JP6597351B2 - エレベータ用ガバナ装置 - Google Patents
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Description
そこでこのような不具合を軽減するために、上昇運転時と下降運転時で、ガバナ装置の設定速度を変更した装置が考えられている。この装置の一例を図により説明する(特許文献1参照)。
20はかご8に設けられた非常止、21はガバナロープ12に連結されたアームで、ガバナロープ12に対してかご8が相対的に下降すると、アーム21からロッド22を介して、非常止20が作動し、かご8を機械的に停止させるようになっている。
更に、かご8の上昇運転時に、上昇速度が第3過速度V3になると、停止用スイッチ78が作動するようになっている。この従来技術においては、V3>V2>V1に設定している。
かご8が下降運転する場合、図11に示すように、クラッチ機構34は連結されているため、フライボール型ガバナ機構40とフライウェイト型ガバナ機構70の両方が有効になっている。
ここで、かご8が下降運転すると、ガバナロープ12を介してガバナプーリ11が回転し、遠心力によってフライボール42が上昇し、滑り筒43,従動筒46及び操作レバー49も上昇する。更に、かご8の下降速度が増加して第1過速度V1に達すると、操作レバー49が作動部48を操作して停止用スイッチ47を作動させ、駆動装置の電源を遮断する。
尚、既に説明したように、フライウェイト型ガバナ機構70の停止用スイッチ78の第3過速度V3は、第2過速度V2よりも大きいため、停止用スイッチ78が作動することはない。
尚、この従来技術では、非常止装置20を作動させるのは、かご8が下降運転しているときのみであるので、フライウェイト型ガバナ機構70には第3過速度V3以上の過速度を検出する装置は備えていない。
更に本発明は、前記管路には管路外の空気を吸入可能な弁を有することを特徴とするものである。
また本発明は、前記第1過速度は、前記第3過速度よりも小さいことを特徴とするものである。
かご8が下降運転すると、ガバナロープ12を介してガバナプーリ11及び水平軸31が回転するとともに、プロペラ102が回転する。これにより風発生機101から風が管路103に送られ、球体104が上昇する。
これにより、作動体112が停止用スイッチ114から離れて、停止用スイッチ114を作動させ、駆動装置の電源を遮断する。
これにより、レバー122は矢印で示すように上昇し、軸123を中心として、図8の反時計方向に回転する。この回転によって、突起部130とレバー122との係止が外れ、可動シュー58は軸59を中心にして反時計方向に回転し、固定シュー60とともにガバナロープ12を拘束する。
尚、従来装置と同じく、フライウェイト型ガバナ機構70の停止用スイッチ78の第3過速度V3は、第2過速度V2よりも大きいため、停止用スイッチ78が作動することはない。
従って、フライウェイト型ガバナ機構70のみが有効になっているため、図13で説明したのと同様の動作を行なう。
そのため、図8に示すように、レバー122の軸123を左方に寄せることによって、レバー122に働く反時計方向の付勢力を小さくしている。更にこの反時計方向の付勢力を小さくするために、レバー122の右方に重りを設けてもよい。
この構成であれば、プロペラ102が逆方向に回転して、管路103の空気を吸い出しても、管路103内の圧力低下を緩和することができる。
また、前記実施の形態では、かご8が上昇運転する場合は、フライウェイト型ガバナ機構70を使って過速度を検出しているが、フライボール型ガバナ機構を使用することもできる。更に、本装置は、機械室有エレベータだけでなく、機械室なしエレベータに適用することも可能である。
11 ガバナプーリ
12 ガバナロープ
20 非常止装置
40 フライボール型ガバナ機構
70 フライウェイト型ガバナ機構
101 風発生機
102 プロペラ
103 管路
104 球体(可動体)
105 支持部
106 第1過速度検出部
107 第2過速度検出部
140 通気口
141 弁
Claims (5)
- ガバナロープと、
該ガバナロープが巻き掛けられ、前記ガバナロープの移動により回動するガバナプーリと、
前記ガバナプーリの下降方向の回転速度が第1過速度及び第2過速度になったことを検出する第1ガバナ機構と、
前記ガバナプーリの上昇方向の回転速度が第3過速度になったことを検出する第2ガバナ機構を備えたガバナ装置において、
前記第1ガバナ機構は、前記ガバナプーリの回動に応じて回動する風発生機と、該風発生機からの風によって管路内を移動する可動体と、該可動体の位置を検出する複数の検出部を備えており、前記検出部により、前記ガバナプーリの回転速度が第1過速度になったこと及び第2過速度になったことを検出する構成であること特徴とするエレベータ用ガバナ装置。 - 前記管路は断面円筒形であり、前記可動体は前記管路内を移動可能な球体であることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ用ガバナ装置。
- 前記管路には管路外の空気を吸入可能な弁を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のエレベータ用ガバナ装置。
- 前記第2ガバナ機構は、フライウェイト型ガバナ機構又はフライボール型ガバナ機構であることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のエレベータ用ガバナ装置。
- 前記第1過速度は、前記第3過速度よりも小さいことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のエレベータ用ガバナ装置。
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