JP6600069B2 - 親水性嵩高不織布 - Google Patents
親水性嵩高不織布 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6600069B2 JP6600069B2 JP2018501677A JP2018501677A JP6600069B2 JP 6600069 B2 JP6600069 B2 JP 6600069B2 JP 2018501677 A JP2018501677 A JP 2018501677A JP 2018501677 A JP2018501677 A JP 2018501677A JP 6600069 B2 JP6600069 B2 JP 6600069B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nonwoven fabric
- fiber
- water
- water permeability
- less
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F13/00—Bandages or dressings; Absorbent pads
- A61F13/15—Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
- A61F13/51—Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators characterised by the outer layers of the pads
- A61F13/511—Topsheet, i.e. the permeable cover or layer facing the skin
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
- D01F—CHEMICAL FEATURES IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED FOR THE MANUFACTURE OF CARBON FILAMENTS
- D01F8/00—Conjugated, i.e. bi- or multicomponent, artificial filaments or the like; Manufacture thereof
- D01F8/04—Conjugated, i.e. bi- or multicomponent, artificial filaments or the like; Manufacture thereof from synthetic polymers
- D01F8/06—Conjugated, i.e. bi- or multicomponent, artificial filaments or the like; Manufacture thereof from synthetic polymers with at least one polyolefin as constituent
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D04—BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
- D04H—MAKING TEXTILE FABRICS, e.g. FROM FIBRES OR FILAMENTARY MATERIAL; FABRICS MADE BY SUCH PROCESSES OR APPARATUS, e.g. FELTS, NON-WOVEN FABRICS; COTTON-WOOL; WADDING ; NON-WOVEN FABRICS FROM STAPLE FIBRES, FILAMENTS OR YARNS, BONDED WITH AT LEAST ONE WEB-LIKE MATERIAL DURING THEIR CONSOLIDATION
- D04H3/00—Non-woven fabrics formed wholly or mainly of yarns or like filamentary material of substantial length
- D04H3/08—Non-woven fabrics formed wholly or mainly of yarns or like filamentary material of substantial length characterised by the method of strengthening or consolidating
- D04H3/14—Non-woven fabrics formed wholly or mainly of yarns or like filamentary material of substantial length characterised by the method of strengthening or consolidating with bonds between thermoplastic yarns or filaments produced by welding
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Vascular Medicine (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Public Health (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
Description
[1]捲縮数が5〜45個/2.54cm(インチ)である熱可塑性長繊維からなる親水性嵩高不織布であって、該不織布表面における測定基準長さを100μmとしたときのX方向Y方向により規定する単位区画内での最大高さが、該不織布のZ方向無荷重時の高さ(厚み)に対し30%以上である区画の比率が、該不織布表面積20mm×20mmに相当する区画数40000当たり50%以上である不織布表面構造を有し、該不織布の透水45度傾斜流長値が25mm以下であり、かつ、4回目耐久透水指数が85%以上であることを特徴とする前記親水性嵩高不織布。
[2]前記親水性嵩高不織布のX線CTでの厚み方向の配向指数が0.43以下である、前記[1]に記載の親水性嵩高不織布。
[3]前記親水性嵩高不織布の圧縮仕事量が0.20gf・cm/cm2以上1.00gf・cm/cm2以下である、前記[1]又は[2]に記載の親水性嵩高不織布。
[4]前記熱可塑性繊維がサイドバイサイド型又は偏芯鞘芯型の複合繊維である、前記[1]〜[3]のいずれかに記載の親水性嵩高不織布。
[5]前記熱可塑性繊維がポリオレフィン系繊維である、前記[1]〜[4]のいずれかに記載の親水性嵩高不織布。
[6]前記[1]〜[5]のいずれかに記載の親水性嵩高不織布を用いてなる衛生材料。
本実施形態の不織布は熱可塑性繊維から成り、スパンボンド法により製造された長繊維不織布、カード法などで製造された短繊維不織布でもよい。しかしながら、短繊維不織布の場合、カーディング時に繊維がX方向またはY方向にひき揃えられ、表面が平滑になりやすいこと、強度、生産性の観点、肌への刺激低減などの観点から、ウェブを構成する繊維としては、スパンボンド法により製造された長繊維が好ましい。本願明細書中、長繊維とは、繊維長が55mm以上のものという。繊維長が短いほど、繊維の端部分が肌に触れる確立が増えるため、ちくちくした触感を与えることから、繊維長は55mm以上が好ましい。
芯部のずれ(%)=(複合繊維の断面積の重心と芯部の断面積の重心の最短距離)/(糸の直径)×100
また得られる不織布の風合いの観点からは、ポリオレフィン系樹脂同士の組み合わせ、ポリオレフィン系樹脂とポリエステル系樹脂を組み合わせて用いることが好ましい。ポリオレフィン系樹脂を組み合わせて用いる場合、ポリエチレン、ポリプロピレン、及びそれらのモノマーと他のα−オレフィンとの共重合体などの樹脂から組み合わせた複合繊維が挙げられる。他のα−オレフィンとしては、炭素数3〜10のものであり、具体的にはプロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキサン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテンなどが挙げられる。
その中でも、熱可塑性樹脂の組み合わせとして強度が強く使用時において破断しにくく、且つ衛生材料の生産時における加工適正に優れていること、また、風合いも良いことから、第1成分をポリプロピレン、第2成分をポリエチレンとすることが好ましく、複合繊維が偏芯鞘芯型の場合には、芯部を第1成分、鞘部を第2成分とすることが好ましい。
また、ポリエステル系樹脂を用いる場合は、溶液粘度ηsp/cの下限が0.2以上であることが好ましく、より好ましくは、0.6以上である。溶液粘度ηsp/cの上限は好ましくは0.9以下であり、より好ましくは0.8以下である。
熱風の風速は0.5〜3.0m/sが好ましく、より好ましくは0.7〜2.5m/s、更に好ましくは2.0m/s以下である。風速が遅いと不織布の厚み方向に熱風が貫通せず、強度が低くなってしまう。また、風速が速いと熱風は貫通するが、繊維も同時に潰れてしまい嵩の低い不織布となってしまう。
前記グラビアのセルの深さは、好ましくは10μm以上80μm以下、その間隔は、好ましくは80メッシュ以上250メッシュ以下の範囲内で、上記セル容積となるように設計するのが好ましい。
噴霧粒子径(μm)={100000×√(表面張力(N/m))}/(ローター直径(mm)×ローター回転数(rpm))
不織布表面における測定基準長さ、及び最大高さは次の通りである。デジタルマイクロスコープKH−8700(ハイロックス製)を用いて不織布のMD方向20mm、CD方向20mmで各方向に20μm間隔で不織布表面の高さ情報を測定採取する。不織布のMD方向20mm×CD方向20mmにおいて得られた高さ情報を100μm毎で区画し、このときの区画した長さを測定基準長さとした。また、該単位区画内での最大値と最小値の差を不織布表面における最大高さとした。不織布の無荷重時の高さ(厚み)に対する最大高さの割合は、最大高さ(μm)/無荷重時の高さ(μm)×100より算出した。
すなわち、不織布の無荷重時の高さ(厚み)に対する最大高さの割合が30%以上である区画の比率が高いほど、不織布表面の微細な区画内での凹凸差は大きくなる。本実施形態においては、不織布の無荷重時の高さ(厚み)に対する最大高さの割合が30%以上である区画が、該不織布のMD方向20mm×CD方向20mmにおいて測定基準長さ100μmとして区画された40000区画当たり50%以上である。このような不織布表面の構造の特徴を有することで、例えば、不織布に付与している透水剤に関わらず、尿などの液体が不織布表面に付着した際、その接触角は低くなり、不織布表面から不織布内部への液移行を速やかにする。不織布の液移行性の観点から、本実施形態においては、最大高さが不織布の無荷重時の高さ(厚み)に対し30%以上である区画の比率は、50%以上であり、好ましくは52%以上、より好ましくは55%以上、さらに好ましくは60%以上である。かかる比率が当該範囲内にあることで、良好な透水性が発現される。かかる比率は高い方がよりよいが、肌触りが悪化することから98%以下が好ましい。
不織布のCD方向に5等分して1cm角の試験片を採取し、キーエンス社製マイクロスコープVHX−700Fで繊維の直径を各20点ずつ測定し、その平均値を算出した。
JIS−L1906に準じ、MD方向20cm×CD方向5cmの試験片を不織布のCD方向に採取位置が均等になるように5枚採取して質量を測定し、その平均値を単位面積あたりの重量に換算して目付(g/m2)として求めた。
MD方向4mm×CD方向10mmの試験片を任意に10枚採取し、KEYENCE製SEM(VE−8800)を用いて不織布断面の写真を撮影した。得られた画像は同じKEYENCE製の画像解析ソフトを使用して厚み方向の距離を1画像につき、5点測定し、その平均値を無荷重時の高さ(厚み)(μm)とした。
不織布を任意の方向で20mm×20mmの正方形の寸法で切取り採取する。次いでデジタルマイクロスコープKH−8700(ハイロックス製)の3Dプロファイル機能を用いて、この不織布の正方形の各辺方向20mmで各方向に20μm間隔で不織布表面の高さ情報を測定採取する。不織布の正方形の各辺20mm×20mmにおいて得られた高さ情報を100μm毎で区画し、このときの区画した長さを測定基準長さとした。また該区画内での最大値と最小値の差を不織布表面における最大高さとした。この測定手順を模式的に図1に示す。
不織布の無荷重時の高さ(厚み)(μm)に対する不織布表面における最大高さの割合を、最大高さ(μm)/無荷重時の高さ(厚み)(μm)×100により算出した。
さらに不織布の無荷重時の高さ(厚み)に対する最大高さの割合が30%以上である区画数を、該不織布の正方形の各辺方向20mm×20mmにおいて測定基準長さ100μmとして区画された40000区画数で除して、比率(%)を算出した。
MD方向5mm×CD方向5mmの試験片を任意にカットし、画像解析時の視野約3mm×3mmで測定した。測定装置は高分解能3DX線顕微鏡nano3DX(株式会社リガク製)を用い、軽元素でもコントラストが得られる低エネルギー高輝度X線によるCT測定で行った。詳細な条件を以下に示す。
X線ターゲット:Cu
X線管電圧:40kV
X線管電流:30mA
レンズ:1.08μm/pix
ビニング:2
回転角度:180°
投影数:1000枚
露光時間:10秒/枚
カメラ画素数:3300×2500
再構成:Feldkamp法
CT測定により得られた3次元のトモグラムを画像解析し、直交する3軸(x、y、z)の配向性指標Ix、Iy、Izを求めた。主に評価したいサンプルの厚み方向をz方向と一致させた。ここで、配向性指標Ix、Iy、Izとは、x、y、zの各方向から見た繊維表面の面積の和(各方向での繊維表面の延べ投影面積の和)をそれぞれAx、Ay、Azとしたとき、
Ix=Ax/(Ax+Ay+Az)
Iy=Ay/(Ax+Ay+Az)
Iz=Az/(Ax+Ay+Az)
で定義した。Ax、Ay、Azはトモグラムから求めた。この指標においては、値の小さい方向に配向していることになる。また、等方的構造においてはすべて1/3となる。
CD方向に5点の5cm角の試験片を採取し、カトーテック社製圧縮試験装置(KES−G5)を用いて測定した。試験片を金属製試料台の上に設置し、加圧面積2cm2の円形平面を持つ鋼板間で圧縮した。圧縮速度は0.067mm/sで、圧縮最大荷重は3.4kPa(35gf/cm2)とした。回復過程も同一速度で測定し、圧縮仕事量の平均値を算出した。
不織布のCD方向に5等分して5cm角の試験片を採取し、キーエンス社製マイクロスコープVH−Z450にて繊維に荷重がかからない状態で5本の繊維を選んで、長さ1インチ当たりの捲縮数を測定し、その平均値から捲縮数(個/インチ)を算出した。
45度に傾斜した板上に吸収体としてトイレットペーパー(イトマン株式会社製ハードシングル1R55m)を10枚重ねて、その上に試験布(20cm角)を置いてセットし、布の上方10mmの高さから0.1ccの生理食塩水を滴下した。滴下位置から吸収終了までの生理食塩水が流れ落ちた距離を読み取った。この測定を試験布内で任意に20点行い、その平均値を透水45度傾斜流長値(mm)とした。
吸収体としてトイレットペーパー(イトマン株式会社製ハードシングル1R55m)を10枚重ねて、その上に試験布(20cm×30cm)を置く。さらにその上に直径1.5cmの穴を等間隔に10ヶ所開けたステンレス製の板を置き、それぞれの穴に位置する布の上方10mmの高さから生理食塩水0.3ccを滴下し、3分経過後、再度同様に滴下する。3回目の滴下後、10秒以内に吸収される穴の数(A)を数える。これを同じ試料の40ヶ所について試験し{((A)/(穴10ヶ所×試料40ヶ所)×100)}を3回目透水耐久指数(%)とした。また、継続して4回目の滴下後も3回目と同様に10秒以内に吸収される穴の数(B)を数え、{((B)/(穴10ヶ所×試料40ヶ所)×100)}を4回目透水耐久指数(%)とした。
吸収体として吸収体の特性を一定化しておくため、特定濾紙(Ahlstrоm社製 GRADE:989)3枚の上に試験布を置く。さらにその上に10cm角で中央に直径25mmの穴を開けた板(約800g)を置き、中央穴の上部25mm高さより、生理食塩水(吸収体重量の3.5倍の液量)を滴下し、吸収させる。次に、試験布の上の板を取り除き、3.5kgの錘(10cm角)をしずかに載せて3分間かけ、吸収体中の液の分布を一定化する。次いで、3.5kgの錘を一旦取り除き、試験布の上に予め秤量した測定用濾紙(HOLLINGSWORTH&VOSE.CONPANY製 ERTMWWSSHEETS 12.5cm角)2枚を速やかに置き、再度3.6kgの錘を静かに載せる。2分後にその測定濾紙の重量増加を秤量する。その増加分の値(g)を濡れ戻り指数とした。
透水付与加工1時間分の透水剤水溶液消費量から下記式にて算出した値を透水剤水溶液の塗布量(wt%)とした。
塗布量(wt%)=透水剤水溶液消費量(g)/{不織布目付(g/m2)×幅(m)×加工速度(m/min)×60(min)}×100
25℃×40%RHの温湿度で24時間調湿した透水剤が付着した不織布試料の重量(W1)およびについて、この不織布試料からメタノールを用いて、ソックスレー抽出した、透水剤の重量(W2)を測定し、透水剤純分付着量C(wt%)を下記の式より求めた。
C(wt%)=[W2/W1]×100
不織布試料のサンプリングはMD方向に30cm間隔で5ヶ所、CD方向に不織布の巾内で等間隔に5ヶ所から、切取り巾が5cm〜10cm範囲で不織布試料が約2gとなるような長さで切取り、合計10枚の試験布を採取する。上記測定を行ない、それらの平均値を透水剤純分付着量(wt%)とした。
不織布を50cm×50cmで採取し、目視判定によって不織布の見栄えの以下の評価基準で等級づけした。分散の評価の観点は、筋状など斑に規則性がないか、単糸が均一に広がっているか(塊状になっていないか)とした。等級が高いほど、分散は良好であることを示す。
5:非常に良い
4:良い
3:通常(製品として使用可能なレベル)
2:悪い
1:非常に悪い
MFRが55g/10分(JIS−K7210に準じ、温度230℃、荷重2.16kgで測定)のポリプロピレン(PP)樹脂を第1成分とし、MIが26g/10分(JIS−K7210に準じ、温度190℃、荷重2.16kgで測定)の高密度ポリエチレン(HDPE)樹脂を第2成分とし、第1成分の吐出量が0.4g/分・hоle、第2成分の吐出量が0.4g/分・hоleで全吐出量が0.8g/分・hоleであり、第1成分と第2成分の比が1/1となる繊維をスパンボンド法により紡糸温度220℃で押出し、このフィラメント群をエアジェットによる高速気流牽引装置を使用して紡速3200m/minで、移動捕集面に向けて押出し平均繊維径17.9μmの偏芯鞘芯型複合長繊維ウェブを調製した。
次いで、得られたウェブを熱風温度142℃、熱風風速0.7m/sの熱風により繊維同士を接着し、目付18g/m2、捲縮数15個/インチの複合長繊維不織布を得た。
次いで、得られた不織布に透水剤水溶液として、ヘキサグリセリンモノステアリン酸エステル、ポリエーテル変性シリコーンとポリオキシアルキレンひまし油エーテルの混合物からなる透水剤の3wt%水溶液を、液温20℃、液粘度3.2mPa・sに調整し、塗布量が10wt%となるように、ローターダンプニング方式にて上記不織布に塗布した。使用したローターの直径は80mmであり、各ローターは、CD方向に115mm間隔、塗布する不織布とのローター中心の距離を180mmとなるように配置した。また、ローター回転数を調整し、噴霧される透水剤水溶液の噴霧粒子径が35μmとなるようにした。
得られた不織布の表面における測定基準長さを100μmとしたときの区画内での最大高さが、不織布の無荷重時の高さ(厚み)に対し30%以上である区画の比率は85%であり、不織布の透水45度傾斜流長値は16mm、4回目耐久透水指数は99%であり、濡れ戻り指数は0.12gであった。結果を以下の表1に示す。
実施例1と同様の方法で、平均繊維径17.9μm、目付10g/m2、捲縮数15個/インチの偏芯鞘芯型複合長繊維不織布を得た。次いで、得られた複合長繊維不織布に実施例1と同様の透水剤水溶液を同様の塗工条件で塗布した。
得られた不織布の表面における測定基準長さを100μmとしたときの区画内での最大高さが、不織布の無荷重時の高さ(厚み)に対し30%以上である区画の比率は87%であり、不織布の透水45度傾斜流長値は14mmであり、4回目耐久透水指数は99%であり、濡れ戻り指数は0.50gであった。結果を以下の表1に示す。
第1成分の吐出量が0.54g/分・hоle、第2成分の吐出量が0.26g/分・hоleで全吐出量が0.80g/分・hоleであり、第1成分と第2成分の比が約2/1とする以外は実施例1と同様の方法で、平均繊維径が17.9μmの偏芯鞘芯型複合長繊維ウェブを調製した。
得られた偏芯鞘芯型複合長繊維ウェブを熱風温度145℃、熱風風速1.0m/sの熱風により、繊維同士を接着し、目付18g/m2、捲縮数10個/インチの複合長繊維不織布を得た。
次いで、得られた複合長繊維不織布に、実施例1と同様の透水剤水溶液を同様の塗工条件で塗布した。
得られた不織布の表面における測定基準長さを100μmとしたときの区画内での最大高さが、不織布の無荷重時の高さ(厚み)に対し30%以上である区画の比率は74%であり、不織布の透水45度傾斜流長値は16mmであり、4回目耐久透水指数は99%であり、濡れ戻り指数は0.12gであった。結果を以下の表1に示す。
実施例3と同様の方法で、平均繊維径17.9μm、目付18g/m2、捲縮数10個/インチの複合長繊維不織布を得た。
得られた複合長繊維不織布に、グラビア塗工方式で透水剤の1wt%水溶液を、液温20℃、液濃度2.3mPa・sに調整し、塗布量が30wt%となるように、斜線柄120メッシュ、セル容積22cm3/m2のグラビアロールを用いて塗布し、次いで、120℃のシリンダードライヤーに通して乾燥させ巻き取った。
得られた不織布の表面における測定基準長さを100μmとしたときの区画内での最大高さが、不織布の無荷重時の高さ(厚み)に対し30%以上である区画の比率は70%であり、不織布の透水45度傾斜流長値は17mmであり、4回目耐久透水指数は97%であり、濡れ戻り指数は0.22gであった。結果を以下の表1に示す。
第1成分を実施例1と同様のポリプロピレン樹脂、第2成分をMIが16.8g/10分(JIS‐K7210に準じ、温度190℃、荷重2.16kgで測定)の直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)樹脂とし、第1成分の吐出量が0.54g/分・hоle、第2成分の吐出量が0.26g/分・hоleで全吐出量が0.8g/分・hоleであり、第1成分と第2成分の比が約2/1となる繊維をスパンボンド法により紡糸温度220℃で押出し、このフィラメント群をエアジェットによる高速気流牽引装置を使用して移動捕集面に向けて押出し、平均繊維径20.5μmの偏芯鞘芯型長繊維ウェブを調製した。
得られた偏芯鞘芯型長繊維ウェブを熱風温度150℃、熱風風速0.3m/sの熱風により繊維同士を接着し、目付18g/m2、捲縮数40個/インチの複合長繊維不織布を得た。
次いで、得られた複合長繊維不織布に、実施例1と同様の透水剤水溶液を同様の塗工条件で塗布した。
得られた不織布の表面における測定基準長さを100μmとしたときの区画内での最大高さが、不織布の無荷重時の高さ(厚み)に対し30%以上である区画の比率は92%であり、不織布の透水45度傾斜流長値は15mmであり、4回目耐久透水指数は99%であり、濡れ戻り指数は0.35gであった。結果を以下の表1に示す。
実施例5と同様の方法で、平均繊維径20.5μm、目付18g/m2、捲縮数40個/インチの偏芯鞘芯型複合長繊維不織布を得た。次いで、得られた複合長繊維不織布に、透水剤水溶液の濃度を5wt%とした以外は実施例1と同様の透水剤水溶液を、同様の塗工条件で塗布した。
得られた不織布の表面における測定基準長さを100μmとしたときの区画内での最大高さが、不織布の無荷重時の高さ(厚み)に対し30%以上である区画の比率は92%であり、不織布の透水45度傾斜流長値は13mmであり、4回目耐久透水指数は99%であり、濡れ戻り指数は0.47gであった。結果を以下の表1に示す。
実施例1と同様の方法で、平均繊維径17.9μmの偏芯鞘芯型複合長繊維ウェブを調整した。
次いで、得られた偏芯鞘芯型複合長繊維不織ウェブを100℃のフラットロールとエンボスロール(パターン仕様:直径1.00mm円形、千鳥配列、横ピッチ4.4mm、縦ピッチ4.4mm、圧着面積率7.9%)の間に通して繊維同士を仮接着し、次いで、熱風温度142℃、熱風風速0.7m/sの熱風により繊維同士を接着し、目付18g/m2、捲縮数17個/インチの複合長繊維不織布を得た。
次いで、得られた複合長繊維不織布に、実施例1と同様の透水剤水溶液を同様の塗工条件で塗布した。
得られた不織布の表面における測定基準長さを100μmとしたときの区画内での最大高さが、不織布の無荷重時の高さ(厚み)に対し30%以上である区画の比率は72%であり、不織布の透水45度傾斜流長値は18mmであり、4回目耐久透水指数は95%であり、濡れ戻り指数は0.18gであった。結果を以下の表1に示す。
実施例7と同様の方法で、平均繊維径17.9μm、目付8g/m2、捲縮数17個/インチの偏芯鞘芯型複合長繊維不織布を得た。次いで、得られた複合長繊維不織布に、実施例1と同様の透水剤水溶液を同様の塗工条件で塗布した。
得られた不織布の表面における測定基準長さを100μmとしたときの区画内での最大高さが、不織布の無荷重時の高さ(厚み)に対し30%以上である区画の比率は74%であり、不織布の透水45度傾斜流長値は16mmであり、4回目耐久透水指数は97%であり、濡れ戻り指数は0.42gであった。結果を以下の表1に示す。
実施例1と同様の成分を用いて、第1成分の吐出量が0.40g/分・hоle、第2成分の吐出量が0.40g/分・hоleで全吐出量が0.8g/分・hоleであり、第1成分と第2成分の比が1/1となる繊維をスパンボンド法により紡糸温度220℃で押出した。このフィラメント群をエアジェットによる高速気流牽引装置を使用して紡速3200m/minで移動捕集面に向けて押出し、平均繊維径17.9μmのサイドバイサイド型複合長繊維ウェブを調製した。
次いで、得られたサイドバイサイド型複合長繊維ウェブを実施例7と同様にして繊維同士を接着させ、目付18g/m2、捲縮数23個/インチの複合長繊維不織布を得た。次いで得られた複合長繊維不織布に、実施例1と同様の透水剤水溶液を同様の塗工条件で塗布した。
得られた不織布の表面における測定基準長さを100μmとしたときの区間内での最大高さが、不織布の無荷重状態の高さ(厚み)に対し30%以上である区画の比率は76%であり、不織布の透水45度傾斜流長値は15mmであり、4回目耐久透水指数は99%であり、濡れ戻り指数は0.15gであった。結果を以下の表1に示す。
第1成分を溶液粘度ηsp/c0.75のポリエチレンテレフタレート(PET)とし、第2成分を実施例1と同様の高密度ポリエチレン(HDPE)とし、第1成分の吐出量が0.54g/分・hоle、第2成分の吐出量が0.26g/分・hоleで、全吐出量が0.80g/分・hоleであり、第1成分と第2成分の比が約2/1となる繊維をスパンボンド法により紡糸温度295℃で押出し、このフィラメント群をエアジェットによる高速気流牽引装置を使用して移動捕集面に向けて押出し、平均繊維径18.7μmの偏芯鞘芯型複合長繊維ウェブを調製した。
得られた偏芯鞘芯型複合長繊維ウェブを実施例1と同様に繊維同士を接着し、目付18g/m2、捲縮数20個/インチの複合長繊維不織布を得た。
次いで、得られた複合長繊維不織布に実施例1と同様の透水剤水溶液を同様の塗工条件で塗布した。
得られた不織布の表面における測定基準長さを100μmとしたときの区画内での最大高さが、不織布の無荷重時の高さ(厚み)に対し30%以上である区画の比率は87%であり、不織布の透水45度傾斜流長値は15mmであり、4回目耐久透水指数は99%であり、濡れ戻り指数は0.15gであった。結果を以下の表1に示す。
実施例1と同様の成分を用いて、第1成分の吐出量が0.24g/分・hоle、第2成分の吐出量が0.56g/分・hоleで全吐出量が0.8g/分・hоleであり、第1成分と第2成分の比が3/7とする以外は、実施例1と同様の方法で、平均繊維径17.9μmの偏芯鞘芯型複合長繊維ウェブを調製した。
得られた偏芯鞘芯型複合長繊維ウェブを実施例1と同様に繊維同士を接着し、目付18g/m2、捲縮数17個/インチの複合長繊維不織布を得た。次いで、得られた複合長繊維不織布に、実施例4と同様の透水剤水溶液を同様の塗工条件で塗布した。
得られた不織布の表面における測定基準長さを100μmとしたときの区間内での最大高さが、不織布の無荷重状態の高さ(厚み)に対し30%以上である区画の比率は70%であり、不織布の透水45度傾斜流長値は18mmであり、4回目耐久透水指数は95%であり、濡れ戻り指数は0.18gであった。結果を以下の表1に示す。
実施例1と同様の成分を用いて、第1成分の吐出量が0.16g/分・hоle、第2成分の吐出量が0.64g/分・hоleで全吐出量が0.8g/分・hоleであり、第1成分と第2成分の比が1:4とする以外は、実施例1と同様の方法で、平均繊維径18.7μmの偏芯鞘芯型複合長繊維ウェブを調製した。
得られた偏芯鞘芯型複合長繊維ウェブを実施例1と同様に繊維同士を接着し、目付18g/m2、捲縮数5個/インチの複合長繊維不織布を得た。次いで、得られた複合長繊維不織布に実施例1と同様の透水剤水溶液を同様の塗工条件で塗布した。
得られた不織布の表面における測定基準長さを100μmとしたときの区間内での最大高さが、不織布の無荷重状態の高さ(厚み)に対し30%以上である区画の比率は52%であり、不織布の透水45度傾斜流長値は22mmであり、4回目耐久透水指数は85%であり、濡れ戻り指数は0.45gであった。結果を以下の表1に示す。
実施例1と同様の成分を用いて、第1成分の吐出量が0.40g/分・hоle、第2成分の吐出量が0.40g/分・hоleで全吐出量が0.8g/分・hоleであり、第1成分と第2成分の比が1:1となる繊維をスパンボンド法により紡糸温度220℃で押出した。押出したフィラメントは、移動捕集面の吸引力を利用して牽引ゾーン内で延伸させた後、ディフューザーを通し移動捕集面に堆積させて、平均繊維径20.5μmのサイドバイサイド型複合長繊維ウェブを調製した。
次いで、得られたサイドバイサイド型複合長繊維ウェブを実施例1と同様にして繊維同士を接着させ、目付18g/m2、捲縮数25個/インチの複合長繊維不織布を得た。次いで得られた複合長繊維不織布に実施例1と同様の透水剤水溶液を同様の塗工条件で塗布した。
得られた不織布の表面における測定基準長さを100μmとしたときの区間内での最大高さが、不織布の無荷重状態の高さ(厚み)に対し30%以上である区画の比率は90%であり、不織布の透水45度傾斜流長値は14mmであり、4回目耐久透水指数は99%であり、濡れ戻り指数は0.17gであった。結果を以下の表1に示す。
実施例13と同様の方法で、平均繊維径20.5μm、目付30g/m2、捲縮数25個/インチの偏芯鞘芯型複合長繊維不織布を得た。次いで、得られた複合長繊維不織布に実施例1と同様の透水剤水溶液を同様の塗工条件で塗布した。
得られた不織布の表面における測定基準長さを100μmとしたときの区画内での最大高さが、不織布の無荷重時の高さ(厚み)に対し30%以上である区画の比率は89%であり、不織布の透水45度傾斜流長値は14mmであり、4回目耐久透水指数は99%であり、濡れ戻り指数は0.12gであった。結果を以下の表1に示す。
MFRが38g/10分のポリプロピレン(PP)を、ハ型異型ノズルを配置した紡糸口金を用いて紡糸温度240℃、吐出量が0.80g/分・hоleで押出し、このフィラメント群をエアジェットによる高速気流牽引装置を使用して、移動捕集面に向けて押出し、平均繊維径18.7μmの長繊維ウェブを得た。
次いで、得られた長繊維ウェブを温度135℃、圧力60kg/cmに設定したフラットロールとエンボスロール(パターン仕様:直径0.425mm円形、千鳥配列、横ピッチ2.1mm、縦ピッチ1.1mm、圧着面積率6.3%)の間に通して繊維同士を部分的に接着し、目付25g/m2、捲縮数28個/インチの長繊維不織布を得た。
次いで得られた長繊維不織布に実施例4と同様の透水剤水溶液を同様の塗工条件で塗布した。
得られた不織布の表面における測定基準長さを100μmとしたときの区画内での最大高さが、不織布の無荷重時の高さ(厚み)に対し30%以上である区画の比率は55%であり、不織布の透水45度傾斜流長値は23mmであり、4回目耐久透水指数は89%であり、濡れ戻り指数は0.12gであった。結果を以下の表1に示す。
MFRが55g/10分(JIS−K7210に準じ、温度230℃、荷重2.16kgで測定)のポリプロピレン(PP)樹脂を単成分にてスパンボンド法により紡糸温度220℃で押出し、このフィラメント群をエアジェットによる高速気流牽引装置を使用して、移動捕集面に向けて押し出し、平均繊維径17.9μmの長繊維ウェブを調製した。
次いで、得られたウェブを、141℃のフラットロールとエンボスロール(パターン仕様:直径0.425mm円形、千鳥配列、横ピッチ2.1mm、縦ピッチ1.1mm、圧着面積率6.3%)の間に通して繊維同士を接着し、目付18g/m2の繊維が捲縮していない長繊維不織布を得た。
次いで、得られた長繊維不織布に実施例4と同様の透水剤水溶液を同様の塗工条件で塗布した。
得られた不織布の表面における測定基準長さを100μmとしたときの区画内での最大高さが、不織布の無荷重時の高さ(厚み)に対し30%以上である区画の比率は40%であり、不織布の透水45度傾斜流長値は28mmであり、4回目耐久透水指数は74%であり、濡れ戻り指数は0.56gであった。結果を以下の表2に示す。
比較例1で得た長繊維不織布を、1辺0.9mm、線幅0.1mmの連続ハニカム形状柄(亀甲凹柄)(押付面積率:12.5%、柄ピッチ;タテ2.8mm、ヨコ3.2mm、深さ0.7mm)のエンボスロール(80℃)と表面硬度60度(JIS‐A硬度)のゴムロールとの間に通し、2kg/cm2の圧力で柄を押しつけた。亀甲周辺が押し付けられ高密度域を持ち、中央が盛り上がった柔軟な長繊維不織布を得た。
次いで得られた長繊維不織布に実施例4と同様の透水剤水溶液を同様の塗工条件で塗布した。
得られた不織布の表面における測定基準長さを100μmとしたときの区画内での最大高さが、不織布の無荷重時の高さ(厚み)に対し30%以上である区画の比率は42%であり、不織布の透水45度傾斜流長値は27mmであり、4回目耐久透水指数は80%であり、濡れ戻り指数は0.68gであった。結果を以下の表2に示す。
実施例1と同様の成分を用いて、第1成分の吐出量が0.72g/分・hоle、第2成分の吐出量が0.08g/分・hоleで全吐出量が0.8g/分・hоleであり、第1成分と第2成分の比が9/1となる繊維をスパンボンド法により紡糸温度220℃で押出し、このフィラメント群をエアジェットによる高速気流牽引装置を使用して、移動捕集面に向けて押出し、平均繊維径16.7μmの偏芯鞘芯型複合長繊維ウェブを調製した。
次いで、得られた偏芯鞘芯型複合長繊維ウェブを熱風温度142℃、熱風風速0.7m/sの熱風により繊維同士を接着し、目付18g/m2、捲縮数0個/インチの複合長繊維不織布を得た。
次いで、得られた複合長繊維不織布に実施例4と同様の透水剤水溶液を同様の塗工条件で塗布した。
得られた不織布の表面における測定基準長さを100μmとしたときの区画内での最大高さが、不織布の無荷重時の高さ(厚み)に対し30%以上である区画の比率は48%であり、不織布の透水45度傾斜流長値は28mmであり、4回目耐久透水指数は64%であり、濡れ戻り指数は0.52gであった。結果を以下の表2に示す。
実施例1と同様の成分を用いて、第1成分の吐出量が0.54g/分・hоle、第2成分の吐出量が0.26g/分・hоleで全吐出量が0.8g/分・hоleであり、第1成分と第2成分の比が2/1となる繊維をスパンボンド法により紡糸温度220℃で押出し、このフィラメント群をエアジェットによる高速気流牽引装置を使用して、移動捕集面に向けて押出し、平均繊維径16.7μmの鞘芯型複合長繊維ウェブを調製した。
次いで、得られたウェブは比較例3と同様の方法及び条件で、繊維同士を接着した後、透水剤水溶液を塗布し、目付18g/m2、捲縮数0個/インチの複合長繊維不織布を得た。
得られた不織布の表面における測定基準長さを100μmとしたときの区画内での最大高さが、不織布の無荷重時の高さ(厚み)に対し30%以上である区画の比率は46%であり、不織布の透水45度傾斜流長値は26mmであり、4回目耐久透水指数は73%であり、濡れ戻り指数は0.60gであった。結果を以下の表2に示す。
Claims (6)
- 捲縮数が5〜45個/2.54cm(インチ)である熱可塑性長繊維からなる親水性嵩高不織布であって、該不織布表面における測定基準長さを100μmとしたときのX方向Y方向により規定する単位区画内での最大高さが、該不織布のZ方向無荷重時の高さ(厚み)に対し30%以上である区画の比率が、該不織布表面積20mm×20mmに相当する区画数40000当たり50%以上である不織布表面構造を有し、該不織布の透水45度傾斜流長値が25mm以下であり、かつ、4回目耐久透水指数が85%以上であることを特徴とする前記親水性嵩高不織布。
- 前記親水性嵩高不織布のX線CTでの厚み方向の配向指数が0.43以下である、請求項1に記載の親水性嵩高不織布。
- 前記親水性嵩高不織布の圧縮仕事量が0.20gf・cm/cm2以上1.00gf・cm/cm2以下である、請求項1又は2に記載の親水性嵩高不織布。
- 前記熱可塑性繊維がサイドバイサイド型又は偏芯鞘芯型の複合繊維である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の親水性嵩高不織布。
- 前記熱可塑性繊維がポリオレフィン系繊維である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の親水性嵩高不織布。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載の親水性嵩高不織布を用いてなる衛生材料。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016031353 | 2016-02-22 | ||
JP2016031353 | 2016-02-22 | ||
PCT/JP2017/006196 WO2017145999A1 (ja) | 2016-02-22 | 2017-02-20 | 親水性嵩高不織布 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019183146A Division JP6778308B2 (ja) | 2016-02-22 | 2019-10-03 | 親水性嵩高不織布 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2017145999A1 JPWO2017145999A1 (ja) | 2018-09-06 |
JP6600069B2 true JP6600069B2 (ja) | 2019-10-30 |
Family
ID=59686648
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018501677A Active JP6600069B2 (ja) | 2016-02-22 | 2017-02-20 | 親水性嵩高不織布 |
JP2019183146A Active JP6778308B2 (ja) | 2016-02-22 | 2019-10-03 | 親水性嵩高不織布 |
Family Applications After (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019183146A Active JP6778308B2 (ja) | 2016-02-22 | 2019-10-03 | 親水性嵩高不織布 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
JP (2) | JP6600069B2 (ja) |
CN (1) | CN108699744B (ja) |
MY (1) | MY186401A (ja) |
TW (1) | TWI649471B (ja) |
WO (1) | WO2017145999A1 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020184335A1 (ja) | 2019-03-08 | 2020-09-17 | 三井化学株式会社 | 不織布積層体、複合積層体、及び被覆シート |
JP7291358B2 (ja) * | 2020-03-31 | 2023-06-15 | ユニチカ株式会社 | 衛生材料の表面材及びその製造方法 |
JP2021175498A (ja) * | 2020-04-22 | 2021-11-04 | 花王株式会社 | 衛生用不織布並びにこれを備える衛生品及び吸収性物品、並びに衛生用不織布の製造方法 |
JP7544617B2 (ja) | 2021-01-26 | 2024-09-03 | 花王株式会社 | 吸収性物品用シートの製造方法 |
WO2022239838A1 (ja) * | 2021-05-12 | 2022-11-17 | 旭化成株式会社 | 衛生材料用不織布、sapシート用基材、及びsapシート |
Family Cites Families (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01201503A (ja) * | 1988-02-01 | 1989-08-14 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 改良された使い捨て衛生材料 |
US5972505A (en) * | 1989-04-04 | 1999-10-26 | Eastman Chemical Company | Fibers capable of spontaneously transporting fluids |
JP3008822B2 (ja) * | 1995-06-27 | 2000-02-14 | 信越化学工業株式会社 | (ポリ)スタノシロキサン及びその製造方法 |
JP3362348B2 (ja) * | 1996-05-15 | 2003-01-07 | 旭化成株式会社 | 衛生材料用ポリオレフィン系不織布 |
JPH108367A (ja) * | 1996-06-24 | 1998-01-13 | Teijin Ltd | 親水性長繊維不織布及びその製造方法 |
JP4026926B2 (ja) * | 1998-04-06 | 2007-12-26 | 三井化学株式会社 | 紙おむつ用トップシートおよび紙おむつ用多層不織布 |
JP3967873B2 (ja) * | 2000-09-04 | 2007-08-29 | ユニ・チャーム株式会社 | 連続フィラメントおよび吸収シートを用いた吸収性物品 |
JP4079751B2 (ja) * | 2002-11-05 | 2008-04-23 | 旭化成せんい株式会社 | 親水性ポリオレフィン不織布 |
US20040201125A1 (en) * | 2003-04-14 | 2004-10-14 | Nordson Corporation | Method of forming high-loft spunbond non-woven webs and product formed thereby |
WO2005021850A1 (ja) * | 2003-08-28 | 2005-03-10 | Daiwabo Co., Ltd. | 潜在捲縮性複合繊維とその製造方法、および繊維集合物、ならびに不織布 |
JP4141486B2 (ja) * | 2006-08-04 | 2008-08-27 | 旭化成せんい株式会社 | 衛生材料用ポリオレフィン系長繊維不織布 |
US8501646B2 (en) * | 2007-03-02 | 2013-08-06 | Mitsui Chemicals, Inc. | Non-woven fabric laminate |
US20120237718A1 (en) * | 2011-03-15 | 2012-09-20 | Paul Thomas Weisman | Structured Fibrous Web |
JP5833666B2 (ja) * | 2011-11-02 | 2015-12-16 | 旭化成せんい株式会社 | 透水不織布 |
JP5881442B2 (ja) * | 2012-01-31 | 2016-03-09 | ダイワボウホールディングス株式会社 | 親水性合成繊維、繊維集合物、皮膚接触用製品および親水性繊維処理剤 |
-
2017
- 2017-02-20 CN CN201780011405.7A patent/CN108699744B/zh active Active
- 2017-02-20 JP JP2018501677A patent/JP6600069B2/ja active Active
- 2017-02-20 WO PCT/JP2017/006196 patent/WO2017145999A1/ja active Application Filing
- 2017-02-20 MY MYPI2018702640A patent/MY186401A/en unknown
- 2017-02-22 TW TW106105882A patent/TWI649471B/zh active
-
2019
- 2019-10-03 JP JP2019183146A patent/JP6778308B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2017145999A1 (ja) | 2017-08-31 |
CN108699744B (zh) | 2021-03-12 |
MY186401A (en) | 2021-07-22 |
TW201732107A (zh) | 2017-09-16 |
CN108699744A (zh) | 2018-10-23 |
JPWO2017145999A1 (ja) | 2018-09-06 |
JP6778308B2 (ja) | 2020-10-28 |
JP2020007697A (ja) | 2020-01-16 |
TWI649471B (zh) | 2019-02-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6778308B2 (ja) | 親水性嵩高不織布 | |
JP6865063B2 (ja) | バリア性に優れた嵩高性複合長繊維不織布 | |
JP6714982B2 (ja) | 嵩高性複合長繊維不織布 | |
JP7648385B2 (ja) | 柔らかく質感を持たせた成形不織布を有する吸収性物品 | |
JP5180408B2 (ja) | 構造化繊維ウェブ | |
CN101208466B (zh) | 簇成纤维网 | |
JP2021525596A (ja) | 吸収性物品向けの流体分配材料 | |
JP6012802B2 (ja) | 透水不織布 | |
KR20090023339A (ko) | 부직포 | |
KR20090023338A (ko) | 부직포 | |
MXPA05005755A (es) | Trama fibrosa de hilos en bucle. | |
RU2724844C1 (ru) | Впитывающее изделие | |
JP6542974B2 (ja) | 肌触り感に優れた長繊維不織布 | |
JPH10251960A (ja) | 積層不織布 | |
JP7124972B2 (ja) | 積層不織布および衛生材料 | |
JP7226659B1 (ja) | スパンボンド不織布および衛生材料 | |
WO2023042540A1 (ja) | スパンボンド不織布および衛生材料 | |
WO2021172476A1 (ja) | 不織布、これを備える不織布製品及び吸収性物品、並びに該不織布製品の製造方法 | |
JP2019157306A (ja) | 嵩高柔軟不織布 | |
WO2022239838A1 (ja) | 衛生材料用不織布、sapシート用基材、及びsapシート | |
JP2019183305A (ja) | 嵩高柔軟不織布 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180517 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190528 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190628 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190903 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20191003 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6600069 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |