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JPH11295810A - 電子カメラ - Google Patents

電子カメラ

Info

Publication number
JPH11295810A
JPH11295810A JP10096314A JP9631498A JPH11295810A JP H11295810 A JPH11295810 A JP H11295810A JP 10096314 A JP10096314 A JP 10096314A JP 9631498 A JP9631498 A JP 9631498A JP H11295810 A JPH11295810 A JP H11295810A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light beam
photographing
posture
reflecting
shielding member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10096314A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuji Higuchi
達治 樋口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP10096314A priority Critical patent/JPH11295810A/ja
Priority to US09/287,470 priority patent/US6227726B1/en
Publication of JPH11295810A publication Critical patent/JPH11295810A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B19/00Cameras
    • G03B19/02Still-picture cameras
    • G03B19/12Reflex cameras with single objective and a movable reflector or a partly-transmitting mirror
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/50Constructional details
    • H04N23/55Optical parts specially adapted for electronic image sensors; Mounting thereof

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Viewfinders (AREA)
  • Cameras In General (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影時に撮像素子に到達する撮影光束が分割
されることのない、かつ常時AF,AE,AWB等を行
うことが可能な電子カメラを提供する。 【解決手段】 駆動軸3により回動されるようになって
いて、撮影光学系1からの撮影光束をファインダ光学系
側に反射させる光束反射の姿勢と、該撮影光束を撮像素
子18側に通過させる光束通過の姿勢と、を選択的にと
るクイックリターンミラー2と、このクイックリターン
ミラー2に設けられた半透過反射部5と、上記クイック
リターンミラー2が上記光束反射の姿勢をとるときは退
避位置に変位し、上記光束通過の姿勢をとるときは外光
遮蔽位置に変位する遮蔽部材7と、この遮蔽部材7を上
記クイックリターンミラー2の動作に連動して変位させ
るトグルばねを有する連動機構とを備えた電子カメラ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子カメラ、より
詳しくは、撮影光束をファインダ光学系側に反射しある
いは撮像素子側に通過させる反射ミラーを備えた電子カ
メラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子カメラにおいては、LC
D等の画像表示装置が搭載されることが多く、この画像
表示装置は、撮影時に撮影範囲や構図等を決定する電子
ファインダとして利用されるとともに、撮影後にも撮影
画像を確認するのに利用することができるために、複数
の利点を有するものとなっている。
【0003】このような画像表示装置は、LCD等の消
費電力が大きく、ズーミングやオートフォーカスあるい
はストロボ充電等と同時に行うと最大供給電流が増えて
電気的負荷が大きくなり、電池駆動が困難になったり電
池の寿命が短くなったりしてしまう。さらに、近年製品
化されている高級なタイプの電子カメラは、撮像素子が
例えば100万画素以上と高画素であるのに対して、L
CDの画素数は例えば20万画素程度であるために、該
LCDの解像度が追い付かず、合焦を厳密に確認するこ
とができない等の、高画素の撮像素子を生かしきれてい
ないという課題がある。
【0004】そこで、従来の銀塩カメラに使用されてい
るようなクイックリターンミラーとペンタプリズムを組
み合わせる光学系を電子カメラに適用して、パララック
スのない鮮明な被写体像を確認することができるように
する手段が考えられる。
【0005】しかし、このようなクイックリターンミラ
ーを用いる手段では、ファインダ光学系を介して観察を
行っている最中は撮像素子側に光束が到達しないため
に、該撮像素子により直接オートフォーカス(AF)や
自動露出制御(AE)、オートホワイトバランス(AW
B)を行うことができず、上記クイックリターンミラー
をミラーアップした後にこれらの処理を行わなければな
らないために、タイムラグが生じてしまうことになる。
【0006】これに対応するために、撮影光学系と撮像
素子の間に半透過反射面を配置して撮影光束を分割し、
光束の一部を撮像素子側に、光束の残りの一部をファイ
ンダ光学系側に導くタイプの一眼レフレックスカメラ用
の光学系が、従来より提案されている。
【0007】このようなものの一例として、特公平6−
29925号公報には、撮影系の後方に半透過反射面を
有するプリズム体を配置し、上記撮影系を通過した物体
からの光束の一部を上記半透過反射面で反射させ続いて
該プリズム体の物体側の面で全反射させた後、該プリズ
ム体より射出させて物体像として結像させた後、該物体
像を観察するファインダ光学系であって、上記半透過反
射面と上記撮影系の光軸となす角度のうち小さい方の角
度をθとしたときに、23°<θ<38°なる条件を満
足させるようにしたファインダ光学系が記載されてい
る。
【0008】このようなファインダ光学系を電子カメラ
に適用すれば、該ファインダ光学系による観察時にも、
上記AF,AE,AWBを行うことができるようになる
という利点がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような半透過反射面を用いる技術手段では、光束が分
割されるために、撮像素子への入射光量が半減したり、
ファインダ光学系を介して観察する像が暗くなったりし
てしまうことになる。さらに、この場合には、ファイン
ダ光学系側からの逆入射光が撮像素子側に入ってしま
い、AF,AE,AWBの精度や撮影画像に影響を及ぼ
す可能性があった。
【0010】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、撮影時に撮像素子に到達する撮影光束が減光され
ることのない、かつ常時AF,AE,AWB等を行うこ
とが可能な電子カメラを提供することを目的としてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明による電子カメラは、撮影光束が通過
する光路上に位置して該撮影光束の少なくとも一部をフ
ァインダ光学系側に反射させる光束反射の姿勢と上記撮
影光束が通過する光路上から退避して該撮影光束を撮像
素子側に通過させる光束通過の姿勢とを選択的にとり得
るようになされた反射ミラーと、この反射ミラーが上記
光束反射の姿勢をとるときに上記撮影光束の一部を上記
ファインダ光学系側に反射させるとともに該撮影光束の
他の一部を上記撮像素子側に通過させるべく該反射ミラ
ー上に設けられた半透過反射部とを備えたものである。
【0012】また、第2の発明による電子カメラは、上
記第1の発明による電子カメラにおいて、上記反射ミラ
ーが上記光束反射の姿勢をとるときは上記撮影光束の通
過を妨げることのない退避位置に変位し、該反射ミラー
が上記光束通過の姿勢をとるときは上記半透過反射部を
介して撮像素子側に入射し得る外光の通過を禁止する外
光遮蔽位置に変位する遮蔽部材を備えたものである。
【0013】さらに、第3の発明による電子カメラは、
上記第2の発明による電子カメラにおいて、上記反射ミ
ラーが上記光束反射の姿勢をとるべく変位するのに連動
して上記遮蔽部材を上記退避位置に変位させ、該反射ミ
ラーが上記光束通過の姿勢をとるべく変位するのに連動
して上記遮蔽部材を上記外光遮蔽位置に変位させる連動
機構を備えたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1から図5は本発明の第1の実
施形態を示したものであり、図1は電子カメラの光学系
を示す一部断面を含む側面図、図2は遮蔽部材を変位さ
せるトグル機構を示す斜視図、図3はファインダ光学系
により観察を行う状態でのトグル機構の様子を示す側面
図、図4はミラーアップを行っている最中のトグル機構
の様子を示す側面図、図5は撮像時のトグル機構の様子
を示す側面図である。
【0015】この電子カメラに適用される光学系は、図
1に示すように、撮像素子側とファインダ光学系側の双
方の対物光学系が撮影光学系1となる、いわゆる一眼レ
フレックスタイプの光学系となっている。
【0016】すなわち、上記撮影光学系1から入射する
撮影光束は、まず、反射ミラーたるクイックリターンミ
ラー2に到達する。
【0017】このクイックリターンミラー2は、駆動軸
3により回動されるように構成されていて、上記撮影光
束が通過する光路上に位置して該撮影光束の少なくとも
一部をファインダ光学系側に反射させる図1の実線で示
す光束反射の姿勢と、上記撮影光束が通過する光路上か
ら退避して該撮影光束を撮像素子側に通過させる図1の
2点差線で示す光束通過の姿勢と、を選択的にとり得る
ようになっている。
【0018】上記クイックリターンミラー2のほぼ中央
部には光束通過孔4が設けられており、該光束通過孔4
に、例えば半透過ミラーでなる半透過反射部5が取り付
けられている。
【0019】このクイックリターンミラー2上に設けら
れた半透過反射部5は、該クイックリターンミラー2が
上記光束反射の姿勢をとるときに、上記撮影光束の一部
を上記ファインダ光学系側に反射させるとともに該撮影
光束の他の一部を上記撮像素子側に通過させるようにな
っている。
【0020】さらに、このクイックリターンミラー2の
先端側には、上記半透過反射部5を遮蔽するに足る大き
さ形状の板状部材である遮蔽部材7が設けられていて、
回転軸8の周りに回動可能となるように取り付けられて
いる。
【0021】この遮蔽部材7は、上記クイックリターン
ミラー2が上記光束反射の姿勢をとるときは図1の実線
で示すような上記撮影光束の通過を妨げることのない退
避位置に変位し、該クイックリターンミラー2が上記光
束通過の姿勢をとるときは、図1の2点差線で示すよう
な上記半透過反射部5を介して撮像素子側に入射し得る
外光の通過を禁止する外光遮蔽位置に変位するようにな
っている。
【0022】上記遮蔽部材7は、側方から見て略L字形
状をなしており、その一方の腕部となる係止腕部9が、
上記クイックリターンミラー2に配設された回動規制部
6に当接して、一方向の回動を規制されるようになって
いる。
【0023】上記遮蔽部材7にはばね掛10が設けられ
ており、図2に示すように、このばね掛10にトグルば
ね11の一端が掛けられ、さらに該トグルばね11の他
端はミラーボックス12の内壁から突設されたばね掛1
3に掛けられている。このトグルばね11により、上記
ばね掛10とばね掛13は、互いに隔離される方向に付
勢されている。
【0024】このようなトグルばね11を用いるトグル
機構は、後でその動作を詳しく説明するように、上記ク
イックリターンミラー2が回動して上記光束反射の姿勢
をとるべく変位するのに連動して上記遮蔽部材7を上記
半透過反射部5から乖離した上記退避位置に変位させ、
該クイックリターンミラー2が回動して上記光束通過の
姿勢をとるべく変位するのに連動して該遮蔽部材7を上
記半透過反射部5に沿った上記外光遮蔽位置に変位させ
る連動機構となっている。
【0025】また、上記クイックリターンミラー2は、
ストッパ15により回動位置を規制することで、上記光
束反射の姿勢を規定している。
【0026】上記半透過反射部5による通過光束の光路
上には、高周波成分ノイズを除去するローパスフィルタ
16と赤外成分を除去するIRカットフィルタ17とを
介して、上記撮影光学系1の結像面となる位置に撮像素
子18が配設されている。
【0027】一方、上記半透過反射部5による反射光束
の光路上には、上記撮影光学系1の結像面となる上記撮
像素子18と光学的に等価な位置にフォーカシングスク
リーン21が配置されていて、このフォーカシングスク
リーン21に結像した被写体像を正立正像とするための
ペンタプリズム22がその上側に配設され、このペンタ
プリズム22から射出された光束を、接眼レンズ23に
より拡大して観察するようになっている。
【0028】なお、ファインダ光学系は、これらフォー
カシングスクリーン21、ペンタプリズム22、接眼レ
ンズ23を含んで構成されている。
【0029】次に、上述したような電子カメラの動作
を、図3から図5を参照して説明する。
【0030】ファインダ光学系により観察を行う状態に
おいては、クイックリターンミラー2は、撮影光束が通
過する光路上にあって上記ストッパ15に当接して位置
決めされており、撮影光学系1の光軸に対して、反射面
を上に向けて略45度傾かせた姿勢となっている。
【0031】この光束反射の姿勢においては、クイック
リターンミラー2が撮影光束の一部をファインダ光学系
側に反射するとともに、撮影光束の他の一部が上記半透
過反射部5を介して撮像素子18側に透過される。
【0032】これにより、撮影者はファインダ光学系を
介して被写体像を観察することができるとともに、これ
と同時に、撮像素子18による撮像信号を利用してA
F,AE,AWBを行うことができる。
【0033】このときには、上記トグルばね11が、ば
ね掛13を図3の略上方に向けて力Fで付勢するととも
に、ばね掛10を図3の略下方に向けて力Fで付勢して
いるために、上記遮蔽部材7は、回転軸8の周りに時計
方向に付勢されて、係止腕部9が回動規制部6に当接し
て位置決めされている。これにより、遮蔽部材7は撮影
光束の通過を妨げることのない退避位置となっている。
【0034】上記図3に示す状態からクイックリターン
ミラー2がミラーアップされ始めると、図4に示すよう
な状態となる。
【0035】すなわち、上記トグルばね11により作用
する付勢力は、上述したように上記ばね掛10とばね掛
13を隔離する方向であるために、これらのばね掛1
0,13の相対的な位置の変化に伴って該付勢力の作用
方向が変化する。
【0036】やがて、これらのばね掛10,13と回転
軸8とが直線上に並ぶ位置を過ぎると、上記トグルばね
11の付勢力は、上記遮蔽部材7を回転軸8の周りに反
時計方向に回転させる力になり、係止腕部9が回動規制
部6から離れ始める。
【0037】そして、ミラーアップが完了すると、図5
に示すような状態となる。
【0038】この状態では、遮蔽部材7が上記クイック
リターンミラー2の半透過反射部5に沿った上記外光遮
蔽位置になって、該半透過反射部5を介して撮像素子側
に入射し得る外光の通過を禁止する。また、上記遮蔽部
材7は、上記トグルばね11の付勢力により回転軸8の
周りに反時計方向に付勢されていて、外光遮蔽位置を維
持されている。
【0039】また、撮影後にクイックリターンミラー2
を戻す場合には、上述とは逆の動作を行うことになる。
【0040】このような第1の実施形態によれば、クイ
ックリターンミラーに半透過反射部を設けたために、フ
ァインダ光学系により被写体を観察している最中も、撮
像素子による撮像信号を利用してAF,AE,AWBを
行うことができ、撮影時のタイムラグを短縮することが
可能となる。
【0041】また、撮影時にはクイックリターンミラー
がミラーアップすることにより、撮影光束が分割による
減光を経ることなく撮像素子に到達するために、より明
るく鮮明な画像を撮影することができる。そして、同一
の感度の撮像素子を用いた場合に、より暗い被写体に対
して撮影を行うことが可能となる。
【0042】さらに、ミラーアップ時に半透過反射部を
遮蔽部材で覆うようにしたために、ファインダ光学系側
から逆入射光が入り込むことはなく、撮像素子による撮
影画像に影響を及ぼすことがない。
【0043】図6,図7は本発明の第2の実施形態を示
したものであり、図6は電子カメラの光学系を示す一部
断面を含む側面図、図7は遮蔽部材を変位させる連動機
構の構成を示す斜視図である。この第2の実施形態にお
いて、上述の第1の実施形態と同様である部分について
は同一の符号を付して説明を省略し、主として異なる点
についてのみ説明する。
【0044】この第2の実施形態の電子カメラは、上記
撮影光学系1から入射する撮影光束が、まず、反射ミラ
ーたるクイックリターンミラー32に到達する。
【0045】このクイックリターンミラー32は、駆動
軸33により回動されるように構成されていて、図6の
実線で示す上記光束反射の姿勢と、図6の2点差線で示
す上記光束通過の姿勢とを選択的にとり得るようになっ
ている。
【0046】上記クイックリターンミラー32のほぼ中
央部には光束通過孔34が設けられており、この光束通
過孔34に、入射光束の一部をそのまま通過させ、該光
束の他の一部を反射させる半透過ミラー等でなる半透過
反射部35が取り付けられている。
【0047】該クイックリターンミラー32には、ばね
掛36が設けられていて、このばね掛36にばね37の
一端を掛け、該ばね37の他端を上記ミラーボックス1
2に固定することにより、上記駆動軸33の周りに反時
計方向に付勢されている。このクイックリターンミラー
32の駆動軸33の周りの反時計方向の移動は、ストッ
パ39により規制されている。
【0048】上記駆動軸33には、駆動軸ギヤー38が
回動一体に固着されており、この駆動軸ギヤー38は図
示しないモータの駆動力を伝達するモータギヤー45に
噛合している。これにより、モータが駆動されると、駆
動軸ギヤー38を介して駆動軸33が回動され、上記ク
イックリターンミラー32の姿勢が変化されるようにな
っている。
【0049】上記駆動軸ギヤー38には、さらに遮蔽部
材駆動ギヤー46が噛合しており、この遮蔽部材駆動ギ
ヤー46はフォーカシングスクリーン21の近傍に該フ
ォーカシングスクリーン21とほぼ平行に配設された遮
蔽部材41のラック44に噛合している。
【0050】上記遮蔽部材41は、上記遮蔽部材駆動ギ
ヤー46の駆動力を受けて撮影光学系1の光軸に略平行
な方向に移動するための上記ラック44を有するととも
に、図6の実線で示すような退避位置にあるときに光束
の通過を許容する光束通過窓42と、図6の2点差線で
示すような外光遮蔽位置にあるときに外光の通過を禁止
する光束遮蔽部43とを有する枠部材でなる。
【0051】この遮蔽部材41は、電子カメラ本体の支
持枠49により、上記撮影光学系の光軸に略平行な方向
に案内されるように支持されている。
【0052】次に、このような電子カメラの動作を説明
する。
【0053】ファインダ光学系により観察を行う状態に
おいては、図6に示すような状態となっていて、被写体
像の観察と同時に、撮像素子18による撮像信号を利用
してAF,AE,AWBを行うことができる。
【0054】この状態において撮影を行う指示入力がな
されると、モータが駆動されてモータギヤー45が回動
し、これによりクイックリターンミラー32がミラーア
ップされる。
【0055】このミラーアップに伴う上記駆動軸ギヤー
38の回動によって、上記遮蔽部材駆動ギヤー46が図
7の反時計方向に回動し、遮蔽部材41が撮影光軸に略
平行な方向である図7の右方向に移動する。
【0056】そして、クイックリターンミラー32が、
図7の2点差線で示すような光束通過の姿勢に達する
と、該クイックリターンミラー32の半透過反射部35
が設けられている部分は、該遮蔽部材41の光束遮蔽部
43に対向する。これにより、上記半透過反射部35を
介して撮像素子側に入射し得る外光の通過が禁止され
る。
【0057】また、撮影後にクイックリターンミラー3
2を戻す場合には、上述とは逆の動作を行うことにな
る。
【0058】このような第2の実施形態によれば、枠部
材でなる遮蔽部材を、クイックリターンミラーに連動さ
せてギヤーにより撮影光軸に略平行に移動させることに
よって、上述の第1の実施形態とほぼ同様の効果を奏す
ることができる。
【0059】なお、本発明は上述した各実施形態に限定
されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内に
おいて種々の変形や応用が可能であることは勿論であ
る。
【0060】[付記]以上詳述したような本発明の上記
実施形態によれば、以下のごとき構成を得ることができ
る。
【0061】(1) 撮影光束が通過する光路上に位置
して該撮影光束の少なくとも一部をファインダ光学系側
に反射させる光束反射の姿勢と、上記撮影光束が通過す
る光路上から退避して該撮影光束を撮像素子側に通過さ
せる光束通過の姿勢と、を選択的にとり得るようになさ
れた反射ミラーと、この反射ミラーが上記光束反射の姿
勢をとるときに、上記撮影光束の一部を上記ファインダ
光学系側に反射させるとともに該撮影光束の他の一部を
上記撮像素子側に通過させるべく、該反射ミラー上に設
けられた半透過反射部と、を具備したことを特徴とする
電子カメラ。
【0062】(2) 上記反射ミラーが上記光束反射の
姿勢をとるときは、上記撮影光束の通過を妨げることの
ない退避位置に変位し、該反射ミラーが上記光束通過の
姿勢をとるときは、上記半透過反射部を介して撮像素子
側に入射し得る外光の通過を禁止する外光遮蔽位置に変
位する遮蔽部材を具備したことを特徴とする付記(1)
に記載の電子カメラ。
【0063】(3) 上記反射ミラーが上記光束反射の
姿勢をとるべく変位するのに連動して上記遮蔽部材を上
記退避位置に変位させ、該反射ミラーが上記光束通過の
姿勢をとるべく変位するのに連動して上記遮蔽部材を上
記外光遮蔽位置に変位させる連動機構を具備したことを
特徴とする付記(2)に記載の電子カメラ。
【0064】(4) 上記遮蔽部材は、上記反射ミラー
に回動可能となるように取り付けられていて、上記半透
過反射部を遮蔽するに足る大きさ形状の板状部材でな
り、上記連動機構は、該反射ミラーが回動して上記光束
反射の姿勢をとるべく変位されるのに連動して上記遮蔽
部材を上記半透過反射部から乖離した上記退避位置に変
位させ、該反射ミラーが回動して上記光束通過の姿勢を
とるべく変位されるのに連動して上記遮蔽部材を上記半
透過反射部に沿った上記外光遮蔽位置に変位させるもの
であることを特徴とする付記(3)に記載の電子カメ
ラ。
【0065】(5) 上記連動機構は、一端を固定した
トグルばねの他端を、上記板状部材でなる遮蔽部材に連
結して構成されるトグル機構であることを特徴とする付
記(4)に記載の電子カメラ。
【0066】(6) 上記遮蔽部材は、上記退避位置に
あるときに光束の通過を許容する光束通過窓と、上記外
光遮蔽位置にあるときに外光の通過を禁止する光束遮蔽
部とを有する枠部材でなり、上記連動機構は、上記反射
ミラーが上記光束反射の姿勢と光束通過の姿勢とに回動
により変位されるのに連動して、上記遮蔽部材を撮影光
軸に略平行な方向に移動させるものであることを特徴と
する付記(3)に記載の電子カメラ。
【0067】(7) 上記連動機構は、上記枠部材でな
る遮蔽部材に形成されたラックと、このラックに噛合し
て上記反射ミラー側からの回動力を伝達するギヤーと、
を有して構成されていることを特徴とする付記(6)に
記載の電子カメラ。
【0068】付記(1)に記載の発明によれば、反射ミ
ラーが光束反射の姿勢をとるときにも、撮影光束の一部
が撮像素子側に通過されるために、撮像素子の撮像信号
を利用してAF,AE,AWBを常時行うことが可能に
なるとともに、撮影時には反射ミラーが光束通過の姿勢
をとって撮影光束の光路上から退避するために、明るく
鮮明な画像を撮影することができる。
【0069】付記(2)に記載の発明によれば、付記
(1)に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、遮
蔽部材により半透過反射部を介して撮像素子側に入射し
得る外光の通過を禁止することができるために、撮像素
子により撮影する画像に外光が影響を及ぼすことはな
い。
【0070】付記(3)に記載の発明によれば、付記
(2)に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、遮
蔽部材の変位を反射ミラーに連動させて行うようにした
ために、反射ミラーの駆動力を利用することが可能とな
って、機構を簡単にしコストを削減することができる。
【0071】付記(4)に記載の発明によれば、遮蔽部
材が反射ミラーに対して回動して退避位置と外光遮蔽位
置に変位することにより、付記(3)に記載の発明と同
様の効果を奏することができる。
【0072】付記(5)に記載の発明によれば、トグル
ばねを用いるトグル機構を適用することにより、簡単な
構成で付記(4)に記載の発明と同様の効果を奏するこ
とができる。
【0073】付記(6)に記載の発明によれば、遮蔽部
材を枠部材として撮影光軸に略平行な方向に移動させる
ことにより、付記(3)に記載の発明と同様の効果を奏
することができる。
【0074】付記(7)に記載の発明によれば、付記
(6)に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、ラ
ックとギヤーを用いて反射ミラーの回動力を有効に利用
することができる。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように請求項1による本発
明の電子カメラによれば、反射ミラーが光束反射の姿勢
をとるときにも、撮影光束の一部が撮像素子側に通過さ
れるために、撮像素子の撮像信号を利用してAF,A
E,AWBを常時行うことが可能になるとともに、撮影
時には反射ミラーが光束通過の姿勢をとって撮影光束の
光路上から退避するために、明るく鮮明な画像を撮影す
ることができる。
【0076】また、請求項2による本発明の電子カメラ
によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果を奏する
とともに、遮蔽部材により半透過反射部を介して撮像素
子側に入射し得る外光の通過を禁止することができるた
めに、撮像素子により撮影する画像に外光が影響を及ぼ
すことはない。
【0077】さらに、請求項3による本発明の電子カメ
ラによれば、請求項1に記載の発明と同様の効果を奏す
るとともに、遮蔽部材の変位を反射ミラーに連動させて
行うようにしたために、反射ミラーの駆動力を利用する
ことが可能となって、機構を簡単にしコストを削減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における電子カメラの
光学系を示す一部断面を含む側面図。
【図2】上記第1の実施形態の電子カメラにおいて、遮
蔽部材を変位させるトグル機構を示す斜視図。
【図3】上記第1の実施形態の電子カメラにおいて、フ
ァインダ光学系により観察を行う状態でのトグル機構の
様子を示す側面図。
【図4】上記第1の実施形態の電子カメラにおいて、ミ
ラーアップを行っている最中のトグル機構の様子を示す
側面図。
【図5】上記第1の実施形態の電子カメラにおいて、撮
像時のトグル機構の様子を示す側面図。
【図6】本発明の第2の実施形態における電子カメラの
光学系を示す一部断面を含む側面図。
【図7】上記第2の実施形態の電子カメラにおいて、遮
蔽部材を変位させる連動機構の構成を示す斜視図。
【符号の説明】
1…撮影光学系 2,32…クイックリターンミラー(反射ミラー) 3,33…駆動軸 5,35…半透過反射部 7,41…遮蔽部材 11…トグルばね 18…撮像素子 21…フォーカシングスクリーン(ファインダ光学系の
一部) 22…ペンタプリズム(ファインダ光学系の一部) 23…接眼レンズ(ファインダ光学系の一部) 38…駆動軸ギヤー 42…光束通過窓 43…光束遮蔽部 44…ラック 46…遮蔽部材駆動ギヤー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影光束が通過する光路上に位置して該
    撮影光束の少なくとも一部をファインダ光学系側に反射
    させる光束反射の姿勢と、上記撮影光束が通過する光路
    上から退避して該撮影光束を撮像素子側に通過させる光
    束通過の姿勢と、を選択的にとり得るようになされた反
    射ミラーと、 この反射ミラーが上記光束反射の姿勢をとるときに、上
    記撮影光束の一部を上記ファインダ光学系側に反射させ
    るとともに該撮影光束の他の一部を上記撮像素子側に通
    過させるべく、該反射ミラー上に設けられた半透過反射
    部と、 を具備したことを特徴とする電子カメラ。
  2. 【請求項2】 上記反射ミラーが上記光束反射の姿勢を
    とるときは、上記撮影光束の通過を妨げることのない退
    避位置に変位し、該反射ミラーが上記光束通過の姿勢を
    とるときは、上記半透過反射部を介して撮像素子側に入
    射し得る外光の通過を禁止する外光遮蔽位置に変位する
    遮蔽部材を具備したことを特徴とする請求項1に記載の
    電子カメラ。
  3. 【請求項3】 上記反射ミラーが上記光束反射の姿勢を
    とるべく変位するのに連動して上記遮蔽部材を上記退避
    位置に変位させ、該反射ミラーが上記光束通過の姿勢を
    とるべく変位するのに連動して上記遮蔽部材を上記外光
    遮蔽位置に変位させる連動機構を具備したことを特徴と
    する請求項2に記載の電子カメラ。
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