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JP6639452B2 - 包装良否検査装置 - Google Patents

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JP6639452B2
JP6639452B2 JP2017179314A JP2017179314A JP6639452B2 JP 6639452 B2 JP6639452 B2 JP 6639452B2 JP 2017179314 A JP2017179314 A JP 2017179314A JP 2017179314 A JP2017179314 A JP 2017179314A JP 6639452 B2 JP6639452 B2 JP 6639452B2
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Description

本発明は包装良否検査装置に関するものであり、詳細には三角おにぎりがフィルムによって包装された包装体の包装良否を検査する包装良否検査装置に関するものである。
三角おにぎり等の食品の製造工場において、食品をフィルム等によって包装した包装体の包装良否の検査は、作業者の目視によって行われていることが多い。しかし、近年は、包装不良品の見落としのない高い水準の品質管理を行うために食品の製造から包装体の出荷のための梱包までの工程を機械で自動的に行うことが求められていることにより、包装良否の検査を検査装置によって行うことがある。包装体の検査に関連する装置としては、包装体に貼付されたラベルを撮影して検査データを生成し、この検査データとラベルマスターデータとを比較して検査を行うラベル検査システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−174101号公報
しかし、特許文献1に記載されているようなラベル検査システムでは、ラベルの印字内容に誤りがないか、また、印字切れが発生していないかどうかを検査することはできるが、食品がフィルム等によって適切に包装されているか否かを検査するものではない。
本発明は、前記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、包装体の包装良否を検査する包装良否検査装置を提供することにある。
三角おにぎりには様々な種類があり、その三角おにぎりを包装するフィルムの種類も多数ある。そのため、包装体を撮影して検査データを作成し、そのマスターデータと比較して検査を行うためには、全ての種類の包装体についてのマスターデータを作成する必要があり、マスターデータの作成や管理が煩雑であった。
本発明者は、種々の三角おにぎり包装体を検討する中で、包装体の側視における底部の2つの角部に殆どの場合「2」の文字および「3」の文字がそれぞれ印刷されていること、三角おにぎりの大きさや形状がほぼ同じであるため「2」の文字および「3」の文字が印刷されているそれぞれの位置が同じであるという共通点を見出し、この共通点に着目して本発明を完成させた。
前記課題を解決することができた本発明の包装良否検査装置は、三角おにぎりがフィルムによって包装された包装体の包装良否を検査する包装良否検査装置であって、包装体は、その側視において第1の角部、第2の角部、および第3の角部を有し、第1の角部を頂部に、第2の角部および第3の角部を底部にした状態で配されており、第2の角部のフィルムの表面に文字「2」が印刷され、第3の角部のフィルムの表面に文字「3」が印刷されており、文字「2」が第2の角部の所定の領域内にあるか否か、および文字「3」が第3の角部の所定の領域内にあるか否かを判別するためのカメラを備えていることを特徴とするものである。
上記の包装良否検査装置において、文字「2」が第2の角部の所定の領域内にあるか否かの判別、および文字「3」が第3の角部の所定の領域内にあるか否かの判別の少なくともいずれか一方が否であれば包装不良であると判別する判別部を備えていることが好ましい。
上記の包装良否検査装置において、カメラは、文字「2」が第2の角部の所定の領域内にあるか否かを判別するための第1のカメラと、文字「3」が第3の角部の所定の領域内にあるか否かを判別するための第2のカメラとを有していることが好ましい。
上記の包装良否検査装置において、第1のカメラは、文字「2」が所定の形状であるか否かを判別し、第2のカメラは、文字「3」が所定の形状であるか否かを判別することが好ましい。
上記の包装良否検査装置において、文字「2」と包装体の第2の角部の端部との距離は、文字「2」の横幅の60%以上90%以下であり、文字「3」と包装体の第3の角部の端部との距離は、文字「3」の横幅の60%以上90%以下であることが好ましい。
上記の包装良否検査装置において、第1の角部の前記フィルムの表面に文字「1」が印刷されており、カメラは、文字「1」が第1の角部の所定の領域内にあるか否かを判別す
ことが好ましい。
上記の包装良否検査装置において、第1の角部の前記フィルムの表面に文字「1」が印刷されており、カメラは、文字「1」を判別しないことが好ましい。
上記の包装良否検査装置において、文字「1」と包装体の第1の角部の端部との距離は、文字「1」の高さの20%以上50%以下であることが好ましい。
上記の包装良否検査装置において、包装体は、表面に製品表面ラベルを有し、カメラは、製品表面ラベルが所定のパターンであるか否かを判別することが好ましい。
上記の包装良否検査装置において、包装体は、裏面に製品裏面ラベルを有し、製品裏面ラベルが所定のパターンであるか否かを判別する製品裏面ラベル判別カメラを備えていることが好ましい。
上記の包装良否検査装置において、製品裏面ラベル判別カメラは、カメラと対向する位置に設けられていることが好ましい。
また、本発明の包装良否検査装置は、三角おにぎりがフィルムによって包装された包装体の包装良否を検査する包装良否検査装置であって、包装体は、その側視において第1の角部、第2の角部、および第3の角部を有し、第1の角部を頂部に、第2の角部および第3の角部を底部にした状態で配されており、包装体の所定高さにおける幅を計測し、包装体の幅が所定の数値範囲内にあるか否かを判別するための幅判別装置を備えていることを特徴とするものでもある。
上記の包装良否検査装置において、幅判別装置は、包装体の高さの60%以上90%以下の位置における包装体の幅を計測していることが好ましい。
上記の包装良否検査装置において、幅判別装置にて計測した包装体の幅は、包装体の最大幅の10%以上40%以下であることが好ましい。
本発明の第1の包装良否検査装置は、三角おにぎりがフィルムによって包装された包装体の包装良否を検査する包装良否検査装置であって、包装体は、その側視において第1の角部、第2の角部、および第3の角部を有し、第1の角部を頂部に、第2の角部および第3の角部を底部にした状態で配されており、第2の角部のフィルムの表面に文字「2」が印刷され、第3の角部のフィルムの表面に文字「3」が印刷されており、文字「2」が第2の角部の所定の領域内にあるか否か、および文字「3」が第3の角部の所定の領域内にあるか否かを判別するためのカメラを備えていることを特徴とする。また、本発明の第2の包装良否検査装置は、三角おにぎりがフィルムによって包装された包装体の包装良否を検査する包装良否検査装置であって、包装体は、その側視において第1の角部、第2の角部、および第3の角部を有し、第1の角部を頂部に、第2の角部および第3の角部を底部にした状態で配されており、包装体の所定高さにおける幅を計測し、包装体の幅が所定の数値範囲内にあるか否かを判別するための幅判別装置を備えていることを特徴とする。包装良否検査装置がこのような構成であることにより、三角おにぎりがフィルムによって適切に包装されているかどうかを判別することができる。
本発明の実施の形態における包装良否検査装置の正面図を表す。 本発明の実施の形態における包装良否検査装置の上面図を表す。 本発明の実施の形態における包装体の良品の例の表面を表す。 本発明の実施の形態における包装体の良品の例の裏面を表す。 本発明の実施の形態における包装体の不良品の例の表面を表す。
以下、下記実施の形態に基づき本発明をより具体的に説明するが、本発明はもとより下記実施の形態によって制限を受けるものではなく、前・後記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施することも勿論可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。また、図面における種々部材の寸法は、本発明の特徴の理解に資することを優先しているため、実際の寸法とは異なる場合がある。
本発明は、様々な種類のある包装体について、各種包装体の共通点である、包装体の底部の2つの角部のフィルムに文字「2」と文字「3」がそれぞれ印刷されていること、文字「2」および文字「3」が印刷されているそれぞれの領域が同じであることに着目してなされた発明である。
本発明に係る包装良否検査装置は、三角おにぎりがフィルムによって包装された包装体の包装良否を検査する包装良否検査装置である。包装体は、その側視において第1の角部、第2の角部、および第3の角部を有し、第1の角部を頂部に、第2の角部および第3の角部を底部にした状態で配されている。
本発明に係る第1の包装良否検査装置は、包装体の第2の角部のフィルムの表面に文字「2」が印刷され、第3の角部のフィルムの表面に文字「3」が印刷されており、文字「2」が第2の角部の所定の領域内にあるか否か、および文字「3」が第3の角部の所定の領域内にあるか否かを判別するためのカメラを備えていることを特徴とするものである。
本発明の実施の形態における包装体は、三角おにぎりがフィルムによって包装されたものである。図3および図4に示すように、包装体100は、第1の角部110、第2の角部120、および第3の角部130を有している。包装体100は、第2の角部120のフィルムの表面に文字「2」122が印刷されており、第3の角部130のフィルムの表面に文字「3」132が印刷されている。包装体100は、第1の角部110のフィルムの表面に文字「1」112が印刷されていてもよい。
図1および図2に示すように、包装良否検査装置1は、文字「2」122が第2の角部120の所定の領域内にあるか否か、および文字「3」132が第3の角部130の所定の領域内にあるか否かを判別するためのカメラ10を備えている。
カメラ10は、包装体100を撮像できるものであれば特に限定されず、例えば、スチールカメラ、ビデオカメラ等が挙げられる。また、カメラ10が備えている撮像素子は、CCD(Charge Coupled Device)、CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等が挙げられる。中でも、CCDを備えたスチールカメラであることが好ましい。カメラ10がこのように構成されていることにより、感度が高く、ノイズの影響を受けにくいため、包装良否検査装置1によって包装体100の包装良否の検査を精度よく行うことができる。
包装良否の判別について、以下に詳説する。包装体100の第2の角部120において、文字「2」122が印刷されている領域を設定する。この領域の定め方は特に限定されないが、例えば、5個の包装体100の文字「2」122の位置を測定し、この測定結果から第2の角部120において文字「2」122が印刷されている領域を定めればよい。文字「2」122が印刷されている領域の設定方法と同様に、包装体100の第3の角部130において、文字「3」132が印刷されている領域を設定する。カメラ10によって文字「2」122および文字「3」132を撮像する。
文字「2」122および文字「3」132を撮像した各撮像データは、判別部2に入力され、データを保存する。判別部2には、文字「2」122および文字「3」132のマスターデータ、文字「2」122が印刷されている領域、文字「3」132が印刷されている領域等のデータが記録されている。判別部2において、文字「2」122の撮像データと文字「3」132の撮像データの処理を行い、文字「2」122および文字「3」132を検出し、文字「2」122が第2の角部120の設定した所定の領域内にあるか、また、文字「3」132が第3の角部130の設定した所定の領域内にあるか否かを判別する。
判別部2は、電子回路や集積回路(ICチップ)等のハードウェアによって構成されていてもよく、ソフトウェアとハードウェアの組み合わせによって構成されていてもよい。
包装良否の判別の基準については、包装体100に求められている品質水準に従って適宜設定すればよく、文字「2」122と文字「3」132の少なくともいずれか一方がそれぞれ設定した所定の領域内にある場合に包装体100の包装状態が良であると包装良否検査装置1が判別するようにしてもよいが、文字「2」122と文字「3」132の両方がそれぞれ設定した所定の領域内にある場合、包装良否検査装置1は包装体100の包装状態が良であると判別することが好ましい。即ち、文字「2」122と文字「3」132の少なくともいずれか一方が所定の領域内にない場合、包装良否検査装置1は包装体100が包装不良であり、不良品であると判別することが好ましい。
包装良否検査装置1は、文字「2」122が第2の角部120の所定の領域内にあるか否かの判別、および文字「3」132が第3の角部130の所定の領域内にあるか否かの判別の少なくともいずれか一方が否であれば包装不良であると判別する判別部2を備えていることが好ましい。包装良否検査装置1が判別部2を備え、このように判別することにより、包装状態のよい包装体100を良品とし、三角おにぎりが十分にフィルムで覆われていない包装体100は不良品とすることができる。
図3に示すように、文字「2」122と包装体100の第2の角部の端部121との距離L1は、文字「2」122の横幅の60%以上であることが好ましく、65%以上であることがより好ましく、70%以上であることがさらに好ましい。文字「2」122と包装体100の第2の角部の端部121との距離L1の下限値をこのように設定することにより、文字「2」122が視認しやすい包装体100とすることができる。また、文字「2」122と包装体100の第2の角部の端部121との距離L1は、文字「2」122の横幅の90%以下であることが好ましく、85%以下であることがより好ましく、80%以下であることがさらに好ましい。文字「2」122と包装体100の第2の角部の端部121との距離L1の上限値をこのように設定することにより、包装体100の第1の角部110から第2の角部120にかけて、三角おにぎりがフィルムによって十分に覆われた、包装状態がよりよい包装体100とすることができる。
文字「3」132と包装体100の第3の角部の端部131との距離L2も、文字「2」122と包装体100の第2の角部の端部121との距離L1と同様に、文字「3」132の横幅の60%以上であることが好ましく、65%以上であることがより好ましく、70%以上であることがさらに好ましく、文字「3」132の横幅の90%以下であることが好ましく、85%以下であることがより好ましく、80%以下であることがさらに好ましい。
文字「2」122と包装体100の第2の角部の端部121との距離L1と文字「3」132と包装体100の第3の角部の端部131との距離L2は、同じであってもよく、異なっていてもよい。文字「2」122と包装体100の第2の角部の端部121との距離L1は、文字「3」132と包装体100の第3の角部の端部131との距離L2の80%以上であることが好ましく、85%以上であることがより好ましく、90%以上であることがさらに好ましい。また、文字「2」122と包装体100の第2の角部の端部121との距離L1は、文字「3」132と包装体100の第3の角部の端部131との距離L2の120%以下であることが好ましく、115%以下であることがより好ましく、110%以下であることがさらに好ましい。文字「3」132と包装体100の第3の角部の端部131との距離L2と比較した文字「2」122と包装体100の第2の角部の端部121との距離L1の下限値および上限値をこのように設定することにより、文字「2」122と文字「3」132の両方を視認しやすい包装体100とすることができる。
文字「2」122の高さと文字「3」132の高さは、同じであってもよく異なっていてもよいが、同程度であることが好ましい。具体的には、文字「2」122の高さは、文字「3」132の高さの85%以上であることが好ましく、90%以上であることがより好ましく、95%以上であることがさらに好ましい。また、文字「2」122の高さは、文字「3」132の高さの115%以下であることが好ましく、110%以下であることがより好ましく、105%以下であることがさらに好ましい。文字「3」132と比較した文字「2」122の高さの上限値および下限値をこのように設定することにより、文字「2」122と文字「3」132の認識のしやすさを同程度とすることができる。
包装良否検査装置1は、文字「2」122が第2の角部120の所定の領域内にあるか否かの判別、および文字「3」132が第3の角部130の所定の領域内にあるか否かの判別を行うための撮像を1台のカメラ10によって行ってもよいが、複数のカメラ10で行うことが好ましい。つまり、カメラ10は、文字「2」122が第2の角部120の所定の領域内にあるか否かを判別するための撮像を行う第1のカメラ11と、文字「3」132が第3の角部130の所定の領域内にあるか否かを判別するための撮像を行う第2のカメラ12とを有していることが好ましい。1台のカメラ10によって、文字「2」122と文字「3」132の両方を撮像する場合には、包装体100の文字「2」122と文字「3」132のいずれか一方がカメラ10の正面に搬送された際に撮像を行い、その後、包装体100の文字「2」122と文字「3」132のいずれか他方がカメラ10の正面に搬送された際に再度撮像を行う。そのため、文字「2」122がカメラ10の正面に搬送されてから、文字「3」132がカメラ10の正面に搬送されるまでにかかる時間が、文字「2」122と文字「3」132の両方を撮像するのにかかることとなる。一方、包装良否検査装置1が第1のカメラ11と第2のカメラ12とを有していることにより、包装体100がカメラ10の前に配された際に、文字「2」122の撮像は第1のカメラ11が、文字「3」132の撮像は第2のカメラ12がそれぞれ同時に行うことができ、文字「2」122と文字「3」132の両方を撮像するのにかかる時間を短縮することができる。従って、包装体100の包装良否を素早く検査することができる。
第1のカメラ11および第2のカメラ12が包装良否検査装置1に設けられる場所は特に限定されず、包装体100を撮像できる場所であればよいが、図1および図2に示すように、第1のカメラ11と第2のカメラ12は横並びの状態に配置されていることが好ましい。第1のカメラ11と第2のカメラ12がこのように設けられていることにより、第1のカメラ11と第2のカメラ12が包装体100を認識しやすくなり、包装良否検査装置1の包装良否の検査の効率を高めることができる。また、第1のカメラ11と第2のカメラ12の位置関係は、包装体100の表面を包装良否検査装置1のカメラ10の前に配置した際に、包装体100の第2の角部120に対向する位置に第1のカメラ11を設け、第3の角部130に対向する位置に第2のカメラ12を設けることが好ましい。第1のカメラ11と第2のカメラ12がこのように設けられていることにより、第1のカメラ11が包装体100の文字「2」122を、第2のカメラ12が文字「3」132をそれぞれ鮮明に撮像しやすくなり、包装良否検査装置1の包装体100の検査効率を向上させることが可能となる。
第1のカメラ11は、文字「2」122が所定の形状であるか否かを判別し、第2のカメラ12は、文字「3」132が所定の形状であるか否かを判別することが好ましい。即ち、第1のカメラ11は、文字「2」122が第2の角部120の所定の領域内にあるか否かの判別、および文字「2」122が所定の形状であるか否かの判別のための撮像を行い、第2のカメラ12は、文字「3」132が第3の角部130の所定の領域内にあるか否かの判別、および文字「3」132が所定の形状であるか否かの判別のための撮像を行うことが好ましい。文字「2」122および文字「3」132が所定の形状であるか否かとは、文字「2」122と文字「3」132がそれぞれ予め設定した文字、大きさ、フォント、色調等のパターンであるか否かを判別部2が判別することである。第1のカメラ11および第2のカメラ12が撮像したデータを用いて、判別部2が文字「2」122と文字「3」132がそれぞれ所定の形状であるか否かを判別することにより、文字「2」122と文字「3」132の印刷の誤りがないか確認することができる。
包装体100の第1の角部110のフィルムの表面に文字「1」112が印刷されている場合、カメラ10は、文字「1」112が第1の角部110の所定の領域内にあるか否かを判別してもよい。カメラ10が、文字「1」112が第1の角部110の所定の領域内にあるか否かを判別するための撮像を行うことにより、判別部2は包装体100の包装状態の良否を文字「1」112、文字「2」122、および文字「3」132の3つによって判別するため、包装体100の包装良否の検査の精度を高めることができる。
また、包装体100の第1の角部110のフィルムの表面に文字「1」112が印刷されている場合、カメラ10は、文字「1」112を判別しなくてもよい。カメラ10が文字「1」112を判別するための撮像をしないことにより、包装体100の包装良否の判別に必要な時間を短くすることができ、包装体100の包装良否の検査効率を上げることが可能となる。
包装体100の第1の角部110のフィルムの表面に文字「1」112が印刷されている場合、文字「1」112と包装体100の第1の角部の端部111との距離L3は、文字「1」112の高さの20%以上であることが好ましく、25%以上であることがより好ましく、30%以上であることがさらに好ましい。また、文字「1」112と包装体100の第1の角部の端部111との距離L3は、50%以下であることが好ましく、45%以下であることがより好ましく、40%以下であることがさらに好ましい。文字「1」112と包装体100の第1の角部の端部111との距離L3の下限値および上限値をこのように設定することにより、文字「1」112を視認しやすい包装体100とすることができる。
包装体100の第1の角部110のフィルムの表面に文字「1」112が印刷されている場合、文字「1」112の高さは、文字「2」122および文字「3」132の高さと同じであってもよく異なっていてもよい。中でも、文字「1」112の高さと文字「2」122および文字「3」132の高さは、同程度であることが好ましい。具体的には、文字「1」112の高さは、文字「2」122の高さの85%以上であることが好ましく、90%以上であることがより好ましく、95%以上であることがさらに好ましく、かつ、文字「3」132の高さの85%以上であることが好ましく、90%以上であることがより好ましく、95%以上であることがさらに好ましい。また、文字「1」112の高さは、文字「2」122の高さの115%以下であることが好ましく、110%以下であることがより好ましく、105%以下であることがさらに好ましく、かつ、文字「3」132の高さの115%以下であることが好ましく、110%以下であることがより好ましく、105%以下であることがさらに好ましい。文字「2」122および文字「3」132と比較した文字「1」112の高さの上限値および下限値をこのように設定することにより、文字「1」112、文字「2」122、および文字「3」132を同程度の認識のしやすさとすることができる。
包装体100の第1の角部110のフィルムの表面に文字「1」112が印刷されている場合、包装良否検査装置1のカメラ10は、文字「1」112が第1の角部110の所定の領域内にあるか否かを判別するための第3のカメラ13を有していることが好ましい。前述の通り、1台のカメラ10によって複数の部位を撮像する場合には、包装体100の全ての撮像部位がカメラ10の正面を通過するまでにかかる時間が、全ての撮像部位を撮像するのにかかってしまう。包装良否検査装置1が第3のカメラ13を有していることにより、包装体100がカメラ10の前に配された際に、文字「1」112の撮像は第3のカメラ13が行い、他の撮像部位の撮像は他のカメラ10が行うため、文字「1」112を含む全ての撮像部位の撮像にかかる時間を短くすることができ、包装体100の検査にかかる時間を短縮することが可能となる。
第3のカメラ13が包装良否検査装置1に設けられる場所は特に限定されず、包装体100を撮像できる場所であればよい。包装良否検査装置1が第1のカメラ11および第2のカメラ12を有している場合には、図1および図2に示すように、第1のカメラ11、第2のカメラ12、および第3のカメラ13が横並びの状態に配置されていることが好ましい。つまり、第3のカメラ13は、第1のカメラ11と第2のカメラ12の両方に隣接する位置に設けられていることが好ましい。第1のカメラ11、第2のカメラ12、および第3のカメラ13がこのように設けられていることにより、第1のカメラ11、第2のカメラ12、および第3のカメラ13の全てにおいて包装体100が認識しやすくなり、包装体100の検査効率が上がる。
第3のカメラ13は、文字「1」112が所定の形状であるか否かを判別することが好ましい。即ち、第3のカメラ13は、文字「1」132が第1の角部110の所定の領域内にあるか否かの判別、および文字「1」112が所定の形状であるか否かの判別のための撮像を行うことが好ましい。文字「1」112が所定の形状であるか否かとは、文字「1」112が予め設定した文字、大きさ、フォント、色調等のパターンであるか否かを判別部2が判別することである。第3のカメラ13が、文字「1」112が所定の形状であるか否かを判別するための撮像を行うことにより、文字「1」112の印刷に誤りがないか調べることができる。
図3に示すように、包装体100は、表面に製品表面ラベル101を有することが好ましい。製品表面ラベル101とは、包装体100の製品名、種類、価格、製品説明、製品イメージ図、ロゴマーク等の製品情報が印刷されたラベルである。包装体100が製品表面ラベル101を有することにより、包装体100がどのような三角おにぎりであるのかを示すことができ、消費者に製品としての包装体100を宣伝することができる。
製品表面ラベル101の位置は、包装体100の表面であれば特に限定されないが、文字「2」122と文字「3」132の中間部に位置していることが好ましい。製品表面ラベル101がこのような位置にあることにより、製品表面ラベル101を認識しやすく、消費者へ製品としてのアピールをより効果的に行える包装体100とすることができる。
包装体100が製品表面ラベル101を有する場合、カメラ10は製品表面ラベル101が所定のパターンであるか否かを判別することが好ましい。製品表面ラベル101が所定のパターンであるか否かの判別の方法は特に限定されないが、例えば、カメラ10によって撮像した製品表面ラベル101の撮像データと、判別部2に記録されている製品表面ラベル101の印刷データのマスターとを比較する等の方法が挙げられる。製品表面ラベル101の判別を行うことにより、製品表面ラベル101の内容と三角おにぎりの種類とが一致しているか、製品表面ラベル101の内容に誤りや印刷ミス等がないか確認することができ、包装体100の品質をより高めることができる。
包装良否検査装置1のカメラ10が第3のカメラ13を有している場合、第3のカメラ13は製品表面ラベル101が所定のパターンであるか否かを判別することが好ましい。つまり、第3のカメラ13は、包装体100の文字「1」112についての判別と、製品表面ラベル101についての判別を行うための撮像を行うことが好ましい。製品表面ラベル101は、文字「1」112の近傍に位置しているため、文字「1」112の撮像と同時に製品表面ラベル101を撮像することができる。第3のカメラ13が包装体100の文字「1」112と製品表面ラベル101の撮像を同時に行うことにより、包装体100の包装良否の検査にかかる時間を短くすることができ、検査効率を上げることができる。
図4に示すように、包装体100は、裏面に製品裏面ラベル102を有することが好ましい。製品裏面ラベル102とは、三角おにぎりの名称、原材料名、消費期限、保存方法、製造者、バーコード等の製品情報が印刷されたラベルである。
製品裏面ラベル102の位置は、包装体100の裏面であれば特に限定されないが、第2の角部の端部121と第3の角部の端部131の中間部に位置していることが好ましい。また、製品表面ラベル101と対向する位置に製品裏面ラベル102が位置していることも好ましい。製品裏面ラベル102がこのような位置にあることにより、製品裏面ラベル102に印刷されている情報を読み取りやすくすることができる。
包装体100が製品裏面ラベル102を有する場合、包装良否検査装置1は、製品裏面ラベル102が所定のパターンであるか否かを判別する製品裏面ラベル判別カメラ20を備えていることが好ましい。製品裏面ラベル102が所定のパターンであるか否かの判別の方法は特に限定されないが、製品表面ラベル101の判別の方法と同様に、カメラ10によって撮像した製品裏面ラベル102の撮像データと、判別部2に記録されている製品裏面ラベル102の印刷データのマスターとを比較する等の方法が挙げられる。包装良否検査装置1が製品裏面ラベル判別カメラ20を備えていることにより、製品裏面ラベル102の印刷内容が三角おにぎりに一致しているか、製品裏面ラベル102の印刷に誤り等がないかの確認を容易に行うことができる。
製品裏面ラベル判別カメラ20が包装良否検査装置1に設けられる場所は、包装体100の裏面を撮像できる場所であれば特に限定されないが、図1および図2に示すように、カメラ10と対向する位置に設けられていることが好ましい。製品裏面ラベル判別カメラ20がこのように設けられていることにより、包装体100の表面の検査と同時に、裏面の検査も行うことが可能となる。また、包装良否検査装置1のカメラ10が第3のカメラ13を有する場合、製品裏面ラベル判別カメラ20は、第3のカメラ13と対向する位置に設けられていることが好ましい。製品裏面ラベル判別カメラ20がこのような位置に設けられていることにより、包装体100の表面の撮像を行っている際でも製品裏面ラベル102を精度よく撮像することができる。
図3に本発明の実施の形態における包装体100の良品の例の表面、図5に包装体100の不良品の例の表面をそれぞれ表す。
図3および図5に示すように、第2の角部120の所定の領域および第3の角部130の所定の領域を破線で表している。図3に示す包装体100では、文字「2」122は第2の角部120の所定の領域内にあり、文字「3」132は第3の角部130の所定の領域内にある。そのため、図3に示す包装体100は良品であると判別する。
一方、図5に示す包装体100では、文字「3」132は第3の角部130の所定の領域内にあるが、文字「2」122は第2の角部120の所定の領域の右側にあり、所定の領域内に収まっていない。そのため、図5に示す包装体100は不良品であると判別することが好ましい。図5のように、文字「2」122と文字「3」132の少なくともいずれか一方が所定の領域内にない包装体100は、三角おにぎりが十分にフィルムで覆われておらず、包装状態が悪いおそれがある。
また、図5に示す包装体100では、文字「3」132の一部が消えている。文字の少なくとも一部が消えている、または、文字の少なくとも一部の線が二重になる等重複しているものは、所定の形状ではないと判別される。このように、文字「2」122と文字「3」132の少なくともいずれか一方が所定の形状ではないものは、文字「2」122や文字「3」132が読み取りにくくなってしまうため、不良品と判別することが好ましい。
文字「1」112についても、第1の角部110の所定の領域を破線で表している。図3に示す包装体100では、文字「1」112は第1の角部110の所定の領域内にあるが、図5に示す包装体100では、文字「1」112が第1の角部110の所定の領域の左上側にあり、所定の領域内に収まっていない。文字「1」112について判別を行う場合には、図3の文字「1」112のような包装体100は良品であり、図5の文字「1」112のような包装体100は不良品であると判別することが好ましい。
本発明に係る第2の包装良否検査装置は、包装体の所定高さにおける幅を計測し、包装体の幅が所定の数値範囲内にあるか否かを判別するための幅判別装置を備えていることを特徴とするものである。
図1および図2に示すように、包装良否検査装置1は、幅判別装置30を有している。幅判別装置30は、図3に示すように、包装体100の所定高さL4における幅L5を測定する幅測定部と、包装体100の所定高さL4における幅L5が所定の数値範囲内にあるか否かを判別する幅判別部を有している。包装体100の所定高さL4における幅L5を計測することにより、三角おにぎりのフィルムによる包装状態が適切であるかどうかを確認することができる。
包装体100の所定高さL4における幅L5の所定の数値範囲の定め方は特に限定されないが、例えば、5個の包装体100について、各包装体100の所定高さL4における幅L5を計測して平均値を算出し、この平均値から包装体100の所定高さL4における幅L5の上限値および下限値を定めればよい。
この定めた包装体100の所定高さL4における幅L5の所定の数値範囲は、幅判別部に記録する。幅測定部において測定した包装体100の所定高さL4における幅L5の測定データを幅判別部に入力し、幅判別部において測定データが所定の数値範囲内にあるか否かを判別する。測定データが所定の数値範囲内にある場合は包装体100が良品であると判別し、所定の数値範囲外である場合は包装体100が不良品であると判別する。
幅判別装置30の幅測定部の種類は特に限定されないが、例えば、赤外線、可視光等を用いた光電センサ、磁気センサ、超音波センサ等が挙げられる。中でも、光電センサを用いることが好ましく、赤外線センサを用いることがより好ましい。包装体100の所定高さにおける幅の計測にこのようなセンサを用いることにより、包装体100の所定高さにおける幅を迅速に精度よく測定することができる。
幅判別部の構成は、前述の判別部2の構成として挙げたものと同様の構成を用いることができ、ハードウェアによって構成されていてもよく、ソフトウェアとハードウェアの組み合わせによって構成されていてもよい。
幅判別装置30が包装良否検査装置1に設けられる場所は特に限定されないが、包装体100の表面または裏面に対向する位置に設けられていることが好ましい。幅判別装置30がこのような位置に設けられていることにより、包装体100の所定高さにおける幅の測定精度を上げることができる。
包装体100の所定高さL4は、包装体100の高さL6の60%以上であることが好ましく、65%以上であることがより好ましく、70%以上であることがさらに好ましい。包装体100の所定高さL4の下限値をこのように設定することにより、包装体100の下部から中央部にかけて、三角おにぎりがフィルムによって十分に覆われており、適切な包装状態であるか確認することができる。また、包装体100の所定高さL4は、包装体100の高さL6の90%以下であることが好ましく、85%以下であることがより好ましく、80%以下であることがさらに好ましい。包装体100の所定高さL4の上限値をこのように設定することにより、包装体100の上部の包装が適切であるか、確認を行うことができる。
包装体100の所定高さL4における幅L5は、包装体100の最大幅L7の10%以上であることが好ましく、15%以上であることがより好ましく、20%以上であることがさらに好ましい。包装体100の所定高さL4における幅L5の下限値をこのように設定することにより、三角おにぎりがフィルムに過度に締め付けられる等によって包装体100が変形していないかどうかを確認することができる。また、包装体100の所定高さL4における幅L5は、包装体100の最大幅L7の40%以下であることが好ましく、35%以下であることがより好ましく、30%以下であることがさらに好ましい。包装体100の所定高さL4における幅L5の上限値をこのように設定することにより、フィルムが三角おにぎりを十分に覆っている、包装状態のよい包装体100であるかどうかを確認できる。
包装良否検査装置1は、文字「2」122が第2の角部120の所定の領域内にあるか否か、および文字「3」132が第3の角部130の所定の領域内にあるか否かを判別するためのカメラ10と、包装体100の所定高さL4における幅L5を計測し、包装体100の幅L5が所定の数値範囲内にあるか否かを判別するための幅判別装置30の両方を備えていてもよい。包装良否検査装置1がカメラ10と幅判別装置30の両方を有することにより、文字「2」122と文字「3」132の位置、および包装体100の所定高さL4における幅L5とで包装体100の包装良否を判別することができるため、より高い精度にて包装体100の包装状態の検査を行うことができる。
包装良否検査装置1がカメラ10と幅判別装置30の両方を有する場合、幅判別装置30は、カメラ10と対向する位置に設けられていることが好ましい。カメラ10と幅判別装置30がこのように設けられていることにより、カメラ10が包装体100の文字「2」122および文字「3」132を撮像することと、幅判別装置30が包装体100の所定高さL4における幅L5を測定することを同時に行うことができ、包装体100の検査時間を短縮することができる。
包装良否検査装置1がカメラ10と幅判別装置30の両方を有する場合、幅判別装置30の幅判別部の機能を判別部2が有していることが好ましい。即ち、判別部2が、文字「2」122が第2の角部120の設定した所定の領域内にあるか、文字「3」132が第3の角部130の設定した所定の領域内にあるか否かの判別と、包装体100の所定高さL4における幅L5が所定の数値範囲内にあるか否かの判別を行うことが好ましい。判別部2がこのように構成されていることにより、包装良否検査装置1の小型化を図ることができる。
包装良否検査装置1は、包装体100を搬送する包装体搬送コンベア3を備えることが好ましい。包装良否検査装置1が包装体搬送コンベア3を有することにより、カメラ10や幅判別装置30の正面に包装体100を自動的に搬送することが可能となり、作業員が包装体100をカメラ10や幅判別装置30の正面に配置する作業を削減することができる。そうすると、この作業に必要であった人員を削減することができ、包装体100の包装良否の検査にかかる人件費を削減することができる。
包装体搬送コンベア3は、包装良否検査装置1から、包装体100の包装良否を検査する工程の前工程または後工程を行う場所まで設けられていることが好ましく、包装体100の包装良否を検査する工程の前工程から、包装良否検査装置1を含み、包装体100の包装良否を検査する工程の後工程を行う場所まで設けられていることがより好ましい。具体的には、包装体100の製造を行っている場所や製造装置から包装良否検査装置1まで、または包装良否検査装置1から包装体100の出荷のための梱包を行っている場所や梱包装置までに包装体搬送コンベア3が設けられていることが好ましく、包装体100の製造を行っている場所や製造装置から包装良否検査装置1を含んで、包装体100の出荷のための梱包を行っている場所や梱包装置までに包装体搬送コンベア3が設けられていることがより好ましい。包装体搬送コンベア3がこのように設けられていることにより、包装体100の製造から梱包までの複数の工程或いは全ての工程において、包装体100を自動的に搬送することができ、包装体100の搬送に必要な人員を削減することができる。
包装体搬送コンベア3の種類は、包装体100を搬送できるものであれば特に限定されないが、例えば、ベルトコンベア、ローラコンベア、スラットコンベア、メッシュコンベア等が挙げられる。中でも、ベルトコンベアであることが好ましい。包装体搬送コンベア3がベルトコンベアであれば、搬送中に包装体100を破損させるおそれを低くすることができる。詳細には、ベルトコンベアはフレームにゴムや樹脂製のベルトが張られたものであり、搬送中にこのベルトと包装体100とが接しているため、包装体100とベルトコンベアとの摩擦等によって包装体100のフィルムが破れる等破損する可能性を低くすることができる。
包装良否検査装置1は、操作パネル4を備えることが好ましい。包装良否検査装置1が操作パネル4を有することにより、包装体100の包装良否の検査を行っている現場にて、文字「2」122や文字「3」132が印刷されている領域や、包装体100の所定高さL4における幅L5の数値範囲の上下限値を設定および修正することができる。
操作パネル4の設けられる位置は特に限定されないが、図1および図2に示すように、カメラ10の上部であることが好ましい。操作パネル4がこのような位置に設けられることにより、カメラ10によって検査を行った包装体100の現物を確認しながら、文字「2」122や文字「3」132が印刷されている領域や、包装体100の所定高さL4における幅L5の数値範囲の上下限値等といった検査の基準を設定および修正することが可能となる。
操作パネル4の種類は特に限定されないが、タッチパネルであることが好ましい。操作パネル4がタッチパネルであれば、包装体100の包装良否の検査結果を操作パネル4に表示することが可能であり、表示された検査結果を確認しながらその場で、設定した領域や数値等を修正することができる。
包装良否検査装置1は、照明5を有することが好ましい。包装良否検査装置1が照明5を有することにより、包装良否の検査時に包装体100を照らし、文字「2」122および文字「3」132の印刷ミス等の包装体100の異常を発見しやすくすることができる。
照明5の設けられる位置は、包装体100が配される位置の上部であることが好ましい。照明5がこのような位置に設けられることにより、包装体100の検査時に包装体100を十分に照らすことができ、かつ、照明5で照らすことによって発生する包装体100の影が包装体100にかかりにくいため、包装良否の検査の精度を高めることができる。
照明5の種類は特に限定されないが、例えば、LED、蛍光灯、白熱電球等が挙げられる。中でも、LEDであることが好ましい。照明5がLEDであれば、照明5の発熱が少ないため、包装体100の包装良否の検査の際に包装体100へ悪影響を与えにくい。また、LEDは長寿命であるため、LEDの交換等のメンテナンスの頻度を低下させることができる。
包装良否検査装置1は、包装良否の検査において、包装不良であると判別された不良品を除去する手段を有していることが好ましい。不良品除去手段の具体例としては、図1および図2に示すように、不良品を除去する不良品除去装置40と、除去された不良品を収容する不良品収容部41とを有することが挙げられる。詳細には、包装体100のカメラ10による撮像データと幅判別装置30による幅測定データのいずれか少なくとも一方を判別部2に入力し、判別部2によって包装体100の包装良否を判別し、包装体100が不良品であると判別された場合に判別部2が不良品除去装置40に信号を出力して、不良品と判別された包装体100を不良品収容部41へ移動させる。包装良否検査装置1が不良品除去装置40と不良品収容部41とを有することにより、包装体100の包装良否の検査において不良品と判別されたものが、良品と判別された包装体100群に誤って紛れ込む可能性を低くすることができる。
不良品除去装置40の設けられる位置は特に限定されないが、包装良否検査装置1が包装体搬送コンベア3を有する場合には、カメラ10の設けられている位置の包装体搬送コンベア3の進行方向側に設けられることが好ましい。不良品除去装置40がこのような位置に設けられることにより、不良品である包装体100を、包装良否検査装置1が不良品であると判別した直後に除去することができる。
不良品除去装置40の種類は特に限定されないが、例えば、エアーノズル、エアーシリンダー、ロボットアーム、ピストンロッド等が挙げられる。中でも、エアーノズルが好ましい。エアーノズルの制御装置としては、ソレノイドバルブが好ましい。このような構成であることによって、不良品除去装置40を連続作動させることができる。不良品除去の方法の詳細としては、例えば、包装体100が不良品であると判別部2が判別した場合に、判別部2から不良品除去装置40へ信号を出力し、ソレノイドバルブを開いてエアーノズルから不良品に向けて空気を噴出し、不良品を不良品収容部41へ収容する。
不良品収容部41の設けられる位置は、不良品除去装置40に対向する位置であることが好ましい。不良品収容部41がこのような位置に設けられることにより、不良品除去装置40の出力や駆動距離を小さくすることができ、包装良否検査装置1の大きさを小さくすることができる。
不良品収容部41の形状は特に限定されず、不良品除去装置40によって除去された不良品を収容できるものであればよい。例えば、箱状、袋状等が挙げられる。不良品収容部41を構成する材料も特に限定されず、例えば、合成樹脂、金属、天然ゴム等が挙げられる。中でも、合成樹脂製または金属製の箱状であることが好ましい。不良品収容部41がこのように構成されていれば、内部に不良品を多数収容したとしても不良品収容部41が破損する可能性を低くすることができる。
以上のように、本発明の第1の包装良否検査装置は、三角おにぎりがフィルムによって包装された包装体の包装良否を検査する包装良否検査装置であって、包装体は、その側視において第1の角部、第2の角部、および第3の角部を有し、第1の角部を頂部に、第2の角部および第3の角部を底部にした状態で配されており、第2の角部のフィルムの表面に文字「2」が印刷され、第3の角部のフィルムの表面に文字「3」が印刷されており、文字「2」が第2の角部の所定の領域内にあるか否か、および文字「3」が第3の角部の所定の領域内にあるか否かを判別するためのカメラを備えていることを特徴とする。また、本発明の第2の包装良否検査装置は、三角おにぎりがフィルムによって包装された包装体の包装良否を検査する包装良否検査装置であって、包装体は、その側視において第1の角部、第2の角部、および第3の角部を有し、第1の角部を頂部に、第2の角部および第3の角部を底部にした状態で配されており、包装体の所定高さにおける幅を計測し、包装体の幅が所定の数値範囲内にあるか否かを判別するための幅判別装置を備えていることを特徴とする。包装良否検査装置がこのような構成であることにより、三角おにぎりがフィルムによって適切に包装されているかどうかを判別することができる。
1:包装良否検査装置
2:判別部
3:包装体搬送コンベア
4:操作パネル
5:照明
10:カメラ
11:第1のカメラ
12:第2のカメラ
13:第3のカメラ
20:製品裏面ラベル判別カメラ
30:幅判別装置
40:不良品除去装置
41:不良品収容部
100:包装体
101:製品表面ラベル
102:製品裏面ラベル
110:第1の角部
111:第1の角部の端部
112:文字「1」
120:第2の角部
121:第2の角部の端部
122:文字「2」
130:第3の角部
131:第3の角部の端部
132:文字「3」
L1:文字「2」と第2の角部の端部との距離
L2:文字「3」と第3の角部の端部との距離
L3:文字「1」と第1の角部の端部との距離
L4:包装体の所定高さ
L5:所定高さにおける包装体の幅
L6:包装体の高さ
L7:包装体の最大幅

Claims (11)

  1. 三角おにぎりがフィルムによって包装された包装体の包装良否を検査する包装良否検査装置であって、
    前記包装体は、その側視において第1の角部、第2の角部、および第3の角部を有し、前記第1の角部を頂部に、前記第2の角部および前記第3の角部を底部にした状態で配されており、
    前記第2の角部の前記フィルムの表面に文字「2」が印刷され、前記第3の角部の前記フィルムの表面に文字「3」が印刷されており、
    前記文字「2」が前記第2の角部の所定の領域内にあるか否か、および前記文字「3」が前記第3の角部の所定の領域内にあるか否かを判別するためのカメラを備えていることを特徴とする包装良否検査装置。
  2. 前記文字「2」が前記第2の角部の所定の領域内にあるか否かの判別、および前記文字「3」が前記第3の角部の所定の領域内にあるか否かの判別の少なくともいずれか一方が否であれば包装不良であると判別する判別部を備えている請求項1に記載の包装良否検査装置。
  3. 前記カメラは、前記文字「2」が前記第2の角部の所定の領域内にあるか否かを判別するための第1のカメラと、前記文字「3」が前記第3の角部の所定の領域内にあるか否かを判別するための第2のカメラとを有している請求項1または2に記載の包装良否検査装置。
  4. 前記第1のカメラは、前記文字「2」が所定の形状であるか否かを判別し、
    前記第2のカメラは、前記文字「3」が所定の形状であるか否かを判別する請求項3に記載の包装良否検査装置。
  5. 前記文字「2」のうち前記包装体の前記第2の角部に最も近い部分と、前記包装体の前記第2の角部の端部との水平方向における距離(L1)は、前記文字「2」の横幅の60%以上90%以下であり、
    前記文字「3」のうち前記包装体の前記第3の角部に最も近い部分と、前記包装体の前記第3の角部の端部との水平方向における距離(L2)は、前記文字「3」の横幅の60%以上90%以下である請求項1〜4のいずれか一項に記載の包装良否検査装置。
  6. 前記第1の角部の前記フィルムの表面に文字「1」が印刷されており、
    前記カメラは、前記文字「1」が前記第1の角部の所定の領域内にあるか否かを判別する請求項1〜5のいずれか一項に記載の包装良否検査装置。
  7. 前記第1の角部の前記フィルムの表面に文字「1」が印刷されており、
    前記カメラは、前記文字「1」を判別しない請求項1〜5のいずれか一項に記載の包装良否検査装置。
  8. 前記文字「1」のうち前記包装体の前記第1の角部から最も遠い部分と、前記包装体の前記第1の角部の端部との垂直方向における距離(L3)は、前記文字「1」の高さの20%以上50%以下である請求項4に記載の包装良否検査装置。
  9. 前記包装体は、表面に製品表面ラベルを有し、
    前記カメラは、前記製品表面ラベルが所定のパターンであるか否かを判別する請求項1〜8のいずれか一項に記載の包装良否検査装置。
  10. 前記包装体は、裏面に製品裏面ラベルを有し、
    前記製品裏面ラベルが所定のパターンであるか否かを判別する製品裏面ラベル判別カメラを備えている請求項1〜9のいずれか一項に記載の包装良否検査装置。
  11. 前記製品裏面ラベル判別カメラは、請求項1に記載の包装良否検査装置におけるカメラと対向する位置に設けられている請求項10に記載の包装良否検査装置。
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