JP6626932B1 - 戸開走行制限装置 - Google Patents
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Abstract
Description
他方、従来から提案されている機械的な方式によって戸開走行を防止する技術に関連する先行技術としては、特許文献1、2がある。
特許文献2では、各階の乗り場側ドアに設置された戸開走行防止用プレートに、かご側ドアの開閉を乗り場側ドアに伝達するドア係合部材を係合させることにより、戸開走行を阻止することが開示されている。
図1は、本発明による戸開走行制限装置が適用されるエレベータの全体構成を示す図である。
図1において、参照番号10は、エレベータの昇降路内を走行するかごを示している。かご10は、巻上機のメインシーブ12に巻き掛けられているメインロープ15によって吊られており、他端には釣合おもり14が接続されている。
ここで、図2は、乗り場からみたかご側ドア21A、21Bと係合装置を示す図である。
図2に示されるように、ヘッダーケース25には、ドア駆動装置24によって駆動されるベルト26が張り渡されている。また、ヘッダーケース25には、ドアレール27が水平に設けられており、かご側ドア21A、21Bは、ドアハンガー28A、28Bを介してドアレール27に移動可能に懸架されている。かご側ドア21A、21Bは、ベルト26と接続されている。
固定係合ベーン30A、可動係合ベーン30Bとも、横断面がL形の長尺な部材である。固定係合ベーン30Aは、ブラケット33によって、かご側ドア21Aに鉛直な姿勢で固定されている。可動係合ベーン30Bは、リンク31を介して固定係合ベーン30Aと平行リンク機構をなすように連結されている。このような固定係合ベーン30Aと可動係合ベーン30Bの側面32a、32bは、対向し合っている。可動係合ベーン30Bには、ローラ35が設けられており、このローラ35がガイド板34上を転動するようになっている。
ガイド板34の端部は、下に向かって曲がった引き上げ導入部34aが形成されている。かご側ドア21Aが戸閉していると、ローラ35は、引き上げ導入部34aの下端に接している位置にある。かご側ドア21Aが開方向に動くと、ローラ35はガイド板34に乗り上げるので、図3(B)に示されるように、ローラ35と一体の可動係合ベーン30Bは上昇する。可動係合ベーン30Bは、固定係合ベーン30Aに近付いて、それらの側面32a、32bの間隔が狭まり、図4に示す被係合装置43を挟み込むようになる。このようにして、固定係合ベーン30Aと可動係合ベーン30Bとの係合が確立すると、乗り場側ドア17A、17Bに戸開動力が伝達される。
乗り場側の壁面にも、ヘッダーケース40が配置されており、乗り場側ドア17A、17Bは、ドアハンガー42A、42Bを介してドアレール41に移動可能に懸架されている。被係合装置43は、片方の乗り場側ドア17Aに取り付けられている。この場合、乗り場側ドア17Aは、図2におけるかご側ドア21Aに対向しているドアである。
かごが着床すると、固定係合ベーン30Aと可動係合ベーン30Bの側面32a、32bに可動係合ローラ47と固定係合ローラ48とが挟持されることになるが、このとき、かご側ドア21A、21Bから乗り場側ドア17A、17Bに戸開動力が伝達されるだけでなく、次のようにインターロック44が作動する。
図6は、本発明の第1実施形態を示す側面図で、インターロック44と可動係合ベーン30Bを側面からみた図である。図7は、正面からインターロック44と固定係合ベーン30A、可動係合ベーン30Bを表した図である。このうち、図7(A)は、戸開直前を示し、図7(B)は、戸開が進行しているときインターロック44と固定係合ベーン30A、可動係合ベーン30Bの位置関係を示す。
かごが乗り場に着床すると、固定係合ベーン30Aと可動係合ベーン30Bの側面32a、32bの間で、可動係合ローラ47と固定係合ローラ48が挟持される。このとき、固定係合ベーン30Aと可動係合ベーン30Bに挟まれることで、可動係合ローラ47が押されて 、インターロック44は軸45を中心に回動し、施錠が解除される。以後、かご側ドア21A、21Bから乗り場側ドア17A、17Bに戸開動力が伝達され、乗り場側ドア17A、17Bは、かご側ドア21A、21Bと連動して戸開する。
そこで、戸開状態のまま、何らかの原因で、かごが下降しようとしたものとする。この場合には、図6、図7(B)において、かごと一緒に固定係合ベーン30Aと可動係合ベーン30Bが下がり、切り欠き52の上端縁に干渉ブロック50が当たることになる。このため、干渉ブロック50が干渉するので、戸開状態でのかごの走行は阻止される。戸開状態のまま、かごが上昇した場合には、干渉ブロック50は切欠き52の下端縁に当たって干渉するので、同様に戸開走行が阻止される。
次に、本発明の第2実施形態に係る戸開走行制限装置について、図8を参照して説明する。
図8は、第2実施形態による戸開走行制限装置を示し、このうち、図8(A)は、戸開直前の戸開走行制限装置を示し、図8(B)は、戸開が進行しているときインターロック44と固定係合ベーン30A、可動係合ベーン30Bの位置関係を示す。
かごが乗り場に着床すると、固定係合ベーン30Aと可動係合ベーン30Bの側面32a、32bに可動係合ローラ47は、固定係合ローラ48が挟持される。このとき、固定係合ベーン30Aと可動係合ベーン30Bに挟まれることで、可動係合ローラ47が押されて 、インターロック44は軸45を中心に回動し、施錠が解除される。以後、かご側ドア21A、21Bから乗り場側ドア17A、17Bに戸開動力が伝達され。乗り場側ドア17A、17Bは、かご側ドア21A、21Bと連動して戸開する。この間、干渉プレート56、57、58、59は、戸開動作に何ら関与しない。
かごが下がった場合には、かごと一緒に固定係合ベーン30Aと可動係合ベーン30Bが下がり、干渉プレート56、57の下端に可動係合ローラ47が当たることになる。このため、干渉プレート56が干渉するので、戸開状態でのかごの走行は阻止される。戸開状態のまま、かごが上昇した場合には、下側にある干渉プレート58、59が干渉するので、同様に戸開走行が阻止される。
以上のように、第2実施形態によれば、干渉プレート56、57、58、59のような単純な構造を係合装置に付加するだけで、かごの戸開走行を確実に阻止することができる。
Claims (3)
- エレベータが戸開した状態で昇降路を走行することを防止する戸開走行制限装置であって、
かご側ドアに設けられ、戸開閉動力を乗り場側ドアに伝達する係合ベーンを有する係合装置と、
乗り場側ドアに設けられ、かごが着床し戸開動作したときに、前記係合ベーンが係合可能な係合ローラを有する被係合装置と、
戸閉状態では前記かごの移動を妨げず戸開状態で前記かごが移動するときに限って前記係合装置または被係合装置に干渉し、前記かごの移動を機械的に阻止する干渉部材と、を備え、
前記被係合装置は、係合装置の戸開閉動作に連動して前記乗り場側ドアの施錠および解錠を行うインターロックを有し、
前記干渉部材を前記インターロックに設けるとともに、前記係合ベーンの側面に、前記インターロックの解錠動作とともに前記干渉部材が進入可能な切り欠きを形成したことを特徴とする戸開走行制限装置。 - 前記係合装置は、前記係合ローラを挟む一対の係合ベーンを有し、前記切り欠きは、一方の係合ベーンの側面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の戸開走行制限装置。
- 前記係合装置は、前記係合ローラを挟む一対の係合ベーンを有し、前記干渉部材は、前記係合ローラを挟む係合ベーンの側面の上下にそれぞれ取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の戸開走行制限装置。
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JP2020011832A JP2020011832A (ja) | 2020-01-23 |
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JP2018136057A Active JP6626932B1 (ja) | 2018-07-19 | 2018-07-19 | 戸開走行制限装置 |
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