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JP6655026B2 - 窓 - Google Patents

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JP6655026B2
JP6655026B2 JP2016564891A JP2016564891A JP6655026B2 JP 6655026 B2 JP6655026 B2 JP 6655026B2 JP 2016564891 A JP2016564891 A JP 2016564891A JP 2016564891 A JP2016564891 A JP 2016564891A JP 6655026 B2 JP6655026 B2 JP 6655026B2
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Description

本発明は、断熱性能を向上させた窓に関する。
建築物の外壁として窓ガラスを使用する場合には、室内の冷暖房の効率を高めるために、所定の断熱性能(熱貫流率:U値(JIS R3107:1998年)、単位:W/m・K)が要求される。このため、近年では、単板のガラス板と比較して断熱性能が高い(すなわち、U値が低い)複層ガラス(特許文献1等参照)が、窓ガラスのガラス板として使用される傾向にある。
ところで、特許文献2には、矩形状の複層ガラスの四辺の縁部が、框枠体(窓枠)のガラス溝に挿入されてなる窓が開示されている。また、複層ガラスの下辺の小口面は、セッティングブロックを介して、框枠体の下框に支持されている。更に、下框には、上下方向に貫通する水抜き孔(孔部)が複数設けられており、下框のガラス溝内に浸入した雨水等を水抜き孔から室外に排水するようにしている。
なお、前記セッティングブロックは、特許文献3に敷板として開示されているように、略直方体形のもので、見付方向の二箇所に一般的に設けられるものであり、複層ガラスの下辺の小口面の全面のうち一部の面がセッティングブロックを介して下框に支持される。つまり、セッティングブロックを除く部分では、下框のガラス溝と複層ガラスの下辺の小口面との間に隙間が生じている。
特開2014−133675号公報 特開2014−118761号公報 特開2014−201981号公報
従来の窓は、窓ガラスとして複層ガラスを使用し、複層ガラスの四辺の縁部を気密材又はシール材よって窓枠に取り付けることにより、断熱性能を高めている。
しかしながら、従来の窓は、外気の風圧によって複層ガラスの室外側のガラス板が室内側に撓んだ際に以下の問題が発生する。すなわち、窓枠のガラス溝内に侵入してきた冷気又は暖気が、ガラス溝と複層ガラスの小口面との間の隙間から漏気して、複層ガラスの室内側のガラス板を冷却したり、加熱したりする。このため、従来の窓では、高い断熱性能を得ることが難しいという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、断熱性能を高めることができる窓を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、前記目的を達成するために、主面と小口面とを有するガラス板と、前記ガラス板の前記小口面が装着される溝部を有し、前記溝部に備えられるとともに室外側外気と連通された孔部を有する窓枠と、を備えた窓において、前記ガラス板の前記小口面と前記窓枠の前記溝部との間の隙間には、前記隙間を閉塞する気密材が備えられ、前記気密材は、前記孔部に対して室内側に配置されることを特徴とする窓を提供する。
本発明の一態様によれば、ガラス板の小口面と窓枠の溝部との間の隙間に気密材を配置して、隙間を閉塞したので、隙間からの漏気を防止でき、これによって、断熱性能を高めることができる。また、気密材は、溝部に備えられた排水用等の孔部に対して室内側に配置されているので、気密材が堰となる。これにより、溝部に浸入した水分を、孔部から室外に確実に排水することができる。
本発明の一態様は、前記ガラス板は、少なくとも2枚のガラス板がスペーサーを介して隔置されてなる複層ガラスであることが好ましい。
本発明の一態様によれば、断熱性能が高い複層ガラスをガラス板として使用することによって、断熱性能をより一層高めることができる。
本発明の一態様は、前記気密材は、前記ガラス板の前記小口面に備えられていることが好ましい。
本発明の一態様によれば、気密材をガラス板の小口面に備えることにより、ガラス板と気密材とを一体化させたので、窓の施工性が向上する。
本発明の一態様は、前記複層ガラスの前記小口面には支持板が配置され、前記支持板に前記気密材が備えられることが好ましい。
本発明の一態様によれば、複層ガラスの小口面に支持板を配置し、この支持板に気密材を備えることにより、複層ガラスと気密材とを一体化させたので、窓の施工性が向上する。また、複層ガラスを構成するガラス板の板厚が薄く、これらのガラス板の小口面に気密材を備えることが困難な場合、本発明の一態様の如く構成することにより、複層ガラスの小口面に気密材を配置することができる。気密材は、支持板と一体成型することによって支持板に配置することができる。
本発明の一態様は、前記気密材は、前記ガラス板の前記小口面に備えられた第1の気密材と、前記窓枠の前記溝部に備えられた第2の気密材からなり、前記第1の気密材と前記第2の気密材とが当接されることが好ましい。
本発明の一態様は、前記気密材は、前記複層ガラスの支持板に備えられた第1の気密材と、前記窓枠の前記溝部に備えられた第2の気密材とからなり、前記第1の気密材と前記第2の気密材とが当接されることが好ましい。
本発明の一態様によれば、第1の気密材と第2の気密材とから気密材を構成し、ガラス板を窓枠の溝部に装着した際に、第1の気密材と第2の気密材とが当接するので、気密材の機能を発揮することができる。
なお、本発明の気密材は、ガラス板の自重を窓枠に支持させるためのセッティングブロックを避けて配置される。
本発明の一態様は、前記溝部が、窓枠の下辺の見込み壁であることが好ましい。
本発明によれば、断熱性能を高めることができる窓を提供することができる。
第1の実施形態に係る窓の縦断面図 第2の実施形態に係る窓の下部の縦断面図 第3の実施形態に係る窓の下部の縦断面図 図3に示した多重ガラス障子の全体の一部分解斜視図 図4に示した多重ガラス障子の下部の縦断面図 スペーサー同士を接続するコーナーキーの分解斜視図 支持板同士を接続するコーナーキーの分解斜視図 スペーサーとコーナーキーとをネジにより接続した状態、及び支持板とコーナーキーとをネジにより接続した状態を示した要部説明図
以下、添付図面に従って、本発明に係る窓の実施形態について説明する。
〔第1の実施形態の窓10の構成〕
図1は、第1の実施形態に係る窓10の縦断面図であって、窓10の上下方向の中央部を省略して示した縦断面図である。この窓10は、窓枠12の見込壁(すなわち、溝部)14に、矩形状のガラス板16の四辺の縁部が装着されることにより構成される。また、窓枠12は、建物の躯体の開口部(不図示)に固定、又は建物の躯体の開口部に固定された窓枠の内側に固定されたものであり、硬質合成樹脂材料又はアルミニウム合金の押出形材であることが好ましい。
窓枠12には、押縁18及び気密材20が備えられる。押縁18は、窓枠12の見込壁14に備えられた押縁装着用溝部22に、その嵌合部18Aが着脱自在に装着され、そのリップ部18Bが、ガラス板16の室外側の主面16Aに密着される。一方、気密材20は、窓枠12の室内側壁24に備えられた気密材装着用溝部26に、その嵌合部20Aが装着され、そのリップ部20Bが、ガラス板16の室内側の主面16Bに密着される。これにより、ガラス板16は、室外側及び室内側から押縁18と気密材20とによって押し付けられて窓枠12に保持される。
ガラス板16の下辺の小口面16Cは、不図示のセッティングブロックを介して見込壁14に支持されている。また、ガラス板16の四辺の全ての小口面16Cには、気密材28が接着されており、前記セッティングブロックに接触された小口面16Cを除く、全ての小口面16Cと見込壁14との間の隙間が気密材28によって閉塞されている。
また、気密材28は、窓枠12の下辺の見込壁14に備えられている枠体の下辺の排水孔(すなわち、請求項1において言及されている孔部。以下、孔部30をもって表記する。)30に対して室内側に配置される。孔部30は、見込壁14の長手方向に沿って間隔をもって複数備えられる。
更に、孔部30に対して気密材28が近接配置され、見込壁14に浸入した雨水等の水分が、堰として機能する気密材28に堰き止められて、孔部30からの排水を確実なものとしている。孔部30から排水された水分は、窓枠12の室外側下部に備えられた外部排水用の孔部32から室外に排水される。よって、孔部30は、外部排水用の孔部32を介して室外側外気と連通されている。なお、気密材28としては、樹脂製、ゴム製、又は発泡体でも適用できる。また、この窓10は、開閉することができないFIX窓又は開閉可能な窓の可動障子である。
〔窓10の特徴〕
第1の実施形態の窓10によれば、ガラス板16の小口面16Cと窓枠12の見込壁14との間の隙間に、気密材28を配置して隙間を閉塞した。これにより、前記隙間からの漏気を防止できるので、断熱性能を高めることができる。また、気密材28は、見込壁14に備えられた孔部30に対して室内側に近接して配置されているので、気密材28が堰となる。これにより、見込壁14に浸入した水分を、孔部30から外部排水用の孔部32を介して室外に確実に排水することができる。
また、第1の実施形態の窓10によれば、気密材28をガラス板16の小口面16Cに備えることにより、ガラス板16と気密材28とを一体化させたので、窓10の施工性が向上する。
〔第2の実施形態の窓40の構成及び特徴〕
図2は、第2の実施形態の窓40の下部の縦断面図である。なお、図1に示した窓10と同一又は類似の部材については同一の符号を付し、その説明は省略する。
図2に示した気密材28は、ガラス板16の小口面16Cに接着によって備えられた第1の気密材42と、窓枠12の見込壁14に接着によって備えられた第2の気密材44からなり、第1の気密材42と第2の気密材44とが当接されている。
第2の実施形態の窓40によれば、第1の気密材42と第2の気密材44とから気密材28(図1参照)を構成し、ガラス板16を窓枠12の見込壁14に装着した際に、第1の気密材42と第2の気密材44とが当接するので、気密材28と同様の機能を発揮することができる。
第1の気密材42と第2の気密材44との当接形態は、図2の如く互いの形状を略L字状とし、その先端部の屈折部42A、44A同士を係合させる形態でもよく、また、互いの形状をブロック状とし、それらのブロックの対向面同士を当接させる形態でもよい。
〔第3の実施形態の窓50の構成〕
図3は、第3の実施形態に係る窓50の下部の縦断面図である。なお、図1に示した窓10と同一又は類似の部材については同一の符号を付し、その説明は省略する。
第3の実施形態の窓50は、窓枠12の見込壁14に、多重ガラス障子(すなわち、複層ガラス)52の四辺の縁部を装着することにより構成される。
窓50の特徴を説明する前に、まず、多重ガラス障子52の構成について説明する。
ここで、多重ガラス障子52とは、後述する4本のスペーサーが一体化された枠体を用い、断熱性能を最大限に発揮できると想定される5枚のガラス板を隔置して構成されたものである。また、後述する4層の分割中空層には、空気よりも熱伝導率が小さいアルゴンガスが封入されており、断熱性能がより一層向上されている。
なお、多重ガラス障子52は、本発明における複層ガラスの範疇に含まれるものである。
なお、高い断熱性が特に要求されない場合には、上述の分割中空層には、乾燥空気や、その他の不活性ガスが充填されてもよい。
〈多重ガラス障子52の全体構成〉
図4は、多重ガラス障子52の全体の一部分解斜視図であり、図5は、多重ガラス障子52の下部の縦断面図である。
図4では、多重ガラス障子52に備えられた気密材28を、実際の寸法に対して誇大化して示している。気密材28は、多重ガラス障子52の四辺に沿って配置されているが、多重ガラス障子52の下辺においては、2個のセッティングブロックSBを避けるように3個に分割して配置されている。なお、多重ガラス障子52の下辺に備えられる気密材28及びセッティングブロックSBは、これらを分かり易く示すために、多重ガラス障子52の下辺に対して離間して示している。
図3〜図5の如く、多重ガラス障子52は、建築物の室外側に配置されるガラス板54と、室内側に配置されるガラス板56と、ガラス板54とガラス板56との間に配置された3枚の中間ガラス板58A、58B、58Cと、ガラス板54とガラス板56と隔置し、かつ中間ガラス板58A、58B、58Cを隔置して保持するスペーサー60と、スペーサー60を外側から支持する支持板62とを備えている。この支持板62と気密材28とが一体成型されている。
角部において突き合わされた4本の支持板62は、コーナーキー(コーナーピースとも言う。)64によってそれぞれ接続される。なお、中間ガラス板58A、58B、58Cを総称する場合には、単に中間ガラス板58と称する。
ガラス板54とガラス板56とは、その周囲においてスペーサー60により隔置される。これにより、ガラス板54とガラス板56との間に中空層が形成される。ガラス板54とガラス板56とスペーサー60とにより形成される中空層は、周囲においてスペーサー60により封着されるとともに、3枚の中間ガラス板58A、58B、58Cが隔置して配置されることにより、中空層が4層の分割中空層66に分割される。
<スペーサー60>
図5の如く、スペーサー60は、ガラス板54とガラス板56との間隔を保持する内面部68及び外面側部70、内面部68及び外面側部70に連設されてガラス板54、56の内面に当接する側辺部72、72、及び乾燥剤74(図3参照)が充填される複数の空間部76から構成される。
スペーサー60には、3枚の中間ガラス板58A、58B、58Cの周辺部の一部を保持するために、スペーサー60の内面部68に3列の溝部78が設けられる。3列の溝部78は、3枚の中間ガラス板58A、58B、58Cを平行に配置するように、スペーサー60の長手方向に沿って平行に形成される。
実施形態では、中間ガラス板58を保持するための溝部78を形成することによって空間部76が左右方向に4分割されている。空間部76の個数は、中間ガラス板58の枚数に応じて決定される。実施形態のスペーサー60は、複数の空間部76と複数の溝部78とを有するように一体的に形成されている。
実施形態のスペーサー60の溝部78には、中間ガラス板58A、58B、58Cの端部を支持するための、グレージングチャンネル80が嵌合されている。グレージングチャンネル80により、スペーサー60の溝部78に中間ガラス板58A、58B、58Cを容易に密着固定することができる。また、グレージングチャンネル80を偏芯させることで各分割中空層66の厚さを変えることもできる。
また、グレージングチャンネル80を、溝部78において部分的に配置することもできる。
グレージングチャンネル80として、図5に示す形状に限定されず他の形状のグレージングチャンネル80を使用することもできる。
2枚のガラス板54、56が矩形の平板形状である場合、ガラス板54、56は、4辺の周縁付近に配置された4本のスペーサー60により隔置される。
〈コーナーキー82〉
図6は、スペーサー60同士を接続するコーナーキー82を示した分解斜視図である。
スペーサー60の各端部が突き合わされる4つの角においては、隣接するスペーサー60同士がスペーサー接続部材であるコーナーキー82により連結され、連続する枠状のスペーサーが構成される。
スペーサー60は、コーナーキー82の本体部84に対面する端面86を有している。スペーサー60の内面部68には通し孔88が形成されている。通し孔88は、空間部76(図5参照)に連通されている。
コーナーキー82は、本体部84と、本体部84から突出しL字状に配置された挿入部90を有しており、挿入部90には通し孔92が形成されている。コーナーキー82は、L字状に配置された挿入部90がスペーサー60の複数の空間部76に対応して本体部84と一体的に形成されている。
<支持板62>
図3、図5の如く、支持板62は、スペーサー60を支持し、補強する部材である。このため、支持板62は、各スペーサー60の外面側部70に対向する位置に配置されている。隣接する2本の支持板62は、図7の如くコーナーキー64により連結される。
支持板62とガラス板54との間、支持板62とガラス板56との間には、二次シール材118が設けられている。また、スペーサー60と支持板62との間には透湿防止層102が設けられている。
実施形態では、支持板62は、複数の中空部98を有するように一体的に形成されている。支持板62は、支持板形成材料によって成型される。成型方法としては、支持板形成材料を用いた押し出し成型法、共押し出し成型法、又は射出成型法等の成型法を用いることができる。
支持板形成材料としては、合成樹脂材料が好ましく使用される。支持板形成用の合成樹脂材料としては、硬質塩化ビニル樹脂材料、アクリロニトリル・スチレン樹脂材料、及びこれらにガラス繊維材を入れたものが好ましいが、これらの熱可塑性合成樹脂材料に限定されるものではなく、各種熱可塑性合成樹脂材料も使用できる。
また、支持体形成材料としては、一種に限らず、複数種の材料を用いて複合構造としてもよい。例えば、異なる樹脂材料を共押し出し成型法により部分的に異なる合成樹脂材料からなる複合構造の支持体としてもよく、合成樹脂材料とアルミニウム材料からなる複合構造の支持体としてもよい。この複合構造の場合、いずれか一種のスペーサー形成材料により一体成型されていればよい。一体成型された支持板62は、部分的に、又は全体に異なる合成樹脂材料及び/又は金属材料が接合されていてもよい。特に、硬質の塩化ビニル樹脂材料やアクリロニトリル・スチレン樹脂材料により形成された支持板62は、多重ガラス障子52として用いたとき、断熱性に優れており、一体成型が容易で、耐久性に優れ、安価である。
〈コーナーキー64〉
図7は、支持板62同士を接続するコーナーキー64の分解斜視図である。
支持板62の各端部が突き合わされる4つの角のコーナーにおいては、隣接する支持板62同士が支持板接続部材であるコーナーキー64により連結され、連続する枠状の支持板が構成される。
コーナーキー64は、本体部104と、本体部104から突出しL字状に配置された挿入部112を有しており、挿入部112には通し孔114が形成されている。コーナーキー64は、L字状に配置された挿入部112が支持板62の複数の中空部98に対応して本体部104と一体的に形成されている。
支持板62とコーナーキー64とを連結した際、支持板62の通し孔110とコーナーキー64の挿入部112の通し孔114とは重なる位置に、位置合わせされる。固定部材であるネジ116が、外面部108から支持板62の通し孔110に挿入される。ネジ116は支持板62を貫通し、挿入部112の通し孔114に達する。
<シール材100、二次シール材118>
図5の如く、多重ガラス障子52は、シール材(すなわち、一次シール材)100及び二次シール材118を備えている。ガラス板54とガラス板56とに対向するスペーサー60の側辺部72、72が、シール材100であるブチルゴムによってガラス板54とガラス板56とに接合される。そして、スペーサー60の外面側部70の側に二次シール材118であるポリサルファイド系又はシリコーン系のシーリング材が充填される。これによって、多重ガラス障子52が構成される。シール材100及び二次シール材118は、上記形態に限定されず、ガラス板54、56との接合と、スペーサー60の外面側部70の側に塗布するシール材を同一の材料としてもよい。さらに、二次シール材118の外周に二次シール材118を保護する別のシール材を有してもよい。
多重ガラス障子52において、スペーサー60を支持する支持板62が設けられているので、二次シール材118は、支持板62とガラス板54との間、支持板62とガラス板56との間に設けられる。
なお、実施形態において、支持板62が設けられているので、透湿防止層102を保護することができる。以上が、多重ガラス障子52の構成である。
次に、第3の実施形態の窓50の特徴について説明する。
〔窓50の特徴〕
図3の如く、第3の実施形態の窓50によれば、多重ガラス障子52の支持板62(小口面)と窓枠12の見込壁14との間の隙間に、気密材28を配置して隙間を閉塞した。これにより、前記隙間からの漏気を防止できるので、断熱性能を高めることができる。
また、気密材28は、見込壁14に備えられた孔部30に対して室内側に近接して配置されているので、気密材28が堰となる。これにより、見込壁14に浸入した水分を、孔部30から外部排水用の孔部32を介して室外に確実に排水することができる。
また、第3の実施形態の窓50によれば、断熱性能が高い複層ガラスである多重ガラス障子52を窓ガラス板として使用したので、断熱性能をより一層高めることができる。
更に、第3の実施形態の窓50によれば、気密材28を支持板62に備えることにより、多重ガラス障子52と気密材28とを一体化でき、窓50の施工性が向上する。
更にまた、多重ガラス障子52に支持板62を設けることにより、スペーサー60を支持板62によって補強することができ、このような補強板として機能する支持板62に気密材28を一体成型したので、支持板62を補強板として、かつ気密材28を備えるための部材として有効利用することができる。つまり、多重ガラス障子52を構成するガラス板54、56、及び中間ガラス板58の板厚が薄く、それらのガラス板の小口面に気密材を備えることが困難な場合に有利となる。
また、支持板62に、図2に示した気密材42を備えるとともに、見込壁14に気密材44を備え、気密材42と気密材44とを当接させて気密機能を発揮させてもよい。
本発明によれば、断熱性能を高めることができる窓を提供することができる。
なお、2014年12月19日に出願された日本特許出願2014−256801号の明細書、特許請求の範囲、図面および要約書の全内容をここに引用し、本発明の開示として取り入れるものである。
10…窓、12…窓枠、14…見込壁(すなわち、溝部)、16…ガラス板、18…押縁、20…気密材、22…押縁装着用溝部、24…室内側壁、26…気密材装着用溝部、28…気密材、30…孔部、32…孔部(外部排水用)、40…窓、42…第1の気密材、44…第2の気密材、50…窓、52…多重ガラス障子(すなわち、複層ガラス)、54…ガラス板、56…ガラス板、58…中間ガラス板、60…スペーサー、62…支持板、64…コーナーキー、66…分割中空層、68…内面部、70…外面側部、72…側辺部、74…乾燥剤、76…空間部、78…溝部、80…グレージングチャンネル、82…コーナーキー、84…本体部、86…端面、88…通し孔、90…挿入部、92…通し孔、94…ネジ、96A、96B、96C、96D…低放射膜、98…中空部、100…シール材、102…透湿防止層、104…本体部、106…端面、108…外面部、110…通し孔、112…挿入部、114…通し孔、116…ネジ、118…二次シール材。

Claims (6)

  1. 主面と小口面とを有するガラス板と、前記ガラス板の前記小口面が装着される溝部を有し、前記溝部に備えられるとともに室外側外気と連通された孔部を有する窓枠と、を備えた窓において、
    前記ガラス板の前記小口面と前記窓枠の前記溝部との間の隙間には、前記隙間を閉塞する気密材が備えられ、
    前記気密材は、前記孔部に対して室内側に配置され
    前記気密材は、前記ガラス板の前記小口面に備えられている窓。
  2. 前記ガラス板は、少なくとも2枚のガラス板がスペーサーを介して隔置されてなる複層ガラスである請求項1に記載の窓。
  3. 主面と小口面とを有するガラス板と、前記ガラス板の前記小口面が装着される溝部を有し、前記溝部に備えられるとともに室外側外気と連通された孔部を有する窓枠と、を備えた窓において、
    前記ガラス板の前記小口面と前記窓枠の前記溝部との間の隙間には、前記隙間を閉塞する気密材が備えられ、
    前記気密材は、前記孔部に対して室内側に配置され、
    前記ガラス板は、少なくとも2枚のガラス板がスペーサーを介して隔置されてなる複層ガラスであり、
    前記複層ガラスの前記小口面には支持板が配置され、前記支持板に前記気密材が備えられる窓
  4. 主面と小口面とを有するガラス板と、前記ガラス板の前記小口面が装着される溝部を有し、前記溝部に備えられるとともに室外側外気と連通された孔部を有する窓枠と、を備えた窓において、
    前記ガラス板の前記小口面と前記窓枠の前記溝部との間の隙間には、前記隙間を閉塞する気密材が備えられ、
    前記気密材は、前記孔部に対して室内側に配置され、
    前記気密材は、前記ガラス板の前記小口面に備えられた第1の気密材と、前記窓枠の前記溝部に備えられた第2の気密材からなり、前記第1の気密材と前記第2の気密材とが当接される窓
  5. 主面と小口面とを有するガラス板と、前記ガラス板の前記小口面が装着される溝部を有し、前記溝部に備えられるとともに室外側外気と連通された孔部を有する窓枠と、を備えた窓において、
    前記ガラス板の前記小口面と前記窓枠の前記溝部との間の隙間には、前記隙間を閉塞する気密材が備えられ、
    前記気密材は、前記孔部に対して室内側に配置され、
    前記ガラス板は、少なくとも2枚のガラス板がスペーサーを介して隔置されてなる複層ガラスであり、
    前記気密材は、前記複層ガラスの支持板に備えられた第1の気密材と、前記窓枠の前記溝部に備えられた第2の気密材からなり、前記第1の気密材と前記第2の気密材とが当接される窓
  6. 前記溝部は、窓枠の下辺の見込み壁である請求項1〜のいずれか1項に記載の窓。
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