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JP6636216B2 - 交流電動機の制御装置 - Google Patents

交流電動機の制御装置 Download PDF

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JP6636216B2
JP6636216B2 JP2019521974A JP2019521974A JP6636216B2 JP 6636216 B2 JP6636216 B2 JP 6636216B2 JP 2019521974 A JP2019521974 A JP 2019521974A JP 2019521974 A JP2019521974 A JP 2019521974A JP 6636216 B2 JP6636216 B2 JP 6636216B2
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Description

本願は、交流電動機を制御する制御装置に関し、特に交流電動機を駆動する電力変換器の出力電圧制御に関するものである。
交流電動機を駆動する電力変換器、特にPWM(Pulse−Width Modulation)を用いたインバータでは、2つのアームのスイッチング素子が、電圧指令に基づきスイッチング動作を行って交流電圧を生成し、交流負荷に出力する。この時、2つのアームのスイッチング素子の同時導通による短絡破壊防止を目的として、2つのアームのスイッチング素子を同時にオフ動作状態に制御する期間であるデッドタイム(Td)を設けている。このデッドタイムによって、インバータの出力電圧には歪みが生じて、インバータで駆動される交流電動機にトルクリプルが発生し、交流電動機の制御精度が劣化する。
このため、従来から電力変換器の出力電流に基づいて演算した補償信号を電力変換器の電圧指令に加算して出力電圧歪を抑制する方法が知られている。
以下の従来の技術では、電力変換器の出力電圧指令値および出力電流値に基づいて出力電圧歪を推定し、この推定値に基づいて補償信号の振幅を調整する(例えば、特許文献1参照)。
また、負荷の誘起電圧に直交する方向を求め、推定した出力電圧誤差の上記誘起電圧に直交する方向の値と出力電流値とに基づいて出力電圧指令値を補正することが開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特許第3536114号公報 特許第4448351号公報
電力変換器ではスイッチング素子の持つ寄生容量や配線中のインピーダンスの影響によりスイッチングに遅れ時間が発生する。このため、デッドタイムに起因して発生する出力電圧歪である電圧誤差も矩形波状から変形する。上記従来の手法では、電圧誤差の大きさを抑制するものであるが、電流の0クロス位相付近でスパイク状の電圧誤差が残ることがあった。
本願は、上記のような課題を解決するための技術を開示するものであり、交流電動機の制御装置において、電力変換器の電圧指令を適切に生成する事により、電流の0クロス位相付近でのスパイク状の電圧誤差の発生を防止し、出力電圧誤差を高精度に抑制する事を目的とする。
本願に開示される交流電動機の制御装置は、交流電動機を駆動する電力変換器の電圧指令を生成して、上記交流電動機を制御し、上記交流電動機の各相の相電流を検出する電流検出部と、上記電力変換器の出力電圧誤差を補償する補正電圧を演算して上記電圧指令を補正する補正部と、上記検出相電流に基づいて上記出力電圧誤差の特徴量を抽出する電圧誤差特徴量抽出部と、抽出された上記出力電圧誤差の特徴量に基づいて、上記補正電圧のパラメータを調整する補正電圧調整部とを備える。そして、上記補正電圧調整部は、上記パラメータとして上記補正電圧の傾きに相当する第1パラメータである上記電力変換器内の寄生容量を調整する第1調整部を有し、上記補正部は、上記補正電圧調整部にて調整された上記パラメータを用いて上記補正電圧を演算するものである。
本願に開示される交流電動機の制御装置によれば、電力変換器の出力電圧誤差を補償する補正電圧の傾きに相当する上記電力変換器内の寄生容量を調整するため、電流の0クロス位相付近でのスパイク状の出力電圧誤差の発生を防止し、出力電圧誤差を高精度に抑制できる。
実施の形態1による交流電動機の制御装置の構成を示す機能ブロック図である。 実施の形態1による交流電動機の制御装置のハードウェア構成を示す図である。 電力変換器の出力電圧誤差を説明する波形図である。 電力変換器の出力電流および誤差電圧の波形図である。 実施の形態1による電圧誤差特徴量抽出部を示す制御ブロック図である。 実施の形態1による補正電圧調整部を示す制御ブロック図である。 実施の形態1によるインバータのスイッチング動作を説明する図である。 実施の形態1によるインバータのスイッチング動作を説明する図である。 実施の形態1によるインバータの各部の波形図である。 図9の部分拡大図である。 実施の形態1による出力電圧誤差の電流ベクトルに直交する成分を示す波形図である。 実施の形態1による補正電圧調整部の動作を説明する図である。 実施の形態1による補正電圧調整部の動作を説明する図である。 実施の形態3による交流電動機の制御装置の構成を示す機能ブロック図である。 実施の形態3による交流電動機の制御装置におけるパラメータ調整モードでの動作を説明するブロック図である。 実施の形態3による交流電動機の制御装置における通常モードでの動作を説明するブロック図である。 実施の形態4による交流電動機の制御装置の構成を示す機能ブロック図である。 実施の形態4による補正電圧調整部を示す制御ブロック図である。
実施の形態1.
以下、実施の形態1による交流電動機の制御装置を図に基づいて説明する。
図1は、実施の形態1による交流電動機の制御装置の構成を示す機能ブロック図である。図1に示すように、交流電動機1の制御装置10は、スイッチング素子を有する電力変換器3であるPWMインバータを制御することにより交流電動機1を駆動制御する。
制御装置10は、電力変換器3と、相電流検出部としての相電流検出器4と、電圧誤差特徴量抽出部100と、補正電圧演算部200および加算器210から成る補正部220と、補正電圧調整部300とを備える。また、交流電動機1には位相検出器2が備えられる。
なお、この場合、制御装置10が電力変換器3を備えるものを示すが、電力変換器3は、制御装置10の外部に配置して制御装置10に制御されるものでも良い。また、相電流検出器4も制御装置10の外部に配するものでも良く、その場合、制御装置10内の電流検出部は、相電流検出器4からの電流信号に基づいて各相の相電流iuvwを検出するものとする。
また、図1に示す制御装置10は、例えば、図2に示すようなハードウェア構成にて実現できる。図2に示すように、制御装置10は、電力変換器3と相電流検出器4とプロセッサ12と記憶装置13とを備える。そして、プロセッサ12は、上位制御装置11から三相電圧指令Vuvw*を入力し、記憶装置13に記憶されたプログラムを読み出して実行する。図1内の電圧誤差特徴量抽出部100、補正部220および補正電圧調整部300の機能は、プロセッサ12上でプログラムが実行されることにより実現される。
なお、複数のプロセッサ12および複数の記憶装置13が連携して上記機能を実行してもよい。
上述したように、電力変換器3では、2つのアームのスイッチング素子を同時にオフ動作状態に制御する期間であるデッドタイムを設けてスイッチング制御され、このデッドタイムによって、出力電圧に外乱電圧が生じ、電圧指令に対する電圧誤差となる。
図3は、電力変換器3の出力電圧誤差を説明するU相の1周期分の波形図である。
デッドタイムに起因するTd外乱電圧Pは、デッドタイム期間Td、キャリア周波数fc、電力変換器3の直流電圧Vdcから決定され、(Td・Vdc)の微小面積を有して、U相電流iuと逆極性に半周期にfc回発生するパルス電圧である。
各相のTd外乱電圧Pは、時間平均で考えれば、振幅がVTd=Td・fc・Vdcで、電力変換器3が出力する相電流[i]の極性と逆極性である矩形波状の誤差電圧Qと等価であることがわかる。なお、記号[]は、[]内の量がベクトルであることを示す。
スイッチング動作が遅れなく理想的に行われると仮定すると、矩形波状の誤差電圧Qは、(−sgn([i])・VTd)で表すことができる。この場合、誤差電圧Qと逆極性の補正電圧R、即ち、相電流と同じ極性をもち、振幅がVTdである矩形波状の電圧を電力変換器3へ入力される電圧指令の各相に予め加算することで、Td外乱電圧を補正することが可能となる。矩形波状の補正電圧Rは、(sgn([i])・VTd)で表される。
しかしながら、実際にはスイッチング素子の持つ寄生容量や配線中のインピーダンスの影響でスイッチングのターンON/OFF時間が発生する。これらの影響を受けた実際のTd外乱電圧(誤差電圧)は、図4に示すように、矩形波状の角が取れて、電流が0を通過する0クロス位相を挟む微小な位相区間に傾きを持つような滑らかな台形波状のものとなる。
制御装置10では、上位制御装置11から与えられる各相の電圧指令Vuvw*に対する出力電圧誤差(以下、電圧誤差または誤差電圧)を補償するための各相の補正電圧Vuvwcを、補正電圧演算部200にて演算し、加算器210は、電圧指令Vuvw*に補正電圧Vuvwcを加算し、補正後の電圧指令3aが電力変換器3に出力される。電力変換器3は、補正後の電圧指令3aに基づいて出力制御されて交流電動機1を駆動する。そして、交流電動機1に流れる各相の電流iuvwが相電流検出器4にて検出される。この際、2相の電流を検出して残りの1相の電流を演算して求めても良い。
電圧誤差特徴量抽出部100は、以下のように電圧誤差の特徴量Vqiを抽出する。まず、検出された相電流iuvwと位相検出器2からの位相θreとに基づいて、回転磁界上のdq軸電流に変換後、電流ベクトル位相θiを演算する。そして、電流ベクトル位相θiを用いて、相電流iuvwから電流ベクトルとその直交方向の電圧成分Vdqi(Vdi,Vqi)を演算する。演算された電流ベクトルの直交方向電圧成分Vqiが、電圧誤差の特徴量となる。さらに電圧誤差特徴量抽出部100は、相電流iuvwと電流ベクトル位相θiとに基づいて、再現相電流iuvwRPを演算する。
補正電圧調整部300は、電圧誤差特徴量抽出部100から電流ベクトル位相θiと電圧誤差の特徴量Vqiとが入力されると共に、補正電圧演算部200から補正電圧Vuvwcが入力される。そして、補正電圧Vuvwcの傾きに相当する第1パラメータとしての寄生容量Cと、第2パラメータとして補正電圧Vuvwcの振幅αとを、調整して出力する。
補正電圧演算部200は、再現相電流iuvwRPと振幅αと寄生容量Cとに基づいて、各相の補正電圧Vuvwcを演算する。
次に、電圧誤差特徴量抽出部100の動作の詳細について、図5に基づいて以下に説明する。なお、図5に示す構成は、一例でありこれに限るものでは無い。
図5に示すように、検出された相電流iuvwは、座標変換器(三相−dq変換器)101により位相θreに基づいて回転座標上のdq軸電流idq(id、iq)に変換される。
dq軸電流idqはローパスフィルタ(LPF)102にてフィルタ処理された後、電流ベクトル位相演算器103に入力される。電流ベクトル位相演算器103は、フィルタ処理されたdq軸電流idqの逆正接を求めて位相θreに加えることで電流ベクトル位相θiを求める。
また、dq軸電流idqは、振幅演算器104にも入力されて、振幅演算器104は相電流の振幅in(=√((2/3)・(id+iq)))を演算する。そして相電流演算器105は、振幅inおよび電流ベクトル位相θiから、電流ベクトル位相θiを基準とした再現相電流iuvwRP(iuRP、ivRP、iwRP)を、以下の式(1)により求める。
Figure 0006636216
さらに、電流ベクトル位相θiに基づきそれに同期した座標であるdqi座標へ変換する座標変換器(三相−dqi変換器)106により、相電流iuvwをdqi軸電流idqi(idi、iqi)に変換する。そして、交流電動機1の電圧方程式に従って電流から電圧を求めるモータ逆モデル演算器107は、以下の式(2)により、dqi軸電流idqiからdqi軸電圧Vdqi(Vdi、Vqi)を求める。電流ベクトルの直交方向電圧成分Vqiが電圧誤差の特徴量となる。
Figure 0006636216
但し、Rは交流電動機1の巻線抵抗、Ld、Lqは交流電動機1のdq軸インダクタンス、pは微分演算子を表す。微分演算に関してはローパスフィルタと組み合わせて擬似微分演算として実装するなど公知技術が多数存在し、それらを用いることができる。
次に、補正電圧調整部300の動作の詳細について、図6に基づいて以下に説明する。なお、図6に示す構成は、一例でありこれに限るものでは無い。
図6に示すように、補正電圧調整部300は、電流ベクトル位相θiに基づきdqi座標へ変換する座標変換器(三相−dqi変換器)301により、補正電圧Vuvwcをdqi軸電圧Vdqicに変換して電流ベクトルの直交方向電圧成分Vqicを取得する。このqi軸電圧Vqicと、同じく電流ベクトルの直交方向電圧成分である電圧誤差の特徴量Vqiとを乗算器302にて乗算して乗算結果302aを得る。
乗算結果302aは、第1調整部としての寄生容量調整器303および第2調整部としての振幅調整器304に入力される。寄生容量調整器303は補正電圧Vuvwcの傾きに相当する寄生容量Cを調整し、振幅調整器304は補正電圧Vuvwcの振幅αを調整する。寄生容量調整器303は乗算結果302aに対して所定のゲインK1を乗じて所定の区間のみ積分調整を行うことで寄生容量Cを調整する。振幅調整器304は乗算結果302aに対して所定のゲイン(−K2:K2>0)を乗じて積分調整を行うことで振幅αを調整する。なお、振幅αおよび寄生容量Cの調整についての詳細は後述する。
上述したように、補正電圧演算部200は、再現相電流iuvwRPと振幅αと寄生容量Cとに基づいて、各相の補正電圧Vuvwcを演算する。以下にその原理を説明する。
電力変換器3は三相のPWMインバータにて構成されるものであり、図7〜図9を用いて1相分のインバータのスイッチング動作を説明する。図7は、寄生容量C1、C2(C1=C2=C)を含む1相分のインバータ20の回路図である。1相分のインバータ20は、それぞれダイオードが逆並列接続された2つのスイッチング素子S1、S2が直列接続されたレグが電圧Vdcの直流電源21に並列接続されて構成される。2つのスイッチング素子S1、S2の接続点が交流出力端となり、各スイッチング素子S1、S2には、寄生容量C1、C2が並列に存在する。
簡単のために電流iが正の場合を考える。寄生容量C1、C2を含むインバータ20のモデルでは、例えば、スイッチング素子S2がOFFすると共にスイッチング素子S1がONするタイミングで、次のように動作する。即ち、図8に示すように、スイッチング素子S1がONになっても寄生容量C1に充電が完了するまでは、電圧が電源電圧Vdcまで上がらず、スイッチング素子S2がOFFしても寄生容量C2の放電が完了するまでは電圧が0にはならない。このときの出力電圧の挙動について図9を用いて説明する。
図9に示すように、正側のスイッチング素子S1への電圧指令であるP指令VPと、負側のスイッチング素子S2への電圧指令であるN指令VNとがデッドタイムTdを設けて与えられる。この場合、理想出力電圧Vout−aのような出力電圧が理想的には得られるものである。しかし、出力電圧には、立ち上がりタイミングの遅れ時間Tdrと、立ち下りタイミングの遅れ時間Tdfとがある。さらに実際に電圧が立ち上がり始めてから寄生容量Cに充電完了するまでの電圧Vr(i)と、電圧が立ち下り始めてから寄生容量Cが放電完了するまでの電圧Vf(i)とがある。これらを考慮すると、実際の出力電圧は、出力電圧Vout−bのような電圧波形となる。
出力電圧の立ち上がり時と立ち下がり時との遅れ時間Tdr、Tdfは異なり、電圧Vr(i)、電圧Vf(i)も異なる。電圧Vr(i)、電圧Vf(i)は、それぞれ電流に依存して複雑に変化する場合も多く正確に定式化することは困難である。
このため、電圧Vr(i)、電圧Vf(i)を個別に考慮せず、Vr(i)+Vf(i)の総量を考える。即ち、充放電電圧Vp(i)=Vr(i)+Vf(i)とし、充電は一瞬で完了し、一定電流i/2にて線形に放電される出力電圧モデル(出力電圧Vout−md)を考える。
この時、Vp(i)は、図10に示す三角形の面積Sで表される。
放電時間t1=(C・Vdc)/([i]/2)
であり、
S=Vdc・t1・(1/2)=(C・Vdc)/[i]
となる。
このような面積Sの三角形が、半周期でキャリア周波数fc回現れることから、Vp(i)は以下の式(3)で表される。
Vp(i)=C・Vdc・fc/[i] ・・・(3)
出力電圧の電圧誤差は、上記放電時間t1がデッドタイムTd以下の場合と、デッドタイムTdより長い場合との二つの状況に分けて考える。
まず、放電時間t1がデッドタイムTd以下、即ち、
(C・Vdc)/([i]/2)≦Td、の場合、
電圧誤差は、図3で示す誤差電圧Qと上記式(3)によるVp(i)とを加算したものとなる。そして、立ち上がり時と立ち下がり時との遅れ時間Tdr、Tdfによる電圧誤差も存在するため、これらを適応的に調整するパラメータとして振幅αを導入すると、電圧誤差Vuvwerは、以下の式(4)で表される。
[Vuvwer]
=α(Td・fc・Vdc・(−sgn([i]))+C・Vdc・fc/[i])
・・・(4)
次に、放電時間t1がデッドタイムTdより長い、即ち、
(C・Vdc)/([i]/2)>Td、の場合、
Vp(i)の三角形がデッドタイムTd区間に収まりきれずに一部が欠けて台形状になるが、定式化することは難しい。このため、上記式(4)で示す電圧誤差と滑らかに切り替えられる電圧誤差Vuvwerを設定する。
そして、電圧誤差Vuvwerを補償するための補正電圧Vuvwcは、電圧誤差を極性反転して得るため、補正電圧Vuvwcは、以下の式(5)で求められる。
[Vuvwc]
(|[i]|≧ith)のとき
=α(Td・fc・Vdc・sgn([i])−C・Vdc・fc/[i])
(|[i]|<ith)のとき
=α(Td・fc/4C)・[i])
但し、ith=2C・Vdc/Td
・・・(5)
以上のように、補正電圧演算部200は、再現相電流iuvwRPである[i]と、振幅αと寄生容量Cとに基づいて、上記式(5)を用いて各相の補正電圧Vuvwcを演算する。
次に、補正電圧調整部300による振幅αおよび寄生容量Cの調整について図11〜図13に基づいて以下に説明する。
上述したように、実際のTd外乱電圧は、矩形波状の角が取れて、電流が0を通過する0クロス位相を挟む微小な位相区間に傾きを持つような滑らかな台形波状のものとなる(図4参照)。交流電動機1に出力される電圧に補正しきれずに電圧誤差が残留するものとして、出力電圧を電流ベクトル位相θiを基準としてそれに同期した方向と直交する方向とに回転座標変換を行えば、図11に示すように、電流ベクトル直交方向(qi方向)の電圧成分Vqiは0ではなくノコギリ波状となる。このノコギリ波状のqi軸電圧成分Vqiが0に近ければ、残留電圧誤差が殆ど無く、デッドタイムTdによる電圧誤差は精度良く補正されていると判断できる。
そこで、図12、図13に示すように、フーリエ解析の信号処理を適用して、対象信号として電圧誤差の特徴量であるqi軸電圧Vqi、基底信号として残留電圧誤差に同期した信号である補正電圧Vuvwcのqi軸電圧Vqicを設定する。そして、qi軸電圧Vqiに含まれる残留電圧誤差成分を抽出して残留電圧誤差を打ち消す。
図12に示すように、補正電圧Vuvwcのパラメータである振幅αの過不足は、Vqiの極性を含む振幅そのものに現れる。したがって乗算器302による乗算結果302aを振幅調整器304にて積分すればαを求めることができる。このαを補正電圧演算部200にフィードバックするループを構成し、振幅調整器304での積分調整ゲイン(−K2)は負であるため、残留電圧誤差を低減するようにαは調整される。残留電圧誤差が無くなるとαは変化しない。
また、寄生容量Cは補正電圧Vuvwcの傾きに関わるパラメータであり、その過不足は、図13に示すように、Vqiにおける0クロス区間(0クロス点を挟む区間)での傾きに現れる。Vqiの0クロス点は、電気角一周期に6回現れる三相電流の0クロス点である。即ち、Vqiの0クロス区間の傾きは、電流0クロス位相を挟む位相区間におけるVqiの0クロス区間の傾きである。
したがって乗算器302による乗算結果302aを、寄生容量調整器303にて、電流0クロス位相を挟む所定の位相区間Tiだけ積分すればCを求めることができる。位相区間Tiは、電流0クロス位相付近の傾きが反映される位相区間であり、図13に示すように、Vqiの時間変化率のより急峻である位相区間である。この場合、ピークtoピークの位相区間の小さい方を位相区間Tiとして選択する。そして、寄生容量調整器303を位相区間Tiにおいて動作させればよい。
また、位相区間としてピークtoピーク区間の全てを選択しなくても良く、誤動作を防止するため、一方のピーク値の半分から他方のピーク値の半分までの位相区間、または、一方のピーク値の1/4から他方のピーク値の1/4までの位相区間などでも良い。そして選択された位相区間において寄生容量調整器303を動作させるよう設定する。
この積分結果にゲインK1を乗じて調整されたCは、補正電圧演算部200にフィードバックされる。残留電圧誤差を低減するように振幅αを調整しているため、寄生容量Cの調整では、適切な応答で動作するような調整となる。
このように、残留電圧誤差を打ち消すように補正電圧Vuvwcの振幅αを調整すると共に、補正電圧Vuvwcの傾き調整を積分区間を区切った寄生容量Cの調整により行う。これにより、補正電圧Vuvwcの傾きは、電流0クロス位相を挟む微小な位相区間のTd外乱電圧の傾きに一致するように調整される。
上述の通り、補正すべきTd外乱電圧は図4に示すような滑らかな台形状の波形であり、生成すべき補正電圧もまた同様の形状となる。この実施の形態においては、補正電圧Vuvwcの傾きと振幅とを個別に調整することが可能である。このため、台形状波形をより正確に調整し、電流0クロス位相付近でのスパイク状の出力電圧誤差の発生を防止し、出力電圧誤差を高精度に抑制することができる。
実施の形態2.
次に、実施の形態2による交流電動機の制御装置を説明する。
上記実施の形態1では、補正電圧演算部200は、再現相電流iuvwRPである[i]と、振幅αと寄生容量Cとに基づいて、上記式(5)を用いて各相の補正電圧Vuvwcを演算したが、この実施の形態2では別の演算により補正電圧Vuvwcを求める。その他の構成は、上記実施の形態1と同様である。
上述したように、インバータの出力電圧には、立ち上がり時と立ち下がり時との遅れ時間Tdr、Tdfと、さらに寄生容量Cに充放電完了するまでの電圧Vr(i)、Vf(i)とがある(図9参照)。この場合、出力電圧モデルとして出力電圧を、矩形波成分である、
(Td・fc・Vdc+(Tdr−Tdf)・fc・Vdc)
=(Td+Tdr−Tdf)・fc・Vdc
と、残りの成分である上記式(3)で示すVp(i)とに分けて考える。
振幅αを、矩形波成分のみを調整するパラメータとして考えると、補正電圧Vuvwcは、以下の式(6)で与えることができる。
[Vuvwc]
=α・Td・fc・Vdc・sgn([i])−C・Vdc・fc/([i]+ix)
・・・(6)
ここで、ixは電流iが0のときに補正電圧Vuvwcを0とするような補正項で、以下のように定義される。
ix=C・Vdc/(α・Td)
また補正電圧Vuvwcに以下の式(7)を用いることで、電流符号に応じて同じ絶対値で極性を変化させることができる。
[Vuvwc]
(|[i]|≧0)のとき
=α・Td・fc・Vdc・sgn([i])−C・Vdc・fc/([i]+ix)
(|[i]|<0)のとき
=α・Td・fc・Vdc・sgn([i])−C・Vdc・fc/([i]−ix)
但し、ix=C・Vdc/(α・Td)
・・・(7)
この実施の形態では、上記実施の形態1に比べ、補正電圧Vuvwcを演算する演算負荷が大きくなるが、振幅αを、矩形波成分のみを調整するパラメータとしたため、補正電圧Vuvwcを高精度に求めることができ、出力電圧誤差をさらに高精度に抑制できる。
実施の形態3.
次に、実施の形態3による交流電動機の制御装置を説明する。図14は、実施の形態3による交流電動機の制御装置の構成を示す機能ブロック図である。
制御装置10Aは、通常モードと、パラメータ調整モードとの2種の動作モードを備えて動作するもので、電力変換器3と、相電流検出器4と、電圧誤差特徴量抽出部100と、補正電圧演算部200および加算器210から成る補正部220と、補正電圧調整部300Aと、パラメータ取得用指令生成器400と、指令切替器410と、パラメータ記憶部500とを備える。さらに、制御装置10Aは、パラメータ調整モードとしての動作を行った後に通常モードへと移行するシーケンスを備えている。
補正電圧調整部300A、パラメータ取得用指令生成器400、指令切替器410およびパラメータ記憶部500以外の構成および動作は上記実施の形態1と同様である。
また、この実施の形態3におけるハードウェア構成も、図2で示したものと同様である。この場合、電圧誤差特徴量抽出部100、補正部220、補正電圧調整部300A、パラメータ取得用指令生成器400、指令切替器410およびパラメータ記憶部500の機能は、記憶装置13から読み出されたプログラムがプロセッサ12上で実行されることにより実現される。
図15は、パラメータ調整モードでの制御装置10Aの動作を説明するブロック図であり、図16は、通常モードでの制御装置10Aの動作を説明するブロック図である。
パラメータ調整モードでは、指令切替器410がパラメータ取得用指令生成器400からの出力である電圧指令Vuvw**を選択する。パラメータ取得用指令生成器400は、補正電圧Vuvwcのパラメータである振幅αと寄生容量Cとを決定するための交流電動機1の制御パターンを記憶し、その制御パターンを実現可能な電圧指令Vuvw**を生成して出力する。
そして、図15に示すように、電圧誤差特徴量抽出部100、補正部220および補正電圧調整部300Aは、上記実施の形態1と同様の動作により、振幅αおよび寄生容量Cを調整して補正電圧Vuvwcを演算して電圧指令Vuvw**を補正する。その際、補正電圧調整部300Aが出力する振幅αおよび寄生容量Cは、パラメータ記憶部500にも入力され記憶される。
その後、パラメータである振幅αおよび寄生容量Cが収束すると、パラメータ調整モードから通常モードへと移行する。通常モードでは、指令切替器410が、外部から与えられる電圧指令Vuvw*を選択し、補正電圧調整部300Aおよびパラメータ取得用指令生成器400は機能を停止する。
そして、図16に示すように、パラメータ記憶部500は、パラメータ調整モードにおいて調整により収束した振幅αおよび寄生容量Cを補正電圧演算部200へ出力する。補正電圧演算部200は、上記実施の形態1と同様に、再現相電流iuvwRPと振幅αと寄生容量Cとに基づいて、各相の補正電圧Vuvwcを演算し、補正電圧Vuvwcは電圧指令Vuvw*に加算される。
以上のように、この実施の形態3では、制御装置10Aは、通常モードと、パラメータ調整モードとの2種の動作モードを備えて動作するように構成したため、通常モードではパラメータ調整の演算が不要になる。このため、上記実施の形態1と同様の効果が得られると共に、演算負荷が低減する。
なお、この実施の形態においても、上記実施の形態2を適用して補正電圧Vuvwcを演算しても良く、同様の効果が得られる。
実施の形態4.
次に、実施の形態4による交流電動機の制御装置を説明する。
図17は、実施の形態4による交流電動機の制御装置の構成を示す機能ブロック図であり、図18は、制御装置内の補正電圧調整部を示す制御ブロック図である。
この実施の形態による制御装置10Bは、補正電圧調整部300Bが補正電圧Vuvwcのパラメータとして寄生容量Cのみを調整する。補正電圧演算部200は、補正電圧調整部300Bから寄生容量Cを取得し、振幅αについては、予め設定された値である振幅設定値を用い、再現相電流iuvwRPと振幅αと寄生容量Cとに基づいて、各相の補正電圧Vuvwcを演算する。その他の構成は、上記実施の形態1と同様である。
また、この実施の形態4におけるハードウェア構成も、図2で示したものと同様である。
図18に示すように、補正電圧調整部300Bは、電圧誤差特徴量抽出部100から電流ベクトル位相θiと電圧誤差の特徴量Vqiとが入力されると共に、補正電圧演算部200から補正電圧Vuvwcが入力される。座標変換器(三相−dqi変換器)301により、補正電圧Vuvwcをdqi軸電圧Vdqicに変換して電流ベクトルの直交方向電圧成分Vqicを取得する。このqi軸電圧Vqicと、同じく電流ベクトルの直交方向電圧成分である電圧誤差の特徴量Vqiとを乗算器302にて乗算して乗算結果302aを得る。
乗算結果302aは、寄生容量調整器303に入力され、寄生容量調整器303は補正電圧Vuvwcの傾きに相当する寄生容量Cを調整する。寄生容量調整器303は、乗算結果302aに対して電流0クロス位相を挟む所定の位相区間Tiだけ積分し所定のゲインK1を乗じて寄生容量Cを調整する。
なお、寄生容量Cを調整する手法は、上記実施の形態1と同様である。
このように、残留電圧誤差を打ち消すように補正電圧Vuvwcの傾き調整を寄生容量Cの調整により行う。これにより、補正電圧Vuvwcの傾きは、電流0クロス位相を挟む微小な位相区間のTd外乱電圧の傾きに一致するように調整される。このため、電流0クロス位相付近でのスパイク状の出力電圧誤差の発生を防止し、出力電圧誤差を高精度に抑制できる。また、振幅αの調整演算をせずに振幅設定値を用いるため、演算負荷が低減できる。
なお、この実施の形態においても、上記実施の形態3を適用して、通常モードと、パラメータ調整モードとの2種の動作モードで動作させても良く、さらに演算負荷が低減できる。この場合、パラメータ調整モードにおいて寄生容量Cの調整を行い、調整後の寄生容量Cを通常モードにおいて用いる。振幅αは双方の動作モードで同じ振幅設定値を用いる。
本願は、様々な例示的な実施の形態及び実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
1 交流電動機、3 電力変換器、4 相電流検出器、10,10A,10B 制御装置、100 電圧誤差特徴量抽出部、101 座標変換器、102 ローパスフィルタ、105 相電流演算器、200 補正電圧演算部、220 補正部、300,300A,300B 補正電圧調整部、303 寄生容量調整器、304 振幅調整器、100 パラメータ取得用指令生成器、410 指令切替器、500 パラメータ記憶部。

Claims (10)

  1. 交流電動機を駆動する電力変換器の電圧指令を生成して、上記交流電動機を制御する制御装置において、
    上記交流電動機の各相の相電流を検出する電流検出部と、
    上記電力変換器の出力電圧誤差を補償する補正電圧を演算して上記電圧指令を補正する補正部と、
    上記検出相電流に基づいて上記出力電圧誤差の特徴量を抽出する電圧誤差特徴量抽出部と、
    抽出された上記出力電圧誤差の特徴量に基づいて、上記補正電圧のパラメータを調整する補正電圧調整部とを備え、
    上記補正電圧調整部は、上記パラメータとして上記補正電圧の傾きに相当する第1パラメータである上記電力変換器内の寄生容量を調整する第1調整部を有し、
    上記補正部は、上記補正電圧調整部にて調整された上記パラメータを用いて上記補正電圧を演算する、
    交流電動機の制御装置。
  2. 上記第1調整部は、上記検出相電流の0クロス位相を挟む位相区間において上記第1パラメータを演算して調整する、
    請求項1に記載の交流電動機の制御装置。
  3. 上記位相区間は、上記特徴量のピークtoピーク区間のうち、時間変化率のより急峻な位相区間である、
    請求項2に記載の交流電動機の制御装置。
  4. 上記補正部は、上記電力変換器のスイッチングのデッドタイムに起因する外乱電圧を上記出力電圧誤差として、該出力電圧誤差を補償するように上記補正電圧を演算する、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の交流電動機の制御装置。
  5. 上記電圧誤差特徴量抽出部は、
    上記検出相電流を上記交流電動機の回転磁界上のdq軸電流に変換し、
    上記dq軸電流をフィルタ処理して電流ベクトルの位相を求め、
    上記電流ベクトル位相に基づいて上記検出相電流から上記電流ベクトルの直交方向電流成分を検出し、該直交方向電流成分に基づいて上記電流ベクトルの直交方向電圧成分を上記特徴量として演算する、
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の交流電動機の制御装置。
  6. 上記電圧誤差特徴量抽出部は、さらに上記電流ベクトル位相に基づいて上記dq軸電流から相電流を再現し、再現された該相電流に基づいて上記補正部が上記補正電圧を演算する、
    請求項5に記載の交流電動機の制御装置。
  7. 上記補正電圧調整部は、さらに、上記パラメータとして上記補正電圧の振幅に相当する第2パラメータを調整する第2調整部を有し、
    上記補正部は、上記補正電圧調整部にて調整された上記第1、第2パラメータを用いて上記補正電圧を演算する、
    請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の交流電動機の制御装置。
  8. 上記補正部は、上記補正電圧調整部にて調整された上記第1パラメータと、上記補正電圧の振幅設定値とを用いて上記補正電圧を演算する、
    請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の交流電動機の制御装置。
  9. 上記パラメータを保持する記憶部を備えると共に、通常モードと、パラメータ調整モードとの2種の動作モードを備え、
    上記パラメータ調整モードでは、上記補正電圧調整部が上記パラメータを調整すると共に調整された上記パラメータを上記記憶部に保持させ、
    上記パラメータの調整が終了すると、上記パラメータ調整モードから上記通常モードに切り替え、
    上記通常モードでは、上記補正電圧調整部の動作を停止し、上記補正部は上記記憶部から上記パラメータを取得して上記補正電圧を演算する、
    請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の交流電動機の制御装置。
  10. 上記電力変換器を備え、上記電力変換器は上記電圧指令に応じた電圧を上記交流電動機に出力して該交流電動機を駆動する、
    請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の交流電動機の制御装置。
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