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JP6654956B2 - 光照射装置 - Google Patents

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JP6654956B2 JP2016074358A JP2016074358A JP6654956B2 JP 6654956 B2 JP6654956 B2 JP 6654956B2 JP 2016074358 A JP2016074358 A JP 2016074358A JP 2016074358 A JP2016074358 A JP 2016074358A JP 6654956 B2 JP6654956 B2 JP 6654956B2
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Description

本発明は、LED基板が複数配列された光照射装置に関するものである。
例えば電子回路基板向けの露光装置では、従来、光源として水銀ランプが用いられている(特許文献1参照)。近年、消費電力や排出COの削減、光源の長寿命化、水銀未使用等により環境負荷の低減を実現するために、露光装置においても水銀ランプの代わりにLED光源への置き換えが求められつつある。
ところが、LED1個の紫外光の光出力は、水銀ランプに比べて小さいため、同等の光出力を得るためには、多数のLEDを使用する必要があり、露光装置に使用するには、大面積の面光源となる。また、LEDは拡散光源であるため、露光装置のフライアイレンズに紫外光を効率よく照射するためには、各LEDから出た紫外光をレンズで概略平行な方向へ出射し、コンデンサレンズによって各概略平行な紫外光をフライアイレンズへ集光する必要がある。
このような構成にすることで、複数のLEDが配列されたLED基板の内、1個又は2個程度のLEDが不点灯になったり、放射照度が低下したりしたとしても、基板を露光する露光面では、全体としての放射照度ムラを抑えることができる。
しかしながら、各LEDから射出される光が特に紫外光の場合、レンズアレイを樹脂製とすると、その劣化によってその機能が損なわれてしまうため、ガラス等の材料を用いる必要がある。
ところが、ガラスは樹脂に比べて比重が大きいので、例えば露光装置に必要とされるほどの面積を有した1枚物のレンズアレイを作成しようとすると非常に重くなってしまう。このため、大きな1枚物のレンズアレイを作成することは製造上の限界やコストの問題によって実現が難しい。また、レンズを接着剤で繋ぎ合わせると、レンズ同士の位置精度が悪化することや、紫外光による接着剤の劣化により長期の耐久性に問題がある。したがって、必要となる面積よりも小さい複数のレンズアレイに分割して形成することになる。
しかしながら、レンズアレイが複数に分割されて形成されていると、それに合わせてLED基板を分割して形成する必要がある。さらに、全体としての放射照度ムラを抑え、均一な光が全体から射出されるようにするには各レンズアレイと各LED基板の光軸をそれぞれ高精度に位置合わせしなくてはならない。
このため、露光装置に用いられるような大面積の面光源を有した光照射装置を製造しようとすると、水銀ランプと比較して組み立てにかかる手間が大きくなり、製造コストが上昇するため安価なものにするのが難しい。
特開2010−33094号公報
本発明は上述したような問題を鑑みてなされたものであり、簡単な位置合わせだけで複数のLED基板上に配置された複数のLEDの光軸と、複数のレンズアレイに形成された複数のレンズの光軸とを精度よく一致させることができ、大面積の面光源を安価に実現することができる光照射装置を提供することを目的とする。
すなわち、本発明に係る光照射装置は、LED基板と、前記LED基板上に配置されるレンズアレイとを具備する4つの照射ユニットと、4つの前記照射ユニットがそれぞれ押し当てられ、4つの前記照射ユニットを規定の位置に配置させる4つの配置基準面を具備する位置決め部材とを備え、前記LED基板が、LED基準端面と、前記LED基準端面を基準として当該LED基準端面からの距離に基づいて配列された複数のLEDとを具備し、前記レンズアレイが、レンズ基準端面と、前記レンズ基準端面を基準として当該レンズ基準端面からの距離に基づいて配列された複数のレンズとを具備し、4つの前記照射ユニット及び4つの配置基準面が、4回回転対称となるように配置されており、1つの前記配置基準面に対して1つの前記照射ユニットにおける前記LED基準端面及び前記レンズ基準端面が押し当てられていることを特徴とする。
このようなものであれば、光照射装置を大面積の面光源とするために照射ユニットを1種類だけ製造すればよい。さらに、各照射ユニットを位置決め部材の配置基準面に対してそれぞれ周方向に対して同じ向きに押し当てていくだけで、複数のLEDと複数のレンズを同じ位置に配置し、それぞれの光軸を一致させることができる。したがって、大面積の面光源を得るために複数要素に分割しているにもかかわらず、面光源全体における放射照度ムラを抑えつつ、組み立て時における各LEDと各レンズ間の光軸合わせの手間やコストを大幅に低減できる。このため、本発明に係る光照射装置であれば、例えば露光装置に求められるような大面積の面光源をLEDで安価に実現することが可能となる。
複数のLEDの二次元的な位置と、複数のレンズの二次元的な位置とが一致するように簡単に配置して、それぞれの光軸を精度よく一致できるようにするには、前記配置基準面が、第1側面と、前記第1側面と直交関係にある第2側面とからなり、前記LED基準端面が、前記第1側面に押し当てられる第1LED端面と、前記第1LED端面と直交関係にあるとともに前記第2側面に押し当てられる第2LED端面とからなり、前記レンズ基準端面が、前記第1側面に押し当てられる第1レンズ端面と、前記第1レンズ端面と直交関係にあるとともに前記第2側面に押し当てられる第2レンズ端面とからなるものであればよい。
大面積の面光源としやすく、位置決め部材に対する照射ユニットの取り付け作業を簡単にするには、前記位置決め部材が、十字状に形成されており、各象限ごとに前記第1側面及び前記第2側面が形成されていればよい。
LEDとレンズの光軸が一致するようにLED基板とレンズアレイが配置された状態で固定するための作業数を減らせるとともに、レンズアレイに大きな力がかかって割れてしまうことを防ぐには、LED基板と位置決め部材の上面に取り付けられ、隣接する前記照射ユニットの前記レンズアレイの両方を押圧固定する押圧体をさらに備えたものであればよい。
各LED基板で発生する熱を放熱するヒートシンクがある場合でも、各LED基板に電力を供給するための電力供給ケーブルをヒートシンクの外側へ回す必要がなく、例えば各照射ユニットとヒートシンクを収容するケーシング構造が複雑化するのを防ぎ、製造コストを低減できるようにするには、4つの前記照射ユニットの下側に設けられたヒートシンクをさらに備え、前記ヒートシンクが、4つの前記LED基板へ接続される電力供給ケーブルを通すための貫通穴を4つ備えており、各貫通穴が、4回回転対称となるように配置されていればよい。
前記電力供給ケーブルをヒートシンクの上側の面から下側の面へ導く場合における取り回しをさらに良くし、組み立てにかかる製造コストを低減できるようにするには、前記各LED基板が、前記LED基準端面とは反対側に前記電力供給ケーブルが接続される電源コネクタを具備し、前記LED基板が前記位置決め部材に押し当てられた状態において、前記貫通穴が前記LED基板の外側かつ前記電源コネクタの近傍に配置されていればよい。
ヒートシンクにおける下側の面でも電力供給ケーブルの取り付けを簡単にできるようにするための具体的な構成としては、前記ヒートシンクが板状であり、前記ヒートシンクにおいて前記照射ユニットが設けられていない側に設けられた中継ユニットをさらに備え、前記中継ユニットが、前記LED基板と前記電力供給ケーブルで接続されるとともに、電源ケーブルで外部電源と接続されるように構成されているものが挙げられる。
このように本発明に係る光照射装置によれば、同じ形状の照射ユニットについてその向きを回転方向に対して揃えながら位置決め部材に対して押し付けていくだけで、LED基板及びレンズアレイ上にあるLED及びレンズの光軸を一致させることができる。したがって、簡単な取り付け作業のみで面光源としての放射照射ムラを小さくすることができ、LEDによって大面積の面光源を安価に製造することができる。
本発明の一実施形態に係る光照射装置を示す模式的斜視図。 同実施形態において光照射装置のカバー、コンデンサレンズ、及び、レンズアレイを取り外した状態を示す模式的上面図。 同実施形態において光照射装置のカバー及びコンデンサレンズを取り外した状態を示す模式的上面図。 同実施形態におけるLED基板の構造を示す模式図。 同実施形態におけるレンズアレイの構造を示す模式図。 同実施形態における位置決め部材の構造について示す模式的斜視図。 同実施形態におけるレンズアレイの固定構造について示す模式的断面図。 同実施形態における光照射装置の下面側におけるLED基板から中継ユニットまでの配線を示す模式的斜視図。 同実施形態における光照射装置の下面側における中継ユニットから電源接続コネクタまでの配線を示す模式的斜視図。 同実施形態における中継ユニットを示す模式的斜視図。 本発明の別の実施形態に係る光照射装置を示す模式図。
本発明の一実施形態に係る光照射装置100について各図を参照しながら説明する。本実施形態の光照射装置100は、例えば電子回路基板の製造に用いられる露光装置の光源として用いられる面光源であり、図1乃至図3に示すように、露光装置として必要とされる発光面積を4つに分割し、分割された発光面積をそれぞれ4つの照射ユニット2が担うようにしてある。
より具体的には、前記光照射装置100は、上面側の照射部IRと、下面側の電力供給部SPとからなる。
前記照射部IRは、概略板状に形成された水冷式のヒートシンク1と、ヒートシンク1の上側の面に配置され、概略正方形状の発光面を有する4つの照射ユニット2と、ヒートシンク1上に設けられ、4つの照射ユニット2を所定位置に配置させるための基準となる位置決め部材3と、照射ユニット2及び位置決め部材3の上側に設けられるコンデンサレンズ4と、各部材を覆うケーシング5と、を備えている。
前記照射ユニット2は、LED基板6と、LED基板6の上側に重ねて設けられるレンズアレイ7とを備えており、LED基板6は、少なくとも2つの端面が直交するプリント基板61と、基板上において正方形格子状に配列されたLED62と、前記レンズアレイ7を支持するための支持体(位置決め部材3、後述の押圧体8、保持体81、固定部材82)と、を備えたものである。
前記プリント基板61は、複数のLED62の当該プリント基板61上における二次元座標位置の基準となるLED基準端面を備えている。このLED基準端面は、位置決め部材3の側面に対して押し当てられる面であり、第1LED端面6Aと、第1LED端面6Aと直交関係にある第2LED端面6Bとからなる。このプリント基板61は図4の拡大図に示されるように平面視において正方形の1つの角が外側へ膨出した膨出部を有した形状となっている。そして、第1LED端面6Aと第2LED端面6Bは前記膨出部とは反対側の端面をなすものである。前記膨出部には、複数のLED62に対して電力を供給するための電力供給ケーブルCが接続される電源コネクタ63がLED62と同じ側の面に設けてある。また、ヒートシンク1には電源コネクタ63の近傍において電力供給ケーブルCを当該ヒートシンク1の下側の面へと導くための貫通穴11が設けてある。図1乃至図3に示されるようにヒートシンク1には4つの照射ユニット2に対応させてそれぞれ貫通穴11が形成してあり、中心点を回転中心として4回回転対象となるように配置してある。
複数のLED62は、紫外光を射出するものであって、前記LED基準端面を基準として当該LED基準端面からの距離に基づいて正方形格子状に配列してある。すなわち、第1LED端面6Aからの垂直な方向への距離と、第2LED端面6Bからの垂直な方向への距離において各LED62のプリント基板61上における二次元座標位置が設定してある。
前記レンズアレイ7は、図5の拡大図に示すようにLED62と同数のレンズ71を二次元的に配列させて例えばガラスで一体形成した概略正方形状の面板部を有する薄板状のものである。このレンズアレイ7は、各レンズ71のレンズアレイ7における二次元座標位置の基準となるレンズ基準端面を有している。前記レンズ基準端面は、位置決め部材3の側面に押し当てられる第1レンズ端面7Aと、前記第1レンズ端面7Aと直交関係にある第2レンズ端面7Bとからなる。すなわち、レンズアレイ7におけるレンズ71の2次元座標位置は、第1レンズ端面7Aに対して垂直な方向の距離と、第2レンズ端面7Bに対して垂直な方向の距離で設定してある。なお、第1レンズ端面7A及び前記第2レンズ端面7Bは外側へ突出する突起として設けてある。また、本実施形態では1つのLED基板6上に3枚のレンズアレイ7が積層してある。
位置決め部材3は、ヒートシンク1上において概略十字状となるように設けてある。より具体的には、直交する2つの方向に延びる突条により位置決め部材3は形成してある。前記突条は、横断面視においてプリント基板61よりも若干厚みのある土台部31と、土台部31よりも細く、土台部31の中央部から上側へと突出する突出部32からなる。土台部31の側面にはLED基板6のLED基準端面が押し当てられ、突出部32の側面には3枚のレンズアレイ7のレンズ基準端面が押し当てられる。
すなわち、位置決め部材3は4つの照射ユニット2がそれぞれ押し当てられ、4つの照射ユニット2を規定の位置に配置させる4つの配置基準面を側面に具備する。配置基準面は、第1側面3Aと、第1側面3Aと直交関係にある第2側面3Bとからなる。第1側面3A及び第2側面3Bは各象限ごとに形成してある。第1側面3A及び第2側面3Bは、土台部31の側面と突出部32の側面によって段差を有した面として構成してある。第1側面3A及び第2側面3Bは、位置決め部材3の中心を中心点として4回回転対象となるように配置してある。
このように構成された照射ユニット2及び位置決め部材3によるヒートシンク1上における位置決め及び組み立てについて説明する。
4つの照射ユニット2は、前述したようにすべて同じ形状かつ構成であり、位置決め部材3の中心を中心点として4回回転対称となるようにヒートシンク1上に配置してある。より具体的には、各LED基板6は第1LED端面6Aが位置決め部材3(土台部31)の第1側面3Aに押し当てられるとともに、第2LED端面6Bが位置決め部材3(土台部31)の第2側面3Bに押し当てられている。このようにして、位置決め部材3を基準としてLED基板6及び当該LED基板6上に配列されているLED62のヒートシンク1上の位置が決定される。各LED基板6の向きは90°ずつ回転しながら位置決め部材3の側面に対してLED基準端面が押し当てられるようにしてある。
LED基板6が位置決めされた後、1枚目のレンズアレイ7についてレンズアレイ7の第1レンズ端面7Aが位置決め部材3(突出部32)の第1側面3Aに押し当てられるとともに第2レンズ端面7Bが位置決め部材3(突出部32)の第2側面3Bに押し当てられる。その際、レンズアレイ7は、土台部31と保持体81の載置部(土台部31と同一高さ)に掛け渡された状態で載置される。このようにして、位置決め部材3を基準としてヒートシンク1上におけるレンズ71の位置が決定される。各レンズアレイ7の向きは90°ずつ回転しながら位置決め部材3の側面に対してレンズ基準端面が押し当てられるようにしてある。このような組み立て作業を2枚目及び3枚目のレンズアレイ7についても同様に行われる。
このようにすることで、位置決め部材3に対して各LED62の位置の基準となるLED基準端面と、各レンズ71の位置の基準となるレンズ基準端面を設計位置に精度よく配置することができる。したがって、各LED62と各レンズ71とのヒートシンク1上における二次元座標位置をほぼ一致させることができる。すなわち、各LED62の光軸と各レンズ71の光軸がすべての組み合わせで一致するので、面光源として最も設計状態に近くなり、放射照度ムラを小さくすることができる。
さらに図7に示すようにレンズアレイ7は位置決めされた後に位置決め部材3の上面側から下面側へと押圧して固定してある。より具体的には、位置決め部材3の突出部32の上面にレンズアレイ7を下方へと押圧固定する押圧体8が設けてあり、この押圧体8は、土台部31の上面との間に挟み込まれた3枚のレンズアレイ7のみに対して押圧力を直接作用させる。この押圧体8は樹脂製のワッシャとネジからなるものであり、前記ワッシャとレンズアレイ7との間にはワッシャが紫外光により劣化することを防ぐためにワッシャより大径且つ薄板の金属製シム(図示せず)が挟み込まれる。このワッシャは突出部32の幅寸法よりも大きい直径を有するものであり、突出部32の上面に取り付けられた状態でその外縁部が外側へはみ出すようにしてある。これにより、隣接するレンズアレイ7の両方を1つのワッシャで同時に押圧固定でき、各レンズアレイ7を固定するのに必要なネジ数を減らして組み立てコストを低減できる。なお、レンズアレイ7は、保持体81に設けられる、押圧体8と同構造の固定部材82によっても固定される。
次に前記電力供給部SPについて図8乃至図10を参照しながら説明する。
各LED基板6の電源コネクタ63に接続された電力供給ケーブルCはFFCケーブルを用いており、前記貫通穴11を介してヒートシンク1の下側面へと導かれる。図8に示すように2つのLED基板6からヒートシンク1の下側面に導かれた2本の電力供給ケーブルCは、1つの中継ユニット9に接続される。
前記中継ユニット9は、基板の裏面と表面のそれぞれに第1コネクタ91が1つずつ設けてあり、また、基板の表面には第2コネクタ92が設けてある。第1コネクタ91にはLED基板6と接続された電力供給ケーブルCが接続され、第2コネクタ92には外部電源接続コネクタOCと接続される電源ケーブルLが接続される。
図10に示されるように1組の第1コネクタ91は基板に対して上下方向に対称となるように配置してあり、図8に示すように表側の第1コネクタ91の向きが前記貫通穴11から導かれた電力供給ケーブルCを折り曲げることなくそのまま接続できるようにしてある。一方、裏側の第1コネクタ91には前記貫通穴11から導かれた電力供給ケーブルCを折り曲げることで接続できるようにしてある。
このように構成された本実施形態の光照射装置100であれば、大面積の面光源とするためにLED基板6及びレンズアレイ7を1種類だけ製造すればよい。さらに、各照射ユニット2を位置決め部材3の前記配置基準面に対してそれぞれ周方向に対して同じ向きに押し当てていくだけで、LED基板6とレンズアレイ7を基板上の設計位置へ精度よく位置決めすることができる。そして、位置決め部材3によって各LED62と各レンズ71の位置の基準となるLED基準端面及びレンズ基準端面が精度よく位置決めされるので、各LED62と複数の対応する各レンズ71を同じ位置に配置し、それぞれの光軸を一致させることができる。
したがって、大面積の面光源とするために複数に分割して製作しているにもかかわらず、面光源全体における放射照度ムラを抑えつつ、組み立て時における各LED62と各レンズ71間の光軸合わせの手間やコストを大幅に低減できる。
このため、露光装置に求められるような大面積の面光源をLEDで安価に実現することができる。
また、ヒートシンク1に貫通穴11が設けてあるので、この貫通穴11を介して各LEDユニットに接続された電力供給ケーブルCをヒートシンク1の下面側に導くことができる。したがって、ヒートシンク1の外側を迂回させて電力供給ケーブルCを接続する必要がないので、ケーシング5に隙間ができず、例えば紫外線の漏れ対策等が容易になる。また、ヒートシンク1の裏面側に導かれた電力供給ケーブルCは中継ユニット9により接続されるので、外部電源までの配線の取り回しをよくすることができる。
これらのことから、本実施形態の光照射装置100であれば、大面積の面光源を実現しつつ、その製造コストを大幅に低減でき、現在露光装置において光源として使われている水銀灯との置き換えが可能となる。
その他の実施形態について説明する。
1つのLED基板6の上に積層されるレンズアレイ7の枚数は3枚に限られず、1枚または2枚であってもよいし、4枚以上であっても構わない。また、レンズアレイ7の形状や構造はそれぞれ異なっていても、同じであっても良い。
位置決め部材3の配置形状やLED基準端面及びレンズ基準端面の向きは前記実施形態に示したものに限られない。位置決め部材3は、LED62とレンズ71の位置関係を高精度にするため一体ものを用いることが好ましいが、許容範囲内の位置精度が得られるのであれば、別体で構成しても構わない。例えば、図11に示すように正方形枠状の位置決め部材3とし、当該位置決め部材3の内側面に配置基準面が形成されているものであってもよい。この場合には前記LED基準端面及び前記レンズ基準端面は回転中心に対して内周側の端面ではなく、外周側の端面に設定すればよい。要するに前記照射ユニット2が4回回転対称となるように配置すればよい。なお、前記位置決め部材3については回転対称が一部くずれていてもよい。例えば図11の例のように四角枠がすべて一続きになるものではなく、途中で途切れていてもよい。また、図11に示すように位置決め部材3を構成する突条の形状はLED基板6とレンズアレイ7が当接する部分ごとに異なる形状とせず、同一の形状としてもよい。
また、中継ユニットは1つであってもよく、電源コネクタについては各照射ユニットが配置された状態において中央部に配置するようにしてもよい。
さらに、LED基板上に配列されるLEDは、砲弾型のLEDやLEDチップであっても構わない。また、LED及びレンズの配列についても正方形格子状に限られず例えば正三角格子状や正六角格子状等様々な配置であっても構わない。
また、本発明の光照射装置は露光装置以外にも様々な大面積の面光源が必要な用途に用いることができる。
その他、本発明の趣旨に反しない限りにおいて様々な実施形態の組み合わせや変形を行っても構わない。
100・・・光照射装置
1 ・・・ヒートシンク
2 ・・・照射ユニット
3 ・・・位置決め部材
31 ・・・土台部
32 ・・・突出部
3A ・・・配置基準面の第1側面
3B ・・・配置基準面の第2側面
4 ・・・コンデンサレンズ
5 ・・・ケーシング
6 ・・・LED基板
61 ・・・プリント基板
62 ・・・LED
63 ・・・電源コネクタ
6A ・・・第1LED端面
6B ・・・第2LED端面
7 ・・・レンズアレイ
71 ・・・レンズ
7A ・・・第1レンズ端面
7B ・・・第2レンズ端面
8 ・・・押圧体
9 ・・・中継ユニット

Claims (7)

  1. LED基板と、前記LED基板上に配置されるレンズアレイとを具備する4つの照射ユニットと、
    4つの前記照射ユニットがそれぞれ押し当てられ、4つの前記照射ユニットを規定の位置に配置させる4つの配置基準面を具備する位置決め部材とを備え、
    前記LED基板が、LED基準端面と、前記LED基準端面を基準として当該LED基準端面からの距離に基づいて配列された複数のLEDとを具備し、
    前記レンズアレイが、レンズ基準端面と、前記レンズ基準端面を基準として当該レンズ基準端面からの距離に基づいて配列された複数のレンズとを具備し、
    4つの前記照射ユニット及び4つの配置基準面が、4回回転対称となるように配置されており、
    1つの前記配置基準面に対して1つの前記照射ユニットにおける前記LED基準端面及び前記レンズ基準端面が押し当てられていることを特徴とする光照射装置。
  2. 前記配置基準面が、第1側面と、前記第1側面と直交関係にある第2側面とからなり、
    前記LED基準端面が、前記第1側面に押し当てられる第1LED端面と、前記第1LED端面と直交関係にあるとともに前記第2側面に押し当てられる第2LED端面とからなり、
    前記レンズ基準端面が、前記第1側面に押し当てられる第1レンズ端面と、前記第1レンズ端面と直交関係にあるとともに前記第2側面に押し当てられる第2レンズ端面とからなる請求項1記載の光照射装置。
  3. 前記位置決め部材が、十字状に形成されており、各象限ごとに前記第1側面及び前記第2側面が形成されている請求項2記載の光照射装置。
  4. 前記位置決め部材の上面に取り付けられ、隣接する前記照射ユニットの前記レンズアレイの両方を押圧固定する押圧体をさらに備えた請求項3記載の光照射装置。
  5. 4つの前記照射ユニットの下側に設けられたヒートシンクをさらに備え、
    前記ヒートシンクが、4つの前記LED基板へ接続される電力供給ケーブルを通すための貫通穴を4つ備えており、
    各貫通穴が、4回回転対称となるように配置されている請求項1乃至4いずれかに記載の光照射装置。
  6. 前記LED基板が、前記LED基準端面とは反対側に前記電力供給ケーブルが接続される電源コネクタを具備し、
    前記LED基板が前記位置決め部材に押し当てられた状態において、前記貫通穴が前記LED基板の外側かつ前記電源コネクタの近傍に配置されている請求項5記載の光照射装置。
  7. 前記ヒートシンクが板状であり、
    前記ヒートシンクにおいて前記照射ユニットが設けられていない側に設けられた中継ユニットをさらに備え、
    前記中継ユニットが、前記LED基板と前記電力供給ケーブルで接続されるとともに、電源ケーブルで外部電源と接続されるように構成されている請求項5又は6記載の光照射装置。
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