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JP6598506B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半透過ミラーを備える、例えばデジタル一眼レフカメラ等の撮像装置に関する。
デジタル一眼レフカメラ等の撮像装置では、レンズユニットを通過した被写体光の一部を半透過ミラーを透過させて撮像素子で露光させつつ、被写体光の残部を半透過ミラーでファインダ側に反射させて被写体を観察できるものがある。
このような撮像装置として、従来、半透過ミラーの保持枠に対して回動可能に支持された遮光部材をトグルバネの付勢力によりミラーアップ位置で保持枠と接近する位置に回動させ、ミラーダウン位置で保持枠から離れる位置に回動させる技術が提案されている。この提案では、トグルバネは、保持枠の被写体側でミラーボックスと遮光部材との間に掛け渡されている(特許文献1)。
特開平11−295810号公報
しかし、上記特許文献1では、半透過ミラーがミラーアップ位置とミラーダウン位置との間で回動する際にトグルバネがレンズユニットの像面側のレンズと干渉しないようにするため、半透過ミラーの大きさが制限される。このため、半透過ミラーを大きくできず、撮像素子での被写体光の露光領域が狭くなってしまう。また、半透過ミラーがミラーアップ位置に回動した際に、トグルバネが撮影光路に露出するため、撮影時に有害な反射光が発生するおそれがある。
そこで、本発明は、半透過ミラーを透過した被写体光の撮像素子での露光領域を狭くすることなく、撮影光路での有害な反射光を抑制することができる撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、ミラーボックスと、撮影光路に進入するミラーダウン位置と前記撮影光路から退避するミラーアップ位置との間で前記ミラーボックスに対して回動可能に支持され、前記ミラーダウン位置でレンズユニットの撮影光学系を通過した被写体光の一部を透過させて撮像素子へ導光させ、前記被写体光の残部を反射させる半透過ミラーを保持する保持部材と、前記保持部材を前記ミラーダウン位置と前記ミラーアップ位置との間で回動させる駆動手段と、前記保持部材の被写体側の先端部に対して前記保持部材に接近する閉じ位置と前記保持部材から離間する開き位置との間で回動軸を介して回動可能に支持される遮光部材と、前記保持部材と前記遮光部材との間に設けられ、前記遮光部材を前記保持部材に対して開く方向に付勢する付勢部材と、を有し、前記遮光部材は、前記保持部材がミラーダウン位置にあるとき、前記開き位置に配置され、前記保持部材がミラーダウン位置から前記ミラーアップ位置に回動する際、前記回動軸の近傍が前記ミラーボックスに設けられた係合部に係合することにより、前記付勢部材の付勢力に抗して前記閉じ位置へ向けて回動し、前記保持部材が前記ミラーアップ位置に回動したときに、前記撮影光路から退避して前記閉じ位置に配置され、前記ミラーボックスには、前記保持部材が前記ミラーダウン位置に回動したときに、前記遮光部材と当接可能な当接部が前記遮光部材との間に隙間を有して設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、半透過ミラーを透過した被写体光束の撮像素子での露光領域を狭くすることなく、撮影光路での有害な反射光を抑制することができる。
(a)は本発明の撮像装置の実施形態の一例であるデジタル一眼レフカメラを正面側から見た斜視図、(b)は(a)に示すデジタル一眼レフカメラを背面側から見た斜視図である。 図1(a)に示すデジタル一眼レフカメラのストロボユニットが発光位置にポップアップした状態を示す斜視図である。 図1に示すデジタル一眼レフカメラの制御系を説明する概略ブロック図である。 ミラーボックスを説明する斜視図である。 ミラーユニットと撮像素子を示す側面図である。 (a)はミラーユニットを被写体側から見た斜視図、(b)はミラーユニットを撮像素子側から見た斜視図である。 (a)はミラーダウン位置でのミラーユニットの状態を示す側面図、(b)はミラーユニットの遮光板の当接部がアップ位置駆動ピンに当接している状態を示す側面図である。 ミラーアップ位置でのミラーユニットの状態を示す側面図である。 デジタル一眼レフカメラの電源スイッチがオフ操作されたときのミラーユニットの位置を説明する側面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態の一例を説明する。
図1(a)は本発明の撮像装置の実施形態の一例であるデジタル一眼レフカメラを正面側から見た斜視図、図1(b)は図1(a)に示すデジタル一眼レフカメラを背面側から見た斜視図である。図2は、図1(a)に示すデジタル一眼レフカメラのストロボユニットが発光位置にポップアップした状態を示す斜視図である。なお、本実施形態では、撮像装置として、デジタル一眼レフカメラを例示するが、半透過ミラーを有する撮像装置であれば、特に限定されない。
図1及び図2に示すように、本実施形態のデジタル一眼レフカメラ100は、カメラ本体101の正面側に交換式のレンズユニット(不図示)が着脱可能に装着される。カメラ本体101の上面部には、ストロボユニット103、レリーズボタン104、電子ダイアル105、ISO感度設定ボタン106、電源スイッチ107、モードダイアル108、及びアクセサリシュー109等が設けられている。
また、カメラ本体101の背面側には、表示ユニット110及びファインダユニット113等が設けられ、カメラ本体101の内部には、ミラーユニット112が設けられている。ミラーユニット112は、ミラーボックス200(図4参照)に設けられ、後述する半透過ミラー203を備える。なお、本実施形態では、ミラーボックス200の下側に、位相差AFユニット、及び位相差AFユニットに被写体光を導光する反射鏡は設けられていない。
図3は、図1及び図2に示すデジタル一眼レフカメラ100の制御系を説明する概略ブロック図である。
図3において、カメラ制御回路10は、電源スイッチ107がオン操作されると、所定のシーケンスによりカメラを起動し、操作検出回路12により操作部材の操作が検出されると、検出結果に応じた処理を実行する。
例えば、モードダイアル108が操作されて撮影モードが選択されると、カメラ制御回路10は、選択された撮影モードに対応したシャッタスピードと絞りとの組み合わせを決定するプログラム線図を設定する。また、カメラ制御回路10は、電子ダイアル105が操作されると、露出補正などの設定を行い、ISO感度設定ボタン106が操作されると、ISO感度条件を設定する。
次に、モードダイアル108で自動設定モードが選択された場合の一連の撮影動作を説明する。カメラ制御回路10は、操作検出回路12によりレリーズボタン104の半押し操作が検出されると、撮影条件制御回路13を駆動する。そして、カメラ制御回路10は、適切なシャッタスピードと絞り値を決定するために、ファインダユニット113近傍に設けられた不図示の測光センサにより被写体光を測光する。なお、被写体光を測光は、半透過ミラー203を透過して撮像素子302に入射した被写体光を測光してもよい。
次に、カメラ制御回路10は、測光センサによる測光結果に基づき、被写体光が所定の輝度よりも低いと判断されると、モータ制御回路14により不図示のモータを駆動し、ストロボユニット103をポップアップさせて発光位置まで移動させる(図2参照)。
次に、カメラ制御回路10は、操作検出回路12によりレリーズボタン104の全押し操作が検出されると、撮像素子302に被写体光が到達するように、モータ制御回路14により不図示のモータを駆動してミラーユニット112を撮影光路から退避させる。また、カメラ制御回路10は、ストロボ制御回路11を制御し、所定のタイミングでストロボを発光させ被写体に適切な光を照射させる。
次に、カメラ制御回路10は、撮像素子302に被写体光が到達した状態でセンサ駆動回路15を駆動して光電変換により被写体光を画像データとして取得し、取得した画像データに対してデータ処理回路16により所定の増幅、変換、補正等の画像処理を施す。
カメラ制御回路10は、記録処理回路17を駆動して、画像処理後の画像データを不図示のメモリに記録する。また、カメラ制御回路10は、撮影者が不図示の再生ボタンを操作すると、再生処理回路18を駆動し、表示ユニット110にメモリに記録されている画像を表示する。
図4は、ミラーボックス200を説明する斜視図である。図4に示すように、ミラーボックス200の側部には、ミラーユニット112を駆動する駆動ユニット201が取り付けられている。駆動ユニット201は、モータ、ギア、駆動バネ、駆動レバーなどで構成されている。
ミラーボックス200の上部には、図示は省略するが、前述したファインダユニット113が取り付けられる。また、ミラーボックス200には、ミラーユニット112の半透過ミラー203を保持する保持枠204が回動軸204aを介して回動可能に支持されている。ミラーユニット112は、半透過ミラー203及び保持枠204の他に、遮光板205及び付勢バネ206を備えている。保持枠204は、本発明の保持部材の一例に相当する。
ミラーボックス200の内壁部の下部には、有害反射光を防止するための反射防止シート207が貼り付けられている。なお、反射防止シート207に代えて、反射防止塗装や反射防止構造等を採用してもよい。また、ミラーボックス200の内壁部の上部には、撮影時にミラーアップしたミラーユニット112が衝突する衝撃吸収部材208が設けられている。ミラーユニット112を衝撃吸収部材208に衝突させることで、衝突時の衝撃が緩和される。
図5は、ミラーユニット112と撮像素子302を示す側面図である。図5に示すように、半透過ミラー203を保持する保持枠204は、回動軸204aを介して撮影光路に進入するミラーダウン位置と撮影光路から退避するミラーアップ位置との間で回動可能に支持されている。
また、保持枠204は、駆動軸204bを駆動ユニット201の駆動バネと駆動レバーで駆動することで、ミラーダウン位置とミラーアップ位置との間で回動可能、かつミラーダウン位置とミラーアップ位置とで保持可能に構成されている。
半透過ミラー203は、ミラーダウン位置でレンズユニットの撮影光学系を通過した被写体光の一部を透過させて撮像素子302に導光させ、残部の被写体光をファインダユニット113のファインダ光学系側に反射させて撮影者が被写体を観察可能に構成される。
ミラーボックス200の側壁内面には、アップ位置駆動ピン300及びバウンド防止ピン301が設けられている。アップ位置駆動ピン300は、本発明の係合部の一例に相当し、バウンド防止ピン301は、本発明の当接部の一例に相当する。なお、アップ位置駆動ピン300及びバウンド防止ピン301の動作については後述する。
保持枠204の被写体側の先端部には、遮光板205が設けられている。遮光板205は、保持枠204に対して、保持枠204に接近する閉じ位置と保持枠204から離間する開き位置との間で回動軸204cを介して回動可能に支持されている。遮光板205は、本発明の遮光部材の一例に相当する。
回動軸204cには、保持枠204に対して遮光板205を開く(離れる)方向に付勢する付勢バネ206が設けられている。付勢バネ206は、本実施形態では、トーションバネで構成され、コイル部が回動軸204cに挿入されて、一端が保持枠204に当接し、他端が遮光板205の後述する当接部205d(図6参照)に当接している。付勢バネ206は、本発明の付勢部材の一例に相当する。
遮光板205は、図5に示すように、ミラーユニット112がミラーダウン位置に配置されているとき、付勢バネ206の付勢力により、先端部を撮像素子302側に向けた状態で保持枠204に対して開いた状態で保持される(図5)。遮光板205の撮像素子302側の先端部は、保持枠204に形成された開口部204f(図6(b)参照)を覆うだけの幅があればよく、回動軸204c側(基端側)の幅よりも狭く形成されている。これにより、遮光板205の軽量化を図っている。
遮光板205は、ミラーユニット112がミラーダウン位置に配置されているとき、保持枠204の被写体側先端とミラーボックス200の下面との間から撮像素子302に入射する被写体光を遮光する。これにより、有害光を遮光して撮像素子302で得られる画像品質が悪化するのを防止し、合焦精度に影響を与えないようにしている。
遮光板205の表裏両面には、合焦時及び撮影時に有害光が反射するのを防止する反射防止シート205a,205bが貼り付けられている。ミラーユニット112がミラーダウン位置に配置されているとき、保持枠204の開口部204fから半透過ミラー203を透過した被写体光が撮像素子302に入射する。このとき、遮光板205で有害光が反射すると画像品質が悪化し、合焦精度に影響するが、反射防止シート205bにより、有害反射光を低減することが可能である。なお、反射防止シートに代えて、反射防止塗装や反射防止形状(例えば凹凸の連続形状)等の光反射防止部であってもよい。
本実施形態では、半透過ミラー203を透過した被写体光を撮像素子302で電気信号に変換し、撮像素子302から出力された画像データを利用してコントラストAFや撮像面位相差AFなどで合焦動作を行うことが可能である。そのため、ミラーボックス200の下側に位相差AFユニットを設ける必要がなくなる。
また、ミラーユニット112がミラーダウン位置に配置されているとき、保持枠204の開口部204fを透過した被写体光を撮像素子302に導光して画像データを得るため、開口部204fのサイズにより合焦可能な範囲が決まる。本実施形態では、合焦可能な範囲は特に限定されないが、撮影サイズの50%以上の開口部204fであれば、合焦可能な範囲が広く、使い勝手が良いため望ましい。また、半透過ミラー203が小さくなると、保持枠204の開口部204fも小さくなるため、半透過ミラー203は、極力大きい方が撮影者にとって使い勝手が良い。
図6(a)はミラーユニット112を被写体側から見た斜視図、図6(b)はミラーユニット112を撮像素子302側から見た斜視図である。
図6に示すように、保持枠204の先端側の側部には、ミラーボックス200に設けられた位置決め部303(図7参照)に当接する当接部204dが設けられている。ミラーユニット112のミラーダウン位置で保持枠204の当接部204dがミラーボックス200の位置決め部303に当接することで、半透過ミラー203が所定の開き角度に維持される。
また、保持枠204の先端部には、受け部204eが設けられている。受け部204eには、ミラーユニット112のミラーダウン位置で付勢バネ206の付勢力により保持枠204に対して開く方向に付勢された遮光板205の基端側(回動軸204c側)に設けられた当接部205cが当接する。これにより、遮光板205に作用する付勢バネ206の付勢力が当接部205cに受け止められて、保持枠204に対する遮光板205の開き角度が維持される。
遮光板205の当接部205cは、保持枠204から離れる方向に折り曲げられて形成されている。これにより、保持枠204の先端部の厚さ方向にも遮光板205が当接するようにして保持枠204の先端部を補強している。なお、遮光板205の当接部205cは、必ずしも折り曲げて形成する必要はない。
遮光板205の幅方向両側の回動軸204c近傍には、アップ位置駆動ピン300、及びバウンド防止ピン301に当接する当接部205dが設けられている。当接部205dは、本実施形態では、遮光板205の幅方向両側にそれぞれ立設された補強壁205eに設けられている。アップ位置駆動ピン300は、当接部205dの上側(ファインダ側)に配置され、バウンド防止ピン301は、当接部205dの下側に配置されている(図7参照)。
次に、図7及び図8を参照して、ミラーユニット112の動作を説明する。図7(a)はミラーダウン位置でのミラーユニット112の状態を示す側面図、図7(b)はミラーユニット112の遮光板205の当接部205dがアップ位置駆動ピン300に当接している状態を示す側面図である。図8は、ミラーアップ位置でのミラーユニット112の状態を示す側面図である。
図7(a)に示すミラーユニット112のミラーダウン位置では、保持枠204は、当接部204dがミラーボックス200の位置決め部303と当接した状態で所定の角度を維持した状態で保持されている。このとき、バウンド防止ピン301は、遮光板205の当接部205dの下側に所定の隙間を有して当接可能に離間配置されている。そして、ミラーダウン位置でミラーユニット112にバウンドが発生した際に、当接部205dが当接してミラーユニット112のバウンドを抑制する。
図7(a)に示す状態では、レンズユニットの撮影光学系を通過した被写体光の一部が半透過ミラー203を透過して撮像素子302に入射し、被写体光の残部が半透過ミラー203でファインダ光学系側に反射する。これにより、撮影者がファインダ光学系を通して被写体を観察可能となる。
撮像素子302へ入射した被写体光は、電気信号に変換され、レリーズボタン104を半押し操作されると、カメラ制御回路10による前述した合焦制御、撮影条件設定が行われる。撮影可能となった後、保持枠204の駆動軸204bが駆動ユニット201により駆動され、保持枠204は、遮光板205とともにミラーアップ位置への回動動作を開始する。
そして、保持枠204がミラーアップ位置へ回動する途中で遮光板205の当接部205dがアップ位置駆動ピン300に当接し、図7(b)に示す状態となる。このとき、遮光板205の当接部205dがアップ位置駆動ピン300に当接する位置は、遮光板205の回動軸204cより被写体側に配置される。また、遮光板205は、アップ位置駆動ピン300から付勢バネ206の付勢力に抗して保持枠204に対して閉じる(近づく)方向に回転力を受け、これにより、遮光板205が保持枠204に対して閉じる方向に回動する。
保持枠204がミラーアップ位置へ更に回動すると、図8に示すように、保持枠204の先端部が衝撃吸収部材208に衝突し、ミラーアップ位置で保持される。このとき、遮光板205は、アップ位置駆動ピン300により保持枠204に対して閉じた状態で保持されている。
ミラーユニット112がミラーアップ位置へ回動した後、撮像素子302による画像データの取得(露光)が行われる。このとき、遮光板205は、保持枠204に対して閉じた状態で保持枠204の開口部204fを覆う位置で保持されており、ファインダ光学系からの有害光が撮像素子302に到達することを防止している。また、遮光板205に貼り付けられた反射防止シート205aにより、レンズユニットの撮影光学系を透過した有害光による反射を低減させている。これにより、撮像素子302の露光中に被写体光に有害光が入り込むことを低減することが可能となる。
撮像素子302の露光後、保持枠204を駆動ユニット201によりミラーダウン位置へ回動させる際には、保持枠204が撮影光軸に近づくにつれて、遮光板205は、保持枠204と共に撮影光軸に近づく。このため、遮光板205は、アップ位置駆動ピン300から離れ始め、付勢バネ206の付勢力により保持枠204に対して開く方向に離れていく。
ミラーユニット112がミラーダウン位置へ回動した際に、ミラーユニット112がバウンドした場合は、前述したように、遮光板205の当接部205dがバウンド防止ピン301に当接し、これにより、遮光板205のバウンドが防止される。なお、ミラーユニット112の遮光板205のバウンドが小さい場合には、必ずしもバウンド防止ピン301を設ける必要はない。
図9は、カメラ100の電源スイッチ107がオフ操作されたときのミラーユニット112の位置を説明する側面図である。
電源スイッチ107がオフ操作されると、カメラ制御回路10は、モータ制御回路14により、ミラーユニット112をミラーアップ位置近傍に回動させた後、所定のシーケンスでカメラ100の電源をオフ状態とする。ミラーユニット112をミラーアップ位置近傍に配置するには、駆動ユニット201の駆動レバーと駆動カムを所定の位相で止めればよい。例えば、ミラーダウン動作中の所定の位相であっても良いし、ミラーアップ動作中の所定の位相であっても良い。
ミラーユニット112をミラーアップ位置近傍に配置した状態でカメラ制御回路10がカメラ100の電源をオフすることで、図9に示すように、保持枠204がミラーアップ位置近傍に位置して遮光板205が保持枠204に対して開いた状態となる。即ち、遮光板205が撮影光路に進入した状態でミラーユニット112を停止させることができる。これにより、不用意に太陽光に撮影レンズが向けられても、遮光板205が太陽光を遮光することができるため、不図示のシャッタユニットや撮像素子302に太陽光が直接入射することを防止することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態では、半透過ミラー203がミラーアップ位置とミラーダウン位置との間で回動する際に付勢バネ206とレンズユニットの像面側のレンズとの干渉を考慮する必要がない。また、半透過ミラー203がミラーアップ位置に回動した際に、付勢バネ206が撮影光路に露出することもない。これにより、半透過ミラー203を透過した被写体光の撮像素子302での露光領域を狭くすることなく、撮影光路での有害な反射光を抑制することができる。
なお、本発明の構成は、上記実施形態に例示したものに限定されるものではなく、材質、形状、寸法、形態、数、配置箇所等は、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
100 デジタル一眼レフカメラ
112 ミラーユニット
200 ミラーボックス
201 駆動ユニット
203 半透過ミラー
204 保持枠
204c 回動軸
205 遮光板
206 付勢バネ
300 アップ位置駆動ピン
302 撮像素子

Claims (5)

  1. ミラーボックスと、
    撮影光路に進入するミラーダウン位置と前記撮影光路から退避するミラーアップ位置との間で前記ミラーボックスに対して回動可能に支持され、前記ミラーダウン位置でレンズユニットの撮影光学系を通過した被写体光の一部を透過させて撮像素子へ導光させ、前記被写体光の残部を反射させる半透過ミラーを保持する保持部材と、
    前記保持部材を前記ミラーダウン位置と前記ミラーアップ位置との間で回動させる駆動手段と、
    前記保持部材の被写体側の先端部に対して前記保持部材に接近する閉じ位置と前記保持部材から離間する開き位置との間で回動軸を介して回動可能に支持される遮光部材と、
    前記保持部材と前記遮光部材との間に設けられ、前記遮光部材を前記保持部材に対して開く方向に付勢する付勢部材と、を有し、
    前記遮光部材は、前記保持部材がミラーダウン位置にあるとき、前記開き位置に配置され、前記保持部材がミラーダウン位置から前記ミラーアップ位置に回動する際、前記回動軸の近傍が前記ミラーボックスに設けられた係合部に係合することにより、前記付勢部材の付勢力に抗して前記閉じ位置へ向けて回動し、前記保持部材が前記ミラーアップ位置に回動したときに、前記撮影光路から退避して前記閉じ位置に配置され
    前記ミラーボックスには、前記保持部材が前記ミラーダウン位置に回動したときに、前記遮光部材と当接可能な当接部が前記遮光部材との間に隙間を有して設けられていることを特徴とする撮像装置。
  2. ミラーボックスと、
    撮影光路に進入するミラーダウン位置と前記撮影光路から退避するミラーアップ位置との間で前記ミラーボックスに対して回動可能に支持され、前記ミラーダウン位置でレンズユニットの撮影光学系を通過した被写体光の一部を透過させて撮像素子へ導光させ、前記被写体光の残部を反射させる半透過ミラーを保持する保持部材と、
    前記保持部材を前記ミラーダウン位置と前記ミラーアップ位置との間で回動させる駆動手段と、
    前記保持部材の被写体側の先端部に対して前記保持部材に接近する閉じ位置と前記保持部材から離間する開き位置との間で回動軸を介して回動可能に支持される遮光部材と、
    前記保持部材と前記遮光部材との間に設けられ、前記遮光部材を前記保持部材に対して開く方向に付勢する付勢部材と、を有し、
    前記遮光部材は、前記保持部材がミラーダウン位置にあるとき、前記開き位置に配置され、前記保持部材がミラーダウン位置から前記ミラーアップ位置に回動する際、前記回動軸の近傍が前記ミラーボックスに設けられた係合部に係合することにより、前記付勢部材の付勢力に抗して前記閉じ位置へ向けて回動し、前記保持部材が前記ミラーアップ位置に回動したときに、前記撮影光路から退避して前記閉じ位置に配置され、
    前記撮像装置の電源がオフされたとき、前記保持部材は、前記ミラーアップ位置と前記ミラーダウン位置の間で前記ミラーアップ位置の近傍に配置され、前記遮光部材は、前記保持部材に対して開いた状態で前記撮影光路に進入した位置に配置されることを特徴とする撮像装置。
  3. 前記遮光部材は、前記保持部材が前記ミラーアップ位置に回動したときに、前記半透過ミラーを覆った状態で前記閉じ位置に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記遮光部材は、前記回動軸が配置される基端側より先端部の幅が狭く形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の撮像装置。
  5. 前記遮光部材の両面には、光反射防止部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の撮像装置。
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