサ出力(mV、混在信号)の時間変化を示した図であり、図12(b)は横軸に時間(秒)をとり縦軸に処理信号(mV、呼吸処理波形)をとり、処理信号(mV、呼吸処理波形)の時間変化を示した図であり、図12(c)は横軸に時間(秒)をとり縦軸に処理信号(mV、脈拍処理波形)をとり、処理信号(mV、脈拍処理波形)の時間変化を示した図である。
なお、図13(a)は横軸に時間(秒)をとり縦軸にセンサ出力(mV、混在信号)をとり、体圧分散マットレスを用いた場合のセンサ出力(mV、混在信号)の時間変化を示した図であり、図13(b)は横軸に時間(秒)をとり縦軸に呼吸(mV)をとり、体圧分散マットレスを用いた場合の呼吸(mV)の時間変化を示した図であり、図13(c)は横軸に時間(秒)をとり縦軸に脈拍(mV)をとり、体圧分散マットレスを用いた場合の脈拍(mV)の時間変化を示した図である。
また、図13(d)は横軸に時間(秒)をとり縦軸にセンサ出力(mV、混在信号)をとり、ポリエステル製マットレスを用いた場合のセンサ出力(mV、混在信号)の時間変化を示した図であり、図13(e)は横軸に時間(秒)をとり縦軸に呼吸(mV)をとり、ポリエステル製マットレスを用いた場合の呼吸(mV)の時間変化を示した図であり、図13(f)は横軸に時間(秒)をとり縦軸に脈拍(mV)をとり、ポリエステル製マットレスを用いた場合の脈拍(mV)の時間変化を示した図である。
また、図13(h)は横軸に時間(秒)をとり縦軸にセンサ出力(mV、混在信号)をとり、エアマットレスを用いた場合のセンサ出力(mV、混在信号)の時間変化を示した図であり、図13(i)は横軸に時間(秒)をとり縦軸に呼吸(mV)をとり、エアマットレスを用いた場合の呼吸(mV)の時間変化を示した図であり、図13(j)は横軸に時間(秒)をとり縦軸に脈拍(mV)をとり、エアマットレスを用いた場合の脈拍(mV)の時間変化を示した図である。
また、図14(f)に示すように、上記生体情報収集シート131〜13nと上記信号処理手段43による呼吸処理信号と他の生体測定機器である呼吸バンドによる信号との相関係数は0.86であり、上記呼吸処理信号と他の生体測定機器である呼吸バンドによる信号との相関関係は高い。また、上記生体情報収集シート13と上記信号処理手段43による脈拍処理信号と他の生体測定機器である光電脈波計による信号との相関係数は0.83であり、上記脈拍処理信号と他の生体測定機器である光電脈波計による信号との相関関係も高い。
なお、図14(a)は横軸に時間(秒)をとり縦軸にセンサ出力(mV、混在信号)をとり、センサ出力の時間変化を示した図であり、図14(b)は横軸に時間(秒)をとり縦軸に呼吸(mV)をとり、呼吸(mV)の時間変化を示した図であり、図14(c)は横軸に時間(秒)をとり縦軸に呼吸バンドの出力(mV)をとり、呼吸バンドのセンサ出力の時間変化を示した図である。また、図14(d)は横軸に時間(秒)をとり縦軸に脈拍(mV)をとり、脈拍(mV)の時間変化を示した図であり、図14(e)は横軸に時間(秒)をとり縦軸に光電脈波計のセンサ出力(mV)をとり、センサ出力の時間変化を示した図であり、図14(f)は呼吸処理信号と呼吸バンドによる信号との相関係数と脈拍処理信号と光電脈波計による信号との相関係数を示す表である。
なお、図15(a)は横軸に時間(秒)をとり縦軸に離床センサの出力をとり、使用者71〜7nが仰臥位である場合の離床センサの出力の時間変化を示した図である。また、図15(b)は横軸に時間(秒)をとり縦軸に離床センサの出力をとり、使用者71〜7nが腹臥位である場合の離床センサの出力の時間変化を示した図である。
また、図15(c)は横軸に時間(秒)をとり縦軸に離床センサの出力をとり、使用者71〜7nが左側臥位である場合の離床センサの出力の時間変化を示した図である。また、図15(d)は横軸に時間(秒)をとり縦軸に離床センサの出力をとり、使用者71〜7nが右側臥位である場合の離床センサの出力の時間変化を示した図である。
なお、その他のコンロトール装置152〜15nについても、同様に設定が行われる。
上記個別設定画面215には、部屋番号設定欄219があり、この部屋番号設定欄219に数値を入力することによってコントロール装置151の設置される部屋の番号が設定される。
上記個別設定画面215には、使用者名設定欄221があり、この使用者名設定欄221に名前を入力することにより使用者71の名前が設定される。
上記個別設定画面215には、動作開始時刻設定欄226と動作終了時刻設定欄227がある。上記動作開始時刻設定欄226によってコントロール装置151の動作開始時刻が設定され、上記動作終了時刻設定欄227によってコントロール装置151の動作終了時刻が設定される。
また、上記個別設定画面215には、終日動作設定釦229があり、この終日動作設定釦229を押すと、上記動作開始時刻設定欄226に0時0分が設定されるとともに上記動作終了時刻設定欄227に23時59分が設定される。
また、正常脈拍数設定欄235によって、正常な脈拍とみなす脈拍数の範囲(例えば、40〜120回)が設定される。また、脈拍異常連続時間設定欄237によって、脈拍が異常であるとみなす連続時間(例えば、120秒)が設定される。
また、離床時間設定欄238によって、後述する離床と判別する際に用いる離床時間(例えば、2秒)を設定できる。また、連続離床時間設定欄239によって、報知を行う連続離床時間(例えば、1440分)を設定できる。また、連続在床時間設定欄241によって、報知を行う連続在床時間(例えば、1440分)を設定できる。この報知を行う連続在床時間を「0」とすることにより報知を行わない設定となる。
送付先メールアドレス設定欄251には、アラートメールの送付先となる電子メールアドレスが複数(この第1の実施の形態の場合は5個)設定される。
また、アラートメールテスト送信釦253を操作すると、上記送付先メールアドレス設定欄251に設定された電子メールアドレスに対して、テスト用のメールが送信される。
なお、前述したように、本実施の形態の場合には、n=5であるので、図18(a)、(b)においても、101号〜105号の表示がなされている。
使用者状態概要表示部2632〜2635も、上記使用者状態概要表示部2631と同様の構成であり、使用者72〜75についての概要の表示や操作を行うようになっている。
なお、この履歴はホストコンピュータ19の図示しない記憶装置にも記憶されていく。
また、上記通常動作画面261には、終了釦283があり、この終了釦283の操作により、ホストコンピュータ19の処理を終了する。
また、上記通常動作画面261には、全体設定釦285があり、この全体設定釦285の操作により、図示しない全体設定画面が表示され、上記履歴の保存ディレクトリ、アラートメールの送信に使用されるメールアカウント、履歴表示のオン/オフの設定が行われる。
まず、コントロール装置151〜15nの動作モードが「離床・見守りモード」の場合から説明する。この「離床・見守りモード」では、離床/在床の異常(離床、連続離床異常、連続在床異常)の判別を行うと共に、心肺停止異常、体動異常、呼吸異常、脈拍異常についても判別するものである。
まず、図20を参照して、「離床・見守りモード」の場合であって、一般的な「呼吸・脈拍及び離床/在床計測」について説明する。
離床/在床判別処理が開始されると、まず、ステップS1において、離床センサ111〜11nの「オン/オフ」が判別される。上記ステップS1において、離床センサ111〜11nが「オフ」と判別された場合にはステップS2に移行する。このステップS2では、心肺停止異常報知、体動異常報知、呼吸異常報知、脈拍異常報知といったその他の報知が抑制され、次のステップS3に移行する。
なお、この2秒という時間は誤検知防止時間であり、これにより、例えば、寝返りなどによる離床の誤検知を防止している。その際、2秒に限定されるものではなく、3秒、その他の時間でもよい。
上記ステップS5において、所定の離床時間(例えば、2秒)が経過したと判別された場合にはステップS6に移行する。このステップS6では、離床報知を行い、その後、処理を終了する。そして、報知が解除された後、再び、上記ステップS1から処理が始まる。
一方、ステップS1において、離床センサ111〜11nが「オン」であると判別された場合にはステップS7に移行する。このステップS7では、その他の報知の抑制が解除される。同様に、上記ステップS4において、離床センサ111〜11nが「オン」と判別された場合にもステップS7に移行する。上記ステップS7の後は、在床していると判断され、離床/在床判別処理を終了した後、再び、上記ステップS1からの処理が開始される。
まず、図21を参照して心肺停止判別処理を説明する。
まず、ステップS10において、判別時間(例えば、15秒)の計測を開始する。次に、ステップS11に移行し、心肺カウンタをリセットする。次に、ステップS12に移行して測定時間(例えば、1秒)の計測を開始する。
上記ステップS14において、上記サンプルデータが所定の心肺停止判別用閾値(例えば、+2.6V)以上ではないと判別された場合も、上記ステップS16に移行する。上記ステップS16では、所定の測定時間(例えば、1秒)が経過したか否かが判別される。上記ステップS16において、所定の測定時間(例えば、1秒)が経過していないと判別された場合は、再び、上記ステップS13に戻り、同様の処理が繰り返される。
まず、ステップS20において、判別時間(例えば、32秒)の計測を開始する。次に、ステップS21に移行して体動カウンタをリセットする。次に、ステップS22に移行し、測定時間(例えば、4秒)の計測を開始する。
上記ステップS26では、所定の測定時間(例えば、4秒)が経過したか否かが判別される。上記ステップS26において、所定の測定時間(例えば、4秒)が経過していないと判別された場合は、再び、上記ステップS23に戻り同様の処理が繰り返される。
上記ステップS29において、所定の判別時間(例えば、32秒)が経過していないと判別された場合は、再び、上記ステップS21に戻り同様の処理が繰り返される。
まず、ステップS40において、呼吸異常時間(例えば、120秒)をリセットし、ステップS41に移行する。ステップS41では、所定のサンプリング時間(例えば、10秒)分の混在信号をサンプリングして、サンプリングデータを取得する。次に、ステップS42に移行し、上記サンプリングデータに、フィルタ処理等の演算処理を施して、呼吸信号を抽出する。次に、ステップS43に移行し、上記呼吸信号から1分間の呼吸数を算出して表示する。
まず、ステップS48において、脈拍異常時間(例えば、120秒)をリセットし、ステップS49に移行する。ステップS49では、所定のサンプリング時間(例えば、10秒)分の混在信号をサンプリングして、サンプリングデータを取得する。
次に、ステップS50に移行し、上記サンプリングデータに、フィルタ処理等の演算処理を施して、脈拍信号を抽出する。次に、ステップS51に移行し、上記脈拍信号から1分間の脈拍数を算出して表示する。
上記ステップS54において、所定の脈拍異常時間(例えば、120秒)が経過したと判別された場合は、ステップS55に移行する。上記ステップS55では、脈拍異常報知を行い、その後、処理を終了する。
なお、以上の処理において、図20のステップS2において、その他の報知が抑制されることにより、離床報知が最優先されることになる。また、図21に示す心肺停止異常報知、図22に示す体動異常報知、図23に示す呼吸異常報知、図24に示す脈拍異常報知に関しては、心肺停止異常報知の判定時間が15秒、体動異常報知の判定時間が32秒、呼吸異常報知及び脈拍異常報知の判定時間が120秒に設定することにより、心肺停止異常報知、体動異常報知、呼吸異常報知及び脈拍異常報知、の順で報知の優先順位が付けられている。
この処理は、離床しても直ぐに報知する必要はないが、長時間離床している異常を報知したい場合に適用される。
例えば、常にベッド31〜3n上に居る使用者71〜7nが、時々ベッド71〜7nの横のトイレ(簡易トイレ)に行くために離床した場合に、何等かの理由でベッド31〜3nに戻ることができない場合を検知して報知したい場合に適用される。この場合の連続離床時間は、例えば、30分である。
又、別の例としては、認知症等の使用者71〜7nが、部屋の何処かで転倒して動けなくなりベッド31〜3nに戻れないような場合を検知して報知したい場合に適用される。この場合の連続離床時間は、例えば、24時間である。
上記ステップS67において、所定の連続離床時間(例えば、1440分)が経過していないと判別された場合は、再び、ステップS64に戻り同様の処理が繰り返される。
なお、この場合にも、図21〜図24に示した心肺停止判定、体動判定、呼吸計測、脈拍計測については、同様に行われる。
この場合は、例えば、在宅介護等で、在床時に呼吸や脈拍の状態の計測を行うとともに、長時間連続して在床していた異変を報知したい場合に使用する。
例えば、ベッド31〜3nに居る使用者71〜7nで時々ベッド31〜3nの横のトイレ(簡易トイレ)に行く人の場合、長時間トイレに行かなかったりする異変を検知・報知したい場合(連続在床時間12時間)が考えられる。
又、寝たきりではない使用者71〜7nが1日中ベッド31〜3nで寝ている異変を検知・報知したい場合(連続在床時間24時間)が考えられる。
まず、ステップS71において、在床時間の計測が開始される。次に、ステップS72に移行し、離床センサ111〜11nの「オン/オフ」が判別される。上記ステップS72において、離床センサ111〜11nが「オン」であると判別された場合は、ステップS73に移行する。
なお、所定の連続在床時間を「0」に設定することにより連続在床報知は行われないこととなる。
上記ステップS82において、離床報知設定が「オフ」であると判別された場合は、再度、離床センサ111〜11nが「オン」したときに、ステップS71からの処理が開始される。
これは、在宅介護等で、在床時に呼吸や脈拍の状態の計測を行うと共に、離床しても直ぐに報知する必要はないが、長時間連続離床している異変や長時間連続在床している異変等を検知・報知したい場合に用いる。
例えば、ベッド31〜3nに居る使用者71〜7nで、時々ベッド31〜3nの横のトイレ(簡易トイレ)に行く人の場合、何等かの理由でベッド31〜3nに戻れなくなってしまう異変、長時間トイレに行かないような異変、等を検知・報知したい場合に適用する(連続離床時間30分、連続在床時間12時間)。
又、毎日ベッド31〜3n上で寝ているがベッド31〜3n外に居る時もある使用者71〜7nの場合であって、部屋の何処かで転倒して動けなくなっていてベッド31〜3nに戻ってこない異変、1日中ベッド31〜3nで寝ている異変、等を検知・報知したい場合に用いる(連続離床時間24時間、連続在時間24時間)。
まず、ステップS91において、在床時間の計測が開始される。次に、ステップS92に移行し、離床センサ111〜11nの「オン/オフ」が判別される。上記ステップS92において、離床センサ111〜11nが「オン」であると判別された場合は、ステップS93に移行する。
なお、所定の連続在床時間を「0」に設定することにより連続在床報知は行われないこととなる。
この場合は、例えば、使用者71〜7nがベッド31〜3n上で殆ど動くことはなく、当然のことながら、離床することもないが、呼吸や脈拍の状態を計測する必要が有る場合に適用される。
具体的には、既に説明した図20の処理を行なわず、図21〜図24に示す処理のみが行われることになる。
例えば、呼吸や脈拍の計測の必要はないが、使用者71〜7nが離床した場合に直ぐに報知を行いたい場合に用いられる。
具体的には、既に説明した図20に示す処理のみが行われることになる。
例えば、在宅介護等で、呼吸や脈拍の計測の必要はなく、又、離床の報知の必要もないが、使用者71〜7nが長時間離床したら報知を行いたいときに適用される。
具体的には、既に説明した図25の処理のみが行われることになる。
この場合には、在宅介護等で、呼吸や脈拍の計測の必要はないが、長時間連続して在床している異変、等を報知させたい場合に用いられる。
例えば、ベッド31〜3nに居る使用者71〜7nで、時々ベッド31〜3nの横のトイレに行く場合、長時間トイレに行かない異変、等を検知・報知する場合に用いられる(連続在床時間12時間)。
又、寝たきりではない使用者71〜7nが1日中ベッド31〜3nで寝ている異変、等を報知したい場合に用いられる(連続在床時間24時間)。
具体的には、図26に示した処理のみが行われることになる。
この場合には、在宅介護等で、呼吸や脈拍の計測の必要はなく、且つ、離床しても直ぐに報知する必要はないが、長時間連続して離床している異変、長時間連続して在床している異変、等を検知・報知したい場合に用いられる。
例えば、常にベッド31〜3nに居る使用者71〜7nで、時々ベッド31〜3nのサイド等のトイレ(簡易トイレ)に行く場合、何等かの理由でベッド31〜3nに戻れないような異変、長時間トイレに行かないような異変、等の異変を検知・報知したい場合に用いられる(連続離床時間が30分、連続在床時間が12時間)。
又、必ず毎日ベッド31〜3n上で寝ている使用者71〜7nであって、ベッド31〜3n外に居る時がある場合、部屋の何処かで転倒して動けなくなったり、ベッド31〜3nに戻っていない異変、一日中ベッド31〜3nで寝ている異変、等の異変を検知・報知する場合に用いられる(連続離床が24時間、連続在床も24時間)。
具体的には、既に説明した図27に示した処理のみが行われる。
以下、図28及び図29を参照しながら、この無呼吸判別処理について詳細に説明する。
まず、ステップS201において、生体情報収集シート131〜13nから所定の期間(例えば、10秒)分の混在信号をサンプリングデータとして取得する。このサンプリングデータは、呼吸がある場合では、例えば、図29(a)に示すようなものであり、呼吸がない場合では、例えば、図29(c)に示すようなものである。次に、ステップS202に移行し、上記サンプリングデータから絶対値データを得る。この絶対値データは、呼吸がある場合では、例えば、図29(b)に示すようなものであり、呼吸がない場合では、例えば、図29(d)に示すようなものである。
また、図31(c)は横軸に時間(秒)をとり縦軸にセンサ出力(mV、混在信号)をとり、無呼吸の場合のセンサ出力(mV、混在信号)の時間変化を示した図であり、図31(d)は横軸に時間(秒)をとり縦軸にセンサ出力(mV、混在信号)をとり、無呼吸の場合のセンサ出力(mV、混在信号)の絶対値の時間変化を示した図である。
また、上記サンプリングデータは、上記混在信号から、例えば、0.01秒ごとにデータを得たものであり、上記所定の期間(例えば、10秒)であれば、1000個のデータを得られるものである。
まず、離床センサ111〜11nが「オフ」になっていても、誤検知防止の為の所定の離床時間(例えば、2秒)が経過していることを判別した上で離床を報知するようにしており、その上で、生体情報収集シート13から得られた混在信号をそのまま用いて、心肺停止判別処理や体動判別処理を行なって、死亡、発作等の重要事象を報知するようにしているので、死亡、発作等の重要事象を迅速且つ誤判定少なく検知して警報することができる。
又、在床であって、死亡、発作等の重要事象無しと判別された場合には、混在信号に所定の信号処理を施して呼吸、脈拍の情報を取得し、それに基づいて、呼吸異常、脈拍異常を判別して警報するようにしているので、それによって、監視精度を高めることができる。
特に、上記無呼吸判別処理は、所定の時間内(例えば、10秒)において上記混在信号に所定の閾値(最大値の0.3倍、但し、0.5Vより大きい場合は0.5Vに制限)以上の振幅を有する信号が出現する頻度(例えば、500回以下であるか否か)を基準にして行われるものであるため、無呼吸判別処理の精度を高めることができる。また、このような条件を満たす状態が、例えば、3回繰り返された場合に、無呼吸と判別しているため、より、精度を高めることができる。
また、連続離床異常、連続在床異常についても報知するようにしているので、それによっても、監視精度を高めることができる。特に、通常の離床と連続離床異常、連続在床異常を適宜組み合わせることにより、様々なケースに効果的に対応して監視することができる。
また、連続在床異常を報知する場合において、離床の報知を選択することができるようにしているので、それによっても、対応可能なケースを増加させることができる。
また、ホストコンピュータ19が設置されているため、このホストコンピュータ19によって、上記コントロール装置151〜15nを集中管理することができる。
また、コントロール装置151〜15n、ホストコンピュータ19の何れの側においても、各種設定、各種監視が可能な構成になっているので、状況に応じて、何れか一方で各種設定、各種監視を行う、両方で各種設定、各種監視を行う、双方で役割分担する、等、様々な使用形態に対応することができる。
また、上記板状部材81aと突起97との間に僅かな空間を積極的に設けた場合には、離床時に、離床検出スイッチ85にマットレス55の荷重が掛かり難くなり、それによって、離床センサの耐久性を向上させて、誤検知防止を図ることができる。
また、上記センサモジュール111は上記空気室105内に封入されているため、外乱に起因するノイズの発生を抑制することができ、被介護者の呼吸、心拍、脈拍等の生体情報を高感度に検出することができる。
特に、熱収縮チューブ139の内側には接着剤層が備えられているので、熱収縮チューブ139とケーブル135との隙間を介しての空気漏れを完全に防ぐことができる。
なお、上記袋体101自体が、例えば、ポリエチレンやナイロン(登録商標)からなる層を重ねた2層構造又は3層構造を成すガスバリア性の高いシート材103a、103bを熱溶着などによって貼り合わされていて、空気漏れがない構成になっていることは勿論である。
また、上記袋体101内からの空気漏れを防ぐことによって、上記袋体101内への空気の補充なしに長期間にわたって上記生体情報収集シート13の機能・性能を維持することができる。
なお、離床の報知とその他の異常報知、すなわち、心肺停止異常、体動異常、呼吸及び脈拍異常との間の優先順位は、図20に示すものと同じとする。
この第3の実施の形態では、図31及び図32に示すような生体情報収集シート3011〜301nを用いる。この生体情報収集シート3011〜301nは、前記第1、第2の実施の形態の生体情報収集シート131〜13nと略同様の構成であるが、袋体101の図31、図32中上側には、板状の押圧部材303が設置されている。生体情報収集シート3011〜301nは、この押圧部材303側を使用者71〜7n側に向けて設置され、上記押圧部材303を介して、上記袋体101が押圧される構成になっている。
この場合、前記第1、第2の実施の形態の場合と同様の作用・効果に加え、上記押圧部材303を介して上記生体情報収集シート3011〜301nに上記使用者からの振動が伝わりやすくなるので、感度を向上させることができるという作用・効果も奏する。
この場合も、前記第1〜第3の実施の形態の場合と同様の作用・効果を奏する。
また、3つの押圧部材403a、403b、403cが設置されているので、使用者71が、上記生体情報収集シート4011〜401nのどの位置にいても、感度良く生体情報を収集することができる。
まず、設定作業、信号処理、異常判別処理、等を、ホストコンピュータとコントロール装置の何れで行うかは任意であり、例えば、コントロール装置側で信号処理と異常判別処理を行わず、上記コントロール装置から生体情報取集シートの混在信号と離床センサの信号をホストコンピュータに送信し、該ホストコンピュータ側で信号処理と異常判別処理を行う場合も考えられる。
また、コントロール装置とホストコンピュータにおいて信号処理や異常判別を分担して行う場合も考えられ、その他、様々なケースが考えられる。
また、ホストコンピュータを設置しない場合も考えられる。これは、例えば、個人の住宅や在宅介護や介護施設等で、個別に使用し、状態に異常があった場合に、電話やナースコール等で報知して欲しい場合に有効であり、また、大きな部屋に複数のベッドを設置するような場合に有効である。
また、コントロール装置を設置せず、ホストコンピュータに全ての離床センサ及び生体情報収集シートの信号を集約し、上記ホストコンピュータによって全ての離床/在床判別処理、在床動作判別処理を行うことも考えられる。
また、本発明による生体情報監視システムを、クラウドコンピューティングを用いて構成することも考えられる。
また、センサモジュール111に使用されるセンサの種類にもさまざまな場合が考えられる。例えば、圧電センサやマイクロホンを使用することも考えられる。また、フィルタ回路を上記センサモジュール111とは別に設けることも考えられる。
また、上記センサモジュール111に、例えば、無線通信を行う回路や電池を内蔵させる構成とすることも考えられる。この場合、ケーブル135は不要となり、上記袋体101や上記センサモジュール111の封止処理も不要となる。
また、前記第1〜第4の実施の形態の場合には、1個の離床センサを使用した例を挙げて説明したが、これを2個使い、何れか一方が「オン」であれば在床、両方「オフ」の場合に離床とするような構成も考えられる。
その他、図示した構成はあくまで一例である。
71〜7n 使用者
111〜11n 離床センサ
131〜13n 生体情報収集シート
151〜15n コントロール装置
19 ホストコンピュータ
81a 板状部材
81b 板状部材
83a〜83e 支持部材
85 離床検出スイッチ
97 突起
101 袋体
105 空気室
111 センサモジュール
121 焦電型赤外線センサ
123 電子部品(増幅回路)
Claims (16)
- 使用者が横たわるマットレスの下に設置される離床センサと、
上記マットレスの下に設置される生体情報収集シートと、
上記離床センサからの信号及び上記生体情報収集シートからの信号に基づいて上記使用者の離床/在床と生体情報を監視する監視装置と、
からなる生体情報監視システムにおいて、
上記監視装置は、上記離床センサからの信号に基づいて上記使用者の離床/在床を判定すると共に、上記生体情報収集シートからの混在信号に基づいて重要事象の有無を判定し、在床且つ重要事象無しと判定した場合に上記生体情報収集シートからの混在信号を演算処理して得られた各種生体情報を報知するものであり、
上記監視装置は、離床/在床、心肺停止、体動、呼吸、脈拍の各判定に基づき、離床/在床、心肺停止、体動、呼吸、脈拍の順に異常の警報を出力し、上位の警報を出力した場合には下位の警報を出力しないことを特徴とする生体情報監視システム。 - 請求項1記載の生体情報監視システムにおいて、
上記離床/在床の警報に際しては、それより下位の警報を抑制する処理を行なうことにより、上位の警報を出力した場合には下位の警報を出力しないようにしたことを特徴とする生体情報監視システム。 - 請求項2記載の生体情報監視システムにおいて、
上記心肺停止、体動、呼吸、脈拍の警報に際しては、それぞれ処理時間を所定値に設定することにより、上位の警報を出力した場合には下位の警報を出力しないようにしたことを特徴とする生体情報監視システム。 - 使用者が横たわるマットレスの下に設置される離床センサと、
上記マットレスの下に設置される生体情報収集シートと、
上記離床センサからの信号及び上記生体情報収集シートからの信号に基づいて上記使用者の離床/在床と生体情報を監視する監視装置と、
からなる生体情報監視システムにおいて、
上記監視装置は、上記離床センサからの信号に基づいて上記使用者の離床/在床を判定すると共に、上記生体情報収集シートからの混在信号に基づいて重要事象の有無を判定し、在床且つ重要事象無しと判定した場合に上記生体情報収集シートからの混在信号を演算処理して得られた各種生体情報を報知するものであり、
上記生体情報収集シートは、複数の空気室が設けられ内部が連通していて全体としてシート状に設けられた袋体と、上記空気室に設けられたセンサ及び該センサからの信号を増幅する回路を基板上に設けてなるセンサモジュールとから構成されていて、
上記生体情報収集シートの使用者側の面には板状の押圧部材が設置されていることを特徴とする生体情報監視システム。 - 請求項1〜請求項4の何れかに記載の生体情報監視システムにおいて、
上記監視装置は、更に無呼吸判別を行うものであることを特徴とする生体情報監視システム。 - 請求項5記載の生体情報監視システムにおいて、
上記無呼吸判定は所定の時間内において上記混在信号に所定の閾値以上の振幅を有する信号が出現する頻度に基づいて行われるものであることを特徴とする生体情報監視システム。 - 請求項1〜請求項6の何れかに記載の生体情報監視システムにおいて、
上記離床/在床の判定は、上記離床センサのオン/オフ信号の内、オフ信号を検出している離床検出時間が所定の誤検知防止時間を超えた場合でも離床判定せずに、オフ信号を検出している離床検出時間が所定の連続離床時間を超えた場合に連続離床異常と判定するものであることを特徴とする生体情報監視システム。 - 請求項1〜請求項6の何れかに記載の生体情報監視システムにおいて、
上記離床/在床の判定は、上記離床センサのオン/オフ信号の内、オフ信号を検出している離床検出時間が所定の誤検知防止時間を超えた場合に離床判定するものであると共に、上記離床センサのオン/オフ信号のオン信号を検出している在床検出時間が所定の連続在床時間を超えた場合に連続在床異常と判定するものであることを特徴とする生体情報監視システム。 - 請求項1〜請求項6の何れかに記載の生体情報監視システムにおいて、
上記離床/在床の判定は、上記離床センサのオン/オフ信号の内、オフ信号を検出している離床検出時間が所定の誤検知防止時間を超えた場合でも離床判定せずに、オフ信号を検出している離床検出時間が所定の連続離床時間を超えた場合に連続離床異常と判定するものであるとともに、上記離床センサのオン/オフ信号のオン信号を検出している在床検出時間が所定の連続在床時間を超えた場合に連続在床異常と判定するものであることを特徴とする生体情報監視システム。 - 請求項8記載の生体情報監視システムにおいて、
上記離床判定に関して報知の有無を選択可能に構成したことを特徴とする生体情報監視システム。 - 請求項1〜請求項10の何れかに記載の生体情報監視システムにおいて、
上記監視装置は上記マットレスの近傍に設置されたコントロール装置及び又は遠隔配置されたホストコンピュータであることを特徴とする生体情報監視システム。 - 請求項11記載の生体情報監視システムにおいて、
上記マットレスは複数あって、上記コントロール装置も各マットレスに対応して各設置されており、
それら全てのコントロール装置が遠隔配置された1台のホストコンピュータにつながっていることを特徴とする生体情報監視システム。 - 請求項12記載の生体情報監視システムにおいて、
上記コントロール装置により上記生体情報を得て報知するとともに、上記遠隔配置された1台のホストコンピュータによって、上記各コントロール装置における各種生体情報の概要の一覧表示と特定の1台のコントロール装置における各種生体情報の詳細表示とを切替表示することを特徴とする生体情報監視システム。 - 請求項1〜請求項13の何れかに記載の生体情報監視システムにおいて、
上記離床センサは、平行に設置された一対の板状部材と、上記一対の板状部材の間に設けられた弾性支持部材と、上記一対の板状部材の間に設置され該一対の板状部材を介して選択的に押圧される離床検出スイッチと、から構成されることを特徴とする生体情報監視システム。 - 請求項14記載の生体情報監視システムにおいて、
上記離床検出スイッチには、上記板状部材と当接される突起が設けられていることを特徴とする生体情報監視システム。 - 請求項14記載の生体情報監視システムにおいて、
上記離床検出スイッチの突起と上記板状部材との間には所定の隙間が設けられていることを特徴とする生体情報監視システム。
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