JP6606469B2 - 通信システムおよび無線ネットワークエンジニアリング支援方法 - Google Patents
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Description
本発明は、無線ネットワークを管理するための通信システムおよび無線ネットワークエンジニアリング支援方法に関する。
ネットワーク利用の多様化が進む中、ゲートウェイ配下に複数の無線機を収容して無線マルチホップネットワークを構築し、無線機間の通信を介してデータ収集を行う形態を持つ通信システムの導入が進んでいる。しかし、現場に無線機を設置しても、障害物による電波遮蔽などで他の無線機と通信が出来ない場合や、通信可能であっても、通信品質が劣悪で所望の通信要件を達成する事が出来ない場合などがある。このような場合、通信接続の確保や、通信品質の安定化を図るため、中継器となる無線機を適切な場所に追加するエンジニアリング作業が必要となる。
中継器の設置箇所を決定する先行技術として、所定の中継器の設置箇所候補において、1ホップで接続可能な無線機を検出し、検出結果を基に候補の中から優良な中継器の設置箇所を決定する技術が存在する(特許文献1)。当該先行技術では、ゲートウェイに至るまでの通信経路を持つ無線機と、孤立状態にある無線機の両方に1ホップで接続可能な箇所を、設置箇所候補の中から選択し、実際の中継器の設置箇所として採用する。孤立状態の無線機が無くなるまで本処理を繰り返す事で、所望の全無線機がゲートウェイに至るまでの通信経路を得る中継器の配置を決定する事が出来る。
しかし、特許文献1に示したような、中継器の設置箇所候補に関する情報を必要とする方法では、予め複数の設置箇所候補を選定する作業が必要となる。例えば、中継器が電源駆動の場合は、電源供給可能な箇所を候補として絞り込む方法などが考えられるが、電池駆動の場合など、設置箇所に自由度がある場合は、現場の電波伝搬特性等を加味しながら、適切な中継器の設置箇所候補を検討する必要がある。また、選定した候補に適切な設置箇所が存在しない場合は、設置箇所候補の再選定が求められる。さらに、各中継器の設置箇所候補に対して実際に無線機を設置し、1ホップで接続可能な無線機を検出する作業も必要であるため、候補点が多数存在する場合は当該検出作業にも時間と労力を伴う事となる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、中継器の設置箇所候補に関する事前情報を必要とせずに、無線ネットワークを管理するための情報を基に中継器の設置箇所を算出する事ができる通信システムおよび無線ネットワークエンジニアリング支援方法を提供する事を目的としている。
上記課題を解決するために、本発明では以下の構成を備える。
複数の無線機と、前記無線機の各々と情報の送受信を行うゲートウェイと、前記無線機と前記ゲートウェイを含む無線マルチホップネットワークを管理するネットワーク管理装置とを備え、前記ネットワーク管理装置は、前記各無線機間、及び前記各無線機・前記ゲートウェイ間の通信品質情報を管理するネットワーク構成管理部と、前記通信品質情報を基に前記各無線機の中継器追加要否を判定し、当該判定結果を基に中継器の追加が必要な無線機を選択する中継器要否判定部と、前記通信品質情報又は前記無線機及び前記ゲートウェイの位置情報を基に前記中継器要否判定部で選択された無線機に対して所定の通信品質を確保するための接続先を判定し、当該判定結果を基に前記接続先を前記無線機又は前記ゲートウェイの中から選択する接続先判定部と、前記中継器要否判定部で選択された無線機の通信範囲と前記接続先判定部で選択された接続先の通信範囲を基に前記中継器要否判定部で選択された無線機と前記接続先判定部で選択された接続先とを中継するための中継器の設置範囲を示す中継器設置箇所が存在するか否かを判定する中継器配置判定部とを有する。
複数の無線機と、前記無線機の各々と情報の送受信を行うゲートウェイと、前記無線機と前記ゲートウェイを含む無線マルチホップネットワークを管理するネットワーク管理装置とを備え、前記ネットワーク管理装置は、前記各無線機間、及び前記各無線機・前記ゲートウェイ間の通信品質情報を管理するネットワーク構成管理部と、前記通信品質情報を基に前記各無線機の中継器追加要否を判定し、当該判定結果を基に中継器の追加が必要な無線機を選択する中継器要否判定部と、前記通信品質情報又は前記無線機及び前記ゲートウェイの位置情報を基に前記中継器要否判定部で選択された無線機に対して所定の通信品質を確保するための接続先を判定し、当該判定結果を基に前記接続先を前記無線機又は前記ゲートウェイの中から選択する接続先判定部と、前記中継器要否判定部で選択された無線機の通信範囲と前記接続先判定部で選択された接続先の通信範囲を基に前記中継器要否判定部で選択された無線機と前記接続先判定部で選択された接続先とを中継するための中継器の設置範囲を示す中継器設置箇所が存在するか否かを判定する中継器配置判定部とを有する。
本発明によれば、無線マルチホップネットワークにおいて、中継器の設置箇所候補に関する事前情報を必要とせずに、無線ネットワークを管理するための情報を基に中継器の設置箇所を算出する事ができる。
まず、発明の原理(概要)について説明する。無線機及びゲートウェイは、自身が1ホップ(中継器無し)で直接通信可能な相手端末の情報と、相手端末との通信品質情報を各々管理するものとする。以降、この管理に使用するテーブルを近隣端末管理テーブルと呼ぶ。
ネットワーク管理装置は、無線機及びゲートウェイから近隣端末管理テーブルの情報を収集し、無線機間、及び無線機・ゲートウェイ間の通信品質情報をネットワーク構成管理部にて管理する。次に、ネットワーク構成管理部における管理情報を基に、中継器要否判定部にて、各無線機について中継器追加の要否を判定する。ここでは、所定の通信要件を満たす事の出来ない無線機、通信接続において一定の冗長性を持たない無線機に対して中継器追加が必要であると判定する。具体的には、
(1)1ホップで直接通信可能な相手端末が存在しない孤立状態の無線機、
(2)1ホップで直接通信可能で通信品質が閾値以上である相手端末が存在しない無線機、
(3)1ホップで直接通信可能で通信品質が閾値以上である相手端末が存在するが、該当端末数がN台未満である無線機(Nは1以上の任意の値)、
を中継器追加が必要な無線機として判定する。
(1)1ホップで直接通信可能な相手端末が存在しない孤立状態の無線機、
(2)1ホップで直接通信可能で通信品質が閾値以上である相手端末が存在しない無線機、
(3)1ホップで直接通信可能で通信品質が閾値以上である相手端末が存在するが、該当端末数がN台未満である無線機(Nは1以上の任意の値)、
を中継器追加が必要な無線機として判定する。
続いて、中継器追加が必要と判定された各無線機に対して、通信接続の確保や、通信品質の改善・安定化を図る上で、適切な接続先となる無線機、或いはゲートウェイを、ネットワーク管理装置の接続先判定部で判定する。具体的には、前記(1)〜(3)の条件で中継器追加が必要と判断された無線機に対して、各々(A)〜(C)の基準に基づき、接続先を判定する。
(A)最も距離が近い無線機、或いはゲートウェイ。
(B)1ホップで直接通信可能な相手端末のうち、通信品質が最良である無線機、或いはゲートウェイ。
(C)1ホップで直接通信可能で、且つ通信品質が閾値以上である相手端末を除外した時に、前記(1)の状態になる場合は(A)の基準に従い、前記(2)の状態になる場合は(B)の基準に従う。
(B)1ホップで直接通信可能な相手端末のうち、通信品質が最良である無線機、或いはゲートウェイ。
(C)1ホップで直接通信可能で、且つ通信品質が閾値以上である相手端末を除外した時に、前記(1)の状態になる場合は(A)の基準に従い、前記(2)の状態になる場合は(B)の基準に従う。
そして、中継器要否判定部で中継器が必要と判定された各無線機と、接続先判定部で選択された接続先を接続する上で必要となる中継器の設置箇所を、ネットワーク管理装置の中継器配置判定部で判定する。具体的には、中継器が必要と判定された無線機と、前記接続先の両方について期待される通信範囲を算出し、これらの通信範囲の重複箇所を、推奨される中継器の設置箇所として判定する。その後、当該判定結果を、ネットワーク管理装置の表示部を介して、推奨される中継器配置箇所として出力する。
このように無線機間、及び無線機・ゲートウェイ間の通信品質情報を基に、各無線機の中継器要否と適切な接続先、中継器配置の判定を行う事で、中継器の設置箇所候補に関する事前情報を必要とせずに、推奨される中継器の設置箇所を算出・提示する事が可能となる。また、中継器設置箇所候補の全てに対して実際に無線機を設置し、1ホップで接続可能な無線機を検出する作業も不要となるため、中継器の配置設計に関する作業負荷を軽減する事が可能となる。
以下に、本発明の中継器配置設計に関する無線ネットワークエンジニアリングの作業支援に係る実施例を図1〜図16を用いて説明する。実施例1を図1〜図13を用いて説明し、実施例2を図14、実施例3を図15を用いて説明する。
実施例1では、中継器配置設計に関する無線ネットワークエンジニアリングの作業支援について、基本形を示す。まず、図1〜図4を用いて通信システムの構成、無線機及びゲートウェイ、ネットワーク管理装置について説明する。次に、図5を用いて近隣端末管理テーブルについて説明する。その後、図6〜図12を用いてネットワーク管理装置における中継器配置設計に関する無線ネットワークエンジニアリング支援のための処理と、その動作例について説明する。さらに、図13を用いて、通信品質情報及び中継器配置設計の判定結果に関する表示例について説明する。
図1を参照して、通信システムの構成を説明する。図1は、実施例1における通信システムの構成を説明するブロック図である。図1において、通信システム1は、複数の無線機200(200−A〜200−F)、ならびにゲートウェイ300と、ネットワーク管理装置400から構成されている。例えばセンサ値など、無線機200で取得した収集データは、無線通信によりゲートウェイ300宛てに送信される。この時、無線機200が直接ゲートウェイ300と通信出来ない場合は、無線マルチホップ通信により、他の無線機200を中継してバケツリレー式にゲートウェイまでデータが送信される。そして、ゲートウェイ300は、無線機200から収集したデータをネットワーク管理装置400へ転送する。尚、図1ではゲートウェイ300が、有線または無線でネットワーク管理装置400に接続されるケースを示しているが、ゲートウェイ300とネットワーク管理装置400を分離せずに、ネットワーク管理装置400の機能をゲートウェイ300に統合し、一つの装置として提供しても構わない。
図1では、通信品質が劣悪で、所定の通信要件を達成出来ないリンクを点線で例示しており、無線機200−Fは無線機200−Cと通信可能ながらも、通信要件を達成出来ない事を示している。また、無線機200−Eも、周辺に通信可能な無線機が存在せず、通信要件を達成する事が出来ない。これらの無線機に対しては、適切な場所に中継器を追加し、安定した通信接続を確保する必要がある。本実施例では、後述の図6に示す手順により、中継器の設置箇所を算出する。
図2を参照して、無線機のハードウェア構成を説明する。図2は、実施例1における無線機のハードウェアブロック図である。無線機200は、ゲートウェイ300または他の無線機200との通信機能を有する組込み機器である。
図2において、無線機200は、記憶装置201と、中央制御装置206と、電源回路207と、RF(Radio Frequency)周辺回路208、入力部209とから構成されている。記憶装置201は、通信処理部202、経路管理部203、近隣端末情報管理部204、近隣端末管理テーブル205を備えている。通信処理部202は、通信における送受信処理を実現するものである。具体的には、送信する際の送信宛先指定等のパケット組立て処理や、受信する際の自端末宛のパケットか否かの判断等を始めとした、パケット解析処理を行う。経路管理部203は、ネットワーク内の通信における経路情報を管理する。
近隣端末情報管理部204は、無線機200の通信範囲に存在する他の無線機200やゲートウェイ300に関する情報と、各通信相手(通信対象)との通信品質に関する情報を管理するものであり、近隣端末管理テーブル205の更新処理や、近隣端末情報の通知処理などを行う。記憶装置201は、例えば読み出し専用の半導体メモリなどから構成される記憶装置と、書き換え可能な半導体メモリ素子などから構成される記憶装置を備え、前述の各種処理を実現するコンピュータプログラムや、管理情報に該当するデータなどを格納する。
中央制御装置206は、記憶装置201に格納されている各種コンピュータプログラムを実行する。これにより、無線機200の有する各種機能が実現される。電源回路207は、無線機200に電力を供給し、これにより無線機200が動作する。電源供給源は、外部電源や無線機200に搭載する電池など、特定の電源に限定されるものではない。RF周辺回路208は、デジタル信号と無線信号とを相互に変換し、生成したデジタルデータを無線信号に変換して他の無線機200やゲートウェイ300に送信する送信部と、他の無線機200やゲートウェイ300から受信した無線信号からデジタルデータを取り出す受信部から構成される。入力部209は、無線機200に接続される各種センサ等から、計測値などの入力を受け付ける。尚、無線機200は組み込み機器でなく、独立した装置であっても良い。また、中継器として追加する無線機は、必ずしも図2の構成を全て備える必要は無く、例えば入力部209を持たない無線機であっても構わない。
図3を参照して、ゲートウェイのハードウェア構成を説明する。図3は、実施例1におけるゲートウェイのハードウェアブロック図である。ゲートウェイ300のハードウェア構成は、外部ネットワーク接続回路309を備え、入力部209を持たない点を除いて無線機200と同様の構成である。
図3において、ゲートウェイ300は、RF周辺回路308を用いて無線機200と通信を行い、外部ネットワーク接続回路309を用いてネットワーク管理装置400と通信を行う。外部ネットワーク接続回路309は、Ethernet(登録商標)、WiFi(登録商標)、光回線、電話網等の外部ネットワークを利用するための機能である。ただし、ゲートウェイ300にネットワーク管理装置400を統合し、一つの装置として提供する場合などは、必ずしも外部ネットワーク接続回路309を搭載する必要は無い。
図4を参照して、ネットワーク管理装置のハードウェア構成を説明する。図4は、実施例1におけるネットワーク管理装置のハードウェアブロック図である。記憶装置401、通信処理部402、経路管理部403、中央制御装置409、電源回路410、外部ネットワーク接続回路411は前述のものと同様である。
図4において、収集データ管理部404は、センサ値など、無線機200から収集したデータを管理する。ネットワーク構成管理部405は、無線機200やゲートウェイ300の近隣端末管理テーブル205、305を管理・記憶し、ネットワーク内に存在する無線機間、及び無線機・ゲートウェイ間のリンクと、それらの通信品質(通信品質情報)を管理する。中継器要否判定部406は、ネットワーク構成管理部405で管理される情報(近隣端末管理テーブル205、305に登録された情報)を基に、各無線機200について中継器追加の要否(中継器追加要否)を判定し、判定結果を基に中継器の追加が必要な無線機200を選択する処理を行う。また、接続先判定部407は、中継器要否判定部406で中継器追加が必要と判定された無線機200に対して、適切な接続先となる無線機200、或いはゲートウェイ300を判定する処理を行う。例えば、接続先判定部407は、通信品質情報又は位置情報を基に中継器要否判定部406で選択された無線機200に対して、所定の通信品質(閾値以上の通信品質)を確保するために必要な接続先を判定し、判定結果を基に接続先を無線機200又はゲートウェイ300の中から選択する。中継器配置判定部408は、中継器要否判定部406で中継器追加が必要と判定された無線機200と、接続先判定部407で適切な接続先と判定された無線機200、或いはゲートウェイ300を接続する上で必要となる、中継器の設置箇所を判定する。例えば、中継器配置判定部408は、中継器要否判定部406で選択された無線機200の通信範囲と接続先判定部407で選択された接続先の通信範囲を基に中継器要否判定部406で選択された無線機200と接続先判定部407で選択された接続先とを中継するための中継器の設置範囲を示す中継器設置箇所が存在するか否かを判定し、判定結果を出力する。
表示部412は、ネットワーク内に存在する無線機間、及び無線機・ゲートウェイ間の通信品質や、中継器配置判定部408によって判定された中継器の配置箇所などを出力する処理を行う。尚、出力画面はネットワーク管理装置400に搭載する形態であっても、外部接続する形態であっても構わない。
尚、前述の通り、ネットワーク管理装置400の機能をゲートウェイ300に統合し、一つの装置として統合しても構わない。或いは、ネットワーク管理装置400の一部機能をゲートウェイ300に搭載する形態でも構わない。
図5を参照して、無線機200及びゲートウェイ300が保持する近隣端末管理テーブル205及び305について説明する。図5は、実施例1における無線機及びゲートウェイが保持する近隣端末管理テーブルの構成図である。図5に示す近隣端末管理テーブル205及び305は、無線機200やゲートウェイ300の近隣端末情報管理部204及び304によって管理され、ネットワーク内に存在する無線機200とゲートウェイ300のうち、自身と直接通信可能な相手端末に関する情報と、各通信相手(通信対象)との通信品質を管理するものである。
計測元501は、通信品質の計測元、即ち近隣端末管理テーブル205又は305の管理元となる無線機200、あるいはゲートウェイ300の識別子を示している。具体的には、無線機200やゲートウェイ300のアドレスやホスト名などを記載するフィールドであり、このフィールドに記載する識別子は、通信システムで採用している方式に準拠する。IPアドレス、MACアドレスまたは独自の識別子で無線機やゲートウェイを識別しているのであれば、それらの識別子を記載しても良い。図5の例では、無線機200の識別子を図1の添字部分、ゲートウェイ300の識別子を“GW”として示しており、図5の例では無線機200−Aが管理する近隣端末管理テーブル205の内容を示している。
計測先502は、計測元501と直接通信可能な相手端末の識別子を示している。即ち、図5の例では無線機200−Aは、ゲートウェイ300及び無線機200−Bと直接通信可能である事を示している。
記録時刻503は、計測先502の無線機200またはゲートウェイ300が、計測先502に記載の相手端末との通信品質を記録した時刻を示している。図5の例では、記録時刻を「年月日時分秒」の形式で示しているが、他の記載形式であっても構わない。
通信品質504は、計測先502の無線機200またはゲートウェイ300と、計測先502に記載の相手端末との通信品質を示している。図5の例では、計測先502の無線機200またはゲートウェイ300が、計測先502に記載の相手からパケットを受信した際の受信電波強度(以下、RSSI(Received Signal Strength Indicator))を示している。図5では記載を省略しているが、無線機200及びゲートウェイ300の近隣端末管理テーブル205、305には、記憶領域の容量に応じて任意のN回分のRSSIを記録するフィールドを設けて良い。その他、過去に観測したRSSIの平均値や最大値、最小値などの統計情報を近隣端末管理テーブル205、305で別途管理しても構わない。尚、図5では通信品質を示す指標としてRSSIを例に挙げているが、その他にも通信品質の指標としてパケット損失率などの情報を管理する形でも良く、複数の通信品質指標を近隣端末管理テーブル205、305で管理しても構わない。
図6を参照して、ネットワーク管理装置による、中継器配置設計に関する無線ネットワークエンジニアリング支援の全体的な流れを説明する。図6は、実施例1における中継器配置設計に関する無線ネットワークエンジニアリング支援の全体処理を示すフローチャートである。ネットワーク管理装置400は、図6の処理に従い、各無線機200及びゲートウェイ300から収集した近隣端末管理テーブル205、305の情報を基に、各無線機200について中継器追加の要否判定を行い、中継器が必要と判定された無線機200に対して、適切な接続先となる無線機200、或いはゲートウェイ300を判定する。その後、中継器が必要と判定された無線機200と、前記接続先を接続する上で必要となる中継器の設置箇所を判定し、推奨される中継器設置箇所として、表示部412を介して判定結果を表示する。
図6において、ステップS601は、ネットワーク構成管理部405が、ゲートウェイ300及び無線機200から近隣端末管理テーブル205、305の情報を収集する処理である。ステップS601の収集処理の詳細については、図7を用いて後述する。ゲートウェイ300や無線機200が保持する近隣端末管理テーブル205、305の情報を収集する事で、ネットワーク管理装置400は、ネットワーク構成管理部405にて、ゲートウェイ300及び無線機200が通信可能な相手端末と、各々の通信品質をネットワーク構成情報として管理する事が可能となる。ステップS601の処理が終了すると、ステップS602に進む。
ステップS602は、ネットワーク管理装置のネットワーク構成管理部405で管理される無線機間、及び無線機・ゲートウェイ間の通信品質情報を基に、中継器要否判定部406で、各無線機200の中継器追加に関する要否判定を行う処理である。ステップS602では、その時点のネットワーク構成では通信要件を達成する事が出来ない無線機200など、中継器追加による通信接続の確保や、通信品質の安定化を必要とする無線機200を抽出する。ステップS602の中継器要否判定処理の詳細については、図9を用いて後述する。ステップS602の処理が終了すると、ステップS603に進む。
ステップS603は、中継器要否判定部406が、ステップS602の判定結果を基に、中継器追加が必要と判定された無線機200が存在するか否かを判定する処理である。中継器追加が必要と判定された無線機が存在する場合(YES)はステップS604に進む。一方、存在しない場合(NO)は全無線機200が所定の通信要件を達成可能な状態であり、中継器追加は不要であるため、図6のフローチャートを終了する。
ステップS604は、ネットワーク管理装置400の接続先判定部407において、ステップS602で中継器が必要と判定された各無線機200に対して、適切な接続先となる無線機200、或いはゲートウェイ300を判定する処理である。ステップS604では、中継器追加が必要な無線機200をゲートウェイ300または他の無線機200と接続する上で、どの接続先を選択すれば良いのかを判定する。ステップS604の接続先判定処理の詳細については、図10を用いて後述する。ステップS604の処理が終了すると、ステップS605に進む。
ステップS605は、ネットワーク管理装置400の中継器配置判定部408において、ステップS602で中継器が必要と判定された無線機200と、ステップS604で判定された接続先を接続する上で必要となる中継器の設置箇所を判定する処理である。ステップS605の中継器配置判定処理を行う事で、予め中継器設置箇所候補を持たない環境下においても、推奨される中継器設置箇所を算出する事が可能となる。ステップS605の中継器配置判定処理の詳細については、図11を用いて後述する。ステップS605の処理が終了すると、ステップS606に進む。
ステップS606は、ステップS605にて中継器配置判定部408で得られた判定結果をネットワーク管理装置400の表示部412を介して出力する処理である。無線ネットワークのエンジニアリングを行う作業者は、当該出力結果を参照する事で、どこに中継器となる無線機200を追加設置すれば良いのかを、容易に判断する事が可能となる。ステップS606の処理が終了すると、ステップS607に進む。
ステップS607は、ステップS606で表示された中継器配置の判定結果を基に、作業者が実際の現場に中継器となる無線機を設置する作業である。尚、無線機が電源駆動である場合など、設置箇所に制約がある場合は、表示された中継器設置箇所から最も近い設置可能な箇所に、中継器となる無線機を設置する。設置が完了すると、再びステップS601に戻り、近隣端末管理テーブル情報の収集を実施する。図6の処理を、中継器の追加が必要と判定される無線機200が存在しなくなるまで(ステップS603にてNOの判定が得られるまで)繰り返し行う事で、全無線機200が所定の通信要件を達成する上で必要な、中継器配置を算出する事が可能となる。
図7を参照して、図6のステップS601で行う近隣端末管理テーブル情報の収集処理の一例を説明する。図7は、実施例1における近隣端末管理テーブル情報の収集処理を示すシーケンス図である。ゲートウェイ300及び無線機200が保持する近隣端末管理テーブル情報を、ネットワーク管理装置400がネットワーク構成情報として収集する際に、例えば図7の処理を行う方法がある。
ステップS701は、ネットワーク管理装置400がゲートウェイ300に対して近隣端末情報要求パケットを送信する処理である。近隣端末情報要求パケットは、指定した端末に対して当該端末が保持する近隣端末管理テーブルの情報を通知するように要求するパケットである。
ステップS702は、ゲートウェイ300が近隣端末情報要求パケットを受信し、ゲートウェイ300の通信処理部302でパケットの最終宛先を参照して、自身に近隣端末管理テーブル情報の通知が要求されている事を確認する処理である。この時、ゲートウェイ300の通信処理部302は近隣端末情報管理部304に近隣端末情報が要求されている旨を通知する。
ステップS703は、近隣端末情報管理部304が近隣端末情報を要求されている旨の通知を受けて、応答要求パケットをブロードキャストで送信する処理である。応答要求パケットは、当該パケットを受信した近隣端末に対して、応答パケットを返信するように要求するパケットである。
ステップS704は、応答要求パケットの受信端末、即ち1ホップで直接通信可能な相手端末から応答パケットを受信し、当該パケットを通信処理部302で解析して、近隣端末情報管理部304へ応答を受信した旨を通知する処理である。その後、近隣端末情報管理部304は、応答パケットの受信を確認すると近隣端末管理テーブル305を更新し、計測先502に応答パケットの送信元、記録時刻503に応答パケットの受信時刻、通信品質504に応答パケット受信時のRSSI等の通信品質情報を記録する。尚、この応答要求パケット及び応答パケットの送受信に係る処理は複数回実施しても構わない。この回数は任意に設定して良く、回数を増やすと近隣端末を高い精度で検知する事が可能となる。
ステップS705は、更新された近隣端末管理テーブル情報を格納した近隣端末情報応答パケットを、ゲートウェイ300がネットワーク管理装置宛てに送信する処理である。
ステップS706は、ネットワーク管理装置400がゲートウェイ300による近隣端末情報応答パケットを受信し、ゲートウェイ300の近隣端末管理テーブル情報をネットワーク構成情報として、ネットワーク構成管理部405に記録する処理である。
ステップS707は、ネットワーク管理装置400がゲートウェイ配下の無線機200に対して、近隣端末情報要求パケットを送信する処理である。尚、無線機200及びゲートウェイ300が、自律的な通信経路制御等により、経路管理部203及び303で通信経路情報を保持している場合は、近隣端末情報要求パケットで最終宛先を指定するだけで良いが、ネットワーク管理装置400の経路管理部403で通信経路を集中制御する場合など、無線機200及びゲートウェイ300が通信経路情報を保持しない場合は、近隣端末情報要求パケットに中継経路の情報も格納し、格納した中継経路の情報を基にソースルーティングで送信を行う。
ステップS708は、ゲートウェイ300が近隣端末情報要求パケットを受信し、ゲートウェイ300の通信処理部302でパケットの最終宛先を参照し、適切な転送先にパケットを転送する処理である。ゲートウェイ300が経路管理部303で所定の無線機200に至るまでの経路情報を保持している場合は、当該情報に従って転送を行う。一方、経路情報を保持していない場合は、前記ソースルーティングで指定された情報に従って転送を行う。
ステップS709は、ステップS707でネットワーク管理装置400に指定された無線機200が近隣端末情報要求パケットを受信し、無線機200の通信処理部202でパケットの最終宛先を参照して、自身に近隣端末管理テーブル情報の通知が要求されている事を確認する処理である。この時、無線機200の通信処理部202は近隣端末情報管理部204に近隣端末情報が要求されている旨を通知する。
ステップS710は、近隣端末情報管理部204が近隣端末情報を要求されている旨の通知を受けて、応答要求パケットをブロードキャストで送信する処理である。
ステップS711は、応答要求パケットの受信端末から応答パケットを受信し、当該パケットを通信処理部202で解析して、近隣端末情報管理部204へ応答を受信した旨を通知する処理である。その後、近隣端末情報管理部204は応答パケットの受信を確認すると、ステップS704と同様、近隣端末管理テーブル205を更新する。
ステップS712は、更新された近隣端末管理テーブル情報を格納した近隣端末情報応答パケットを、無線機200がネットワーク管理装置宛てに送信する処理である。尚、ステップS707で近隣端末情報要求パケットがソースルーティングで送信された場合は、当該パケットに格納された中継経路の順序を逆転したものを、近隣端末情報応答パケットに中継経路の情報として格納する事で、近隣端末情報応答パケットをソースルーティングでネットワーク管理装置宛てに送信する事が可能となる。
ステップS713は、ゲートウェイ300が近隣端末情報応答パケットを受信し、ゲートウェイ300の通信処理部302でパケットの最終宛先を参照し、ネットワーク管理装置400に当該パケットを転送する処理である。
ステップS714は、ネットワーク管理装置400が無線機200による近隣端末情報応答パケットを受信し、当該無線機200の近隣端末管理テーブル情報をネットワーク構成情報として、ネットワーク構成管理部405に記録する処理である。その後、ゲートウェイ配下に存在する各無線機200に対して、同様にステップS707の近隣端末情報要求パケットの送信処理を行う事で、各無線機200から近隣端末管理テーブル情報を収集し、ネットワーク構成管理部405に記録する事で、ネットワークの全体構成を管理する事が可能となる。尚、ネットワーク管理装置400が近隣端末情報要求パケットを送信した後、一定時間経過しても応答が得られなかった場合は、適宜再送処理を行っても良い。一定回数の再送処理を行っても応答が得られなかった無線機200については、ネットワークに未参入の孤立状態である事が推測出来る。
尚、図7ではネットワーク管理装置400が、ゲートウェイ300や無線機200に対して適宜命令を行い、近隣端末管理テーブル情報を収集する例を示したが、ゲートウェイ300や無線機200がネットワーク管理装置宛てに近隣端末管理テーブル情報を一定周期で自律的に送信する形であっても構わない。例えば、無線規格WirelessHART(登録商標)に準拠した無線機であれば、Health Reportとして近隣端末管理テーブル相当の情報を定期的に通知する事が可能であり、本処理により図6のステップS601における近隣端末管理テーブル情報の収集処理を実現しても構わない。
図8を参照して、近隣端末管理テーブル情報の収集結果により管理される、ネットワーク構成例を示す。図8は、実施例1における近隣端末管理テーブル情報の収集結果に基づくネットワーク構成例を示す説明図である。例えば、図6のステップS601により、図1の無線機200−Aからネットワーク管理装置400が、図5に例示した近隣端末管理テーブル205の情報(近隣端末管理テーブル情報)を収集した場合、無線機200−Aが、ゲートウェイ300及び無線機200−Bと1ホップで直接通信可能であると共に、各々−65dBm、−70dBmの通信品質で通信可能である事が把握出来る。このようにゲートウェイ300及び無線機200の近隣端末管理テーブル情報を収集し、ネットワーク管理装置400におけるネットワーク構成管理部405で管理する事で、図8のような全無線機間、及びゲートウェイ・無線機間の接続性(例えば、通信品質が閾値以上)を、無線ネットワークの構成情報として把握する事が可能となる。図9及び図10で後述する中継器要否判定処理、及び接続先判定処理では、図8に示すような構成情報を基に判定を実施する。
尚、図8では通信品質が閾値以上であるか否かに応じて、実線(閾値以上)と点線(閾値未満)でリンクの通信品質を例示している。この通信品質の閾値は、通信システムに求められる要件の達成可否を示す水準として設定する。RSSIを指標にした閾値の他、通信システムで稼働するアプリケーションにおいて、パケット欠損率などの他の指標を重視する場合は、通信要件の達成可否について、これらの指標を取り入れた閾値を適宜設定しても構わない。
また、当該閾値については、予め静的にプログラムで定義する他に、可変パラメータとして保持しておき、後述の通信品質情報や、中継器配置の判定結果を表示する画面等で、作業者が適宜動的に定義する形でも構わない。
図9を参照して、図6のステップS602で行う、ネットワーク管理装置400の中継器要否判定部406による中継器要否判定処理を説明する。図9は、実施例1における中継器要否判定処理を示すフローチャートである。図9の処理を実施する事で、ネットワーク管理装置400のネットワーク構成管理部405で管理される情報を基に、各無線機200に対する中継器追加の要否を判定する事が可能となる。
ステップS901は、全無線機200の中から中継器要否の判定対象とする無線機を1台選択する処理である。ステップS901の処理が終了すると、ステップS902に進む。
ステップS902は、判定対象の無線機200が、周辺に1ホップで直接通信可能な相手が存在しない孤立状態であるか否かを判定する処理である。例えば、図8の例では、無線機200−Eが孤立状態に該当する。判定対象の無線機200が孤立状態の場合(YES)はステップS905に進み、孤立状態ではない場合(NO)はステップS903に進む。
ステップS903は、判定対象の無線機200にとって、1ホップで直接通信可能な相手が存在するものの、当該相手との通信品質が全て閾値未満であるか否かを判定する処理である。例えば、図8の例では、無線機200−Fは唯一無線200−Cと直接通信可能であるが、通信品質が閾値未満であるため、所定の通信要件を満たす事が出来ず、当該判定条件に合致する。判定対象の無線機200にとって通信品質が閾値以上の通信相手が存在しない場合(YES)はステップS905に進み、閾値以上である通信相手が存在する場合(NO)はステップS904に進む。
ステップS904は、判定対象の無線機200にとって、1ホップで直接通信可能であり、且つ通信品質が閾値以上である無線機200がN台以上存在しないか否かを判定する処理である。無線マルチホップネットワークの特徴として、局所的な通信途絶が発生した際に、別の通信経路に切り替える事で障害復旧が出来るメリットがある。そのためには、各無線機200の通信接続において、経路切替が出来るだけの冗長性が必要となる。N=1のケースは通信接続の冗長性有無を中継器要否判定に考慮しない場合であり、Nを2以上の値に設定するケースでは、冗長性有無も中継器要否判定に取り入れる形となる。Nの値を大きくする程、より冗長性が高く、耐障害性に優れた通信システムを構築する事が出来るが、必要となる中継器台数が増加するため、コストも増加する。Nは1以上の任意の値であり、適宜これらのトレードオフを考慮しながら設定して良い。
尚、例えば図8の無線機200−Dにとって、直接通信可能、且つ通信品質が閾値以上の通信相手は無線機200−Cのみであり、無線機200−Cとの通信接続が途絶すると閾値以上の通信品質が得られる経路を確保する事が出来ない。無線機200−Dにとって通信品質が閾値以上で直接通信可能な通信相手は1台しか存在せず、N=2である場合にステップS904の条件に合致する。判定対象の無線機200にとって、通信品質が閾値以上の通信相手がN台以上存在しない場合(YES)はステップS905に進み、N台以上存在する場合(NO)はステップS906に進む。
ステップS905は、ステップS902〜ステップS904の何れかの判定条件に合致した無線機200を、中継器追加が必要な無線機200と判定する処理である。即ち、(1)1ホップで直接通信可能な相手端末が存在しない孤立状態の無線機200、(2)1ホップで直接通信可能で通信品質が閾値以上である相手端末が存在しない無線機200、(3)1ホップで直接通信可能で通信品質が閾値以上である相手端末が存在するが、該当端末数がN台未満である無線機200を、中継器追加が必要な無線機200として判定する。ステップS905の処理が終了すると、ステップS907に進む。
ステップS906は、ステップS902〜ステップS904の何れの判定条件にも合致しなかった無線機200を、中継器追加が不要な無線機200と判定する処理である。当該無線機200については、中継器を追加せずに所定の通信要件を達成する事が出来るため、中継器不要と判定する事が出来る。ステップS906の処理が終了すると、ステップS907に進む。
ステップS907は、全無線機200に対する中継器要否判定が完了したか否かを判定する処理である。全無線機200の中継器要否判定が完了した場合(YES)は図9のフローチャートを終了し、未判定の無線機200が残っている場合(NO)はステップS901に戻り、未判定の無線機200を判定対象に選択して中継器要否判定処理を繰り返す。
図10を参照して、図6のステップS604で行う、ネットワーク管理装置の接続先判定部407による接続先判定処理を説明する。図10は、実施例1における接続先判定処理を示すフローチャートである。図10の処理を実施する事で、図9の中継器要否判定処理で中継器追加が必要と判定された無線機200に対して、ネットワーク構成管理部405の管理情報を基に、どの無線機200、或いはゲートウェイ300と接続すれば良いのかを判定する事が可能となる。
ステップS1001は、図9の中継器要否判定処理で中継器追加が必要と判定された無線機200の中から、接続先判定処理の対象とする無線機200を1台選択する処理である。ステップS1001の処理が終了すると、ステップS1002に進む。
ステップS1002は、判定対象の無線機200が、1ホップで直接通信可能な相手が存在しない孤立状態であるか否かを判定する処理である。判定対象の無線機200が孤立状態の場合(YES)はステップS1003に進み、孤立状態ではない場合(NO)はステップS1004に進む。
ステップS1003は、孤立状態の無線機200について、最も距離が近い無線機200、またはゲートウェイ300を適切な接続先として判定する処理である。電波は距離と共に減衰する特性があるため、最も距離が近い、即ち最も電波の減衰期待値が小さい無線機200、またはゲートウェイ300を接続先として選択する。例えば、図8の例では、孤立状態にある無線機200−Eについて、最も距離が近い無線機200−Bが接続先として選択される。尚、本判定処理で用いる無線機200及びゲートウェイ300の位置情報は、無線機200やゲートウェイ300がGPS(Global Positioning System)を搭載している場合や、予め設置箇所に関する位置情報が与えられている場合など、実際の緯度・経度情報等が与えられるケースでは、これらの情報を活用する。一方、無線機200やゲートウェイ300の位置情報が得られない場合は、図13に後述する画面上で、作業者が無線機200やゲートウェイ300の位置をマウス操作などで設定し、画面上の位置情報を利用して接続先判定処理を行う。ステップS1003の処理が終了すると、ステップS1009に進む。
ステップS1004は、判定対象の無線機200にとって、1ホップで直接通信可能な相手が存在するものの、当該相手との通信品質が全て閾値未満であるか否かを判定する処理である。判定対象の無線機200にとって通信品質が閾値以上の通信相手が存在しない場合(YES)はステップS1005に進み、閾値以上である通信相手が存在する場合(NO)はステップS1006に進む。
ステップS1005は、通信品質が閾値以上の相手端末が存在しない無線機200について、直接通信可能な相手端末のうち、通信品質が最良の無線機200またはゲートウェイ300を、適切な接続先として判定する処理である。これは、例え通信品質が閾値に満たない通信相手でも、通信接続が得られているのであれば、中継器の追加により通信品質が改善・安定化される可能性が高いためである。例えば、図8の例で無線機200−Fは、通信品質が閾値未満であるものの、無線機200−Cとの通信接続が得られているため、無線機200−Cが適切な接続先として選択される。ステップS1005の処理が終了すると、ステップS1009に進む。
ステップS1006は、判定対象の無線機200から、直接通信可能且つ通信品質が閾値以上である相手端末を除外した時に、判定対象の無線機200が孤立状態になるか否かを判定する処理である。前記除外により、判定対象の無線機200が孤立状態になる場合(YES)はステップS1007進み、孤立状態にならない場合(NO)はステップS1008に進む。例えば、図8の例でN=2とした場合、無線機200−Dは図9の中継器要否判定処理で中継器追加が必要と判定され、ステップS1005で当該判定を行う事となるが、無線機200−Dから通信品質が閾値以上である無線機200−Cを除外すると、通信品質が閾値未満であるゲートウェイ300が通信相手として残るため、無線機200−Dに関する判定はステップS1008に従う事となる。
ステップS1007は、判定対象の無線機200について、直接通信可能且つ通信品質が閾値以上である相手端末を除外した上で、最も距離が近い無線機200、またはゲートウェイ300を適切な接続先として判定する処理である。これは、通信接続の冗長性を確保する上で、前記同様、最も電波の減衰期待値が小さい無線機200、またはゲートウェイ300を接続先として選択するためである。ステップS1007の処理が終了すると、ステップS1009に進む。
ステップS1008は、判定対象の無線機200について、直接通信可能且つ通信品質が閾値以上である相手端末を除外した上で、直接通信可能な相手端末の中から、通信品質が最良の無線機200またはゲートウェイ300を、適切な接続先として判定する処理である。これは、通信接続の冗長性を確保する上で、前記同様、中継器の追加により通信品質が改善・安定化される可能性が最も高い無線機200、またはゲートウェイ300を接続先として選択するためである。図8の例では、当該判定処理に従い、無線機200−Dの接続先にはゲートウェイ300が選択される。ステップS1008の処理が終了すると、ステップS1009に進む。
ステップS1009は、中継器追加が必要と判定された全無線機200に対する、接続先判定が完了したか否かを判定する処理である。全無線機200に対する判定が完了した場合(YES)は図10のフローチャートを終了し、未判定の無線機200が残っている場合(NO)はステップS1001に戻り、未判定の無線機200を判定対象に選択して接続先判定処理を繰り返す。
図11を参照して、図6のステップS605で行う、ネットワーク管理装置400の中継器配置判定部408による中継器配置判定処理を説明する。図11は、実施例1における中継器配置判定処理を示すフローチャートである。図11の処理を実施する事で、図9の中継器要否判定処理で中継器追加が必要と判定された無線機200と、図10の接続先判定処理で選択された接続先を接続する上で必要となる、中継器の設置箇所を判定する事が可能になる。
ステップS1101は、図9の中継器要否判定処理で中継器追加が必要と判定された無線機200と、図10の接続先判定処理で選択された接続先のペアの中から、判定対象とするペアを1組選択する処理である。ステップS1101の処理が終了すると、ステップS1102に進む。
ステップS1102は、判定対象のペアにおいて、中継器追加が必要と判定された無線機200と、選択された接続先の両方について、各々に期待される通信範囲を算出する処理である。当該処理で使用する通信範囲については、例えば電波伝搬に関する理論式を基に、理論的に閾値以上の通信品質が得られる通信範囲を適用する方法などが挙げられる。その他、図8に示すネットワーク構成情報を基に、閾値以上の通信品質が確保されている無線機間、或いはゲートウェイ・無線機間の距離のうち、最も距離が長いものを通信範囲として適用する方法も挙げられる。このように、当該判定処理で適用する通信範囲の設定については、特定の設定方法に限定にされるものではなく、任意の方法で設定して構わない。ステップS1102の処理が終了すると、ステップS1103に進む。
ステップS1103は、判定対象のペアにおいて、中継器追加が必要と判定された無線機200と、選択された接続先の通信範囲の間に、重複箇所が存在するか否かを判定する処理である。ここで、図12(a)を参照して、無線機200−Eと無線機200−B、無線機200−Fと無線機200−Cの各ペアについて、通信範囲の重複箇所が存在する例を示す。図12(a)において、無線機を中心とした同心円上の点線が、各無線機の通信範囲、例えば、無線機200−Bの通信範囲1200−B、無線機200−Cの通信範囲1200−C、無線機200−Eの通信範囲1200−E、無線機200−Fの通信範囲1200−Fを示している。また、通信範囲1200−Bと通信範囲1200−Eとが重複する領域が重複箇所1201を示し、通信範囲1200−Cと通信範囲1200−Fとが重複する領域が重複箇所1202を示している。図12(a)のように、ステップS1102で算出した通信範囲において、重複箇所が存在する場合(YES)はステップS1104に進み、重複箇所が存在しない場合(NO)はステップS1108に進む。
ステップS1104は、判定対象のペアにおけるステップ1103の重複箇所と、他ペアの通信範囲の重複箇所について、両方に重なる重複箇所が存在するか否かを判定する処理である。ここで、図12(b)を参照して、無線機200−Eと無線機200−B、無線機200−Fと無線機200−Cの両ペアとの間で、更なる通信範囲の重複箇所が存在する例を示す。例えば、通信範囲1200−Bと通信範囲1200−Eとが重複する領域が重複箇所1203を示し、通信範囲1200−Cと通信範囲1200−Fとが重複する領域が重複箇所1204を示し、重複箇所1203と重複箇所1204の一部が更に重複する領域が重複箇所1205を示している。ペア間の距離が近い場合などは、複数ペア間で更なる重複箇所1205が発生するケースがある。図12(b)のように、判定対象のペアと、他ペアとの間で、更なる通信範囲の重複箇所1205が存在する場合(YES)はステップS1106に進み、重複箇所が存在しない場合(NO)はステップS1105に進む。
ステップS1105は、判定対象のペアを接続する上で推奨される中継器の設置箇所として、ステップS1103で検出された重複箇所を選択する処理である。図12(a)の重複箇所1201、1202が該当する部分であり、中継器追加が必要と判定された無線機200と、選択された接続先の通信範囲の両方に重なっているため、当該重複箇所1201、1202に中継器を設置する事で、中継器は判定対象のペアにおける両方の端末と通信接続を得られる事が期待される。ステップS1105の処理が終了すると、ステップS1114に進む。
ステップS1106は、判定対象のペアを接続する上で推奨される中継器の設置箇所として、ステップS1104で検出された他ペアとの重複箇所を選択する処理である。図12(b)の重複箇所1205が該当する部分であり、図12(a)では無線機200−Eと無線機200−B、無線機200−Fと無線機200−Cの2つのペアに対して2台の中継器を追加する必要があるが、図12(b)の例では1台の中継器で両ペアを接続する事が可能となる。このように、複数ペア間で通信範囲の重複箇所1205が存在する場合は、当該重複箇所1205を中継器の設置箇所として選定する事で、必要な中継器台数を削減する事が可能となる。ステップS1106の処理が終了すると、ステップS1107に進む。
ステップS1107は、ステップS1104で重複が得られた他ペアについても、推奨される中継器の設置箇所をステップS1106と同様の重複箇所に更新する処理である。ステップS1107の処理が終了すると、ステップS1114に進む。
ステップS1108は、判定対象のペアにおいて通信範囲の重複箇所が存在しない場合に、中継器が必要と判定された無線機200と、選択された接続先との間に仮想端末を追加する処理である。図12(c)を参照して、判定対象のペアにおいて通信範囲の重複箇所が存在しない例を示す。図12(c)では、無線機200−Eと無線機200−Bのペアにおいて距離が離れており、無線機200−Eの通信範囲1200−Eと無線機200−Bの通信範囲1200−Bとが重複する領域が存在しない場合、1台の中継器追加ではペアを接続出来ない事を示している。そこで、ステップS1108の処理では、例えば、図12(d)のように、中継器が必要と判定された無線機200−Eと、選択された接続先(200−B)との間に仮想的な端末(仮想端末)200−Xを追加し、通信範囲の重複箇所の生成を試みる。ステップS1108の処理が終了すると、ステップS1109に進む。
ステップS1109は、判定対象のペアにおいて、中継器の追加が必要と判定された無線機200−Bと仮想端末200−X、及び選択された接続先(200−B)と仮想端末200−Xの両方において、通信範囲の重複箇所が存在するか否かを判定する処理である。図12(d)のように、無線機200−Bの通信範囲1200−Bと仮想端末200−Xの通信範囲1200−Xとが重複する領域である重複箇所1206と、無線機200−Eの通信範囲1200−Eと仮想端末200−Xの通信範囲1200−Xとが重複する領域である重複箇所1207が存在する場合(YES)はステップS1110に進む。一方、どちらか片方でも重複箇所が存在しない場合(NO)はステップS1108に戻り、仮想端末の追加を行う。図12(d)の例では、仮想端末200−Xを1台追加する際にペアの中間点に設置しているが、例えば仮想端末を2台追加する場合は、ペアの間を3等分する分割点を選択する方法などが挙げられる。
ステップS1110は、ステップS1109の重複箇所と、他ペアの通信範囲の重複箇所について、両方に重なる重複箇所が存在するか否かを判定する処理である。他ペアとの通信範囲の重複箇所が存在する場合(YES)はステップS1112に進み、重複箇所が存在しない場合(NO)はステップS1111に進む。
ステップS1111は、判定対象のペアを接続する上で推奨される中継器の設置箇所として、ステップS1109で検出された重複箇所を選択する処理である。図12(d)の重複箇所1206、1207が該当する部分であり、中継器追加が必要と判定された無線機200−Eと、選択された接続先(200−B)の距離が離れているため、複数台分の中継器の設置箇所が選択される。尚、判定対象のペアの接続において、仮想端末200−Xを配置した箇所にも中継器の追加が必要な場合は、通信範囲の重複箇所に加えて当該箇所も、推奨される中継器の設置箇所として選択しても構わない。ステップS1111の処理が終了すると、ステップS1114に進む。
ステップS1112は、判定対象のペアを接続する上で推奨される中継器の設置箇所として、ステップS1110で検出された他ペアとの重複箇所を選択する処理である。これはステップS1106と同様、必要な中継器台数を削減する事が目的である。ステップS1112の処理が終了すると、ステップS1113に進む。
ステップS1113は、ステップS1110で重複が得られた他ペアについても、推奨される中継器の設置箇所をステップS1112と同様の重複箇所に更新する処理である。ステップS1113の処理が終了すると、ステップS1114に進む。
ステップS1114は、図9の中継器要否判定処理で中継器追加が必要と判定された無線機200と、図10の接続先判定処理で選択された接続先の全ペアについて、中継器配置判定が完了したか否かを判定する処理である。全ペアに対する判定が完了した場合(YES)は図11のフローチャートを終了し、未判定のペアが残っている場合(NO)はステップS1101に戻り、未判定のペアを判定対象に選択して中継器配置判定処理を繰り返す。
ステップS1103、S1104、S1106、S1107では、中継器配置判定部408は、中継器要否判定部406で選択された無線機200と接続先判定部407で選択された接続先をペアとして、当該ペアにおける通信範囲が互いに重複する領域を示す重複箇所(第1の重複箇所)1203と、他のペアにおける通信範囲が互いに重複する領域を示す重複箇所(第2の重複箇所)1204とが更に重複する領域が存在する場合、中継器設置箇所が存在すると判定し、更に重複する領域を両ペア間共通の重複箇所(第3の重複箇所)1205であって、中継器設置箇所として出力することになる。
ステップS1103、S1108〜S1110、S1111では、中継器配置判定部408は、中継器要否判定部406で選択された無線機200の通信範囲と接続先判定部407で選択された接続先の通信範囲とが互いに重複する領域を示す重複箇所が存在しない場合、中継器要否判定部406で選択された無線機200と接続先判定部407で選択された接続先との間に1以上の仮想端末200−Xを仮想的に配置し、中継器要否判定部406で選択された無線機200の通信範囲と仮想端末200−Xの通信範囲とが互いに重複する領域を示す重複領域(第1の仮想重複箇所)1206と、接続先判定部407で選択された接続先の通信範囲と仮想端末200−Xの通信範囲とが互いに重複する領域を示す重複領域(第2の仮想重複箇所)が存在する場合、中継器設置箇所が存在すると判定し、重複領域1206、1207を中継器設置箇所として出力することになる。
図13を参照して、ネットワーク管理装置の表示部412を介して表示する通信品質情報、及び推奨される中継器配置の表示例を説明する。図13は、実施例1における通信品質情報、及び中継器配置判定結果の表示例を示す説明図である。図13(a)において、表示部412は、表示画面1300を有し、表示画面1300には、地図情報や無線機200等を表示するための表示エリア1301が設定されている。また、表示画面1300には、通信品質を3段階のレベル(強、中、弱)で分けた場合の表示例を示す通信品質情報1302と、推奨中継器配置に関する表示有無(オン又はオフ)を切り換える項目1303と、判定対象とする無線機200を切り換える項目((1)孤立状態、(2)劣悪リンクのみ、(3)冗長性無し)1304が表示される。
図13(a)のように、ネットワーク管理装置400のネットワーク構成管理部405で管理される、各無線機200及びゲートウェイ300から収集した近隣端末管理テーブル情報を基に、表示部412を介して無線機間、及び無線機・ゲートウェイ間の通信品質を表示画面1300に表示する事で、ネットワークの全体構成と通信品質を視覚的に把握する事が可能となる。例えば、特定の無線機200から近隣端末管理テーブル情報を収集する事が出来ず、且つ当該無線機200に関する情報が、他の無線機200やゲートウェイ300の近隣端末管理テーブル205、305の何れにも記録されていない場合は、図13(a)の「E」(無線機200−E)のように通信品質情報を表示する事が出来ないため、通信不可の孤立状態である事を容易に把握する事が出来る。尚、図13(a)の例では、項目1303がオフであって、通信品質を3段階にレベル分けをして表示している。表示する通信品質は、最新の値や、過去に観測した平均値や最大値、最小値など、任意に設定して良い。必ずしもレベル分けをして表示する必要はなく、具体的な数値を表示する形であっても構わない。また、表示内容を更新するタイミングは、ネットワーク管理装置400がネットワーク構成管理部405の管理情報を更新した際や、作業者が更新を指示した際など、任意のタイミングで更新して構わない。また、画面上の無線機やゲートウェイの配置は、実際の位置情報を入力する形や、作業者がマウス操作などで設定する形であっても構わない。
続いて、図13(b)を参照して、中継器配置に関する判定結果の表示例を説明する。
項目1303がオンになった場合、図13(b)のように、表示エリア1301には、ネットワーク構成管理部405で管理される通信品質情報と、中継器配置判定部408の判定結果となる中継器設置箇所1310、1311、1312が、無線マルチホップネットワークに属する無線機200−A〜200−F(A〜F)やゲートウェイ(GW)300に関連づけて表示される。このように、ネットワーク管理装置400の中継器要否判定部406による判定結果を基に、中継器追加が必要と判定された無線機(D、E、F)と、その判定理由(冗長性無し、孤立状態、劣悪リンクのみ)を表示画面1300に表示する事で、作業者はどの無線機200に対して中継器追加が必要なのかを視覚的に把握する事が可能となる。さらに、中継器配置判定部408によって算出された、推奨される中継器設置箇所1310、1311、1312を表示する事で、具体的にどこに中継器となる無線機を追加すれば良いのかを容易に把握する事が出来る。この時、図13(b)のように、地図やフロアマップをレイヤリングして表示する事で、中継器の設置箇所をより分かりやすく提示する事が可能となる。尚、図13(b)の例では、項目1303がオンであって、推奨される中継器設置箇所1310、1311、1312を円状に示しているが、図11の処理で判定された通信範囲の重複箇所をそのまま表示する形であっても構わない。
項目1303がオンになった場合、図13(b)のように、表示エリア1301には、ネットワーク構成管理部405で管理される通信品質情報と、中継器配置判定部408の判定結果となる中継器設置箇所1310、1311、1312が、無線マルチホップネットワークに属する無線機200−A〜200−F(A〜F)やゲートウェイ(GW)300に関連づけて表示される。このように、ネットワーク管理装置400の中継器要否判定部406による判定結果を基に、中継器追加が必要と判定された無線機(D、E、F)と、その判定理由(冗長性無し、孤立状態、劣悪リンクのみ)を表示画面1300に表示する事で、作業者はどの無線機200に対して中継器追加が必要なのかを視覚的に把握する事が可能となる。さらに、中継器配置判定部408によって算出された、推奨される中継器設置箇所1310、1311、1312を表示する事で、具体的にどこに中継器となる無線機を追加すれば良いのかを容易に把握する事が出来る。この時、図13(b)のように、地図やフロアマップをレイヤリングして表示する事で、中継器の設置箇所をより分かりやすく提示する事が可能となる。尚、図13(b)の例では、項目1303がオンであって、推奨される中継器設置箇所1310、1311、1312を円状に示しているが、図11の処理で判定された通信範囲の重複箇所をそのまま表示する形であっても構わない。
ここでは中継器設置箇所に制約が無いケースを想定したが、例えば中継器が電源駆動であり、電源供給可能な箇所に設置が限定される場合などであっても、作業者は設置可能箇所のうち、表示された推奨の設置箇所から最も近い箇所に中継器を設置するなどの判断が可能となる。あるいは、中継器の設置可能箇所が既知である場合は、中継器配置判定部408で算出された推奨の中継器設置箇所から、最も近い設置可能箇所を明示的に表示する形であっても構わない。また、図13の例では、無線機200が多数存在して表示が複雑化する際に画面を簡素化するための施策として、推奨中継器配置に関する表示有無を切り換える項目1303や、判定対象とする無線機を切り換える項目1304を記しているが、これらの機能は必ずしも搭載しなくても構わない。
以上のように、本実施例によれば、無線マルチホップネットワークにおいて、中継器の設置箇所候補に関する事前情報を必要とせずに、無線ネットワークを管理するための情報を基に中継器の設置箇所を算出する事ができる。具体的には、各無線機200及びゲートウェイ300から収集した近隣端末管理テーブル情報を基に、中継器追加が必要な無線機200と、適切な接続先を判定し、その後、中継器追加が必要と判定された無線機200と、前記接続先を接続する上で必要となる中継器の設置箇所を判定し、推奨される中継器設置箇所として出力する事で、中継器設置箇所候補に関する事前情報を必要とせずに、中継器の配置設計を決定する事が可能となる。また、想定される中継器設置箇所候補の全てに無線機を設置して、接続性の測定を行う必要も無くなるため、中継器配置設計に関するエンジニアリングの作業負荷を軽減する事が可能となる。更に、例え無線通信に関する専門知識を持たない作業者であっても、中継器配置判定結果の出力により、中継器の適切な設置箇所を把握する事が出来るため、エンジニアリング作業を実施する事が可能となる。
実施例2では、無線機200に対する中継器要否判定において、優先度を付けて判定を行う実施例を説明する。具体的には、(1)1ホップで直接通信可能な相手端末が存在しない孤立状態の無線機200と、(2)1ホップで直接通信可能で通信品質が閾値以上である相手端末が存在しない無線機200に対する中継器追加を優先し、その後に(3)1ホップで直接通信可能で通信品質が閾値以上である相手端末が存在するが、該当端末数がN台未満である無線機200への中継器追加を行う。
これは、中継器台数の削減を目的とした施策である。前記(1)と(2)に該当する無線機200は、中継器の追加無しで所定の通信要件を達成する事が出来ないため、中継器追加の優先度が高い無線機200として扱われる。この時、(1)と(2)に該当する無線機200に対して中継器の追加を行う事で、周辺に存在する他の無線機200にとっても、直接通信可能な相手端末が増えるケースが考えられる。即ち、初期段階では前記(3)に該当し、中継器追加が必要な無線機200であっても、前記(1)と(2)に該当する無線機200に対する中継器追加を行う過程で、直接通信可能で、且つ通信品質が閾値以上である相手端末が増加し、前記(3)に非該当となるケースが発生し得る。その場合、実施例1の形態では、通信接続の冗長性の観点から中継器追加が必要と判定されていた無線機200であっても、実施例2のケースでは中継器追加を実施せずに済む事になるため、中継器台数を削減する事が可能となる。
実施例2においては、図9に示す第1の実施例と異なる方法で、中継器要否判定部406が、中継器要否判定処理を行う。実施例2に係る中継器要否判定処理について、図14を用いて説明する。図14は、実施例2における中継器要否判定処理を示すフローチャートである。尚、実施例2に係る各種構成や処理について、中継器要否判定処理以外は第1の実施例と同様であるため、これらの説明は省略する。
図14において、ステップS1401は、全無線機200の中から中継器要否の判定対象とする無線機200を1台選択する処理である。ステップS1401の処理が終了すると、ステップS1402に進む。
ステップS1402は、判定対象の無線機200が、周辺に1ホップで直接通信可能な相手が存在しない孤立状態であるか否かを判定する処理である。判定対象の無線機200が孤立状態の場合(YES)はステップS1404に進み、孤立状態ではない場合(NO)はステップS1403に進む。
ステップS1403は、判定対象の無線機200にとって、1ホップで直接通信可能な相手が存在するものの、当該相手との通信品質が全て閾値未満であるか否かを判定する処理である。通信品質が閾値以上の通信相手が存在しない場合(YES)はステップS1404に進み、閾値以上である通信相手が存在する場合(NO)はステップS1405に進む。
ステップS1404は、ステップS1402〜ステップS1403の何れかの判定条件に合致した無線機200を、中継器追加が必要な無線機200と判定する処理である。ステップS1404の処理が終了すると、ステップS1406に進む。
ステップS1405は、ステップS1402〜ステップS1404の何れの判定条件にも合致しなかった無線機200を、中継器追加が不要な無線機200と判定する処理である。当該無線機200については、中継器を追加せずに所定の通信要件を達成する事が出来るため、中継器不要と判定する事が出来る。ステップS1405の処理が終了すると、ステップS1406に進む。
ステップS1406は、全無線機200に対する中継器要否判定が完了したか否かを判定する処理である。全無線機200の中継器要否判定が完了した場合(YES)はステップS1407に進み、未判定の無線機200が残っている場合(NO)はステップS1401に戻り、未判定の無線機200を判定対象に選択して中継器要否判定処理を繰り返す。
ステップS1407は、全無線機200に対する中継器要否判定が完了後、中継器が必要と判定された無線機200が存在するか否かを判定する処理である。ステップS1406までの処理で中継器が必要と判定された無線機200は、前記(1)或いは(2)の条件に合致する無線機200である。中継器が必要と判定された無線機200が存在する場合(YES)は、これらの無線機200に対する中継器追加を優先するため、前記(3)の条件の合致有無を確認せずに図14のフローチャートを終了する。一方、中継器が必要と判定された無線機200が存在しない場合(NO)は、前記(3)の条件の合致有無を確認するため、ステップS1408に進む。
ステップS1408は、全無線機200の中から2回目の中継器要否の判定対象とする無線機200を1台選択する処理である。ステップS1408の処理が終了すると、ステップS1409に進む。
ステップS1409は、判定対象の無線機200にとって、1ホップで直接通信可能であり、且つ通信品質が閾値以上である無線機200がN台以上存在しないか否かを判定する処理である。通信品質が閾値以上の通信相手がN台以上存在しない場合(YES)はステップS1410に進み、N台以上存在する場合(NO)はステップS1411に進む。
ステップS1410は、ステップS1409の判定条件に合致した無線機200を、中継器追加が必要な無線機200と判定する処理である。ステップS1410の処理が終了すると、ステップS1412に進む。
ステップS1411は、ステップS1409の判定条件に合致しなかった無線機200を、中継器追加が不要な無線機200と判定する処理である。例えば、無線機200−Fが、ステップS1404で中継器が必要な無線機200として判定され、後に無線機200−Cと無線機200−Fとの間に中継器が配置されたことで、無線機200−Dも当該中継器と閾値以上の通信品質にて直接1ホップで通信可能になったとする。この時、2回目の判定対象として無線機200−DがステップS1408で選択され、ステップS1409でN=2としても、無線機200−Dの相手端末であって、通信品質が閾値以上の相手端末として、無線機200−Cと、無線機200−Cと無線機200−Fとの間に配置された中継器が存在するため、無線機200−Dは、中継器追加が不要な無線機200と判定される。このように、前記(1)と(2)に該当する無線機200に対する中継器追加を先に優先して行うことで、無線機200−Dとゲートウェイ300との間に中継器を配置する必要がなくなり、本実施例によれば、このように中継器台数の削減効果が期待される。ステップS1411の処理が終了すると、ステップS1412に進む。
ステップS1412は、全無線機200に対する2回目の中継器要否判定が完了したか否かを判定する処理である。全無線機200の中継器要否判定が完了した場合(YES)は図14のフローチャートを終了し、未判定の無線機200が残っている場合(NO)はステップS1408に戻り、未判定の無線機200を判定対象に選択して2回目の中継器要否判定処理を繰り返す。
尚、図14の中継器要否判定処理により、前記(1)及び(2)と、前記(3)の判定条件に優先度付けを行ったが、図13のように画面上で判定対象無線機の切り替えが可能な場合は、始めは孤立状態と劣悪リンクのみを保持する無線機200を判定対象に選択し、これらに合致する無線機200が存在しなくなった時点で、所定の冗長性が無い無線機200を判定対象として有効化する方法も挙げられる。また、前記(1)〜(3)の優先度の付け方は実施例2に示した順序に限らず、異なる順序に設定しても構わない。
本実施例によれば、無線機200に対する中継器要否判定において、優先度を付けて判定を行うことで、中継器台数の削減を図ることができる。
実施例1及び実施例2では、ネットワーク構築時の中継器配置設計について説明したが、ネットワーク運用中の無線機故障や、局所的な通信途絶発生等の通信障害が発生した際も、障害復旧施策として中継器の追加を行うケースが考えられる。そこで、実施例3では、ネットワーク運用中に発生する通信障害対策としての中継器配置設計について説明する。
実施例3においては、図6に示す第1・第2の実施例と異なる方法で、中継器配置設計に関する無線ネットワークエンジニアリングの作業支援を行う。実施例3に係る当該処理の流れについて、図15を用いて説明する。図15は、実施例3における通信障害対策に関する無線ネットワークエンジニアリング支援の全体処理を示すフローチャートである。尚、実施例3に係る各種構成や処理について、図15に示す処理以外は第1・第2の実施例と同様であるため、これらの説明は省略する。
図15において、ステップS1501は、ネットワーク構成管理部405が、ゲートウェイ300及び無線機200から近隣端末管理テーブル205、305の情報を収集する処理である。第1・第2の実施例と同様、ネットワーク管理装置400は、ネットワーク構成管理部405にて、ゲートウェイ300及び無線機200が通信可能な相手端末と、各々の通信品質をネットワーク構成情報として管理する。ステップS1501の処理が終了すると、ステップS1502に進む。
ステップS1502は、無線機故障や特定リンクにおける通信切断など、通信障害の発生有無を検知する処理である。通信障害発生の検知方法については、通信システムで稼働するアプリケーションに応じて、任意に設定して構わない。例えば、収集した近隣端末管理テーブル情報にて通信品質が一定値を下回っている事や、ネットワーク管理装置400の収集データ管理部404において、一定期間連続してセンサ値などの収集データが収集出来ていない事を基準にする方法などが挙げられる。通信障害発生を検知した場合(YES)はステップS1503に進み、通信障害発生が検知されなかった場合(NO)はステップS1501に戻り、一定時間経過後に再び近隣端末管理テーブル情報の収集を行う。このように、ネットワーク運用中も定期的に近隣端末管理テーブル情報を収集し、随時ネットワーク構成管理部405で構成情報を管理する事で、通信障害の発生有無を監視する事が可能となる。
ステップS1503は、ネットワーク管理装置400の中継器要否判定部406で、各無線機200の中継器追加に関する要否判定を行う処理である。ネットワーク構築時の中継器配置設計により、所定の通信要件を満たしていた無線機200であっても、通信障害の発生で通信要件未達となれば、ステップS1503の処理で、当該無線機200は中継器追加が必要な無線機200として判定される。尚、中継器要否判定処理については、実施例1における図9、または実施例2における図14と同様である。ステップS1503の処理が終了すると、ステップS1504に進む。
ステップS1504は、ステップS1503の判定結果を基に、中継器追加が必要と判定された無線機200が存在するか否かを判定する処理である。中継器追加が必要と判定された無線機200が存在する場合(YES)はステップS1505に進む。一方、存在しない場合(NO)は通信障害発生後も全無線機200が所定の通信要件を達成可能な状態であり、中継器追加は不要であるため、図15のフローチャートを終了する。
ステップS1505は、ネットワーク管理装置400の接続先判定部407において、ステップS1503で中継器が必要と判定された各無線機200に対して、適切な接続先となる無線機200、或いはゲートウェイ300を判定する処理である。接続先判定処理の内容は、図10と同様である。ステップS1505の処理が終了すると、ステップS1506に進む。
ステップS1506は、ネットワーク管理装置400の中継器配置判定部408において、ステップS1503で中継器が必要と判定された無線機200と、ステップS1505で判定された接続先を接続する上で必要となる中継器の設置箇所を判定する処理である。中継器配置判定処理の内容は、図11と同様である。ステップS1506の処理が終了すると、ステップS1507に進む。
ステップS1507は、ステップS1506にて中継器配置判定部408で得られた判定結果をネットワーク管理装置400の表示部412を介して出力する処理である。通信障害対策を行う作業者は、当該出力結果を参照する事で、通信障害復旧を試みる上で、どこに中継器となる無線機200を追加設置すれば良いのかを把握する事が可能となる。ステップS1507の処理が終了すると、ステップS1508に進む。
ステップS1508は、ステップS1507で表示された中継器配置の判定結果を基に、作業者が実際の現場に中継器となる無線機を設置する作業である。設置が完了すると、ステップS1509に進む。
ステップS1509は、ステップS1501と同様、ゲートウェイ300及び無線機200から近隣端末管理テーブル205、305の情報を収集する処理である。ステップS1509の処理が終了すると、ステップS1503に戻り、再び各無線機200に対する中継器要否判定を実施する。中継器追加が必要と判定される無線機200が存在しなくなるまで、即ち通信障害の復旧が完了するまで本処理を繰り返し行う事で、通信障害対策として必要な中継器配置を算出する事が可能となる。
本実施例によれば、ネットワーク運用中に何れかの無線機200で通信障害が発生した場合、通信障害対策として必要な中継器の配置箇所を算出して提示することができる。
尚、本発明は上記の実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記の実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能等は、それらの一部又は全部を、例えば、集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に記録して置くことができる。
1:通信システム、200:無線機、201:記憶装置、202:通信処理部、203:経路管理部、204:近隣端末情報管理部、205:近隣端末管理テーブル、206:中央制御装置、207:電源回路、208:RF周辺回路、209:入力部、300:ゲートウェイ、301:記憶装置、302:通信処理部、303:経路管理部、304:近隣端末情報管理部、305:近隣端末管理テーブル、306:中央制御装置、307:電源回路、308:RF周辺回路、309:外部ネットワーク接続回路、400:ネットワーク管理装置、401:記憶装置、402:通信処理部、403:経路管理部、404:収集データ管理部、405:ネットワーク構成管理部、406:中継器要否判定部、407:接続先判定部、408:中継器配置判定部、409:中央制御装置、410:電源回路、411:外部ネットワーク接続回路、412:表示部
Claims (15)
- 複数の無線機と、前記無線機の各々と情報の送受信を行うゲートウェイと、前記無線機と前記ゲートウェイを含む無線マルチホップネットワークを管理するネットワーク管理装置とを備え、
前記ネットワーク管理装置は、
前記各無線機間、及び前記各無線機・前記ゲートウェイ間の通信品質情報を管理するネットワーク構成管理部と、
前記通信品質情報を基に前記各無線機の中継器追加要否を判定し、当該判定結果を基に中継器の追加が必要な無線機を選択する中継器要否判定部と、
前記通信品質情報又は前記無線機及び前記ゲートウェイの位置情報を基に前記中継器要否判定部で選択された無線機に対して所定の通信品質を確保するための接続先を判定し、当該判定結果を基に前記接続先を前記無線機又は前記ゲートウェイの中から選択する接続先判定部と、
前記中継器要否判定部で選択された無線機の通信範囲と前記接続先判定部で選択された接続先の通信範囲を基に前記中継器要否判定部で選択された無線機と前記接続先判定部で選択された接続先とを中継するための中継器の設置範囲を示す中継器設置箇所が存在するか否かを判定する中継器配置判定部とを有することを特徴とする通信システム。 - 請求項1に記載の通信システムであって、
前記中継器要否判定部は、
1ホップで直接通信可能な通信対象が存在しない孤立状態の無線機、または前記1ホップで直接通信可能で、且つ通信品質が閾値以上である通信対象が存在しない無線機、或いは前記1ホップで直接通信可能で、且つ通信品質が閾値以上である通信対象が存在するが、該当する通信対象がN台未満(Nは1以上の任意の値)である無線機を前記中継器の追加が必要な無線機として選択することを特徴とする通信システム。 - 請求項1又は2に記載の通信システムであって、
前記接続先判定部は、
前記中継器要否判定部で選択された無線機から最も距離が近い他の無線機或いは前記ゲートウェイ、又は前記中継器要否判定部で選択された無線機が1ホップで直接通信可能な通信対象のうち通信品質が最良の他の無線機或いは前記ゲートウェイ、或いは前記中継器要否判定部で選択された無線機が1ホップで直接通信可能で、且つ通信品質が閾値以上である通信対象を除外した上で、前記中継器要否判定部で選択された無線機から最も距離が近い他の無線機或いは前記ゲートウェイ、もしくは前記中継器要否判定部で選択された無線機が1ホップで直接通信可能な通信対象のうち通信品質が最良の他の無線機或いは前記ゲートウェイを前記接続先として選択することを特徴とする通信システム。 - 請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の通信システムであって、
前記中継器配置判定部は、
前記中継器要否判定部で選択された無線機の通信範囲と前記接続先判定部で選択された接続先の通信範囲とが互いに重複する領域を示す重複箇所が存在する場合、前記中継器設置箇所が存在すると判定し、前記重複箇所を前記中継器設置箇所として出力することを特徴とする通信システム。 - 請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の通信システムであって、
前記中継器配置判定部は、
前記中継器要否判定部で選択された無線機と前記接続先判定部で選択された接続先をペアとして、当該ペアにおける通信範囲が互いに重複する領域を示す第1の重複箇所と、他のペアにおける通信範囲が互いに重複する領域を示す第2の重複箇所とが更に重複する領域が存在する場合、前記中継器設置箇所が存在すると判定し、前記更に重複する領域を両ペア間共通の第3の重複箇所であって、前記中継器設置箇所として出力することを特徴とする通信システム。 - 請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の通信システムであって、
前記中継器配置判定部は、
前記中継器要否判定部で選択された無線機の通信範囲と前記接続先判定部で選択された接続先の通信範囲とが互いに重複する領域を示す重複箇所が存在しない場合、前記中継器要否判定部で選択された無線機と前記接続先判定部で選択された接続先との間に1以上の仮想端末を仮想的に配置し、前記中継器要否判定部で選択された無線機の通信範囲と前記仮想端末の通信範囲とが互いに重複する領域を示す第1の仮想重複箇所と、前記接続先判定部で選択された接続先の通信範囲と前記仮想端末の通信範囲とが互いに重複する領域を示す第2の仮想重複箇所が存在する場合、前記中継器設置箇所が存在すると判定し、前記第1の仮想重複箇所と前記第2の仮想重複箇所を前記中継器設置箇所として出力することを特徴とする通信システム。 - 請求項1に記載の通信システムであって、
前記中継器要否判定部は、
前記1ホップで直接通信可能な通信対象が存在しない孤立状態の無線機、または前記1ホップで直接通信可能で、且つ通信品質が閾値以上である通信対象が存在しない無線機を前記中継器の追加が必要な無線機として優先的に選択し、前記条件に該当する無線機が不在である場合にのみ、前記1ホップで直接通信可能で、且つ通信品質が閾値以上である通信対象が存在するが、該当する通信対象がN台未満(Nは1以上の任意の値)である無線機を前記中継器の追加が必要な無線機として選択することを特徴とする通信システム。 - 請求項1〜7のうちいずれか1項に記載の通信システムであって、
前記ネットワーク構成管理部で管理される通信品質情報と、前記中継器配置判定部の判定結果となる前記中継器設置箇所を前記無線マルチホップネットワークに属する前記無線機と前記ゲートウェイに関連づけて表示する表示部を更に備えることを特徴とする通信システム。 - 複数の無線機と前記無線機の各々と情報の送受信を行うゲートウェイを管理するネットワーク管理装置における無線ネットワークエンジニアリング支援方法であって、
前記各無線機間、及び前記各無線機・前記ゲートウェイ間の通信品質情報を管理する第1のステップと、
前記通信品質情報を基に前記各無線機の中継器追加要否を判定し、当該判定結果を基に中継器の追加が必要な無線機を選択する第2のステップと、
前記通信品質情報又は前記無線機及び前記ゲートウェイの位置情報を基に前記第2のステップで選択された無線機に対して所定の通信品質を確保するための接続先を判定し、当該判定結果を基に前記接続先を前記無線機又は前記ゲートウェイの中から選択する第3のステップと、
前記第2のステップで選択された無線機の通信範囲と前記第3のステップで選択された接続先の通信範囲を基に前記第2のステップで選択された無線機と前記第3のステップで選択された接続先とを中継するための中継器の設置範囲を示す中継器設置箇所が存在するか否かを判定する第4のステップとを有することを特徴とする無線ネットワークエンジニアリング支援方法。 - 請求項9に記載の無線ネットワークエンジニアリング支援方法であって、
前記第2のステップでは、
1ホップで直接通信可能な通信対象が存在しない孤立状態の無線機、または前記1ホップで直接通信可能で、且つ通信品質が閾値以上である通信対象が存在しない無線機、或いは前記1ホップで直接通信可能で、且つ通信品質が閾値以上である通信対象が存在するが、該当する通信対象がN台未満(Nは1以上の任意の値)である無線機を前記中継器の追加が必要な無線機として選択することを特徴とする無線ネットワークエンジニアリング支援方法。 - 請求項9又は10に記載の無線ネットワークエンジニアリング支援方法であって、
前記第3のステップでは、
前記第2のステップで選択された無線機から最も距離が近い他の無線機或いは前記ゲートウェイ、又は前記第2のステップで選択された無線機が1ホップで直接通信可能な通信対象のうち通信品質が最良の他の無線機或いは前記ゲートウェイ、或いは前記第2のステップで選択された無線機が1ホップで直接通信可能で、且つ通信品質が閾値以上である通信対象を除外した上で、前記第2のステップで選択された無線機から最も距離が近い他の無線機或いは前記ゲートウェイ、もしくは前記第2のステップで選択された無線機が1ホップで直接通信可能な通信対象のうち通信品質が最良の他の無線機或いは前記ゲートウェイを前記接続先として選択することを特徴とする無線ネットワークエンジニアリング支援方法。 - 請求項9〜11のうちいずれか1項に記載の無線ネットワークエンジニアリング支援方法であって、
前記第4のステップでは、
前記第2のステップで選択された無線機の通信範囲と前記第3のステップで選択された接続先の通信範囲とが互いに重複する領域を示す重複箇所が存在する場合、前記中継器設置箇所が存在すると判定し、前記重複箇所を前記中継器設置箇所として出力することを特徴とする無線ネットワークエンジニアリング支援方法。 - 請求項9〜11のうちいずれか1項に記載の無線ネットワークエンジニアリング支援方法であって、
前記第4のステップでは、
前記第2のステップで選択された無線機と前記第3のステップで選択された接続先をペアとして、当該ペアにおける通信範囲が互いに重複する領域を示す第1の重複箇所と、他のペアにおける通信範囲が互いに重複する領域を示す第2の重複箇所とが更に重複する領域が存在する場合、前記中継器設置箇所が存在すると判定し、前記更に重複する領域を両ペア間共通の第3の重複箇所であって、前記中継器設置箇所として出力することを特徴とする無線ネットワークエンジニアリング支援方法。 - 請求項9〜11のうちいずれか1項に記載の無線ネットワークエンジニアリング支援方法であって、
前記第4のステップでは、
前記第2のステップで選択された無線機の通信範囲と前記第3のステップで選択された接続先の通信範囲とが互いに重複する領域を示す重複箇所が存在しない場合、前記第2のステップで選択された無線機と前記第3のステップで選択された接続先との間に1以上の仮想端末を仮想的に配置し、前記第2のステップで選択された無線機の通信範囲と前記仮想端末の通信範囲とが互いに重複する領域を示す第1の仮想重複箇所と、前記第3のステップで選択された接続先の通信範囲と前記仮想端末の通信範囲とが互いに重複する領域を示す第2の仮想重複箇所が存在する場合、前記中継器設置箇所が存在すると判定し、前記第1の仮想重複箇所と前記第2の仮想重複箇所を前記中継器設置箇所として出力することを特徴とする無線ネットワークエンジニアリング支援方法。 - 請求項9に記載の無線ネットワークエンジニアリング支援方法であって、
前記第2のステップでは、
前記1ホップで直接通信可能な通信対象が存在しない孤立状態の無線機、または前記1ホップで直接通信可能で、且つ通信品質が閾値以上である通信対象が存在しない無線機を前記中継器の追加が必要な無線機として優先的に選択し、前記条件に該当する無線機が不在である場合にのみ、前記1ホップで直接通信可能で、且つ通信品質が閾値以上である通信対象が存在するが、該当する通信対象がN台未満(Nは1以上の任意の値)である無線機を前記中継器の追加が必要な無線機として選択することを特徴とする無線ネットワークエンジニアリング支援方法。
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