JP6643852B2 - 印刷装置 - Google Patents
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Description
ここで、それぞれの画像形成手段との対向位置において缶体の移動を停止させた場合であっても、画像形成手段にて画像形成を開始する際に、缶体が振動する場合がある。そして、缶体が振動する場合、画像形成手段によるインクの吐出位置が変動し、画像形成手段により形成される画像の質が低下するおそれがある。
本発明の目的は、複数の画像形成手段に缶体を順次移動させて画像を形成する場合に、それぞれの画像形成手段にて画像の形成を開始する際の缶体の振動を低減することを目的とする。
ここで、前記回転手段は、前記移動手段による缶体の移動方向と、前記画像形成手段との対向部における当該缶体の回転方向とが一致するように、当該缶体を回転させることを特徴とすることができる。この場合、缶体に形成される画像の画質の低下を抑制することができる。
また、複数の前記画像形成手段よりも、缶体の移動方向下流側に設けられ、複数の当該画像形成手段により缶体上に形成された画像への光照射を行う光照射手段をさらに備え、前記回転手段は、前記移動手段により前記光照射手段に缶体が停止された後、当該缶体を回転させ、前記光照射手段は、前記回転手段により缶体が回転されると、当該缶体に対する光照射を開始することを特徴とすることができる。この場合、缶体に形成された画像の硬化を効率的に行うことができる。
さらに、他の観点から捉えると、本発明が適用される印刷装置は、回転する缶体の外周面にインクを吐出し、当該外周面上に画像を形成する複数の画像形成手段と、複数の前記画像形成手段の各々を缶体が経由するように、それぞれの当該画像形成手段に当該缶体を移動させ停止させる移動手段と、前記移動手段により前記画像形成手段に缶体が停止された後、当該缶体を回転させる回転手段とを備え、前記回転手段は、それぞれの前記画像形成手段による画像形成開始位置が缶体の周方向にずれるように、当該缶体を回転させることを特徴とする印刷装置である。
ここで、前記回転手段は、前記移動手段による缶体の移動方向と、前記画像形成手段との対向部における当該缶体の回転方向とが一致するように、当該缶体を回転させることを特徴とすることができる。この場合、缶体に形成される画像の画質の低下を抑制することができる。
また、複数の前記画像形成手段よりも、缶体の移動方向下流側に設けられ、複数の当該画像形成手段により缶体上に形成された画像への光照射を行う光照射手段をさらに備え、前記回転手段は、前記移動手段により前記光照射手段に缶体が停止された後、当該缶体を回転させ、前記光照射手段は、前記回転手段により缶体が回転されると、当該缶体に対する光照射を開始することを特徴とすることができる。この場合、缶体に形成された画像の硬化を効率的に行うことができる。
図1は、本実施形態に係る印刷装置100を上方から眺めた場合の図である。
図1に示す印刷装置100は、飲料缶などに用いられる缶体10に対して、デジタルの画像情報に基づき画像を形成する。また、印刷装置100は、インクジェット方式を利用して缶体10へ画像を形成する。
また、印刷装置100には、不図示のモータにより駆動され、図中矢印1Aに示す方向へ且つ間欠的に回転する回転部材210が設けられている。回転部材210は、円柱状に形成され、図中符号1Bで示す回転軸1Bを中心に回転する。この回転軸1Bは、鉛直方向に延びている。
符号1Xに示すように、保持機構230の各々には、回転部材210の外周面から突出したシャフト230Sが設けられている。このシャフト230Sは、周方向への回転が可能になっている。
さらに、マンドレル230Mと回転部材210との間には、回転駆動力を受ける受けギア230Gが設けられている。
また、受けギア230Gは、はすば歯車により構成されている。さらに、受けギア230Gは、円環状の伝達ギア50(詳細は後述)に噛み合い、この伝達ギア50から回転駆動力を受ける。
マンドレル230Mによる缶体10の支持は、図1の矢印1Gに示すように、この開放された側から缶体10の内部にマンドレル230Mが挿入されることで行われる。
付言すると、印刷装置100を上方から眺めた場合において、同じ箇所に、移動中心1F、配置中心1Cが位置する。さらに、移動中心1F、配置中心1Cが位置する箇所には、回転部材210の回転軸1Bも位置する。
これにより、本実施形態では、配置中心1C側とは反対側に(回転部材210の径方向において、マンドレル230Mよりも外側に)、伝達ギア50が設けられている場合に比べ、印刷装置100のメンテナンスを行いやすくなる。
これにより、マンドレル230Mの着脱をより容易に行え、メンテナンスを行いやすくなる。
伝達ギア50の方が摩耗しやすいと、摩耗によるギアの交換時には、受けギア230Gよりも大型の伝達ギア50の着脱が行う必要が生じ、手間を要する。
この6個のインクジェットヘッド240は、缶体10の移動方向に並べられている。さらに、この6個のインクジェットヘッド240も、放射状に配置されている。さらに、インクジェットヘッド240は、缶体10の上方に配置され、下方に位置する缶体10に向けてインクを吐出する。
図2に示すように、インクジェットヘッド240は、缶体10の上方に配置されている。さらに、インクジェットヘッド240は、缶体10に対向する下面241を有し、この下面241に、インクを吐出する複数のインク吐出口(不図示)が設けられている。
さらに、本実施形態では、6個のインクジェットヘッド240が設けられているが、インクジェットヘッド240の各々は、イエロー、マゼンタ、シアン、黒、白、特色など、互いに異なるインクを缶体10へ吐出する。
ランプ収容箱70には、マンドレル230M(缶体10)がランプ収容箱70に入る際に通る入口部71と、マンドレル230Mがランプ収容箱70から出る際に通る出口部72が設けられている。
本実施形態では、回転部材210を回転させて、予め定められた周回経路に沿って、缶体10を順次搬送するとともに、16箇所のマンドレル停止箇所の各々に缶体10が達する度に、缶体10を一旦停止させる。
なお、本実施形態では、画像形成用停止箇所804〜809と光照射用停止箇所811との間の、1つのマンドレル停止箇所810を設けたが、2つ以上のマンドレル停止箇所を設けてもよい。
具体的には、インクジェットヘッド240が缶体10に向けてインクを吐出する際のインク吐出方向は、下方であり、また、UVLEDランプ250が缶体10に向けて光を出射する際の光出射方向も下方となっている。これによっても、インクジェットヘッド240へ達する紫外線が低減する。
この場合、本実施形態のように、インク吐出方向と光出射方向とが同じである場合に比べ、インク吐出口に紫外線が達しやすく、インクジェットヘッド240にて、インクの硬化が生じやすくなる。
缶体投入部91では、円筒状に形成されたマンドレル230Mの内部が負圧とされ、マンドレル230Mが缶体10を吸引することで、缶体10の内部にマンドレル230Mが入り込む。これにより、マンドレル230Mによる缶体10の支持が開始される。
本実施形態では、インクジェットヘッド240よりも上流側に、検査機構92が設けられており、インクジェットヘッド240による画像形成が行われる前に、缶体10の検査が行われる。
より具体的には、検査機構92には、図3(図1の矢印III方向から検査機構92を眺めた場合の図)に示すように、缶体10の一方の端部側に、缶体10の外周面に沿って且つ缶体10の軸方向に沿って進行するレーザ光を出射する光源92Aが設けられている。さらに、缶体10の他方の端部側には、光源92Aからのレーザ光を受光する受光部92Bが設けられている。
また、検査機構92には、レーザ光を出射する光源を有する投光部とレーザ光を受光する受光部の双方を内蔵する反射式レーザ検出装置92Cを設けることができる。反射式レーザ検出装置92Cは投光部から、缶底に向かってレーザ光を出射し、出射されたレーザ光は缶底で反射し、反射したレーザ光は受光部で受光され、出射から受光までの時間から缶底までの距離を検出することができる。これにより、缶体10がマンドレル230Mに完全に装着されているか検知することができる。また、マンドレル230Mに図に示すような溝を設けることにより、缶体10の有無を検知することもできる。
そして、本実施形態では、検査機構92にて、缶体10が予め定められた条件を満たしていないと判断された場合(缶体10が変形していると判断された場合)、排出機構93(図1参照)が、この缶体10を印刷装置100の外部に排出する。
UVLEDランプ250よりも下流側には(マンドレル停止箇所813には)、塗料塗布装置94が設けられている。
塗料塗布装置94は、外周面に塗料が載せられる回転体(不図示)を有し、この回転体の外周面を、缶体10の外周面に接触させて、缶体10の外周に塗料を塗布する。塗料を塗布することにより、缶体10の外周面に保護層が形成される。
具体的には、マンドレル230Mの内部に圧縮空気を供給することで、マンドレル230Mから缶体10が取り外され、さらに、不図示の搬送機構によって、印刷装置100の外部へ缶体10が搬送される。なお、印刷装置100の外部へ搬送された缶体10は、不図示の焼き付け工程へ搬送され、加熱処理が施される。
このため、本実施形態では、塗料塗布装置94と缶体排出部95との間、および、塗料塗布装置94とUVLEDランプ250との間のそれぞれに、1つのマンドレル停止箇所(マンドレル停止箇所812,814)を設け、塗料塗布装置94に設けられた回転体と缶体排出部95との干渉、回転体とUVLEDランプ250との干渉を防いでいる。
印刷装置100での印刷に際しては、まず、矢印1Dへ示す方向への伝達ギア50の回転が開始され、矢印1Eに示す方向へのマンドレル230Mの回転が開始される。本実施形態では、印刷中、伝達ギア50が、一定の回転数で常時回転している。
具体的には、本実施形態では、上流側から缶体投入部91に缶体10が搬送されてくるが、この際、缶体投入部91には、空のマンドレル230Mが待機している。さらに、マンドレル230Mの内部が負圧とされ、マンドレル230Mの内部には外部と通じる通風孔(不図示)が敷設され、この通風孔を経由して、缶体10が吸引される。
これにより、缶体10の内部にマンドレル230Mが入り込み、マンドレル230Mによる缶体10の支持が開始される。
そして、本実施形態では、この1つ目のインクジェットヘッド240から、下方に位置し且つ回転している缶体10に向けてインクが吐出され、缶体10の外周面に対し、1色目のインクによる画像が形成される。
その後、本実施形態では、回転部材210の回転が再開され、缶体10が、2つ目のインクジェットヘッド240の下方に達する。そして、この2つ目のインクジェットヘッド240によって、2色目のインクによる画像が形成される。
なお、本実施形態では、6個のインクジェットヘッド240の全てが用いられて画像が形成される場合を一例に説明したが、6個のインクジェットヘッド240のうちの、一部のインクジェットヘッド240を用いて画像を形成してもよい。
缶体10の回転を停止させた状態で、缶体10を移動させる場合、缶体10に付着しているインクが、重力により下方へ移動し、インクの付着むらが生じるおそれがある。
この状態から、マンドレル230Mが下流側へ移動すると、受けギア230Gが移動し、この移動によって、受けギア230Gが、伝達ギア50に対して回転する。これにより、受けギア230Gの回転数が増加し、これに伴い、缶体10の回転数が大きくなる。
付言すると、上記では、紫外線硬化型のインクを用いた場合を説明したが、本実施形態の印刷装置100では、熱硬化型のインクも用いることもでき、この場合、缶体10の回転数を増加させれば、回転数を増加させない場合に比べ、より速やかにインクが硬化する。
伝達ギア50が、矢印1D方向とは反対方向に回転している状態にて、缶体10が下流側へ移動しようとすると、缶体10の回転数を減じる方向へ受けギア230Gが回転するようになり、これに伴い、缶体10の回転数が小さくなる。
言い換えると、本実施形態の印刷装置100では、缶体10の移動方向において互いに隣接する2つのインクジェットヘッド240の一方から他方への缶体10の移動が開始されてから、この他方へ缶体10が到達するまでの間の、缶体10の回転数が、整数となるように構成されている。
さらに言えば、缶体10の移動方向において互いに隣接する2つのインクジェットヘッド240の一方から他方への缶体10の移動が開始されてから、他方へ缶体10が到達するまでの間、缶体10は缶軸周りに自転しながら移動するが、缶体10の自転の回転の数が、1回転の整数倍の回転の数となるように構成されている。
本実施形態では、缶体10が、常時回転しており、上流側に位置する一方のインクジェットヘッド240(図中右側のインクジェットヘッド240、以下「上流側インクジェットヘッド240A」と称する)から、下流側に位置する他方のインクジェットヘッド240(図中左側のインクジェットヘッド240、以下「下流側インクジェットヘッド240B」と称する)へ缶体10が移動する際、缶体10は、回転しながら移動する。
これにより、本実施形態では、位置合わせのためのセンサや、制御が不要となる。
そして、本実施形態では、缶体10が回転しながら移動し、下流側インクジェットヘッド240Bの下方に缶体10が達した際、この下流側インクジェットヘッド240Bの下面241の対向位置に、付着開始位置P1が位置する。
より具体的には、本実施形態では、上流側インクジェットヘッド240Aにて画像形成が終了すると同時に(缶体10が1回転し、付着開始位置P1がこの上流側インクジェットヘッド240Aに再び対峙するのと同時に)、缶体10の移動を開始する。
そして、下流側インクジェットヘッド240Bの下方へ缶体10が達すると同時に(下流側インクジェットヘッド240Bに対して付着開始位置P1が対峙すると同時に)、この下流側インクジェットヘッド240Bからのインクの吐出を開始し、画像形成を開始する。
これにより、本実施形態では、上流側インクジェットヘッド240Aにて画像形成を開始した際の画像形成開始位置と、下流側インクジェットヘッド240Bにて画像形成を開始する際の画像形成開始位置とが一致する。
ここで、下流側インクジェットヘッド240Bに缶体10が到達した際に、付着開始位置P1が、この下流側インクジェットヘッド240Bに対峙していない場合、付着開始位置P1を、下流側インクジェットヘッド240Bに向けるための制御が必要となる。
具体的には、例えば、ロータリーエンコーダーなどで缶体10の状態を検出し、この検出結果に基づき、缶体10を回転させるなどの処理が必要になる。これに対し、本実施形態では、このような処理が不要となり、より簡易に、画像形成開始位置を揃えられる。
画像形成開始位置が位置する箇所では、帯状に形成される画像の始点と終端とが重なりあったり、始点と終端との間に隙間が形成されたりし、画質が低下しやすい。
なお、上流側インクジェットヘッド240Aからの缶体10の移動が開始されてから、下流側インクジェットヘッド240Bへ缶体10が到達するまでの間の、缶体10の回転数は、整数であれば何れの値でもよく、1であってもよいし、2以上としてもよい。
上述したように、画像形成開始位置を揃える場合には、画質が低下しやすい部分が一箇所に集中する。このため、缶体10の周方向に連続する画像の場合には、画像形成開始位置が揃えられた場合に、画質の低下が目立ちやすくなるおそれがある。これに対し、画像形成開始位置をずらすことで、連続する画像上において画質が低い部分が集中することが抑制される。
そして、マンドレル230Mが振動すると、マンドレル230Mに支持される缶体10が振動し、インクジェットヘッド240により缶体10の表面に形成される画像に画質低下が生じる場合がある。
この他、缶体10がインクジェットヘッド240の下方に到達し、一定時間、缶体10を回転させている間に、缶体10の回転を停止させたり缶体10の回転速度を減速させたりしてもよい。ただしこの場合、インクジェットヘッド240による画像形成を開始する際に、停止もしくは減速していた缶体10を、画像形成に必要な回転速度まで加速させる必要があり、このときに缶体10に振動が生じる場合がある。したがって、缶体10の回転速度は、画像形成時の回転速度と同程度とすることが好ましい。
この結果、インクジェットヘッド240から吐出されたインクの挙動が安定し、缶体10に対するインクの吐出位置をより精度よくコントロールすることができる。この結果、缶体10に形成される画像の画質の低下がより抑制される。
インクジェットヘッド240を通過した缶体10は、UVLEDランプ250の下方まで移動し、缶体10の外周面に対して紫外線が照射される。具体的には、UVLEDランプ250の下方にて缶体10が回転され、缶体10の外周面に対して紫外線が照射される。これにより、缶体10の外周面上のインクが硬化する。
この場合、UVLEDランプ250では、インクジェットヘッド240とは異なり、缶体10の回転が開始されるのに合わせて紫外線の照射を開始してもよい。これにより、例えば缶体10を予め定めた回数、回転させた後に紫外線の照射を開始する場合と比較して、缶体10に対する紫外線の照射時間が長くなる。このため、缶体10の外周面のインクをより硬化させやすくなる。
また、紫外線硬化型のインクは、一定の光量で硬化する。このため、缶体10に対する紫外線の照射時間を長くできることにより、光源であるUVLEDランプ250の照度を下げることが可能になる。これにより、UVLEDランプ250の寿命を延ばすことも可能となる。
次いで、缶体排出部95にて、マンドレル230Mの内部に圧縮空気が供給され、マンドレル230Mの内部に供給された圧縮空気は敷設される通風孔(不図示)を経由してマンドレル230Mの外部に供給され、マンドレル230Mの外部に供給された圧縮空気はマンドレル230Mに装着された缶体10の内面を押圧し、マンドレル230Mから缶体10が取り外される。マンドレル230Mから取り外された缶体10は、不図示の焼き付け工程へ搬送され、加熱処理が行われる。これにより、缶体10に塗布された塗料が硬化する。
上記では説明を省略したが、本実施形態では、図5に示すように、各マンドレル230M(各缶体10)の脇に、上流側規制壁31、下流側規制壁32が設けられている。
また、上流側規制壁31、下流側規制壁32は、マンドレル230Mの軸方向に沿うように配置されるとともに、鉛直方向に沿うように設けられている。
本実施形態では、回転部材210の外周面から突出した支持用シャフト33が設けられており、この支持用シャフト33によって、上流側規制壁31、下流側規制壁32が支持されている。
一方、下流側規制壁32は、図1に示すように、マンドレル停止箇所811に缶体10が停止している際、缶体10よりも下流側に位置する。これにより、ランプ収容箱70の出口部72から紫外線が漏れ出ることが抑制される。
しかしながら、この場合、缶体10が、入口部71、出口部72を通過する際には、シャッタを退避させる必要が生じ、構成が複雑化する。本実施形態では、このような構成の複雑化を招かずに、入口部71、出口部72を塞ぐことができる。
本実施形態のマンドレル230Mは、円筒状の部材により形成されている。さらに、本実施形態では、一端部237の径の方が、他端部238の径よりも小さくなっている。
より具体的には、本実施形態では、缶体10にマンドレル230Mが挿入される際、一端部237が先頭となるが、この一端部237側の径の方が、他端部238側の径よりも小さくなっている。さらに説明すると、本実施形態では、他端部238側から一端部237側に向かうに従い、マンドレル230Mの外径が小さくなるように、マンドレル230Mの外周面且つ一端部237に、テーパが付されている。
より具体的には、缶体10へマンドレル230Mが挿入される際に、マンドレル230Mの先端が缶体10に接触しにくくなり、マンドレル230Mの摩耗が抑制される。
本実施形態では、上記のとおり、複数設けられたインクジェットヘッド240の下流側に、UVLEDランプ250を設置し、複数のインクジェットヘッド240による缶体10への画像形成が行われた後に、UVLEDランプ250による光照射が行われる。
この場合、1つのインクジェットヘッド240による画像形成が行われる度に紫外線の照射を行う場合に比べて、UVLEDランプ250の数が減る。また、UVLEDランプ250の数が減ると、印刷装置100の小型化も図れる。
なお、この場合も、インクジェットヘッド240への紫外線の到達を規制する規制壁を、UVLEDランプ250とインクジェットヘッド240との間に設けることが好ましい。
Claims (6)
- 回転する缶体の外周面にインクを吐出し、当該外周面上に画像を形成する複数の画像形成手段と、
複数の前記画像形成手段の各々を缶体が経由するように、それぞれの当該画像形成手段に当該缶体を移動させ停止させる移動手段と、
前記移動手段により前記画像形成手段に缶体が停止された後、当該缶体を回転させる回転手段とを備え、
それぞれの前記画像形成手段は、前記移動手段による缶体の移動が停止され、当該画像形成手段との対向部で前記回転手段により缶体が1以上の整数回、回転された後に、当該缶体に対する画像の形成を開始することを特徴とする印刷装置。 - 前記回転手段は、前記移動手段による缶体の移動方向と、前記画像形成手段との対向部における当該缶体の回転方向とが一致するように、当該缶体を回転させることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
- 複数の前記画像形成手段よりも、缶体の移動方向下流側に設けられ、複数の当該画像形成手段により缶体上に形成された画像への光照射を行う光照射手段をさらに備え、
前記回転手段は、前記移動手段により前記光照射手段に缶体が停止された後、当該缶体を回転させ、
前記光照射手段は、前記回転手段により缶体が回転されると、当該缶体に対する光照射を開始することを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装置。 - 回転する缶体の外周面にインクを吐出し、当該外周面上に画像を形成する複数の画像形成手段と、
複数の前記画像形成手段の各々を缶体が経由するように、それぞれの当該画像形成手段に当該缶体を移動させ停止させる移動手段と、
前記移動手段により前記画像形成手段に缶体が停止された後、当該缶体を回転させる回転手段とを備え、
前記回転手段は、それぞれの前記画像形成手段による画像形成開始位置が缶体の周方向にずれるように、当該缶体を回転させることを特徴とする印刷装置。 - 前記回転手段は、前記移動手段による缶体の移動方向と、前記画像形成手段との対向部における当該缶体の回転方向とが一致するように、当該缶体を回転させることを特徴とする請求項4に記載の印刷装置。
- 複数の前記画像形成手段よりも、缶体の移動方向下流側に設けられ、複数の当該画像形成手段により缶体上に形成された画像への光照射を行う光照射手段をさらに備え、
前記回転手段は、前記移動手段により前記光照射手段に缶体が停止された後、当該缶体を回転させ、
前記光照射手段は、前記回転手段により缶体が回転されると、当該缶体に対する光照射を開始することを特徴とする請求項4または5に記載の印刷装置。
Priority Applications (7)
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