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JP6633416B2 - 農作業機 - Google Patents

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JP6633416B2
JP6633416B2 JP2016031896A JP2016031896A JP6633416B2 JP 6633416 B2 JP6633416 B2 JP 6633416B2 JP 2016031896 A JP2016031896 A JP 2016031896A JP 2016031896 A JP2016031896 A JP 2016031896A JP 6633416 B2 JP6633416 B2 JP 6633416B2
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Description

本発明は、農作業機に関する。特に、本発明は、エプロンの加圧とレベラの下方規制を兼ねる構造を備える農作業機に関する。
従来、農作業機のレベラが必要以上に下方回動しないように、ロックピンがロック・ロック解除プレートの凸部に接する位置で規制し、レベラを吊り下げる技術が開示されている(特許文献1)。
他方、トラクタなどの走行機体に連結した代かき作業機などの農作業機が設定された耕深となるように、例えば、深さセンサの検出結果に基づいて、昇降を制御するオート装置(耕深自動制御装置)を走行機体に設けることが知られている。この深さセンサは、エプロンの回動角検出に基づいて、代かき作業機の耕深を検出するため、このオート装置を用いるには、代かき作業時に、エプロンがフリー状態である必要がある。このような代かき作業機として、特許文献2の代かき作業機がある。
従来の特許文献2の代かき作業機は、耕耘作業を行うロータリ作業部を回転自在に支持する機体と、機体に設けられロータリ作業部の上部を覆うカバー部と、カバー部の後端部に回動可能に支持されたエプロンと、エプロンの後端部に回動可能に支持されたレベラを備え、土寄せ作業位置に移動させたエプロンの背面側への回動を規制する回動規制手段を有し、回動規制手段は、エプロンに下端部が回動自在に支持されて上方へ延びるロッド部と、エプロンの背面側への回動を規制する位置の調整を行う規制位置調整部とを有し、規制位置調整部は、ロッド部の先端部を前後方向に移動自在に支持する本体部と、本体部に回動自在に支持されてロッド部の先端部に接触して先端部を移動させるアーム部と、本体部に設けられアーム部を回動させるシリンダ部とを有して、アーム部の回動によりロッド部の先端部を、土寄せ作業時にエプロンによって寄せられる耕土の量を少なくする位置、寄せられる耕土の量を多くする位置、代かき作業を行う場合にエプロンの回動をフリーにする位置に移動可能であり、レベラは、エプロンによる土寄せ作業時にエプロンによって土寄せされた耕土の整地作業を行うことを特徴とする。
特開平10−98910号公報 特開2008−173060号公報
ところで、特許文献1に開示された技術は、ロック・ロック解除プレートを回動させるために正逆回転モータを必要とする。他方、特許文献2に開示された技術は、回動規制装置のシリンダ部を伸縮させるためにモータを必要とする。特許文献1に開示された技術と特許文献2に開示された技術の両方を設けると、モータが多数必要になり、農作業機の構造が複雑になるとともに、部品点数が増加することになる。
本発明は、上記のような従来技術に伴う課題を解決しようとするものであって、その目的とするところは、より簡易な構造でレベラの下方規制とエプロンの回動を制御する構成を有する農作業機を提供するところにある。
本発明の一実施形態によれば、耕耘作業を行うロータリ作業部を回転自在に支持する機体と、前記機体に設けられ、前記ロータリ作業部の上部を覆うカバー部と、前記カバー部の後端部に回動自在に支持されたエプロンと、前記エプロンの背面に取り付けられた支持部材と、前記カバー部に取り付けられ、前記エプロンを加圧するエプロン加圧状態と前記エプロンが自由に回動できる状態であるエプロン加圧解除状態とに切り替えることができるエプロン回動制御部と、前記エプロンの後端部に回動自在に支持されたレベラと、前記レベラの下方への回動を制御するレベラ回動制御部と、を備え、前記エプロン回動制御部と前記レベラ回動制御部とは、前記カバー部に回動自在に取り付けられたカムブラケットと、前記カムブラケットを回動させる駆動部と、を共通して有することを特徴とする農作業機が提供される。
前記エプロン回動制御部は、後端部が前記支持部材に対して、摺動可能に取り付けられたロッド部と、前記ロッド部の前端部を回動自在に支持し、前記カバー部に対して回動自在に支持されるアーム部と、前記ロッド部と前記アーム部との回動軸と、を有した第1ロッド部と、前記ロッド部に装着された第1バネ部と、をさらに備え、前記カムブラケットは、カムブラケット回動軸に回動自在に支持され、接触部を有し、前記接触部は、前記エプロンが回動し前記ロッド部が前方に移動するのに伴い前記アーム部が回動するときに、前記第1ロッド部に接触して前記第1ロッド部の回動を規制し、前記第1バネ部は、前記接触部が前記第1ロッド部に接触を開始してからさらに前記エプロンが回動するときに、前記エプロンを加圧し、前記レベラ回動制御部は、基端部が前記カバー部に回動自在に支持され、カムブラケット接触部を有する吊り下げアームと、一端が前記吊り下げアームに取り付けられ、他端が前記レベラに取り付けられた第2ロッド部と、をさらに有し、前記レベラ回動制御部は、前記カムブラケット接触部が前記カムブラケットに接触するときに、前記レベラの下方への回動を規制してもよい。
前記駆動部は、ギヤ及びモータ、又は、シリンダを含んでもよい。
本発明によれば、より簡易な構造でレベラの下方規制とエプロンの回動を制御する構成を有する農作業機を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る代かき作業機の構成を説明する斜視図である。 本発明の一実施形態に係る代かき作業機の構成を説明する上面図である。 本発明の一実施形態に係る代かき作業機の構成を説明する側面図である。 本発明の一実施形態に係る代かき作業機の代かき作業状態を説明する部分側面図である。 本発明の一実施形態に係る代かき作業機のエプロン加圧待機状態を説明する部分側面図である。 本発明の一実施形態に係る代かき作業機のエプロン加圧状態を説明する部分側面図である。 本発明の一実施形態に係る代かき作業機のエプロン加圧解除状態を説明する部分側面図である。 本発明の一実施形態に係る代かき作業機の土寄せ状態(土寄せロック)を説明する部分側面図である。 本発明の一実施形態に係る代かき作業機の土寄せ状態(土寄せロック解除)を説明する部分側面図である。 本発明の一実施形態に係る代かき作業機が土寄せ状態から作業位置に遷移している状態を説明する部分側面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。以下に示す実施形態は本発明の実施形態の一例であって、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。なお、本実施形態で参照する図面において、同一部分または同様の機能を有する部分には同一の符号または類似の符号(数字の後にA、Bなどを付しただけの符号)を付し、その繰り返しの説明は省略する場合がある。左右に同様の機能を有する部分がある場合には、左にあるものには、「L」との接尾語を付し、右にあるものには、「R」との接尾語を付し、両者をまとめて呼ぶ場合、または単独で呼ぶ場合でも、接尾語を付さない場合がある。例えば、右エプロン回動制御部を6Rとし、左エプロン回動制御部を6Lとしても、両者の区別をしない場合には、エプロン回動制御部6と呼ぶことがある。また、図面の寸法比率は説明の都合上実際の比率とは異なったり、構成の一部が図面から省略されたりする場合がある。また、説明の便宜上、上方又は下方という語句を用いて説明するが、上方又は下方はそれぞれ作業機の作業状態における向きを示す。また、同様に、前方又は後方という語句を用いて説明するが、前方は作業機に対する作業機を牽引する走行機体の方向を示し、後方は走行機体に対する作業機の方向を示す。
<実施形態>
図1乃至図4を用いて、本発明の実施形態に係る農作業機の全体構成及び各機能部についての説明をする。本発明の実施形態に係る農作業機は、耕耘作業機や代かき機のように、例えば、トラクタなどの走行機体の後部に連結され、作業爪を回転させることで土壌を耕す又は撹拌する農作業機に用いることができる。本実施形態は、代かき作業機のうち作業機本体の両側に左右の作業体が折り畳み且つ展開可能な代かき作業機を例にして説明するが、本発明に係る農作業機は、耕耘作業機であってもよく、耕耘作業機及び代かき機以外の農作業機に適用することもできる。
図1、図2、図3及び図4はそれぞれ、本実施形態に係る代かき作業機10の構成を説明する斜視図、上面図、側面図及び部分側面図である。
本実施形態に係る代かき作業機10は、中央作業部10C、左作業部10L及び右作業部10Rを備えた3分割構造となっている。中央作業部10Cは、代かき作業機10の中央部に配置されている。左作業部10L及び右作業部10Rは、中央作業部10Cの左右両端部に上下方向に回動可能に取り付けられている。
[中央作業部10Cの構成]
中央作業部10Cは、作業・土寄せ切替部(コントロールロッド)8と、トップマスト11と、ロアーリンク連結部12と、入力軸13と、伝動フレーム15と、支持フレーム16と、ロータリ作業部20と、シールドカバー23と、レベラ24と、エプロン25とリンク機構部26とを備えている。
作業・土寄せ切替部(コントロールロッド)8は、レベラ24を下方に回動させる。この例では、作業・土寄せ切替部(コントロールロッド)8は、モータとリンク機構とを備える。
トップマスト11及びロアーリンク連結部12は、中央作業部10Cの前方中央部及び前方左右2箇所にそれぞれ設けられている。トップマスト11及び左右2箇所に設けられたロアーリンク連結部12は、トラクタ90のトップリンク及び左右2箇所に設けられたロアーリンク(3点リンク機構)にそれぞれ連結される。代かき作業機10は、左右方向に延びる主フレームを有した機体の前部に、トラクタ90の後部に対して昇降可能に装着される。なお、代かき作業機10とトラクタ90との連結は、トラクタ90の3点リンク機構に装着されるオートヒッチフレームを介してもよい。
入力軸13は、中央作業部10Cの前方中央部に設けられたギヤボックス14に内装され、前方に突出している。入力軸13には、トラクタ90のPTO(Power Take Off)軸から、ユニバーサルジョイント、等を介して、動力が伝達される。
伝動フレーム15及び支持フレーム16は、本体フレームを兼ね、ギヤボックス14の左右両側に、水平方向に延設されている。伝動フレーム15は、伝動シャフト(図示せず)を内装している。支持フレーム16は、伝動シャフトを内装せず、中空となっていてもよい。伝動フレーム15の側端部にはチェーン伝動ケース18が垂設され、また、支持フレーム16の側端部には側部フレーム19がチェーン伝動ケース18と対向して垂設されている。
ロータリ作業部20は、ロータリ軸及び複数の耕耘爪22を含む。ロータリ軸は、チェーン伝動ケース18の下端部と側部フレーム19の下端部との間に軸架されている。複数の耕耘爪22は、ロータリ軸の軸周りに、着脱可能に取り付けられている。トラクタ90から入力軸13に伝達された動力は、ギヤボックス14内で変速され、伝動シャフトを回転させてチェーン伝動ケース18を介してロータリ軸を回転駆動し、ロータリ作業部20を所定方向に回転させて耕耘作業を行う構成となっている。なお、ロータリ軸は、取付フランジや取付ホルダを含んでもよく、複数の耕耘爪22は、取付フランジ取付ホルダに着脱可能に取り付けられてもよい。
シールドカバー23は、伝動フレーム15と支持フレーム16の下部間に配置され、ロータリ作業部20の上部を覆う。
エプロン(第1整地板)25は、シールドカバー23の後端部にエプロン回動軸25Raを支点として上下方向に回動自在に取り付けられ、後側が斜め下方へ延びる。エプロン25の後端部によって耕耘地面が平坦に整地される。レベラ(第2整地板)24は、エプロン25の後端部に上下方向に回動自在に取り付けられている。レベラ24によって圃場の耕耘地面が更に平坦に整地される。
リンク機構部26は、一端部がギヤボックス14の後部に接続され、他端部がレベラ24の上面に接続されている。リンク機構部26は、レベラ24の上下方向の回動に伴って上下方向に移動自在となっている。本実施形態においては、リンク機構部26は、揺動アーム27及び連結ロッド28から構成されている。
揺動アーム27は、ギヤボックス14の後部に一端部が回動自在に接続され、他端部が後方に延びて上下方向に揺動可能となっている。ここで、揺動アーム27の一端部は、ギヤボックス14の後部に横方向に延びる軸部を回動支点として回動自在に接続されている。
連結ロッド28は、揺動アーム27の他端部とレベラ24の上面との間に接続されている。つまり、揺動アーム27は、連結ロッド28を介してレベラ24に接続されている。連結ロッド28の両端部は、揺動アーム27及びレベラ24に対して回動自在に接続されている。このため、レベラ24が上下方向に回動すると、連結ロッド28を介して揺動アーム27が軸部を回動支点として上下方向に回動する。
[左右作業部の構成]
次いで、左作業部10L及び右作業部10Rの構成について説明する。左作業部10L及び右作業部10Rは、中央作業部10Cの左右方向両端部に設けられた回動支点である前後方向の折畳用軸30を中心として、上下方向に回動可能となっている。左作業部10L及び右作業部10Rは、回動により折畳状態(閉状態)および展開状態(開状態)に選択的に切り換えられ、展開状態時には中央作業部10Cからの動力によって耕耘作業が可能である。
左作業部10L及び右作業部10Rは、ほぼ左右対称の構造を有するため、以下では特に左作業部10Lの構成ついて更に詳細に説明する。左作業部10Lは、左シリンダ31L、2つの左側部フレーム32L及び33L(図示せず)、ロータリ作業部20L(図示せず)、左シールドカバー23L、左レベラ24L及び左エプロン25Lを有している。
左シリンダ31Lは、伸縮動作に基づいて左作業部10Lを中央作業部10Cに対して回動させる駆動源としての左回動駆動手段として機能する。左作業部10Lは、左シリンダ31Lの作動に基づき、折畳用軸30を中心とする展開方向への所定角度、例えば略180度回動することにより中央作業部10Cの外側方に位置する展開状態となり、折畳用軸30を中心とする折畳方向への所定角度、例えば略180度回動することにより中央作業部10Cの上方に位置する折畳状態となる。
左側部フレーム32L及び33L(図示せず)は、左作業部10Lの左右両端に設けられている。この例では、左側部フレーム32L及び33L(図示せず)は、左シールドカバー23Lと一体となっている。
ロータリ作業部20Lは、左側部フレーム32L及び33Lの下部間に、回転自在に支持されている。ロータリ作業部20Lは、中央作業部10Cに設けられたロータリ作業部20と同様に、ロータリ軸L及び複数の耕耘爪22(共に図示せず)を有している。
左シールドカバー23Lは、左側部フレーム32L及び33Lの上部間に、ロータリ作業部20Lの上部を覆うように設けられている。本実施形態においては、左シールドカバー23Lは、中央作業部10Cに設けられたシールドカバー23と同様に構成される。
左エプロン25Lは、左シールドカバー23Lの後端部に取り付けられている。左レベラ24Lは、左エプロン25Lの後端部に上下方向に回動自在に取り付けられている。
左作業部10Lは、ロータリ作業部20Lの回転軸OL(図示せず)方向の構成が、中央作業部10Cの構成とほぼ同様となっている。つまり、ロータリ作業部20Lの回転軸OLに直交する平面上の断面において、ロータリ作業部20Lの回転軸OL、左シールドカバー23L、左エプロン25L及び左レベラ24Lの断面構成が、中央作業部10Cのそれらとほぼ同様の断面構成を有している。
前述のように、トラクタ90から入力軸13に伝達された動力が、前述の伝動機構を介して中央作業部10Cのロータリ作業部20と共に、左作業部10L及び右作業部10Rに設けられたロータリ作業部20L及び20R(図示せず)に伝達され、ロータリ作業部20L及び20Rを所定方向に回転させるように構成されている。
左延長レベラ34Lは、左レベラ24Lの外側端部に、上下方向に回動自在に設けられている。左延長レベラ34Lは、左レベラ24Lの左右方向外側端部に前後方向に延設された軸部35を中心として回動自在に設けられている。左延長レベラ34Lは、展開された作業位置では左レベラ24Lの外側に延びて左レベラ24Lの整地作業を補助し、左レベラ24Lの上方側に折り畳まれる位置(格納位置)に回動すると左レベラ24L上に格納される。
左延長レベラ34Lは、更に、左作業部10Lの左シールドカバー23L上に設けられた回動装置36によって格納位置と作業位置との間を回動可能である。回動装置36は、カバー37によって覆われた駆動モータと、駆動モータと左延長レベラ34Lとの間に接続され、駆動モータからの駆動力によって左延長レベラ34Lを回動させるリンク機構部38とを有している。
左レベラ連結部40Lは、中央作業部10Cのレベラ24及び左作業部10Lの左レベラ24Lに取り付けられており、エプロン25に対するレベラ24の回動方向又は左エプロン25Lに対する左レベラ24Lの回動方向においてエプロン25及び左エプロン25Lの相対的な動作範囲を規制する。つまり、左レベラ連結部40Lはレベラ24と左レベラ24Lとを連動させる。また、左レベラ連結部40Lは左レベラ24Lに取り付けられた左係止部41Lと、レベラ24に取り付けられた左受け部42Lと、を有する。
以上、左作業部10Lの構成について説明した。右作業部10Rの構成は左作業部10Lとほぼ同様であり、説明で用いた符号についてはLをRと読み替えればよい。
代かき作業機10は、更に、複数の土寄せ板39を備えてもよい。複数の土寄せ板39は、代かき作業機10の前方に取り付けられる。例えば、走行するトラクタ90のタイヤ痕が耕耘地面に形成されて土の片寄りが発生した場合に、土寄せ板39によって土の片寄りを戻して耕耘地面を平坦にすることができる。
[カムブラケットの共用構造]
より簡易な構造でレベラの吊り下げアームの下方規制とエプロンの回動を制御する構成を有する農作業機を提供するためには、レベラの吊り下げアームの下方規制を行う構成とエプロンの回動を制御する構成の少なくとも一部が同じ部品で構成されることが好ましい。そして、上記のとおり、特許文献1に開示されたレベラの吊り下げアームの下方規制を行う構成と、特許文献2に開示されたエプロンの回動を制御する構成の両方を設けると、モータが多数必要となるため、モータを削減できるような構成が好ましい。
モータを削減するためには、モータによって駆動させている部品を共通にすることが必要となる。特許文献1に開示された技術では、ロック・ロック解除プレートを回動させるためにモータを用いている。他方、特許文献2に開示された技術では、回動規制装置のシリンダ部を伸縮させるためにモータを用いている。しかし、ロック・ロック解除プレートとシリンダは、部品自体が異なるため、共通にすることはできない。そこで、レベラの吊り下げアームの下方規制を行う機能、エプロンの回動を制御する機能のいずれの機能も実現しつつ、少なくともロック・ロック解除プレートかシリンダの一方の部品を変える必要がある。
ところで、両機能は、同じタイミングで実現する必要はない。すなわち、レベラの吊り下げアームの下方規制を行う機能は、後で詳細に説明するとおり、中央作業部10Cと左作業部10L・右作業部10Rとを連結する際や当該連結を解除する際に必要となる機能である。他方、エプロンの回動を制御する機能は、図6に示す代かき作業機のエプロン加圧状態において必要となる機能である。したがって、ある部品が、中央作業部10Cと左作業部10L・右作業部10Rとを連結する際や図4に示す代かき作業機の作業状態においては、レベラの吊り下げアームの下方規制を行う機能を行い、図6に示す代かき作業機のエプロン加圧状態においては、エプロンの回動を制御する機能を行うように構成することは可能である。
このように、1つの部品が、場面ごとに異なる機能を行うには、当該部品は、当該場面ごとに異なる位置に配置されることが好ましい。具体的には、中央作業部10Cと左作業部10L・右作業部10Rとを連結する際や当該連結を解除する際には、レベラの吊り下げアームの下方規制を行うことが可能な位置に配置され、図6に示す代かき作業機のエプロン加圧状態においては、エプロンの回動を制御する位置に配置されることが好ましい。そのためには、当該部品は、場面ごとに当該部品を駆動させる駆動部によって、駆動させられることが必要となる。この例では、以下で詳細に説明するとおり、カムブラケット68Rがエプロンの回動を制御する機能とレベラの吊り下げアームの下方規制を行う機能を兼ねる構造を有する。
[エプロン回動制御部におけるカムブラケット]
まず、カムブラケット68Rがエプロンの回動を制御する機能について説明する。カムブラケット68Rは、エプロンの回動を制御するのに必要である。カムブラケット68Rは、リンクシテンプレート23Raに回動自在に取り付けられている。なお、リンクシテンプレート23Raは、右シールドカバー23Rの一部であることから、カムブラケット68Rは、右シールドカバー23Rに回動自在に取り付けられているともいえる。もっとも、エプロンの回動を制御するには、カムブラケット68R以外の構成も必要である。そこで、以下、エプロンの回動を制御するエプロン回動制御部について説明する。
左作業部10L及び右作業部10Rは、ほぼ左右対称の構造を有するため、以下では特に右作業部10Rに設けられる右エプロン回動制御部6Rについて更に詳細に説明する。右作業部10Rには、図1に示すように、右エプロン25Rの背面側への回動を規制する右エプロン回動制御部6Rが設けられている。ここで、右エプロン25Rを基準として、ロータリ作業部20R側を「腹面側」といい、支持部材55R(図3参照)側で腹面側とは反対側を「背面側」という。
右エプロン回動制御部6Rは、図3及び図4に示すように、ロッド部60R、スプリング(第1バネ部)58R、ロッドアーム・ロッド回動軸62R、ロッドアーム64R、カムブラケット68R、スプリング(第2バネ部)74R、加圧ギヤリンク76R、ギヤ79R及びモータ80Rを備える。ここで、ロッド部60R、ロッドアーム・ロッド回動軸62R、ロッドアーム64Rをまとめて第1ロッド部と呼ぶ。
ロッド部60Rは、その後端部が右エプロン25Rの背面に取り付けられた支持部材55Rに対して回動自在及び摺動可能に取り付けられている。また、ロッド部60Rは、その前端部がロッドアーム64Rに回動自在に取り付けられている。
支持部材55Rは、左右方向に対向して配設された一対の支持板を備える。これらの支持板間には円柱状の回動部56Rが回動自在に取り付けられている。この回動部56Rにロッド部60Rの後端部が摺動可能に挿通している。また、ロッド部60Rには、スプリング58Rが装着されている。なお、この例では、ロッド部60Rの中間部には、ピンを挿着するための挿着孔はないが、挿着孔をロッド部60Rの軸方向に所定間隔を有して複数設けてもよい。この場合、ピンの挿着位置を変更すると、自然長に延びるスプリング58Rとピンとの隙間の大きさ調整が可能となって、右エプロン25Rを加圧状態としたときのエプロン加圧力の調整が可能になる。
ロッドアーム64Rは、一端側がロッド部60Rに回動自在に取り付けられ、他端側が右シールドカバー23Rに回動自在に取り付けられている。
カムブラケット68Rは、カムブラケット回動軸70Rに回動自在に支持される。この例では、カムブラケット回動軸70Rは、ピンであるが、カムブラケット68Rを回動自在に支持する機能を有する部材であればピンに限定されるものではない。また、カムブラケット68Rは、加圧ギヤリンク76Rが回動するときに加圧ギヤリンク76Rから力を受ける第1接触部68Ra、代かき作業機10の作業状態時にロッドアーム回動軸66Rと接触する第2接触部68Rb(図4参照)、代かき作業機10のエプロン加圧状態時にロッドアーム回動軸66Rと接触する第3接触部68Rc(図5参照)、代かき作業機10のエプロン加圧状態時にロッドアーム・ロッド回動軸62Rとなるピンに接触する第4接触部68Rd(図5参照)、及び代かき作業機10のエプロン加圧解除時にカムブラケット接触部(ピン)72Rと接触する第5接触部68Re(図7参照)を有する。もっとも、カムブラケット68Rの第4接触部68Rdは、代かき作業機10のエプロン加圧状態時にロッドアーム・ロッド回動軸62Rとなるピンに接触せずに、ロッド部60Rと接触するように構成してもよい。
駆動部は、カムブラケット68Rを回動させる。駆動部は、カムブラケット68Rを回動させ、代かき作業機10のエプロン加圧状態時にカムブラケット68Rをカムブラケット68Rの第4接触部68Rdがロッドアーム・ロッド回動軸62Rとなるピンに接触する位置にし、他方、代かき作業機10のエプロン加圧解除状態時にカムブラケット68Rをカムブラケット68Rの第4接触部68Rdがロッドアーム・ロッド回動軸62Rとなるピンに接触しないような位置にする機能を有すればよい。駆動部は、この例では、モータ80R、ギヤ79R及び加圧ギヤリンク76Rを有する。もっとも、カムブラケット68Rの形状を変えて、ギヤ79Rと噛み合う歯を有する形状で、ギヤ79Rの回転によって、回動するように構成してもよい。この場合に、加圧ギヤリンク76Rは不要となる。駆動部がカムブラケット68Rを回動させる方法についての詳細は、エプロン回動制御部の動作の説明の中でする。
スプリング(第2バネ部)74Rが、カムブラケット68Rの回動を補助する。スプリング74Rは、その一端が、右シールドカバー23Rに固定され、他端がカムブラケット68Rに固定される。この例では、スプリング74Rは、ねじりコイルばねである。そして、スプリング74Rは、開こうとする方向に力が働く。言い換えると、スプリング74Rの2つのアーム間のアーム角度が、より大きくなる方向に力が働く。具体的な説明は、エプロン回動制御部の動作の説明の中でする。もっとも、加圧ギヤリンクの形状を変えて、スプリング74Rを不要としてもよい。具体的には、カムブラケット68Rの第1接触部68Raが加圧ギヤリンクから力を受けることによって、カムブラケット68Rが、第2接触部68Rbが代かき作業機10の作業状態時にロッドアーム回動軸66Rと接触する範囲から、第3接触部68Rcが代かき作業機10のエプロン加圧状態時にロッドアーム回動軸66Rと接触する範囲まで回動することが可能となるような形状である。
トラクタ90に搭乗した作業者の操作スイッチの操作に応じて、モータ80Rを駆動させ、カムブラケット68Rの回動を制御することによって、右エプロン25Rの回動を制御することができる。操作スイッチは、トラクタ90に搭乗した作業者が操作できる範囲に設置されていればよく、トラクタ90の運転席や代かき作業機10の前側部分に設置されてもよい。
[レベラ回動制御部におけるカムブラケット]
次に、カムブラケット68Rがレベラの吊り下げアームの下方規制を行う機能について説明する。カムブラケット68Rは、レベラの吊り下げアームの下方規制を行うのに必要である。もっとも、この例では、レベラの吊り下げアームの下方規制を行うには、カムブラケット68R以外の構成も必要である。そこで、以下、レベラの吊り下げアームの下方規制を行うレベラ回動制御部について説明する。
レベラ回動制御部7Rは、この例では、図3及び図4に示すように、吊り下げアーム50R、調整アーム48R、アンダストッパ44R、カムブラケット68R、スプリング(第2バネ部)74R、加圧ギヤリンク76R、ギヤ79R及びモータ80Rを備える。ここで、調整アーム48R、アンダストッパ44Rをまとめて第2ロッド部という。カムブラケット68R、スプリング(第2バネ部)74R、加圧ギヤリンク76R、ギヤ79R及びモータ80Rは、右エプロン回動制御部6Rと共通する構成である。そのため、これらについての詳細な説明は省略する。
吊り下げアーム50Rは、リンクシテンプレート23Raに設けられている。なお、リンクシテンプレート23Raは、右シールドカバー23Rの一部であることから、吊り下げアーム50Rは、右シールドカバー23Rに設けられているともいえる。調整アーム48Rは、吊り下げアーム50Rに回動自在に取り付けられている。調整アーム48Rは、右レベラ24Rをレベラ24に連結させることを調整するための部品である。アンダストッパ44Rは、調整アーム48Rに取り付けられている。そして、右レベラ24Rは、アンダストッパ44Rに回動自在に取り付けられている。この例では、調整アーム48Rがあるが、その他の部分で右レベラ24Rの位置をレベラ24と連結させる位置に調整可能であれば、吊り下げアーム50Rとアンダストッパ44Rとを直結させることも可能である。この場合には、調整アーム48Rは、不要となる。
以上で、カムブラケット68Rがエプロンの回動を制御する機能とレベラの吊り下げアームの下方規制を行う機能を兼ねる構造を有することを説明した。この例では、図2に示す上面図でみたときに、右エプロン回動制御部6Rとレベラ回動制御部7Rとが重なる位置にある。すなわち、図2に示す上面図をみると、右エプロン回動制御部6Rはレベラ回動制御部7Rによって見えない位置にある。このように配置することによって、カムブラケット68Rは、図4に示す作業状態において、吊り下げアーム50Rを支えることができる。また、カムブラケット68Rは、図6に示すエプロン加圧状態において、ロッドアーム・ロッド回動軸62Rとなるピンに接触することができる。
図4乃至図10を用いて、カムブラケットがエプロンの加圧とレベラの吊り下げアームの下方規制を兼ねる構造を有することを説明する。図4は、本発明の一実施形態に係る代かき作業機の作業状態を説明する部分側面図である。
図4に示すように、カムブラケット68Rは、吊り下げアーム50Rのカムブラケット接触部72Rに接触している。そのため、吊り下げアーム50Rは、下方への回動が規制されている。また、吊り下げアーム50Rの後端は、調整アーム・吊り下げアーム回動軸52Rを回動支点として、調整アーム48Rに回動自在に取り付けられている。調整アーム48Rは、ボルトとナットを用いてアンダストッパ44Rに取り付けられている。アンダストッパ44Rは、レベラ・アンダストッパ回動軸46Rを回動支点として、右レベラ24Rに回動自在に取り付けられている。そのため、吊り下げアーム50Rの下方への回動が規制されることによって、右レベラ24Rの下方への回動を規制する。
上記のとおり、中央作業部10Cと左作業部10Lとを連結するためには、左レベラ24Lに取り付けられた左係止部41Lとレベラ24に取り付けられた左受け部42Lとが連結されなければならない。同様に、中央作業部10Cと右作業部10Rとを連結するためには、右レベラ24Rに取り付けられた右係止部41R(図示せず)とレベラ24に取り付けられた右受け部42R(図示せず)とが連結されなければならない。そして、これらを連結するためには、吊り下げアーム50Rの下方への回動が規制されることによって、右レベラ24Rの下方への回動が規制され、同様に、吊り下げアーム50L(図示せず)の下方への回動が規制されることによって、左レベラ24Lの下方への回動が規制されていなければならない。吊り下げアーム50L・50Rの下方への回動の規制は、主として、これらの連結の場面で必要となる。
他方、中央作業部10Cと左作業部10L・右作業部10Rとが連結された場合には、吊り下げアーム50L・50Rの下方への回動の規制による左レベラ24L・右レベラ24Rの下方への回動の規制は、補助的なものとなる。すなわち、中央作業部10Cのレベラ24の下方への回動の規制は、作業・土寄せ切替部(コントロールロッド)8がリンク機構部26の下方への回動の規制することによって行われる。そして、レベラ24の下方への回動が規制されていること、かつ、レベラ24と左レベラ24L・右レベラ24Rが連結されていることから、左レベラ24L及び右レベラ24Rの下方への回動は規制されることになる。そのため、中央作業部10Cと左作業部10L・右作業部10Rとが連結された場合には、吊り下げアーム50L・50Rの下方への回動の規制による左レベラ24L・右レベラ24Rの下方への回動の規制は、補助的なものとなるのである。すなわち、図4に示す代かき作業機の作業状態では、吊り下げアーム50L・50Rの下方への回動の規制による左レベラ24L・右レベラ24Rの下方への回動の規制は、補助的なものである。
次に、図4乃至図6を用いて、代かき作業機の作業状態から、エプロン加圧待機状態を経て、エプロン加圧状態に遷移するまでを説明する。図5は、本発明の一実施形態に係る代かき作業機のエプロン加圧待機状態を説明する部分側面図である。図6は、本発明の一実施形態に係る代かき作業機のエプロン加圧状態を説明する部分側面図である。
図4に示す作業状態から図5に示すエプロン加圧待機状態にするために、この例では、まず、モータ80Rを駆動させる。モータ80Rが駆動すると、ギヤ79Rが回転する。そして、ギヤ79Rが回転すると、加圧ギヤリンク76Rが加圧ギヤリンク回動軸78Rを回動支点とし、図4及び図5の側面図を基準として反時計回りに回動する。加圧ギヤリンク76Rが加圧ギヤリンク回動軸78Rを回動支点とし、図4及び図5の側面図を基準として反時計回りに回動すると、カムブラケット68Rの第1接触部68Raが加圧ギヤリンク76Rから力を受ける。そうすると、カムブラケット68Rは、カムブラケット回動軸70Rを回動支点とし、図4及び図5の側面図を基準として時計回りに回動することになる。
加圧ギヤリンク76Rが加圧ギヤリンク回動軸78Rを回動支点とし、図4及び図5の側面図を基準として反時計回りに回動して所定の位置まで達すると、それ以上回動しなくなる。そうすると、カムブラケット68Rの第1接触部68Raは、加圧ギヤリンク76Rから力を受けなくなる。もっとも、スプリング74Rが開こうとすることによって、カムブラケット68Rは、カムブラケット回動軸70Rを回動支点とし、図4及び図5の側面図を基準として時計回りに回動する。そして、図5に示すように、カムブラケット68Rの第3接触部68Rcがロッドアーム回動軸66Rと接触することによって、カムブラケット68Rは、スプリング74Rから力を受けつつも、その回動が止められる。これらの一連の動作によって、図4の作業状態から、図5のエプロン加圧待機状態になる。
次に、図5に示すエプロン加圧待機状態から図6に示すエプロン加圧状態への遷移を説明する。エプロン加圧状態とは、エプロンの回動が規制されている状態をいう。図5では、カムブラケット68Rの第4接触部68Rdは、ロッドアーム・ロッド回動軸62Rとなるピンに接触していない。すなわち、カムブラケット68Rの第4接触部68Rdとロッドアーム・ロッド回動軸62Rとなるピンとの間には一定の隙間がある。これは、図4に示す代かき作業機の作業状態から、図5に示すエプロン加圧待機状態に遷移するときに、カムブラケット68Rの第4接触部68Rdとロッドアーム・ロッド回動軸62Rとなるピンとが接触しないようにするためである。
作業者が、より土を細かくしたり整地性を向上したりするために、エプロン加圧待機状態から耕深をさらに深くすると、エプロン25に対して上方向に向かう外力が加わる。エプロン25に対して上方向に向かう外力が加わると、エプロン回動軸25Raを回動支点とし、図5乃至図7のような側面図を基準として、時計回りに右エプロン25Rが回動し、ロッド部60Rが前方に移動する。ここで、ロッド部60Rが「前方に」移動するという意味は、トラクタ90の進行方向を基準として前方という意味で、地表と水平方向の前方だけを含むものではなく、斜め前方も含む。すなわち、ロッド部60Rは、前方に移動するとともに、上方にも移動しているので、斜め前方方向に移動しているのであるが、ここでは、「前方」と表現する。
ロッド部60Rが前方に移動すると、ロッドアーム64Rがロッドアーム回動軸66Rを回動支点として時計回りに回動し、カムブラケット68Rの第4接触部68Rdは、ロッドアーム・ロッド回動軸62Rとなるピンに接触する。カムブラケット68Rの第4接触部68Rdが、ロッドアーム・ロッド回動軸62Rとなるピンに接触を開始してからさらに右エプロン25Rが時計回りに回動すると、回動部56Rがロッド部60Rを摺動する。図6に示すロッド部60Rの後端部は、図5に示すロッド部60Rの後端部と比較すると、下に位置していることから、回動部56Rがロッド部60Rを上方へ摺動していることがわかる。
代かき作業時に耕深が深くなると、右エプロン25Rの腹面側に土が溜まり上方に回動することによって回動部56Rがロッド部60Rを摺動する。回動部56Rがロッド部60Rを摺動すると、回動部56Rに接触しているスプリング58Rが押し上げられ、図5の状態よりも、縮んだ状態となる。そうすると、スプリング58Rは、縮んだ状態から元の状態に戻ろうとするため、右エプロン25Rに力が加わり、右エプロン25Rの回動が規制され、右エプロン25Rで耕土を加圧するようになる。この状態が、エプロン加圧状態である。なお、図5と図6とを対照すると、カムブラケット68R及びカムブラケット68Rの第4接触部68Rdの位置は変化していない。右エプロン25Rが図5乃至図7のような側面図を基準として時計回りに回動すると、図5の状態から図6のエプロン加圧状態に遷移する。そうすると、図5の状態は、右エプロン25Rが回動すれば、エプロン加圧状態となりうる。そこで、ここでは、図5の状態を「エプロン加圧待機状態」と表現する。
次に、図7を用いて、エプロン加圧状態からエプロン加圧解除状態に遷移するまでを説明する。図7は、本発明の一実施形態に係る代かき作業機のエプロン加圧解除状態を説明するための部分側面図である。
エプロン加圧待機状態からエプロン加圧解除状態に遷移するまでは、まず、モータ80Rを駆動させる。ここで、モータ80Rの回転は、図4に示す作業状態から図5に示すエプロン加圧待機状態へ遷移させる際のモータ80Rの回転と逆回転である。モータ80Rが駆動すると、ギヤ79Rが回転する。そして、ギヤ79Rが回転すると、加圧ギヤリンク76Rが加圧ギヤリンク回動軸78Rを回動支点とし、図5及び図7の側面図を基準として時計回りに回動する。加圧ギヤリンク76Rが加圧ギヤリンク回動軸78Rを回動支点とし、図5及び図7の側面図を基準として時計回りに回動すると、カムブラケット68Rの第1接触部68Raが加圧ギヤリンク76Rから上方へ向かう力を受ける。そうすると、カムブラケット68Rは、カムブラケット回動軸70Rを回動支点とし、図5及び図7の側面図を基準として反時計回りに回動することになる。
加圧ギヤリンク76Rが加圧ギヤリンク回動軸78Rを回動支点とし、図5及び図7の側面図を基準として時計回りに回動して所定の位置まで達すると、それ以上回動しなくなる。そうすると、カムブラケット68Rの第1接触部68Raは、加圧ギヤリンク76Rから力を受けなくなる。もっとも、スプリング74Rが伸びることによって、カムブラケット68Rは、カムブラケット回動軸70Rを回動支点とし、図5及び図7の側面図を基準として反時計回りに回動する。そして、図7に示すように、カムブラケット68Rの先端が、吊り下げアーム50Rの接触部72Rと接触することによって、カムブラケット68Rは、スプリング74Rから力を受けつつも、その回動が止められる。これらの一連の動作によって、図6のエプロン加圧状態から、図7のエプロン加圧解除状態になる。この例では、図7のエプロン加圧解除状態において、右レベラ連結部40Rの右係止部(ピン)41Rと右受け部42Rには隙間が生じる。
なお、作業者が作業を開始すると、さらにレベラ24Rに上方への外力が加わり、レベラ24Rが上方に回動する。レベラ24Rが上方に回動すると、吊り下げアーム50Rの接触部72Rが上方へ回動する。そうすると、スプリング74Rの力でさらにカムブラケット68が、図4及び図7の側面図を基準として、反時計回りに回動する。そうすると、図4に示すように、カムブラケット68Rの第2接触部68Rbがロッドアーム回動軸66Rと接触することによって、カムブラケット68Rは、スプリング74Rから力を受けつつも、その回動が止められる。なお、右レベラ連結部40Rの右係止部(ピン)41Rと右受け部42Rとの隙間を考慮しなければ、図6のエプロン加圧状態から、図5のエプロン加圧待機状態を経て、図4の作業状態に遷移する。
次に、図4及び図8を用いて代かき作業機の土寄せ状態(土寄せロック)を説明する。図8は、本発明の一実施形態に係る代かき作業機の土寄せ状態(土寄せロック)を説明する部分側面図である。
右エプロン25Rによる土寄せを行うためには、右レベラ24Rを下方へ回動させる必要がある。図4に示す作業状態では、カムブラケット68Rが、吊り下げアーム50Rのカムブラケット接触部72Rに接触しているため、吊り下げアーム50Rは、下方への回動が規制されている。そのため、右レベラ24Rの下方への回動も規制されている。そこで、図8に示すように、カムブラケット68Rが吊り下げアーム50Rのカムブラケット接触部72Rに接触しない状態にするために、カムブラケット68Rを回動させる必要がある。
図4に示す作業状態から図8に示す土寄せ状態(土寄せロック)にするために、この例では、まず、カムブラケット68Rを、カムブラケット回動軸70Rを回動支点とし、図4及び図8の側面図を基準として時計回りに回動させる必要がある。この回動のさせ方については、図4に示す作業状態から図5に示すエプロン加圧待機状態に遷移させる方法の説明の中で説明したとおりである。そこで、ここでは、カムブラケット68Rを、カムブラケット回動軸70Rを回動支点とし、図4及び図8の側面図を基準として時計回りに回動させた後の動作について説明する。
カムブラケット68Rを、カムブラケット回動軸70Rを回動支点とし、図4及び図8の側面図を基準として時計回りに回動させた後、右レベラ24Rを下方へ回動させる。具体的には、図1に示す中央作業部10Cの作業・土寄せ切替部8で、レベラ24を下方に回動させると、レベラ24に連結されている右レベラ24Rが下方に回動する。そして、右レベラ24Rが下方に回動することによって、吊り下げアーム50Rも下方に回動する。これらの一連の動作によって、図4の作業状態から、図8の土寄せ状態(土寄せロック)になる。
次に、図4、図8乃至図10を用いて、代かき作業機の土寄せ状態(土寄せロック解除)、土寄せ状態から作業位置に遷移している状態を経て、作業状態に遷移するまでを説明する。図9は、本発明の一実施形態に係る代かき作業機の土寄せ状態(土寄せロック解除)を説明する部分側面図である。図10は、本発明の一実施形態に係る代かき作業機が土寄せ状態から作業位置に遷移している状態を説明する部分側面図である。
図8に示す代かき作業機の土寄せ状態(土寄せロック)から、図10に示す土寄せ状態から作業位置に遷移している状態を経て、図4に示す作業状態に遷移するには、土寄せロックを解除する必要がある。そこで、作業・土寄せ切替部(コントロールロッド)8のモータを駆動させ、土寄せロックを解除し、レベラ24を上方に回動可能にさせる。これに加えて、モータ80Rを駆動させる。なお、モータ80Rの回転は、図4に示す作業状態から図5に示すエプロン加圧待機状態にする際のモータ80Rの回転とは逆である。モータ80Rが駆動すると、ギヤ79Rが回転する。このギヤ79Rの回転も、図4に示す作業状態から図5に示すエプロン加圧待機状態にする際のギヤ79Rの回転とは逆である。そして、ギヤ79Rが回転すると、加圧ギヤリンク76Rが加圧ギヤリンク回動軸78Rを回動支点とし、図8及び図9の側面図を基準として時計回りに回動する。加圧ギヤリンク76Rが加圧ギヤリンク回動軸78Rを回動支点とし、図8及び図9の側面図を基準として時計回りに回動すると、カムブラケット68Rの第1接触部68Raが加圧ギヤリンク76Rから力を受ける。そうすると、カムブラケット68Rは、カムブラケット回動軸70Rを回動支点とし、図8及び図9の側面図を基準として反時計回りに回動することになる。
加圧ギヤリンク76Rが加圧ギヤリンク回動軸78Rを回動支点とし、図8及び図9の側面図を基準として時計回りに回動して所定の位置まで達すると、それ以上回動しなくなる。そうすると、カムブラケット68Rの第1接触部68Raは、加圧ギヤリンク76Rから力を受けなくなる。もっとも、スプリング74Rが伸びることによって、カムブラケット68Rは、カムブラケット回動軸70Rを回動支点とし、図8及び図9の側面図を基準として反時計回りに回動する。そして、図9に示すように、カムブラケット68Rの突出部分が吊り下げアーム50Rのカムブラケット接触部72Rに接触することによって、カムブラケット68Rは、スプリング74Rから力を受けつつも、その回動が止められる。
そこで、図9に示すように、外力Fを加え、右レベラ24Rを上方に上げることで、図10に示す状態となる。外力Fは、人の手による力であってもよいし、地表から受ける力であってもよい。なお、外力Fを加えて、右レベラ24Rを上方に上げることで、図10に示す状態とするためには、カムブラケット68Rの形状がある条件を満たすことを要する。すなわち、カムブラケット68Rの先端が、吊り下げアーム50Rのカムブラケット接触部72Rの回動を阻害し、その結果、吊り下げアーム50Rの上方への回動を阻害するような形状であってはならないことが条件である。
図10に示す状態にさらに外力Fを加えると、図4に示す代かき作業機の作業状態となる。そのため、図10に示す状態は、代かき作業機が土寄せ状態から作業位置に遷移している状態である。
以上で説明したとおり、カムブラケット68Rは、図4に示す代かき作業機の作業状態においては、吊り下げアーム50Rの下方への回動を規制し、その結果、右レベラ24Rの下方への回動を規制する。他方、カムブラケット68Rは、図6に示す代かき作業機のエプロン加圧状態においては、右エプロン25Rの上方への回動を規制する。そして、これらの機能を実現するのに、カムブラケット68R、モータ80R、ギヤ79R及び加圧ギヤリンク76Rを共用している。よって、本実施形態では、従来の技術を組み合わせるよりも、モータ等の部品点数を削減している。したがって、本実施形態では、より簡易な構造でレベラの吊り下げアームの下方規制とエプロンの回動を制御する構成を有する農作業機を提供することができるという効果を奏する。
<変形例1>
以上の実施形態においては、エプロン回動制御部6とレベラ回動制御部7が同軸上に配置されていること、すなわち、図2に示す上面図でみたときに、右エプロン回動制御部6Rとレベラ回動制御部7Rとが重なる位置にあることを前提として説明した。もっとも、エプロン回動制御部6とレベラ回動制御部7とは、同軸上に配置されていなくてもよい。例えば、エプロン回動制御部6は、以上の実施形態と同じ位置にしたままで、レベラ回動制御部7を左右のいずれかにずらしてもよい。この場合には、図4に対応する作業状態において、カムブラケットと吊り下げアームのカムブラケット接触部とを接触させて、レベラの下方への回動を規制するために、カムブラケット接触部(ピン)の長さを長くする必要がある。
本変形例においても、上記実施形態と同様の効果を奏する。
<変形例2>
上記実施形態においては、駆動部は、モータ80Rとギヤ79Rとを備えることを前提として説明した。もっとも、駆動部は、これに限定されるものではなく、シリンダで構成されてもよい。
本変形例においても、上記実施形態と同様の効果を奏する。
なお、本発明は上記の実施形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
6:エプロン回動制御部 7:レベラ回動制御部
8:作業・土寄せ切替部 10:代かき作業機
24:レベラ 24L:左レベラ 25:エプロン
25Ra:エプロン回動軸 25L:左エプロン
44R:アンダストッパ 46R:レベラ・アンダストッパ回動軸
48R:調整アーム 50R:吊り下げアーム
52R:調整アーム・吊り下げアーム回動軸
54R:吊り下げアーム回動軸 55R:支持部材 56R:回動部
58R:スプリング(第1バネ部)
60R:ロッド部 62R:ロッドアーム・ロッド回動軸
64R:ロッドアーム 66R:ロッドアーム回動軸
68R:カムブラケット 70R:カムブラケット回動軸
72R:カムブラケット接触部 74R:スプリング(第2バネ部)
76R:加圧ギヤリンク 78R:加圧ギヤリンク回動軸
79R:ギヤ 80R:モータ

Claims (3)

  1. 耕耘作業を行うロータリ作業部を回転自在に支持する機体と、
    前記機体に設けられ、前記ロータリ作業部の上部を覆うカバー部と、
    前記カバー部の後端部に回動自在に支持されたエプロンと、
    前記エプロンの背面に取り付けられた支持部材と、
    前記カバー部に取り付けられ、前記エプロンを加圧するエプロン加圧状態と前記エプロンが自由に回動できる状態であるエプロン加圧解除状態とに切り替えることができるエプロン回動制御部と、
    前記エプロンの後端部に回動自在に支持されたレベラと、
    カムブラケット接触部を有し、前記カバー部に取り付けられ、前記レベラの下方への回動を制御するレベラ回動制御部と、
    第4接触部を有し、前記カバー部に回動自在に取り付けられたカムブラケットと、
    前記カムブラケットを回動させる駆動部と、を備え、
    前記エプロン回動制御部と前記レベラ回動制御部とは、前記カムブラケットと、前記駆動部と、を共通して有し、
    前記カムブラケット接触部が前記カムブラケットから離隔し、かつ、前記第4接触部が前記エプロン回動制御部に接触することで前記エプロンを加圧する状態となり、
    前記カムブラケット接触部が前記カムブラケットに接触し、かつ、前記第4接触部が前記エプロン回動制御部から離隔しているとき、前記レベラの下方への回動を規制する状態となることを特徴とする農作業機。
  2. 前記エプロン回動制御部は、
    後端部が前記支持部材に対して、摺動可能に取り付けられたロッド部と、前記ロッド部の前端部を回動自在に支持し、前記カバー部に対して回動自在に支持されるアーム部と、前記ロッド部と前記アーム部との回動軸と、を有した第1ロッド部と、
    前記ロッド部に装着された第1バネ部と、を備え、
    前記カムブラケットは、カムブラケット回動軸に回動自在に支持され
    前記第4接触部は、前記エプロンが回動し前記ロッド部が前方に移動するのに伴い前記アーム部が回動するときに、前記第1ロッド部に接触して前記第1ロッド部の回動を規制し、
    前記第1バネ部は、前記第4接触部が前記第1ロッド部に接触を開始してからさらに前記エプロンが回動するときに、前記エプロンを加圧し、
    前記レベラ回動制御部は、基端部が前記カバー部に回動自在に支持され、カムブラケット接触部を有する吊り下げアームと、
    一端が前記吊り下げアームに取り付けられ、他端が前記レベラに取り付けられた第2ロッド部と、をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の農作業機。
  3. 前記駆動部は、ギヤ及びモータ、又は、シリンダを含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の農作業機。
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