JP6631271B2 - インプリントモールドの製造方法 - Google Patents
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Description
本発明の第1の実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、第1の実施形態に係るインプリントモールドの製造方法を示すフローチャートであり、図2及び図3は、第1の実施形態に係るインプリントモールドの製造方法の各工程を平面図(図中左側)及びそのI−I線切断端面図(図中右側)にて示す工程フロー図であり、図4は、第1の実施形態においてレジストパターンをインプリント処理により形成する各工程を切断端面にて示す工程フロー図である。なお、図2及び図3の平面図(図中左側)にて、凸状の構造(凸パターン)がハッチングにて表されている。
第1面10A及びそれに対向する第2面10Bを有するインプリントモールド用基板10を準備し、当該インプリントモールド用基板10の第1面10A上にハードマスクパターン21を形成する(S01,図2(A)〜(D))。
まず、第1面40A及びそれに対向する第2面40Bを有し、第1面40A側に凹凸パターン41が形成されているモールド40を準備し(図4(A)参照)、当該モールド40の凹凸パターン41をインプリントモールド用基板10のインプリント樹脂膜30に押し当て、インプリント樹脂膜30を硬化させる(図4(B)参照)。
上記のようにしてハードマスクパターン21を形成した後、ハードマスクパターン21の欠陥検査を行う(S02)。ハードマスクパターン21の欠陥検査は、インプリントモールド用基板10とハードマスク層20とにおける検査光の透過率の差を利用する、既存のフォトマスク用欠陥検査装置(光外観検査装置(レーザーテック社製、製品名:Matrics)等)を用いて行われ得る。かかる欠陥検査において、ハードマスクパターン21に少なくとも白欠陥21Wが存在するか否かを検査する。
欠陥検査の結果、ハードマスクパターン21が、修正すべき白欠陥21Wを有する場合(S03,Yes)、当該ハードマスクパターン21の白欠陥21Wを修正する(S04,図3(A)参照)。なお、白欠陥21Wが修正すべきものであるか否かは、例えば、白欠陥21Wの周辺に存在する均一な(実質的に設計寸法通りに形成されている)ハードマスクパターン21の寸法に対する比率を指標として判断され得る。具体的には、第1の実施形態により製造されるインプリントモールド1が半導体等の電子デバイス等を製造するために使用されるものである場合、ハードマスクパターン21の白欠陥21Wが当該ハードマスクパターン21を完全に分断してしまうようなものであれば、製造される電子デバイス等において回路として機能しなくなるため、修正すべき白欠陥21Wであると判断することができる。一方、ハードマスクパターン21の幅が部分的に細くなっている等、ハードマスクパターン21を完全には分断しない白欠陥21Wであっても、後工程(第1の実施形態により製造されるインプリントモールド1を用いたインプリント工程、エッチング、側壁加工等)に依存して、電子デバイス等の回路として機能するためのパターンが分断してしまう可能性がある。そのため、例えば、ハードマスクパターン21の寸法(幅)に対する白欠陥21Wの寸法(幅)が66%以上程度である場合、当該白欠陥21Wが修正すべきものであると判断され得る。
ハードマスクパターン21における白欠陥21Wを修正した後(S04)、又はハードマスクパターン21に修正すべき白欠陥21Wが存在しないと判断された後(S03,No)、インプリントモールド用基板10にドライエッチング処理を施し、第1面10A側に凹凸パターン11を形成し、ハードマスクパターン21及び修正材50を除去する(S05,図3(B)及び(C)参照)。
そして、上述のようにして形成された凹凸パターン11の欠陥検査を行う(S06)。凹凸パターン11の欠陥検査は、例えば、光外観検査装置(例えば、レーザーテック社製,製品名:Matrics等)等により行われ得る。かかる欠陥検査において、凹凸パターン11に少なくとも黒欠陥11Bが存在するか否かを検査する。なお、S06において凹凸パターン11の欠陥検査を行う装置と、S02においてハードマスクパターン21の欠陥検査を行う装置とは同じ装置であってもよいし、異なる装置であってもよい。
欠陥検査の結果、凹凸パターン11が、修正すべき黒欠陥11Bを有する場合(S07,Yes)、当該凹凸パターン11の黒欠陥11Bを修正する(S08,図3(D)参照)。なお、黒欠陥11Bが修正すべきものであるか否かは、例えば、周辺に存在する均一な(実質的に設計寸法通りに形成されている)凹凸パターン11の寸法に対する比率を指標として判断され得る。具体的には、第1の実施形態により製造されるインプリントモールド1が半導体等の電子デバイスを製造するために用いられるものである場合、隣接する凹凸パターン11(凸パターン)同士が完全に結合されるような黒欠陥11Bを有すると、作製される電子デバイス等において回路として機能しなくなるため、修正すべき黒欠陥11Bと判断され得る。一方、隣接する凹凸パターン11(凸パターン)同士を結合しないような黒欠陥11Bであっても、電子デバイスの製造工程(第1の実施形態により製造されるインプリントモールド1を用いたインプリント工程、エッチング、側壁加工等)に依存して電子デバイスにおける転写パターンが結合してしまう可能性がある。そのため、例えば、凹凸パターン11(凸パターン)の寸法(幅)に対し、黒欠陥11Bを有する凹凸パターン11部分の寸法(幅)が166%以上程度である場合、当該黒欠陥11Bが修正すべきものであると判断され得る。
第2の実施形態に係るインプリントモールドの製造方法について、図面を参照しながら説明する。図6〜8は、第2の実施形態に係るインプリントモールドの製造方法の各工程を平面図(図中左側)及びそのII−II線切断端面図(図中右側)にて示す工程フロー図である。なお、第2の実施形態に係るインプリントモールドの製造方法は、ハードマスクパターンを形成する工程以外、第1の実施形態と同様の工程を有するため、第1の実施形態と同様の構成要素及び工程の詳細な説明を省略するものとする。
第1の実施形態と同様に、第1面10A及びそれに対向する第2面10Bを有するインプリントモールド用基板10を準備し、当該インプリントモールド用基板10の第1面10A上にハードマスクパターン21を形成する(図1(S01),図6〜7参照)。
上記のようにしてハードマスクパターン21を形成した後、ハードマスクパターン21の欠陥検査を行う(図1(S02)参照)。ハードマスクパターン21の欠陥検査は、第1の実施形態と同様にして行われ得る。
欠陥検査の結果、ハードマスクパターン21が、修正すべき白欠陥21Wを有する場合(図1(S03,Yes)参照)、当該ハードマスクパターン21の白欠陥21Wを修正する(図1(S04),図8(A)参照)。白欠陥21Wの修正は、第1の実施形態と同様にして行われ得る。
ハードマスクパターン21における白欠陥21Wを修正した後(図1(S04)参照)、又はハードマスクパターン21に修正すべき白欠陥21Wが存在しないと判断された後(図1(S03,No)参照)、インプリントモールド用基板10にドライエッチング処理を施し、第1面10A側に凹凸パターン11を形成し、ハードマスクパターン21及び修正材50を除去する(図1(S05),図8(B)参照)。
上述のようにして形成された凹凸パターン11の欠陥検査を行う(図1(S06)参照)。欠陥検査は、第1の実施形態と同様にして行われ得る。
欠陥検査の結果、凹凸パターン11が、修正すべき黒欠陥11Bを有する場合(図1(S07,Yes)参照)、当該凹凸パターン11の黒欠陥11Bを修正する(図1(S08),図8(C)参照)。黒欠陥11Bの修正は、第1の実施形態と同様にして行われ得る。
金属クロムからなるハードマスク層20が第1面10Aに設けられてなる石英ガラス基板10(152mm×152mm,厚み:6.35mm)を準備し、ハードマスク層20上にインプリント樹脂膜(紫外線硬化性樹脂膜)30をスピンコート法により形成し、ハーフピッチ39nmのラインアンドスペース状の凹凸パターン41を有するモールド40を用いた光インプリント処理により、レジストパターン31を形成した。
比較例1と同様にして形成したハードマスクパターン21の欠陥を検査し、複数の白欠陥21Wを検出した。クロムヘキサカルボニル(Cr(CO)6)を含むデポジション用ガスを供給しながら電子線を白欠陥21W部分に局所的に照射して、当該白欠陥21W部分に、白欠陥21Wを物理的に包含する大きさの修正材50を堆積させた。
10…インプリントモールド用基板(基材)
10A…第1面
10B…第2面
11…凹凸パターン(第1凹凸パターン)
20…ハードマスク層
21…ハードマスクパターン
31…レジストパターン
11W,21W,31W…白欠陥
11B,21B,31B…黒欠陥
Claims (5)
- 第1面及びそれに対向する第2面を有する基材の当該第1面上にハードマスクパターンを形成するハードマスクパターン形成工程と、
前記基材の前記第1面上に形成した前記ハードマスクパターンにおける白欠陥の有無を検査する第1の欠陥検査工程と、
前記第1の欠陥検査工程において前記白欠陥が検出された場合に、当該白欠陥を修正する第1の欠陥修正工程と、
前記白欠陥が修正された前記ハードマスクパターンをマスクとして前記基材をエッチングすることで、前記基材の前記第1面に第1凹凸パターンを形成する第1凹凸パターン形成工程と、
前記基材の前記第1面に形成された第1凹凸パターンにおける黒欠陥の有無を検査する第2の欠陥検査工程と、
前記第2の欠陥検査工程において黒欠陥が検出された場合に、当該黒欠陥を修正する第2の欠陥修正工程と
を含み、
前記第1の欠陥修正工程において、前記白欠陥部分に、前記白欠陥を物理的に包含し、かつ平面視における大きさが前記白欠陥の大きさよりも大きくなるように修正材を堆積させて前記白欠陥を修正することを特徴とするインプリントモールドの製造方法。 - 前記基材の前記第1面上に設けられているハードマスク層上にレジストパターンを形成するレジストパターン形成工程をさらに含み、
前記ハードマスクパターン形成工程において、前記レジストパターンをマスクとして前記ハードマスク層をエッチングすることにより前記ハードマスクパターンを形成することを特徴とする請求項1に記載のインプリントモールドの製造方法。 - 前記基材の前記第1面上に設けられているハードマスク材料層上にレジストパターンを形成するレジストパターン形成工程と、前記レジストパターンの側壁に側壁パターンを形成する工程とをさらに含み、
前記ハードマスクパターン形成工程において、前記側壁パターンをマスクとして前記ハードマスク層をエッチングすることにより前記ハードマスクパターンを形成することを特徴とする請求項1に記載のインプリントモールドの製造方法。 - 前記レジストパターン形成工程において、前記レジストパターンに対応する凹凸パターンを有するモールドを用いたインプリント処理により前記レジストパターンを形成することを特徴とする請求項2又は3に記載のインプリントモールドの製造方法。
- 前記インプリントモールドは、前記第1凹凸パターンよりも寸法の大きい第2凹凸パターンを有し、
前記第1の欠陥修正工程において、前記白欠陥部分に前記修正材を堆積させるとともに、前記第2凹凸パターンの形成予定位置に前記修正材を堆積させることで前記第2凹凸パターンに対応するマスクパターンを形成し、
前記凹凸パターン形成工程において、前記ハードマスクパターン及び前記マスクパターンをマスクとして前記基材をエッチングすることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のインプリントモールドの製造方法。
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